JP2009031436A - 回動制限装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動可能な範囲内で所望する方向に表示パネルを回動させて視聴することを可能とした回動制限装置及び表示装置を提供する。
【解決手段】回動範囲制限機構装置3は、回動部3a、固定部3b、回動範囲制限機構3dを備える。回動範囲制限機構3dは、回動制限板13、トーションバネ15、2段階スイッチ16、ラッチバネ17、板バネ19を備える。左右両方の2段階スイッチ16のつまみ16aを持上げ、表示パネル1を回動させると、回動部3aと共に回動部摺動板6のスリット穴6bが回動する。回動部摺動板6のスリット穴端部6cに2つの支柱10がぶつかったところで、表示パネル1の回動がとまる。スリット穴6bの長さが長いほど回動角は大きくなり、スリット穴6bの長さが短いほど回動角は小さくなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示パネルの回動範囲の制限や制限解除を行う場合に好適な回動制限装置及び表示装置に関する。
近年、大型のプラズマディスプレイ装置や液晶ディスプレイ装置(以下表示装置と表記)が実用化されている。表示装置の表示パネル(ディスプレイ)には視角範囲があり、視聴する角度が限られるので、視聴する位置に応じて表示パネルが回動すると視聴範囲が広がる。また、表示パネルが大きく回動すれば、周辺機器(例えばDVD再生録画機など)のケーブルを表示パネル背面のコネクタに接続する際にコネクタにアクセスしやすくなるなど、作業性が向上する。
そこで、表示パネルを見る位置に応じて表示画面を正面から見ることが可能で、更に必要に応じて表示パネル背面へアクセスしやすいように表示パネルを回動させる機構を備えた表示装置に対する需要が高まっている。表示パネルの回動機構に関する技術としては下記に示すものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図17は、従来例(特許文献1)に係る表示パネルの回動機構を示す分解斜視図である。
図17において、表示パネルの回動機構は、表示パネルの背面に取付けられる回動部101と、回動部101を支持する固定部102から構成される。固定部102は、表示パネル側に突出した球面からなる受け面103を有する。回動部101は、受け面103に沿って摺動可能な球面からなる摺動面104を有する。これにより、表示パネルを回動可能としている。
一般的に、回動部と固定部の間の摺動する部分に凹凸をなくし、摺動しやすい樹脂製の摺動材を必要に応じて摺動面に設けるなどにより、回動部が固定部に対し円滑に回動するように構成される。また、図17では回動部101の摺動面104と固定部102の受け面103が球面であるが、これらを平面にし、回動部101を上部機構とし固定部102を下部機構とした場合は、表示パネルが水平方向に回動する。
特開2004−240163号公報
上記図17に示した従来の回動機構を備えた表示パネルでは、表示パネルの回動角が大きいほど表示パネルを正面で見ることができる視聴範囲の自由度が広がる。しかし、表示パネルの大型化に伴い、表示パネルが同一の回動角度でも回動時の使用範囲が大きくなるので、ユーザにとっては視聴範囲の自由度が狭くなっても回動角度の範囲を規制した方が望ましい場合がある。また、表示パネルが大型化すると回動角度の微調整がしずらくなるため、表示パネルが回り過ぎることがある。
本発明の目的は、回動可能な範囲内で所望する方向に表示パネルを回動させて視聴することを可能とした回動制限装置及び表示装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、表示パネルの回動範囲を制限する回動制限装置において、基部に固定される固定部と、前記固定部の上部に連結され前記表示パネルを支持部材を介して水平方向に回動可能に支持する回動部と、前記回動部の回動範囲を制限する回動範囲制限機構と、を装備し、前記回動範囲制限機構は、前記支持部材を中心に回動可能な回動制限板と、前記回動制限板に係止可能に設けられ前記回動制限板の回動範囲を制限すると共に回動範囲の制限を解除可能な操作部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回動範囲を制限し回動範囲の制限を解除可能な回動範囲制限機構を設けているため、ユーザは表示パネル周辺の障害物を気にすることなく、回動可能な範囲内で所望の方向に表示パネルを回動させて視聴することが可能となる。また、回動方向に応じて回動範囲を任意の範囲に制限することが可能となる。また、表示パネル背面側に対する機器類の接続など表示パネルを大きく回動する必要がある場合は、容易に回動範囲の制限を解除して表示パネルを回動させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る回動制限装置としての回動範囲制限機構装置を装備した表示装置を示す正面図である。図2は、図1の回動範囲制限機構装置を装備した表示装置を示す側面図である。本発明の回動範囲制限機構装置は、一般にはディスプレイスタンドとして用いられる。
