JP2013258288A - 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013258288A
JP2013258288A JP2012133355A JP2012133355A JP2013258288A JP 2013258288 A JP2013258288 A JP 2013258288A JP 2012133355 A JP2012133355 A JP 2012133355A JP 2012133355 A JP2012133355 A JP 2012133355A JP 2013258288 A JP2013258288 A JP 2013258288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
laser
laser pulse
concentration layer
incidence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012133355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6004765B2 (ja
Inventor
Susumu Sakuragi
進 櫻木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012133355A priority Critical patent/JP6004765B2/ja
Priority to TW102117739A priority patent/TWI545627B/zh
Priority to EP13020036.3A priority patent/EP2674968B1/en
Priority to KR1020130067330A priority patent/KR101572717B1/ko
Priority to CN201310233933.0A priority patent/CN103489764B/zh
Publication of JP2013258288A publication Critical patent/JP2013258288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6004765B2 publication Critical patent/JP6004765B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】 深い領域に注入された不純物を十分活性化させ、高品質のアニールを実現可能な半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 表層部に高濃度に不純物が注入されたアモルファス状態の高濃度層と、高濃度層よりも深い領域に、低濃度に不純物が注入された低濃度層とを有する半導体基板の表面に、第1のレーザパルスの入射を開始する。半導体基板に第1のレーザパルスの入射を開始した後、高濃度層が溶融する前に、第1のレーザパルスのピークパワーよりも高いピークパワーを有し、第1のレーザパルスのパルス幅より短いパルス幅を有する第2のレーザパルスを入射させる。これにより、高濃度層を、その底面まで溶融させた後、固化させ、高濃度層の不純物を活性化させ、かつ高濃度層を結晶化させる。第2のレーザパルスの入射が停止して高濃度層が固化した後も、第1のレーザパルスの入射を継続することにより、低濃度層の不純物を活性化する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レーザビームの照射によって、半導体基板に注入された不純物を活性化させる半導体装置の製造方法、及びレーザアニール装置に関する。
半導体基板に不純物をイオン注入により導入した後、レーザビームを照射して不純物を活性化させることにより、電極層及びフィールドストップ層を形成する半導体装置の製造方法が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の技術においては、半導体素子の表面構造を作製した後、基板を薄くする。その後、裏面にイオン注入を行い、2台のレーザ発振器を用いてパルスレーザビームを照射する。2台のレーザ発振器から射出されるレーザパルスの時間差が600ns以下に設定される。
詳細には、n型のシリコン基板の裏面側から、例えば、リンイオンをフィールドストップ層形成予定領域にイオン注入する。このとき、フィールドストップ層のピーク濃度が5×1018cm−3以下となるように、ドーズ量を1×1014cm−2以下とする。続いて、p型コレクタ層及びn型カソード層のピーク濃度が1×1021cm−3以下となるように、ドーズ量を5×1016cm−2以下として、例えば、ボロンイオン及びリンイオンを、それぞれp型コレクタ層形成予定領域及びn型カソード層形成予定領域に注入する。
このような高濃度でイオンが注入されたn型カソード層などは、シリコン基板の結晶性が破壊されてアモルファス化してしまうことが知られている。特許文献1に記載の半導体装置の製造方法においては、レーザ照射によって、固相拡散による欠陥回復、及びレーザ照射面(基板裏面)から深さ1μmを超える深い部分に注入された不純物の活性化が行われる。十分な温度上昇及び加熱時間が確保できず、不純物の活性化が不十分となる場合がある。深い部分の活性化を十分に行うために、照射するレーザビームのパルスエネルギ密度を上げると、溶融深さが深くなってしまう。深い部分まで溶融すると、深さ方向に関する不純物濃度分布が変化して、設計通りの特性が得られない場合がある。さらに、基板表面の荒れがひどくなるなどの不具合が発生する。
半導体基板が溶融しない範囲のパルスエネルギ密度で、パルスレーザビームを照射してレーザアニールを行う技術が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。この方法では、不純物が高濃度でイオン注入されてアモルファス化した領域の結晶性を、十分回復させ、かつ注入された不純物を十分活性化することが困難である。
特開2010−171057号公報 特開2009−32858号公報
本発明の目的は、深い領域に注入された不純物を十分活性化させ、高品質のアニールを実現可能な半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
