JP2013248543A - 保冷精米機 - Google Patents

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Abstract

【課題】精米部および冷却部の小型軽量化に際して付随する精米機の運転による庫内昇温および拡散糠の問題を解決することができる家庭用の保冷精米機を提供する。
【解決手段】保冷精米機は、玄米ホッパ(2)と、精米機(3)と、白米受箱(4)とをこの順に保冷庫(5)の上段、中段、下段の位置に収容するとともに、上記白米受箱(4)の後部に循環保冷用の冷却部(6)を設けた保冷精米機(3)において、上記保冷庫(5)の背面部に沿って上記冷却部(6)から上記玄米ホッパ(2)の上端開口に至る背面上行路(11a)と、上記玄米ホッパ(2)の上端開口から上記保冷庫(5)の左右の側面部に沿って上記下段部に至る左右の側面下行路(12a)と、上記精米機(3)から連通する糠受箱(4b)とを設けることにより、精米機(3)が冷却循環経路から分離され、精米時の急激な庫内昇温と発生糠の拡散が抑えられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、米びつ用の小型の保冷庫に精米機を備えた保冷精米機に関する。
特許文献1に示す保冷精米機は、玄米貯留部と精米部とを保冷室に収容し、この保冷室には冷却部を備えて構成される。精米部には、精米機、精白米受箱、糠送り用の送風機、糠受箱等を備え、また、冷却部には、精米発熱に対応可能な冷却能力を有する圧縮式冷却機を備えて業務用として据置構成され、玄米と白米とを保冷貯蔵によって品質を維持しつつ、必要に応じて白米を取出すことができる。
特開2004−105918号公報
しかしながら、家庭用として玄米の収容量を確保した上で、キッチン等の限定されたスペースに配置可能に保冷精米機を構成するためには、糠吸引機構によらずに糠を受箱に投下する簡易構成の精米機および冷却能力を抑えた小型の冷却部によって小型軽量化を図ることが必須の条件となり、そのため、精米機の作動による急激な庫内昇温に伴う貯留玄米等の変質の問題や、庫内に拡散される糠の煩わしい清掃と付着糠による熱交換器の故障という難題に直面することとなり、保冷玄米による家庭精米を実現する上でネックとなっていた。
本発明の目的は、精米部および冷却部の小型軽量化に際して付随する精米機の運転による庫内昇温および拡散糠の問題を解決することができる家庭用の保冷精米機を提供することにある。
請求項1に係る発明は、上端開口を有する玄米ホッパと、その玄米を受ける精米機と、その精白米を受ける白米受箱とをこの順に保冷庫の上段、中段、下段の位置に収容するとともに、上記白米受箱の後部に循環保冷用の冷却部を設けた保冷精米機において、上記保冷庫の背面部に沿って上記冷却部から上記玄米ホッパの上端開口に至る背面上行路と、上記玄米ホッパの上端開口から上記保冷庫の左右の側面部に沿って上記下段位置に至る左右の側面下行路と、上記精米機から連通する糠受箱とを設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記精米機は、搗精部とその電動駆動部とをこの順に前後に配置し、上記電動駆動部の下面から左右の側面に及ぶ下部遮蔽板を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記精米機の外周に前記搗精部と前記電動駆動部とを前後に分ける中間仕切板を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明において、前記冷却部は、前記精米機の作動を条件として、前記保冷運転より小能力の冷却抑制運転に切替え制御可能に構成したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記冷却部は、前記精米機の作動終了時から所定時間の範囲を条件として、前記保冷運転より大能力の急冷運転に切替え制御可能に構成したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれかに係る発明において、前記保冷庫の下段部の正面に白米取出用の開閉口を設け、この開閉口の開放を条件として前記保冷運転より小能力の冷却抑制運転に切替え制御可能に前記冷却部を構成したことