JPH0528307U - 血圧測定用振動プロテクタ - Google Patents

血圧測定用振動プロテクタ

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JPH0528307U
JPH0528307U JP8492691U JP8492691U JPH0528307U JP H0528307 U JPH0528307 U JP H0528307U JP 8492691 U JP8492691 U JP 8492691U JP 8492691 U JP8492691 U JP 8492691U JP H0528307 U JPH0528307 U JP H0528307U
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Japan
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cuff
protector
limb
blood pressure
patient
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JP8492691U
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English (en)
Inventor
久幸 加藤
Original Assignee
日本コーリン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台上の生体の肢体にカフを装着して外部の振
動が比較的大きい状態で血圧測定を行う場合において、
そのカフを外部の振動から保護するためのプロテクタを
提供する。 【構成】 プロテクタ10は、担架上に臥せる患者24
の上肢30のカフ32が装着されていない部分を載置す
る載置部16と、載置部16に載置された上肢30を把
持する把持部18,20とを一体に備え、略U字状のエ
アクッション状を成している。載置部16によりカフ3
2が担架から浮かせられるとともに、把持部18により
カフ32が患者24の胴体28から離隔させられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生体の肢体に装着された血圧測定用カフを外部の振動から保護する ためのプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生体の肢体に装着されてそれを圧迫するカフ、およびそのカフの圧迫圧力を検 出する圧力センサあるいはカフに設けられたマイクロフォン等を備え、そのカフ の圧迫圧力の変化過程で逐次得られる圧力センサからの脈波信号やマイクロフォ ンからのコロトコフ音信号等の脈拍同期波信号に基づいて生体の血圧値を測定す る血圧測定装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、たとえば、患者を救急車やヘリコプタ等にて搬送する場合において は、その搬送中に患者の血圧値を測定して患者の容態を的確に把握することが望 まれるが、搬送中の車体等の振動が患者が臥せる担架等の台を介して患者の肢体 に装着されたカフに伝達されることにより、その振動によるノイズが前記脈拍同 期波信号に混入して血圧測定を正確に為し難いという問題があった。
【0004】 本考案は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするとこ ろは、台上の生体の肢体にカフを装着して外部の振動が比較的大きい状態で血圧 測定を行う場合において、そのカフを外部の振動から保護するためのプロテクタ を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、生体の肢体に装着さ れたカフの圧迫圧力の変化過程で逐次得られる脈拍同期波信号に基づいてその生 体の血圧値を測定する場合において、前記肢体の前記カフが装着されていない部 分を、そのカフがその肢体を支持する台および前記生体の他の部位に接触しない ように弾性的に支持することにより、そのカフを外部の振動から保護するための プロテクタであって、前記肢体を載置するための載置部と、その載置部の両端部 からその肢体を把持するための一対の把持部とを一体的に備え、略U字状に構成 されたことにある。
【0006】
【作用および考案の効果】
かかる血圧測定用振動プロテクタによれば、載置部によりカフが肢体を支持す る台から浮いた状態で且つ一対の把持部のうちの一方によりカフが生体の他の部 位から離隔した状態で、肢体のカフが装着されていない部分がその台上において 弾性的に支持されるので、外部の振動が台から直接的にカフに伝達されたりその 台から生体の他の部位を介して間接的にカフに伝達されたりするのを好適に抑制 し得る。この結果、救急車で搬送中の患者の血圧値を測定する場合のように血圧 測定時の外部の振動が比較的大きい場合においても、その振動によるノイズが脈 拍同期波信号に混入するのを効果的に防止し得て、血圧測定を正確に為し得る。
