JP2013252573A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具マガジンに切粉及びクーラント液が付着するのが抑制され、工具マガジンが良好に動作し、把持アーム、加工主軸部に対する工具の位置精度等が良好に保持されて、加工精度の低下が防止される工作機械を提供する。
【解決手段】工作機械100の工具交換装置10の工具マガジンは、工具ホルダ11を保持する把持アームを取り付けてある複数の移動台をレールに沿って循環させる。主軸ヘッド32は、工具ホルダ11を装着して工具ホルダ11が保持する工具を用いて被加工物を加工する。マガジンカバー90は、工具マガジンの上方を覆う上板部91と、外周側上部を覆う外板部92と、外周側下部を覆う下板部93と、内周側を覆う内板部94とを備える。マガジンカバー90により、加工時に生じる切粉等が工具ホルダ11等に付着するのが防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、工具を把持し、中途部に設けた枢軸によって揺動可能な複数の把持アームを循環経路に沿って循環させる工具マガジンと、前記循環経路の内側に配され、各把持アームが把持する工具を受け取って被加工物を加工する加工主軸部とを備える工作機械に関する。
マシニングセンタ(工作機械)は、加工主軸部に装着される工具を順次交換して、フライス加工、ねじ立て等、種々の加工を実行する。工具は、工具ホルダを介して加工主軸部に装着される。加工主軸部は、端部に開口する工具装着孔を有する。工具ホルダは、嵌合部を有しており、工具は、工具ホルダの嵌合部を工具装着孔に嵌め込むことで加工主軸部に装着される。
工作機械は、工具マガジンを備える。工具マガジンは、工具ホルダを介して工具を把持し、循環経路に沿って循環移動する複数の把持アームを有する。把持アームは、制御部の指令に基づいて循環し交換位置に移動する。加工主軸部は、加工位置から上昇して交換位置に移動する。把持アームは、交換位置に移動した加工主軸部との間で工具を交換する。
このような工作機械において、工具ホルダの嵌合部は、加工位置での加工により発生する切粉が付着した状態で加工主軸部の工具装着孔に嵌め込まれる虞れがある。この場合、工具と加工主軸部との間に位置ずれが生じ、加工主軸部の回転により工具が振れ回り、高精度の低下を招来するという問題がある。この問題を解決するため、特許文献1の工作機械においては、加工主軸部への装着前の工具ホルダに洗浄液を噴射し、嵌合部に付着した切粉を洗い流すようにしている。
特開2000−52185号公報
しかしながら、加工位置で発生する切粉は、該加工位置に冷却、潤滑のために供給されるクーラント液と共に広範囲に飛散し、工具マガジンの各部に付着して、工具マガジンの動作を阻害するという問題がある。特許文献1においては、工具ホルダの嵌合部に付着する切粉を除去することはできるが、工具マガジンの各部への切粉の付着を防止することはできないという問題がある。工具マガジンの各部分に切粉及びクーラント液が付着した場合、工具マガジンの循環に支障が生じたり、把持アームの位置がずれて加工主軸部に対する工具の位置がずれたりし、加工精度が低下するおそれがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、工具マガジンに切粉及びクーラント液が付着するのが抑制され、工具マガジンが良好に動作し、把持アーム、加工主軸部に対する工具の位置精度等が良好に保持されて、加工精度の低下が防止される工作機械を提供することを目的とする。
本発明に係る工作機械は、工具を把持し、中途部に設けた枢軸によって揺動可能な複数の把持アームを循環経路に沿って循環させる工具マガジンと、前記循環経路の内側に配され、各把持アームが把持する工具を受け取って被加工物を加工する加工主軸部とを備える工作機械において、前記循環経路の少なくとも前記加工主軸部の周囲に対応する部分で、前記把持アームの外側を覆う被覆部を備えることを特徴とする。
本発明においては、被覆部により、把持アームの加工主軸部への装着部分を含む工具マガジンの各部分に切粉及びクーラント液が付着するのが抑制される。従って、把持アームの位置精度を保持した状態で、工具マガジンが把持アームを循環させ、加工主軸部に対する工具の位置ずれが防止され、加工精度の低下が防止される。
本発明に係る工作機械は、前記被覆部は、前記循環経路の全周を覆っていることを特徴とする。
本発明においては、被覆部が全ての把持アーム全体を覆うように連続しているので、強度及び剛性が良好である。
本発明に係る工作機械は、前記循環経路の少なくとも前記加工主軸部の周囲に対応する部分で、前記把持アームの内側を覆う第2の被覆部を備えることを特徴とする。
本発明においては、第2の被覆部により、工具マガジンの加工主軸部側の部分に切粉及びクーラント液が付着するのが抑制される。