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明において、前記精米機は、タイマー設定により作動時間を調節制御可能に構成したことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれかに係る発明において、前記精米機について、庫内温度と精米機の作動および停止の時間経過による温度変化とから得られる電動駆動部の温度に基づき、連続作動によって所定の昇温限度に至る限度時間を算出し、この限度時間の範囲内で前記精米機を作動制御可能に構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明により、保冷庫の背面部の背面上行路から玄米ホッパの上端開口に冷気が供給され、また、左右の側面部に沿って下降する側面下行路によって保冷庫内が一様に冷却され、下段位置に充満した冷気が冷却部に戻されることから、中段配置の精米機から発散される熱気は冷却部に吸い込まれることなく滞留し、また、糠は糠受箱に連通排出される。したがって、精米機の作動に際して、冷却部による熱気の庫内循環や冷却部の糠付着が回避されることから、冷却能力を限定した小型の保冷精米機により、急激な庫内昇温による玄米や白米の変質および冷却部の故障を招くことなく、保冷玄米による精米が可能となる。
請求項2に係る発明により、請求項1に係る発明の効果に加え、電動駆動部の下方の冷却部は、下部遮蔽板により電動駆動部の発熱による熱気を受けることが抑えられるので、精米時においても急激な庫内昇温を招くことなく、循環冷却動作が可能となる。
請求項3に係る発明により、請求項2に係る発明の効果に加え、中間仕切板により搗精部の発生糠が電動駆動部側に移動することなく安定落下することから、後部配置の冷却部への糠の吸込みが抑えられる。
請求項4に係る発明により、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、精米機の作動に伴う熱気や糠の庫内拡散があっても、冷却抑制運転によって冷却部への熱気や糠の吸い込みが抑えられる。
請求項5に係る発明により、請求項4に係る発明の効果に加え、精米機の作動終了によって発熱や糠排出が停止することから、冷却部は、糠の吸込みを避けつつ、精米機作動による発熱分を急冷運転によって早期に冷却することができる。
請求項6に係る発明により、請求項1から請求項5のいずれかに係る発明の効果に加え、開閉口の開放の際の冷却抑制運転により、冷却部の結露凍結を招く外気の庫内取込みを抑えることができる。
請求項7に係る発明により、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、精白度に左右される精米量について、その調節が作動時間の設定により可能となる。
請求項8に係る発明により、請求項1から請求項7のいずれかに係る発明の効果に加え、精米機は、庫内温度センサーと運転履歴とにより得られる限度時間内の運転により、電動駆動部の昇温限度の範囲内で精米運転が可能となる。したがって、温度センサーを電動駆動部に組込むためコスト負担を要することなく、電動駆動部の過熱による弊害、例えば、モータ寿命の低下やコイル異臭の発散付着の問題を回避して保冷玄米の安定精米が可能となる。
保冷精米機の内部構成を表した側面図 保冷精米機の内部構成を表した正面図 冷却部の要部拡大断面図 冷却循環系の透視側面図 内部ユニットの内部構成を表した要部正面図 制御部の構成展開図 精米機の作動による電動駆動部の温度変化特性図
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る保冷精米機1は、内部構成を表した側面図および正面図を図1、図2に示すように、上端開口を有する玄米ホッパ2と、その玄米を受ける精米機3と、その精白米を受ける白米受箱4とを上から順に一体に配置した内部ユニットUを保冷庫5に収容するとともに、保冷庫5の下段背面部に循環保冷用の冷却部6を設けて構成される。
玄米ホッパ2は、保冷庫5の上段部を構成し、保冷庫5の上部開口から受けた玄米を貯留するとともに、下方の精米機3に貯留玄米を供給可能に連通する。この連通口には、メンテナンス時に使用する玄米保持用のストッパを設け、また、精米部に対する異物進入を阻止するとともに手指を保護する保護網を設ける。
