JP2013250300A - 光アセンブリ、及び光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光結合精度の低下が抑制された光アセンブリの提供。
【解決手段】光アセンブリは、光電変換素子27と、この素子27が実装される回路基板と、光ファイバ66端末を挿着したフェルール67が挿入される孔部36bを内側に含みフェルール67を保持する筒状の保持部36と、保持部36の他端側に配されフェルール67の挿入端部と対向する対向部37と、素子27に対して間隔を保った状態で対向するレンズ部と、対向部37とレンズ部との間を繋ぐ中継部と、レンズ部よりも素子27側に配され、内側に素子27が収容される形で基板に取り付けられる素子収容部とを有し、光ファイバ66端末と素子27の間を光学的に結合させる光透過性の樹脂本体部32と、フェルール67の挿入端部と対向部37とが共に内側に配されるように、保持部36から中継部に亘って設けられる補強筒部40とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、光ファイバ端末と光電変換素子との間を光学的に結合させる光アセンブリ、及び前記光アセンブリを含む光コネクタに関する。
特許文献1には、光電変換素子を内蔵し、回路基板上に実装された状態で使用される光コネクタが示されている。この種の光コネクタは、光電変換素子を含む光アセンブリと、この光アセンブリを収容するハウジングとを備えており、光ケーブル端末に設けられている相手側のコネクタと嵌合される構造となっている。
光コネクタが相手側と嵌合されると、光アセンブリの光電変換素子と、相手側の光ケーブル端末にある光ファイバとが、光アセンブリが備えている光透過性の樹脂部品を介して互いに光学的に結合される。その際、前記樹脂部品中には、前記光ファイバの端末と前記光電変換素子との間を移動する光の通路(光路)が形成されることになる。
なお、相手側が備えている前記光ファイバの端末には、円柱状をなしたフェルールが取り付けられている。光ファイバ端末は、フェルールの中心軸を貫通する形で前記フェルールに挿着されている。
前記樹脂部品は、前記フェルールが挿入される円筒状の保持部と、この保持部の反対側にあり、前記光電変換素子を収容する収容部を備えている。そして、前記保持部と前記収容部との間の部分は、前記光路が形成される部分となっている。
なお、前記光路が形成される部分のうち、前記収容部側にある端部には、凸状のレンズが設けられている。このレンズは、光電変換素子に対して間隔を置いた状態で対向している。これに対して、前記光路が形成される部分のうち、前記保持部側にある端部には、フェルールの先端面と対向し、フェルールに挿着されている光ファイバ端末からの光出力が入光等する対向部が設けられている。
例えば、光ファイバ端末から光が出力される場合、その光出力は、前記対向部から入光して前記樹脂部品中を通過し、前記レンズによって集光されて、光電変換素子へ到達する。反対に、光電変換素子から光が出力される場合、その光出力は、前記レンズによって集光された後、前記樹脂部品中を通過し、前記対向部から出光して光ファイバ端末へ到達する。このように、上述した光コネクタは、相手側のコネクタと嵌合されることによって、光ファイバ端末と光電変換素子との間を光学的に結合させている。
特開2012−53244号公報
上述した光コネクタと、相手側のコネクタとを嵌合させる際、円筒状の保持部内に相手側のフェルールが挿入されると、前記フェルールの挿入角度等によっては、フェルールが保持部内(保持部の内壁)で引っ掛かり、フェルールが保持部内をこじるように動いてしまうことがある。すると、光アセンブリの樹脂部品に応力が加わって、予め設定されているスリーブ部の中心軸位置(光軸位置)がずれてしまい、その結果、光アセンブリの光結合精度が低下するという問題が発生することがあった。
特に、光コネクタが基板実装型であると、光コネクタの動き(自由度)が制限されるため、相手側のコネクタとの嵌合方向(挿入方向)が、正規の方向からずれ易くなっており、光アセンブリの光結合精度の低下がより問題となっている。
本発明の目的は、光結合精度の低下が抑制された光アセンブリ、及び前記光アセンブリを備えた光コネクタを提供することである。
本発明に係る光アセンブリは、光電変換素子と、前記光電変換素子が実装される回路基板と、光ファイバ端末を挿着したフェルールが挿入される孔部を内側に含み前記フェルールを保持する一端が開口した筒状の保持部と、この保持部の他端側に配され前記フェルールの挿入端部と対向する対向部と、前記光電変換素子に対して間隔を保った状態で対向するレンズ部と、前記対向部と前記レンズ部との間を繋ぐ中継部と、前記レンズ部よりも前記光電変換素子側に配され、内側に前記光電変換素子が収容される形で前記回路基板に取り付けられる素子収容部とを有し、前記光ファイバ端末と前記光電変換素子との間を光学的に結合させる光透過性樹脂製の樹脂本体部と、両端が開口した金属製の筒状部材からなり、前記フェルールの挿入端部と前記対向部とが共に内側に配されるように、前記保持部から前記中継部に亘って設けられる補強筒部と、を備える。
前記光アセンブリにおいて、前記素子収容部の内側に配されると共に、前記光電変換素子を覆う形で前記回路基板に取り付けられる金属製部材であって、前記レンズ部と対向する位置に前記光電変換素子を露出させるための貫通孔状の窓部を含むシールド部と、前記窓部の周縁から前記レンズ部側に向かって延びる金属製の筒状部材からなり、内側に前記レンズ部が配される形で前記補強筒部に接続される中継補強筒部と、を備えるものであってもよい。
