JP2013244833A - 船舶推進機 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力伝達系の耐久性を維持しながら、逆転現象の発生を抑えることができる船舶推進機を提供する。
【解決手段】船舶推進機は、動力伝達系と、プロペラシャフト15と、収容部と、クラッチ32と、を含む。動力伝達系は、クランクシャフトと、クランクシャフトからの動力が伝達されるドライブシャフト12と、を含む。プロペラシャフトには、ドライブシャフトからの動力が伝達される。収容部は、動力伝達系を収容する。クラッチは、動力伝達系と収容部との間に取り付けられる。クラッチは、動力伝達系の正転時に動力伝達系と収容部との接続を開放することで、動力伝達系と収容部との間の相対回転を許容する。クラッチは、動力伝達系の逆転時に動力伝達系と収容部とを接続することで、動力伝達系と収容部との間の相対回転を抑制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、船舶推進機に関する。
船外機では、プロペラが水流からのトルクによって駆動方向とは逆向きに回転させられることによって、エンジンが逆方向に駆動される現象(以下、「逆転現象」と呼ぶ)が生じる可能性がある。このような逆転現象の発生原因について説明すると、次のとおりである。まず、操船者が、前進航行中に減速するためにシフトをニュートラル位置に設定する。しかし、船は慣性によって前進航行を続けるため、プロペラに水流が当たることによって、プロペラは正転する。次に、操船者は、さらに減速するために、シフトを後進位置に設定する。このとき、プロペラの水流による回転のトルクが、エンジンの駆動トルクよりも大きいと、エンジンが停止し、そして逆方向に駆動させられる。エンジンが逆方向に駆動されると、シリンダのポンプ作用によって、排気通路に水が引き込まれる。この場合、シリンダ内まで水が浸入すると、エンジンがダメージを受ける可能性がある。或いは、排気通路内の触媒が浸水することによって触媒がダメージを受ける可能性がある。
そこで、特許文献1に開示されている船外機では、ドライブシャフトとピニオンギアとの間にワンウェイクラッチが配置されている。特許文献2に開示されている船外機では、バーチカルシャフトが第1シャフトと第2シャフトとに分割されており、第1シャフトと第2シャフトとの間に電磁クラッチが配置されている。これらの装置はいずれも、エンジンからプロペラシャフトへの動力伝達時にはワンウェイクラッチを噛み合わせ、プロペラシャフトからエンジンへの動力伝達時にはワンウェイクラッチをフリーにして動力伝達させない構造を有している。
また、特許文献3に開示されている船舶推進装置では、ドライブシャフトが駆動側部分と被動側部分とに分割されており、駆動側部分と被動側部分との間に緩衝装置が配置されている。特許文献4に開示されている船外機では、ドライブシャフトが上部ドライブシャフトと下部ドライブシャフトとに分割されており、上部ドライブシャフトと下部ドライブシャフトとの間にダンパ構造が配置されている。これらの装置はいずれも、ドライブシャフトを2つの部材に分割し、それらの部材の間に配置された緩衝部材によって、プロペラシャフトからエンジンへの動力伝達を抑制する構造を有している。
また、特許文献5に開示されている船舶推進装置は、クランクシャフトの回転角を検知することで逆転現象を検知する。この船舶推進装置は、逆転現象を検知した場合には、シフト用ギアを強制的にニュートラル状態に移行させることで、エンジン内への水の侵入を防止している。
特開平4−266593号公報 特開2004−276726号公報 特開2000−280983号公報 特開2006−183694号公報 特開2008−274970号公報
特許文献1から4に開示されている装置では、逆転によりプロペラシャフト側からエンジン側へ伝達される動力を遮断または抑制することができる。しかし、特許文献1及び特許文献2の装置は、動力を遮断する際にワンウェイクラッチをフリーにするため、動力伝達系においてワンウェイクラッチの上流側の部分と下流側の部分とを分断しなければならない。このため、ワンウェイクラッチが取り付けられる部分が脆弱部となるので、通常運転時における動力伝達系の耐久性が低下する可能性がある。特許文献3及び特許文献4の装置についても、特許文献1及び特許文献2の装置と同様の問題がある。さらに、特許文献3及び特許文献4の装置では、緩衝部材が樹脂などで形成されるため、耐久性がさらに低下する可能性がある。
