JP2013251874A - 撮像装置、撮像装置の駆動方法、撮像システム、撮像システムの駆動方法 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の駆動方法、撮像システム、撮像システムの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の撮像装置では、複数の画素が出力する信号の差に基づくデジタル信号と、複数の画素が出力する信号の和に基づくデジタル信号の両方を出力する撮像装置の検討がなされていなかった。
【解決手段】 本発明は、複数の画素が出力する信号の差に基づくデジタル信号と、複数の画素が出力する信号の和に基づくデジタル信号の両方を出力する撮像装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光電変換部を含む画素とアナログデジタル変換部とを有する撮像装置に関するものである。
従来、光電変換を行い、入射光に基づく信号を出力する画素が行列状に配された画素部と、画素の各列に対応してアナログデジタル変換部が設けられた列並列型のアナログデジタル変換部(以下、列並列型のアナログデジタル変換部を列ADCと表記する)と、を有する撮像装置が知られている。列ADCにおいては、各列のアナログデジタル変換部が画素から出力されるアナログ信号(以下、画素から出力されるアナログ信号を画素信号と表記する)をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換(以下、AD変換と表記する)を行う。
特許文献1に記載の撮像装置は、環境光を光電変換する第1の画素と、環境光と反射光とを含む光を光電変換する第2の画素を有する。さらに、第1と第2の画素のそれぞれに各々が対応して設けられた第1、第2の比較器と、2つの比較器に接続された差分回路と、差分回路が出力する差分信号に基づいてクロックパルスを計数してカウント信号を生成するカウンタとを有する。この撮像装置を第1の撮像装置と表記する。特許文献1にはさらにこの第1の撮像装置の構成に加えて、符号判定用の第3の比較器が設けられた第2の撮像装置が記載されている。第1の撮像装置と第2の撮像装置のそれぞれの差分回路は第1、第2の比較器の一方の比較結果信号の信号値が変化してから、他方の比較結果信号の信号値が変化するまでの期間、差分信号をカウンタに出力する。第1の撮像装置では、第1の比較器と第2の比較器の比較動作を行う前に、それぞれの比較器に入力されている電位を異ならせる形態が記載されている。これにより、第1の撮像装置では、比較結果信号が変化するタイミングが、常に第2の比較器の方が第1の比較器よりも遅くなるようにしている。これにより、第1の画素と第2の画素のそれぞれが出力するアナログ信号の大小関係に依らず、第1の画素と第2の画素のそれぞれが出力するアナログ信号の差に基づくデジタル信号を得ることができる。また、第2の撮像装置では、第1の画素と第2の画素のそれぞれが出力するアナログ信号の大小関係を符号判定用の第3の比較器により判定することができる。
特許文献2には、それぞれが異なる画素の出力する信号と参照信号とを比較する複数の比較器の比較結果信号を出力する撮像装置が記載されている。複数の比較器の比較結果信号の信号値が変化する順序に基づいて、アップカウントとダウンカウントとを切り替えるカウンタを有する撮像装置が記載されている。さらに、比較結果信号の信号値異なる期間、カウンタを動作させてクロックパルスを計数する。これにより、複数の画素の出力する信号の差に基づくデジタル信号を得ることができる。
特許文献3には、それぞれが、異なる画素の出力する信号と参照信号とを比較する複数の比較器の比較結果信号を出力する撮像装置が記載されている。信号値が同じ値の時には単位期間あたりのクロックパルスのカウント数を、複数の比較器の比較結果信号の信号値が異なる値である時の2倍とする撮像装置が記載されている。これにより、複数の画素100が出力する信号の和に基づくデジタル信号を得ることができる。
特許文献4には、複数の光電変換部を、2次元に配列したマイクロレンズアレイのマイクロレンズ毎に設けて、位相差検出方式の焦点検出を行う撮像装置が記載されている。さらに、複数の光電変換部の第1の光電変換部の信号電荷に基づく信号、第1の光電変換部とは別の第2の光電変換部の信号電荷に基づく信号、第1の光電変換部と第2の光電変換部とを合わせた信号電荷に基づく信号を出力する形態が記載されている。
特開2011−217206号公報 特開2010−62764号公報 特開2010−28781号公報 特開2001−83407号公報
従来の撮像装置では、複数の画素が出力する信号の差に基づくデジタル信号と、複数の画素が出力する信号の和に基づくデジタル信号の両方を出力する撮像装置の検討がなされていなかった。
本発明は上記の課題を解決するために為されたものであり、一の態様は、それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素と、を有する撮像装置であって、前記第1の画素は前記信号電荷に基づく第1の光電変換信号を出力し、前記第2の画素は前記信号電荷に基づく第2の光電変換信号を出力し、前記撮像装置がさらに、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号とを生成するアナログデジタル変換部を有する撮像装置である。
本発明の別の態様は、アナログデジタル変換部と、それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素と、を有する撮像装置の駆動方法であって、前記第1の画素は前記信号電荷に基づく第1の光電変換信号を出力し、前記第2の画素は前記信号電荷に基づく第2の光電変換信号を出力し、前記アナログデジタル変換部が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号とを、生成することを特徴とする撮像装置の駆動方法である。
本発明の別の態様は、それぞれが光電変換部を有し、光電変換部が生成する信号電荷に基づく光電変換信号を出力する複数の画素と、各々が複数の前記画素に光を集光するマイクロレンズの複数と、前記複数の画素の1つの第1の画素の前記光電変換信号と、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第1の比較結果信号を出力する第1の比較器と、前記第1の画素とは別の第2の画素の前記光電変換信号と、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第2の比較結果信号を出力する第2の比較器と、クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1および第2のカウンタと、を有する撮像装置と、撮像装置が出力する信号を処理する出力信号処理部と、前記撮像装置に光を導く光学系と、を有する撮像システムの駆動方法であって、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が変化する順序に基づいて、前記カウント信号の前記信号値の増加と減少のいずれかを選択し、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記クロックパルスの計数を行い、前記第1の比較器が前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合に、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタが前記カウント信号を生成する動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行い、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の比較器の前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較と、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較と、をそれぞれ開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタとが前記クロックパルスの計数を停止して、前記第1のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号を生成し、前記第2のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号を生成し、前記撮像装置が前記第1のデジタル信号と前記第2のデジタル信号とを前記出力信号処理部に出力し、前記出力信号処理部が、前記第1のデジタル信号に基づいて焦点検出を行い、前記第2のデジタル信号に基づいて画像を生成することを特徴とする撮像システムの駆動方法である。
本発明の別の態様は、それぞれが光電変換部を有し、ノイズ信号と光電変換部が生成する信号電荷に基づく光電変換信号とを出力する複数の画素と、複数の前記画素に光を集光する1つのマイクロレンズの複数と、前記複数の画素の一つの第1の画素の前記ノイズ信号と前記光電変換信号の一方ずつと、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第1の比較結果信号を出力する第1の比較器と、前記第1の画素とは別の第2の画素の前記ノイズ信号と前記光電変換信号との一方ずつと、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第2の比較結果信号を出力する第2の比較器と、クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1および第2のカウンタと、を有する撮像装置と、撮像装置が出力する信号を処理する出力信号処理部と、前記撮像装置に光を導く光学系と、を有する撮像システムの駆動方法であって、前記第1の比較器と前記第2の比較器とが前記ノイズ信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記カウント信号の前記信号値の増加と減少の一方によって前記クロックパルスを計数し、前記第1の比較器が前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記カウント信号の前記信号値の増加と減少の他方によって前記クロックパルスを計数し、前記第1の比較器が前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合に、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタが前記カウント信号を生成する動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行い、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の比較器の前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較と前記第2の比較器の前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較とをそれぞれ開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタとが前記クロックパルスの計数を停止して、前記第1のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号を生成し、前記第2のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号を生成し、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が変化するタイミングの違いに基づいて、前記第1のデジタル信号の正負を表す信号を得て、前記撮像装置が前記第1のデジタル信号と、前記第2のデジタル信号と、前記第1のデジタル信号の正負を表す前記信号と、を前記出力信号処理部に出力し、前記出力信号処理部が、前記第1のデジタル信号と前記第1のデジタル信号の正負を表す前記信号とに基づいて焦点検出を行い、前記第2のデジタル信号に基づいて画像を生成することを特徴とする撮像システムの駆動方法である。
