JP2016137131A - 精米機能付き保冷米びつ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、精米による温度上昇で玄米に悪影響がないようにした精米機能付き保冷米びつを提供することにある。【解決手段】 玄米を貯蔵するホッパー7と、ホッパー7から一定量の玄米を計量排出する計量装置8と、計量装置8で計量した玄米を所望の精白度に精米する精米装置9とを上から順に配置し、これらホッパー7・計量装置8・精米装置9を断熱する断熱箱体2と、該断熱箱体2内を冷却する冷却装置10とを備え、精米装置9は、計量装置8からの玄米を受けて精米羽根39により精米する精米容器19を断熱箱体2内に収容し、該精米容器19の精米羽根39を回転駆動するモータ20及び伝動部材21を断熱箱体2外に配置した。【選択図】図1

Description

本発明は、玄米を低温で貯蔵する機能と、玄米を一定量ずつ取り出して所定の精白度に精米する機能とを備え、低温保存した玄米を炊飯の直前に食べる分だけ取り出して精米する精米機能付き保冷米びつに関するものであり、精米による温度上昇で玄米に影響を与えないようにすることを目的とするものである。
精米機能付き保冷米びつとして、特許文献1が知られている。特許文献1の米びつは、縦長の直方体形状をなしたハウジングの内部に、玄米を収納する収納部と、該収納部から所望量の玄米を払い出す計量部と、該計量部から払い出された玄米を受入れる精米部とを上方から順番に配置している。収納部は、周囲に一定の隙間を持たせて断熱材が設けられ、その隙間に冷却装置で冷却した空気を循環することで収納された玄米を間接的に冷却する。計量部は、所定の分量を計量できる計量容器を備えており、1回の炊飯に必要な適当な量の玄米を精米部に払い出す。精米部は、精米容器内部で精米羽根を回転させ、精米容器に入れた玄米を撹拌して糠と白米とに分離する。
この米びつにおける精米部は、冷却装置による冷気が循環されないため、収納部との温度差が生じ、玄米に結露が生じやすい。加えて、精米部は、精米容器と精米羽根の駆動機構(モータ・プーリ・ベルト)を箱型のケースに収容する構造になっているため、撹拌によって発生するモータからの排熱で精米部内が加温され、より一層結露が発生しやすい状況となる。
特開2000−245638号
本発明が解決しようとする課題は、精米による温度上昇で玄米に悪影響がないようにした精米機能付き保冷米びつを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、玄米を貯蔵する貯蔵部と、該貯蔵部から一定量の玄米を計量排出する計量部と、該計量部で計量した玄米を所望の精白度に精米する精米部とを上から順に配置し、これら貯蔵部・計量部・精米部を断熱する断熱箱体と、該断熱箱体内を冷却する冷却ユニットとを備え、精米部は、計量部からの玄米を受けて回転体により精米する精米容器を断熱箱体内に収容し、該精米容器の回転体を回転駆動するモータ及び伝動部材を断熱箱体外に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、精米による温度上昇で貯蔵している玄米に影響を及ぼすことがなく、結露の発生を防ぐことができる。また、精米後の米の取り出しが容易であり、清掃等のメンテナンスも簡単に行うことができる。
本発明の精米機能付き保冷米びつを示す内部断面図である。 計量装置8の構成を示す説明図である。 計量装置8による計量動作を示す説明図である。 精米装置9の構成を示す説明図である。 冷却装置10及び送風経路を示す説明図である。 制御系を示すプロック図である。 精米装置9による精米動作を示す説明図である。
以下、図面を基に本発明の実施態様について説明する。図1は精米機能付き保冷米びつの内部断面図である。
1は本体ケーシングで、直方体形状をなし、内部に断熱材で囲まれた断熱室1Aと、この断熱室1Aと隔離された機械室1Bを形成している。断熱室1Aは、断熱素材の前面上部パネル2a・側面パネル2b・背面パネル2c・底面パネル2dからなる断熱箱体2と、この断熱箱体2の前面下部に開閉自在に取り付けられる扉体3と、断熱箱体2の上面に開閉自在に取り付けられる蓋体4によって形成される。機械室1Bは、本体ケーシング1の背面下部から底面にかけて区画され、背面板に吸気口5及び排気口6を開口して外気と連通している。
