JP2009225855A - 血圧情報測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カフと本体とが分離されて構成された血圧計において、カフの被測定部位への装着を容易にするとともに、被測定部位に対するカフの確実な巻付けが測定の都度再現されるようにする。
【解決手段】血圧計は、空気袋を内包するカフ20Aと、空気袋を膨縮させるための膨縮機構が設けられた本体に分離されており、カフ20Aは、上腕が挿入可能な筒状のカフ本体部30と、カフ本体部30の外周面上に設けられた把手部40とを含んでいる。カフ本体部30は、空気袋の外側に巻き回された締付けベルト31,32と、締付けベルト31,32の上腕に対する締付け長さを可変に調節する締付け長さ調節機構50とを有している。締付け長さ調節機構50は、締付けベルト31,32を巻取りおよび送出し可能な巻取りローラ58と、巻取りローラ58を回転駆動するギヤードモータ51と、巻取りローラ58に対して制動力を及ぼす電磁ブレーキ52とを含んでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は、血圧値等の血圧情報を測定可能な血圧情報測定装置に関し、より特定的には、被測定部位に装着されて使用されるカフと載置面に載置されて使用される本体とに分離して構成された血圧情報測定装置に関する。
被験者の血圧情報を取得することは、被験者の健康状態を知る上で非常に重要なことである。近年では、従来から健康管理の代表的な指標として広くその有用性が認められている収縮期血圧値(最高血圧値)、拡張期血圧値(最低血圧値)等を取得することに限られず、被験者の脈波を取得することによって心臓負荷や動脈の硬さの変化を捉える試み等がなされている。血圧情報測定装置は、取得した血圧情報に基づいてこれら健康管理のための指標を得るための装置であり、循環器系の疾患の早期発見や予防、治療等の分野においてさらなる活用が期待されている。なお、血圧情報には、収縮期血圧値、拡張期血圧値、平均血圧値、脈波、脈拍、AI(Augmentation Index)値等、循環器系に関連する種々の情報が広く含まれる。
一般に、血圧情報の測定には、流体袋を内包するカフが利用される。ここで、カフとは、内腔を有する帯状の構造物であって生体の一部に巻付けが可能なものを意味し、気体や液体等の流体を内腔に注入することにより流体袋を膨張・収縮させて血圧情報の測定に利用されるもののことを指す。たとえば、収縮期血圧値や拡張期血圧値等の血圧値を測定するための血圧情報測定装置(以下、単に血圧計とも称する)においては、動脈を圧迫するための流体袋を内包するカフを生体の体表面に巻付け、巻付けられた流体袋を膨張・収縮させて動脈圧脈波を流体袋の内圧の変化として捉えることにより、血圧値の測定が行なわれる。なお、特に腕に巻き付けられて使用されるカフは、腕帯あるいはマンシェットとも呼ばれる。
上述した血圧計は、その構成の違いに基づき、カフと本体とが一体化された構成の血圧計と、カフと本体とが分離された構成の血圧計とに大別される。カフと本体とが一体化された構成の血圧計においては、本体に被測定部位を挿入するための中空開口部が形成され、この中空開口部を取り囲むように本体にカフが併設された構造が採用される。一方、カフと本体とが分離された構成の血圧計においては、カフに内包される流体袋としての空気袋を膨縮させるための膨縮機構(通常は加圧ポンプや排気弁等)が本体に設けられ、カフに内包された空気袋と本体に設けられた膨縮機構とが可撓性のエア管によって接続された構造が採用される。
カフと本体とが一体化された構成の血圧計としては、たとえば特開2005−237427号公報(特許文献1)に開示されたものがある。当該特許文献1に開示されたカフと本体とが一体化された構成の血圧計にあっては、カフの巻付けのための駆動機構等をカフが併設された本体に比較的容易に設けることができるため、本体に設けられた中空開口部に被測定部位を挿入するだけでカフの装着および血圧値の測定が自動的に行なえる構成とすることができる。したがって、カフと本体とが一体化された構成の血圧計は、カフの着脱が非常に容易に行なえるようにできるという点において優れたものと言える。しかしながら、その反面、カフと本体とが一体化された構成の血圧計は、必然的に装置が大型化してしまうといった問題や、測定姿勢が特定の姿勢に制限されてしまうといった問題を有しており、必ずしもどのような使用環境下においても使い勝手に優れたものであるとは言えない。
これに対し、カフと本体とが分離された構成の血圧計にあっては、カフを本体から分離することによってカフを比較的小型に構成することができる。したがって、カフと本体とが分離された構成の血圧計は、様々な使用環境下において使い勝手のよいものとすることができ、また測定姿勢の自由度も上記カフと本体とが一体化された血圧計に比べて非常に高く、この点においても使い勝手に優れたものと言うことができる。しかしながら、カフと本体とが分離された構成の血圧計においては、一般にカフの装着作業が被験者等の人の手に委ねられているため、被測定部位に対するカフの確実な巻付けが測定の都度必ずしも再現されるとは限らない。血圧値をより精度よく安定的に測定するためには、カフが被測定部位に対して確実に巻付けられていることが必要であり、この点においてカフと本体とが分離された構成の血圧計は依然として改善の余地を有するものであった。
そこで、カフと本体とが分離された構成の血圧計において再現性よくカフが確実に被測定部位に巻付けられることとなるように、従来より種々の構成のカフが提案されている。たとえば特開昭61−238229号公報(特許文献2)や特開2002−209858号公報(特許文献3)等には、空気袋に加えてカーラと呼ばれる可撓性部材を内部に収容した構成のカフが開示されている。カーラは、カフの環状形態を保持するためにカフの内部に収容されるものであり、カフの内部において空気袋の外側に環状に巻き回されて配置されることにより、カフを径方向に弾性変形可能に構成するものである。このようなカーラを備えたカフにおいては、装着後においてカーラによって空気袋が被測定部位に対して適度な押圧力にて押し付けられて固定されるため、被測定部位に対する確実な空気袋の固定が再現されるようになる。
しかしながら、上述のカーラを内包させたカフは、上述したカフと本体とが一体化された血圧計に比べてその巻付け作業が煩雑になるという問題を有している。これは、カフの装着時において確実に空気袋が被測定部位に押圧されることとなるように、非装着時におけるカーラの形状が被測定部位よりも縮径した状態になるようにカーラが構成されていることに起因する。すなわち、カフの装着に際しては、一旦、縮径状態にあるカーラを押し広げて被測定部位に装着させる必要があり、この押し広げる作業が煩雑さの原因となっていた。特に、家庭用の血圧計においては、被験者自らがカフを一方の腕に巻き付けることが必要となるため、装着の際には他方の手しか使用できず、片手で縮径状態にあるカフを押し広げて腕に装着する作業は、ある程度の慣れが必要なものであった。
