JP2013254312A - 中古マンション等を、短期賃貸物件として運営するマネジメント手法 - Google Patents

Abstract

【課題】中古のマンション、アパート、別荘、トレーラーハウス、活用されていない学校の施設等を、短期賃貸として活用する際に、チェックイン・チェックアウト手続きを省いて、特に遠隔地の物件であったとしても、短期賃貸物件として運営することを可能とするマネジメントシステムを提供する。
【解決手段】貸し手側は、賃借する中古マンション等の物件入り口ドアを、オートロック及び暗証番号解除式の錠前へと変更する。変更が不可な場合や、鍵の数が多い場合は、暗証番号解除式の小型保管箱に、通常の鍵を保管する。貸し手側は、賃借する各物件の詳細情報を、ウェッブサイトに掲載し、各物件毎に、予約を受け付けるインターネットサイトを運営する。利用希望者は、インターネットで賃借を希望する特定の物件を予約する。貸し手側は、予約が確定した物件の暗証番号を更新し、利用者へ通知する。利用者は、暗証番号を用いて、予約した物件を利用する。
【選択図】なし

Description

中古のマンション、アパート、別荘、トレーラーハウス、或いは使用されていな学校などの施設等を、仮に遠隔地にあったとしても、短期賃貸として運営することを可能とするマネジメントシステムに関する。

従来、ウィークリーマンションや宿泊施設を利用する際、利用者は貸し手側のフロントや事務所へ出向き、チェックイン手続きを行い、賃借する物件を確定させ、当該物件の鍵を受け取った上で、賃借を開始する手続きとなっていた。同様に、物件から退去する祭にも、チェックアウトの手続きを行い、鍵の返却を行うことが通例であった。

これには、次のような問題があった。

貸し手側は、賃借する物件の近くに、チェックインに対応するフロントや事務所を設ける必要があり、初期投資及び対応する人員などの運営費が多額となる要因となっていた。

利用者は、物件を利用開始する際に、フロントや事務所に出向き、チェックインの手続きをする必要があり、チェックイン時間による制約やフロント等へ出向く手間を強いられていた。

利用する物件は、チェックインの際に決まることが通例で、利用者は、チェックインするまで利用できる物件を確定することができず、最悪の場合、希望する物件を利用できない場合もあった。

貸し手側は、フロント機能や対応する人員に関わる費用をまかなうため、貸し出す物件数を多くする必要性があり、賃借事業を開始する際の初期投資が多額となる要因となっていた。

利用者は、賃借物件の利用を終了する際には、退去手続きを行い、鍵を返却する必要があった。鍵の紛失に関わらず、安全上の理由から、利用者は、鍵の交換代の負担を強いられることもあった。

貸し手側は、賃借する各物件の所在地、物件の間取り、備品、景色、共用施設、アクセス情報、賃貸条件、予約状況、予約方法等の詳細情報を、ウェッブサイトへ掲載し、当該情報に基づき、利用希望者がウェッブ上で特定の物件を予約できるサイトを構築する。

貸し手側は、賃借する中古マンション等の物件ドアを、オートロック及び暗証番号解除式の錠前へと変更する。暗証番号解除式錠前の取り付けができない場合や学校施設等で錠前数が多い場合は、暗証番号解除式小型保管箱に、通常の鍵を保管する。

利用希望者は、貸し手側運営のウェッブサイトで、利用希望の物件を検索し、希望する物件が特定できた場合、当該ウェッブサイトにて特定の物件を指定して予約を行う。

予約を受けた貸し手側は、ウェッブ上のカード決済、銀行送金、現金の郵送等、利用希望者が貸し手側へ直接出向くことなく、決済できる方法を準備し、当該決済方法にて、予約された物件の賃借料の支払いを受ける。

貸し手側は、予約を受けた物件のドアロック解除番号新たに更新した上で、利用者へと連絡する。

利用者は、予約した期間ドアロック解除番号を用いて、予約した特定の物件を利用し、予約期間が終了する段階で、私物等を撤去して、物件から退去することにより、物件の利用を終了する。

本発明は、以上からなる短期賃貸物件のマネジメントシステムに関するものである。

ウェッブサイトでの予約、事前決済、および暗証番号解除式錠前の組み合わせにより、貸し手側はフロントや事務所を設置することなく、賃貸事業運営が可能となり、初期投資及び運営費を軽減することができる。

貸し手側は、フロントや事務所の設置が不要となるため、物件近隣の清掃会社等の協力機関を起用することにより、地理的に離れた場所の中古マンション等も短期賃貸物件として運営することが可能となる。

フロントが不要となり、初期投資及び運営費が軽減されるため、運営する賃貸物件数を少なくすることができ、賃借事業を開始する際の物件数を少なくすることができる。

賃借する中古マンション等の物件への仕様変更は、鍵の交換か小型保管箱の設置のみであるため、物件の仕様変更に関する投資額も少額となる。暗証番号解除式の錠前は、コンピューター等を活用した集中管理ではなく、個別の錠前であるため、投資額及び運営費は、非常に少額となる。

利用者は、貸し手側のフロントや事務所へ出向くことなく物件を利用することができるため、チェックイン時間の制約を受けることがなく、また移動の効率化など、利用者の利便性が向上する。

利用者は、事前に賃貸利用する物件を戸別に特定することができる。

暗証番号解除式錠前を使った物件であれば、鍵を紛失するリスクが無く、また賃貸終了時の鍵交換の手間や費用が発生しない。

本システムを活用すれば、閉鎖された学校等の施設も賃借物件として活用することも可能となる。

Claims (6)

1. インターネットによる特定物件予約と、暗証番号解除式錠前を活用した短期賃貸物件マネジメントシステム。
2. インターネットによる特定物件予約と、暗証番号解除式錠前を活用したフロントなどでのチェックイン・チェックアウト対応を必要としない短期賃貸物件マネジメントシステム。
3. インターネットによる特定物件予約と、暗証番号解除式錠前を活用し、遠隔地の中古マンション等の物件を短期賃貸物件として運営するマネジメントシステム。
4. インターネットによる特定物件予約と、暗証番号解除式錠前を活用し、１件からでも短期賃貸物件を運営できるマネジメントシステム。
5. インターネットによる特定物件予約と、暗証番号解除式錠前により、賃貸終了後の鍵交換を不要とした短期賃貸物件マネジメントシステム。
6. 請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、または請求項５記載のマネジメントシステムで運営される賃貸物件。