本発明に係る工作機械は、前記第2の被覆部には、前記工具を交換するための開口部を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、把持アームに把持させる工具を支障なく交換することができる。
本発明に係る工作機械は、前記加工主軸部は上下動が可能であり、前記被覆部は、前記加工主軸部が上下動することが可能に、前記加工主軸部側における上部が開口していることを特徴とする。
本発明においては、加工主軸部が支障なく上下動を行うことができる。
本発明に係る工作機械は、前記工具マガジンを駆動するマガジン駆動部を備え、前記被覆部は、前記マガジン駆動部が駆動することが可能に、前記マガジン駆動部側における上部が開口していることを特徴とする。
本発明においては、マガジン駆動部が支障なく駆動することができる。
本発明に係る工作機械は、前記把持アームは、前記加工主軸部の上下動に追随して該加工主軸部に対し接離することが可能であり、前記被覆部は、前記把持アームが前記加工主軸部の上下動に追随して該加工主軸部に対し接離することが可能に、前記加工主軸部側における下部が開口していることを特徴とする。
本発明においては、加工主軸部がワークを加工するために加工位置まで下降する場合に、把持アームが被覆部に当接するのが防止される。
本発明に係る工作機械は、前記把持アームは、該把持アームの前記工具を把持する部分を覆う第3の被覆部を取り付けてあることを特徴とする。
本発明においては、第3の被覆部は前記工具を把持する部分に近接して備えるので、効果的に切粉の付着を防止することができる。
本発明によれば、把持アームの加工主軸部への装着部分を含む工具マガジンの各部分に切粉及びクーラント液が付着するのが抑制され、工具マガジンが良好に動作し、把持アーム、加工主軸部に対する工具の位置精度等が良好に保持されて、加工精度の低下が防止される。
本発明の実施の形態に係る工作機械の斜視図である。 工作機械の正面図である。 工作機械の右側面図である。 工具マガジンカバーを省略した工作機械の斜視図である。 工具マガジンカバーを省略した工作機械の正面図である。 工具マガジンカバーを省略した工作機械の右側面図である。 工具交換装置及びマガジンカバー等を省略した工作機械の斜視図である。 主軸ヘッドを略示する部分断面図である。 レール部を略示する斜視図である。 把持アームの斜視図である。 移動台及び把持アームを略示する斜視図である。 把持アームから工具ホルダを外した状態を示す斜視図である。 移動台及び把持アームを略示する平面図である。 レールに取り付けた移動台を略示する断面図である。 カム機構、把持アーム及び位置決め機構を略示する斜視図である。 マガジンカバーを示す斜視図である。 マガジンカバーを示す斜視図である。 マガジンカバーを示す斜視図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す斜視図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す斜視図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す斜視図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す斜視図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す斜視図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す斜視図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す正面図である。 工具マガジンをマガジンカバーで覆った状態を示す側面図である。 図26のXXVII −XXVII 線断面図である。 図27のA部分の拡大図である。
以下、本発明をその実施の形態に係る工作機械を示す図面に基づいて詳述する。以下の説明では図において矢印で示す上下、左右及び前後を使用する。作業者は前方で工作機械を操作し、ワークの着脱を行う。
図1は本発明の実施の形態に係る工作機械100の斜視図、図2は工作機械100の正面図、図3は工作機械100の右側面図、図4は工具マガジンカバー90を省略した斜視図、図5は工具マガジンカバー90を省略した正面図、図6は工具マガジンカバー90を省略した右側面図、図7は工具交換装置10及びマガジンカバー90等を省略した斜視図である。
工作機械100は、基台20、Y方向移動装置22、X方向移動装置26、コラム28、Z方向移動装置30、主軸ヘッド32、工具交換装置10等を備える。基台20は床面上に配置する。基台20は、Y方向移動装置22、X方向移動装置26を介してコラム28をX方向(左右方向)及びY方向(前後方向)に移動可能に支持する。また、基台20は、加工対象であるワークを2軸まわりに駆動して保持するワーク保持装置120を支持する。コラム28は、Z方向移動装置30を介して主軸ヘッド32をZ方向(上下方向)に移動可能に支持する。