また、特許文献5の装置は、逆転現象を検知してからドッグクラッチを操作してシフトをニュートラル状態に移行させる。このため、逆方向への動力を遮断するまでにタイムラグが生じ、その間にエンジンへの水の侵入が発生してしまう可能性がある。
本発明の課題は、動力伝達系の耐久性を維持しながら、逆転現象の発生を抑えることができる船舶推進機を提供することにある。
本発明の一態様に係る船舶推進機は、動力伝達系と、プロペラシャフトと、収容部と、クラッチと、を含む。動力伝達系は、クランクシャフトと、クランクシャフトからの動力が伝達されるドライブシャフトと、を含む。プロペラシャフトには、ドライブシャフトからの動力が伝達される。収容部は、動力伝達系を収容する。クラッチは、動力伝達系と収容部との間に取り付けられる。クラッチは、動力伝達系の正転時に動力伝達系と収容部との接続を開放することで、動力伝達系と収容部との間の相対回転を許容する。クラッチは、動力伝達系の逆転時に動力伝達系と収容部とを接続することで、動力伝達系と収容部との間の相対回転を抑制する。
本発明の一態様に係る船舶推進機では、クラッチは、動力伝達系の逆転時に動力伝達系と収容部とを接続する。これにより、動力伝達系と収容部との間の相対回転が抑制される。すなわち、逆転現象の発生を抑えることができる。さらに、逆転現象の検知やシフトの制御が不要であるため、迅速に逆転現象の発生を抑えることができる。また、クラッチは、動力伝達系の正転時に動力伝達系と収容部との接続を開放する。これにより、クラッチは、動力伝達系の正転時に動力伝達系と収容部との間の相対回転を許容する。従って、クラッチの上流側の部分と下流側の部分とを分断する必要がない。このため、動力伝達系の耐久性を維持することができる。
第1実施形態に係る船舶推進機の側面図。 第1実施形態に係る船舶推進機のロアーケーシング内の構造を示す断面図。 第1実施形態に係る船舶推進機のクラッチの拡大断面図。 クラッチのホルダーハウジングの斜視図。 クラッチのギア部材の斜視図。 クラッチの収容部側ギアの斜視図。 ドライブシャフトの正転時のクラッチの状態を示す図。 ドライブシャフトの逆転時のクラッチの状態を示す図。 第2実施形態に係る船舶推進機のロアーケーシング内の構造を示す断面図。 第2実施形態に係る船舶推進機の変形例を示す断面図。 第2実施形態に係る船舶推進機の他の変形例を示す断面図。 第3実施形態に係る船舶推進機のロアーケーシング内の構造を示す断面図。 他の実施形態に係る船舶推進機のケース部内の構造を示す断面図。
1.第1実施形態
以下、本発明の実施形態に係る船舶推進機について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る船舶推進機1を示す側面図である。船舶推進機1は、船外機である。船舶推進機1は、エンジンカバー6と、アッパーケーシング7と、ロアーケーシング8と、エンジン3と、ブラケット5とを含む。エンジンカバー6は、エンジン3を収容している。アッパーケーシング7は、エンジンカバー6の下方に配置されている。ロアーケーシング8は、アッパーケーシング7の下方に配置されている。船舶推進機1は、ブラケット5を介して図示しない船体に取り付けられる。
エンジン3は、エンジンカバー6内に配置される。エンジン3は、エキゾーストガイド9上に配置されている。エキゾーストガイド9は、アッパーケーシング7内に配置されている。エンジン3は、例えば、多気筒エンジンであり、複数のシリンダと、クランクシャフト11と、後述するケース部10(図13参照)とを含む。ケース部10は、クランクケース10aとシリンダボディ10bとを含む。クランクシャフト11は、エンジン3のケース部10内に収容されている。具体的には、クランクシャフト11は、クランクケース10aとシリンダボディ10bとの間に挟まれて、支持されている。各シリンダは上下方向に並んで配置される。シリンダは、水平方向を指向して配置される。ケース部10は、エンジンカバー6、アッパーケーシング7、及び、ロアーケーシング8と共に、収容部2を構成している。
船舶推進機1は、動力伝達系4を含む。動力伝達系4は、収容部2に収容されている。動力伝達系4は、上述したクランクシャフト11と、ドライブシャフト12と、前後進切換機構13とを含む。クランクシャフト11は、エンジン3からの動力を出力する。クランクシャフト11は、鉛直方向に沿って延びている。ドライブシャフト12には、クランクシャフト11からの動力が伝達される。ドライブシャフト12は、アッパーケーシング7及びロアーケーシング8内に配置される。ドライブシャフト12は、アッパーケーシング7及びロアーケーシング8内において上下方向に沿って配置される。ドライブシャフト12の上端は、クランクシャフト11の下端に連結されている。
