JP2000326330A - タイヤ加硫装置及びブラダ着脱方法並びにタイヤ製造方法 - Google Patents

タイヤ加硫装置及びブラダ着脱方法並びにタイヤ製造方法

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JP2000326330A JP2000036263A JP2000036263A JP2000326330A JP 2000326330 A JP2000326330 A JP 2000326330A JP 2000036263 A JP2000036263 A JP 2000036263A JP 2000036263 A JP2000036263 A JP 2000036263A JP 2000326330 A JP2000326330 A JP 2000326330A
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    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0645Devices for inserting vulcanising cores, i.e. bladders, into the tyres; Closing the press in combination herewith

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守整備が簡単で極く短時間でタイヤ加硫用
ブラダの着脱可能な加硫装置及び方法と、高生産性、高
品質のタイヤとを提供する。 【解決手段】 センタポストは、上部ブラダリングの中
央貫通穴を少なくとも下方から上方へ向け通過自在な上
端部と上部ブラダリングを支持するフランジとを有し、
センタポスト又は上部ブラダリングは中央貫通穴から突
出するセンタポスト先端部分に上部ブラダリングを自動
で固定するロック機構と、下部ブラダリングは下方部に
被ロック部を有し、外筒は被ロック部にロック係止解除
する第一のロック部材と、該部材と係合しロック係止解
除を行う上下移動自在な第二のロック部材とを備え、第
二のロック部材の下降上昇により被ロック部と第一のロ
ック部材とは自動ロックし、ロックを自動解除するロッ
ク機構とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ加硫装置
及びこの加硫装置に対するブラダ着脱方法並びにこれら
加硫装置、ブラダ着脱方法を用いて加硫成型するタイヤ
製造方法に関し、特に、短時間でブラダ交換が可能な、
高生産性のタイヤ加硫装置及びブラダ着脱方法並びにタ
イヤ製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スタンディングポスト型タイヤ加硫装置
のセンタポスト周りの要部断面を示す図2を援用して従
来の同型タイヤ加硫装置とそのブラダ着脱方法とを説明
する。すなわち、予めリング2a 、2b のねじ締結など
によりブラダ4の上方内周部を気密に把持した上部ブラ
ダリング2と、リング3a 、3b のねじ締結などにより
ブラダ4の下方内周部を気密に把持した下部ブラダリン
グ3とのブラダ4組立体を準備する。
【0003】上下移動自在なセンタポスト1は、その上
端部にフランジ1-1と、そこから上方へ向け延びる先端
部1-2に設けたねじ部(図示せず)とを有する。センタ
ポスト1と摺動係合する外筒5は、その上端部にねじ部
を有する。まず、ブラダ4組立体のタイヤ加硫装置への
装着を説明する。
【0004】下部ブラダリング3の中央ねじ穴(図示せ
ず)と、上部ブラダリング2に設けた中央貫通穴2aHと
をセンタポスト1に通して、ブラダ4組立体をタイヤ加
硫装置内に吊り下げ状態とする。その後、下部ブラダリ
ング3のねじ穴を外筒5のねじ部に合わせ、ブラダ4組
立体を回転させ、外筒5に固定する。
【0005】次いで、上部ブラダリング2の下面をセン
タポスト1のフランジ1-1の上面で支持させる。この状
態で、センタポスト1先端部1-2のねじに大型ナットを
嵌め込み、大型ナットの締め込みにより上部ブラダリン
グ2をセンタポスト1に固定する。これでブラダ4組立
体のタイヤ加硫装置への装着を完了する。
【0006】次に、ブラダ4組立体のタイヤ加硫装置か
らの取外しを説明する。先ず、上部ブラダリング2をセ
ンタポスト1に固定している大型ナットを取外す。その
後、ブラダ4組立体を吊り下げた状態として、ブラダ4
組立体を回転させ、外筒5から取外す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたところから
明らかなように、従来は、ブラダ4組立体をタイヤ加硫
装置に着脱するに際し、ねじとナットとを用い、さらに
ブラダ4組立体を回転させる作業を伴う。そのため、タ
イヤ加硫装置に対するブラダ4組立体の着脱作業は、相
当な時間を要するので、作業能率が低く、加硫生産性を
阻害している。しかし、この種の単純な問題の他、以下
に述べる大きな問題も抱えている。
【0008】タイヤ生産工場は一日24時間フル稼働が
一般であり、一基のタイヤ加硫装置につき、一日に多く
のタイヤサイズ切替えを必要とする。一般に、タイヤサ
イズ切替えは加硫金型の切替えを伴い、この切替えに合
わせてブラダ4組立体も切替えるケースが多い。
【0009】タイヤ加硫には高温度ガスを使用し、か
つ、加硫装置は著しく大きな熱容量を有するため、稼働
後に加硫装置の蓋部分を開けた装置内部は相当な高温度
を示す。よって、ブラダ4組立体を切替える作業者は、
相当な時間の間、高温度雰囲気内に曝されることが余儀
なくされる。この過酷な作業が強いられる、著しく劣悪
な職場環境での長時間労働が問題となる。
【0010】その上、ブラダ4組立体の装着、取外しの
間に、ねじ部の山が他の部材などに当り潰れるという問
題が、作業時間をさらに引き延ばす傾向を強める。この
問題は、ねじ交換などの保守整備で解決できるが、コス
ト上昇を招き、その間に加硫装置の稼働率が低下する問
題が残る。
【0011】さらに、タイヤ品質面でも、加硫金型に対
するブラダ4組立体の心出が不十分となる可能性があ
り、これにより製品タイヤの性能上の問題が生じるうれ
いも存在する。
【0012】従って、この発明の請求項1〜17に記載
した発明は、上述した諸問題を解決し、極めて短時間内
で、加硫装置に対し、ブラダ組立体を装着し取外すこと
ができ、ブラダ着脱の作業条件の改善を図り、保守整備
に従来ほどの手間を要せず、製品タイヤ品質に好結果を
