JP2013514972A - 認知改善薬として有益なクミスクチン抽出物 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
イソピマランジテルペンタイプの化合物
または、他の実施形態では下記式IA
上式中、
R1、R2、R3、R6およびR12はそれぞれ独立に、水素、水酸基、アシルオキシ、置換または未置換アルキルオキシ、アルケニルオキシあるいはアルキニルオキシであり、特にC1−C7−アルカンカルボニル(C2−C8−アルカノイル)あるいは置換または未置換C6−C12アロイルであり、
R1*は水素であり、
R2*は水素であり、
あるいはR2およびR2*は一緒にオキソを形成し、
あるいはR1*とR2*は一緒に二重結合を形成し、
R3*は水素であり、あるいはR3*と一緒にオキソ(=0)を形成し、
R4、R5、R10およびR14はそれぞれ、アルキルオキシ、置換または未置換アルキル、アルケニルあるいはアルキニルであり、
あるいはR4はカルボキシルまたはアルコキシカルボニルであってもよく、
R7およびR8はそれぞれ水素、または一緒にオキソ(=0)を形成し、
R9は水素、水酸基、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、
R11は水素、水酸基、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、
R13は水素またはアルキルであり、
あるいはR12およびR13は一緒にオキソを形成し、
R15は水酸基、アシルオキシ、置換または未置換アルキルオキシ、アルケニルオキシ、あるいはアルキニルオキシであり、あるいはR11およびR12は一緒にオキソを形成する。
上式中、
R1、R2、R3、R6は互いに独立に、水酸基、C2−C8アルカノイルオキシおよびベンゾイルオキシから構成される群から選択され、
R1*、R2*、R3*はそれぞれ水素であり、
R4はC1−C7アルキルであり、
R5はC1−C7アルキルであり、
R7およびR8は一緒にオキソ(=0)を形成し、
R9は水酸基、C1−C7アルキルまたはC2−C7アルケニルまたはアルキニルであり、
R10はC1−C7アルキルであり、
R11は水素またはC2−C7アルケニルであり、
R12は水酸基、C2−C8アルカノイルオキシまたはベンゾイルオキシであり、
R13は水素であり、
あるいはR12およびR13は一緒にオキソ(=0)を形成し、
R14はC1−C7アルキルであり、
R15は水酸基であり;およびまたはその溶媒和物である。
(1)認知能力管理のために、哺乳類特に人間の治療(予防的治療を含む)に使用される、式Iの化合物、該化合物類の混合物、あるいは特に該化合物の1つまたは複数を含む(好適にはさらに濃縮された)抽出物。
(2)薬学的に許容可能な希釈剤またはキャリアと一緒の有効成分として、特に(1)で言及した治療およびまたは予防的治療に使用される、式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物、あるいは特に式Iの化合物の1つまたは複数を含む(好適にはさらに濃縮された)抽出物を含む薬学的または栄養補助食品的組成物。
(2’)食品の有効成分サプリメントとして、式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物、あるいは特に式Iの化合物の1つまたは複数を含む(好適にはさらに濃縮された)抽出物と、薬学的に許容可能な希釈剤またはキャリアと、を含む、(1)で言及した治療のための薬学的または栄養補助食品的組成物。
(3)(1)で言及した治療のための有効成分として、式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物、あるいは特に(好適にはさらに濃縮された)抽出物を含む機能性食品。
(4)特に(1)で言及した治療の必要がある個体に有効な成分として、薬学的または栄養補助食品的に有効な量の式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物、あるいは式Iの化合物の1つまたは複数を含む(好適にはさらに濃縮された)抽出物を投与することを含む、そうした治療が必要な被験者における治療方法。
(5)(1)で言及した治療のための薬物、栄養補助食品または食品サプリメントの製造の有効成分としての、式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物、あるいは式Iの化合物の1つまたは複数を含む(好適にはさらに濃縮された)抽出物の使用。
(6)有効成分および薬学的に有効な異なる化合物およびまたは薬学的に許容可能なその塩として、治療上有効な量の式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物、あるいは特に式Iの化合物の1つまたは複数を含む(好適にはさらに濃縮された)抽出物の、例えば併用または順番に同時投与することを含む(4)で定義された使用方法であって、前記薬学的に有効な異なる化合物およびまたはその塩は、特に(1)で言及した治療に使用されることを特徴とする方法。
