JP2013244335A - 遊技場用表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】遊技機を抽出するための検索条件を再度入力しなおす手間を省くことができる遊技場用表示装置を提供する。
【解決手段】遊技情報表示端末に遊技機の検索条件を設定すると、検索条件に該当する遊技機１を抽出して表示する場合に、検索条件外の遊技機のうち、その検索条件に近い遊技機も併せて表示する。これにより、検索条件の範囲内に遊技可能な遊技機がない場合でも検索条件を再度入力し直す手間を省いたり、遊技者がそのまま帰宅してしまう事態を回避したりすることができる。
【選択図】図４

Description

本発明は、複数の機種で構成される複数の遊技機が設置された遊技場において備えられる遊技場用表示装置に関する。

従来、遊技場では、遊技者の遊技機選択を手助けするため、遊技機毎に遊技情報を収集し、その遊技情報を各遊技機に設けた表示装置で表示することが一般的に行われている。また、遊技機選択においてより遊技者の便宜を図るために、遊技者が入力した検索条件に応じて該当する遊技機を抽出して表示する機能も考えられている（特許文献１参照）。

特開平０９−０５６９１８号公報

しかしながら、検索条件に合った遊技機がない場合若しくは検索条件に合った遊技機があっても他の遊技者が既に遊技中であった場合、遊技者は異なる検索条件を再度入力しなければならず、その操作が面倒であると考える遊技者は最悪の場合そのまま帰宅してしまう可能性もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技機を抽出するための検索条件を再度入力しなおす手間を省くことができる遊技場用表示装置を提供することにある。

本発明は、複数の機種で構成される複数の遊技機が設置された遊技場において備えられる遊技場用表示装置であって、前記複数の遊技機から入力した遊技信号に基づいて各遊技機の遊技情報を算出する遊技情報算出手段と、前記遊技情報算出手段が算出した遊技情報を各遊技機の識別情報と対応付けて記憶する遊技情報記憶手段と、遊技者が前記遊技情報に基づく検索条件を設定するために操作する操作手段と、前記操作手段による操作に応じて前記検索条件を設定する検索条件設定手段と、前記検索条件設定手段が設定した前記検索条件よりも所定の設定値だけ条件を拡張した拡張検索条件を設定する拡張検索条件設定手段と、前記検索条件設定手段が設定した前記検索条件に適合する遊技情報に対応する遊技機である対象遊技機を検索すると共に、当該検索条件よりも所定の設定値だけ拡張した条件のうち拡張した部分の条件に適合する遊技情報に対応する遊技機である予備遊技機を検索する検索手段と、前記検索手段が検索した前記対象遊技機の識別情報と前記予備遊技機の識別情報とを区別して表示させる表示制御手段と、を備えたものである（請求項１）。

請求項１記載の遊技場用表示装置において、
遊技機は、遊技者にとって有利な特別状態の発生契機となる特別役の抽選処理を実行可能に構成され、前記遊技情報算出手段は、前記複数の遊技機から入力した遊技情報に基づいて各遊技機の前記抽選処理回数を算出し、前記検索条件記定手段は、前記検索条件として、直近の前記特別状態終了後における前記抽選処理回数が前記操作手段により入力された入力値以上であることを検索条件とする第１検索条件、直近の前記特別状態終了後における前記抽選処理回数が前記操作手段により入力された入力値以下であることを検索条件とする第２検索条件、直近の前記特別状態終了後における前記抽選処理回数が前記操作手段により入力された２つの入力値の範囲内であることを検索条件とする第３検索条件を設定可能とし、前記拡張検索条件設定手段は、前記第１検索条件及び前記第３検索条件について下限値のみを前記所定の設定値だけ拡張する一方、前記第２検索条件について上限値のみを前記所定の設定値だけ拡張するようにしても良い（請求項２）。

請求項１の発明によれば、遊技者が入力した検索条件だけでなく、さらに拡張した範囲まで検索して予備的に表示するので、検索条件の範囲内に遊技可能な遊技機がない場合でも検索条件を再度入力し直す手間を省いたり、遊技者がそのまま帰宅してしまう事態を回避したりすることができる。