Y方向移動装置22は、互いに平行な1対のガイドレール22a,22a、複数のブロック22b,22b,・・・、Y方向移動台22c、及びY方向駆動モータ(図示略)を備える。ガイドレール22a,22aは、左右方向に適当な間隔を空けて基台20の上面に前後方向に延設してある。ブロック22b,22b,・・・はガイドレール22a,22aの夫々に前後方向に移動可能に嵌合している。Y方向移動台22cはブロック22b,22b,・・・上に固定してある。Y方向駆動モータの駆動によって、Y方向移動台22cは前後方向に移動する。
X方向移動装置26は、互いに平行な1対のガイドレール26a,26a、複数のブロック26b,26b,・・・、コラム台26c、及びX方向駆動モータ(図示略)を備える。ガイドレール26a,26aは前後方向に適当な間隔を空けてY方向移動台22cの上面に左右方向に延設してある。ブロック26b,26b,・・・はガイドレール26a,26aの夫々に左右方向に移動可能に嵌合している。コラム台26cはブロック26b,26b,・・・上に固定してある。X方向駆動モータの駆動によって、コラム台26cを左右方向に移動する。
コラム28は、柱状をなし、コラム台26c上に固定してある。コラム28は、Y方向移動装置22及びX方向移動装置26によって前後方向及び左右方向に移動する。
Z方向移動装置30は、互いに平行な1対のガイドレール30a,30a、複数のブロック30b,30b,・・・、主軸ヘッド台30c及びZ方向駆動モータ(図示略)を備える。ガイドレール30a,30aは、左右方向に適当な間隔を空けてコラム28の前面に上下方向に延設してある。ブロック30b,30b,・・・はガイドレール30a,30aの夫々に上下方向に移動可能に嵌合している。主軸ヘッド台30cはブロック30b,30b,・・・の前面側に固定してある。Z方向駆動モータの駆動によって、主軸ヘッド台30cは上下方向に移動する。
主軸ヘッド32は主軸ヘッド台30cに固定してある。X方向駆動モータ、Y方向駆動モータ、及びZ方向駆動モータを駆動制御することで、主軸ヘッド32は前後、左右及び上下に移動する。主軸ヘッド32は、ワークを加工する加工位置と工具を交換する交換位置との間を移動することができる。
工具交換装置10は工具マガジン40を備える。工具交換装置10は複数の円筒状の工具ホルダ11を搬送し、主軸ヘッド32の下部から突出した主軸34(図8参照)の下端部に工具ホルダ11を着脱する。工具マガジン40は、レール部41及びチェーン部42を備える。レール部41は、支持梁41a,41a、後述するレール台41b及びレール41c(図9参照)を備える。チェーン部42は、複数の移動台43,43,・・・、複数のリンク部材44,44,・・・、及び複数の把持アーム70,70,・・・を備える。複数(例えば11個)の移動台43,43,・・・は、夫々レール41cによって支持され、レール41cによる軌道上を移動可能としてある。リンク部材44,44,・・・は、隣り合う移動台43,43を連結する。複数の移動台43,43,・・・及びリンク部材44,44,・・・は、無端状のチェーンを形成する。複数(例えば22個)の把持アーム70,70,・・・は、夫々移動台43,43,・・・の下部に連結してあり、工具ホルダ11を把持する。工具マガジン40は、移動台43,43,・・・をレール41cの軌道に沿って循環し、把持アーム70が保持する工具ホルダ11を主軸34下方の交換位置に割り出す。レール台41bが水平面から略30度傾斜して配置してあるため、工具マガジン40の軸心方向は、鉛直線(図3及び図6参照)に対して主軸ヘッド32側に略30度傾斜している。
工具マガジン40はマガジンカバー90により覆われている。
マガジンカバー90は、工具マガジン40の上方を覆う上板部91と、外周側上部を覆う外板部92と、外周側下部を覆う下板部93(図16参照)と、内周側を覆う内板部94とを備える。
図8は、主軸ヘッド32を略示する部分断面図である。図8に示すように、主軸ヘッド32は、前方側の内部に上下方向に延びる主軸34を回転可能に保持している。主軸34は、下端部で、工具を装着した工具ホルダ11を脱着可能に保持する。主軸34は、中空の筒形状をなし、下端部に下方に向かって内径が大きくなるテーパ穴34aが形成してある。工具ホルダ11は、上部に形成したテーパ装着部12をテーパ穴34aに嵌合させて主軸34に装着する。
