JP2014059113A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014059113A
JP2014059113A JP2012205209A JP2012205209A JP2014059113A JP 2014059113 A JP2014059113 A JP 2014059113A JP 2012205209 A JP2012205209 A JP 2012205209A JP 2012205209 A JP2012205209 A JP 2012205209A JP 2014059113 A JP2014059113 A JP 2014059113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
heating
magnetron
machine room
heating chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012205209A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Takada
高田  秀樹
Takeshi Sakaguchi
武史 坂口
Mitsuru Honma
満 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2012205209A priority Critical patent/JP2014059113A/ja
Publication of JP2014059113A publication Critical patent/JP2014059113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

【課題】インバータ基板を効率よく冷却できる高周波加熱装置を提供できる。
【解決手段】被加熱物を加熱する加熱室と、該加熱室の下方に設けられた機械室と、該機械室に設けられ、前記被加熱物を加熱するマグネトロン33と、前記マグネトロンに電力を供給するインバータ基板22と、前記インバータ基板に冷却風を送風する第1のファン15と、前記マグネトロンに冷却風を送風する第2のファン15aと、前記第2のファンに供給する冷却風を導くダクト38と、を具備する加熱調理器であって、前記第1のファンの噴出し口と前記ダクトに設けた空気を吸引する連通口は前記インバータ基板を挟んで対向する位置に備えたことを特徴とする加熱調理器。
【選択図】図4

Description

本発明は、多機能な機能を備えた加熱調理器に関するものである。
特許文献1においては、加熱室の下に設けた機械室に、マグネトロンと、マクネトロを冷却する軸流ファンと、軸流ファンを覆うダクトと、マグネトロンを動作するインバータ基板と、インバータ基板へ送風するファン装置を配置して、軸流ファンとファン装置は機械室底部を成す底板の下から吸気して機械室内と本体内を冷却する加熱調理器がある。
特開2009−8298号公報
近年、パン作りをするオーブンレンジがある。パン作りするために材料を捏ねるための機構を加熱室の機械室に設ける必要がある。その場合、特許文献1の加熱調理器では、前記機構が追加となることにより、機械室の中が部品で密になり、本体の略中央に配置したインバータ基板を冷却した風を抵抗なく排気できない課題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、請求項1の加熱調理器では、被加熱物を加熱する加熱室と、該加熱室の下方に設けられた機械室と、該機械室に設けられ、前記被加熱物を加熱するマグネトロンと、前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに電力を供給するインバータ基板と、前記機械室に設けられ、前記インバータ基板に冷却風を送風する第1のファンと、前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに冷却風を送風する第2のファンと、前記機械室に設けられ、前記第2のファンに供給する冷却風を導くダクトと、を具備する加熱調理器であって、前記第1のファンの噴出し口と前記ダクトに設けた空気を吸引する連通口は、前記インバータ基板を挟んで対向する位置に備えた。
また、請求項2の加熱調理器では、被加熱物を加熱する加熱室と、該加熱室の下方に設けられた機械室と、該機械室に設けられ、前記被加熱物を加熱するマグネトロンと、前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに電力を供給するインバータ基板と、前記機械室に設けられ、前記インバータ基板に冷却風を送風する第1のファンと、前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに冷却風を送風する第2のファンと、前記機械室に設けられ、前記ファンに供給する冷却風を導くダクトと、を具備する加熱調理器であって、前記第1のファン装置の噴出し口と、前記ダクトに設けた空気を吸引する連通口と、の間に前記インバータ基板を備えた。
本発明によれば、インバータ基板を冷却した後の冷却風をマグネトロンの冷却する風路に流して排気することで、インバータ基板を効率よく冷却できるという効果がある。