もたらす、などの効果を発揮するタイヤ加硫装置を提供
することを目的その一とし、請求項18、19に記載し
た発明は、請求項1〜17に記載した発明のタイヤ加硫
装置を用いて、上記の効果を十分に発揮させるための、
加硫装置に対するブラダ着脱方法を提供することを目的
その二とし、請求項20に記載した発明は、請求項1〜
19に記載した発明に基づき高生産性で、かつ、高品質
のタイヤを提供することを目的その三とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的その一を達成す
るため、その一として、この発明の請求項1に記載した
発明は、加硫対象タイヤをその内面から加圧加熱するブ
ラダを気密に把持する、上下一対のブラダリングと、該
ブラダリングを保持する、上下移動自在なセンタポスト
とを有するスタンディングポスト型タイヤ加硫装置にお
いて、センタポストは、上部ブラダリングに設けた中央
貫通穴を上下方向のうち少なくとも下方から上方へ向け
通過自在な上端部と、該上端部の下方で上部ブラダリン
グを中央貫通穴周りに支持するフランジとを有し、セン
タポスト及び上部ブラダリングのいずれか一方は、セン
タポストのフランジとの協同で、上部ブラダリング中央
貫通穴から突出するセンタポスト先端部分に上部ブラダ
リングを自動で固定するロック機構を有することを特徴
とするタイヤ加硫装置である。
【0014】請求項1に記載した発明に関し、請求項2
に記載した発明のように、自由状態下で上記中央貫通穴
を下方からのみ通過自在な上端部構成をもつ片通過タイ
プのセンタポストを備え、該センタポストは上端部にロ
ック機構を有し、該ロック機構は、自由状態下で下方に
向け末広がり状に拡張し、かつ、外力作用下で窄まる拡
窄部材を備え、該拡窄部材は、その拡張状態で上部ブラ
ダリングの上面を押圧する先端を有する。
【0015】請求項1、2に記載した発明に関し、請求
項3に記載した発明のように、ロック機構の上記拡窄部
材は、センタポスト先端部表面に回動中心をもつ複数枚
の羽状部材と、該部材をその回動中心周りに末広がり状
に拡張させる複数個の弾性部材とを有する。
【0016】請求項1〜3に記載した発明に関し、請求
項4に記載した発明のように、片通過タイプのセンタポ
ストの真上に上下移動自在なアンロック部材を備え、該
アンロック部材は、その下方移動により拡張する拡窄部
材の少なくとも上方部を収容する内部空間を有し、該内
部空間は、拡窄部材が上部ブラダリング中央貫通穴を通
過し得る形状まで拡窄部材を窄める形状を有する。
【0017】また、請求項2〜4に記載した発明とは別
に、請求項1に記載した発明に関し、請求項5に記載し
た発明のように、上記中央貫通穴を上下方向に通過自在
な上端部構成をもつ両通過タイプのセンタポストを備
え、該センタポストは、上端に頭部とその直下で括れる
首部とを有し、上部ブラダリングは中央貫通穴周囲の上
面にロック機構を有し、該ロック機構は、複数個分割の
係止部材と、該係止部材を中央貫通穴の軸線に向かい弾
性支持する手段とを有し、係止部材は、センタポストの
頭部下面と首部とに対する進入移動と退避移動とが可能
な係止凸部を有する。
【0018】請求項1、5に記載した発明に関し、請求
項6に記載した発明のように、ロック機構の弾性支持手
段は、拡張外力の解放下で各係止部材を中央貫通穴軸線
に向け放射方向内側に進入させ、拡張外力作用下で各係
止部材を中央貫通穴軸線から放射方向外側に退避させる
弾性手段を備える。
【0019】請求項1、5、6に記載した発明に関し、
請求項7に記載した発明のように、ロック機構の上記各
係止部材は分割リング形状を有し、各係止部材の上方部
は、センタポスト頭部を収容する解放空間を有し、各係
止部の係止凸部は、センタポストの頭部下面を上部ブラ
ダリングに係止する形状を有する。
【0020】請求項1及び請求項5〜7に記載した発明
に関し、請求項8に記載した発明のように、ロック機構
の上記各係止部材は、上部ブラダリング上面との摺動面
を有し、各係止部材は、その外側に上部ブラダリング上
面に固定する支持部材から延びる弾性部材を受け入れる
凹部を有する。
【0021】請求項1及び請求項5〜8に記載した発明
に関し、請求項9に記載した発明のように、両通過タイ
プのセンタポストの真上に上下移動自在なアンロック部
材を備え、該アンロック部材は、ロック係止状態の各係
止部材の内面寸法を超える外面寸法を有し、アンロック
部材は、その下方移動により各係止部材の内面と摺動係
合して各係止部材を拡張し、ロック係止を解除させる外
面形状を有する。
【0022】上記目的その一を達成するため、その二と
して、請求項10に記載した発明は、加硫対象タイヤを
その内面から加圧加熱するブラダを気密に把持する、上
下一対のブラダリングと、該ブラダリングを保持する、
上下移動自在なセンタポストと、センタポストと摺動係
合し、ブラダ内部にその下方から加圧加熱ガスを供給す
る外筒とを有するスタンディングポスト型タイヤ加硫装
置において、下部ブラダリングは、外筒外側面に沿って
延びる筒状体の下方部に被ロック部を有し、外筒は、上
記被ロック部に対し外側からロック係止しロック解除す
る第一のロック部材と、該部材と係合しロック係止とそ
の解除とを行う上下移動自在な第二のロック部材とを備
え、被ロック部と第一のロック部材とは、第二のロック
部材の下降により相互に自動ロック係止し、かつ、第二
のロック部材の上昇によりロック係止を自動解除するロ
ック機構を有することを特徴とするタイヤ加硫装置であ
る。
【0023】請求項10に記載した発明に関し、請求項
11に記載した発明のように、被ロック部は、下部ブラ
ダリング外側に形成した複数個の凹部及び環状に連続す
る凹部のいずれか一方の第一の凹部の構成を有し、第一
のロック部材は、第一の凹部に対面する位置に形成した
貫通穴と、該貫通穴内に収容する複数個の球状体とを有
し、該球状体は、第一の凹部に嵌まり上記貫通穴内に留
まる寸度を有し、第二のロック部材は、上記貫通穴から
はみ出す球状体の一部分を収容する第二の凹部を有す
る。
【0024】請求項11に記載した発明に関し、請求項
12に記載した発明のように、第二のロック部材の下降
位置にて、球状体は、第二の凹部上方の第二のロック部
材の内側面を移動阻止面として有し、上記貫通穴内と第
一の凹部内とのみに存在する球状体を介し、被ロック部
と第一のロック部材とは相互にロック係止する機構を有
する。
【0025】請求項11、12に記載した発明に関し、
請求項13に記載した発明のように、第一のロック部材
の貫通穴は外側に向かい下り傾斜の底面を有し、第二の
