JP2013248321A - スプリンクラーヘッド用保護キャップおよび該保護キャップ取外し工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保護キャップがスプリンクラーヘッドの筒部材にきつく嵌合されている場合や、保護キャップの外面に天井穴の補修に使用したパテが付着している場合においても保護キャップを容易に取外すことが可能な保護キャップおよび保護キャップ取外し工具を提供する。
【解決手段】 給水配管に接続されるスプリンクラーヘッドSHの本体1の外部に設置された有底円筒形状の筒部材2に嵌合されている保護キャップ4を取外すための工具8であり、工具の本体80は筒状であり保護キャップ4の円筒部に嵌通され、本体80の一端側には保護キャップ4の内側に形成された工具係止部46Bと係合可能な爪81を有しており、本体80の外周部が保護キャップ4の内側部に沿って移動可能であり本体80の他端側は把持部83となっている。

【選択図】 図1

Description

本発明は、消火用のスプリンクラーヘッドに関するものであり、スプリンクラーヘッドの輸送時や施工途中の段階でスプリンクラーヘッドを外力から保護する保護キャップと、該保護キャップを取外す工具に関する。
スプリンクラーヘッドは、建物内の天井面や壁面に設置され、一端に給水源に続いた配管と接続可能なノズルを有し、他端には感熱作動部が設けられている。平時において感熱作動部はノズルを閉止する弁体を支持している。
上記スプリンクラーヘッドの一例として、特許文献1に記載されたスプリンクラーヘッドは天井面や壁面に埋め込まれた状態で設置され、スプリンクラーヘッドをカバープレートで覆い隠したコンシールド型スプリンクラーヘッドがある。コンシールド型スプリンクラーヘッドは、意匠性に優れたスプリンクラーヘッドとして用いられている。
図12に示すスプリンクラーヘッドはスプリンクラーヘッドSHの外側に筒部材Aが設けられ、該筒部材Aの下部には、カバープレートPが低融点合金により接合されている筒状のリテーナーBが接続可能となっている。
筒部材AとリテーナーBの接続部の構造として、筒部材Aの下部に刻設された螺旋溝A1と、リテーナーBの外周面に突設された突起B1とが螺合可能に構成されている。
リテーナーBを筒部材Aに接続させると、スプリンクラーヘッドSHや筒部材A、リテーナーBは天井裏に配置され、カバープレートPだけが天井Cに近接して配置される。カバープレートPは低融点合金によりリテーナーBと接続されていることから火災時の熱により落下する。カバープレートPの落下によりスプリンクラーヘッドSHが露出される。
火災時にスプリンクラーヘッドSHが露出されると、続いてスプリンクラーヘッドSHの感熱作動部Gが作動・破壊し、スプリンクラーヘッドSH内部の弁体を開放することでスプリンクラーヘッドSHから水が散布されて火災を消し止めるものである。
国際公開第2010/038253 号
上記のコンシールド型スプリンクラーヘッドは、図12に示すように輸送時や施工時に外的衝撃による変形や破損を防ぐために筒状の保護キャップDが筒部材内周面に嵌め込まれている。保護キャップDは上記の外的衝撃によって容易に外れないように筒部材A内にきつく嵌合されている。
スプリンクラーヘッドSHは、フレームFと配管接続ネジ部Tの間に締結工具が係合される係合部Kを有しており、スプリンクラーヘッドSHを配管に取付ける際には、保護キャップDを筒部材Aから取り外して、筒部材A内のスプリンクラーヘッドSHの前記係合部Kを、締結工具により把持し、スプリンクラーヘッドSHのネジ部Tを配管側のネジ部に螺合させる。
配管との接続が終了したら、天井ボードの施工時にスプリンクラーヘッドSHを外力から保護するために、再び保護キャップDを筒部材Aに嵌入させる。天井ボードの施工が終了したら、保護キャップDを外してカバープレートPが設置されたリテーナーBを筒部材Aに取付ける。するとカバープレートPによって筒部材A内のスプリンクラーヘッドSHが隠蔽された状態に施工される。
従って上記のコンシールドヘッドでは、保護キャップDの取外しを2回行なっており、作業者においては保護キャップDの取付け、取外しが頻雑であった。また保護キャップDを取外しする際に、筒部材Aと保護キャップDがきつく嵌合されているので保護キャップDの取外し作業がスムーズに行われず手間がかかるものとなっていた。
