JP2020051055A - 便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯情報端末によって遠隔操作可能な便座装置において、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できる便座装置を提供する。【解決手段】腰掛け式の大便器12の上に取り付けて使用される便座装置20であって、大便器の利用に関連する所定の動作を行う動作部と、携帯情報端末100と無線通信を行う無線通信部と、無線通信部を介して携帯情報端末から受信した信号に基づいて動作部の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、無線通信部が携帯情報端末と通信接続されている状態で、大便器の利用の終了に関連する所定の動作を動作部に行わせた際に、無線通信部と携帯情報端末との通信接続を切断する自動切断処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、便座装置に関する。
スマートフォンなどの携帯情報端末を使って温水洗浄便座などの便座装置を遠隔操作する技術が知られている(例えば、特許文献1)。携帯情報端末は、便座装置と無線通信を行うことにより、便座装置を遠隔操作する。この際、便座装置と携帯情報端末との通信規格によっては、1つの携帯情報端末を便座装置に接続している間は、その便座装置に別の携帯情報端末を接続することができない。
便座装置と携帯情報端末との通信接続は、使用者が通信接続の切断処理を行うか、もしくは携帯情報端末が便座装置の通信圏外まで移動することによって切断される。このため、便座装置と携帯情報端末との通信の範囲が比較的広い場合に、使用者が通信接続の切断処理を忘れてしまうと、その使用者が便座装置の通信圏外まで移動するまで、次の使用者が携帯情報端末を便座装置に接続できなくなってしまう。
このため、携帯情報端末によって遠隔操作可能な便座装置では、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できるようにすることが望まれる。
特許第5889461号
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、携帯情報端末によって遠隔操作可能な便座装置において、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できる便座装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、腰掛け式の大便器の上に取り付けて使用される便座装置であって、前記大便器の利用に関連する所定の動作を行う動作部と、携帯情報端末と無線通信を行う無線通信部と、前記無線通信部を介して前記携帯情報端末から受信した信号に基づいて前記動作部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記無線通信部が前記携帯情報端末と通信接続されている状態で、前記大便器の利用の終了に関連する所定の動作を前記動作部に行わせた際に、前記無線通信部と前記携帯情報端末との通信接続を切断する自動切断処理を実行することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、制御部が、無線通信部が携帯情報端末と通信接続されている状態で、大便器の利用の終了に関連する所定の動作を動作部に行わせた際に、無線通信部と携帯情報端末との通信接続を切断する自動切断処理を実行するため、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記動作部は、前記大便器に洗浄水を供給して前記大便器を洗浄する便器洗浄装置であり、前記制御部は、前記無線通信部が前記携帯情報端末と通信接続されている状態で、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた際に、前記自動切断処理を実行することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、便器洗浄装置に大便器の洗浄を行わせた際に、自動切断処理が実行される。便器洗浄装置による大便器の洗浄の動作は、1回の排泄動作において実行される可能性が高く、また大便器の利用の終了時に実行される可能性が高い。このため、便器洗浄装置の動作に応答して自動切断処理を実行することで、自動切断処理をより確実に実行することができる。また、便器洗浄装置の動作は、他の動作と比べて、1回の排泄動作において実行される回数も少ない。従って、使用者の所望しないタイミングで通信接続が切断されてしまう誤切断の発生も抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、便座と、前記便座への着座を検知した検知状態と、前記便座への着座を検知していない非検知状態と、を有する着座検知センサと、をさらに備え、前記制御部は、前記着座検知センサが前記検知状態の時に、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた場合には、前記自動切断処理を実行しないことを特徴とする便座装置である。
例えば、便器洗浄装置は、洗浄時の水流の音によって排泄音を外部に聞こえ難くするために、終了時以外の使用中にも動作される場合がある。こうした使用中の便器洗浄装置の動作によって自動切断処理が実行されてしまうと、便座装置の使い勝手が損なわれてしまう。これに対し、この便座装置によれば、制御部が、着座検知センサが検知状態の時に、便器洗浄装置に大便器の洗浄を行わせた場合には、自動切断処理を実行しない。これにより、便座装置の使用中に誤切断が発生してしまうことを抑制することができる。