JP2010134374A - 顕微鏡システム及び該動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】取得した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得することができる顕微鏡システムを提供する。
【解決手段】撮像した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する顕微鏡システムは、標本13が載置されるステージ12と、ステージを光軸に対して少なくとも垂直方向に移動させるステージ駆動手段15と、ステージの位置を検出するステージ位置検出手段17と、標本の光学画像を撮像する撮像手段3と、撮像した画像の状態及び該撮像したステージ位置に基づいて、該ステージの次の撮像位置である到達目標位置を決定する到達目標位置決定手段と、前記検出されたステージ位置と前記決定した到達目標位置とに基づいて、ユーザに前記到達目標位置まで前記ステージを移動させることを促す旨の出力を行うステージ移動誘導手段31と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステージを移動させながら撮像を繰り返し、取得した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する顕微鏡システムに関する。
顕微鏡を用いて標本の観察をする場合、一度に観察、および、撮影できる範囲は、主に対物レンズの倍率によって決定される。そして、対物レンズが高倍率になると観察範囲が狭くなるが、高繊細な画像を観察できる。
主に病理診断や研究教材に用いられる手法では、まず、低倍率で広画角の標本画像を取得する。その後、詳細に画像を取得したい部位を指定し、対物レンズを高倍率に変更して、分解能が高い指定部位の画像を取得する。この場合、画角が狭い場合は、小画角の静止画像を、ステージ位置を移動させながら撮影を繰り返し、取得した小画角の画像をつなぎ合わせて、広画角の合成画像を取得する。
このようにステージを電気的に制御する電動顕微鏡は、いわゆるバーチャル顕微鏡システムとして公知である。しかし、電動顕微鏡は高価格であるため、特に、顕微鏡操作に慣れているユーザ叫から倦厭される傾向にある。このようなバーチャル顕微鏡システムに関する技術として、以下がある。
特許文献1では、ステージが光軸に対して垂直方向(X−Y)、および、回転方向(θ)に移動させ、その座標位置を決定し、小画角の分割画像を合成する手法が開示されている。
また、特許文献2では、低倍率で撮影した画像を親画像として、詳細に観察したい部位を指定し、高倍率の分割画像を子画像として、所定の子画像に対する親画像の位置を記録することが開示されている。
また、画像のつなぎ合わせにおいては、生成された合成画像に小区画で撮影した分割画像のつなぎ目が目立つ、画質上の問題がある。それを改善する手法として、特許文献3では、高倍率で各分割画像を取得する際、レンズ歪補正とシェーディング補正を実施して、輝度ムラの除去を行っている。また、オプティカルフロー法により、分割画像間に重ね合わせ部分を持たせて、合成画像を生成した後の輝度ムラを目立たせなくすることが開示されている。
特開平2007−24927号公報 特開平2005−266718号公報 特開平2001−274973号公報
ステージを手動で移動させる手動顕微鏡からなるバーチャル顕微鏡システムでは、ステージ位置を精度良く調整するのが難しい。また、ステージの移動方向または移動量を誤ってしまうと、分割画像の間隔が離れてしまい、かつ、戻し難くなるなどの操作ミスを引き起こす事が起こりうる。
また、レンズ歪補正やシェーディング補正の処理により、分割画像を取得してから合成画像を生成するまで処理時間がかかる問題がある。また、レンズ歪補正やシェーディング補正を実行しても分割画像間の重ね合わせ部分の量が足りない場合は、合成画像で輝度ムラが発生する。このとき、重ね合わせ部分の量が多い場合は、合成画像の画角が狭くなる問題がある。
上記課題に鑑み、本発明では、ステージ位置の調整をユーザが意識することなく、ステージを手動で移動させながら撮像を繰り返し、取得した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得することができる顕微鏡システムを提供する。
本発明にかかる、ステージを移動させながら高倍率の対物レンズを用いて撮像を繰り返し、該撮像した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する顕微鏡システムは、標本が載置されるステージと、前記ステージを光軸に対して少なくとも垂直方向に移動させるステージ駆動手段と、前記ステージの位置を検出するステージ位置検出手段と、前記標本の光学画像を撮像する撮像手段と、前記撮像した画像の状態及び該撮像したステージ位置に基づいて、該ステージの次の撮像位置である到達目標位置を決定する到達目標位置決定手段と、前記検出されたステージ位置と前記決定した到達目標位置とに基づいて、ユーザに前記到達目標位置まで前記ステージを移動させることを促す旨の出力を行うステージ移動誘導手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記顕微鏡システムは、さらに、前記到達目標位置から離れる方向へ前記ステージが移動させられた場合、その旨の警告を出力する警告手段、を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記到達目標位置決定手段は、前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の任意の画素との輝度差を測定する輝度差測定手段と、前記輝度差に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記顕微鏡システムは、さらに、前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する画像合成手段、
を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記輝度差測定手段は、前記画像内の中心位置の画素の輝度と側部の画素の輝度との輝度差を測定することを特徴とする。
また、本発明によれば、前記到達目標位置決定手段は、前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の各画素との輝度差を測定し、該輝度差が閾値を越えた画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線の形状に基づいて、前記対物レンズのレンズ特性を特定するレンズ特性特定手段と、前記特定したレンズ特性に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記レンズ特性特定手段は、前記輝度差が閾値を越えた画素の
うち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線が、略同心円の弧形状の曲線となる場合にはシェーディング状態と特定することを特徴とする。
また、本発明によれば、前記レンズ特性がシェーディング状態と特定された場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定することを特徴とする。