本発明により、複数の画素が出力する信号の差に基づくデジタル信号と、複数の画素が出力する信号の和に基づくデジタル信号の両方を出力する撮像装置を提供することができる。
撮像装置の一例のブロック図 撮像装置のカウンタ制御部の一例のブロック図 撮像装置の画素の一例の構成図 撮像装置の動作の一例を示したタイミング図 撮像装置の他の動作の一例を示したタイミング図 撮像装置の他の動作の一例を示したタイミング図 撮像装置の他の動作の一例を示したタイミング図 撮像装置の他の一例のブロック図 撮像装置の他の動作の一例を示したタイミング図 撮像装置の他の一例を示したブロック図 撮像装置のカウンタ制御部の一例を示したブロック図 撮像装置の他の動作の一例を示したタイミング図 撮像装置の他の一例を示したブロック図 撮像システムの一例を示したブロック図
〔実施例1〕
以下、図面を参照しながら本実施例に関わる撮像装置について説明する。
図1は本実施例の撮像装置の一例を表したブロック図である。撮像装置は複数の画素100−1〜100−8が行列状に配されている。図1では模式的に2行4列の画素100を表した。各列の画素100は垂直信号線7−1〜7−4に信号を出力する。画素100には、不図示の垂直走査回路からパルスPRES、PTX、PSELが与えられる。1行目に与えられる各パルスは、パルスを表す符号の末尾に[0]を付して表している。また、2行目に与えられる各パルスについては、同様にパルスを表す符号の末尾に[1]を付して表している。
電流源6−1〜6−4は、垂直信号線7−1〜7−4にそれぞれ電流を供給する。また、垂直信号線7−1〜7−4のそれぞれに画素100から出力された信号は、比較器8−1〜8−4の各々の一の端子に与えられる。ランプ発生回路9には不図示のタイミングジェネレータからパルスRMP_EN、RMP_RSTが与えられる。また、ランプ発生回路9はパルスRMP_EN、RMP_RSTに基づいて、比較器8−1〜8−4の他の端子にランプ信号を与える。比較器8−1〜8−4はそれぞれ、比較結果信号CMP1〜CMP4をカウンタ制御部10に出力する。不図示のタイミングジェネレータは、カウンタ制御部10にパルスSMODを出力する。また、不図示のタイミングジェネレータは、カウンタ11−1〜11−4にパルスCNT_EN、CNT_CLK、CNT_RSTを出力する。カウンタ制御部は、カウンタ11−1〜11−4のそれぞれにパルスCEN1〜4のそれぞれと、パルスCMOD1〜4のそれぞれを出力する。比較器8−1〜8−4は、画素100が配された列に対応して設けられている。また、カウンタ11−1〜11−4についても、画素100が配された各列に対応して設けられている。本実施例のアナログ信号出力部50は複数の画素100を含んでいる。
次に、カウンタ制御部10の構成の一例について以下、図2を参照しながら説明する。図2は図1で例示した撮像装置の比較器8−1とカウンタ11−1、比較器8−2とカウンタ11−2が配された列を抜き出して記載したものである。本実施例のカウンタ制御部10は、信号演算部20、カウンタ制御信号出力部30を含んだ構成とすることができる。信号演算部20には、比較器8−1、8−2が出力する比較結果信号CMP1、CMP2が入力される。比較結果信号CMP1は第1の比較結果信号である。比較結果信号CMP2は第2の比較結果信号である。信号演算部20は比較結果信号CMP1、CMP2に基づいて、信号DEF_SIGをカウンタ制御信号出力部30に出力する。カウンタ制御信号出力部30は、信号演算部20が出力する信号Add_SIG、DEF_SIGに加えて、比較結果信号CMP1、CMP2が入力される。また、パルスSMODとパルスCNT_ENが入力される。カウンタ制御信号出力部30はパルスSMODの信号レベルに基づいて、比較結果信号CMP1、CMP2、信号Add_SIG、DEF_SIGから選択してカウンタ11−1、11−2にパルスCEN1、CEN2を出力する。パルスSMODがLレベルの場合、カウンタ制御信号出力部30は、パルスCEN1として比較結果信号CMP1をカウンタ11−1に出力する。また、カウンタ制御信号出力部30は、比較結果信号CMP2をパルスCEN2としてカウンタ11−2に出力する。一方、パルスSMODがHレベルの場合、カウンタ制御信号出力部30はパルスCEN1として信号Add_SIGをカウンタ11−1に出力し、パルスCEN2として信号DEF_SIGを出力する。逆に、パルスCEN1として信号DEF_SIGを出力し、パルスCEN2として信号Add_SIGを出力する形態であっても良い。また、カウンタ制御信号出力部30は、パルスCMOD1をカウンタ11−1に出力する。また、カウンタ制御信号出力部30は、パルスCMOD2をカウンタ11−2に出力する。信号演算部20、カウンタ制御信号出力部30の回路構成は本実施例では特に限定されない。例えば、信号演算部20は、EXOR回路を用いて構成することができる。パルスCMODは少なくとも2ビットの信号である。2ビットのパルスCMODをビット毎にCMOD(0)、CMOD(1)と表記する。
本実施例の撮像装置では、カウンタ11−1が、複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が同じ期間に行うクロックパルスの計数の重みを、複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が異なる期間に行うクロックパルスの計数の重みよりも大きくする。これによって、カウンタ11−1は画素100−1が出力する画素信号と画素100−2が出力する画素信号との和に基づくカウント信号を生成する。カウンタ11−1は第2のカウンタである。また、複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が同じ期間に行うクロックパルスの計数は第1の計数である。また、複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が異なる期間に行うクロックパルスの計数は第2の計数である。また、カウンタ11−2は、複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が異なる期間にクロックパルスの計数を行う。カウンタ11−2は第1のカウンタである。
次に本実施例の画素100について図3を参照しながら説明する。
図3は本実施例の画素100の一例を示した構成図である。画素100はフォトダイオード1、転送MOSトランジスタ2、リセットMOSトランジスタ3、増幅MOSトランジスタ4、選択MOSトランジスタ5を含む。
フォトダイオード1は、入射光量に応じて信号電荷を生成する。フォトダイオード1は光電変換部である。転送MOSトランジスタ2の導通を制御するパルスPTXがアクティブになると、フォトダイオード1で生成した信号電荷が増幅MOSトランジスタ4の制御電極のノードに転送される。このノードを以下ではFD部(Floating Diffusion Portion)と称する。選択MOSトランジスタ5の導通を制御するパルスPSELをアクティブとすると、選択MOSトランジスタ5を介して増幅MOSトランジスタ4が出力する信号が垂直信号線7に与えられる。リセットMOSトランジスタ3の導通を制御するパルスPRESをアクティブとすると、FD部の電位が電源VDDの電位に応じてリセットされる。
次に図4を参照しながら、本実施例の撮像装置のAD変換動作の一例について説明する。
以下に説明する動作では、トランジスタの制御電極に与えられるパルスは、Highレベル(以下、Hレベルと表記する。同様にLowレベルについてはLレベルと表記する。)がアクティブであるものとする。すなわち、トランジスタの制御電極に与えられるパルスをHレベルとすると、そのトランジスタの主電極間が導通するものとして説明する。また、以下の動作タイミングを通じて、カウンタ制御部10に与えられるパルスSMODはHレベルのままである。カウンタ制御部10に与えられるパルスSMODがHレベルの時に、カウンタ制御部10は複数の比較器8の出力する比較結果信号が変化するタイミングの違いに基づく差分信号をカウンタ11に出力する。一方、パルスSMODがLレベルの時には、カウンタ制御部10は比較器8のそれぞれが出力する比較結果信号を、比較器8のそれぞれに対応して設けられたカウンタ11のそれぞれに出力する。つまり、比較器8−1が出力する比較結果信号CMP1に基づいて、カウンタ11−1が動作する。図4に示したVLは垂直信号線7の電位を示しており、VL1は垂直信号線7−1、VL2は垂直信号線7−2の電位である。
FD部の電位をリセットしたことによって、画素100が垂直信号線7に出力する信号を、以下AN信号と表記する。特に、画素100−1が垂直信号線7−1に出力するAN信号をAN1信号と表記する。同様に、画素100−2が垂直信号線7−2に出力するAN信号をAN2信号と表記する。また、入射光に基づいてフォトダイオード1で生成した信号電荷がFD部に転送されることで画素100が垂直信号線7に出力する信号を、以下AS信号と表記する。さらに、画素100−1が垂直信号線7−1に出力するAS信号をAS1信号と表記する。同様に、画素100−2が垂直信号線7−2に出力するAS信号をAS2信号と表記する。本実施例の第1の比較器は比較器8−1である。本実施例の第2の比較器は比較器8−2である。本実施例のアナログ信号出力部50から第1の比較器に出力される第1の光電変換信号は画素100−1が出力するAS1信号である。また、アナログ信号出力部50から第2の比較器に出力される第2の光電変換信号は画素100−2が出力するAS2信号である。
本実施例では、AN1信号とAN2信号、AS1信号とAS2信号との信号振幅の大小関係として、以下の4つの場合について説明する。尚、ここでいう信号振幅とは、画素100から信号が出力されていない状態の垂直信号線7の電位からの変化量を指している。
(1)AN1信号<AN2信号、かつAS1信号<AS2信号
(2)AN1信号>AN2信号、かつAS1信号>AS2信号
(3)AN1信号>AN2信号、かつAS1信号<AS2信号
(4)AN1信号<AN2信号、かつAS1信号>AS2信号
<垂直信号線7−1、7―2の信号振幅の大小関係とパルスCMOD1(0)、CMOD2(0)との関係>
以下の表1に、信号振幅の大小関係(1)〜(4)と、カウンタ制御部10がカウンタ11に出力するパルスCMOD1(0)、CMOD2(0)との関係についてまとめる。パルスCMODはカウンタ11が生成するカウント信号の信号値のクロックパルスCNT_CLKの計数による増加と減少とを切り替えるパルスである。パルスCMODがLレベルでは、クロックパルスCNT_CLKの計数によってカウンタ11の生成するカウント信号の信号値が増加する。このクロックパルスCNT_CLKの計数によってカウンタ11が生成するカウント信号の信号値が増加する動作をアップカウントと表記する。また、パルスCMODがHレベルでは、クロックパルスCNT_CLKの計数によってカウンタ11の生成するカウント信号の信号値が減少する。このクロックパルスCNT_CLKの計数によってカウンタ11が生成するカウント信号の信号値が減少する動作をダウンカウントと表記する。尚、以下の表1では、パルスCMOD1(0)について次のように表記する。「N変換期間」の欄は、パルスCMOD1(0)がLレベルからHレベルとなる期間がN変換期間の少なくとも一部にあればHとし、N変換期間中、LレベルのままではLとする。「S変換期間」の欄についても、N変換期間の欄と同様に表記する。パルスCMOD2(0)についても、パルスCMOD1(0)と同様の表記を行う。
