JP6143650B2 - 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6143650B2 JP6143650B2 JP2013233698A JP2013233698A JP6143650B2 JP 6143650 B2 JP6143650 B2 JP 6143650B2 JP 2013233698 A JP2013233698 A JP 2013233698A JP 2013233698 A JP2013233698 A JP 2013233698A JP 6143650 B2 JP6143650 B2 JP 6143650B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- semiconductor substrate
- laser
- light source
- incident
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Description
半導体基板にイオン注入を行うことにより、前記半導体基板の表層部に格子欠陥を生じさせる工程と、
前記格子欠陥が生じた前記半導体基板に第1のレーザビームを入射させることにより、前記格子欠陥が生じた前記表層部のうち、表面側の一部を溶融させた後、再固化させることにより、前記格子欠陥の密度を低下させる工程と、
前記第1のレーザビームの入射によって前記半導体基板の前記表層部の一部が溶融し、再固化した後に、前記格子欠陥の密度が低下した前記半導体基板に第2のレーザビームを入射させることにより、前記格子欠陥が生じた前記表層部のうち、前記第1のレーザビームの入射によって溶融及び再固化しなかった部分に残存する前記格子欠陥を、より深い領域に移動させる工程と
を有する半導体装置の製造方法が提供される。
第1のレーザビームを出力する第1のレーザ光源と、
第2のレーザビームを出力する第2のレーザ光源と、
半導体基板を保持するステージと、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームを、前記ステージに保持された前記半導体基板に入射させる伝搬光学系と、
前記第1のレーザ光源から出力される前記第1のレーザビームの出力タイミングを制御
するとともに、前記第2のレーザ光源から出力される前記第2のレーザビームの出力タイミング及びパルス幅を制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、前記第1のレーザビームが前記半導体基板に入射することにより、前記半導体基板の表層部の一部が溶融し、再固化した後に、前記第2のレーザビームが前記半導体基板に入射するように、前記第1のレーザ光源及び前記第2のレーザ光源を制御するとともに、
前記第2のレーザビームの入射によって、前記半導体基板の表層部の格子欠陥がより深い領域に移動するために必要なパルスエネルギとなるように、前記第2のレーザビームのパルス幅を制御する半導体製造装置が提供される。
れた第2のレーザビームと、第1のレーザ光源31から出力された第1のレーザビームとは、半導体基板50の表面において、ほぼ同一の長尺領域に入射する。シリンドリカルレンズアレイ群24及びコンデンサレンズ26が、第2のレーザ光源21から出力された第2のレーザビーム用のホモジナイザとして機能し、シリンドリカルレンズアレイ群36及びコンデンサレンズ26が、第1のレーザ光源31から出力された第1のレーザビーム用のホモジナイザとして機能する。
a及び第2の層56aを形成した後、半導体基板50を図1に示したステージ41に、第2の面50Bを上方に向けて保持する。
ピタキシャル成長によって、第2の層56a内のドーパントが活性化される条件が採用される。
表層部の格子欠陥が、レーザアニールによって深層部に移動したことにより、深層部における格子欠陥が増加したと考えられる。
2の面50Bの面内に関するアニールの均一性の低下を防止することができる。
21 第2のレーザ光源
22 アッテネータ
23 ビームエキスパンダ
24 シリンドリカルレンズアレイ群
25 ダイクロイックミラー
26 コンデンサレンズ
27 伝搬光学系
31 第1のレーザ光源
31A、31B 固体レーザ発振器
32A、32B アッテネータ
33A、33B ビームエキスパンダ
34 ミラー
35 ビームスプリッタ
36 シリンドリカルレンズアレイ群
37 ベンディングミラー
40A、40B ビーム入射領域
41 ステージ
50 半導体基板
50B 第2の面
50T 第1の面
51 ベース領域
52 エミッタ領域
53 ゲート電極
54 ゲート絶縁膜
55 エミッタ電極
56 バッファ層
56a 第2の層
57 コレクタ層
57a 第1の層
58 コレクタ電極
59 深層部
60 格子欠陥
L1 第1のレーザビーム
L2 第2のレーザビーム
LP11、LP12 第1のレーザビームのパルス
PW11、PW12、PW2 パルス幅
Claims (7)
- 半導体基板にイオン注入を行うことにより、前記半導体基板の表層部に格子欠陥を生じさせる工程と、
前記格子欠陥が生じた前記半導体基板に第1のレーザビームを入射させることにより、前記格子欠陥が生じた前記表層部のうち、表面側の一部を溶融させた後、再固化させることにより、前記格子欠陥の密度を低下させる工程と、
前記第1のレーザビームの入射によって前記半導体基板の前記表層部の一部が溶融し、再固化した後に、前記格子欠陥の密度が低下した前記半導体基板に第2のレーザビームを入射させることにより、前記格子欠陥が生じた前記表層部のうち、前記第1のレーザビームの入射によって溶融及び再固化しなかった部分に残存する前記格子欠陥を、より深い領域に移動させる工程と
を有する半導体装置の製造方法。 - 前記イオン注入を行う工程で、n型ドーパント及びp型ドーパントの少なくとも一方を注入し、前記第1のレーザビームを入射させる工程、及び前記第2のレーザビームを入射させる工程において、前記イオン注入を行う工程で注入された前記ドーパントを活性化させる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームはパルスレーザビームであり、前記第2のレーザビームのパルス幅が、前記第1のレーザビームのパルス幅より長い請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体基板はシリコン基板であり、
前記第1のレーザビームの波長は紫外から緑色までの波長域に含まれ、
前記第2のレーザビームの波長は950nm以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記格子欠陥を生じさせる工程の前に、さらに、前記半導体基板の、前記イオン注入が行われた前記表層部とは反対側の表面に、絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲート、エミッタ、及び電極を含む素子構造を形成する工程を有し、
前記イオン注入を行う工程は、
前記第1のレーザビームを入射させることによって溶融、再固化させる領域であるコレクタ層を形成するためのドーパントをイオン注入する工程と、
前記コレクタ層よりも深い領域に、前記コレクタ層を形成するためのドーパントとは反対導電型のドーパントをイオン注入する工程と
を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 第1のレーザビームを出力する第1のレーザ光源と、
第2のレーザビームを出力する第2のレーザ光源と、
半導体基板を保持するステージと、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームを、前記ステージに保持された前記半導体基板に入射させる伝搬光学系と、
前記第1のレーザ光源から出力される前記第1のレーザビームの出力タイミングを制御するとともに、前記第2のレーザ光源から出力される前記第2のレーザビームの出力タイミング及びパルス幅を制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、前記第1のレーザビームが前記半導体基板に入射することにより、前記半導体基板の表層部の一部が溶融し、再固化した後に、前記第2のレーザビームが前記半導体基板に入射するように、前記第1のレーザ光源及び前記第2のレーザ光源を制御するとともに、