ロック部材の上昇位置にて、第二のロック部材は貫通穴
と対面する第二の凹部を有し、かつ、球状体は、第一の
凹部を自動で離脱して貫通穴と第二の凹部とに遷移し
て、被ロック部と第一のロック部材との相互ロック係止
を解除する機構を有する。
【0026】請求項11〜13に記載した発明とは別
に、請求項10に記載した発明に関し、請求項14に記
載した発明のように、被ロック部は、下部ブラダリング
から外側に張り出す棚部の構成を有し、第一のロック部
材は複数個の掛止め手段を有し、該手段は、上記棚部上
面に対する係止位置と離脱位置との間を回動自在な上端
爪部と、それに連なる下端部から延びる回動用ピンとを
有し、第二のロック部材は回動用ピンと係合する長穴を
備え、該長穴は、第二のロック部材の上下移動により、
回動用ピンを介し掛止め手段を回動させる傾斜形状を有
する。
【0027】請求項14に記載した発明に関し、請求項
15に記載した発明のように、第一のロック部材の掛止
め手段は、上端部と回動用ピンとの間に、外筒から延び
る軸支部材により軸支する回動軸を備え、第二のロック
部材の傾斜長穴は、少なくとも下半穴部が下端から上端
に向け末広がり状の形状と、回動用ピンと当接する上端
及び下端とを有する。
【0028】請求項14、15に記載した発明に関し、
請求項16に記載した発明のように、第二のロック部材
の下降に伴い、回動用ピンは、第二のロック部材の長穴
上端と当接して外側に向け回動し、この回動終了に合わ
せて、掛止め手段の上端部は被ロック部の棚部上面に当
接し、これら回動動作及び当接動作を介し、被ロック部
と第一のロック部材とは相互にロック係止する機構を有
する。
【0029】請求項14〜16に記載した発明に関し、
請求項17に記載した発明のように、第二のロック部材
の上昇に伴い、回動用ピンは、第二のロック部材の長穴
下端に係合して内側に向け回動し、この回動終了に合わ
せて、掛止め手段の上端部は被ロック部の棚部上面から
離脱し、これら回動動作及び離脱動作を介し、被ロック
部と第一のロック部材とは相互のロック係止を自動解除
する機構を有する。
【0030】上記目的その二を達成するため、ブラダ装
着に関し、請求項18に記載した発明は、請求項1〜9
のいずれか一項に記載したタイヤ加硫装置及び請求項1
0〜17のいずれか一項に記載したタイヤ加硫装置を用
いて、上下ブラダリングが把持するブラダを加硫装置に
装着する方法において、第二のロック部材を上昇させた
状態で、下部ブラダリングの被ロック部を外筒外周面に
沿い第一のロック部材の内側に挿入した後、第二のロッ
ク部材を下降させて下部ブラダリングの被ロック部と第
一のロック部材とを自動で相互にロック係止し、併せ
て、センタポストを上昇させ、センタポスト上端部を上
部ブラダリングの中央貫通穴に通し、センタポストのフ
ランジとの協同の下、センタポスト上端部及び上部ブラ
ダリングのいずれか一方のロック機構により上部ブラダ
リングをセンタポストに自動でロック固定することを特
徴とする、ブラダのタイヤ加硫装置への装着方法であ
る。
【0031】また、上記目的その二を達成するため、ブ
ラダ取外しに関し、請求項19に記載した発明は、請求
項1〜9のいずれか一項に記載したタイヤ加硫装置及び
請求項10〜17のいずれか一項に記載したタイヤ加硫
装置を用いて、上下ブラダリングが把持するブラダを加
硫装置から取外す方法において、アンロック部材を下降
させ、センタポスト上端部及び上部ブラダリングのいず
れか一方のロック機構にアンロック部材を係合させ、こ
の相互係合によりセンタポストに対する上部ブラダリン
グのロック係止を解除し、この解除保持の下でセンタポ
ストを下降させて上部ブラダリングから離脱させ、併せ
て、第二のロック部材を上昇させ、この上昇により下部
ブラダリングの被ロック部と第一のロック部材とのロッ
ク係止を解除し、これら離脱解除状態の下でブラダを把
持する上下ブラダリングを上方へ移動させることを特徴
とする、ブラダのタイヤ加硫装置からの取外し方法であ
る。
【0032】上記目的その三を達成するため、この発明
の請求項20に記載した発明は、請求項1〜17のいず
れか一項に記載したタイヤ加硫装置と、請求項18又は
19に記載したブラダの加硫装置への装着方法又はブラ
ダの加硫装置からの取外し方法とを用いて、未加硫タイ
ヤに加硫成型を施すことを特徴とするタイヤの製造方法
である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図9に基づき説明する。図1は、スタンディングポ
スト型タイヤ加硫装置のセンタポスト周りの要部断面図
であり、図2は、図1に示す要部上方部のロック係止及
びその解除の状態を合わせ示す断面図であり、図3は、
図1に示す要部下方部の相互ロック係止状態の断面図で
あり、図4は、図1に示す要部下方部の相互ロック解除
状態の断面図であり、図5は、図1に示す要部下方部の
ロック機構の拡大断面図であり、図6は、この発明の別
のスタンディングポスト型タイヤ加硫装置のセンタポス
ト周りの要部上方部の相互ロック係止状態の断面図であ
り、図7は、図6に示す要部上方部のロック係止及びそ
の解除を合わせ説明する断面図であり、図8は、この発
明の別のスタンディングポスト型タイヤ加硫装置の要部
下方部の相互ロック係止状態の断面図であり、図9は、
図8に示す要部下方部のロック解除状態の断面図であ
る。
【0034】まず、図1〜図5に示す装置について説明
する。図1において、スタンディングポスト型加硫装置
(以下加硫装置という)は、稼働状態において、上下移
動自在な円柱状センタポスト1と、センタポスト1が保
持する上下一対のブラダリング2、3と、ブラダリング
2、3が気密に把持するブラダ4と、センタポスト1に
摺動係合する固定外筒5とを備える。
【0035】一対のブラダリング2、3は、上部ブラダ
リング2と下部ブラダリング3とから構成する。上部ブ
ラダリング2及び下部ブラダリング3はそれぞれ、互い
に分離可能であり、かつ、加硫対象タイヤをその内面か
ら加圧加熱するブラダ4内周部を介して、互いに合体可
能なリング2a、2b及びリング3a 、3b を有する。
図1は合体したリング2a 、2b 及びリング3a 、3b
を示す。
【0036】図2において、センタポスト1は、その上
端側にフランジ1-1 と、フランジ1-1 から上方へ延びる
上端部1-2とを有する。フランジ1-1 は上面でリング2
aを支持する支持部である。上端部1-2 は、リング2a
の中央貫通穴2aHと摺動係合する摺動部1-2aと、そこか
