JP2013241006A - デジタルオフセット印刷適用のためのインク - Google Patents

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Abstract

【課題】画像に沿って湿し液を蒸発させることによって、受容基材上に印刷されることが望まれるインク画像のネガティブ潜像を作る可変データ平版印刷に有用な、湿し液に適合したインク組成物を提供する。
【解決手段】インク組成物は、着色剤および複数の硬化可能化合物を含み、この硬化可能化合物は、約0.4から約0.62までのハンセン分画分散力パラメータ、約0.1から約0.3までのハンセン分画極性パラメータ、および約0.2から約0.4までのハンセン分画水素結合パラメータを有する。
【選択図】図2

Description

本開示は、湿し液に適合し且つ可変データ平版印刷に有用な特定のインク組成物に関する。本開示はまた、このようなインク組成物を、例えば可変平版印刷適用において使用する方法にも関する。
オフセット平版は、今日の印刷の一般的な方法である。(本明細書中の目的について、用語「印刷」および「マーキング」は、相互交換可能である。)代表的な平版プロセスにおいて、印刷版(平らなプレート、シリンダの表面またはベルトなどであってもよい)が、疎水性/親油性材料から形成される「画像形成領域」および親水性/疎油性材料から形成される「非画像形成領域」を有するように形成される。画像形成領域は、印刷材料すなわちマーキング材料(例えば、インク)によって占められる最終プリント(すなわち、標的基材)の範囲に対応し、それに対して、非画像形成領域は、このマーキング材料によって占められていない最終プリントの範囲に対応する。親水性領域は、一般に、湿し液(dampening fluid)または湿し液(fountain fluid)と呼ばれる水ベースの液体(代表的には、水、少量のアルコール、他の添加剤および/または表面張力を低下させるための界面活性剤からなる)を受け入れ、そしてこの湿し液によって容易に湿らされる。疎水性領域は、湿し液を弾きインクを受け入れ、それに対し、親水性領域を覆う湿し液は、インクを弾くための液体の「解放層」を形成する。印刷版の親水性領域は、したがって、最終プリントの非印刷範囲、すなわち「非画像形成範囲」に対応する。
インクは、標的基材、例えば紙に直接転写されてもよく、または中間体表面、例えばオフセット印刷システムにおけるオフセット(すなわちブランケット)シリンダに適用されてもよい。オフセットシリンダは、標的基材(画像形成プレートの山から谷までの表面深度をいくぶん超える山から谷までの表面深度を有し得る)のテクスチャーに適合し得る表面を有する適合性被膜またはスリーブによって覆われる。また、オフセットブランケットシリンダの表面の粗度は、まだらなどの欠損なしに、印刷材料のより均一な層を標的基材へ運ぶことを助ける。オフセットシリンダから標的基材へ画像を転写するために、充分な圧力が、使用される。標的基材をオフセットシリンダと圧シリンダとの間に挟むことが、この圧力を提供する。
代表的な平版印刷およびオフセット印刷技術は、永久的なパターンを有するプレートを使用するので、例えば雑誌、新聞などの同じ画像の多数のコピー(すなわち、大部数印刷)を印刷する際にのみ有用である。しかし、これらは、印刷シリンダおよび/または画像形成プレートを取り除き、入れ替えることなしに、1つの頁から次の頁へ新たなパターンを作りそして印刷することはできない(すなわち、この技術は、例えばデジタル印刷システムの場合のように、画像が刷から刷へと変わる場合の真の高速可変データ印刷を提供できない)。さらに、永久的なパターンを有する画像形成プレートまたは画像形成シリンダの費用は、多数のコピーによって償却される。したがって、印刷コピーあたりの費用は、同じ画像の少部数印刷について、同じ画像の大部数印刷よりも高く、デジタル印刷システムのプリントとは対照的である。
したがって、最初に湿し液層で均一に被膜されたパターンなし再画像形成可能表面を使用する、可変データ平版と呼ばれる平版技術が、開発されている。湿し液の領域は、線源(例えば、レーザー光源)の焦点に曝し、ポケットを形成することによって除去される。それにより、湿し液の一時的なパターンが、パターンなし再画像形成可能表面に亘って形成される。この上に適用されたインクは、この湿し液の除去によって形成されたポケット内に保持される。次いで、インクを塗られた表面は、基材に接触させられ、インクは、湿し液層のポケットから基材へと転写する。次いで、湿し液は除去され、湿し液の新たな均一な層が、再画像形成可能表面に適用され、このプロセスは繰り返す。
本開示は、必要に応じた着色剤および複数の硬化可能化合物を含む種々のインク組成物に関する。硬化可能化合物のそれぞれは、本明細書中で記載されるハンセン溶解度パラメータを有する。
実施形態において、複数の硬化可能化合物を含むインク組成物が開示され、ここで、このインク組成物は、約0.4から約0.62までの容量平均ハンセン分画分散力パラメータ(f)、約0.1から約0.3までの容量平均ハンセン分画極性パラメータ(f)、および約0.2から約0.4までの容量平均ハンセン分画水素結合パラメータ(f)を有する。
以下は、図面の簡単な説明であり、本明細書中で開示される例示的な実施形態を説明する目的のものであって、これを限定する目的のものではない。
図1は、本開示のインク組成物が使用され得る可変平版印刷装置を図示する。 図2は、インク組成物において使用され得る種々の硬化可能化合物についてのハンセン溶解度パラメータをしめすTeasプロットである。 図3は、種々の着色剤を入れたインク組成物についての表面張力データを示すグラフである。
量に関連して使用される修飾語「約」は、言及された値を含み、文脈によって述べられる意味を有する(例えば、少なくとも特定の量の測定に伴う誤差程度を含む)。特定の値に使用される場合、その値をも開示するものとして見なされるべきである。例えば、用語「約2」は、値「2」をも開示し、範囲「約2から約4まで」は、範囲「2から4まで」をも開示する。
本開示は、デジタルオフセット印刷プロセスにおける使用のために好適なインク組成物に関する。図1は、本開示のインク組成物が使用され得る可変平版のためのシステムを図示する。システム10は、画像形成部材12を備える。画像形成部材は、基材22および再画像形成可能表面層20を備える。この表面層は、画像形成部材の最外層であり、すなわち、画像形成部材の基材から最も遠い層である。ここで示されるように、基材22は、シリンダの形状である;しかし、基材はまた、ベルト形態などであってもよい。表面層20は、代表的には、シリコーン(例えば、メチルシリコーンもしくはフルオロシリコーン)であり、表面層のエネルギー吸収を増大させるために添加されたカーボンブラックを有し得る。
