JP2013240740A - マスキング材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期保存での吸湿が少なくて殆んど変形せず、塗装の場合に表面に塗膜が密着して剥離しにくく、塗料の溶剤によって溶解、膨潤しにくく、適度な硬さを有し、特に繰り返しの使用における耐性が高いマスキング材を提供する。
【解決手段】 マスキング材は、芯層の両面に表層および裏層を積層した3層積層シートを所定形状に成形してなり、表層および裏層はアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂とポリプロピレンとを質量比で20:80〜60:40の範囲内となるように混合した樹脂混合物からなり、芯層はポリプロピレンとポリエチレンとを質量比で98:2〜60:40の範囲内となるように混合した樹脂混合物からなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、塗装等といった表面処理を物品表面に施す際に、該表面処理が施されるべきでない該物品表面の個所を被覆して該表面処理から保護するために使用されるマスキング材に関するものである。
従来、この種のマスキング材の材料として、例えば特許文献1には、エンジニアリングプラスチックと、他の熱可塑性プラスチックとのポリマーアロイが開示されており、特許文献2には、ポリプロピレンにポリエチレンおよび/またはエチレン−プロピレン共重合体を配合した変性ポリプロピレンが開示されており、特許文献3には、アクリロニトリルとスチレンおよび/またはメチルメタクリレートとの共重合体成分と、合成ゴム成分とを含む熱可塑性樹脂シートが開示されている。
上記マスキング材にあっては、ポリフェニレンエーテル(PPE)等のエンジニアリングプラスチックを使用することで耐熱性を付与し、またポリアミド等の熱可塑性プラスチックやスチレン系エラストマー等の合成ゴム成分を混合することによって成形性を改良している。
特許第3573496号公報 特開2004−261627号公報 特開2002−336748号公報 特開平6−192503号公報 特開平5−93110号公報 特開平8−41275号公報
ところが上記マスキング材の材料に熱可塑性プラスチックとしてポリアミドのような吸湿性を有するものを用いると、長期保存中に外気からの湿度の影響を受けやすく、変形しやすくなってしまう。このため、長尺物のマスキング材にあっては、変形量を抑えるべく分割して製造し、使用の際に分割部分を接合すると云う手段が採用されているが、このような場合、個々の分割部分を成形するための成形型が複数個必要となり、また複数個の分割部分を接合する手間を要し、そのために製造コストが増大すると云う問題点がある。
また上記マスキング材の材料にポリプロピレンにポリエチレンおよび/またはエチレン−プロピレン共重合体を配合した変性ポリプロピレンを用いるものは、オレフィン系樹脂であるから、例えば塗料や接着剤等といった処理液の密着性に劣る。このためマスキング材の表面にプライマー処理やコロナ放電処理を施して処理液の密着性を向上させると云う手段が採用されているが、このような処理に手間等を要し、そのために製造コストが増大するとともに、該プライマー処理やコロナ放電処理による密着性の向上は恒久的なものではなく、マスキング材を繰り返し使用することで処理液の密着性が低下してしまうと云う問題点がある。
また上記マスキング材の材料にABS樹脂等といったアクリロニトリルとスチレンおよび/またはメチルメタクリレートとの共重合体成分と、合成ゴム成分とを含む熱可塑性樹脂シートを用いる場合、得られたマスキング材の特に表面が硬く、マスキング材の装着時や脱着時にマスキング対象となる物品の表面、特に塗装面を傷付けてしまうおそれがあるので、例えば非塗装部分を保護するためのマスキング材とする等のように、使用箇所や使用用途が制限されてしまうという問題点がある。
またオレフィン系樹脂とアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂とのポリマーアロイとして特許文献4〜6のものが開示されているが、これらにはポリマーアロイのマスキング材への使用については触れられておらず、また柔軟性、弾性、形状保持性を満たしつつも処理液の密着性の向上を図るというマスキング材に要請される特有の課題を解決するものではないので、開示されたポリマーアロイをそのままマスキング材に適用することはできない。
本発明は上記問題点を解決するための手段として、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂とポリプロピレンとを質量比で20:80〜60:40の範囲内となるように混合した樹脂混合物からなる表層および裏層と、ポリプロピレンとポリエチレンとを質量比で98:2〜60:40の範囲内となるように混合した樹脂混合物からなる芯層と、
の3層積層シートを所定形状に成形してなるマスキング材を提供するものである。
上記表層および上記裏層の厚さはそれぞれ0.01〜0.05mmであって、表層と裏層との厚さは同じかまたは異なっていてもよく、上記3層積層シート全体の厚みは0.2〜0.7mmであることが望ましい。
通常、本発明のマスキング材は、上記3層積層シートを真空および/または圧空成形することによって製造される。
〔作用〕
本発明のマスキング材の材料である3層積層シートにあって、表層および裏層に使用するアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)とポリプロピレン(PP)、および、芯層に使用するポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)は、共に吸湿性が小さいから、長期保管しても吸湿による変形が起こりにくい。したがって長尺のマスキング材でも分割の必要がなく一体的に成形出来る。
上記マスキング材にあっては、マスキング対象である物品への取り付けや取り外しを好適に行うべく柔軟性、弾性が要求されるとともに、作業時に該物品から脱着されないように該物品へ取り付けた状態を好適に維持するべく形状保持性が要求される。なお、単に柔軟性や弾性を向上させた場合にはマスキング材が柔らかくなって物品への取り付けや取り外しがし易くなる反面、作業時にマスキング材が物品から外れやすくなってしまい、一方で形状保持性を向上させた場合にはマスキング材が硬くなって作業時における物品から脱着を抑制し易くなる反面、物品への取り付けや取り外しがしにくくなる。
さらに上記マスキング材にあっては、該マスキング材の周囲が例えば塗料や接着剤等といった処理液によって汚損されないようにするべく、該マスキング材の表面への処理液の密着性が要求される。
そこで本発明のマスキング材にあっては、その材料に3層積層シートを用いることで、柔軟性、弾性、形状保持性を優れたものとしながら、該マスキング材表面への処理液の密着性を好適なものとしている。
即ち、3層積層シートの芯層は、材料にPPとPEのポリマーアロイを使用することにより、マスキング材に求められる柔軟性、弾性、形状保持性を発揮するが、PPとPEのポリマーアロイはオレフィン系樹脂であるから、例えば塗料や接着剤等といった処理液の密着性に劣る。そこでABS樹脂とPPのポリマーアロイを材料に使用した表層又は裏層を上記芯層に積層することで、処理液の密着性を向上させている。ABS樹脂とPPのポリマーアロイを材料に用いたことによる処理液の密着性の向上は、該ポリマーアロイが先天的に有する性質であって恒久的なものであるので、プライマー処理やコロナ放電処理のような後天的に付加されるものと異なり、マスキング材の繰り返しの使用においても処理液の密着性の低下が起こりにくい。なおABS樹脂とPPのポリマーアロイは、PPとPEのポリマーアロイに比べて軟質であり、柔軟性、弾性、形状保持性に劣るので、芯層に用いるのは不適である。
また上記のようにマスキング材表面における処理液の密着性を向上させることのみを目的とするのであれば、芯層の表面又は裏面の何れか一方にのみ表層又は裏層を積層すればよいが、この場合は成形されたマスキング材に反りが生じてしまい、形状保持性が悪くなってしまう。従って、芯層の表面及び裏面に表層及び裏層を積層することで、該反りを抑制している。さらに表層及び裏層の両方を積層することにより、硬い芯層がマスキング対象である物品の表面に接触して該物品の表面を傷付けてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
表層および裏層の材料には、物品表面に表面処理を施す際に使用する処理液(例:塗料)等の密着性を好適なものとしつつ、物品表面の保護性能を好適なものにするという観点から、質量比でABS樹脂:PPが20:80〜60:40の樹脂混合物を使用する。
ABS樹脂の質量比の比率が20に満たずにPPの質量比の比率が80を超えると、該マスキング材の表面への処理液の密着性が悪くなり、マスキング材表面に付着した処理液が剥離し、飛散することで、該マスキング材周囲が汚損されるおそれがある。
一方ABS樹脂の比率が60質量比を越えてPPの質量比の比率が40に満たなくなると、処理液(例:塗料)に含まれる有機溶剤によってマスキング材が溶解あるいは膨潤するおそれがある。またマスキング材表面が硬くなって、該マスキング材によって保護される物品表面が傷付けられるおそれがある。
芯層の材料には、マスキング材に要求される柔軟性、弾性、形状保持性を好適に保持するという観点から、質量比でポリプロピレン(PP):ポリエチレン(PE)が98:2〜60:40の樹脂混合物を使用する。
PPの質量比の比率が98を超えてPEの質量比の比率が2に満たなくなると、3層積層シートが硬く、脆くなるので、マスキング材に亀裂や折損等といった不具合が生じ易くなる。
一方、PPの質量比の比率が60に満たずにPEの質量比の比率が40を超えると、3層積層シートが過度に柔軟になり、マスキング材が成形形状を好適に維持できずに外力によって変形し易いものになってしまい、該マスキング材の取付け作業に支障をきたす。
〔効果〕
本発明のマスキング材は、長期保存しても吸湿が少なく、殆んど変形しないので、長尺のマスキング材にあっても分割して成形する必要がなく、一体成形出来るから、型代も最小限にとどまり、製造コストが低減される。また塗装の場合、表面に塗膜が密着して剥離しにくいから、塗膜の剥離小片が周囲に飛散して汚染が発生することも確実に防止される。更に本発明のマスキング材は塗料の溶剤によって溶解、膨潤しにくいものであるから、使用中の形状が安定であり、確実にマスキングが行なわれる。また更に本発明のマスキング材は適度な硬さを有するから、マスキング対象となる物品に対する取り付け・取り外し作業が容易であり、特に繰り返しの使用における耐性が高い。