図1及び図2において、表示装置は、表示パネル1、台座プレート2、回動範囲制限機構装置3から構成されている。表示パネル1(ディスプレイ)は、台座プレート2(基部)に対し回動範囲制限機構装置3により水平方向に回動可能に支持されている。本実施の形態では、表示パネル1は、電子放出素子を用いた薄型画像表示部、電気回路、スピーカ、チューナ、支持構造体(以上不図示)等を内蔵しており、テレビ放送を視聴することが可能である。
台座プレート2は、表示パネル1の底部側に回動範囲制限機構装置3を介して配置されている。台座プレート2は、表示パネル1が転倒しないよう安定した姿勢を維持するために、表示装置全体の質量を支える剛性を備えると共に一定の平面積を有する板状の構成部品であり、テレビ台などの基部に載置される。
回動範囲制限機構装置3は、表示パネル1の底部と台座プレート2の上面部にそれぞれねじ(不図示)により固定されており、台座プレート2と共に表示パネル1の支持部を構成している。回動範囲制限機構装置3は、後述する回動部と固定部と回動範囲制限機構を備えている。
図3は、回動範囲制限機構装置3における表示パネル1を回動させる機構部の正面図である。図4は、図3の表示パネル1を回動させる機構部の平面図である。
図3及び図4において、回動範囲制限機構装置3は、回動部3aと、固定部3bと、回動範囲制限機構3dから構成されている。
先ず、回動範囲制限機構装置3を構成する回動部3aについて説明する。回動部3aは、はり4(支持部材)、締結部5(支持部材)、回動部摺動板6、段付きねじ7を備えている。回動部3aは、固定部3bの上部に連結され表示パネル1を水平面内で回動可能に支持する。
はり4は、表示パネル1の底部に対し密着状態に配置されることで表示パネル1を支持する剛性を有する部品である。はり4は、表示パネル1の底部にねじ(不図示)により固定される。
締結部5は、全体が削り加工または一部がプレス加工により形成された金属製の円柱形状または角柱形状の剛性を有する締結部品である。締結部5は、はり4の中央部にねじ止め或いは溶接或いはカシメ加工により固定され一体化される。締結部5の下端部の中央部には、雌ねじ部5aが設けられ、締結部5の外周部には、凸部5bが一体に形成されている。
回動部摺動板6は、プレス加工により形成された剛性を有する金属製の円形状の板である。回動部摺動板6の上面部には、締結部5がねじ(不図示)により締結され、回動部摺動板6の下面部は、摩擦係数を下げるための平滑処理が施されている。回動部摺動板6の中央部には、段付きねじ7が貫通する穴6aが形成されている。穴6aは、固定部3bに対して回動部3aが回動する際の回動中心3cとなる。
回動部摺動板6の周縁部には、2つのスリット穴6bが穴6aを中心として円弧を描くように一定の幅でプレス加工またはレーザ加工により形成されている。スリット穴6bの長手方向(図4の水平線に対する角度θ1、θ2の方向)の位置は、任意に設定することができる。2つのスリット穴6bは、回動中心3cを基準に左右対称に配置されている。回動部摺動板6の上部には、凸部6dがプレスによる絞り加工により一体化されて形成されている。
段付きねじ7は、全体が削り加工または一部がプレス加工により形成された金属製の部品である。段付きねじ7は、先端部を構成する雄ねじ7aと、雄ねじ7aに連設され雄ねじ7aより大きい直径を有する円柱部7bと、円柱部7bに連設され円柱部7bより大きい直径を有するフランジ部7cから構成されている。雄ねじ7aは、回動部摺動板6の穴6aを貫通し、更に締結部5の雌ねじ部5aに嵌合し締結されている。尚、雄ねじ7a、円柱部7b、フランジ部7cそれぞれの直径の中心は同一軸上にあり、回動中心3cと一致する。
以上の構成により、回動部3aの各部品(はり4、締結部5、回動部摺動板6、段付きねじ7)は一体となり、回動可能となる。
次に、回動範囲制限機構装置3を構成する固定部3bについて説明する。固定部3bは、固定部摺動板8、摺動材9、支柱10、支柱10’、固定板11を備えている。
固定部摺動板8は、プレスによるしぼり加工により凹部が中央部に形成された円形状の金属板であり、2つの平らな面8a、8bを備えている。平らな面(上面)8aは、摺動材9、支柱10及び支柱10’が固着される上面となる。平らな面(底面)8bは、固定部摺動板8の円形状の底面に相当する部分であり、固定板11に当接する。固定部摺動板8の径方向中央部には、段付きねじ7の円柱部7bが回動可能に嵌合する中央穴8cが設けられている。
