JP2013250531A - 顕微鏡システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】貼り合わせに適したステージ位置での標本画像を容易に取得可能にする。
【解決手段】顕微鏡システムは、標本が載置されるステージを対物レンズの光軸に対して直交する方向に移動させる駆動部と、ステージ移動指示部の指示に応じて駆動部を制御する駆動制御部と、標本を撮像して標本画像を取得する撮像部と、貼り合わせ用画像とする標本画像の取得を指示する貼り合わせ用画像取得指示部と、貼り合わせ用画像取得指示部の指示に応じて撮像部により取得された貼り合わせ用画像と撮像部によりリアルタイムに取得された標本画像との重複部分の面積を算出する面積算出部と、面積算出部により算出された面積が閾値以下であるか否かを判定する判定部とを備え、駆動制御部は、駆動部の制御中において、面積算出部により算出された面積が閾値以下であると判定部により判定された場合に、ステージを停止させるように駆動部を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステージの移動と撮像とを繰り返し、撮像により得られた標本画像を貼り合わせて広画角の標本画像を生成する顕微鏡システム及びその制御方法に関する。
従来、ユーザの手動操作に応じたステージの移動とユーザの撮像指示に応じた撮像とを繰り返し、撮像により得られた標本画像を貼り合わせて広画角の標本画像を生成する顕微鏡システムが知られている。このような顕微鏡システムでは、ステージの移動がユーザの手動操作に応じて行われるため、貼り合わせに適さない位置へステージが移動されて撮像が行われてしまうと、得られる標本画像を適切に貼り合わせることができない虞がある。例えば、撮像により得られた隣り合う標本画像において、一方の標本画像が撮像された時のステージ位置と他方の標本画像が撮像された時のステージ位置との間の距離が、貼り合わせに適した距離よりも離れていたときには、その隣り合う標本画像の間に未撮像の空間が設けられてしまう場合がある。この場合には、その隣り合う標本画像を適切に貼り合わせることができない。
そこで、手動操作によりユーザが貼り合わせに適したステージ位置へステージを移動させることができるように、表示部に誘導表示を行うようにした顕微鏡システムが知られている(例えば特許文献1参照)。このような顕微鏡システムでは、ユーザは、その誘導表示に沿ってステージを移動させるように手動操作を行うことにより、貼り合わせに適したステージ位置へステージを移動させることができる。
特開2010−134374号公報
表示部に誘導表示を行うようにした上記の顕微鏡システムでは、ユーザは、誘導表示を注視しながら誘導表示に沿うようにステージの移動及び停止を手動操作により調整しなければならない。従って、ユーザの負担は大きい。
本発明は、上記実情に鑑み、貼り合わせに適したステージ位置での標本画像をユーザに負担をかけることなく容易に取得することができる顕微鏡システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
システムの一観点によれば、標本が載置されるステージと、前記ステージを対物レンズの光軸に対して直交する方向に移動させる駆動部と、前記ステージの移動を指示するステージ移動指示部と、前記ステージ移動指示部による指示に応じて前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記標本を撮像して標本画像を取得する撮像部と、貼り合わせ用画像とする標本画像の取得を指示する貼り合わせ用画像取得指示部と、前記貼り合わせ用画像取得指示部による指示に応じて前記撮像部により取得された貼り合わせ用画像と前記撮像部によりリアルタイムに取得された標本画像との重複部分の面積を算出する面積算出部と、前記面積算出部により算出された面積が閾値以下であるか否かを判定する判定部とを備え、前記駆動制御部は、前記駆動部の制御中において、前記面積算出部により算出された面積が閾値以下であると前記判定部により判定された場合に、前記ステージを停止させるように前記駆動部を制御する、ことを特徴とする顕微鏡システムが提供される。
方法の一観点によれば、標本が載置されるステージと、前記ステージを対物レンズの光軸に対して直交する方向に移動させる駆動部と、前記ステージの移動を指示するステージ移動指示部と、前記ステージ移動指示部による指示に応じて前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記標本を撮像して標本画像を取得する撮像部と、貼り合わせ用画像とする標本画像の取得を指示する貼り合わせ用画像取得指示部とを備える顕微鏡システムの制御方法であって、前記駆動制御部による前記駆動部の制御中において、前記貼り合わせ用画像取得指示部による指示に応じて前記撮像部により取得された貼り合わせ用画像と前記撮像部によりリアルタイムに取得された標本画像との重複部分の面積を算出し、前記算出された面積が閾値以下であると判定された場合に、前記駆動制御部が前記ステージを停止させるように前記駆動部を制御する、ことを特徴とする顕微鏡システムの制御方法が提供される。
開示のシステム及び方法は、貼り合わせに適したステージ位置での標本画像をユーザに負担をかけることなく容易に取得することができる、という効果を奏する。