請求項２の発明によれば、第３検索条件については、下限値と上限値の両方を理論上拡張可能であるが、このような検索条件を設定する遊技者は直近の特別状態が終了してからの抽選処理回数が、何回当たりが当りやすいという予測に基づいて検索しているので、上限値を拡張しても意味はなく、逆に、下限値を拡張するのであれば直に当たりやすい範囲に到達することを報知できるので、遊技者が欲する情報を的確に提供することが可能となる。

本発明の一実施形態における遊技場用管理システムの全体構成を概略的に示す図 管理装置による遊技機検索設定画面を示す図 遊技情報表示端末による遊技機検索画面を示す図 遊技情報表示端末による検索結果画面を示す図 遊技情報表示端末による検索履歴画面を示す図

以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図１は、遊技場用管理システムの全体構成を概略的に示している。遊技場内には複数台の遊技機１が設置されており、各遊技機１に対応して貸出装置２及び呼出ランプ３が設置されている。これら遊技機１、貸出装置２、呼出ランプ３は、管理装置４（拡張検索条件設定手段に相当）とＬＡＮ５に中継装置６（遊技情報算出手段、遊技情報記憶手段に相当）を介してネットワーク接続されている。尚、図１では遊技機としてスロットマシンを示している、遊技場内にはパチンコ機や計数装置なども設置されている。遊技者は貸出装置２からメダル（遊技価値）を借受けて遊技機１で遊技を行うようになっている。遊技場には遊技情報表示端末７（操作手段、検索条件設定手段、拡張検索条件設定手段、検索手段、表示制御手段に相当）が設置されており、中継装置６は遊技機側から遊技信号（アウト信号、セーフ信号、ボーナス信号など）、貸出装置２から貸出信号を入力し、遊技情報表示端末７に遊技信号、貸出信号を出力する。

遊技機１の正面には表示窓８が設けられており、遊技者は表示窓８を通じて内部に設けられたリール９の図柄を視認可能となっている。図柄は、左リール９ａ、中リール９ｂ及び右リール９ｃの各円周面に描かれており、それら各リール９ａ〜９ｃの停止状態では表示窓８の上段、中段及び下段に対応して図柄が表示される。表示窓８には破線で示すように合計５本の入賞ラインが施されており、入賞図柄が何れかの入賞ラインのうちメダルの投入により有効となった有効ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生するようになっている。

表示窓８の上方には、ボーナス状態中のメダルの払出し進捗状態などの種々の情報を表示する液晶表示部１０、各種のランプからなる装飾ランプ部１１が設けられている。表示窓８の下方には、クレジットメダルを投入するＢＥＴボタン１２、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン１３、メダルを投入するメダル投入口１４が設けられており、これらの下方にはスタートレバー１５、左ストップボタン１６ａ、中ストップボタン１６ｂ及び右ストップボタン１６ｃが設けられている。表示窓８の右方位置には、払出メダルの枚数を表示する払出数表示部１７、クレジットメダルの枚数を表示するクレジット表示部１８が設けられている。遊技機１の正面最下部にはメダルが払出されるメダル払出口１９、このメダル払出口１９から払出されたメダルを受ける受皿２０が設けられている。

遊技機１は、一連のゲーム開始操作、つまり、遊技者がメダルをメダル投入口１４に投入した状態、又はクレジットメダルをＢＥＴボタン１２の操作により投入した状態でスタートレバー１５を操作すると、内部抽選を行うと共に各リール９ａ〜９ｃを始動させる（回転動作を開始させる）。遊技機１は、各リール９ａ〜９ｃを始動させた後では、各ストップボタン１６ａ〜１６ｃの操作に応じて各リール９ａ〜９ｃを停止して１ゲームを終了する。内部抽選の結果が当選であった場合には、内部抽選により当選した内部当選役に対応した内部当選フラグ（ボーナス役フラグ、小役フラグ及びリプレイ役フラグを「１」に設定し（成立させ）、その内部当選フラグに基づいて所謂すべり制御（引込制御）を含む停止制御（各リール９ａ〜９ｃを内部当選フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止させる制御）を行い、その入賞図柄に応じた枚数のメダルをメダル払出口１９から払出す。引込制御は、各ストップボタン１６ａ〜１６ｃの操作を検出した時点から最大で４図柄までの図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。つまり、ＢＢ役（特別役に相当）が内部当選した場合は、ＢＢ図柄が入賞するように引込制御を実行し、ＢＢ図柄が入賞した場合はＢＢ状態（特別状態に相当）を発生する。

遊技機１は、以下の信号を出力する。
・投入メダル信号（投入されたメダル数を示す）
・払出メダル信号（払い出されたメダル数を示す）
・ボーナス信号（ボーナスが発生したことを示す）
貸出装置２は、動作状態を示す動作ランプ２１、紙幣を投入する紙幣投入口２２、会員カード挿入口２３、及びメダルを貸出すメダル貸出口２４を備えている。動作ランプ２１は、不具合が生じた場合等に点灯し、従業員に不具合の発生等を報知する。貸出装置２は、遊技者が紙幣投入口２２に紙幣が投入されると、投入された紙幣の有価価値に応じた数のメダルをメダル貸出口２４から貸出す。

中継装置６は遊技機１から遊技信号（アウト信号、セーフ信号、ボーナス信号など）を入力すると、各遊技機１の遊技情報（ＢＢ回数、ＲＢ回数、ＡＲＴ回数、累計ゲーム回数、只今ゲーム回数（直近のボーナス状態が終了してから消化したゲーム回数（抽選処理回数に相当））など）を算出して記憶する。遊技情報表示端末７から送信要求信号を入力すると、各遊技機１の遊技情報及び稼動状況情報（稼動中か否かを示す情報。中継装置６が最後に遊技信号を入力したのが１分以内であれば稼動中と判定し、遊技情報表示端末７からの送信要求に応じて出力）を出力する。

遊技情報表示端末７は、遊技者からの操作入力により入力された台番の遊技情報等を表示するタッチパネル式の表示部２５、会員カード挿入口２６等を備えており、会員カードの挿入状態で表示部２５に会員個人の遊技情報を表示可能であると共に、検索条件が入力されると、中継装置６に記憶されている遊技情報から検索条件に該当する遊技機１を抽出して表示する。

次に上記構成の作用について説明する。
遊技場の管理者は、管理装置４に対して遊技機検索設定を予め行う。この遊技機検索設定は、管理装置４に対する操作により管理装置４のモニタ２７に遊技機検索設定画面を表示して行う。
図２は管理装置４のモニタ２７に表示された遊技機検索設定画面を示している。遊技機検索設定画面には、「遊技機検索設定」であることを示すタイトル２７ａ、「戻る」ボタン２７ｂ、「パチンコ」ボタン２７ｃ、「パチスロ」ボタン２７ｄ、選択された機種種別に対応する検索項目２７ｅが表示されている。

図２に示す例では、「パチスロ」ボタン２７ｄが選択されている状態を示しており、「パチスロ」に対応した検索項目２７ｅとして、「機種」、「ＢＢ回数」、「ＲＢ回数」、「ＡＲＴ回数」、「累計ゲーム回数」、「只今ゲーム回数」が表示されている。各検索項目２７ｅに対応して、当該検索項目２７ｅを遊技情報表示端末７で表示／非表示するかを選択する「表示設定」、遊技情報表示端末７で設定された検索対象を拡大する機能の有／無を選択する「おすすめ設定」が表示されている。表示設定に対して表示／非表示の何れを選択するか、或いはおすすめ設定に対して有／無の何れを選択するかは、表示／非表示ボタン２７ｆ、有／無ボタン２７ｇをタッチ操作することで選択することができる。この場合、表示設定の「表示」を選択した場合のみ、おすすめ設定（有／無）の選択が有効となる。