Figure 2013251874
<信号振幅の大小関係が(1)の場合について>
以下に述べる動作は、信号振幅がAN1信号<AN2信号、かつAS1信号<AS2信号の関係にある場合を説明する。
以下に説明する動作は図1で示した撮像装置の左から1列目、2列目(以下、単にn列目と表記する場合には図面の左から数えたものとして表す)の画素100、比較器8、カウンタ11について説明する。3列目、4列目の画素100、比較器8、カウンタ11についてもそれぞれ1列目、2列目の画素100、比較器8、カウンタ11と同様とすることができる。
まず、カウンタ11−2に関する動作を中心に説明する。
時刻t1にタイミングジェネレータは、パルスPSELをHレベルとする。これにより、垂直信号線7−1、7−2には各画素100のFD部の電位に基づく信号が垂直信号線7−1、7−2のそれぞれに出力される。またタイミングジェネレータは、パルスPRESをHレベルとしている。これによりリセットMOSトランジスタ3が導通し、FD部の電位がリセットされている。
時刻t2にタイミングジェネレータはパルスPRESをLレベルとしてFD部の電位のリセットを解除する。また時刻t2にタイミングジェネレータは、パルスCNT_RSTをHレベルとした後、Lレベルとする。これにより、カウンタ11−1〜11−4が保持しているカウント信号が初期値にリセットされる。
また時刻t3に、タイミングジェネレータはパルスRMP_RSTをLレベルとする。パルスRMP_RSTをHレベルとしていたことにより、ランプ発生回路9で生成するランプ信号RMPの電位がリセットされている。ランプ信号は本実施例の参照信号である。
時刻t4にタイミングジェネレータはパルスRMP_ENをHレベルとする。これにより、ランプ発生回路9はランプ信号の時間に依存した電位の変化を開始する。比較器8−1は画素100−1が垂直信号線7−1に出力しているAN1信号とランプ信号とを比較する。比較器8−2は画素100−2が垂直信号線7−2に出力しているAN2信号とランプ信号とを比較する。
また時刻t4において、タイミングジェネレータはパルスCNT_ENをHレベルとする。比較器8−1、8−2がカウンタ制御部10に出力する比較結果信号CMP1、CMP2はHレベルである。比較結果信号CMP1、CMP2が共にHレベルの期間、カウンタ制御部10はパルスCEN2をLレベルとする。このパルスCEN2がLレベルの時、カウンタ11−2はクロックパルスCNT_CLKの計数は行わない。
時刻t5に、垂直信号線7−1の電位VL1とランプ信号RMPの電位との大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP1の信号レベルがLレベルとなる。
カウンタ制御部10は、比較結果信号CMP1と比較結果信号CMP2とが異なる信号値の時にパルスCEN2をHレベルとする。従って、時刻t5に、カウンタ制御部10はパルスCEN2をHレベルとする。パルスCNT_ENがHレベルであり、かつパルスCEN2をHレベルとする事で、カウンタ11−2はクロックパルスCNT_CLKの計数を開始する。カウンタ制御部10は、パルスCMOD2(0)をLレベルとする。これにより、カウンタ11−2はアップカウントにてクロックパルスCNT_CLKの計数を行う。
時刻t6に垂直信号線7−2の電位VL2とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP2の信号レベルがLレベルとなる。これを受けて、カウンタ制御部10はパルスCEN2をLレベルとする。これにより、カウンタ11−2はこの時点におけるカウント信号を保持する。カウンタ11−2が保持したカウント信号は、垂直信号線7−1の電位VL1と垂直信号線7−2の電位VL2との電位差の絶対値に基づくデジタル信号である。即ち、AN1信号とAN2信号との差の絶対値に基づくデジタル信号である。この信号を|DN1−DN2|信号と表記する。以下、後述する本実施例のDS´1−DS´2信号についても同様に絶対値の符号を付して表す。なお、DN2信号はカウンタ11−2が時刻t4から時刻t6までクロックパルスCNT_CLKを計数した場合に得られると想定されるカウント信号である。|DN1−DN2|信号は本実施例の第1の差分信号である。
時刻t7に、パルスRMP_ENをLレベルとする。これにより、ランプ発生回路9はランプ信号の時間に依存した電位の変化を終了する。また、タイミングジェネレータはパルスCNT_ENをLレベルとする。また、カウンタ制御部10はパルスCMOD1(0)をLレベルとする。時刻t4から時刻t7までの期間に行う動作を、以下N変換と表記する。また、時刻t4から時刻t7までの期間、すなわちAN信号とランプ信号とを比較する期間をN変換期間と表記する。
時刻t8に、タイミングジェネレータはパルスRMP_RSTをHレベルとする。これにより、ランプ信号の電位がリセットされる。
時刻t9に、タイミングジェネレータはパルスPTXをHレベルとする。
時刻t10に、タイミングジェネレータはパルスPTXをLレベルとする。これにより、垂直信号線7−1にはAS1信号、垂直信号線7−2にはAS2信号が出力される。
時刻t11に、タイミングジェネレータはパルスRMP_RSTをLレベルとする。
時刻t12に、タイミングジェネレータはパルスRMP_ENをHレベルとする。これにより、ランプ発生回路9はランプ信号の電位RMPの時間に依存した変化を開始する。比較器8−1は画素100−1が垂直信号線7−1に出力している信号(以下、時刻t12において画素100−1が垂直信号線7−1に出力する信号をAS1信号と表記する)とランプ信号とを比較する。比較器8−2は画素100−2が垂直信号線7−2に出力している信号(以下、時刻t12において画素100−2が垂直信号線7−2に出力する信号をAS2信号と表記する)とランプ信号とを比較する。
また時刻t12に、タイミングジェネレータはパルスCNT_ENをHレベルとする。比較器8−1、8−2がカウンタ制御部10に出力する比較結果信号CMP1、CMP2はHレベルである。カウンタ制御部10が出力するパルスCMOD1(0)はLレベルのままである。これにより、カウンタ11−1のクロックパルスCNT_CLKの計数がアップカウントで行われる。カウンタ11−1は、時刻t5で保持したカウント信号からクロックパルスCNT_CLKのカウントを開始する。また、比較結果信号CMP1、CMP2が共にHレベルの期間、カウンタ制御部10はパルスCEN2をLレベルとする。このパルスCEN2がLレベルの時、カウンタ11−2はクロックパルスCNT_CLKの計数は行わない。
時刻t13に、垂直信号線7−1の電位VL1とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP1の信号レベルがLレベルとなる。
カウンタ制御部10はパルスCEN2をHレベルとする。パルスCNT_ENがHレベルであり、かつパルスCEN2をHレベルとする事で、カウンタ11−2はクロックパルスCNT_CLKの計数を開始する。カウンタ制御部10は、パルスCMOD2(0)をHレベルとする。これにより、カウンタ11−1はダウンカウントでクロックパルスCNT_CLKを計数する。
時刻t14に垂直信号線7−2の電位VL2とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP2の信号レベルがLレベルとなる。これを受けて、カウンタ制御部10はパルスCEN2をLレベルとする。これにより、カウンタ11−2はこの時点におけるカウント信号を保持する。カウンタ11−2が保持したカウント信号は、垂直信号線7−1の電位VL1と垂直信号線7−2の電位VL2との電位差の絶対値に基づくデジタル信号である。即ち、AS1信号とAS2信号との差の絶対値に基づくデジタル信号である。この信号を|DS´1−DS´2|信号と表記する。なお、DS´1信号はカウンタ11が時刻t12から時刻t13までダウンカウントによってクロックパルスCNT_CLKを計数した場合に得られると想定されるカウント信号である。DS´1信号は、AS1信号をデジタル変換して得られる信号(DS1信号と表記する)からAN1信号をデジタル変換して得られるDN1信号を差し引いた信号に基づくデジタル信号である。DS´2信号はカウンタ11−2が時刻t12から時刻t14までダウンカウントによってクロックパルスCNT_CLKを計数した場合に得られると想定されるカウント信号である。画素100のノイズ成分と、複数の比較器8の比較器毎の動作ばらつきを差し引いたデジタル信号を得ることができる。すなわち、複数のAS信号の差から、複数のAN信号の差を差し引いた信号に基づくデジタル信号が得られる。比較結果信号CMP1と比較結果信号CMP2がともに、比較器8−1、8−2がともに比較動作を開始した時の信号値(Hレベル)と異なる信号値(Lレベル)である期間、カウンタ11−2はクロックパルスの計数を停止する。これにより、カウンタ11−1は|DS´1−DS´2|信号を保持し続ける。
時刻t15に、タイミングジェネレータはパルスRMP_ENをLレベルとする。これにより、ランプ発生回路9はランプ信号の時間に依存した電位の変化を終了する。また、タイミングジェネレータはパルスCNT_ENをLレベルとする。また、カウンタ制御部10はパルスCMOD2(0)をLレベルとする。時刻t12から時刻t15までの期間に行う動作を、以下S変換と表記する。また、時刻t12から時刻t15までの期間、すなわちAS信号とランプ信号とを比較する期間をS変換期間と表記する。
時刻t16に、タイミングジェネレータはパルスRMP_RSTをHレベルとする。これにより、ランプ信号の電位がリセットされる。
また時刻t16に、タイミングジェネレータはパルスPRESをHレベルとする。これにより、FD部の電位がリセットされる。
上記の動作により、カウンタ11−2には|DS´1−DS´2|信号が得られる。
次にカウンタ11−1に関する動作を中心に説明する。
時刻t4に、カウンタ制御部10はパルスCMOD1(0)、CMOD1(1)をHレベルとする。カウンタ11−1のクロックパルスCNT_CLKの1パルスあたりのカウント数は、パルスCMOD1(1)がHレベルの時には、パルスCMOD1(1)がLレベルの時の2倍とする。具体的には、カウンタ11−1は、パルスCMOD1(1)がLレベルの時にはクロックパルスCNT_CLKの立ち上がりあるいは立ち下りのいずれか一方に応じてカウントする。そして、パルスCMOD1(1)がHレベルの時にはクロックパルスCNT_CLKの立ち上がりと立ち下りの両方に応じてカウントを行う。このパルスCMOD1(1)がLレベルの時のカウントモードをシングルカウントモード、パルスCMOD1(1)がHレベルの時のカウントモードをダブルカウントモードと以下表記する。カウンタ制御部10はパルスCEN1をHレベルとする。これにより、カウンタ11−1はダブルカウントモードで、クロックパルスCNT_CLKをダウンカウントにて計数する。
