JP2013514354A - 酢酸アリル精製 - Google Patents

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Abstract

酢酸アリルの精製方法を開示する。アセトキシル化混合物を上昇させた圧力で蒸留してプロピレンを除去し、酢酸アリル、酢酸、アクロレイン、二酢酸アリル、および3−アセトキシプロピオンアルデヒドを含む第1塔底混合物を生じさせる。該第1塔底混合物をフラッシュ蒸発させ、得られた蒸気と固体酸触媒とを二酢酸アリルおよび3−アセトキシプロピオンアルデヒドを分解させるのに有効な条件下で接触させる。酢酸アリル、酢酸、およびアクロレインを含む、該フラッシュ処理済み生成物を、次いで、蒸留してアクロレインを除去し、酢酸アリルおよび酢酸を含む第2塔底混合物を生じさせる。該第2塔底混合物をアリルアルコールの製造に使用できる。

Description

本発明は、プロピレンのアセトキシル化により生成される酢酸アリルの精製方法に関する。
アリルアルコールは、アリルエステル誘導体、アリルモノマー類、1,4−ブタンジオール、およびスチレン−アリルアルコールコポリマー類のようなポリマー類の製造のための価値ある中間体である。アリルアルコールはプロピレンオキシドを異性化することにより製造することができるが、プロピレンをアセトキシル化し、次いで、得られる酢酸アリルの加水分解することによっても製造できる。
酢酸アリルを生成するアセトキシル化は、プロピレン、酢酸および蒸気相の酸素を貴金属触媒、典型的にはパラジウムの存在下で反応させることにより行う。反応物の加熱した混合物を、典型的には、担持金属触媒床と接触させ、生成物を蒸留により分離する。
プロピレンのアセトキシル化は周知であり、多くの文献が、触媒寿命、生産性またはその他の重要な結果を改良する種々のプロモーターを使用する方法を教示する。例えば、米国特許第4,647,690号明細書および第4,571,431号明細書を参照されたい。これらの明細書は、プロピレン、酢酸、および酸素を、パラジウム、カリウム、およびビスマスの存在下、さらに追加のルビジウムもしくはマグネシウムプロモーターの存在下で反応させることにより、酢酸アリルを製造することを教示する。追加の数文献の例は、米国特許第3,925,452号明細書、第3,917,676号明細書、第5,011,980号明細書および第7,265,243号明細書である。
種々のスキームが、アセトキシル化により生成した酢酸アリルを精製するために考案されてきた。普通、酢酸アリルは、複数蒸留に関連する複雑な一連の工程で塔頂流として分離する。例えば、マツオカ等(ダイセル、特開平2−96548号公報)は、精製した酢酸アリルを一連の5蒸留塔を使用してアセトキシル化反応混合物から回収するが(図1参照)、塔各々がプロセスに相当の経費を付加する。この文献によれば、最後の2蒸留塔(図中10−10および11−11と表示)は、酢酸アリル生成物を直接アリルアルコールに変換する場合、不必要である。しかし、なお、3蒸留塔が残る。3蒸留塔のうち2本(5−5、8−8と表示)において、酢酸アリルの総てを塔頂で回収するが、エネルギー集約的である。したがって、酢酸アリル塔頂流の総てを回収する巨額資本および多数塔蒸留スキームを回避しながら、精製した酢酸アリルを回収する必要性がある。
理想的には、塔頂蒸留生成物としての酢酸アリルを回収する必要がなく、アリルアルコールを生成するのに酢酸アリルが使用できることである。しかし、事柄を複雑にするのは、アセトキシル化の間に形成する高沸点不純物である。これらのうちの1不純物は二酢酸アリルであり、アリリデンジアセテートまたは1,1−ジアセトキシ−2−プロパンとしても知られている。それは、本質的にアクロレインおよび酢酸の2当量の反応から誘導されるアセタールである。アセトキシル化による酢酸アリル製造を論じる殆どの文献は二酢酸アリルの形成や除去に関して述べていない。しかし、二酢酸アリルを除去する方法は、論議されている(例えば、特開平1−250338号公報(ダイセル)、特開平2−296548号公報(ダイセル、上記した)、特開昭61−238745号公報(クラレ)、および特開昭53−071009号公報(クラレ))。通常、二酢酸アリル−含有混合物は、蒸留塔からサイドドローとして単離し、該混合物を単に加熱してアクロレイン、酢酸および未変換二酢酸アリルの混合物に変換する。