前記第2のレーザビームの入射によって、前記半導体基板の表層部の格子欠陥がより深い領域に移動するために必要なパルスエネルギとなるように、前記第2のレーザビームのパルス幅を制御する半導体製造装置。 - 前記第1のレーザ光源は、紫外から緑色までの波長域の波長の前記第1のレーザビームを出力し、
前記第2のレーザ光源は半導体レーザ発振器であり、波長950nm以下の前記第2のレーザビームを出力する請求項6に記載の半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013233698A JP6143650B2 (ja) | 2013-11-12 | 2013-11-12 | 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013233698A JP6143650B2 (ja) | 2013-11-12 | 2013-11-12 | 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015095534A JP2015095534A (ja) | 2015-05-18 |
JP6143650B2 true JP6143650B2 (ja) | 2017-06-07 |
Family
ID=53197750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013233698A Active JP6143650B2 (ja) | 2013-11-12 | 2013-11-12 | 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6143650B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6816624B2 (ja) * | 2017-04-13 | 2021-01-20 | 株式会社デンソー | 半導体装置の製造方法 |
CN108649073A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-10-12 | 重庆平伟实业股份有限公司 | 功率半导体器件 |
JP7375340B2 (ja) * | 2019-06-12 | 2023-11-08 | サンケン電気株式会社 | 半導体装置 |
WO2022176443A1 (ja) * | 2021-02-17 | 2022-08-25 | 住友重機械工業株式会社 | 半導体素子の製造方法及び半導体素子 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177530A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-01 | Hitachi Ltd | Processing of semiconductor wafer |
JPH07226405A (ja) * | 1994-12-19 | 1995-08-22 | Meidensha Corp | 半導体デバイスの製造方法 |
JP3413021B2 (ja) * | 1996-07-30 | 2003-06-03 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
JP2004158627A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Renesas Technology Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2006278641A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Elpida Memory Inc | 半導体装置の製造方法 |
JP2006319137A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Renesas Technology Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2006351659A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Toyota Motor Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2007284324A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-01 | Sumco Corp | 半導体単結晶の製造装置及び製造方法 |
JP4857948B2 (ja) * | 2006-06-26 | 2012-01-18 | 株式会社デンソー | 半導体装置の製造方法 |
JP5299950B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2013-09-25 | 株式会社日本製鋼所 | 半導体製造方法 |
JP2011082461A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP4678700B1 (ja) * | 2009-11-30 | 2011-04-27 | 株式会社日本製鋼所 | レーザアニール装置およびレーザアニール方法 |
JP5641965B2 (ja) * | 2011-02-09 | 2014-12-17 | 住友重機械工業株式会社 | レーザアニール方法及びレーザアニール装置 |
-
2013
- 2013-11-12 JP JP2013233698A patent/JP6143650B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015095534A (ja) | 2015-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5641965B2 (ja) | レーザアニール方法及びレーザアニール装置 | |
JP5980043B2 (ja) | レーザ照射装置 | |
US9653299B2 (en) | Semiconductor device producing method | |
US11239349B2 (en) | Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device | |
JP2010171057A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP6143650B2 (ja) | 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 | |
JP6910742B2 (ja) | レーザアニール方法及びレーザアニール装置 | |
JP6004765B2 (ja) | 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置 | |
JP2010272587A (ja) | 半導体不純物の活性化方法 | |
JP2008270243A (ja) | 半導体デバイスの製造方法 | |
JP6143591B2 (ja) | 半導体装置の製造方法及び製造装置 | |
JP2014195004A (ja) | 半導体素子の製造方法及び半導体素子の製造装置 | |
JP6338512B2 (ja) | 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置 | |
JP6497903B2 (ja) | レーザアニール装置 | |
WO2022176443A1 (ja) | 半導体素子の製造方法及び半導体素子 | |
JP6732371B2 (ja) | レーザアニール装置 | |
JP2015026720A (ja) | レーザアニール装置及びレーザアニール方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170509 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6143650 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |