JP2013241781A - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リモコンに異常が生じた場合に、使用者に対して便器洗浄が行えないといった不安や不快感を与えることのない便器洗浄装置を提供する。
【解決手段】 便器に洗浄水を供給する便器洗浄手段と、使用者を検知する人体検知手段と、使用者の操作入力手段の操作によってリモコンから送信される無線信号を受信する受信手段と、受信手段における受信に基づき便器洗浄手段を動作させ便器を洗浄する意思洗浄を行なうとともに、この意思洗浄が行なわれず且つ人体検知手段における人体検知が終了してから所定時間が経過すると便器洗浄手段を動作させて便器を洗浄する自動洗浄を行なう本体制御部と、を備えた便器洗浄装置において、本体制御部は、受信手段がリモコンからの無線信号を受信せずに自動洗浄のみが行なわれる状態が一定期間継続した場合、リモコンに異常が生じていると判断し、自動洗浄における所定時間を短縮するよう制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、便器洗浄を行なう便器洗浄装置に関する。
従来から、便器洗浄装置において、便器の使用者を検知する人体検知センサを備え、この人体検知センサによる人体の検知に基づいて自動的に便器洗浄を行なうとともに、トイレ室内の壁などに設けたリモコンを使用者が操作することで使用者の意思に基づいた便器洗浄も行なうことが可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の便器洗浄装置によれば、仮に使用者がリモコンによる便器洗浄を行なわなかったとしても自動的に便器洗浄が行なわれるため、次の使用者が快適に便器を使用できる利点がある。
特許第3214605号
特許文献1に記載されたような便器洗浄装置に用いられるリモコンにおいては、施工時の工事簡略化を図るため、一般的に駆動電源として電池を使用する。このリモコンの電池が切れた場合や、リモコンに故障が生じた場合、リモコンが動作せず、使用者の意思に基づいた洗浄を行うことが出来ないため、使用者に対して便器洗浄が行なえないといった不安や不快感を与えてしまう観点からは改善の余地があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、リモコンに異常が生じた場合に、使用者に対して便器洗浄が行えないといった不安や不快感を与えることのない便器洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、便器に洗浄水を供給する便器洗浄手段と、前記便器を使用する使用者を所定の閾値に基づいて検知する人体検知手段と、前記使用者により操作され、前記便器洗浄手段を動作させるための操作入力手段を有するリモコンと、前記使用者の前記操作入力手段の操作によって前記リモコンから送信される無線信号を受信する受信手段と、前記受信手段における受信に基づいて前記便器洗浄手段を動作させて前記便器を洗浄する意思洗浄を行なうとともに、この意思洗浄が行なわれず且つ前記人体検知手段における人体検知が終了してから所定時間が経過すると前記便器洗浄手段を動作させて前記便器を洗浄する自動洗浄を行なう本体制御部と、を備えた便器洗浄装置において、前記本体制御部は、前記受信手段が前記リモコンからの無線信号を受信せずに前記自動洗浄のみが行なわれる状態が一定期間継続した場合、前記リモコンに異常が生じていると判断し、前記自動洗浄における前記所定時間を短縮するように制御する便器洗浄装置が提供される。
これにより、リモコンに異常が生じていると本体制御部が判断した場合には、より迅速に便器の自動洗浄を行なうことができる。そのため、リモコンにおいて電池切れや故障等の異常が生じて、意思洗浄が行なえずとも、使用者に対して便器洗浄が行なえないといった不安や不快感を与えにくく、使い勝手のよい便器洗浄装置を提供することができる。
また、本発明は、前記本体制御部は、前記リモコンに異常が生じていると判断すると、前記使用者による洗浄開始動作を検出するための洗浄開始動作検知閾値に基づいて、前記人体検知手段により洗浄開始動作を検出し、この洗浄開始動作の検知に基づいて前記便器洗浄手段を動作させる。
これにより、リモコンに異常が生じていると本体制御部が判断した場合には、使用者が人体検知手段に対して手をかざす等の洗浄開始動作を行なうことで、使用者の意思に基づいた洗浄を行なうことができる。そのため、リモコンにおいて電池切れや故障等の異常が生じて、意思洗浄が行なえずとも、使用者に対して便器洗浄が行なえないといった不安や不快感を与えることがなく、使い勝手のよい便器洗浄装置を提供することができる。
