JP2013248231A - 遊技機用の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ錠と鈎等を有する本体部とを分離して形成することによって、最外枠である前面扉枠にシリンダ錠を固定することができ、シリンダ錠を容易に交換可能であり、かつ鍵を外すことなく前面扉枠を開けることができる施錠装置を提供する。
【解決手段】遊技機用の施錠装置100は、シリンダ錠10と本体部20とからなる。シリンダ錠10は、円柱形状の底面に鍵挿入口12を有するシリンダ部11と、回動伝達部13とを有する。本体部20は、遊技機の内枠に直接取り付けられるベース部30と、ベース部30に取り付けられた被回動伝達部40と、被回動伝達部の回動を直線運動に変換するカム41と、それぞれ前面扉枠、外枠と係合して施錠、解錠する前面扉枠鈎50及び外枠鈎60と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機用の施錠装置に関する。
従来、遊技機用の施錠装置はシリンダ錠が内枠の縦枠に沿って取り付けられた本体部に取り付けられており、前面扉枠の一部にシリンダ錠が挿入可能なシリンダ挿入孔が設けられており、この挿入孔からシリンダ錠が前面扉の正面から露出するように配置されている。そして、この露出したシリンダ錠の鍵穴に鍵を差し込んで回動することでガラス窓枠等の鈎が解錠する(例えば、特許文献1)。
こうした従来の施錠装置は、シリンダ錠と本体部が一体であるため、シリンダ錠を独自のシリンダ錠に交換するためには、施錠装置の本体部とシリンダを分離しなければならないにもかかわらず、施錠装置が取り付けられている内枠は前面扉よりも内側に配置されているため、非常に作業がしづらいという問題点があった。また、一体に形成された本体部とシリンダ錠が内枠に取り付けられているため、前面扉を開けるためには、シリンダ錠を解錠した後に鍵を外さなければ、鍵が前面扉のシリンダ挿入孔の周囲と接触して前面扉枠を開けることができないという課題があった。
特開2012−24453号公報
そこで、本発明は、シリンダ錠と、鈎等を有する本体部と、を分離して形成することによって、最外枠である前面扉枠にシリンダ錠を固定することができ、シリンダ錠を容易に交換可能であり、かつ鍵を外すことなく前面扉枠を開けることができる施錠装置を提供することを目的する。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の遊技機用の施錠装置は、内枠と前面扉枠を有する遊技機の少なくとも前面扉枠を施錠する遊技機用の施錠装置において、
前記前面扉枠に設けられてなり、一方側に設けられた鍵挿入口と、前記鍵挿入口に挿入される鍵の回動による運動を伝達する他方側に設けられた回動伝達部とを有するシリンダ錠と、
前記内枠の縦枠部に沿って設けられるベース部と、前記ベース部に組み付けられ、かつ前記前面扉枠を施錠可能な前面扉枠鈎と、前記回動伝達部と係合可能な被回動伝達部と、前記被回動伝達部の回動を直接又は間接に前記前面扉枠鈎に伝達し、前記前面扉枠鈎を解錠するカム部材と、を有する本体部とを備えており、
前記前面扉枠が閉じた状態において、前記回動伝達部と前記被回動伝達部とが係合し、回動伝達部の回動を伝達可能となることを特徴とする。
本発明の遊技機用の施錠装置は、前面扉枠鈎を有する本体部とシリンダ錠とを分離可能にし、本体部は内枠に、シリンダ錠は前面扉枠に固定できるようにした。そのため、シリンダ錠を交換する場合は、従来のように作業のしづらい状態で内枠に取り付けられた状態のシリンダ錠から取り外すことなく、前面扉枠に取り付けられているシリンダ錠を取り外して独自のシリンダ錠に交換すればよい。このように、従来の施錠装置と比較して作業のし易い前面扉枠からシリンダ錠を交換することができる。また、本発明の遊技機用の施錠装置によれば、前面扉枠を開ける際に、シリンダ錠は前面扉枠に取り付けられているので、鍵をシリンダ錠に取り付けた状態であっても、鍵が前面扉のシリンダ挿入孔に干渉することはない。そのため、鍵を取り付けた状態のまま、前面扉を開けることができる。これにより、ホール従業員の作業の迅速化が図られる。また、前面扉枠にあらかじめシリンダ錠を取り付けておくことで、従来と比較して、シリンダ挿入孔を小さくすることができる。すなわち、従来であると蝶番によって回動する扉に円柱状のシリンダ錠が挿入されるため、どうしてもシリンダ挿入孔に遊びが必要であった。しかし、完全に前面扉に固定する形態となるので、シリンダ錠の円柱が隙間なく挿入可能な孔の大きさで十分なものとなる。そのため、不正行為等によって扉等が開錠される可能性をふせぐことができる。さらに、前面扉枠を閉じた状態にすれば、前記回動伝達部と前記被回動伝達部とが係合し、回動伝達部の回動を伝達可能となるので、閉じた状態においては、鍵を回動させることで被回動伝達部と連動しているカムによって施錠装置を解錠することができる。
