JP4386859B2 - 管貫通部の化粧カバー及び管用ベルマウス - Google Patents

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Description

本発明は、電力用ケーブル、通信用ケーブル等のケーブルが挿通される地中埋設管がハンドホール、マンホール等の側壁を貫通している管貫通部に取付けられてこの部分に充填されたシール材を覆うとともに保護する管貫通部の化粧カバー及び管用ベルマウスに関するものである。
従来より、ハンドホール、マンホール等の地中埋設容器の側壁に貫通孔が設けられ、この貫通孔に地中埋設管が接続され、前記管内に前記各種のケーブルが挿通されて地中配線することが行なわれている。前記管の端部には、図20及び図21に示すように、ケーブル51を引込む際に該ケーブル51の外面が管端42の開口周縁部に擦られて傷付くのを防止するため、引込開口56の開口周縁部を円弧状に形成してなるベルマウス55が取付けられている。そして、ハンドホール等の地中埋設容器31の側壁32の管貫通部には、管41と貫通孔35との隙間、ベルマウス55と内壁面33との隙間に止水用のエポキシパテ等のシール材52が充填され、地中の水が前記地中埋設容器31の内部34に漏出するのを防いでいる。なお、地中埋設容器31の上部開口には蓋体36が載置される。
前記地中埋設容器の管貫通部、ベルマウスに関しては、例えば、特開平2−155413号公報、実開平3−49488号公報等に掲載されている。
特開平2−155413号公報 実開平3−49488号公報
しかし、前記地中埋設容器31の側壁32の管貫通部と管との間に充填されるパテ等のシール材52はパテ付け等を行なった後硬化させて止水するものであり、充填時は一般に高粘度で流動性に乏しいから、パテ付け等の作業には相当熟練を要しないと、滑らかで綺麗な仕上面を得ることはむずかしい。このため、一般に、シール材52の表面は凹凸面となったり、円周の一方側にはみ出したりすることが多く、特に、ベルマウス55と内壁面33との隙間のシール材52は外部に露出して目立ち易い位置にあるので、この貫通部における見栄えは良くなかった。これは、ベルマウス55を管端42に取付けることなく、管端42と内壁面33との間にシール材52を埋込んだ場合も同様である。このため、地中埋設容器31の管貫通部に対する外観の向上が望まれていた。
また、従来、地中に埋設される管41の内部にケーブル51を引込む際には、ベルマウス55の引込開口56の開口周縁部56aにはケーブル51が摺接することによって大きな押圧力が発生する。このため、この部分に加わった集中荷重及び振動はベルマウス55及び管端42の周辺にパテ埋めされたシール材52に伝搬し、それによって、前記シール材52がひび割れしたり、剥がれたりして止水性の低下を招くことがあった。その結果、地中の水がシール材52のひび割れ部分、剥がれ部分から浸透し、地中埋設容器31の内部34に漏出することがあった。
そこで、本発明は、シール材が充填されている管貫通部の外観を向上するとともに、ケーブルの引込時等に引込開口の開口周縁部等に生ずる押圧力及び振動によってシール材にひび割れ等が生ずるのを防止できる管貫通部の化粧カバー及び管用ベルマウスの提供を課題とするものである。
請求項1の管貫通部の化粧カバーは、地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられ、前記管貫通部における管と壁材との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー本体と、前記管貫通部を貫通した管の端部に対応して設けられ、前記管の内部にケーブルを引込む引込開口と、前記カバー本体に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部と、前記引込開口から延設されて前記管の内部に挿通される筒状部とを備えたものである。
前記地中埋設容器は、ハンドホール、マンホール等の地中に埋設される容器であって、側壁には管が貫通する貫通孔が設けられている。管は波付合成樹脂管等が用いられ、地中に埋設され、内部に電力用ケーブル、通信用ケーブル等のケーブルが挿通され、これによって前記ケーブルは地中に配線される。管貫通部における管と壁材との間には止水材としてエポキシパテ等の各種シール材が充填される。ここで、管貫通部における管と壁材との間への充填は、管の端部と地中埋設容器の側壁の貫通孔との隙間にパテ埋めし、及び管の端部と壁面との間において管の端部の周囲をコーキングすることによって行なわれる。
化粧カバーのカバー本体は、椀状等に形成され、一方の端部は開口面を有し、地中埋設容器の内壁面に均一に当接するようになっている。このカバー本体は前記内壁面における管貫通部全体を覆い、前記管貫通部に充填されたシール材の全体を覆う大きさに形成されている。このカバー体を壁面に取付けることにより、シール材の仕上面全体が覆われ、内壁面の管貫通部の外観は向上する。なお、カバー本体の形状は、椀状に限られるものではなく、管と管貫通部との間に充填されたシール材を全体的に覆って該管貫通部における外観を向上できればよく、各種形状に形成できる。
また、管貫通部を貫通した管の端部と対応する位置に設けられた引込開口は、地中埋設容器の内部側からケーブルを挿通させて地中に埋設された管内に引込むことができるようになっている。前記引込開口は、前記カバー本体自体に設けられる他、請求項3に記載した、カバー本体に別体の筒状体を設けた化粧カバーにおいては、前記筒状体に形成することもできる。
前記カバー本体は、例えば、地中埋設容器の内壁面に当接する端部に取付孔を有するフランジを設けて螺子等で直接取付けることができる。カバー本体を地中埋設容器の内壁面に取付けることにより、ケーブルの引込時に、ケーブルが引込開口の周縁部に摺接することによってこの周縁部に加わる押圧力及び振動は分散し、一つは化粧カバーを介して地中埋設容器の壁材に作用し、その壁材が負担する。詳細には、化粧カバーを介して壁材に作用する力については、内壁面と直交する方向の力は該内壁面の垂直反力を受け、また、前記内壁面に沿う方向の力は固定部における反力或いはカバー本体の端部の内壁面との間の摺動抵抗、摩擦力による反力を受けることとなる。このため、管側に分散してシール材に作用する押圧力及び振動は大幅に軽減されることとなり、ケーブルの引込時に、前記シール材がひび割れるのが防止される。
請求項2の管貫通部の化粧カバーは、請求項1に記載のカバー本体と、同じく引込開口と、前記引込開口から延設されるとともに前記管に螺合することによって前記カバー本体の当接端部を前記地中埋設容器の内壁面に当接させる螺合突起が設けられ、前記管の内部に挿通される筒状部とを備えたものである。