ロアーケーシング8の下部には、プロペラ14が配置される。プロペラ14は、エンジン3の下方に配置されている。プロペラ14にはプロペラシャフト15が連結されている。プロペラシャフト15は、ドライブシャフト12に対して垂直に配置されている。プロペラシャフト15は、前後方向に沿って配置されている。プロペラシャフト15は、ドライブシャフト12から伝達される動力によって回転駆動される。
プロペラシャフト15は、前後進切換機構13を介してドライブシャフト12の下部に連結されている。前後進切換機構13は、ドライブシャフト12からプロペラシャフト15への回転の伝達方向を切り換えるように構成される。従って、動力伝達系4は、前進時と後進時とのいずれにおいても同じ方向に回転するが、プロペラシャフト15は、船舶推進機1の前進時と後進時とで異なる方向に回転する。
前後進切換機構13は、ロアーケーシング8内に配置されている。図2は、ロアーケーシング8内の構造を示す部分断面図である。図2に示すように、前後進切換機構13は、ピニオンギア16と前進用ベベルギア17と後進用ベベルギア18とドッグクラッチ19とを含む。ピニオンギア16は、ドライブシャフト12の下端に接続されている。ピニオンギア16は、前進用ベベルギア17及び後進用ベベルギア18と噛み合っている。
ドッグクラッチ19は、プロペラシャフト15に対して相対回転不能に取り付けられている。従って、ドッグクラッチ19は、プロペラシャフト15と一体的に回転する。ドッグクラッチ19は、前進用ベベルギア17及び後進用ベベルギア18の一方と選択的に噛み合い状態になる。ドッグクラッチ19は、プロペラシャフト15の軸線方向に沿って、前進位置と後進位置と中立位置とに移動可能に設けられている。
船舶推進機1は、シフト装置21を含む。ドッグクラッチ19は、シフト装置21によって、前進位置と後進位置と中立位置とに移動する。シフト装置21は、シフトスリーブ22と、シフトロッド23と、リンク部材24とを含む。シフトスリーブ22は、プロペラシャフト15内に配置されている。シフトスリーブ22は、プロペラシャフト15の軸線方向に沿って、移動可能に設けられている。シフトスリーブ22の一端は、取付ピン25を介して、ドッグクラッチ19に取り付けられている。シフトスリーブ22の他端は、リンク部材24を介して、シフトロッド23の下端部に取り付けられている。シフトロッド23は、船体に搭載されるシフトレバーの動作に連動して回転する。リンク部材24は、シフトロッド23の回転運動を、プロペラシャフト15の軸線方向に沿った直線運動に変換してシフトスリーブ22に伝達する。これにより、ドッグクラッチ19は、シフトレバーの操作に応じて、前進位置と後進位置と中立位置とに移動する。
前進用ベベルギア17と後進用ベベルギア18とは、ドッグクラッチ19の位置に応じて、それぞれ解放状態と固定状態とに選択的に切り換えられる。ドッグクラッチ19は、前進位置において、前進用ベベルギア17を固定状態とし、後進用ベベルギア18を解放状態とする。前進用ベベルギア17は、固定状態において、プロペラシャフト15に対して相対回転不能となる。後進用ベベルギア18は、解放状態において、プロペラシャフト15に対して相対回転可能となる。この場合、ドライブシャフト12の回転は、前進用ベベルギア17を介してプロペラシャフト15に伝達される。これにより、船体を前進させる方向にプロペラ14が回転する。
ドッグクラッチ19は、後進位置において、前進用ベベルギア17を解放状態とし、後進用ベベルギア18を固定状態とする。前進用ベベルギア17は、解放状態において、プロペラシャフト15に対して相対回転可能となる。後進用ベベルギア18は、固定状態において、プロペラシャフト15に対して相対回転不能となる。この場合、ドライブシャフト12の回転が後進用ベベルギア18を介してプロペラシャフト15に伝達される。これにより、船体を後進させる方向にプロペラ14が回転する。ドッグクラッチ19が前進位置と後進位置との間の中立位置に位置する場合には、前進用ベベルギア17と後進用ベベルギア18とは、それぞれプロペラシャフト15に対して相対回転可能となる。すなわち、ドライブシャフト12からの回転は、プロペラシャフト15には伝達されず、プロペラシャフト15は空転可能となる。