前記補強筒部と、前記中継補強筒部と、前記シールド部とが一体となった金属部品を備えるものであってもよい。
前記補強筒部は、前記保持部から前記中継部に亘って外嵌された状態で設けられるものであってもよい。
前記補強筒部は、その軸線方向に沿って設けられる割れ目部を含むものであってもよい。
本発明に係る光コネクタは、前記光アセンブリと、一端が開口し他端が閉塞した筒状容器であって、外側から前記保持部が含む前記孔部に前記フェルールを挿入できるように、前記筒状容器の開口端の向きと、前記保持部の開口端の向きとが互いに揃えられた状態で、前記光アセンブリが収容されるハウジングと、を備える。
前記光コネクタは、他の回路基板に実装して用いられる基板実装型であってもよい。
本発明に係る光接続部品は、光ファイバ端末を挿着したフェルールが挿入される孔部を内側に含み前記フェルールを保持する一端が開口した筒状の保持部と、この保持部の他端側に配され前記フェルールの挿入端部と対向する対向部と、前記光電変換素子に対して間隔を保った状態で対向するレンズ部と、前記対向部と前記レンズ部との間を繋ぐ中継部とを有し、前記光ファイバ端末と前記光電変換素子との間を光学的に結合させる光透過性樹脂製の樹脂本体部と、両端が開口した金属製の筒状部材からなり、前記フェルールの挿入端部と前記対向部とが共に内側に配されるように、前記保持部から前記中継部に亘って設けられる補強筒部と、を備える。
前記光接続部品において、前記樹脂本体部は、前記レンズ部よりも前記光電変換素子側に配され、内側に前記光電変換素子が収容可能な空間を含む素子収容部を有するものであってもよい。
本発明によれば、光結合精度の低下が抑制された光アセンブリ、及び前記光アセンブリを備えた光コネクタを提供できる。
本発明の一実施形態に係る光コネクタの斜視図 光コネクタの分解斜視図 発光用光接続部品の軸線を含む平面で切断された光コネクタの断面図 発光用光接続部品の軸線を含む平面で切断された光アセンブリの断面図 発光用光接続部品の斜視図 補強筒部の斜視図 相手側のコネクタと嵌合された状態で、発光用光接続部品の軸線を含む平面で切断された光コネクタの断面図 実施形態2に係る光アセンブリの断面図 実施形態3に係る光アセンブリの断面図 実施形態3の光アセンブリが備える金属部品の斜視図
<実施形態1>
本発明の一実施形態を、図1乃至図7を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る光コネクタ10の斜視図であり、図2は、光コネクタ10の分解斜視図であり、図3は、発光用光接続部品の軸線を含む平面で切断された光コネクタ10の断面図である。本実施形態に係る光コネクタ10は、プリント配線技術により導電路(不図示)が形成された外部回路基板11に実装された状態で利用される。以下の説明においては、図3における上方を上方とし、その下方を下方として説明する。また、図3における左方を前方とし、その右方を後方として説明する。光コネクタ10は、車両に搭載して使用されるものである。光コネクタ10は、主として、合成樹脂製のハウジング12と、このハウジング12の内部に収容される光アセンブリ30と、ハウジング12に外嵌される金属製の外部シールド部20とを備えている。
ハウジング12は、全体的には、前方が開口した箱状をなしている。ハウジング12は、2部品からなり、上方に開口する開口部14を有するハウジング本体部15と、このハウジング本体部15に組み付けられて開口部14を塞ぐ蓋部16とを備えている。ハウジング本体部15は、前方に開口すると共に、後述する相手側コネクタが前方から嵌合されるフード部17を有している。
外部シールド部20は、金属板材を所定形状にプレス加工したものからなり、フード部17を除く領域を覆う形で、ハウジング12に外嵌されている。外部シールド部20は、前面及び下面が開口された形をなしており、この外部シールド部20によって、ハウジング12の前面と下面とを除く面が電磁的にシールドされている。外部シールド部20の下端縁には、爪部21(図2参照)が突出して形成されており、この爪部21がハウジング12の下面側に折り返されることにより、外部シールド部20がハウジング12に組み付けられるようになっている。また、外部シールド部20の下端縁には、下方に突出する複数の接続脚部22が形成されている。この接続脚部22は、外部回路基板11に貫通されて、半田付け等の公知の手法により、外部回路基板11の導電路に接続される。
光アセンブリ30は、主として、光接続部品130と、光電変換素子27と、光電変換回路基板13と、フレキシブル基板26と、内部回路基板23等を備えている。
図3に示されるように、ハウジング本体部15の内部には、内部回路基板23が収容されている。この内部回路基板23は、光アセンブリ30の後方に配されており、フレキシブル基板(Flexible Printed Circuit Board)26の上面及び下面の双方に、絶縁基板の表面にプリント配線技術により導電路が形成された回路基板23a、23bが積層されたものからなる。なお、フレキシブル基板26の上側に形成されている回路基板23aの上面、及びフレキシブル基板26の下側に形成されている回路基板23bの下面には、それぞれ電子部品が実装されている。
内部回路基板23の後端部寄りの位置には、棒状をなす複数の金属製の端子24における一方の端部が内部回路基板23に貫通された状態で、内部基板23に形成された導電路に接続されている。端子24の他方の端部は、ハウジング本体部15の底壁に形成された端子挿通孔25内に圧入されて、ハウジング本体部15の底壁から下方に突出している。端子24の他方の端部は、更に、外部回路基板11を貫通した状態で外部回路基板11に形成された導電路に、半田付け等の公知の手法により接続されている。
