JP2013508190A - 加硫プレス - Google Patents

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Abstract

本発明は、2枚のプレート(3,5)を有する加硫プレスに関し、2枚のプレート(3,5)は、プレート(3,5)が所定の形状をタイヤに与えるためにモールド(11)を閉じる近位側位置及びモールドを開く遠位側位置を取ることができ、加硫プレスは、プレート(3,5)の一方である支持プレートに設けられたボア(27)を更に有し、ボアの直径は、スピンドル(25)のヘッド(29)を挿通させることができるようあらかじめ定められている。加硫プレス(1)は、第1の当接部(35a)を備えたロック/ロック解除装置(33)を更に有し、第1の当接部は、休止位置と、スピンドル(25)をボア(27)内に保持するために当接部がスピンドル(25)のヘッド(29)と支持プレート(3,5)との間に挿入される作動位置との間で動くことができ、スピンドル(25)のテール(31)がモールドに取り付けられている。

Description

本発明は、タイヤを製造する加硫プレス及びこのような加硫プレスを用いてタイヤを製造するシステムに関する。
仏国特許第1570554号明細書は、頂部プレート及び底部プレートを有する加硫プレスを開示している。
頂部プレートと底部プレートとの間に配置されたモールドがタイヤに所定の形状を与えることができる。具体的に説明すると、頂部プレート及び底部プレートは、タイヤに所定の形状を与えるためにこれらプレートがモールドを閉じる近位側位置及びモールドが開かれる遠位側位置を取ることができる。
公知のように、モールドは、1組のピン及びナットを用いて頂部プレート及び底部プレートにそれぞれ固定された上側部分及び下側部分から成る。
仏国特許第1570554号明細書
種々の特性(サイズ、トレッドパターン等)を有する種々の形式のタイヤを同一の加硫プレスで形成することができるようにするため、種々のナットを弛めて新たなモールドを固定プレートに装填することによりモールドを交換することが可能である。このようなモールド交換作業は、時間がかかり且つ厄介である場合が多い。というのは、ナットを手作業で弛めたり締め付けたりすることが必要だからである。この作業は、オペレータにとってナットへの接近が厄介な場合があるので更に煩雑なものとなる。
したがって、タイヤを製造する加硫プレスのモールドを交換するのに要する時間を最適化する必要性が存在する。
本発明は、加硫プレスであって、2枚のプレートを有し、2枚のプレートは、タイヤに所定の形状を与えるためにプレートがモールドを閉じる近位側位置及びモールドが開かれた遠位側位置を取ることができ、加硫プレスは、支持プレートと呼ばれるプレートの一方に形成された少なくとも1つのボアを更に有し、ボアの直径は、ピンのヘッドがボアの中に入るよう定められているような加硫プレスに関する。加硫プレスは、休止位置と作動位置との間で動くことができる第1の可動停止部を備えたロック/ロック解錠装置を更に有し、作動位置では、ピンをボア内に保つために第1の可動停止部がピンのヘッドと支持プレートとの間に介在して配置され、ピンのシャンクがモールドに固定されている。
支持プレートが頂部プレートである場合、モールドの上側部分は、頂部プレートに迅速に締結されたりこれから取り外されたりする。支持プレートが底部プレートである場合、モールドの下側部分は、底部プレートに迅速に締結されたりこれから取り外されたりする。本発明は又、モールド全体を加硫プレスに迅速に締結したりこれから取り外したりすることができるようモールドの上側部分とモールドの下側部分の両方に利用できる。
このように、本発明により、加硫プレスへのモールドの出し入れを最適化することができる。
本発明の一実施形態によれば、第1の可動停止部は、キャビティを有し、キャビティは、ピンのヘッドに接触することができる肩と、穴とを有し、穴の直径は、ピンのヘッドが穴の中に入るよう定められ、キャビティは、肩と穴との間に延びる摺動ゾーンを更に有する。第1の可動停止部により、この第1の可動停止部が作動位置にあるときにピンのヘッドをロックすることができ、他方、第1の可動停止部が休止位置にあるとき、このヘッドがボア内で摺動するのを依然として可能にする。
したがって、加硫プレスの安全性が向上し、他方、第1の可動停止部がその作動位置にあるとき、第1の可動停止部がピンのヘッドで自動ロックされるようにする。第1の可動停止部をその休止位置に動かすためには、ピンのヘッドを垂直に動かしてピンのヘッドの下側部分を摺動ゾーンと同一高さ位置に至らせ、次に第1の可動停止部を水平に動かすことが必要である。