また、本発明によれば、前記顕微鏡システムは、さらに、前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する画像合成手段、を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記標本は、格子パターン標本であり、前記到達目標位置決定手段は、前記画像内の格子パターンを構成する線であって該線の曲率が閾値を越えるもののうち、最小の曲率を有する曲線を特定することにより、前記対物レンズのレンズ歪状態を特定するレンズ特性特定手段と、前記特定したレンズ歪状態に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から内側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記曲線のピーク部分に相当する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定することを特徴とする。
また、本発明によれば、前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から外側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定することを特徴とする。
また、本発明によれば、標本が載置され、光軸に対して少なくとも垂直方向に移動可能なステージを移動させながら、高倍率の対物レンズを用いて撮像を繰り返し、該撮像した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する顕微鏡システムの動作方法は、前記ステージの位置を検出し、前記標本の光学画像を撮像し、前記撮像した画像の状態及び該撮像したステージ位置に基づいて、該ステージの次の撮像位置である到達目標位置を決定し、前記検出されたステージ位置と前記決定した到達目標位置とに基づいて、ユーザに前記到達目標位置まで前記ステージを移動させることを促す旨の出力を行うことを特徴とする。
本発明の顕微鏡システムによれば、ステージ位置の調整をユーザが意識することなく、ステージ移動の誘導に従ってステージを手動で移動させながら撮像を繰り返すだけで、つなぎ目の目立たないシームレスな高画角の画像を取得することができる。
本発明では、標本の顕微鏡画像を撮影する顕微鏡画像撮影装置と、ステージ位置を手動
で移動させることができる顕微鏡装置とからなる顕微鏡システムにおいて、広画角かつ高繊細の顕微鏡デジタル画像を簡易操作で取得することを可能にする。
本発明の実施形態に係る顕微鏡システムは、ステージを移動させながら、高倍率の対物レンズを用いて撮像を繰り返し、該撮像した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する。
顕微鏡システムは、ステージ、ステージ駆動手段、ステージ位置検出手段、撮像手段、到達目標位置決定手段、ステージ移動誘導手段を有する。
ステージには、標本が載置される。ステージは、例えば本実施形態で言えば、ステージ12に相当する。
ステージ駆動手段は、前記ステージを光軸に対して少なくとも垂直方向に移動させる。ステージ駆動手段は、例えば本実施形態で言えば、ステージX−Y方向移動ハンドル14、(さらにはステージZ軸方向移動ハンドル15を含んでもよい)に相当する。
ステージ位置検出手段は、前記ステージの位置を検出する。ステージ位置検出手段は、例えば本実施形態で言えば、ステージX−Y位置検出部16、(さらには、ステージZ位置検出部17を含んでもよい)に相当する。
撮像手段は、前記標本の光学画像を撮像する。撮像手段は、例えば本実施形態で言えば、カメラ3に相当する。
到達目標位置決定手段は、前記撮像した画像の状態及び該撮像したステージ位置に基づいて、該ステージの次の撮像位置である到達目標位置を決定する。到達目標位置決定手段は、例えば本実施形態で言えば、輝度差測定部33、重ね合わせ量算出部34に相当する。
ステージ移動誘導手段は、前記検出されたステージ位置と前記決定した到達目標位置とに基づいて、ユーザに前記到達目標位置まで前記ステージを移動させることを促す旨の出力を行う。ステージ移動誘導手段は、例えば本実施形態で言えば、ステージ位置指示部31に相当する。
このように構成することにより、ステージ位置の調整をユーザが意識することなく、ステージ移動の誘導に従ってステージを手動で移動させながら撮像を繰り返すだけで、つなぎ目の目立たないシームレスな高画角の画像を取得することができる。
前記顕微鏡システムは、さらに、警告手段を有してもよい。警告手段は、前記到達目標位置から離れる方向へ前記ステージが移動させられた場合、その旨の警告を出力する。警告手段は、例えば本実施形態で言えば、ステージ位置警告部32に相当する。このように構成することにより、ユーザは誤ったステージ移動をすることがなくなる。
また、本発明の別の実施形態として、前記到達目標位置決定手段は、輝度差測定手段、重ね合わせ量決定手段を有してもよい。
輝度差測定手段は、前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の任意の画素との輝度差を測定する。より具体的には、前記輝度差測定手段は、前記画像内の中心位置の画素の輝度と側部の画素の輝度との輝度差を測定する。輝度差測定手段は、例えば本実施形態で言えば、輝度差測定部33に相当する。
重ね合わせ量決定手段は、前記輝度差に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対
する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする。重ね合わせ量決定手段は、例えば本実施形態で言えば、重ね合わせ量算出部34に相当する。
このように構成すことにより、画像内の中心付近の輝度と周辺の輝度との輝度差に応じて重ね合わせ量を調整することができる。よって、つなぎ合わせる画像同士を重ね合わせるとき、つなぎ合わせにより適した重ね合わせ位置を取得することができる。
また、本発明の別の実施形態として、前記到達目標位置決定手段は、レンズ特性特定手段、重ね合わせ量決定手段を有してもよい。
レンズ特性特定手段は、前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の各画素との輝度差を測定し、該輝度差が閾値を越えた画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線の形状に基づいて、前記対物レンズのレンズ特性を特定する。レンズ特性特定手段は、例えば本実施形態で言えば、輝度差測定部33に相当する。
重ね合わせ量決定手段は、前記特定したレンズ特性に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする。重ね合わせ量決定手段は、例えば本実施形態で言えば、重ね合わせ量算出部34に相当する。
そして、前記レンズ特性特定手段は、前記輝度差が閾値を越えた画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線が、略同心円の弧形状の曲線となる場合にはシェーディング状態と特定する。
前記レンズ特性がシェーディング状態と特定された場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する。
このように構成することにより、画像内の中心付近の輝度と周辺の輝度との輝度さが閾値を越える画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線形状に基づいて、対物レンズのレンズ特性を判別し、その判別したレンズ特性に応じて、重ね合わせ量を決定するができる。
また、本発明の別の実施形態として、前記標本として、格子パターン標本を用いてもよい。この場合、前記到達目標位置決定手段は、レンズ特性特定手段、重ね合わせ量決定手段を有してもよい。