ロアーケーシング8は、第1収納空間26と、第2収納空間27と、第3収納空間28とを内部に含む。第1収納空間26は、ロアーケーシング8の上部から下方に延びている。第1収納空間26は、ドライブシャフト12を収容している。第1収納空間26の上部は、他の部分よりも広がった拡大空間29を含む。第2収納空間27は、ロアーケーシング8の上部から下方に延びている。第2収納空間27の上部は、連通路291を介して第1収納空間26の拡大空間29に連通している。第3収納空間28は、第1収納空間26と第2収納空間27との下方に配置されている。第3収納空間28は、第1収納空間26の下部と連通している。第3収納空間28は、第2収納空間27の下部と連通している。第3収納空間28は、前後進切換機構13とプロペラシャフト15とを収容している。
第3収納空間28は、内部ハウジング31を収納している。内部ハウジング31は、後進用ベベルギア18の軸部を収容している。また、内部ハウジング31は、プロペラシャフト15の一部を収容している。
第1収納空間26と、第2収納空間27と、第3収納空間28とには、潤滑油が充填されている。ドライブシャフト12の周面には、螺旋状の溝121が設けられている。ドライブシャフト12が回転することにより、潤滑油が、第3収納空間28から第1収納空間26に汲み上げられる。そして、潤滑油は、第1収納空間26から連通路291を通って第2収納空間27に流れ、その後、第3収納空間28へ戻る。このように、潤滑油が、第1収納空間26と第2収納空間27と第3収納空間28とを循環するように、潤滑系が構成されている。
船舶推進機1は、クラッチ32を含む。クラッチ32は、第1収納空間26の拡大空間29に収納されている。図3は、クラッチ32の拡大断面図である。クラッチ32は、ドライブシャフト12とロアーケーシング8との間に取り付けられている。クラッチ32は、開口321を含むリング状の形状を有する。クラッチ32の開口321には、ドライブシャフト12が挿通される。クラッチ32は、ワンウェイクラッチである。すなわち、クラッチ32は、ドライブシャフト12の正転時にドライブシャフト12とロアーケーシング8との接続を開放することでドライブシャフト12とロアーケーシング8との間の相対回転を許容する。クラッチ32は、ドライブシャフト12の逆転時にドライブシャフト12とロアーケーシング8とを接続することで、ドライブシャフト12とロアーケーシング8との間の相対回転を抑制する。
クラッチ32は、収容部側ギア33と、ドライブシャフト側ギア34とを含む。ドライブシャフト側ギア34は、ドライブシャフト12に取り付けられている。収容部側ギア33は、ロアーケーシング8に取り付けられている。ドライブシャフト側ギア34は、ホルダーハウジング35とギア部材36とを含む。
図4は、ホルダーハウジング35の斜視図である。ホルダーハウジング35は、リング状の形状を有する。ドライブシャフト12は、ホルダーハウジング35の開口321に圧入される。これにより、ホルダーハウジング35は、ドライブシャフト12に取り付けられている。ホルダーハウジング35の表面は、周方向に傾斜した複数の溝351を含む。図5は、ギア部材36の斜視図である。ギア部材36は、ホルダーハウジング35に対して移動可能に取り付けられる。ギア部材36は、複数の突起部361を含む。突起部361は、ギア部材36の内周面から内方へ向かって突出している。ギア部材36は、突起部361を介してホルダーハウジング35に取り付けられる。ギア部材36がホルダーハウジング35に対して相対回転することにより、突起部361が、ホルダーハウジング35の溝351に沿って移動する。ギア部材36の下面には、複数の歯部362が設けられている。
図6は、収容部側ギア33の斜視図である。収容部側ギア33は、ロアーケーシング8の拡大空間29に圧入されている。これにより、収容部側ギア33は、ロアーケーシング8に取り付けられている。収容部側ギア33の開口331には、ドライブシャフト12が挿入される。収容部側ギア33の開口331の内径は、ドライブシャフト12の外径よりも大きい。従って、収容部側ギア33は、ドライブシャフト12に接触しないように配置されている。収容部側ギア33の上面には、複数の歯部332が設けられている。収容部側ギア33は、ギア部材36の下方に配置される。