一実施形態では、支持プレートは、抵抗プレート及び抵抗プレートとモールドとの間に配置された加熱プレートを有し、加硫プレスは、加熱プレートをモールドと接触状態に保つために抵抗プレートと加熱プレートとの間に配置された弾性手段を更に有する。
ピンのヘッドをシフトさせてピンのヘッドの下側部分を摺動ゾーンと同一高さ位置に至らせることができるようにするためには、加硫プレス内にクリアランス(隙間)を設けることが必要である。このクリアランスがピンのヘッドと肩との間に存在している場合、ピンのヘッドは、摺動ゾーンと同一高さ位置にある。ピンのヘッドが肩の上に載っているとき、即ち、ピンがその作動位置にあるとき、クリアランスは、抵抗プレートと加熱プレートとの間に存在する。加熱プレートとモールドの一定の接触状態を保つため、抵抗プレートと加熱プレートとの間に配置される弾性手段が用いられる。したがって、これにより、モールドの温度は、支持プレートがその遠位側位置にある場合であっても、経時的にほぼ一定であるようになる。この結果、タイヤの加硫時間が最適化される。というのは、各モールド閉鎖/開放サイクルの際に、モールドの温度を加硫温度まで上げるための時間を提供することが不必要だからである。
一実施形態では、摺動ゾーンは、肩と穴との間に傾斜部を形成する。
この結果、加熱プレートと抵抗プレートとの間に特定のクリアランスを設けることは、不必要である。ピンのヘッドを肩に対してロックしたりロック解除したりすることができるようにするのは、摺動ゾーンの勾配である。
一実施形態では、第1の可動停止部は、2つのキャビティを有する。このように、互いに異なるサイズのモールドを加硫プレスに固定することが可能である。
一実施形態では、第1の可動停止部は、回動手段を有し、第2の可動停止部の運動を制御する制御ロッドが回動手段を中心として回転することができる。
制御ロッドは、2つの可動停止部を互いに結合するのに役立つ。このように、これら2つの可動停止部の運動を相互依存性にすることが可能である。その目的は、モールドの2つの部分を加硫プレスに締結したりこれから取り外すことにある。
一実施形態では、プレスは、支持プレート上に配置された4つの可動停止部を有し、各可動停止部は、他の可動停止部の1つと反対側に位置するようになっており、プレスは、3本の制御ロッドを更に有し、制御ロッドは、可動停止部を対ごとに連結し、プレスは更に、種々の可動停止部の運動を制御するために結合手段によって可動停止部の1つに連結されたアクチュエータを有する。
このように、数個のモールド部分を加硫プレスに締結したりこれらを加硫プレスから取り外したりするための種々の可動停止部の協調された運動を容易に制御することができる。この結果、本発明により、加硫プレスのモールドを交換する時間を最適化することができる。
本発明は又、タイヤを製造するシステムであって、上述の加硫プレスである加硫プレスと、加硫プレスの2枚のプレート相互間に配置されたモールドと、モールドを加硫プレスに固定するようになった少なくとも1本のピンとを有することを特徴とするシステムに関する。
本発明の他の特徴及び他の利点は、添付の図面と関連して一例として与えられるが、本発明を制限する性格を意味するものではない以下の説明から明らかになろう。
タイヤを製造するための本発明の加硫プレスの部分断面図である。 図1の加硫プレスの一部をなす第1の可動停止部の第1の実施例の斜視図である。 図1の加硫プレスの一部をなす第1の可動停止部の第2の実施例の斜視図である。 可動停止部を制御するための1組の制御ロッドの一位置にある図1の加硫プレスの平面図である。 可動停止部を制御するための1組の制御ロッドの別の位置にある図1の加硫プレスの平面図である。 図1の加硫プレスからモールドを取り出す方法の一ステップを示す図である。 図1の加硫プレスからモールドを取り出す方法の別のステップを示す図である。 図1の加硫プレスからモールドを取り出す方法の別のステップを示す図である。 図1の加硫プレスからモールドを取り出す方法の別のステップを示す図である。
本明細書において、本発明をセクタ化形式のモールドの使用と関連して説明する。しかしながら、本発明は、この種のモールドの使用には限定されず、他の形式のモールド、例えば「シェルモールド」と呼ばれている2部品モールドに及ぶことは直ちに留意されるべきである。
以下の説明において、実質的に同一又は類似の要素は、同一の参照符号で示される。