表層部に相対的に高濃度に不純物が注入されたアモルファス状態の高濃度層と、前記高濃度層よりも深い領域に、相対的に低濃度に不純物が注入された低濃度層とを有する半導体基板の表面に、第1のレーザパルスの入射を開始する工程と、
前記半導体基板に前記第1のレーザパルスの入射を開始した後、前記第1のレーザパルスの入射が継続している期間中で、かつ前記高濃度層が溶融する前に、前記第1のレーザパルスのピークパワーよりも高いピークパワーを有し、前記第1のレーザパルスのパルス幅より短いパルス幅を有する第2のレーザパルスを、前記第1のレーザパルスが入射している領域に入射させて、前記高濃度層を、その底面まで溶融させた後、固化させることにより、前記高濃度層の不純物を活性化させ、かつ前記高濃度層を結晶化させる工程と、
前記第2のレーザパルスの入射が停止して前記高濃度層が固化した後も、前記第1のレーザパルスの入射を継続することにより、前記低濃度層の不純物を活性化する工程と
を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の他の観点によると、
パルスレーザビームを射出する第1のレーザ発振器と、
パルス幅が、前記第1のレーザ発振器から射出されたパルスレーザビームのパルス幅よりも短く、ピークパワーが、前記第1のレーザ発振器から射出されたパルスレーザビームのピークパワーよりも大きいパルスレーザビームを射出する第2のレーザ発振器と、
前記第1のレーザ発振器から射出したパルスレーザビームと前記第2のレーザ発振器から射出したパルスレーザビームとを、アニール対象の半導体基板の表面の同一の領域に入射させる伝搬光学系と、
前記第1のレーザ発振器と前記第2のレーザ発振器の、レーザパルスの射出タイミングを制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、前記第1のレーザ発振器からの第1のレーザパルスの射出開始よりも遅い時期に、前記第2のレーザ発振器から第2のレーザパルスを射出させ、前記第2のレーザパルスの入射が停止した後に、前記第1のレーザパルスの射出を停止させるレーザアニール装置が提供される。
第2のレーザパルスの入射によって、融点の低いアモルファス状態の表層部が結晶化し、結晶化によって融点が上昇するため、その後に第1のレーザパルスの入射を継続しても、基板の表面は再溶融し難い。このため、基板表面を再溶融させることなく、深い領域の不純物を活性化させることができる。第1のレーザパルスによって基板の表面が再溶融しないため、表面粗さの増大を抑制することができる。
図1は、実施例によるレーザアニール装置の概略図である。 図2Aは、実施例による方法で作製されるIGBTの断面図であり、図2Bは、実施例によるレーザアニール装置でアニールする段階におけるIGBTの断面図である。 図3Aは、実施例によるレーザアニール装置で半導体基板に入射するレーザパルスのパルス波形及び入射タイミングを示すグラフであり、図3Bは、半導体基板の表面におけるレーザパルスの入射領域の平面図である。 図4Aは、第1のシミュレーション対象であるレーザパルスのパルス波形及び入射タイミングを示すグラフであり、図4Bは、半導体基板の溶融深さの時間変動を示すグラフであり、図4Cは、半導体基板の各深さの位置の温度の時間変化を示すグラフである。 図5Aは、第2のシミュレーション対象であるレーザパルスのパルス波形及び入射タイミングを示すグラフであり、図5Bは、半導体基板の溶融深さの時間変動を示すグラフであり、図5Cは、半導体基板の各深さの位置の温度の時間変化を示すグラフである。 図6Aは、第3のシミュレーション対象であるレーザパルスのパルス波形及び入射タイミングを示すグラフであり、図6Bは、半導体基板の溶融深さの時間変動を示すグラフであり、図6Cは、半導体基板の各深さの位置の温度の時間変化を示すグラフである。 図7Aは、第4のシミュレーション対象であるレーザパルスのパルス波形及び入射タイミングを示すグラフであり、図7Bは、半導体基板の溶融深さの時間変動を示すグラフであり、図7Cは、半導体基板の各深さの位置の温度の時間変化を示すグラフである。図7は、 図8Aは、Nd:YLFの2倍高調波でレーザアニールを行ったときの半導体基板の表面粗さの測定結果を示すグラフであり、図8Bは、波長808nmの半導体レーザでレーザアニールを行ったときの半導体基板の表面粗さの測定結果を示すグラフである。 図9A及び図9Bは、それぞれパワー密度390kW/cm及び330kW/cmの条件で半導体基板をアニールするときの基板の温度変化のシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例について説明する前に、本願発明者の行った評価実験の結果について説明する。単結晶シリコンからなる基板の表層部に、ボロンをイオン注入することにより、厚さ0.2μm〜0.25μmのボロン注入層を形成した。ボロン注入層は、アモルファス化している。表層部がアモルファス化した基板に、パルスレーザビームを入射させることにより、表層部の再結晶化及びボロンの活性化を行った。
パルスレーザビームの照射条件の異なる2つの試料1及び試料2を作製した。試料1のパルスレーザビームの入射条件は下記の通りである。
・レーザの種類 Nd:YLFレーザの2倍高調波
・入射パルス数 ダブルパルス
・1ショット目のパルスに対する2ショット目のパルスの遅延時間 300〜700ns・パルス幅 100〜200ns
試料2のパルスレーザビームの入射条件は下記の通りである。
・レーザの種類 波長808nmの準連続発振(QCW)半導体レーザ
・入射パルス数 シングルパルス
・パルス幅 10〜20μs
試料1のレーザ照射条件と試料2のレーザ照射条件との最も大きな相違点は、パルス幅の違いである。具体的には、試料2に照射するパルスレーザビームのパルス幅は、試料1に照射するパルスレーザビームのパルス幅の約100倍である。両者のパルスエネルギが同程度であるとすると、試料1に照射するパルスレーザビームのピークパワー密度が、試料2に照射するパルスレーザビームのピークパワー密度の約100倍であることを意味する。
一般に、パルス幅が短く、ピークパワー密度の大きなパルスレーザビームは、基板の極浅い表層部のみを加熱する用途に適している。これに対し、パルス幅が長く、ピークパワー密度の小さいパルスレーザビームを用いると、基板に導入された熱が深い領域まで伝導しやすくなるため、深い領域を加熱する用途に適している。
図8A及び図8Bに、それぞれ試料1及び試料2のレーザアニール後の表面粗さを示す。横軸は、基板に入射したパルスレーザビームのパルスエネルギ密度を単位「J/cm
」で表し、縦軸は表面の二乗平均平方根粗さ(Rq)を単位「nm」で表す。