主軸34には、内部のテーパ穴34aの上方にドローバー(図示略)が主軸34の軸方向に移動可能に挿入してある。ドローバーは、周囲にクランプバネ(図示略)を配設している。ドローバーは、クランプバネの弾性力によって上方に付勢されている。ドローバーの下端部には、コレットチャック(図示略)が設けられている。コレットチャックは、工具ホルダ11のテーパ装着部12を主軸34のテーパ穴34aに装着すると、テーパ装着部12から上方に突出するプルスタッド12aを挟持することができる。コレットチャックは、クランプバネの弾性力によるドローバーの上方への付勢によりプルスタッド12aを挟持した状態で保持する。
ドローバーの上方には、ドローバーを下方に押圧する押圧機構(図示略)が設けられている。押圧機構は、ドローバーをクランプバネの弾性力に抗して下方に押し下げる。ドローバーを下方に押し下げることで、コレットチャックはプルスタッド12aの挟持を解除する。コレットチャックがプルスタッド12aの挟持を解除することで、工具ホルダ11は主軸34から外れる。
主軸34は、主軸ヘッド32の上端に設けられた主軸モータ35に接続されている。主軸34は、主軸モータ35の駆動により軸心回りに回転する。主軸34は、下端に工具ホルダ11を装着した状態で軸心回りに回転することで、ワーク保持装置120に固定されたワークに対して工具により回転加工を行うことができる。
図9は、レール部41を略示する斜視図である。工具交換装置10は、工具マガジン40に加えてマガジン駆動部50を備える。マガジン駆動部50は、ギア51及びマガジン駆動モータ52を備える。マガジン駆動モータ52は、モータ回転軸がギア51の軸に連結してあり、ギア51を回転駆動する。
レール部41の支持梁41a,41aは、上側を斜辺として前方へ下方傾斜した三角形状をなす板状の構造部材であり、コラム28の左右に片持ちに固定してある。支持梁41a,41aは、コラム28の左右に固定した部分から主軸ヘッド32の両側部分まで下方傾斜して延設してある。支持梁41a,41aの上側端面は、前方下方から後方上方へ、水平面から略30度傾斜している。
レール台41bは、長円形の環状部材であり、コラム28及び主軸ヘッド32を囲むように支持梁41a,41aに固定して設けてある。レール台41bは、支持梁41a,41aの上側端面に沿って、前面側下方から後面側上方へ延設してあり、水平面から略30度傾斜するように配してある(図3及び図6参照)。レール台41bにおける後方の半円状の部分には、板状の取付台41eが該半円状の周縁から延設してある。取付台41eには、マガジン駆動部50を取り付けてある。
位置決め機構80は、レール台41bの下端部に固定された基台81を備える。レール台41bの下端部が交換位置に相当する。
基台81はレール台41b下端部の下面に固定してあり、側面視L形をなすピン受部81cを備える。基台81には回転杆82が設けてある。回転杆82は前側を下向きにして傾斜している。
回転杆82の中途部に、回転杆82に略直交した回転軸(図示せず)が設けてある。回転杆82の後端部に位置決めカムフォロワ83が設けてある。位置決めカムフォロワ83は、回転軸と平行な軸回りに回転可能な円柱形のローラである。回転杆82の前端部に軸方向に延びる杆体85が設けてある。杆体85及び基台81は、ばね(図示せず)によって連結してある。回転杆82の前端部は杆体85の中央部に連結している。
杆体85の両端部に下方に延びた位置決め片86、86が夫々設けてある。位置決め片86、86はブロック状をなす。両位置決め片86、86は互いに対向している。位置決め片86、86間の寸法は、後述する把持アーム70のアーム枢軸77の軸方向寸法と同じか又はそれよりも若干大きい。なお位置決め片86は、前記ばねの弾性力によって、回転軸を中心として右側から見て時計回り方向に付勢されている。
図10は把持アーム70の斜視図、図11は移動台43及び把持アーム70を略示する斜視図、図12は把持アーム70から工具ホルダ11を外した状態を示す斜視図、図13は移動台43及び把持アーム70を略示する平面図、図14はレール41cに取り付けた移動台43を略示する断面図である。
把持アーム70は、移動台43に取り付ける取付部73、73を備える。取付部73には支持杆74が連設されており、該支持杆74は取付部73から下方に突出している。支持杆74の中途部に、前記位置決め機構80のピン受部81cに当接する位置決めピン74aが設けられている。位置決めピン74aは支持杆74から後方に突出している。
支持杆74の各取付部73、73と接続する部分は二股を構成する連結部74bである。各連結部74bは略矩形状をなし、互いに距離を隔てている。両連結部74bが向かい合う空間は開口部74cとなっている。開口部74cは、上部を移動台43の基板46に臨ませている。開口部74cは、基板46側から順に、幅が略等しい同幅部、該同幅部に連なり、漸次的に幅広になるテーパ部、該テーパ部に連なり、幅が略等しい同幅部、該同幅部に連なり、漸次的に幅狭になるテーパ部を有する。
支持杆74の連結部74bに連なる基部は、長手方向の中央部が括れた形状を有している。該基部の表面には、把持アーム70の番号を記載した番号板74dが設けられている。