また、本発明は、前記人体検知手段は、伝播波を発信し、この伝播波の反射による反射波に基づいて人体を検知するものであり、前記本体制御部は、前記使用者による洗浄開始動作を検知するために、前記人体検知手段が使用者を検知している間の伝播波の発信周期を短くする。
これにより、リモコンに異常が生じていると本体制御部が判断した場合には、使用者の人体検知手段に対する洗浄開始動作をより素早く検知することで、使用者の意思に基づいた洗浄もより素早く行なうことができる。そのため、リモコンにおいて電池切れや故障等の異常が生じて、意思洗浄が行なえずとも、使用者に便器洗浄が行なえないといった不安や不快感をさらに与えることなく、使い勝手のよい便器洗浄装置を提供できる。
また、本発明は、前記本体制御部は、前記リモコンに異常が生じていると判断して前記所定時間を短縮しているときに、前記受信手段が前記リモコンからの無線信号を受信すると、前記所定時間の短縮を解除するように制御する。
これにより、リモコンに異常が生じていると本体制御部が判断して所定時間を短縮しているときに、リモコンからの無線信号を受信手段が受信すると、特別な操作をせずとも、自動的に所定時間の短縮が解除することができる。そのため、より使い勝手のよい便器洗浄装置を提供することができる。
本発明によれば、リモコンに異常が生じたことにより、リモコンでの使用者の意思に基づいた洗浄が不能になった場合でも、使用者に不安や不快感を与えることなく、使い勝手のよい便器洗浄装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる便器洗浄装置を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる便器洗浄装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にかかるリモコンの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態において、リモコンの電池が切れていないと本体制御部が判断している場合の便器洗浄装置の自動的な洗浄の動作を示すタイムチャート。 本発明の第1の実施形態における便器洗浄装置の使用者の意思に基づく洗浄の動作を示すタイムチャート。 本発明の第1の実施形態において、リモコンの電池が切れていると本体制御部が判断した場合の便器洗浄装置の動作を示すタイムチャート。 本発明の第2の実施形態において、リモコンの電池が切れていると本体制御部が判断した場合の便器洗浄装置の動作を示すタイムチャート。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は本発明の第1の実施形態にかかる便器洗浄装置の全体を示す模式図、図2は本発明の第1の実施形態にかかる便器洗浄装置の構成を示すブロック図、図3は本発明の本発明の第1の実施形態にかかるリモコンの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態にかかる便器洗浄装置100は、便器600と、便器600に洗浄水を供給する通水路700と、通水路700の一部を覆うようにして設けられた本体ケース190と、本体ケース190に取り付けられ人体を検知する投受光ユニット300(人体検知手段)とを備えている。便器600が設置されるトレイ室内の図示しない壁には、使用者の操作に基づいて無線信号を送信するリモコン800が取り付けられている。また、本体ケース190の内部には、便器600へ洗浄水の供給・停止を行う電磁弁400(便器洗浄手段)と、リモコン800から送信される無線信号を受信する受信手段500と、電磁弁400の動作を制御する本体制御部200とが収納されている。
図2に示すように、投受光ユニット300は、伝播波として赤外光を投光する投光素子320と、便器600に着座した使用者の背中などでのその赤外光の反射による反射光を受光する受光素子340とから構成される。なお、本実施形態においては、赤外光を投光してその赤外光の反射に基づいて人体を検知する投受光ユニット300を用いているが、人体を検知する手段はこのような形態に限定されるものではない。例えば、人体から放出される赤外線による検知領域の熱エネルギー変化から人体を検知する、いわゆる、焦電型赤外線センサや、マイクロ波を発信してそのマイクロ波の反射による反射波の波長変化から人体を検知するマイクロ波センサなどを用いてもよい。