そこで、さらなるカフの装着の容易化を図るために、特開2006−68318号公報(特許文献4)には、ワンタッチ動作で被測定部位に着脱が可能なカフの構成が開示されている。当該特許文献4に開示のカフにおいては、付勢バネ等の弾性部材やスライダー等の動力伝達機構をカフの内部に組み込み、使用者の操作に連動してカフの径方向の大きさが可変となるようにし、これによりワンタッチ動作でのカフの着脱を可能にしている。
特開2005−237427号公報 特開昭61−238229号公報 特開2002−209858号公報 特開2006−68318号公報
しかしながら、上記特許文献4に開示のカフにおいては、ワンタッチ動作でのカフの着脱が可能にはなるものの、被測定部位に対して空気袋を押し付ける付勢力が付勢バネの弾性力のみに依存しており、十分な付勢力が得られないおそれがある。より大きな付勢力を得るためには、よりバネ定数の大きい付勢バネを利用することが考えられるが、その場合には操作部の操作に要する力がより大きいものとなり、操作性が低下してしまう問題が生じる。また、上述した動力伝達機構等の構成が複雑になってしまうため、繰り返しの使用によって動力伝達機構に破損が生じ易いという問題も有している。
したがって、本発明は、上述した問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、カフと本体とが分離して構成された血圧計において、カフの被測定部位への装着を容易にするとともに、被測定部位に対するカフの確実な巻付けが測定の都度再現されるようにすることにある。
本発明に基づく血圧情報測定装置は、測定時において被測定部位に装着されて使用されるカフと、測定時において載置面に載置されて使用される本体とに分離されて構成されたものである。上記カフは、被測定部位が軸方向から挿入可能な中空開口部を含む筒状のカフ本体部と、上記カフ本体部の外周面上に設けられた把手部とを含んでいる。上記カフ本体部は、被測定部位を圧迫するための流体袋と、上記流体袋の外側に巻き回された締付けベルトと、上記締付けベルトの被測定部位に対する締付け長さを可変に調節する締付け長さ調節機構とを有している。上記本体は、上記流体袋を膨縮させる膨縮機構を含んでいる。そして、上記締付け長さ調節機構は、上記締付けベルトを巻取りおよび送出し可能な巻取りローラと、上記巻取りローラを順方向および逆方向に回転駆動する電動機と、上記電動機の停止時に上記巻取りローラに対して制動力を及ぼす制動機とを含んでいる。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置にあっては、上記把手部が、上記カフ本体部に取付けられた基部を有していることが好ましく、その場合に、上記締付け長さ調節機構が、上記基部に収容されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置にあっては、上記巻取りローラによる上記締付けベルトの巻取り動作の開始の命令を受付けるための巻取り動作操作部が、上記把手部に設けられていることが好ましく、またその場合に、上記巻取り動作操作部が、押し釦によって構成されていればなおよい。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置は、被測定部位に対する上記締付けベルトの締付け力を検出する締付け力検出機構をさらに備えていることが好ましく、その場合に、上記締付け長さ調節機構が、上記締付け力検出機構が所定の大きさの締付け力を検出した場合に上記巻取りローラによる上記締付けベルトの巻取り動作を停止するように構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置にあっては、上記締付け力検出機構が、上記膨縮機構によって上記流体袋に所定量の流体が注入された状態で上記巻取りローラによる上記締付けベルトの巻取り動作の際の上記流体袋の内圧を検出することにより、被測定部位に対する上記締付けベルトの締付け力を検出するように構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置にあっては、上記締付け力検出機構が、上記電動機によって回転駆動される際の上記巻取りローラに加わる回転トルクを検出することにより、被測定部位に対する上記締付けベルトの締付け力を検出するように構成されていてもよい。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置にあっては、上記膨縮機構が、上記巻取りローラによる上記締付けベルトの巻取り動作の停止後において血圧情報測定のための上記流体袋の加圧動作を開始するように構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置にあっては、上記締付け長さ調節機構が、血圧情報測定のための測定動作の終了後に上記巻取りローラによる上記締付けベルトの送出し動作を開始するように構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく血圧情報測定装置にあっては、上記カフ本体部が、上記流体袋の外側でかつ上記締付けベルトの内側に径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材をさらに有していることが好ましい。
本発明によれば、カフと本体とが分離されて構成された血圧計において、カフの被測定部位への装着を容易にすることができ、また被測定部位に対するカフの確実な巻付けが測定の都度再現されるようにすることができる。したがって、血圧情報を精度よく安定的に測定することが可能な使い勝手のよい血圧情報測定装置とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、血圧情報測定装置として、収縮期血圧値および拡張期血圧値を測定することが可能に構成されたいわゆる上腕式の血圧計を例示して説明を行なう。なお、以下に示す実施の形態における血圧計は、本体と分離して構成されたカフの上腕に対する締付け動作と、当該締付け動作後に行なわれる血圧値の測定動作と、当該測定動作後に行なわれるカフの上腕に対する締付け解除動作とが自動的に連続して行なわれるように構成されたものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における血圧計の外観構造を示す図である。まず、図1を参照して、本実施の形態における血圧計1Aの外観構造について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における血圧計1Aは、本体10と、カフ20Aと、エア管90と、接続ケーブル92とを備えている。本体10は、箱状の筐体を有しており、その上面に表示部14および操作部16が設けられている。本体10は、測定時においてテーブル等の載置面に載置されて使用される。カフ20Aは、上腕を軸方向から挿入可能な中空開口部を含む筒状のカフ本体部30と、このカフ本体部30の外周面上に設けられた把手部40とを有している。カフ20Aは、測定時において上腕に装着されて使用される。エア管90および接続ケーブル92は、分離されて構成された本体10とカフ20Aとをそれぞれ接続している。