支持杆74の下端部の両側面に、後述するアーム部76の揺動を案内する案内板75、75が夫々固定されている。案内板75、75は互いに対向している。側面視において、案内板75は、上端部を要として下方に広がる扇状をなす。案内板75の上端部には、後述するアーム枢軸77を挿入するアーム軸孔75aが設けられている。なお前記位置決めピン74aは、アーム軸孔75aの軸方向及び上下方向に対して直交する方向に沿って支持杆74を貫通し、支持杆74から突出している。
両案内板75、75の間に、上下に延びており、略中央部分で屈曲したアーム部76が設けられている。アーム部76の上端部にはアーム枢軸77が固定され、該アーム枢軸77の両端部は、アーム部76の上端部両側から突出している。アーム枢軸77の両端部は、各案内板75、75のアーム軸孔75a、75aに揺動可能に挿入されている。アーム部76の下端部は二股に分かれている。二股に分かれた各先端部に把持ピンユニット79、79を保持する保持円筒78、78が形成されている。保持円筒78は、前記アーム枢軸77と同方向を軸方向としている。アーム部76下部の外側部分には、アームカバー99が固定されている。アームカバー99の前記二股に位置する部分は穴を有し、アームカバー99の形状は略U字状である。
把持アーム70は、アーム枢軸77がレール41cの軌道に沿うように、移動台43の下面に取り付けられている。
把持ピンユニット79は、有底円筒形のホルダ79aと、該ホルダ79aに収容されたピン79bとを有する。ピン79bの先端部はホルダ79aから突出しており、ホルダ79a内のばね(図示略)によって突出方向に付勢されている。ピン79bの先端面は、外向きに突出した曲面状をなす。両ピン79b、79bの先端面が互いに対向するように、把持ピンユニット79、79は夫々保持円筒78、78に嵌合している。両ピン79b、79bは工具ホルダ11を脱着するようにしてある。円筒状をなす工具ホルダ11のテーパ装着部12の下側に溝11a(図15参照)が全周に形成してある。両ピン79b、79bの間に工具ホルダ11を挿入した場合、両ピン79b、79bは溝11aに嵌合し、工具ホルダ11を保持する。
アーム枢軸77の上側に前記接近カム61に当接する第1カムフォロワ71が設けてある。第1カムフォロワ71は上方に突出している。第1カムフォロワ71は円形のローラであり、アーム枢軸77と平行な軸回りに回転する。前記アーム部76の中途部に、前記離反カム62に当接する第2カムフォロワ72が設けてある。第2カムフォロワ72は円形のローラであり、アーム枢軸77と平行な軸回りに回転する。
移動台43は、基板46、内側ローラ47,47、外側ローラ48,48、及び複数のピン49,49,・・・を備える。基板46は略矩形状をなし、各面を上方及び下方に向けて配してある。基板46の下面に内側ローラ47,47及び外側ローラ48,48を夫々下面法線方向の軸まわりに回動可能に軸支している。内側ローラ47,47及び外側ローラ48,48は、本体47a、48aが横長の円柱状をなし、上部及び下部が端部に向かってテーパ状に縮径している。
図11に示すように、移動台43の基板46の上面に、6個のピン49,49,・・・が立設してある。移動台43上のピン49,49,・・・は、レール41cの軌道における半円状の部分に移動台43が位置するときに、該半円と同心の円周上に並ぶように配置してある。複数のピン49,49,・・・は、上述のギア51に噛合する。ピン49,49,・・・は、例えば、固定した軸体の外周に円筒状のカラーを回転可能に嵌め合わせてあり、該カラーはギア51と噛み合って回転し、摩擦・摩耗を低減する。
一つの基板46上に並べた6個のピン49,49,・・・の両端から2番目のピン上に延在して連結軸体49b,49bを設けてある。リンク部材44,44,・・・は、連結軸体49b,49bを介して移動台43に連結している(図4参照)。把持アーム70,70,・・・は、移動台43,43,・・・の下部に、2台ずつ取り付けてある。
把持アーム70は、工具ホルダ11を把持する下部先端がアーム枢軸77の軸心回りにアーム部76が揺動することにより工具を交換する。このアーム枢軸77の軸心方向は、長円形のレール41cの半円部分における円周に沿う方向としてある。また、移動台43が長円形のレール41cの半円部分に位置するときに、工具ホルダ11の軸線を含みアーム枢軸77の軸心方向を法線方向とする平面は、レール41c半円部分の中心点を通るように、把持アーム70を移動台43に取り付けてある。
