関連出願に対する相互参照
本出願は、2010年1月12日に出願され、「ロングタームエボリューションシステムにおけるボイスオーバーインターネットプロトコルを容易にするためのシステム、装置、および、方法」と題された、米国仮出願番号第61/297,417号の優先権を主張する。この出願の全体の内容は、その全体の参照によりここに明示的に組み込まれている。
分野
本開示は、一般的に通信システムに関連し、より詳細には、ロングタームエボリューション(LTE)アップリンク(UL)データに対する、連続的なコード分割多重化(CDM)および周波数分割多重化(FDM)構造に関連する。
背景
ワイヤレス通信システムは、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、および、ブロードキャストのようなさまざまな電気通信サービスを提供するために、広く配備されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートできる。このような多元接続システムの例は、コード分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、直交FDMA(OFDMA)システムと、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)システムと、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)システムとを含む。
これらの多元接続システムは、さまざまな電気通信規格において適合されて、異なるワイヤレスデバイスが、都市の、国の、地域の、そして、地球レベルで通信することを可能にする共通プロトコルを提供している。新興の電気通信規格の例は、LTEである。LTEは、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により公布されている、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)移動体規格に対する1組の拡張である。これは、スペクトル効率を改善し、費用を下げ、サービスを向上させ、新しいスペクトルの利用を行い、そして、ダウンリンク(DL)上でOFDMAを、UL上でSC−FDMAを使用し、複数入力複数出力(MIMO)アンテナ技術を使用して、他のオープン規格とより良く統合することにより、移動体ブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、移動体ブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善への要求が存在する。好ましくは、これらの改善は、これらの技術を用いる、他の多元接続技術と電気通信規格に適用可能であるべきである。
概要
本開示の観点において、ワイヤレス通信のための、方法、装置、および、コンピュータプログラム製品が提供され、ここで、少なくとも1つのサブフレームに対して、アップリンクのデータチャネル上でデータを多重化するための、CDMおよびFDM構造の使用に関する情報が決定される。さらに、決定された情報に基づいて、少なくとも1つのサブフレームに対して、CDMおよびFDM構造を使用して、データが多重化される。
図1は、処理システムを用いる装置に対するハードウェア実現の例を図示する図である。
図2は、ネットワークアーキテクチャの例を図示する図である。
図3は、アクセスネットワークの例を図示する図である。
図4は、アクセスネットワークにおいて使用するためのDLフレーム構造の例を図示する図である。
図5は、LTEにおけるULのための例示的なフォーマットを示す。
図6は、アクセスネットワークにおいて使用するためのULフレーム構造の例を図示する図である。
図7は、ユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの例を図示する図である。
図8は、アクセスネットワークにおける、進化ノードBと、ユーザ装置の例を図示する図である。
図9は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)通信している基地局とUEを図示する図である。
図10は、例示的な方法を図示する図である。
図11は、第1のULフレーム構造を図示する図である。
図12は、第2のULフレーム構造を図示する図である。
図13は、異なるタイプのデータのFDM分割を図示する第1の図である。
図14は、異なるタイプのデータのFDM分割を図示する第2の図である。
図15は、異なるタイプのデータのFDM分割を図示する第3の図である。
図16は、例示的な送信時間インターバル(TTI)バンドリングを図示する第1の図である。
図17は、例示的なTTIバンドリングを図示する第2の図である。
図18は、ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
図19は、ワイヤレス通信の方法の別のフローチャートである。
図20は、例示的な装置の機能を図示する概念ブロック図である。
発明の詳細な説明
添付した図面に関連して以下に述べる詳細な説明は、さまざまなコンフィギュレーションを記述するものとして意図されており、ここに記述した概念を実施できる唯一のコンフィギュレーションを表すことを意図していない。詳細な説明は、さまざまな概念の完全な理解をもたらす目的のために特有な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念をこれらの特有な詳細なしで実施できることは、当業者にとって明らかであるだろう。いくつかの事例では、このような概念を曖昧にすることを避けるために、よく知られている構造およびコンポーネントをブロックダイヤグラムの形態で示している。
電気通信システムのいくつかの観点を、さまざまな装置および方法を参照して、ここで提示することにする。これらの装置および方法を、以下の詳細な説明において記述することにし、さまざまなブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム等(集合的に、“エレメント”として呼ばれる)によって、添付の図面において図示する。これらのエレメントは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または、これらの何らかの組み合わせを使用して、実現されてもよい。このようなエレメントが、ハードウェアで、または、ソフトウェアで実現されるかは、特定のアプリケーションと、全体のシステムに課される設計制約に依拠している。
例として、エレメント、エレメントの何らかの一部、または、エレメントの何らかの組み合わせは、1つ以上のプロセッサを含む“処理システム”で実現されてもよい。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラム可能論理回路(FPGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲートされた論理、ディスクリートハードウェア回路、および、本開示全体を通して記述されたさまざまな機能を実行するように構成された、他の適切なハードウェアを含む。処理システム中の1つ以上のプロセッサは、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または、そうではないように、呼ばれるかにより、ソフトウェアは、手段命令、命令の組、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能物、実行のスレッド、手続、関数、等として広く解釈されるべきである。ソフトウェアは、コンピュータ読取可能媒体上に駐在していてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、一時的でないコンピュータ読取可能媒体であってもよい。一時的でないコンピュータ読取可能媒体は、例として、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストライプ)と、光学ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル汎用ディスク(DVD))と、スマートカードと、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、プログラム可能ROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびに、コンピュータによってアクセスされ、読み出されてもよい、ソフトウェア、および/または、命令を記憶するための、他の任意の適切な媒体を含んでいてもよい。コンピュータ読取可能媒体はまた、例として、搬送波、伝送ライン、および、コンピュータによってアクセスされ、読み出されてもよい、ソフトウェア、および/または、命令を送信するための、他の任意の適切な媒体を含んでいてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、処理システム中に駐在していてもよく、処理システムの外部にあってもよく、または、処理システムを含む複数のエンティティにわたって、分散されていてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータプログラム製品中で実現されてもよい。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング素材中にコンピュータ読取可能媒体を含んでいてもよい。当業者は、特定のアプリケーションと、全体のシステムに課される全体の設計制約に依拠して、本開示全体を通して提示し、記述した機能を実現するための最良の方法を理解するだろう。