なお、図2に示すように、クラッチ32の上方には、ころ軸受37とニードル軸受38とシール部材39とが配置されている。ドライブシャフト12は、第1軸部12aと第2軸部12bと第3軸部12cと第4軸部12dとを含む。第2軸部12bは、第1軸部12aの上方に配置されている。第2軸部12bの外径は、第1軸部12aの外径よりも小さい。第2軸部12bには、上述したホルダーハウジング35が取り付けられる。第3軸部12cは、第2軸部12bの上方に配置されている。第3軸部12cの外径は、第2軸部12bの外径よりも小さい。第3軸部12cは、ころ軸受37とニードル軸受38とによって支持されている。ころ軸受37と拡大空間29の内面との間の隙間、及び、ニードル軸受38と拡大空間29の内面との間の隙間は、蓋部材41によって塞がれている。第4軸部12dの外径は、第3軸部12cの外径よりも小さい。第4軸部12dには、シール部材39が取り付けられている。シール部材39は、蓋部材41の上部とドライブシャフト12との間の隙間を密閉している。
図7は、ドライブシャフト12の正転時のクラッチ32の状態を示している。ドライブシャフト12が正転すると、ギア部材36の突起部361が、ホルダーハウジング35の溝351に沿って上方に移動することにより、ギア部材36が収容部側ギア33から離れるように上方に移動する。これにより、ギア部材36の歯部362と収容部側ギア33の歯部332との噛み合いが解除される。ドライブシャフト12が正転を続けている間は、ドライブシャフト側ギア34と収容部側ギア33の噛み合いが解除された状態が維持される。
図8は、ドライブシャフト12の逆転時のクラッチ32の状態を示している。ドライブシャフト12が逆転すると、ギア部材36の突起部361が、ホルダーハウジング35の溝351に沿って下方に移動することにより、ギア部材36が収容部側ギア33に近づくように下方に移動する。そして、収容部側ギア33の歯部332とギア部材36の歯部362とが噛み合うことで、ドライブシャフト12とロアーケーシング8とが接続される。これにより、ドライブシャフト12の逆転が抑えられる。
本実施形態に係る船舶推進機1では、クラッチ32は、動力伝達系4の逆転時にドライブシャフト12とロアーケーシング8とを接続する。これにより、ドライブシャフト12とロアーケーシング8との間の相対回転が抑制される。すなわち、逆転現象の発生を抑えることができる。さらに、逆転現象の検知やシフトの制御が不要であるため、迅速に逆転現象の発生を抑えることができる。また、クラッチ32は、動力伝達系4の正転時にドライブシャフト12とロアーケーシング8との接続を開放する。これにより、クラッチ32は、動力伝達系4の正転時にドライブシャフト12とロアーケーシング8との間の相対回転を許容する。従って、ドライブシャフト12においてクラッチ32より上流側の部分と下流側の部分とを分断する必要がない。このため、動力伝達系4の耐久性を維持することができる。
クラッチ32は、第1収納空間26内に配置される。また、前後進切換機構13は、第3収納空間28内に配置される。第1収納空間26は、第2収納空間27及び第3収納空間28と連通しており、ドライブシャフト12が回転することによって、潤滑油が、第1収納空間26と第2収納空間27と第3収納空間28とを循環する。従って、クラッチ32と前後進切換機構13は同一の潤滑系にて潤滑される。
ドライブシャフト12は、ホルダーハウジング35に圧入される。このため、ドライブシャフト12の逆転により、過剰な負荷がドライブシャフト12にかかったときには、ドライブシャフト12は、ホルダーハウジング35に対して滑ることができる。従って、例えば、ドライブシャフト12とホルダーハウジング35とがスプライン結合されている場合と比べて、ドライブシャフト12或いはホルダーハウジング35に与える損傷を抑えることができる。同様に、収容部側ギア33は、ロアーケーシング8に圧入される。このため、ドライブシャフト12の逆転により、過剰な負荷が収容部側ギア33にかかったときには、収容部側ギア33はロアーケーシング8に対して滑ることができる。これにより、収容部側ギア33或いはロアーケーシング8に与える損傷を抑えることができる。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係る船舶推進機について説明する。図9は、第2実施形態に係る船舶推進機のロアーケーシング8内の構造を示す断面図である。図9に示すように、第2実施形態に係る船舶推進機は、第1テーパベアリング42と、第2テーパベアリング43と、クラッチ44とを含む。第1テーパベアリング42と、第2テーパベアリング43と、クラッチ44とは、第1収納空間26の拡大空間29に配置されている。