図示された実施形態において、画像形成部材12は、半時計回りに回転し、何もない表面で始まる。第1の位置に置かれた湿し液サブシステム30は、表面を湿し液32で均一に湿らせ、均一且つ制御された厚みを有する層を形成する。理想的には、湿し液層は、約0.05マイクロメートルと約1.0マイクロメートルとの間の厚みであり、均一であり、穴はない。下でさらに説明されるように、湿し液の組成物は、平坦化と層の厚みの均一性とを助ける。センサー34、例えばインシチュ非接触レーザーグロスセンサーまたはインシチュ非接触レーザーコントラストセンサーが、層の均一性を確かめるために使用される。このようなセンサーは、湿し液サブシステム30を自動化するために使用され得る。
光学的パターン形成サブシステム36において、湿し液層は、エネルギー源(例えば、レーザー)に曝される。このエネルギー源は、層の部分に対して選択的にエネルギーを適用し、画像に沿って湿し液を蒸発させることによって、受容基材上に印刷されることが望まれるインク画像の「ネガティブ」潜像を作る。画像範囲は、インクが望まれる場所に作られ、非画像範囲は、湿し液が残る場所に作られる。ここで湿される、必要に応じたエアナイフ44もまた、清潔で乾燥した空気の供給、制御された空気温度およびインク塗布前の埃汚染を減らすために、表面層20にわたって気流を制御する。次いで、インク組成物が、インク塗布サブシステム46を用いて画像形成部材に適用される。インク塗布サブシステム46は、1つ以上の形成ローラー46A、46Bの上でオフセットインク組成物を測るために、アニロックスローラーを用いる、「キーレス」システムから成ってもよい。インク組成物は、インク画像を形成するために、画像範囲に適用される。
レオロジー制御サブシステム50は、インク画像を部分的に硬化するかまたは留め付けるために存在し得る。この硬化の源は、例えば、紫外線光放出ダイオード(UV−LED)52であってもよく、これは、オプティクス54を用いて所望のとおりに焦点を合わせられることが可能である。結合力および粘度を上げる別の方法は、インク組成物の冷却を用いる。これは、例えば、インク組成物が適用された後でインク組成物が標的基材に転写される前に、再画像形成可能表面にわたってジェット58から冷空気を吹き付けることによって、なされ得る。あるいは、加熱エレメント59が、第1温度を維持するために、インク塗布サブシステム46の近くで使用され得、冷却エレメント57が、より低い第2温度を維持するためにニップ16の近くで使用され得る。
次いで、インク画像は、転写サブシステム70において、標的基材すなわち受容基材14に転写される。これは、記録媒体または受容基剤(例えば、紙)を、圧ローラー18と画像形成部材12との間のニップ16を通過させることによって、達成される。最終受容基材14は、例えば、紙、プラスチックまたは金属であり得る。
最後に、画像形成部材は、残留し得るインクまたは湿し液を取り除かれるべきである。この残渣のほとんどは、エアナイフ77を充分な気流と一緒に用いることにより、迅速に容易に除去することができる。残留し得るインクの除去は、クリーニングサブシステム72において達成され得る。
図1に図示される装置は、インクを画像形成部材から紙へ直接転写するので、インクは、画像形成部材から完全に解放されなければならず、高速で高品質の印刷が可能である筈であることに留意されたい。従来のオフセットインクは、画像形成部材と最終標的基材(すなわち、紙)との間の中間転写部材によって最もよく働くことが望まれる。従来のインクは、1つ以上の欠陥に苛まれる:湿し液における溶解度、画像形成部材上のシリコーン層の膨潤、画像形成部材からの劣悪な解放特性および限られた硬化性能。本開示のインク組成物は、画像形成部材において有用な特定の湿潤特性および解放特性を有し、そしてインク組成物はまた、非水性湿し液にも適合性である。
本開示のインク組成物は、複数の選択させた硬化可能化合物および必要に応じた着色剤を含む。硬化可能化合物は、紫外線(UV)光下で硬化して、インクを最終受容基材上の場所に固定することができる。
本明細書中で使用される場合、用語「着色剤」は、色素、染料、染料の混合物、色素の混合物、染料と色素との混合物などを含む。インク組成物中に分散可能であるかまたは溶解可能であり、他のインク成分と適合性である限り、任意の染料または色素が選択され得る。着色剤は、インク組成物中で、任意の所望の量、代表的には、インク組成物の総重量に基づいて約10から約40重量%(wt%)までの量で、存在し得る。より特定の実施形態において、着色剤は、インク組成物の総重量に基づいて約15から約30wt%または約19wt%から約25wt%までの量で存在する。種々の色素および染料が、当該分野で公知であり、ほんの2、3挙げると、Clariant、BASFおよびCibaなどの供給者から市販されている。
インク組成物は、特定のハンセン溶解度パラメータを有する複数の硬化可能化合物を含む。ハンセン溶解度パラメータは、1つの材料が別の材料中に溶解し均一な溶液を形成するか否かを予測することを助けるために開発された。このパラメータはまた、互いに適合性でありおよび/または限定された溶解度を有する材料を同定するためにも使用され得る。
ヒルデブランド総溶解度パラメータは、3つのハンセンパラメータに分かれ得る:分散力パラメータ;極性パラメータ;および水素結合パラメータ。ヒルデブランド総溶解度パラメータと3つのハンセン溶解度パラメータとの間の関係性は、以下の等式によって決定される:
式中、∂は、総可溶性パラメータである;∂は、ハンセン分散力パラメータである;∂は、ハンセン極性パラメータである;および∂は、ハンセン水素結合パラメータである。
三角Teasグラフにおいて、3つのハンセン溶解度パラメータは、1つのチャートで表される。そのためには、1つの有用なチャートにプロットされるために、ハンセン溶解度パラメータは、以下の等式にしたがう、正規化された(すなわち、分画)値でなければならない:
式中、fは、ハンセン分画分散力パラメータである;fは、分画極性パラメータである;およびfは、分画水素結合パラメータである。3つの正規化されたパラメータの合計は、常に1となる。