図14に示すように、レール41cは、略矩形状の断面を有しており、レール台41b上に長円形の軌道を形成する。レール41cは、長円形の軌道の内周側面及び外周側面に夫々、嵌合部41d、41dを有する。レール41cは、略矩形状の断面において、嵌合部41d、41dの上部及び下部が端部に向かって幅広になるように形成してあり、該嵌合部41d、41dに内側ローラ47、外側ローラ48が嵌合されるようにしてある。なお、レール両側に設ける嵌合部41d、内側ローラ47、及び外側ローラ48の形状は上述の形状に限定されるものではなく、内側ローラ47及び外側ローラ48が側面にV溝を有し、嵌合部41dが前記V溝に嵌合される鍔部を有するようにしてもよい。
図15は、カム機構、把持アーム及び位置決め機構を略示する斜視図である。主軸ヘッド32の前側面にカム機構60が設けてある。カム機構60は接近カム61、離反カム62及び位置決めカム63を備える。
以下、工具ホルダ11の交換の概略について説明する。ワークの加工を終了した時点で、主軸34には工具を保持する工具ホルダ11が装着してある。このとき一の把持アーム70が交換位置にて待機している。該把持アーム70は、工具ホルダ11を把持していない。アーム部76は、保持円筒78、78を下方に向けてアーム枢軸77を支点にしてぶら下がっている。アーム部76は、アーム枢軸77を揺動中心にして前後方向に揺動可能である。第1カムフォロワ71、第2カムフォロワ72及び位置決めカムフォロワ83は、カム機構60の接近カム61、離反カム62及び位置決めカム63に当接していない。アーム部76と案内板75、75との間には、ロック機構(図示略)が設けてある。ロック機構は、アーム部76が保持円筒78、78を下方に向けてアーム枢軸77を支点にしてぶら下がった姿勢を維持する第1ロック状態と、後述する第2ロック状態とを有する。
主軸ヘッド32が上昇し、位置決めカムフォロワ83が位置決めカム63の上側カム面に当接する。位置決め片86、86は、アーム枢軸77を軸方向において挟み込むように、アーム枢軸77の両端部に対向する。位置決め片86がアーム枢軸77に接触することによって、後斜め下方向への力が把持アーム70全体に作用し、位置決めピン74aが、側面視L形をなすピン受部81cに当接する。把持アーム70は上下方向及び前後方向に位置決めされる。第1カムフォロワ71は接近カム61のカム面上に位置する。第2カムフォロワ72は離反カム62のカム面上に位置する。
工具ホルダ11を装着した主軸ヘッド32が更に上昇する。把持ピンユニット79が工具ホルダ11に接近する。把持ピンユニット79のピン79bは工具ホルダ11の溝11aに嵌合する。把持アーム70は工具ホルダ11を把持する。
把持アーム70が工具ホルダ11を把持した後、主軸ヘッド32は更に上昇し、工具ホルダ11は主軸34から離脱する。第1カムフォロワ71、第2カムフォロワ72及び位置決めカムフォロワ83は接近カム61、離反カム62及び位置決めカム63から離れる。前述したロック機構は、アーム部76が保持円筒78、78を後方に向けてアーム枢軸77を支点にしてぶら下がった姿勢を維持する第2ロック状態を有する(図15に示す状態)。
その後、工具マガジン40が回転し、他の工具ホルダ11を把持した把持アーム70が交換位置に搬送される。工具マガジン40の回転によって把持アーム70が移動しても、ロック機構によるアーム部76のロック(第2ロック状態)は外れずに、把持アーム70は姿勢を維持することができる。
他の工具ホルダ11を把持した把持アーム70が交換位置に搬送された後、主軸ヘッド32は下降を開始する。位置決めカムフォロワ83は位置決めカム63の下端部に当接する。
主軸ヘッド32は更に下降する。位置決め片86、86は、アーム枢軸77を軸方向において挟み込むように、アーム枢軸77の両端部に対向する。位置決め片86がアーム枢軸77に接触することによって、後斜め下方向への力が把持アーム70全体に作用し、位置決めピン74aが、側面視L形をなすピン受部81cに当接する。把持アーム70は上下方向及び前後方向に位置決めされる。
位置決め終了後、主軸ヘッド32は更に下降する。把持アーム70に把持された工具ホルダ11は主軸34に装着される。第2カムフォロワ72が離反カム62の下端部に当接する。
主軸ヘッド32は更に下降する。第2カムフォロワ72は、主軸ヘッド32の下降に伴い、離反カム62上を上方に移動する。離反カム62から第2カムフォロワ72に前方への力が作用し、アーム枢軸77を揺動中心にして把持アーム70が時計回りに揺動する。把持ピンユニット79は工具ホルダ11から離脱する。このとき、前述のロック機構は、第2ロック状態でのロックが外れて第1ロック状態に向かう。
主軸ヘッド32は工具ホルダ11を装着した状態で更に下降し、加工位置に向けて移動する。把持アーム70は更に時計回りに揺動し、主軸ヘッド32から離反するので、主軸ヘッド32に干渉しない。第1カムフォロワ71、第2カムフォロワ72及び位置決めカムフォロワ83は、接近カム61、離反カム62及び位置決めカム63から離れる。前述のロック機構は、第1ロック状態に戻る。