顕微鏡システムの構成例を示す図である。 顕微鏡システムの機能ブロックの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る広画角標本画像生成動作の一部を説明する図である。 第1の実施形態に係る広画角標本画像生成動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例に係る広画角標本画像生成動作の一部を説明する図である。 第1の実施形態の変形例に係る広画角標本画像生成動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る広画角標本画像生成動作の一部を説明する図である。 第2の実施形態に係る広画角標本画像生成動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例に係る広画角標本画像生成動作の一部を説明する図である。 第2の実施形態の変形例に係る広画角標本画像生成動作を示す第1のフローチャートである。 第2の実施形態の変形例に係る広画角標本画像生成動作を示す第2のフローチャートである。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る顕微鏡システムの構成例を示す図である。
図1に示したように、本実施形態に係る顕微鏡システム100は、顕微鏡装置200、操作部300、表示部400、制御部500を含み、顕微鏡装置200、操作部300、表示部400がケーブルを介して制御部500に接続されている。
顕微鏡装置200は、対物レンズ211を含む撮像部210、標本(試料、サンプル)が載置されるステージ221を電動によりXY方向(X軸Y軸方向)に移動させる電動XYステージ220を含む。なお、XY方向とは、対物レンズ211の光軸に対して直交する方向である。さらに、XY方向に垂直な方向であるZ方向(Z軸方向)に電動XYステージ220を移動制御する、図示しないZ方向制御部を備えている。
操作部300は、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、ジョイスティック等を含み、ステージ移動指示、貼り合わせ用画像取得指示、貼り合わせ実行指示、貼り合わせ継続指示等の各種のユーザ指示を受け付ける。なお、ステージ移動指示は、ステージ221の移動指示(移動方向指示)であり、例えばジョイスティックの操作により行われる。貼り合わせ用画像取得指示は、貼り合わせ用画像とする標本画像の取得指示である。貼り合わせ実行指示は、貼り合わせ用画像の貼り合わせを実行する指示である。貼り合わせ継続指示は、後述の広画角標本画像生成動作を継続する指示である。なお、操作部300は、ステージ移動指示部、貼り合わせ用画像取得指示部の一例である。
表示部400は、貼り合わせ用画像、ライブ画像等を表示する。なお、ライブ画像とは、撮像部210によりリアルタイムに取得される標本画像のことである。
制御部500は、顕微鏡システム100の全体動作を制御する。例えば、操作部300が受け付けたユーザ指示の受け付け、顕微鏡装置200の制御、表示部400の表示制御等を行う。
図2は、顕微鏡システム100の機能ブロックの一例を示す図である。図2を用いて、顕微鏡装置200と制御部500の構成について更に詳細に説明する。
図2に示したように、顕微鏡装置200は、撮像部210、電動XYステージ220を含む。
撮像部210は、対物レンズ211とカメラ212を含む。カメラ212は、対物レンズ211を介してステージ221上の標本を撮像し、標本画像を得る。
電動XYステージ220は、ステージXY駆動部222、X位置検出部223、Y位置検出部224を含む。ステージXY駆動部222は、ステージ221をXY方向に移動させる。なお、ステージXY駆動部222は、駆動部の一例である。X位置検出部223は、ステージ221のX方向のステージ位置を検出する。Y位置検出部224は、ステージ221のY方向のステージ位置を検出する。
制御部500は、画像処理部510、記憶部520、算出部530、判定部540、XYステージ制御部550を含む。
画像処理部510は、貼り合わせ用画像を貼り合わせる等の画像処理を行う。なお、画像処理部510は、画像貼り合わせ部の一例である。
記憶部520は、貼り合わせ用画像、貼り合わせ用画像取得時のステージ位置、面積閾値等を記憶する。なお、面積閾値とは、貼り合わせ用画像同士を貼り合わせる際の適切な重複量となる面積のことである。この面積閾値となる面積は、例えば、対物レンズ211のレンズ歪やカメラ212により得られる撮像画像に生じ得るシェーディング等を考慮して、求められる。シェーディングとは、例えば、画像の周辺部が中心部に対して暗くなるという輝度ムラのことである。
算出部530は、貼り合わせ用画像とライブ画像との重複部分の面積を算出する。なお、算出部530は、面積算出部の一例である。
判定部540は、算出部530により算出された面積が記憶部520に記憶されている面積閾値以下であるか否かを判定する。
XYステージ制御部550は、ステージXY駆動部222を制御する。XYステージ制御部510は、例えば、操作部300を介して受け付けたステージ移動指示に応じて、ステージXY駆動部222を制御する。また、XYステージ制御部510は、ステージXY駆動部222の制御中において、算出部530により算出された面積が記憶部520に記憶されている面積閾値以下であると判定部540により判定された場合に、ステージ221を停止させるように、ステージXY駆動部222を制御する。なお、XYステージ制御部550は、駆動制御部の一例である。
次に、顕微鏡システム100の動作について説明する。