図1は、タイヤを製造するためのシステム1の部分断面図である。システム1は、頂部プレート3及び底部プレート5を備えた加硫プレス2を有している。この場合、底部プレート5は、固定され、頂部プレート3は、垂直に動くことができる。一変形例として、頂部プレート3を固定し、底部プレートが垂直に動くようにすることが可能である。頂部プレートと底部プレートの相対運動の全ての組み合わせが可能である。
システム1は、モールド11を更に有している。モールド11は、頂部プレート3と底部プレート5との間に配置される。この場合、モールド11は、複数個のモールド部分13,15,17,19に分割される。特に、モールド11は、上側シェル13及び下側シェル15を有する。モールド11は、上側シェル13及び下側シェル15に接触することができる複数個のセクタ17を更に有する。モールドは、セクタ17を上側シェル13及び下側シェル15の方に動かすよう設計されたリング19を更に有する。リング19は、セクタ17の周りに配置され、これらリングは、ベースプレート21及びベースプレートに対して横方向に配置された直立部23を有する。直立部23の全体的形状は、断面で見て、三角形である。本発明を理解しやすくするため、図1は、単一の上側シェル13、単一の下側シェル15、単一のセクタ17及び単一のリング19を示しているに過ぎない。
本発明は、この場合、以下の説明において支持プレート3と呼ぶ頂部プレート3へのリング19の締結に利用される。
当然のことながら、本発明は、底部プレート5への下側シェル15の締結に利用されても良く、底部プレート5は、この場合、支持プレートである。
この場合、支持プレート3は、モールド11のリング19を支持する。この場合、以下において注目されるべきこととして、上側シェル13は、この実施例においては、加硫プレス2の一部をなすラム(図示せず)によって支持される。
支持プレート3は、底部プレート5に対する近位側の位置と底部プレート5に対する遠位側の位置との間で動く。
遠位側の位置では、図1に示されているように、種々のモールド部分13,15,17,19は、加硫されるべきタイヤを挿入することができるよう十分に遠く離して配置される。同様に、この遠位側の位置では、種々のモールド部分13,15,17,19は、加硫済みのタイヤを取り出すことができるよう十分な間隔を置いて配置される。
近位側の位置では、上側シェル13、下側シェル15及び複数個のセクタ17は、タイヤを加硫するためにタイヤを収納するようになったハウジングを形成する。
加硫は、タイヤのゴムを塑性状態から弾性状態に変化させる製造ステップである。このステップの実施中、タイヤ上にパターン(溝、切り込み等)を形成することができる。これを行うため、セクタ17は、内側に特定の成形要素(図示せず)を有する。
注目されるべきこととして、支持プレート3及び直立部23は、上側シェル13、下側シェル15及びセクタ17を加熱する目的で、非常に高い温度まで加熱された流体、例えば水蒸気の流れのための内部空間10,24を有する。
タイヤを製造するためのシステム1は、支持プレート3に形成されたボア27内に配置される少なくとも1本のピン25を更に有する。ピン25は、ヘッド29及びヘッドと反対側のシャンク31を有する。ピン25のシャンク31は、この場合、リング19のベースプレート21に固定される。ボア27の直径は、ピン25のヘッドがボア27中に入ることができるようにするよう定められている。
加硫プレス2は、休止位置と作動位置との間で動くことができる第1の可動停止部35aを備えたロック/ロック解除装置33を有している。図1では、第1の可動停止部35aは、作動位置にある。この作動位置では、第1の停止部35aは、ピン25をボア27内に保つようピン25のヘッド29と支持プレート3との間に介在して配置される。
第1の可動停止部35aは、この可動停止部35aを動かすことができるアクチュエータ37に結合されている。具体的に説明すると、第1の可動停止部35aは、この場合、アクチュエータ37のフレームに連結された保持プレート39上を摺動することができる。
支持プレート3は、抵抗プレート7及び加熱プレート9を有することが注目されるべきである。
抵抗プレート7は、支持プレート3を垂直に動かすラム63に連結された支持プレート3の一部である。
加熱プレート9は、非常に高い温度まで加熱された流体の流れのための内部空間10を有している。
支持プレート3が図1に示されている遠位側位置にあるとき、抵抗プレート7と加熱プレート9との間にはクリアランス(隙間)Cが存在する。