本開示のインク組成物中の複数の硬化可能化合物における各化合物は、約0.4から約0.62までのハンセン分画分散力パラメータ(f)、約0.1から約0.3までのハンセン分画極性パラメータ(f)、および約0.2から約0.4までのハンセン分画水素結合パラメータ(f)を有する。本開示の硬化可能インクベース組成物がこれらの範囲内の分画溶解度パラメータを有する場合、インク組成物は、所望の湿潤特性および解放特性を有する。本明細書中でさらに説明されるように、この設計空間内の化合物が、デジタルオフセット平版のために有用な非水性湿し液と一緒の使用のために、最も有用であることが発見されている。1種以上のインクコンポーネントがこれらの範囲外の特性を有し得る場合、インクベース(着色剤を含まない)についての容量平均溶解度パラメータは、これらの範囲内であることが好ましい。
所望のハンセン分画パラメータを有する好適な硬化可能化合物は、Sartomerから入手可能ないくつかを含む。
Sartomer CN294Eは、四官能性アクリル化ポリエステルオリゴマーである。CN294Eは、60℃で0.93の比重と4,000cpsの粘度とを有する透明な液体である。
別の例は、Sartomer SR−259であり、これは、ポリエチレングリコールジアクリラートである。SR−259は、25℃で1.122の比重と25℃で25cpsの粘度と、41.3ダイン/cmの表面張力と、302g−モル−1の分子量とを有する透明な液体である。
別の例は、Sartomer SR306Fであり、これは、トリプロピレングリコールジアクリラートである。SR306Fは、25℃で1.038の比重と25℃で15cpsの粘度と、33.3ダイン/cmの表面張力と、300g−モル−1の分子量とを有する透明な液体である。
別の例は、Sartomer SR−492であり、これは、プロポキシル化トリメチロールプロパントリアクリラートである。SR−492は、25℃で1.050の比重と25℃で90cpsの粘度と、34.0ダイン/cmの表面張力と、470g/モルの分子量とを有する透明な液体である。
別の例は、Sartomer SR454であり、これは、エトキシル化トリメチロールプロパントリアクリラートである。SR454は、25℃で1.103の比重と25℃で60cpsの粘度と、39.6ダイン/cmの表面張力と、428g/モルの分子量とを有する透明な液体である。
別の例は、Sartomer SR−368Dであり、これは、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌラートトリアクリラートである。SR−368Dは、25℃で1.158の比重と25℃で330cpsの粘度とを有する透明な液体である。
別の例は、Sartomer SR444であり、これは、ペンタエリトリトールトリアクリラートである。SR444は、25℃で1.162の比重と25℃で520cpsの粘度と、39.0ダイン/cmの表面張力と、298g/モルの分子量とを有する透明な液体である。
別の例は、1,6−ヘキサンジイルビス[オキシ(2−ヒドロキシ−3,1−プロパンジイル)]ビスアクリラートである。この化合物は、25℃で374.43g/モルの分子量と0.94g/mLの密度とを有する。
別の例は、グリセロール1,3−ジグリセロラートジアクリラートである。この化合物は、25℃で484.54g/モルの分子量と1.18g/mLの密度とを有する。
本開示における使用を考慮され得る3種のさらなる硬化可能化合物は、Sartomer SR−348、SR−349およびCN309である。Sartomer SR−348は、エトキシル化ビスフェノールAジメタクリラートである。SR−348は、25℃で1.119の比重と、25℃で1082cpsの粘度と、41.0ダイン/cmの表面張力と、452g/モルの分子量とを有する透明な液体である。SR−349は、エトキシル化ビスフェノールAジアクリラートである。SR−349は、25℃で1.145の比重と、25℃で1600cpsの粘度と、43.6ダイン/cmの表面張力と、468g/モルの分子量とを有する透明な液体である。Sartomer CN309は、脂肪族疎水性骨格に由来するアクリラートエステル、換言すれば脂肪族アクリラートエステルを含む。CN309は、25℃で0.92の比重と、7.68ポンド/ガロンの密度と、26.3ダイン/cmの表面張力と、150センチポイズ(cps)の粘度と、60℃で40cpsの粘度とを有する透明な液体である。この脂肪族アクリラートエステルは、インク組成物の0から約20wt%まで(約9から約12wt%まで)の量で存在し得る。
特定の実施形態において、複数の硬化可能化合物における各化合物は、アクリラートであり、換言すると、少なくとも1つのアクリラート基(−O−CO−C(CH)=CH)を含む。アクリラート基における炭素−炭素二重結合は、インク組成物の硬化の間、架橋のために利用可能である。
硬化可能化合物は、任意の好適な硬化可能モノマー、オリゴマーまたはプレポリマーを含み得る。好適な材料の例としては、ラジカルに硬化可能なモノマー化合物、例えばアクリラートモノマー化合物およびメタクリラートモノマー化合物が挙げられ、これは、相変化インクキャリアとしての使用のために好適である。実施形態において、少なくとも1つのモノマー、オリゴマーまたはプレポリマーは、アクリラートモノマー、メタクリラートモノマー、多官能性アクリラートモノマー、多官能性メタクリラートモノマー、またはこれらの混合物もしくは組み合わせである。
比較的非極性の固体アクリラートモノマーおよび固体メタクリラートモノマーの特定の例としては、例えば、ラウリルアクリラート、ラウリルメタクリラート、イソデシルアクリラート、イソデシルメタクリラート、オクタデシルアクリラート、ベヘニルアクリラート、シクロヘキサンジメタノールジアクリラートなど、ならびにこれらの混合物および組み合わせが挙げられる。
非極性の液体アクリラートモノマーおよび液体メタクリラートモノマーの特定の例としては、例えば、イソボルニルアクリラート、イソボルニルメタクリラート、カプロラクトンアクリラート、2−フェノキシエチルアクリラート、イソオクチルアクリラート、イソオクチルメタクリラート、ブチルアクリラートなど、ならびにこれらの混合物および組み合わせが挙げられる。実施形態において、本明細書中の放射硬化可能固体インク組成物としては、さらに、イソボルニルアクリラート、イソボルニルメタクリラート、カプロラクトンアクリラート、2−フェノキシエチルアクリラート、イソオクチルアクリラート、イソオクチルメタクリラート、ブチルアクリラートなど、ならびにこれらの混合物および組み合わせからなる群より選択される非極性の液体アクリラートモノマーまたは液体メタクリラートモノマーである、少なくとも1種のモノマー、オリゴマーまたはプレポリマーが挙げられる。
