JP2013510642A - 動脈血圧計用のカフ - Google Patents

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Abstract

患者の手首、上腕又は前腕に使用されるカフを備える血圧計は、膨張式袋体及び支持構造を含む。カフは、2つの部分に分割されている。第1部分は肢体の動脈側に対して袋体を保持し、第2部分は肢体の非動脈側に隣接するとともに支持構造に物理的に接続される。カフが患者の肢体に取り付けられた際に、袋体は、肢体の重量によって生じる重力を受けないように配置される。むしろ、重力は、袋体から取り外されるカフの内部領域において、支持構造によって吸収される。

Description

本発明は、動脈血圧の非侵襲測定のための方法及び医療機器に関し、より具体的には、膨張式カフを使用する装置及び方法に関する。
血圧測定は、人間及び動物の治療に、急激に受け入れられ、多くの場合、必需品となってきた。血圧計は、今では緊急救命室、集中治療室、重傷管理室、手術室、及び家庭における患者環境に標準のものである。
複数の周知技術、例えば、聴診、振幅測定、圧力測定及び流量測定は、被験者の動脈血圧の波形を非侵襲測定することに用いられてきた。聴診、振幅測定及び流量測定技術は、動脈(例えば、被験者の上腕動脈)を閉塞させる一般的な膨張式カフを用いる。聴診技術は、カフがゆっくりと収縮又は膨張する際に生じるコロトゥコフ音を測定することにより、被験者の収縮期圧及び拡張期圧を測定する。一方、振幅測定技術は、カフが収縮又は膨張する際にカフに生じる小さな血圧振幅を測定することにより、これらの血圧及び被験者の平均圧力を測定する。流量測定技術は、カフ下流の血流の変動を検出することを利用している。
血圧測定の振幅測定方法は、現在、商業用の自動システムにおいて最も一般的な方法である。この方法は、制御可能に弛緩又は膨張する膨張式カフによってなされる、動脈の逆圧における測定変動を利用している。カフ圧変動は、継続するものもあれば、断続的となるものもある。全ての振幅測定システムにおいて、検出器(血圧センサ)は、動脈の逆圧の振幅を測定し、検出器によって生成された信号によって表されたこれらの振幅のうちの選択されたパラメータを電子的に血圧データに変換する処理を行う。
振幅測定法では、平均血圧値は、圧力振幅の包絡線のピークに時間的に対応したカフ圧値の平均である。収縮期血圧は、一般的に、圧力振幅包絡線のピークより前であって負の傾きを有する圧力として推定され、当該圧力は、包絡線の振幅がピーク振幅の所定範囲と等しくなる時点に対応している。一般的に、収縮期血圧は、包絡線のピークより前であってカフの圧力が減少する際の圧力であり、当該圧力では、包絡線の振幅がピーク振幅の0.57から0.45になる。同様に、拡張期圧力は、包絡線のピークより後であってカフの圧力が減少する際の圧力であり、当該圧力は、包絡線の振幅がピーク振幅の異なる範囲と等しくなる時点に対応する。例えば、拡張期血圧は、ピークより後であってカフの圧力が減少する際の圧力として推定されてもよく、当該圧力では、包絡線の振幅がピーク振幅の0.82から0.74と等しくなる。その他のアルゴリズムも従来良く知られている。
聴診方法も、患者の対象動脈の周りに配置されたカフの膨張を要する。収縮期圧は、心臓から動脈壁に与えられた最高圧力を越えてカフが膨張した際に、コロトゥコフ音が消えたときに示される。拡張期圧は、カフ圧力が大気圧を超えて上昇した際に、コロトゥコフ音が最初に現れたときに示される。聴診方法は、収縮期圧及び拡張期圧の測定にのみ用いることができ、平均圧力は測定しない。
動脈圧の算出に係る振幅方法及び聴診方法のいずれかを用いるためには、動脈から十分な質の振幅信号を取得しなければならない。(例えば、パルス形状の歪み及びノイズレベルから決まる)信号の質は、膨張式カフと患者の肢体の形状の間の一致性によって大きく影響を受ける。カフの大きさは、肢体の長さや周囲に合致しなければならない。カフ内に配置される流体袋体は、動脈経路を完全に囲うように、また、袋体の圧力が動脈内の収縮期圧に到達したときに、動脈の緩やかで完全な圧縮に影響する方法で、少なくとも肢体の一部に巻き付けられなければならない。カフによって生成された圧力は、肢体の重量によって生じた重力によって影響を受けてはならない。換言すれば、袋体は、流体ポンプ及び動脈血圧以外の外力によって圧縮されてはならない。さらに、カフが手首に、或いは、手首の傍に配置されたときに、手首は、大動脈と略同じ高さに上げられなければならず、そうでなければ、血液の静圧によってさらなる誤差が生じる。一般的には、上述した目的を考慮すると、カフを加圧する従来技術は以下の問題:肢体の大きさに一致させるためにカフを手動で調節する必要性、及び、静圧及び肢体の重さによる圧力測定の正確さへの悪影響、を有していた。