請求項2の螺合突起は、例えば、断面が三角状をなす突起を筒状部の外面に螺旋状に突設させて形成することができ、内面に螺合凹部が形成された取着リングを予め波付管内の凹凸部等に嵌着しておき、この取着リングの螺合凹部に螺合させて管内に係合させることができる。ここで、筒状体の螺合突起を管に螺合することにより、カバー本体の一側の端部は壁面に押圧され、前記カバー本体の一側の端部と内壁面との間に生ずる摺動抵抗により、カバー本体が内壁面に沿ってずれるのが抑えられる。
次に、請求項3の管貫通部の化粧カバーは、請求項2の筒状部が、カバー本体とは別体の筒状体に形成されており、前記筒状体は、前記筒状部の一端に、前記引込開口を有する鍔部を備え、前記筒状部を前記カバー本体に形成した挿通孔に挿通して前記螺合突起を前記管に螺合させることにより、前記鍔部が前記カバー本体における引込開口側の端部と当接して前記鍔部と地中埋設容器の内壁面とで前記カバー本体を挟持すべく形成されている。
請求項4の管貫通部の化粧カバーは、カバー本体における引込開口側の端部即ち筒状体の鍔部が当接する端部に、筒状体の鍔部が嵌合する嵌合凹部が形成されている。これにより、筒状体の鍔部はカバー本体の所定位置に取付けられる。なお、例えば、前記鍔部が円板状等に形成されている場合に、前記嵌合凹部に段差を設けて同心状に大小二以上の内径の嵌合凹部を形成すれば、鍔部の外径の異なる二種以上の筒状体に対応して同心状に見栄えよく配置することもできる。
請求項5の管貫通部の化粧カバーは、地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられ、管と前記管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー本体と、前記管貫通部を貫通した管の端部に対応して設けられ、前記管の内部にケーブルを引込むとともに、開口径が前記管の内径より小さく、該管の端部から該管の軸方向に離間して位置する引込開口と、前記カバー本体に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部とを備えたものである。
請求項6の管貫通部の化粧カバーは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の引込開口の開口周縁部が円弧状の曲面に形成されたものである。
次に、請求項7の管貫通部の化粧カバーは、地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられ、管と前記管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー本体と、前記カバー本体に形成され、前記管が嵌合する状態で挿通されて該管がその軸心と直交する方向にたわむのを規制する管嵌挿開口と、前記カバー本体に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部とを備えている。
この請求項7の化粧カバーは、請求項1乃至請求項6の化粧カバーが管の内部にケーブルを引込むための引込開口を設けたものであるのに対し、カバー本体に、管が嵌挿即ち嵌合する状態で挿通する管嵌挿開口が形成された点で相違する。即ち、請求項7の化粧カバーは、地中埋設容器の側壁の貫通孔を貫通した管がカバー本体の内部を嵌挿し、更に地中埋設容器の内部に突出する態様で取付けられるものであり、ケーブルの引込開口は管端に取付けられる別途のベルマウス等に形成される。ここで、管は嵌合する状態で挿通するから、カバー本体の管嵌挿開口の周縁に当接することによって該管嵌挿開口内を管の軸心と直交する方向に移動するのが規制され、管の軸心と直交する方向にたわむのが防止される。
請求項8の管貫通部の化粧カバーは、カバー本体における管嵌挿開口の形成部に、打抜いて外径の異なる管を嵌挿可能とするノックが形成されている。前記ノックは同心状に一または二以上形成される。
請求項1、請求項5及び請求項7の固定部は、例えば、内壁面に当接する一側の端部に取付孔を有するフランジを設けて形成することができ、螺子を前記フランジの取付孔に挿通し、壁面に螺着することによって、簡易な構造で簡単にカバー本体を内壁面に直接固定することができる。また、前記固定部は、前記フランジに接着剤を塗布することによって固定するものとしてもよい。カバー本体が内壁面に固定されることにより、管も管貫通部において一定位置に保持することが可能となる。
請求項9の管貫通部の化粧カバーは、カバー本体が、管内に挿通された呼び線を保持する呼び線保持部を更に備えている。呼び線はケーブルを管内に引込むのに先立ち、管内に挿通される、一定の剛性を有する針金状の線材等で形成されている。呼び線の端部は、管内に挿通してからケーブルを引込むまでの間、前記呼び線保持部に仮保持され、端部が管内奥部に入り込んでしまうのが防止される。
請求項10の管用ベルマウスは、開口周縁部が円弧状の曲面に形成され、前記管の内部にケーブルを引込む引込開口を備えたベルマウス本体と、前記ベルマウス本体に設けられ、前記管と管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー部と、前記カバー部に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部と、前記ベルマウス本体の引込開口から延設されて前記管の内部に挿通される筒状部とを備えたものである。
請求項11の管用ベルマウスは、請求項10のベルマウス本体と、同じくカバー部と、前記ベルマウス本体の引込開口から延設されるとともに前記管に螺合することによって前記カバー部の当接端部を前記地中埋設容器の内壁面に当接させる螺合突起が設けられ、前記管の内部に挿通される筒状部とを備えたものである。
前記請求項1及び請求項2の管貫通部の化粧カバーは、シール材を覆うカバー本体に引込開口が設けられた化粧カバーに関する発明であるが、前記引込開口が形成されている部分は、管端に取付けられるベルマウスとしても機能するから、ベルマウスを主体にみれば、シール材を覆うカバー本体を備えたベルマウスに関する発明であるとも言える。そこで、請求項10は請求項1に対応して、また、請求項11は請求項2に対応して、管用ベルマウスの構成を記載したものである。
請求項12の管用ベルマウスは、開口周縁部が円弧状の曲面に形成され、前記管の内部にケーブルを引込むとともに、開口径が前記管の内径より小さく、該管の端部から該管の軸方向に離間して位置する引込開口を備えたベルマウス本体と、前記ベルマウス本体に設けられ、前記管と管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー部と、前記カバー部に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部とを備えたものである。即ち、請求項12の管用ベルマウスは、請求項10及び請求項11の管用ベルマウスが管の端部に取付けられたものであるのに対し、地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられるものである。したがって、管用ベルマウスは、カバー部を前記地中埋設容器の内壁面に取付けることにより、管端に取付けることなく、管貫通部に配設される。