【0007】 また、載置部に載置された肢体は一対の把持部により把持されているので、載 置部上の肢体がずれたり或いは外れたりするのを好適に防止し得る利点がある。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図4乃至図10は本考案の血圧測定用振動プロテクタの一例を示す図であって 、図4は正面図、図5は背面図、図6は左側面図、図7は右側面図、図8は平面 図、図9は底面図、図10は図4におけるX−X視断面の切断部端面図である。 それらの図において、血圧測定用振動プロテクタ(以下、単にプロテクタという )10は、略U字状を成し且つ塩化ビニール樹脂等の樹脂製の二枚のシート12 ,14(図10参照)の外周縁部を全周に亘って互いに貼り合わせることにより 略U字状を成し且つ密閉された袋状とされているとともに内部にエアが充填され て膨らませられており、後述の上肢30を載置するための載置部16と、その載 置部16の両端部に相対向するように設けられてその上肢30を把持するための 一対の把持部18,20とを一体に備えている。把持部18,20は先端に向か う程互いに接近するように傾斜させられているとともに、一方の把持部18の方 が他方の把持部20よりも細くされている。なお、載置部16を構成する一方の シート12には、プロテクタ10内へエアを供給し且つプロテクタ10内のエア を排出するためのエア供給排出口(図示せず)が設けられており且つそのエア供 給排出口を開閉するための良く知られた樹脂製の開閉プラグ22が設けられてい る。また、図10においては、シート12,14は便宜上実際より厚く描かれて いる。
【0010】 以上のように構成されたプロテクタ10は、たとえば、患者を救急車で病院へ 搬送している際においてその患者の血圧値を測定する場合に用いられる。図1乃 至図3において、患者24は図示しない救急車内において担架26(図2におい てのみ図示)上に臥せている。かかる担架26の幅は比較的狭いのが普通である ため、患者24の左右の上肢の上腕部は胴体28に近接した状態で担架26によ り支持されることとなる。患者24の左側の上肢30の上腕部にはゴム袋状のカ フ32が巻回状態で装着されている。このカフ32はオシロメトリック型血圧測 定装置の一部を構成するものであり、カフ32内には配管34を介して図示しな い空気ポンプから圧力エアが供給されるようになっている。かかる血圧測定装置 においては、カフ32内のたとえば降圧過程において圧力センサ(図示せず)に て検出されるカフ32内の圧力を表す圧力信号から脈波成分である脈波信号を弁 別し、その脈波信号が表す脈波の大きさの変化に基づいて良く知られたオシロメ トリック方式の血圧値決定アルゴリズムに従って最高血圧値および最低血圧値等 の血圧値が決定されることとなる。
【0011】 上肢30のカフ32が装着されていない部分であって上肢30の上腕部の肘側 に位置する部分および肩側に位置する部分に、プロテクタ10がそれぞれ使用さ れている。すなわち、上肢30の上腕部の肘側に位置する部分および肩側に位置 する部分が一対のプロテクタ10の載置部16にそれぞれ載置されることにより 、たとえば図2に示すように、カフ32が担架26の上面から所定距離浮かせら れている一方、上肢30の上腕部の肘側に位置する部分および肩側に位置する部 分が両プロテクタ10の一対の把持部18,20によりそれぞれ把持されている とともに、両プロテクタ10の細い方の把持部18により、たとえば図3に示す ように、カフ32が患者24の胴体28から所定距離離隔させられている。本実 施例においては、上記患者24が生体に、上記担架26が台に、上記上肢30が 肢体に、上記胴体28が生体の他の部位にそれぞれ相当する。
【0012】 このように本実施例によれば、上肢30のカフ32が装着されていない部分で あって且つそのカフ32の両側に位置する部分に略U字状を成すエアクッション 状のプロテタク10がそれぞれ使用され、両プロテクタ10の載置部16および 把持部18,20により、カフ32が担架26および患者24の胴体28と接触 しないように前記上肢30のカフ32の両側に位置する部分が担架26上におい て弾性的に支持されるので、救急車で患者24を搬送する場合のように振動が比 較的激しい状態で血圧測定を行う場合であっても、車体の振動が担架26から直 接的にカフ32に伝達されたり担架26から患者24の胴体28を介して間接的 にカフ32に伝達されたりするのを好適に抑制することができる。これにより、 患者24を搬送中の車体の振動によるノイズが前記脈波信号に混入するのを効果 的に防止することができて血圧測定を正確に行うことができ、救急車の走行中に おいても精度の良い血圧測定が可能となる。
【0013】 また、本実施例によれば、プロテクタ10の載置部16に載置された上肢30 は一対の把持部18,20により把持されているので、患者24の体動等により 載置部16上の上肢30がずれたり或いは外れたりするのを好適に防止でき、こ れにより、血圧測定を一層正確に為し得る利点がある。
【0014】 また、本実施例によれば、プロテクタ10の把持部18,20は太さを変えて 形成されているため、患者24の上肢30の上腕部と胴体28との間に配設され る把持部の太さを必要に応じて適宜選択し得る利点がある。すなわち、幅狭の担 架26上において患者24の上肢30の上腕部と胴体28とが近接している場合 には、前述のように細い方の把持部18がその上腕部と胴体28との間に配設さ れるが、たとえば、幅が比較的広い台上に患者24が臥せておりその上肢30の 上腕部と胴体28との間を比較的大きく離隔させ得る場合には、太い方の把持部 20を上腕部と胴体28との間に配設するようにしてもよい。
【0015】 また、本実施例によれば、プロテクタ10の把持部18,20は先端に向かう 程互いに接近する方向へ傾斜させられているため、上肢が細い患者であっても把 持力を好適に確保し得る利点がある。
【0016】 また、本実施例によれば、プロテクタ10はエア袋状を成しており且つエア供 給排気口からプロテクタ10内のエアを抜くことができるため、未使用時におけ るプロテクタ10の保管スペースを少なくし得る利点がある。
【0017】 また、本実施例によれば、プロテクタ10の把持部18,20間に患者24の 上肢30の上腕部を挿し入れるだけで、その把持部18,20の把持力に基づい てプロテクタ10を上肢30に外れが防止された状態で容易に装着し得る利点が ある。