図3に示すように、本実施形態にかかるリモコン800は、使用者が便器洗浄するために操作するスイッチ980(操作入力手段)と、リモコン800の動作を制御するリモコン制御部900と、リモコン制御部900からの指令に基づいて本体ケース190内の受信手段500へ無線信号を送信する送信手段920と、リモコン800の駆動電源である電池960とを備えている。なお、操作入力手段はスイッチ980に限らず、例えば、押しボタン式のスイッチや、赤外線方式で非接触操作が可能な近接スイッチが使われる。
また、図2に示すように、本体制御部200は、リモコン800からの無線信号の受信の有無を判断する受信判断手段220と、便器600を使用する使用者を検知したか否かを判断する人体検出判断手段240と、リモコン800の電池960が切れたか否かを判断する電池切れ判断手段280と、電磁弁400の駆動を行うか否かを判断する便器洗浄判断手段260とを含む。
人体検知判断手段240は、投受光ユニット300が有する受光素子340が受光した反射波の強度レベルに基づく人体検知信号を、予め設定された人体検知閾値と比較して、人体検知閾値以上であれば使用者ありと判断し、人体検知閾値未満であれば使用者なしと判断する。電池切れ判断手段280は、受信手段500がリモコン800からの無線信号を受信しない状態が一定期間継続した場合に、リモコン800の電池960が切れていると判断する。また、便器洗浄判断手段260は、受信判断手段220、人体検出判断手段240及び電池切れ判断手段280による判断結果に応じて電磁弁400の駆動を行うか否かを判断する。本体制御部200は、便器洗浄判断手段260による判断に応じて、電磁弁400の駆動を制御し、図示しない給水源より通水路700を通じて便器600へ供給される洗浄水の供給の開始及び停止を行う。なお、本実施形態においては、受信手段500がリモコン800からの無線信号を受信しない状態が一定期間継続した場合に、リモコン800の電池960が切れていると判断しているが、このような判断に限定されるものではない。例えば、本体制御部200は、受信手段500がリモコン800からの無線信号を受信しない状態が一定期間継続した場合に、リモコン800に故障が生じていると判断してもよく、受信手段500がリモコン800からの無線信号を受信しない状態が一定期間継続した場合にリモコン800に異常が生じたことを判断すれば適宜変更してもよい。
以下、本実施形態の具体的な洗浄動作について図面を参照しつつ説明する。図4は第1の実施形態において、リモコンの電池が切れていないと本体制御部が判断している場合の便器洗浄装置の自動的な洗浄の動作を示すタイムチャートである。図4に示すタイムチャートでは、投受光ユニット300における投光素子320の駆動周期、受光素子340の受光する反射波の強度レベルに基づく人体検知信号、本体制御部200の便器洗浄判断、本体ケース190内の受信手段500へのリモコン800の送信手段920からの無線信号、電磁弁400の駆動を示している。
図4において、投光素子320は駆動周期F1(例えば2秒)にて駆動され、間欠的に検知動作を繰り返す。また、本体制御部200の電池切れ判断手段280は、リモコン800の電池960は切れていないと判断している状態である。まず、使用者が便器600に着座すると、受光素子340の受光する反射波の強度レベルに基づく人体検知信号が、予め設定された人体検知閾値を超える。人体検知信号が人体検知閾値を超えると、本体制御部200の人体検知判断手段240は使用者ありと判断する(時刻t1)。使用者ありとの判断が所定時間T0(例えば6秒)継続すると、本体制御部200は便器600への洗浄水の供給を確定する(時刻t2)。ただし、この時点ではまだ洗浄水の供給は実行されない。
その後、使用者が排泄を終了し、離座すると、人体検知信号が人体検知閾値を下回り、人体検知判断手段240は使用者なしと判断し、人体検知が終了する(時刻t5)。次に、人体検知の開始時(時刻t1)以降にリモコン800の送信手段920からの無線信号を受信手段500が受信しておらず、且つ使用者の離座により人体検知が終了してから所定時間T1(例えば10秒)が経過すると、本体制御部200の便器洗浄判断手段260は電磁弁400を開駆動させると判断する。この判断により本体制御部200は、電磁弁400を開駆動させ、便器600の自動的な洗浄を開始する(時刻t7)。