摺動材9は、摩擦係数の低い樹脂材料から形成されており、回動部摺動板6と当接する面は平滑処理が施されている。摺動材9は、固定部摺動板8の平らな面8aにねじまたは接着(不図示)により固着される。摺動材9は、回動部摺動板6のスリット穴6bに接触しない位置で、回動中心3cに対しスリット穴6bの内側に放射状に少なくとも3個以上(本実施の形態では4個)配置される。尚、摺動材9は、回動部3aが傾かないようにその質量を分散して支えるために、図4において回動中心3cに対し正n角形(nは整数で3以上)になるように略均等に配置される。
支柱10は、金属製の円柱状の棒であり、固定部摺動板8の中央穴8cに対して支柱10’と左右対称に、固定部摺動板8の平らな面8aにねじ止め或いは溶接或いはカシメ加工により固着されている。支柱10は、回動中心3cに対して放射状に回動部摺動板6のスリット穴6bの縁部分に接触しないよう、且つスリット穴6bの長手方向(角度θ1、θ2の方向)の中央部に、回動中心3cを基準に支柱10’と左右対称に配置されている。
支柱10’は、回動中心3cを基準に支柱10と左右対称に配置される。支柱10’は支柱10と同様の構成であり詳細説明は省略する。
回動部3aが回動すると回動部3aの動きに合わせて回動部摺動板6のスリット穴6bも回動し、スリット穴端部6cと支柱10及び支柱10’がぶつかるところで回動部3aの回動が阻止され、回動が止まる。回動部3aは、左回動、右回動のどちらの回動でも同じ動きをする。スリット穴6bの長さを長くすると(θ1+θ2の角度を大きくする)回動範囲は大きくなり、スリット穴6bの長さを短くすると(θ1+θ2の角度を小さくする)回動範囲は小さくなる。ここで、スリット穴6bと支柱10及び支柱10’により回動範囲制限機構装置3の初期の回動範囲が決まる。
固定板11は、固定部摺動板8の平らな面(底面)8bより直径の大きい円形状の板であり、中央部に段付きねじ7のフランジ部7cが貫通可能な穴11aが形成されている。固定板11は、固定部摺動板8の底面8bに対しねじ止め或いは溶接或いはカシメ加工(不図示)により固着される。また、固定板11は、台座プレート2に対する固定箇所とする部分にねじを通す穴(不図示)を複数備えている。
次に、回動範囲制限機構装置3を構成する上記図3及び図4で説明を省略した回動範囲制限機構3dについて図5乃至図7に基づき説明する。尚、上記図1乃至図4で説明した部品名称と符号はそのまま利用する。
図5は、回動範囲制限機構装置3の正面図である。図6は、図5の回動範囲制限機構装置3の左側の一部の正面図である。図7は、図5の回動範囲制限機構装置3の回動範囲制限機構3dの左側構成部品の平面図である。
図5乃至図7において、回動範囲制限機構3dは、回動制限板13、13’、摺動ブロック14、14’、トーションバネ15、15’、2段階スイッチ16、16’、ラッチバネ17、17’、板バネ19、19’を備えている。前記各部材は、右側の回動方向と左側の回動方向にそれぞれ対応して設けられている。
回動制限板13は、剛性を有する金属製で且つ切欠き部を有する扇形状の平板であり、プレス加工またはレーザ加工により形成されている。回動制限板13は、中央穴13a、バネ穴13b、ラッチ穴13c、支柱接触部13dを備えている。中央穴13aは、プレス加工により抜かれた穴であり、締結部5が回動可能に嵌合される。これにより、回動制限板13は、締結部5を中心に回動可能になっている。バネ穴13bは、中央穴13aの近傍にプレス加工により形成された貫通部である。
ラッチ穴13c(係止穴)は、中央穴13aに対し放射状に複数連続して周縁部に沿って配置された四角い形状の穴であり、プレス加工またはレーザ加工により形成されている。支柱接触部13dは、切欠き部を臨む位置に形成され、固定部摺動板8に固着された支柱10と回動制限板13が接触する部分である。回動制限板13は、中央穴13aの付近を締結部5の凸部5bと回動部摺動板6の凸部6dにより、図5の上下方向の位置を規制され、且つ円滑に回動するように挟み込まれている。
回動制限板13’は、回動中心3cを基準に回動制限板13と完全な左右対称な形状に形成されている。回動制限板13’の詳細説明は省略する。
摺動ブロック14は、鋳造製の金属または樹脂により形成されており、凹部14aの表面は平滑処理が施されている。摺動ブロック14は、回動部摺動板6にねじ止め或いは接着(不図示)により固着されている。摺動ブロック14は、回動範囲内にある回動制限板13の扇形外周端部の上下位置を規制できるように回動中心3cに対し放射状に複数(図7では片側2箇所)設けられている。
摺動ブロック14’は、回動中心3cを基準に摺動ブロック14と左右対称に配置されている。摺動ブロック14’の凹部14’aの位置は、摺動ブロック14の凹部14aの位置よりも高く設定されている。摺動ブロック14’のその他の詳細説明は省略する。