図1は、処理システム114を利用する装置100のハードウェア実現の例を図示する概念図である。この例において、処理システム114は、一般的にバス102によって表される、バスアーキテクチャで実現されてもよい。バス102は、処理システム114の特定のアプリケーションと全体の設計制約に依拠して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス102は、一般的にプロセッサ104によって表される1つ以上のプロセッサと、一般的にコンピュータ読取可能媒体106によって表されるコンピュータ読取可能媒体とを含むさまざまな回路を一緒にリンクする。バス102はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および、電力管理回路のような、他の回路もリンクしてもよく、これらは技術的に周知であり、これ以上記述しない。バスインターフェース108は、バス102とトランシーバ110との間のインターフェースを提供する。トランシーバ110は、送信媒体を通して、さまざまな他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に依拠して、ユーザインターフェース112(例えば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティック)がまた提供されてもよい。
プロセッサ104は、バス102と、コンピュータ読取可能媒体106上に記憶されているソフトウェアの実行を含む一般的処理とを管理することを負う。プロセッサ104によって実行されるとき、ソフトウェアは、処理システム114が、任意の特定の装置に対する、インフラ(infra)と記述されるさまざまな機能を実行させる。コンピュータ読取可能媒体106がまた、ソフトウェアを実行する際に、プロセッサ104によって操作されるデータを記憶するのに使用されてもよい。
図2は、さまざまな装置100(図1を参照)を用いているLTEネットワークアーキテクチャ200を図示する図である。LTEネットワークアーキテクチャ200は、進化パケットシステム(EPS)200として呼ばれてもよい。EPS200は、1つ以上のユーザ装置(UE)202と、進化UMTS地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)204と、進化パケットコア(EPC)210と、ホーム加入者サーバ(HSS)220と、オペレータのIPサービス222とを含んでもよい。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続できるが、簡潔さのために、これらのエンティティ/インターフェースは、示されていない。示したように、EPSは、パケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に理解することになるように、本開示全体にわたって提示するさまざまな概念を、回路交換サービスを提供するネットワークに拡張してもよい。
E−UTRANは、進化ノードB(eNB)206と、他のeNB208とを含む。eNB206は、UE202に対して、ユーザおよび制御プレーンプロトコル終端を提供する。eNB206は、他のeNB208に対して、X2インターフェース(すなわち、バックホール)を介して、接続されていてもよい。eNB206はまた、当業者によって、基地局、ベーストランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または、他の何らかの適切な用語として呼ばれてもよい。eNB206は、UE202のEPC210に対して、アクセスポイントを提供する。UEの例は、セルラ電話機、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、衛星ラジオ、グローバルポジショニングシステム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または、他の何らかの同様に機能するデバイスを含む。UE202はまた、当業者によって、移動局、加入者局、移動ユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、移動体デバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、移動体加入者局、アクセス端末、移動体端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、移動体クライアント、クライアント、または、他の適切な用語として呼ばれてもよい。
eNB206は、S1インターフェースによって、EPC210に接続されている。EPC210は、モビリティ管理エンティティ(MME)212と、他のMME214と、担当ゲートウェイ216と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ218とを含む。MME212は、UE202とEPC210との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般的に、MME212は、ベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザIPパケットは、担当ゲートウェイ216を通して伝送され、担当ゲートウェイ216自体は、PDNゲートウェイ218に接続されている。PDNゲートウェイ218は、UEに、IPアドレス割り振りとともに、他の機能も提供する。PDNゲートウェイ218は、オペレータのIPサービス222に接続されている。オペレータのIPサービス222は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、および、PSストリーミングサービス(PSS)を含む。
図3は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワークの例を図示する図である。この例において、アクセスネットワーク300は、いくつかのセルラ領域(セル)302に分割される。1つ以上のより低い電力クラスのeNB308、312は、それぞれ、セルラ領域310、314を有してもよく、これらのセルラ領域は、1つ以上のセル302とオーバーラップしている。より低い電力クラスのeNB308、312は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、または、マイクロセルであってもよい。より高い電力クラスの、または、マクロのeNB304は、セル302に割り当てられており、セル302中のすべてのUE306のEPC210に対する、アクセスポイントを提供するように構成されている。アクセスネットワーク300のこの例においては、何の中央制御装置もないが、代わりの構成においては、中央制御装置が使用されてもよい。
eNB304は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、および、担当ゲートウェイ216を含む、すべての無線関連の機能を担う(図2参照)。