また、本発明の遊技機用の施錠装置として、前記被回動伝達部は、突出して形成された凸部からなり、前記回動伝達部は、前記凸部と嵌合する凹部からなるものであってもよい。かかる構成を採用することによって、前面扉枠を閉じれば、凸部からなる被回動伝達部が回動伝達部である凹部に嵌合し、回動伝達部に伝達された鍵の回動を被回動伝達部に伝達することができる。そのため、被回動伝達部と連動しているカムによって施錠装置を解錠することができる。
さらに、本発明の遊技機用の施錠装置として、前記被回動伝達部は、前記凸部の側面から側方に突出する突出部と、前記回動伝達部は、前記突出部を挿入可能な切欠部を有するものであってもよい。かかる構成を採用することによって、簡単な構造によって回動伝達部の切欠部に突出部が挿入されて嵌合状態になり、回動伝達部に伝達された鍵の回動を被回動伝達部に伝達することができる。
さらに、本発明の遊技機用の施錠装置として、前記突出部は、前記凸部の根元から先端方向にスライド可能に形成され、かつ前記凸部の先端方向へ付勢されているものであってもよい。かかる構成を採用することによって、被回動伝達部の突出部と回動伝達部の切欠部の位置が一致していない状態で前面扉枠を閉じた場合であっても、回動伝達部が突出部を押し込みつつ前面扉枠を閉じることができる。また、この状態で前面扉枠を閉じた場合であっても、シリンダ錠の鍵を回動させて、突出部と切欠部の位置を一致させれば、切欠部に突出部が挿入されて嵌合状態になり、回動伝達部に伝達された鍵の回動を被回動伝達部に伝達することができ、再度、鍵を回動させることで被回動伝達部と連動しているカムによって施錠装置を解錠することができる。
さらに、本発明の遊技機用の施錠装置として、外枠と施錠可能であり、前記カムの回動によって解錠可能な外枠鈎を備えているものであってもよい。かかる構成を採用することによって、前面扉枠のみならず、外枠とも同一の施錠装置によって施錠、解錠を行うこと
図1は、第1実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100の構成の概略を示す斜視図である。図1Aは、正面、平面及び左側面を表す斜視図であり、図1Bは、背面、平面及び右側面を表す斜視図である。 図2は、第1実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100を遊技機200に取り付けた状態を表す側面図である。 図3は、第1実施形態にかかるカム41の動きを説明するための説明図である。 図4は、第1実施形態にかかる施錠装置100の前面扉枠鈎50及び前面扉枠鈎50を移動するベース部30の内側に配置される第1スライド板52を示す模式図である。 図5は、第1実施形態にかかる施錠装置100の外枠鈎60及び外枠鈎60を移動するベース部30の内側に配置される第2スライド板62、第3スライド板63及びピアノ線64を示す模式図である。 図6は、第1実施形態にかかるシリンダ錠10と、被回動伝達部40及びカム41の動きを表す模式図であり、図4Aは、前面扉枠230が施錠されている状態を示し、図4Bは、前面扉枠230を解錠している状態を示す。 図7は、第1実施形態にかかる施錠装置100の前面扉枠鈎50を開けた状態を示す模式図である。 図8は、第1実施形態にかかる施錠装置100の前面扉枠鈎50を開けた状態を示す模式図である。 図9は、第1実施形態にかかる施錠装置100の前面扉枠鈎50を閉じた状態を示す模式図である。 図10は、第2実施形態にかかる施錠装置100の被回動伝達部材40を示す斜視図である。
上記、本発明の遊技機用の施錠装置の実施形態について、図面に基づいて、詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではない。図1は、実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100の構成の概略を示す斜視図である。図1Aは、正面、平面及び左側面を表す斜視図であり、図1Bは、背面、平面及び右側面を表す斜視図である。図2は、実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100を遊技機200に取り付けた状態を表す側面図である。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100は、図1に示すように、シリンダ錠10と本体部20とからなる。施錠装置100が取り付けられる遊技機200は、図2に示すように、パチンコホール等の島に取り付けられる外枠210と、外枠210に蝶番(図示しない。)によって開閉可能に取り付けられた内枠220と、この内枠220に蝶番で開閉可能に軸支される前面扉枠230と、を備えている。