我々の最近の特許出願(2009年2月5日出願、出願番号第12/322,650号参照)でこれらの初期のプロセスの幾つかについて論じているが、当該出願は二酢酸アリルを含有するアセトキシル化混合物の精製方法を記載する。蒸気相のアセトキシル化混合物と固体酸触媒とを接触させることにより、我々は、二酢酸アリルを効率的にアクロレインに分解し、中間流からそれを除去した。これにより、二酢酸アリル(標準的には「重質」不純物)を、より揮発的な反応生成物(アクロレイン)として除去できる。プロセスを実施する一方法は、アセトキシル化、二酢酸アリル分解、未反応プロピレンを除去・再循環するための蒸留、そして、軽質不純物を除去するための蒸留を含む。
その他の不純物は、塔頂回収を回避しながら、精製酢酸アリルの回収をしようとするスキームをさらに複雑にする。さらに以下に示すように、我々は、二酢酸アリル分解由来のもしくは別に存在するアクロレインは、プロピレン回収カラムリボイラー中に標準的に存在する条件下酢酸と反応して3−アセトキシプロピオンアルデヒドを与え、当該3−アセトキシプロピオンアルデヒドは以前に認識されていなかった重質不純物であり、酢酸アリルから分離するのが困難であることを見出した。
不運なことに、重質不純物(二酢酸アリル、3−アセトキシプロピオンアルデヒド)は、単純に無視することができない。これらの不純物を酢酸アリル加水分解工程に通過させると、当該不純物は加水分解を触媒するのに使用するイオン交換樹脂と反応し、それにより、アクロレインを再発生させ得る。
要約すると、プロピレンアセトキシル化により生成する酢酸アリルを精製するより良い方法が必要である。好適な方法は、多数蒸留塔を使用することの資本および収量損失コストを回避し、塔底生成物として精製した酢酸アリルの回収ができ、高沸点不純物を排除することである。理想的な方法は、アセトキシル化および酢酸アリル加水分解によるプロピレンからアリルアルコールの2工程製造と共に、商業的に実施できることである。
米国特許第4,647,690号明細書 米国特許第4,571,431号明細書 米国特許第3,925,452号明細書 米国特許第3,917,676号明細書 米国特許第5,011,980号明細書 米国特許第7,265,243号明細書 特開平2−96548号公報 特開平1−250338号公報 特開昭61−238745号公報 特開昭53−071009号公報
本発明は酢酸アリルの精製方法である。
上昇させた圧力でアセトキシル化混合物を蒸留してプロピレンを除去し、酢酸アリル、酢酸、アクロレイン、二酢酸アリル、および3−アセトキシプロピオンアルデヒドを含む第1塔底混合物を生じさせる。該第1塔底混合物をフラッシュ蒸発させ、得られた蒸気を、二酢酸アリルおよび3−アセトキシプロピオンアルデヒドを分解させるのに有効な条件下で固体酸触媒と接触させる。その後、フラッシュ生成物(酢酸アリル、酢酸およびアクロレインを含む)を蒸留してアクロレインを除去し、酢酸アリルおよび酢酸を含む第2塔底混合物を生じさせる。この第2塔底混合物をアリルアルコールを製造するのに使用できる。