一実施例の加熱調理器の本体を前方側から見た斜視図。 図1のA−A断面図。 同加熱調理器の本体から外枠を取り外した状態を前方側から見た斜視図。 同加熱調理器の本体の機械室に配置された部品の状態を示す斜視図。 同加熱調理器のパン容器と具材容器を説明する分解図。 同加熱調理器のパン容器を加熱室に設置した斜視図。 図6要部のC−C断面図。 図6要部のB−B断面図。 一実施例の加熱調理器の制御手段を表わしたブロック図。
本発明の実施例について、図1から図9の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜3において加熱調理器の本体1は、加熱室28の中に加熱する被加熱物を入れ、マイクロ波やヒータ、水蒸気の熱を使用して被加熱物を加熱調理する。ドア2は、加熱室28の内部に被加熱物を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、被加熱物を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、熱を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。取っ手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。ガラス窓3は、調理中の食品の状態が確認できるようにドア2に取り付けられ、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。ドア2のガラス窓3の下部には、メニューを番号で選択するための、メニュー名称と番号の一覧を表示する。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、マイクロ波で被加熱物を加熱するレンジ加熱手段77(図9)、加熱室28の加熱室上面28eに設けたヒータで被加熱物を加熱するグリル加熱手段12、水蒸気により被加熱物を加熱する水蒸気発生手段43、加熱室奥壁面28bの上方と下方に設けた熱風ヒータ上14a、熱風ヒータ下14bなどによる熱風ユニット11の熱風で加熱室28を加熱するオーブン加熱手段などの加熱手段を選択し、加熱する時間等の調理条件や自動メニューを入力するための操作部6と、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示する表示部5とで構成される。ドア2の操作パネル4は、略中央に表示部5である液晶表示、操作部6であるベーカリー用のキーやスタートキーを配置している。使用者は表示部5を見ながら操作部6でメニューの番号を選択してスタートキーを押して調理開始するものである。
水タンク42は、水蒸気を作るのに必要な水を溜めておく容器であり、本体1の前面下側に設けられ、本体1の前面から着脱可能な構造とすることで給水および排水が容易にできるようになっている。
外枠7は、加熱調理器の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。後板10は、外枠7の後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、前記外部排気ダクト18の取り付けられる内側に、被加熱物から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)39を排出する排気孔36が設けられている。また、外部排気ダクト18は、排気孔36を通過した冷却風39を本体1の外に排出するもので、排気は外部排気ダクト18の外部排気口8から排出し、排気の排出方向は本体1の上部方向で且つ前面側に排気する。排気の排出方向を上部方向で且つ前面側に向けることで、背面を壁面に寄せた時でも排気によって壁面を汚すことがないようにしている。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられている。
機械室20について詳細は後述する。加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んで空隙70を形成しており、その空隙70の中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射されるマイクロ波は、導波管47、回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aが貫通する結合穴47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、回転アンテナ26で拡散されて加熱室28内に放射される。回転アンテナ26は、回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aに連結されている。また、回転アンテナ26が備えられている空隙70は加熱室28のほぼ中央付近に設けられ、回転アンテナ26が加熱室底面28aから出っ張らないよう加熱室底面28aを絞り加工している。絞り加工する深さや形状(丸形とか四角形)などは回転アンテナ26の大きさ、マイクロ波状況などにより変わる。主として実験などにより決定される。本実施例では四角形とした。空隙70と加熱室28とを分離するのが仕切り板72である。仕切り板72は使用者が後述のテーブルプレート24を掃除するためはずしたとき、回転アンテナ26に触られないようにするため設けるものである。使用者が回転アンテナ26に触れ変形させた場合、マイクロ波の動作に異常をきたし性能に多大な影響が生じるためである。