図2は、本実施の形態における血圧計の機能ブロックの構成を示す図である。次に、この図2を参照して、本実施の形態における血圧計1Aの機能ブロックの構成について説明する。
図2に示すように、本体10は、上述した表示部14および操作部16に加え、制御部11と、メモリ部12と、電源部18と、モータ駆動回路53と、電磁ブレーキ駆動回路54と、加圧ポンプ61と、排気弁62と、圧力センサ63と、加圧ポンプ駆動回路64と、排気弁駆動回路65と、増幅器66と、A/D(Analog/Digital)変換回路67とを有している。一方、カフ20Aは、空気袋35と、押し釦44と、ギヤードモータ51と、電磁ブレーキ52と、巻取りローラ58とを主として有している。
制御部11は、たとえばCPU(Central Processing Unit)にて構成され、血圧計1Aの全体を制御するための手段である。メモリ部12は、たとえばROM(Read-Only Memory)やRAM(Random-Access Memory)にて構成され、血圧値測定のための処理手順を制御部11等に実行させるためのプログラムを記憶したり、測定結果等を記憶したりするための手段である。表示部14は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)にて構成され、測定結果等を表示するための手段である。操作部16は、被験者等による操作を受付けてこの外部からの命令を制御部11や電源部18に入力するための手段である。電源部18は、制御部11に電源としての電力を供給するための手段である。
制御部11は、ギヤードモータ51、電磁ブレーキ52、加圧ポンプ61および排気弁62を駆動するための制御信号をモータ駆動回路53、電磁ブレーキ駆動回路54、加圧ポンプ駆動回路64および排気弁駆動回路65に入力したり、測定結果としての血圧値をメモリ部12や表示部14に入力したりする。また、制御部11は、圧力センサ63によって検出された圧力値に基づいて被験者の血圧値を取得する。この制御部11によって取得された血圧値が、測定結果として上述したメモリ部12や表示部14に入力される。なお、血圧計1Aは、測定結果としての血圧値を外部の機器(たとえばPC(Personal Computer)やプリンタ等)に出力する出力部を別途有していてもよい。出力部としては、たとえばシリアル通信回線や各種の記録媒体への書き込み装置等が利用可能である。
モータ駆動回路53は、制御部11から入力された制御信号に基づいてギヤードモータ51の動作を制御する。電磁ブレーキ駆動回路54は、制御部11から入力された制御信号に基づいて電磁ブレーキ52の動作を制御する。加圧ポンプ駆動回路64は、制御部11から入力された制御信号に基づいて加圧ポンプ61の動作を制御する。排気弁駆動回路65は、制御部11から入力された制御信号に基づいて排気弁62の開閉動作を制御する。
空気袋35は、装着状態において上腕を圧迫するための流体袋であり、上述したエア管90を介して後述するエア系コンポーネント60に接続されている。ギヤードモータ51、電磁ブレーキ52および巻取りローラ58は、後述する締付けベルト31,32(図3等参照)の上腕に対する締付け長さを可変に調節する締付け長さ調節機構50に相当する。ギヤードモータ51とモータ駆動回路53との電気的な接続および電磁ブレーキ52と電磁ブレーキ駆動回路54との電気的な接続は、それぞれ上述した接続ケーブル92(図1参照)によって行なわれている。
ギヤードモータ51は、巻取りローラ58を順方向および逆方向に回転駆動する電動機であり、その動作が上述したモータ駆動回路53によって制御される。電磁ブレーキ52は、巻取りローラ58に対して制動力を及ぼす制動機であり、その動作が上述した電磁ブレーキ駆動回路54によって制御される。巻取りローラ58は、後述する締付けベルト31,32(図3等参照)を巻取ったり送出したりするための部材である。押し釦44は、ギヤードモータ51、電磁ブレーキ52および巻取りローラ58にて構成される締付け長さ調節機構50による巻付け動作を開始するための被験者の命令を受付ける巻付け動作操作部に相当する。
加圧ポンプ61は、空気袋35の内腔に空気を供給するためのものであり、その動作が上述した加圧ポンプ駆動回路64によって制御される。排気弁62は、空気袋35の内部の圧力(以下、「カフ圧」とも称する)を維持したり、空気袋35の内部の空間を外部に開放するためのものであり、その動作が上述した排気弁駆動回路65によって制御される。圧力センサ63は、空気袋35の内部の圧力に応じた出力値を増幅器66に入力する。増幅器66は、圧力センサ63の出力値を増幅し、A/D変換回路67に入力する。A/D変換回路67は、増幅器66から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して制御部11に入力する。なお、これら構成要素のうち、加圧ポンプ61、排気弁62および圧力センサ63が上述したエア系コンポーネント60に相当し、特に加圧ポンプ61と排気弁62が空気袋35を膨縮させる膨縮機構に相当する。
また、本実施の形態における血圧計1Aにおいては、上述した空気袋35およびエア系コンポーネント60が上腕に対する締付けベルトの締付け力を検出する締付け力検出機構として利用されることになるが、その詳細については後述することとする。
図3は、本実施の形態における血圧計のカフの詳細な構造を示す斜視図であり、図4は、図3中に示すIV−IV線に沿ったカフの非装着状態における断面図である。また、図5は、本実施の形態における血圧計の締付け長さ調節機構の構成を示す模式上面図である。次に、これら図3ないし図5を参照して、本実施の形態における血圧計1Aのカフ20Aの詳細な構造について説明する。
図3に示すように、カフ20Aは、上腕に装着される筒状のカフ本体部30と、このカフ本体部30の外周面上に設けられた把手部40とを有している。把手部40は、カフ本体部に取付けられる部分である基部41と、装着に際して手で把持するための部分である把手42とを含んでいる。カフ本体部30は、上腕が軸方向ら挿入可能となるように筒状に形成されており、把手部40は、筒状に形成されたカフ本体部30の軸方向と平行な方向に把手42が延在するようにカフ本体部30に固定されている。カフ本体部30の外周面上の位置でかつ把手部40の基部41の内部には、締付け長さ調節機構50が配設されている。また、把手部40の所定位置には、上述した押し釦44が設けられている。
図3および図4に示すように、カフ本体部30は、環状に巻き回された締付けベルト31,32と、締付けベルト31の内側に取付けられた外装カバー33と、外装カバー33の内部に収容されたカーラ34および空気袋35とを主として備えている。締付けベルト31,32は、実質的に周方向に伸縮性を有しない布等の部材にて構成されており、幅の広い第1の締付けベルト31と、この第1の締付けベルトに連結された幅の狭い第2の締付けベルト32とを含んでいる。
