JP2013505042A - 補助装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、衣類掛けに掛かっている洗濯物の乾燥時間を改良するための衣類掛け用の補助装置であり、衣類掛けを受けるための孔と、乾燥させる衣類の平行に掛かっている広がり部を互いに所定の間隔で保つための構成部品とを具備する、補助装置に関わる。本発明に係る補助装置は、各々が前記衣類掛けを受けるための溝を有している２つの構成部品によって構成されている、規則的なもしくは不規則的な多角形、円形もしくは楕円形の、柱形状の本体を有することを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、衣類掛け（clothes lines）に掛かっている洗濯物の乾燥時間を改良するための、衣類掛けを受ける部分を有する衣類掛け用の補助装置に関わる。

私たちの日常の衛生は、衣類及びタオルや寝具のような他の一般的に使用される繊維製品を洗浄や乾燥によって清潔に保つことを、必要とする。

従来技術は、洗濯物を乾燥装置に取着させることに通例焦点を当てた、衣類を乾燥するための多くの装置を含む。様々な種類の洗濯ばさみが、この目的のために知られている（特許文献１を参照されたい）。

かさ張る衣類の乾燥は、一方では衣類の大面積による、他方では著しく増加される乾燥時間による重要な問題を生じさせる。

例えば特許文献２は、動作位置の１つで大面積の衣類を乾燥することが可能な多機能の衣類ハンガーを開示している。

乾燥時間は、空気を当てられる面積が比較的大きいことによって短縮されるが、この解決法の欠点は、これの大きな跡である。

特許文献３は、衣類掛けに取着され得、乾燥される衣類を受け得る洗濯ばさみ装置を開示している。

特許文献４は、複数のアームを有する開いたフレームが支持支柱によって取り付けられている起立した支柱を有する、衣類乾燥スタンドを開示している。

前述の解決法はいずれも、従来の衣類掛けに大面積の衣類を特定の方法で配置することによって、衣類の平行に掛かっている２つの面の間の空気流を良くするという課題に焦点を当てていない。

従来技術は、補助装置を配置することによって衣類の平行に掛かっている面の間の間隔が拡大されて、衣類の面の間の空気流を良くし、このことによって乾燥時間を短縮する、という多くの解決法を含んでいる。

このような解決法は、特許文献５及び特許文献６に開示されている。

これら解決法の主な欠点は、衣類が装置によって支持される面の領域が非常に狭いことと、軽量の衣類掛けが、衣類掛けを受ける装置の部分から滑り落ちやすいこととである。

ＧＢ５３９６１１ ＣＮ２０１１８０２３３ ＡＵ３３０４３７１ ＥＰ０８８２８３３ ＪＰ２００６１７５１９０ ＪＰ１０１２７９８７

従って、本発明の課題は、乾燥される衣類のための十分な支持面を設けることによって、周知の装置の欠点を回避する補助部材を提供することである。

本発明の課題は、衣類掛けを受けるための孔と、乾燥中の衣類の平行に掛かっている広がり部を互いに所定の間隔で保つための構成部品とを有する補助装置であって、この補助装置は、各々が前記衣類掛けを受けるための溝を有している２つの構成部品によって構成されている、規則的なもしくは不規則的な、多角形、円形もしくは楕円形の、柱形状の本体を有することを特徴とする補助装置を提供することによって、果たされる。

本発明に係る補助装置の好ましい実施形態は、鏡面対称の、規則的なもしくは不規則的な、多角形、円形、もしくは楕円形の柱形状の複数の構成部品を有している。

本発明に係る補助装置の第１の構成部品は、前記衣類掛けを受けるための１つの溝と、この溝より上に１列に所定の間隔をあけて配置されている複数のピンと、前記溝より下の部分に沿って互いに平行に、及び前記溝より上に配置されているピンの列と平行に延びており２列に並べられている複数のピンとを有しており、一方で、この補助装置の第２の構成部品は、前記衣類掛けを受けるための溝と、前記第１の構成部品のピンと対応するように配置されており前記ピンを受けるための複数の凹み穴とを有している。

本発明に係る補助装置の前記第１の構成部品のピンは、弾性変形することが可能な頭部を有しており、この装置は、プラスチックによって形成されている。

図１は、本発明に係る補助装置の第１の好ましい実施形態の斜視図である。 図２は、図１の補助装置の第１の構成部品の斜視図である。 図３は、図１の補助装置の第２の構成部品の斜視図である。 図４は、本発明に係る補助装置の第２の好ましい実施形態の斜視図である。 図５は、図４の補助装置の第１の構成部品の斜視図である。 図６は、図４の補助装置の第２の構成部品の斜視図である。 図７は、本発明に係る補助装置の第３の好ましい実施形態の斜視図である。 図８は、図７の補助装置の第１の構成部品の斜視図である。 図９は、図７の補助装置の第２の構成部品の斜視図である。 図１０は、本発明に係る補助装置の第４の好ましい実施形態の斜視図である。 図１１は、図１０の補助装置の第１の構成部品の斜視図である。 図１２は、図１０の補助装置の第２の構成部品の斜視図である。 図１３は、本発明に係る補助装置の第５の好ましい実施形態の正面図である。