このように、投受光ユニット300による使用者の検知が終了してから所定時間T1が経過すると便器600の洗浄が自動的に開始される。これ以降の説明では、この自動的な洗浄を自動洗浄と呼ぶこととする。
図5は第1の実施形態における使用者の意思に基づく洗浄の動作を示すタイムチャートである。図5に示すタイムチャートの各項目と時刻t2までの諸動作は、図4で説明した内容と同一であるため、省略する。図4と異なる点を以下に説明する。
人体検知判断手段240が使用者ありと判断している状態で、使用者がリモコン800のスイッチ980を操作すると、リモコン800の送信手段920から無線信号が送信される。受信手段500がこの無線信号を受信し、本体制御部200の受信判断手段220が受信ありと判断すると、便器洗浄判断手段260は電磁弁400を開駆動すべきと判断する。この判断により本体制御部200は、電磁弁400を開駆動させ、便器600の使用者の意思に基づく洗浄を開始する(時刻t3)。この場合、使用者が離座し、人体検知判断手段240が使用者なしと判断し、人体検知が終了してから所定時間T1が経過しても、便器600への洗浄水の供給は行われない。つまり、リモコン800の操作による使用者の意思に基づく洗浄が行われた場合、自動洗浄はキャンセルされる(時刻t7)。
このように、使用者がリモコン800を操作することで送信手段920から無線信号が送信され、この無線信号によって使用者の意思に基づく便器600の洗浄が開始される。これ以降の説明では、この使用者の意思に基づく洗浄を意思洗浄と呼ぶこととする。
次に、図6を参照して本発明の第1の実施形態において、リモコンの電池が切れていると本体制御部が判断した場合の自動洗浄の動作を説明する。図6は本発明の第1の実施形態において、リモコンの電池が切れていると本体制御部が判断した場合の自動洗浄の動作を示すタイムチャートである。
図6において、投光素子320は駆動周期F1にて駆動され、間欠的に検知動作を繰り返す。まず、上述した図5に示した動作と同じく、本体ケース190内の受信手段500が、リモコン800の送信手段920から無線信号を受信し、意思洗浄が行なわれる(時刻t3a)。無線信号を受信した時点(時刻t3a)から、リモコン800の送信手段920から送信される無線信号を受信手段500が受信せず、自動洗浄のみが実行される状態が一定期間T3(例えば72時間)継続すると、本体制御部200の電池切れ判断手段280はリモコン800の電池960が切れたと判断する(時刻t8)。この判断がなされた状態における自動洗浄について説明する。
図6に示すように、使用者が便器600に着座し人体検知信号が人体検知閾値を超えると、本体制御部200の人体検知判断手段240が使用者ありと判断する(時刻t1c)。この使用者ありの判断から、使用者が離座して人体検知判断手段240が使用者なしと判断し、人体検知が終了する時点(時刻t5c)までは、上述した図4に示す自動洗浄の動作における時刻t1〜t5と同一の動作が行われる。ただし、リモコン800の電池960が切れていると本体制御部200の電池切れ判断手段280が判断している状態である。
次に、人体検知の開始時(時刻t1c)以降にリモコン800の送信手段920からの無線信号を受信手段500が受信しておらず、且つ人体検知の終了時(時刻t5c)から所定時間T2(例えば3秒)が経過すると、便器洗浄判断手段260は電磁弁400を開駆動させると判断する。この判断により本体制御部200は、電磁弁400を開駆動させ、便器600の自動洗浄を開始する(時刻t6c)。このT2は、上述したT1よりも短い時間である。つまり、本体制御部200は、リモコン800の電池960が切れていると判断している場合、人体検知の終了時(時刻t5c)から自動洗浄を開始するまでの所定時間をT1からT2へと短縮するように制御する。また、人体検知の終了時(時刻t5c)から所定時間T1が経過しても、自動洗浄は既に行なわれているため、さらに自動洗浄が行なわれることはない(時刻t7c)。
次に、リモコン800の電池960が切れたと本体制御部200の電池切れ判断手段280が判断している状態で、電池960を取り換える等の処理によりリモコン800の送信手段920から無線信号が送信可能となった場合の動作を説明する。
まず、リモコン800は、電池960は取り換えられ、それにより、送信手段920から無線信号を送信可能な状態である。図6に示すように、使用者が便器600に着座し、本体制御部200の人体検知判断手段240は使用者ありと判断する(時刻t1e)。この使用者ありとの判断から、送信可能となったリモコン800の送信手段920から送信される無線信号を受信手段500が受信し、便器600への意思洗浄が行なわれる時点(時刻t3e)までは、上述した図5に示す意思洗浄の動作における時刻t1〜t3と同一の動作が行われる。