請求項13の管用ベルマウスは、管内に挿通された呼び線を保持する呼び線保持部を更に備えたものであり、請求項9に対応する。
請求項1の発明は、従来、ベルマウスと地中埋設容器の内壁面或いは管と前記内壁面との隙間に埋められたパテ等のシール材の仕上面が凹凸面になったり、一部が円周からはみ出したりして管貫通部の見栄えが損なわれていたところ、化粧カバーが地中埋設容器の内壁面に取付けられ、そのカバー本体が管と管貫通部との間に充填されたシール材を全体的に覆うため、該管貫通部の外観を向上することができる。
また、化粧カバーを地中埋設容器の内壁面に取付けることにより、ケーブルの引込時に、ケーブルが引込開口の周縁に摺接することによってこの周縁部に作用する押圧力及び振動は管端側と化粧カバーのカバー本体側とに分散され、このうち、ケーブルの当接位置からすると、化粧カバーのカバー本体側に分散される比率が大きい。ここで、分散して化粧カバー側に作用する力及び振動は地中埋設容器の壁材に作用し、この分散された押圧力及び振動は前記壁材が負担する。このため、管端側に加わり、更に管と管貫通部との間に充填されたシール材に作用する押圧力及び振動は大幅に軽減される。その結果、ケーブルの引込時に、強い引込力が作用することによって前記シール部材がひび割れたり、剥がれたりするのが防止されるので、止水性が高まり、地中埋設容器の外部から内部に水が漏出するのを確実に防止することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明と同様の効果を奏するとともに、管に螺合する螺合突起が設けられているから、筒状部を管内に挿通した後、前記筒状部を回動するだけの操作で簡単に管に係合させることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の筒状部が別体の筒状体で構成され、前記筒状体の一端には鍔部が形成されているから、前記筒状体を引込開口から挿通して管内に係止させ、前記鍔部と内壁面とで前記カバー本体を挟持することができる。特に、カバー部材とは別体の筒状体で形成されていることにより、カバー本体を一定姿勢に保持した状態で筒状体のみを管に螺着すればよく、管への係合作業を楽に行なえる。また、各種サイズの管に対して筒状体のみを取替えればよく、カバー本体は同一種類を共通して使用することができる。
請求項4の発明は、カバー本体における引込開口側の端部に筒状体の鍔部が嵌合する嵌合凹部が形成されているから、筒状体の鍔部をカバー本体に対して見栄えの良い最適位置に簡単に配置して安定した状態で取付けることができる。
請求項5の発明は、請求項1の発明と同様の効果を奏するとともに、カバー本体に、壁面に固定するための固定部が設けられているので、前記カバー本体を壁面の一定位置に直接かつ確実に固定することができる。これにより、管は管貫通部の一定位置に安定して保持され、その軸心と直交する方向に移動してたわむのが防止される。その結果、シール材にひび割れ等が生ずるのを確実に防止できる。
請求項6の発明は、引込開口の開口周縁部が円弧状の曲面に形成されているから、引込時にケーブルが管端に擦られて傷付くのを防止できる。
請求項7の発明は、カバー本体が管と管貫通部との間に充填されたシール材を全体的に覆うため、請求項1乃至請求項6と同様に、該管貫通部の外観を向上できる。
また、カバー本体に、管が嵌挿される管嵌挿開口が形成されており、カバー本体の管嵌挿開口内に管が嵌合する状態で挿通されるので、管はカバー本体の管嵌挿開口の周縁部に当接することによって該管嵌挿開口内を管の軸心と直交する方向に移動するのが規制される。このため、この部分において管がその軸心と直交する方向にたわんでシール材に無理な力が加わるのを防止でき、前記シール材のひび割れ及び剥がれを防いで止水性を高めることができる。
請求項8の発明は、カバー本体における管嵌挿開口の形成部に、打抜いて外径の異なる管を嵌挿可能とするノックが形成されている。このため、ノックを打抜いてサイズの異なる管を嵌挿することができるので、部品点数を減らしてコストを削減できる。
請求項9の発明は、カバー本体が、管内に挿通された呼び線を保持する呼び線保持部を備えている。これにより、呼び線を、管内に挿通後ケーブルを引込むまでの間、その端部を呼び線保持部に仮保持しておくことができ、何らかの引込み作用によって呼び線の端部が管内奥部に入り込んでしまうのを回避できる。その結果、呼び線の先端部にケーブルを接続して該ケーブルを管内に引込むときに、管内に入り込んだ呼び線を引戻すことなく、直ちに呼び線の先端部にケーブルを接続して引込むことができる。
請求項10乃至請求項12の管用ベルマウスは、それぞれ請求項1、請求項2及び請求項5の管貫通部の化粧カバーと同様の構成であり、これらと同様の効果を奏する
請求項13の管用ベルマウスは、呼び線保持部を備えたものであり、請求項9と同様の効果を奏する。
〈第一実施形態〉
以下、本発明の第一実施形態の化粧カバーを図1乃至図13に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の第一実施形態の化粧カバーを地中埋設容器の内壁面に取付けた状態を示す斜視図、図2は図1の断面図、図3は図1の化粧カバーの分解斜視図であり、図4及び図5は図1のカバー本体を、図6は図1の筒状体を示す。
図1乃至図6において、化粧カバー1は、ハンドホール、マンホール等の地中に埋設された地中埋設容器31の側壁32の内壁面33において地中に埋設される管41が貫通する部分である管貫通部に取付けられるものであり、カバー本体2と、前記管貫通部を貫通した管41の端部と対応する位置に設けられた引込開口3と、前記管41の端部である管端42に取付けられる筒状体21とで構成されている。前記地中に埋設される管41は外周面が凹凸面をなす波付管からなり、合成樹脂等によって成形され、内部に電力用ケーブル、通信用ケーブル等のケーブル51が引込まれる。ここで、前記地中埋設容器31の管貫通部とは、前記側壁32を貫通する貫通孔35のみでなく、内壁面33における前記貫通孔35の周辺部をも含むものである。前記地中埋設容器31はコンクリート、鋼材、合成樹脂などによって底壁を有する四角箱状或いは円筒箱状等に形成されており、上部開口には図20に示すような蓋体36が載置されるものとなっている。なお、前記管41は波付管に限られるものではなく、外周面が平滑な平滑管であってもよく、また、合成樹脂製に限られるものでもない。