トーションバネ15(付勢手段)は、一端部を構成するL形の係止部15a、他端部を構成するO形の係止部15b、係止部15aと係止部15bの間を構成するコイル部15cを備えている。コイル部15cは、締結部5に適度な隙間をもって挿入可能な直径を有するコイル状に形成されている。L形の係止部15aは、回動制限板13のバネ穴13bに係止され、O形の係止部15bは、支柱10に係止され、コイル部15cは、締結部5に挿入される。トーションバネ15により、回動制限板13は、その切欠き部を臨む位置にある支柱接触部13dが常に支柱10に当接するように付勢されている。
トーションバネ15’は、回動中心3cを基準にトーションバネ15と完全な左右対称な形状に形成されている。トーションバネ15’の詳細説明は省略する。
2段階スイッチ16(操作部材)は、適度な剛性を有する鋳造製の金属または樹脂により形成されており、上下方向にスライド可能な構造を有するスライド部材である。2段階スイッチ16は、つまみ16a、第1の嵌合部16b(決定手段、凹部)、第2の嵌合部16c(決定手段、凹部)、スライダ16dを備えている。2段階スイッチ16は、回動制限板13に係止可能に設けられており、回動範囲を制限すると共に回動範囲の制限を解除することが可能である。
つまみ16aは、ユーザがつまむ個所であり、表面には滑り止め仕上げ(不図示)が施されている。第1の嵌合部16b、第2の嵌合部16cは、それぞれ下降位置と上昇位置を決定するものであり、表面が摩擦係数の低い2つの連続した歯面形状(凹部が2箇所ある形状)に形成されている。スライダ16dは、断面形状が多角形(本実施の形態では四角形)であり、摩擦係数の低い滑らかな表面を有する。2段階スイッチ16の水平面での配置状態は、回動中心3cから放射状に回動制限板13の外周付近にて回動部摺動板6に配置される。
2段階スイッチ16’ (操作部材)は、回動中心3cを基準に2段階スイッチ16と左右対称に配置されている。2段階スイッチ16’の詳細説明は省略する。
ラッチバネ17(操作部材)は、平板のばね鋼から形成された一定の幅を有するバネであり、取付け部17a、ラッチ嵌合部17b(係止手段、係止部材)、水平部17cを備えている。取付け部17aは、ねじ(不図示)により2段階スイッチ16に固着される。ラッチ嵌合部17bは、回動制限板13のラッチ穴13cに適度に嵌合(係合)される。ラッチバネ17は、2段階スイッチ16と共に上下移動(上昇/下降)する。ラッチバネ17の上昇位置では、ラッチ嵌合部17bはラッチ穴13cと嵌合しない位置にあり、ラッチバネ17の下降位置では、ラッチ嵌合部17bはラッチ穴13cと嵌合する位置にある。
ラッチ嵌合部17bがラッチ穴13cと嵌合しない場合は、トーションバネ15の付勢により、回動制限板13の支柱接触部13dと固定部3bの支柱10とが当接したままとなる。他方、ラッチ嵌合部17bがラッチ穴13cと嵌合した場合は、回動制限板13は2段階スイッチ16を介して回動部摺動板6と一体となり回動可能となる。
また、2段階スイッチ16が上昇位置から下降位置に移動するときに、ラッチ嵌合部17bが回動制限板13の2つのラッチ穴13cの間の板面部分と当接し、嵌合しない場合がある。嵌合しない状態では、ラッチバネ17の水平部17cが弾性変形することで、2段階スイッチ16が下降位置まで移動することができ、板バネ19によりその状態が保持される。
即ち、ラッチバネ17の水平部17cは、2段階スイッチ16の下降位置において回動制限板13のラッチ穴13cに嵌合しない状態(係止しない状態)を維持可能な弾性力を有する。これにより、換言すれば、ラッチ嵌合部17bをラッチ穴13cに対し確実に嵌合させることが可能となる。板バネ19により保持された上記の状態で、表示パネル1を任意の方向に回動させると、それに伴いラッチバネ17が同じ方向に回動し、最寄りのラッチ穴13cにラッチ嵌合部17bが嵌合する。
ラッチバネ17’ (操作部材)は、回動中心3cを基準にラッチバネ17と左右対称に配置されており、ラッチバネ17とは図5における上下方向の取付け位置が異なる。ラッチバネ17’の他の詳細説明は省略する。
ブッシュ18は、滑らかに処理された中央部に穴を有する樹脂から形成され、回動部摺動板6にねじ止めまたは圧入(不図示)により取り付けられている。ブッシュ18の中央部の穴には、2段階スイッチ16のスライダ16dが嵌合される。これにより、2段階スイッチ16を直線的に滑らかに上下移動させる。ブッシュ18は、図6の紙面に直交する面内で回転しないようにスライダ16dの断面形状と同じ多角形状(本実施の形態では四角形状)に形成されている。
ブッシュ18’は、回動中心3cを基準にブッシュ18と左右対称に配置されている。ブッシュ18’の詳細説明は省略する。