支持プレート3がその近位側位置にあるとき、抵抗プレート7と支持プレート3との間のクリアランスCは、なくなる。このクリアランスCは、ピン25のヘッド29と肩49との間に存在し、それにより、第1の可動停止部35aは、その休止位置に向かって動くことができる。
また、図1で注目されるべきこととして、抵抗プレート7と加熱プレート9との間には圧縮ばね型の弾性手段55が設けられている。これら弾性手段55により、加熱プレート9をリング19のベースプレート21と接触状態に保つことができ、しかも、加熱プレート9と抵抗プレート7との間の或る特定の距離を依然として維持することができる。この結果、加熱プレート9とベースプレート21との間の熱伝達が向上し、加熱プレート9と抵抗プレート7との間における熱損失が回避される。
同様に、弾性手段により、支持プレート3が近位側位置から離れると、加熱プレート9をベースプレート21と接触関係をなすよう戻すことができる。というのは、この場合、加熱プレート9が支持プレート7の運動の影響により、抵抗プレート7とベースプレート21との間で動かなくなることが起こる場合があるからである。したがって、加熱プレート9を戻してこれをベースプレート21に当てるためのこれらの弾性手段55を設けることが必要である。
図2は、第1の可動停止部35aの第1の実施例の斜視図である。この場合、第1の可動停止部35aは、円筒形部分41及び円筒形部分41と一体の平坦部43を有している。
部分41は、第1のキャビティ45及び第1のキャビティ45と同一の第2のキャビティ47を有している。第2のキャビティ47は、第1の可動停止部35aの長さ方向に、即ち、水平方向Xに第1のキャビティ45から離れて位置している。この結果、ロック/ロック解除装置33は、モールド11の種々のサイズに適合することができる。
各キャビティは、ピン25のヘッド29に接触するよう設計された肩49、穴51及び肩49と穴51との間に延びる摺動ゾーン53を有している。
穴51は、ピン25のヘッド29が穴51中に入るようにするよう規定された直径を有している。
摺動ゾーン53は、第1の可動停止部35aが作動位置から休止位置に動く際にピン25のヘッド29が摺動しやすくするために滑らかな表面である。
第1の可動停止部35aが作動位置にあるときにピン25をボア27内に保つため、摺動ゾーン53が水平方向Xに沿って広がると共に肩49が高さ方向にオフセットし、即ち、摺動ゾーン53に対して垂直方向Zにオフセットするようにする措置が講じられている。このため、ピン25のヘッド29は、水平方向Xに動かないようになる。したがって、製造システム1の安全性は、第1の可動停止部35aがその作動位置にあるとき、第1の可動停止部35aがピン25のヘッド29で自動ロックされるようにすることによって向上する。
第1の可動停止部35aをその休止位置に動かすためには、ピン25のヘッド29を肩49に対して上方にシフトさせてヘッド29の下側部分を摺動ゾーン53と同一高さ位置に至らせることが必要である。ヘッド29の下側部分がこの高さ位置に達すると、アクチュエータ37は、第1の可動停止部35aをその休止位置に動かすことができる。ピン25のヘッド29のこのシフトは、支持プレート3がその近位側位置にあるとき、抵抗プレート7と加熱プレート9との間にクリアランスCが存在せずしかもピン25のヘッドと肩49との間にクリアランスCが存在するので可能である。
図3は、第1の可動停止部35aの別の実施形態を示している。この実施形態では、摺動ゾーン53は、肩49と穴51との間に傾斜部を形成している。この場合、抵抗プレート7と支持プレート3との間に特定のクリアランスを設けることは不必要である。というのは、ピン25のヘッド29を肩49のところで第1の可動停止部35aに当てて制止することができるようにするのは、この傾斜部の勾配だからである。
当然のことながら、本発明は、第1の可動停止部35aのこれら2つの特定の実施形態には限定されず、それどころか、本発明は、全て均等な実施形態を含む。
例えば、第1の可動停止部35aは、2本のアームを備えたフォークの形態で提供されても良い。2本のアームは、ピンのヘッドの直径よりも小さな距離だけ間隔を置いて配置される。第1の可動停止部35aの作動位置では、これらアームは、ピン25をボア27内に保つようピン25のヘッド29と支持プレート3との間に介在して配置される。第1の可動停止部35aの休止位置では、これらアームは、ピン25のヘッド29に対してオフセットしている。