便座装置の使い勝手をより向上させることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記制御部は、前記着座検知センサが前記検知状態の時に、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた場合には、前記自動切断処理の実行を保留し、前記着座検知センサが前記検知状態から前記非検知状態に切り替わったことに応答して、前記自動切断処理を実行することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、着座した状態で便器洗浄装置が動作された場合でも、離座後に自動切断処理が実行されるため、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態をより確実に抑制することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記制御部は、前記着座検知センサが前記検知状態から前記非検知状態に切り替わった後、前記非検知状態が所定時間継続された際に、前記自動切断処理を実行し、前記所定時間の経過の前に前記非検知状態から前記検知状態に切り替わった場合には、前記自動切断処理を実行しないことを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、おしり拭き動作などで一瞬離座しただけでは、自動切断処理が実行されないため、誤切断をより確実に抑制することができる。
第6の発明は、第4又は第5の発明において、前記大便器の利用に関連して前記便器洗浄装置と異なる動作を行う別の動作部をさらに備え、前記制御部は、前記自動切断処理の実行の保留中に、前記別の動作部を動作させた場合には、前記自動切断処理をキャンセルすることを特徴とする便座装置である。
自動切断処理の実行の保留中に、別の動作部が動作した場合には、排泄音を聞こえ難くするためなど、便座装置の使用中に便器洗浄装置が動作された可能性が高い。この便座装置によれば、制御部が、自動切断処理の実行の保留中に、別の動作部を動作させた場合には、自動切断処理をキャンセルする。これにより、誤切断の発生をより確実に抑制し、便座装置の使い勝手をより向上させることができる。
第7の発明は、第3〜第6のいずれか1つの発明において、前記制御部は、前記着座検知センサが前記非検知状態の時に、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた場合には、前記着座検知センサの前記非検知状態が所定時間継続された際に、前記自動切断処理を実行し、前記所定時間の経過の前に前記着座検知センサが前記非検知状態から前記検知状態に切り替わった場合には、前記自動切断処理を実行しないことを特徴とする便座装置である。
非検知状態で便器洗浄装置が動作された後、すぐに検知状態に切り替わった場合には、まだ便座装置が使用中である可能性が高い。この便座装置によれば、制御部が、所定時間の経過の前に着座検知センサが非検知状態から検知状態に切り替わった場合には、自動切断処理を実行しない。これにより、誤切断の発生をより確実に抑制し、便座装置の使い勝手をより向上させることができる。
本発明の態様によれば、携帯情報端末によって遠隔操作可能な便座装置において、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できる便座装置が提供される。
実施形態に係るトイレシステムを模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る便座装置を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係る携帯情報端末を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 図5(a)〜図5(d)は、表示画面の一例を模式的に表す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るトイレシステムを模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレシステム2は、トイレ装置10と、携帯情報端末100と、を備える。トイレ装置10は、住宅や公共施設のトイレ室TRに設置される。住宅では、例えば、1階と2階など複数のトイレ室TRが設置される場合がある。また、公共施設では、例えば、間仕切りなどでトイレ空間を仕切ることにより、1つのトイレ空間内に複数のトイレ室TRが設置される場合がある。公共施設のトイレ室TRは、換言すれば、トイレブースである。トイレ装置10は、例えば、こうした複数のトイレ室TRのそれぞれに設置される。
トイレ装置10は、腰掛け大便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)12と、便座装置20と、を備える。便座装置20は、便器12の上部に設置される。便座装置20は、便器12に対して一体的に取り付けてもよいし、便器12に対して着脱可能に取り付けてもよい。
便座装置20は、本体部22と、便座24と、便蓋26と、リモコン28と、ノズル30と、を備える。便蓋26は、便座装置20に必要に応じて設けられ、省略可能である。便座24と便蓋26とは、本体部22に対して回転可能に軸支されている。
なお、本願明細書において、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側方」及び「右側方」のそれぞれは、開いた便蓋26に背を向けて便座24に座った使用者から見た方向である。
便器12は、ボウル部12aを有する。ボウル部12aは、下方に凹む凹状である。便器12は、ボウル部12aにおいて使用者の尿や便などの排泄物を受ける。便座装置20の本体部22は、便器12のボウル部12aよりも後方の部分の上に取り付けられる。
使用者が着座するための便座24は、ボウル部12aを露呈させる開口部24aを有する。便座24は、下げた状態において、ボウル部12aの外縁を囲むように便器12の上に設けられ、開口部24aを介してボウル部12aを露呈させる。これにより、使用者は、便座24に座った状態でボウル部12aに排泄を行うことができる。この例では、貫通孔状の開口部24aが形成された、いわゆるO型の便座24を示している。便座24は、O型に限ることなく、U字型などでもよい。開口部24aは、貫通孔状に限ることなく、切り欠き状でもよい。使用状態(使用者が着座可能な状態)の便座24を上方から見た形状は、環状又はU字状である。