本発明に係る補助装置の好ましい実施形態が、添付の図を参照して詳細に説明される。

図１は、衣類掛け５に配置されておりほぼ完成された状態の、本発明に係る補助装置の第１の好ましい実施形態の斜視図である。

補助装置１は、各々が前記衣類掛け５を受けるための溝４を有している２つの構成部品２、３によって構成されており、この実施形態では円筒体である規則的な形状の本体を構成している。

この装置は鏡面対称の構造であるため、前記構成部品２、３は、円筒体の２つの半体を形成している。

前記構成部品２、３の互いに向かい合った面には、溝４が、前記衣類掛け５を受けるために、前記構成部品の上部、即ち中間面より上の部分に配置されている。

図２は、第１の構成部品２を示している。前記溝４より上には、均等に離間されたピン８が配置されており、一方で、前記溝４より下の部分には、更なる平行な、均等に離間された２列のピン９が配置されており、これらピン９は、上側の部分にある前記ピン８のそれぞれと一直線になるように配置されている。

図３は、補助装置１の第２の構成部品３を示している。

前記第２の構成部品３は、溝４と、この溝４より上の部分に、前記第１の構成部品２の前記ピン８を受けるための複数の凹み穴７と、前記溝４より下の部分に、前記第１の構成部品２の前記ピン９を受けるための複数の凹み穴６とを有している。

前記第１の構成部品２の前記ピン８、９の頭部の直径は、前記第２の構成部品３の前記凹み穴７の直径よりわずかに大きい。従って、補助装置１は、まず前記構成部品２、３の一方の前記溝４中に前記衣類掛け５を挿入し、次に前記構成部品２、３を一緒に閉じることによって、前記衣類掛け５に設置され得る。前記構成部品２、３が互いに近づくのに従って、前記構成部品２の前記ピン８、９は、前記構成部品３の前記凹み穴６、７に入り、この時わずかにより大きい力を受けると、前記ピン８、９の前記頭部は、弾性変形し、前記凹み穴６、７中に密接に圧入する。このようにして前記構成部品２、３が一緒にスナップ結合されると、前記衣類掛け５は、補助装置１がこの衣類掛け５を中心として回転し得るように、前記構成部品２、３の前記溝４中に受けられる。

所望の数の補助装置１が前記衣類掛け５に設置された後に、タオル、寝具などの洗濯物、通例かさ張る洗濯物が、前記補助装置１の上に配置される。このことによって、衣類の、前記衣類掛け５の両側に掛かっている２つの平行した面の間に、（補助装置１の直径に応じて）拡大された間隔が与えられる。この結果、前記衣類掛け５に掛かっている衣類間の空気流が改良されて、乾燥時間が短縮される。また、乾燥された衣類は、補助装置１が前記衣類掛け５を中心として回転できるように衣類の片側を引っ張ることによって、補助装置１が取り付けられている衣類掛け５から簡単に引き離され得るので、比較的簡単に取り外され得る。乾燥が簡単になることに加えて、補助装置１の適用は、この補助装置１が、乾燥された衣類に硬く細いしわの形態の跡を残すような衣類掛け５の現象も防ぎ得るので、有効である。補助装置上で乾燥された衣類をアイロンがけすることも、不要となり得る。

図４は、衣類掛け１５に取り付けられる本発明に係る補助装置の第２の好ましい実施形態を示している。この補助装置１１は、図５、図６に示されている構成部品１２、１３を一緒にスナップ結合させることによって形成されている。それぞれ複数のピン１８、１９と、これらピン１８、１９を受けるための複数の凹み穴１６、１７と、前記衣類掛け１５を受けるための溝１４とが、前記構成部品１２、１３の互いに隣接した面に配置されている。前記溝、ピン、凹み穴との配置は、図１乃至図３に関して説明されたことと同じである。

前記補助装置１１は、楕円形の断面を有する規則的な形状の本体であり、前記構成部品１２、１３の外面は、この形状に対応している。

図７に示されている補助装置２１の実施形態は、図８及び図９にそれぞれ示されている構成部品２２、２３によって形成されている多角形の柱体である。

前記構成部品２２、２３は、衣類掛け２５を受けるための溝２４と、前記構成部品２２、２３を一緒に留めるためのそれぞれ複数のピン２８、２９と、これらピン２８、２９を受けるための複数の凹み穴２６、２７とがこれら構成部品２２、２３の互いに隣接した面に位置されるようにして、鏡面対称の構造を有している。