第1テーパベアリング42は、ドライブシャフト12の第3軸部12cを支持している。第1テーパベアリング42の上方には、ナット46と蓋部材41とが配置されている。ナット46は、第1テーパベアリング42と蓋部材41との間に配置されている。蓋部材41とドライブシャフト12の第4軸部12dとの間の隙間は、シール部材39によって密閉されている。
第2テーパベアリング43は、ドライブシャフト12の第1軸部12aを支持している。第2テーパベアリング43は、第1テーパベアリング42よりもプロペラシャフト15に近い位置に配置されている。すなわち、第2テーパベアリング43は、第1テーパベアリング42よりも下方に配置されている。第2テーパベアリング43の外径は、第1テーパベアリング42の外径よりも小さい。
クラッチ44は、ドライブシャフト12とロアーケーシング8との間に取り付けられている。クラッチ44は、第1テーパベアリング42と第2テーパベアリング43との間に配置されている。クラッチ44の外径は、第1テーパベアリング42の外径よりも小さい。このため、クラッチ44の外周面と拡大空間29の内面との間には、スペーサ45が配置されている。スペーサ45は、拡大空間29の内周面に圧入され、拡大空間29に対して相対回転しないよう固定されている。なお、第2実施形態に係る船舶推進機では、第2軸部12bの外径は、第1軸部12aの外径よりも大きい。クラッチ44は、ワンウェイクラッチである。すなわち、クラッチ44は、ドライブシャフト12の正転時にドライブシャフト12とロアーケーシング8との接続を開放することでドライブシャフト12とロアーケーシング8との間の相対回転を許容する。クラッチ44は、ドライブシャフト12の逆転時にドライブシャフト12とロアーケーシング8とを接続することで、ドライブシャフト12とロアーケーシング8との間の相対回転を抑制する。
第2実施形態に係る船舶推進機の他の構造については、第1実施形態の船舶推進機1の構造と同様であるため、説明を省略する。第2実施形態に係る船舶推進機においても、第1実施形態に係る船舶推進機1と同様に、動力伝達系の耐久性を維持しながら、逆転現象の発生を抑えることができる。
なお、図10に示すように、第1テーパベアリング42に代えて、スラストベアリング47が配置されてもよい。この場合、第3軸部12cには、フランジ部122が設けられる。また、スラストベアリング47と蓋部材41との間には、スペーサ48が配置される。スラストベアリング47は、フランジ部122とスペーサ48との間に配置される。また、図10に示すように、第2テーパベアリング43に代えて、ニードルベアリング49が配置されてもよい。ニードルベアリング49の外径は、クラッチ44の外径よりも小さい。
或いは、図11に示すように、ダブルテーパベアリング51とクラッチ52とが、第1収納空間26の拡大空間29に配置されてもよい。クラッチ52は、上記の実施形態のクラッチ44と同様のワンウェイクラッチである。クラッチ52は、第1軸部12aを支持する。クラッチ52の外周面と拡大空間29の内周面との間には、スペーサ53が配置される。スペーサ53は、拡大空間29の内周面に圧入され、拡大空間29に対して相対回転しないよう固定されている。ダブルテーパベアリング51は、クラッチ52の上方に配置される。ダブルテーパベアリング51は、第2軸部12b及び第3軸部12cを支持する。この場合、第2軸部12bの外径と第3軸部12cの外径とは同じである。第2軸部12b及び第3軸部12cの外径は、第1軸部12aの外径よりも小さい。第2軸部12b及び第3軸部12cの外径は、第4軸部12dの外径よりも大きい。ただし、第1軸部12aと第2軸部12bとの間には、フランジ部123が設けられる。また、第3軸部12cと第4軸部12dとの間には、ボルト124が取り付けられる。フランジ部123とボルト124とによって、ダブルテーパベアリング51が軸方向に抜け止めされる。
3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態に係る船舶推進機について説明する。図12は、第3実施形態に係る船舶推進機のロアーケーシング内の構造を示す部分断面図である。図12に示すように、第3実施形態に係る船舶推進機は、第1ベアリング54と、第2ベアリング55と、クラッチ56とを含む。第1ベアリング54と、第2ベアリング55と、クラッチ56とは、内部ハウジング31内に配置されている。第1ベアリング54と、第2ベアリング55と、クラッチ56とは、後進用ベベルギア18の軸部を支持している。第1ベアリング54は、動力伝達系4において、第2ベアリング55よりも動力の伝達方向における上流側に位置している。クラッチ56は、プロペラシャフト15の軸線方向において、第1ベアリング54と第2ベアリング55との間に配置されている。第1ベアリング54と、第2ベアリング55と、クラッチ56とは、後進用ベベルギア18と内部ハウジング31との間に取り付けられている。