冷却手段501(図9)は、底板21に取り付けられた冷却モータにファンが連結されたファン装置15と、マグネトロン33の後部に配置されたファン15aで、この冷却手段501によって送風される冷却風39は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やインバータ基板22、重量検出手段25、攪拌駆動軸53(図4)、攪拌モータ54(図4)等を冷却し、加熱室28の外側と外枠7の間および熱風ケース11aと後板10の間を流れ、外枠7と後板10を冷却しながら排気孔36を通り、外部排気ダクト18の外部排気口8より排出される。
加熱室28の後部には熱風ユニット11が取り付けられ、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bの後部側に熱風ケース11aを設け、加熱室奥壁面28bと熱風ケース11aとの間に熱風ファン32とその外周側に位置するように熱風ヒータ14a、および14bを設けている。熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を取り付け、そのモータ軸を熱風ケース11aに設けた穴を通して連結して熱風ファン32の羽根を回転させて空気を循環している。そして、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bに設けた空気の通り道となる熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30を通して連結し、熱風ケース11a内の熱風ファン32を熱風モータ13により回転することで、加熱室28と熱風ユニット11との空気を循環し、熱風ヒータ上14a、および熱風ヒータ下14bで循環する空気を加熱して熱風63(図8)となる。
加熱室上面28eの外側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が取り付けられている。グリル加熱手段12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室上面28eの外側に押し付けて固定し、加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被加熱物を輻射熱によって焼くものである。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量検出手段25、例えば前側左右に右側重量センサ25a、左側重量センサ25b、後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、その上に四角い形状の後述のテーブルプレート24が載置されている。重量検出手段25の支持部材75でテーブルプレート24に載置した被加熱物の重量情報を検出し、この情報を制御手段151(図9)に送られる。演算処理は重量検出手段25の重量情報の総和を求めることでよい。さらに、3つの重量検出手段25の重量割合よりテーブルプレート24上の被加熱物の載置位置を求めることもできる。これらの被加熱物の重量情報や、位置情報を基に制御手段151は、被加熱物の加熱の制御を行う。加熱の制御には、例えば被加熱物の重量情報を基にしたマグネトロン33のマイクロ波照射時間や出力制御、被加熱物の位置情報を基にした回転アンテナ8の回転制御などを制御する。
加熱室28の底部には被加熱物を載置するターンテーブルレスのテーブルプレート24が載置されている。テーブルプレート24は、加熱室底面28aから容易に脱着可能な構造である。このため、被加熱物の加熱時に付着した汚れ等を容易に洗浄、清掃することが可能となる。また、後述のパン作りの調理においてテーブルプレート24を取外す。
加熱室28の後部上方には、加熱室28内の温度を検出する温度検出手段85が設けられている。温度検出手段85は、グリル加熱手段12及び熱風ユニット11の熱風吹出し孔30から加熱室28内に吹出される熱風の影響を直接受けない位置に設けられている。
スチームユニット43a(図9)は水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成る。水蒸気発生手段43は、加熱室左側面28cの外側面に取り付けられ、水蒸気を噴出するスチーム噴出口44は加熱室28内に臨ませている。また、水蒸気発生手段43は、アルミの鋳造で作られ、鋳造時にボイラー加熱手段89(図9)であるシーズヒータを一体となるように埋め込んでいる。そのヒータの消費電力は600W前後と大きく、水蒸気発生手段43は短時間で水を沸騰できる温度に加熱することができる。水蒸気発生手段43への水の供給は、ポンプ手段87を駆動することによって水タンク42からパイプ45を通してポンプ手段87へ供給され、パイプ40と通って水蒸気発生手段43に供給され、水蒸気発生手段43で加熱されて沸騰し、水蒸気となってスチーム噴出口44から加熱室28へ噴出する。温度検出手段b88(図9)は、水蒸気発生手段43の温度を検出するもので、その検出結果を後述する制御手段151(図9)に伝え、ボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