らさらに上方に延びる先端部1-2bとを有する。先端部1-
2bは、摺動部1-2aより小径であり、ロック機構6を備え
る。
【0037】ロック機構6は、外力が作用しない自由状
態下で下方に向け末広がりに拡張し、外力作用下で窄ま
る拡窄部材6-1 、6-2 を備える。拡窄部材6-1 、6-2
は、その拡張状態で上部ブラダリング2の上面を押圧す
る先端を有する。
【0038】より実際上の拡窄部材6-1 、6-2 は、複数
枚の羽状部材6-1 と複数個の弾性部材6-2 とを有する。
複数枚の羽状部材6-1 は、センタポスト1の先端部1-2b
の表面に回動中心を有する。複数個の弾性部材6-2 は、
各羽状部材6-1 を下方に向け末広がり状に拡張させる。
弾性部材6-2 には捩じりコイルばねが適合する。
【0039】捩じりコイルばね6-2 は、コイルばね部
と、コイルばね部先端から延びる直状ばね部を有する。
コイルばね部中心を羽状部6-1 の回動中心に合わせ、直
状ばね部が羽状部材6-1 の内面をセンタポスト1の軸線
Zから外側に向け押圧する。
【0040】よって、複数枚の羽状部6-1 は、それに外
力が作用しない限り、下方に向け末広がり状、例えば傘
状に拡張する。拡張状態の複数枚の羽状部6-1 の先端
は、リング2a の上面を押圧する。この意味で、ロック
機構6は押圧部材として機能する。羽状部6-1 の回動角
度は、押圧力を発揮する範囲内の僅かな角度でよい。こ
の押圧力を有効に働かせるため、好適には、リング2a
の中央貫通穴2aH周囲は上方に向け凹の曲面とする。
【0041】また、複数枚の羽状部6-1 は、外力の作用
により、傘が閉じるのと同様に窄まり、窄まり状態の複
数枚の羽状部6-1 は、リング2a の中央貫通穴2aHを通
過し得る寸法を有する。このロック機構6を有するセン
タポスト1は、自由状態下で下方からのみ中央貫通穴2
aHを通過し得る片通過タイプである。
【0042】以上述べたところを纏めると次の通りであ
る。すなわち、センタポスト1を上昇させ、センタポス
ト上端部1-2 を上部ブラダリング2の中央貫通穴2aHに
通す。センタポスト1のフランジ1-1 との協同の下で、
ロック機構6で上部ブラダリング2をセンタポスト1に
自動でロック固定する。
【0043】このように、リング2a の中央貫通穴2aH
内を通過するようにセンタポスト1を上昇させるのみ
で、ロック機構6により、極めて短時間内で確実容易
に、しかも高精度のセンターリングで、上部ブラダリン
グ2をセンタポスト1に自動でロック固定することがで
き、これで上部ブラダリング2の加硫装置への装着は完
了する。
【0044】加硫装置は、センタポスト1の真上に、右
半断面のみを示すアンロック部材7を有する。アンロッ
ク部材7は、センタポスト1の軸線Zと一致する中心軸
線を有し、上下移動自在な構成を有する。アンロック部
材7は内部空間7s を有する。内部空間7s は、アンロ
ック部材7の下方移動により拡張状態のロック機構6、
すなわち拡窄部材6-1 、6-2 の少なくとも上端部、図示
例はほぼ全体を収容する。
【0045】図示例の内部空間7sは、円筒により形成
した空間であり、押圧部材6のほぼ全体を収容すること
ができる。アンロック部材7内部空間7s 内に収容した
押圧部材6は、拡張した羽状部材6-1 を窄め、上部ブラ
ダリング2の中央貫通穴2aHを通過し得る形状寸度を有
する。この羽状部材6-1 の窄まり状態で、センタポスト
1に対する上部ブラダリング2のロック係止は解除され
る。
【0046】以上述べたように、センタポスト1真上に
位置しているアンロック部材7を下降させ、アンロック
部材7の内部空間7s にセンタポスト1の拡窄部材6-1
、6-2 を収容する。さらにアンロック部材7の下降を
継続させ、羽状部材6-1 を内部空間7sに格納して、セ
ンタポスト1に対する上部ブラダリング2のロック係止
を自動解除する。この解除保持の下でセンタポスト1を
下降させ上部ブラダリング2から切り離す。これによ
り、短時間内で簡単に、上部ブラダリング2を加硫装置
から取外すことができる。
【0047】図3〜図5において、下部ブラダリング3
の下部リング3b は、外筒5に摺動嵌合する中央貫通穴
と、外筒5に沿って下方に延びる筒状体とを有する。筒
状体の下方部は被ロック部10を有する。被ロック部10
は、下部ブラダリング3の筒状体外側に形成した複数個
の第一の凹部11又は環状に連なる第一の凹部11の構成を
有する。第一の凹部11は、同一円周上に位置し、下記す
る球状体12の一部分に沿う形状を有する。図5に示す球
状体12は便宜上二点鎖線であらわす。
【0048】また、外筒5は、その外側に固着した円筒
形状の第一のロック部材13を備える。外筒5と第一のロ
ック部材13との間に、上方から下降する被ロック部10を
収容する空間を有する。第一のロック部材13は、第一の
凹部11に対面する位置に形成した貫通穴14と、貫通穴14
内部に収容する複数個の球状体12とを有する。球状体12
は、その一部分が第一の凹部11に嵌まり、残余部分が貫
通穴14に留まる寸度を有する。
【0049】第一のロック部材13の外周側に第二のロッ
ク部材15を備える。第二のロック部材15は円筒形状を有
する。また、第二のロック部材15は、上下移動自在な構
成を有し、第一のロック部材13と摺動係合する。第二の
ロック部材15は、内側に第二の凹部16を有する。第二の
凹部16は貫通穴14からはみ出す球状体12の一部分を収容
する形状を有する。
【0050】図3及び図5に示すように、第二のロック
部材15の下降位置にて、球状体12は、第二の凹部16上方
の第二のロック部材15の内側面15ISを移動阻止面とす
る。この状態にて、貫通穴14内と第一の凹部11内とのみ
に存在する球状体12を介し、被ロック部10と第一のロッ
ク部材13とは相互にロック係止状態をとる。
【0051】図4に示すように、上昇位置の第二のロッ
ク部材15は、貫通穴14と対面する位置に第二の凹部16を
有する。図5に詳細を示すように、第一のロック部材13
の貫通穴14は、外側に向かい下り傾斜の底面14b を有す
る。
【0052】図4に示すように、そして、図5の下方に
二点鎖線で示す球状体12を参照し、第二のロック部材15
の上昇位置にて、第二の凹部16を貫通穴14に対面させる
と、球状体12は、貫通穴14の底面14b を外側に向け自動
で転動するか又は自動で滑り、第一の凹部11を自動で離
脱して貫通穴14と第二の凹部16とに遷移する。この状態
で、球状体12は第一の凹部11を完全に離脱する。これに
より、被ロック部10と第一のロック部材13との相互ロッ