レンズ特性特定手段は、前記画像内の格子パターンを構成する線であって該線の曲率が閾値を越えるもののうち、最小の曲率を有する曲線を特定することにより、前記対物レンズのレンズ歪状態を特定する。レンズ特性特定手段は、例えば本実施形態で言えば、輝度差測定部33に相当する。
重ね合わせ量決定手段は、前記特定したレンズ歪状態に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする。重ね合わせ量決定手段は、例えば本実施形態で言えば、重ね合わせ量算出部3
4に相当する。
前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から内側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記曲線のピーク部分に相当する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する。
前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から外側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する。
このように構成することにより、格子パターンの形状に基づいて、レンズ歪の状態を判別し、その判別したレンズ歪の状態に応じて、重ね合わせ量を決定するができる。
また、前記顕微鏡システムは、さらに、画像合成手段を有している。画像合成手段は、前記到達目標位置において撮像された画像を逐次つなぎ合わせて合成画像を生成する。より具体的には、画像合成手段は、前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する。画像合成手段は、例えば本実施形態で言えば、合成画像生成部27に相当する。
このように構成することにより、つなぎ目のない均質な合成画像を生成することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に共通する顕微鏡システムの構成を示す。本実施形態では、顕微鏡本体1の一例として透過観察用光学系の顕微鏡を用いる。透過観察用光学系として、照明用光源6と、コレクタレンズ7と、減光フィルタ8と、視野絞り9と、反射鏡10と、開口絞り11が備えられている。コレクタレンズ7は、照明用光源6の照明光を集光する。
また、これらの透過観察用光学系の光路が集光する観察光路上には、標本13と、ステージ12が設置されている。ステージ12は、標本13を支え、光軸に対して垂直方向及び、水平方向の移動が可能である。ステージ12には、ステージX−Y方向移動ハンドル14、ステージX−Y位置検出部16、ステージZ軸方向移動ハンドル15、ステージZ位置検出部17が備えられている。ステージ12により、標本13の座標を検出することができる。
ステージX−Y方向移動ハンドル14は、光軸に対して垂直方向(X−Y方向)にステージ12を移動させる。ステージX−Y位置検出部16は、ステージX−Y方向移動ハンドル14の原点位置と原点位置からの変化量を検出する。ステージZ軸方向移動ハンドル15は、光軸に対して水平方向(Z軸方向)にステージを移動させる。ステージZ位置検出部17は、ステージZ軸方向移動ハンドル15の原点位置と原点位置からの変化量を検出する。ここで、ステージX−Y位置検出部16とステージZ位置検出部17には、ロータリーエンコーダなどが使用される。
また、観察光路上には、レボルバ19、ビームスプリッタ21が設置されている。レボルバ19は、複数装着された対物レンズ18a,18b,・・・(以下、これら必要に応じて「対物レンズ18」と総称する。)から観察に使用するものを回転動作により選択す
る。ビームスプリッタ21は、観察光路を検眼レンズ22側とカメラ3側に分岐する。
ステージX−Y位置検出部16と、ステージZ位置検出部17は、顕微鏡操作検出部23に接続されている。ステージX−Y位置検出部16と、ステージZ位置検出部17は、顕微鏡操作検出部23を介して、対物レンズ18及びステージ位置の情報を統合してホストシステム2に送信する。
ホストシステム2は、画像処理部24、分割画像記録部26、合成画像生成部27、合成画像記録部28、座標変換部25、表示制御部30、ステージ位置指示部31、ステージ位置警告部32を有している。
画像処理部24は、ホワイトバランスや階調補正などの画像処理を行う。分割画像記録部26は、撮影した画像と座標を記録する。合成画像生成部27は、分割画像記録部26に格納される複数の画像を合成する。合成画像記録部28は、合成画像を記録する。座標変換部25は、顕微鏡操作検出部23からの対物レンズの種類(レンズ倍率)とステージ位置情報に基づいて座標情報を生成する。
表示制御部30は、座標変換部25により出力された座標情報と、画像処理部24より出力された画像とから表示位置を決定する。ステージ位置指示部31は、ステージ移動方向を表示部5に表示させることにより、ステージ移動方向を指示する。ステージ位置警告部32は、ステージ位置指示部31によるステージ移動方向と異なる方向へステージが移動された場合にその旨の警告を表示部5に表示させる。なお、表示制御部30、ステージ位置表示部31、及びステージ位置警告部32を総称して、「指示・表示制御部29」という。
また、ホストシステム2は、輝度差測定部33、重ね合わせ量算出部34を有している。輝度差測定部33は、分割画像記録部26に格納される画像から輝度値の差分を測定する。重ね合わせ量算出部34は、輝度差測定部33による輝度差測定から画像間の重ね合わせ部分の量を算出する。重ね合わせ量算出部34により算出された重ね合わせ量は、ステージ位置指示部31に出力される。
ホストシステム2には、表示部5と、操作部4が接続されている。表示部5は、画像とその位置関係を表示する。操作部4は、パーソナルコンピュータのキーボードやマウスに相当する。以下に、本発明の各実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態では、マニュアル顕微鏡における画像のつなぎ合わせにおいて、ユーザの操作によるステージ移動を目標到達位置まで誘導することにより、ユーザが容易に小画角画像を撮像できる顕微鏡システムについて説明する。
図2は、本実施形態における画像合成処理のフローチャートを示す。図3は、図2のフローに対応する画像合成処理例を示す。以下では、図3を参照しながら、図2について説明する。
まず、初期設定において、レボルバ19を調整して対物レンズ18を高倍率に設定する。さらに、表示部5に表示された設定画面に対して、操作部4を操作することにより、画像合成の走査方向(ステージの移動方向)を設定する(S101)。すると、画像合成処理が開始される。
ステージ12上に載置した標本13の光学画像をカメラ3により撮像する。その画像は
画像処理部24で画像処理がなされ、表示部5に表示される。ステージX−Y移動ハンドル14を操作して、表示部5に表示された標本画像の表示領域を撮像開始位置に合わせる。それから、ステージZ軸移動ハンドル15を操作して合焦位置に合わせる。それから、カメラ3による撮影を行う(S102)。
その撮影された画像(第1の画像)は、カメラ3から画像処理部24へ送られ、画像処理部24で画像処理がされる。また、その撮像時のステージ12の撮像位置情報が、ステージX−Y検出部16及びステージZ検出部17により検出され、顕微鏡操作検出部23を介して、座標変換部25へ送られる。座標変換部25では、その位置情報を座標情報に変換する。