精米機3は、保冷庫5の中段部を構成し、搗精部3aと電動駆動部3bとを前後に配置し、搗精部3aに玄米ホッパ2から貯留玄米を受けて精米を行う。搗精部3aの先端には、白度調節ダイヤル3cを備え、この白度調節ダイヤル3cを保冷庫5の前部開口5bに臨んで配置する。
白米受箱4は、保冷庫5の下段部を構成し、上方の搗精部3aの前側に設けた白米シュート4aを介して精白米を受ける容器であり、保冷庫5の前部開口5bから引出し可能に構成する。この白米受箱4と隣接して白米シュート4aの側方に糠受箱4bを配置し、搗精部3aに設けた糠シュート4cを介して落下糠を受ける。
保冷庫5は、発泡樹脂材等の断熱材によって内郭を形成した箱体であり、内部ユニットUを防振収容するとともに、開閉口である上部開口5aと前部開口5bとを最小限の大きさに形成し、上部開口5aの上蓋と前部開口5bの前扉とを開閉可能に構成する。前部開口5bの近傍には電源ランプ7a等の最小限の表示部を設ける。精米操作のための操作パネル7bは、前部開口5bの前扉の内方で糠受箱4bを仕切る内扉に配置する。また、断熱壁材の内面に幅広の浅溝を形成して内部ユニットUの周壁との間に循環冷却用の通路を形成する。
冷却部6は、中段配置の精米機3の電動駆動部3bの下方に配置し、その要部拡大断面図を図3に示すように、ペルチェ素子等による静止型駆動部6aに熱交換用の庫内ファン6bと送出口6dとを設け、背面側に放熱ファン6cを設ける。この冷却部6は、静止型駆動部6aにより小型軽量に構成することができ、静粛な保冷運転により、庫内ファン6bが庫内の下段部から吸気して熱交換し、玄米ホッパ2および庫内を冷却する。
(冷却循環系)
冷却循環系は、その透視側面図を図4に示すように、保冷庫5の背面部に沿って冷却部6から玄米ホッパ2の上端開口に至る背面上行路11aと、保冷庫5の両側面部に沿って背面上行路11aの上端から下段部に至る左右の側面下行路12a,12aと、保冷庫5の前面部に沿って左右の側面下行路12a,12aと連通する前面下行路13aと、内部ユニットUの両側面に形成した左右の下段開口14a,14aとによって構成する。
背面上行路11aは、保冷庫5の背面断熱材11の内面に形成した溝により、冷却部6の送出口6dから玄米ホッパ2の上端開口に至る通路である。
左右の側面下行路12a,12aは、発泡樹脂材等による保冷庫5の左右の側面断熱材12,12の内面に屈曲して形成した幅広の浅溝により、背面上行路11aの上端から内部ユニットUの左右の下段開口13a,13aに至る通路である。
前面下行路13aは、保冷庫5の前面断熱材13の内面に形成した溝により、左右の側面下行路12a,12aと連通する通路である。
左右の下段開口13a,13aは、内部ユニットUの左右の側面板14,14に形成し、左右の側面下行路12a,12aの出口として、精米機3の電動駆動部3bより下方の庫内ファン6bに臨む低位置に配置する。
(内部ユニット)
内部ユニットUは、玄米ホッパ2、精米機3、白米受箱4を一体に構成するとともに、その要部正面図を図5に示すように、中段の精米機3の外周部に中間仕切板21と下部遮蔽板22とを設ける。
中間仕切板21は、搗精部3aと電動駆動部3bとの間の位置で搗精部3aの糠が安定落下するように内部ユニットUの中段部を前後に仕切る。
下部遮蔽板22は、電動駆動部3bの下面と両側面の三面を囲んで構成する。この下部遮蔽板22により、精米機3の作動に際して、電動駆動部3b下方の冷却部6に作用する熱を遮断するとともに、熱気の拡散を防止する。
上記構成の保冷精米機1は、保冷庫5の背面部の背面上行路11aから玄米ホッパ2の上端開口に冷気が供給され、また、左右の側面部に沿って下降する側面下行路12a,12aによって保冷庫内が一様に冷却され、下段部に充満した冷気が冷却部6に戻されることから、中段配置の精米機3から発散される熱気は冷却部6に吸い込まれることなく滞留し、また、糠は糠受箱4bに連通排出される。したがって、冷却能力を限定した小型の保冷精米機により、精米機3の作動に際して、玄米ホッパ2の急激な昇温や冷却部6の糠付着を抑えつつ、保冷玄米による精米が可能となる。
