JP5243321B2 - カードロックシステム - Google Patents

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本発明は、建物の所定箇所に配設された錠前の施解錠に必要な情報が書き込まれた例えばICカードや非接触型IC搭載カードなどのカード状の非接触カードを用い、建物の扉や扉近傍の壁面等に一体に備えつけられたカード式電気錠(一体型カードロック)によって非接触カードの情報を読み取ってその正当性を判別し、読み取った情報を正常認証したときのみ錠前を施解錠するカードロックシステムに関するものである。
近年、ホテルやオフィスビル等の商業施設や公共施設の入出口、集合住宅や一般住宅のエントランスや玄関等にはカードロックシステムが広く普及している。このカードロックシステムでは、例えばICカードや非接触型IC搭載カードなどのカード状の非接触カードが用いられる。そして、建物の扉や扉近傍の壁面等に一体に備えつけられたカード式電気錠(一体型カードロック)が、非接触カードの各種データ(例えば特定の暗号による施解錠データや利用者に関する情報など)を読み取り、読み取った各種データを予め登録された情報と照合して正当性を判別し、正常に認証した場合のみ錠前を施解錠している。この種のカード式電気錠を用いたカードロックシステムとしては、例えば下記特許文献1に開示される出入管理システムが知られている。
ところで、この種のカードロックシステムをホテルに採用した場合、宿泊客に手渡される非接触カードは、ホテルフロントでホテル従業員によって発行されるが、ルームチェンジする際には、ホテル従業員が新しいカードを発行して宿泊客に手渡すか、専用端末を手動操作して該当する部屋番号を変更していた。
特開2001−241226号公報
上述したように、ホテルに採用した従来のカードロックシステムでは、ルームチェンジする際、ホテル従業員が新しいカードを発行し直して宿泊客に手渡すか、専用端末を手動操作して該当する部屋番号を変更する必要があった。また、部屋番号を戻す際にも同様の作業が必要であり、これらの作業がホテル従業員にとって負担となっていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、ルームチェンジに要する作業負担を軽減することができるカードロックシステムを提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載されたカードロックシステムは、錠前の施解錠に必要な情報が書き込まれた非接触カードを用い、建物の所定箇所に備えつけられたカード式電気錠が前記非接触カードの情報を非接触通信により読み取ってその正当性を判別し、読み取った情報を正常認証したときのみ前記錠前を施解錠するカードロックシステムにおいて、
利用時又は利用前に利用予定の部屋のルームチェンジの要望があるときに、利用予定の部屋のメインルーム番号と、ルームチェンジの有無及び変更用ルーム番号の情報からなるルームチェンジ情報とを含む施解錠情報を書き込んだゲストカードを前記非接触カードとして発行するカード発行部と、
予め建物の利用予約状況を示す予約情報を記憶しており、前記ゲストカードから施解錠情報を取得し、この施解錠情報に含まれるルームチェンジ情報及び前記予約情報に基づいて前記部屋を空室かつ利用可能と判別したときに、前記施解錠情報に含まれる前記ルームチェンジ情報の変更用ルーム番号をメインルーム番号に変更して前記錠前を解錠制御するカード式電気錠とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載されたカードロックシステムは、請求項1のカードロックシステムにおいて、
建物の利用予約状況を示す予約情報を確認用カードに書き込む予約情報リーダライタが建物内の所定箇所に配置されており、
前記カード式電気錠は、前記確認用カードに書き込まれた前記予約情報を取得して予約情報を更新記憶するとともに、前記確認用カードの使用により清掃が終了して錠前が施錠されたときにONし、ルームチェンジにより変更用ルーム番号をメインルーム番号に変更して錠前が解錠されたときにOFFする部屋利用フラグを記憶しており、前記ゲストカードからルームチェンジ情報を含む施解錠情報を取得したときに、前記更新記憶した予約情報及び前記部屋利用フラグに基づいて前記ルームチェンジ情報の変更用ルーム番号の部屋が利用可能か否かを判別することを特徴とする。