シリンダ錠10は、前面扉枠230の縦枠に取り付けられるものであり、図1に示すように、円柱形状の底面に鍵挿入口12を有するシリンダ部11と、この鍵挿入口12と反対側に取り付けられ、鍵挿入口12に挿入される鍵の回動に応じて同じ回動動作を行う回動伝達部13とを有する。回動伝達部13は、釣り鐘型の凹部をなし、対向する側面に切欠部14が形成されている。シリンダ錠10は、前面扉枠230に取り付けるため所定形状に折り曲げられた取付用鉄板15がシリンダ部11と回動伝達部13との間に配置されている。
本体部20は、遊技機200の内枠220側に取り付けられるものであり、遊技機200の内枠220に直接取り付けられるベース部30と、ベース部30に取り付けられた被回動伝達部40と、被回動伝達部の回動を直線運動に変換するカム41と、それぞれ前面扉枠230、外枠210と係合して施錠、解錠する前面扉枠鈎50及び外枠鈎60と、を備えている。
ベース部30は、遊技機200の内枠220の蝶番で軸支されていない側の縦枠に上下方向に取り付けられる。ベース部30は、金属板を折り曲げて長尺の薄い箱状に加工されており、その一部からベース部30に対して垂直に延出された取着板31を有している。よって、本体部20が遊技機200の内枠220に取り付けられた際に、ベース部30は遊技板に対して垂直に配置され、取着板31は遊技板と平行に配置される。また、取着板31は、前面扉枠230に取り付けられたシリンダ錠10に対応する位置に設けられる。取着板31には、被回動伝達部40及びカム41が回動可能に取り付けられる。一方、ベース部30の箱状体の内側には、図3、図4に示すように、上方、中位及び下方に前面扉枠鈎50を移動させる第1スライド板52、及び上下一対の外枠鈎60を移動させる第2スライド板62、第3スライド板63及びピアノ線64がベース部30に対してスライド可能に配置されている。
被回動伝達部40は、図1に示すように、先述した回動伝達部13の凹部に挿入可能な凸部に形成されており、凸部の内部は空洞をなし、凸部の側面には高さ方向の長孔に形成されたスライド孔44が設けられている。このスライド孔44から側方方向へ突出し、かつスライド孔44を上下にスライド可能なスライド部材45が内側に配置されている。スライド部材45は、被回動伝達部40内に配置されたバネ46によって凸部の先端方向へ付勢されている。よって、スライド部材45は上方から押圧することによって凸部の根元方向へスライドし、力を解放することによって先端方向へ戻される。被回動伝達部40は、前面扉枠230を閉じた際に、前述したスライド部材45を回動伝達部13の切欠部14に嵌合して、回動伝達部13の回動に合わせて回動される。
カム41は、被回動伝達部40と取着板31を介してネジで固定されており、被回動伝達部40の回動に合わせて回動する。カム41は、図3に示すように、第1係止部42及び第2係止部43が約80°の角度で回動中心から径方向に向けて突設されている。カム41は、コイルバネ47が設けられていて、力が加わっていない場合には、回動前の状態に復帰する。カム41は、左回動することによって、第1係止部42が侵入可能な第1係合溝51を有する第1スライド板52をスライド移動することができる。また、右回動することによって、第2係止部43が侵入可能な第2係合溝61を有する第2スライド板62をスライド移動することができる。
前面扉枠鈎50は、図4に示すように、前面扉枠230(図2参照)に設けられた被係止部(図示しない。)と係止して施錠可能な鈎状に形成されており、ベース部にスライド可能に配置される第1スライド板52の両端及び中央に設けられている。第1スライド板52はカム41の左方向の回動によってスライドし、前面扉枠鍵50は前面扉枠230の被係止部との係止状態が解かれ、解錠状態にすることができる。
外枠鈎60は、図5に示すように、外枠210(図2参照)に設けられた被係止部(図示しない。)と係止して施錠可能に鈎状に形成されており、ベース部にスライド可能に配置される第2スライド板62及び第3スライド板63にそれぞれ設けられている。第2スライド板62は、カム41の右方向の回動によってスライドする。第3スライド板63はピアノ線64を介して第2スライド板62と連結されており、第2スライド板62のスライドと同様の動きでスライドする。これらのスライド移動によって、外枠鈎50は外枠210の被係止部との係止状態が解かれ、解錠状態にすることができる。