また、図12に示すようにリテーナーBが挿通される穴Hを天井Cに穿設したときに、穴Hを大きくあけすぎてしまった場合、穴Hの縁をパテ100で埋めることがある。そのとき保護キャップDの外周面にまでパテ100が付着すると、パテ100と保護キャップDが固着してしまうおそれがあり、この場合保護キャップDを筒部材Aから引き抜きにくくなる。
そこで本発明では、上記問題に鑑み、保護キャップがスプリンクラーヘッドの筒部材にきつく嵌合されている場合や、保護キャップの外面に天井穴の補修に使用したパテが付着している場合においても保護キャップを容易に取外すことが可能な保護キャップおよび保護キャップ取外し工具を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は以下のスプリンクラーヘッド用保護キャップおよび該保護キャップ取外し工具を提供する。
給水配管に接続されるスプリンクラーヘッド本体の外部に設置された有底円筒形状の筒部材に嵌合されている保護キャップを取外すための工具であり、工具の本体は筒状をした保護キャップの内側に嵌通され、本体の一端側には保護キャップの内側に形成された工具係止部と係合可能な爪を有しており、本体の外周部が保護キャップの内側部に沿って移動可能であり本体の他端側は把持部となっている保護キャップ取外し工具である。
これによれば、保護キャップ取外し工具(以下、「工具」とする)を使わない場合と比較して作業者の負担を大幅に低減することができる。具体的に説明すると、工具を使わない場合、作業者は天井に穿設された穴から突出している保護キャップに手を伸ばして保護キャップを掴み、スプリンクラーヘッドから保護キャップを取外すという一連の動作を行うが、工具を使うことで作業者は天井付近まで手を伸ばす必要がなく、工具を操作して保護キャップと工具を係合させて工具を下方に引くことでスプリンクラーヘッドから保護キャップを取外すことが可能となり、作業者の負担が大幅に低減される。従ってスプリンクラーヘッドの筒部材に保護キャップがきつく嵌合されていた場合でも、工具を使用することで保護キャップをスプリンクラーヘッドから容易に取外すことができる。
また、保護キャップの工具係合部が保護キャップの内側に形成されており、工具の本体に形成された爪を前述の工具係合部に係合可能としたことで、保護キャップの外側面にパテが付着している場合においても保護キャップの工具係合部と工具の爪を係合させることができる。保護キャップと工具の本体は供回り可能に係合しており、保護キャップの外側面にパテが付着している場合には、工具を回転させると保護キャップも供回りするので保護キャップの外側面に付着したパテを引き剥がすことができる。係合を解除する場合は前述の回転方向とは逆に回転させる。これにより係合・係合解除を簡易な操作で行うことができる。
さらに、工具の本体の外周部が保護キャップの内側部に沿って移動可能としたことで工具を保護キャップ内に同軸状態で嵌通・係止させることができ、保護キャップの工具係合部に工具の爪を係合させた状態で工具を回転させたり工具を下方へ引いた際に工具と保護キャップの外れを防止できるように構成している。
前記工具については、本体には保護キャップをスプリンクラーヘッドから引き抜く方向に係合する爪が第一の係合部として形成されており、第一の係合部とは別に保護キャップと工具を供回り可能に係合する第二の係合部が形成されている。これによれば、工具の本体上に第一の係合部である爪とは別な位置に第二の係合部を形成することが可能となる。
前記工具については、爪は本体の外周部に設置され、工具係合部は保護キャップの内周部に設置して構成可能である。これによれば工具および保護キャップを回転させるときに少ないトルクで回転させることができ、作業者の負担を軽減することができる。
前記工具については、本体には爪を保護キャップの工具係合部に導くガイド部を設置して構成可能である。
これによれば、工具の本体を保護キャップの内側に嵌通する際に、工具のガイド部が保護キャップ内側に形成されたガイド部との当接部に沿って移動することで爪が工具係止部に導かれて工具係止部と係合することができる。
前記工具については、本体には保護キャップと工具が所定位置まで嵌通可能とするストッパーを設けて構成可能である。
これによれば、保護キャップ内に収容されているスプリンクラーヘッド構成部品と工具が干渉することを防止できる。
前記工具については、本体または把持部に剥片収容部を設けて構成可能である。
これによれば、保護キャップと工具を係合させた状態で保護キャップと工具を供回りさせた際に、保護キャップの外側面に付着していたパテが剥れ落ちて床面を汚す可能性があることから、剥片収容部にパテの剥片を収容させて床面への落下を防止することができる。
