JP2013246040A - 支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】支持装置の構造の複雑化を招くことなく、被支持体の傾き調整をより円滑になさせるようにする。
【解決手段】被支持体Mを三本の軸部材1…1によって傾き調整可能に支持する支持装置Sである。三本の軸部材1…1はそれぞれ、軸端10間にウォームホイール部11を備える。三本の軸部材1…1をそれぞれ螺進退可能に支持するベース2と、軸部材1のウォームホイール部11にかみ合うウォーム部30を備えた軸状操作体3とを有している。軸状操作体3は、ベース2に対し、三本の軸部材1…1のウォームホイール部11のいずれにもウォーム部30をかみ合わせない非接続位置と、三本の軸部材1…1のうちの一つのウォームホイール部11にウォーム部30をかみ合わせた接続位置との間に亘る移動可能に組み合わされている。接続位置に位置づけたこの軸状操作体3の捻回操作によって軸部材1の螺進退がなされる。
【選択図】図1
【解決手段】被支持体Mを三本の軸部材1…1によって傾き調整可能に支持する支持装置Sである。三本の軸部材1…1はそれぞれ、軸端10間にウォームホイール部11を備える。三本の軸部材1…1をそれぞれ螺進退可能に支持するベース2と、軸部材1のウォームホイール部11にかみ合うウォーム部30を備えた軸状操作体3とを有している。軸状操作体3は、ベース2に対し、三本の軸部材1…1のウォームホイール部11のいずれにもウォーム部30をかみ合わせない非接続位置と、三本の軸部材1…1のうちの一つのウォームホイール部11にウォーム部30をかみ合わせた接続位置との間に亘る移動可能に組み合わされている。接続位置に位置づけたこの軸状操作体3の捻回操作によって軸部材1の螺進退がなされる。
【選択図】図1
Description
この発明は、被支持体を三本の軸部材によって傾き調整可能に支持する支持装置の改良に関する。
3つのネジ部材によってミリ波レーダー装置を傾き調整可能に支持する装置として、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1に示されるものでは、3つのネジ部材に対応して3つのネジ締め装置が備えられている。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の支持装置の構造の複雑化を招くことなく、被支持体の傾き調整をより円滑になさせるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、支持装置を、被支持体を三本の軸部材によって傾き調整可能に支持する支持装置であって、
前記三本の軸部材はそれぞれ、軸端間にウォームホイール部を備えると共に、
前記三本の軸部材をそれぞれ螺進退可能に支持するベースと、
前記軸部材の前記ウォームホイール部にかみ合うウォーム部を備えた軸状操作体とを有しており、
この軸状操作体は、前記ベースに対し、前記三本の軸部材のウォームホイール部のいずれにも前記ウォーム部をかみ合わせない非接続位置と、前記三本の軸部材のうちの一つ又は二つのウォームホイール部に前記ウォーム部をかみ合わせた接続位置との間に亘る移動可能に組み合わされており、接続位置に位置づけたこの軸状操作体の捻回操作によって前記軸部材の螺進退がなされるようになっているものとした。
かかる構成によれば、軸状操作体の操作によって、三本の軸部材をそれぞれ所望の寸法分螺進退させて、被支持体の傾き調整をなすことができる。
前記三本の軸部材はそれぞれ、軸端間にウォームホイール部を備えると共に、
前記三本の軸部材をそれぞれ螺進退可能に支持するベースと、
前記軸部材の前記ウォームホイール部にかみ合うウォーム部を備えた軸状操作体とを有しており、
この軸状操作体は、前記ベースに対し、前記三本の軸部材のウォームホイール部のいずれにも前記ウォーム部をかみ合わせない非接続位置と、前記三本の軸部材のうちの一つ又は二つのウォームホイール部に前記ウォーム部をかみ合わせた接続位置との間に亘る移動可能に組み合わされており、接続位置に位置づけたこの軸状操作体の捻回操作によって前記軸部材の螺進退がなされるようになっているものとした。
かかる構成によれば、軸状操作体の操作によって、三本の軸部材をそれぞれ所望の寸法分螺進退させて、被支持体の傾き調整をなすことができる。