以上のように、工具マガジン40が工具ホルダ11を保持する複数の移動台43をレール41cに沿って循環させることにより、各工具が順次、主軸34に装着され、ワークに順次、加工を施すことができる。
以下、マガジンカバー90について詳述する。
図16はマガジンカバー90を図1における前方上側から見た状態を示す斜視図、図17は前方下側から見た状態を示す斜視図である。図18は後方下側から見た状態を示す斜視図である。
上述したように、マガジンカバー90は、上板部91、外板部92、下板部93、及び内板部94を備える。
マガジンカバー90は、複数の分体を周方向に連結してなる。
上板部91は、全体として所定幅を有する略長円環状をなし、長手方向の両端部は台形状をなす。
上板部91の外縁には、該外縁から斜め外向きに延びるように、外板部92が連設されている。外板部92の前側の中央部には窓部98が設けられている。
外板部92の下縁には、該下縁から内向きに折り返すように、下板部93が連設されている。下板部93の前側部分には、前方下側が解放した切り欠き部97が設けられている。
内板部94は、上板部91の長円における2つの直線部分に沿い、かつ端部が両方の台形状端部側に延在する状態で、上板部91の内縁に垂設されている。
内板部94の前方の台形状端部側の下縁には、隔離部95、95が連設されている。隔離部95、95間は開口96を形成する。隔離部95の下端には、外向きに突出したフランジ95aが設けられている。
図19は工具マガジン40をマガジンカバー90で覆い、前方上側から見た状態を示す斜視図、図20は前方下側から見た状態を示す斜視図である。図21は後方下側から見た状態を示す斜視図である。
マガジンカバー90は、内板部94の下縁から内側に突出した横設部94aをレール台41bにネジ止めし、後述するように、内板部94の上縁から外側に突出した横設部94bに上板部91をネジ止めすることにより(図28参照)、レール部41に取り付けられる。
工具マガジン40の各把持アーム70は、上方がマガジンカバー90の上板部91により、外周側上部が外板部92により、外周側下部が下板部93により、内周側の直線部分が内板部94により、主軸ヘッド32側の内周部分が隔離部95により覆われている。
主軸ヘッド32(図示略)は、前方の台形状端部側で上述した移動が可能である。後方の台形状端部側においては、マガジン駆動モータ52が、ギア51を回転駆動できるように構成されている。
外板部92の窓部98により、作業者は交換位置にある把持アーム70の支持杆74の番号板74dに記載された番号を視認することができる。
下板部93の切り欠き97により、交換位置で、主軸ヘッド32の下降に従い、把持アーム70のアーム部76が揺動して前方へ突出するときに、アーム部76がマガジンカバー90に当接することが防止されている。
隔離部95、95間の開口部96により、作業者が手を差し入れて、工具ホルダ11を横方向に引き出し、工具を付け替えることができる。
図22は工具マガジン40をマガジンカバー90で覆い、前方上側から見た状態を示す斜視図、図23は前方下側から見た状態を示す斜視図である。図24は後方下側から見た状態を示す斜視図である。
上述したように、交換位置で、主軸ヘッド32が下降し、アーム部76が前方へ揺動する場合、図22〜図24に示すように、切り欠き部97からアーム部76が突出することができる。すなわち、アームカバー99が下板部93に干渉されることなく、アーム部76がマガジンカバー90の外へ突出することができる。切り欠き部97は、アームカバー99が切り欠き部97の平面内に位置する場合、アームカバー99によりほぼ塞がれる程度の大きさを有するのが好ましい。
図25は工具マガジン40をマガジンカバー90で覆った状態を示す斜視図、図26は工具マガジン40をマガジンカバー90で覆った状態を示す側面図、図27は図26のXXVII −XXVII 線断面図、図28は図27のA部分の拡大図である。
上板部91の端部は台形状に切り欠かれ、内板部94は、台形状端部側においては直線部分側の端部のみに設けられているので、マガジン駆動部50のギア51は支障なく回転して、移動台43のピン49,49,・・・が該ギア51に噛合し、把持アーム70を循環させることができる。図25に示すように、マガジン駆動部50側の把持アーム70が把持した工具ホルダ11及びテーパ装着部12は、取付台41eにより覆われており、切粉及びクーラント液の付着が抑制されている。
図28に示すように、支持梁41aにレール台41bが取り付けられ、レール台41b上に内板部94の前記横設部94aがネジ止めされている。内板部94の前記横設部94bに上板部91がネジ止めされ、該上板部91に連設された外板部92及び下板部93が、片持ちに取り付けられている。
以上のように構成することで、容易に、確実にマガジンカバー90を工具マガジン40に取り付けることができる。