ク係止は完全に解除される。
【0053】図1を参照し、第二のロック部材15は、連
結ロッド19を介し、下方に位置するアクチュエータ(図
示省略)の動作により上昇下降させる。連結ロッド19は
必ずしも必要ではなく、第二のロック部材15とアクチュ
エータとを直結してもよい。いずれにしても、第二のロ
ック部材15の上昇停止位置は、第二の凹部16に球状体1
2を受け入れる位置とする。
【0054】球状体12は、球体乃至球状多面体のいずれ
も可とし、製造と移動とを考慮して球体であるのが好ま
しい。球状体12の材質は、約200℃の温度に耐え得る
ものであればよく、通常は金属、例えばスチールであ
り、その他、滑り摩擦係数が小さな熱硬化性樹脂であっ
てもよい。
【0055】以上述べたところを纏めると次の通りであ
る。すなわち、第二のロック部材15を上昇させた状態
で、下部ブラダリング3の被ロック部10を外筒5の外周
面に沿い第一のロック部材13の内側に挿入する。その
後、第二のロック部材15を下降させて被ロック部10と第
一のロック部材13とを複数個の球状体12を介して自動で
相互にロック係止する。
【0056】これにより、下部ブラダリング3は外筒5
を介しセンタポスト1に連結することができる。この連
結は、外筒5と第一のロック部材13との間に、単純に、
被ロック部10を挿入するだけで済み、極めて短時間で、
かつ、精密なセンタリングで下部ブラダリング3を加硫
装置に装着することができる。
【0057】先に述べた上部ブラダリング2の加硫装置
装着と、下部ブラダリング3の加硫装置装着とは同時平
行で進めることができ、全て自動ロック係止、自動連結
であるから、極めて短時間内でブラダ4を加硫装置に装
着することが可能である。
【0058】また、第二のロック部材15を上昇させ、複
数個の球状体12を第一の凹部11から離脱させ、下部ブラ
ダリング3の被ロック部10と第一のロック部材13とのロ
ック係止を解除し、この解除により下部ブラダリング3
と外筒5との相互連結を解除する。この動作のみで、ロ
ック部10と第一のロック部材13とのロック係合は自
動で解除し、極めて短時間内で下部ブラダリング3を加
硫装置から取外すことができる。
【0059】下部ブラダリング3の加硫装置からの取外
しと、先に述べた上部ブラダリング2の加硫装置からの
取外しとを同時平行して実施することができ、全てのロ
ック係止の自動解除、連結自動解除であるから、ブラダ
4を把持する上下ブラダリング2、3を極めて短時間内
で加硫装置からの取外すことができる。
【0060】 次に、図6〜図9に示す装置について説
明する。先に述べた装置と同じ部材は同一符号を用いて
説明を省略し、同じ作用効果の一部も説明を省略する。
図6及び図7において、センタポスト101 は、その上端
寄りにフランジ101-1と、フランジ101-1 から上方へ延
びる上端部101-2 とを有する。上端部101-2 は、摺動部
101-2aと、それから括れる首部101-2bと、上端の頭部10
1-2cとを有する。頭部101-2cは上端部にテーパを有す
る。上端部101-2 は、上部ブラダリング102 の中央貫通
穴102aH を上下方向に通過可能な寸法を有する。加硫装
置は、上部ブラダリング102 と対を形成する下部ブラダ
リング103 を備える。
【0061】 上部ブラダリング102 は、中央貫通穴10
2aH 周囲の上面102uS にロック機構106 を有する。ロッ
ク機構106 は、複数個に分割した係止部材107 と、係止
部材107 を中央貫通穴102aH の軸線Zに向かい弾性支持
する手段108 とを有する。各係止部材107 は、外力解放
下で概ね環状を呈する。
【0062】 係止部材107 は、その下方で中央貫通穴
102aH の軸線Zに向かい突出する係止凸部110 を有す
る。弾性支持手段108 により、係止凸部110 は、センタ
ポスト101 の頭部101-2cの下面と首部101-2bとに対する
進入移動と退避移動との自動化が可能である。これによ
り、センタポスト101 自体は、上部ブラダリング102 の
中央貫通穴102aH を上下方向から通過可能な両通過タイ
プとなる。
【0063】 弾性支持手段108 は弾性手段111 を有す
る。弾性手段111 は、例えば圧縮コイルばねが適合し、
以下このばねを弾性手段111 とする場合につき述べる。
圧縮コイルばね111 は、各係止部材107 に対する拡張外
力の解放下で各係止部材107 を軸線Zに向け放射方向内
側に進入させる。また、圧縮コイルばね111 は、各係止
部材107 に対する拡張外力作用下で各係止部材107 を軸
線Zから放射方向外側に退避させる。
【0064】各係止部材107 は、その上方部に、進入時
にセンタポスト101 の頭部101-2cを収容する解放空間11
2 を有する。各係止部107 の係止凸部110 は、センタポ
スト101 の頭部101-2c下面を上部ブラダリング102 に係
止する形状を有する。すなわち、圧縮コイルばね111 と
係止凸部110 とを介しセンタポスト101 は上部ブラダリ
ング102 にロック係止される。
【0065】そのため、各係止部材107 は、その外側に
圧縮コイルばね111 の一方側を受け入れる凹部を有す
る。圧縮コイルばね111 の他方側は、上部ブラダリング
102 上面102uS から延びる支持部材113 に固定する。ま
た、上部ブラダリング102 は、その上面102uS に各係止
部材107 の摺動面を有する。これらにより、各係止部材
107 は円滑な進入動作及び退避動作が可能となる。
【0066】さて、加硫装置は、両通過タイプのセンタ
ポスト101 の真上に、図7に示す両端矢印方向に上下移
動自在なアンロック部材115 を備える。アンロック部材
115は、ロック係止状態の各係止部材107 の内面107iS
最小直径を超える外面115oS寸法を有する。かつ、アン
ロック部材115 は、その下方移動により各係止部材107
の内面107iS と摺動係合して各係止部材107 を拡張し、
ロック係止を解除する外面115oS 形状を有する。
【0067】各係止部材107 の内面107iS 上方部は上方
に向け末広がりの傾斜面を有し、アンロック部材115 は
下方に向け先細りの下端部を有する。これによりアンロ
ック部材115 はロック係止状態の解放空間112 に確実に
嵌まり合う。なお、アンロック部材115 は、下方端部に
センタポスト101 の頭部101-2cを収容する空間116 を備
える。
【0068】 以上述べたとおり、この加硫装置におい