「機種」以外の検索項目２７ｅに対応してマイナス値入力欄２７ｈとプラス値入力欄２７ｉが表示されており、おすすめ設定が「有」の場合は、マイナス値入力欄２７ｈとプラス値入力欄２７ｉへの数値の入力が可能となる。このおすすめ設定は、後述するように遊技情報表示端末７で遊技者により入力された数値により設定される遊技機検索条件を拡大するものである。例えば遊技機検索条件で「Ｘ」以上と設定された場合に、検索条件を「Ｘ」よりもマイナス方向に拡大するために、「Ｘ」未満で且つ「Ｘ」から設定したマイナス値を減算した値以上をおすすめ条件（「拡張した部分の条件」に相当）とする。逆に「Ｘ」以下と設定された場合は、検索条件を「Ｘ」よりもプラス方向に拡大するために、「Ｘ」より大きく且つ「Ｘ」から設定したプラス値を加算した値以下をおすすめ条件（「拡張した部分の条件」に相当）とする。具体的には、図２に示すようにＢＢ回数のマイナス値を「５」に設定した状態で、遊技情報表示端末７にてＢＢ回数２０回以上という検索条件が設定された場合は、ＢＢ回数が２０回以上の遊技機１を「候補」として表示しつつ、ＢＢ回数が２０回未満で且つ１５回以上の遊技機１（予備遊技機に相当）を「おすすめ」として表示する。
遊技情報表示端末７は、５分ごとに全ての中継装置６に対し送信要求信号を出力し、各遊技機１の遊技情報を入力して更新すると共に、待機状態では図示しないメインメニューを表示し、メインメニューに表示される「遊技機検索」ボタンがタッチ操作されると遊技機検索画面を表示する。

図３は遊技情報表示端末７の表示部２５に表示された遊技機検索画面を示している。遊技機検索画面には、タイトル２５ａとして「遊技機検索」であることが表示され、「パチンコ」ボタン２５ｂ、「パチスロ」ボタン２５ｃが表示されていると共に、検索項目２５ｅにおいて「機種」に対応して機種入力欄２５ｄ、「機種」以外に対応して以上入力欄２５ｆ、以下入力欄２５ｇがそれぞれ表示され、さらに、「検索」ボタン２５ｈ、「履歴」ボタン２５ｉ、「リセット」ボタン２５ｊ、「メインメニュー」ボタン２５ｋが表示されている。

遊技者が遊技機１を検索するには、「パチンコ」ボタン２５ｂ、「パチスロ」ボタン２５ｃの何れかをタッチ操作することにより「パチンコ」か「パチスロ」を選択する。図３は「パチスロ」が選択された状態を示している。機種入力欄２５ｄをタッチ操作すると遊技場内にある遊技機１の機種名が一覧表示（図示せず）されるので、検索対象の機種を選択すると機種入力欄２５ｄに表示される。図３では、パチスロＡが表示された状態を示している。検索項目２５ｅにおける「ＢＢ回数」、「ＲＢ回数」、「ＡＲＴ回数」、「累計ゲーム回数」、「只今ゲーム回数」に対応した以上入力欄２５ｆ、以下入力欄２５ｇをタッチ操作するとテンキー（図示せず）がポップアップ表示されるので、所望の値を入力するとその値が入力欄２５ｆ，２５ｇに表示される。図３では、ＢＢ回数に対応した以上入力欄２５ｆに「２０」が入力された状態を示している。尚、入力欄２５ｆ，２５ｇの両方に数字を入力する必要はなく、何れか一方、さらには何れにも入力しなくても良い。

遊技情報表示端末７は、上述のようにして遊技機検索画面にて検索条件が入力された状態で、「検索」ボタン２５ｈがタッチ操作されると各中継装置６から収集して記憶している遊技情報の中から検索条件に適合する遊技機１を検索して検索結果画面を表示する。
図４は遊技情報表示端末７による検索結果画面を示している。検索結果画面では、タイトル２５ａに「検索結果」を表示し、検索条件に適合した遊技機を「候補」として表示すると共に、「検索条件変更」ボタン２５ｌ、「メインメニュー」ボタン２５ｋを表示する。「候補」の表示としては、機種、遊技機番号、ＢＢ回数、稼動状況が設定されている。さらに管理装置４でおすすめ設定が「有」に設定されている場合は、おすすめ条件に適合する遊技機１（予備遊技機）を検索して「おすすめ」として表示する。遊技情報表示端末７から入力した稼動状況情報に応じて、検索した遊技機１が稼動中であれば稼動状況に「稼動中」と表示し、稼動中でなければ非表示とする。つまり、１分以内に稼動がなくても空席とは限らないため空席とは表示しないのである。