地中埋設容器31の管貫通部と管41との間にはエポキシパテ等のパテ、コーキング材などのシール材52が充填されている。前記シール材52は地中の水が管貫通部から前記地中埋設容器31の内部34に侵入するのを防止するものであり、側壁32の内面側及び外面側に埋込まれている。ここで、前記シール材52は粘性が高く、流動性に乏しいため、均一に平滑に仕上げることが困難で、表面は凹凸面となったり、外周方向にはみ出したりしてこの部分の見栄えは一般に良くない。なお、管端42はシール材52をパテ付け等によって埋めるため、地中埋設容器31の内壁面33との距離Lを約10mmに設定して内部34側に突出させている。但し、距離Lはその長さに限られるものではなく、前記シール材52を管貫通部に充填できれば、貫通孔35内に僅かに後退した位置に設置してあってもよい。
前記化粧カバー1を構成するカバー本体2は、図4及び図5に示すように、全体が略円錐台状であって側壁部4が僅かに外方に湾曲して膨出した扁平な椀状に形成されている。円錐台の下側の面は全体が開口し、環状の当接端部5が前記地中埋設容器31の内壁面33に均一に当接するようになっている。前記カバー本体2は、これにより、内部に、前記シール材52を覆うようにして収容する空間を有したものとなっている。一方、円錐台の上側の面には後述する筒状体21の鍔部23が当接する当接板部6が前記側壁部4と一体に設けられており、前記当接板部6の中央には後述する筒状体21の筒状部22が挿通する挿通孔7が設けられている。更に、前記当接板部6の外面側には前記筒状体21の大径の鍔部23が当接する突面8及び小径の鍔部23が嵌合する嵌合凹部9が形成されている。図5においては、嵌合凹部9に小径の鍔部23が嵌合した状態を示す。なお、前記当接板部6の内面側には前記管41の外径に対応して打抜き可能なノック10が設けられており、必要に応じて打抜いて管41を貫通させ得るものとしているが、第一実施形態の化粧カバーにおいては必ずしも要するものではない。
前記カバー本体2の側壁部4は外観を確保すべく平滑な曲面で形成されている。但し、外観を確保できれば、平滑面に限られるものではなく、絞面、梨地面等の微細な凹凸を有する面に形成してもよく、また、外方に湾曲した膨出した扁平な椀状に限定されるものでもなく、湾曲しない面或いは内方に膨出した面としてもよい。更に、カバー本体2はシール材52を覆って管貫通部の外観を向上させるものであるから、地中埋設容器31の内壁面33に合った色彩の不透明色とするのが望ましいが、これに限らず、前記内壁面33と異なる色彩、色調とし、或いは半透明色、透明色、艶消色、光沢色とすることもできる。
次に、化粧カバー1の筒状体21は、図3及び図6に示すように、管41の内部に挿通される円筒状の筒状部22と該筒状部22の一側に一体に設けられた略円板状の鍔部23とで構成され、前記鍔部23には中央部に引込開口3が形成されている。前記筒状部22はその挿入先端側を除く外周面に、管41の凹凸部内に嵌着された図3に示す取着リング43と螺合する螺合突起22aが形成されており、前記挿入先端側の外周面は前記取着リング43内に挿入し易くするために平滑面に形成された挿入案内部22bとなっている。
ここで、前記取着リング43は円周の一部が切欠されて略C字状に形成され、縮径した状態で管41内に挿入した後、その弾性による復元力によって管41の凹凸部内に嵌着するようになっている。そして、前記取着リング43はその内周面に前記筒状体21の螺合突起22aと螺合する螺合凹部43aが設けられている。一方、前記筒状体21の筒状部22の螺合突起22aは相互間に所定の間隔を設けて形成され、その断面形状は挿入先端側から鍔部23に向かうに従って拡径する傾斜面となる鋸歯状に形成されており、管41内への挿入は螺進して行なわれるが、螺進することなく螺合突起22の弾性によって単に管41内に強制的に真直に圧入するだけで該管41に取着することも可能となっている。但し、前記筒状体21の螺合突起22aは断面三角形状のねじ山で形成して通常の回動による螺合によって管41に着脱するものとしてもよい。また、前記筒状部22はその全体に螺合突起22aを設けたものとしても差支えない。なお、前記螺合突起22aは前記管41内に嵌着された取着リング43に螺合し、係合するものであり、請求項の係合部に相当する。
一方、前記鍔部23の中央部に設けられた引込開口3の開口周縁部3aは円弧状の曲面に形成されており、引込時にケーブル51の外周面が傷付くのを防止している。したがって、前記鍔部23は管端に取付けられるベルマウスとしても機能する。前記鍔部23の外周縁の複数箇所には工具係止凹部23aが設けられている。この工具係止凹部23aは、筒状体21の取着時に、筒状部22を管41内に挿入し、手で回して締めた後、マイナスドライバー等の工具を係止させて該工具を軽く叩打しながら増し締めするためのものである。
次に、このように構成された第一実施形態の化粧カバーの取付けについて説明する。
予め、地中埋設容器31の貫通孔35内には管41が距離Lだけ内部34側に突出した状態で、管貫通部と管41との間にはシール材52が充填されている。この状態で化粧カバー1を管貫通部に取付けるには、カバー本体2を内壁面33の所定位置に当接してから、或いは、当接する前に、筒状体21の筒状部22を該カバー本体2の挿通孔7に挿通し、筒状部22の挿入案内部22bを管端42から挿入する。ここで、筒状部22の挿入案内部22bは螺合突起22aが形成されていないので、円滑に管41内に挿入できる。次いで、そのまま押込んで前記筒状部22の螺合突起22aを管41の取着リング43内に強制的に圧入した後、筒状体21を手で回動して前記螺合突起22aを取着リング43の螺合凹部43aに螺合し、係合させる。そして、マイナスドライバー等の工具を筒状体21の鍔部23の工具係止凹部23aに係止させて該工具を軽く叩打しながら増し締めする。
これによって、化粧カバー1の筒状体21はその筒状部22を介して管端42に取着され、更に、前記管端42はシール材52を介して地中埋設容器31の側壁32に保持されているので、結局、カバー本体2は筒状体21の鍔部23と地中埋設容器31の内壁面33とで挟持され、化粧カバー1全体が地中埋設容器31の管貫通部に取付けられることとなる。なお、前記筒状部22はカバー本体2の別体としての筒状体21に設けられているので、前記筒状部22を管41内に係合させるには、カバー本体2は定位置で筒状体21のみを締付方向に回せばよく、管41への取着作業を円滑に行なうことができる。また、管41の外径が異なる場合にも、それに対応する筒状体21のみを交換すればよく、カバー本体2は共通して使用することができる。
次に、第一実施形態の化粧カバーの作用を説明する。