第1の締付けベルト31は、周方向に一方端31aおよび他方端31bを有する帯状の部材からなり、その外周面上の所定位置に上述した把手部40が取付けられ、その内周面上に上述した外装カバー33が取付けられている。第2の締付けベルト32は、周方向に一方端32aおよび他方端32bを有しており、このうちの一方端32aが第1の締付けベルト31の他方端31bに連結されている。第2の締付けベルト32の他方端32b寄りの部分は、第1の締付けベルト31の一方端31a寄りの部分の外周側に重ね合わされており、第2の締付けベルト32の他方端32bは、第1の締付けベルト31の外周面上に取付けられた把手部40内に配設された巻取りローラ58に固定されている。これにより、第1の締付けベルト31および第2の締付けベルト32は、環状に構成された一つの部材として機能し、これによって中空開口部を有するカフ本体部30が形作られている。
連結された第1の締付けベルト31および第2の締付けベルト32は、後述する締付け長さ調節機構50によってその周方向の長さが可変に調節される。連結された第1の締付けベルト31および第2の締付けベルト32の周方向の長さが長くされた状態においては、カフ本体部30が拡径状態(径が大きくされた状態)をとることになり、周方向の長さが短くされた状態においては、カフ本体部30が縮径状態(径が小さくされた状態)をとることになる。
外装カバー33は、たとえば伸縮性のある低摩擦材料かなる布等の部材にて構成されており、上述した第1の締付けベルト31の内周面上に取付けられている。より詳細には、外装カバー33の外周面が第1の締付けベルト31の内周面に接着または溶着等によって接合されることにより、外装カバー33が第1の締付けベルト31に固定されている。
外装カバー33に内包されたカーラ34は、たとえばポリプロピレン等の樹脂材料を原料として射出成形によって形成された可撓性部材からなる。より詳細には、カーラ34は、周方向の所定位置に軸方向に沿った切れ目34aを有する環状の湾曲弾性板にて構成されており、軸方向と直交する平面に沿って切断した場合にその形状がC字状またはU字状となっている。カーラ34は、自身の環状形態を保持するとともに、径方向に弾性変形可能に構成されている。したがって、カーラ34は、上述した拡径状態においてその径が大きく広がった状態をとることになり、反対に上述した縮径状態においてその径が小さく狭まった状態をとることになる。なお、カフ本体部30が拡径状態をとった場合には、カーラ34の弾性力によってカフ本体部30が大きく広がることになるため、カフ本体部30の中空開口部内に上腕を抜き差しすることが容易となる。
空気袋35は、膨縮可能な袋状の部材からなり、たとえば2枚の樹脂フィルムを重ね合わせてその周縁を溶着することによって形成されている。空気袋35の内腔は、図示しないニップルを介してエア管90に接続されている。空気袋35の内腔は、測定時において本体10に設けられた加圧ポンプ61および排気弁62によって加減圧され、これによって空気袋35が膨張または収縮する。
図3ないし図5に示すように、締付け長さ調節機構50は、ギヤードモータ51、電磁ブレーキ52および巻取りローラ58を含んでいる。これらギヤードモータ51、電磁ブレーキ52および巻取りローラ58は、カフ本体部30の外周面上の位置でかつ把手部40の基部41の内部に配設された支持枠46にそれぞれ組付けられている。支持枠46は、たとえば第1の締付けベルト31の外周面上に固定されている。また、支持枠46の所定位置には、動力伝達機構としてのギヤ55,56,57が組付けられている。
ギヤードモータ51は、減速機を具備したモータであり、モータ部51a、減速部51bおよび出力シャフト51cを含んでいる。ギヤードモータ51の出力シャフト51cには、ギヤ55が固着されている。ギヤードモータ51の出力シャフト51cが位置する側とは反対側の軸方向端部には、当該ギヤードモータ51と隣接して電磁ブレーキ52が配設されている。電磁ブレーキ52は、モータ部51aの回転シャフト51a1を拘持することによって回転シャフト51a1に対して制動力を発揮する。
巻付けローラ58は、支持枠46に軸支されたシャフト57aに固着されており、シャフト57aが回転することによって従動して回転する。巻付けローラ58には、上述した第2の締付けベルト32の他方端32bが固定されている。巻付けローラ58が固着されたシャフト57aには、ギヤ57が固着されている。また、支持枠46に軸支されたシャフト56aには、ギヤ56が固着されている。ギヤ56は、上述したギヤ55およびギヤ57にそれぞれ歯合しており、ギヤードモータ51の出力シャフト51cに生じる回転力を巻付けローラ58に伝達する。なお、これらギヤ55,56,57は、それぞれその外径や歯数が調節されて構成されており、ギヤードモータ51の減速部51b同様、減速機としても機能する。
次に、図5を参照して、本実施の形態における血圧計1Aのカフ20Aの締付け長さ調節機構50の動作について説明する。本実施の形態における血圧計1Aにおいては、上述したように、カフ20Aの上腕に対する締付け動作と、当該締付け動作後に行なわれる血圧値の測定動作と、当該測定動作後に行なわれるカフ20Aの上腕に対する締付け解除動作とが自動的に連続して行なわれるように構成されている。このうち、カフ20Aの上腕に対する締付け動作と、カフ20Aの上腕に対する締付け解除動作は、それぞれ以下において説明する、締付け長さ調節機構50による締付けベルト31,32の巻取り動作と、締付け長さ調節機構50による締付けベルト31,32の送出し動作とによって行なわれる。
図5を参照して、ギヤードモータ51が順方向に回転駆動された状態においては、ギヤードモータ51の出力シャフト51cが順方向に回転し、その回転力がギヤ55,56,57を介してシャフト57aに伝達され、巻付けローラ58が順方向に回転する。巻付けローラ58が順方向に回転することにより、巻付けローラ58にその他方端32bが固定された第2の締付けベルト32は巻付けローラ58によって図中矢印A方向に巻取られる。この巻取りローラ38による第2の締付けベルト32の巻取り動作により、締付けベルト31,32は、カーラ34の弾性力に抗してその締付け長さが減少し、カフ本体部30の中空開口部が徐々に縮径することになる。すなわち、当該巻取り動作により、上腕に対するカフ20Aの締付け動作が実現されることになる。なお、ギヤードモータ51の順方向への回転駆動時においては、電磁ブレーキ52は、ギヤードモータ51のモータ部51aの回転シャフト51a1を拘持した状態にはなく、モータ部51aはその動作を制限されることなく駆動されることになる。