リモコン28は、例えば、複数のスイッチやセンサなどを有し、使用者からの操作指示を受け付ける。また、リモコン28は、有線又は無線を介して本体部22と接続され、使用者から入力された操作指示を本体部22に送信する。本体部22は、リモコン28から入力された操作指示に応じて所定の動作を実行する。なお、本体部22への操作指示の入力は、例えば、本体部22に設けられた操作パネルなどを介して行ってもよい。すなわち、リモコン28は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
ノズル30は、本体部22に設けられている。ノズル30は、本体部22内に収納された位置と、本体部22から前方に突出し、ボウル部12a内に進出した位置と、に進退移動する。なお、図1は、ノズル30がボウル部12a内に進出した状態を表している。
便座装置20は、ノズル30をボウル部12a内に進出させた状態で、使用者の「おしり」などの局部に向けてノズル30から洗浄水を吐水することにより、使用者の局部を洗浄する局部洗浄機能を有する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
リモコン28は、例えば、洗浄ボタンや停止ボタンなど、局部洗浄機能の動作を操作するための複数の操作部材を有する。便座装置20は、例えば、リモコン28から入力される操作指示に基づいて、局部洗浄機能の動作を実行する。これにより、使用者は、リモコン28の操作に応じて、局部の洗浄を行うことができる。
携帯情報端末100は、例えば、使用者の所有するスマートフォンやタブレット端末などである。但し、携帯情報端末100は、これらに限ることなく、使用者が携帯可能な任意の端末でよい。
携帯情報端末100には、便座装置20を遠隔操作するための遠隔操作プログラム(アプリケーションソフトウェア)が予めインストールされている。トイレシステム2では、携帯情報端末100において上記の遠隔操作プログラムを起動させることにより、携帯情報端末100によって便座装置20の動作を遠隔操作することができる。トイレシステム2では、例えば、携帯情報端末100によって便座装置20の局部洗浄機能の動作を遠隔操作することができる。すなわち、トイレシステム2では、リモコン28及び携帯情報端末100のいずれかを操作することにより、便座装置20の局部洗浄機能の動作を遠隔操作することができる。
この例において、便座装置20は、換言すれば、局部洗浄機能を有する衛生洗浄装置である。便座装置20は、衛生洗浄装置に限ることなく、例えば、便座24の座面を温める暖房便座装置などでもよい。リモコン28及び携帯情報端末100によって遠隔操作する便座装置20の動作は、局部洗浄機能の動作に限ることなく、任意の動作でよい。
図2は、実施形態に係る便座装置を模式的に表すブロック図である。
図2に表したように、便座装置20は、制御部40と、記憶部42と、第1人体検知センサ51と、第2人体検知センサ52と、着座検知センサ53と、第1無線通信部61と、第2無線通信部62と、便蓋開閉装置70と、便座開閉装置71と、便座ヒータ72と、電磁弁73と、温水ヒータ74と、ノズル駆動装置75と、脱臭装置76と、室内暖房装置77と、照明装置78と、便器洗浄装置79と、温風送風機80と、を備える。
記憶部42は、便座装置20の各部の動作を制御するための各種の制御プログラムや各種のデータを記憶する。制御部40は、記憶部42に記憶された各種のプログラムやデータを読み出し、逐次処理することにより、便座装置20の各部の動作を統括的に制御する。
第1人体検知センサ51は、便座装置20に近づく人体を検知する。換言すれば、第1人体検知センサ51は、トイレ室TRに入室した人体を検知する。第1人体検知センサ51には、例えば、焦電センサや電波センサなどが用いられる。第1人体検知センサ51は、制御部40と接続されている。第1人体検知センサ51は、人体の検知結果を制御部40に入力する。
第2人体検知センサ52は、便座装置20(便器12)の前に立つ人体を検知する。第2人体検知センサ52には、例えば、赤外線測距センサなどが用いられる。第2人体検知センサ52は、制御部40と接続されている。第2人体検知センサ52は、人体の検知結果を制御部40に入力する。
着座検知センサ53は、便座24への着座を検知する。着座検知センサ53は、便座24への着座を検知した検知状態と、便座24への着座を検知していない非検知状態と、を有する。着座検知センサ53には、例えば、機械的なスイッチや静電センサなどが用いられる。着座検知センサ53は、制御部40と接続されている。着座検知センサ53は、人体の検知結果を制御部40に入力する。
第1無線通信部61は、リモコン28との無線通信を行う。第1無線通信部61は、例えば、リモコン28から送信された赤外線信号を受光する赤外線受光装置である。第1無線通信部61は、制御部40と接続されている。第1無線通信部61は、リモコン28から受信した受信信号を制御部40に入力する。
第2無線通信部62は、携帯情報端末100との無線通信を行う。第2無線通信部62は、例えば、携帯情報端末100と双方向の無線通信を行う。第2無線通信部62には、例えば、Bluetooth(登録商標)やWi−Fiなどの通信規格に準拠した無線通信装置が用いられる。第2無線通信部62は、制御部40と接続されている。第2無線通信部62は、携帯情報端末100から受信した受信信号を制御部40に入力するとともに、制御部40から入力された送信信号を携帯情報端末100に送信する。
便蓋開閉装置70は、制御部40と接続されており、制御部40の制御に基づいて便蓋26を自動的に開閉する。制御部40は、例えば、第1人体検知センサ51又は第2人体検知センサ52による人体の検知に基づいて便蓋26を開き、第1人体検知センサ51又は第2人体検知センサ52による人体の非検知に基づいて便蓋26を閉じる。また、制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作に応じて便蓋開閉装置70を駆動することにより、便蓋26を開閉する。
便座開閉装置71は、制御部40と接続されており、制御部40の制御に基づいて便座24を自動的に開閉する。制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作に応じて便座開閉装置71を駆動することにより、便座24を開閉する。