その撮影された画像(第1の画像)とそのときに検出された座標情報は、分割画像記録部26に一時保存され、合成画像生成部27を介して、合成画像記録部28に送られ記録される。そして、表示制御部30は、合成画像記録部28に記録された第1の画像を表示部5に固定表示させる。ここで、固定表示とは、ステージ12を移動させても、その静止画像が同一の表示領域に固定して表示されることをいう。
次に、表示制御部30は、固定表示された第1の画像に、ライブ画像(第2の画像)をオーバーレイ表示させる(S103)。これにより、ステージを移動させて標本の観察位置を移動させると、第2の画像(ライブ画像)としてその変更された観察位置の画像がリアルタイムで表示される。一方、表示第1の画像(静止画)は、第2の画像(ライブ画像)のバックで表示され続けている。
次に、表示部5にライブ画像(第2の画像)が表示されている状態で、ステージ位置指示部31は、ユーザが正しい撮影位置(到達目標位置)へステージ12を移動させるようにユーザを誘導するために、表示部5の所定の表示領域に、その到達目標位置へ向かうステージ移動方向を「矢印」で表示する(S104)。
ユーザは、その表示された矢印の向きに従って、ステージX−Y移動ハンドル14を操作して、ステージ12を移動させる。指示した移動方向と異なる方向へステージ12が移動した場合、ステージ位置警告部32は、表示部5にその旨を警告表示させる(S105)。
ステージ12が正しい撮影位置(到達目標位置)に移動するまで、ステージ位置指示部31によりその「矢印」による誘導は行われる(S106で「No」)。
ステージ12が到達目標位置に達したら(S106で「Yes」)、ステージ位置指示部31は、表示部5に「OK」を表示させる。その「OK」表示がされたステージ位置で、ユーザはステージX−Y移動ハンドル14の操作を停止して、ステージ12の移動を停止する。
その後、その停止したステージ位置で静止画撮影を実行する(S107)。そのステージ位置で撮影された静止画像(第2の画像)は、カメラ3から画像処理部24へ送られ、画像処理部24で画像処理がされる。また、その撮像時のステージ12の撮像位置情報が、ステージX−Y検出部16及びステージZ検出部17から、顕微鏡操作検出部23を介して、座標変換部25へ送られる。座標変換部25では、その位置情報を座標情報に変換する。その撮影された静止画像(第2の画像)とその座標情報は、分割画像記録部26に保存される。
次に、合成画像生成部27は、分割画像記録部26に保存された第2の画像及び第2の画像に対応する座標情報と、S102で合成画像記録部28に保存された第1の画像及び
第1の画像に対応する座標情報とを読み出す。合成画像生成部27は、第1の画像の座標及び第2の画像の座標に応じて、第1の画像に対して第2の画像をつなぎ合わせる(画像合成する)(S108)。合成画像生成部27は、その合成画像を第1の画像として合成画像記録部28に記録する。それから、表示制御部30は、表示部5にその合成された第1の画像を固定表示する。
標本の全領域または対象とする領域全部について合成画像の生成が完了するまで、この一連の操作・処理(S103〜S108)を繰り返す(S109)。
本実施形態では、ステージ位置指示部31及びステージ位置警告部32はそれぞれ、移動方向、及び警告を表示部5に表示させるようにしたが、これに限定されず、音声により移動方向及び警告を出力するようにしてもよい。
本実施形態によれば、マニュアル顕微鏡における画像のつなぎ合わせにおいて、システムの誘導に従って、ステージ移動方向の指示通りにステージを移動させて撮影するだけでつなぎ目が目立たないシームレスな合成画像を作成できる。したがって、ユーザは、つなぎ合わせ位置を考慮して、ステージの移動及び撮影をする必要がないので、ユーザの操作負担を軽減させることができる。また、異なる方向へステージを移動させたとしても、その旨が警告表示させるので、ユーザは誤ったステージ移動をすることがなくなる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、画像内の中心付近の輝度と周辺の輝度との輝度差(ΔI)に応じて重ね合わせ量を調整する顕微鏡システムについて説明する。
図4は、本実施形態における顕微鏡光学系および対物レンズ18の特性を測定して、分割画像間の重ね合わせ量を導出するフローチャートを示す。図5は、本実施形態における画像内での輝度差測定ポイントを示す。図5を参照しながら、図4のフローを説明する。
まず、ユーザは、観察光路と交差するステージ12上の位置に試料を載せていない状態のスライドガラスを設置する(S111)。それから、画像合成を実行する予定の高倍率の対物レンズ18を選択する(S112)。このとき、図2のS101〜S103が行われる。
次に、分割画像記録部26から読み出された画像は、輝度差測定部33に入力される。輝度差測定部33は、図5に示すように、その画像の画角内の中心位置と周辺の任意の位置(図5に示す周囲4点)の輝度を測定し、中心位置の輝度(I0)と周辺の輝度(I1〜I4)の差分を測定する(S113)。すなわち、ΔI1=|I0−I1|、ΔI2=|I0−I2|、ΔI3=|I0−I3|、ΔI4=|I0−I4|の4箇所の輝度差が導出される。
重ね合わせ量算出部34は、輝度差測定部33により測定された輝度差から、画像合成を行う際につなぎ合わせる画像同士の重ね合わせ量(ΔM)を決定する(S114)。S114の処理については、図6で詳述する。
図6は、本実施形態における中心付近の輝度と周辺の輝度との差分(ΔI)と分割画像の重ね合わせ量(ΔM)(重ね合わせ量は、1分割画像の端からの距離を示す。)の関係を示す。
図6(B)に示すように、重ね合わせ量(ΔM)は、Mx:1分割画像の右側または左端の重ね合わせ部分の水平方向の幅、My:1分割画像の上側または下側の重ね合わせ部分の垂直方向の高さに分類される。
図6(A)において、th1は、重ね合わせ部分の変動に影響の無い輝度差の閾値を示す。th2は、重ね合わせによる均質な合成画像の取得ができない輝度差の閾値を示す。大小関係は、0%<th1<th2<100%となる。重ね合わせ量(Mx)において、左端からの幅と右端からの幅が異なる場合は、幅の大きいほうを選択する。
重ね合わせ量算出部34は、図6の対応関係グラフに基づいて、輝度差測定部33で導出した輝度差から重ね合わせ量を決定する。すなわち、ホストシステム2には、図6の対応関係グラフとして、輝度差と画像合成の関係で経験的に合成画像の輝度ムラが生じない値がデータベース化されて格納されている(不図示)。重ね合わせ量算出部34は、このベータベースを参照することで、算出した輝度差ΔIに対応する重ね合わせ量(ΔM、すなわちMx,My)を決定する。重ね合わせ量算出部34は、その決定した重ね合わせ量(Mx,My)をホストシステム2内の所定の記憶装置に記憶する。
なお、算出される輝度差は、th1〜th2の範囲内の任意の点となるが、輝度差がth1〜th2の範囲外であれば、画像合成を中止するようにしてもよいし、周辺の輝度(I1〜I4)として別の画素の輝度を取得して再計算するようにしてもよい。
本実施形態によれば、画像内の中心付近の輝度と周辺の輝度との輝度差(ΔI)に応じて重ね合わせ量を調整することができるので、つなぎ合わせる画像同士を重ね合わせるとき、つなぎ合わせにより適した重ね合わせ位置を取得することができる。また、その輝度差に基づいて重ね合わせ量を決定することにより、つなぎ合わせる画像間でつなぎ目が現れず、均質な合成画像を生成することができる。