板バネ19(決定手段)は、ラッチバネ17と同様に、平板のばね鋼から形成された一定の幅を有するバネであり、略くの字部19a(弾性部材)、取付け部19bを備えている。略くの字部19aは、2段階スイッチ16の第1の嵌合部16bまたは第2の嵌合部16cを適度な押付け力で付勢するように当接される。その状態で、取付け部19bが回動部摺動板6にねじ(不図示)により固着されている。上記の付勢により、略くの字部19aと第1の嵌合部16bまたは第2の嵌合部16cの凹部が噛み合った状態が、2段階スイッチ16の上下方向で安定した位置となる。
逆に、2段階スイッチ16は上下方向に滑らかに移動するので、略くの字部19aが第1の嵌合部16bと第2の嵌合部16cの間の凸部に付勢されて当接した場合は、次のようになる。略くの字部19aが2段階スイッチ16を押し上げるか押し下げるかして、第1の嵌合部16bまたは第2の嵌合部16cの2箇所あるどちらかの凹部と当接しようとする。
つまり、2段階スイッチ16の略くの字部19aが第1の嵌合部16bと当接している場合は、2段階スイッチ16が下降位置にある(図5)。一方、2段階スイッチ16の略くの字部19aが第2の嵌合部16cと当接している場合は、2段階スイッチ16が上昇位置にある(図6)。2段階スイッチ16は、上昇位置と下降位置の2箇所の位置で安定して保持される。
板バネ19’は、回動中心3cを基準に板バネ19と左右対称に配置されている。板バネ19’の詳細説明は省略する。
はめ込みリング20は、金属製の平板であり、中央部から外周部に切り欠き(不図示)が形成されたE形状の止め輪金具として構成されている。はめ込みリング20は、2段階スイッチ16の上昇位置での止め輪金具として2段階スイッチ16のスライダ16dに嵌め込まれる構造になっている。また、2段階スイッチ16の下降位置の規制は、2段階スイッチ16自体の形状である規制部16eにより規制している。
はめ込みリング20’は、回動中心3cを基準にはめ込みリング20と左右対称に配置されている。はめ込みリング20’の詳細説明は省略する。
次に、上記構成を有する回動範囲制限機構装置3の動作について説明する。
回動範囲制限機構装置3の上部構成部である回動部3aと下部構成部である固定部3bにおいて、上部構成部の質量を支え且つ円滑に回動摺動させる部品が摺動材9である。また、上部構成部と下部構成部の水平面上での回動中心3cを構成し、回動部3aと固定部3bとの締結部となっている部分が、回動部3aを構成する段付きねじ7と固定部3bを構成する固定部摺動板8の中央穴8cである(図3参照)。本構成により、表示パネル1を円滑に回動させることができる。
先ず、回動範囲制限機構装置3の設定方法について説明する。回動範囲制限機構装置3の設定方法には3通りある。例1として、ある一定の角度範囲で回動させる場合である。例2として、左右別々の所望の回動角度の範囲内で回動させる場合である。例3として、ある所望の一定角度に固定する場合である。
図8は、回動範囲制限機構装置3の設定方法(例1)を示す平面図である。
図8において、例1として、ある一定の角度範囲で回動させる場合を説明する。図示の状態は、回動範囲制限機構装置3の左右両方の2段階スイッチ16、16’のつまみ16a、16’aをユーザが持上げ、回動範囲制限機構3dの回動制限を解除した状態である。ユーザが表示パネル1を回動させると、回動範囲制限機構装置3の上部構成部の回動部3aと共に回動部摺動板6のスリット穴6bが回動する。
その後、回動部摺動板6のスリット穴端部6cに回動範囲制限機構装置3の下部構成部の支柱10及び支柱10’がぶつかったところで、表示パネル1の回動がとまる。つまり、スリット穴6bの長さが長い(図4のθ1+θ2の角度が大きい)ほど、回動角は大きくなる。また、スリット穴6bの長さが短い(図4のθ1+θ2の角度が小さい)ほど、回動角は小さくなる。
図9は、回動範囲制限機構装置3の設定方法(例2)を示す平面図である。図10は、回動範囲制限機構装置3の設定方法(例2)を示す平面図である。
図9及び図10において、例2として、左右別々の所望の回動角度の範囲内で回動させる場合(回動範囲制限を左回動角最大値θL、右回動角最大値θRに設定)を説明する。この場合、初期左回動角最大値θL max >θL、初期右回動角最大値θR max >θRとする。ユーザが表示パネル1を左に左回動角θL回動させると、回動範囲制限機構装置3の回動部3aは図9に示すようにθL回動する。その状態でユーザは左側の2段階スイッチ16を下降位置にする。
2段階スイッチ16を下降位置にすることで、2段階スイッチ16に固着されたラッチバネ17が下降し、ラッチバネ17の先端部であるラッチ嵌合部17b(図6参照)と回動制限板13のラッチ穴13cが嵌合する。図9では、嵌合部を係止部13c’として黒色で塗りつぶしてある。