本発明によれば、利用者がフロントへ出向くことなくルームチェンジ可能となり、エンドユーザーの利便性の向上を図ることができる。しかも、従来のようなカードを発行し直す作業や専用端末による部屋番号変更の操作が必要無くなるので、従業員の作業負担を軽減することができる。
また、カード式電気錠側で部屋が空室か在室かの状態管理を行い、在室中の部屋のルームチェンジを不可としているので、ゲストカードの発行間違いをしても、入室不可とすることができる。
さらに、確認用カードの使用時に利用予約情報をカード式電気錠に反映しているので、意図しない状態でルームチェンジが可/不可とならないようにすることができる。
また、カード式電気錠側に部屋が利用可能か否かを示すフラグを待たせてチェックを行うので、清掃員による清掃前に誤ってルームチェンジされるのを防止することができる。
本発明に係るカードロックシステムの概略構成図である。 本発明に係るカードロックシステムにおける客室入室時の動作フローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係るカードロックシステムの概略構成図、図2は同カードロックシステムにおける客室入室時の動作フローチャートである。
本発明に係るカードロックシステムは、建物の所定箇所に配設された錠前の施解錠に必要な情報が書き込まれた例えばICカードや非接触型IC搭載カードなどのカード状の非接触カードを用い、建物の扉や扉近傍の壁面等に一体に備えつけられたカード式電気錠(一体型カードロック)によって非接触カードの情報を読み取ってその正当性を判別し、読み取った情報を正常認証したときのみ錠前を施解錠するものである。
以下では、本発明に係るカードロックシステムをホテルカードロックシステムとして採用した場合を例にとって説明するが、ホテルに限らず、ルームチェンジが行われる商業施設のカードロックシステムとして採用することができる。
ホテルにおいてルームチェンジをする運用は、(1)宿泊時もしくは宿泊前に予めルームチェンジの要望があった場合と、(2)案内した部屋が気に入らず、ルームチェンジの要望があった場合との大きく2つのパターンが想定される。
そこで、本発明に係るカードロックシステムでは、上述した2つのパターンのうち、ルームチェンジの運用として圧倒的に多い(1)の場合に対応しており、利用者が所持するゲストカードにルームチェンジ情報(ルームチェンジフラグ、変更用ルーム番号)を付加することにより、ルームチェンジ作業の簡略化を図っている。
図1に示すように、カードロックシステム1は、ホテルの各客室の錠前の施解錠に必要な施解錠情報が書き込まれた非接触カード2を用い、ホスト端末3と、カード発行部4と、予約情報リーダライタ5と、カード式電気錠(一体型カードロック)6とを備えて構築される。
非接触カード2は、カード状の記憶媒体からなり、ゲストカード2Aと確認用カード2Bとからなる。
ゲストカード2Aは、チェックインを済ませた宿泊客(利用者)が所持するもので、フロントでのチェックイン時に、ホスト端末3で管理されるリアルタイムの宿泊予約情報(ルーム利用予約情報)に基づいてカード発行部4で発行される。このゲストカード2Aには、宿泊予定(ルーム利用予定)のメインルーム番号、チェックイン日時、チェックアウト日時、ルームチェンジ情報がカード情報として記憶される。
尚、ルームチェンジ情報は、チェックイン時にルームチェンジの要望があるか否かを示すルームチェンジフラグと、ルームチェンジの要望がある場合の変更先客室のルーム番号を示す変更用ルーム番号とからなる。
確認用カード2Bは、例えばホテル内を清掃する清掃者が所持するもので、予めホスト端末3で管理されるリアルタイムの宿泊予約情報に基づいてカード発行部4で発行される。
確認用カード2Bには、そのカードで錠前の施解錠が可能な施解錠情報(カードを所持する清掃者が担当する客室の錠前を施解錠するために必要な施解錠情報)の他、ホスト端末3で管理されるリアルタイムの宿泊予約情報が予約情報リーダライタ5によって書き込まれる。