前記ベースを一対のベース板を有するものとし、前記軸部材をその軸端側をこのベース板に設けた軸受け穴に通して一対のベース板間にウォームホイール部を位置させた状態で支持させると共に、被支持体を、前記軸部材における前記軸受け穴を通じてベース板の外側に突き出された軸端において支持するようにしておくことが、この発明の好ましい態様の一つとされる。この場合に、前記軸状操作体に、一対のベース板間より外側に突き出された操作用把持部を備えさせておけば、軸状操作体の前記操作をこの操作用把持部を利用して容易且つ円滑になすことができる。
また、前記三本の軸部材のうちの二つを軸状操作体を挟んだ一方側に位置させ、かつ、残りの一つを軸状操作体を挟んだ他方側に位置させることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。
また、前記軸状操作体を、その軸線方向において間隔を開けた二カ所においてそれぞれ、この軸状操作体の軸支部とベース板に形成された案内溝に納まる被案内部とを備えたガイド体を介してベースに組み合わせるようにしておけば、軸状操作体は非接続位置と接続位置とに亘って規則的に移動可能となり、また、接続位置において軸状操作体はその軸線を中心に捻回可能となる。
この発明によれば、被支持体を支持する三本の軸部材を単一の軸状操作体の操作により螺進退させてこの被支持体の傾き調整をなすことができ、支持装置の構造の複雑化を招くことなく、かかる被支持体の傾き調整を円滑に行うことができる。
以下、図1〜図8に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる支持装置Sは、被支持体Mを傾き調整可能に支持するものである。かかる支持装置Sは、被支持体Mを三本の軸部材1…1によって支持するようになっている。また、かかる三本の軸部材1…1はそれぞれ螺進退可能にベース2に支持されている。図示の例では、三本の軸部材1…1はそれぞれ、その一方の軸端を被支持体Mに枢支させている。図示の例では、かかる軸部材1の一方の軸端に球状をなす自在継手Jの一方部分Jaを備えさせると共に、被支持体M側にこの一方部分Jaを相補的に納める凹球面状をなす自在継手Jの他方部分Jb(詳細は省略)を備えさせて、前記枢支をなすようにしている。これにより、三本の軸部材1…1を螺進退させることにより、被支持体Mの傾き調整が可能となっている。図示の例では、ベース2を構成する後述の一対のベース板20、20のうち、図2における右側に位置されるベース板20の外面20aを基準とした場合、被支持体Mの正面Maがこの外面20aに平行をなす位置から、上下方向及び左右方向に被支持体Mを傾動可能となっている。図示の例では、支持装置Sは、自動車の前方に図2における右側に位置されるベース板20が向けられるように、図2における左側に位置されるベース板20を自動車のボディ側に固定した状態で、図2における右側に位置されるベース板20から前方に突き出す軸部材1の軸端10によって前記被支持体Mとしての車両用レーダー装置の本体を傾き調整可能に自動車のボディ側に組み合わせるために利用しやすい構造となっている。図示の例では、ベース2の下端から下方に向けて後述の軸状操作体3が延び出しており、この軸状操作体3を操作することで前記車両用レーダー装置の本体の前記傾き調整を容易に行えるようになっている。図示の例とは異なり、この実施の形態にかかる支持装置Sは、被支持体Mの下方においてこれを支持するように用いることもでき、このように支持装置Sを用いた場合、被支持体Mの傾き調整に加えて、その高さ調整も可能となる。
前記三本の軸部材1…1はそれぞれ、二カ所の軸端10、10間にウォームホイール部11を備えている。図示の例では、かかる三本の軸部材1…1はそれぞれ、その長さ方向中程の位置に鍔状をなすと共に、突き出し端面にギア部を持ったウォームホイール部11を有している。また、かかる三本の軸部材1…1はそれぞれ、ウォームホイール部11を挟んだ一方側に、雄ネジ部12を備えている。より具体的には、軸部材1は前記ウォームホイール部11を挟んだ被支持体Mの枢支側を無ネジ部とし、これと反対の側に前記雄ネジ部12を備えている。
