JP2013251966A - 電流型フルブリッジdc−dcコンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】直流電力を別の直流電力に変換するDC−DCコンバータに関し、簡単な回路構成で回路停止時の過電圧を防止する。
【解決手段】電流型フルブリッジDC−DCコンバータにおいて、制御部101は、回路停止時に、S1とS2をオフするとともに、S3とS4をオンにする。通常動作時にリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流が、S3、トランス103の一次巻線、コンデンサ104、S4からなる経路に転流される。この結果、コンデンサ104において発生する電位差により、電流源回路100の両端に発生する過電圧VBの増加が抑制され、S1、S2、S3、S4の破壊が防止される。
【選択図】図1
【解決手段】電流型フルブリッジDC−DCコンバータにおいて、制御部101は、回路停止時に、S1とS2をオフするとともに、S3とS4をオンにする。通常動作時にリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流が、S3、トランス103の一次巻線、コンデンサ104、S4からなる経路に転流される。この結果、コンデンサ104において発生する電位差により、電流源回路100の両端に発生する過電圧VBの増加が抑制され、S1、S2、S3、S4の破壊が防止される。
【選択図】図1
Description
本発明は、直流電力を別の直流電力に変換するDC−DCコンバータに関する。
いわゆるハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー、あるいはハイブリッドビークル、ハイブリッドエレクトリックビークルなどと呼ばれる、エンジンに加えてモータ(電動機)を動力源として備えた車両または輸送機械(以下、「車両」と称する)が実用化されている。近年では、さらなる環境負荷低減のために、家庭用電源等の系統電源でバッテリを充電可能ないわゆるプラグインハイブリッド車が考えられている。
このような車両は、高電圧で動作する走行用のモータを備えている。走行用のバッテリが出力する直流電圧が、DC−DCコンバータによって、モータを駆動できる直流電圧に昇圧され、その昇圧された直流電圧によって走行用モータが駆動される。減速時は、モータが発電機になって、DC−DCコンバータが、モータが発電した電力を走行用バッテリの電池電圧に変換してバッテリに充電する。
このほか、直流電力を別の直流電力に変換するDC−DCコンバータは、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の充電器やテレビをはじめとする様々な電子機器や、太陽光発電システムなどで使用されている。
DC−DCコンバータにおいて、電流型フルブリッジDC−DCコンバータと呼ばれる種類が知られている。このDC−DCコンバータでは、直流の電圧源回路にインダクタンスの作用をもつコイル状の静止誘導機器であるリアクトルを直列接続して構成される電流源回路の出力にインバータ回路の入力が接続される。インバータ回路の出力には、トランスの一次巻線側が接続される。そして、トランスの二次巻線側が整流回路に接続されて、直流出力が得られる。
電流型フルブリッジDC−DCコンバータは、入力電流がリプルを持つ直流の連続波形となり、簡単な回路構成で入力電流波形を力率特性の良い歪のない正弦波直流出力に整形することが可能であるという特徴を備える。
DC−DCコンバータでは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:MOS電界効果トランジスタ)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などのスイッチ素子を高速でオン/オフのスイッチング動作を繰り返すことで電力変換を行う。スイッチング動作は回路に流れている電流を急激に変化させるが,回路の配線には寄生的に存在するインダクタンスやキャパシタンスがあるので過電圧(サージ電圧)を引き起こす。
電流型フルブリッジDC−DCコンバータでは、電圧源回路とリアクトルを含む電流源回路にインバータ回路のスイッチ素子を介してトランスが接続される。トランスが接続される電流経路上にはトランスの漏れインダクタンスが存在する。また、インバータ回路のスイッチ素子には寄生容量が存在する。回路の動作中には、電流限回路からの電流によって、リアクトルや漏れインダクタンスにエネルギーが蓄積されている。そして、このような回路を、保護等の理由で停止させる必要が生じた場合に、インバータ回路のスイッチ素子を急激にオフすると、リアクトルや漏れインダクタンスにエネルギーが行き場を失い、そのエネルギーがインバータ回路のスイッチ素子の寄生容量を急激に充電することで過電圧が生じる。この過電圧がスイッチ素子の耐圧を超えるとスイッチ素子が破損することが考えられるため、過電圧に対する対策が必要となる。