アクセスネットワーク300によって用いられる、変調および多重化アクセススキームは、配備されている特定の電気通信規格に依拠して、異なっていてもよい。LTEアプリケーションにおいて、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用されて、周波数分割多重化(FDD)と、時分割多重化(TDD)との両方をサポートする。当業者が、以下の詳細な説明から容易に理解することになるように、ここで提示するさまざまな概念は、LTEアプリケーションに良く適している。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多重化アクセス技術を用いる、他の電気通信規格へと容易に拡張することができてもよい。例として、これらの概念は、進化データ最適化(EV−DO)、または、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)へと拡張されてもよい。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000ファミリの規格の一部であり、“第三世代パートナーシッププロジェクト2”(3GPP2)によって公布されており、移動局に対するブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを用いる、無線インターフェース規格である。これらの概念はまた、ワイドバンドCDMA(W−CDMA)と、TD−SCDMAのような、他のCDMAの変種を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA);TDMAを用いる、モバイルコミュニケーションのためのグローバルシステム(GSM(登録商標));OFDMAを用いる、進化UTRA(E−UTRA)や、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)や、IEEE802.11(WiFi(登録商標))や、IEEE802.16(WiMAX)や、IEEE802.20や、フラッシュOFDM(登録商標)に拡張されてもよい。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、および、GSMは、3GPP組織による文書中に記述されている。cdma2000とUMBは、3GPP2組織による文書中に記述されている。実際に用いられるワイヤレス通信規格と、多元接続技術は、特定のアプリケーションと、システムに課される全体の設計制約に依拠するだろう。
eNB304は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを持っていてもよい。MIMO技術の使用は、eNB304が、空間ドメインを利用して、空間的多重化、ビーム形成、および、送信ダイバーシティをサポートすることを可能にする。
空間的多重化を使用して、同じ周波数上で同時に、異なるストリームのデータを送信してもよい。データストリームは、データレートを増加させるために、単一のUE306に送信されてもよく、または、全体のシステム容量を増加させるために、複数のUE306に送信されてもよい。このことは、それぞれのデータストリームを空間的にプリコーディングして、空間的にプリコードされたそれぞれのストリームを、ダウンリンク上で、異なる送信アンテナを通して送信することにより、達成される。空間的にプリコードされたデータストリームは、異なる空間的署名とともに、UE306に到着し、空間的署名は、UE306のそれぞれが、そのUE306に対して向けられた1つ以上のデータストリームを回復することを可能にする。アップリンク上で、それぞれのUE306は、空間的にプリコード化されたデータストリームを送信し、これは、eNB304が、それぞれの空間的にプリコードされたデータストリームのソースを識別することを可能にする。
空間的多重化は、チャネル条件が良好なときに、一般的に使用される。チャネル条件が好ましくないときに、ビーム形成を使用して、1つ以上の方向に、送信エネルギーを集中させる。このことは、複数のアンテナを通して、送信するためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成されてもよい。セルのエッジにおける良好なカバレッジを得るために、単一ストリームのビーム形成送信が、送信ダイバーシティとの組み合わせで使用されてもよい。
以下の詳細な説明において、アクセスネットワークのさまざまな観点を、ダウンリンク上でOFDMをサポートしているMIMOシステムに対する参照とともに、記述することにする。OFDMは、OFDMシンボル内で、いくつかの副搬送波にわたって、データを変調する拡散スペクトル技術である。副搬送波は、正確な周波数ごとに、スペースを空けられている。スペーシングは、受信機が、副搬送波からデータを回復することを可能にする「直交性」を提供する。時間ドメインにおいて、ガードインターバル(例えば、循環プレフィクス)が、それぞれのOFDMシンボルに追加されて、OFDMシンボル間の干渉を抑制してもよい。アップリンクは、DFT拡散OFDM信号の形態で、SC−FDMAを使用して、高いピーク対平均電力比(PARR)を補償してもよい。
さまざまなフレーム構造を使用して、DLおよびUL送信をサポートしてもよい。DLフレーム構造の例を、ここで、図4を参照して提示する。しかしながら、当業者が容易に理解することになるように、任意の特定のアプリケーションに対するフレーム構造は、いくつかの要因に依拠して、異なっていてもよい。この例において、フレーム(10ms)は、10の均等にサイジングされたサブフレームへと分割されてもよい。それぞれのサブフレームは、2つの連続的時間スロットを含む。
リソースグリッドを使用して、2つの時間スロットを表してもよく、それぞれの時間スロットは、リソースブロックを含む。リソースグリッドは、複数のリソースエレメントへと分割される。LTEにおいて、リソースブロックは、それぞれのOFDMシンボル中に通常の循環プレフィクスに対して、周波数ドメインにおいて、12の連続的な副搬送波を含み、時間ドメインにおいて、7の連続的OFDMシンボルを含み、または、84のリソースエレメントを含む。リソースエレメントのいくつかのものは、R402、404として示されるように、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、セル特有のRS(CRS)(共通RSと呼ばれることもある)402と、UE特有のRS(UE−RS)404を含む。UE−RS404は、その上に、対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)がマッピングされるリソースブロック上だけで送信される。それぞれのリソースエレメントによって担持されるビットの数は、変調スキームに依拠する。したがって、UEがより多くのリソースブロックを受信すると、UEに対する、変調スキームもより高くなり、データレートもより高くなる。
ULフレーム構造500の例を、図5を参照して、ここで提示する。図5は、LTEにおけるULのための例示的なフォーマットを示す。ULに対して利用可能なリソースブロックは、データセクションと、制御セクションとに区分されてもよい。制御セクションは、システム帯域幅の両端において、形成されてもよく、構成可能なサイズを持っていてもよい。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報の送信のために、UEに割り当てられてもよい。データセクションは、制御セクション中に含まれない、すべてのリソースブロックを含んでもよい。図5中の設計は、連続的副搬送波を含むデータセクションをもたらし、これは、単一のUEが、データセクション中の連続的副搬送波のすべてに割り当てられることを可能にしてもよい。
eNBに制御情報を送信するために、UEは、制御セクション中のリソースブロック510a、510bに割り当てられてもよい。eNBにデータを送信するために、UEはまた、データセクション中のリソースブロック520a、520bに割り当てられてもよい。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)中で、制御情報を送信してもよい。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)中で、データだけ、または、データと制御情報の両方を送信してもよい。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたっていてもよく、図5に示したような、周波数にわたってホップしてもよい。