ポンプ手段87は、水タンク42の水を水蒸気発生手段43まで汲み上げるもので、ポンプとポンプを駆動するモータで構成される。水蒸気発生手段43への給水量の調節はモータに供給する電力のON/OFFの比率で決定する。
図4は、本体1の機械室20に配置された部品の状態を示す斜視図である。機械室20は、底板21上には食品を加熱するためのマグネトロン33を左前方に設け、マグネトロン33の後側にマグネトロン33の冷却専用のファン15aを配置している。ファン15aの吸気側となる後側はダクト38で覆われ、ダクト38の右側には、連通口38aを設けている。そして、ファン15aは、底板21の下側と連通口38aから吸気している。そのファン15aの左側で略中央にはインバータ基板22を配置する。インバータ基板22の後側に制御基板23を配置し、制御基板23をダクトk230で囲んでいる。右後部にファン装置15を設ける。ファン装置15は機械室20に配置する部品とともに、本体1全体を冷却する。ファン装置15は熱風モータ13を冷却する熱風モータカバー17に連通する冷却ダクト16を備える。また、前記したダクトk230にも連通している。さらに、ファン装置15は冷却の必要とする部品に向けて冷却風を流す吹出し口15sを複数設け、また吹出し口15sには冷却風を流す向きを制御するガイド15tを備えている。その吹出し口15sの1つ吹出し口15uはインバータ基板22へ送風する位置に設けられている。そして、インバータ基板22を挟んで吹出し口15uに対向する位置に、マグネトロン33を冷却するダクト38を備えたファン15aを配置している。図示しないが、インバータ基板22には上面と前後側を囲むコの字型のダクトを設けても良い。
この目的は、ファン装置15は底板21の下面から吸気する温度の低い空気を吸引し、吹出し口15uから直接インバータ基板22に送る。また、マグネトロン33に冷却風を送るためのダクト38を備えたファン15aも同様に底板21の下面から吸気した温度の低い空気とダクト38に設けた連通口38aから吸引したインバータ基板22を冷却した後の温度上昇した空気を混ぜてマグネトロン33に送風している。そして、ファン装置15の前側には、後述のパン作りでパン容器50(図7)の内側に設けるこね羽根51(図7)を回転させる機構を配置している。
その機構の配置について説明する。ファン装置15の前側の吹出し口15s側に攪拌駆動軸53を設ける。攪拌駆動軸53は円筒状の壁を形成し、円筒状の周囲に水平面状に広がるアルミダイキャストなどの金属製による固定部55dで囲まれている。固定部55dの下側でモータ固定55eの上側には、攪拌駆動軸53と連結する大プーリ55bを設けている。大プーリ55bにはベルト55cをかけて攪拌駆動軸53よりも左前方向へ設けた小プーリ55aと連結している。モータ固定55eの上側に設けた小プーリ55aはモータ固定55eの下側に固定する攪拌モータ54の軸と連結して回転する。そしてモータ固定55eに冷却風39が流れる複数の穴55fを設けている。そのため、ファン装置15の吹出し口15sからの冷却風39の流路でファン装置15から直接冷却風39を当てる位置に攪拌駆動軸53を設けて、攪拌駆動軸53より下流側に攪拌モータ54を設けている。
この目的は、ファン装置15は底板21の下面から吸気する温度の低い空気を吹出し口15sから直接、攪拌駆動軸53に送ることにより、機械室20内の温度上昇により、攪拌駆動軸53が温度上昇し、攪拌駆動軸53からパン容器50(図5)内部のこね羽根51を経由して材料の温度が上昇するのを防止するためである。
さらに、攪拌駆動軸53を冷却した冷却風39(図8)が下流の攪拌モータ54を冷却して、攪拌モータ54から小プーリ55aとベルト55cと大プーリ55bを経由して攪拌駆動軸53を加熱したり、攪拌モータ54の発する熱が拡散して冷却風の風上に広がるのを防止することで攪拌駆動軸53を加熱するのを防いでいる。
加熱室28にパン容器50をセットして行うパン作りに関する構造を図5から図9を用いて説明する。パン容器50はメニューに従って被調理物57の材料を分量通り入れて、練ってパンにする容器で、内部底面に回転自在のこね羽根51を備えている。パン容器50の前側にハンドル90を備えてドア2を開けた加熱室28の前から着脱する。パン容器50の上部の左右には突起92を向かい合って設けている。またパン容器50の左下部には、前後に回転するロックレバー91を備えて固定部55dに設けたツメと固定する。またパン容器50の底部には駆動連結部52を備えて、パン容器50の底面のこね羽根51と、機械室20から加熱室28内へ設けた攪拌駆動軸53と結合する。
また、パン容器50の上部には具材容器94を載置する。載置する際には、突起92に凹み部93が上下に嵌って前後左右の固定がされる。具材容器94には、右側にイースト投入手段95、左側には具材投入手段96を設け、また、上面の右端には、前側に作用穴97a、奥側に作用穴97bを設けている。イースト投入手段95には、パン作りに必要なドライイースト(粉状)を入れておき、パン作りの途中の工程でパン容器50の中へ落下させるものである。また、具材投入手段96にはパンに入れるレーズンなどの具を入れておき、パン作りの途中の工程でパン容器50の中へ落下させるものである。作用穴97aはイースト投入手段95に入れたドライイーストをパン容器50へ落下させるために、後述する具材投入駆動部手段98の動作をイースト投入手段95に伝える受け部である。また、作用穴97bは具材投入手段96に入れた具材(レーズンなど)をパン容器50へ落下させるために、後述する具材投入駆動部手段98の動作を具材投入手段96に伝える受け部である。