ここでは、その一例として、顕微鏡システム100が行う広画角標本画像生成動作について説明する。なお、広画角標本画像生成動作とは、ステージ移動指示に応じたステージ221の移動と貼り合わせ用画像取得指示に応じた貼り合わせ用画像の取得とを繰り返しながら、取得した貼り合わせ用画像を貼り合わせて広画角の標本画像を生成するときの動作のことである。
図3は、その動作の一部を説明する図であり、最初に取得した貼り合わせ用画像に貼り合わせる次の貼り合わせ用画像を取得するときに行われる動作を説明する図である。なお、最初に取得した貼り合わせ用画像は、広画角標本画像生成動作において、ユーザによる最初の貼り合わせ用画像取得指示に応じて取得されたものである。
図3において、最上段は、表示部400に表示される、最初に取得した貼り合わせ用画像401とライブ画像(太線四角)402の時間的変化を示す。なお、表示部400には、貼り合わせ用画像401に対してライブ画像402が重畳されて表示される。また、貼り合わせ用画像401とライブ画像402は、両者の位置関係を維持したまま表示される。
二段目は、ユーザによるステージ移動指示の有無の時間的変化を示す。
三段目は、電動XYステージ220(ステージXY駆動部222)の駆動状態(駆動又は停止)の時間的変化を示す。
最下段は、算出部530により算出される、貼り合わせ用画像401とライブ画像402との重複部分の面積の時間的変化を示す。なお、Aはその面積を示し、Bは記憶部520に記憶されている面積閾値を示す。面積閾値(B)は、適正な広画角画像を生成するために必要な、貼り合わせ用画像401とライブ画像402との重複部分の面積の最小値(閾値面積)である。これは、例えば、貼り合わせ画像の特性や輝度等により決まる値であり、予めユーザが設定しても良い。或いは、例えば、貼り合わせ画像の特性や輝度等に応じて、制御部500により自動で設定されても良い。
図3の二段目に示したように、貼り合わせ用画像401を取得した後にユーザが一方向(例えば+X方向)へのステージ移動指示を続けて行った場合、次のような動作が行われる。まず、XYステージ制御部550は、そのステージ移動指示に応じて、図3の三段目に示したように、ステージXY駆動部222を制御(駆動制御)し、ステージ221を移動させる。一方、XYステージ制御部550による制御中において、算出部530は、貼り合わせ用画像401とライブ画像402との重複部分の面積(A)を算出し、判定部540は、その面積(A)が面積閾値(B)以下であるか否かを判定する。
このような処理により、表示部400の表示においては、図3の最上段に示したように、ステージ221の移動に伴い、貼り合わせ用画像401に対してライブ画像402が一方向(図3の右方向)へ徐々に移動する。また、算出部530により算出された面積(A)が、図3の最下段に示したように、ステージ221の移動に伴い、徐々に減少する。
そして、XYステージ制御部550は、ステージXY駆動部222の制御中において、算出部540により算出された面積(A)が面積閾値(B)以下であると判定部540により判定された場合に、ステージ221を停止させるように、ステージXY駆動部222を制御する(図3の三段目、最下段参照)。なお、このように判定された場合には、図3の二段目に示したように、たとえステージ移動指示が続けて行われていた場合であっても、XYステージ制御部550は、ステージ221を停止させるように、ステージXY駆動部222を制御する。
これにより、貼り合わせ用画像401に貼り合わせる次の貼り合わせ用画像を取得するのに適したステージ位置へステージ221を移動、停止させることができる。従って、ユーザは、この時に貼り合わせ用画像取得指示を行うことによって、貼り合わせに適した貼り合わせ用画像を容易に取得することができる。詳しくは後述するが、このようにして取得された貼り合わせ用画像は、画像処理部510により貼り合わせ用画像401と貼り合わせられ、新たな貼り合わせ用画像として生成される。そして、このような動作を繰り返すことにより、広画角の標本画像の生成が行われる。
なお、図3では、ユーザが一方向へのステージ移動指示を続けて行う場合の例を説明したが、例えば、その途中でユーザがステージ移動方向を変更するステージ移動指示を行う場合にも同様にして処理が行われる。このようなステージ移動指示は、ジョイスティック(操作部300)のレバーの向きをステージ移動指示の途中で変更することにより行われる。ジョイスティックのレバーの向きは、ステージ221の移動方向に対応する。
図4は、図3に示した動作を含む、広画角標本画像生成動作を示すフローチャートである。
図4に示したように、本動作では、まず、最初の貼り合わせ用画像の取得を行い(S101)、記憶部520に保存する。また、この時のステージ位置を、その貼り合わせ用画像取得時のステージ位置として記憶部520に保存する。なお、最初の貼り合わせ用画像の取得は、例えば、ユーザが、ステージ移動指示を行って所望の位置へステージ221を移動させた後に貼り合わせ用画像取得指示を行うことによって取得される。また、ステージ位置は、X位置検出部223とY位置検出部224とにより検出される。
本動作において、S101の後は、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像とライブ画像とが、例えば図3の最上段に示したように、位置関係を維持したまま表示部400に表示される。なお、両者の位置関係は、例えば、貼り合わせ用画像取得時のステージ位置とライブ画像取得時のステージ位置(現在のステージ位置でもある)等に基づくものである。