図１０は、衣類掛け３５に取り付けられる、完成された状態の本発明に係る補助装置の第４の好ましい実施形態を示している。

前記補助装置３１の主な構造は、三角形の先端部に丸みを付けられている規則的な三角形の柱の構造である。この装置は、直角三角形のベースを備えた主に三角形の柱形状をそれぞれ有する２つの構成部品３２、３３によって構成されている。前記衣類掛け３５を受けるための溝３４が、三角形の１つの先端部の近くに位置されている。

前記構成部品３２、３３の互いに隣接した面は、溝３４と、それぞれ複数のピン３８、３９と、これらピン３８、３９を受けるための複数の凹み穴３６、３７とを有している。図１０に示されている補助装置３１の配置は、この補助装置３１が前記衣類掛け３５の下で錐体状に延びている形状を有しているので、乾燥中の衣類の互いに平行に掛かっている面の間の間隔を拡大するために更に適している。

本発明に係る補助装置の第５の好ましい実施形態が、図１３に示されている。この補助装置４１の本体を形成している構成部品４２、４３が、プラスチックによって形成されており、衣類掛け４５を受ける溝４４より上の部分で接合されるように構成されている。かくしてこれら２つの構成部品４２、４３は、前記溝４４への衣類掛け４５の挿入後に一緒にスナップ結合されると、単一の部品を形成する。

本発明に係る補助装置の主要な効果は、衣類掛けに掛かっている衣類のための改良された支持部と、衣類の面の間の良好な空気流とを提供し、これによって短縮された乾燥時間が得られることである。また、この衣類掛けは、乾燥された衣類に「跡」を残さず、アイロンをかける必要性を減じる。

１…補助装置、２…構成部品、３…構成部品、４…溝、５…衣類掛け、６…凹み穴、７…凹み穴、８…ピン、９…ピン、１１…補助装置、１２…構成部品、１３…構成部品、１４…溝、１５…衣類掛け、１６…凹み穴、１７…凹み穴、１８…ピン、１９…ピン、２１…補助装置、２２…構成部品、２３…構成部品、２４…溝、２５…衣類掛け、２６…凹み穴、２７…凹み穴、２８…ピン、２９…ピン、３１…補助装置、３２…構成部品、３３…構成部品、３４…溝、３５…衣類掛け、３６…凹み穴、３７…凹み穴、３８…ピン、３９…ピン、４１…補助装置、４２…構成部品、４３…構成部品、４４…溝、４５…衣類掛け

Claims (5)

1. 衣類掛けに掛かっている洗濯物の乾燥時間を改良するための衣類掛け用の補助装置であり、衣類掛けを受けるための孔と、乾燥させる衣類の平行に掛かっている広がり部を互いに所定の間隔で保つための構成部品とを具備する、補助装置において、
   前記衣類掛け（５、１５、２５、３５）を受けるための溝（４、１４、２４、３４）を各々有している２つの構成部品（２、１２、２２、３２、３、１３、２３、３３）によって構成されている、規則的なもしくは不規則的な多角形、円形もしくは楕円形の、柱形状の本体を有することを特徴とする補助装置。
2. 前記構成部品（２、１２、２２、３２、３、１３、２３、３３）のうち第１の構成部品（２、１２、２２、３２）は、前記衣類掛け（５、１５、２５、３５）を受けるための１つの溝（４、１４、２４、３４）と、この溝（４、１４、２４、３４）より上に１列で所定の間隔をあけて配置されている複数のピン（８、１８、２８、３８）と、前記溝（４、１４、２４、３４）より下の部分に沿って互いに平行に、及び前記溝より上に配置されているピン（８、１８、２８、３８）の列と平行に延びている２つの列で各列が１直線になるように配置されている複数のピン（９、１９、２９、３９）とを有していることを特徴とする請求項１に記載の補助装置。
3. 前記構成部品（２、１２、２２、３２、３、１３、２３、３３）のうち第２の構成部品（３、１３、２３、３３）は、前記衣類掛けを受けるための１つの溝（４、１４、２４、３４）と、前記第１の構成部品（２、１２、２２、３２）の前記ピン（８、１８、２８、３８、９、１９、２９、３９）を受けるための複数の凹み穴（６、１６、２６、３６、７、１７、２７、３７）とを有しており、前記凹み穴（６、１６、２６、３６、７、１７、２７、３７）の配置は、前記第１の構成部品（２、１２、２２、３２）のピン（８、１８、２８、３８）の配置と対応していることを特徴とする請求項１又は２に記載の補助装置。
4. 前記第１の構成部品（２、１２、２２、３２）の前記ピン（８、１８、２８、３８、９、１９、２９、３９）は、弾性変形することが可能な頭部を有していることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１に記載の補助装置。
5. プラスチックによって形成されていることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１に記載の補助装置。

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