なお、第2の実施形態を第1の実施形態と組合せてもよい。この場合、図2のS104において、第2の実施形態が実行される。重ね合わせ量算出部34は、その結果得られた重ね合わせ量に基づいて、目標到達位置を決定する。ステージ位置指示部31は、その目標到達位置までユーザのステージ移動を誘導する。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第2の実施形態で決定された重ね合わせ量に基づいてステージ移動の到達目標位置を決定する顕微鏡システムについて説明する。
図7は、本実施形態における、重ね合わせ量に基づいてステージ移動の到達目標位置を決定するフローチャートを示す。重ね合わせ量算出部34は、第2の実施形態において重ね合わせ量算出部34で導出され記憶された重ね合わせ量(Mx,My)を読み出す(S115)。
重ね合わせ量算出部34は、その重ね合わせ量に基づいて、分割画像取得するためのステージ移動の到達目標位置を決定する(S116)。S116の処理については、図8で詳述する。
ステージ位置指示部31は、重ね合わせ量算出部34により決定された到達目標位置に基づいて、第1の実施形態で説明したように、その決定したステージ到達目標位置へのステージ移動を促す「矢印」を表示部5に表示する(図2のS104)。これ以降は、図2のフローと同様である。
図8は、本実施形態における、既存処理済の合成画像に基づいて、次の分割画像の撮像位置までステージを移動させる到達目標位置を表す模式図を示す。Lxは、既存処理済の合成画像の水平方向幅を示す。Lyは、既存処理済の合成画像の垂直方向高さを示す。
図8において、既に取得済の合成画像の左上の端点を原点(0,0)とする。ステージ位置を取得済み合成画像に対して右側に移動する場合、重ね合わせ量算出部34は、次に取得予定の分割画像の左上短点位置(Lx−Mx,0)を到達目標位置として決定する。この場合、ステージ位置指示部31は、到達目標位置(Lx−Mx,0)へステージを移動させる方向へ矢印を表示して、ユーザのステージ移動を誘導する。
また、ステージ位置を取得処理済の合成画像に対して下側に移動する場合、重ね合わせ量算出部34は、次に取得予定の左端短点座標(0,Ly−My)を到達目標位置として決定する。この場合、ステージ位置指示部31は、到達目標位置(0,Ly−My)へステージを移動させる方向へ矢印を表示して、ユーザのステージ移動を誘導する。
本実施形態によれば、第2の実施形態で得られた重ね合わせに基づいて、つなぎ合わせる画像同士を重ね合わせるとき、つなぎ合わせにより適した重ね合わせ位置を取得することができる。また、つなぎ合わせる画像間でつなぎ目が現れず、均質な合成画像を生成することができる。
<第4の実施形態>
本実施形態では、対物レンズのレンズ特性に応じて、重ね合わせ量を決定する顕微鏡システムについて説明する。
(実施例1)
図9は、本実施形態(実施例1)におけるシェーディングの発生した撮像画像の一例を示す。同図に示すように、画像の周辺部が中心部に比べて暗くなるという輝度ムラが生じている状態をシェーディングという。
図10は、本実施形態(実施例1)における、シェーディング状態の撮像画像同士を重ね合わせる際の重ね合わせ量を決定するフローチャートを示す。まず、ユーザは、観察光路と交差するステージ12上の位置に試料を載せていない状態のスライドガラスを設置する(S121)。それから、画像合成を実行する予定の高倍率の対物レンズ18を選択する(S122)。このとき、図2のS101〜S103が行われる。
次に、輝度差測定部33は、分割画像記録部26に記録された撮影画像から、中心位置と周囲全画素の輝度差輝度差ΔIi=|I0−Ii|を測定する(S123)。ここで、i=1〜nであって、中心以外の全画素を示す。
輝度差測定部33は、輝度差ΔIiが図6の閾値th1(重ね合わせ部分の変動に影響の無い輝度差の閾値)を超えるか否か判定する。それにより、輝度差測定部33は、ΔIi>th1となる画素位置iを特定する。
輝度差測定部33は、輝度差ΔIiが閾値th1を越える画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線が、図9に示すように、画像上に同心円状に形作る場合はシェーディング状態と判断する(S124)。
重ね合わせ量算出部34は、S124で判定されたシェーディング状態に応じて重ね合わせ量を決定する(S125)。重ね合わせ量算出部34は、S125で決定した重ね合わせ量に基づいて、ステージの到達目標位置を算出する(S126)。S125,S126の処理については、後述する。
ステージ位置指示部31は、重ね合わせ量算出部34により決定された到達目標位置に基づいて、第1の実施形態で説明したように、その決定したステージ到達目標位置へのス
テージ移動を促す「矢印」を表示部5に表示する(図2のS104)。これ以降は、図2のフローと同様である。
図11は、本実施形態(実施例1)における、シェーディング状態と判定された場合の重ね合わせ処理(S125)を示す。第1の画像は、シェーディングの特性を持つ、既にS102またはS108の処理がされて固定表示された画像を示す。第2の画像は、ライブ画像である。
第1の画像において、画角上側の端の輝度差が閾値th1を超える画素位置を結んだ線が画角上側と交わる座標を左側からP1,P2とする。また、第2の画像においても同様に座標を左側からP1’、P2’とする。
加えて、第1の画像の座標P1(または、第2の画像の座標P1)から画角左端までの幅をMx1、第1の画像の座標P2(または、第2の画像の座標P2’)から画角右端までの幅をMx2とする。
第1の画像と第2の画像の重ね合わせは、第1の画像の交点P2と第2の画像の交点P1’が重なるところまで、ステージ位置を移動させて、撮影および画像合成を実行する。すると、第1の画像と第2の画像のつなぎ合わせによる重ね合わせ部分の幅は、第2の画像のP1’から画角左端までの幅Mx2と、第1の画像のP2から画角右端までの幅Mx1との和(Mx1+Mx2)となる。この(Mx1+Mx2)が、シェーディング特性を持つ画像間の重ね合わせ量となる。
図12は、本実施形態(実施例1)における、シェーディング状態でステージ12を右側に水平方向に移動させて合成画像を生成する場合の模式図を示す。S126で算出されたステージ12の到達目標位置を取得予定の分割画像の左上端点座標とすると、既に取得済の合成画像の左上の端点を原点(0,0)の場合、到達目標位置は(Lx−(Mx1+Mx2),0)となる。
よって、ステージ位置指示部31では、右側水平方向に、ステージ12をLx−(Mx1+Mx2)分移動させるようにユーザのステージ移動を誘導する。ユーザは、その誘導に対して、実際に到達目標位置にステージ12を移動させ、画像合成する位置を決める。ユーザにより画像合成位置が決められて、その位置で第2の画像の静止画像が撮像される。
合成画像生成部27は、第1の画像における座標P1から左側の画像部分(図12の網掛け部分)と第2の分割画像における座標P2’から左側の画像部分(図12の斜線部分)を削除し、第1の画像と第2の画像の削除した側部同士をつなぎ合わせて、合成画像を形成する。また、合成画像を生成する際は、第1の合成画像におけるP1から左端までの画像部分を削除してもよい。
図13は、本実施形態(実施例1)における、シェーディング状態でステージ12を下側へ垂直方向に移動させて合成画像を生成する場合の模式図を示す。既にS102またはS108の処理がされて固定表示された第1の画像の、画角左側の端と輝度差が閾値th1を超える画素位置とを結んだ線が交わる座標を上側からP5,P6とする。また、ライブ画像(第2の画像)においても同様に座標を上側からP5’,P6’とする。
加えて、第1の画像の座標P5(または、第2の画像の座標P5’)から画角上端までの垂直方向高さをMy1、第1の画像の座標P6(または、第2の画像の座標P6’)から画角下端までの垂直方向高さをMy2とする。第1の画像の左上端点を原点(0,0)とすると、ステージ位置指示部31は、第2の画像の左上端点が目標到達位置(0,Ly‐