地中埋設容器31の貫通孔35とその周辺の内壁面33とを含めた管貫通部に充填されたシール材52は地中の水が前記地中埋設容器31の内部34に漏出するのを防止するものであり、一般に粘度が高く流動性に乏しいパテ等が使用されるため、熟練を要しないと綺麗な仕上面にはならない。本実施形態においては、管貫通部に化粧カバー1が取付けられ、カバー本体2の一側の当接端部5が地中埋設容器1の内壁面33に当接して内部に前記シール材52を収容する空間を有し、前記シール材52及び管貫通部を全体的に覆っている。したがって、シール材52の仕上面は外部に露出せず、管貫通部における外観の低下を防止し、見栄えを良くしている。そして、地中埋設容器31の内部34の塵埃、虫等の異物がシール材52の外表面に付着するのを防止して同様にこの部分の外観の低下を防止する。更に、これらの異物が前記シール材52に付着するのを防止することによって該シール材52の外表面が傷付いたり、劣化してひび割れたりするのが防止され、止水性が維持される。
また、前記化粧カバー1は管端42及びシール材52を介して地中埋設容器31の内壁面33に取付けられている。このため、ケーブル51を地中埋設容器31の内部34から化粧カバー1の引込開口3内に挿入して管41内に引込む際に、前記ケーブル51が前記化粧カバー1の引込開口3の開口周縁部3aと当接し、この開口周縁部3aを強く押圧する力は、管端42側と化粧カバー1のカバー本体2の側壁部4側とに分散され、このうち、ケーブル51の当接位置からすれば、特にカバー本体2の側壁部4側に分散される比率が大きい。ここで、管端42側に作用する力はシール材52に伝わり、カバー本体2の側壁部4に作用する力は当接端部5を通して内壁面33に伝えられる。更に、前記カバー本体2の当接端部5を通して内壁面33に作用する力のうちの該内壁面33に直交する方向に加わる分力は該内壁面33の垂直反力を受け、また、内壁面33に沿う方向の分力はカバー本体2の挟持による該内壁面33との摺動抵抗、摩擦力による反力を受ける。つまり、カバー本体2の当接端部5を通して内壁面33に作用する力は側壁32によって支持され、シール材52には作用しない。
このため、引込力のうち分散して管端42に作用する力のみが該管端42を介してシール材52に加わるとともにその分散力は小さいので、シール材52に及ぼす負担は化粧カバー1を備えていない従来の場合に比べて大幅に軽減される。その結果、ケーブル51の引込みの際に、引込開口3の開口周縁部3aに加わる力によってシール材52に作用する押圧力は減少し、ひび割れ等が発生するのが抑えられる。これはケーブル51の引込みに伴って引込開口3の開口周縁部3aに生ずる振動についても同様であり、前記振動は2方向に分散してシール材52に伝搬する負荷は軽減され、同様に、前記シール材52にひび割れ等が発生するのが抑えられる。これにより、ケーブル51の引込みによるシール材52のひび割れ等を防いで止水性を確保できる。
ところで、上記実施形態においては、化粧カバー1の筒状体21の筒状部22は、図3及び図6に示したように、外周面に螺合突起22aを設けて管41の取着リング43に螺合するものとしているが、図7に示すように、筒状体21の筒状部22の外周面の一部をコ字状に切欠して管41内の凹凸面に弾性的に係止する弾性係止片24を1または複数設けたものとすることもできる。
なお、上記実施形態において、図5では、筒状体21の鍔部23はカバー本体2の嵌合凹部9内に嵌合する小径の場合を示しているが、前記鍔部23の外径がこれより大きい大径の場合は、図8に示すように、前記鍔部23の裏面をカバー本体2の当接板部6の突面8に当接し、該鍔部23の外周を前記カバー本体2の側壁部4の端側角部4aに合致させた状態で前記当接板部6に取付ければよい。前記鍔部23の外周が前記カバー本体2の側壁部4の端側角部4aに合致させるには、目視によって行なうことができる。或いは、筒状部22の外径をカバー本体2の挿通孔7の内径より僅かに小さく形成しておけば、前記筒状部22を該カバー本体2の挿通孔7内に挿入するだけで鍔部23の外周を前記側壁部4の端側角部4aに合致させ、同心状に見栄え良く前記当接板部6に取付けることもできる。また、図示しないが、鍔部23の外径に対応してカバー本体2の当接板部6に内径の異なる複数の嵌合凹部9を設ければ、外径の異なる鍔部23をそれぞれ同心状に見栄え良く配置することもできる。
次に、上記各実施形態においては、カバー本体2とは別体の筒状体21の筒状部22に螺合突起22aを形成し、或いは、弾性係止片24を設けて管41に係合させ、もって、前記カバー本体2を管41及びシール材52を介して地中埋設容器31の内壁面33における管貫通部に間接的に取付けるものを示しているが、図9及び図10に示すように、地中埋設容器31の内壁面33に当接するカバー本体2の当接端部5に該内壁面33に沿ってフランジ12を延設してなる固定部11を設け、これによって、カバー本体2を直接前記地中埋設容器31の内壁面33における管貫通部に取付けるものとすることもできる。
図9及び図10において、カバー本体2の当接端部5には複数個、図9及び図10においては相反対側の位置に2個の固定部11が突設されており、前記固定部11は前述のように地中埋設容器31の内壁面33に沿って延設されたフランジ12と、前記フランジ12に穿設された取付孔13とで構成されている。そこで、前記固定部11の取付孔13に螺子53を挿入し、前記螺子53を内壁面33に螺着すれば、カバー本体2は直接かつ確実に前記内壁面33の管貫通部に取付けることができる。ここで、前記カバー本体2は前記固定部11によって直接地中埋設容器31の内壁面33に取付けることができるので、接着等の手段によって筒状体21の鍔部23をカバー本体2の当接板部6に取着すれば、管41に挿入して係合させる筒状部22は格別設ける必要はない。但し、この筒状部22を管41内に挿入して係合させれば、管端42を安定して保持できるので、前記筒状部22は付設しておいてもよい。
このようにして固定部11によって直接化粧カバー1を内壁面33に取着するものでは、ケーブル51を管41内に引込む際に、化粧カバー1の引込開口3の開口周縁部3aに発生する押圧力のうち、化粧カバー1の側壁部4側に加わる力は内壁面33によって支持される。このため、固定部11に加えて筒状部22を付設した場合においては、管端42は筒状部22に保持され、かつ、この筒状部を備えた化粧カバー1は内壁面33に支持されるので、前記管端42は一定位置に安定して保持される。その結果、ケーブル51の引込みによって生ずる押圧力が前記管端42を移動させてシール材52に作用することがないので、シール材52に作用する外力及び振動によって該シール材52がひび割れたり剥がれたりするのを確実に防止でき、シール材2の止水性をより確実に確保できる。一方、化粧カバー1が筒状部22を備えていない場合は、引込開口3と管端42とは隔離されているので、ケーブル51の引込みによって前記引込開口3の開口周縁部3aに生ずる押圧力及び振動は、当然ながら、管端42には伝わらず、したがって、シール材52にも作用しないので、前記押圧力等によって前記シール材52がひび割れたりすることは全くない。