ては、センタポスト101を上昇させ、センタポスト101
上端部101-2 を上部ブラダリング102 の中央貫通穴102a
H に通し、センタポスト101 のフランジ101-1 との協同
の下、上部ブラダリング102 のロック機構106 で上部ブ
ラダリング102 をセンタポスト101 に自動でロック固定
する。
【0069】 また、センタポスト101 真上に位置する
アンロック部材115 を下降させ、アンロック部材115 を
上部ブラダリング102 の係止部材107 の解放空間112 内
に貫入係合させる。これにより、センタポスト101 に対
する上部ブラダリング102 のロック係止を自動解除す
る。この解除保持の下でセンタポスト101 を下降させて
上部ブラダリング102 から離脱させる。
【0070】 図8及び図9において、被ロック部120
は、下部ブラダリング103 から外側に張り出す棚部120
の構成を有する。その一方、第一のロック部材121 は複
数個の掛止め手段122 を有する。掛止め手段122 は、棚
部120 上面に対する係止位置と離脱位置との間を回動自
在な上端爪部123 を有する。また、掛止め手段122 は、
上端爪部123 に連なる下端部124 から延びる回動用ピン
125 を有する。
【0071】第二のロック部材130 は板状部材131 を有
する。板状部材131 は回動用ピン125 と係合する長穴13
2 を備える。長穴132 は、第二のロック部材130 の上下
移動により、回動用ピン125 を介し掛止め手段122 を回
動させる傾斜形状を有する。第二のロック部材130 の上
下移動手段は先に述べた第二のロック部材15と同じであ
る。
【0072】掛止め手段122 は、上端爪部123 と回動用
ピン125 との間に回動軸126 を備える。回動軸126 は、
外筒5から延びる軸支部材133 により軸支する。第二の
ロック部材130 の傾斜長穴132 は、少なくとも下半穴部
が下端から上端に向け末広がり状の形状を有する。また
傾斜長穴132 は、回動用ピン125 と当接する上端及び下
端とを有する。
【0073】ここに、第二のロック部材130 の下降に伴
い、回動用ピン125 は、第二のロック部材130 の長穴13
2 上端と当接して外側に向け、回動軸126 周りに回動す
る機構を有する。この回動終了に合わせて、掛止め手段
122 の上端爪部123 は棚部120 の上面に当接する。これ
ら回動動作及び当接動作を介し、被ロック部120 と第一
のロック部材121 とは相互にロック係止する機構を有す
る。これにより、下部ブラダリング103 は、外筒5を介
し、センタポスト101 にロック係止することができる。
【0074】 また、第二のロック部材130 の上昇に伴
い、回動用ピン125 は、第二のロック部材130 の長穴13
2 の下端に係合して内側に向け回動する機構を有する。
この回動終了に合わせて、掛止め手段122 の上端爪部12
3 は棚部120 の上面から離脱する。これら回動動作及び
離脱動作を介し、被ロック部120 と第一のロック部材12
1 とは相互のロック係止を自動解除する機構を有する。
これにより、下部ブラダリング103 は、外筒5に対する
ロック係止を解除することができる。
【0075】 以上述べたとおり、この加硫装置におい
ては、第二のロック部材130 を上昇させた状態で、下部
ブラダリング103 の被ロック部120 を外筒5外周面に沿
い第一のロック部材121 の内側に挿入する。その後、第
二のロック部材130 を下降させて被ロック部120 と第一
のロック部材121 とを複数個の掛止め手段122 を介して
自動で相互にロック係止する。このロック係止と、前述
の上部ブラダリング102 のセンタポスト101 に対する自
動ロック固定とにより、上下ブラダリング102 、103 と
ブラダ4との組立体は加硫装置に簡単に、かつ、正確に
装着される。
【0076】また、第二のロック部材130 を上昇させ、
複数個の掛止め手段122 の上端爪部123 を棚部120 上面
から離脱させ、下部ブラダリング103 の被ロック部120
と第一のロック部材121 とのロック係止を解除する。こ
のロック係止解除と、前述の上部ブラダリング102 のロ
ック係止自動解除とにより、ブラダ4を把持する上下ブ
ラダリング102 、103 を上方へ移動させる。
【0077】以上を総合して、この発明によるタイヤ加
硫装置及びブラダ4の着脱方法は、加硫金型を加硫装置
に装着した状態で、短時間内でブラダ4の着脱が可能と
なり、さらに、加硫金型(図示省略)とブラダ4との同
時着脱が可能であり、これらは、サイズ切替時間の大幅
短縮、加硫装置の稼働率向上など、生産性向上に著しく
貢献する。
【0078】また、この加硫装置によれば、ブラダリン
グ2、3、102 、103 連結用ねじ部をもたないので、ブ
ラダ4の交換に際し、作業性が大幅に向上して加硫生産
性を高め、ブラダリング2、3、102 、103 を含む装置
の保守整備の頻度を大幅に減少させることができる。
【0079】なお、加硫装置は、ブラダ4内部に加圧加
熱ガス(例えば窒素ガス、スチームなど)を供給するた
めの導管21と、外筒5内部を貫通し、導管21とブラダ4
内部とに開口するガス導路22とを備える。
【0080】図1〜図9に示す加硫装置を用い、ブラダ
4の加硫装置への装着方法及びブラダ4の加硫装置から
の取外し方法を用い、ブラダ4内部の高温高圧のガスに
より加硫成型を施したタイヤは、この発明に含めるもの
とし、このタイヤは高生産性タイヤとして、また、心ず
れのない高品質タイヤとしての特性を備える。
【0081】
【発明の効果】この発明の請求項1〜17に記載した発
明及び請求項18、19に記載した発明によれば、極め
て短時間内で、加硫装置に対するブラダ組立体の装着及
び取外しが可能であり、作業者の労働環境の作業条件を
改善することができ、かつブラダ組立体を含む加硫装置
の保守整備を簡易化し、タイヤ品質に好結果をもたらす
タイヤ加硫装置と、ブラダ着脱方法を提供することがで
き、請求項20に記載した発明によれば、高生産性で高
品質のタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の加硫装置のセンタポスト周りの要
部断面図である。
【図2】 図1に示す要部上方部のロック係止及びその
解除の状態を合わせ示す断面図である。
【図3】 図1に示す要部下方部の相互ロック係止状態
の断面図である。
【図4】 図1に示す要部下方部の相互ロック解除状態
の断面図である。