本体ケーシング1内には、玄米を貯蔵するホッパー7と、ホッパー7内の玄米を計量排出する計量装置8と、計量装置8から玄米を受けて精米する精米装置9と、断熱室1A内を冷却する冷却装置10を備えている。このうち、断熱室1Aには、ホッパー7・計量装置8・精米装置9の精米部・冷却装置10の冷却部が配置され、機械室1Bには、精米装置9の駆動部・冷却装置10の放熱部が配置されている。
扉体3及び蓋体4は、断熱素材で構成され、それぞれ断熱箱体2の開口部に密着するシール部材11・12と、閉じた状態を保持するロック機構(図示しない)を備え、断熱箱体2の断熱性を確保している。
ホッパー7は、断熱箱体2の前面上部パネル2a・側面パネル2b・背面パネル2cで囲まれる断熱室1A上部の貯蔵室13に設けられ、前板7a・側板7b・背板7c・底板7dを一体形成している。ホッパー7の前板7aは、ホッパー7内の米残量を目視するための覗き窓14を備え、底板7dは、計量装置8への米排出口7eを開口し、その米排出口7eに向かって傾斜した形状をなし、ホッパー7内の玄米がスムーズに計量装置8に流れるように形成されている。また、ホッパー7の上面は、蓋体4によって開閉される断熱室1Aの上面開口部と連通して米補充口7fを形成している。
計量装置8は、ホッパー7の米排出口7eと連通して一定量の玄米を取り出し、精米装置9に供給するもので、断熱箱体2の側面パネル2b・背面パネル2c・底面パネル2dで囲まれ、扉体3で開閉される断熱室1A中部の計量室15に取り付けられる。計量装置8は、前後方向に引き出し操作する引出体16と、引出体16の動作を案内する案内枠体17とから構成され、扉体3によって開閉される計量室15の前面開口部から着脱される。
精米装置9は、計量装置8から供給された玄米を精米するもので、断熱箱体2の側面パネル2b・背面パネル2c・底面パネル2dで囲まれ、扉体3で開閉される断熱室1A下部の精米室18に取り付けられる精米容器19と、断熱箱体2外の機械室1Bに設けられる駆動モータ20及びプーリベルト等の伝動部材21から構成されている。
冷却装置10は、ペルチェ素子22・冷却ファン23・放熱ファン24とから構成され、ペルチェ素子22を断熱室1Aの背面パネル2cに設け、断熱室1A側に冷却フィン22a・機械室1B側に放熱フィン22bを配置して、冷却フィン22aの近傍に冷却ファン23、放熱フィン21bの近傍に放熱ファン24を配置している。
25は断熱箱体2の前面上部パネル2aに設けられる精米装置9の操作パネル、26は計量室15の前面上部を塞ぐ化粧パネル、27は冷却ファン22aの吸い込み側に備えられる温度センサ、28は機械室1Bの吸気口5に取り付けられるフィルター、29は排気口6に取り付けられるカバー、30は機械室Bの底板に取り付けられる脚部である。
尚、この他の装備として、ホッパー7内の米の残量を検知するセンサや扉体3及び蓋体4の開閉状態を検知するセンサ等の検出手段、扉体3及び蓋体4の閉塞状態をロックする機構等を備えるとよい。米の残量検知センサとしては、振動子や光を利用した既存のセンサを用い、扉体3及び蓋体4の開閉センサについてもマイクロスイッチ等を用いればよい。
次に、図2を用いて計量装置8の構成を説明する。
引出体16は、引き出し操作するための把手部16aと、化粧パネル26の裏面に当接して引出量を規制する係止凸部16bと、ホッパー7の米排出口7eからの玄米の流入を受ける升部16cと、米排出口7eからの玄米の流入を止める閉塞部16dと、精米時の飛散米を受ける仕切部16eを備え、案内枠体17の内側にスライド自在に抜き差しされる。
案内枠体17は、ホッパー7の米排出口7eから引出体16の升部16cに玄米を案内する案内筒17aと、引出体16の升部16cの底面を閉じる底板17bと、引出体16の升部16cの底面と精米容器19とを連通する米取出口17cを備え、引出体16を嵌めた状態で計量室15にセットされる。この状態で案内枠体17は、第1案内部材31によって案内筒17aとホッパー7の米排出口7eが連結されるとともに、第2案内部材32によって米取出口17cと精米容器19が接続される。