時刻t5に、垂直信号線7−1の電位VL1とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP1の信号レベルがLレベルとなる。これにより、カウンタ制御部10はパルスCMOD1(1)をLレベルとする。これにより、カウンタ11−1はダブルカウントモードからシングルカウントモードに変更してクロックパルスCNT_CLKの計数を行う。
時刻t6に垂直信号線7−2の電位VL2とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP2の信号レベルがLレベルとなる。これを受けて、カウンタ制御部10はパルスCEN1をLレベルとする。
カウンタ11−1が時刻t6で保持したカウント信号について説明する。
カウンタ11−1は時刻t4から時刻t5の期間、ダブルカウントモードでクロックパルスCNT_CLKの計数を行った。この時刻t5でカウンタ11−1が有していた信号は、AN1信号を2倍にした信号(以下、2AN1信号と表記する)に基づくデジタル信号である。カウンタ11−1は時刻t5から時刻t6の期間、シングルカウントモードでクロックパルスCNT_CLKの計数を行った。この時刻t5から時刻t6の期間のみにクロックパルスCNT_CLKを計数して得たデジタル信号は、AN2信号からAN1信号を差し引いた信号(以下、AN2−AN1信号と表記する)に基づくデジタル信号である。従って時刻t4から時刻t6までの期間にカウンタ11−1がクロックパルスCNT_CLKを計数して得たデジタル信号は、2AN1信号とAN2−AN1信号を足し合わせた信号に基づくデジタル信号である。即ち、AN1信号とAN2信号との和(以下、AN1+AN2信号と表記する)に基づくデジタル信号である。このカウンタ11−1が時刻t6に保持したデジタル信号をDN1+DN2信号と表記する。
時刻t7に、パルスCMOD1(0)をLレベルとする。
時刻t12に、パルスCMOD1(1)をHレベルとし、カウンタ11−1をダブルカウントモードとする。また、パルスCMOD1(0)をLレベルとし、パルスCEN1をHレベルとする。これにより、カウンタ11−1はダブルカウントモードで、クロックパルスCNT_CLKをアップカウントで計数する。
時刻t13に、垂直信号線7−1の電位VL1とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP1の信号レベルがLレベルとなる。これを受けてカウンタ制御部10は、パルスCMOD1(1)をLレベルとする。これにより、カウンタ11−1はダブルカウントモードからシングルカウントモードに変更してクロックパルスCNT_CLKの計数を行う。
時刻t14に垂直信号線7−2の電位VL2とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP2の信号レベルがLレベルとなる。これを受けて、カウンタ制御部10はパルスCEN1をLレベルとする。これにより、カウンタ11−1はこの時点におけるカウント信号を保持する。
カウンタ11−1が時刻t14に保持したデジタル信号について説明する。
カウンタ11−1は時刻t12から時刻t13の期間、ダブルカウントモードでクロックパルスCNT_CLKの計数を行った。この時刻t13でカウンタ11−1が有していた信号は、AS1信号を2倍にした信号(以下、2AS1信号と表記する)に基づくデジタル信号である。カウンタ11−1は時刻t13から時刻t14の期間、シングルカウントモードでクロックパルスCNT_CLKの計数を行った。この時刻t13から時刻t14の期間のみにクロックパルスCNT_CLKを計数して得たデジタル信号は、AS2信号からAS1信号を差し引いた信号(以下、AS2−AS1信号と表記する)に基づくデジタル信号である。従って時刻t12から時刻t14までの期間にカウンタ11−1がクロックパルスCNT_CLKを計数して得たデジタル信号は、2AS1信号とAS2−AS1信号を足し合わせた信号に基づくデジタル信号である。即ち、AS1信号とAS2信号との和(以下、AS1+AS2信号と表記する)に基づくデジタル信号である。このカウンタ11−1が時刻t14に保持したデジタル信号をDS´1+DS´2信号と表記する。比較結果信号CMP1と比較結果信号CMP2がともに、比較器8−1、8−2がともに比較動作を開始した時の信号値(Hレベル)と異なる信号値(Lレベル)である期間、カウンタ11−1はカウンタ11−2と同様にクロックパルスの計数を停止する。これにより、カウンタ11−1はDS´1+DS´2信号を保持し続ける。
時刻t15にパルスCMOD2(1)をLレベルとする。
この撮像装置では、第2のカウンタのカウンタ11−1をダブルカウントモード、シングルカウントモードとで動作させている。つまり、カウンタ11−1は、複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が同じ期間に行う第1の計数と、複数の比較器が出力する比較結果信号の信号値の異なる期間に行う第2の計数とを行う。そして、クロックパルスの単位期間あたりの計数を、第1の計数の方が第2の計数よりも大きくする。この動作により、DS´1+DS´2信号と、|DS´1−DS´2|信号とをそれぞれ得ることができる。本実施例の第1のデジタル信号は|DS´1−DS´2|信号である。また、本実施例の第2のデジタル信号はDS´1+DS´2信号である。つまり、複数の画素100が出力する信号の差に基づく第1のデジタル信号と、和に基づく第2のデジタル信号とを得ることができる。
<信号振幅の大小関係が(2)の場合について>
次に、信号振幅がAN1信号>AN2信号、かつAS1信号>AS2信号の関係にある場合について説明する。
以下、図5を参照しながら説明する。以下の説明は先の図4を用いて説明した動作と異なる点を中心に説明する。
時刻t1から時刻t4のそれぞれにおける動作は、先の図4を用いて説明した時刻t1から時刻t4のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t5(2)に垂直信号線7−2の電位VL2とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP2の信号レベルがLレベルとなる。
カウンタ制御部10は、比較結果信号CMP1と比較結果信号CMP2とが異なる信号値の時にパルスCEN2をHレベルとする。従って、時刻t5(2)に、カウンタ制御部10はパルスCEN2をHレベルとする。比較結果信号CMP2がLレベルの期間、パルスCEN2はHレベルである。パルスCNT_ENもHレベルとし、カウンタ11−2はクロックパルスCNT_CLKの計数を開始する。カウンタ制御部10はパルスCMOD2(0)をHレベルとする。これにより、カウンタ11−2はダウンカウントでクロックパルスCNT_CLKを計数する。
時刻t6(2)に垂直信号線7−1の電位VL1とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP1の信号レベルがLレベルとなる。これを受けて、カウンタ制御部10はパルスCEN1、CEN2を共にLレベルとする。これにより、カウンタ11−1、11−2はこの時点におけるカウント信号を保持する。カウンタ11−1が保持したカウント信号はDN1+DN2信号である。カウンタ11−2が保持したカウント信号は|DN1−DN2|信号である。
時刻t7(2)に、タイミングジェネレータはパルスRMP_ENをLレベルとする。また、タイミングジェネレータはパルスCNT_ENをLレベルとする。また、カウンタ制御部10はパルスCMOD1(0)、CMOD2(0)をLレベルとする。
時刻t8〜t12のそれぞれにおける動作は、先の図4を用いて説明した時刻t8〜t12のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t13(2)に、垂直信号線7−2の電位VL1とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP2の信号レベルがLレベルとなる。これを受けて、カウンタ制御部10はパルスCEN2をHレベルとする。パルスCNT_ENもHレベルのため、カウンタ11−2はクロックパルスCNT_CLKの計数を開始する。カウンタ制御部10はパルスCMOD2(0)をLレベルとして、カウンタ11−2はアップカウントでクロックパルスCNT_CLKを計数する。
時刻t14(2)に垂直信号線7−1の電位VL1とランプ信号の電位RMPとの大小関係が逆転すると、比較結果信号CMP1の信号レベルがLレベルとなる。これを受けて、カウンタ制御部10はパルスCEN1、CEN2をともにLレベルとする。これにより、カウンタ11−1、11−2はこの時点におけるカウント信号を保持する。この時点でカウンタ11−1が保持したカウント信号がDS´1+DS´2信号である。カウンタ11−2が保持したカウント信号は|DS´1−DS´2|信号である。
時刻t15、t16のそれぞれにおける動作は、先の図4を用いて説明した時刻t15、t16のそれぞれの動作と同様とすることができる。
上記の動作により、DS´1+DS´2信号、|DS´1−DS´2|信号が得られる。
<信号振幅の大小関係が(3)の場合について>
次に、信号振幅がAN1信号>AN2信号、かつAS1信号<AS2信号の関係にある場合を説明する。
以下、図6を参照しながら説明する。
時刻t1から時刻t4のそれぞれの動作は、先の図4を用いて説明した時刻t1から時刻t4のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t5(3)、t6(3)、t7(3)のそれぞれの動作は、先の図5の時刻t5(2)、t6(2)、t7(2)のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t8から時刻t12までのそれぞれの動作は、先の図4を用いて説明した時刻t1から時刻t4のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t13(3)、t14(3)、t15(3)のそれぞれの動作は、先の図4を用いて説明した時刻t13、t14、t15のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t16での動作は、先の図4を用いて説明した時刻t16の動作と同様とすることができる。
上記の動作により、DS´1+DS´2信号、|DS´1−DS´2|信号が得られる。
<信号振幅の大小関係が(4)の場合について>
次に、信号振幅がAN1信号<AN2信号、かつAS1信号>AS2信号の関係にある場合を説明する。
以下、図7を参照しながら説明する。
時刻t1から時刻t4のそれぞれの動作は、先の図4を用いて説明した時刻t1から時刻t4のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t5(4)、t6(4)、t7(4)のそれぞれの動作は、先の図4の時刻t5、t6、t7のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t8から時刻t12までのそれぞれの動作は、先の図4を用いて説明した時刻t1から時刻t4のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t13(4)、t14(4)、t15(4)のそれぞれの動作は、先の図5を用いて説明した時刻t13(2)、t14(2)、t15(2)のそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t16での動作は、先の図4を用いて説明した時刻t16の動作と同様とすることができる。
上記の動作により、DS´1+DS´2信号、|DS´1−DS´2|信号が得られる。