遊技者が検索条件を変更したい場合は、「検索条件変更」ボタン２５ｌをタッチ操作して図３に示す遊技機検索画面を表示し、所望の機種、或いは所望の数値を入力して検索条件を変更した状態で「検索」ボタン２５ｈをタッチ操作する。
一方、遊技者が自分或いは他の遊技者により設定された過去の検索条件を確認したい場合は図３の遊技機検索画面に表示されている「履歴」ボタン２５ｉをタッチ操作することにより検索履歴画面を表示する。

図５は遊技情報表示端末７による検索履歴画面を示している。検索履歴画面には、タイトル２５ａとして「検索履歴」であることが表示され、「パチンコ」ボタン２５ｂ、「パチスロ」ボタン２５ｃが表示されると共に、選択された機種種別の機種２５ｍが一覧表示され、さらに「戻る」ボタン２５ｎ、前頁ボタン２５ｏ、次頁ボタン２５ｐ、「メインメニュー」ボタン２５ｋが表示される。

図５（ａ）に示す例では、「パチスロ」が選択された結果、パチスロの機種２５ｍとして「パチスロＡ」〜「パチスロＪ」が表示されている状態を示している。遊技者が所望の機種２５ｍをタッチ操作して選択すると、その機種についての検索条件の履歴が一覧表示される。希望の機種が表示されていない場合は、次頁ボタン２５ｐをタッチ操作して次の機種名を一覧表示する。

図５（ｂ）は、機種２５ｍとして「パチスロＡ」が選択された検索履歴画面を示している。検索履歴画面には、検索条件、ランクが表示される。ランクとはその検索条件を入力した会員のランキングのことで、直近３ヶ月の差玉に応じてランク分けする。具体的には、差数がプラスの勝越遊技者であればＡ、差数がマイナスの負越遊技者であればＢとする。検索時に会員カードが挿入されていなかった場合、又は挿入されていたが差玉が０である場合には空欄とする。次頁ボタン２７ｐをタッチ操作すると次の検索履歴が表示される。

検索履歴を参照する遊技者は、ランクから検索履歴に表示されている検索条件の信頼度を推測することができる。つまり、個人遊技情報を示す情報から優秀な遊技者（ランクＡの遊技者）が検索条件を設定する場合は、その遊技者が参考するのに値するだけの遊技成績の優秀な遊技機１を抽出しようとするはずであることから、その遊技者が入力した検索条件を入力することにより遊技成績の良い遊技機１を検索できる可能性が高いと推測することができる。

このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
遊技情報表示端末７に遊技機１の検索条件を設定すると、検索条件に該当する遊技機１を抽出して表示する場合に、検索条件外の遊技機１のうち、その検索条件に近い遊技機１も併せて表示するようにしたので、検索条件の範囲内に遊技可能な遊技機がない場合でも検索条件を再度入力し直す手間を省いたり、遊技者がそのまま帰宅してしまう事態を回避したりすることができる。

（その他の実施形態）
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
検索条件として只今ゲーム回数の「以上」のみが設定された場合、または「以上」と「以下」の両方が設定された場合には、図２の遊技機検索設定画面において、只今ゲーム回数のマイナス値（下限値）のみを入力可能とし、検索条件として只今ゲーム回数の「以下」のみが設定された場合には、只今ゲーム回数のプラス値（上限値）のみを入力可能としても良い。つまり、検索条件として只今ゲーム回数の「以上」と「以下」の両方が設定された場合については、下限値と上限値の両方を理論上拡張可能であるが、このような検索条件を設定する遊技者は直近のＢＢ状態が終了してからのゲーム回数が、何回当たりが当りやすいという予測に基づいて検索しているので、上限値を拡張しても意味はなく、逆に、下限値を拡張するのであれば直に当たりやすい範囲に到達することを報知できるので、遊技者が欲する情報を的確に提供することが可能となる。