図8Aにおいてパルスエネルギ密度が1.5J/cm以下の領域、及び図8Bにおいてパルスエネルギ密度が4.5J/cm以下の領域では、基板の表面の溶融及び再結晶化が生じていない。図8Aにおいてパルスエネルギ密度が2J/cm2、図8Bにおいてパルスエネルギ密度が4.6J/cmのとき、表面粗さが急激に大きくなっている。これは、基板表面のアモルファス層が一旦溶融し、再結晶化したためである。アモルファス層が溶融するパルスエネルギ密度の下限値を、「溶融閾値」ということとする。
図8Aに示すように、パルスエネルギ密度を溶融閾値より大きくすると、表面粗さが小さくなっている。パルスエネルギ密度が溶融閾値のときには、面内において、十分溶融している領域と、溶融が不十分な領域とが混在すると考えられる。このため、再結晶化後における表面粗さが大きくなっている。パルスエネルギ密度が溶融閾値より大きくなり、基板表面がほぼ均一に溶融すると、再結晶化後における表面粗さが小さくなる。
図8Bに示した試料2においては、パルスエネルギ密度が溶融閾値を超えても、試料1の場合に比べて、表面粗さの低下幅が小さい。表面粗さの低下幅が小さいのは、下記の理由によると考えられる。波長808nmの光の吸収率は、液体と固体とで大きく異なる。先に溶融して液体になった部分の光の吸収率が、固体の部分の光の吸収率より大きい。このため、液体になった部分の温度が局所的に上昇してしまう。このような現象が生じることにより、基板面内に関して溶融が均一に生じず、表面粗さの低下幅が小さくなると考えられる。
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)の基板背面に注入された不純物(ドーパント)を活性化させるためには、深さ1〜5μm程度までの領域を1200K以上に加熱することが望まれる。試料1のアニールに用いた固体レーザにより、このように深い領域を十分加熱することは困難である。深い領域の加熱には、試料2のアニールに用いたパルス幅の長いQCW半導体レーザを用いることが有効である。ところが、半導体レーザを用いると、図8Bに示したように、基板の表面粗さが大きくなりやすい。
図9A及び図9Bに、それぞれ基板表面におけるパワー密度が390kW/cm及び330kW/cmになる条件で、半導体レーザを用いてアニールを行うときの、基板温度の時間変動のシミュレーション結果を示す。横軸は経過時間を単位「μs」で表し、縦軸は温度を単位「K」で表す。図中の実線に付した数値は、基板表面からの深さを表している。パルスレーザビームのパルス幅は15μsとした。
図9Aに示した例では、レーザパルスの入射開始時点から15μs経過した時点で、深さ5μmの位置の温度が1200K以上となるように、レーザパルスのパワー密度が決定されている。このとき、深さ3μmよりも浅い領域の温度が、アモルファスシリコンの融点(1300K〜1430K)を超えている。このため、基板の表面が溶融してしまう。表面が一旦溶融すると、図8Bに示したように、再結晶化後の表面粗さが大きくなってしまう。
図9Bに示した例では、レーザパルスの入射開始時点から15μs経過した時点で、基板表面の温度がアモルファスシリコンの融点を超えないように、レーザパルスのパワー密度が決定されている。この条件では、深さ3μmよりも深い領域の温度が1200Kに達しない。このため、深さ3μmより深い領域の不純物を十分活性化させることができない。
以下に説明する実施例では、基板の表面粗さの増大を抑制し、かつ深さ5μm程度の深
い領域の不純物を十分活性化させることが可能になる。
図1に、実施例によるレーザアニール装置の概略図を示す。半導体レーザ発振器(第1のレーザ発振器)21が、例えば波長808nmのQCWレーザビームを射出する。なお、波長950nm以下のパルスレーザビームを射出する半導体レーザ発振器を用いてもよい。固体レーザ発振器(第2のレーザ発振器)31が、緑色の波長域のパルスレーザビームを射出する。固体レーザ発振器31には、例えば第2高調波を射出するNd:YAGレーザ、Nd:YLFレーザ、Nd:YVOレーザ等が用いられる。
半導体レーザ発振器21から射出したパルスレーザビーム及び固体レーザ発振器31から射出したパルスレーザビームが、伝搬光学系27を経由して、アニールの対象の半導体基板50に入射する。半導体レーザ発振器21から射出したパルスレーザビームと固体レーザ発振器31から射出したパルスレーザビームとは、半導体基板50の表面の同一の領域に入射する。
次に、伝搬光学系27の構成及び作用について説明する。半導体レーザ発振器21から射出したパルスレーザビームが、アッテネータ22、ビームエキスパンダ23、ホモジナイザ24、ダイクロイックミラー25、及び集光レンズ26を経由して、半導体基板50に入射する。
固体レーザ発振器31から射出したパルスレーザビームが、アッテネータ32、ビームエキスパンダ33、ホモジナイザ34、ベンディングミラー35、ダイクロイックミラー25、及び集光レンズ26を経由して、半導体基板50に入射する。
ビームエキスパンダ23、33は、入射したパルスレーザビームをコリメートするとともに、ビーム径を拡大する。ホモジナイザ24、34及び集光レンズ26は、半導体基板50の表面におけるビーム断面を長尺形状に整形するとともに、ビーム断面内の光強度分布を均一化する。半導体レーザ発振器21から射出したパルスレーザビームと、固体レーザ発振器31から射出したパルスレーザビームとは、半導体基板50の表面において、ほぼ同一の長尺領域に入射する。
半導体基板50は、ステージ41に保持されている。半導体基板50の表面に平行な面をXY面とし、半導体基板50の表面の法線方向をZ方向とするXYZ直交座標系を定義する。制御装置20が、半導体レーザ発振器21、固体レーザ発振器31、及びステージ41を制御する。ステージ41は、制御装置20からの制御を受けて、半導体基板50をX方向及びY方向に移動させる。
図2Aに、実施例による方法で製造される半導体装置の例として、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)の断面図を示す。IGBTは、n型のシリコンからなる半導体基板50の一方の面(以下、「第1の面」という。)50Tにエミッタとゲートとを形成し、もう一方の面(以下、「第2の面」という。)50Bにコレクタを形成することで作製される。エミッタとゲートを形成する面の構造は、一般的なMOSFETの作製工程と同様の工程で作製される。たとえば、図2Aに示すように、半導体基板50の第1の面50Tの表層部に、p型のベース領域51、n型のエミッタ領域52、ゲート電極53、ゲート絶縁膜54、エミッタ電極55が配置される。ゲート−エミッタ間の電圧で、電流のオンオフ制御を行うことができる。