図2に示されるように、内部回路基板23の前端縁からは、二股に分かれたフレキシブル基板26が前方に延出されている。二股に分かれたフレキシブル基板26は、それぞれ下方に向かう形で屈曲されている。下方に屈曲された各フレキシブル基板26の前面には、光電変換素子27が実装された光電変換回路基板13が積層されている。このようにフレキシブル基板26は、内部回路基板23と、光電変換回路基板13とを電気的に接続する中継部材とされている。また、下方に屈曲された各フレキシブル基板26の後面には、副基板28が積層されている。なお、副基板28の後面には、電子部品(不図示)が実装されている。
光電変換回路基板13の前面には、光電変換素子27が実装されている。フレキシブル基板26は、光電変換回路基板13の後面(光電変換素子27が実装された面と反対側の面)全体を覆うように積層されている。なお、図示されないが、フレキシブル基板26には、2層の導電路が、絶縁フィルムによって互いに絶縁された状態で形成されている。これらのうち、一方の導電路は、フレキシブル基板26の全面に亘って形成されたシールド層として機能する。本実施形態においては、フレキシブル基板26の後ろ側に形成された導電路がシールド層として利用されている。この導電路からなるシールド層によって、光電変換素子27の後方が電磁的にシールドされている。なお、他の実施形態においては、フレキシブル基板26の前側に形成された導電路がシールド層として利用されてもよい。
光電変換素子27は、受光素子(不図示)と、発光素子27Bとからなる。受光素子としては、フォトダイオードが用いられ発光素子27Bとしては、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)が用いられている。また、光電変換回路基板13は、受光素子が実装された受光回路基板13Aと、発光素子27Bが実装された発光回路基板13Bとからなる。受光回路基板13Aと発光回路基板13Bとは、別体に形成されており、互いに分離されている。図2に示されるように、前方から見て右側に受光回路基板13Aが配され、左側に発光回路基板13Bが配されている。
受光回路基板13Aの前面には、受光素子が実装されていると共に、この受光素子に電気的に接続されるトランスインピーダンスアンプ(不図示)が実装されている。また、受光回路基板13Aの前側の板面には、受光素子を覆うように、光透過性の合成樹脂(ポリエーテルイミド(以下、PEI)、ポリカーボネート(以下、PC)、ポリメチルメタクリレート(以下、PMMA)等)からなる受光用樹脂本体部32A(32)と、金属製の円筒状部材からなる補強筒部とを備えた受光用光接続部品130Aが取り付けられている。なお、本明細書においては、「光透過性」を、光通信に使用される光の波長(通常0.4μm〜2μmの範囲)に対して透過率が90%以上であるものと定義する。
これに対して、発光回路基板13Bの前面には、発光素子27Bが実装されていると共に、この発光素子27Bに電気的に接続されるドライバ(不図示)が実装されている。また、発光回路基板13Bの前側の板面には、発光素子27Bを覆うように、光透過性の合成樹脂(PEI、PC、PMMA等)からなる発光用樹脂本体部32Bと、金属製の円筒状部材からなる補強筒部40Bとを備えた発光用光接続部品130Bが取り付けられている。
光接続部品130は、上述したように、受光用光接続部品130Aと、発光用光接続部品130Bとの2種類のものからなる。ここで、発光用光接続部品130Bを例に挙げて、光接続部品130について説明する。図4は、発光用光接続部品130Bの軸線(光軸)Lを含む平面で切断された光アセンブリ30の断面図であり、図5は、発光用光接続部品130Bの斜視図であり、図6は、補強筒部40Bの斜視図であり、図7は、相手側のコネクタ60と嵌合された状態で、発光用光接続部品130Bの軸線Lを含む平面で切断された光コネクタ10の断面図である。
発光用光接続部品130Bが備えている発光用樹脂本体部32B(32)は、発光回路基板13B(13)に取り付けられ、光電変換素子27としての発光素子27Bを収容する素子収容部33B(33)と、この素子収容部33Bから前方に突出して形成される略円筒状をなしたスリーブ部34B(34)とを備えている。素子収容部33Bは、スリーブ部34Bの径方向に突出して形成されており、概ね直方体形状をなしている。素子収容部33Bには、発光回路基板13Bと対向する面が陥没されており、発光素子27Bを収容するための空間が形成されている。この素子収容部33B内には、金属板材を所定形状にプレス加工してなる内部シールド部35B(35)が配設されている。内部シールド部35Bと発光用樹脂本体部32Bとは、インサート成形時に、互いに固定される。なお、スリーブ部34Bと、素子収容部33Bとを備える発光用樹脂本体部32Bは、インサート成形時に、光透過性の合成樹脂(例えば、PEI、PC、PMMA)が、所定の金型を用いて一体的に成形されたもの(一体成形物)からなる。
内部シールド部35Bは、発光素子27B等を前方側から覆う天板部35aと、この天板部35aから発光回路基板13B側に向けて延びる側板部35bとを備えている。天板部35aは、前方から見て略長方形状をなしており、発光素子27Bと対向すると共に、後述するレンズ部39B(39)と対向する部分に、貫通孔状の窓部35cが設けられている。側板部35bの下端縁には、下方に延びる基板接続部35dが形成されている。この基板接続部35dが、発光回路基板13B、フレキシブル基板26及び副基板28からなる積層基板が備えているスルーホール51内に挿入された状態で、スルーホール51の導電路及びランド(不図示)と半田付けされている。スルーホール51内には、溶融後に固化した半田53が充填されている。