次に、ユーザが表示パネル1を右に右回動角θR回動させると、図10に示すように左側の回動制限板13は回動部摺動板6と一体となり回動中心3cに対し右回動角θR回動する。尚、右側の回動制限板13’は支柱10’と当接した状態を保っている。この状態で、右側の2段階スイッチ16’を下降位置にする。図10では、左側と同様にラッチバネ17’が嵌合した係止部13’cを係止部13’c’’として黒色で塗りつぶしてある。これにより、右側の回動制限板13’は回動部摺動板6と一体となって回動可能な状態となる。
以上で、回動範囲制限機構装置3の回動部3aは、左回動時は所望の左回動角θLまで、右回動時は所望の右回動角θRまで回動し、表示パネル1は、θLからθRまでの範囲内で回動するように設定したことになる。尚、上記の説明では、回動範囲制限機構装置3の設定において左側から設定した後に右側を設定したが、左側と右側のどちらを先に設定してもよい。
図11は、回動範囲制限機構装置3の設定方法(例3)を示す平面図である。
図11において、例3として、ある所望の一定角度に固定する場合(θLの状態で表示パネル1が回動しないように設定)を説明する。初期状態でユーザが表示パネル1を左にθL回動させ、その状態で左右同時に(或いは左右順不問)で左右両方の2段階スイッチ16、2段階スイッチ16’を下降位置にする。例2と同様、ラッチバネ17の嵌合部17bと回動制限板13のラッチ穴13cが嵌合し、ラッチバネ17’の嵌合部17’bと回動制限板13’のラッチ穴13’cが嵌合する。
ラッチバネ17が嵌合した係止部13cを係止部13c’、 ラッチバネ17’が嵌合した係止部13’cを係止部13’c’’’として黒色で塗りつぶしている。左側の回動制限板13及び右側の回動制限板13’は回動部摺動部6と一体となり、左側の回動制限板13と支柱10、右側の回動制限板13’と支柱10’が同時に常に当接しているので、回動する余地がなくなる。
以上で、表示パネル1はθLで回動しないように設定したことになる。尚、例2、例3で回動範囲制限を解除する場合は、次のように行う。解除したい方向が片側だけならば、解除したい側の2段階スイッチ16または2段階スイッチ16’を上昇位置にし、両側とも解除したければ、両側の2段階スイッチ16及び2段階スイッチ16’を解除すればよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の効果を奏する。
(1)回動範囲を制限すると共に回動範囲の制限の解除が可能な回動範囲制限機構3dを設ける構成としている。これにより、ユーザは表示装置周辺の障害物を気にすることなく、最大の回動可能な範囲内で所望する方向に表示パネルを回動させてテレビ放送を視聴することが可能となる。また、回動方向に応じて回動範囲を任意の範囲に制限することが可能となる。また、表示パネル背面側に対する機器類の接続など表示パネルを大きく回動する必要がある場合は、容易に回動範囲の制限を解除して表示パネルを回動させることが可能となる。
(2)表示パネルを一定の使用範囲で回動させたいユーザにとっては表示パネルを視聴する範囲の自由度は狭くなるが、表示パネルの回動角度の範囲を規制することが可能となる。また、表示パネルにおける最大回動時(左回動/右回動)における回り過ぎを防止できるので、ユーザにとっては利便性(使い勝手)の向上が可能となる。
(3)上昇位置と下降位置との間を円滑に移動可能な2段階スイッチを、回動中心を基準に左右対称に2つ設ける構成としている。これにより、ユーザは1つの回動方向に対して1つの2段階スイッチを上昇位置或いは下降位置に円滑に移動させる比較的簡単な操作で、回動範囲を設定することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る回動範囲制限機構装置3の正面図である。図13は、図12の回動範囲制限機構装置3の平面図である。
図12及び図13において、回動範囲制限機構3dは、回動制限板21、摺動ブロック14、トーションバネ15、2段階スイッチ16、ラッチバネ17、板バネ19を備えている。本実施の形態では上記第1の実施の形態と同一部品は同一符号を付記または省略して示している。
上記第1の実施の形態では、回動範囲制限機構3dの回動制限板13を左右対称に1つずつ設ける構成とした。これに対し、本実施の形態では、回動制限板13とは形状が異なる円形状の回動制限板21を1つ設ける構成としている。また、本実施の形態では、回動制限板21の上下方向の位置を規制できるように回動中心3cに対し放射状に複数(本実施の形態では片側2つずつ合計4つ)の摺動ブロック14を設ける構成としている。
回動制限板21は、プレス加工またはレーザ加工により形成された剛性を有する金属製の円形状の平板であり、中央穴21a、バネ穴21b、ラッチ穴21c、スリット穴21dを備えている。中央穴21aは、プレス加工により抜かれた穴であり、締結部5が回動可能に嵌合される。これにより、回動制限板21は、締結部5を中心に回動可能になっている。バネ穴21bは、中央穴21aの近傍にプレス加工により形成された貫通部である。