上記問題から生じる誤差を最小限にするために、様々なカフの構成が提案されてきた。参照することにより全文が本明細書に含まれるレムの米国特許第3,527,204は、空気充填室の上部に配置される液体充填室を有する二重カフを開示しており、二重カフは、空気及び液体の両方に加圧することにより患者の肢体にかけられる圧力が生じるように構成されている。隣接した袋体を有する二重カフの構成は、参照することにより全文が本明細書に含まれるスクマルズバックの米国特許第3,752,148に記載されている。層状に重ねて配置された2つの室を有する二重空気室カフの構成は、参照することにより全文が本明細書に含まれる佐野らの米国特許第7,250,030に開示されている。カフの外面に半剛体の外層を有するように構成されたカフは、参照することにより全文が含まれるクレモンズの米国特許第6,224,558に記載されている。参照することにより全文が本明細書に含まれる糸永らの米国第6,336,901は、連続して膨張し動脈をより均一的に圧縮する2つのエアバッグを有するカフの構成を開示している
その他の構成が、カフが最初に患者の肢体に取り付けられる方法を改善するために提案されている。例えば、参照することにより全文が本明細書に含まれる、糸永らに発行された米国特許第6,565,524(測定される肢体の部分に一致する湾曲を有する弾性板を備えた弾性カフ)、佐野らの米国特許第7,144,374(径方向に変形する弾性部材に設けられた調整ベルト備えるカフ)、及び、山越らの米国特許第7,083,573(半割リング及び軸として構成されるカフ)を参照。しかしながら、上記のカフ構成のそれぞれは、十分な測定の正確性を提供できない。その結果として、改善した測定の正確性を提示しつつ、肢体に容易に取り付けられるカフの構成を提供することは有効である。
本発明は、患者の肢体(例えば、患者の手首、上腕又は前腕)を重力場に配置し、肢体から動脈血圧を測定することに使用可能な血圧計のためのカフに関する。カフは、相互接続された第1部分及び第2部分を備え、第1部分は患者の肢体の動脈側に対し加圧装置(例えば、空気袋体)を配置するように構成され、第2部分は支持体に物理的に接続される。加圧装置は、動脈血圧を示す加圧装置の圧力振幅を測定する圧力センサに接続されている。
第2部分及び支持体は、ともに重力場内に配置され、動脈側から離れて患者の肢体の後側に重力場のベクトルを向け、加圧装置に重力がほとんど掛からないようにしている。したがって、加圧装置は、第2部分から離れて配置されている。この配置では、重力場内で肢体によって生じた力は、代わりに第2の部分及び支持体に吸収される。カフは、患者の肢体を、容易に挿入するとともにしっかり締め、第2の部分によって支持するように、種々の形状を有している。加圧装置から重力の影響を逸らすことで、圧力センサによって提供された信号の信号/ノイズ率は、より正確な血圧測定のために改善される。
本発明の更なる及び他の特徴は、以下の本発明の実施形態に係る詳細な説明及び図面からより明らかとなる。
図1は、本発明に係る測定カフを備える血圧計の斜視図である。
図2は、図1の血圧計の断面図である。
図3は、本発明に係る測定カフを備える他の血圧計の側面図である。
図4は、図3の血圧計の正面図である。
図5は、本発明に係る測定カフを備える他の血圧計の正面図である。
図6は、本発明に係る測定カフを備える図4の他の血圧計の斜視図である。
図7は、本発明に係る測定カフを備える他の血圧計の斜視図である。
図8は、図7の血圧計の断面図である。
図9は、本発明に係る測定カフを備える他の血圧計の斜視図である。
図10は、図9の血圧計の断面図である。
図面では、血圧計及び測定カフの同様の構成部品に対しては、同様の参照番号が用いられている。
本発明は、加圧カフ及び適切な加圧装置(例えば、膨張式袋体)を用いる非侵襲の動脈血圧測定方法に関する。袋体内の圧力は、流体を圧縮することによって生成されうる。例えば、圧縮される流体は、空気が選択されてもよく、空気は、従来の空気ポンプによって袋体に供給されるとともに圧縮され、従来の膨張弁によって袋体から放出される。袋体によって生成される圧力は、袋体に接続される圧力センサを用いて監視してもよい。