アセトキシル化混合物が、本発明の酢酸アリル精製方法のための出発物質である。「アセトキシル化混合物」という用語は、酢酸アリル、酢酸、およびプロピレンを含む混合物を意味する。当該混合物は、標準的には、プロピレン、酢酸および酸素が、酢酸アリル(目的最終生成物)を生じさせるのに有効な条件下で貴金属触媒の存在下で反応させるとき、少割合の不純物と共に得られ、これらの不純物は、典型的には、アクロレインおよび二酢酸アリルを含む。通常、水および痕跡量のその他の成分もアセトキシル化混合物中に存在する。アセトキシル化混合物の正確な含量は、特定のアセトキシル化プロセス、触媒選択、装置、反応条件、その他の因子の性質に依存する。しかし、代表的なアセトキシル化混合物は、(重量%で)プロピレン(20〜60%)、酢酸アリル(5〜40%)、および酢酸(10〜50%)を含有する。アセトキシル化混合物は、水(1〜10%)、アクロレイン(0.01〜2%)、および二酢酸アリル(0.1〜10%)も含有し得る。
アセトキシル化混合物は、既に周知であり、例えば、米国特許第7,265,243号、第5,011,980号、第4,647,690号、第4,571,431号、第3,925,452号および第3,917,676号各明細書に記載されている手順により最も慣用的に生じさせる。前述したように、貴金属触媒、好ましくは、パラジウムを使用し、当該触媒は、有利には、その他の金属またはプロモーターと組み合わせて、活性向上させ、触媒寿命を延長し、または変換性および選択性を増強させる。本発明の方法に使用するのに適している1アセトキシル化混合物は、プロピレン、酢酸、および酸素を、アルミナに担持させ、金および酢酸カリウムや酢酸セシウムのようなアルカリ金属アセテートで促進化させたパラジウムの存在下で反応させることにより得る。
本発明方法の第1工程では、アセトキシル化混合物を上昇させた圧力で蒸留し、プロピレンを除去し、「第1塔底混合物」を生じさせる。好ましくは、アセトキシル化反応混合物は、反応温度への接近時アセトキシル化ユニットを出、圧縮されてから蒸留ユニットに入る。蒸留を、プロピレン塔頂流を除去するのに有効な条件下で圧力を上昇させて行い、第1塔底混合物にその他の揮発性物質を維持させる。塔頂プロピレンを集めるために冷却の必要性を可究的に少なくするかなくするのに足る高い圧力が好適である。アセトキシル化混合物については既に記載した。
第1塔底混合物は、酢酸アリル、酢酸、アクロレイン、および二酢酸アリルを含む。第1塔底混合物中の代表的な量は(重量基準で)酢酸アリル(10〜50%)、酢酸(50〜90%)、アクロレイン(0.01〜2%)および二酢酸アリル(0.1〜10%)である。さらに、第1塔底混合物は、3−アセトキシプロピオンアルデヒド(蒸留塔のリボイラー部で形成すると思われるが、現在まで認められていなかった不純物)を含む。生じた3−アセトキシプロピオンアルデヒドの量は少量であるが、有意であり、典型的には、塔底混合物中に数千ppmである。この量は、酢酸アリルを加水分解してアリルアルコールを生成するのに標準的に使用される酸性イオン交換樹脂を害するのに通常充分であるので、有意である。
アセトキシル化混合物の蒸留は上昇させた圧力で行う。この蒸留に使用する圧力は、蒸留性塔頂流からプロピレン以外の軽質有機物を維持するのに足る。この圧力は、好ましくは、プロピレン塔頂流を集めるのに冷凍の必要性を回避するのに足る量である。好ましくは、圧力は、50psiaを超え、より好ましくは、100〜500psia、そして最も好ましくは、200〜300psiaである。蒸留塔のリボイラー温度は、好ましくは、180℃〜230℃、より好ましくは、190℃〜210℃である。好ましくは、プロピレンは塔頂温度より10℃高く、より好ましくは20℃〜50℃高い温度で除去する。
プロセスの第2工程では、第1塔底混合物をフラッシュ蒸発させる。「フラッシュ蒸発」は、上昇させた温度および圧力を維持した、液体混合物を急速に圧力を減じ、それにより、完全にまたは殆ど蒸気相に変換する。第1塔底混合物中に含まれる潜熱は、混合物の圧力を減じるか放出するとき、その急速蒸気化を促進する。得られた蒸気を、好ましくは、直ちに、第1塔底混合物中に存在する二酢酸アリルおよび3−アセトキシプロピオンアルデヒドの少なくとも一部を分解して酢酸およびアクロレインを与えるのに効果的条件下で固体酸触媒と接触させる。