(7)有効成分として、治療上有効な量の式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物、あるいは特に式Iの化合物の1つまたは複数を含む(好適にはさらに濃縮された)抽出物と、薬学的に有効な異なる化合物およびまたは薬学的に許容可能なその塩と、を含む組み合わせ製品であって、前記第2の薬学的に有効な化合物は、特に(1)で言及した治療で使用されるものであることを特徴とする製品。
クミスクチンの葉(商品:Galke、Gittelde/Harz、ドイツ)(OS1)2000gを研究用ミル(Retsch ZM200、Haan、ドイツ)を使用して微粉にし、その後、超音波処理により、それぞれ70容積%のエタノール水溶液6,500mlを用いて室温×30分間の抽出を2度行った。溶液を残りの材料から分離した。有機溶媒は減圧下40℃除去した。残った水相を最終容積が2000mlになるように水で調整した後、液/液分離により、それぞれ2000mlの酢酸エチルで4度抽出した。この4つの酢酸エチル抽出物を一緒にし(一緒にしたものをOS1(1)と呼び、このOSはソースとしてのクミスクチンを表わす)、乾燥(Na2S04)させ、溶媒を減圧下40℃で蒸発させた。残った水相(OS1(2))も減圧下40℃で蒸発させ、乾燥抽出物の収量が表1のように求められた。
分離プロセス全体の詳細を示す経路情報を表2に示す。MPLC分離として大量の逆相材料に最初の分離ステップ(手順1)を行って、ほとんどのマトリックスから分析的に検知可能な化合物を分離した。その後の実験規模の分離すべてに対して、最高200mgの材料に対する容積を有する逆相分離カラムを含めて、分離ごとにHPLCをセットアップした。溶離勾配は、表3の分離条件に従って選択した。該システムは概して、水/アセトニトリル混合物に基づいたものであった。アイソクラチック条件下で溶媒としてアセトニトリルを用い、PSIカラム(分子ろ過クロマトグラフィ、Merck社、Darmstadt、ドイツから提供されたカラム)上で精製化合物のための最終分離ステップを行った。減圧濃縮器を用いてすべての画分を乾燥させ(設定温度40℃)、収量を求めた。すべての単独の画分ステップ制御のために、生成する画分を上記のHPLC−UV−ELSDによって分析した。
プロトン周波数500.13MHzで作動中の温度293KのBruker DRX500分光計のDMSO−d6にNMRスペクトルを記録した。抽出UVを含むHPLC−MS/UVデータおよび正イオンと負イオンESIスペクトルと共に、1Dおよび2DのNMRスペクトルを徹底的に解釈して構造解明を行った。最小のNMRデータセットは、1DプロトンNMR、1H、1H−gCOSY、1H、13C−gHSQC、1H、13C−gHMBCスペクトルで構成されていた。
クミスクチンの粉砕葉(実施例1と同じ材料および手順)1kgを2Lと1.5Lのエタノール−水70:30で2度抽出した。ろ過後、前記エタノール−水抽出物を蒸発・乾燥させ、収量は128.3gであった。品質制御のために、サンプル濃度100mg/mlのメタノール溶液をHPLC−UV−MS−ELSD分析にかけた(図2)。
クミスクチンの粉砕葉(実施例1と同じ材料および手順)10gを100mlのエタノール−水90:10で2度抽出した。ろ過後、前記エタノールを蒸発させ、残りの水相を全容積が100mlになるまで水で満たした。最初に、この水性サンプルをn−ヘプタンで3度脱脂した。その後、前記水相をそれぞれ100mlの酢酸エチルで3度抽出した。前記有機相(n−ヘプタンおよび酢酸エチル)と残りの水相を蒸発・乾燥させた。
精製化合物およびまたは抽出物の生物活性を求めてもよい。前記抽出物は、上記に概説した方法のいずれかにより、原抽出物として(実施例1およびまたは実施例3)、および実施例2および4の手順のいずれかに従って濃縮または部分的に精製された画分として調製され得る。
信頼性と再現性を最大化するために、この研究で使用した方法は、科学文献(Varani K,Gessi S,Dalpiaz A,Borea PA(1996)Br.J.Pharmacol.117,1693Pharmacological and biochemical characterization of purified A2A adenosine receptors in human platelet membranes by [3H]CGS−21680 binding)から適合させたものである。得られた結果の有効性を確かにするために、必須の部分として参照標準を行った。
以下の条件下で測定を行う(測定No.200610、Ricerca Bioscience,LLC、台北、台湾)。
ソース:人間の組み換えHEK−293細胞
配位子:0.05μΜ[3H]CGS−21680
賦形剤:1%DMSO
インキュベーション時間/温度:90分/25℃
インキュベーション緩衝液:50のmMトリス−HCl、pH7.4、10mM MgCl2、1mM EDTA、2U/mLアデノシンデアミナーゼ
非特異性配位子:50μΜ NECA
KD:0.064μΜ
Bmax:7pmole/mgタンパク質
特異結合:85%
定量法:放射性リガンド結合
記憶向上活性の検出方法は、Lemaire等により記載された方法(Psychopharmacology,115,435−440,1994)に従う。見慣れない若いネズミを成熟した成体ネズミの個々のホームに5分間入れた。この第1の接触(C1)の後、前記の若いネズミを隔離ケージに戻し、120分後に同じ成熟した成体ネズミに5分間接触(C2)させた.