便座ヒータ72は、便座24の内部に設けられ、便座24の座面を内側から温める。便座ヒータ72は、制御部40と接続され、制御部40の制御に基づいて便座24の座面を温める。制御部40は、例えば、便座24の座面の温度が、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって設定された温度となるように、便座ヒータ72の駆動を制御する。
電磁弁73は、給水源とノズル30との間に設けられる。電磁弁73を開くことにより、ノズル30に洗浄水が供給される。電磁弁73を閉じることにより、ノズル30への洗浄水の供給が停止される。電磁弁73は、制御部40と接続されている。電磁弁73は、制御部40の制御に基づいて、ノズル30への洗浄水の供給及びノズル30への洗浄水の供給の停止を切り替える。
温水ヒータ74は、電磁弁73の下流に設けられている。温水ヒータ74は、制御部40と接続されている。温水ヒータ74は、制御部40の制御に基づいて、給水源から供給された洗浄水を加熱し、例えば規定の温度まで昇温させる。温水ヒータ74は、給水源から供給された洗浄水を、設定された温度の温水に変換する。温水ヒータ74は、例えばセラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式(瞬間式)の熱交換器でもよいし、貯湯タンクを用いた貯湯加熱式の熱交換器でもよい。
また、制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって、温水温度を設定可能とする。使用者は、リモコン28又は携帯情報端末100を操作することにより、温水温度を所望の温度に設定することができる。
ノズル駆動装置75は、本体部22内に収納された位置と、本体部22から前方に突出し、ボウル部12a内に進出した位置と、にノズル30を進退移動させる。ノズル駆動装置75は、制御部40と接続されている。ノズル駆動装置75は、制御部40の制御に基づいて、ノズル30を進退移動させる。
また、制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって、ボウル部12a内に進出した状態におけるノズル30の位置を調整可能とする。使用者は、ノズル30がボウル部12a内に進出した状態において、リモコン28又は携帯情報端末100を操作することにより、ノズル30の前後方向の位置などを所望の位置に調整することができる。
脱臭装置76は、便器12のボウル部12a内の空気を吸引し、吸引した空気に含まれる悪臭成分などを低減させた後、本体部22の外に排出することにより、ボウル部12a内の空気を脱臭する。脱臭装置76は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、ボウル部12a内の空気の脱臭を行う。制御部40は、例えば、使用者が便座24から離れたことを着座検知センサ53が検知した際に、脱臭装置76を所定時間動作させる。
室内暖房装置77は、本体部22の外に温風を吹き出すことにより、トイレ室TR内の暖房を行う。室内暖房装置77は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、トイレ室TR内の暖房を行う。制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって、室内温度を設定可能とする。使用者は、リモコン28又は携帯情報端末100を操作することにより、トイレ室TR内の設定温度を所望の温度に設定することができる。
照明装置78は、便器12のボウル部12a内を照明する。照明装置78は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、ボウル部12a内の照明を行う。制御部40は、例えば、第1人体検知センサ51又は第2人体検知センサ52による人体の検知に基づいて照明装置78を点灯させることにより、夜間などにボウル部12aを見易くする。
便器洗浄装置79は、便器12に洗浄水を供給して便器12を洗浄する。便器洗浄装置79は、例えば、便器12への給水タンクや便器12への給水管などに設けられ、便器12の洗浄を自動的に行えるようにする。便器洗浄装置79は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、便器12の洗浄を行う。制御部40は、例えば、第1人体検知センサ51、第2人体検知センサ52、あるいは着座検知センサ53によって、便座24から使用者が離れたことが検知されたことに応じて、便器洗浄装置79を動作させることにより、便器12の洗浄を行う。
温風送風機80は、使用者の局部に向けて温風を送風する。温風送風機80は、例えば、局部洗浄などで濡れた使用者の局部に温風を送風することにより、使用者の局部を乾燥させる。温風送風機80は、制御部40と接続されている。温風送風機80は、制御部40の制御に基づいて、使用者の局部への温風の送風及び送風の停止を切り替える。
このように、便座装置20は、例えば、便蓋開閉装置70、便座開閉装置71、便座ヒータ72、電磁弁73、温水ヒータ74、ノズル駆動装置75、脱臭装置76、室内暖房装置77、照明装置78、便器洗浄装置79、及び温風送風機80など、便器12の利用に関連する所定の動作を行う動作部を有する。便座装置20は、例えば、複数の動作部を有する。なお、動作部は、上記のものに限ることなく、便器12の利用に関連する所定の動作を行う任意の動作部でよい。便座装置20に設けられる動作部の数は、任意の数でよい。便座装置20に設けられる動作部の数は、例えば、1つでもよい。
前述のように、トイレシステム2では、リモコン28及び携帯情報端末100のいずれかを操作することにより、便座装置20の動作を遠隔操作することができる。便座装置20の制御部40は、第1無線通信部61を介してリモコン28から受信した信号に基づいて複数の動作部の動作を制御するとともに、第2無線通信部62を介して携帯情報端末100から受信した信号に基づいて複数の動作部の動作を制御する。
図3は、実施形態に係る携帯情報端末を模式的に表すブロック図である。
図3に表したように、携帯情報端末100は、制御部110と、記憶部112と、無線通信部114と、操作部116と、表示部118と、スピーカ120と、マイクロフォン122と、を備える。