第1案内部材31は、ホッパー7の米排出口7eを貫通する筒部31aと、ホッパー7の底板7dと密着して米の排出を案内するガイド部31bと、着脱用のつまみ部31cとを備え、ホッパー7内から米排出口7eに差し込まれ、取付状態にある案内枠体17の案内筒17aに嵌合される。この第1案内部材31は、ホッパー7の米排出口7eと案内枠体17の案内筒17aを連結する接続具として機能する他、特に図示しないが、筒部31aの内部に格子状のリブを備え、計量装置8に異物が混入するのを防止する異物防止体としても機能する。
第2案内部材32は、着脱用の把手部32aと、案内枠体17の米取出口17cと精米容器19とを接続する漏斗部32bとを備え、計量室15の前面開口部から差し込まれ、取付状態にある案内枠体17の米取出口17cが漏斗部32bと対面するように取り付けられる。この第2案内部材32は、計量装置8から精米容器19に玄米をこぼさずに供給する案内具として機能する他、精米によって精米容器19から舞い上がる米が計量装置8側に飛散するのを防止する飛散防止体としても機能する。
このように構成する計量装置8は、引出体16を収納位置にすると、図3(a)に示すように、引出体16の升部16cがホッパー7の米排出口7eと連通し、升部16cの底面が案内枠体17の底板17bによって閉塞され、升部16cに玄米が供給される。引出体16を引き出すと、引出体16の閉塞部16dによってホッパー7の米排出口7eを閉じていき、升部16cに一定量(ここでは1合)の玄米が貯えられる。引出体16を係止凸部16bが化粧パネル26の裏面に当接する最大引出位置まで引き出すと、図3(b)に示すように、引出体16の升部16cと案内枠体17の米取出口17cが合致し、第2案内部材32の漏斗部32bを通じて精米容器19に1合分の米が計量排出される。
次に、図4を用いて精米装置9の構成を説明する。
精米装置9は、断熱室1A内の精米室18に精米部となる精米容器19を配置し、断熱室1A外の機械室1Bに駆動部となる駆動モータ20と伝動部材21を配置しており、底面パネル2dによって区画され、駆動部で発生する熱が精米室18に影響を及ぼさないように隔離されている。
精米室18は、精米容器19を取り付ける角筒部18aと、精米容器19を角筒部18aに案内する案内リブ18bを形成している。角筒部18aは、精米室18の底面に膨出形成され、中心に回転軸33が貫通され、この回転軸33の先端に下カップリング34が取り付けられている。案内リブ18bは、精米室18の左右内側面の底部に前面開口部から角筒部18aにかけて膨出形成され、精米容器19を精米室18にセットする際に、精米容器19の底面を挿入ガイドする。
精米容器19は、平面視で略正方形をなす有底容器で、底面に精米室18の角筒部18aに外嵌する取付筒部19aを内側に膨出形成し、外側面に取手19bと、精米室18の案内リブ18bを受ける凹部19cを形成し、内部に精米かご35が取り付けられ、上面に蓋体36が取り付けられる。この精米容器19は、取手19bを持ち精米室18の前面から案内リブ18bに沿ってスライド装着していき、精米容器19の凹部19cで案内リブ18bを逃げると、精米容器19の取付筒部19aが精米室18の角筒部18aに嵌合するようになっている。
精米かご35は、下方にテーパー面を形成し、上方に円筒面を形成した形状をなし、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材もしくは目抜き加工されたパンチングプレートから形成されている。精米かご35の内底面には、円板状の底板が取り付けられ、外底面には、精米容器19の取付筒部19aに外嵌する取付筒部35aが取り付けられている。取付筒部35aは、中心に回転軸37が貫通され、この回転軸37の下端には下カップリング34と連結する上カップリング38が取り付けられ、上端には精米羽根39が着脱自在に取り付けられる。
精米羽根39は、略円筒形の取付ボス39aと、このボス39aの下側に連結され、精米かご35の内底面に沿って水平に延び、その先端を精米かご35の内側面に沿って立ち上げて形成される2枚のブレード39bとから構成されている。蓋体36は、上面に第2案内部材32の漏斗部32bと連通する米投入口36aが開口され、精米容器19の上面に載置される。