この確認用カード2Bに対する宿泊予約情報の書込みは、1日1回、例えば営業開始前に予約情報リーダライタ5に確認用カード2Bをかざすことによって行われる。また、確認用カード2Bに書き込まれた宿泊予約情報は、例えば客室の清掃作業時にカード式電気錠6に確認用カード2Bをかざすことでカード式電気錠6に読み取られる。これにより、カード式電気錠6内の宿泊予約情報を更新記憶することができる。
ホスト端末3は、例えばホテルの管理室に設置され、カード発行部4と予約情報リーダライタ6に対して通信可能にオンライン接続されており、各月日毎の宿泊予約情報をリアルタイムで管理している。
カード発行部4は、カード発行制御端末4Aとカード発行機4Bで構成される。カード発行制御端末4Aは、例えばホテルのフロントに設置され、ホスト端末3に対して通信可能にオンライン接続されるとともにカード発行機4Bが接続されており、非接触カード2であるゲストカード2Aや確認用カード2Bを発行するために必要なキーデータ(ゲストカード2Aを発行する場合はルームチェンジ情報を含む)をカード発行機4Bに出力している。
カード発行機4Bは、カード発行制御端末4Aに接続され、例えばホテルのフロントに設置されており、カード発行制御端末4Aからのキーデータをカード情報として非接触カード2(ゲストカード2A、確認用カード2B)に書き込み、ゲストカード2Aや確認用カード2Bを発行している。
尚、カード発行部4においてルームチェンジ後のゲストカード2Aの追加発行(例えばシングルルームからツインルームへの部屋変更など)を行う場合は、ルームチェンジ後の部屋番号をメインのルーム番号としてゲストカード2Aを発行している。これにより、ルームチェンジ後のゲストカード2A(追加発行カード)を有効にすることができる。
予約情報リーダライタ5は、例えばホテルの各フロアに設置され、ホスト端末3に対して通信可能にオンライン接続されており、確認用カード2Bがかざされた時に、ホスト端末3で管理されるリアルタイムの宿泊予約情報を確認用カード2Bに書き込んでいる。
カード式電気錠6は、カード情報リーダライタ部6a、記憶部6b、情報判別処理部6c、電気錠制御部6d、電気錠6eを備えて構成される。
カード情報リーダライタ部6aは、非接触カード2としてのゲストカード2Aや確認用カード2Bがかざされたときに、そのカードのカード情報を読み取り、この読み取ったカード情報を情報判別処理部6cに出力している。また、カード情報リーダライタ部6aは、ゲストカード2Aからルームチェンジ情報を読み取ったときに、そのルームチェンジ情報によるルームチェンジが可能と情報判別処理部6cが判別すると、そのゲストカード2Aのルームチェンジ情報の変更用ルーム番号をメインルーム番号に書き換えている。
記憶部6bは、この記憶部6bを含むカード式電気錠6が設置された客室番号、客室の状態に関する情報(客室が空室か在室かを示す情報)を記憶している。また、記憶部6bは、確認用カード2Bを媒体としてカード情報リーダライタ部6aが取得する宿泊予約情報を記憶している。
尚、記憶部6bは、情報判別処理部6cの処理により、この記憶部6bを含むカード式電気錠6が設置された客室で有効な宿泊予約情報のみを抽出して記憶しても良い。
さらに、記憶部6bは、客室内の清掃が済んで客室利用が可能か否かを示す客室使用フラグ(部屋利用フラグ)を記憶している。この客室使用フラグは、確認用カード2Bの使用により清掃が終了して錠前が施錠されたときにONし、ルームチェンジにより変更用ルーム番号をメインルーム番号に変更して錠前が解錠されたときにOFFする。従って、客室使用フラグがONのときは客室の利用が可能であり、客室使用フラグがOFFのときは次の宿泊客の入室が拒否される。
情報判別処理部6cは、後述する図2のフローチャートに基づく処理(客室状態判別処理、ルームチェンジ情報判別処理、ルーム番号変更処理、錠前施解錠処理)を実行している。さらに説明すると、情報判別処理部6cは、客室状態判別処理として、ゲストカード2Aが使用されたときに、そのゲストカード2Aが使用された客室が空室か否かを判別し、その判別した結果を記憶部6bに客室状態情報として記憶している。この客室が空室か否かの判別は、カード情報リーダライタ部6aがゲストカード2Aからカード情報を取得したときの現在時間が、チェックアウト日時を過ぎていれば空室と判別し、チェックアウト日時を過ぎていなければ在室と判別している。