さらに、多官能性アクリラートならびにメタクリラートモノマーおよびメタクリラートオリゴマーは、反応性希釈剤として、ならびに硬化した画像の架橋密度を増大することにより硬化した画像の靭性を増強し得る材料として、相変化インクキャリアに含まれ得る。好適な多官能性アクリラートならびにメタクリラートモノマーおよびメタクリラートオリゴマーの例としては、(これらに限定されないが、)ペンタエリトリトールテトラアクリラート、ペンタエリトリトールテトラメタクリラート、1,2−エチレングリコールジアクリラート、1,2−エチレングリコールジメタクリラート、1,6−ヘキサンジオールジアクリラート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリラート、1,12−ドデカノールジアクリラート、1,12−ドデカノールジメタクリラート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌラートトリアクリラート、プロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリラート(Sartomer Co.Inc.からSR 9003(登録商標)として入手可能である)、ヘキサンジオールジアクリラート、トリプロピレングリコールジアクリラート、ジプロピレングリコールジアクリラート、アミン修飾ポリエーテルアクリラート(PO 83 F(登録商標)、LR 8869(登録商標)、および/またはLR 8889(登録商標)として入手可能である(全て、BASF Corporationから入手可能である))、トリメチロールプロパントリアクリラート、グリセロールプロポキシラートトリアクリラート、ジペンタエリトリトールペンタアクリラート、ジペンタエリトリトールヘキサアクリラート、エトキシル化ペンタエリトリトールテトラアクリラート(Sartomer Co.Inc.からSR 494(登録商標)として入手可能である)、など、ならびにこれらの混合物および組み合わせが挙げられる。
詳細なモノマー、オリゴマー、プレポリマーなどは、実施形態に重要ではないが、例えば、以下の1つ以上が挙げられ得る:アリルメタクリラート;テトラヒドロフルフリルメタクリラート;エチレングリコールジメタクリラート;1,3ブチレングリコールジアクリラート;1,4ブタンジオールジメタクリラート;トリプロピレングリコールジアセタートと混合されたウレタンアクリラート;2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリラート;ポリエチレングリコール(200)ジアクリラート;ペンタエリトリトールテトラアクリラート;トリプロピレングリコールジアセタート;ラウリルメタクリラート;ラウリルアクリラート;2−フェノキシエチルアクリラート;ポリエチレングリコール(400)ジアクリラート;ジ−トリメチロプロパンテトラアクリラート;トリス−(2ヒドロキシエチル)イソシアヌラートトリアクリラート;イソデシルアクリラート;ジペンタエリトリトールペンタアクリラート;エトキシル化(20)トリメチロプロパントリアクリラート;ペンタエリトリトールトリアクリラート;プロポキシル化(3)トリメチロプロパントリアクリラート;トリデシルメタクリラート;エトキシル化(4)ペンタエリトリトールテトラアクリラート;イソボルニルアクリラート;ジプロピレングリコールジアクリラート;プロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリラート;アルコキシル化三官能性アクリラートエステル;三官能性メタクリラートエステル;三官能性アクリラートエステル;ペンタアクリラートエステル;メトキシポリエチレングリコール(350)モノメタクリラート;アルコキシル化シクロヘキサンジメタノールジアクリラート;アルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリラート;三官能性酸エステル;三官能性酸エステル;四官能性アクリラート化ポリエステルオリゴマー;疎水性アクリラートエステル;トリプロピレングリコールジアセタートと混合されたウレタンアクリラート;トリプロピレングリコールジアセタートと混合されたウレタンアクリラート;エトキシル化(3)トリメチロプロパンと混合されたトリアクリラートウレタンアクリラート;トリアクリラート;エトキシル化(4)ノニルフェノールアクリラートと混合されたウレタンアクリラート;1,6−ヘキサンジオールジアクリラートと混合されたウレタンアクリラート;イソボルニルアクリラートと混合されたウレタンアクリラート;六官能性ウレタンアクリラート;またはウレタンアクリラート。
他の好適なモノマー、例えば一官能性の、二官能性の、三官能性の、またはより高次の官能性のモノマー(これらのいくつかは上述のものと同一であるかまたは類似する)は、1つ以上の以下を含み得る:
詳細な実施形態において、複数の硬化可能化合物としては、四官能性アクリラート化ポリエステル(例えば、CN294E)、ポリエチレングリコールジアクリラート(例えば、SR−259)またはトリプロピレングリコールジアクリラート(例えば、SR306F)が挙げられる。四官能性アクリラート化ポリエステルは、インク組成物の40から約55wt%まで(約45から約50wt%までを含む)の量で存在し得る。ポリエチレングリコールジアクリラートは、インク組成物の9から約11wt%までの量で存在し得る。トリプロピレングリコールジアクリラートは、インク組成物の0から約11wt%まで(約9から約11wt%を含む)の量で存在し得る。一般に、複数の硬化可能化合物は、インク組成物の約40から約95wt%までを構成する。
詳細な実施形態において、複数の硬化可能化合物としては、四官能性アクリラート化ポリエステルおよびポリエチレングリコールジアクリラートが挙げられる。時折、複数の硬化可能化合物は、四官能性アクリラート化ポリエステルおよびポリエチレングリコールジアクリラート、および必要に応じて脂肪族アクリラートエステル、および/またはトリプロピレングリコールジアクリラートから成ってもよい。
上述されたように、インク組成物は、着色剤抜きで、上記ハンセン範囲内の容量平均溶解度パラメータをも有し得る。換言すると、本開示のインク組成物は、約0.4から約0.62までの容量平均ハンセン分画分散力パラメータ(f)と、約0.1から約0.3までの容量平均ハンセン分画極性パラメータ(f)と、約0.2から約0.4までの平均ハンセン分画水素結合パラメータ(f)とを有し得る。これらの平均分画パラメータは、まず、インク組成物のそれぞれの各化合物を容量分画を計算し、次いで、それぞれ分散力、極性および水素結合についての容量平均溶解度パラメータの各計算値を、この組成物の総溶解度パラメータに寄与させることによって決定され得る。次いで、分画コンポーネントを、上で規定されたこれらの平均値から計算する。