したがって、フラッシュ蒸発化第1塔底混合物を固体酸触媒に接触させることによりもたらされるフラッシュ処理済み生成物は、酢酸アリル、酢酸、およびアクロレインを含む。フラッシュ処理済み生成物の代表的量(wt%)は:酢酸アリル(10〜50%);酢酸(50〜90%);アクロレイン(0.01〜2%)である。フラッシュ処理済み生成物は、典型的には、水(1〜10%)も含有する。2種類の高沸点不純物を、効率的に、単一の低沸点不純物(アクロレイン)に変換する。二酢酸アリルは、本質的にはアセタールであり、アクロレインの1当量および酢酸の2当量に「分解」または変換するが、3−アセトキシプロピオンアルデヒドは、各々アクロレインおよび酢酸の1当量を与える。アクロレインは、酢酸や酢酸アリルよりもより揮発性であり、それ故、塔頂蒸留分として、次工程で都合良く除去できる。理想的には、アセトキシル化混合物中に存在する二酢酸アリルおよび3−アセトキシプロピオンアルデヒドの殆どまたは総てがアクロレインに変換されることである。各々についての典型的な変換は、50%〜100%、一般的に少なくとも75%、そしてより典型的には85%〜99%の範囲である。
適切な固体酸触媒は、第1塔底混合物中に含有されている二酢酸アリルおよび3−アセトキシプロピオンアルデヒドの少なくとも一部(好ましくは、総て)をアクロレインに変換するのに足る酸である。しかし、固体酸触媒は、目的酢酸アリル生成を妨げることもなく変換を促進するべきである。固体酸触媒が活発すぎる場合、酢酸アリルと酢酸が反応して二酢酸プロピレングリコールを与える副作用を起こすことがあり、この副反応を好ましくは回避する。
適切な固体酸触媒類には、一般にクレー;混合酸化物(シリカ−アルミナ類、シリカ−チタニア類、アルミナ−ボリア類、シリカ−ジルコニア類、シリカ−マグネシア等);分子篩およびゼオライト類;イオン交換樹脂;ヘテロポリ酸類;無機酸化物類;サルフェート類;ナイトレート類;ホスフェート類(例:AlPO類やSAPO類)、およびハライド類;活性化炭素類等、ならびにその混合物等がある。追加の適切な固体酸触媒類は、米国特許第7,344,635号および同第5,326,923号各明細書、さらにK.タナベ等、New Solid Acids and Bases:Their Catalytic Properties、Elsevier、NewYork(1989)に記載されている。好適な固体酸触媒は相対的に低い酸性である。シリカ−アルミナ類およびアンモニアまたは金属含有Y−ゼオライト類は、特に好適である。適切な固体酸触媒には、Davicat SMRシリカ−アルミナ触媒類(GraceDavisonの製品)等がある。固体酸触媒は、いずれの所望の形態、すなわち、粉末、顆粒、錠剤、押出物等の形態で使用できる。
フラシュ処理済み第1塔底混合物および固体酸触媒は、好ましくは、大気圧または概ね大気圧および60℃〜200℃の範囲、より好ましくは140℃〜190℃の範囲内の温度で接触させる。
固体酸触媒処理後、フラシュ処理生成物の殆どまたは総てを、アクロレインを、好ましくは、塔頂蒸留分として除去するために蒸留し、酢酸アリルおよび酢酸を含む第2塔底混合物を生じさせる。第2塔底混合物の典型的な量(wt%)は:酢酸アリル(10〜50%)および酢酸(50〜90%)である。第2塔底混合物は、通常、水およびいくらかのアリルアルコールも含有する。この蒸留は、好ましくは、大気圧または概ね大気圧で行う。好ましくは、アクロレインを、80℃未満、より好ましくは、50℃〜70℃、最も好ましくは、55℃〜65℃の塔頂温度で除去する。蒸留塔のリボイラー温度は、好ましくは、80℃〜150℃、より好ましくは、100℃〜130℃の範囲内に維持する。この蒸留は、相対的に低い温度で行うので、アクロレインは、酢酸と反応して、この塔中で3−アセトキシプロピオンアルデヒドを生成する傾向はない。