図5に示したように、1組のリソースブロックを使用して、初期のシステムアクセスを実行してもよく、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)530におけるUL同期を達成してもよい。PRACH530は、ランダムシーケンスを搬送し、ULデータ/シグナリングを搬送できない。それぞれのランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続的なリソースブロックに対応している帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって特定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、特定の時間および周波数リソースに制約される。PRACHに対する周波数ホッピングはない。PRACHの試みは、単一のサブフレーム(1ms)中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試行だけを行うことができる。
LTEにおけるPUCCH、PUSCH、および、PRACHは、3GPPの、「進化ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA);物理チャネルおよび変調」と題されている、TS36.211において記述されており、これは、公に利用可能である。
図6は、アクセスネットワークにおいて使用するためのULフレーム構造の例を図示する図である。図6に示したように、1つのフレーム(10ms)は、10のサブフレームを含む。それぞれのサブフレームは、2つの連続的な時間スロットを含む。それぞれのスロットは、リソースブロックを含む。それぞれのリソースブロックは、周波数ドメインに、12の連続的副搬送波を含み、それぞれのOFDMシンボル中に、通常の循環プレフィクスに対して、時間ドメインにおける7の連続的シンボルを含む。通常の循環プレフィクスを仮定すると、PUCCH HARQ−ACK/NACK、および、要求のスケジューリング(フォーマット1、1a、および、1b)に対して、基準信号はシンボル2−4上にあり;PUCCHチャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、および、ランクインデックス(RI)(フォーマット2、2a、2b)に対して、基準信号はシンボル1および5上にあり;PUSCHに対して、基準信号はシンボル3上にある。
無線プロトコルアーキテクチャは、特定のアプリケーションに依拠して、さまざまな形態をとってもよい。LTEシステムに対する例を、ここで、図7を参照して提示することにする。図7は、ユーザおよび制御プレーンに対する、無線プロトコルアーキテクチャの例を図示する、概念図である。
図7に進んで、UEとeNBに対する無線プロトコルアーキテクチャを、3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1、レイヤ2、および、レイヤ3とともに示した。レイヤ1は、最も低いレイヤであり、さまざまな物理レイヤ信号処理機能を実現する。レイヤ1は、物理レイヤ606として、ここで呼ぶことにする。レイヤ2(L2レイヤ)608は、物理レイヤ606の上にあり、物理レイヤ606を通して、UEとeNBとの間のリンクを担う。
ユーザプレーンにおいて、L2レイヤ608は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ610、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ612、および、ネットワーク側でeNBにおいて終端される、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)614サブレイヤを含む。示していないが、UEは、L2レイヤ608の上に、ネットワーク側のPDNゲートウェイ208において終端される(図2を参照のこと)ネットワークレイヤ(例えば、IPレイヤ)と、接続の他の端(例えば、遠隔端UE、サーバ、等)において終端される、アプリケーションレイヤとを含む、いくつかの上位レイヤを持っていてもよい。
PDCPサブレイヤ614は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を提供する。PDCPサブレイヤ614はまた、無線送信オーバーヘッドを減少させるための、上位レイヤデータパケットに対するヘッダ圧縮や、データパケットを暗号化することによるセキュリティや、UEとeNBとの間のハンドオーバサポートを提供する。RLCサブレイヤ612は、ハイブリッド自動繰返要求(HARQ)による、順序付けされていない受信の補償のために、上位レイヤのデータパケットのセグメント化と再収集、失われたデータパケットの再送信、および、データパケットの再順序付けを提供する。MACサブレイヤ610は、論理および伝送チャネルの間で、多重化を提供する。MACサブレイヤ610はまた、1つのセルにおける、さまざまな無線リソース(例えば、リソースブロック)を、UEの間で割り振ることも担う。MACサブレイヤ610はまた、HARQ動作を担う。
制御プレーンにおいて、UEとeNBに対する無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンには、ヘッダ圧縮機能がないということを除外して、物理レイヤ606と、L2レイヤ608に対して実質的に同一である。制御プレーンはまた、レイヤ3において、無線リソース制御(RRC)サブレイヤ616も含む。RRCサブレイヤ616は、無線リソース(例えば、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEの間のRRCシグナリングを使用して、より低いレイヤを構成することとを担っている。
図8は、アクセスネットワークにおいて、UE750と通信しているeNBのブロック図である。DLにおいて、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、制御装置/プロセッサ775に提供される。制御装置/プロセッサ775は、図7に関連して、先に記述したL2レイヤの機能を実現する。DLにおいて、制御装置/プロセッサ775は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメント化と再順序付け、論理および伝送チャネルの間の多重化、および、さまざまな優先度メトリクスに基づいたUE750に対する無線リソース割り振りを提供する。制御装置/プロセッサ775はまた、HARQ演算、失われたパケットの再送信、UE750に対するシグナリングを担う。
TXプロセッサ716は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)に対するさまざまな信号処理機能を実現する。信号処理機能は、UE750におけるフォワードエラー訂正を容易にするための、コーディングとインターリービング、そして、さまざまな変調スキーム(例えば、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)、1/4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M−PSK)、M 1/4増幅変調(M−QAM))に基づいた信号コンステレーションに対するマッピングを提供する。コード化され、変調されたシンボルは、次に、並列ストリームへと分けられる。それぞれのストリームは、次に、OFDM副搬送波へとマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおける基準信号(例えば、パイロット)で多重化され、次に、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して、一緒に結合され、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生み出す。OFDMストリームは、複数の空間的ストリームを生み出すように、空間的にプリコード化される。チャネル推定器774からのチャネル推定を使用して、コーディングおよび変調スキームを決定してもよく、また、空間処理のために使用してもよい。チャネル推定は、基準信号、および/または、UE750によって送信されたチャネル条件フィードバックから導出されてもよい。それぞれの空間ストリームは、次に、個別の送信機718TXを介して、異なるアンテナ720へと提供される。それぞれの送信機718TXは、送信のための各空間的ストリームとともに、RF搬送波を変調する。
UE750において、それぞれの受信機754RXは、その各自のアンテナ752を通して信号を受信する。それぞれの受信機754RXは、RF搬送波へと変調された情報を回復させ、情報を、受信機(RX)プロセッサ756に対して情報を提供する。