クラッチ56は、ワンウェイクラッチである。すなわち、クラッチ56は、動力伝達系4の正転時に、後進用ベベルギア18と内部ハウジング31との接続を開放することで後進用ベベルギア18と内部ハウジング31との間の相対回転を許容する。また、クラッチ56は、動力伝達系4の逆転時に、後進用ベベルギア18と内部ハウジング31とを接続することで後進用ベベルギア18と内部ハウジング31との間の相対回転を抑制する。クラッチ56の内径は、第1ベアリング54の内径よりも小さい。また、第2ベアリング55の内径は、クラッチ56の内径よりも小さい。クラッチ56の外径は、第1ベアリング54の外径よりも小さい。また、第2ベアリング55の外径は、クラッチ56の外径よりも大きい。第1ベアリング54と第2ベアリング55とクラッチ56との外周面と、内部ハウジング31の内周面との間には、スペーサ57が配置されている。
第3実施形態に係る船舶推進機の他の構造については、第1実施形態の船舶推進機1の構造と同様であるため、説明を省略する。第3実施形態に係る船舶推進機においても、第1実施形態に係る船舶推進機1と同様に、動力伝達系の耐久性を維持しながら、逆転現象の発生を抑えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本発明は、船外機に限らず、船内外機などの他の船舶推進機に適用されてもよい。
クラッチは、ロアーケーシング8とドライブシャフト12以外の部分に取り付けられてもよい。例えば、クラッチは、アッパーケーシング7に取り付けられてもよい。或いは、図13に示すクラッチ58のように、クラッチは、クランクシャフト11とエンジン3のケース部10との間に取り付けられてもよい。なお、クラッチ58とケース部10との間には、スペーサ59が配置されている。この場合、クラッチ58は、動力伝達系4の正転時に、クランクシャフト11とケース部10との接続を開放することでクランクシャフト11とケース部10との間の相対回転を許容する。また、クラッチ58は、動力伝達系4の逆転時に、クランクシャフト11とケース部10とを接続することでクランクシャフト11とケース部10との間の相対回転を抑制する。このような構造においても、クラッチ58によって動力伝達系4の逆転を抑えることができる。また、クランクシャフト11を分断する必要がないため、動力伝達系4の耐久性を維持することができる。なお、クランクシャフト11は、クランクケース10aとシリンダボディ10bとの間に限らず、ケース部10内の他の位置に配置されてもよい。
上記の第3実施形態では、クラッチ56は、後進用ベベルギア18に取り付けられているが、クラッチが前進用ベベルギア17に取り付けられてもよい。或いは、クラッチが、ピニオンギア16に取り付けられてもよい。クラッチはワンウェイクラッチに限らず、電磁クラッチなどの他の方式のクラッチであってもよい。
本発明によれば、動力伝達系の耐久性を維持しながら、逆転現象の発生を抑えることができる船舶推進機を提供することができる。
3 エンジン
11 クランクシャフト
12 ドライブシャフト
4 動力伝達系
15 プロペラシャフト
2 収容部
32,44,52,56,58 クラッチ
1 船舶推進機
7 アッパーケーシング
8 ロアーケーシング
13 前後進切換機構
33 収容部側ギア
34 ドライブシャフト側ギア
35 ホルダーハウジング
36 ギア部材
42 第1テーパベアリング
43 第2テーパベアリング
47 スラストベアリング
16 ピニオンギア
17 前進用ベベルギア
18 後進用ベベルギア
31 内部ハウジング
10 ケース部

Claims (16)

  1. クランクシャフトと、前記クランクシャフトからの動力が伝達されるドライブシャフトと、を含む動力伝達系と、
    前記ドライブシャフトからの動力が伝達されるプロペラシャフトと、
    前記動力伝達系を収容する収容部と、
    前記動力伝達系と前記収容部との間に取り付けられ、前記動力伝達系の正転時に前記動力伝達系と前記収容部との接続を開放することで前記動力伝達系と前記収容部との間の相対回転を許容し、前記動力伝達系の逆転時に前記動力伝達系と前記収容部とを接続することで前記動力伝達系と前記収容部との間の相対回転を抑制するクラッチと、
    を含む船舶推進機。