第2塔頂混合物は、本質的に、それ自身中およびそれ自身の価値を制限する品質を高めた酢酸アリル流である。しかし、当該酢酸アリルは、1,4−ブタンジオール、殺虫剤、薬物、およびCR−39樹脂やスチレン−アリルアルコールコポリマー類を含む種々のポリマー樹脂を製造するのに使用される化合物である、アリルアルコールを製造するための加水分解反応における供給原料として使用するのに良く適している。酢酸アリルをアリルアルコールに加水分解するためのいずれの適切な試薬(類)も使用できる。一好適アプローチでは、第2塔底混合物を、水と、酸触媒と、好ましくは、酢酸アリルの少なくとも一部をアリルアルコールに変換するのに有効な条件下で周知の方法にしたがう、酸性イオン交換樹脂と、を接触させる。次いで、アリルアルコールを回収し、慣用技術により精製する。典型的には、スルホン酸樹脂(例えば、Amberlyst 15)を使用する。例えば、米国特許第3,970,713号明細書、英国特許第1,306,219号、米国特許出願公開第2006/0084829号公報を参照。
本発明の方法は多くの利点を提供し、それには、少なくとも:
1.アクロレインへの高沸点不純物の変換 二酢酸アリルおよび3−アセトキシプロピオンアルデヒドをアクロレインへ変換されるので、高沸点不純物は除去されて、うまく低沸点不純物になる。これにより、蒸留して塔頂留分として少量画分の低沸点物質を除去して酢酸アリルの精製が可能となる。さらに慣用的な精製では、当業者は、目的酢酸アリルの殆どまたは総てを蒸留し、残留物中により高い沸点の不純物を残す。このような代替法は、エネルギー消費的、非常に費用のかかる、しかも残留物中に価値のある酢酸アリル生成物を犠牲にする。
2.酢酸アリル加水分解を妨害し得る不純物の除去 これらの不純物を除去しない限り、上記注視した高沸点不純物は加水分解段階まで存続する。これらの不純物は典型的には低濃度で存在するが、酢酸アリルをアリルアルコールに加水分解するために触媒として使用するイオン交換樹脂に依然として毒性を示すことがある。特に、3−アセトキシプロピオンアルデヒドが、樹脂の存在下でアクロレインを再生させ、究極的に当該樹脂を汚染する。
3.エネルギー効果利用 アセトキシル化混合物からの未反応プロピレンは、上昇させた圧力における蒸留により都合良く殆ど除去して第1塔底混合物に残る。これは、アセトキシル化中に使用し発生した熱をうまく利用する。同じ熱を本発明のプロセスで使用し、第1塔底混合物をフラッシュ蒸発させ、高沸点不純物のアクロレインへの変換を促進する。さらに、高圧におけるプロピレン除去は、プロピレンを濃縮する高価な冷却の必要性をなくす。
4.実施に対する簡便性 第1塔底混合物のフラッシュ蒸発ならびに制御した温度および圧力下での当該混合物と固体酸触媒との接触は複雑でない。特別な試薬や装置は必要ない。
5.組み合わせするのに容易 本発明の方法は、アセトキシル化工程および酢酸アリル加水分解工程の双方とも途切れなく組み合わせることができ普通に行うことができる。
下記の実施例は本発明を単に例証するのみである。当業者は、本発明の精神および特許請求の範囲内で多くの変動を了解するであろう。
(比較例1)
二酢酸アリル分解はプロピレン回収に先行する
プロピレン、酢酸、および酸素は、パラジウム触媒の存在下で反応し、(重量%で)プロピレン(〜39%)、酢酸(18%)、酢酸アリル(12%)、水(4.8%)、二酢酸アリル(0.8%)、およびアクロレイン(0.07%)を、プロパン、アルゴンおよび二酸化炭素と共に含むアセトキシル化混合物を与える。当該混合物を、蒸気相中で、シリカ−アルミナ触媒床と160℃で接触させて二酢酸アリルを分解させて、アクロレイン含量を0.38重量%に増加させる。その後、該混合物を圧縮させて、蒸留塔に送り、プロピレンを回収する。最大リボイラー温度〜190℃および最大リボイラー圧力〜200psiaでプロピレンを除いた後、濃縮塔底混合物は、おおよそ(重量%で):酢酸(〜50%)、酢酸アリル(〜35%)、水(〜13%)、アクロレイン(〜0.8%)、および3−アセトキシプロピオンアルデヒド(〜0.4%)を含む。