【図5】 図1に示す要部下方部のロック機構の拡大断
面図である。
【図6】 この発明の別の加硫装置のセンタポスト周り
の要部上方部の相互ロック係止状態の断面図である。
【図7】 図6に示す要部上方部のロック係止及びその
解除を合わせ説明する断面図である。
【図8】 この発明の別の加硫装置の要部下方部の相互
ロック係止状態の断面図である。
【図9】 図8に示す要部下方部のロック解除状態の断
面図である。
【符号の説明】
1、101 センタポスト 1-1、101-1 フランジ 1-2、上端部101-2 先端部分 1-2a 、101-2a 摺動部 1-2b 先端部 101-2b 首部 101-2c 頭部 2、 102 上部ブラダリング 2a 、2b リング 2aH、102aH 中央貫通穴 3、103 下部ブラダリング 3a 、3b リング 4 ブラダ 5 外筒 6、106 ロック機構 6-1 羽状部 6-2 捩じりコイルばね 7、115 アンロック部材 7s 内部空間 10 被ロック部 11 第一の凹部 12 球状体 13、121 第一のロック部材 14 貫通穴 14b 貫通穴底面 15、130 第二ののロック部材 16 第二の凹部 16u 第二の凹部上面 19 連結ロッド 21 導管 22 導路 107 係止部材 107iS 係止部材内面 108 弾性支持手段 110 係止凸部 111 弾性手段(圧縮コイルばね) 112 各係止部材の解放空間 113 支持部材 115 アンロック部材 115oS アンロック部材外面 116 頭部収容空間 120 棚部 122 掛止め手段 123 上端爪部 124 下端部 125 回動用ピン 126 回動軸 131 板状部材 132 長穴 Z センタポストの軸線

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫対象タイヤをその内面から加圧加熱
    するブラダを気密に把持する、上下一対のブラダリング
    と、該ブラダリングを保持する、上下移動自在なセンタ
    ポストとを有するスタンディングポスト型タイヤ加硫装
    置において、 センタポストは、上部ブラダリングに設けた中央貫通穴
    を上下方向のうち少なくとも下方から上方へ向け通過自
    在な上端部と、該上端部の下方で上部ブラダリングを中
    央貫通穴周りに支持するフランジとを有し、センタポス
    ト及び上部ブラダリングのいずれか一方は、センタポス
    トのフランジとの協同で、上部ブラダリング中央貫通穴
    から突出するセンタポスト先端部分に上部ブラダリング
    を自動で固定するロック機構を有することを特徴とする
    タイヤ加硫装置。
  2. 【請求項2】 自由状態下で上記中央貫通穴を下方から
    のみ通過自在な上端部構成をもつ片通過タイプのセンタ
    ポストを備え、該センタポストは上端部にロック機構を
    有し、該ロック機構は、自由状態下で下方に向け末広が
    り状に拡張し、かつ、外力作用下で窄まる拡窄部材を備
    え、該拡窄部材は、その拡張状態で上部ブラダリングの
    上面を押圧する先端を有する請求項1に記載したタイヤ
    加硫装置。
  3. 【請求項3】 ロック機構の上記拡窄部材は、センタポ
    スト先端部表面に回動中心をもつ複数枚の羽状部材と、
    該部材をその回動中心周りに末広がり状に拡張させる複
    数個の弾性部材とを有する請求項1又は2に記載したタ
    イヤ加硫装置。
  4. 【請求項4】 片通過タイプのセンタポストの真上に上
    下移動自在なアンロック部材を備え、該アンロック部材
    は、その下方移動により拡張する拡窄部材の少なくとも
    上方部を収容する内部空間を有し、該内部空間は、拡窄
    部材が上部ブラダリング中央貫通穴を通過し得る形状ま
    で拡窄部材を窄める形状を有する請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載したタイヤ加硫装置。
  5. 【請求項5】 上記中央貫通穴を上下方向に通過自在な
    上端部構成をもつ両通過タイプのセンタポストを備え、
    該センタポストは、上端に頭部とその直下で括れる首部
    とを有し、上部ブラダリングは中央貫通穴周囲の上面に
    ロック機構を有し、該ロック機構は、複数個分割の係止
    部材と、該係止部材を中央貫通穴の軸線に向かい弾性支
    持する手段とを有し、係止部材は、センタポストの頭部
    下面と首部とに対する進入移動と退避移動とが可能な係
    止凸部を有する請求項1に記載したタイヤ加硫装置。
  6. 【請求項6】 ロック機構の弾性支持手段は、拡張外力
    の解放下で各係止部材を中央貫通穴軸線に向け放射方向
    内側に進入させ、拡張外力作用下で各係止部材を中央貫
    通穴軸線から放射方向外側に退避させる弾性手段を備え
    る請求項1又は5に記載したタイヤ加硫装置。
  7. 【請求項7】 ロック機構の上記各係止部材は分割リン
    グ形状を有し、各係止部材の上方部は、センタポスト頭
    部を収容する解放空間を有し、各係止部の係止凸部は、
    センタポストの頭部下面を上部ブラダリングに係止する
    形状を有する請求項1及び請求項5、6のいずれか一項
    に記載したタイヤ加硫装置。
  8. 【請求項8】 ロック機構の上記各係止部材は、上部ブ
    ラダリング上面との摺動面を有し、各係止部材は、その
    外側に上部ブラダリング上面に固定する支持部材から延
    びる弾性部材を受け入れる凹部を有する請求項1及び請
    求項5〜7のいずれか一項に記載したタイヤ加硫装置。
  9. 【請求項9】 両通過タイプのセンタポストの真上に上
    下移動自在なアンロック部材を備え、該アンロック部材
    は、ロック係止状態の各係止部材の内面寸法を超える外
    面寸法を有し、アンロック部材は、その下方移動により
    各係止部材の内面と摺動係合して各係止部材を拡張し、
    ロック係止を解除させる外面形状を有する請求項1及び
    請求項5〜8のいずれか一項に記載したタイヤ加硫装
    置。
  10. 【請求項10】 加硫対象タイヤをその内面から加圧加
    熱するブラダを気密に把持する、上下一対のブラダリン
    グと、該ブラダリングを保持する、上下移動自在なセン
    タポストと、センタポストと摺動係合し、ブラダ内部に
    その下方から加圧加熱ガスを供給する外筒とを有するス