電流型フルブリッジDC−DCコンバータにおいて過電圧を防止するための従来技術として、各スイッチ素子にそれぞれのターンオフ時に発生する過電圧を抑制するスナバ回路を接続した構成の技術が知られている(例えば特許文献1に記載の技術)。
しかし、この従来技術は、回路の部品点数を増加させてコストアップを招き、また、定常動作時における回路損失の増大を招いてしまうという問題点を有していた。
本発明は、簡単な回路構成で回路停止時の過電圧を防止することを目的とする。
態様の一例は、直流の電圧源回路にリアクトルを直列接続して構成される電流源回路の出力とインバータ回路の入力を接続し、そのインバータ回路の出力にトランスの一次巻線側を接続し、そのトランスの二次巻線側を整流回路に接続して直流出力を得る構成を備える電流型フルブリッジDC−DCコンバータにおいて、インバータ回路の出力端子とトランスの一次巻線側に直列に接続されるコンデンサと、回路停止時に、電流源回路からトランスの一次巻線およびコンデンサに電流が導通可能な状態になるように、インバータ回路を構成するスイッチ素子を制御する制御部とを備える。
本発明によれば、簡単な回路構成で回路停止時の過電圧を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明による電流型フルブリッジDC−DCコンバータの実施形態の回路構成図である。
図1は、本発明による電流型フルブリッジDC−DCコンバータの実施形態の回路構成図である。
直流の電圧源回路102にリアクトルLが直列接続されることにより、電流源回路100が構成される。このリアクトルLは、インダクタンスの作用をもつコイル状の静止誘導機器である。
電流源回路100の出力にスイッチ素子S1、S2、S3、S4を備えるインバータ回路の入力が、接続端子107、108にて接続される。また、インバータ回路の出力にはトランス103の一次巻線側が、接続端子109、110にて接続される。すなわち、このインバータ回路において、スイッチ素子S1とS3の各第1の端子が接続端子107に接続され、スイッチ素子S2とS4の各第1の端子が接続端子108に接続される。また、スイッチ素子S1とS4の各第2の端子が接続端子109に接続され、スイッチ素子S2とS3の各第2の端子接続端子110に接続される。スイッチ素子S1、S2、S3、S4は例えば、MOSFETやIGBTによって構成される。
トランス103の一次巻線と接続端子109の間には、コンデンサ104が直列に接続される。このコンデンサ104は例えば、トランス103の励磁インダクタンスに起因して発生する偏磁現象を防止するための偏磁防止用コンデンサとして共用されるように構成することができる。
トランス103の二次巻線は、巻線中央がグランドGに接地され、各巻線端がそれぞれ、整流用のダイオードD1およびD2を介して、出力である負荷105に接続される。この負荷105は例えば、走行用のモータであったり、バッテリであったりする。
制御部101は、例えばプロセッサとメモリを含むマイクロコンピュータであり、プロセッサがメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより、次の制御動作を実行する。制御部101は、通常動作時には、インバータ回路を構成するスイッチ素子S1、S2、S3、S4のオン/オフを、モード1から4までの4つのモードのそれぞれに対応するタイミングで制御することにより、インバータ動作を実行する。これにより、図1に示される回路が、DC−DCインバータ回路として動作する。一方、制御部101は、保護等の必要性による回路停止時には、電流源回路100からトランス103の一次巻線およびコンデンサ104に電流が導通可能な状態になるように、制御線群106を介して、インバータ回路を構成するスイッチ素子S1、S2、S3、S4のオン/オフを制御する。具体的には、制御部101は、回路停止時には、スイッチ素子S1とS2をオフするとともに、スイッチ素子S3とS4をオンにする。