また本発明は、前記何れかの本発明による工具と係合可能な保護キャップを提供する。すなわち保護キャップは筒状でありその内側には工具の爪と係合可能な工具係合部が設置されており、爪を工具係合部まで挿通させるための空間を形成して構成可能である。
これによれば、空間を形成したことで保護キャップの内側に設置された工具係合部に工具の爪を係合させることができるので、保護キャップとスプリンクラーヘッドの筒部材の嵌合がきつい場合であっても工具を使用することによって保護キャップを取外すことができる。従って保護キャップとスプリンクラーヘッドの筒部材の嵌合をきつくすることでスプリンクラーヘッドが外的衝撃を受けた際にその衝撃によって保護キャップが外れてしまうことを防止できる。
前記保護キャップについては、保護キャップの外側面に螺旋溝を形成して構成可能である。これによれば保護キャップをスプリンクラーヘッドから取外す際に保護キャップの外側面にパテが固着していても、工具と保護キャップを供回りさせることで保護キャップの外側面からパテを引き剥がすことができる。また工具と保護キャップを供回りさせると螺旋溝に沿って保護キャップが回転し、固まったパテ側の螺旋溝に沿って保護キャップが回転しながら下方へ移動して保護キャップをスプリンクラーヘッドから取外すことができる。
以上説明したように本発明によれば、保護キャップがスプリンクラーヘッドの筒部材にきつく嵌合されている場合や、保護キャップの外面に天井穴の補修に使用したパテが付着している場合においても保護キャップを容易に取外すことが可能な保護キャップおよび保護キャップ取外し工具を提供することができる。
第1実施形態のスプリンクラーヘッドおよび保護キャップの断面図 図1のスプリンクラーヘッドにカバープレートユニットを取付けた断面図 図1のY−Y断面図(筒部材の一部を断面図示) スプリンクラーヘッド、保護キャップ、カバープレートユニットの分解断面図 保護キャップの斜視図(外筒部の一部を除いた図) 保護キャップの底面図 保護キャップ取外し工具の斜視図 保護キャップ取外し工具の断面図 保護キャップに保護キャップ取外し工具を係合する手順の説明図 (a):第2実施形態の保護キャップの断面図、(b):(a)の保護キャップの底面図 第3実施形態の保護キャップの断面図(スプリンクラーヘッド設置状態) 従来の保護キャップの断面図(スプリンクラーヘッド設置状態)
第1実施形態(図1〜図9)
第1実施形態の保護キャップおよび保護キャップ取外し工具は、国際公開第2011/125169号に記載されているスプリンクラーヘッドと略同じ構成のスプリンクラーヘッドに適用される。ここでは本発明に関する部分のみを説明し、その他の部分については説明を省略する。
図1に示すスプリンクラーヘッドSHは本体1、筒部材2、カバープレートユニット3、保護キャップ4から構成されており、スプリンクラーヘッドSHの筒部材2内に保護キャップ4が挿通されている。保護キャップ4は筒状をしており、本体1を内部に収容して外的衝撃から保護する内筒41と、筒部材2と嵌合される外筒42から構成される。
内筒41は、内部に本体1およびデフレクター6を収容する。内筒41の底面41Aには水抜き穴43が穿設されており、水抜き穴43は内筒41の側面41Bから底面41Aまでを切欠いて立体的に形成されている。これにより水の表面張力を抑えて水抜き性を良好にしている。水抜き性をさらに良好にするために、図4にて点線で示すように底面41Aの形状を水抜き穴43に向かって下り勾配となる斜面として形成することも可能である。
底面41Aの外部には、保護キャップ4を本体1に着脱操作可能な把持部44が形成されている。把持部44は三又形状をしており、その下端は外筒42の下端よりも突出している。
底面41Aと反対側の端には内筒41から図中上方に延出して形成した舌状部45が形成されている。舌状部45は筒部材2の上部端面21に形成された開口2C内に差し込まれ、外筒42の端面よりも外側に突出している。本実施形態では6つの開口2C毎に舌状部45が挿通されており、その形状は板状で平面形状は略三角形であり斜面45Aを有する。舌状部45は本体1に対して保護キャップ4の装着位置を位置決めする位置決め係合部の作用を有する。