以上のように構成された遊技機用の施錠装置100は、以下のように動作する。外枠210、内枠220、前面扉枠230が閉じられた状態では、遊技機用の施錠装置100は、図6Aに示すように、回動伝達部13の切欠部14と被回動伝達部40のスライド部材45が嵌合しており、コイルバネ47による初期位置への付勢により、初期位置に設置され、第1係止部42及び第2係止部43のいずれも解錠動作を行っていない状態にあり、図4に示すように、第1スライド板52は移動していない施錠位置に保持されている。
この状態からシリンダ錠10に専用鍵70を差し込んで回動動作を行うことによって、図6Bに示すように、専用鍵70の回動動作が回動伝達部13に伝達され、回動伝達部13の回動動作がスライド部材45を介して被回動伝達部40に伝達され、さらに、被回動伝達部40の回動動作がカム41に伝達されることになる。
専用鍵70を左回りに回動させると、図3に示したように、カム41が矢印Aの方向へ所定量回動する。すると、図4に示すように、第2係止部43が対応する第1係合溝51に侵入するとともに、侵入した第1係合溝51に係合して、第1スライド板52を同様の方向(矢印C)へ移動し、この第1スライド板52と連結されている前面扉枠鈎50が解錠する方向へ移動し、前面扉枠鈎50と前面扉枠230との係合状態が解除される。
係合状態が解除された前面扉枠230は、図7に示すように、専用鍵70を取り外すことなく、鍵挿入口12に差し込んだ状態のまま開けることができる。前面扉枠230を開けると、被回動伝達部40は、回動伝達部13の回動状態の力が外れるためコイルバネ47によって初期位置に復帰される。
この状態から前面扉枠230を閉じる場合には、まず、専用鍵70を回動し、回動伝達部13の切欠部14の位置を初期位置に復帰された被回動伝達部40のスライド部材45と嵌合する位置に復帰した状態で閉じれば、前述した図4の状態に復帰する。また、この際に、必ずしも回動伝達部材13の切欠部14の位置を初期位置に復帰させたのちに閉じる必要はなく、回動伝達部13を回動させた状態のまま前面扉枠230を閉じてしまった場合であっても、スライド部材45は、被回動伝達部40をスライド可能であるので、図9に示すように、回動伝達部13の釣り鐘型の開口辺によってスライド部材45を根元の方向へ押し込むようにスライドさせながら閉じることができる。この状態から専用鍵70を回動させて初期位置に復帰させれば、バネ46によってスライド部材45が初期位置に復帰され、全体として図6Aの状態に復帰させることができる。
一方、専用鍵70を右回りに回動させると、図3に示したように、カム41が矢印Bの方向へ所定量回動する。すると、第1係止部42が対応する第1係合溝51に侵入するとともに、侵入した第1係合溝51に係合して、第2スライド板62を同様の方向へ移動させる。第2スライド板62にピアノ線63で連結された第3スライド板63も同様の方向へ移動される。こうして、外枠鈎60が解錠する方向へ移動し、外枠鈎60と外枠の係合状態が解除される。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100は、被回動伝達部40が異なるのみで、他の構成は第1実施形態と同様である。そのため、被回動伝達部材40以外の構成については、説明を省略する。
第2実施形態にかかる被回動伝達部材40は、図10に示すように突出部45が、被回動伝達部材40の内側へスライドするように形成されている。突出部45の側辺45aは根元に向かうほど突出量が大きくなるように斜めに形成されている。突出部45は、前面扉を閉じる際に、回動伝達部13の切欠部14と嵌合される位置関係にある場合には、移動することなく切欠部14内に突出部45が挿入されて、スライド錠10を回動することにより、第1実施形態と同様に解錠することができる。一方で、回動伝達部13を回動させた状態で、切欠部14に突出部45が嵌合されない位置関係にある場合は、回動伝達部13の釣り鐘型の開口辺によってスライド部材45の側辺45aを滑るように移動する。この際に斜めに形成された側辺45aによって、突出部45は、被回動伝達部材40の内側への力がかかるため、スライドするように内側へ移動していきながら前面扉を閉じることができる。この状態から回動伝達部材13を回動させて初期位置に復帰させれば、スライド部材45を初期位置に復帰することができる。
以上のごとく製作された実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100によれば、シリンダ錠10が最も正面側に配置される前面扉枠230に、本体部20と分割可能に設けられているので、前面扉枠230を開ける際に、シリンダ錠10に専用鍵70を取り付けたまま開けることができる。