機械室1Bは、本体ケーシング1の底板に基台40を備え、基台40上に駆動モータ20を載置し、基台40の下方に伝動部材21として、駆動モータ20の駆動軸下端に接続した小プーリ21aと、精米室18に貫通する回転軸33下端に接続した大プーリ21bと、これら小プーリ21aと大プーリ21bを連係するベルト21cが設けられている。
この精米装置9は、精米かご35・精米羽根39・蓋体36を取り付けた精米容器19を精米室18にセットして使用される。この精米容器19は、取付筒部19aが精米室18の角筒部18aに嵌合すると、精米室18の下カップリング34と精米かご35の上カップリング38とが接合し、精米室18の回転軸33と精米かご35の回転軸37が連結される。これにより、駆動モータ20の回転がプーリ21a・21b・ベルト21cを介して精米かご35の回転軸37に伝達され、回転軸37に取り付けた精米羽根39が精米かご35内で回転するようになる。
よって、計量装置8で計量された玄米は、第2案内部材32を通じて蓋体36の米投入口36aから精米かご35に導入され、駆動モータ20の駆動に伴う精米羽根39の回転により玄米が対流し、米同士の摩擦と玄米と精米かご内面との摩擦により米表面が削られ余分な糠が削り取られる。剥離した糠は、精米かご35の網目から精米容器19に排出され、精米容器19内に貯留されることで、精米かご35に米、精米容器19に糠に分離され、所望の精白度の米を得ることができる。
続いて、図5を用いて冷却装置10及び送風経路について説明する。
冷却装置10は、ペルチェ素子22を背面パネル2cに備え、断熱室1A側に冷却フィン22aと冷却ファン23を配置し、機械室1B側に放熱フィン22bと放熱ファン24を配置している。冷却ファン23が駆動すると、ペルチェ素子22の冷却フィン22aで発生した冷気がホッパー7の背板7cと背面パネル2cとの隙間から上昇し(a)、側面パネル2b上部に設けた溝部から前面に送られ(b)、ホッパー7の左右側板7bと側面パネル2bとの隙間から下降し(c)、計量室15と精米室18の側面を経て精米室18の背面に回り込んで(d)、精米室18の背面と底面パネル2dとの隙間から再び冷却ファン22に吸い込まれて(e)、断熱室1A内を循環する(実線)。この循環路を循環する冷気によって、断熱室1A内が冷却され、ホッパー7が配置される貯蔵室13・計量装置8が配置される計量室15・精米容器19が配置される精米室18が冷却され、ホッパー7に貯蔵された玄米が低温保存されるとともに、精米容器19での精米時に米の温度上昇が抑制される。
一方、放熱ファン24が駆動すると、吸気口5から外気が取り込まれ、精米装置9の駆動モータ20を空冷しながらペルチェ素子22の放熱フィン22bで発生した熱気を排気口6から排気する(点線)。この排気路によって、ペルチェ素子22と機械室1B内の熱気が外部に放出される。
図6は本発明の実施態様の制御系を示すブロック図である。
41は制御部で、精米装置9・冷却装置10・操作パネル25・温度センサ27が接続され、精米プログラム・冷却プログラム・制御データ等が書き込まれたメモリ42を備え、操作パネル25で選択された精米メニューに応じて精米プログラムを実行し、精米装置9の駆動モータ20を制御するとともに、温度センサ27で検出される循環路の温度に応じて冷却プログラムを実行し、冷却装置10のペルチェ素子22・冷却ファン23・放熱ファン24を制御するものである。尚、特に図示しないが、扉体3・蓋体4・計量装置8・精米容器19・第2案内部材32・精米容器の蓋体36等が正常に取り付けられていることを検出するスイッチを各所に設け、異常報知や動作中止を施すことが望ましい。
操作パネル25は、分搗き等玄米を処理する精米度を設定する度合選択キー43と、処理する米の量を設定する米量選択キー44と、動作を開始および動作を停止するためのスタート/ストップキー45が設けられている。ここでは、度合選択キー43で“胚芽・5分搗き・7分搗き・白米・上白米”の精米度が選択でき、米量選択キー44で1合〜5合までの米量が選択できるようになっており、対応するランプが点灯して選択された内容が確認される。
メモリ42には、制御データとして、精米度と米量に応じた駆動モータ20の運転時間・通電率・目標回転数と、循環路の温度に応じたペルチェ素子22・冷却ファン23・放熱ファン24の駆動デューティが記憶されている。