装着ガイド56は、ドア2を開いて加熱室底面28aに設置しているテーブルプレート24を取外して、加熱室底面28aに設けた回転アンテナ26の右側に固定する。具材容器94を載置した状態でパン容器50は装着ガイド56で案内されて装着ガイド56の所定位置に設置して、ロックレバー91を回転して固定する。パン容器50の内部底部に備えたこね羽根51で被調理物57を練る時にパン容器50が振れないように強固に固定している。
攪拌モータ54は、機械室20に備え、減速手段55を経て攪拌駆動軸53を回転させる。減速手段55は小プーリ55aと、ベルト55cと大プーリ55bとで構成する。例えば、攪拌モータ54の軸に設けた小プーリ55aを回転させ、ベルト55cで大プーリ55bへ伝えて大プーリ55bの中心軸に設けた攪拌駆動軸53を回転する。
また、本体1の機械室20の右側と加熱室28の右側には、前記したイースト投入手段95、具材投入手段96にそれぞれ対応して動作する具材投入駆動部手段98を備えている。
具材投入駆動部手段98は、ソレノイド98aが動作すると連結して上下に動く棒98bを上に押し上げ、支点98cに対して回転自在のレバー98dの一端の下部を押し上げて、レバー98dが回転して他端が加熱室28内へ現れる。レバー98dが作用穴97aに進入してイースト投入手段95を動作する。また、ソレノイド98aの奥側にソレノイド98eが設けられて、棒98b、支点98c、レバー98dと同様の構造がソレノイド98eと作用穴97bとの間に対応して設けられて具材投入手段96を動作する。
パン作り工程は、制御手段151に予め組込まれた工程で被調理物(パン生地)57作りから焼いて仕上げるまで調理され、室温が20℃の場合の1斤の食パンを作る時間は約2時間である。
パン作り工程は、練り工程、ねかし工程、練り工程、発酵工程、ガス抜き、発酵工程、焼き上げ工程による。パン作り工程の個々の工程は、一般的に用いるパン作りの要領を基調としたもので、まず、材料を練ってパン生地を作るために、攪拌モータ54を動作してこね羽根51を回転または停止させる練り工程、ねかし工程、練り工程を行なう。そして、イースト菌によって発酵させる発酵工程、ガス抜き、発酵工程である。最後に、熱風ユニット11を動作して熱風63で焼き上げる焼き上げ工程である。
図1〜図3、図8、図9を用いて加熱調理器のシステムの動作について説明する。電源76は、加熱調理器の本体1を動作させるためのものである。熱風ファン32は、熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30を備える加熱室奥壁面28b外側に設けた熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を備え、熱風ケース11aの穴を通してそのモータ軸を通して熱風ファン32を回転させる。熱風ファン32の外周側に熱風ヒータ上14a、および熱風ヒータ下14bを設けている。熱風ユニット11はこの熱風ファン32と熱風ヒータ14を動作して熱風63を循環して供給する。熱風ヒータ14を動作せずに熱風ファン32だけを動作させた場合は、加熱室28内での冷風の循環となる。
レンジ加熱手段77は、マグネトロン33とマグネトロン33を駆動するための電源を作るインバータ回路を搭載したインバータ基板22である。インバータ回路は入力手段71より入力された加熱パワーに応じた電源を作りマグネトロン33に供給する。グリル加熱手段12は、加熱室28の天面の裏側に設けられたヒータよりなり、加熱室28の加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被加熱物を輻射熱によって焼くものである。
冷却手段501は、底板21に取り付けられた冷却モータにファンが連結されたファン装置15とマグネトロン33の後部に配置されたファン15aで、この冷却手段50によって送風される冷却風39は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やインバータ基板22、重量検出手段25、攪拌駆動軸53、攪拌モータ54等を冷却する。
回転アンテナ駆動手段46は、回転アンテナ26を駆動するためのモータで、同期モータと回転数を減速するためのギヤが一体になっているものである。
重量検出手段25は、テーブルプレート24に載置された被加熱物の重量を測定するものである。
温度検出手段85は、加熱室28に取り付けられ、加熱室28内の温度を検出し、制御手段151によってグリル加熱手段12と熱風ユニット11の熱風ヒータ14の電力を調整し、後述するパン作り工程での環境を調整する動作をするものである。
スチームユニット43aは水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成る。水蒸気発生手段43は、水を加熱するヒータからなるボイラー加熱手段89と、水蒸気発生手段43の温度を検出する温度検出手段b88から構成し、制御手段151は温度検出手段b88の検出結果からボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