【0018】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様 においても適用される。
【0019】 たとえば、前記実施例では、プロテクタ10は一重の樹脂製のシート12,1 4にて構成されているが、耐久性等を向上させるために、シート12,14を樹 脂にて二重にしたり或いは布等により覆ったりすることもできる。
【0020】 また、前記実施例では、プロテクタ10は樹脂製のU字状エア袋にて構成され ているが、必ずしもその必要はなく、たとえば、弾性変形の容易なゴム製のU字 状袋の内部に液体を充填することによりプロテクタを構成したり、あるいは、U 字状のスポンジゴムにてプロテクタを構成することも可能である。
【0021】 また、前記実施例では、プロテクタ10はエア供給排出口を備えているが、か かるエア供給排出口を設けることなくエアを充填した状態でプロテクタを成形す るようにしてもよい。
【0022】 また、前記実施例では、プロテクタ10の把持部18,20は先端に向かう程 互いに傾斜させられており且つ太さが互いに異なっているが、必ずしもその必要 はなく、たとえば、互いに平行に設けられていてもよいし、あるいは同一の太さ にて形成されてもよい。
【0023】 また、前記実施例において、プロテクタ10を使捨てにするようにすれば、そ のプロテクタ10を介して種々の病原菌が感染するのを防止できる。
【0024】 また、前記実施例では、プロテクタ10が2個使用されているが、必ずしもそ の必要はなく、たとえば、上肢30の上腕部の肘側に位置する部分にのみ1個だ け使用した場合においても本考案の効果を得ることが可能であるし、あるいは、 3個以上使用しても差し支えない。
【0025】 また、前記実施例では、カフ32は患者24の上肢30に装着されているが、 下肢に装着されてもよい。この場合には、その下肢のカフ32が装着されていな い部分が、カフ32が担架26および他方の下肢に接触しないように、プロテク タ10により弾性的に支持されることとなる。
【0026】 また、前記実施例では、オシロメトリック方式の血圧測定装置による血圧測定 時において本考案のプロテクタを使用する場合について説明したが、コロトコフ 音方式の血圧測定装置による血圧測定時においても、本考案のプロテクタを使用 することにより、カフに設けられたマイクロフォンから出力されるコロトコフ音 信号に外部の振動によるノイズが混入することが好適に防止されるため、同様の 効果を得ることができる。
【0027】 また、前記実施例では、救急車による患者の搬送中に血圧測定する場合につい て説明したが、救急車以外の輸送機、たとえばヘリコプタによる患者の搬送中に 血圧測定する場合や、患者の搬送中でなくても外部の振動が比較的大きい状態で 血圧測定を行う必要がある場合には、本考案のプロテクタを使用することにより 前述の実施例と同様の効果を得ることができることは勿論である。
【0028】 その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得る ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のプロテクタの使用状態の一例を示す斜視
図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】本考案の血圧測定用振動プロテクタの正面図で
あって、拡大して示す図である。
【図5】図4のプロテクタの背面図である。
【図6】図4のプロテクタの左側面図である。
【図7】図4のプロテクタの右側面図である。
【図8】図4のプロテクタの平面図である。
【図9】図4のプロテクタの底面図である。
【図10】図4におけるX−X視断面の切断部端面を示
す図であって、拡大して示す図である。
【符合の説明】
10 血圧測定用振動プロテクタ 16 載置部 18,20 把持部 24 患者(生体) 26 担架(台) 28 胴体(生体の他の部位) 30 上肢(肢体) 32 カフ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の肢体に装着されたカフの圧迫圧力
    の変化過程で逐次得られる脈拍同期波信号に基づいて該
    生体の血圧値を測定する場合において、前記肢体の前記
    カフが装着されていない部分を、該カフが該肢体を支持
    する台および前記生体の他の部位に接触しないように弾
    性的に支持することにより、該カフを外部の振動から保
    護するためのプロテクタであって、 前記肢体を載置するための載置部と、該載置部の両端部
    から該肢体を把持するための一対の把持部とを一体的に
    備え、略U字状に構成されたことを特徴とする血圧測定
    用振動プロテクタ。
JP8492691U 1991-09-20 1991-09-20 血圧測定用振動プロテクタ Pending JPH0528307U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205008A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Fukuda Denshi Co Ltd 脈波測定装置および脈波速度計測装置
JP2007061182A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Yunekusu:Kk 血管内皮機能検査装置
JP2013510642A (ja) * 2009-11-11 2013-03-28 カズ ヨーロッパ エスエー 動脈血圧計用のカフ

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