次に、前記カバー本体2には、図9乃至図11に示すように、側壁部4に、呼び線54を仮保持しておくための呼び線保持部14を設けてもよい。前記呼び線保持部14は、例えば、図9乃至図11に示すように、カバー本体2の側壁部4に鈎状の突起部を一体に突設させて形成することができる。ここで、前記呼び線54はケーブル51を管41内に引込むのに先立ち、管41内に挿通されるもので、管41の一端側から挿入して押込むことができる剛性を有する針金状のものである。ところで、前記呼び線54は管41内にケーブル51を引込むまでの間、管41内に挿通された状態におかれるが、何らかの引張作用等によって端部54aが管41内に入り込んでしまうことがあり、その場合は、何らかの引掛具等を使用して貫通孔35から引出さないと、ケーブル51の先端に呼び線54の端部54aを連結して管41内に引込むことができない。しかし、本実施形態においては、カバー本体2に呼び線保持部14が設けられており、呼び線54を管41内に挿通した後、その端部54aを前記呼び線保持部14に結束して仮保持させておくことができるので、ケーブル51を引込む際は、管41内から呼び線54の端部54aを引出すことなく、直ちにこれにケーブル51を連結して該ケーブル51を管41内に引込むことができ、作業性が向上する。
ところで、上記各実施形態では、化粧カバー1の筒状部22はカバー本体2とは別体の筒状体21に設けられているが、図12に示すように、カバー本体2に一体に設けてもよい。図12に示す化粧カバー1は、カバー本体2と図2の筒状体21とが一体化したものであり、筒状部22に加え、鍔部23もカバー本体2に一体に形成されている。この場合は、化粧カバー1の構造は簡素なものとなる。
また、図12に示す化粧カバー1は側壁部4の当接端部5に固定部11が延設されている場合は、図13に示すように、筒状部22を省くこともできる。この場合は、引込開口3が管端42に的確に対向するよう化粧カバー1を所定位置に配置し、固定部11において螺子53を螺着して内壁面33に取付ければよい。図13に示す化粧カバー1は更に構造が簡素化されるとともに、固定部11を固定するだけで、管41内に筒状部22を係合させることなく、内壁面33に簡単に取付けることができる。また、化粧カバー1と管端42とは完全に分離しているので、ケーブル51の引込時に引込開口3の開口周縁部3aに生ずる押圧力及び振動が筒状部22を介して管端42に伝達されることがないため、シール材52にも外力等は作用せず、したがって、ケーブル51の引込みによるシール材52のひび割れ等を一層確実に防止することができる。
〈第二実施形態〉
次に、本発明の第二実施形態の化粧カバーを図14乃至図16に基づいて説明する。図14乃至図16に示す第二実施形態の化粧カバーは、第一実施形態の化粧カバーが引込開口3を備えているのに対し、これを備えておらず、カバー本体2の当接板部6に管嵌挿開口が形成され、前記管嵌挿開口を管41が貫通するものとなっている。
図14乃至図16において、カバー本体2は第一実施形態のカバー本体2とほぼ同様のものであるが、第一実施形態における中央部に設けられた挿通孔7は第二実施形態においては管41が嵌挿される管嵌挿開口15となっている点で相違する。なお、第二実施形態の化粧カバー1は管41が貫通するものであり、管端42に取付けるための筒状体21を有しないものであるから、カバー本体2と同一のものでもある。また、第二実施形態の化粧カバー1は鍔部23を有しないから、当接板部6の嵌合凹部9は不要であるが、第一実施形態の化粧カバー1としての使用も行ないたい場合は、図16に示すように、嵌合凹部9はそのまま形成しておいてもよい。
ここで、前記当接板部6に設けられた管嵌挿開口15は管41が嵌挿するものであり、カバー本体2の管嵌挿開口15の内径は管41の外径より僅かに大きく形成され、管41はカバー本体2の管嵌挿開口15内に嵌合する状態で挿通する。したがって、前記管41は管嵌挿開口15内を径方向に移動するのが規制される。なお、前記当接板部6は請求項の管嵌挿開口の形成部に相当する。
前記カバー本体2の側壁部4の当接端部5には複数個、図14乃至図16においては3個の固定部11が突設されており、前記固定部11は地中埋設容器31の内壁面33に沿って延設されたフランジ12と、前記フランジ12に穿設された取付孔13とで構成されている。また、前記側壁部4には、呼び線54を仮保持しておくための呼び線保持部14が突設されている。
更に、前記カバー本体2の当接板部6の裏面側には、管41の外径と対応して円周状の打抜きを可能とするノック10が設けられている。このため、図16に示すように、管41の外径が二点鎖線イで示す小径の場合は、前記管41は前記ノック10が打抜かれていない管嵌挿開口15を嵌挿し、管41の外径が二点鎖線ロで示す大径の場合は、前記ノック10を打抜くことにより管嵌挿開口15を拡径して嵌挿することができるから、1つの化粧カバー1で大小2種の管41を嵌挿できる。
前記管嵌挿開口15を貫通した管41の管端42には、ベルマウス55が取付けられている。前記ベルマウス55は引込時にケーブル51が傷付くのを防止するために一般に管端42に取付けられるものであり、引込開口56を有する鍔部57に管端42に係合する筒状部58が一体に設けられている。但し、第二実施形態の化粧カバー1は、管端42に前記ベルマウス55が取付けられず、単に管41が貫通孔35を貫通する場合にも、同様に適用される。
次に、上記第二実施形態の化粧カバーの作用を説明する。
この化粧カバー1は、第一実施形態の化粧カバー1と同様に、カバー本体2の当接端部5が地中埋設容器1の内壁面33に当接して前記シール材52及び管貫通部を全体的に覆っているから、シール材52の仕上面は外部に露出せず、管貫通部における外観が向上する。また、地中埋設容器31の内部34の異物がシール材52の外表面に付着するのが防止され、この部分の外観が低下するのが防止されるとともに、これらの異物が前記シール材52に付着するのが防止されることによって該シール材52の外表面が傷付いたり、劣化するのが防止され、止水性が維持される。
そして、前記化粧カバー1は固定部11において螺子53を介して地中埋設容器31の内壁面33に固定されており、かつ、貫通孔35を貫通した管41が前記化粧カバー1の管嵌挿開口15に嵌挿されているから、管41は管嵌挿開口15の開口周縁部15aと当接して該管嵌挿開口15内を径方向に移動するのが規制される。その結果、前記管41は管貫通部の周辺において軸心と直交する方向にたわむのが阻止されるので、前記管41が内壁面33と貫通孔35との間に充填されているシール材52に無理な力を及ぼして該シール材52がひび割れするのを防止することができ、止水性を確保できる。