RXプロセッサ756は、L1レイヤのさまざまな信号処理機能を実現する。RXプロセッサ756は、情報に空間的処理を実行して、UE750に対して向けられた何らかの空間的ストリームを回復させる。複数の空間的ストリームが、UE750に対して向けられている場合、それらは、RXプロセッサ756によって、単一のOFDMシンボルストリームへと結合されてもよい。RXプロセッサ756は、次に、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを、時間ドメインから、周波数ドメインへと変換する。周波数ドメイン信号は、OFDM信号のそれぞれの副搬送波に対する、別個のOFDMシンボルストリームを含む。それぞれの副搬送波上のシンボルと基準信号は、eNB710によって送信された最も見込みのある信号コンステレーションポイントを決定することによって、回復され、復調される。これらのソフト判定は、チャネル推定器758によって計算されるチャネル推定に基づいていてもよい。ソフト判定は、次に、デコードおよびデインターリーブされ、元々eNB710によって、物理チャネル上で送信された、データおよび制御信号を回復させる。データおよび制御信号は、次に、制御装置/プロセッサ759に提供される。
制御装置/プロセッサ759は、図7に関連して先に記述した、L2レイヤを実現する。ULにおいて、制御装置/プロセッサ759は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを回復させるために、伝送および論理チャネルの間でのデマルチプレクス、パケット再アセンブリ、暗号解読、ヘッダ復元、制御信号処理を提供する。上位レイヤパケットは、次に、データシンク762に提供され、これは、L2レイヤより上のすべてのプロトコルレイヤを表す。さまざまな制御信号がまた、L3処理のためのデータシンク762に提供される。制御装置/プロセッサ759はまた、HARQ動作をサポートするために、肯定応答(ACK)、および/または、否定肯定応答(NACK)プロトコルを使用したエラー検出も担ってもよい。
ULにおいて、データソース767を使用して、制御装置/プロセッサ759に対する上位レイヤパケットを提供する。データソース767は、L2レイヤより上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB710によるDL送信に関連して記述した機能と同様に、eNBによる無線リソース割り振りに基づいて、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメント化と再順序付け、論理および伝送チャネルの間の多重化を提供することによって、制御装置/プロセッサ759は、ユーザプレーンと制御プレーンに対するL2レイヤを実現する。制御装置/プロセッサ779はまた、HARQ動作、失われたパケットの再送信、eNB710に対するシグナリングを担う。
基準信号、または、eNB710によって送信されたフィードバックから、チャネル推定器によって導出されたチャネル推定は、TXプロセッサ768によって使用されて、適切なコーディングおよび変調スキームを選択してもよく、そして、空間的処理を容易にしてもよい。TXプロセッサ768によって発生された空間的ストリームが、別個の送信機754TXを介して、異なるアンテナ752に対して提供される。それぞれの送信機754TXは、送信のための各空間的ストリームとともに、RF搬送波を変調する。
UL送信は、UE750における受信機機能に関連して記述したものと同様の方法で、eNB710において処理される。それぞれの受信機718RXは、その個別のアンテナ720を通して信号を受信する。それぞれの受信機718RXは、RF搬送波上で変調された情報を回復させ、RXプロセッサ770に情報を提供する。RXプロセッサ770は、L1レイヤを実現する。
制御装置/プロセッサ759は、図7に関連して先に記述したL2レイヤを実現する。ULにおいて、制御装置/プロセッサ759は、UE750からの上位レイヤパケットを回復するために、伝送および論理チャネルの間でのデマルチプレクス、パケット再アセンブリ、暗号解読、ヘッダ復元、制御信号処理を提供する。制御装置/プロセッサ759からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供される。制御装置/プロセッサ759はまた、HARQ動作をサポートするために、ACK、および/または、NACKプロトコルを使用したエラー検出も担ってもよい。図1に関連して記述した処理システム114は、UE750を含む。特に、処理システム114は、TXプロセッサ768、RXプロセッサ756、および、制御装置/プロセッサ759を備える。
図9は、例示的な方法を図示するための図800である。図9に示したように、基地局802は、UE804およびUE806とWWAN通信している。例示的な方法にしたがうと、UE804は、基地局802から、少なくとも1つのサブフレームに対する、UL(例えば、PUSCH)に対するデータチャネル上で、データを多重化するためのCDMおよびFDM構造の使用に関する情報810を受信する。情報は、RRCシグナリングを通して受信されてもよい。UE804は、決定された情報に基づいて、少なくとも1つのサブフレームに対するCDM/FDM構造を使用して、データを多重化する。UE804は、基地局802に対して、少なくとも1つのサブフレーム中でデータ804を送出/送信する。応答して、UE804は、基地局802から、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)上で、HARQ−ACK/NACK814を受信してもよい。HARQ−ACK/NACKは、少なくとも1つのサブフレーム中での送信の4サブフレーム後に受信されてもよい。
データ812は、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)データ、または、そうでなければ、ゲームデータのような小さいサイズの突発するトラフィックであってもよい。突発するトラフィックのうちのごくわずかのビットが、CDM/FDMを使用するUE806のような、他のUEと同一のリソースブロック上へと多重化されてもよい。小さいサイズは、UE804とUE806のような、複数のUEが、同一のリソースブロック上で混合されることを可能にする。
図10は、例示的な方法を図示する図である。図10に示したように、フレーム(10ms)は、10のサブフレームを含む。それぞれのサブフレームは、第1のスロット901aと第2のスロット901bとを含む。スロットのそれぞれが、複数のリソースブロックを含む。スロット901aは、リソースブロック902a、904a、906a、908a、910a、912a、および、906aと908aの間のリソースブロックを含む。スロット901bは、リソースブロック902b、904b、906b、908b、910b、912b、および、906bと908bの間のリソースブロックを含む。各リソースブロックは、6または7のシンボルと、12の副搬送波(トーン)とを含んでもよい。1つの構成では、データを多重化するために使用されるCDM/FDM構造は、CQI、PMI、および、RIを送信するために使用されるのと、同一のCDM/FDM構造であってもよい。このような構成において、Zadoff−Chuシーケンス、または、コンピュータ発生されたシーケンス(CGS)の少なくとも1つを使用して、リソースブロック上で、データを多重化してもよい。Zadoff−Chuシーケンスは、UE802の受信機において回復されるときの、他の信号との相互相関からの信号を含むシーケンスの循環的にシフトされたバージョンを保持する、複素数値化された数学的シーケンスである。このようにして、データは、Zadoff−Chuシーケンス、または、CGSを使用して、リソースブロック910a、910b上に多重化されてもよい。リソースブロック910a、910b上で、基準信号が、シンボル1と5へとマッピングされてもよい一方で、データは、シンボル0、2−4、および、6へとマッピングされてもよい。リソースブロックのそれぞれは、干渉を制限するために、循環シフト分離を有していてもよい。別の構成では、CDM/FDM構造は、CQI、PMI、および、RIを送信するために使用される、CDM/FDM構造とは異なっている。CQI/PMI/RIを送信するための、CDM/FDM構造が、PUSCHデータを送信するために使用されないとき、他のCDM/FDMオプションが使用されてもよい。すなわち、CQI/PMI/RIを送信するための、CDM/FDM構造が、再使用されない場合、基準信号の数が、バンドルされた送信に基づいて選択されてもよい。例えば、擬似ランダムノイズ(PN)シーケンスを使用して、リソースブロック上へと、データが多重化されてもよく、基準信号が、シンボル3に対してマッピングされてもよい一方で、データがシンボル0−2、4−6に対してマッピングされてもよい。リソースブロックのそれぞれは、干渉を制限するために、Chuシフト分離を持っていてもよい。