(My1+My2))まで移動するように、ステージ12を下側垂直方向へ移動させるように誘導する。ユーザは、その誘導に対して、実際に到達目標位置にステージ12を移動させ、画像合成する位置を決める。ユーザにより画像合成位置が決められて、その位置で第2の画像の静止画像が撮像される。
合成画像生成部27は、第1の画像におけるP6から下側の画像部分(図13の網掛け部分)と第2の分割画像におけるP5’から上側の画像部分(図13の斜線部分)を削除し、第1の画像と第2の画像の削除した側部同士をつなぎ合わせて、合成画像を形成する。また、合成画像を生成する際は、第1の合成画像におけるP5から上端までの画像部分を削除してもよい。
本実施形態によれば、画像内の中心付近の輝度と周辺の輝度との輝度差が閾値を越える画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線形状に基づいて、対物レンズのレンズ特性を判別し、その判別したレンズ特性に応じて、重ね合わせ量を決定するができる。よって、つなぎ合わせる画像同士を重ね合わせるとき、つなぎ合わせにより適した重ね合わせ位置を取得することができる。また、つなぎ合わせる画像間でつなぎ目が現れず、均質な合成画像を生成することができる。
(実施例2)
実施例1では、輝度差測定部33は、輝度差ΔIiが閾値th1を越える画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線の形状に基づいてシェーディング状態の画像かどうかを判断した。それに対して実施例2では、所定の標本を用いてレンズ歪状態の画像かどうかを判断する。
図14は、本実施形態(実施例2)における、格子パターンを用いてレンズ歪状態を判断する説明図である。標本13の代わりに、格子パターンが付されたサンプル110を低倍率の対物レンズで観察すると、(A)の直交した格子パターンの画像が得られる。その後、高倍率の対物レンズに切り換えて格子パターンが付されたサンプル110を撮像すると、対物レンズのレンズ歪の特性に応じて、(B)格子パターンが画角の上下左右方向から外側に向かった曲線を描くレンズ歪(樽型)か、(C)格子パターンが画角の上下左右方向から内側に向かった曲線を描くレンズ歪(糸巻き型)が生じる場合がある。
図15は、本実施形態(実施例2)における、シェーディング状態の撮像画像同士を重ね合わせる際の重ね合わせ量を決定するフローチャートを示す。
まず、観察光路と交差するステージ12上の位置に、標本13の代わりに、格子パターンが付されたサンプル110を載せる(S131)。それから、画像合成を実行する予定の高倍率の対物レンズ18を選択する(S132)。このとき、図2のS101〜S103が行われる。
次に、輝度差測定部33は、分割画像記録部26に記録された撮影画像を読み出し、その画像内の格子パターンを構成する所定の線の曲率Rを算出する(S133)。そして、輝度差測定部33は、格子パターンが画角の上下左右方向から外側に向かった曲線を描く場合(図14(B))、または、格子パターンが画角の上下左右方向から内側に向かった曲線を描く場合(図14(C))は、レンズ歪状態と判定する。具体的には、輝度差測定部33は、所定の格子パターンを構成する線の曲率Rを導出し、曲率Rが曲率の閾値Rthを超える場合は、レンズ歪状態であると判断する(S134)。格子パターンを構成する線の曲率Rは画像の中心から外側に向かうに従い大きくなる。このとき、輝度差測定部33は、曲率Rが曲率の閾値Rthを超える線のうち最小の曲率の線(境界線)131を特定する。
重ね合わせ量算出部34は、S124で判定されたレンズ歪状態、すなわちS134で特定した境界線131に応じて重ね合わせ量を決定する(S135)。重ね合わせ量算出部34は、S135で決定した重ね合わせ量に基づいて、ステージの到達目標位置を算出する(S136)。S135,S136の処理については、後述する。
ステージ位置指示部31は、重ね合わせ量算出部34により決定された到達目標位置に基づいて、第1の実施形態で説明したように、その決定したステージ到達目標位置へのステージ移動を促す「矢印」を表示部5に表示する(図2のS104)。これ以降は、図2のフローと同様である。
図16は、本実施形態(実施例2)におけるレンズ歪の発生した撮像画像内境界線131を示す。境界線131は、曲率Rが曲率の閾値Rthを超える格子パターン構成線のうちの最小の曲率を有する線で特性される。
図16(A)は、図14(B)に対応する樽型のレンズ歪状態時の境界線131を示す。図16(A)では、境界線131は、画角の上下左右方向から外側に向かい、同心円状の曲線を描く。
図16(B)は、図14(C)に対応する糸巻き型のレンズ歪状態時の境界線131を示す。図16(B)では、境界線131は、画角の上下左右方向から内側に向かい、略半円状の曲線を描く。
図17は、本実施形態(実施例2)における、糸巻き型のレンズ歪状態と判定された場合の重ね合わせ処理を示す。第1の画像は、レンズ歪が発生している、既にS102またはS108の処理がされて固定表示された画像を示す。第2の画像は、ライブ画像である。
まず境界線の頂点の座標をP3,P4とする。加えて、第1の画像の座標P3(または、第2の画像の座標P3’)から画角左端までの水平方向幅をMx3、第1の画像の座標P4(または、第2の画像の座標P4’)から画角右端までの水平方向幅をMx4とする。
第2の画像においても同様に座標を左側からP3’、P4’とする。ここで、第1の画像の右側に、第2の画像を重ね合わせる。これら2つの画像は、第1の画像の座標P4と第2の画像の座標P3’が重なるところまで、ステージ位置を移動させ、撮影および画像合成を実行する。
その結果、第1の画像と第2の画像のつなぎ合わせによる重ね合わせ部分の幅は、第2の画像のP3’から画角左端までの幅Mx3と、第1の画像のP4から画角右端までの幅Mx4の和(Mx3+Mx4)となる。これが、レンズ歪の特性を持つ画像間の重ね合わせ量となる。
重ね合わせ量算出部34は、S136において、この重ね合わせ量から分割画像取得におけるステージ移動の到達目標位置を決定する。すなわち、重ね合わせ量算出部34は、第1の画像の右端の座標から(Mx3+Mx4)だけ画像内側の座標を到達目標位置として決定する。
ステージ位置指示部31は、重ね合わせ量算出部34により決定された到達目標位置に基づいて、第1の実施形態で説明したように、その決定したステージ到達目標位置へのステージ移動を促す「矢印」を表示部5に表示する(図2のS104)。これ以降は、図2のフローと同様である。
また、樽型のレンズ歪状態と判断された場合、重ね合わせ量算出部34により図11で説明した重ね合わせ処理が行われる。境界線131が画角上側と交わる座標を左側からP1,P2とする。また、第2の画像においても同様に座標を左側からP1’、P2’とする。
加えて、第1の画像の座標P1(または、第2の画像の座標P1)から画角左端までの幅をMx1、第1の画像の座標P2(または、第2の画像の座標P2’)から画角右端までの幅をMx2とする。
第1の画像と第2の画像の重ね合わせは、第1の画像の交点P2と第2の画像の交点P1’が重なるところまで、ステージ位置を移動させて、撮影および画像合成を実行する。これ以降は、図11で説明した内容と同様なので、その説明を省略する。
本実施形態(実施例2)によれば、格子パターンの形状に基づいて、レンズ歪の状態を判別し、その判別したレンズ歪の状態に応じて、重ね合わせ量を決定するができる。よって、つなぎ合わせる画像同士を重ね合わせるとき、つなぎ合わせにより適した重ね合わせ位置を取得することができる。また、つなぎ合わせる画像間でつなぎ目が現れず、均質な合成画像を生成することができる。