より具体的に説明すると、舌状部45、45の間には内筒41と外筒42とを接続する連結部46が形成されており、舌状部45を筒部材2の開口2Cから突出させて挿通すると、図4に示すように連結部46と梁部2F、サポートベース23が重なるように配置される。前述の斜面45Aは、図1の状態において保護キャップ4を筒部材2から取外す際に、後述する取外し工具8と保護キャップ4を係合させて回転させた場合、筒部材2の開口2Cの縁に舌状部45の斜面45Aが当たった際に、斜面45Aに沿って保護キャップ4を下方へ移動させることができる。
連結部46は、側面46Aと底面46Bを有しており、この側面46Aと底面46Bによって内筒41と外筒42とが連結される。図4、図5において側面46Aは一つの底面46Bに対して1箇所形成される。底面46Bは本発明における工具係合部に相当する。
上記の連結部46の側面46Aおよび底面46Bは、後述する保護キャップ取外し工具80(以下、「取外し工具80」とする)を工具係合部である底面46Bまで導く作用を有する。より具体的に説明すると、取外し工具80の爪81の近傍に形成されたガイド部である斜面部82を側面46Aと底面46Bの境のコーナー部に接触させながら保護キャップ4の奥(図中上方)へ移動させると、爪81が斜面部82が接している連結部46の隣の連結部46の底面46Bに導かれて係合される。
連結部46は内筒41と外筒42を接続するために形成されており、内筒41と外筒42の間の空間を全て埋めるように連結部46を形成することもできるが、こうすると内筒41に対して外筒42が変形しにくくなり、筒部材2から保護キャップ4を取外しにくくなる。内筒41と外筒42の間に保護キャップ4の一端側から他端側まで貫通可能な貫通空間が形成されるように連結部46を部分的に形成すると、この貫通空間により外筒42が内筒41側に変形しやすくなり、これにより外筒42が内筒側へ柔軟に変形することで筒部材2から保護キャップ4を取外し易くなる。
外筒42の外径は、筒部材2の内径寸法と略同じか僅かに小径に形成されており、筒部材2と嵌合可能である。外筒42を筒部材2と嵌合させることで筒部材2の内周部に天井塗装時の塗料の付着を防止することができる。外筒42は保護キャップ4が筒部材2に係合されている状態のときに、筒部材2の螺旋溝2Dを覆うように構成する。
外筒42の下部には、内筒41の底面41A付近に筒部材2の外径と略同じかそれよりも大径をした拡張部47が形成されている。拡張部47と外筒42の境は段47Aとなっており、段47Aには筒部材2の下端が当接される。これにより、天井Cに穿設されたスプリンクラーヘッドSHが挿通される穴Hの周縁をパテで埋める際には、拡張部47の外周部と穴Hの内周部の間がパテによって埋められ、筒部材2の内部にパテの侵入や付着を防止することができる。
取外し工具8の本体80は図7に示すように筒状をしており内部に保護キャップ4の内筒41を収容可能である。本体80の外周径は保護キャップ4の外筒42の内周部の径よりも僅かに小径となっており、本体80を保護キャップ4内に挿通した状態において取外し工具8と保護キャップ4は略同軸状態となる。また本体80は保護キャップ4の内筒41と外筒42の間の空間を移動可能である。
本体80の一端側には保護キャップ4の連結部46の底面46Bと係合可能な爪81が形成されている。爪81には底面46Bと平行に接する第一の係合部81Aが形成されており、第一の係合部81Aから略垂直に下方へ形成された第二の係合部81Bは底面46Bの端面と当接可能である。これにより爪81が底面46と係合した状態において、第一の係合部81Aが底面46Bと接触して係合しているので取外し工具8を図中下方に引くと保護キャップ4を筒部材2から引き抜くことができる。また第二の係合部81Bが底面46Bの端面と当接しているので取外し工具80を図中左方向に回転させると、第二の係合部81Bと底面46Bの端面が係合して保護キャップ4と取外し工具80が供回りすることができる。
爪81の近傍にはガイド部として斜面部82が形成されている。前述のように本体80を保護キャップ4の下端から挿通させると、斜面部82が連結部46の側面46Aと底面46Bの間のコーナー部に接触しながら保護キャップ4の奥(図中上方)へ移動して、爪81が斜面部82が接している連結部46の隣の連結部46の底面46Bに導かれて係合させることができる。
本体80の爪81が形成された側と反対の端には把持部83を接続するための開口84が形成されている。把持部83は棒状をしており開口84に挿通させた後、本体80の側面から把持部83に向かってタッピングネジ85を螺入させることで把持部83を本体80に固定接続できる。把持部83を設置することで作業者が脚立や足場を使わずに床面上からスプリンクラーヘッドSHに設置された保護キャップ4を取外すことができる。