半導体基板50の第2の面50Bの表層部に、p型のコレクタ層57及び低濃度のn型のバッファ層56が形成されている。バッファ層56は、コレクタ層57よりも深い領域に配置される。コレクタ層57及びバッファ層56は、それぞれ不純物として、例えばボ
ロン及びリンをイオン注入し、活性化アニールを行うことにより形成される。この活性化アニールに、図1に示したレーザアニール装置が適用される。コレクタ電極58が、活性化アニールの後に、コレクタ層57の表面に形成される。
第2の面からコレクタ層57とバッファ層56との界面までの深さは、例えば約0.3μmである。第2の面からバッファ層56の最も深い位置までの深さは、例えば1μm〜5μmの範囲内である。
図2Bに、レーザアニールを行う段階の半導体基板50の断面図を示す。半導体基板50の第2の面50Bの表層部57aに、ボロンがイオン注入されている。表層部57aより深い領域56aに、リンがイオン注入されている。表層部57a内のボロン、及び深い領域56a内のリンは、活性化していない。表層部57aのボロン濃度は、深い領域56aのリン濃度より高い。本明細書において、表層部57aを「高濃度層」といい、深い領域56aを「低濃度層」という。ボロンのドーズ量が多いため、高濃度層57aはアモルファス状態になっている。高濃度層57aと低濃度層56aとの界面より深い領域は、単結晶状態のままである。半導体基板50の第1の面50Tには、図2Aに示した素子構造が形成されている。
図3Aに、半導体基板50(図2B)に入射するレーザパルス波形の概略を示す。図3Aでは、パルス波形を長方形で表しているが、実際のパルス波形は、パルスの立ち上がり、減衰、及び立ち下がり等の部分を含む。図3Aに示されたパルス波形の射出タイミングは、制御措置20(図1)が半導体レーザ発振器21及び固体レーザ発振器31を制御することにより決定される。
時刻t1に、半導体レーザ発振器21から射出した第1のレーザパルスLP1の、半導体基板50への入射が開始する。時刻t1の後、第1のレーザパルスLP1の入射が継続している期間中の時刻t2に、固体レーザ発振器31から射出した第2のレーザパルスLP2が半導体基板50に入射する。第1のレーザパルスLP1と第2のレーザパルスLP2とが入射する領域は、ほぼ重なる。第2のレーザパルスLP2のピークパワーは、第1のレーザパルスLP1のピークパワーより高く、第2のレーザパルスLP2のパルス幅PW2は、第1のレーザパルスLP1のパルス幅PW1より短い。時刻t3で、第2のレーザパルスLP2の入射が終了する。その後、時刻t4で、第1のレーザパルスLP1の入射が終了する。
第1のレーザパルスLP1のパルス幅PW1は、例えば10μs以上である。第2のレーザパルスLP2のパルス幅PW2は、例えば1μs以下である。一例として、パルス幅PW1が10μs〜20μsの範囲内であり、パルス幅PW2が100ns〜200nsの範囲内である。
図3Bに、半導体基板50(図2B)の第2の面50Bにおけるレーザパルスの入射領域の平面図を示す。第1のレーザパルスLP1(図3A)及び第2のレーザパルスLP2(図3A)は、半導体基板50の第2の面50B(図2B)において、X方向に長い同一の領域40に入射する。例えば、ビーム入射領域40の好適な長さL及び幅Wt法は、それぞれ2mm〜4mm及び200μm〜400μmである。
アニール中は、半導体基板50(図2B)をX方向に移動させながら、第1のレーザパルスLP1及び第2のレーザパルスLP2(図3A)を、一定の繰り返し周波数で半導体基板50に入射させる。第1のレーザパルスLP1及び第2のレーザパルスLP2の繰り返し周波数の1周期の間に半導体基板50が移動する距離をWoで表す。時間軸上で隣り合う2つの第1のレーザパルスLP1のビーム入射領域40は、相互に部分的に重なる。
両者の重複率Wo/Wtは、例えば50%である。
図3Aに示した時刻t1で第1のレーザパルスLP1の入射が開始すると、半導体基板50の第2の面50B(図2B)の表層部の温度が上昇し始める。時刻t2の時点で、半導体基板50の第2の面50Bの温度は、アモルファスシリコンの融点(1300K〜1430K)まで達していない。時刻t2で第2のレーザパルスLP2を入射させると、半導体基板50の第2の面50Bの表層部の温度がアモルファスシリコンの融点まで達し、表層部が溶融する。溶融した部分は、高濃度層57a(図2B)の底面まで達する。
第2のレーザパルスLP2の入射が終了すると、半導体基板50の表層部の温度が低下し、固化する。このとき、単結晶の低濃度層56a(図2B)から結晶がエピタキシャル成長することにより、高濃度層57aが単結晶になる。同時に、高濃度層57aに注入されている不純物が活性化する。図8Aに示した例と同様に、ピークパワーが高く、かつパルス幅が短い第2のレーザパルスLP2(図3A)で溶融及び固化が生じるため、固化した後の半導体基板50の表面粗さの増大を抑制することができる。
時刻t3以降も、第1のレーザパルスLP1(図3A)の入射が継続しているため、半導体基板50の第2の面50Bから深い低濃度層56aまで加熱され、温度が上昇する。これにより、低濃度層56a(図2B)に注入されている不純物が活性化する。時刻t4で第1のレーザパルスLP1の入射が終了する時点で、半導体基板50の第2の面50Bの温度は、単結晶シリコンの融点まで到達しない。このため、再結晶化した半導体基板50の第2の面50Bの表層部は再溶融しない。ピークパワーが低く、かつパルス幅が長い第1のレーザパルスLP1(図3A)の入射によっては、半導体基板50の表層部が溶融しない。このため、図8Bに示した例のような半導体基板50の表面粗さの増大は生じない。
上述の効果を得るために、第1のレーザパルスLP1のパルス幅PW1(平坦部の長さ)を5μs以上にすることが好ましい。第2のレーザパルスLP2のパルス幅PW2は1μs以下にすることが好ましい。また、第1のレーザパルスLP1のパルス波形が図3Aと異なりレーザ光強度の出力が一定とならない場合は、パルス幅PW1を半値全幅(FWHM)で10μs以上とすることが好ましい。ただし、スパイク的にレーザ光強度をごく一瞬だけ強くする場合は、ピーク強度の半値全幅をパルス幅とすることは適用ではない。このような場合には、平均強度の半値全幅をパルス幅と考えればよい。