第1実施例のマスキング材の斜視図。 仮止め状態の第1実施例のマスキング材の図4におけるA−A断面図。 固定状態の第1実施例のマスキング材の図4におけるA−A断面図。 ピラーに取付けられた第1実施例のマスキング材の斜視図。 第2実施例のマスキング材の斜視図 第3実施例のマスキング材の斜視図 第3実施例のマスキング材の取り付け状態を示す横断面図。 第3実施例のマスキング材の取り付け状態を示す縦断面図。 第4実施例のマスキング材の斜視図。 第4実施例のマスキング材の取り付け状態を示す斜視図。 図10における第4実施例のマスキング材のA−A断面図。 図10における第4実施例のマスキング材のB−B断面図。 塗装前のインストルーメントパネルと第5実施例のマスキング材の斜視図。 図13における第5実施例のマスキング材のA−A断面図。 第5実施例のマスキング材を被着して塗装した状態の斜視図。 図15における第5実施例のマスキング材のB−B断面図。 異色インストルーメントパネルの斜視図 第7実施例のマスキング材の斜視図 第8実施例のマスキング材の斜視図
以下に本発明を詳細に説明する。
〔表層および裏層〕
本発明のマスキング材において、表層および裏層は、マスキング材に要求される処理液の密着性と、マスキング対象である物品表面の傷付き防止性を満たすために設けられる。また芯層を挟んで表層および裏層の両層を設けることで、反り等といったマスキング材の変形を抑制し、該マスキング材に好適な形状保持性を付与する。
上記表層および上記裏層の材料には、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)とポリプロピレン(PP)とが質量比(但し、ABS樹脂:PP)で20:80〜60:40の範囲内となるように混合されてなる樹脂混合物が使用される。ABS樹脂の質量比の比率が20に満たずにPPの質量比の比率が80を超えると、該マスキング材を塗装に使用した場合に、該マスキング材の表面に形成される塗膜の密着性が悪くなり、マスキング材表面に形成された塗膜が剥離して小片となって飛散し、該マスキング材周囲の塗装部分が汚損されるおそれがある。一方ABS樹脂の比率が60質量比を越えてPPの質量比の比率が40に満たなくなると、処理液(例:塗料)に含まれる有機溶剤によってマスキング材が溶解あるいは膨潤するおそれがある。またマスキング材表面が硬くなって、該マスキング材によって保護される物品表面が傷付けられるおそれがある。
上記ABS樹脂としては、(1)ブタジエン−アクリロニトリルゴムとスチレン−アクリロニトリル樹脂との物理的混合物、(2)ブタジエンゴムもしくはブタジエン−スチレンゴムへのアクリロニトリルおよびスチレンのグラフト重合体、(3)アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの均質三元重合体、が挙げられるが、本発明では(1)〜(3)の何れも使用可能である。
また本発明に使用するABS樹脂としては、比重が1.03〜1.08、引張強度(ASTM D638)が350kgf/cm(34.3N/mm)〜700kgf/cm(68.6N/mm)、曲げ弾性率(ASTM D790)が15000kgf/cm(1471MPa)〜30000kgf/cm(2942MPa)、熱変形温度(ASTM D648)が80〜130℃の範囲内にあるものを選択することが好ましい。
上記PPとしては、PPの単独重合体、あるいはエチレン等といった他のα−オレフィンの若干量とプロピレンとの共重合体、が使用可能であり、23℃におけるX線回折法で測定した結晶化度が30%以上、230℃で測定したMFR(メルトフローレート)が0.01〜300g/10分の範囲にあるものを選択することが好ましい。
〔芯層〕
本発明のマスキング材において、芯層は、マスキング材に要求される柔軟性、弾性、形状保持性を満たすために設けられる。
上記芯層の材料としては、ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)とが質量比(但し、PP:PE)で98:2〜60:40の範囲内となるように混合されてなる樹脂混合物が使用される。PPの質量比の比率が98を超えてPEの質量比の比率が2に満たなくなると、3層積層シートが硬く、脆くなり、使用時におけるマスキング材に亀裂や折損等といった不具合が生じ易くなる。一方、PPの質量比の比率が60に満たずにPEの質量比の比率が40を超えると、3層積層シートが過度に柔軟になり、マスキング材が成形形状を好適に維持できずに外力によって変形し易いものになってしまい、該マスキング材の取付け作業に支障をきたす。
上記PPとしては、上記表層および裏層にて挙げたPPと同様なものが使用される。
上記PEとしては、PPとの混合性が良好であることから、密度が0.910〜0.925の低密度ポリエチレン(低密度PE)を使用することが望ましい。
〔充填材〕