上述の振幅測定は、袋体に圧力パルスを伝達する柔軟な動脈を通る血液サージによって生じる、カフ圧力測定における振幅を分析することにより行われる。上述の聴診方法は、圧縮された動脈内に生じる聴診波(コロトゥコフ音)の特徴を分析することにより行われる。それぞれの場合、方法は、袋体に伝達される、動脈の物理的な振幅又は振動の正確な検出を利用している。
これらの振幅及び振動は、袋体に接続された対応するセンサによって検出されてもよい。従来のカフが、患者の手首に巻かれ、テーブル天板に配置された際の運転エラーの一つの原因は腕及び手の重量である。重力の小さな変動でも、カフ内に誤った振幅及び振動が生じ、これにより、動脈からの振幅及び振動を示す信号を含んでしまう。例えば、このような圧力変動は、患者の移動又は外部の振動(例えば、患者が搬送されている際に生じる)によって生じうる。このような誤った信号を最小限にするために、本発明は、2つの設計構成:支持構造から膨張式カフを取り外すことと、患者の肢体の大きさ及び形状に調整されるカフの形状、の組み合わせを利用している。本発明の背景にある重要なアイデアは、肢体の動脈側から重力を切り離し、それを肢体の後側に近接するカフの後側に向かわせることである。
図1は、2つの部分に分割されたカフ16を備える本発明に係る血圧計を示す。第1部分101は袋体11を有し、第2部分102は柄部4(図2も参照)に支持されたバックサポート10を有している。カフ16は、患者の肢体1に巻かれ、ロックテープ13,14等のロック装置(例えば、VERCROファスナ等のフック及びループファスナ)によってロックされる。膨張式の袋体11は、カフ16の内側(第1部分101の境界内)に配置され、患者の肢体1の手首の内側に面する。換言すれば、第1の部分101は、患者の肢体1の動脈側に面するように構成されている。袋体は、ラテックスの、合成又は天然の、あるいはゴム状の材料、例えばポリウレタン等の弾性材料から形成されるのが好ましい。
図1の血圧計は、さらに、ベース3内に組み込まれた電子モジュール、表示部19及び少なくとも1つの制御ボタン17を備えている。バックサポート10は、患者の肢体1をバックサポート10に対して快適に支持するクッション12を備えていてもよい。袋体11は、膨張して肢体1内の動脈を圧縮し、結果として動脈内の血液の流れを制限する。制限は、袋体11に接続された従来の圧力センサ又は加速度センサによって検出することができる動脈の振幅を生じさせる。
例えば図2に示すように、バックサポート10は、柄部4によってベース3に取り付けられている。運転中、ベース3は、テーブル天板等の台上に配置されるのが好ましい。図1を参照し、2つのアームレスト7,8は、対応する離間部5,6によってベース3に接続されている。アームレスト7,8は、第1部分101から離れた位置で肢体1を支持する。血圧測定の間、肢体1の重量を支持することにより、アームレスト7,8は、カフ16を肢体1の全重量から解放し、加圧装置で生成されるノイズが乗った信号への肢体1重量の影響を低減することを補助する。
圧力センサの他に、ベース3は、電源、他のセンサ、電子回路、内部ポンプ、バルブ及び同類等の他の部品を備えていてもよい。袋11を内部ポンプ、圧力センサ及びバルブに接続するホースの組み立て品は、ベース3及び柄部4内に隠れていることが好ましい。図2に示す流体充填バッグ31は、動脈の血流に対する圧力の適合性を向上するために袋体11と肢体1との間に配置されるのが好ましい。
図1及び図2の血圧計は、以下のように運転されるのが好ましい。まず、ロックテープ13,14のロックが解除され、カフ16の第1部分101がバックプレート10から解放され、肢体1(図1に示すように、患者の腕)は、動脈22がクッション12から離れて位置するように、手首30を外に向け、肢体1の内側(動脈側)を外側に位置させた状態でクッション12に配置される。そして、カフ16が肢体1に巻かれ、ロックテープ13,14が固定される。この構成では、袋体11及び流体充填バッグ31(もしあれば)は動脈22に対向する。
操作者は、血圧計の測定サイクルを開始するスイッチ17の押圧を開始する。内部ポンプは、袋体11を加圧して、肢体1内の支持骨23に対して動脈22を押し付ける。図2に示すように、バックプレート10の軸21は、血圧計の垂直線20に対して角度αだけ傾斜している。血圧計のベース3は、垂直線20が重力ベクトル24と平行となるように配置されるのが好ましい。肢体1は、この構成ではクッション12及びバック10に主に支持されているため、重力ベクトル24は、支持体5の方向に向いており、袋11及び肢体1の動脈側から離れる方向に向いている。角度αは、20°と60°の間に設定されるのが好ましい(図3も参照)。