前記ベース2は、前記軸部材1の雄ネジ部12にかみ合う雌ネジ部を持った軸受け穴21を備え、この軸受け穴21によって前記三本の軸部材1…1をそれぞれ螺進退可能に支持するようになっている。この実施の形態にあっては、かかるベース2は一対のベース板20、20を有しており、軸部材1はその軸端10側をこのベース板20に設けた軸受け穴21に通してかかる一対のベース板20、20間にウォームホイール部11を位置させた状態で支持されている。図示の例では、一対のベース板20、20はそれぞれ、略正方形の板状を呈している。かかる一対のベース板20、20にはそれぞれ、その四つの隅部のうちの一つの隅部を除いた三つの隅部に、ベース板20を内外に貫通する前記軸受け穴21が形成されている。図示の例では、かかる一対のベース板20、20の一方においてのみ、その軸受け穴21内に前記雌ネジ部が形成されている。そして、一つの軸部材1の一方の軸端10側の雄ネジ部12が一対のベース板20、20の一方の軸受け穴21にねじ込み挿入され、かつ、この軸部材1の他方の軸端10側が一対のベース板20、20の他方の軸受け穴21に挿入されて、ベース板20の三つの隅部においてそれぞれ軸部材1が螺進退可能に支持されている。そして、被支持体Mは、かかる軸部材1における前記軸受け穴21を通じてベース板20の外側に突き出された軸端10によって、図示の例では、図2における右側に位置される軸端10によって、支持されるようになっている。図中符号22で示されるのは前記一対のベース板20、20間の間隔を一定に保つスペーサーであり、符号23で示されるのは一対のベース板20、20の他方の外面に形成された突出部である。図示の例では、かかるスペーサー22は、略正方形の板状を呈している。スペーサー22はその一辺を一対のベース板20、20の一方の内面20bに当接させ、かつ、この一辺に対向する他辺を一対のベース板20、20の他方の内面20bに当接させると共に、その板面をベース板20の一辺に沿わせるようにして、一対のベース板20、20間に介装されている。図示の例では、ベース2を左右に二分する仮想の中心線xを挟んだ右側に位置される一対のベース板20の辺間と、この仮想の中心線xを挟んだ左側に位置される一対のベース板20の辺間とにそれぞれ、スペーサー22が介装されている。(図2)
支持装置Sはまた、前記軸部材1の前記ウォームホイール部11にかみ合うウォーム部30を備えた軸状操作体3を有している。図示の例では、かかる軸状操作体3は、丸棒状を呈すると共に、その長さ方向中程の位置を挟んだ一方側に前記ウォーム部30を備えている。図示の例では、かかる軸状操作体3は、このウォーム部30が備えられた側を前記一対のベース板20、20の間に納め、これと反対の側をこの一対のベース板20、20間より外側に突き出させている。また、図示の例では、前記三本の軸部材1…1のうちの二つをかかる軸状操作体3を挟んだ一方側に位置させ、かつ、残りの一つをかかる軸状操作体3を挟んだ他方側に位置させるように、かかる軸状操作体3はベース2に組み合わされている。また、図示の例では、かかる軸状操作体3における一対のベース板20、20間より外側に突き出されている部分は、他の箇所よりも太径に構成されて操作用把持部31となっている。
そして、かかる軸状操作体3は、前記ベース2に対し、前記三本の軸部材1…1のウォームホイール部11のいずれにも前記ウォーム部30をかみ合わせない非接続位置と、前記三本の軸部材1…1のうちのいずれか一つウォームホイール部11に前記ウォーム部30をかみ合わせた接続位置との間に亘る移動可能に組み合わされている。図示の例では、軸状操作体3は、その軸線x’を前記仮想の中心線xに沿わせると共に、ベース2内から操作用把持部31側を最も引き出させた基準位置(図1の位置)において前記三本の軸部材1…1のウォームホイール部11のいずれにも前記ウォーム部30をかみ合わせないようになっている。
そして、第一に、かかる軸状操作体3は、前記基準位置からそのウォーム部30が図1における前記ベース板20の右下隅に位置される軸部材1のウォームホイール部11に突き当たる位置まで右側に回動させることで、この右下隅に位置される軸部材1のウォームホイール部11にのみそのウォーム部30をかみ合わせるようになっている。(図6/第一接続位置)
また、第二に、かかる軸状操作体3は、前記基準位置からそのウォーム部30が図1における前記ベース板20の左下隅に位置される軸部材1のウォームホイール部11に突き当たる位置まで左側に回動させることで、この左下隅に位置される軸部材1のウォームホイール部11にのみそのウォーム部30をかみ合わせるようになっている。(図7/第二接続位置)
また、第三に、かかる軸状操作体3は、前記基準位置からベース2内に最も押し込んだ状態から、そのウォーム部30が図1における前記ベース板20の左上隅に位置される軸部材1のウォームホイール部11に突き当たる位置まで右側に回動させることで、この左上隅に位置される軸部材1のウォームホイール部11にのみそのウォーム部30をかみ合わせるようになっている。(図8/第三接続位置)