続いて、制御部500は、操作部(ジョイスティック)300を介して、ユーザのステージ移動指示を受け付けたか否かを判定する(S102)。ここで、その判定結果がYesの場合、XYステージ制御部550は、S102で受け付けたステージ移動指示に応じて、ステージXY駆動部222を制御して、ステージ221を移動させる(S103)。続いて、算出部530は、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像とライブ画像との重複部分の面積(A)を算出する(S104)。なお、この面積(A)は、例えば、カメラ212による撮像サイズ、貼り合わせ用画像取得時のステージ位置、ライブ画像取得時のステージ位置等に基づいて算出される。続いて、判定部540は、その面積(A)が面積閾値(B)以下であるか否かを判定する(S105)。ここで、その判定結果がNoの場合、S102へ処理が戻る。
一方、S105の判定結果がYesの場合、又は、S102の判定結果がNoの場合、XYステージ制御部550は、ステージXY駆動部222を制御して、ステージ221を停止させる(S106)。すなわち、電動XYステージ220の駆動を停止する。
続いて、制御部500は、操作部300を介して、ユーザの貼り合わせ用画像取得指示を受け付けたか否かを判定する(S107)。ここで、その判定結果がYesの場合、制御部500は撮像部210を制御し、この時のライブ画像を貼り合わせ用画像として取得する(S108)。すなわち、制御部500は、この時のステージ221上の標本を撮像し、貼り合わせ用画像とする標本画像を取得する。また、この時のステージ位置を、その貼り合わせ用画像取得時のステージ位置として記憶部520に保存する。
続いて、制御部500は、操作部300を介して、ユーザの貼り合わせ実行指示を受け付けたか否かを判定する(S109)。ここで、その判定結果がYesの場合、画像処理部510は、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像に、S108で取得された貼り合わせ用画像を貼り合わせて新たな貼り合わせ用画像を生成し(S110)、記憶部520に保存する(S111)。なお、画像処理部510による貼り合わせでは、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像とS108で取得された貼り合わせ用画像とが、両画像の重複部分で貼り合わせられるように、両画像の貼り合わせが行われる。これは、例えば、貼り合わせが行われる貼り合わせ用画像が取得された時のステージ位置等に基づいて行われる。
S111の後、S107の判定結果がNoの場合、又は、S109の判定結果がNoの場合、制御部500は、操作部300を介して、ユーザの貼り合わせ継続指示を受け付けたか否かを判定する(S112)。ここで、その判定結果がYesの場合にはS102へ処理が戻り、Noの場合には本動作が終了する。
このような動作によれば、ユーザは、次の貼り合わせ用画像を取得するステージ位置の方向へステージ221を移動させるようにステージ移動指示を続けるだけで、その方向の貼り合わせに適したステージ位置へステージ221を移動、停止させることができる。また、ユーザは、ステージ移動指示の途中でステージ221の移動方向を変更することもできるので、次の貼り合わせ用画像を取得するステージ位置をステージ移動指示の途中で自由に変更することもできる。
以上、本実施形態に係る顕微鏡システム100によれば、貼り合わせに適したステージ位置での貼り合わせ用画像(標本画像)をユーザに負担をかけることなく容易に取得することができる。
なお、本実施形態に係る顕微鏡システム100は、次のように変形してもよい。
例えば、貼り合わせ用画像取得後のステージ移動指示に応じてステージ221を移動させる場合において、そのステージ移動指示の途中で移動方向を変更する必要が無いのであれば、操作簡略化のために、貼り合わせ用画像取得後の最初のステージ移動指示のみに応じてステージ221を移動させるようにしてもよい。
図5は、このような動作が行われる変形例に係る広画角標本画像生成動作の一部を説明する図であり、上述の図3に対応する。
図5において、図3と異なる部分は、図5の二段目に示した、ユーザによるステージ移動指示の有無の時間的変化である。
図5の二段目に示したように、ここでは、貼り合わせ用画像401を取得した後、ユーザの最初のステージ移動指示(ジョイスティック操作)のみに応じて、XYステージ制御部550によるステージXY駆動部222の制御が継続される。これ以外は、図3を用いて説明した動作と同様の動作が行われる。
図6は、図5に示した動作を含む、変形例に係る広画角標本画像生成動作を示すフローチャートである。
図6に示したフローにおいて、図4に示したフローと異なる点は、次の点である。図4に示したフローでは、S105の判定結果がNoの場合の処理の戻り先がS102であったのに対して、図6に示したフローでは、S105の判定結果がNoの場合の処理の戻り先がS103である点である。
これにより、ユーザは、貼り合わせ用画像取得後の最初のステージ移動指示のみで、貼り合わせ用画像に貼り合わせる次の貼り合わせ用画像を取得するのに適したステージ位置へステージ221を移動、停止させることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係る顕微鏡システムは、第1の実施形態に係る顕微鏡システム100に対して、構成の一部及び動作(広画角標本画像生成動作)の一部が異なる。そこで、以下では、その異なる点を中心に、本実施形態に係る顕微鏡システムを説明する。なお、本実施形態に係る顕微鏡システムにおいて、第1の実施形態に係る顕微鏡システム100と同一の構成要素については同一の符号を付して説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム100の構成は、第1の実施形態に係る顕微鏡システム100に対して、次の点が異なる。