袋体11は、肢体1の動脈側から動脈振幅を受け、この振幅を内部圧力センサに伝達する。それに応じて、内部圧力センサは電子回路に信号を送信し、電子回路は信号を翻訳して袋体11内の圧力を測定し、収縮及び拡張期の圧力値を算出し、収縮及び拡張期の圧力値を表示するために表紙部9に信号を転送する。重力ベクトル24は袋体11から離れる方向に向かっているため、重力ベクトル24の変化から生じる(例えば、患者の肢体1による動きから生じうる)動脈圧の歪みは低減される。図2に示すように、柄部4は、患者の肢体1の動きによる重力ベクトル24の変化をさらに吸収するように構成された軸及び/又はスプリング18を組み込んでもよく、それはアームレスト7,8に支持されている。
血液流体の重量によって生じる静圧の影響を最小限にするために、患者の大動脈の垂直高さと略同一の垂直高さ36と同等までカフを上げることが望ましい。図4に示す本発明の実施形態では、柄部4は水平線34に対してカフ16を傾斜させ、水平線34とカフ軸35の間の角度βを形成するように構成されている。水平線34によって定義される水平面は、重力ベクトルの方向と垂直である。この方法でカフ16を傾斜させることにより、それを高さ36と同等に配置することができる。
さらに、カフ16を肢体1の手首3に対して所定の位置に配置するために、ガイド33が設けられてもよい。肢体1がカフ16に保持されている際に、ガイド33は、患者の親指の付け根32に配置されるように構成され、これにより、患者の手首30に関してカフ16の長軸位置が決まる。この方法では、ガイド33はカフ16を一貫して配置でき、これにより一連の血圧測定の再現性を向上させる。肢体1の肘53を快適で安定な方法で支持するために、枕部85がベース3上に設けられてもよい。
肢体1を傾斜して支持し、重力ベクトル24から袋体11を解放するための他の構成は、図5及び図6に示されている。両構成は、テーブル天板50上に置かれるとともにテーブル天板50に対して配置され、血圧計及び肢体を支持しうる一又は複数の脚部52を用いている。
図6に示すように、カフ16に対する肢体1の手首30位置をさらに安定させるために、第2部分102に取り付けられるリンク部54及びハンドレスト55を設けることにより、袋体11から重力ベクトル24の影響をさらに取り除くことができる。リンク部54は、患者の肢体1の動きによる重力ベクトル24の変化をさらに吸収するために、柔軟な材料(例えば、ナイロン又はその他の適切な樹脂)から構成されてもよい。図5に示すように、肢体1の軸51は、望ましくは20°と45°の間の角度βだけ、水平線34に対して傾斜している。上述したように、この配置は、測定の正確性にマイナスに影響することに対して、使用中に第1部分101及びカフ16がテーブル天板50と接触しないことを確実に保証するために、テーブル天板50から距離56だけ離れ、大動脈の高さと同等にカフ16を維持することを助ける。したがって、この構成では、肢体1の内側部分58(動脈側)及び袋体11は、肢体1の重量によって影響されることはない。
重力ベクトル24の影響から袋体11を解放することに加え、カフ16は、肢体1を掴むのに良い大きさに形成されなければならない。換言すれば、肢体1は、カフ16によってしっかりと支持されると同時に、袋体11からカフ16の重量を切り離さなければならない。したがって、肢体1の後側(動脈から離れた)は、袋体11に物理的に接続されてはならず、カフの重量支持部に接続されなければならない。これは、例えば図7に示されており、図7は、本発明の他の実施形態に係る血圧計を示している。
図7の血圧計は、袋体11を支持するとともに格納ベルト60に接続されるベース65を有し、格納ベルト60は滑らかで柔軟なである(例えば、ゴム製の織布)。ベルト60は、保持シリンダ62内に回転可能に設けられたスプール63に格納可能に巻かれている。スプール63は、ばねで留められてもよく、ハンドル66内に配置されるグリップ67の制御の下、スプール63内のベルト60を格納する。ハンドル66は、血圧計の支持体として機能し、図1及び図2の支持体4と機能的に事実上同等である。稼働中、それは、ベルト60に対して肢体1の重量を支持するために、操作者によって保持される。