この場合において、精米機3の電動駆動部3bの下面から左右の側面に及ぶ下部遮蔽板22を設けることにより、下方の冷却部6が熱遮蔽されるとともに、精米動作時の電動駆動部3bの発熱による熱気の拡散が抑えられる。また、中間仕切板21により搗精部3aの発生糠が電動駆動部3b側に移動することなく安定落下することから、後部配置の冷却部6への糠の吸込みを抑えることができる。
(制御部)
冷却部6および精米機3は、制御部の構成展開図を図6に示すように、個々の制御ユニット31,32からなる運転制御部を備える。冷却用の制御ユニット31は、設定温度範囲に庫内を冷却制御するとともに、前部開口5bの前扉およびその内方の糠扱い用の内扉の開閉監視により、精米用の制御ユニット32の通電を制御可能に構成する。精米用の制御ユニット32は、精米機3の運転に必要な範囲に限定して通電を受けることにより、待機状態の電力消費による発熱を抑えることができる。
(穀粒センサ)
内部ユニットUの下段部には白米受箱4を引出し操作可能に支持し、この白米受箱4に収容された白米の満量充填検出用の穀粒センサ41を設ける。この穀粒センサ41は、断面積を小さく絞って精白米を下行案内する案内筒41aと、この案内筒41a内の穀粒量を検出する光学式、静電容量式等のセンサー41bとによって構成し、精白米を案内する白米シュート4aに介設する。
穀粒センサ41は、白米受箱4の直上位置で白米受箱4の後端部まで所定距離を残した位置に案内筒41aを固定支持し、精米機3の作動に対応して案内筒41aを通過する穀粒の量を検出し、その検出穀粒量によって穀粒の「不在」、「散在」、「充填」の三態様を識別可能に構成する。「不在」または「充填」の判定により精米機3を停止し、その停止の状況に応じた表示等により案内報知可能に精米用の制御ユニット32を構成する。
上記構成の穀粒センサ41により、白米受箱4の満量充填時および玄米の全量消費時について、単一のセンサーにより低コストで確実な精米制御が可能となる。また、引出し式の白米受箱4に対してその直上位置に簡易に固定構成することができる。満量充填された白米受箱4を引出す際は、案内筒41a内に穀粒が堆積していても、白米受箱4の移動に応じて白米が落下することから、案内筒41aから白米受箱4の後端部までの距離を確保することにより、案内筒41aから落下する全穀粒を白米受箱4に受けることができる。
(運転制御)
保冷精米機1は、冷却用の制御ユニット31によって冷却部6を制御し、通常の保冷運転と、それより小能力の冷却抑制運転と、その逆の急冷運転とから条件に応じて運転切替制御可能に構成し、また、前部開口5bの前扉の中に配置してある操作パネル7bの精米スイッチ操作により精米機3が作動し、条件に応じて精米停止制御可能に構成する。
冷却部6の保冷運転は、庫内を所定の温度範囲に維持するように冷却用の制御ユニット31により冷却部6を制御する。この冷却制御により、冷却部6が内部ユニットUの下段部から吸気して熱交換し、この冷気は背面上行路11aによって玄米ホッパ2の上端開口に供給されて貯留玄米を冷却し、次いで左右の側面下行路12a,12aおよび前面下行路13aから下段位置に至る間で庫内全体を一様に冷却し、内部ユニットUの左右の下段開口14a,14aから同じく下段配置の冷却部6を経て循環冷却を行う。
上記冷却運転により、上段配置の玄米ホッパ2の貯留玄米および下段配置の白米受箱4の貯留白米は循環冷気を受けてそれぞれ所定温度に保冷されるとともに、中段配置の精米機3は、下段配置の冷却部6に向かう循環冷気の経路の外に位置することから、過度の冷却による結露に伴う電動駆動部3bの劣化が抑えられる。
冷却抑制運転は、冷却部6の停止を含む小能力の循環冷却を行う。前扉5bの開放の間についてドアスイッチにより冷却抑制運転に切替え制御することにより、前扉5bの開放の際の外気の取込みが抑えられることから、冷却部6の凍結や精米機3の電動駆動部3bの結露を低減することができる。また、精米機3の作動の間について切替え制御することにより、排出糠と熱気の庫内拡散を抑えることができる。
急冷運転は、許容範囲内の最大能力の循環冷却を行う。精米機3の作動終了時から所定時間の範囲について急冷運転に切替え制御することにより、精米機3の発熱分に対して早期に対処することができる。必要により冷却部6の凍結検出による運転調節を行う。
精米機3の運転制御は、冷却用の制御ユニット31による前扉5bの開放検出を条件に精米用の制御ユニット32に給電することにより開始される。この精米用の制御ユニット32は、操作パネル7bの精米スイッチ操作により、前扉5b、穀粒センサ41、内扉その他の関連機器が一定条件を満たす範囲で精米機3を作動制御する。