工具マガジン40が把持アーム70を循環させ、主軸ヘッド32に順次工具ホルダ11を脱着することができ、かつマガジンカバー90内の隙間を小さくすることができるように、上板部91の寸法、並びに外板部92及び下板部93の傾き、寸法を決める。外板部92及び下板部93は円弧状に形成してもよい。
以上のように構成されているので、本実施の形態においては、主軸ヘッド32による加工時に飛散する切粉及びクーラント液が、テーパ装着部12を含む工具マガジンの各部分に対して内側から付着するのが、内板部94及び隔離部95によって抑制される。上板部91、外板部92、及び下板部93により、上側、外側及び下側から切粉等が付着するのが抑制される。アームカバー99により、下方から巻き上がる切粉等の付着も抑制される。
従って、把持アーム70等の位置精度が良好に保持された状態で、工具マガジンが良好に動作することができる。そして、テーパ装着部12を主軸ヘッド32に装着した場合、主軸ヘッド32に対する工具の位置がずれるのが防止され、加工精度の低下が防止される。
なお、本実施の形態においては、隔離部95を主軸ヘッド32側に設けた場合につき説明しているが、この場合に限定されるものではない。但し、隔離部95をマガジン駆動部50側に設ける場合、ギア51による把持アーム70の回転に干渉しないようにする。
把持アーム70の工具ホルダ11に保持する工具を交換するための開口部96は、正面側に1箇所設ける場合に限定されるものではない。開口部を複数箇所設けることにしてもよい。例えば正面側と左右側との3箇所に設けることにしてもよい。
上板部91、外板部92及び下板部93も、レール41cと同心の略長円環状に設ける場合に限定されない。少なくとも工具マガジン40の主軸ヘッド32側、すなわち前側を覆うようにする。上板部91、外板部92及び下板部93を略長円環状に連続して設けた場合、マガジンカバー90の強度及び剛性が良好である。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
100 工作機械
11 工具ホルダ(工具)
28 コラム(支持部)
32 主軸ヘッド(加工主軸部)
40 工具マガジン
41c レール
41d 嵌合部
42 チェーン部
43 移動台
47 内側ローラ
48 外側ローラ
70 把持アーム
90 マガジンカバー
91 上板部(被覆部)
92 外板部(被覆部)
93 下板部(被覆部)
94 内板部(第2の被覆部)
95 隔離部(第2の被覆部)
97 切り欠き部
98 窓部
99 アームカバー(第3の被覆部)

Claims (8)

  1. 工具を把持し、中途部に設けた枢軸によって揺動可能な複数の把持アームを循環経路に沿って循環させる工具マガジンと、前記循環経路の内側に配され、各把持アームが把持する工具を受け取って被加工物を加工する加工主軸部とを備える工作機械において、
    前記循環経路の少なくとも前記加工主軸部の周囲に対応する部分で、前記把持アームの外側を覆う被覆部を備えることを特徴とする工作機械。
  2. 前記被覆部は、前記循環経路の全周を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記循環経路の少なくとも前記加工主軸部の周囲に対応する部分で、前記把持アームの内側を覆う第2の被覆部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
  4. 前記第2の被覆部には、前記工具を交換するための開口部を設けてあることを特徴とする請求項3に記載の工作機械。
  5. 前記加工主軸部は上下動が可能であり、
    前記被覆部は、前記加工主軸部が上下動することが可能に、前記加工主軸部側における上部が開口していることを特徴とする請求項1から4まのいずれか1項に記載の工作機械。
  6. 前記工具マガジンを駆動するマガジン駆動部を備え、
    前記被覆部は、前記マガジン駆動部が駆動することが可能に、前記マガジン駆動部側における上部が開口していることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の工作機械。
  7. 前記把持アームは、前記加工主軸部の上下動に追随して該加工主軸部に対し接離することが可能であり、
    前記被覆部は、前記把持アームが前記加工主軸部の上下動に追随して該加工主軸部に対し接離することが可能に、前記加工主軸部側における下部が開口していることを特徴とする請求項5又は6に記載の工作機械。
  8. 前記把持アームは、該把持アームの前記工具を把持する部分を覆う第3の被覆部を取り付けてあることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の工作機械。
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