また、情報判別処理部6cは、ルームチェンジ情報判別処理として、カード情報リーダライタ部6aがゲストカード2aからルームチェンジ情報を読み取り、そのルームチェンジ情報によるルームチェンジが可能か否かを判別している。このルームチェンジ情報によるルームチェンジが可能か否かの判別は、客室が空室と判別し、ゲストカード2Aからルームチェンジ情報を取得し、確認用カード使用フラグがONのときに、ルームチェンジが可能と判別している。そして、情報判別処理部6cは、ルーム番号変更処理として、ルームチェンジが可能と判別したときに、ルームチェンジ情報の変更用ルーム番号をメインルーム番号に書き換えるべくカード情報リーダライタ部6aを制御している。
さらに、情報判別処理部6cは、錠前施解錠処理として、ゲストカード2Aから取得したカード情報の正当性を判別し、正常認証したときのみ電気錠6eの解錠又は施錠を指示する指令信号(解錠指令信号又は施錠指令信号)を出力している。
電気錠制御部6dは、情報判別処理部6cから指令信号が入力されると、そのときの電気錠6eの施解錠状態及び扉の開閉状態に応じて電気錠6eの錠前を解錠又は施錠制御している。
さらに説明すると、電気錠制御部6dは、情報判別処理部6cから解錠指令信号が入力され、そのときの錠前及び扉の状態が施錠閉扉状態であれば、錠前を解錠制御するべく電気錠6eに駆動制御信号を出力している。これに対し、情報判別処理部6cから施錠指令信号が入力され、そのときの錠前及び扉の状態が解錠閉扉状態であれば、錠前を施錠制御するべく電気錠6eに駆動制御信号を出力している。
尚、電気錠制御部6dは、電気錠6eの錠前を解錠制御して扉が閉められたとき、所定時間経過後に錠前を自動施錠するようにしても良い。
電気錠6eは、例えばモータやソレノイド等の駆動装置と錠前で構成される。電気錠6eは、電気錠制御部6dからの駆動制御信号により、錠前を施錠又は解錠するべく通電駆動し、例えば扉枠の係止穴に対してデッドボルトを突出(施錠時)又は引き込む(解錠時)ことにより錠前が施解錠される。
次に、上述した構成からなるカードロックシステム1の動作として、宿泊時もしくは宿泊前に予めルームチェンジの要望があった場合の一連の処理手順について説明する。
尚、確認用カード2Bは、予め各清掃者毎に発行されて手渡される。そして、各清掃者は、清掃作業前に確認用カード2Bを各フロアの予約情報リーダライタ5にかざすと、ホスト端末3が予約情報リーダライタ5を介して確認カード2Bで有効な客室をチェックし、ホスト端末3から予約情報リーダライタ5を介して確認用カード2Bに当日の宿泊予約情報が書き込まれる。その後、各清掃者は、宿泊予約情報が書き込まれた確認用カード2Bをカード式電気錠6にかざすと、そのカード式電気錠6の記憶部6bに宿泊予約情報(在室、空室)が更新記憶される。また、各客室のカード式電気錠6は、清掃者により確認カード2Bが使用され、清掃作業が終了して錠前が施錠されると、客室使用フラグがONする。
・フロントでのゲストカード2Aの発行処理
カード発行機4Bに新規のカードを置き、カード発行制御端末4Aを操作し、メインルーム番号、チェックイン日時、チェックアウト日時を含むキーデータに、ルームチェンジ情報(ルームチェンジフラグ、変更用ルーム番号)を付加してゲストカード2Aを発行する。
尚、ルームチェンジ後のゲストカード2Aの追加発行(例えばシングルルームからツインルームへの変更等)については、ルームチェンジ後の客室番号をメインルーム番号として発行する。
・ゲストカード2Aを使用して客室への入室する場合の処理
客室のカード式電気錠6のカード情報リーダライタ部6aにゲストカード2Aをかざすと、カード情報リーダライタ部6aがゲストカード2Aからカード情報を読み取り、この読み取ったカード情報を情報判別処理部6cに出力する。情報判別処理部6cは、カード情報リーダライタ部6aからカード情報が入力されると、このカード情報を読み取ったときの現在時間とカード情報のチェックアウト日時とを比較し、現在の客室状態が空室か否かを判別する(ST1)。