発光用樹脂本体部32Bに配設された内部シールド部35Bによって、発光素子27B及び上述したドライバ等の電子部品の前面が電磁的にシールドされる。なお、他の実施形態においては、内部シールド部35Bは、発光素子27Bのみを電磁的にシールドする構成であってもよい。
スリーブ部34Bは、素子収容部33Bから前方に延びて形成されている。そして、スリーブ部34Bの軸線方向は、前後方向に配されると共に、発光回路基板13Bの板面に対して垂直に配されている。なお、スリーブ部34Bの軸線方向は、外部回路基板11の板面に対して平行に配されている。スリーブ部34Bは、最も前方に配され先端が開口した筒状の保持部36B(36)と、この保持部36Bの後端側に配される対向部37B(37)と、この対向部37B(37)の後端側に配される中継部38B(38)と、この中継部38Bの後端側に配されるレンズ部39B(39)とを備えている。
保持部36B(36)は、全体的には、前後方向に延びた略筒状をなしている。保持部36Bの先端には、開口部からなる挿入口36aが設けられている。また、保持部36Bの内側には、この挿入口36aから後方に向かって延びる孔部36bが設けられている。この孔部36bには、相手側のコネクタ60が備えているフェルール67が挿入される。そして、孔部36bに挿入されたフェルール67は、保持部36Bの内壁側で保持される。
対向部37Bは、保持部36Bの後端側に配されており、筒状の保持部36Bの他端を閉塞する部分となっている。そして、対向部37Bは、保持部36Bで保持されているフェルール67の先端(挿入端部)と対向する部分となっている。対向部37Bは、スリーブ部34Bの軸線方向に対して垂直に配された円環形状の面部37aを含んでいる。この面部37aは、フェルール67の先端面と当接する部分となっている。また、対向部37Bは、面部37aの中心に、後側に窪んだ凹部37bを備えている。この凹部37bは、フェルール67の先端面から露出した光ファイバ66端末が配置される部分となっている。
レンズ部39B(39)は、スリーブ部34Bの軸線上であって、発光素子27Bに対して所定間隔を保った状態で対向する位置に配されている。レンズ部39Bは、発光用樹脂本体部32B(スリーブ部34B)のうち、発光素子27Bと対向する面に、発光素子27Bに向かって凸状に膨出して形成されている。レンズ部39Bの光軸は、スリーブ部34Bの軸線上に配置されている。このレンズ部39Bは、発光素子27Bから発せられた光出力を、保持部36Bで保持されたフェルール67が有する光ファイバ66の端面に集光させるように構成されている。発光素子27Bは、スリーブ部34Bの軸線上に配されるように、発光回路基板13B上に実装されていてもよく、また、レンズ部39Bと対向する位置に配されていれば、前記軸線上からずれた位置に実装されていてもよい。
中継部38B(38)は、対向部37Bとレンズ部39Bとの間を繋ぐ部分となっており、前後方向に延びた略円柱状をなしている。発光素子27Bから発せられた光出力が、レンズ部39Bで集光された後、中継部38Bを通って対向部37Bへ移動する。つまり、中継部38B内に光路が形成される。
なお、スリーブ部34Bは、レンズ部39Bの周縁から素子収容部33Bに向かって延びる筒状の根元部41B(41)を備えている。この根元部41Bの前側の端部は、レンズ部39Bの周縁に配されており、その後側の端部は、内部シールド部35Bが有する窓部35cを囲む形で、素子収容部33Bに接続されている。
スリーブ部34Bが有する根元部41Bの外面には、スリーブ部34Bの径方向の外側に突出する係合リブ42B(42)が形成されている。また、係合リブ42Bと、素子収容部33Bの前面との間には、スリーブ部34Bの周方向に沿った溝部43B(43)が形成されている。なお、ハウジング本体部15の底壁には、上方に突出すると共に、ハウジング12内で下側に配されている部分の溝部43Bと嵌合する下側保持リブ15aが形成されている。下側保持リブ15aの上面は、スリーブ部34Bの根元部41Bにおける下側の外面(周面)と当接する部分となっており、半円形状に形成されている。また、蓋部16の内面には、ハウジング12内で上側に配されている溝部43Bと嵌合する上側保持リブ16aが形成されている。上側保持リブ16aの下面は、スリーブ部34Bの根元部41Bにおける上側の外面(周面)と当接する部分となっており、半円形状に形成されている。
ハウジング本体部15の内部に、発光用樹脂本体部32B(発光用光接続部品130B)が正規位置に収容された状態で、蓋部16がハウジング本体部15に取り付けられると、下側保持リブ15a及び上側保持リブ16aが、それぞれ係合リブ42Bと素子収容部33Bの前面との間にある溝部43Bに挿入される。下側保持リブ15aの上面と、上側保持リブ16aの下面との間で囲まれた空間は、前後方向から見た断面が円形状をなしており、それら上面と下面とからなる面は、発光用樹脂本体部32Bのスリーブ部34B(根元部41B)の外面に倣った形状となっている。このような下側保持リブ15aの上面と上側保持リブ16aの下面との間において、発光用光樹脂本体部32B(発光用光接続部品130B)は、ハウジング12内において挟まれた状態で固定されている。