本実施例の撮像装置は、比較結果信号CMP1、CMP2の信号値が異なる期間に、比較結果信号CMP1,CMP2の信号値が変化する順序に基づいてカウント信号の信号値の増加と減少のいずれかを選択してカウンタにクロックパルスの計数を行わせるカウンタ制御部10を有する。カウンタ制御部10は、これまで述べたように、複数の画素信号の信号振幅の大小関係に基づいて、N変換期間、S変換期間のパルスCMOD2(0)の信号値を設定する。これにより、信号振幅が(1)〜(4)の関係のそれぞれにおいて、複数の比較器8の基準電位を異ならせる期間を設けずとも、|DS´1−DS´2|信号を得ることができる。
さらに本実施例のカウンタ制御部10は、カウンタ11−1が複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が同じ期間に行うクロックパルスの計数の重みを、複数の比較器の出力する比較結果信号の信号値が異なる期間に行うクロックパルスの計数の重みよりも大きくする。これによって、カウンタ11−1は画素100−1が出力する画素信号と画素100−2が出力する画素信号との和に基づくカウント信号を生成する。
本実施例では、画素100−1、100−2が出力する画素信号の和と差のそれぞれに基づくデジタル信号を得る形態を説明した。画素信号の和と差の組み合わせは本実施例の画素100−1、100−2以外であってもよく、種々の組み合わせが可能である。例えば、画素100−1、100−3が出力する画素信号の和、差に基づくデジタル信号を、比較器8−1、8−3が出力する比較結果信号CMP1、CMP3に基づいて得る形態であっても良い。
本実施例では、ランプ信号の時間に依存して電位が変化する形態の一例として、なめらかに電位が変化する信号を用いた形態を基に説明した。本実施例のランプ信号はこれに限定されるものではなく、階段状に電位が時間に依存して変化する信号であっても良い。このようなランプ信号として、例えば抵抗アレイを有し、抵抗値を順次切り替える構成を有するデジタルアナログコンバータによって生成される信号がある。
また、本実施例の撮像装置では、画素100が出力した画素信号が比較器8に出力される形態を説明した。他の形態として、垂直信号線7上に、一の電極に画素信号が出力され、他の電極が比較器8の入力端子に電気的に接続された容量を有する形態であっても良い。この容量を用いて、相関二重サンプリングを行う形態であっても良い。つまり、この容量に、AN信号を保持させた後、画素100がAS信号を垂直信号線7に出力することにより、比較器8にはAS信号とAN信号の差分の信号が入力される形態である。この形態であっても、本実施例の図4〜図6を参照しながら述べた動作によって動作させることができる。この形態でのN変換で得られる|DN1−DN2|信号は、複数の比較器8−1〜8−4のそれぞれの動作ばらつきの成分を含む信号である。このような形態においても、比較器8に出力される信号は、画素100が出力する信号に基づく信号である。
次に、図13に本実施例の撮像装置の利用形態の一例を示す。
図13に、図1で説明した画素100と、フォトダイオード1に光を集光するマイクロレンズ23との配置の一例を示す。入射光を複数の画素100のフォトダイオード1に導くための1つのマイクロレンズ23が、複数の画素100のフォトダイオード1を覆うように配されている。つまり、1つのマイクロレンズは複数の光電変換部に対応して設けられている。本形態の撮像装置は、複数のマイクロレンズ23を有するマイクロレンズアレイを有する。
本実施例の撮像装置に設けられた画素100は、位相差検出方式による焦点検出に用いるための信号を出力する。画素100が出力する、焦点検出に用いるための信号を以下、焦点検出基礎信号と表記する。例えば、画素部のうちの、ライン状またはクロス状の位置にある複数の画素から焦点検出基礎信号が出力される。本実施例の撮像装置では、この焦点検出基礎信号がAS1信号、AS2信号である。本実施例の撮像装置は|DS´1−DS´2|信号により、画素100−1と画素100−2への入射光の位相差を検出することができる。また、DS´1+DS´2信号により、1つのマイクロレンズ23が集光した入射光に基づくデジタル信号を得ることができる。つまり、|DS´1−DS´2|信号を用いた位相差に基づく焦点検出と、DS´1+DS´2信号を用いた画像形成と、を行うことができる。本実施例の撮像装置は、この焦点検出と画像形成に用いる|DS´1−DS´2|信号とDS´1+DS´2信号を同時に出力することができる。
さらに、撮像装置と、撮像装置から出力される信号を処理する出力信号処理部とを有する撮像システムの形態が考えられる。撮像装置がDS´1信号とDS´2信号とを個別に出力する場合では、撮像装置の外部に設けられた出力信号処理部がDS´1−DS´2信号とDS´1+DS´2信号を得るための演算処理を行う必要があった。これに対して、本実施例の撮像装置は|DS´1−DS´2|信号とDS´1+DS´2信号を出力するため、出力信号処理部の演算処理の負荷を減らすことができる。よって、撮像装置と信号処理部とを有する撮像システムの動作を高速化することができる。
また、本実施例では、画素100の配された列に比較器8が対応して設けられた列ADCを有する撮像装置について説明した。本実施例はこの形態に限定されるものではなく、例えば、2列の画素に1つの比較器8が配された形態であっても良い。また、本実施例は列ADCを有する撮像装置に限定されない。例えば、次の形態の撮像装置であっても実施できる。複数の画素100が出力するアナログ信号を保持する容量が各列に設けられている。水平走査回路が、各列の容量の保持したアナログ信号を順次出力する。この水平走査回路によって出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部が設けられた形態の撮像装置がある。このAD変換部は第1の比較器、第2の比較器、カウンタ制御部、カウンタを有する形態であれば良い。
本実施例では、第2のカウンタがダブルカウントモード、シングルカウントモードを行う形態を例として説明した。本実施例はこの形態に限定されない。例えば、3つの画素100−1〜100−3が出力する信号の和に基づくデジタル信号を得る場合には、以下の形態とすれば良い。比較結果信号CMP1〜3が全てHレベルの時には、1つのクロックパルスCNT_CLKに対して3つカウントする。そして、比較結果信号CMP1〜3のいずれか2つがHレベルの時には1つのクロックパルスCNT_CLKに対して2つカウントする。そして、比較結果信号CMP1〜3のいずれか1つのみがHレベルの時には1つのクロックパルスCNT_CLKに対して1つカウントするように重み付けをすればよい。
また、DN1+DN2信号、DS1+DS2信号を得る形態として、第2のカウンタがダブルカウントモード、シングルカウントモードを行う形態を例として説明した。前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号を得る形態はこの形態の他に、次のような形態とすることができる。例えば第2のカウンタが比較結果信号CMP1,CMP2が同じ信号値の時のみ計数したカウント信号Aと、比較結果信号CMP1、CMP2が異なる信号値の時のみ計数したカウント信号Bをそれぞれ保持する。図4の形態では、カウント信号Aは、時刻t4から時刻t5にダウンカウントで計数したDN1信号と、時刻t12から時刻t13にアップカウントで計数したDS1信号の差の、DS1−DN1信号である。カウント信号Bは、時刻t5から時刻t6にダウンカウントで計数したDN2−DN1信号と、時刻t13から時刻t14にアップカウントで計数したDS2−DS1信号との差の信号である。つまり、DS2−DS1−(DN2−DN1)信号である。第2のカウンタは撮像装置に設けられた不図示のデジタル信号処理回路にカウント信号A,カウント信号Bをそれぞれ出力する。デジタル信号処理回路は、カウント信号Aに2倍のゲインを掛けた後、カウント信号Bを加算する。よって、
2DS1−2DN1+DS2−DS1−(DN2−DN1)=DS1−DN1+DS2−DN2
となる。DS1−DN1信号はDS´1信号、DS2−DN2信号はDS´2信号であることから、DS´1+DS´2信号を得ることができる。
また、本実施例の撮像装置では、N変換期間とS変換期間とをそれぞれ設ける形態を説明した。他の形態として、N変換期間を省略し、S変換期間のみとしても良い。この形態の場合には、撮像装置が出力する信号は、|DN1−DN2|信号を含んだ|DS1―DS2|信号と、DN1+DN2信号を含んだDS1+DS2信号である。
本実施例の撮像装置はアナログデジタル変換部の一例として、時間に依存して電位が変化する参照信号と画素が出力する画素信号とを比較する形態を説明したが、他の形態のアナログデジタル変換部であっても実施することができる。例えば、逐次比較型、デルタシグマ型などのアナログデジタル変換部であっても実施することができる。これらのアナログデジタル変換部の場合には、AD変換によって得られたDS1信号とDS2信号とを個別に保持するメモリを有する。さらに撮像装置が演算部を有し、演算部はメモリに保持されたDS1信号とDS2信号とを加算してDS1+DS2信号を得る。さらに演算部は、DS1信号とDS2信号との差のDS1−DS2信号を得る。これにより、撮像装置はDS1+DS2信号とDS1−DS2信号とを出力することができる。よって、図1〜図7、図13に示した撮像装置と同様の効果を得ることができる。
〔実施例2〕
本実施例の撮像装置を、実施例1とは異なる部分を中心に説明する。
以下、図面を参照しながら説明する。
図8は、本実施例の撮像装置の一例を示したブロック図である。実施例1で説明した図1と同じ機能を有するものについては、図1で付した符号と同一の符号を付している。
複数の反転増幅器12は、行列状に配された複数の画素100の列に対応して設けられている。反転増幅器12は、画素100が出力する画素信号を増幅して比較器8に出力する増幅部である。実施例1と異なるのは、画素100から出力されたAN信号、AS信号のそれぞれが反転増幅器12によって反転増幅されて比較器8に出力される点である。垂直信号線については、画素100から反転増幅器12までの電気的経路を第1の垂直信号線7−1〜7−4、反転増幅器12から比較器8までの電気的経路を反転増幅信号線13−1〜13−4と分けて示した。本実施例では画素100が出力するAN信号に基づいて反転増幅器12が出力する信号が比較器8に与えられる。この画素100が出力するAN信号に基づいて反転増幅器12が出力する信号をGN信号と表記する。同様に、画素100が出力するAS信号に基づいて反転増幅器12が出力する信号をGS信号と表記する。本実施例のアナログ信号出力部50は複数の画素100と、反転増幅器12を含んでいる。本実施例において、アナログ信号出力部50が出力するノイズ信号はGN信号である。GN信号は画素100のノイズ成分と反転増幅器12のオフセット成分とを有する信号である。すなわち、GN信号は画素100の出力するAN信号に基づく信号である。また、アナログ信号出力部50が出力する光電変換信号はGS信号である。GS信号は、画素100が出力する光電変換信号のAS信号に基づく信号である。
図9は、図8で例示した撮像装置の動作の一例を示したタイミング図である。図9では、第1の垂直信号線7の電位VLに加え、反転増幅器12から比較器8までの電気的経路である反転増幅信号線13の電位CAを示した。また、図9は先の実施例1で図4を参照しながら述べた(1)AN1信号<AN2信号、AS1信号<AS2信号の信号振幅の場合について説明する。つまり、GN1<GN2信号、GS1信号<GS2信号の信号振幅の形態である。このGN信号、GS信号の信号振幅とは、画素100から信号が出力されていない時に反転増幅器12が出力する信号からの変化量である。