    タンディングポスト型タイヤ加硫装置において、 下部ブラダリングは、外筒外側面に沿って延びる筒状体
    の下方部に被ロック部を有し、 外筒は、上記被ロック部に対し外側からロック係止しロ
    ック解除する第一のロック部材と、該部材と係合しロッ
    ク係止とその解除とを行う上下移動自在な第二のロック
    部材とを備え、 被ロック部と第一のロック部材とは、第二のロック部材
    の下降により相互に自動ロック係止し、かつ、第二のロ
    ック部材の上昇によりロック係止を自動解除するロック
    機構を有することを特徴とするタイヤ加硫装置。
  11. 【請求項11】 被ロック部は、下部ブラダリング外側
    に形成した複数個の凹部及び環状に連続する凹部のいず
    れか一方の第一の凹部の構成を有し、第一のロック部材
    は、第一の凹部に対面する位置に形成した貫通穴と、該
    貫通穴内に収容する複数個の球状体とを有し、該球状体
    は、第一の凹部に嵌まり上記貫通穴内に留まる寸度を有
    し、第二のロック部材は、上記貫通穴からはみ出す球状
    体の一部分を収容する第二の凹部を有する請求項10に
    記載したタイヤ加硫装置。
  12. 【請求項12】 第二のロック部材の下降位置にて、球
    状体は、第二の凹部上方の第二のロック部材の内側面を
    移動阻止面として有し、上記貫通穴内と第一の凹部内と
    のみに存在する球状体を介し、被ロック部と第一のロッ
    ク部材とは相互にロック係止する機構を有する請求項1
    1に記載したタイヤ加硫装置。
  13. 【請求項13】 第一のロック部材の貫通穴は外側に向
    かい下り傾斜の底面を有し、第二のロック部材の上昇位
    置にて、第二のロック部材は貫通穴と対面する第二の凹
    部を有し、かつ、球状体は、第一の凹部を自動で離脱し
    て貫通穴と第二の凹部とに遷移して、被ロック部と第一
    のロック部材との相互ロック係止を解除する機構を有す
    る請求項11又は12に記載したタイヤ加硫装置。
  14. 【請求項14】 被ロック部は、下部ブラダリングから
    外側に張り出す棚部の構成を有し、第一のロック部材は
    複数個の掛止め手段を有し、該手段は、上記棚部上面に
    対する係止位置と離脱位置との間を回動自在な上端爪部
    と、それに連なる下端部から延びる回動用ピンとを有
    し、第二のロック部材は回動用ピンと係合する長穴を備
    え、該長穴は、第二のロック部材の上下移動により、回
    動用ピンを介し掛止め手段を回動させる傾斜形状を有す
    る請求項10に記載したタイヤ加硫装置。
  15. 【請求項15】 第一のロック部材の掛止め手段は、上
    端部と回動用ピンとの間に、外筒から延びる軸支部材に
    より軸支する回動軸を備え、第二のロック部材の傾斜長
    穴は、少なくとも下半穴部が下端から上端に向け末広が
    り状の形状と、回動用ピンと当接する上端及び下端とを
    有する請求項14に記載したタイヤ加硫装置。
  16. 【請求項16】 第二のロック部材の下降に伴い、回動
    用ピンは、第二のロック部材の長穴上端と当接して外側
    に向け回動し、この回動終了に合わせて、掛止め手段の
    上端部は被ロック部の棚部上面に当接し、これら回動動
    作及び当接動作を介し、被ロック部と第一のロック部材
    とは相互にロック係止する機構を有する請求項14又は
    15に記載したタイヤ加硫装置。
  17. 【請求項17】 第二のロック部材の上昇に伴い、回動
    用ピンは、第二のロック部材の長穴下端に係合して内側
    に向け回動し、この回動終了に合わせて、掛止め手段の
    上端部は被ロック部の棚部上面から離脱し、これら回動
    動作及び離脱動作を介し、被ロック部と第一のロック部
    材とは相互のロック係止を自動解除する機構を有する請
    求項14〜16のいずれか一項に記載したタイヤ加硫装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜9のいずれか一項に記載し
    たタイヤ加硫装置及び請求項10〜17のいずれか一項
    に記載したタイヤ加硫装置を用いて、上下ブラダリング
    が把持するブラダを加硫装置に装着する方法において、 第二のロック部材を上昇させた状態で、下部ブラダリン
    グの被ロック部を外筒外周面に沿い第一のロック部材の
    内側に挿入した後、第二のロック部材を下降させて下部
    ブラダリングの被ロック部と第一のロック部材とを自動
    で相互にロック係止し、 併せて、センタポストを上昇させ、センタポスト上端部
    を上部ブラダリングの中央貫通穴に通し、センタポスト
    のフランジとの協同の下、センタポスト上端部及び上部
    ブラダリングのいずれか一方のロック機構により上部ブ
    ラダリングをセンタポストに自動でロック固定すること
    を特徴とする、ブラダのタイヤ加硫装置への装着方法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜9のいずれか一項に記載し
    たタイヤ加硫装置及び請求項10〜17のいずれか一項
    に記載したタイヤ加硫装置を用いて、上下ブラダリング
    が把持するブラダを加硫装置から取外す方法において、 アンロック部材を下降させ、センタポスト上端部及び上
    部ブラダリングのいずれか一方のロック機構にアンロッ
    ク部材を係合させ、この相互係合によりセンタポストに
    対する上部ブラダリングのロック係止を解除し、この解
    除保持の下でセンタポストを下降させて上部ブラダリン
    グから離脱させ、 併せて、第二のロック部材を上昇させ、この上昇により
    下部ブラダリングの被ロック部と第一のロック部材との
    ロック係止を解除し、 これら離脱解除状態の下でブラダを把持する上下ブラダ
    リングを上方へ移動させることを特徴とする、ブラダの
    タイヤ加硫装置からの取外し方法。
  20. 【請求項20】 請求項1〜17のいずれか一項に記載
    したタイヤ加硫装置と、請求項18又は19に記載した
    ブラダの加硫装置への装着方法又はブラダの加硫装置か
    らの取外し方法とを用いて、未加硫タイヤに加硫成型を
    施すことを特徴とするタイヤの製造方法。
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