記憶向上活性の検出方法は、EnnaceurおよびDelacourにより記載された方法(Behav.Brain Res.31,47−59,1988)に従う。最初に、ネズミ(300〜400g)を、上部から光を当てたグレーのプラスチック領域(65×34×45cm)である実験用囲い地に慣れさせた。約24時間後に、ネズミをそれぞれ、約19cm離して置いた2つの同一の物体(サンプル物体)が存在する塩基囲い地に5分間入れた。この第1の暴露(E1)後、次に、各ネズミをホームケージに戻した。48時間後、ネズミを再度、前記サンプル物体の第3のコピー(見慣れたもの)と新規な物体が存在する前記囲い地に3分間(E2)入れた。ネズミの行動をビデオでモニターした。
Claims (15)
- オルソシホン属の植物、特にその葉からの抽出物であるイソピマランジテルペンタイプの化合物または化合物類の混合物あるいは抽出物であって、遊離形態、薬学的または栄養補助食品的に許容可能な塩の形態およびまたは溶媒和形態の、人間を含む哺乳類の認知能力管理に使用するためのこうした化合物の1つまたは複数、あるいは、化学的改質の有無にかかわらずこうした抽出物から得られる濃縮化合物類または単一化合物類の混合物を含むことを特徴とする化合物、化合物類の混合物または抽出物。
- 前記1つまたは複数の化合物は、式Iの化合物類から選択され、それぞれ遊離形態およびまたは栄養補助食品的におよびまたは薬学的に許容可能な塩として;そのようなものとしておよびまたは溶媒和物として存在することを特徴とする請求項1に従って使用される化合物、化合物の混合物または抽出物。
R1、R2、R3、R6およびR12はそれぞれ独立に、水素、水酸基、アシルオキシ、置換または未置換アルキルオキシ、アルケニルオキシあるいはアルキニルオキシであり、特にC1−C7−アルカンカルボニル(C2−C8−アルカノイル)あるいは置換または未置換C6−C12アロイルであり、
R1*は水素であり、
R2*は水素であり、
あるいはR2およびR2*は一緒にオキソを形成し、
あるいはR1*とR2*は一緒に二重結合を形成し、
R3*は水素であり、あるいはR3*と一緒にオキソ(=0)を形成し、
R4、R5、R10およびR14はそれぞれ、アルキルオキシ、置換または未置換アルキル、アルケニルあるいはアルキニルであり、
あるいはR4はカルボキシルまたはアルコキシカルボニルであってもよく、
R7およびR8はそれぞれ水素、または一緒にオキソ(=0)を形成し、
R9は水素、水酸基、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、
R11は水素、水酸基、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、
R13は水素またはアルキルであり、
あるいはR12およびR13は一緒にオキソ(=0)を形成し、
R15は水酸基、アシルオキシ、置換または未置換アルキルオキシ、アルケニルオキシ、あるいはアルキニルオキシであり、
あるいはR11およびR12は一緒にオキソ(=0)を形成する。
- 前記1つまたは複数の化合物は式Iの化合物から選択されることを特徴とする請求項2に従って使用される化合物、化合物の混合物または抽出物。
上式において、
R1、R2、R3およびR6はそれぞれ独立に、水酸基、C2−C8アルカノイルオキシまたはベンゾイルオキシであり、
R1*、R2*およびR3*は水素であり、
R4はC1−C7アルキルであり、
R5はC1−C7アルキルであり、
R7およびR8は一緒にオキソを形成し、
R9は水酸基、C1−C7アルキルまたはC2−C7アルケニルまたはアルキニルであり、
R10はC1−C7アルキルであり、
R11は水素、水酸基、C2−C7アルケニルであり、
R12は水酸基、C1−C7アルカノイルオキシまたはベンゾイルオキシであり、
R13は水素であり、
あるいはR12およびR13は一緒にオキソを形成し、
R14はC1−C7アルキルであり、
R15は水酸基、およびまたはこの溶媒和物である。 - 前記化合物または化合物類は、Orthosiphol J,Orthosiphol H,Orthosiphol B,Orthosiphol A,Orthosiphone AおよびOrthosiphol Dから構成される群から選択されるものか、またはその溶媒和物であることを特徴とする請求項1に従って使用される化合物、化合物の混合物または抽出物。
- 遊離形態、薬学的に許容可能な塩の形態または溶媒和形態の、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の化合物を1つまたは複数含む、請求項1に従って使用されるクミスクチンからの抽出物であって、前記抽出物は、有機極性溶媒、溶媒混合物、あるいは超臨界流体特にCO2の存在下またはこれらを用いたクミスクチンからの抽出と、選択的にその後、溶媒分配およびまたはクロマトグラフィと、によって得られることを特徴とする抽出物。