記憶部112は、携帯情報端末100の各部の動作を制御するための各種の制御プログラムや各種のデータを記憶する。制御部110は、記憶部42に記憶された各種のプログラムやデータを読み出し、逐次処理することにより、携帯情報端末100の各部の動作を統括的に制御する。
無線通信部114は、便座装置20の第2無線通信部62との無線通信を行う。無線通信部114には、第2無線通信部62と同じ通信規格に準拠した無線通信装置が用いられる。無線通信部114は、制御部110と接続されている。無線通信部114は、便座装置20の第2無線通信部62から受信した受信信号を制御部110に入力するとともに、制御部110から入力された送信信号を便座装置20の第2無線通信部62に送信する。
操作部116は、使用者などからの操作指示の入力を受け付ける。操作部116には、例えば、タッチパネルが用いられる。操作部116は、例えば、機械式のスイッチや他のセンサなどでもよいし、これらを組み合わせて構成してもよい。操作部116は、制御部110と接続されている。操作部116は、入力された操作指示を制御部110に入力する。制御部110は、例えば、操作部116から入力された操作指示に応じて、無線通信部114などの各部の動作を制御する。
表示部118は、種々の操作画面などの表示を行う。表示部118には、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置が用いられる。表示部118は、制御部110と接続され、制御部110の制御に基づいて、各種の表示を行う。例えば、操作部116がタッチパネルである場合には、操作部116は、表示部118の上に重ねて設けられる。
スピーカ120は、種々の音の出力を行う。スピーカ120は、制御部110と接続され、制御部110の制御に基づいて、各種の音の出力を行う。
マイクロフォン122は、入力された音を電気信号に変換する。マイクロフォン122は、制御部110と接続され、変換した電気信号を制御部110に入力する。
記憶部112には、携帯情報端末100によって便座装置20を遠隔操作するための便座装置遠隔操作プログラム200が記憶されている。換言すれば、携帯情報端末100には、便座装置遠隔操作プログラム200がインストールされている。
制御部110は、例えば、操作部116から便座装置遠隔操作プログラム200の起動を指示されることにより、記憶部112から便座装置遠隔操作プログラム200を読み出し、便座装置遠隔操作プログラム200に基づく制御を実行することにより、便座装置20の遠隔操作を可能にする。
携帯情報端末100で便座装置20を遠隔操作するためには、携帯情報端末100と便座装置20との間で予めペアリングを行わなければならない場合がある。ペアリングが行われていない場合には、例えば、便座装置遠隔操作プログラム200の起動後、ペアリング可能な便座装置20の情報が表示部118に表示される。例えば、無線通信部114の通信圏内にペアリング可能な便座装置20が複数存在する場合には、複数の便座装置20の情報が、表示部118に表示される。
使用者は、表示部118に表示された便座装置20の情報の中から、ペアリングを所望する便座装置20を選択し、操作部116を介して選択結果を制御部110に入力する。制御部110は、操作部116から選択結果が入力されると、選択された便座装置20とのペアリングを行う。制御部110は、便座装置20とのペアリングが完了した後、その便座装置20との通信接続を開始する。これにより、携帯情報端末100による便座装置20の遠隔操作が可能となる。
便座装置20とのペアリングを一度行うと、例えば、その便座装置20を表すID情報などが記憶部112に記憶され、以降のペアリングは不要となる。従って、便座装置遠隔操作プログラム200を起動した際に、ペアリング済みの便座装置20が無線通信部114の通信圏内に存在する場合には、その便座装置20との通信接続が開始され、ペアリングを行うことなく、その便座装置20を遠隔操作することができる。
図4は、実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
図5(a)〜図5(d)は、表示画面の一例を模式的に表す説明図である。
トイレシステム2において、携帯情報端末100で便座装置20を遠隔操作する場合には、まず、携帯情報端末100の操作部116を操作し、便座装置遠隔操作プログラム200を起動させる(図4のステップS101)。便座装置遠隔操作プログラム200を起動させると、携帯情報端末100の制御部110は、便座装置遠隔操作プログラム200に基づく処理を開始する。
制御部110は、処理を開始すると、無線通信部114の通信結果に基づいて、無線通信部114の通信圏内に通信可能な便座装置20が存在するか否かを判定する。通信可能な便座装置20とは、例えば、無線通信部114の通信圏内が、便座装置20の第2無線通信部62の通信圏内と重なり、かつペアリング済みの便座装置20である。
制御部110は、通信可能な便座装置20が存在しないと判定した場合、例えば図5(a)に表したように、接続先の便座装置20がないことを表す表示画面を表示部118に表示する。この場合、制御部110は、例えば、定期的に又は使用者からの指示に応じて通信可能な便座装置20の再検出を行う。
制御部110は、通信圏内に通信可能な便座装置20が存在すると判定した場合、該当する便座装置20を接続対象として検出し、接続対象の便座装置20との通信接続を開始する。これにより、携帯情報端末100と便座装置20とが、互いに通信接続された接続状態となる(図4のステップS102)。携帯情報端末100の制御部110は、便座装置20との通信接続を完了すると、例えば、図5(b)に表したように、通信接続された便座装置20の情報を表示部118に表示する。
携帯情報端末100の制御部110は、通信接続された便座装置20の情報を表示部118に表示した後、使用者からの操作指示の入力を待機する。また、便座装置20の制御部40は、携帯情報端末100からの操作指示の入力を待機する(図4のステップS103)。