反転増幅信号線13の電位CAは、垂直信号線7の電位VLを反転増幅した信号である。従って、本実施例においては、画素100からAN信号、AS信号が出力されて反転増幅信号線13の電位CAが変化する方向が第1の垂直信号線7の電位VLとは反対方向になる。従って、ランプ信号の電位RMPの時間に依存して電位が変化する方向も、実施例1とは反対方向としている。
その他の点については、実施例1で述べた図4の動作と同様とすることができる。
また、実施例1で述べた、画素100−1,100−2が出力する画素信号の信号振幅の大小関係が(2)〜(4)の場合であっても実施することができる。つまり、ランプ信号の電位RMPの時間に依存して電位が変化する方向が実施例1とは反対方向である点を除き、実施例1で図5〜図7を用いて説明した動作と同様とすることができる。上記の動作により、第1のデジタル信号の|DS´1−DS´2|信号と第2のデジタル信号のDS´1+DS´2信号が得られる。これにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
〔実施例3〕
本実施例の撮像装置を、実施例1とは異なる部分を中心に説明する。
以下、図面を参照しながら説明する。
図10は、本実施例の撮像装置の一例を示した等価回路図である。実施例1で説明した図4と同じ機能を有するものについては、図4で付した符号と同一の符号を付している。
実施例1と異なるのは、カウンタ制御部10から信号SIGが与えられる符号メモリ14が、それぞれのカウンタ11に対応して設けられている点と、カウンタ制御部10が判定回路15、符号メモリ制御回路16とを有している点である。符号メモリ14が、それぞれのカウンタ11に対応して設けられている形態の一例として、符号メモリ14とカウンタ11とを有する回路部が複数設けられている形態を示した。判定回路15は、カウンタ11が保持するカウント信号の正負の符号を判定する符号判定部である。図10に示した符号メモリ14−1〜14−4のそれぞれにはカウンタ制御部10から信号SIG1〜4が与えられる。信号SIG1〜4は、N変換期間、S変換期間で比較結果信号CMP1が比較結果信号CMP2よりも早くLレベルになる場合にHレベルとなる。逆に、比較結果信号CMP1が比較結果信号CMP2よりも遅くLレベルになる場合にはLレベルとなる。つまり、複数の画素100の出力する画素信号の大小関係を符号メモリ14に保持させる信号である。符号メモリ14には不図示のタイミングジェネレータからパルスSIGN_WEN,SIGS_WENが与えられる。
次に図11を参照しながら、本実施例のカウンタ制御部10について説明する。
カウンタ制御部10はフリップフロップ回路FF1、FF2を有している。フリップフロップ回路FF1のD端子には、比較器8−1の出力する比較結果信号CMP1が入力される。フリップ回路FF1の第2の入力端子には、比較器8−2の出力する比較結果信号CMP2を反転した信号が入力される。フリップフロップ回路FF1はD端子、第2の入力端子のそれぞれに入力される信号に基づいて、Q端子から信号QAを符号メモリ制御回路16に出力する。フリップフロップ回路FF2のD端子には、比較器8−2が出力する比較結果信号CMP2が入力される。また、フリップフロップ回路FF2の第2の入力端子にはクロックパルスCNT_CLKの代わりに比較器8−1の出力する比較結果信号CMP1を反転した信号が入力される。フリップフロップ回路FF2はD端子、第2の入力端子のそれぞれに入力される信号に基づいて、Q端子から信号QBを符号メモリ制御回路16に出力する。
以下の表2に、比較結果信号CMP1、CMP2がHレベルからLレベルに遷移するタイミングの違いと、信号QA、QBの信号値との関係について示す。
Figure 2013251874
CMP1、CMP2が同時にLレベルからHレベルに遷移する場合には、信号QAと信号QBの信号値は同一となる。同様に、CMP1、CMP2が共にHレベルのままであり、Lレベルに遷移しない場合についても、信号QA,QBの信号値は同一となる。つまり、これらの場合では信号QA、QBの信号値は共に、0、1、フリップフロップ回路FF1,FF2の初期値のいずれかの値となる。
符号メモリ制御回路16は、この信号QA、QBの信号値に基づいて信号SIGを生成する。本実施例の撮像装置では、信号SIG1、SIG2はいずれか一方を使用する形態とすることができる。信号SIG1をLレベルに固定し、信号SIG2を信号QA、QBの信号値に基づいて変化させる形態について説明する。信号QAの信号値が1、信号QBの信号値が0の場合、信号SIG2の信号値をLレベルとする。また、信号QAの信号値が0、信号QBの信号値が1の場合、信号SIG2の信号値をHレベルとする。符号メモリ14−2は、信号SIG2がLレベルであれば、符号メモリ14−2はLレベルの信号を保持する。符号メモリ14−2の保持したLレベルの信号が出力されることで、画素100−1の出力する画素信号から画素100−2の出力する画素信号を差し引いた信号が正の値であることが分かる。逆に、信号SIG2がHレベルであれば、符号メモリ14−2はHレベルの信号を保持する。符号メモリ14−2の保持したHレベルの信号が出力されることで、画素100−1の出力する画素信号から画素100−2の出力する画素信号を差し引いた信号が負の値であることが分かる。信号QA、QBの信号値が共に0あるいは共に1である時、信号SIG2の信号値はHレベルとしてもLレベルとしても良い。
次に、図12を参照しながら図10で例示した撮像装置の動作について、実施例1と異なる点を中心に説明する。図12で示したMEMN、MEMSは、符号メモリ14が保持する信号を表したものである。本実施例の符号メモリ14−2はAN1−AN2信号の符号の情報の信号MEMNと、AS1−AS2信号の符号の情報の信号MEMSとをそれぞれ保持する。図12で示した動作は、符号メモリ14−1は使用しない形態、即ち信号SIG1はLレベルのまま固定した形態である。図12で示した動作は、画素100−1の出力する画素信号が画素100−2の出力する画素信号よりも小さい場合について示したものである。
時刻t21では、信号SIG2、SIGN_WEN,SIGS_WEN、MEMN,MEMSは全てLレベルである。その他の動作は実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t1での動作と同様とすることができる。
時刻t22から時刻t24までのそれぞれの動作は、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t2から時刻t4までのそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t25に、比較結果信号CMP1がLレベルとなると、比較結果信号CMP2はHレベルのままであるので、信号QAの信号値は0、信号QBの信号値は1である。従って、信号SIG2はHレベルとなる。その他の時刻t25における動作は、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t5での動作と同様とすることができる。
時刻t26における動作は、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t6での動作と同様とすることができる。
時刻t27に、信号SIGN_WENをHレベルとする。これにより、符号メモリ14−2は信号SIG2の信号値、すなわちHレベルの信号を保持する。よって、信号MEMNがHレベルとなる。
時刻t28から時刻t31までのそれぞれの動作は、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t8から時刻t11までのそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t32に、信号SIG2をLレベルにリセットする。その他の動作については、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t12での動作と同様とすることができる。
時刻t33に、比較結果信号CMP1がLレベルになると、比較結果信号CMP2がHレベルのままであるので、信号QAの信号値は1、信号QBの信号値は0である。従って、信号SIG2はHレベルとなる。その他の動作については、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t13での動作と同様とすることができる。
時刻t34での動作は、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t14での動作と同様とすることができる。
時刻t35に、信号SIGS_WENをHレベルとする。これにより、符号メモリ14−2は信号SIG2の信号値、すなわちHレベルの信号を保持する。よって、信号MEMSがHレベルとなる。その他の動作については、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t15での動作と同様とすることができる。
時刻t36での動作は、実施例1で図4を参照しながら説明した時刻t16での動作と同様とすることができる。
符号メモリ14−2は信号MEMN、MEMSが共にHレベルである。この信号を不図示の水平走査回路が撮像装置の外部に電気的に接続された信号処理部に出力させる。これにより、撮像装置から画素100−1、100−2が出力する画素信号の大小関係を記録した信号を出力させることができる。
本実施例の撮像装置では、DS´1+DS´2信号と、DS´1−DS´2信号とを得ることができる。また、DS´1−DS´2信号を、第1の比較器と第2の比較器のそれぞれの基準電位を異ならせる時間を設けずに得ることができる。
また、特許文献1に記載の第2の撮像装置では、符号判定用の第3の比較器を設けることに依る回路規模の増大が生じていた。これに対し、本実施例の撮像装置では、第3の比較器を設けることによって生じる回路規模の増大を低減しながら、AN1−AN2信号、AS1−AS2信号の符号の判定を行うことができる。
また、特許文献1に記載の第2の撮像装置では、符号判定用の第3比較器の比較結果が判定回路に入力される。そして、判定回路が出力する判定信号により、補数制御回路が第1の画素と第2の画素のそれぞれが出力するアナログ信号の差に基づくカウント信号を2の補数化するか否かを決定する。このようにして、第1の画素と第2の画素のそれぞれが出力するアナログ信号の大小関係に依らず、第1の画素と第2の画素のそれぞれが出力するアナログ信号の差に基づくデジタル信号を得られるようにしていた。これに対し、本実施例の撮像装置では符号判定部を有することにより、正負が判定されたAN1−AN2信号、AS1−AS2信号を得ることができる。よって、本実施例の撮像装置は、カウント信号の2の補数化を行わずとも、画素100−1と画素100−2のそれぞれが出力するアナログ信号の差に基づくデジタル信号を得られる効果を有する。
本実施例の判定回路15のフリップフロップ回路FF1、FF2の第2の入力端子には、比較結果信号CMP1、CMP2を反転した信号が入力されていた。本実施例ではこの形態に限定されるものではない。本実施例では比較器8がランプ信号と画素信号との大小関係が逆転すると比較結果信号CMPがHレベルからLレベルに遷移する形態であったが、LレベルからHレベルに遷移する形態の比較器8を用いることもできる。この形態の場合には、フリップフロップ回路FF1、FF2第2の入力端子に入力される信号を比較結果信号CMP1,CMP2とすれば良い。