検索条件として只今ゲーム回数の「以上」のみ（第１検索条件に相当）、「以下」のみ（第２検索条件に相当）、「以上」と「以下」の両方（第３検索条件に相当）を設定可能とし、第３検索条件が設定された場合には、検索条件以上はおすすめとせず、検索条件以下のみをおすすめとしても良い。只今ゲーム回数の「以上」と「以下」を設定するケースとしては、理論上正しいか否かに関わらず例えば２００ゲーム台が当たりやすいと考えて遊技機を探す場合が多いので、その値を超えていては意味がないからである。逆にその値未満であれば直に到達することを知らせることができるので効果的である。

対象遊技機と予備遊技機を区別する方法は上記実施形態の態様（「候補」「おすすめ」）に限らない。例えば、文字色や背景色を異ならせても良い。
対象遊技機がない場合にのみ予備遊技機を表示しても良い。
対象遊技機がないか対象遊技機が全て稼動中の場合にのみ予備遊技機を表示しても良い。
呼出ランプ３に遊技機の検索機能を備えるようにしても良い。

図面中、１は遊技機、４は管理装置（拡張検索条件設定手段）、６は中継装置（遊技情報算出手段、遊技情報記憶手段）、７は遊技情報表示端末（操作手段、検索条件設定手段、拡張検索条件設定手段、検索手段、表示制御手段）である。

Claims (2)

1. 複数の機種で構成される複数の遊技機が設置された遊技場において備えられる遊技場用表示装置であって、
   前記複数の遊技機から入力した遊技信号に基づいて各遊技機の遊技情報を算出する遊技情報算出手段と、
   前記遊技情報算出手段が算出した遊技情報を各遊技機の識別情報と対応付けて記憶する遊技情報記憶手段と、
   遊技者が前記遊技情報に基づく検索条件を設定するために操作する操作手段と、
   前記操作手段による操作に応じて前記検索条件を設定する検索条件設定手段と、
   前記検索条件設定手段が設定した前記検索条件よりも所定の設定値だけ条件を拡張した拡張検索条件を設定する拡張検索条件設定手段と、
   前記検索条件設定手段が設定した前記検索条件に適合する遊技情報に対応する遊技機である対象遊技機を検索すると共に、当該検索条件よりも所定の設定値だけ拡張した条件のうち拡張した部分の条件に適合する遊技情報に対応する遊技機である予備遊技機を検索する検索手段と、
   前記検索手段が検索した前記対象遊技機の識別情報と前記予備遊技機の識別情報とを区別して表示させる表示制御手段と、
   を備えたことを特徴とする遊技場用表示装置。
2. 遊技機は、遊技者にとって有利な特別状態の発生契機となる特別役の抽選処理を実行可能に構成され、
   前記遊技情報算出手段は、前記複数の遊技機から入力した遊技情報に基づいて各遊技機の前記抽選処理回数を算出し、
   前記検索条件記定手段は、前記検索条件として、直近の前記特別状態終了後における前記抽選処理回数が前記操作手段により入力された入力値以上であることを検索条件とする第１検索条件、直近の前記特別状態終了後における前記抽選処理回数が前記操作手段により入力された入力値以下であることを検索条件とする第２検索条件、直近の前記特別状態終了後における前記抽選処理回数が前記操作手段により入力された２つの入力値の範囲内であることを検索条件とする第３検索条件を設定可能とし、
   前記拡張検索条件設定手段は、前記第１検索条件及び前記第３検索条件について下限値のみを前記所定の設定値だけ拡張する一方、前記第２検索条件について上限値のみを前記所定の設定値だけ拡張することを特徴とする請求項１記載の遊技場用表示装置。

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