71は入力手段で、ここでは、操作部6と表示部5を示す。151は制御手段で、制御基板23に搭載され、入力手段71から入力のあった内容に従い、食品を加熱調理するように動作させるもので、各検知手段から食品の状態や加熱室の状態を検知し、その後各加熱手段や駆動手段を必要に応じて動作させるものである。
攪拌モータ54は、パン容器50のこね羽根51を回転させて、パン容器50内の被調理物(パン生地)57を練り上げるものである。
本実施例は、以上の構成からなり、パン作り工程で加熱室28のパン容器50の環境を維持する動作について説明する。
まず、パン容器50に材料を入れて、加熱室28に設置して、入力手段71の操作部6でベーカリーオートメニューの「食パン」を選択する。パン作り工程が開始すると、ファン装置15が動作して機械室20内の部品と本体1を冷却する。そのため、練り工程などにおいて攪拌モータ54が動作しても、ファン装置15は底板21の下面から吸気する温度の低い空気を吹出し口15sから直接、攪拌駆動軸53に送る。そのことにより、機械室20内の温度上昇により、攪拌駆動軸53が温度上昇して、攪拌駆動軸53からパン容器50(図5)内部のこね羽根51を経由して材料の温度が上昇するのを防止する。
また、攪拌駆動軸53を冷却した冷却風39(図8)が下流の攪拌モータ54を冷却することで、攪拌モータ54の発生する熱が風上に伝わるのを防止する。具体的には小プーリ55aとベルト55cと大プーリ55bを経由して攪拌駆動軸53を加熱することを防止する。
さらに、ねかし工程、練り工程、発酵工程、ガス抜き、発酵工程、焼き上げ工程においても、同様にファン装置15が動作して機械室20を冷却し、攪拌駆動軸53からパン容器50(図5)内部のこね羽根51を経由して材料の温度が上昇するのを防止し、下流の攪拌モータ54を冷却して、攪拌駆動軸53を加熱することを防止する。
そして、パン容器50の温度環境が維持されてバン生地57を作り上げ、最後に焼き上げるものである。
また、練り工程などにおいて攪拌モータ54が動作しても、ファン装置15は底板21の下面から吸気する温度の低い空気を吹出し口15sから直接、攪拌駆動軸53に送る。そのことにより、機械室20内の温度上昇により、攪拌駆動軸53が温度上昇して、攪拌駆動軸53からパン容器50(図5)内部のこね羽根51を経由して材料の温度が上昇するのを防止する。
本実施例は、以上の構成からなり、電子レンジ調理する動作について説明する。なお、オーブン調理、グリル調理、スチーム調理については省略する。
加熱室28のテーブルプレート24の上に被加熱物を設置して、入力手段71の操作部6でレンジ加熱を選択する。例えば被加熱物をあたためる「あたため」の場合には、スタートキーを押すことにより、「あたため」の選択と実行開始の操作が行なわれる。「あたため」を開始すると、インバータ基板22よりマグネトロン33を動作させ電力が生成される。そして、ファン装置15とファン15aが動作して機械室20内の部品と本体1を冷却する。
ファン装置15によって底板21の下から吸気した室内の温度の低い空気が吹出し口15uからインバータ基板22に送られる。そしてインバータ基板22は冷却風39によって冷却される。そして、インバータ基板22の下流に配置したマグネトロン33を冷却するファン15aの駆動により、ダクト38の連通口38aよりインバータ基板22を冷却した冷却風を強力に吸引し、マグネトロン33の後ろに設けたファン15aの吸気により底板21の下から吸気した室内の温度の低い空気と、インバータ基板22を冷却して昇温した冷却風39を混合して、マグネトロン33を冷却する。
そのため、レンジ加熱において、底板21の下から吸気した室内の温度の低い空気をファン装置15で直接インバータ基板22へ供給することで、インバータ基板22を構成する部品の温度環境を維持している。そして、インバータ基板22を冷却した冷却風39の流れ先をマグネトロン33を冷却するファン15aに備えたダクト38の連通口38aとしたことで、インバータ基板22を冷却した冷却風39dは淀みなくファン15aによって吸気され、マグネトロン33の冷却風として利用されることとなる。ここでマグネトロン33の耐熱温度はインバータ基板22より高いため、底板21の下から吸気した室内の温度の低い空気にインバータ基板22を冷却して昇温した冷却風39dを混合した風によって、マグネトロン33を冷却しても、マグネトロン33を十分に冷却が可能で、マグネトロン33の温度が異常温度に上昇することは無い。
以上、本実施例によれば、インバータ基板を冷却した後の冷却風をマグネトロンの冷却する風路に流して排気することで、インバータ基板を効率よく冷却できるという効果がある。
1 本体、 5 表示部、 6 操作部、 11 熱風ユニット、 13 熱風モータ、
15 ファン装置、 15a ファン、 15s 吹出し口、 15u 吹出し口、
20 機械室、 22 インバータ基板、 28 加熱室、 33 マグネトロン、
38 ダクト、 38a 連通口、 39 冷却風、 50 パン容器、
51 こね羽根、52 駆動連結部、 53 攪拌駆動軸、 54 攪拌モータ、
57 被調理物(パン生地)、 151 制御手段、

Claims (2)

  1. 被加熱物を加熱する加熱室と、
    該加熱室の下方に設けられた機械室と、
    該機械室に設けられ、前記被加熱物を加熱するマグネトロンと、