別の実施例では、第1の可動停止部は、上述の実施例のように並進運動ではなく、作動位置から休止位置に移るよう回転運動を行うよう設計されても良い。この場合、第1の可動停止部は、休止位置からの回転に続き、作動位置においてピン25のヘッド29と支持プレート3との間に介在して配置可能なカムの形態をしているのが良い。
図2は、平坦部43上にピボット手段57を示しており、制御ロッドがこのピボット手段を中心として回転することができる。
図4a及び図4bは、このような制御ロッドの作動状態を詳細に示している。
具体的に説明すると、図4a及び図4bは、支持プレート3上で軸線Xa,Xb,Xc,Xdに沿って延びる4つの可動停止部35a,35b,35c,35dを有するロック/ロック解除装置33を示している。この場合、支持プレートは、円板の形態を取り、可動停止部35a,35b,35c,35dは、軸線Xa,Xb,Xc,Xdが支持プレート3の中心Oのところで互いに交差するよう支持プレート3上に配置されている。この場合、各可動停止部は、別の可動停止部と反対側に配置される。
ロック装置33は、3本の制御ロッド59a,59b,59cを更に有する。各制御ロッドは、第1の制御ロッド59aが第1の可動停止部35aを第2の可動停止部35bに結合し、第2の制御ロッド59bが第2の可動停止部35bを第3の可動停止部35cに結合し、第3の制御ロッド59cが第3の可動停止部35cを第4の可動停止部35dに結合するよう2つの可動停止部を互いに結合している。
第1の可動停止部35aは、結合手段61によってアクチュエータ37に結合されている。
この場合、2つの形式の可動停止部が設けられることに注目されるべきである。穴51a,51cが肩49a,49cよりも中心Oの近くに位置する第1の可動停止部35a及び第3の可動停止部35cは、第1の形式に属する。穴51b,51dが肩49b,49dよりも中心Oから遠くに位置する第2の可動停止部35b及び第4の可動停止部35dは、第2の形式に属する。
図4aでは、種々の可動停止部35a,35b,35c,35dは、全てこれらの休止位置にある。
図4bでは、種々の可動停止部35a,35b,35c,35dは、全てこれらの作動位置にある。休止位置から作動位置への運動は、アクチュエータ37によって達成される。具体的に説明すると、アクチュエータ37は、第1の可動停止部35aを図4aに示された位置から図4bに示された位置に動かすと、第1の可動停止部35aは、支持プレート3の中心Oの方へ差し向けられる。ロッド59aは、第2の可動停止部35bを駆動してこれを中心Oから遠ざける。次に、ロッド59bは、第3の可動停止部35cを駆動してこれを中心Oに近づけ、ロッド59cは、第4の可動停止部35dを駆動してこれを中心Oから遠ざける。
図4a及び図4bに示されたロック/ロック解除装置33により、単一のアクチュエータ37を用いて種々の可動停止部35a,35b,35c,35dを動かすことが可能である。
本出願人は、今や、図5a,図5b,図5c及び図5dを用いてモールドを取り出す一方法について詳細に説明する。
図5aは、支持プレート3を図1の遠位側位置で示している。リング19、上側シェル13及び下側シェル15は、互いに間隔を置いて位置している。この位置では、モールドは、「開き状態」にある。
図5bは、支持プレート3をその近位側位置で示している。セクタ17は、上側シェル13及び下側シェル15と接触状態にある。この位置では、モールド11は、「閉じ状態」にある。
図5aに示されている位置から図5bに示されている位置に動かすため、ラム53は、リング19を下側シェル15の方に動かすよう抵抗プレート7に作用する。上側シェル13は、これと協調して、別のラム(図示せず)によって下側シェル15の方に動かされる。リング19は、下側シェル15に向かうその垂直運動によりセクタ17が上側シェル13及び下側シェル15に向かって水平に動くよう設計されている。
注目されるべきこととして、図5bに示されている形態では、弾性手段55は、圧縮され、クリアランスCは、ピンのヘッド29と第1の可動停止部35aとの間に存在する。
図5cでは、第1の可動停止部35aは、アクチュエータ37の動作後におけるその休止位置にある。この休止位置では、ピン25は、第1の可動停止部35aの穴51内に位置する。
図5dは、支持プレート3がその遠位側の位置に戻った状態を示している。次に、支持プレート3は、モールド11から連結解除される。というのは、ピン25のヘッド29は、ボア27内に保持されていないからである。この場合、モールドを加硫プレスから図5dに示されている位置で取り出すことが可能である。