他の化合物もまた、このインク組成物中に存在してもよく、架橋に関わるが、上述の分画溶解度パラメータは有さず、結果として、このような化合物は、上記複数の硬化可能化合物の範囲内とはみなされるべきではない。このような化合物の1つの例は、平坦化剤として機能するポリエーテル修飾アクリル官能性ポリジメチルシロキサン(BYK 3500として市販される)である。
他の添加剤、例えば1種以上の分散剤、増粘剤、光開始剤および/または熱安定剤もまた、このインク組成物中に存在し得る。分散剤の例は、Lubrizolから入手可能なSOLSPERSE 39000である。増粘剤が、このインク組成物の粘度を調整するために使用され得る。増粘剤の例としては、Southern Clay Productsから入手可能な有機粘度であるCLAYTONE HY、およびDegussa製のAEROSIL 200などのシリカタイプの材料が挙げられる。光開始剤の例としては、どちらもCiba Specialty Chemicalsから入手可能なIRGACURE 184およびIRGACURE 819が挙げられる。IRGACURE 184は、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンであり、204.3の分子量を有する。IRGACURE 819は、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシドであり、418.5の分子量を有する。熱安定剤の例としては、Ciba Specialty Chemicalsから入手可能なIRGASTAB UV 10が挙げられ、これは、UV硬化可能コンポーネントの熱硬化を防ぐためのラジカルスカベンジャーとして作用する。分散剤は、インク組成物の約2から約10wt%まで、または約3wt%から約7wt%まで、または約5wt%からの量で存在し得る。増粘剤は、インク組成物の約0.2から約5wt%までの量で存在し得る。光開始剤は、インク組成物の0から約10wt%まで(約0.5から約10wt%までを含む)の量で存在し得る。熱安定剤は、インク組成物の約0.1から約1wt%までの量で存在し得る。
得られた本開示のインク組成物は、25℃で約5,000から約1,000,000センチポイズまでの粘度および5秒−1のずり速度を有し得る(約5,000から約300,000センチポイズまで、または約15,000から約250,000cpsまで、または約5,000cpsから約75,000cpsまで、または約30,000cpsから約60,000cpsまでの粘度を含む)。
得られた本開示のインク組成物は、25℃で約2,000から約90,000センチポイズまでの粘度および50秒−1のずり速度を有し得る(約5,000から約65,000cpsまでの粘度を含む)。
ずり減粘指数、すなわちSHIは、本開示において、ここでは50秒−1および5秒−1の、2つの異なるずり速度におけるインク組成物の粘度の比として定義される。これは、SHI(50/5)と省略され得る。SHI(50/5)は、本開示のインク組成物について、約0.10から約0.60まで(約0.35から約0.55までを含む)であってもよい。
本開示のインク組成物はまた、25℃で少なくとも約25ダイン/cm(25℃で約25ダイン/cmから約40ダイン/cmまでを含む)の表面張力をも有する。
本開示のインク組成物は、多くの望ましい物理的特性および化学的特性を有する。これらは、これらが後に接触する材料、例えば湿し液、画像形成部材の表面層および最終受容基材に対し、適合性である。これらはまた、所望の湿潤特性および転写特性を有する。これらは、その場でUV硬化され、固定され得る。これらはまた、本開示のインクが使用されることを企図される可変平板印刷装置に求められる流動学的な要件に適合する。加えて、克服が最も困難な問題の1つは、以前の画像のゴーストなしでデジタル画像形成を可能にするための、連続的なデジタル画像間の洗浄および廃棄物処理の必要性である。本開示のインクは、非常に高い転写効率を可能にするように設計されているため、洗浄および廃棄物処理に関する問題の多くを克服する。このインク組成物はゲルではなく、高い色素含量を含み得、デジタルオフセット印刷に好適な高い濃度を有し得る。
本開示のインク組成物は、米国特許出願第13/474,185号(同時係属で出願された表題「Methods For Manufacturing Curable Inks For Digital Offset Printing Applications And The Inks Made Therefrom」、代理人整理番号20110663−399539であり、本明細書中に完全に参照として組み込まれる)において開示される方法にしたがって、製造され得る。一般に、この方法は、以下を包含する:(a)少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマーおよび少なくとも1種の分散剤を混合容器に添加すること;(b)混合容器を加熱すること;(c)少なくとも1種の開始剤または硬化剤および熱安定剤を混合の間に添加すること;(d)撹拌しながら少なくとも1種の色素をゆっくりと添加し、色素を有する放射硬化可能インク組成物をすること;(e)この色素を有する放射硬化可能インク組成物を、およそ室温まで冷ますこと;ならびに(f)この色素を有する放射硬化可能インク組成物を粉砕し、組成物の粒子サイズを約1μm未満まで小さくして、色素を有する硬化可能インク組成物を調製すること。
本開示は、湿し液が疎水性でありインク組成物がいくぶん親水性である(少量の極性コンポーネントを有する)印刷システムを企図する。このシステムは、低い表面エネルギーを有する(特徴において主に分散性である)画像形成部材表面と一緒に用いられ得る。したがって、これは、可変平板印刷において使用されるレーザーエネルギーに対する高温摩耗堅牢性を提供するシリコーン、フルオロシリコーンまたはViton(登録商標)ベースのエラストマーである画像形成部材と共に働くことができる。