本体80の内部には隔壁86が形成されており、把持部83の端面を隔壁86に当たり止めさせることができる。
次に取外し工具8を用いてスプリンクラーヘッドSHに設置されている保護キャップ4を取外す手順を説明する。
保護キャップ4は図1に示すようにスプリンクラーヘッドSHの筒部材2の内部に嵌合している。図中点線で示すように保護キャップ4の外側面と天井ボードCの穴Hの間はパテ100で埋められており、パテ100が保護キャップ4の外側面に固着した状態にある。
まず取外し工具8の爪81を保護キャップ4の下方から内筒41と外筒42の間の空間に挿通させる。すると爪81の近傍に形成された斜面部82が保護キャップ4の連結部46、より具体的には連結部46の側面46Aと底面46Bの間のコーナー部に当たり、さらに取外し工具8を保護キャップ4の奥(図中上方)に挿通させると、前述のコーナー部に沿って斜面部82が移動して斜面部82の近傍に形成された爪81が斜面部82と接しているコーナー部を有する連結部46の隣の連結部46の底面46Bに係合される。
このとき爪81の第一の係合面81Aは連結部46の底面46Bと平行に係合し、第二の係合面81Bは底面46Bの端面に当接する。ここで取外し工具8を第二の係合面81Bが底面46Bの端面を押す方向へ回転させると、取外し工具8と保護キャップ4は供回りして回転させ、保護キャップ4の外側面に固着しているパテ100を引き剥がす。
次に取外し工具8を下方へ引き、保護キャップ4を筒部材2から引き抜いて取外す。この後、カバープレートユニット3を筒部材2に取付ける。
第1実施形態の変形例1(図8)
上記に説明した第1実施形態の取外し工具8の変形例として、パテ100を保護キャップ4から引き剥がした際の剥離片を収容可能な剥片収容部87を本体80または把持部83に設置したものである。剥片収容部87を設置したことによりパテ100の剥離片が床面に落下して床面を汚すことを防止できる。剥片収容部86は皿状または椀状をしており、透明な材質から形成するのが好ましい。これにより作業者が把持部83を持って保護キャップ4に爪81を係合させるときに保護キャップ4と爪81と位置を把握しやすくなる。
第1実施形態の変形例2(図9)
また、図9に二点鎖線で示す変形例は、取外し工具8の本体80の外周面に保護キャップ4の下端と係合するストッパー88を形成したものである。ストッパー88は本体80の外周面にフランジ状に形成されている。この代わりに数箇所に突起を形成して構成することも可能である。また保護キャップ4の内側にストッパー88と同様の作用をする突起を形成することも可能である。
第2実施形態(図10)
続いて第2実施形態について説明する。第2実施形態における第1実施形態との差異点は、保護キャップの形状が異なることである。尚、第1実施形態と構成が同じ箇所には同符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態では保護キャップ90における取外し工具8との工具係合部が保護キャップ90の下端に形成されていることである。図10に示す保護キャップ90は筒状をしており保護キャップ9外周部はスプリンクラーヘッドSHの筒部材2の内部に嵌合可能である。保護キャップ90は内部に隔壁91が形成されており、隔壁91より上方の内部には本体1およびデフレクター6が収容される。隔壁91より下方の内側に工具係合部である2つの突起92、92が形成されている。
突起92、92は保護キャップ90の下端に形成されており保護キャップ90の中心軸方向に突出している。突起92の上面92Aは取外し工具8の爪81の第一の係合部81Aと平行に係合される。突起92の側面92Bは第二の係合部81Bと係合可能である。本体80の外周径は保護キャップ9の隔壁91より下方の内周径よりも僅かに小径であり、本体80の爪81を保護キャップ9の隔壁91より下方の内周部に挿通させたとき、保護キャップ9と取外し工具8は略同軸状態となる。
保護キャップ90の突起92に取外し工具8の爪81を係合させるとき、突起92が保護キャップ9の下端に形成されているので作業者が突起92を認識しやすく、第1実施形態のように斜面部82が無くても容易に突起92に爪81を係合させることができる。また隔壁91はストッパーの作用を有しており、隔壁91によって爪81が保護キャップ90の上方に収容されている本体1やデフレクター6と干渉するのを防止している。