ところで、前記管41は外周面が凹凸面に形成された波付管であるから、管41の配置状態によっては、化粧カバー1の管嵌挿開口15の開口周縁部15aが前記管41の凹部と対向することがある。すると、管41はその凹凸面の段差分だけ該管41の軸心と直交する方向にたわむのが可能となる。そこで、例えば、図17に示すように、化粧カバー1の管嵌挿開口15の開口周縁部15aに所定長さの円筒状のスリーブ16等の当接部を一体または別体として取付けて、常に管41の凸部が前記管嵌挿開口15の開口周縁部15aの部分に当接できるようにしてもよい。
また、前記化粧カバー1は、カバー本体2と当接板部6とを別体構造とし、例えば、前記当接板部6の外周端部に雄ねじを設け、カバー本体2の端部内面に雌ねじを設けて螺着されるものとしてもよい。この場合は、カバー本体2に対して当接板部6を管41の軸方向に螺進退して該当接板部6に形成された管嵌挿開口15の開口周縁部15aの位置を調整し、管41の凸部に位置合わせすることが可能となる。更に、管41の大きさに対応して、管嵌挿開口15が形成された前記当接板部6のみを交換することも可能となる。
〈管用ベルマウス〉
前記第一実施形態の化粧カバーは管貫通部に充填されたシール材52を覆うとともに管端を支持し得るものであるが、カバー本体2に別体として取付けられる筒状体21は、引込時にケーブル51が傷付くのを防止する引込開口3が形成されており、管端に取付けられる通常のベルマウスと同様の機能を有する。したがって、この第一実施形態の化粧カバー1は、ベルマウスを主体としてみれば、シール材51を覆うカバー部材を備えた管用ベルマウスと言うこともできる。そこで、第一実施形態の化粧カバーに対応した管用ベルマウスの構成を請求項10乃至請求項13に記載した。
ここで、第一実施形態の化粧カバー1の筒状体21の鍔部23は、請求項10乃至請求項13に記載の管用ベルマウスにおけるベルマウス本体に、同じく、化粧カバー1のカバー本体2は、管用ベルマウスにおけるカバー部に対応する。なお、請求項10は、固定部11と筒状体21の筒状部22とを備え、請求項11は、筒状体21の筒状部22を備え、請求項12は、固定部11を備えている。
〈ボイド形成資材〉
ところで、前記各実施形態のカバー本体2は、コンクリート壁等にボイドを形成する際の資材として使用することもできる。ここで、前記ボイドは、コンクリート壁等にケーブル51を貫通させるため、予め前記コンクリート壁等に形成される空所である。
図18及び図19において、管41の両端にはそれぞれ当接端部5が互いに反対側の外方向に臨む状態でカバー本体2が取付けられている。前記カバー本体2は第一実施形態のカバー本体2と同様の構成となっており、その挿通孔7内をベルマウス55の筒状部58が挿通し、管41の内部に係合することで、前記ベルマウス55の鍔部57と管端42とで挟持され、前記管端42に取付けられるようになっている。前記カバー本体2の当接端部5には、フランジ12に取付孔13が穿設されてなる固定11が複数個、図18では4個設けられている。ベルマウス55を介して管41の両端にそれぞれ取付けられた2個のカバー本体2は、外周に当接端部5が形成されている開口面17がそれぞれ管41の軸心と直交し、互いに平行する状態に配設されている。なお、この実施態様においては、前記カバー本体2の他、管41及びベルマウス55もコンクリート壁62にボイド61を形成するための資材となる。
このように構成されたカバー本体2を使用してボイド61をコンクリート壁62に形成するには、まず、管41の両端部にカバー本体2を配置し、ベルマウス55の筒状部58を該カバー本体2の内部側から挿通孔7に挿通し、管41の内部に係合させて、カバー本体2を両管端42に取付ける。次に、両外側から型枠63を立設して前記カバー本体2の開口面17の当接端部5に当接し、前記カバー本体2の固定部11を螺子53を介して前記型枠63に固定する。その後、両型枠63間にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後、脱型すれば、管41及びカバー本体2と同形状の空所からなるボイド61がコンクリート壁62に形成される。
この実施形態は、化粧カバー1のカバー本体2を管端42に対して前記第一実施形態及び第二実施形態とは逆向きに取付けてボイド61を形成する資材として使用するものを示す。なお、管端42へのカバー本体2の取付けはベルマウス55を用いて挟持する手段に限られるものではない。
ところで、上記各実施形態においては、カバー本体2の当接端部5にはゴム、軟質樹脂等からなるパッキングを取付ければ、地中埋設容器31の内壁面33や型枠63との密接性を高めることができる。
また、上記各実施形態におけるカバー本体2は、略円錐台状で椀状に形成したものを示しているが、これに限定されず、角錐台状等の形状に形成することもできる。
更に、管41は円筒状の波付管のものを示しているが、本発明は、これに限られず、四角筒状等の管或いは外表面に凹凸の形成されていない平滑管などにも同様に適用することができる。
本発明の第一実施形態の化粧カバーを管貫通部に取付けた状態を示す斜視図である。 図1の化粧カバーの断面図である。 図1の化粧カバーの分解斜視図である。 図1のカバー本体を示し、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 図1のカバー本体の断面図である。 図1の筒状体を示し、(a)は断面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。 図6の別の筒状体の一部破断側面図である。 図5のカバー本体に取付けた大径の筒状体の配置状態を示す断面図である。 図1の別の化粧カバーを管貫通部に取付けた状態を示す斜視図である。 図9のカバー本体の左側面図である。 図9の化粧カバーの呼び線保持部に呼び線の端部を保持した状態を示す断面図である。 図1の更に別の化粧カバーを示す断面図である。 図1の更に別の化粧カバーを示す断面図である。 本発明の第二実施形態の化粧カバーを管貫通部に取付けた状態を示す斜視図である。 図14の化粧カバーの断面図である。 図14のカバー本体のノックを示す断面図である。 図14の別の化粧カバーを示す断面図である。 コンクリート壁にボイドを形成するための各資材の取付状態を示す斜視図である。 同じく各資材の取付状態を示す断面図である。 従来の、地中埋設容器における管貫通部の取付状態を示す断面図である。 図20の管貫通部の拡大断面図である。
1 化粧カバー
2 カバー本体
3 引込開口
3a、15a 開口周縁部
5 当接端部
6 当接板部
7 挿通孔
9 嵌合凹部
10 ノック
11 固定部
12 フランジ