本発明は又、モールドを加硫プレスに取り付ける方法に関する。この方法は、モールドを底部プレート上に載せてピンのヘッドを支持プレートに形成されているボアに対して位置決めするステップを有する。この取り付け方法は、支持プレートを近位側の位置に向かって動かしてピンのヘッドをそれぞれのボア内に侵入させるステップを更に有する。近位側の位置では、可動停止部をこれらの作動位置に向かって動かしてピンのヘッドをロックし、モールドを加硫プレスに固定する。

Claims (7)

  1. 加硫プレスであって、
    2枚のプレート(3,5)を有し、前記2枚のプレート(3,5)は、タイヤに所定の形状を与えるために前記プレート(3,5)がモールド(11)を閉じる近位側位置及び前記モールドが開かれた遠位側位置を取ることができ、
    支持プレートと呼ばれる前記プレート(3,5)の一方に形成された少なくとも1つのボア(27)を有し、前記ボアの直径は、ピン(25)のヘッド(29)が前記ボアの中に入るように定められている加硫プレスにおいて、前記加硫プレス(2)は、
    休止位置と作動位置との間で動くことができる第1の可動停止部(35a)を備えたロック/ロック解錠装置(33)を更に有し、前記作動位置では、前記ピン(25)を前記ボア(27)内に保つために前記第1の可動停止部が前記ピン(25)の前記ヘッド(29)と前記支持プレート(3,5)との間に介在して配置され、前記ピン(25)のシャンク(31)が前記モールド(11)に固定されており、前記支持プレート(3,5)は、抵抗プレート(7)及び前記抵抗プレートと前記モールド(11)との間に配置された加熱プレート(9)を有し、前記加硫プレス(2)は、前記加熱プレート(9)を前記モールド(11)と接触状態に保つために前記抵抗プレート(7)と前記加熱プレート(9)との間に配置された弾性手段(55)を更に有する、
    ことを特徴とする加硫プレス。
  2. 前記第1の可動停止部(35a)は、キャビティ(45,47)を有し、前記キャビティは、
    前記ピン(25)の前記ヘッド(29)に接触することができる肩(49)を有し、
    穴(51)を有し、前記穴の直径は、前記ピン(25)の前記ヘッド(29)が前記穴の中に入るよう定められ、
    前記肩(49)と前記穴(51)との間に延びる摺動ゾーン(53)を有する、
    請求項1記載の加硫プレス。
  3. 前記肩(49)は、前記第1の可動停止部(35a)が前記作動位置にあるとき、前記ピン(25)の前記ヘッド(29)が前記摺動ゾーン(53)の広がりに平行な方向(X)に動くのを阻止するよう前記摺動ゾーン(53)に対して高さ方向にオフセットしている、
    請求項2記載の加硫プレス。
  4. 前記第1の可動停止部(35a)は、2つのキャビティ(45,47)を有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の加硫プレス。
  5. 前記第1の可動停止部(35a)は、回動手段(57)を有し、第2の可動停止部(35b)の運動を制御する制御ロッド(59a,59b,59c)が前記回動手段(57)を中心として回転することができる、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の加硫プレス。
  6. 前記支持プレート(3,5)上に配置された4つの可動停止部(35a,35b,35c,35d)を有し、各可動停止部は、他の可動停止部の1つと反対側に位置するようになっており、
    3本の制御ロッド(59a,59b,59c)を有し、前記制御ロッドは、前記可動停止部(35a,35b,35c,35d)を対ごとに連結し、
    種々の可動停止部(35a,35b,35c,35d)の運動を制御するために結合手段(61)によって前記可動停止部の1つ(35a)に連結されたアクチュエータ(37)を有する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の加硫プレス。
  7. タイヤを製造するシステムであって、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の加硫プレス(2)と、
    前記加硫プレス(2)の前記プレート(3,5)相互間に配置されたモールド(11)と、
    前記モールド(11)を前記加硫プレス(2)に固定するようになった少なくとも1本のピン(25)と、を有する、
    ことを特徴とするシステム。
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