受信手段500が無線信号を受信して意思洗浄が行なわれた時点(時刻t3e)で電池切れ判断手段280は、リモコン800は送信手段920から無線信号を送信可能になった、即ち電池960が切れていないと判断する。この電池960が切れていないとの判断により、本体制御部200は、人体検知の終了時から自動洗浄を開始するまでの所定時間の短縮を解除し、所定時間をT2からT1へと復帰させる。ただし、この短縮の解除後に使用者が離座し、人体検知判断手段240が使用者なしと判断し、人体検知が終了した時点(時刻t5e)から所定時間T1が経過しても、既に意思洗浄が行なわれているため、便器600の自動洗浄は行われない(時刻t7d)。次回以降の自動洗浄の実行の際に、人体検知が終了した時点(時刻t5f)から便器600の洗浄開始(時刻t7f)までの所定時間はT1となる。
上述した本発明の第1の実施形態における便器洗浄装置100によれば、無線信号を受信した時点から、リモコン800の送信手段920から送信される無線信号を受信手段500が受信せず、自動洗浄のみが実行される状態が一定期間T3継続すると、本体制御部200の電池切れ判断手段280はリモコン800の電池960が切れていると判断する。そのため、電池電圧を測定するような電池切れを判断するための部材をリモコンに組み込む必要がなく、より少ない部品点数で簡易に本体制御部200によって電池960が切れていることを判断することが可能となり、コストを低減することができる。さらに、一定期間T3の間に自動洗浄が行なわれない場合には、電池切れ判断手段280は電池960が切れているとは判断しない。そのため、単に一定期間T3の間に使用者が存在しない場合での誤判断を防ぐことができる。
リモコン800の電池960が切れていると電池切れ判断手段280が判断した場合には、人体検知が終了してから便器600の自動洗浄が開始されるまでの所定時間を、電池960が切れていないと判断している場合に比べて短縮する。そのため、使用者が離座して人体検知が終了した際、電池960が切れていないと電池切れ判断手段280が判断している場合に比べ、より迅速に便器600の自動洗浄が行なわれる。より迅速に便器600の自動洗浄が行なわれるため、リモコン800の電池960が切れていて意思洗浄が行なえずとも、使用者に対して便器600の洗浄が行なえないといった不安や不快感を与えにくく、使い勝手を向上させることが可能となる。
さらに、上述した本発明の第1の実施形態における便器洗浄装置100によれば、リモコン800の電池960が切れていると電池切れ判断手段280が判断している状態で、送信手段920からの無線信号を受信手段500が受信すると、人体検知終了から自動洗浄が開始されるまでの所定時間の短縮を解除する。そのため、電池960を入れ換える等の処理を行い、送信手段920から無線信号を送信可能になった場合は、リモコン800による意思洗浄を行なうだけで、自動的に人体検知終了から自動洗浄が開始されるまでの所定時間の短縮が解除される。意思洗浄により自動的に所定時間の短縮の解除が行われるため、所定時間の短縮の解除のために、本体制御部200に対して何ら特別な操作を行わずともよく、より使い勝手を向上させることが可能となる。
以下、本発明における第1の実施形態の変形例である第2の実施形態について図面を参照しつつ説明する。この第2の実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
上述した通り、本体制御部200の人体検知判断手段240は、受光素子340が受光した反射波の強度レベルに基づく人体検知信号が、予め設定された人体検知閾値を超えた場合に使用者ありと判断することで、使用者の有無を判断する。第2実施形態では、リモコン800の電池960が切れていると電池切れ判断手段280が判断している状態において、さらに、人体検知判断手段240は、人体検知信号が洗浄開始検知閾値を超えた場合に使用者による洗浄開始動作ありと判断することで、使用者による洗浄開始動作の有無も判断する。洗浄開始検知閾値は使用者による投受光ユニット300への洗浄開始動作(例えば手をかざす動作)を検知するための値であり、人体検知閾値よりも高い値である。人体検知判断手段240が洗浄開始動作ありと判断すると、便器洗浄判断手段260は電磁弁400を開駆動させると判断する。また、洗浄開始動作による意思洗浄が可能なことをLEDランプや音声などで報知する報知手段を本体ケース190や図示しない壁等に備えてもよい。