この場合において、タイマーの設定操作により作動時間を調節制御可能に構成することにより、精白度によって左右される精米量について、タイマー設定による適宜の調節が可能となる。また、精米機3の作動の際の電動駆動部3bの温度上昇による異臭発散や機器劣化の問題を回避するために、精米用の制御ユニット32により、所定の許容上限温度の範囲で連続作動が可能な限度時間を算出し、この限度時間の範囲内で精米機3を作動制御可能に構成する。
連続作動が可能な限度時間は、精米機3の作動による電動駆動部3bの温度変化特性図を図7に示すように、精米機3の作動により発熱する電動駆動部3bの温度変化に基づき、庫内温度センサーによる当初の庫内温度と運転履歴とにより電動駆動部3bの現在温度を算出し、この現在温度からの精米機3の作動により許容上限温度T0に達するまでの時間として算出することができる。
このようにして、精米機3は、庫内温度と運転履歴とにより得られる限度時間内の運転により、電動駆動部3bについて昇温限度の範囲内の精米運転が可能となる。したがって、電動駆動部3bに温度センサーを組込んだ高コストの構成を要することなく、電動駆動部3bの過熱による弊害、例えば、モータ寿命の低下やコイル異臭の発散付着の問題を回避することができるので、低コストの家庭用保冷精米機により、安定して保冷玄米の精米が可能となる。
1 保冷精米機
2 玄米ホッパ
3 精米機
3a 搗精部
3b 電動駆動部
4 白米受箱
4b 糠受箱
5 保冷庫
6 冷却部
6b 庫内ファン
11a 背面上行路
12a 側面下行路
14a 下段開口
21 中間仕切板
22 下部遮蔽板
31 冷却用制御ユニット
32 精米用制御ユニット
T0 許容上限温度
U 内部ユニット

Claims (8)

  1. 上端開口を有する玄米ホッパと、その玄米を受ける精米機と、その精白米を受ける白米受箱とをこの順に保冷庫5の上段、中段、下段の位置に収容するとともに、上記白米受箱の後部に保冷運転により循環冷却を行う冷却部を設けた保冷精米機において、
    上記保冷庫の背面部に沿って上記冷却部から上記玄米ホッパの上端開口に至る背面上行路と、上記玄米ホッパの上端開口から上記保冷庫の左右の側面部に沿って上記下段位置に至る左右の側面下行路と、上記精米機から連通する糠受箱とを設けたことを特徴とする保冷精米機。
  2. 前記精米機は、搗精部とその電動駆動部とをこの順に前後に配置し、上記電動駆動部の下面から左右の側面に及ぶ下部遮蔽板を設けたことを特徴とする請求項1記載の保冷精米機。
  3. 前記精米機の外周に前記搗精部と前記電動駆動部とを前後に分ける中間仕切板を設けたことを特徴とする請求項2記載の保冷精米機。
  4. 前記冷却部は、前記精米機の作動を条件として、前記保冷運転より小能力の冷却抑制運転に切替え制御可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の保冷精米機。
  5. 前記冷却部は、前記精米機の作動終了時から所定時間の範囲を条件として、前記保冷運転より大能力の急冷運転に切替え制御可能に構成したことを特徴とする請求項4に記載の保冷精米機。
  6. 前記保冷庫の下段部の正面に白米取出用の開閉口を設け、この開閉口の開放を条件として前記保冷運転より小能力の冷却抑制運転に切替え制御可能に前記冷却部を構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の保冷精米機。
  7. 前記精米機は、タイマー設定により作動時間を調節制御可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の保冷精米機。
  8. 前記精米機について、庫内温度と精米機の作動および停止の時間経過による温度変化とから得られる電動駆動部の温度に基づき、連続作動によって所定の昇温限度に至る限度時間を算出し、この限度時間の範囲内で前記精米機を作動制御可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の保冷精米機。
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