適切な化学を選択することにより、インクと湿し液との両方が画像形成部材の表面を湿すが、インクと湿し液とは互いに湿し合わないシステムを工夫することが可能である。このシステムはまた、残留インクの存在下で画像形成部材の表面を湿らせることについての親和性の高さを有することによって、画像形成部材表面から残留インクを実際に剥がすように、残留インクの存在下で湿し液を強力に支持するようにも設計可能である。換言すると、湿し液は、微視的なバックグラウンド欠陥(例えば、半径1μm未満)がその後の印刷に広がらないよう除去することができる。
湿し液は、画像形成部材表面を湿すように、僅かに正の拡散係数を有するべきである。湿し液はまた、インクの存在下で拡散係数を維持できるべきであり、換言すると、湿し液は、インクよりも画像形成部材に近い表面エネルギー値を有する。これは、画像形成部材表面が、インクと比較して湿し液によって湿されると見積もらせ、何らかの残留インクを湿し液が剥がし、この表面にインクが付着するのを弾くことを可能にする。一方で、レーザーは、湿し液を除去しない。次に、インクは、粗度促進要因をもって(すなわち、表面上に湿し液非存在で)、空気中で画像形成部材を湿らせるべきである。この表面は、インクが1から2μmの厚さで適用される際に、1μm未満の粗度を有し得ることに留意されるべきである。望ましくは、湿し液は、空気の存在下でインクを湿さない。換言すると、インク塗布ニップの出口における決壊は、インクと湿し液との境界において起こるべきであり、湿し液自体の中ではない。このように、湿し液は、インクが受容基材に転写された後、画像形成部材上に残留しない傾向にある。最後に、インクと湿し液とは化学的に非混和性であり、乳化混合物のみが存在し得ることもまた、望ましい。インクと湿し液とは、互いに緊切なα−β座標を有し得るが、異なるレベルの水素結合を有する化学コンポーネントを選択することは、多くの場合、ハンセン溶解度パラメータの相違を増大することによって、混和性を低減し得る。
湿し液の役割は、画像形成およびインクの転写において、受容基材に対し選択性を提供することである。図1のインク供給源におけるインクドナーロールは、湿し液層に接触し、インクは、乾燥した、すなわち湿し液に覆われていない画像形成部材上の範囲にのみ適用される。
この点で、材料は、代表的に、材料の溶解度球の範囲内に溶解度がある場合、溶媒中に溶解性である。溶媒が材料の溶解度球範囲内にあるか否かは、材料の溶解度球の中央からの溶媒の距離が、以下の等式(1)にしたがう材料についての相互作用の半径未満であるか否かを計算することによって決定され得る:
式中、R(S−P)は、溶媒と材料の溶解度球の中央との間の距離(すなわち、半径)である;∂sは、溶媒についてのハンセンコンポーネントである;および∂mは、材料についてのハンセンコンポーネントである。Rもまた、相互作用の半径を表す。
本開示において、湿し液は、等式(1)の溶媒に相当し、インク組成物は、等式(1)の材料に相当する。望ましくは、インク組成物は、湿し液中で可溶性であり、したがって、相互作用の半径は、可能な限り大きいことが好ましい。
実施形態において、インク組成物は、少なくとも1種の硬化可能化合物を含み、これは、湿し液に対し16よりも大きい相互作用の半径を有する。より特異的な実施形態において、相互作用の半径は、18以上であるか、または20以上である。
本開示のインク組成物に適合性である湿し液は、揮発性ハイドロフルオロエーテル(HFE)液または揮発性シリコーン液であることが企図される。これらの種類の液体は、蒸発に必要なエネルギーの量における利点、分散性/極性表面張力設計空間における望ましい特性、および一旦蒸発した後に残されるゼロ残渣のさらなる利益を提供する。ハイドロフルオロエーテルおよびシリコーンは、室温、すなわち25℃で液体である。
特定の実施形態において、揮発性ハイドロフルオロエーテル液は、式(I)の構造を有する:
式中、mおよびnは、独立して、1から約9までの整数である;ならびにpおよびqは、独立して、0から19までの整数である。見てのとおり、一般に、酸素原子への2つの基の結合は、フルオロアルキル基である。
特定の実施形態において、qは、ゼロであり、pは、ゼロではない。これらの実施形態において、式(I)の化合物の右側は、パーフルオロアルキル基になる。他の実施形態において、qはゼロであり、pは2m+1の値を有する。これらの実施形態において、式(I)の化合物の右側は、パーフルオロアルキル基であり、式(I)の左側は、アルキル基である。さらに他の実施形態において、pおよびqの両方は、少なくとも1である。
この点において、本明細書中で使用される用語「フルオロアルキル」は、完全に炭素原子および水素原子からなるラジカルをいい、ここで、水素原子の1つ以上は、フッ素原子で置換されていてもよく(すなわち、必ずしもそうである必要はない)、完全に飽和している。フルオロアルキルラジカルは、直鎖状であるか、分枝鎖状であるか、または環状であってもよい。
本明細書中で使用される用語「アルキル」は、完全に炭素原子および水素原子からなるラジカルをいい、これは、完全に飽和していて、式−C2n+1のものである。アルキルラジカルは、直鎖状であるか、分枝鎖状であるか、または環状であってもよい。アルキル基は、フルオロアルキル基の下位集合であることに留意されたい。
本明細書中で使用される用語「パーフルオロアルキル」は、完全に炭素原子およびフッ素原子からなるラジカルをいい、これは、完全に飽和していて、式−C2n+1のものである。パーフルオロアルキルラジカルは、直鎖状であるか、分枝鎖状であるか、または環状であってもよい。パーフルオロアルキル基は、フルオロアルキル基の下位集合であり、アルキル基とはみなされ得ないことに留意されたい。
特定の実施形態において、ハイドロフルオロエーテルは、式(I−a)〜(I−h)のいずれか1つの構造を有する:
これらの式、式(I−a)、(I−b)、(I−d)、(I−e)、(I−f)、(I−g)および(I−h)は、1つのアルキル基と1つのパーフルオロアルキル基とを有し、分枝鎖状または直鎖状のいずれかである。幾つかの用語において、これらはまた、分離ハイドロフルオロエーテルとも呼ばれる。式(I−c)は、2つのフルオロアルキル基を含み、分離ハイドロフルオロエーテルとはみなされない。
式(I−a)はまた、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロ−3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ペンタンとしても知られ、CAS# 132182−92−4を有する。これは、Novec(商標)7300として市販されている。