投受光ユニット300が有する投光素子320は、リモコン800の電池960が切れていると電池切れ判断手段280が判断している場合、人体検知判断手段240が使用者ありと判断している間のみ、その駆動周期が短くなるように制御される。
次に、図7は本発明の第2の実施形態において、リモコンの電池が切れていると本体制御部が判断した場合の便器洗浄装置の動作を示すタイムチャートである。図7に示すタイムチャートの各項目と時刻t8までの動作は、図6で説明した第1の実施形態と同一の内容であるため、省略する。
リモコン800の電池960が切れている本体制御部200の電池切れ判断手段280が判断した時点(時刻t8)で、人体検知判断手段240は、使用者の有無を人体検知信号が人体検知閾値を超えるか否かにより判断するだけでなく、使用者の洗浄開始動作の有無を人体検知信号が洗浄開始検知閾値を超えるか否かにより判断し始める。
まず、リモコン800の電池960が切れていると本体制御部200の電池切れ判断手段280が判断した状態での、第2の実施形態における自動洗浄について説明する。
図7に示すように、使用者が便器600に着座し人体検知信号が人体検知閾値を超えると、本体制御部200の人体検知判断手段240が使用者ありと判断する(時刻t1c)。リモコン800の電池960が切れていると電池切れ判断手段280が判断している状態のため、使用者ありと判断した時点から、投光素子320の駆動周期が、使用者ありと判断する前までのF1からF1よりも短いF2(例えば1秒)となるよう制御される。使用者ありとの判断が所定時間T0継続すると、本体制御部200は便器600への洗浄水の供給を確定する(時刻t2c)。ただし、この時点ではまだ洗浄水の供給は実行されない。
その後、使用者が排泄を終了し、離座すると、人体検知信号が人体検知閾値を下回り、人体検知判断手段240は使用者なしと判断し、人体検知が終了する(時刻t5c)。人体検知が終了すると、本体制御部220は投光素子320の駆動周期をF2からF1に復帰させる。次に、人体検知の開始時(時刻t1c)以降にリモコン800の送信手段920からの無線信号を受信手段500が受信しておらず、且つ人体検知判断手段240が使用者による洗浄開始動作ないと判断している場合において、人体検知が終了してから所定時間T2が経過すると、便器洗浄判断手段260は電磁弁400を開駆動させると判断する。この判断により本体制御部200は、電磁弁400を開駆動させ、便器600の自動洗浄を開始する(時刻t6c)。なお、リモコン800の電池960が切れていると電池切れ判断手段280が判断している状態のため、人体検知の終了から自動洗浄の開始までの所定時間はT1からT2に短縮されている。
次に、リモコン800の電池960が切れている本体制御部200の電池切れ判断手段280が判断したでの、第2の実施形態における洗浄開始動作による意思洗浄について説明する。
図7に示すように、使用者が便器600に着座し人体検知判断手段240が使用者ありと判断した時点(時刻t1d)から、本体制御部200が便器600への洗浄水の供給を確定する(時刻t2d)までの動作は、上述した図7に示す自動洗浄の動作における時刻t1c〜t2cと同一の動作が行われる。その後、使用者により投受光ユニット300に対して洗浄開始動作(例えば手をかざす動作)が行われ、人体検知信号が洗浄開始検知閾値を超えると、人体検知判断手段240が洗浄開始動作ありと判断する。この洗浄開始動作ありの判断により、便器洗浄判断手段260は電磁弁400を開駆動すべきと判断し、電磁弁400を開駆動させ、便器600の使用者の意思洗浄を開始する(時刻t4d)。この場合、使用者が離座し、人体検知判断手段240が使用者なしと判断し、人体検知が終了した時点(時刻t5d)から所定時間T1が経過しても、便器600への洗浄水の供給は行われない。つまり、リモコン800の操作による使用者の意思に基づく洗浄が行われた場合、自動洗浄はキャンセルされる(時刻t6d)。
第2の実施形態において、リモコン800の電池960が切れていると電池切れ判断手段280が判断している状態で、受信手段500が送信手段920からの無線信号を受信した場合、第1の実施形態と同様に自動洗浄における人体検知終了から洗浄開始までの所定時間をT2からT1とし、所定時間の短縮を解除する。また、投光素子320の駆動周期も、受信手段500が無線信号を受信した時点で、F2からF1に復帰させる。