データ送信のために使用されるリソースブロックは、RRCシグナリングを通してのように半静的に構成されていてもよく、または、動的に構成されていてもよい。データは、物理ULチャネルの何らかのサブセット上のリソースブロックにマッピングされてもよい。例えば、物理ULチャネルは、PUCCHおよびPUSCHの両方であってもよい。このような構成において、データは、リソースブロック902a−912a、902b−912のうちの任意のものに対してマッピングされてもよい。別の構成において、物理ULチャネルはPUSCHである。このような構成において、PUCCHは、リソースブロック902a、902b、および、912a、912bのような、リソースの両端のリソースブロックに対してマッピングされ、データは、PUCCHの間のリソースブロックに対してマッピングされる。別の構成においては、リソースの中央リソースブロック(例えば、リソースブロック906a、906b、908a、908b、および、これらの間のブロック)が、PUSCH情報に対して使用され、データは、PUCCH情報を伝送するリソースブロックに隣接し、PUCCH情報を伝送するリソースブロックとPUSCH情報を伝送するリソースブロックの間のリソースブロック(例えば、リソースブロック904a、904b、および、910a、910b)に対してマッピングされる。1つの構成において、データは、送信時間インターバル(TTI)バンドルされたVoIPデータであり、PUSCH情報は、バンドルされていないVoIPデータまたはベストエフォート(BE)データのうちの少なくとも1つを含む。
図11は、第1のULフレーム構造を図示する図である。データを多重化するために使用されるCDM/FDM構造は、CQI、PMI、および、RIを送信するために使用されるのと同一のCDM/FDM構造であってもよい。このようであるため、図11に示したように、サブフレーム内の基準ブロックのそれぞれ上で、基準信号は、シンボル1および5に対してマッピングされてもよい一方で、データは、シンボル0、2−4、および、6に対してマッピングされてもよい。
図12は、第2のULフレーム構造を図示する図である。データを多重化するために使用されるCDM/FDM構造は、CQI、PMI、および、RIを送信するために使用されるCDM/FDM構造とは異なっていてもよい。例えば、フレーム構造は、PUSCHに対して使用されるものと同一であってもよい。このようであるため、図12に示したように、サブフレーム内の基準ブロックのそれぞれ上で、基準信号は、シンボル3に対してマッピングされてもよい一方で、データは、シンボル0−2、および、4−6に対してマッピングされてもよい。
図13は、異なるタイプのデータのFDM区分を図示する図1300である。図13に示したように、バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータは、リソースの両端において区分されてもよく、バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータに隣接し、バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータの間に区分されたPUCCHと、PUCCHの間で多重化された、通常のVoIPデータとBEデータを含む、残りのPUSCHデータを有する。
図14は、異なるタイプのデータのFDM区分を図示する図1400である。図14に示したように、PUCCHは、リソースの両端において、区分されてもよく、PUCCHに隣接し、PUCCHの間で多重化された、通常のVoIPデータとBEデータを含むPUSCHデータと、通常のVoIPデータとBEデータの間で多重化された、バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータを有する。
図15は、異なるタイプのデータのFDM区分を図示する図1500である。図15に示したように、PUCCHは、リソースの両端において、区分されてもよく、PUCCHに隣接し、PUCCHの間で区分されたバンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータと、バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータの間で多重化された、通常のVoIPデータとBEデータを含む、残りのPUSCHデータを有する。
LTE Rel−8とLTE Rel−9において、時分割多重化(TDM)がデータ送信に使用される。異なるHARQプロセスが、異なるUEに対して割り当てられる。例えば、それぞれのUEは、8つのHARQプロセスのうちの1つを割り当てられてもよく、8ms毎に送信できる。最小の周波数ドメイン割り当ては、1つのリソースブロック(すなわち、12リソースエレメント)である。このようであるため、1つのUEだけが、それぞれのリソースブロック上に多重化される。ULデータ送信に対して、データチャネルは、離散フーリエ変換(DFT)拡散ベースの局所化された周波数分割多重化(LFDM)送信に基づいている。UL制御送信に対して、制御チャネルは、FDM/CDM多重化に基づいている。CDMAのような、他の多重化スキームに比して、TDMアプローチは、リンクバジェット制約されたUEに対する、より厳しい要求を有している。CDMシステムにおいて、UEは、時間ドメインにおいて、連続的に送信できる。このようであるため、最大の送信電力制約を有する、リンクバジェット制約されたUEに対して、サブフレームにわたってエネルギーを連続的に累積できる。対照的に、LTEのようなTDMシステムにおいては、UEが、合計8つのHARQ処理のうち、所定の1つのHARQインターレースを与えられた場合、UEは、8msに1回だけしか送信できない。それゆえ、UEが最大送信電力によって制限されている場合、UEは、同一量のエネルギーを累積するために、CDMシステムにおいて、送信のためにUEが必要とすることになるよりも、8倍もより長く送信しなければならない。
リンクバジェット制約は、制限された電力ヘッドルームを有するセルエッジのUEにのみ適用される。UEが、送信電力制約によって制限されていない場合、UEは、時間にわたって送信エネルギーを拡散させる代わりに、TDM送信ごとに、いつも電力をブーストできる。アプリケーションが遅延に影響されにくい場合、いくつかのTDMサブフレームにわたっての送信は、性能における影響を何も有さない。しかしながら、VoIPのような遅延に影響されやすいアプリケーションに対しては、TDMによるリンクバジェット制約が存在する。リンクバジェットの問題はまた、VoIP容量を制限する。VoIPに対するTTIバンドリングは、この問題に対処するために設計された。TTIバンドリングにおいて、いくつかのサブフレームは、ULデータを送信するために、一緒にバンドルされる。TTIバンドリングは、リンクバジェットの問題を解決するのを助けるが、最小の1つのリソースブロック割り当て(すなわち、それぞれのリソースブロック上に、1つのUEだけが多重化されること)と、4TTIの最大の許可されるバンドリングのために、LTEのVoIP性能が、他のCDMシステムと比較されるときに、依然として、リンクバジェットの問題が存在する。リンクバジェットの問題に対処するために、バンドルされた送信での、FDM/CDMアプローチに基づいた、新しいUL送信スキームが提供される。
図16は、例示的な方法を図示する図1600である。上に記述したように、データはTTIバンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータであってもよい。セルエッジにおいて、UL VoIPカバレッジを改善させるための効率的な技術は、TTIバンドリングを使用することである。TTIバンドリングにおいて、MACレイヤからの少なくとも1つの伝送ブロックが、全体の送信に対する、1組だけのシグナリングHARQ ACK/NACKメッセージとともに、複数の連続的サブフレーム中で、繰り返し送信される。例示的な方法にしたがうと、UE802は、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおいて、少なくとも1つの伝送ブロックを送信することによって、少なくとも4つの連続的サブフレームをバンドルする。加えて、UE802は、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおいて、少なくとも1つの追加的ワイヤレスデバイスが多重化される、リソースブロックに対して、CDMを使用して、少なくとも1つの伝送ブロックをマッピングする。さらに、UE802は、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおける、リソースブロック上で、少なくとも1つの伝送ブロックを送信する。