図7及び図8に示すように、格納ベルト60の一端はピン64に固定され、反対端はスプール63に取り付けられ、ベルト60は、格納ベルト60が肢体1を完全に囲むまで、方向61でシリンダ62に移動可能となる。稼働中、操作者は、リンク68を介してスプール63を操作して開放し、格納ベルト60をシリンダ62から外側に広がらせるグリップ67を握る。肢体1は、(例えば、図7に示されるように、患者の手から)広げられた格納ベルト60に挿入可能である。このとき、袋体11は収縮し、袋体11に接続された圧力センサは、大気圧に対して“ゼロ”である。次に、操作者は、グリップ67を離し、スプール63は、スプリング力下で回転し、格納ベルト60を方向61でそれが肢体1をしっかりと取り囲むまで引っ張る。スプール63はラチェット又は他の従来の「ワンウェイ」機構を備えていてもよく、これにより、締められたベルト60をロックして、グリップ67をさらに握ることなくそれ以上締められ又は広げられることがないようになる。ベース65に設けられてもよい空気ポンプが袋体11を膨張し、動脈圧は、従来知られる前述の方法の1つによって測定される。肢体1の重量は、締められたベルト60の後側2によって支持され、続いて、ハンドル66によって支持され、腕の動脈側は、肢体1の重量によって与えられるのではなく袋体11によって与えられる圧力にのみ晒される。肢体1の重量は、テーブル天板50の面に肢体1を置くことにより、又は、図1〜6に示される支持構造の1つを用いることにより、さらに支持されてもよい。
図7及び図8のカフ16の他の実施形態は図9及び図10に示されている。図9及び図10の実施形態では、格納ベルトは、ベース78と、それぞれ軸75,57によってベース78に回転可能に接続されるクランプ73,77とを有する関節のある3部構成の顎部によって置き換えられている。袋体11は、それがクランプ73,77の開口端を越えて突出しないように構成されている。クランプ73,77が閉じた際に、それらが縁部74,76のそれぞれで肢体1を支持し、図9及び図10に示されるように、カフ16がその位置へ反時計回りに回転されると、袋体11は腕の重量を支持することから開放される。
クランプ73,77は、グリップ67を握ることによって方向80に移動して開くことができる。グリップ67が握られた際に、クランプ73,77が開き、袋体11がベース78の内面86に隣接する肢体1の動脈側に対して配置されうる。この位置では、動脈22は、袋体11によって骨23に対して押し付けられることが可能である。袋体11がそのように配置されると、グリップ67は開放され、クランプ73,77は、回転して閉じ、肢体1に堅く巻き付く。容易に閉じるために、クランプ73,77は、従来の伸縮ばね構造が設けられることが望ましい。
図10に示すように、電子制御回路によって制御される内部ランプ81は、血圧計のベース78の内部凹部84内に収容され、膨張チューブ83を介して袋体を膨張させる。袋体11に膨張チューブ83を介して通信する圧力センサ82は、袋体の圧力を検出し、袋体の圧力を示す信号を処理のために電子制御回路に送信する。電子制御回路は、血圧計のコントロールパネル72に後側に収容されるのが望ましい。
コントロールパネル72は、電子回路、ポンプ81、圧力センサ82及び電子制御回路を機動するための一又は複数の制御ボタン17,79を備えるのが望ましい。コントロールパネル72は、また、動脈血圧測定の現在の状態の表示を提供するための表示ランプ9を備えるのが望ましい。
本発明を、その複数の好適な実施形態を参照しながら、具体的に示して説明してきたが、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、形状及び詳細を様々に変更可能であることは、当業者にとっては当然のことである。したがって、本発明は、請求の範囲及びその均等物によってのみ限定される。
本明細書は、2009年11月11日に出願されたPCT/US/2009/063972の371条に基づく国内段階出願であり、当該出願は、参照することにより本明細書に含まれる。
本発明は、動脈血圧の非侵襲測定のための方法及び医療機器に関し、より具体的には、膨張式カフを使用する装置及び方法に関する。
第2部分及び支持体は、ともに重力場内に配置され、動脈側から離れ患者の肢体の後側に重力場のベクトルを向け、加圧装置に重力がほとんど掛からないようにしている。この配置では、重力場内で肢体によって生じた力は、代わりに第2の部分及び支持体に吸収される。カフは、患者の肢体を、容易に挿入するとともにしっかり締め、第2の部分によって支持するように、種々の形状を有している。加圧装置から重力の影響を逸らすことで、圧力センサによって提供された信号の信号/ノイズ率は、より正確な血圧測定のために改善される。
図1は、本発明の実施形態に係る測定カフを備える血圧計の斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る測定カフを備える他の血圧計の側面図である。