携帯情報端末100の制御部110は、待機状態において、例えば、図5(c)に表したように、便座装置20を操作するための操作画面を表示部118に表示する。操作画面には、例えば、おしり洗浄の実行を指示するためのおしり洗浄ボタン、ビデ洗浄の実行を指示するためのビデ洗浄ボタン、温水温度や便座温度などを設定するための設定ボタン、及び便座装置20との通信接続を切断するための切断ボタンなどの、各種のボタンが設けられる。使用者は、操作部116を介して各種のボタンを操作することにより、所望の操作指示を制御部110に入力する。
制御部110は、操作部116から操作指示が入力されると、入力された操作指示が、便座装置20の操作に関する操作指示か通信接続の切断の操作指示かを判定する(図4のステップS104、S105)。
制御部110は、通信接続の切断の操作指示であると判定した場合、便座装置20との通信接続を切断する処理を実行する。これにより、携帯情報端末100の制御部110及び便座装置20の制御部40は、互いに通信接続を切断する(図4のステップS106)。
このように、便座装置20の制御部40は、携帯情報端末100から通信接続の切断を指示する信号を受信した場合、携帯情報端末100からの指示に応答して携帯情報端末100との通信接続を切断する。また、制御部40は、第2無線通信部62の通信範囲から携帯情報端末100が出た場合にも、携帯情報端末100との通信接続を切断する。
携帯情報端末100の制御部110は、便座装置20との通信接続の切断を完了すると、例えば、図5(d)に表したように、便座装置20との通信接続の切断の完了を表示部118に表示する。この後、制御部110は、便座装置遠隔操作プログラム200を停止させ、便座装置遠隔操作プログラム200に基づく処理を終了する。
一方、制御部110は、便座装置20の操作に関する操作指示であると判定した場合、無線通信部114から便座装置20に信号を送信し、該当する操作に対応する動作の実行を便座装置20に指示する。
便座装置20の制御部40は、携帯情報端末100から信号を受信すると、その信号に対応する動作を実行する(図4のステップS107)。制御部40は、携帯情報端末100から信号を受信すると、その信号に対応して、便蓋開閉装置70、便座開閉装置71、便座ヒータ72、電磁弁73、温水ヒータ74、ノズル駆動装置75、脱臭装置76、室内暖房装置77、照明装置78、便器洗浄装置79、及び温風送風機80のいずれかを動作させる。これにより、携帯情報端末100の操作に基づいて、便座装置20を遠隔操作することができる。制御部110は、便座装置20に信号を送信した後、ステップS103の処理に戻り、再び使用者からの操作指示の入力を待機する。
便座装置20の制御部40は、待機状態において、携帯情報端末100から便器12の洗浄を指示する信号を受信した場合、リモコン28から便器12の洗浄を指示する信号を受信した場合、又は、着座検知センサ53が検知状態から非検知状態に切り替わって非検知状態が所定時間継続された場合に、便器洗浄装置79を動作させ、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせる。
このように、便器洗浄装置79の動作は、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって実行されるとともに、着座検知センサ53の検知結果に基づいて実行される。着座検知センサ53の検知結果に基づく便器洗浄装置79の動作の実行は、例えば、オート便器洗浄などと呼ばれる場合がある。
オート便器洗浄における所定時間は、例えば、6秒程度(例えば2秒以上10秒以下)である。すなわち、着座検知センサ53が検知状態から非検知状態に切り替わってから6秒程度経過した後に、便器洗浄装置79の動作が自動的に実行される。換言すれば、使用者が便座24から離座してから6秒程度経過した後に、便器洗浄装置79の動作が自動的に実行される。
便座装置20の制御部40は、第2無線通信部62が携帯情報端末100と通信接続されている状態で、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた際に、着座検知センサ53が検知状態か非検知状態かを判定する(図4のステップS108、S109)。
制御部40は、非検知状態であると判定した場合、続いて、非検知状態が所定時間継続されたか否かを判定する(図4のステップS110)。この際、所定時間は、例えば、6秒程度(例えば2秒以上10秒以下)である。
制御部40は、所定時間経過したと判定した場合、ステップS106の処理に進み、携帯情報端末100からの指示を受信した場合と同様に、携帯情報端末100との通信接続を切断する。
このように、制御部40は、第2無線通信部62が携帯情報端末100と通信接続されている状態で、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた際に、第2無線通信部62と携帯情報端末100との通信接続を切断する自動切断処理を実行する。
一方、制御部40は、ステップS109において検知状態であると判定した場合、及びステップS110において所定時間が経過していないと判定した場合、自動切断処理の実行を保留する(図4のステップS111)。
制御部40は、自動切断処理の実行を保留した後、着座検知センサ53が検知状態から非検知状態に切り替わったか否かを判定する(図4のステップS112)。
制御部40は、非検知状態に切り替わったと判定した場合、ステップS110の処理に進み、非検知状態が所定時間継続されたか否かを判定する。そして、制御部40は、所定時間が経過した場合には、自動切断処理を実行し、所定時間の経過の前に着座検知センサ53が再び検知状態に切り替わった場合には、自動切断処理の保留状態を継続する。
一方、制御部40は、検知状態が維持されている場合に、リモコン28又は携帯情報端末100から信号を受信すると、その信号に対応する動作を実行する(図4のステップS113、S114)。制御部40は、リモコン28又は携帯情報端末100から信号を受信すると、その信号に対応して、便蓋開閉装置70、便座開閉装置71、便座ヒータ72、電磁弁73、温水ヒータ74、ノズル駆動装置75、脱臭装置76、室内暖房装置77、照明装置78、便器洗浄装置79、及び温風送風機80のいずれかを動作させる。