    前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに電力を供給するインバータ基板と、
    前記機械室に設けられ、前記インバータ基板に冷却風を送風する第1のファンと、
    前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに冷却風を送風する第2のファンと、
    前記機械室に設けられ、前記第2のファンに供給する冷却風を導くダクトと、を具備する加熱調理器であって、
    前記第1のファンの噴出し口と前記ダクトに設けた空気を吸引する連通口は、前記インバータ基板を挟んで対向する位置に備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 被加熱物を加熱する加熱室と、
    該加熱室の下方に設けられた機械室と、
    該機械室に設けられ、前記被加熱物を加熱するマグネトロンと、
    前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに電力を供給するインバータ基板と、
    前記機械室に設けられ、前記インバータ基板に冷却風を送風する第1のファンと、
    前記機械室に設けられ、前記マグネトロンに冷却風を送風する第2のファンと、
    前記機械室に設けられ、前記ファンに供給する冷却風を導くダクトと、を具備する加熱調理器であって、
    前記第1のファン装置の噴出し口と、前記ダクトに設けた空気を吸引する連通口と、の間に前記インバータ基板を備えたことを特徴とする加熱調理器。
JP2012205209A 2012-09-19 2012-09-19 加熱調理器 Pending JP2014059113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012205209A JP2014059113A (ja) 2012-09-19 2012-09-19 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012205209A JP2014059113A (ja) 2012-09-19 2012-09-19 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014059113A true JP2014059113A (ja) 2014-04-03

Family

ID=50615736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012205209A Pending JP2014059113A (ja) 2012-09-19 2012-09-19 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014059113A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104266237A (zh) * 2014-10-17 2015-01-07 广东美的厨房电器制造有限公司 微波炉
CN106066051A (zh) * 2016-06-28 2016-11-02 广东美的厨房电器制造有限公司 一种微波炉

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104266237A (zh) * 2014-10-17 2015-01-07 广东美的厨房电器制造有限公司 微波炉
CN106066051A (zh) * 2016-06-28 2016-11-02 广东美的厨房电器制造有限公司 一种微波炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005103569A1 (ja) 加熱調理器及び加熱調理方法
US9006619B2 (en) Cooking appliance including combination heating system
EP2322859A1 (en) Cooking device
JP2014030462A (ja) 加熱調理器
WO2017038006A1 (ja) 加熱調理器
KR20120054847A (ko) 복합형 전자레인지
JP2014052108A (ja) 加熱調理器
JP2009293820A (ja) キャビネット組み込み型の加熱調理器
EP3346189B1 (en) Cooking apparatus
JP6761977B2 (ja) 加熱調理器
JP2011241987A (ja) 加熱調理器
JP2007003042A (ja) 加熱調理器
JP6157913B2 (ja) 加熱調理器
JP5798993B2 (ja) 加熱調理器
JP2014059113A (ja) 加熱調理器
KR20070059394A (ko) 전기 오븐
JP2013053795A (ja) 加熱調理器
JP2014035108A (ja) 加熱調理器
JP6476069B2 (ja) 加熱調理器
JP2015154799A (ja) 加熱調理器
JP2014054341A (ja) 加熱調理器
JP2015094507A (ja) 加熱調理器
JP5694090B2 (ja) 加熱調理器
JP2014054339A (ja) 加熱調理器
JP4576296B2 (ja) 加熱調理器