一方、ギヤードモータ51が逆方向に回転駆動された状態においては、ギヤードモータ51の出力シャフト51cが逆方向に回転し、その回転力がギヤ55,56,57を介してシャフト57aに伝達され、巻付けローラ58が逆方向に回転する。巻付けローラ58が逆方向に回転することにより、巻付けローラ58に巻取られていた部分の第2の締付けベルト32は巻付けローラ58から図中矢印B方向に向かって送出される。この巻取りローラ38による第2の締付けベルト32の送出し動作により、締付けベルト31,32は、その締付け長さが増加することになる。その際、カーラ34の弾性力に基づいてカフ本体部30の中空開口部は、徐々に拡径することになる。すなわち、当該送出し動作により、上腕に対するカフ20Aの締付け解除動作が実現されることになる。なお、ギヤードモータ51の逆方向への回転駆動時においては、電磁ブレーキ52は、ギヤードモータ51のモータ部51aの回転シャフト51a1を拘持した状態にはなく、モータ部51aはその動作を制限されることなく駆動されることになる。
また、ギヤードモータ51が順方向または逆方向のいずれにも回転駆動されていない状態、すなわちギヤードモータ51の停止時においては、ギヤードモータ51のモータ部51aの回転シャフト51a1が電磁ブレーキ52によって拘持された状態となる。当該状態においては、電磁ブレーキ52による制動力がモータ部51aの回転シャフト51a1、減速部51b、出力シャフト51c、ギヤ55,56,57およびシャフト57aを介して巻付けローラ58に及び、巻付けローラ58の回転動作が制限されることになる。したがって、当該状態においては、巻付けローラ58による第2の締付けベルト32の巻取りおよび送出し動作のいずれもが停止され、カフ本体部30の中空開口部の径が一定に維持されることになる。
次に、本実施の形態における血圧計1Aに設けられる締付け力検出機構について説明する。当該締付け力検出機構は、カフ20Aの上腕に対する締付け状態を最適な状態とするために、上述したカフ20Aの締付け動作中において上腕に対するカフ20Aの締付け力を検出するためのものである。
上述したように、本実施の形態における血圧計1Aにおいては、締付け力検出機構が空気袋35およびエア系コンポーネント60によって構成されている。この締付け力検出機構は、上腕に対する締付けベルト31,32の締付け力を検出するための機構であり、その締付け力を空気袋35の内圧として捉えるものである。
具体的には、本実施の形態における血圧計1Aにおいては、締付け長さ調節機構50を駆動させてカフ本体部30の中空開口部を縮径させるに先立ち、所定量の空気を空気袋35内に加圧ポンプ61によって注入しておき、上記締付け長さ調節機構50の駆動に伴って締付け長さが減少することとなる締付けベルト31,32と上腕との間で挟まれることとなる空気袋35の内圧を圧力センサ63によって検出することにより、検出された空気袋35の内圧に基づいて締付けベルト31,32による上腕への締付け力を検出する。
制御部11は、上述した締付け長さ調節機構50による締付け動作中において上記空気袋35の内圧を監視し、予め定めた所定の圧力値となった時点でギヤードモータ51の動作を停止させ、これと同時に電磁ブレーキ52を動作させて巻取りローラ58の回転を停止させる。以上により、カフ20Aの上腕に対する締付け状態を最適な状態とすることができる。
図6は、本実施の形態における血圧計の処理手順を示すフローチャートであり、図7は、本実施の形態における血圧計の各部の動作状況や動作状態を時系列的に示すタイミングチャートである。また、図8は、本実施の形態における血圧計のカフを上腕に装着する装着作業を説明するための模式図であり、図9は、本実施の形態における血圧計のカフを上腕に装着した装着状態の断面図である。次に、これら図6ないし図9を参照して、本実施の形態における血圧計1Aの処理手順を、当該血圧計1Aの各部の動作状況や動作状態あるいはカフ20Aの装着作業、カフ20Aの装着後の状態とあわせて説明する。なお、図6に示すフローチャートに従うプログラムは、図2において示したメモリ部12に予め記憶されており、制御部11がメモリ部12からこのプログラムを読み出して実行することにより、その処理が進められる。
まず、図6に示すように、被験者が血圧計1Aの操作部16を操作して電源オンの命令を入力すると、電源部18から制御部11に対して電源としての電力が供給され、これにより制御部11が駆動し、血圧計1Aの初期化が行なわれる(ステップS101)。図7に示すように、血圧計1Aの初期化が行なわれた時刻t0においては、ギヤードモータ51、電磁ブレーキ52および加圧ポンプ61はいずれも動作が停止したオフ状態にあり、排気弁62は空気袋35の内部の空間を外部と連通させてカフ圧を大気圧と等しくすべく開放された状態にあり、圧力センサ63によって検出されるカフ圧は大気圧と同じ値を示すことになる。
次に、被験者は、図8に示すように、カフ20Aの把手42を右手100で把持し、カフ20Aのカフ本体部30の中空開口部に図中矢印C方向に向けて、把手42を把持した右手100とは異なる方の手である左手200を挿入する。そして、カフ20Aを左手200の上腕にまで移動させ、左手200の上腕に宛がった状態を維持しつつ、把手42を把持した方の手である右手100の親指101で把手42に設けられた押し釦44を押下する。
図6に示すように、上記被験者による押し釦44の押下を受付けた制御部11は、空気袋35の予備加圧を行なう(ステップS102)。具体的には、図7に示すように、制御部11は、押し釦44が押下された時刻t1において空気袋35の内部の空間を外部と非連通とするために排気弁62を閉鎖させ、つづいて時刻t2において空気袋35内に空気を注入するために加圧ポンプ61の駆動を開始する。そして、制御部11は、所定時間経過後の時刻t3において加圧ポンプ61の駆動を停止する。ここで、加圧ポンプ61が駆動される時間は、予め定められた所定量の空気が空気袋35の内部の空間に注入されることとなるために必要な時間である。以上により、空気袋35に対する予備加圧が終了する(ステップS103)。
次に、図6に示すように、制御部11は、上腕に対するカフ20Aの締付け動作を開始する(ステップS104)。その際、制御部11は、上腕に対するカフ20Aの締付けが所定の締付け状態となったか否かを判断し(ステップS105)、所定の締付け状態となっていない場合(ステップS105においてNOの場合)には、上腕に対するカフ20Aの締付け動作を継続し、所定の締付け状態となった(ステップS105においてYES)場合には、上腕に対するカフ20Aの締付け動作を停止する(ステップS106)。
具体的には、図7に示すように、制御部11は、時刻t4においてギヤードモータ51を順方向に回転駆動することにより、巻付けローラ58による第2の締付けベルト32の巻取り動作を開始させる。そして、制御部11は、当該巻取り動作中において空気袋35のカフ圧を圧力センサ63によって検出し、検出されたカフ圧が予め定められた閾値に達した時刻t5においてギヤードモータ51の順方向への回転駆動を停止し、これと同時に電磁ブレーキ52を駆動して巻付けローラ58の回転を停止する。ここで、上記閾値は、血圧値測定に適した上腕に対するカフ20Aの締付け力に基づいて予め決定される。