情報判別処理部6cは、現在時間がチェックアウト日時を過ぎず、現在の客室状態を空室でないと判別すると(ST1−No)、カード情報のメインルーム番号が客室番号と一致するか否かを判別する(ST2)。情報判別処理部6cは、カード情報のメインルーム番号が客室番号と一致すると判別すると(ST2−Yes)、客室のカード式電気錠6の錠前を解錠するべく電気錠制御部6dに解錠指令信号を出力する。そして、電気錠制御部6dは、情報判別処理部6cから解錠指令信号が入力されると、電気錠6eの錠前を解錠制御する(ST3)。これに対し、情報判別処理部6cは、カード情報のメインルーム番号が客室番号と一致しないと判別すると(ST2−No)、異常と判断して処理を終了する。
一方、情報判別処理部6cは、現在時間がチェックアウト日時を過ぎ、現在の客室状態を空室であると判別すると(ST1−Yes)、カード情報のメインルーム番号が客室番号と一致するか否かを判別する(ST4)。情報判別処理部6cは、カード情報のメインルーム番号が客室番号と一致すると判別すると(ST4−Yes)、客室のカード式電気錠6の錠前を解錠するべく電気錠制御部6dに解錠指令信号を出力する。そして、電気錠制御部6dは、情報判別処理部6cから解錠指令信号が入力されると、電気錠6eの錠前を解錠制御する(ST3)。これに対し、カード情報のメインルーム番号が客室番号と一致しないと判別すると(ST4−No)、ルームチェンジ情報のルームチェンジフラグがONか否かを判別する(ST5)。
情報判別処理部6cは、ルームチェンジフラグがONでないと判別すると(ST5−No)、異常と判断して処理を終了する。これに対し、情報判別処理部6cは、ルームチェンジフラグがONであると判別すると(ST5−Yes)、客室使用フラグがONか否かを判別する(ST6)。
情報判別処理部6cは、客室使用フラグがONでないと判別すると(ST6−No)、異常と判断して処理を終了する。これに対し、情報判別処理部6cは、客室使用フラグがONであると判別すると(ST6−Yes)、カード情報の変更用ルーム番号をメインルーム番号に書き換えて変更し(ST7)、客室のカード式電気錠6の錠前を解錠するべく電気錠制御部6dに解錠指令信号を出力する。そして、電気錠制御部6dは、情報判別処理部6cから解錠指令信号が入力されると、電気錠6eの錠前を解錠制御する(ST3)。
次に、具体例として、メインルーム番号「101」、ルームチェンジ情報(ルームチェンジフラグON、変更用ルーム番号「102」)が書き込まれたゲストカード2Aを用い、客室番号「101」から客室番号「102」へルームチェンジする場合の動作を図2のフローチャートに沿って説明する。
ゲストカード2Aを客室番号「102」のカード式電気錠6にかざすと、ゲストカード2Aのカード情報がカード情報リーダライタ6aに読み取られて情報判別処理部6cに出力される。情報判別処理部6cは、カード情報を読み取った現在時間がチェックアウト日時を過ぎていることで客室番号「102」が空室であると判別し(ST1)、ゲストカード2Aから読み取ったカード情報のメインルーム番号が客室番号とが一致するか否かを判別する(ST4)。ここでは、カード情報のメインルーム番号が「101」、客室番号が「102」なので、メインルーム番号は客室番号と一致しないと判別する。
続いて、カード情報のルームチェンジフラグがONか否かを判別する(ST5)。ここでは、カード情報のルームチェンジフラグがONであると判別する。その後、清掃が終了して客室の使用が可能であることを確認するため、客室使用フラグがONか否かを判別する(ST6)。ここでは、清掃者が確認用カード2Bを用いて既に清掃が済んで宿泊予約情報にある客室番号「102」の部屋の客室使用フラグがONであると判別するので、情報判別処理部6cは、カード情報の変更用ルーム番号「102」をメインルーム番号に書き換えて変更する(ST7)。その後、情報判別処理部6cから電気錠制御部6dに解錠指令信号が出力され、電気錠制御部6dによって電気錠6eの錠前が解錠制御される(ST3)。
このように、本例のカードロックシステム1では、予めルームチェンジを要望された宿泊客(利用客)に対して、ゲストカード2Aにルームチェンジ情報(ルームチェンジフラグ、変更用ルーム番号)を付加させ、ゲストカード2Aの使用時に変更用ルーム番号をメインルーム番号に書き換えて電気錠6eを施解錠している。これにより、宿泊客(利用者)がフロントへ出向くことなくルームチェンジ可能となり、エンドユーザーの利便性の向上を図ることができる。