本発明によれば、マニュアル顕微鏡を用いた画像のつなぎ合わせにおいて、ステージ移動方向の指示をして、移動先を誘導することができる。これにより、ユーザの操作負担を軽減し、最適な位置での画像取得および画像合成が可能になる。また、誘導先と異なる方向へユーザがステージを移動させても、その旨が警告されるので、ユーザの誤操作を防止することができる。
また、合成画像の画像品質に関して、レンズの特性によりシェーディングやレンズ歪による輝度勾配や歪みが発生しても、重ね合わせ量を最適に決定することができる。そのため、つなぎ合わせる画像間でつなぎ目が現れず、均質な合成画像を生成することができる。また、この重ね合わせ量を画像合成実行前に決定することにより、補正処理による時間も削減できる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。また、上記の第1〜4の実施形態は、実施可能な限度において、どのようにも組み合わせてもよい。
なお、以下に本発明の実施形態に基づくバリエーションを付記する。
(付記1) ステージを移動させながら高倍率の対物レンズを用いて撮像を繰り返し、該撮像した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する顕微鏡システムにおいて、
標本が載置されるステージと、
前記ステージを光軸に対して少なくとも垂直方向に移動させるステージ駆動手段と、
前記ステージの位置を検出するステージ位置検出手段と、
前記標本の光学画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像した画像の状態及び該撮像したステージ位置に基づいて、該ステージの次の撮像位置である到達目標位置を決定する到達目標位置決定手段と、
前記到達目標位置において撮像された画像を逐次つなぎ合わせて合成画像を生成する画像合成手段と、
を備えることを特徴とする顕微鏡システム。
(付記2) 前記到達目標位置決定手段は、
前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の任意の画素との輝度差を測定する輝度差測定手段と、
前記輝度差に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の顕微鏡システム。
(付記3) 前記画像合成手段は、前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する
ことを特徴とする付記2に記載の顕微鏡システム。
(付記4) 前記輝度差測定手段は、前記画像内の中心位置の画素の輝度と側部の画素の輝度との輝度差を測定する
ことを特徴とする付記2に記載の顕微鏡システム。
(付記5) 前記到達目標位置決定手段は、
前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の各画素との輝度差を測定し、該輝度差が閾値を越えた画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線の形状に基づいて、前記対物レンズのレンズ特性を特定するレンズ特性特定手段と、
前記特定したレンズ特性に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の顕微鏡システム。
(付記6) 前記レンズ特性特定手段は、前記輝度差が閾値を越えた画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線が、略同心円の弧形状の曲線となる場合にはシェーディング状態と特定する
ことを特徴とする付記5に記載の顕微鏡システム。
(付記7) 前記レンズ特性がシェーディング状態と特定された場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する
ことを特徴とする付記6に記載の顕微鏡システム。
(付記8) 前記画像合成手段は、前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する
ことを特徴とする付記5に記載の顕微鏡システム。
(付記9) 前記標本は、格子パターン標本であり、
前記到達目標位置決定手段は、
前記画像内の格子パターンを構成する線であって該線の曲率が閾値を越えるもののうち、最小の曲率を有する曲線を特定することにより、前記対物レンズのレンズ歪状態を特定するレンズ特性特定手段と、
前記特定したレンズ歪状態に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の
重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の顕微鏡システム。
(付記10) 前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から内側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記曲線のピーク部分に相当する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する
ことを特徴とする付記9に記載の顕微鏡システム。
(付記11) 前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から外側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する
ことを特徴とする付記9に記載の顕微鏡システム。
(付記12) 前記画像合成手段は、前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する
ことを特徴とする付記9に記載の顕微鏡システム。
本発明の実施の形態に共通する顕微鏡システムの構成を示す。 第1の実施形態における画像合成処理のフローチャートを示す。 図2のフローに対応する画像合成処理例を示す。 第2の実施形態における顕微鏡光学系および対物レンズ18の特性を測定して、分割画像間の重ね合わせ量を導出するフローチャートを示す。 第2の実施形態における画像内での輝度差測定ポイントを示す。 第2の実施形態における中心付近の輝度と周辺の輝度との差分(ΔI)と分割画像の重ね合わせ量(ΔM)(重ね合わせ量は、1分割画像の端からの距離を示す。)の関係を示す。 第3の実施形態における、重ね合わせ量に基づいてステージ移動の到達目標位置を決定するフローチャートを示す。 第3の実施形態における、既存処理済の合成画像に基づいて、次の分割画像の撮像位置までステージを移動させる到達目標位置を表す模式図を示す。 第4の実施形態(実施例1)におけるシェーディングの発生した撮像画像の一例を示す。 第4の実施形態(実施例1)における、シェーディング状態の撮像画像同士を重ね合わせる際の重ね合わせ量を決定するフローチャートを示す。 第4の実施形態(実施例1)における、シェーディング状態と判定された場合の重ね合わせ処理(S125)を示す。 第4の実施形態(実施例1)における、シェーディング状態でステージ12を右側に水平方向に移動させて合成画像を生成する場合の模式図を示す。 第4の実施形態(実施例1)における、シェーディング状態でステージ12を下側へ垂直方向に移動させて合成画像を生成する場合の模式図を示す。 第4の実施形態(実施例2)における、格子パターンを用いてレンズ歪状態を判断する説明図である。 第4の実施形態(実施例2)における、シェーディング状態の撮像画像同士を重ね合わせる際の重ね合わせ量を決定するフローチャートを示す。 第4の実施形態(実施例2)におけるレンズ歪の発生した撮像画像内の境界線131を示す。 第4の実施形態(実施例2)における、樽型のレンズ歪状態と判定された場合の重ね合わせ処理を示す。