図5は、本発明の実施形態に係る測定カフを備える他の血圧計の正面図である。
図6は、本発明の実施形態に係る測定カフを備える図4の他の血圧計の斜視図である。
図7は、本発明の実施形態に係る測定カフを備える他の血圧計の斜視図である。
図9は、本発明の実施形態に係る測定カフを備える他の血圧計の斜視図である。
上述の振幅測定は、袋体に圧力パルスを伝達する柔軟な動脈を通る血液サージによって生じる、カフ圧力測定における振幅を分析することにより行われてもよい。上述の聴診方法は、圧縮された動脈内に生じる聴診波(コロトゥコフ音)の特徴を分析することにより行われてもよい。それぞれの場合、方法の実施形態は、袋体に伝達される、動脈の物理的な振幅又は振動の正確な検出を利用している。
これらの振幅及び振動は、袋体に接続された対応するセンサによって検出されてもよい。従来のカフが、患者の手首に巻かれ、テーブル天板に配置された際の運転エラーの一つの原因は腕及び手の重量である。重力の小さな変動でも、カフ内に誤った振幅及び振動が生じ、これにより、動脈からの振幅及び振動を示す信号を含んでしまう。例えば、このような圧力変動は、患者の移動又は外部の振動(例えば、患者が搬送されている際に生じる)によって生じうる。このような誤った信号を最小限にするために、本発明の実施形態は、2つの設計構成:支持構造から膨張式カフを取り外すことと、患者の肢体の大きさ及び形状に調整されるカフの形状、の組み合わせを利用している。本発明の好適な実施形態の背景にある重要なアイデアは、肢体の動脈側から重力を切り離し、それを肢体の後側に近接するカフの後側に向かわせることである。
図1は、2つの部分に分割されたカフ16を備える本発明の実施形態に係る血圧計を示す。第1部分101は袋体11を有し、第2部分102は柄部4(図2も参照)に支持されたバックサポート10を有している。カフ16は、患者の肢体1に巻かれ、ロックテープ13,14等のロック装置(例えば、VERCRO(登録商標)ファスナ等のフック及びループファスナ)によってロックされる。膨張式の袋体11は、カフ16の内側(第1部分101の境界内)に配置され、患者の肢体1の手首の内側に面する。換言すれば、第1の部分101は、患者の肢体1の動脈側に面するように構成されている。袋体は、ラテックスの、合成又は天然の、あるいはゴム状の材料、例えばポリウレタン等の弾性材料から形成されるのが好ましい。
例えば図2に示すように、バックサポート10は、柄部4によってベース3に取り付け可能である。運転中、ベース3は、テーブル天板等の台上に配置されるのが好ましい。図1を参照し、2つのアームレスト7,8は、対応する離間部5,6によってベース3に接続されている。アームレスト7,8は、第1部分101から離れた位置で肢体1を支持する。血圧測定の間、肢体1の重量を支持することにより、アームレスト7,8は、カフ16を肢体1の全重量から解放し、加圧装置で生成されるノイズが乗った信号への肢体1重量の影響を低減することを補助する。
図6に示すように、カフ16に対する肢体1の手首30位置をさらに安定させるために、第2部分102に取り付けられるリンク部54及びハンドレスト55を設けることにより、袋体11から重力ベクトル24の影響をさらに取り除くことができる。リンク部54は、患者の肢体1の動きによる重力ベクトル24の変化をさらに吸収するために、柔軟な材料(例えば、ナイロン又はその他の適切な樹脂)から構成されてもよい。図5に示すように、肢体1の軸51は、望ましくは20°と45°の間の角度βだけ、水平線34に対して傾斜している。上述したように、この配置は、測定の正確性にマイナスに影響することに対して、使用中に第1部分101及びカフ16がテーブル天板50と接触しないことを確実に保証するために、テーブル天板50から距離56だけ離れ、大動脈の高さと同等にカフ16を維持することを助ける。したがって、この構成では、肢体1の内側部分58(動脈側)及び袋体11は、肢体1の重量によって影響されることはない。
重力ベクトル24の影響から袋体11を解放することに加え、カフ16は、肢体1を掴むのに良い大きさに形成されてもよい。換言すれば、肢体1は、カフ16によってしっかりと支持されると同時に、袋体11からカフ16の重量を切り離してもよい。したがって、肢体1の後側(動脈から離れた)は、袋体11に物理的に接続されなくてもよく代わりにカフの重量支持部に接続され。これは、例えば図7に示されており、図7は、本発明の他の実施形態に係る血圧計を示している。