  2. 前記プロペラシャフトは、前記船舶推進機の前進時と後進時とで異なる方向に回転し、
    前記動力伝達系は、前記前進時と前記後進時とのいずれにおいても同じ方向に回転する、
    請求項1に記載の船舶推進機。
  3. 前記クラッチは、ワンウェイクラッチである、
    請求項2に記載の船舶推進機。
  4. 前記クラッチは、前記ドライブシャフトと前記収容部の間に取り付けられ、
    前記収容部は、前記ドライブシャフトを収容するアッパーケーシングとロワーケーシングとを含み、
    前記クラッチは、前記ロワーケーシング内に配置される、
    請求項3に記載の船舶推進機。
  5. 前記動力伝達系は、前記ロワーケーシング内に配置される前後進切換機構を含み、
    前記前後進切換機構は、前記ドライブシャフトから前記プロペラシャフトへの回転の伝達方向を切り換えるように構成され、
    前記クラッチと前記前後進切換機構は同一の潤滑系にて潤滑される、
    請求項4に記載の船舶推進機。
  6. 前記クラッチは、前記ドライブシャフトが挿通される開口を含むリング状の形状を有する、
    請求項4に記載の船舶推進機。
  7. 前記クラッチは、前記収容部に取り付けられた収容部側ギアと、前記ドライブシャフトに取り付けられたドライブシャフト側ギアとを含み、
    前記ドライブシャフトの逆転時に前記収容部側ギアと前記ドライブシャフト側ギアとが噛み合うことで前記ドライブシャフトと前記収容部とが接続される、
    請求項6に記載の船舶推進機。
  8. 前記ドライブシャフト側ギアは、前記ドライブシャフトに固定されるリング状のホルダーハウジングと、前記ホルダーハウジングに移動可能に取り付けられたギア部材とを含み、
    前記ホルダーハウジングの表面は、周方向に傾斜した溝を含み、
    前記ギア部材は、前記ホルダーハウジングの溝に沿って移動可能な突起部を含み、前記突起部を介して前記ホルダーハウジングに取り付けられており、
    前記ドライブシャフトの正転時には前記突起部が前記溝に沿って移動することで前記ドライブシャフト側ギアと前記収容部側ギアの噛み合いが解除される、
    請求項7に記載の船舶推進機。
  9. 前記収容部側ギアは、前記収容部に圧入される、
    請求項8に記載の船舶推進機。
  10. 前記ドライブシャフトは、前記ホルダーハウジングに圧入される、
    請求項8に記載の船舶推進機。
  11. 前記ドライブシャフトを支持する第1テーパベアリングと、
    前記第1テーパベアリングよりも前記プロペラシャフトに近い位置に配置され、前記ドライブシャフトを支持する第2テーパベアリングと、
    をさらに備え、
    前記クラッチは、前記ドライブシャフトと前記収容部の間に取り付けられ、
    前記クラッチは、前記第1テーパベアリングと前記第2テーパベアリングとの間に配置される、
    請求項3に記載の船舶推進機。
  12. 前記第2テーパベアリングの外径は、前記第1テーパベアリングの外径よりも小さい、
    請求項11に記載の船舶推進機。
  13. 前記クラッチは、前記ドライブシャフトと前記収容部の間に取り付けられ、
    前記動力伝達系の動力伝達方向において前記クラッチよりも上流側に配置され、前記ドライブシャフトを支持するスラストベアリングをさらに備える、
    請求項3に記載の船舶推進機。
  14. 前記動力伝達系は、
    前記ドライブシャフトに接続されるピニオンギアと、
    前記ピニオンギアと噛み合っており、前記プロペラシャフトに対して相対回転可能な解放状態と、前記プロペラシャフトに対して相対回転不可能な固定状態とに選択的に切り換えられるベベルギアと、
    を含み、
    前記クラッチは、前記ピニオンギア又は前記ベベルギアと前記収容部の間に取り付けられる、
    請求項3に記載の船舶推進機。
  15. 前記収容部は、アッパーケーシングと、ロワーケーシングと、前記ロワーケーシング内に配置され前記ベベルギアを収容する内部ハウジングとを含み、
    前記クラッチは、前記ベベルギアと前記内部ハウジングとの間に取り付けられる、
    請求項14に記載の船舶推進機。
  16. 前記収容部は、前記クランクシャフトを収容するケース部を含み、
    前記クラッチは、前記クランクシャフトと前記ケース部との間に取り付けられる、
    請求項3に記載の船舶推進機。
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