制御部40は、便器洗浄装置79とは別の動作部を動作させた場合には、自動切断処理をキャンセルし、ステップS103の待機状態に戻る。一方、制御部40は、自動切断処理の実行の保留中に、再び便器洗浄装置79を動作させた場合には、例えば、ステップS111の処理に戻り、保留状態の動作を継続する。
以上、説明したように、本実施形態に係る便座装置20では、制御部40が、第2無線通信部62が携帯情報端末100と通信接続されている状態で、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた際に、第2無線通信部62と携帯情報端末100との通信接続を切断する自動切断処理を実行する(例えば、図4のステップS108のYes、ステップS109のNo、ステップS110のYes、及びステップS106の処理の流れ)。これにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。
便器洗浄装置79による便器12の洗浄の動作は、1回の排泄動作において実行される可能性が高く、また便器12の利用の終了時に実行される可能性が高い。このため、便器洗浄装置79の動作に応答して自動切断処理を実行することで、自動切断処理をより確実に実行することができる。また、便器洗浄装置79の動作は、他の動作と比べて、1回の排泄動作において実行される回数も少ない。従って、使用者の所望しないタイミングで通信接続が切断されてしまう誤切断の発生も抑制することができる。
例えば、便器洗浄装置79は、洗浄時の水流の音によって排泄音を外部に聞こえ難くするために、終了時以外の使用中にも動作される場合がある。こうした使用中の便器洗浄装置79の動作によって自動切断処理が実行されてしまうと、便座装置20の使い勝手が損なわれてしまう。これに対し、便座装置20では、制御部40が、着座検知センサ53が検知状態の時に、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた場合には、自動切断処理を実行しない(例えば、図4のステップS109のYes、及びステップS111の処理の流れ)。これにより、便座装置20の使用中に誤切断が発生してしまうことを抑制することができる。便座装置20の使い勝手をより向上させることができる。
この例では、着座検知センサ53が検知状態の時に、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた場合には、自動切断処理の実行を保留している。これに限ることなく、着座検知センサ53が検知状態の時に、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた場合には、例えば、自動切断処理の実行をキャンセルしてもよい。このように、自動切断処理を実行しない動作には、自動切断処理の実行の保留と、自動切断処理の実行のキャンセルと、を含むものとする。
また、便座装置20では、制御部40が、着座検知センサ53が検知状態の時に、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた場合には、自動切断処理の実行を保留し、着座検知センサ53が検知状態から非検知状態に切り替わったことに応答して、自動切断処理を実行する(例えば、図4のステップS109のYes、ステップS111、ステップS112のYes、ステップS110のYes、及びステップS106の処理の流れ)。このように、着座した状態で便器洗浄装置79が動作された場合でも、離座後に自動切断処理が実行されるため、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態をより確実に抑制することができる。
また、便座装置20では、制御部40が、着座検知センサ53が検知状態から非検知状態に切り替わった後、非検知状態が所定時間継続された際に、自動切断処理を実行する(例えば、図4のステップS112のYes、ステップS110のYes、及びステップS106の処理の流れ)。そして、制御部40は、所定時間の経過の前に非検知状態から検知状態に切り替わった場合には、自動切断処理を実行しない(例えば、図4のステップS112のYes、ステップS110のNo、及びステップS111の処理の流れ)。これにより、おしり拭き動作などで一瞬離座しただけでは、自動切断処理が実行されないため、誤切断をより確実に抑制することができる。
自動切断処理の実行の保留中に、別の動作部が動作した場合には、排泄音を聞こえ難くするためなど、便座装置20の使用中に便器洗浄装置79が動作された可能性が高い。便座装置20では、制御部40が、自動切断処理の実行の保留中に、別の動作部を動作させた場合には、自動切断処理をキャンセルする(例えば、図4のステップS113のYes、ステップS114、及びステップS103の処理の流れ)。これにより、誤切断の発生をより確実に抑制し、便座装置20の使い勝手をより向上させることができる。
非検知状態で便器洗浄装置79が動作された後、すぐに検知状態に切り替わった場合には、まだ便座装置20が使用中である可能性が高い。便座装置20では、制御部40が、所定時間の経過の前に着座検知センサが非検知状態から検知状態に切り替わった場合には、自動切断処理を実行しない(例えば、図4のステップS109のNo、ステップS110のNo、及びステップS111の処理の流れ)。これにより、誤切断の発生をより確実に抑制し、便座装置20の使い勝手をより向上させることができる。
なお、上記実施形態では、便器12の利用の終了に関連する所定の動作の一例として、便器洗浄装置79による便器12の洗浄の動作を示している。便器12の利用の終了に関連する所定の動作は、これに限定されるものではない。例えば、ノズル30の駆動による局部洗浄の停止の動作や、温風送風機80の駆動による局部乾燥の停止の動作などでもよい。換言すれば、リモコン28又は携帯情報端末100による停止ボタンの操作に応じて行う動作でもよい。あるいは、着座検知センサ53の検知状態から非検知状態への切り替わりの動作(離座の検知の動作)でもよい。第1人体検知センサ51の検知状態から非検知状態への切り替わりの動作でもよい。第2人体検知センサ52の検知状態から非検知状態への切り替わりの動作でもよい。便蓋開閉装置70によって便蓋26を閉じる動作でもよい。このように、便器12の利用の終了に関連する所定の動作は、便器12の利用の終了に関連する任意の動作でよい。