ラッチ穴21cは、プレス加工またはレーザ加工により形成された四角形状の穴であり、中央穴21aに対し放射状に連続して複数開けられている。スリット穴21dは、中心穴21aを中心として対向する周縁部にそれぞれ形成された一定の幅を有する円弧状の長穴であり、中心穴21aを中心として円弧を描くように回動中心3cを基準に左右対称に配置されている。尚、スリット穴21dは、支柱10及び支柱10’に対して角度θ3+θ3となるような位置と長手方向の長さに設定されている。
次に、回動範囲制限機構装置3の設定方法について上記第1の実施の形態と異なる箇所を説明する。回動範囲制限機構装置3の設定方法には2通りある。例4として、ある一定の角度範囲で回動させる場合である。例5として、ある所望の角度に対して左右一定の角度回動させる場合である。
上記図13は、回動範囲制限機構装置の設定方法(例4)を示す平面図である。
上記図13において、例4として、ある一定の角度範囲で回動させる場合を説明する。図示の状態は、ユーザが2段階スイッチ16のつまみ16a(図12参照)をつかんで持上げ、回動範囲制限機構3dの制限を解除した状態である。この状態では、第1の実施の形態と同様に、回動範囲制限機構装置3の上部構成部である回動部3aと下部構成部の固定部3bにおいて、回動部摺動板6のスリット穴端部6cに支柱10及び支柱10’がぶつかったところで回動が止まる。
図14乃至図16は、回動範囲制限機構装置の設定方法(例5)を示す平面図である。
図14乃至図16において、例5として、ある所望の角度に対して左右一定の角度回動させる場合を説明する。まず、図14では、2段階スイッチ16を下降位置にすることで、ラッチバネ17の先端部である嵌合部17b(図12参照)と回動制限板21のラッチ穴21cが嵌合する。図14では、嵌合部を係止部21c’として黒色で塗りつぶしてある。
次に、図15では、嵌合部17bとラッチ穴21cが嵌合した状態(係止部21c’で嵌合した状態)で、更に同一方向である左回動角θ3だけ回動させる。これに伴い、回動制限板21のスリット穴21dの長手方向端部が固定部3b側に固着された支柱10及び支柱10’にぶつかり回動が止まる。
次に、図16では、嵌合部17bとラッチ穴21cが嵌合した状態(係止部21c’で嵌合した状態)で、逆に右回動(θ3+θ3の角度回動)させる。これに伴い、回動制限板21のスリット穴21dの長手方向端部が支柱10及び支柱10’にぶつかり回動が止まる。
つまり、左回動角θ回動させたところを基準に一定角度(左右それぞれ回動角θ3)回動させるように回動を制限したことになる。このように、2段階スイッチ16のラッチバネ17とラッチ穴21cの嵌合位置を変更すると、基準となる回動角度θを変更することができる。尚、角度θ3を変更したい場合は、回動制限板21のスリット穴21dの長さ(角度θ3に相当)を変更すればよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の効果を奏する。
(1)回動範囲を制限すると共に回動範囲の制限の解除が可能な回動範囲制限機構3dを設ける構成としている。これにより、ユーザは表示パネル周辺の障害物を気にすることなく、最大の回動可能な範囲内で所望する方向に表示パネルを回動させてテレビ放送を視聴することが可能となる。また、回動方向に応じて回動範囲を任意の範囲に制限することが可能となる。また、表示パネル背面側に対する機器類の接続など表示パネルを大きく回動する必要がある場合は、容易に回動範囲の制限を解除して表示パネルを回動させることが可能となる。
(2)表示パネルを一定の使用範囲で回動させたいユーザにとっては表示パネルを視聴する範囲の自由度は狭くなるが、表示パネルの回動角度の範囲を規制することが可能となる。また、表示パネルにおける最大回動時(左回動/右回動)における回り過ぎを防止できるので、ユーザにとっては利便性(使い勝手)の向上が可能となる。
(3)上昇位置と下降位置との間を円滑に移動可能な2段階スイッチを、回動中心を基準に左右対称に2つ設ける構成としている。これにより、ユーザは1つの回動方向に対して1つの2段階スイッチを上昇位置或いは下降位置に円滑に移動させる比較的簡単な操作で、回動範囲を設定することが可能となる。
[他の実施の形態]