符号の説明
1 顕微鏡本体
2 ホストシステム
3 カメラ
4 操作部
5 表示部
6 照明用光源
7 コレクタレンズ
8 減光フィルタ
9 視野絞り
10 反射鏡
11 開口絞り
12 ステージ
13 標本
14 ステージX−Y方向移動ハンドル
15 ステージZ軸方向移動ハンドル
16 ステージX−Y位置検出部
17 ステージZ位置検出部
18,18a,18b 対物レンズ
19 レボルバ
21 ビームスプリッタ
22 検眼レンズ
23 顕微鏡操作検出部
24 画像処理部
25 座標変換部
26 分割画像記録部
27 合成画像生成部
28 合成画像記録部
29 指示・表示制御部
30 表示制御部
31 ステージ位置指示部
32 ステージ位置警告部
33 輝度差測定部
34 重ね合わせ量算出部

Claims (14)

  1. ステージを移動させながら高倍率の対物レンズを用いて撮像を繰り返し、該撮像した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する顕微鏡システムにおいて、
    標本が載置されるステージと、
    前記ステージを光軸に対して少なくとも垂直方向に移動させるステージ駆動手段と、
    前記ステージの位置を検出するステージ位置検出手段と、
    前記標本の光学画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像した画像の状態及び該撮像したステージ位置に基づいて、該ステージの次の撮像位置である到達目標位置を決定する到達目標位置決定手段と、
    前記検出されたステージ位置と前記決定した到達目標位置とに基づいて、ユーザに前記到達目標位置まで前記ステージを移動させることを促す旨の出力を行うステージ移動誘導手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記顕微鏡システムは、さらに、
    前記到達目標位置から離れる方向へ前記ステージが移動させられた場合、その旨の警告を出力する警告手段、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記到達目標位置決定手段は、
    前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の任意の画素との輝度差を測定する輝度差測定手段と、
    前記輝度差に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記顕微鏡システムは、さらに、
    前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する画像合成手段、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記輝度差測定手段は、前記画像内の中心位置の画素の輝度と側部の画素の輝度との輝度差を測定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡システム。
  6. 前記到達目標位置決定手段は、
    前記画像内の所定の画素と該所定画素以外の各画素との輝度差を測定し、該輝度差が閾値を越えた画素のうち該閾値を超えない画素と隣接する画素同士を結んだ線の形状に基づいて、前記対物レンズのレンズ特性を特定するレンズ特性特定手段と、
    前記特定したレンズ特性に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  7. 前記レンズ特性特定手段は、前記輝度差が閾値を越えた画素のうち該閾値を超えない画
    素と隣接する画素同士を結んだ線が、略同心円の弧形状の曲線となる場合にはシェーディング状態と特定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の顕微鏡システム。
  8. 前記レンズ特性がシェーディング状態と特定された場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡システム。
  9. 前記顕微鏡システムは、さらに、
    前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する画像合成手段、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の顕微鏡システム。
  10. 前記標本は、格子パターン標本であり、
    前記到達目標位置決定手段は、
    前記画像内の格子パターンを構成する線であって該線の曲率が閾値を越えるもののうち、最小の曲率を有する曲線を特定することにより、前記対物レンズのレンズ歪状態を特定するレンズ特性特定手段と、
    前記特定したレンズ歪状態に応じて、現在の撮像位置で撮像した第1の画像と、次に撮像される画像であって予め設定した走査方向の画像である第2の画像との相対する側部の重ね合わせ量を決定し、該第2の画像を撮像する位置である前記到達目標位置を、該第1の画像の該走査方向側の側部から該重ね合わせ量だけ内側の位置とする重ね合わせ量決定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  11. 前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から内側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記曲線のピーク部分に相当する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の顕微鏡システム。
  12. 前記レンズ特性特定手段は、前記曲線が画角の上下左右方向から外側に向かう曲線となると特定した場合、前記重ね合わせ決定手段は、前記第1の画像と第2の画像をつなぎ合わる際の相対する側部において、該2つの画像双方の前記走査方向と同方向の向きの側部と前記線とが交差する画素位置同士を重なり合わせ、その結果、重なりあった画像部分に基づいて、重ね合わせ量を決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の顕微鏡システム。
  13. 前記顕微鏡システムは、さらに、
    前記第1の画像と前記第2の画像それぞれから前記重ね合わさった部分を削除して、つなぎ合わせて合成画像を生成する画像合成手段、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の顕微鏡システム。
  14. 標本が載置され、光軸に対して少なくとも垂直方向に移動可能なステージを移動させながら、高倍率の対物レンズを用いて撮像を繰り返し、該撮像した小画角の画像をつなぎ合わせて高画角の画像を取得する顕微鏡システムの動作方法において、
    前記ステージの位置を検出し、
    前記標本の光学画像を撮像し、
    前記撮像した画像の状態及び該撮像したステージ位置に基づいて、該ステージの次の撮像位置である到達目標位置を決定し、
    前記検出されたステージ位置と前記決定した到達目標位置とに基づいて、ユーザに前記到達目標位置まで前記ステージを移動させることを促す旨の出力を行う
    ことを特徴とする顕微鏡システムの動作方法。
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