この例は、プロピレン除去に続き、生成物混合物中に残るアクロレインの量が約1重量%であり、いくらかのアクロレインが酢酸と反応して3−アセトキシプロピオンアルデヒドを生じさせることを示す。比較例2および3は、過剰の冷却なしでプロピレン除去を促進する条件下でアクロレインおよび酢酸の反応をさらに求める。
(比較例2)
3−アセトキシプロピオンアルデヒド形成の動力学
比較例1で記載した通りの一般的に得られる反応混合物の組成をシミュレートするために単純化した混合物を調製する。この混合物は、(重量%で)酢酸(86%)、水(13%)、およびアクロレイン(1.0%)を含有する。この混合物を密封容器中、125℃で0.5時間加熱し、穏やかな温度および圧力で操作するプロピレンリボイラーの条件をシミュレートする。0.5時間後、アクロレインの26%が3−アセトキシプロピオンアルデヒドに変換する。
(比較例3)
3−アセトキシプロピオンアルデヒド形成の動力学
第2単純化混合物は、(重量%で)酢酸(88.9%)、水(9.4%)、およびアクロレイン(1.7%)を含有する。この混合物を密封容器中、190℃で0.5時間加熱し、いくらか高い温度および圧力で操作するプロピレンリボイラーの条件をシミュレートする。0.5時間後、アクロレインの18%が3−アセトキシプロピオンアルデヒドに変換する。
比較例2および3は、アクロレインが上昇させた圧力および温度で操作するプロピレンリボイラー中で反応して、相当量の3−アセトキシプロピオンアルデヒドを形成することを示す。次工程で、目的酢酸アリル生成物から3−アセトキシプロピオンアルデヒドを単離せず、大気圧およびより穏やかな温度で蒸留することによりアクロレインを除去することを含む。したがって、次工程、すなわち、酸性イオン交換樹脂の存在下で酢酸アリルを加水分解をしてアリルアルコールを与える工程により行う。残念なことに、3−アセトキシプロピオンアルデヒドは樹脂の存在下で分解して、アクロレインを与え、樹脂を汚染させ、結果として装置を停止しなければならない。
(実施例4)
酢酸アリルの精製
プロピレン、酢酸、および酸素はパラジウム触媒の存在下で、(重量%で)プロピレン(〜39%)、酢酸(18%)、酢酸アリル(12%)、水(4.8%)、二酢酸アリル(0.8%)、およびアクロレイン(0.07%)を、プロパン、アルゴンおよび二酸化炭素と共に含むアセトキシル化混合物を与える。加熱反応混合物をプロピレン回収蒸留塔に送り、相対的に高圧(200psia)で操作し、過剰の装置冷却をしないでプロピレン除去を可能にする。塔頂温度は30℃であり、リボイラー温度を190℃に維持する。プロピレンを塔頂から除去し、(重量%で)酢酸アリル(26%)、酢酸(40%)、アクロレイン(0.2%)、二酢酸アリル(1.83%)、および3−アセトキシプロピオンアルデヒド(0.15%)を含む第1塔底流を回収する。
温めながら第1塔底流を、シリカ−アルミナ触媒床を含有する分解装置に供給する。急速な圧力減少は、当該装置中に当該流を入れ、フラッシュ蒸発および140℃におけるシリカ−アルミナ触媒の接触をもたらす。分解装置は、二酢酸アリルをアクロレインおよび酢酸に変換し、3−アセトキシプロピオンアルデヒドをアクロレインおよび酢酸に変換する。
フラッシュ処理済み蒸気は分解装置を出て、蒸留塔に入り、大気圧で操作する。アクロレインおよびその他の軽質物を、−65℃の最大塔頂温度で塔頂から除去する。残留する第2塔底混合物は、酢酸アリル(〜30%)および酢酸(〜50%)を含む。当該混合物は、6ppm未満のアクロレイン、6ppm未満の二酢酸アリル、および1ppm未満の3−アセトキシプロピオンアルデヒドを含有する。