本実施例では判定回路15の一例として、図11にフリップフロップ回路FF1、FF2を含む回路を説明した。本実施例の判定回路15はこの構成に限られるものではなく、比較結果信号CMP1、CMP2の信号値のどちらが先に変化したかを検出できる論理回路を用いれば実施することができる。例えば、フリップフロップ回路FF1,FF2の代わりに、Dラッチ回路で構成されていても良い。
〔実施例4〕
これまで実施例1〜3で述べた撮像装置を撮像システムに適用した場合の実施例について述べる。撮像システムとして、デジタルスチルカメラやデジタルカムコーダーや監視カメラなどがあげられる。図14に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラに撮像装置を適用した場合の模式図を示す。
図14において、撮像システムは被写体の光学像を撮像装置154に結像させるレンズ152、レンズ152の保護のためのバリア151、レンズ152を通った光量を可変にするための絞り153を有する。レンズ152、絞り153は撮像装置154に光を導く光学系である。また、撮像システムは撮像装置154より出力される出力信号の処理を行う出力信号処理部155を有する。
出力信号処理部155はデジタル信号処理部を有し、撮像装置154から出力される信号を、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って信号を出力する動作を行う。
また、撮像システムは、画像データを一時的に記憶する為のバッファメモリ部156、記録媒体に記録または読み出しを行うための記憶媒体制御インターフェース部158を有する。さらに撮像システムは、撮像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体159を有する。さらに、撮像システムは、外部コンピュータ等と通信する為の外部インターフェース部157、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1510、撮像装置154を有する。さらに撮像システムは、出力信号処理部155に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1511を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システムは少なくとも撮像装置154と、撮像装置154から出力された出力信号を処理する出力信号処理部155とを有すればよい。また、図13に示した撮像装置の構成の場合では、出力信号処理部155が焦点検出信号の処理を行う形態とすることができる。さらに出力信号処理部155がDS´1+DS´2信号から画像を形成する形態とすることができる。
以上のように、本実施例の撮像システムは、撮像装置154を適用して撮像動作を行うことが可能である。
7 垂直信号線
8 比較器
9 ランプ発生回路
10 カウンタ制御部
11 カウンタ
50 アナログ信号出力部

Claims (17)

  1. それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素と、を有する撮像装置であって、
    前記第1の画素は前記信号電荷に基づく第1の光電変換信号を出力し、
    前記第2の画素は前記信号電荷に基づく第2の光電変換信号を出力し、
    前記撮像装置がさらに、
    前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号とを生成するアナログデジタル変換部を有する撮像装置。
  2. 前記アナログデジタル変換部はさらに、前記第1の光電変換信号と時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第1の比較結果信号を出力する第1の比較器と、前記第2の光電変換信号と前記参照信号とを比較した信号値を有する第2の比較結果信号を出力する第2の比較器とを有し、
    前記アナログデジタル変換部が、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号に基づいて前記第1のデジタル信号と前記第2のデジタル信号とを生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記アナログデジタル変換部がさらに、
    クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1および第2のカウンタと、
    カウンタ制御部と、を有し、
    前記カウンタ制御部は、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号のそれぞれの前記信号値が変化する順序に基づいて、前記カウント信号の前記信号値の増加と減少のいずれかを選択し、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記クロックパルスの計数を前記第1のカウンタに行わせ、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタに前記カウント信号を生成させる動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行わせ、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の比較器の前記第1の光電変換信号と前記参照信号との比較と前記第2の比較器の前記第2の光電変換信号と前記参照信号との比較とをそれぞれ開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタの前記クロックパルスの計数を停止させて、前記第1のカウンタに前記第1のデジタル信号を生成させ、前記第2のカウンタに前記第2のデジタル信号を生成させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の画素と前記第2の画素の各々が、さらにノイズ信号を出力し、
    前記アナログデジタル変換部がさらに、
    クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1、第2のカウンタと、
    カウンタ制御部と、
    符号判定部と、を有し、
    前記カウンタ制御部は、
    前記第1の比較器と前記第2の比較器が前記第1の画素と前記第2の画素のそれぞれが出力する前記ノイズ信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記カウント信号の前記信号値の増加と減少との一方によって前記クロックパルスの計数を前記第1のカウンタに行わせ、
    前記第1の比較器が前記第1の光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記カウント信号の前記信号値の増加と減少との他方によって前記クロックパルスの計数を前記第1のカウンタに行わせ、
    前記第1の比較器が前記第1の光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合に、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号との前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号との前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタに前記カウント信号を生成させる動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行わせ、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の比較器の前記第1の光電変換信号と前記参照信号との比較と前記第2の比較器の前記第2の光電変換信号と前記参照信号との比較とをそれぞれ開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタの前記クロックパルスの計数を停止させて、前記第1のカウンタに前記第1のデジタル信号を生成させ、前記第2のカウンタに前記第2のデジタル信号を生成させ、
    前記符号判定部は、前記第1のデジタル信号の正負を、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値の変化する順序に基づいて判定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記符号判定部によって判定された前記第1のデジタル信号の正負の符号を保持する符号メモリを複数有し、
    前記符号メモリと前記第1のカウンタとが電気的に接続された回路部が複数設けられていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置がさらに反転増幅器を含み、
    前記第1の画素と前記第2の画素とが前記第1および第2の比較器にそれぞれ出力する信号が、前記反転増幅器によって増幅された信号であることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記カウンタ制御部が、前記第1の画素および前記第2の画素から、前記第1の比較器と前記第2の比較器のそれぞれに至る経路に設けられていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置はさらに、各々が複数の前記画素に光を集光するマイクロレンズを複数有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の撮像装置と、前記撮像装置から出力される信号を処理する出力信号処理部と、を有することを特徴とする撮像システム。
  10. アナログデジタル変換部と、
    それぞれが入射光に基づいて信号電荷を生成する光電変換部を有する第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素と、
    を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記第1の画素は前記信号電荷に基づく第1の光電変換信号を出力し、
    前記第2の画素は前記信号電荷に基づく第2の光電変換信号を出力し、
    前記アナログデジタル変換部が、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号と、前記第1の光電変換信号と前記第2の光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号とを、生成することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  11. 前記アナログデジタル変換部はさらに、前記第1の光電変換信号と時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第1の比較結果信号を出力する第1の比較器と、前記第2の光電変換信号と前記参照信号とを比較した信号値を有する第2の比較結果信号を出力する第2の比較器とを有し、
    前記アナログデジタル変換部が、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号に基づいて前記第1のデジタル信号と前記第2のデジタル信号とを生成することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置の駆動方法。