図10に示すように、電子制御回路によって制御される内部ランプ81は、血圧計のベース78の内部凹部84内に収容され、膨張チューブ83を介して袋体を膨張させてもよい。袋体11に膨張チューブ83を介して通信する圧力センサ82は、袋体の圧力を検出でき、袋体の圧力を示す信号を処理のために電子制御回路に送信する。電子制御回路は、血圧計のコントロールパネル72に後側に収容されるのが望ましい。
図10に示すように、コントロールパネル72は、望ましくは次の測定のために表示を消去するとともに血圧計を初期化する初期化ボタン79を備え、電子回路、ポンプ81、圧力センサ82及び電子制御回路を機動するための一又は複数の制御ボタン17を備えていてもよい。コントロールパネル72は、また、動脈血圧測定の現在の状態の表示を提供するための表示ランプ9を備えるのが望ましい。

Claims (28)

  1. 患者の肢体が動脈側及び後側を有するとともに重力場に配置され、当該肢体から動脈血圧を非侵襲測定するカフにおいて、
    相互に接続される第1及び第2部分と、
    前記第2部分に物理的に接続される支持体と、を備え、
    前記第1部分は、圧力源から加圧されるように構成されるとともに前記肢体の動脈側に隣接するように構成される加圧装置を含み、
    前記第2部分及び前記支持体は、前記加圧装置に重力が略掛からないように、前記動脈側から前記患者の肢体の後側に向かう方向に重力場のベクトルを向ける重力場内に相互に配置されることを特徴とするカフ。
  2. 前記加圧装置は、流体によって加圧されるように構成される柔軟な袋体を備えることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  3. 前記袋体に接続される圧力センサをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のカフ。
  4. 前記袋体と前記肢体の間に位置するように、前記袋体より内側に設けられるクッションをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のカフ。
  5. 前記第2部分と前記肢体の間に位置するように、前記第2部分より内側に設けられるクッションをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のカフ。
  6. 前記支持体は、
    固定面に支持体を配置するように構成されるベースと、
    前記第2部分を前記ベースに相互に接続する柄部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  7. 前記柄部は、肢体1の動きによる重力ベクトルの変化を吸収するように構成される軸部材をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のカフ。
  8. 前記軸部材はスプリングを備えることを特徴とする請求項7に記載のカフ。
  9. 前記ベースに接続されるとともに、前記第1部分の外側であって前記第1部分から離れて配置され、前記肢体のさらなる支持を設ける一又は複数のレストをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のカフ。
  10. 前記第1部分は、第1端で前記第2部分に回転自在に接続され、第2端で前記第2部分に調整可能且つ着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  11. 前記第1部分は、フック及びループファスナによって、前記第2部分に調節可能且つ着脱可能に固定されることを特徴とする請求項10に記載のカフ。
  12. 前記支持体は、前記第1及び第2部分の間に前記重力場のベクトルの方向から角度αで軸を位置させるように構成され、前記角度αは、20°から60°の範囲内に設定されることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  13. 前記支持体は、前記第2部分に物理的に接続される少なくとも1つの脚部を備え、少なくとも1つの前記脚部は、固定面に位置するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  14. 前記第2部分に物理的に接続されるハンドレストと、
    前記ハンドレストに物理的に接続される一対の脚部と、をさらに備え、
    一対の前記脚部は、固定面に位置するように構成され、