また、半導体基板50の深い領域まで温度を上昇させるために、半導体基板50の表層部が溶融しないという条件の下で、第1のレーザパルスLP1のパルスエネルギ密度を大きくすることが好ましい。実施例による方法では、図3Aに示した時刻t3で半導体基板50の表層部が結晶化しているため、表層部がアモルファス状態の場合に比べて溶融が生じにくい。半導体基板に第1のレーザパルスLP1のみを入射させるとアモルファス層が溶融する条件であっても、表層部が結晶化している場合には、溶融が生じない。このため、第1のレーザパルスLP1のパルスエネルギ密度を大きくし、半導体基板50の深い領域まで加熱することが可能である。
次に、図4A〜図7Cを参照して、レーザ照射条件を異ならせてシミュレーションを行った結果について説明する。図4A、図5A、図6A、図7Aは、第1のレーザパルスLP1及び第2のレーザパルスLP2の入射タイミング及びパルス波形を示す。図4B、図5B、図6B、図7Bは、それぞれ図4A、図5A、図6A、図7Aに示した条件でアニールを行ったときの基板の溶融深さの時間変動を示す。評価対象基板は、単結晶シリコン基板とした。図4C、図5C、図6C、図7Cは、それぞれ図4A、図5A、図6A、図7Aに示した条件でアニールを行ったときの基板の温度変化を示す。基板温度として、深
さ0μm、1μm、2μm、3μm、4μm、5μm、及び100μmの位置の温度を示している。
いずれのレーザ照射条件においても、第1のレーザパルスLP1のパルス幅PW1及び第2のレーザパルスのパルス幅PW2(図3A)は、それぞれ15μs及び150nsとした。第2のレーザパルスのパルスエネルギ密度は、シリコン基板の溶融部分の深さが約0.3μmになる大きさとした。この深さ0.3μmという値は、図2Bに示した高濃度層57aの底面まで溶融させることを想定して決定した。第1のレーザパルスLP1のパワー密度は、第1のレーザパルスLP1の入射終了時点において、シリコン基板の深さ5μmの位置の温度が1200K以上になる大きさとした。
図4Aに示す例では、第2のレーザパルスLP2の入射開始時刻を、第1のレーザパルスLP1の入射開始時刻と一致させた。図5Aに示す例では、第1のレーザパルスLP1の入射を開始した時点から5μs経過した時点で、第2のレーザパルスLP2を入射させた。図6Aに示す例では、第1のレーザパルスLP1の入射を開始した時点から10μs経過した時点で、第2のレーザパルスLP2を入射させた。図7Aに示す例では、第1のレーザパルスLP1の入射を開始した時点から15μs経過した時点、すなわち第1のレーザパルスLP1の入射を停止させた時点に、第2のレーザパルスLP2を入射させた。
図4B、図5B、図6B、図7Bに示すように、いずれのアニール条件でも、シリコン基板の溶融した部分の深さは、約0.3μmである。ただし、図4A、図5A、図6A、図7Aのアニール条件における第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度は、それぞれ2.7J/cm、2.0J/cm、1.4J/cm、0.8J/cmである。第2のレーザパルスLP2の入射時期が遅くなると、第1のレーザパルスLP1の入射による基板温度の上昇の恩恵を受ける。このため、深さ0.3μmまで溶融させるために必要な第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度が低下する。
図4A〜図4Cに示した例では、第2のレーザパルスLP2の入射によって、基板表層部が溶融した後、単結晶化する。第1のレーザパルスLP1の入射停止時点において基板表面の温度がアモルファスシリコンの融点を超えている(図4C)が、この時点で表層部が単結晶化されているため、表層部の再溶融は生じない。第1のレーザパルスLP1の入射による溶融が生じないため、基板の表面粗さの増大が抑制される。ただし、第2のレーザパルスLP2によって深さ0.3μmの位置まで溶融させるために、第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度を2.7J/cm程度まで高くしなければならない。一般的な固体レーザ発振器で、このような高いパルスエネルギ密度を確保することは困難であるため、複数台の固体レーザ発振器を準備しなければならない。
図5A〜図5Cに示した例においても、第2のレーザパルスLP2の入射によって、基板表層部が単結晶化する。第1のレーザパルスLP1の入射停止時点において基板表面の温度がアモルファスシリコンの融点を超えている(図5C)が、表層部が単結晶化されているため、表層部の再溶融は生じない。第2のレーザパルスLP2が入射する時点では、第1のレーザパルスLP1によって基板温度が上昇している。このため、深さ0.3μmの位置まで溶融させるために必要な第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度は2.0J/cmであり、図4A〜図4Cのアニール条件の例に比べて低い。
図6A〜図6Cに示した例においても、第2のレーザパルスLP2の入射によって、基板表層部が単結晶化する。第1のレーザパルスLP1の入射停止時点において基板表面の温度がアモルファスシリコンの融点を超えている(図6C)が、表層部の再溶融は生じない。また、深さ0.3μmの位置まで溶融させるために必要な第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度は1.4J/cmであり、図5A〜図5Cのアニール条件の場合
よりもさらに低い。
図7A〜図7Cに示した例においては、図7Cに示したように、経過時間11〜12μsの時点で、基板の表面温度がアモルファスシリコンの融点を超える。この時点までに第2のレーザパルスLP2の入射が行われていないため、当初の基板の表層部がアモルファスの場合には、表層部が溶融してしまう。このため、図8Bに示したように、固化した後の基板の表面粗さが増大する。第1のレーザパルスLP1の入射を停止させると同時に第2のレーザパルスLP2を入射させることによって、基板の表層部が溶融する。ただし、溶融する部分の深さは、高々0.3μmである。図8Bに示したように、第1のレーザパルスLP1によって発生する表面の二乗平均平方根粗さは16nm〜18nmである。従って、第2のレーザパルスLP2によって表面から0.3μm程度までの浅い領域を再溶融させても、表面の粗さは解消しない。
上述のシミュレーション結果から、以下のことがわかる。
(1) 第1のレーザパルスLP1の入射開始よりも後に、第2のレーザパルスLP2を入射させることにより、所定の深さまで溶融させるために必要な第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度を小さくすることができる。