図13に示したように、第1のフレームのサブフレーム0−3、第2のフレームのサブフレーム1−4、および、第3のフレームのサブフレーム2−5は、UE802によって、それぞれTTIバンドルされる。第1のフレームのサブフレーム0−3、第2のフレームのサブフレーム1−4、および、第3のフレームのサブフレーム2−5のそれぞれにおけるVoIPデータは、CDMを使用して、リソースブロック上に多重化される。このようにして、他のUEからのデータもまた、同一のリソースブロック上に多重化される。UE802は、VoIP送信の、4サブフレーム後のPHICHにおいて、HARQ−ACK/NACKを受信してもよく、したがって、第1のフレーム中のサブフレーム7において、第2のフレーム中のサブフレーム8において、および、第3のフレーム中のサブフレーム9において、HARQ−ACK/NACKを受信してもよい。リソースブロックは、12の副搬送波にわたっているので、最大12のUEが、Zadoff−Chuシーケンス、または、CGSを使用して、同一のリソースブロック上に多重化されてもよい。VoIPパケットは、図16に示したように、リード−ミュラー(RM)コード化されて送信される代わりに、ターボエンコードされてもよい。
図17は、例示的な方法を図示するための図1700である。図17に示したように、UE802は、8つのサブフレームのような、4つ以上のサブフレームをTTIバンドルしてもよい。第1のフレームのサブフレーム0−7は、UE802によって、TTIバンドルされ、第2のフレームのサブフレーム5−9と第3のフレームのサブフレーム0−2は、UE802によって、TTIバンドルされる。サブフレームのそれぞれ中のVoIPデータは、CDMを使用して、リソースブロック上に多重化される。このようにして、他のUEからのデータもまた、同一のリソースブロック上に多重化される。UE802は、VoIP送信の、4サブフレーム後のPHICHにおいて、HARQ−ACK/NACKを受信してもよく、したがって、第2のフレーム中のサブフレーム1において、および、第3のフレーム中のサブフレーム6において、HARQ−ACK/NACKを受信してもよい。VoIPパケットは、図17に示したように、RMコード化されて送信される代わりに、ターボエンコードされてもよい。
例示的な方法は、受信機アルゴリズムに影響を及ぼす。標準LTE ULチャネルでは、チャネル推定は、サブフレームベースで実行される。リンクバジェット制約されたUEにとっては、チャネル推定と干渉推定の両方に煩わされるだろう。しかしながら、例示的な方法では、内部サブフレームチャネル平均化または補間が、リンクバジェットをさらに改善してもよい。上に説明したように、バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータ、通常のVoIPデータ、および、BEデータの間のリソース区分は、半静的に、または、動的に割り振られてもよい。バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータは、セルエッジにおける、リンクバジェット制約されたUEに対してのみ要求されてもよい。このようであるので、UEに対するリソースは、UEがセルエッジ上にいるか否かに基づいて、帯域(すなわち、ULリソース)内で、動的に割り振られてもよい。変調およびコーディングスキームは、セルエッジに対して、328ビットペイロードを有し、レベル6であってもよい。適応マルチレート(AMR)コーディングモードは、40バイトIPv4ヘッダを有し、毎秒12.2キロバイト(kbps)であってもよい。残りの帯域幅は、通常のVoIPデータとBEデータに対して使用されてもよい。MCSは、セル中央に対して、328ビットペイロードとともに、レベル16であってもよい。
例えば、図10をまた参照して、セルエッジ上のUEに対して、リソースブロック904a、904b、および/または、910a、910bは、TTIバンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータに対して動的に割り振られてもよく、リソースブロック906a、906b、908a、908b、および、これらの間のブロックは、通常のVoIPデータとBEデータに対して動的に割り振られてもよい。しかしながら、セル中央におけるUEに対して、リソースブロック904a、904b、および/または、910a、910b、および、これらの間のブロックは、通常のVoIPデータとBEデータに対して動的に割り振られてもよい。TTIバンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータに対して割り振られた、特定のリソースブロックを、上記の例に関連して説明した一方で、上で説明したように、ULリソース内の何らかのリソースブロックは、TTIバンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータ、通常のVoIPデータ、および、BEデータに対して割り振られてもよい。
TTIバンドリングを有する、CDM/FDM UL送信に基づいた例示的なVoIPチャネル構造が提供される。構造は、連続的送信を通してUEリンクバジェットが改善され、Chuシーケンス分離によってUE干渉が制限される、CDMAアプローチに類似している。1つの構成では、CQIに対するPUCCH構造が使用されてもよい。このような構成では、データは、送信毎にRMコード化される代わりに、バンドルされた送信にわたって、ターボエンコードされてもよい。別の構成では、CQIに対するPUCCH構造は使用されない。このような構成においては、バンドルされた送信によりよくマッチするように、スロット中の基準信号の数が最適化される。バンドルされ、CDM多重化されたVoIPデータ送信と、他のVoIPデータとBEデータ送信は、半静的、または、動的のいずれかで、FDM区分されていてもよい。
図18は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1800である。方法は、UEによって実行される。方法では、UEが、少なくとも1つのサブフレームに対する、アップリンクのためのデータチャネル上で、データを多重化するための、CDMおよびFDM構造の使用に関する情報を決定し、または、(基地局から)受信する(1802)。さらに、UEは、決定された情報に基づいて、少なくとも1つのサブフレームに対するCDM/FDM構造を使用して、データを多重化する(1804)。データは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)データ、または、小さいサイズの突発するトラフィックであってもよい。
1つの構成において、CDM/FDM構造は、CQIを送信するために使用される、CDM/FDM構造とは異なっている。このような構成では、データは、PNシーケンスを使用して、リソースブロック上に多重化されてもよい。さらに、少なくとも1つのサブフレームのそれぞれは、第1のスロット、および、第2のスロットを含んでもよい。第1のスロット、および、第2のスロットは、それぞれ、6つのシンボル、または、7つのシンボルと、12の副搬送波とのリソースブロックを含む。1つの実施形態において、リソースブロックは、7つのシンボルを含み、UEは、第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第4番目のシンボルに対して、復調基準信号をマッピングする(1806)。第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第1の、第2の、第3の、第5の、第6の、および、第7番目のシンボルのうちの少なくとも1つのリソースエレメントに対して、データがマッピングされる。