(実施例5)
アクロレインへ3−アセトキシプロピオンアルデヒドの変換
反応管に10cmのシリカ−アルミナ触媒(Davicat SMR触媒、14/30メッシュ、GraceDavision製)を充填し、予備加熱領域に10cmのガラスビーズを充填する。触媒床を140℃に維持する。供給物は、プロピレン除去のためにベントしたアセトキシル化反応器生成物由来であり、次いで、加熱して3−アセトキシプロピオンアルデヒドを生じさせる。供給物の組成は:(重量%で)酢酸(71%)、酢酸アリル(16.5%)、水(7.2%)、二酢酸アリル(3.7%)、3−アセトキシプロピオンアルデヒド(0.36%)、アクロレイン(0.075%)、およびいくらかの有機軽質物を含有する。供給速度は10g/時である。窒素流は80psigで20L/時である。液相中に集めた最終生成物は、3−アセトキシプロピオンアルデヒドは混入しておらず、0.19%二酢酸アリルを示す。
この実施例は、3−アセトキシプロピオンアルデヒドを、シリカ−アルミナ触媒の存在下で加熱することにより、成功裡にアクロレインに変換できることを示す。
(比較例6)
3−アセトキシプロピオンアルデヒドの熱分解の試み
比較例2の生成物を蒸留してアクロレインを除去する。蒸留塔温度および還流速度を制御して、3−アセトキシプロピオンアルデヒドについて2時間滞留時間を維持する。しかし、3−アセトキシプロピオンアルデヒドの相当量は、アクロレインに変換せず、アルデヒド不純物は、酢酸アリル中に単に濃縮される。
上記実施例は例証のみを意味する。下記の特許請求の範囲は本発明を定義する。

Claims (9)

  1. 酢酸アリルの精製方法であって、
    (a)酢酸アリル、酢酸、およびプロピレンを含むアセトキシル化混合物を上昇させた圧力で蒸留してプロピレンを除去し、酢酸アリル、酢酸、アクロレイン、二酢酸アリル、および3−アセトキシプロピオンアルデヒドを含む第1塔底混合物を生じさせ、
    (b)該第1塔底混合物をフラッシュ蒸発させ、得られた蒸気と固体酸触媒とを二酢酸アリルおよび3−アセトキシプロピオンアルデヒドを分解させるのに有効な条件下で接触させ、酢酸アリル、酢酸、およびアクロレインを含むフラッシュ処理済み生成物を与え、そして、
    (c)該フラッシュ処理済み生成物を蒸留してアクロレインを除去し、酢酸アリルおよび酢酸を含む第2塔底混合物を生じさせる
    ことを含む前記酢酸アリルの精製方法。
  2. 50psiaよりも高い圧力および10℃よりも高い塔頂温度においてプロピレンを除去する、請求項1に記載の方法。
  3. 100〜500psiaの範囲内の圧力、180℃〜230℃の範囲内のリボイラー温度、および20℃〜50℃の範囲内の塔頂温度においてプロピレンを除去する、請求項1に記載の方法。
  4. 触媒を、クレー類;混合酸化物類;分子篩およびゼオライト類;イオン交換樹脂類;ヘテロポリ酸類;無機酸化物類;サルフェート類;ナイトレート類;ホスフェート類、およびハライド類;活性化炭素類;およびその混合物からなる群から選択する、請求項1に記載の方法。
  5. 工程(b)および(c)を、大気圧または概ね大気圧で行う、請求項1に記載の方法。
  6. 工程(b)において60℃〜200℃の範囲内の温度で、該蒸気と固体酸触媒とを接触させる、請求項1に記載の方法。
  7. 工程(c)において、50℃〜70℃の範囲内の最大塔頂温度でアクロレインを除去する、請求項1に記載の方法。
  8. 第2塔底混合物を加水分解してアリルアルコールを生成する、請求項1に記載の方法。
  9. 第2塔底混合物と酸性イオン交換樹脂とを接触させることにより、該加水分解を行う、請求項8に記載の方法。
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