(2) 第1のレーザパルスLP1の入射期間中に、基板表面温度がアモルファスシリコンの融点を超える前に、第2のレーザパルスLP2を入射させて結晶化させることにより、第1のレーザパルスLP1の入射を継続させても基板表面が再溶融し難い。このため、表目粗さを増大させることなく、深い領域の不純物を活性化させることができる。
(3) 第1のレーザパルスLP1によって基板表層部が溶融した後に、第2のレーザパルスLP2を入射させても、基板の表面粗さの増大を解消することは困難である。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
20 制御装置
21 半導体レーザ発振器(第1のレーザ発振器)
22 アッテネータ
23 ビームエキスパンダ
24 ホモジナイザ
25 ダイクロイックミラー
26 集光レンズ
27 伝搬光学系
31 固体レーザ発振器(第2のレーザ発振器)
32 アッテネータ
33 ビームエキスパンダ
34 ホモジナイザ
35 ベンディングミラー
40 ビーム入射領域
41 ステージ
50 半導体基板
50T 第1の面
50B 第2の面
51 ベース領域
52 エミッタ領域
53 ゲート電極
54 ゲート絶縁膜
55 エミッタ電極
56 バッファ層
56a 深い領域(低濃度層)
57 コレクタ層
57a 表層部(高濃度層)
58 コレクタ電極
LP1 第1のレーザパルス
LP2 第2のレーザパルス

Claims (6)

  1. 表層部に相対的に高濃度に不純物が注入されたアモルファス状態の高濃度層と、前記高濃度層よりも深い領域に、相対的に低濃度に不純物が注入された低濃度層とを有する半導体基板の表面に、第1のレーザパルスの入射を開始する工程と、
    前記半導体基板に前記第1のレーザパルスの入射を開始した後、前記第1のレーザパルスの入射が継続している期間中で、かつ前記高濃度層が溶融する前に、前記第1のレーザパルスのピークパワーよりも高いピークパワーを有し、前記第1のレーザパルスのパルス幅より短いパルス幅を有する第2のレーザパルスを、前記第1のレーザパルスが入射している領域に入射させて、前記高濃度層を、その底面まで溶融させた後、固化させることにより、前記高濃度層の不純物を活性化させ、かつ前記高濃度層を結晶化させる工程と、
    前記第2のレーザパルスの入射が停止して前記高濃度層が固化した後も、前記第1のレーザパルスの入射を継続することにより、前記低濃度層の不純物を活性化する工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1のレーザパルスの光源は、半導体レーザ発振器であり、前記第2のレーザパルスの光源は、第2高調波を射出する固体レーザ発振器である請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1のレーザパルスのパルス波形に平坦部が存在する場合には、平坦部の長さが5μs以上であり、平坦部が存在しない場合には、パルス波形の半値全幅が10μs以上であり、前記第2のレーザパルスのパルス幅は1μs以下である請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1のレーザパルスのパルスエネルギ密度及びパルス幅は、前記第1のレーザパルスが入射している期間中に前記第2のレーザパルスを入射させることなく、前記第1のレーザパルスのみを入射せると、前記アモルファス状態の高濃度層が溶融する大きさである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1のレーザパルスの波長は、950nm以下である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. パルスレーザビームを射出する第1のレーザ発振器と、
    パルス幅が、前記第1のレーザ発振器から射出されたパルスレーザビームのパルス幅よりも短く、ピークパワーが、前記第1のレーザ発振器から射出されたパルスレーザビームのピークパワーよりも大きいパルスレーザビームを射出する第2のレーザ発振器と、
    前記第1のレーザ発振器から射出したパルスレーザビームと前記第2のレーザ発振器から射出したパルスレーザビームとを、アニール対象の半導体基板の表面の同一の領域に入射させる伝搬光学系と、
    前記第1のレーザ発振器と前記第2のレーザ発振器の、レーザパルスの射出タイミングを制御する制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、前記第1のレーザ発振器からの第1のレーザパルスの射出開始よりも遅い時期に、前記第2のレーザ発振器から第2のレーザパルスを射出させ、前記第2のレーザパルスの入射が停止した後に、前記第1のレーザパルスの射出を停止させるレーザアニール装置。
JP2012133355A 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置 Active JP6004765B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133355A JP6004765B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置
TW102117739A TWI545627B (zh) 2012-06-13 2013-05-20 半導體裝置的製造方法及雷射退火裝置
EP13020036.3A EP2674968B1 (en) 2012-06-13 2013-06-12 Semiconductor device manufacturing method and laser annealing apparatus
KR1020130067330A KR101572717B1 (ko) 2012-06-13 2013-06-12 반도체장치의 제조방법 및 레이저어닐링장치
CN201310233933.0A CN103489764B (zh) 2012-06-13 2013-06-13 半导体装置的制造方法及激光退火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133355A JP6004765B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013258288A true JP2013258288A (ja) 2013-12-26