保護キャップ90に取外し工具8を係合させる場合、保護キャップ90の下方の内側へ爪81を挿通させる。そのとき爪81は突起92を避けて保護キャップ90内に挿通させる。爪81は隔壁91により当たり止めされ、これよりも上方へ移動することが阻止されている。取外し工具8を回転させて爪81の第一の係合部81Aを突起92の上面92Aと平行になるように係合する。また第二の係合部81Bは突起92の側面92Bと当接させる。ここで取外し工具8の第二の係合面81Bが側面92Bを押す方向へ回転させると、取外し工具8と保護キャップ90は供回りして回転し、保護キャップ90の外側面に固着しているパテ100を引き剥がすことができる。
この後、取外し工具8を下方へ引くと、第一の係合部81Aが突起92の上面92Aと係合しているので保護キャップ90を筒部材2から引き抜いて取外すことができる。
第3実施形態(図11)
続いて第3実施形態について説明する。第3実施形態における第1実施形態との差異点は、保護キャップの外側面である拡張部47の外周部に螺旋溝を形成したことである。尚、第1実施形態と構成が同じ箇所には同符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示す第3実施形態では、保護キャップ95の拡張部96の外周部に螺旋溝97を形成した。これにより保護キャップ95をスプリンクラーヘッドSHの筒部2から取外す際に保護キャップ95の拡張部96の螺旋溝97にパテ100が固着していても、取外し工具8と保護キャップ95を供回りさせることで螺旋溝97の表面からパテ100を引き剥がすことができる。また螺旋溝97により、取外し工具8と保護キャップ95を供回りさせると保護キャップ95の螺旋溝97の表面形状に固まったパテ100側の螺旋溝101に沿って保護キャップ95が回転しながら下方へ移動して保護キャップ95をスプリンクラーヘッドSHの筒部2から取外すことができる。
1 本体
2 筒部材
3 カバープレートユニット
4、90、95 保護キャップ
5 感熱分解部
6 デフレクター
8 取外し工具
11 ノズル
41 内筒
42 外筒
43 水抜き穴
44 保護キャップの把持部
45 舌状部
46 連結部
46B 連結部の底面(工具係止部)
47、96 拡張部
80 取外し工具の本体
81 爪
81A 第一の係合部
81B 第2の係合部
82 斜面部(ガイド部)
83 取外し工具の把持部
86、91 隔壁
87 剥片収容部
88 ストッパー
97 螺旋溝
SH スプリンクラーヘッド

Claims (8)

  1. 給水配管に接続されるスプリンクラーヘッド本体の外部に設置された有底円筒形状の筒部材に嵌合されている保護キャップを取外すための工具であり、工具の本体は筒状であり保護キャップの円筒部に嵌通され、本体の一端側には保護キャップの内側に形成された工具係止部と係合可能な爪を有しており、本体の外周部が保護キャップの内側部に沿って移動可能であり本体の他端側は把持部となっていることを特徴とする保護キャップ取外し工具。
  2. 本体には保護キャップをスプリンクラーヘッドから引き抜く方向に係合する爪が第一の係合部として形成されており、第一の係合部とは別に保護キャップと工具を供回り可能に係合する第二の係合部が形成されている請求項1記載の保護キャップ取外し工具。
  3. 爪は本体の外周部に設置され、工具係合部は保護キャップの内周部に設置した請求項1または請求項2記載の保護キャップ取外し工具。
  4. 本体には爪を保護キャップの工具係合部に導くガイド部を設置した請求項1〜請求項3何れか1項記載の保護キャップ取外し工具。
  5. 本体には保護キャップと保護キャップ取外し工具が所定位置まで嵌通可能とするストッパーを設けた請求項1〜請求項4何れか1項記載の保護キャップ取外し工具。
  6. 本体または把持部に剥片収容部を設けた請求項1〜請求項5何れか1項記載の保護キャップ取外し工具。
  7. 前記何れかの本発明による保護キャップ取外し工具と係合可能な保護キャップであり、保護キャップは筒状でありその内側には保護キャップ取外し工具の爪と係合可能な工具係合部が設置されており、爪を工具係合部まで挿通させるための空間を形成したスプリンクラーヘッド用保護キャップ。
  8. 保護キャップの外側面に螺旋溝を形成した請求項7記載のスプリンクラーヘッド用保護キャップ。
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