しかも、従来のようなカードを発行し直す作業や専用端末による部屋番号変更の操作が必要無くなるので、ホテル従業員の作業負担を軽減することができる。
また、本例のカードロックシステム1では、カード式電気錠6側で客室が空室か在室かの状態管理を行い、在室中の部屋のルームチェンジを不可としているので、ゲストカード2Aの発行間違いをしても、入室不可とすることができる。
さらに、確認用カード2Aの使用時に宿泊予約情報(利用予約情報)をカード式電気錠6に反映しているので、意図しない状態でルームチェンジが可/不可とならないようにすることができる。
また、カード式電気錠6側に客室が利用可能か否かを示す客室使用フラグを待たせてチェックを行うので、清掃員による清掃前に誤ってルームチェンジされるのを防止することができる。
ところで、上述した実施の形態では、予約情報リーダライタ5に確認用カード2Bをかざして予約情報リーダライタ5から確認用カード2Bに宿泊予約情報を記憶させ、この宿泊予約情報を記憶した確認用カード2Bをさらにカード式電気錠6にかざすことでカード式電気錠6の宿泊予約情報を更新記憶させるようにしているが、この構成に限定されるものではない。例えば、ホスト端末3と各客室のカード式電気錠6とをオンライン接続し、ホスト端末3からオンラインにより各カード式電気錠6の記憶部6bに宿泊予約情報を更新記憶させるようにしても良い。この構成によれば、ホスト端末3からの指示により、各客室のカード式電気錠6の宿泊予約情報を必要に応じてオンラインで更新記憶することができる。その際、ホスト端末3からの指示により、各客室のカード式電気錠6が必要とする宿泊予約情報のみを更新記憶しても良い。
1 カードロックシステム
2 非接触カード
2A ゲストカード
2B 確認用カード
3 ホスト端末
4 カード発行部
4A カード発行制御端末
4B カード発行機
5 予約情報リーダライタ
6 カード式電気錠(一体型カードロック)
6a カード情報リーダライタ部
6b 記憶部
6c 情報判別処理部
6d 電気錠制御部
6e 電気錠

Claims (2)

  1. 錠前の施解錠に必要な情報が書き込まれた非接触カードを用い、建物の所定箇所に備えつけられたカード式電気錠が前記非接触カードの情報を非接触通信により読み取ってその正当性を判別し、読み取った情報を正常認証したときのみ前記錠前を施解錠するカードロックシステムにおいて、
    利用時又は利用前に利用予定の部屋のルームチェンジの要望があるときに、利用予定の部屋のメインルーム番号と、ルームチェンジの有無及び変更用ルーム番号の情報からなるルームチェンジ情報とを含む施解錠情報を書き込んだゲストカードを前記非接触カードとして発行するカード発行部と、
    予め建物の利用予約状況を示す予約情報を記憶しており、前記ゲストカードから施解錠情報を取得し、この施解錠情報に含まれるルームチェンジ情報及び前記予約情報に基づいて前記部屋を空室かつ利用可能と判別したときに、前記施解錠情報に含まれる前記ルームチェンジ情報の変更用ルーム番号をメインルーム番号に変更して前記錠前を解錠制御するカード式電気錠とを備えたことを特徴とするカードロックシステム。
  2. 建物の利用予約状況を示す予約情報を確認用カードに書き込む予約情報リーダライタが建物内の所定箇所に配置されており、
    前記カード式電気錠は、前記確認用カードに書き込まれた前記予約情報を取得して予約情報を更新記憶するとともに、前記確認用カードの使用により清掃が終了して錠前が施錠されたときにONし、ルームチェンジにより変更用ルーム番号をメインルーム番号に変更して錠前が解錠されたときにOFFする部屋利用フラグを記憶しており、前記ゲストカードからルームチェンジ情報を含む施解錠情報を取得したときに、前記更新記憶した予約情報及び前記部屋利用フラグに基づいて前記ルームチェンジ情報の変更用ルーム番号の部屋が利用可能か否かを判別することを特徴とする請求項1記載のカードロックシステム。
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