JP6004765B2 JP6004765B2 (ja) 2016-10-12

Family

ID=49954473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012133355A Active JP6004765B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6004765B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016096280A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 住友重機械工業株式会社 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置
US20160372583A1 (en) * 2014-03-07 2016-12-22 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device
JP2017159320A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 住友重機械工業株式会社 レーザ加工装置
JP2019125761A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 富士電機株式会社 不純物導入装置、不純物導入方法及び炭化ケイ素半導体装置の製造方法
WO2020116169A1 (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 住友重機械工業株式会社 アニール装置及びアニール方法
CN113275740A (zh) * 2021-05-24 2021-08-20 吉林大学 激光抛光实现激光氮化锆基非晶合金表面平坦化的方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159723A (ja) * 1984-08-30 1986-03-27 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH0428246A (ja) * 1990-05-23 1992-01-30 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
JPH0729845A (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 Ricoh Co Ltd 半導体装置の製造方法
JPH09102469A (ja) * 1995-07-28 1997-04-15 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JP2004039984A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ照射を用いた半導体装置の製造方法
JP2005136218A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Sumitomo Heavy Ind Ltd 不純物活性化方法及びレーザ照射装置
JP2007123300A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Toyota Motor Corp 不純物活性化方法、レーザアニール装置、半導体装置とその製造方法
JP2008244446A (ja) * 2007-02-28 2008-10-09 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体素子の製造方法
JP2009032858A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd ビーム照射装置、及び、レーザアニール方法
JP2010171057A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Denso Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2010283325A (ja) * 2009-05-07 2010-12-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 半導体素子の製造方法及びレーザアニール装置
JP2012164921A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザアニール方法及びレーザアニール装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159723A (ja) * 1984-08-30 1986-03-27 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH0428246A (ja) * 1990-05-23 1992-01-30 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
JPH0729845A (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 Ricoh Co Ltd 半導体装置の製造方法
JPH09102469A (ja) * 1995-07-28 1997-04-15 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JP2004039984A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ照射を用いた半導体装置の製造方法
JP2005136218A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Sumitomo Heavy Ind Ltd 不純物活性化方法及びレーザ照射装置
JP2007123300A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Toyota Motor Corp 不純物活性化方法、レーザアニール装置、半導体装置とその製造方法