以上の回路構成および制御部101による制御動作により、保護等の必要による回路停止時に、通常動作時にリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流が、スイッチ素子S3、トランス103の一次巻線、コンデンサ104、およびスイッチ素子S4からなる経路に転流される。この結果、コンデンサ104において発生する電位差により、電流源回路100が接続される両接続端子107、108間に発生する過電圧VBの増加が抑制され、回路停止時におけるスイッチ素子S1、S2、S3、S4の破壊を防止することが可能となる。
この場合、コンデンサ104は、図1の回路で発生する偏磁現象を防止するために、通常、トランス103の一次巻線と接続端子109の間に直列に挿入されるコンデンサとして共用することができる。この偏磁現象は、トランス103に寄生する励磁インダクタンスによって生じる励磁電流が、制御部101がインバータ回路のスイッチ素子S1、S2、S3、S4を制御する際の何らかの原因によるタイミングずれにより発生し得る。コンデンサ104の挿入により、トランス103の一次巻線に正方向の直流電流成分が発生すると、コンデンサ104に正方向の直流電圧成分が発生して、一次巻線両端の電圧を減少させ、偏磁の進行が停止される。本実施形態では、この偏磁対策用のコンデンサ104を、回路停止時の過電圧発生対策に共用し、回路停止時のスイッチ素子S1、S2、S3、S4のオン/オフのタイミングを制御部101によって制御することで、簡単な回路構成で過電圧(サージ電圧)を抑止することが可能となる。
図2は、本実施形態の動作を示すタイミングチャートであり、図3は、通常動作時の本実施形態の動作モード1、2の説明図、図4は、通常動作時の本実施形態の動作モード3、4の説明図である。なお、図3および図4では、説明の簡単化のために、図1に示される制御部101は省略されている。以下の説明において、スイッチ素子S1、S2、S3、S4はそれぞれ、単にS1、S2、S3、S4と略して称する。
図2(a)(b)(c)(d)に示されるように、制御部101によってタイミング制御されるS1、S2、S3、S4は、周期Tsを一周期として制御され、それぞれがオンまたはオフとなる期間はTs/2である。
ここで、図1のリアクトルL側の端子107に接続されるS1とS3は、互いに逆位相でオン/オフ制御される。すなわち、S1がオン(図2(a)の信号レベルがハイレベル)のときにはS3はオフ(図2(a)の信号レベルがローレベル)となり、S1がオフ(図2(a)の信号レベルがローレベル)のときにはS3はオン(図2(a)の信号レベルがハイレベル)となる。同様に、図1のリアクトルLと逆側の端子108に接続されるS2とS4も、互いに逆位相でオン/オフ制御される。すなわち、S2がオン(図2(c)の信号レベルがハイレベル)のときにはS4はオフ(図2(d)の信号レベルがローレベル)となり、S2がオフ(図2(c)の信号レベルがローレベル)のときにはS4はオン(図2(d)の信号レベルがハイレベル)となる。
また、S1、S3の制御タイミングと、S2、S4の制御タイミングは、図2に示されるように、制御部101によって位相φだけずらされ、この位相φが負荷105に置ける出力電圧Voを決定する。
図2に示されるタイミング制御において、まず、S1とS4がオン、S2とS3がオフとなる期間201を考える。この期間をモード1と呼ぶ。モード1では、図3(a)の301として示されるように、電圧源回路102のプラス側から出力された電流ILは、リアクトルL、S1、S4から、電圧源回路102のマイナス側に戻る経路で流れる。この期間201では、S1とS4がオンのため、電流源回路100が接続される両接続端子107、108間の電圧VBは、図2(e)に示されるようにゼロとなる。また、リアクトルLに流れる電流ILは、入力電圧Viの印加により、図2(f)に示されるように直線的に増加してゆき、リアクトルLにエネルギーが蓄積される。すなわち、モード1は、エネルギーの蓄積モードとなる。
次に、S1とS2がオン、S3とS4がオフとなる期間202を考える。この期間をモード2と呼ぶ。モード2では、図3(b)の302として示されるように、モード1にてリアクトルLに蓄積されたエネルギーが、S1、コンデンサ104、トランス103の一次巻線、S2から、電圧源回路102のマイナス側に戻る経路で流れる。この期間202では、リアクトルLに蓄積されたエネルギーが、トランス103の一次巻線側から二次巻線側に伝達される。この結果、トランス103の二次巻線側では、グランドGからダイオードD2を介して負荷105に電流が流れ、負荷105に出力電圧Voを発生させる。この期間202では、S1とS2がオンのため、電流源回路100が接続される両接続端子107、108間の電圧VBは、コンデンサ104とトランス103の一次巻線のインダクタンスにより、図2(e)に示されるように、所定のハイレベル電圧値となる。また、リアクトルLに流れる電流ILは、図2(f)に示されるように直線的に減少してゆき、リアクトルLからエネルギーが放出されて、トランス103の二次巻線側に伝達される。すなわち、モード2は、エネルギーの伝達モードとなる。