ここで、図9に示すように、カフ20Aが上腕202に最適締付け力にて締付けられた状態においては、締付けベルト31,32によって空気袋35が上腕202に対して確実に押圧された状態となる。そのため、以降の測定動作において空気袋35が膨張することにより、上腕202がカフ20Aによって確実に圧迫されることになり、上腕202の内部に位置する動脈に対する阻血が確実に行なえるようになる。
次に、図6に示すように、制御部11は、血圧値測定のために空気袋35の加圧を開始する(ステップS107)。具体的には、図7に示すように、制御部11は、時刻t6において加圧ポンプ61を駆動してカフ圧を上昇させ、所定のカフ圧となるように空気袋35の加圧を行なう。
次に、図6に示すように、制御部11は、血圧値測定のために空気袋35の微速減圧を開始する(ステップS108)。具体的には、図7に示すように、制御部11は、圧力センサ63によって空気袋35の内圧が所定の内圧に達したことが検出された時刻t7において加圧ポンプ61の駆動を停止し、その後排気弁62の開放量を制御しつつ徐々に排気弁62を開放させる。また、その際、制御部11は、圧力センサ63によって検出されるカフ圧の変動を取得する。
次に、図6に示すように、制御部11は、微速減圧過程において得られたカフ圧の変動に基づいて血圧値を算出する(ステップS109)。つづいて、制御部11は、空気袋35を開放する(ステップS110)とともに、上腕202に対するカフ20Aの締付け解除動作を行う(ステップS111)。具体的には、図7に示すように、制御部11は、血圧値の算出が終了した時刻t8において排気弁62を完全に開放し、空気袋35内の空気を外部へと排気させ、その後時刻t9において電磁ブレーキ52の動作を停止させるとともに、時刻t10においてギヤードモータ51を逆方向に回転駆動し、巻取りローラ58から第2の締付けベルト32を送出させる。その後、制御部11は、第2の締付けベルト32が完全に巻取りローラ58から送出された時刻t11においてギヤードモータ51の駆動を停止する。ここでは、ギヤードモータ51の駆動の停止を時間に基づいて制御しているが、光センサ等の検知手段をカフ本体部30に設け、第2の締付けベルト32の終端部が巻取りローラ58から送出されたことを検知してギヤードモータ51の駆動を停止させるように制御してもよい。
次に、図6に示すように、制御部11は、ステップS109において得られた血圧値をメモリ部12および表示部14に出力し、メモリ部12において当該血圧値が測定結果として記憶され(ステップS112)、表示部14において上記測定結果としての血圧値が表示される(ステップS113)。ここで、表示部14は、収縮期血圧値および拡張期血圧値をたとえば数値として表示する。これら血圧値の記録、表示後において血圧計1Aは待機状態をとり、被験者の操作部16による電源オフの命令の入力を待って電源としての電力の供給を停止する。
以上において説明した如くの血圧計1Aとすることにより、カフ20Aが装着される右手100とは異なる方の左手200でカフ20Aに設けられた把手42を把持し、その状態でカフ20Aの中空開口部内にカフ20Aが装着される左手200を差し込んでカフ20Aを上腕202に宛がい、その後把手42に設けられた押し釦44を押下するという非常に簡単な操作により、カフ20Aの上腕202に対する締付け動作がその後自動的に行なわれるようにすることができる。したがって、非常に容易にカフ20Aを被測定部位である上腕202に対して装着することができるようになる。
また、上述した本実施の形態における血圧計1Aにおいては、締付けベルト31,32を用いて上腕202を締付ける際に、締付け力検出機構を用いてカフ20Aの上腕202に対する締付け力を検出し、当該締付け力が最適となった状態を締付け長さ調節機構50を用いて維持するように構成されているため、上腕202に対するカフ20Aの確実な巻付けが測定の都度再現されるようになる。
したがって、上記構成を採用することにより、カフ20Aと本体10とが分離されて構成された血圧計1Aにおいて、カフ20Aの上腕202への装着を容易にすることができ、また上腕202に対するカフ20Aの確実な巻付けが測定の都度再現されるようにすることができる。その結果、血圧値を精度よく安定的に測定することが可能な使い勝手のよい血圧計とすることができる。
また、本実施の形態における血圧計1Aにおいては、上記カフ20Aの装着作業のみならず、その後に行なわれる血圧値の測定作業と、当該測定作業後に行なわれるカフ20Aの上腕202に対する締付け解除作業とがすべて自動的に連続して行なわれるように構成されている。したがって、上記構成を採用することにより、いわゆるワンタッチ動作でカフ20Aの装着、血圧値の測定およびカフ20Aの取り外しが行なえる非常に利便性に優れた血圧計とすることができる。
さらには、本実施の形態における血圧計1Aにおいては、締付け長さ調節機構50としてのギヤードモータ51、電磁ブレーキ52および巻付けローラ58等が把手部40の基部41に収容された構成であるため、カフ20Aを小型にかつコンパクトに構成することができ、カフ20Aが大型化しないという効果を得ることも可能である。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2における血圧計の機能ブロックの構成を示す図である。まず、図10を参照して、本実施の形態における血圧計1Bの機能ブロックの構成について説明する。なお、本実施の形態における血圧計1Bは、上述の実施の形態1における血圧計1Aと外観構造において同一であり、また機能ブロックの構成についてもその大部分が共通の構成である。したがって、上述の実施の形態1と同様の部分については、図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
上述の実施の形態1における血圧計1Aは、上腕202に対する締付けベルト31,32の締付け力を検出する締付け力検出機構として空気袋35およびエア系コンポーネント60を利用し、その締付け力を空気袋35の内圧として捉えるように構成されていた。これに対し、本実施の形態における血圧計1Bは、上腕202に対する締付けベルト31,32の締付け力を検出する締付け力検出機構として、第2の締付けベルト32が巻付けられる巻付けローラ58に加わる回転トルクを検出するトルクセンサを用いることにより、その締付け力を巻付けローラ58に加わる回転トルクとして捉えるように構成している。
図10に示すように、本実施の形態における血圧計1Bにおいては、カフ20Bにトルクセンサ59が設けられている。トルクセンサ59は、巻付けローラ58に加わる回転トルクを検出するための手段であり、たとえば巻付けローラ58が固着されたシャフト57a(図5参照)に取付けられる。
図11は、本実施の形態における血圧計の処理手順を示すフローチャートであり、図12は、本実施の形態における血圧計の各部の動作状況や動作状態を時系列的に示すタイミングチャートである。次に、これら図11および図12を参照して、本実施の形態における血圧計1Bの処理手順を、当該血圧計1Bの各部の動作状況や動作状態とあわせて説明する。なお、図11に示すフローチャートに従うプログラムは、図10において示したメモリ部12に予め記憶されており、制御部11がメモリ部12からこのプログラムを読み出して実行することにより、その処理が進められる。