式(I−b)はまた、3−エトキシ−1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−2−(トリフルオロメチル)ヘキサンとしても知られ、CAS# 297730−93−9を有する。これは、Novec(商標)7500として市販されている。
式(I−c)はまた、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)ペンタンとしても知られ、CAS# 870778−34−0を有する。これは、Novec(商標)7600として市販されている。
式(I−d)はまた、メチルノナフルオロイソブチルエーテルとしても知られ、CAS# 163702−08−7を有する。式(I−e)はまた、メチルノナフルオロブチルエーテルとしても知られ、CAS# 163702−07−6を有する。式(I−d)と式(I−e)との混合物は、Novec(商標)7100として市販されている。これらの2種のアイソマーは、分離不能であり、必然的に同一な性質を有する。
式(I−f)はまた、1−メトキシヘプタフルオロプロパンまたはメチルパーフルオロプロピルエーテルとしても知られ、CAS# 375−03−1を有する。これは、Novec(商標)7000として市販されている。
式(I−g)はまた、エチルノナフルオロイソブチルエーテルとしても知られ、CAS# 163702−05−4を有する。式(I−h)はまた、エチルノナフルオロブチルエーテルとしても知られ、CAS# 163702−06−5を有する。式(I−g)と式(I−h)との混合物は、Novec(商標)7200またはNovec(商標)8200として市販されている。これら2種のアイソマーは、分離不能であり、必然的に同一な性質を有する。
パーフルオロアルキル側鎖を有する環状芳香族骨格を有する類似の化合物が、使用され得る可能性もある。特に、式(A)の化合物が、企図される:
式中、Arは、アリール基またはヘテロアリール基である;kは、1から約9までの整数である;そしてtは、パーフルオロアルキル側鎖の数を示し、tは、1から約8までである。
用語「アリール」は、完全に炭素原子および水素原子からなる芳香族ラジカルをいう。アリールが炭素原子の数値範囲に関連して記載される場合、置換芳香族ラジカルを含むことは企図されるべきではない。例えば、語句「6から10までの炭素原子を含むアリール」は、フェニル基(6個の炭素原子)またはナフチル基(10個の炭素原子)のみをいい、メチルフェニル基(7個の炭素原子)を含むことは企図されるべきではない。
用語「へテロアリール」は、ラジカルの環内の炭素原子、水素原子およびヘテロ原子からなる環状ラジカルをいい、この環状ラジカルは、芳香族である。ヘテロ原子は、窒素、硫黄または酸素であってもよい。ヘテロアリール基の例としては、チエニル、ピリジニルおよびキノリニルが挙げられる。ヘテロアリールが炭素原子の数値範囲に関連して記載される場合、置換ヘテロ芳香族ラジカルを含むことは企図されるべきではない。ヘテロアリール基は、アリール基の下位集合ではないことに留意されたい。
ヘキサフルオロ−m−キシレン(HFMX)およびヘキサフルオロ−p−キシレン(HFPX)は、低コストの湿し液として使用され得る式(A)の有用な化合物であることが、特に企図される。HFMXおよびHFPXは、式(A−a)および(A−b)と図示される:
フッ化湿し液の任意の共溶媒組み合わせが、望ましくない特性(例えば、低い発火温度)を抑制することを助けるために使用され得る。
あるいは、湿し液溶媒は、揮発性のシリコーン液である。いくつかの実施形態において、この揮発性のシリコーン液は、式(II)の構造を有する直鎖状シロキサンである。
式中、R、R、R、R、RおよびRは、互いに独立して、水素、アルキルまたはパーフルオロアルキルである;そしてaは、1から約5までの整数である。いくつかの具体的な実施例において、R、R、R、R、RおよびRは、全てアルキルである。より具体的な実施形態において、これらは全て、同じ長さのアルキル(すなわち、炭素原子の数が同じ)である。
式(II)の化合物の例としては、ヘキサメチルジシロキサンおよびオクタメチルトリシロキサンが挙げられ、これらは、以下で式(II−a)および式(II−b)として図示される:
他の実施形態において、揮発性シリコーン液は、式(III)の構造を有するシクロシロキサンである。
式中、RおよびRはそれぞれ独立して、水素、アルキルまたはパーフルオロアルキルである;そしてbは、3から約8までの整数である。幾つかの特定の実施形態において、R基およびR基の全ては、アルキルである。より具体的な実施形態において、これらは、全て同じ長さのアルキルである(すなわち、炭素原子の数が同じ)。
式(III)の化合物の例としては、オクタメチルシクロテトラシロキサン(aka D4)およびデカメチルシクロペンタシロキサン(aka D5)が挙げられ、これらは、以下に、式(III−a)および(III−b)として図示される:
他の実施形態において、揮発性シリコーン液は、式(IV)の構造を有する分枝鎖状シロキサンである:
式中、R、R、RおよびRは、独立して、アルキルまたは−OSiRである。
式(IV)の化合物の例は、メチルトリメチコンであり、メチルトリス(トリメチルシロキシ)シランとしても知られ、TMF−1.5としてShin−Etsuから市販され、式(IV−a)の構造と共に以下に示される:
任意のヒドロフルオロエーテル/全フッ素置換化合物は、互いに混和性である。任意の上述のシリコーンもまた、互いに混和性である。このことは、湿し液について、印刷性能または他の特徴、例えば沸点または発火温度を、最適に調整することを可能にする。これらのヒドロフルオロエーテルとシリコーン液との組み合わせは、本開示の範囲内であることが具体的に企図される。また、式(II)、(III)および(IV)のシリコーンは、ポリマーであるとはみなされず、むしろ正確な式が知られ得る別個の化合物である。
特定の実施形態において、湿し液は、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)とデカメチルシクロペンタシロキサン(D5)との混合物を含むことが企図される。大部分のシリコーンは、D4およびD5に由来し、これは、Rochowプロセスにおいて生成されるクロロシランの加水分解によって生成される。加水分解反応から蒸留されるD4対D5の比は、一般に、約85重量%のD4対15重量%のD5であり、この組み合わせは、共沸混合物である。