制御部500は、広画角標本画像生成動作を規定する動作モードとして、複数の動作モード(第1の動作モード、第2の動作モードを含む)を有する。例えば、第1の動作モードに設定された制御部500は、広画角標本画像生成動作として、第1の実施形態に係る広画角標本画像生成動作と同様の動作を行う。一方、第2の動作モードに設定された制御部500は、広画角標本画像生成動作として、後述の動作を行う。なお、制御部500が複数の動作モードを有することは、XYステージ制御部550もその複数の動作モードを有することになる。従って、制御部500が第1の動作モードに設定された場合には、XYステージ制御部550も第1の動作モードに設定されたことになる。同様に、制御部500が第2の動作モードに設定された場合には、XYステージ制御部550も第2の動作モードに設定されたことになる。
操作部300は、ユーザ指示として、更に動作モード設定指示を受け付ける。なお、動作モード設定指示は、制御部500に設定する動作モードを指示する。
算出部530は、制御部500に設定されている動作モードに応じて、次のような処理を行う。制御部500に設定されている動作モードが第1の動作モードである場合には、第1の実施形態に係る算出部530の処理と同様の処理を行う。一方、制御部500に設定されている動作モードが第2の動作モードである場合には、貼り合わせ用画像取得後の最初のステージ移動指示と記憶部520に記憶されている面積閾値とに基づいて、貼り合わせ用画像とライブ画像との重複部分の面積が面積閾値となるときのステージ移動量を算出する。なお、第2の実施形態に係る算出部530は、面積算出部、移動量算出部の一例である。
本実施形態に係る顕微鏡システム100の動作(広画角標本画像生成動作)は、次のようになる。
制御部500に設定されている動作モードが第1の動作モードである場合の広画角標本画像生成動作は、第1の実施形態に係る顕微鏡システム100の動作と同様の動作となるので、ここではその説明を割愛する。
一方、制御部500に設定されている動作モードが第2の動作モードである場合の広画角標本画像生成動作は、次のようになる。
図7は、その動作の一部を説明する図であり、最初に取得した貼り合わせ用画像に貼り合わせる次の貼り合わせ用画像を取得するときに行われる動作を説明する図である。
図7において、最上段は、表示部400に表示される、最初に取得した貼り合わせ用画像401とライブ画像(太線四角)402の時間的変化を示す。なお、表示部400には、貼り合わせ用画像401に対してライブ画像402が重畳されて表示される。また、貼り合わせ用画像401とライブ画像402は、両者の位置関係を維持したまま表示される。
二段目は、ユーザによるステージ移動指示の有無の時間的変化を示す。
三段目(最下段)は、電動XYステージ220(ステージXY駆動部222)の駆動状態(駆動又は停止)の時間的変化を示す。
図7の二段目に示したように、貼り合わせ用画像401を取得した後、ユーザが最初のステージ移動指示を行った場合、次のような動作が行われる。まず、算出部530は、その最初のステージ移動指示と記憶部520に記憶されている面積閾値とに基づいて、貼り合わせ用画像401とライブ画像402との重複部分の面積が面積閾値となるときのステージ移動量を算出する。XYステージ制御部550は、その最初のステージ移動指示に応じて、図7の三段目に示したように、ステージXY駆動部222を制御(駆動制御)し、算出部530により算出されたステージ移動量分ステージ221を移動させて停止させる。
このような処理により、表示部400の表示においては、図7の最上段に示したように、ステージ221の移動に伴い、貼り合わせ用画像401に対してライブ画像402が一方向(図7の右方向)へ徐々に移動する。
これにより、貼り合わせ用画像401に貼り合わせる次の貼り合わせ用画像を取得するのに適したステージ位置へステージ221を移動、停止させることができる。従って、ユーザは、この時に貼り合わせ用画像取得指示を行うことによって、貼り合わせに適した貼り合わせ用画像を容易に取得することができる。詳しくは後述するが、このようにして取得された貼り合わせ用画像は、画像処理部510により貼り合わせ用画像401と貼り合わせられ、新たな貼り合わせ用画像として生成される。そして、このような動作を繰り返すことにより、広画角の標本画像の生成が行われる。
図8は、制御部500に設定されている動作モードが第2の動作モードである場合の、図7に示した動作を含む、広画角標本画像生成動作を示すフローチャートである。
図8に示したように、本動作では、まず、最初の貼り合わせ用画像の取得を行い(S201)、記憶部520に保存する。また、この時のステージ位置を、その貼り合わせ用画像取得時のステージ位置として記憶部520に保存する。なお、最初の貼り合わせ用画像の取得は、例えば、ユーザが、ステージ移動指示を行って所望の位置へステージ221を移動させた後に貼り合わせ用画像取得指示を行うことによって取得される。また、ステージ位置は、X位置検出部223とY位置検出部224とにより検出される。
本動作において、S201の後は、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像とライブ画像とが、例えば図7の最上段に示したように、位置関係を維持したまま表示部400に表示される。なお、両者の位置関係は、例えば、貼り合わせ用画像取得時のステージ位置とライブ画像取得時のステージ位置(現在のステージ位置でもある)等に基づくものである。