補強筒部40B(40)は、図6に示されるように、両端が開口した金属製の筒状部材からなる。補強筒部40Bは、樹脂本体部32Bのスリーブ部34Bを補強する機能を備えている。補強筒部40Bと発光用樹脂本体部32Bとは、上述した内部シールド部35Bと同様、インサート成形時に互いに固定される。なお、補強筒部40Bは、その軸線位置がスリーブ部34Bの軸線位置と一致するように、スリーブ部34Bに取り付けられている。補強筒部40Bの前方部分は、保持部36B側に配され、その後方部分は対向部37B及び中継部38Bに亘って配されている。つまり、補強筒部40Bは、スリーブ部34Bの軸線方向に沿って、保持部36Bから中継部38Bに亘って設けられている。そして、補強筒部40Bよりも後方に、レンズ部39Bが配されている。
保持部36Bに配されている前方部分の補強筒部40Bは、その外周面が保持部36Bの内周面と接触する形となっている。つまり、補強筒部40Bの内側に、保持部36Bの孔部36bが配される形となっている。そして、孔部36bに挿入されたフェルールの端部(挿入端部)の周面を、補強筒部40Bの内周面が囲む形となっている。また、補強筒部40Bの先端(前端)位置は、保持部36Bの挿入口36aよりも後方に配されている。
これに対して、後方部分の補強筒部40Bは、軸線方向において、スリーブ部34B内に埋め込まれた形となっている。つまり、後方部分の補強筒部40Bの内側と外側とは、それぞれスリーブ部34Bを構成する光透過性樹脂によって覆われている。このようにスリーブ部34B内に埋め込まれた部分の補強筒部40Bの内側には、対向部37Bと中継部38Bとがそれぞれ補強筒部40Bの内側を充填する形で配されている。補強筒部40Bは、スリーブ部34Bを補強することによって、保持部36Bに挿入されたフェルールの挿入端部が有する光ファイバ端末と、対向部37B(凹部37B)との間の光学的な結合を保護するものである。
このような発光用光接続部品130Bでは、発光素子27Bからの光出力が、レンズ部39Bで集光されると共に、レンズ部39Bから樹脂本体部32B内に入射される。そして、入射された光出力は、補強筒部40Bの内側にある中継部38Bを通過し、更に対向部37Bへ移動する。そして、その光出力は、対向部37Bの凹部37bから、保持部36B(補強筒部40B)の内側に収容されている相手側のフェルールの先端面に向けて出射される。出射された光出力は、フェルールの先端面にある光ファイバの端面から入って、光ファイバ内を進行する。
このような発光用光接続部品130Bに対して、受光用光接続部品130Aは、受光用樹脂本体部32Aと、受光用の補強筒部(不図示)とを備えるものである。受光用樹脂本体部32Aに取り付けられる受光回路基板13Aには、上述したように光電変換素子27として受光素子(不図示)が実装されている。受光用光接続部品130Aを備える光アセンブリ30は、使用される光電変換素子(受光素子)及び光電変換素子が実装される回路基板(受光回路基板13A)等の種類が、発光用のものと異なっており、光の移動方向が逆向きになっている。また、受光用光接続部品130Aは、発光用光接続部品130Bに対して、鏡像対称的な構造を備えている。しかしながら、これら以外の点では、基本的に、受光用光接続部品130Aと、発光用光接続部品130Bとは、互いに共通した構造を備えている。そのため、受光用光接続部品130Aの詳細な説明は、省略する。
ここで、図7等を参照しつつ、相手側のコネクタ60が嵌合された状態の光コネクタ10について説明する。
先ず、相手側のコネクタ60について説明する。コネクタ60は、光ケーブル61の端末部分と、この端末部分を収容すると共に、光コネクタ10のフード部17内に嵌入される相手側ハウジング62を備えている。ハウジング62は、上側部分を構成する合成樹脂製のアッパーハウジング部63と、このアッパーハウジング部63に組み付けられ下側部分を構成する合成樹脂製のロアハウジング部64とを備えている。光ケーブル61の端末部分は、シース65が剥がされており、シース65から光ファイバ66が露出された状態となっている。また、光ファイバ66の先端(端末)には、フェルール67が外嵌される形で取り付けられている。フェルール67は、略円筒状の部材であり、その軸線に沿った貫通孔を備えている。この貫通孔に、光ファイバ66端末が挿入されると共に装着されている。フェルール67の先端面からは、光ファイバ66の端部(端面)が露出している。フェルール67の後端側は、フランジ部68が取り付けられている。このフランジ部68は、フェルール67の径方向外側に張り出す形で設けられている。また、フランジ部68の先端には、フェルール67の後端部分を収容する凹部が設けられている。この凹部の底部分には、光ファイバ66が挿通される孔部が設けられている。フェルール67は、フランジ部68に取り付けられた状態で、各ハウジング部63、64の内面同士で挟まれて、ハウジング62内の所定個所で固定されている。光ケーブル61のうち、シース65で覆われている部分の端部には、金属製のかしめリング69が外嵌されている。フェルール67は、その先端部分がハウジング62の開口端を向いた状態でハウジング62内に固定されている。
相手側のコネクタ60は、光コネクタ10に対して、開口状のフード部17から挿入される。図7においては、左側から右側に向かって挿入されることになる。フード部17内に、相手側のハウジング62の先端部分が挿入され、そしてその先端部分がハウジング12の奥側(後側)へ更に進むと、ハウジング12内にある光接続部品130Bの先端部分(保持部36B)が、相手側のハウジング62内に向かってハウジング62の開口端から挿入される。そして、更に相手側のコネクタ60が、奥側(後側)に向かって進むようにハウジング12内に挿入されると、フェルール67の先端部分が、光接続部品130Bの先端にある保持部36Bに挿入される。