特定の実施形態において、湿し液は、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)とヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3)との混合物を含むことを企図され、D3は、D3およびD4の総重量の30%以下の量で存在する。この混合物の効果は、湿し液の薄層についての有効沸点を下げることである。
本開示の揮発性のヒドロフルオロエーテル液および揮発性のシリコーン液は、低い蒸発熱、低い表面張力およびよい運動学的粘度を有する。
本開示の局面は、以下の実施例を参照することによってさらに理解され得る。この実施例は実例であり、その実施形態を限定することを企図しない。
実施例において使用される材料の記載が、ここで表5中に提供される。
最初に、ヒルデブランド溶解度パラメータアプローチを使用し、本明細書中で企図されるデジタルオフセット印刷システムに適合性である可能性が最も高い硬化可能モノマーおよび硬化可能オリゴマーを同定した。好適なインク成分のスクリーニングもまた、インク成分と湿し液との間の混合可能度を測定することによって行った。湿し液において、NOVEC 7600を使用した。他のスクリーニング指標は、硬化可能性、表面張力、粘度および安全性を含んだ。
99の異なるモノマーおよびオリゴマー(すなわち、インク成分候補)を、以下の実験手順にしたがって試験し、そしてランク付けした。およそ同量(各0.5〜1mL)のモノマー/オリゴマーとNovec(商標) 7600とを、4mL容器中にピペットで入れた。容器を、手で激しく振った。次いで、混合可能度を、0〜3までの尺度で目視測定した。0は、混合不能であり迅速に分離する材料を表した。1は、ゆっくりと相分離を示した材料を表した。2は、相分離せずに濁った溶液を形成した材料を表した。2.5は、透明な溶液を形成するが、時間経過後に相分離の何らかの兆候を示した材料を表した。3は、混合可能な透明な溶液を形成する材料を表した。低い混合可能度がより望ましい。これは、インク成分の候補は、インク組成物中に含まれることが好適である場合があることを表した。
次に、9つのインク成分の候補およびNovec(商標) 7600について、相互作用の半径を計算した。混合可能度を、各成分についての相互作用の半径の関数としてプロットした。混合可能度は、低い混合可能度または16より大きい相互作用の半径を有する、硬化可能成分(または混合液)を選択することによって、最小化可能である。この基準に合う成分としては、Sartomer SR348およびSartomer SR349が挙げられる。
次に、種々のインク成分および湿し液のTeasプロットを、ハンセン分画パラメータを用いて図2に示すように作成した。幾つかのシリコーンもまた、画像形成システムにおいて使用される画像形成プレートのモデルである材料によって空間を占められることを示したことが見られる。予期しなかったことに、NOVEC 7600と混和しないインク成分は、各分画溶解度パラメータについて狭い範囲内に収まったことが見出された。詳細には、分画分散コンポーネント(f)についての最適範囲は、約0.4から約0.6までであることが見出された。分画極性コンポーネント(f)についての最適範囲は、約0.1から約0.3までであることが見出された。最後に、分画水素結合コンポーネント(f)についての最適範囲は、約0.2から約0.4までであることが見出された。これらのパラメータに合う好適なインク成分としては、Sartomer CN309、CN294E、SR−259、SR306F、SR−492、SR−368D、SR−348およびSR−349が挙げられる。
種々の材料についてのハンセン分画パラメータが、表6に列挙される。
次に、多くの種々のUV硬化可能インク組成物を、調合した。各成分の量および組成物の例の特性を、以下の表7Aおよび表7Bに列挙する。
上述のインク組成物について、25mmの平行プレートおよびARES G2歪み制御レオメータを迅速な加熱/冷却のためのペルティエ温度制御システムと一緒に用いて、レオロジーのデータを得た。オフセットインクの表面張力は、非常に粘度が高いので、室温では測定が難しい。表面張力を、ウィルヘルミープレート法をKruss K−100テンシオメータと共に用いて測定した。図3は、SR259によるシアンオフセットインクの希釈についての結果(7.5%色素含有および10wt%色素含有)を示す。表面張力を、種々の温度で測定した。データを、対数関数的10年データサンプリングを用いて、0.1から120秒まで収集した。最終点の平均を、図3に示す。これらの測定値を用いて、25℃でオフセットインク中21.6wt%の色素表面張力の外挿法により、30ダイン/cmから38ダイン/cmまでの表面張力を得た。
本開示の硬化可能インクを、試験定着物上に画像形成した。特に、より粘度の低い、代表的には50秒−1で約50,000cPs未満のインク、ならびにさらなる低粘度のモノマーを添加することによって調合した上記の濃縮物由来のインクについて、改善された画像形成性能が観察された。ずり減粘指数(SHI)は、性能を改善するために調整され得る。

Claims (4)

  1. 可変平版印刷のためのプロセスであって、以下:
    画像形成部材上の選択的位置から湿し液を蒸発させることによって潜像を形成し、疎水性非画像領域および親水性画像領域を形成すること;
    前記潜像を、インクコンポーネントを含むインク組成物を親水性画像領域に適用することによって、潜像を現像すること;および
    前記現像された前記潜像を、受容基材に転写すること
    を包含し、ここで、前記インク組成物は、複数の効果可能化合物を含み、前記インク組成物は、約0.4から約0.62までの容量平均ハンセン分画分散力パラメータ(f)、約0.1から約0.3までの容量平均ハンセン分画極性パラメータ(f)、および約0.2から約0.4までの容量平均ハンセン分画水素結合パラメータ(f)を有する、前記プロセス。
  2. 前記インク組成物は、湿し液に対し16を超える相互作用の半径を有する少なくとも1種の硬化可能化合物を含む、請求項1に記載のプロセス。
  3. 1種以上の前記硬化可能化合物は、架橋可能である、請求項1に記載のプロセス。
  4. 複数の硬化可能化合物を含むインク組成物であって、各硬化可能化合物は、約0.4から約0.62までのハンセン分画分散力パラメータ(f)、約0.1から約0.3までのハンセン分画極性パラメータ(f)、および約0.2から約0.4までのハンセン分画水素結合パラメータ(f)を有する、前記インク組成物。
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