続いて、制御部500は、操作部(ジョイスティック)300を介して、ユーザのステージ移動指示を受け付けたか否かを判定する(S202)。ここで、その判定結果がYesの場合、算出部530は、そのステージ移動指示と記憶部520に記憶されている面積閾値(B)とに基づいて、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像とステージ移動指示に応じたステージ移動方向で得られるライブ画像との重複部分の面積(A)が面積閾値(B)となるときのステージ移動量(P)を算出する(S203)。なお、ステージ移動量(P)は、例えば、ステージ移動指示(ステージ移動方向)、面積閾値(B)のほか、カメラ212による撮像サイズ、貼り合わせ用画像取得時のステージ位置等に基づいて算出される。続いて、XYステージ制御部550は、S202で受け付けたステージ移動指示に応じて、ステージXY駆動部222を制御して、ステージ221を移動させる(S204)。そして、ステージ221の移動を開始してからのステージ移動量が、S203で算出されたステージ移動量(P)以上であるか否かを判定する(S205)。ここで、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S205の判定結果がYesの場合、XYステージ制御部550は、ステージXY駆動部222を制御して、ステージ221を停止させる(S206)。すなわち、電動XYステージ220の駆動を停止する。
続いて、制御部500は、操作部300を介して、ユーザの貼り合わせ用画像取得指示を受け付けたか否かを判定する(S207)。ここで、その判定結果がYesの場合、制御部500は撮像部210を制御し、この時のライブ画像を貼り合わせ用画像として取得する(S208)。すなわち、制御部500は、この時のステージ221上の標本を撮像し、貼り合わせ用画像とする標本画像を取得する。また、この時のステージ位置を、その貼り合わせ用画像取得時のステージ位置として記憶部520に保存する。
続いて、制御部500は、操作部300を介して、ユーザの貼り合わせ実行指示を受け付けたか否かを判定する(S209)。ここで、その判定結果がYesの場合、画像処理部510は、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像に、S208で取得された貼り合わせ用画像を貼り合わせて新たな貼り合わせ用画像を生成(S210)し、記憶部520に保存する(S211)。なお、画像処理部510による貼り合わせでは、記憶部520に記憶されている貼り合わせ用画像とS208で取得された貼り合わせ用画像とが、両画像の重複部分で貼り合わせられるように、両画像の貼り合わせが行われる。これは、例えば、貼り合わせが行われる貼り合わせ用画像が取得された時のステージ位置等に基づいて行われる。
S211の後、S202の判定結果がNoの場合、S207の判定結果がNoの場合、又は、S209の判定結果がNoの場合、制御部500は、操作部300を介して、ユーザの貼り合わせ継続指示を受け付けたか否かを判定する(S212)。ここで、その判定結果がYesの場合にはS202へ処理が戻り、Noの場合には本動作が終了する。
このような動作によれば、ユーザは、貼り合わせ用画像取得後の最初のステージ移動指示のみで、貼り合わせ用画像に貼り合わせる次の貼り合わせ用画像を取得するのに適したステージ位置へステージ221を移動、停止させることができる。
また、第1の動作モードに設定された制御部500では、算出部530による複数回の算出処理(面積算出処理)が行われるのに対し、第2の動作モードに設定された制御部500では、算出部530による1回の算出処理(移動量算出処理)が行われるだけである。従って、第2の動作モードに設定された場合には、第1の動作モードに設定された場合に比べて、制御部500の処理の負荷を軽減することができる。
以上、本実施形態に係る顕微鏡システム100によっても、貼り合わせに適したステージ位置での貼り合わせ用画像(標本画像)をユーザに負担をかけることなく容易に取得することができる。
なお、本実施形態に係る顕微鏡システム100は、次のように変形してもよい。
例えば、制御部500に設定されている動作モードが第2の動作モードである場合の広画角標本画像生成動作において、貼り合わせ用画像取得後のステージ移動指示に応じてステージ221を移動させる場合に、その移動速度を変化させるようにしてもよい。
図9は、このような動作が行われる変形例に係る広画角標本画像生成動作の一部を説明する図であり、上述の図7に対応する。
図9において、最下段は、ステージ221の移動速度の時間的変化を示す。
図9において、図7と異なる部分は、図9の最下段に示した、ステージ221の移動速度の時間的変化である。
ここでは、図9の二段目に示したように、貼り合わせ用画像401を取得した後のユーザの最初のステージ移動指示に応じて、XYステージ制御部550が、図9の三段目に示したように、ステージXY駆動部222を制御してステージ221を移動させる際に、ステージ221の移動速度を、図9の最下段に示したように、変化させる。すなわち、ステージ221の移動開始直後では一定の加速度でステージ221の移動速度が上がり、その後は移動速度一定となり、そして、ステージ221の停止直前では一定の減速度でステージ221の移動速度が下がるように、ステージ221の移動速度を変化させる。