続いて、本発明の動作について説明する。
電源を投入すると、制御部41では温度センサ27の検出温度に応じた冷却運転を行い、断熱室1Aの冷却が図られる。すなわち、制御部41では、温度センサ27で循環路の温度を検出し、検出された温度に応じたデューティを決定してペルチェ素子22・冷却ファン23・放熱ファン24を駆動する。例えば、検出温度Tが高温域(15℃以上)であれば、循環路はまだ十分に冷えていないと判断してデューティ100%を出力し、検出温度が中温域(12〜15℃)であれば、温度に比例したデューティ(40〜100%)を出力し、検出温度が低温域(12℃未満)であれば、循環路が冷えていると判断してデューティ0%を出力する。
本装置で精米を行う場合、計量装置8を操作して所望量の玄米を精米容器19に計量排出し、操作パネル25で米量と精米度を選択した後、スタートさせることで実行される。ここで、2合の玄米を白米にする場合を例に説明すると、まず計量装置8の引出体16を2回を操作して、2合分の玄米を精米容器19に計量排出し、操作パネル25の度合選択キー43で精米度「白米」を選択し、米量選択キー44で米量「2合」を選択して、スタート/ストップキー45を押すと、精米が開始される。
制御部41では、メモリ42から「白米」・「2合」のデータを読み出し、このデータに沿って駆動モータ20が制御される。例えば、時間T1の間、通電率N1で回転数R1に保持した後、時間T2の間、通電率N2で回転数R2に保持制御を行う。
駆動モータ20が駆動すると、玄米は、図7に示すように、精米羽根39の遠心力によって精米かご35の内面に向かって外側に押しやられてから精米かご35の内面に沿って上昇し、精米かご35の中心から精米羽根39に沿って流下するように対流しながら米粒同士の摩擦と精米かご35内面との摩擦により脱糠される。この対流により、玄米は、精米かご35の内面側で高く、中心側で低くなるように移動するため、精米容器19の上面に取り付けられる蓋体36の米投入口36aから飛び出すことは少ないが、仮に精米容器19から飛び出したとしても蓋体36の米投入口36aに接続する第2案内部材32の漏斗部32bによって精米室18内に飛散することが防止される。また、引出体16の仕切部16eによって計量室15内に飛散することが防止される。
精米時間が経過すると、駆動モータ20を停止させて精米終了となる。精米終了後は、精米容器19を精米室18から取り外し、精米容器19から精米かご35を取り外せば、精米かご35に米が残り、精米容器19に糠が残るので、それぞれを取り出して利用することができる。
このように本発明の精米機能付き保冷米びつは、本体ケーシング1内を断熱パネルにより断熱室1Aと機械室1Bとに区画し、断熱室1Aに貯蔵室13・計量室15・精米室18を設けて、それぞれホッパー7・計量装置8・精米装置9の精米部及び冷却装置10の冷却部を配置し、機械室1Bに精米装置9の駆動部及び冷却装置10の放熱部を配置して熱的に隔離したので、精米装置9の駆動モータ20で発生する熱が貯蔵室13の冷却に影響を及ぼすことがなく、結露の発生を防ぐことができる。また、精米後の米の取り出しも精米室18に収容した精米容器19を取り出すだけで済み、取り扱いが容易であり、清掃等のメンテナンスも簡単に行うことができる。
1 本体ケーシング
7 ホッパー
8 計量装置
9 精米装置
10 冷却装置
13 貯蔵室
15 計量室
18 精米室
19 精米容器
20 駆動モータ
21 伝達部材

Claims (1)

  1. 玄米を貯蔵する貯蔵部と、該貯蔵部から一定量の玄米を計量排出する計量部と、該計量部で計量した玄米を所望の精白度に精米する精米部とを上から順に配置し、これら貯蔵部・計量部・精米部を断熱する断熱箱体と、該断熱箱体内を冷却する冷却ユニットとを備え、
    前記精米部は、前記計量部からの玄米を受けて回転体により精米する精米容器を前記断熱箱体内に収容し、該精米容器の回転体を回転駆動するモータ及び伝動部材を前記断熱箱体外に配置したことを特徴とする精米機能付き保冷米びつ。
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