本実施形態に係る便座装置20では、制御部40が、第2無線通信部62が携帯情報端末100と通信接続されている状態で、大便器の利用の終了に関連する所定の動作を動作部に行わせた際に、無線通信部と携帯情報端末との通信接続を切断する自動切断処理を実行する。これにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。
但し、局部洗浄の停止の動作や局部乾燥の停止の動作は、局部洗浄機能を利用しない使用者もいるため、確実性が乏しい。また、局部洗浄は、1回の排泄動作において複数回行われることもあり、使用者が便座装置20を引き続き使うにも関わらず、通信接続が切断されてしまう可能性がある。また、着座検知センサ53の検知状態から非検知状態への切り替わりの動作は、例えば、男性の使用者の立小便による利用時などには検知されないため、確実性が乏しい。また、便座24に着座したとしても、1回の排泄動作において座り直し動作やおしり拭き動作などで複数回離座が行われる可能性もあり、誤切断が発生してしまう可能性がある。
これに対し、便器洗浄装置79に便器12の洗浄を行わせた際に、自動切断処理を実行する場合には、1回の排泄動作において実行される可能性が高く、且つ局部洗浄の停止や離座の検知などと比べて1回の排泄動作における実行回数も少なく、誤切断の発生も抑制することができる。従って、便器12の利用の終了に関連する所定の動作は、便器洗浄装置79による便器12の洗浄の動作であることが、より好適である。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレシステム2、携帯情報端末100、便座装置遠隔操作プログラム200などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 トイレシステム、 10 トイレ装置、 12 便器、 12a ボウル部、 20 便座装置、 22 本体部、 24 便座、 24a 開口部、 26 便蓋、 28 リモコン、 30 ノズル、 40 制御部、 42 記憶部、 51 第1人体検知センサ、 52 第2人体検知センサ、 53 着座検知センサ、 61 第1無線通信部、 62 第2無線通信部、 70 便蓋開閉装置、 71 便座開閉装置、 72 便座ヒータ、 73 電磁弁、 74 温水ヒータ、 75 ノズル駆動装置、 76 脱臭装置、 77 室内暖房装置、 78 照明装置、 79 便器洗浄装置、 80 温風送風機、 100 携帯情報端末、 110 制御部、 112 記憶部、 114 無線通信部、 116 操作部、 118 表示部、 120 スピーカ、 122 マイクロフォン、 200 便座装置遠隔操作プログラム

Claims (7)

  1. 腰掛け式の大便器の上に取り付けて使用される便座装置であって、
    前記大便器の利用に関連する所定の動作を行う動作部と、
    携帯情報端末と無線通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部を介して前記携帯情報端末から受信した信号に基づいて前記動作部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記無線通信部が前記携帯情報端末と通信接続されている状態で、前記大便器の利用の終了に関連する所定の動作を前記動作部に行わせた際に、前記無線通信部と前記携帯情報端末との通信接続を切断する自動切断処理を実行することを特徴とする便座装置。
  2. 前記動作部は、前記大便器に洗浄水を供給して前記大便器を洗浄する便器洗浄装置であり、
    前記制御部は、前記無線通信部が前記携帯情報端末と通信接続されている状態で、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた際に、前記自動切断処理を実行することを特徴とする請求項1記載の便座装置。
  3. 便座と、
    前記便座への着座を検知した検知状態と、前記便座への着座を検知していない非検知状態と、を有する着座検知センサと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記着座検知センサが前記検知状態の時に、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた場合には、前記自動切断処理を実行しないことを特徴とする請求項2記載の便座装置。
  4. 前記制御部は、前記着座検知センサが前記検知状態の時に、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた場合には、前記自動切断処理の実行を保留し、前記着座検知センサが前記検知状態から前記非検知状態に切り替わったことに応答して、前記自動切断処理を実行することを特徴とする請求項3記載の便座装置。
  5. 前記制御部は、前記着座検知センサが前記検知状態から前記非検知状態に切り替わった後、前記非検知状態が所定時間継続された際に、前記自動切断処理を実行し、前記所定時間の経過の前に前記非検知状態から前記検知状態に切り替わった場合には、前記自動切断処理を実行しないことを特徴とする請求項4記載の便座装置。
  6. 前記大便器の利用に関連して前記便器洗浄装置と異なる動作を行う別の動作部をさらに備え、
    前記制御部は、前記自動切断処理の実行の保留中に、前記別の動作部を動作させた場合には、前記自動切断処理をキャンセルすることを特徴とする請求項4又は5に記載の便座装置。
  7. 前記制御部は、前記着座検知センサが前記非検知状態の時に、前記便器洗浄装置に前記大便器の洗浄を行わせた場合には、前記着座検知センサの前記非検知状態が所定時間継続された際に、前記自動切断処理を実行し、前記所定時間の経過の前に前記着座検知センサが前記非検知状態から前記検知状態に切り替わった場合には、前記自動切断処理を実行しないことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1つに記載の便座装置。
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