図10(図10A、図10B)は、制御部500に設定されている動作モードが第2の動作モードである場合の、図9に示した動作を含む、変形例に係る広画角標本画像生成動作を示すフローチャートである。
図10に示したフローにおいて、図8に示したフローと異なる点は、次の点である。図8に示したフローでは、S203とS205との間でステージ221の移動速度を変更する制御が行われていなかったのに対し、図10に示したフローでは、その間でそれが行われる点である。
すなわち、図10に示したフローでは、図10Aに示したように、そのS203とS205との間で次のような処理(S301乃至S305)が行われる。
まず、XYステージ制御部550は、S202で受け付けたステージ移動指示に応じて、ステージXY駆動部222を制御して、その指示に応じた方向へステージ221を加速度Vaで移動させる(S301)。続いて、XYステージ制御部550は、ステージ221の移動を開始してからのステージ移動量が、ステージ移動量(Pa)以上であるか否かを判定する(S302)。なお、ステージ221の移動を開始してからのステージ移動量は、例えば、移動開始時(停止時)のステージ位置と、現在(移動中)のステージ位置とに基づいて求められる。ステージ位置は、X位置検出部223とY位置検出部224とにより検出される。また、ステージ移動量(Pa)は、例えば、S203で算出されたステージ移動量(P)に基づいて決定され、少なくともPa<Pの条件を満たす。
S302の判定において、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S302の判定結果がYesの場合には、S202で受け付けたステージ移動指示に応じて、ステージXY駆動部222を制御して、その指示に応じた方向へステージ221を一定速度Vcで移動させる(S303)。続いて、XYステージ制御部550は、ステージ221の移動を開始してからのステージ移動量が、ステージ移動量(Pr)以上であるか否かを判定する(S304)。なお、ステージ移動量(Pr)は、例えば、S203で算出されたステージ移動量(P)に基づいて決定され、少なくともPa<Pr<Pの条件を満たす。
S304の判定において、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S304の判定結果がYesの場合には、S202で受け付けたステージ移動指示に応じて、ステージXY駆動部222を制御して、その指示に応じた方向へステージ221を減速度Vrで移動させる(S305)。
図10に示したフローにおいて、S203とS205との間で、このような処理が行われることによって、例えば図9の最下段に示したように、ステージ221の移動速度が変化する。
これにより、一定速度Vcを、より高速にしたとしても、ステージ221の停止直前では、ステージ221が減速度Vrで減速されることから、より短時間且つ正確に、貼り合わせに適した位置へステージ221を移動、停止させることができる。
なお、例えば、ステージ移動量(P)に対する、ステージ移動量(Pa)、加速度Va、一定速度Vc、ステージ移動量(Pr)、減速度Vrのデータを含むテーブルを予め記憶部520に記憶させるようにしてもよい。これらはもちろん演算により求めてもよい。
以上、実施の形態を説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
100 顕微鏡システム
200 顕微鏡装置
210 撮像部
211 対物レンズ
212 カメラ
220 電動XYステージ
221 ステージ
222 ステージXY駆動部
223 X位置検出部
224 Y位置検出部
300 操作部
400 表示部
401 貼り合わせ用画像
402 ライブ画像
500 制御部
510 画像処理部
520 記憶部
530 算出部
540 判定部
550 XYステージ制御部

Claims (10)

  1. 標本が載置されるステージと、
    前記ステージを対物レンズの光軸に対して直交する方向に移動させる駆動部と、
    前記ステージの移動を指示するステージ移動指示部と、
    前記ステージ移動指示部による指示に応じて前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記標本を撮像して標本画像を取得する撮像部と、
    貼り合わせ用画像とする標本画像の取得を指示する貼り合わせ用画像取得指示部と、
    前記貼り合わせ用画像取得指示部による指示に応じて前記撮像部により取得された貼り合わせ用画像と前記撮像部によりリアルタイムに取得された標本画像との重複部分の面積を算出する面積算出部と、
    前記面積算出部により算出された面積が閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記駆動部の制御中において、前記面積算出部により算出された面積が閾値以下であると前記判定部により判定された場合に、前記ステージを停止させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記駆動制御部は、前記貼り合わせ用画像取得後に前記ステージ移動指示部による指示に応じて前記駆動部を制御するときは、前記貼り合わせ用画像取得後に最初に行われた前記ステージ移動指示部による指示のみに応じて前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  3. 前記貼り合わせ用画像取得後に最初に行われた前記ステージ移動指示部による指示と前記閾値とに基づいて、前記貼り合わせ用画像と、前記ステージ移動指示部による指示に応じた前記駆動制御部による制御中に前記撮像部によりリアルタイムに取得される標本画像との重複部分の面積が前記閾値となるときのステージ移動量を算出する移動量算出部を更に備え、