    前記ハンドレストは、前記患者の手首を前記カフの長軸に沿って安定的に配置するために、前記患者の手によって握るように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  15. 前記支持体は、前記重力場のベクトルに垂直な水平面から角度βで前記カフの長軸を位置させるように構成され、前記角度βは、20°から45°の範囲内に設定されることを特徴とする請求項1に記載のカフ、請求項1に記載のカフ。
  16. 前記カフから外側に延出するガイドをさらに備え、前記ガイドは、前記カフの長軸に沿って前記肢体を安定的に配置するために、前記肢体の主部に隣接するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  17. 前記ガイドは、前記患者の親指の付け根に隣接するように構成されることを特徴とする請求項16に記載のカフ。
  18. 表示部及び制御ボタンの少なくとも1つをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  19. 前記第2部分は、拡張された開口又は縮小可能な開口を前記カフに形成し、前記患者の肢体を受けるとともに掴むように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカフ。
  20. 前記支持体は、前記第2部分を操作可能な制御可能な制御部を有し、拡張された開口又は収縮された開口を形成することを特徴とする請求項19に記載のカフ。
  21. 前記制御部は、握ることが可能なハンドグリップによって制御されることを特徴とする請求項20に記載のカフ。
  22. 前記第2部分は、延長及び格納可能に構成された弾性ベルトを備え、拡張された開口又は縮小された開口をそれぞれ形成することを特徴とする請求項20に記載のカフ。
  23. 前記ベルトの格納部分を受ける保持シリンダをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載のカフ。
  24. 前記第2部分は、前記第1部分の対向端に回転可能に接続される第1及び第2クランプ部材を備え、前記第1及び第2クランプ部材は、前記第1部分に対して連動して回転可能であり、拡張された開口及び縮小された開口を形成することを特徴とする請求項19に記載のカフ。
  25. 患者の肢体が動脈側及び後側を有するとともに重力場に配置され、このような肢体から動脈血圧を非侵襲測定するカフを備え、
    前記カフは、
    相互に接続される第1及び第2部分と、
    前記第2部分に物理的に接続される支持体と、を有し、
    前記第1部分は、圧力源から加圧されるように構成されるとともに前記肢体の動脈側に隣接するように構成される加圧装置を含み、
    前記第2部分及び前記支持体は、前記加圧装置に重力が略掛からないように、前記動脈側から前記患者の肢体の後側に向かう方向に重力場のベクトルを向ける重力場内に相互に配置される
    ことを特徴とする血圧計。
  26. カフを有する血圧計を用いて、患者の肢体から動脈血圧を非侵襲測定する方法において、
    前記肢体は、動脈側及び後側を有するとともに重力場に配置され、
    前記カフは、
    相互に接続される第1及び第2部分と、
    前記第2部分に物理的に接続される支持体と、を備え、
    前記第1部分は、圧力源から加圧されるように構成される加圧装置を含み、
    前記肢体の動脈側に隣接して配置される前記圧力装置とともに、前記患者の肢体を前記カフ内に配置し、
    前記第2部分及び前記支持体が、前記加圧装置に重力が略掛からないように、前記動脈側から前記患者の肢体の後側に向かう方向に重力場のベクトルを向ける重力場内に相互に配置されるように、前記カフを回転し、
    前記圧力装置に接続される圧力センサの動脈血圧を示し、前記圧力装置の圧力が増加又は減少する応答を監視する
    ことを特徴とする方法。
  27. 前記カフは、前記第1及び第2部分の軸が前記重力場のベクトルの方向から角度αで位置する位置に回転され、前記角度αは、20°から60°の範囲内に設定されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  28. 前記カフの長軸を、前記重力場のベクトルに垂直な水平面から角度βで位置させ、前記角度βは、20°から45°の範囲内に設定されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
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