まず、図11に示すように、被験者が血圧計1Bの操作部16を操作して電源オンの命令を入力すると、電源部18から制御部11に対して電源としての電力が供給され、これにより制御部11が駆動し、血圧計1Bの初期化が行なわれる(ステップS201)。図12に示すように、血圧計1Bの初期化が行なわれた時刻t0においては、ギヤードモータ51、電磁ブレーキ52および加圧ポンプ61はいずれも動作が停止したオフ状態にあり、トルクセンサ59によって検出される回転トルクはほぼゼロであり、排気弁62は空気袋35の内部の空間を外部と連通させてカフ圧を大気圧と等しくすべく開放された状態にあり、圧力センサ63によって検出されるカフ圧は大気圧と同じ値を示すことになる。
次に、被験者は、上述した実施の形態1における場合と同様に、カフ20Bの把手42を右手100で把持し、カフ20Bのカフ本体部30の中空開口部に向けて、把手42を把持した右手100とは異なる方の手である左手200を挿入する(図8参照)。そして、カフ20Bを左手200の上腕にまで移動させ、左手200の上腕に宛がった状態を維持しつつ、把手42を把持した方の手である右手100の親指101で把手42に設けられた押し釦44を押下する。
図11に示すように、上記被験者による押し釦44の押下を受付けた制御部11は、上腕に対するカフ20Bの締付け動作を開始する(ステップS202)。その際、制御部11は、上腕に対するカフ20Bの締付けが所定の締付け状態となったか否かを判断し(ステップS203)、所定の締付け状態となっていない場合(ステップS203においてNOの場合)には、上腕に対するカフ20Bの締付け動作を継続し、所定の締付け状態となった(ステップS203においてYES)場合には、上腕に対するカフ20Bの締付け動作を停止する(ステップS204)。
具体的には、図12に示すように、制御部11は、時刻t1においてギヤードモータ51を順方向に回転駆動することにより、巻付けローラ58による第2の締付けベルト32の巻取り動作を開始させる。そして、制御部11は、当該巻取り動作中において巻取りローラ58に加わる回転トルクをトルクセンサ59によって検出し、検出された回転トルクが予め定められた閾値に達した時刻t2においてギヤードモータ51の順方向への回転駆動を停止し、これと同時に電磁ブレーキ52を駆動して巻付けローラ58の回転を停止する。ここで、上記閾値は、血圧値測定に適した上腕に対するカフ20Bの締付け力に基づいて予め決定される。
ここで、上述した実施の形態1における場合と同様に、カフ20Bが上腕202に最適締付け力にて締付けられた状態においては、締付けベルト31,32によって空気袋35が上腕202に対して確実に押圧された状態となる(図9参照)。そのため、以降の測定動作において空気袋35が膨張することにより、上腕202がカフ20Bによって確実に圧迫されることになり、上腕202の内部に位置する動脈に対する阻血が確実に行なえるようになる。
次に、図11に示すように、制御部11は、血圧値測定のために空気袋35の加圧を開始する(ステップS205)。具体的には、図12に示すように、制御部11は、時刻t3において空気袋35の内部の空間を外部と非連通とするために排気弁62を閉鎖させ、つづいて時刻t4において空気袋35内に空気を注入するために加圧ポンプ61の駆動を開始してカフ圧を上昇させ、所定のカフ圧となるように空気袋35の加圧を行なう。
次に、図11に示すように、制御部11は、血圧値測定のために空気袋35の微速減圧を開始する(ステップS206)。具体的には、図12に示すように、制御部11は、圧力センサ63によって空気袋35の内圧が所定の内圧に達したことが検出された時刻t5において加圧ポンプ61の駆動を停止し、その後排気弁62の開放量を制御しつつ徐々に排気弁62を開放させる。また、その際、制御部11は、圧力センサ63によって検出されるカフ圧の変動を取得する。
次に、図11に示すように、制御部11は、微速減圧過程において得られたカフ圧の変動に基づいて血圧値を算出する(ステップS207)。つづいて、制御部11は、空気袋35を開放する(ステップS208)とともに、上腕202に対するカフ20Bの締付け解除動作を行う(ステップS209)。具体的には、図12に示すように、制御部11は、血圧値の算出が終了した時刻t6において排気弁62を完全に開放し、空気袋35内の空気を外部へと排気させ、その後時刻t7において電磁ブレーキ52の動作を停止させるとともに、時刻t8においてギヤードモータ51を逆方向に回転駆動し、巻取りローラ58から第2の締付けベルト32を送出させる。その後、制御部11は、第2の締付けベルト32が完全に巻取りローラ58から送出された時刻t9においてギヤードモータ51の駆動を停止する。
次に、図11に示すように、制御部11は、ステップS207において得られた血圧値をメモリ部12および表示部14に出力し、メモリ部12において当該血圧値が測定結果として記憶され(ステップS210)、表示部14において上記測定結果としての血圧値が表示される(ステップS211)。ここで、表示部14は、収縮期血圧値および拡張期血圧値をたとえば数値として表示する。これら血圧値の記録、表示後において血圧計1Bは待機状態をとり、被験者の操作部16による電源オフの命令の入力を待って電源としての電力の供給を停止する。
以上において説明した如くの血圧計1Bとした場合にも、上述の実施の形態1における血圧計1Aとした場合と同様の効果を得ることができる。すなわち、上記構成の血圧計1Bとすることにより、カフ20Bと本体10とが分離されて構成された血圧計1Bにおいて、カフ20Bの上腕202への装着を容易にすることができ、また上腕202に対するカフ20Bの確実な巻付けが測定の都度再現されるようにすることができる。その結果、血圧値を精度よく安定的に測定することが可能な使い勝手のよい血圧計とすることができる。
なお、上述した本発明の実施の形態1および2における血圧計1A,1Bにおいては、第2の締付けベルト32の巻取り動作を開始させるための巻付け動作操作部を押し釦44によって構成した場合を例示して説明を行なったが、必ずしも当該巻付け動作操作部を押し釦にて構成する必要はなく、スライド式の釦やダイヤル式の釦、タッチセンサ、音声認識センサ等にて構成してもよい。また、巻付け動作操作部が設けられる位置も把手部40の親指で操作できる位置に限られるものではなく、把手部40の他の位置や本体10に設けることとしてよい。
また、上述した本発明の実施の形態1および2における血圧計1A,1Bにおいては、カフの上腕に対する締付け動作と、当該締付け動作後に行なわれる血圧値の測定動作と、当該測定動作後に行なわれるカフの上腕に対する締付け解除動作とが自動的に連続して行なわれるように構成した場合を例示して説明を行なったが、これら一連の動作がすべて連続して自動で行なわれるように構成する必要は必ずしもなく、各動作がそれぞれ操作部の操作に基づいて順次行なわれるように構成してもよい。