次に、S1とS4がオフ、S2とS3がオンとなる期間203を考える。この期間をモード3と呼ぶ。モード3は、モード1と真逆のモードである。モード3では、図4(a)の401として示されるように、電圧源回路102のプラス側から出力された電流ILは、リアクトルL、S3、S2から、電圧源回路102のマイナス側に戻る経路で流れる。この期間203では、S2とS3がオンのため、電流源回路100が接続される両接続端子107、108間の電圧VBは、図2(e)に示されるようにゼロとなる。また、リアクトルLに流れる電流ILは、入力電圧Viの印加により、図2(f)に示されるように直線的に増加してゆき、リアクトルLにエネルギーが蓄積される。すなわち、モード3は、モード1と同様、エネルギーの蓄積モードとなる。
次に、S3とS4がオン、S1とS2がオフとなる期間204を考える。この期間をモード4と呼ぶ。モード4は、モード2の真逆のモードである。モード4では、図4(b)の402として示されるように、モード3にてリアクトルLに蓄積されたエネルギーが、S3、トランス103の一次巻線、コンデンサ104、S4から、電圧源回路102のマイナス側に戻る経路で流れる。この期間204では、リアクトルLに蓄積されたエネルギーが、トランス103の一次巻線側から二次巻線側に伝達される。この結果、トランス103の二次巻線側では、グランドGからダイオードD1を介して負荷105に電流が流れ、負荷105に出力電圧Voを発生させる。この期間202では、S3とS4がオンのため、電流源回路100が接続される両接続端子107、108間の電圧VBは、トランス103の一次巻線のインダクタンスとコンデンサ104により、図2(e)に示されるように、所定のハイレベル電圧値となる。また、リアクトルLに流れる電流ILは、図2(f)に示されるように直線的に減少してゆき、リアクトルLからエネルギーが放出されて、トランス103の二次巻線側に伝達される。すなわち、モード4は、モード2と同様に、エネルギーの伝達モードとなる。
以上の図2および図3、図4で説明した通常モードの動作により、図1の構成を有する電流型フルブリッジDC−DCコンバータにおいて、DC−DC変換動作が実行される。
ここで、図1の回路を保護等の理由で停止させる必要が生じた場合を考える。図5は、回路停止時に通常考えられる問題点の説明図である。図1の回路構成において、トランス103が接続される電流経路上にはトランスの漏れインダクタンスが存在する。また、インバータ回路のスイッチ素子S1、S2、S3、S4にはそれぞれ、寄生容量が存在する。前述したモード1およびモード3の蓄積モードの動作中には、電流源回路100からの電流によって、リアクトルLや漏れインダクタンスにエネルギーが蓄積されている。そして、このような回路を、図5の501として示されるように、保護等の理由で停止させる必要が生じた場合に、S1、S2、S3、S4を急激にオフすると、リアクトルLや漏れインダクタンスにエネルギーが行き場を失い、そのエネルギーがS1、S2、S3、S4の寄生容量を急激に充電することで過電圧VBが生じる。この過電圧VBがS1、S2、S3、S4の耐圧を超えると、S1、S2、S3、S4が破損することが考えられる。
ここで、図1の回路を保護等の理由で停止させる必要が生じた場合を考える。図5は、回路停止時に通常考えられる問題点の説明図である。図1の回路構成において、トランス103が接続される電流経路上にはトランスの漏れインダクタンスが存在する。また、インバータ回路のスイッチ素子S1、S2、S3、S4にはそれぞれ、寄生容量が存在する。前述したモード1およびモード3の蓄積モードの動作中には、電流源回路100からの電流によって、リアクトルLや漏れインダクタンスにエネルギーが蓄積されている。そして、このような回路を、図5の501として示されるように、保護等の理由で停止させる必要が生じた場合に、S1、S2、S3、S4を急激にオフすると、リアクトルLや漏れインダクタンスにエネルギーが行き場を失い、そのエネルギーがS1、S2、S3、S4の寄生容量を急激に充電することで過電圧VBが生じる。この過電圧VBがS1、S2、S3、S4の耐圧を超えると、S1、S2、S3、S4が破損することが考えられる。
そこで、本実施形態では、回路停止時に、制御部101が次のような制御動作を実行する。図6は、回路停止時の本実施形態の動作説明図である。