別の構成において、CDM/FDM構造は、CQIを送信するために使用される、CDM/FDM構造と同一である。このような構成において、Zadoff−Chuシーケンス、または、CGSのうちの少なくとも1つを使用して、データがリソースブロック上に多重化されてもよい。加えて、少なくとも1つのサブフレームのそれぞれは、第1のスロット、および、第2のスロットを含んでもよい。第1のスロット、および、第2のスロットは、それぞれ、6または7つのシンボルと、12の副搬送波(トーン)とのリソースブロックを含む。1つの実施形態では、リソースブロックが7つのシンボルを含むとき、UEは、第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第2、および、第6番目のシンボルのそれぞれに対して、復調基準信号をマッピングする(1806)。第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第1の、第3の、第4の、第5の、および、第7番目のシンボルのうちの少なくとも1つのリソースエレメントに対して、データがマッピングされる。
データは、物理アップリンクチャネルのサブセット上のリソースブロックに対してマッピングされてもよい。1つの構成では、データは、PUCCH情報を搬送しているリソースブロックの間のリソースブロックに対してマッピングされる。1つの構成では、データは、PUCCH情報を搬送しているリソースブロックに隣接し、PUCCH情報を搬送するリソースブロックと、PUSCH情報を搬送するリソースブロックとの間の、リソースブロックにマッピングされる。1つの構成では、PUSCH情報は、バンドルされていないVoIPデータまたはBEデータのうちの少なくとも1つを含む。
図19は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1900である。1つの構成では、データは、少なくとも1つの伝送ブロックであり、少なくとも1つのサブフレームは、少なくとも4つの連続的サブフレームを含み、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおいて、CDM/FDMを使用して、リソースブロック上で、少なくとも1つの伝送ブロックを多重化することによって、UEは、データを多重化する。加えて、UEは、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおいて、少なくとも1つの伝送ブロックを送信することによって、少なくとも4つの連続的サブフレームをTTIバンドルする(1902)。さらに、UEは、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおけるリソースブロック上で、少なくとも1つの伝送ブロックを送信する(1904)。少なくとも4つの連続的サブフレームは、4つのサブフレームを含んでもよい。少なくとも4つの連続的サブフレームは、8つのサブフレームを含んでもよい。1つの構成において、UEは、少なくとも4つの連続的サブフレームの最後のものから、4サブフレーム後のサブフレームにおいて、PHICH上で、HARQ−ACK/NACKを受信する(1906)。データがVoIPデータであるとき、UEはまた、VoIPデータをターボエンコードしてもよい。
図20は、UEであってもよい、例示的な装置100の機能を図示する概念ブロック図である。装置100は、少なくとも1つのサブフレームに対する、アップリンクのためのデータチャネル上で、データを多重化するためのCDMおよびFDM構造の使用に関する情報を決定し、または、(基地局から)受信するモジュール2002を備える。加えて、装置100は、決定された情報に基づいて、少なくとも1つのサブフレームに対するCDM/FDM構造を使用して、データを多重化するモジュール2004を備える。
1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置100は、少なくとも1つのサブフレームに対する、アップリンクのためのデータチャネル上で、データを多重化するためのCDM/FDM構造の使用に関する情報を決定する手段を備える。加えて、装置100は、決定された情報に基づいて、決定された情報に基づいて、少なくとも1つのサブフレームに対するCDM/FDM構造を使用して、データを多重化する手段を備える。1つの構成では、装置100は、第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第4番目のシンボルに対して、復調基準信号をマッピングする手段を備える。このような構成において、第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第1の、第2の、第3の、第5の、第6の、および、第7番目のシンボルのうちの少なくとも1つのリソースエレメントに対して、データがマッピングされる。1つの構成では、装置100は、第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第2、および、第6番目のシンボルのそれぞれに対して、復調基準信号をマッピングする手段をさらに備える。このような構成において、第1のスロットおよび第2のスロットのそれぞれの、第1の、第3の、第4の、第5の、および、第7番目のシンボルのうちの少なくとも1つのリソースエレメントに対して、データがマッピングされる。データを多重化する手段は、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおいて、CDM/FDMを使用して、リソースブロック上で、少なくとも1つの伝送ブロックを多重化する手段をさらに備える。このような構成において、装置100は、少なくとも1つの伝送ブロックを送信することによって、少なくとも4つの連続的サブフレームをTTIバンドルする手段と、少なくとも4つの連続的サブフレームのそれぞれにおけるリソースブロック上で、少なくとも1つの伝送ブロックを送信する手段とをさらに備える。装置100は、少なくとも4つの連続的サブフレームの最後のものから、4サブフレーム後のサブフレームにおいて、PHICH上で、HARQ−ACK/NACKを受信する手段をさらに備える。データがVoIPデータであるとき、装置100はさらに、VoIPデータをターボエンコードする手段をさらに備えていてもよい。前述の手段は、前述の手段によって、記載された機能を実行するように構成されている処理システム114である。上に記述したように、処理システム114は、TXプロセッサ768、RXプロセッサ756、および、制御装置/プロセッサ759を備える。このようであるので、1つの構成では、前述の手段は、前述の手段によって、記載された機能を実行するように構成されている、TXプロセッサ768、RXプロセッサ756、および、制御装置/プロセッサ759であってもよい。
開示したプロセスにおける、ステップの特定の順序または階層は、例示的なアプローチの図であることが理解される。設計のプリファレンスに基づいて、プロセスにおける、ステップの特定の順序または階層は、再配置されてもよいことが理解される。添付した方法の特許請求の範囲は、サンプルの順序で、さまざまなステップのエレメントを提示するが、提示した特定の順序または階層に制限されることを意図していない。
これまでの説明は、ここで説明したさまざまな実施形態を当業者が作成または利用可能にするために提供した。これらの実施形態に対するさまざまな変更は、当業者にとって容易に明らかになり、ここで規定された包括的原則は、他の実施形態に適用し得ることが理解されるだろう。したがって、特許請求の範囲は、ここに示した実施形態に制限されることを意図しているものではなく、ここに開示した特許請求の範囲の文言と矛盾しない最も広い範囲にしたがうことを意図している。要素への単数での参照は、明示的に単数であると述べられていない限り、“1および1のみ”を意味することを意図しているのではなく、むしろ“1以上の”を意味することを意図している。当業者によって知られ、もしくは後に知られることとなる、本開示を通して説明したさまざまな実施形態のすべての構造的および機能的な均等物は、ここで参照により明示的に組み込まれ、本特許請求の範囲に含まれることとを意図している。さらに、特許請求の範囲により含まれることになる装置や方法が、本発明により解決されるべきそれぞれのおよびすべての問題を取り扱う必要はない。さらに、この開示中のどの要素、コンポーネント、方法ステップも、その要素、コンポーネント、方法ステップが特許請求の範囲中に明示的に列挙されているか否かにかかわらず、公共に捧げられることを意図していない。ここに述べられたどの請求項の要素も、要素が“ミーンズフォー”という句を用いて明示的に列挙されない限り、もしくは方法の請求項の場合は要素が“アクト”の代わりに“ステップ”として明示的に列挙されない限り、35U.S.C.112条第6パラグラフの条文のもとで解釈されるべきではない。