    前記駆動制御部は、2つの動作モードを有し、
    前記駆動制御部が第1の動作モードに設定されているときは、該駆動制御部が、前記駆動部の制御中において、前記面積算出部により算出された面積が閾値以下であると前記判定部により判定された場合に、前記ステージを停止させるように前記駆動部を制御し、
    前記駆動制御部が第2の動作モードに設定されているときは、該駆動制御部が、前記駆動部の制御中において、前記移動量算出部により算出されたステージ移動量だけ前記ステージを移動させた後に停止させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項2記載の顕微鏡システム。
  4. 前記駆動制御部は、前記移動量算出部により算出されたステージ移動量だけ前記ステージを移動させる際、前記ステージの移動速度を変化させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項3記載の顕微鏡システム。
  5. 前記貼り合わせ用画像と、前記貼り合わせ用画像取得後の前記ステージ移動指示部による指示に応じた前記駆動制御部による前記駆動部の制御により前記ステージが移動、停止した後に前記貼り合わせ用画像取得指示部による指示に応じて前記撮像部により取得された貼り合わせ用画像と、を貼り合わせる画像貼り合わせ部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の顕微鏡システム。
  6. 標本が載置されるステージと、
    前記ステージを対物レンズの光軸に対して直交する方向に移動させる駆動部と、
    前記ステージの移動を指示するステージ移動指示部と、
    前記ステージ移動指示部による指示に応じて前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記標本を撮像して標本画像を取得する撮像部と、
    貼り合わせ用画像とする標本画像の取得を指示する貼り合わせ用画像取得指示部と、
    を備える顕微鏡システムの制御方法であって、
    前記駆動制御部による前記駆動部の制御中において、
    前記貼り合わせ用画像取得指示部による指示に応じて前記撮像部により取得された貼り合わせ用画像と前記撮像部によりリアルタイムに取得された標本画像との重複部分の面積を算出し、
    前記算出された面積が閾値以下であると判定された場合に、前記駆動制御部が前記ステージを停止させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする顕微鏡システムの制御方法。
  7. 前記駆動制御部は、前記貼り合わせ用画像取得後に前記ステージ移動指示部による指示に応じて前記駆動部を制御するときは、前記貼り合わせ用画像取得後に最初に行われた前記ステージ移動指示部による指示のみに応じて前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項6記載の顕微鏡システムの制御方法。
  8. 前記駆動制御部は2つの動作モードを有し、該駆動制御部が第1の動作モードに設定されているときであって前記駆動制御部による前記駆動部の制御中においては、
    前記貼り合わせ用画像取得指示部による指示に応じて前記撮像部により取得された貼り合わせ用画像と前記撮像部によりリアルタイムに取得された標本画像との重複部分の面積を算出し、
    前記算出された面積が閾値以下であると判定された場合に、前記駆動制御部が前記ステージを停止させるように前記駆動部を制御し、
    前記駆動制御部が第2の動作モードに設定されているときであって該駆動制御部による前記駆動部の制御中においては、
    前記貼り合わせ用画像取得後に最初に行われた前記ステージ移動指示部による指示と前記閾値とに基づいて、前記貼り合わせ用画像と、前記ステージ移動指示部による指示に応じた前記駆動制御部による制御中に前記撮像部によりリアルタイムに取得される標本画像との重複部分の面積が前記閾値となるときのステージ移動量を算出し、
    前記駆動制御部が、前記算出されたステージ移動量だけ前記ステージを移動させた後に停止させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項7記載の顕微鏡システムの制御方法。
  9. 前記駆動制御部は、前記算出されたステージ移動量だけ前記ステージを移動させる際、前記ステージの移動速度を変化させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項8記載の顕微鏡システムの制御方法。
  10. 前記貼り合わせ用画像と、前記貼り合わせ用画像取得後の前記ステージ移動指示部による指示に応じた前記駆動制御部による前記駆動部の制御により前記ステージが移動、停止した後に前記貼り合わせ用画像取得指示部による指示に応じて前記撮像部により取得された貼り合わせ用画像と、を貼り合わせる、
    ことを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の顕微鏡システムの制御方法。
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