また、上述した実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100によれば、遊技場の管理者等がシリンダ錠10を独自のものに交換する際には、施錠装置100からシリンダ錠10を取り外す作業を行う必要がなく、前面扉枠230から取り付けられているシリンダ錠10を取り外して、独自のシリンダ錠を取り付ければよい。そのため、従来においては、作業のしづらい内枠に取り付けられている施錠装置からカム等その他の部品を取り外しつつ、シリンダ錠10を取り外す必要があったが、実施形態にかかる遊技機用の施錠装置によれば、容易かつ迅速にシリンダ錠10を交換することができる。また、この際に従来においては、
さらに、上述した実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100によれば、シリンダ錠10自体には、回動伝達部材13を取り付けるのみでよく、従来のようにカム41等その他の部品を取り付ける必要がなく、構成がシンプルなものとなる。
さらに、実施形態にかかる遊技機用の施錠装置100によれば、シリンダ錠10の鍵の位置を初期状態に戻すことなく、前面扉枠230を閉じた場合であっても、スライド部材45がスライドすることによって、回動伝達部13と被回動伝達部40が互いに干渉することなく前面扉枠230を閉じることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施の形態で示すように、遊技機用の施錠装置として使用することができる。
10...シリンダ錠、11...シリンダ部、12...鍵挿入口、13...回動伝達部、14...切欠部、15...取付用鉄板、20...本体部、30...ベース部、31...取着板、40...被回動伝達部、41...カム、42...第1係止部、43...第2係止部、44...スライド孔、45...スライド部材、46...バネ、47...コイルバネ、50...前面扉枠鈎、51...第1係合溝、52...第1スライド板、60...外枠鈎、61...第2係合溝、62...第2スライド板、70...専用鍵、100...施錠装置、200...遊技機、210...外枠、220...内枠、230...前面扉枠

Claims (6)

  1. 内枠と前面扉枠を有する遊技機の少なくとも前面扉枠を施錠する遊技機用の施錠装置において、
    前記前面扉枠に設けられてなり、一方側に設けられた鍵挿入口と、前記鍵挿入口に挿入される鍵の回動による運動を伝達する他方側に設けられた回動伝達部とを有するシリンダ錠と、
    前記内枠の縦枠部に沿って設けられるベース部と、前記ベース部に組み付けられ、かつ前記前面扉枠を施錠可能な前面扉枠鈎と、前記ベース部に前記回動伝達部と係合可能に設けられた被回動伝達部と、前記被回動伝達部の回動を直接又は間接に前記前面扉枠鈎に伝達し、前記前面扉枠鈎を解錠するカム部材と、を有する本体部とを備えており、
    前記前面扉枠が閉じた状態において、前記回動伝達部と前記被回動伝達部とが係合し、回動伝達部の回動を伝達可能となることを特徴とする遊技機用の施錠装置。
  2. 前記被回動伝達部は、突出して形成された凸部からなり、
    前記回動伝達部は、前記凸部と嵌合する凹部からなることを特徴とする請求項1記載の遊技機用の施錠装置。
  3. 前記被回動伝達部は、前記凸部の側面から側方に突出する突出部と、を有し、
    前記回動伝達部は、前記突出部を挿入可能な切欠部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機用の施錠装置。
  4. 前記突出部は、前記凸部の根元から先端方向にスライド可能に形成されてなり、かつ前記凸部の先端方向へ付勢されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機用の施錠装置。
  5. 前記突出部は、押圧することによって被回動伝達部内にスライド可能に形成され、かつ突出する方向へ付勢されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機用の施錠装置。
  6. 外枠と施錠可能であり、前記カムの回動によって解錠可能な外枠鈎を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の遊技機用の施錠装置。

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