13 取付孔
14 呼び線保持部
15 管嵌挿開口
21 筒状体
22 筒状部
22a 螺合突起
23 鍔部
24 弾性係止片
31 地中埋設容器
33 内壁面
35 貫通孔
41 管
42 管端
51 ケーブル
52 シール材
54 呼び線

Claims (13)

  1. 地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられ、管と前記管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー本体と、
    前記管貫通部を貫通した管の端部に対応して設けられ、前記管の内部にケーブルを引込む引込開口と
    前記カバー本体に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部と、
    前記引込開口から延設されて前記管の内部に挿通される筒状部と
    を備えたことを特徴とする管貫通部の化粧カバー。
  2. 地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられ、管と前記管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー本体と、
    前記管貫通部を貫通した管の端部に対応して設けられ、前記管の内部にケーブルを引込む引込開口と、
    前記引込開口から延設されるとともに前記管に螺合することによって前記カバー本体の当接端部を前記地中埋設容器の内壁面に当接させる螺合突起が設けられ、前記管の内部に挿通される筒状部と
    を備えたことを特徴とする管貫通部の化粧カバー。
  3. 前記筒状部は、カバー本体とは別体の筒状体に形成されており、
    前記筒状体は、前記筒状部の一端に、前記引込開口を有する鍔部を備え、前記筒状部を前記カバー本体に形成した挿通孔に挿通して前記螺合突起を前記管に螺合させることにより、前記鍔部が前記カバー本体における引込開口側の端部と当接して前記鍔部と地中埋設容器の内壁面とで前記カバー本体を挟持すべく形成されていることを特徴とする請求項2に記載の管貫通部の化粧カバー。
  4. 前記カバー本体における引込開口側の端部に、筒状体の鍔部が嵌合する嵌合凹部が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の管貫通部の化粧カバー。
  5. 地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられ、管と前記管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー本体と、
    前記管貫通部を貫通した管の端部に対応して設けられ、前記管の内部にケーブルを引込むとともに、開口径が前記管の内径より小さく、該管の端部から該管の軸方向に離間して位置する引込開口と、
    前記カバー本体に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部と
    を備えたことを特徴とする管貫通部の化粧カバー。
  6. 前記引込開口は、その開口周縁部が円弧状の曲面に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の管貫通部の化粧カバー。
  7. 地中埋設容器の内壁面における管貫通部に取付けられ、管と前記管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー本体と、
    前記カバー本体に形成され、前記管が嵌合する状態で挿通されて該管がその軸心と直交する方向にたわむのを規制する管嵌挿開口と
    前記カバー本体に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部と
    を備えたことを特徴とする管貫通部の化粧カバー。
  8. 前記カバー本体における管嵌挿開口の形成部に、打抜いて外径の異なる管を嵌挿可能とするノックが形成されたことを特徴とする請求項7に記載の管貫通部の化粧カバー。
  9. 前記カバー本体は、管内に挿通された呼び線を保持する呼び線保持部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の管貫通部の化粧カバー。
  10. 地中埋設容器の管貫通部を貫通する管の端部に取付けられる管用ベルマウスであって、
    開口周縁部が円弧状の曲面に形成され、前記管の内部にケーブルを引込む引込開口を備えたベルマウス本体と、
    前記ベルマウス本体に設けられ、前記管と管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー部と、
    前記カバー部に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部と、
    前記ベルマウス本体の引込開口から延設されて前記管の内部に挿通される筒状部と
    を備えたことを特徴とする管用ベルマウス。
  11. 地中埋設容器の管貫通部を貫通する管の端部に取付けられる管用ベルマウスであって、
    開口周縁部が円弧状の曲面に形成され、前記管の内部にケーブルを引込む引込開口を備えたベルマウス本体と、
    前記ベルマウス本体に設けられ、前記管と管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー部と、
    前記ベルマウス本体の引込開口から延設されるとともに前記管に螺合することによって前記カバー部の当接端部を前記地中埋設容器の内壁面に当接させる螺合突起が設けられ、前記管の内部に挿通される筒状部と
    を備えたことを特徴とする管用ベルマウス。
  12. 地中埋設容器の管貫通部を貫通する管の端部に配設される管用ベルマウスであって、
    開口周縁部が円弧状の曲面に形成され、前記管の内部にケーブルを引込むとともに、開口径が前記管の内径より小さく、該管の端部から該管の軸方向に離間して位置する引込開口を備えたベルマウス本体と、
    前記ベルマウス本体に設けられ、前記管と管貫通部との間に充填されたシール材を内部に収容した状態で覆うカバー部と、
    前記カバー部に形成され、前記シール材より外側において前記地中埋設容器の内壁面に当接して固定される固定部と
    を備えたことを特徴とする管用ベルマウス。
  13. 前記管内に挿通された呼び線を保持する呼び線保持部を更に備えたことを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の管用ベルマウス。
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