その後、コネクタ60が更に、奥側に向かって挿入されると、フェルール67の先端面が、保持部36Bの奥側(後側)にある対向部37Bの面部37aと当接する。光接続部品130B内において、フェルール67の先端面は、対向部37Bに対して付き合せられた状態となっている。そして、フェルール67に挿着されている光ファイバ66の端部(端面)と対向部37Bの凹部37bとが、互いに対向した状態となって、光ファイバ66の軸線(光軸)と、光接続部品130Bの軸線(光軸)とが一致する状態となる。つまり、光ファイバ66の端部と発光素子27Bとが、光接続部品130Bを介して光学的に結合されている。なお、図7において示されていないものの、受光側においても、相手側のコネクタ60が備えている他の光ファイバを挿着した他のフェルールが、受光用光接続部品130Aの保持部に保持されて、他の光ファイバの端部と受光素子とが、光接続部品130Aを介して光学的に結合されている。
なお、相手側のハウジング62の後端部分は、上方に張り出した係止部70がある。この係止部70が光コネクタ10のハウジング12の先端部分と当接して係止することによって、コネクタ60が、光コネクタ10に対して静止する。このようにして、相手側のコネクタ60が、光コネクタ10に嵌合されて、光ファイバ66と光電変換素子27とが互いに光学的に結合される。
ところで、光コネクタ10に、相手側のコネクタ60を嵌合させる際、フェルール67の挿入角度によっては、フェルール67が、円筒状の保持部36(36B)内で引っ掛かり、保持部36内をこじるような動きをしてしまうことがある。光コネクタ10は、外部回路基板11上に実装されているため、光コネクタ10の動きが制限されている。そのため、相手側のコネクタ60の動き(自由度)も制限される場合等においては、特に、コネクタ60と光コネクタ10との嵌合方向(挿入方向)が、正規の方向からずれ易くなっており、フェルール67が挿入時に保持部36内をこじるように動いてしまうことがある。
従来、この種の光コネクタにおいては、相手側のコネクタ(フェルール)の挿入角度によっては、フェルール(光ファイバ)の軸線位置と、スリーブ部(樹脂本体部)の軸線位置とが、互いに位置ずれした状態で、相手側のコネクタが光コネクタに取り付けられてしまうこともあった。その場合、スリーブ部はフェルールの挿入端部によって押されて、若干、撓むように変形した状態となっていた。
しかしながら、本実施形態の光コネクタ10においては、光接続部品130(130B)の保持部36(36B)から中継部38(38B)に亘って補強筒部40(40B)が設けられているため、光接続部品130のスリーブ部34が変形し難くなっている。また、スリーブ部34は、補強筒部40(40B)で補強されているため、若干変形しても、復元して予め設定されている正規の位置へ容易に戻ることができる。
そのため、本実施形態では、相手側が備えている光ファイバ66と、光コネクタ10が備えている光電変換素子27(27B)との間における光学的な結合を高い精度で保つことができる。特に、補強筒部40(40B)の内側に、フェルール67の先端部(挿入側の端部)と対向部37(37B)とが共に収容されつつ保護される形となっているため、フェルール67(光ファイバ66)の軸線(光軸)位置と、対向部37の軸線位置(凹部37bの位置)とが互いに位置ずれし難くなっている。つまり、フェルール67に挿着されている光ファイバ66の端部と、対向部37(37B)が有する凹部37bとの間における光学的な結合が、特に高い精度で保つことができる。本実施形態の場合、補強筒部40の内側において、フェルール67の先端面と対向部37とが付き合わせられる位置は、補強筒部40の長手方向において、略中央部分に設定されている。
また、本実施形態においては、スリーブ部34が変形してハウジング12の内面と干渉して、スリーブ部34に亀裂等が生じスリーブ部34が破損することも、補強筒部40を備えることによって抑制されている。
<実施形態2>
次いで、本発明の実施形態2を、図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、光アセンブリ30Xを例示する。図8は、実施形態2に係る光アセンブリ30Xの断面図である。図8に示される光アセンブリ30Xの構造は、図4に示される実施形態1の光アセンブリ30の構造に対応している。なお、図8に示される光アセンブリ30Xにおいて、実施形態1の光アセンブリ30と構造が共通する部分は、実施形態1と同じ(又は同種)の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の光アセンブリ30Xは、実施形態1の光アセンブリ30に代えて利用されるものである。図8には、実施形態1と同様、発光素子27Bを備えた発光側の光アセンブリ30Xが示されている。光アセンブリ30Xは、光電変換素子としての発光素子27Bと、この発光素子27Bが実装される発光回路基板13Bと、発光用光接続部品130Xとを備えている。
光接続部品130Xは、実施形態1と同様、発光用樹脂本体部32Xと、補強筒部40Xとを備えている。ただし、本実施形態の場合、補強筒部40Xが樹脂本体部32Xのスリーブ部34に対して、外嵌される形で取り付けられている。つまり、スリーブ部34の外面が、補強筒部40Xの内面と接触する形で、スリーブ部34と補強筒部40Xとが互いに固定されている。なお、補強筒部40Xの後端側の内面は、内側に向かって円環状に盛り上がった円環凸部40Xaを備えており、この円環凸部40Xaが、スリーブ部34(中継部38)の外面に周回するように設けられている溝部38aに嵌合される形で、スリーブ部34と補強筒部40Xとが互いに固定されている。