上記各実施の形態において、回動範囲制限機構装置を装備する表示装置は特定の種類に限定されるものではなく、液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置など各種の表示装置に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る回動制限装置としての回動範囲制限機構装置を装備した表示装置の正面図である。 図1の回動範囲制限機構装置を装備した表示装置の側面図である。 回動範囲制限機構装置における表示パネルを回動させる機構部の正面図である。 図3の表示パネルを回動させる機構部の平面図である。 回動範囲制限機構装置の正面図である。 図5の回動範囲制限機構装置の左側の一部の正面図である。 図5の回動範囲制限機構装置の回動範囲を制限する機構の左側構成部品の平面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例1)を示す平面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例2)を示す平面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例2)を示す平面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例3)を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る回動範囲制限機構装置の正面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例4)を示す平面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例5)を示す平面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例5)を示す平面図である。 回動範囲制限機構装置の設定方法(例5)を示す平面図である。 従来例に係る表示パネルの回動機構を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 表示パネル
2 台座プレート
3 回動範囲制限機構装置
3a 回動部
3b 固定部
3c 回動中心
3d 回動範囲制限機構
4 はり
5 締結部
6 回動部摺動板
7 段付きねじ
8 固定部摺動板
9 摺動材
10、10’ 支柱
11 固定板
13、13’ 回動制限板
14、14’ 摺動ブロック
15、15’ トーションバネ
16、16’ 2段階スイッチ
17、17’ ラッチバネ
18、18’ ブッシュ
19、19’ 板バネ
20、20’ はめ込みリング
21 回動制限板

Claims (8)

  1. 表示パネルの回動範囲を制限する回動制限装置において、
    基部に固定される固定部と、
    前記固定部の上部に連結され前記表示パネルを支持部材を介して水平方向に回動可能に支持する回動部と、
    前記回動部の回動範囲を制限する回動範囲制限機構と、を装備し、
    前記回動範囲制限機構は、前記支持部材を中心に回動可能な回動制限板と、前記回動制限板に係止可能に設けられ前記回動制限板の回動範囲を制限すると共に回動範囲の制限を解除可能な操作部材と、を備えることを特徴とする回動制限装置。
  2. 前記回動制限板と前記操作部材は、前記支持部材を基準として右側の回動方向と左側の回動方向にそれぞれ対応して設けられていることを特徴とする請求項1記載の回動制限装置。
  3. 前記回動制限板は、前記支持部材を中心に回動可能で切欠き部を有する扇形状の平板であり、前記切欠き部が前記固定部に設けられた支柱に当接するように付勢手段により付勢されることを特徴とする請求項1又は2記載の回動制限装置。
  4. 前記操作部材は、上下方向にスライド可能なスライド部材と、前記スライド部材の上昇位置と下降位置を決定する決定手段と、前記回動制限板に係止可能な係止手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回動制限装置。
  5. 前記決定手段は、前記スライド部材の上下方向に連続した二つの凹部と、前記凹部に係合して付勢する弾性部材と、を備えることを特徴とする請求項4記載の回動制限装置。
  6. 前記係止手段は、前記スライド部材の前記下降位置において前記回動制限板の周縁部に設けられた係止穴に係止可能な係止部材を備えると共に、前記下降位置において前記係止穴に係止しない状態を維持可能な弾性力を有することを特徴とする請求項4記載の回動制限装置。
  7. 前記回動制限板は、前記支持部材を中心に回動可能で前記支持部材を中心として対向する周縁部にそれぞれ形成された円弧状の長穴を有する円形状の平板であり、前記長穴の長手方向端部が前記固定部に設けられた支柱に当接するように付勢手段により付勢されることを特徴とする請求項1記載の回動制限装置。
  8. 前記請求項1乃至7の何れかに記載の回動制限装置と、前記回動制限装置により支持される表示パネルとを備えることを特徴とする表示装置。
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