  12. クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1および第2のカウンタと、をさらに有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が変化する順序に基づいて、前記カウント信号の前記信号値の増加と減少のいずれかを選択し、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記クロックパルスの計数を行い、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタが前記カウント信号を生成する動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行い、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の光電変換信号と前記参照信号との比較および前記第2の光電変換信号と前記参照信号との比較を開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタとが前記クロックパルスの計数を停止して、前記第1のカウンタが前記第1のデジタル信号を生成し、前記第2のカウンタが前記第2のデジタル信号を生成することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置の駆動方法。
  13. 前記第1の画素と前記第2の画素の各々が、さらにノイズ信号を出力し、
    前記アナログデジタル変換部がさらに、
    クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1および第2のカウンタと、を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記第1の比較器と前記第2の比較器とが前記第1の画素と前記第2の画素のそれぞれが出力する前記ノイズ信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号との前記信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記カウント信号の前記信号値の増加と減少の一方によって前記クロックパルスを計数し、
    前記第1の比較器が前記第1の光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記カウント信号の前記信号値の増加と減少の他方によって前記クロックパルスを計数し、
    前記第1の比較器が前記第1の光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合に、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタが前記カウント信号を生成する動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行い、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の比較器の前記第1の光電変換信号と前記参照信号との比較と前記第2の比較器の前記第2の光電変換信号と前記参照信号との比較とをそれぞれ開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタとが前記クロックパルスの計数を停止して、前記第1のカウンタが前記第1のデジタル信号を生成し、前記第2のカウンタが前記第2のデジタル信号を生成し、
    前記第1のデジタル信号の正負を表す信号を、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が変化する順序に基づいて得ることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置の駆動方法。
  14. 前記撮像装置がさらに反転増幅器を含み、
    前記第1の画素と前記第2の画素とが前記第1および第2の比較器にそれぞれ出力する信号が、前記反転増幅器によって増幅された信号であることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  15. それぞれが光電変換部を有し、光電変換部が生成する信号電荷に基づく光電変換信号を出力する複数の画素と、
    各々が複数の前記画素に光を集光するマイクロレンズの複数と、
    前記複数の画素の1つの第1の画素の前記光電変換信号と、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第1の比較結果信号を出力する第1の比較器と、
    前記第1の画素とは別の第2の画素の前記光電変換信号と、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第2の比較結果信号を出力する第2の比較器と、
    クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1および第2のカウンタと、
    を有する撮像装置と、
    撮像装置が出力する信号を処理する出力信号処理部と、
    前記撮像装置に光を導く光学系と、
    を有する撮像システムの駆動方法であって、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が変化する順序に基づいて、前記カウント信号の前記信号値の増加と減少のいずれかを選択し、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記クロックパルスの計数を行い、
    前記第1の比較器が前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合に、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタが前記カウント信号を生成する動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行い、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の比較器の前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較と、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較と、をそれぞれ開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタとが前記クロックパルスの計数を停止して、前記第1のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号を生成し、前記第2のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号を生成し、
    前記撮像装置が前記第1のデジタル信号と前記第2のデジタル信号とを前記出力信号処理部に出力し、
    前記出力信号処理部が、前記第1のデジタル信号に基づいて焦点検出を行い、前記第2のデジタル信号に基づいて画像を生成することを特徴とする撮像システムの駆動方法。
  16. それぞれが光電変換部を有し、ノイズ信号と光電変換部が生成する信号電荷に基づく光電変換信号とを出力する複数の画素と、
    複数の前記画素に光を集光する1つのマイクロレンズの複数と、
    前記複数の画素の一つの第1の画素の前記ノイズ信号と前記光電変換信号の一方ずつと、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第1の比較結果信号を出力する第1の比較器と、
    前記第1の画素とは別の第2の画素の前記ノイズ信号と前記光電変換信号との一方ずつと、時間に依存して電位が変化する参照信号とを比較した信号値を有する第2の比較結果信号を出力する第2の比較器と、
    クロックパルスを計数した信号値を有するカウント信号を生成する、第1および第2のカウンタと、
    を有する撮像装置と、
    撮像装置が出力する信号を処理する出力信号処理部と、
    前記撮像装置に光を導く光学系と、
    を有する撮像システムの駆動方法であって、
    前記第1の比較器と前記第2の比較器とが前記ノイズ信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記カウント信号の前記信号値の増加と減少の一方によって前記クロックパルスを計数し、
    前記第1の比較器が前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合には、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に、前記第1のカウンタが前記カウント信号の前記信号値の増加と減少の他方によって前記クロックパルスを計数し、
    前記第1の比較器が前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較し、前記第2の比較器が前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号とを比較する場合に、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が同じ期間に前記クロックパルスの計数を行う第1の計数と、前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が異なる期間に前記クロックパルスの計数を行う第2の計数と、によって前記第2のカウンタが前記カウント信号を生成する動作を、単位期間あたりの前記クロックパルスの計数を前記第2の計数よりも前記第1の計数の方を大きくして行い、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号がともに、前記第1の比較器の前記第1の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較と前記第2の比較器の前記第2の画素の前記光電変換信号と前記参照信号との比較とをそれぞれ開始した時の信号値と異なる信号値の期間に、前記第1のカウンタと前記第2のカウンタとが前記クロックパルスの計数を停止して、前記第1のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との差に基づく第1のデジタル信号を生成し、前記第2のカウンタが前記第1の画素の前記光電変換信号と前記第2の画素の前記光電変換信号との和に基づく第2のデジタル信号を生成し、
    前記第1の比較結果信号と前記第2の比較結果信号の前記信号値が変化するタイミングの違いに基づいて、前記第1のデジタル信号の正負を表す信号を得て、
    前記撮像装置が前記第1のデジタル信号と、前記第2のデジタル信号と、前記第1のデジタル信号の正負を表す前記信号と、を前記出力信号処理部に出力し、
    前記出力信号処理部が、前記第1のデジタル信号と前記第1のデジタル信号の正負を表す前記信号とに基づいて焦点検出を行い、前記第2のデジタル信号に基づいて画像を生成することを特徴とする撮像システムの駆動方法。
  17. 前記撮像装置がさらに反転増幅器を含み、
    前記第1の画素と前記第2の画素とが前記第1および第2の比較器にそれぞれ出力する信号が、前記反転増幅器によって増幅された信号であることを特徴とする請求項15または16に記載の撮像システムの駆動方法。
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