そして、この実施の形態にかかる支持装置Sにあっては、前記各接続位置に位置づけたこの軸状操作体3の、前記軸線x’を中心とした捻回操作によって前記軸部材1の螺進退がなされるようになっている。これにより、この実施の形態にかかる支持装置Sにあっては、軸状操作体3の操作によって、三本の軸部材1…1をそれぞれ所望の寸法分螺進退させて、被支持体Mの傾き調整をなすことができる。図示の例では、かかる軸状操作体3の操作は、一対のベース板20、20間より外側に突き出された操作用把持部31によって容易且つ円滑になすことができる。なお、図示の例とは別に、前記接続位置において、軸状操作体3のウォーム部30が、三本の軸部材1…1のうちの二つに対しそのウォームホイール部11に同時にかみ合うようにしておいても良い。
また、この実施の形態にあっては、軸状操作体3は、その軸線x’方向において間隔を開けた二カ所においてそれぞれ、この軸状操作体3の軸支部40とベース板20に形成された案内溝24、25に納まる被案内部41とを備えたガイド体4を介してベース2に組み合わされている。これにより、この実施の形態にあっては、軸状操作体3は非接続位置と接続位置とに亘って規則的に移動されると共に、接続位置において軸状操作体3をその軸線x’を中心に捻回できるようにしている。
図示の例では、軸状操作体3における一対のベース板20、20間に位置される箇所は、二カ所の細径の無ネジ部32、32により三つの太径部に分割されており、この三つの太径部のうちの中間の太径部を除いた二カ所が前記ウォーム部30となっている。一方、前記ガイド体4は、一対のベース板20、20の一方の内面に対する第一摺接辺部42と、一対のベース板20、20の他方の内面に対する第二摺接辺部43と、両摺接辺部42、43間に亘る側辺部44とを有する板状を呈している。そして、このガイド体4の中央に、前記軸支部40としての前記軸状操作体3の無ネジ部32の挿通穴40aが形成されている。そして、図示の例では、軸状操作体3は、図1における上側の無ネジ部32と、図1における下側の無ネジ部32とにおいてそれぞれ、ガイド体4によって支持されている。図示の例では、ガイド体4の側辺部44の一つにおいて外方に開放された割り溝45が前記挿通穴40aに連通しており、この割り溝45を利用してこの挿通穴40aに無ネジ部32を前記軸線x’に直交する向きから割り溝45の溝幅を弾性的に押し広げながら導入できるようになっている。かかる割り溝45の前記挿通穴40aとの連通箇所の溝幅は、前記軸状操作体3の無ネジ部32の直径よりも小さく、前記のように挿通穴40aに導入された無ネジ部32は前記挿通穴40a内に保持されるようになっている。
一方、一対のベース板20、20にはそれぞれ、前記仮想の中心線x上において図1の上下に間隔を開けて、案内溝24、25が形成されている。図1の上側に位置される案内溝24は、前記仮想の中心線xに沿った垂直溝部24aと、この垂直溝部24aの上端より左側に延びる分岐溝部24bとを備えている。一方、図1の下側に位置される案内溝25は、前記仮想の中心線xに沿った垂直溝部25aと、この垂直溝部25aの下端より左側に延びる左側分岐溝部25bと、この垂直溝部24aの下端より右側に延びる右側分岐溝部25cとを備えている。
また、前記ガイド体4は、第一摺接辺部42の中央からこの第一摺接辺部42に直交する向きに突き出す短寸の円柱状をなす被案内部41と、第二摺接辺部43の中央からこの第二摺接辺部43に直交する向きに突き出す短寸の円柱状をなす被案内部41とを備えている。そして、図1の上側に位置されるガイド体4の各被案内部41が対応するベース板20の図1の上側に位置される案内溝24に収められ、かつ、図1の下側に位置されるガイド体4の各被案内部41が対応するベース板20の図1の下側に位置される案内溝25に収められている。
図示の例では、軸状操作体3が基準位置にあるとき、図1の上側に位置されるガイド体4の被案内部41はこれを納める案内溝24の垂直溝部24aの下端に位置され、かつ、図1の下側に位置されるガイド体4の被案内部41はこれを納める案内溝25の垂直溝部25aの下端に位置されるようになっている。図示の例では、ベース2には、軸状操作体3をこの基準位置に位置づけさせるための付勢手段5が備えられている。図示の例では、かかる付勢手段5は、一方の腕部51を一対のベース板20、20の一方に固定させ、かつ、他方の腕部52を図1における上側のガイド体4に当接させると共に、コイル部53をこの上側のガイド体4よりも上側に位置させてこの上側のガイド体4に下方に向けた付勢力を作用させるねじりコイルバネ50によって構成させている。図1の下側に位置されるガイド体4の被案内部41を納める案内溝25の垂直溝部25aの下端には、被案内部41の下端を左右から挟むように形成された小突起25dが形成されており、前記バネ50とこの小突起25dにより軸状操作体3が基準位置にある状態は安定的に維持される。