また、上述した本発明の実施の形態1および2においては、非装着部位を左手の上腕とし、把手部を把持する手を右手とした場合を例示して説明を行なったが、当然に非装着部位を右手の上腕とし、把手部を把持する手を左手とすることも可能である。また、上述の実施の形態1および2においては、血圧計のカフとして、血圧値の測定に際して上腕に装着されるいわゆる上腕式の血圧計用カフを例示して説明を行なったが、特にこれに限定されるものではなく、血圧値の測定に際して手首に装着されるいわゆる手首式の血圧計用カフや、血圧値の測定際して足首に装着されるいわゆる足首式の血圧計用カフ等に本発明を適用することも当然に可能である。
また、上述した本発明の実施の形態1および2においては、収縮期血圧値および拡張期血圧値が測定可能な血圧計に本発明を適用した場合を例示して説明を行なったが、収縮期血圧値および拡張期血圧値以外の他の血圧情報が測定可能な血圧情報測定装置に本発明を適用することも可能である。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1における血圧計の外観構造を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の機能ブロックの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計のカフの詳細な構造を示す斜視図である。 図3中に示すIV−IV線に沿ったカフの非装着状態における断面図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の締付け長さ調節機構の構成を示す模式上面図である。 本発明の実施の形態1における血圧計の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における血圧計の各部の動作状況や動作状態を時系列的に示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1における血圧計のカフを上腕に装着する装着作業を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1における血圧計のカフを上腕に装着した装着状態の断面図である。 本発明の実施の形態2における血圧計の機能ブロックの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2における血圧計の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における血圧計の各部の動作状況や動作状態を時系列的に示すタイミングチャートである。
符号の説明
1A,1B 血圧計、10 本体、11 制御部、12 メモリ部、14 表示部、16 操作部、18 電源部、20A,20B カフ、30 カフ本体部、31 第1の締付けベルト、31a 一方端、31b 他方端、32 第2の締付けベルト、32a 一方端、32b 他方端、33 外装カバー、34 カーラ、34a 切れ目、35 空気袋、40 把手部、41 基部、42 把手、44 押し釦、46 支持枠、50 締付け長さ調節機構、51 ギヤードモータ、51a モータ部、51a1 回転シャフト、51b 減速部、51c 出力シャフト、52 電磁ブレーキ、53 モータ駆動回路、54 電磁ブレーキ駆動回路、55,56,57 ギヤ、56a,57a シャフト、58 巻取りローラ、59 トルクセンサ、60 エア系コンポーネント、61 加圧ポンプ、62 排気弁、63 圧力センサ、64 加圧ポンプ駆動回路、65 排気弁駆動回路、66 増幅器、67 A/D変換回路、90 エア管、92 接続ケーブル、100 右手、101 親指、200 左手、202 上腕。

Claims (10)

  1. 測定時において被測定部位に装着されて使用されるカフと、測定時において載置面に載置されて使用される本体とに分離して構成された血圧情報測定装置であって、
    前記カフは、被測定部位が軸方向から挿入可能な中空開口部を含む筒状のカフ本体部と、前記カフ本体部の外周面上に設けられた把手部とを含み、
    前記カフ本体部は、被測定部位を圧迫するための流体袋と、前記流体袋の外側に巻き回された締付けベルトと、前記締付けベルトの被測定部位に対する締付け長さを可変に調節する締付け長さ調節機構とを有し、
    前記本体は、前記流体袋を膨縮させる膨縮機構を含み、
    前記締付け長さ調節機構は、前記締付けベルトを巻取りおよび送出し可能な巻取りローラと、前記巻取りローラを順方向および逆方向に回転駆動する電動機と、前記電動機の停止時に前記巻取りローラに対して制動力を及ぼす制動機とを含んでいる、血圧情報測定装置。
  2. 前記把手部は、前記カフ本体部に取付けられた基部を有し、
    前記締付け長さ調節機構が、前記基部に収容されている、請求項1に記載の血圧情報測定装置。
  3. 前記巻取りローラによる前記締付けベルトの巻取り動作の開始の命令を受付けるための巻取り動作操作部が、前記把手部に設けられている、請求項1または2に記載の血圧情報測定装置。
  4. 前記巻取り動作操作部は、押し釦によって構成されている、請求項3に記載の血圧情報測定装置。
  5. 被測定部位に対する前記締付けベルトの締付け力を検出する締付け力検出機構をさらに備え、
    前記締付け長さ調節機構は、前記締付け力検出機構が所定の大きさの締付け力を検出した場合に前記巻取りローラによる前記締付けベルトの巻取り動作を停止する、請求項1から4のいずれかに記載の血圧情報測定装置。
  6. 前記締付け力検出機構は、前記膨縮機構によって前記流体袋に所定量の流体が注入された状態で前記巻取りローラによる前記締付けベルトの巻取り動作の際の前記流体袋の内圧を検出することにより、被測定部位に対する前記締付けベルトの締付け力を検出する、請求項5に記載の血圧情報測定装置。
  7. 前記締付け力検出機構は、前記電動機によって回転駆動される際の前記巻取りローラに加わる回転トルクを検出することにより、被測定部位に対する前記締付けベルトの締付け力を検出する、請求項5に記載の血圧情報測定装置。
  8. 前記膨縮機構は、前記巻取りローラによる前記締付けベルトの巻取り動作の停止後において血圧情報測定のための前記流体袋の加圧動作を開始する、請求項5から7のいずれかに記載の血圧情報測定装置。
  9. 前記締付け長さ調節機構は、血圧情報測定のための測定動作の終了後に前記巻取りローラによる前記締付けベルトの送出し動作を開始する、請求項5から8のいずれかに記載の血圧情報測定装置。
  10. 前記カフ本体部は、前記流体袋の外側でかつ前記締付けベルトの内側に径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材をさらに有している、請求項1から9のいずれかに記載の血圧情報測定装置。
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