制御部101は、保護等の必要性による回路停止指示を外部から受信しまたはその状態を自身で検出すると、制御線群106を介して、S1とS2をオフするとともに、S3とS4をオンにする。この結果、通常動作時のモード1または3でリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流が、S3、トランス103の一次巻線、コンデンサ104、およびS4からなる経路に転流される。あるいは、制御部101は、回路停止時に、上記制御とは逆に、制御線群106を介して、S1とS2をオンするとともに、S3とS4をオフにしてもよい。この結果、通常動作時のモード1または3でリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流が、S1、コンデンサ104、トランス103の一次巻線、およびS2からなる経路に転流される。
制御部101は、保護等の必要性による回路停止指示を外部から受信しまたはその状態を自身で検出すると、制御線群106を介して、S1とS2をオフするとともに、S3とS4をオンにする。この結果、通常動作時のモード1または3でリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流が、S3、トランス103の一次巻線、コンデンサ104、およびS4からなる経路に転流される。あるいは、制御部101は、回路停止時に、上記制御とは逆に、制御線群106を介して、S1とS2をオンするとともに、S3とS4をオフにしてもよい。この結果、通常動作時のモード1または3でリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流が、S1、コンデンサ104、トランス103の一次巻線、およびS2からなる経路に転流される。
ここで、コンデンサ104において発生する電圧Vcが十分に大きくなるようにコンデンサ104の特性が選択される。この結果、上記回路停止時にリアクトルLやトランス103の漏れインダクタンスに蓄積されていたエネルギーによる電流がコンデンサ104を転流するときに、大きな電位差VC が発生することにより、電流源回路100が接続される両接続端子107、108間の電位差VBの上昇を抑えることが可能となる。これにより、回路停止時における過電圧の発生を抑制でき、スイッチ素子S1、S2、S3、S4の破壊を防止することが可能となる。
上記転流時に、コンデンサ104の両端電圧Vcが電圧源回路102の出力電圧Viに等しくなった時点で、上記電流の転流は終了する。図6(b)に示される回路停止状態となる。
前述したように、コンデンサ104を、偏磁対策用と回路停止時の過電圧発生対策用とで共用し、回路停止時のS1、S2、S3、S4のオン/オフのタイミングを制御部101によって制御することで、簡単な回路構成で、偏磁現象を防止するとともに、回路停止時の過電圧(サージ電圧)を抑止することが可能となる。
100 電流源回路
101 制御部
102 電圧源回路
103 トランス
104 コンデンサ
105 負荷
106 制御線群
107、108、109、110 接続端子
L リアクトル
S1、S2、S3、S4 スイッチ素子
101 制御部
102 電圧源回路
103 トランス
104 コンデンサ
105 負荷
106 制御線群
107、108、109、110 接続端子
L リアクトル
S1、S2、S3、S4 スイッチ素子
Claims (2)
- 直流の電圧源回路にリアクトルを直列接続して構成される電流源回路の出力とインバータ回路の入力を接続し、該インバータ回路の出力にトランスの一次巻線側を接続し、該トランスの二次巻線側を整流回路に接続して直流出力を得る構成を備える電流型フルブリッジDC−DCコンバータにおいて、
前記インバータ回路の出力端子と前記トランスの一次巻線側に直列に接続されるコンデンサと、
回路停止時に、前記電流源回路から前記トランスの一次巻線および前記コンデンサに電流が導通可能な状態になるように、前記インバータ回路を構成するスイッチ素子を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする電流型フルブリッジDC−DCコンバータ。 - 前記コンデンサは、前記トランスの励磁インダクタンスに起因して発生する偏磁現象を防止するための偏磁防止用コンデンサとして共用される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電流型フルブリッジDC−DCコンバータ。
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