基準位置にある軸状操作体3を前記バネ50の付勢に抗して図1の上側に向けてやや押し込みながらその操作用把持部31を右に引く操作をすると、下側に位置されるガイド体4の被案内部41に対する前記小突起25dによる保持は解かれ、軸状操作体3は上側に位置されるガイド体4の被案内部41を回動中心として前記第一接続位置まで回動される。(図6)
また、基準位置にある軸状操作体3を前記バネ50の付勢に抗して図1の上側に向けてやや押し込みながらその操作用把持部31を左に引く操作をすると、下側に位置されるガイド体4の被案内部41に対する前記小突起25dによる保持は解かれ、軸状操作体3は下側に位置されるガイド体4の被案内部41を回動中心として前記第二接続位置まで回動される。(図7)
また、基準位置にある軸状操作体3を前記バネ50の付勢に抗して、図2の上側に位置されるガイド体4の被案内部41がこれを納める案内溝24の垂直溝部24aの上端に突き当たり、かつ、図2の下側に位置されるガイド体4の被案内部41がこれを納める案内溝25の垂直溝部25aの上端に突き当たる位置まで押し込んだ後、その操作用把持部31を右に引く操作をすると、軸状操作体3は下側に位置されるガイド体4の被案内部41を回動中心として前記第三接続位置まで回動される。(図8)
M 被支持体
1 軸部材
10 軸端
11 ウォームホイール部
2 ベース
3 軸状操作体
30 ウォーム部
1 軸部材
10 軸端
11 ウォームホイール部
2 ベース
3 軸状操作体
30 ウォーム部
Claims (5)
- 被支持体を三本の軸部材によって傾き調整可能に支持する支持装置であって、
前記三本の軸部材はそれぞれ、軸端間にウォームホイール部を備えると共に、
前記三本の軸部材をそれぞれ螺進退可能に支持するベースと、
前記軸部材の前記ウォームホイール部にかみ合うウォーム部を備えた軸状操作体とを有しており、
この軸状操作体は、前記ベースに対し、前記三本の軸部材のウォームホイール部のいずれにも前記ウォーム部をかみ合わせない非接続位置と、前記三本の軸部材のうちの一つ又は二つのウォームホイール部に前記ウォーム部をかみ合わせた接続位置との間に亘る移動可能に組み合わされており、接続位置に位置づけたこの軸状操作体の捻回操作によって前記軸部材の螺進退がなされるようになっていることを特徴とする支持装置。 - ベースは一対のベース板を有しており、軸部材はその軸端側をこのベース板に設けた軸受け穴に通して一対のベース板間にウォームホイール部を位置させた状態で支持されていると共に、
被支持体は、前記軸部材における前記軸受け穴を通じてベース板の外側に突き出された軸端において支持されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の支持装置。 - 軸状操作体は、一対のベース板間より外側に突き出された操作用把持部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の支持装置。
- 三本の軸部材のうちの二つは軸状操作体を挟んだ一方側に位置され、かつ、残りの一つは軸状操作体を挟んだ他方側に位置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の支持装置。
- 軸状操作体は、その軸線方向において間隔を開けた二カ所においてそれぞれ、この軸状操作体の軸支部とベース板に形成された案内溝に納まる被案内部とを備えたガイド体を介してベースに組み合わされていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の支持装置。
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Cited By (1)
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JP2021048289A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 川崎重工業株式会社 | 傾き調整装置、及びそれを備えるロボット |
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