JP2008244446A (ja) * 2007-02-28 2008-10-09 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体素子の製造方法
JP2009032858A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd ビーム照射装置、及び、レーザアニール方法
JP2010171057A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Denso Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2010283325A (ja) * 2009-05-07 2010-12-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 半導体素子の製造方法及びレーザアニール装置
JP2012164921A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザアニール方法及びレーザアニール装置
JP5641965B2 (ja) * 2011-02-09 2014-12-17 住友重機械工業株式会社 レーザアニール方法及びレーザアニール装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11239349B2 (en) 2014-03-07 2022-02-01 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device
US20160372583A1 (en) * 2014-03-07 2016-12-22 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device
JP2016096280A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 住友重機械工業株式会社 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置
JP2017159320A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 住友重機械工業株式会社 レーザ加工装置
JP7024433B2 (ja) 2018-01-19 2022-02-24 富士電機株式会社 不純物導入装置、不純物導入方法及び炭化ケイ素半導体装置の製造方法
JP2019125761A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 富士電機株式会社 不純物導入装置、不純物導入方法及び炭化ケイ素半導体装置の製造方法
TWI737004B (zh) * 2018-12-03 2021-08-21 日商住友重機械工業股份有限公司 退火裝置及退火方法
JPWO2020116169A1 (ja) * 2018-12-03 2021-10-14 住友重機械工業株式会社 アニール装置及びアニール方法
WO2020116169A1 (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 住友重機械工業株式会社 アニール装置及びアニール方法
TWI783612B (zh) * 2018-12-03 2022-11-11 日商住友重機械工業股份有限公司 退火裝置及退火方法
JP7384826B2 (ja) 2018-12-03 2023-11-21 住友重機械工業株式会社 アニール装置及びアニール方法
CN113275740A (zh) * 2021-05-24 2021-08-20 吉林大学 激光抛光实现激光氮化锆基非晶合金表面平坦化的方法
CN113275740B (zh) * 2021-05-24 2022-06-10 吉林大学 激光抛光实现激光氮化锆基非晶合金表面平坦化的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6004765B2 (ja) 2016-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6245678B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP6004765B2 (ja) 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置
JP5641965B2 (ja) レーザアニール方法及びレーザアニール装置
EP2674968B1 (en) Semiconductor device manufacturing method and laser annealing apparatus
WO2017188166A1 (ja) レーザアニール方法及びレーザアニール装置
JP2010212530A (ja) 半導体素子の製造方法
JP6320799B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP6000015B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP6143650B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置
JP5500573B2 (ja) 半導体不純物の活性化方法
JP2008270243A (ja) 半導体デバイスの製造方法
JP6338512B2 (ja) 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置
JP6143591B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び製造装置
JP6497903B2 (ja) レーザアニール装置
JP2014195004A (ja) 半導体素子の製造方法及び半導体素子の製造装置
JP6095515B2 (ja) レーザアニール装置及びレーザアニール方法
CN115527883A (zh) 激光退火装置及激光退火方法
JP2017183315A (ja) レーザアニール装置及び活性化アニール方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6004765

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150