上述した本発明の第2の実施形態における便器洗浄装置100によれば、リモコン800の電池960が切れていると本体制御部200の電池切れ判断手段280が判断した場合には、人体検知判断手段240が使用者の有無だけでなく、使用者による投受光ユニット300に対する洗浄開始動作の有無を検知する。そのため、リモコン800の電池960が切れていても、使用者が投受光ユニット300に対して手をかざす等の洗浄開始動作を行うことで、意思洗浄を行なうことができる。リモコン800の電池960が切れていても意思洗浄が可能なため、使用者に対して便器600の洗浄が行なえないといった不安や不快感を与えることがなく、第1の実施形態よりさらに使い勝手を向上させることが可能となる。
さらに、上述した本発明の第2の実施形態における便器洗浄装置100によれば、本体制御部200の人体検知判断手段240が使用者ありと判断している間のみ、投受光ユニット300の投光素子320の駆動周期F1をF1よりも短いF2となるように制御する。そのため、使用者が着座している間は、投受光ユニット300に対する使用者による洗浄開始動作をより素早く確実に検知することができる。洗浄開始動作を検知しやすくなるため、リモコン800の電池960が切れていても、意思洗浄をより素早く確実に行うことができ、使用者に対して便器600の洗浄が行なえないといった不安や不安感をさらに与えることがなく、より使い勝手を向上させることができる。また、人体検知手段240が使用者ありと判断している間のみ、駆動周期F1をより短いF2とするため、常に駆動周期をF2とする場合に比べて消費電力を低下させることができる。
100…便器洗浄装置
190…本体ケース
200…本体制御部
220…受信判断手段
240…人体検知判断手段
260…便器洗浄判断手段
280…電池切れ判断手段
300…投受光ユニット(人体検知手段)
320…投光素子
340…受光素子
400…電磁弁(便器洗浄手段)
500…受信手段
600…便器
700…通水路
800…リモコン
900…リモコン制御部
920…送信手段
960…電池
980…スイッチ(操作入力手段)

Claims (4)

  1. 便器に洗浄水を供給する便器洗浄手段と、
    前記便器を使用する使用者を所定の閾値に基づいて検知する人体検知手段と、
    前記使用者により操作され、前記便器洗浄手段を動作させるための操作入力手段を有するリモコンと、
    前記使用者の前記操作入力手段の操作によって前記リモコンから送信される無線信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段における受信に基づいて前記便器洗浄手段を動作させて前記便器を洗浄する意思洗浄を行なうとともに、前記意思洗浄が行なわれず且つ前記人体検知手段における人体検知が終了してから所定時間が経過すると前記便器洗浄手段を動作させて前記便器を洗浄する自動洗浄を行なう本体制御部と、を備えた便器洗浄装置において、
    前記本体制御部は、前記受信手段が前記リモコンから送信される無線信号を受信せず前記自動洗浄のみが行なわれる状態が一定期間継続した場合、前記リモコンに異常が生じていると判断し、前記自動洗浄における前記所定時間を短縮するように制御することを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 前記本体制御部は、前記リモコンに異常が生じていると判断すると、前記使用者による洗浄開始動作を検出するための洗浄開始検知閾値に基づいて、前記人体検知手段により前記洗浄開始動作を検出し、この洗浄開始動作の検知に基づいて前記便器洗浄手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  3. 前記人体検知手段は、伝播波を発信し、この伝播波の反射による反射波に基づいて人体を検知するものであり、前記本体制御部は、前記使用者による前記洗浄開始動作を検知するために、前記人体検知手段が前記使用者を検知している間の前記伝播波の発信周期を短くすることを特徴とする請求項2記載の便器洗浄装置。
  4. 前記本体制御部は、前記リモコンに異常が生じていると判断して前記所定時間を短縮しているときに、前記受信手段が前記リモコンからの無線信号を受信すると、前記所定時間の短縮を解除するように制御することを特徴とする請求項1から3いずれか記載の便器洗浄装置。
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