- クミスクチンの葉から得られる、請求項6に従って使用される抽出物。
- 請求項2乃至請求項5のいずれかに従って使用される式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物およびまたは抽出物であって、遊離形態およびまたは薬学的に許容可能な塩の形態の前記式Iの化合物または化合物類の存在量は10質量%以上であり、50質量%以上、特に80〜100質量%などのように30質量%以上であることを特徴とする化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに従って使用される化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物であって、前記化合物または化合物類は遊離形態およびまたは薬学的に許容可能な塩の形態であり、前記使用は、向知性治療、認知結果向上治療;認知機能障害あるいは認知または精神的機能障害、学習およびまたは記憶障害、ストレス性健忘症、年齢性の軽度認識障害、脳変性疾患、中枢神経系の虚血、不安神経症または抑うつ病、認知症、強迫行動、注意欠陥多動性障害、睡眠障害、短気、衝動性または怒りに対する治療;一般的な学習および記憶の向上、中毒性物質あるいはこれらのものの複数の使用終了に伴う禁断症状の治療において、単一の薬剤または他の1つまたは複数の活性剤と組み合わせられたものであることを特徴とする化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに従って使用される化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物であって、前記化合物または化合物類は遊離形態およびまたは薬学的に許容可能な塩の形態であり、前記使用は一般的な被験者の状態を向上させるものであることを特徴とする化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに従って使用される化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物であって、前記化合物または化合物類は遊離形態およびまたは薬学的に許容可能な塩の形態であり、前記使用は経口投与で行われるものであることを特徴とする化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに従って使用される式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物およびまたは抽出物であって、前記式Iの化合物または化合物類は遊離形態およびまたは薬学的に許容可能な塩の形態であり、前記使用は食品添加物としてのものであることを特徴とする化合物、化合物類の混合物およびまたは抽出物。
- 1つまたは複数の追加の活性剤の存在の有無にかかわらず、少なくとも1つの薬学的または栄養補助食品的に許容可能なキャリア材料と共に、人間を含む哺乳類の認知能力管理に使用される、遊離形態、薬学的に許容可能な塩の形態およびまたは溶媒和形態の式Iの化合物、式Iの化合物類の混合物または抽出物を含む、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の医薬組成物または栄養補助組成物。
- 認知能力管理のために、こうした治療が必要な人間を含む哺乳類の治療方法であって、前記哺乳類に、薬学的または栄養補助食品的に効果的な量の、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のイソピマランジテルペンタイプの化合物、こうした化合物類の混合物およびまたはこうした化合物を含む抽出物、およびまたは請求項6または請求項7のいずれかに記載の抽出物を投与するステップを含む治療方法であって、前記化合物(類)は、遊離形態、薬学的に許容可能な塩の形態およびまたは溶媒和物として存在し得ることを特徴とする方法。
- 請求項1、請求項2、請求項9、請求項10または請求項11のいずれかに記載の認知障害管理における、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の化合物、化合物類の混合物または抽出物使用、あるいは、前記管理で使用される医薬製剤およびまたは栄養補助食品製剤の製造におけるこれらの使用。
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