なお、本実施形態の補強筒部40Xも、実施形態1と同様、スリーブ部34の保持部36から中継部38に亘って設けられており、かつ、その内側に、相手側のコネクタが備えているフェルールの挿入端部と、対向部37とが共に内側に配される構造となっている。したがって、本実施形態の光アセンブリ30Xも、実施形態1のものと同様、相手のフェルールが備えている光ファイバ端末と、光電変換素子27との間における光学的な結合精度が高いものとなっている。
補強筒部40Xには、軸線L方向に沿って設けられた1本の切れ目(不図示)が設けられており、所謂、割スリーブ構造となっている。本実施形態の場合、補強筒部40Xは、樹脂本体部32Xが内部シールド部35Bと共にインサート成形によって成形された後に、別途、スリーブ部34に対して取り付けられる。その際、補強筒部40Xは、割れ目部分を境にして、補強筒部40Xの周壁同士が互いに離される形で、ある程度、広げられる。そして、広げられた補強筒部40Xの内側に、スリーブ部34が挿し込まれ、補強筒部40Xがスリーブ部34の所定個所に配置される。なお、必要に応じて、補強筒部40Xの割れ目部分は、補強筒部40Xの取付後に、溶接や半田付け等によって、塞がれてもよい。
このように、本実施形態の補強筒部40Xは、樹脂本体部32Xに対して後付けすることができる。そのため、必要に応じて、補強筒部40Xを樹脂本体部32Xに対して、取り付けることができる。また、インサート成形によって補強筒部を取り付ける場合と比べて、所定の金型を用意する等の必要が無いため、光接続部品130Xの製造コストを大幅に削減することができる。
<実施形態3>
次いで、本発明の実施形態3を、図9及び図10を参照しつつ説明する。本実施形態では、光アセンブリ30Yを例示する。図9は、実施形態3に係る光アセンブリ30Yの断面図である。図9に示される光アセンブリ30Yの構造は、図4に示される実施形態1の光アセンブリ30の構造に対応している。なお、図9に示される光アセンブリ30Yにおいて、実施形態1の光アセンブリ30と構造が共通する部分は、実施形態1と同じ(又は同種)の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の光アセンブリ30Yは、実施形態1の光アセンブリ30に代えて利用されるものである。図9には、実施形態1と同様、発光素子27Bを備えた発光側の光アセンブリ30Yが示されている。光アセンブリ30Yは、光電変換素子としての発光素子27Bと、この発光素子27Bが実装される発光回路基板13Bと、発光用光接続部品130Yとを備えている。
光接続部品130Yは、実施形態1と同様、発光用樹脂本体部32Yと、補強筒部40Yとを備えている。ただし、本実施形態の場合、補強筒部40Yは、金属部品141Yの一部分として構成されている。図10は、実施形態3の光アセンブリ30Yが備える金属部品141Yの斜視図である。金属部品141Yは、内部シールド部35Yに、円筒状の金属部材が取り付けられた構造となっている。この円筒状の金属部材は、先端側(前側)に、補強筒部40Yが割り当てられ、根元側(後側)に、補強筒部40Yと内部シールド部35Yとの繋ぐ中継補強筒部40Yaが割り当てられている。なお、補強筒部40Yと中継補強筒部40Yaとは、継ぎ目がなく1本の円筒状の金属部材から構成されている。本実施形態の場合、補強筒部40Yと中継補強筒部40Yaとの境界位置は、中継部38とレンズ部39との境界位置に対応している。
中継補強筒部40Yaは、内部シールド部35Yの天板部35Yaに設けられている窓部35Ycの周縁からレンズ部39側に向かって立ち上がるように、内部シールド部35Yに取り付けられている。中継補強筒部40Yaの後端側の内部には、窓部35Ycが配されており、また、中継補強筒部40Yaの前端側の内部には、レンズ部39が配されている。そして、補強筒部40Yは、実施形態1と同様、保持部36から中継部38に亘って設けられており、補強筒部40Yの内側に、実施形態1と同様、フェルールの挿入端部と対向部37とが共に配される構造となっている。
補強筒部40Y、中継補強筒部40Ya及び内部シールド部35Yを備えた金属部品141Yは、一体的に形成されている。本実施形態の光接続部品130Yは、インサート成形によって、樹脂本体部32Yと金属部品141Yとが互いに固定されて、製造される。なお、本実施形態の場合、補強筒部40Yの前方側の内周面は、光透過性樹脂によって覆われている。つまり、補強筒部40Yの前方側は、保持部36の筒状の周壁内に埋まった状態となっている。
中継補強筒部40Yaは、素子収容部33からレンズ部39に亘って設けられている。中継補強筒部40Yaの前端側は、レンズ部39を取り囲むように、レンズ部39の周囲に配されている。また、レンズ部39を取り囲む部分よりも後方にある中継補強筒部40Yaの内側は、樹脂が充填されておらず、中空状となっている。そして、中継補強筒部40Yaの内側にある空間を挟んで受光素子27Bとレンズ部39とが互いに対向している。
なお、内部シールド部35Yが有する天板部35Yaからは、実施形態1と同様、発光回路基板13B側に向けて側板部35Ybが延びており、また、側板部35Ybの下端縁には、下方に延びる基板接続部35Ydが設けられている。
本実施形態の光アセンブリ30Yは、補強筒部40Yが、中継補強筒部40Yaを介して内部シールド部35Yと繋がっているため、実施形態1よりも、スリーブ部34の強度が向上している。そのため、実施形態1のものと比べて、本実施形態の光アセンブリ30Yは、相手のフェルールが備えている光ファイバ端末と、光電変換素子27との間における光学的な結合精度が更に高いものとなっている。
また、実施形態1の図7等に示されるように、光アセンブリ30Yは、実施形態1と同様、ハウジング12内で下側保持リブ15aと上側保持リブ16aとの間で挟まれた状態で固定される(実施形態1参照)。また、スリーブ部34とハウジング12の内面との間には、若干の隙間(クリアランス)が設けられている。そのため、フェルールの挿入時に、スリーブ部34は、ハウジング12の各リブ15a、16aによって固定されている根元側の部分(係合リブ42)を支点として撓ませるように保持部36の内側から外側に向かって力が加えられる。しかしながら、上述したように、本実施形態の光接続部品130Yは、金属部品141Yを備えているため、スリーブ部34が根元側を支点として変形して、スリーブ部34が破壊されることも抑制されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、受光用及び発光用の光アセンブリを備えた光コネクタ10を例示したが、他の実施形態においては、受光用又は発光用の何れか一方のみの光アセンブリを備えた光コネクタであってもよい。
(2)上記実施形態では、基板実装型の光コネクタ10を例示したが、他の実施形態においては、基板に実装されないタイプの光コネクタであってもよい。ただし、上述した各実施形態のように、補強筒部40によってスリーブ部34を補強する構造は、嵌合時の動きが制限される基板実装型の光コネクタにおいて特に好ましい構造となっている。
(3)上記各実施形態において、光電変換回路基板は、発光用(発光回路基板)と受光用(受光回路基板)とに分かれた構造となっていた。他の実施形態においては、光電変換回路基板として、発光用と受光用とが1枚の基板に纏められたものが利用されてもよい。
(4)上記各実施形態において、光接続部品を構成する樹脂本体部は、発光用と受光用とに分かれた構造となっていた。他の実施形態においては、発光用の樹脂本体部と受光用の樹脂本体部とが、互いに繋がっていてもよい。例えば、互いの素子収容部同士が繋がって、発光用の樹脂本体部と受光用の樹脂本体部とが1つに纏められてもよい。
10…光コネクタ(雌型)、11…外部回路基板、12…ハウジング、13…光電変換回路基板、13A…受光回路基板、13B…発光回路基板、14…開口部、15…ハウジング本体部、16…蓋部、17…フード部、20…外部シールド部、21…爪部、22…接続脚部、23…内部回路基板、24…端子、25…端子挿通孔、26…フレキシブル基板、27…光電変換素子、27B…発光素子、28…副基板、30、30X、30Y…光アセンブリ、32、32A、32B、32X、32Y…樹脂本体部、33、33A、33B…素子収容部、34、34A、34B…スリーブ部、35、35B、35Y…内部シールド部、36、36A、36B…保持部、36a…挿入口、36b…孔部、37、37B…対向部、37a…面部、37b…凹部、38、38B…中継部、39、39B…レンズ部、40、40B、40X、40Y…補強筒部、40Ya…中継補強筒部、41、41B…根元部、42、42B…係合リブ、43、43B…溝部、51…スルーホール、53…半田、60…相手側のコネクタ、61…光ケーブル、66…光ファイバ、67…フェルール、130…光接続部品、141Y…金属部品

Claims (7)

  1. 光電変換素子と、
    前記光電変換素子が実装される回路基板と、
    光ファイバ端末を挿着したフェルールが挿入される孔部を内側に含み前記フェルールを保持する一端が開口した筒状の保持部と、この保持部の他端側に配され前記フェルールの挿入端部と対向する対向部と、前記光電変換素子に対して間隔を保った状態で対向するレンズ部と、前記対向部と前記レンズ部との間を繋ぐ中継部と、前記レンズ部よりも前記光電変換素子側に配され、内側に前記光電変換素子が収容される形で前記回路基板に取り付けられる素子収容部とを有し、前記光ファイバ端末と前記光電変換素子との間を光学的に結合させる光透過性樹脂製の樹脂本体部と、
    両端が開口した金属製の筒状部材からなり、前記フェルールの挿入端部と前記対向部とが共に内側に配されるように、前記保持部から前記中継部に亘って設けられる補強筒部と、を備える光アセンブリ。
  2. 前記素子収容部の内側に配されると共に、前記光電変換素子を覆う形で前記回路基板に取り付けられる金属製部材であって、前記レンズ部と対向する位置に前記光電変換素子を露出させるための貫通孔状の窓部を含むシールド部と、
    前記窓部の周縁から前記レンズ部側に向かって延びる金属製の筒状部材からなり、内側に前記レンズ部が配される形で前記補強筒部に接続される中継補強筒部と、を備える請求項1に記載の光アセンブリ。
  3. 前記補強筒部と、前記中継補強筒部と、前記シールド部とが一体となった金属部品を備える請求項2に記載の光アセンブリ。
  4. 前記補強筒部は、前記保持部から前記中継部に亘って外嵌された状態で設けられる請求項1に記載の光アセンブリ。
  5. 前記補強筒部は、その軸線方向に沿って設けられる割れ目部を含む請求項4に記載の光アセンブリ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の光アセンブリと、
    一端が開口し他端が閉塞した筒状容器であって、外側から前記保持部が含む前記孔部に前記フェルールを挿入できるように、前記筒状容器の開口端の向きと、前記保持部の開口端の向きとが互いに揃えられた状態で、前記光アセンブリが収容されるハウジングと、を備える光コネクタ。
  7. 前記光コネクタは、他の回路基板に実装して用いられる基板実装型である請求項6に記載の光コネクタ。
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