上記表層、裏層、芯層には、所望なれば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、珪藻土、ドロマイト、石膏、タルク、クレー、アスベスト、マイカ、ケイ酸カルシウム、ベントナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、ガラス粉、石粉、高炉スラグ、フライアッシュ、セメント、ジルコニア粉等の無機充填材の一種または二種以上を添加してもよい。上記無機充填材の添加量は、通常20〜50質量%の範囲とされる。
上記表層、裏層、芯層には更にリンター、リネン、サイザル、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、デン粉、小麦粉等の有機充填材、木綿、麻、竹繊維、ヤシ繊維、羊毛、石綿、ケナフ繊維等の天然繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、アクリル繊維、塩化ビニル繊維、塩化ビニリデン繊維等の合成繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維等の半合成繊維、アスベスト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、金属繊維、ウィスカー等の無機繊維等の充填材の一種または二種以上を添加して形状保持性、寸法安定性、圧縮および引張強度等を向上せしめてもよい。上記充填材は通常0.05〜20質量%程度添加される。
〔層厚〕
上記表層および裏層の厚さは0.01〜0.05mmの範囲に設定することが望ましい。表層および裏層の厚さが0.01mmに満たない場合、処理液に有機溶剤が含まれていると表層および裏層が該有機溶剤に溶解され易くなる。一方表層および裏層の厚さが0.05mmを超える場合、マスキング材の表面が硬くなり、マスキング対象である物品の表面を傷付けてしまうおそれがある。
上記表層の厚さと、上記裏層の厚さとは、反り等の変形を抑制するという観点から略同一にすることが好ましくはあるが、必ずしも同一とする必要はなく、所望に応じて上記表層の厚さと上記裏層の厚さとを異ならせてもよい。表層の厚さと裏層の厚さとを異ならせる場合、成形したマスキング材に反り等の変形を生じさせないようにするため、一方の厚さを他方の厚さの2倍以下とすることが好ましい。また表層の厚さと裏層の厚さとを異ならせる場合の利点としては、例えば処理液として有機溶剤を含む塗料を使用する場合に、表層を裏層よりも厚くすることで有機溶剤に対する耐久性の向上を図る等が挙げられる。
〔3層積層シート〕
本発明のマスキング材は、上記芯層の表面に上記表層を、上記芯層の裏面に上記裏層をそれぞれ積層して得られた3層積層シートを、マスキング対象である物品に対応する形状の所定形状に成形して得られる。
上記3層積層シートの厚さは0.2〜0・7mmの範囲に設定することが望ましい。上記3層積層シートの厚さが0.2mmに満たない場合、該3層積層シートを、例えば真空および/または圧空成形等といった延伸成形で所定形状に成形する際に該3層積層シートが破れ易くなり、特に深絞り成形が困難になる。
マスキング対象に物品にマスキング材を装着する場合、上記物品の有するスリット等の細部にマスキング材の取付部を挿入することがあるが、上記3層積層シートの厚さが0・7mmを越えると、上記マスキング材の取付部を上記細部に挿入することが出来なくなる。
以下に本発明の実施例を説明する。
〔実施例1〕
図1〜図4に本発明の第1実施例が示される。本実施例のマスキング材11は、例えば自動車のセンターピラー12のような柱状体のマスキングに使用される。
上記マスキング材11は、内側にセンターピラー12の本体12Aの嵌合部11Bを形成した断面コの字型の本体11Aと、該本体11Aの両側壁11C,11Cの下縁に沿って形成された該センターピラー12のフランジ12B,12Bを嵌合するフランジ嵌合部11D,11Dと、該フランジ嵌合部11D,11Dから延設された裏当て部11E,11Eと、上部に延設された上当て部11Fとからなり、本体11Aには長手方向の補強縦リブ11Gと短手方向の補強横リブ11Hとが形成されている。
上記マスキング材11は、3層積層シートを真空成形によって上記センターピラー12等の形状と対応する形状に成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABS樹脂とPPを質量比30:70で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを10質量%混合した。
芯層:PPとPEを、質量比98:2で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを10質量%混合した。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.3mmの3層積層シートを得た。
図2に示すように、上記マスキング材11は、センターピラー12の本体12Aを該マスキング材11の嵌合部11Bに嵌合し、更に該センターピラー12側縁のフランジ12B,12Bを該マスキング材11のフランジ嵌合部11D,11Dに嵌合して仮止めを行なう。
上記仮止め後、図3に示すように、上記マスキング材11の裏当て部11E,11E を折り返し、センターピラー12の裏当て12Cに当て、該裏当て部11E,11Eを粘着テープ14やタッカー等で固定する。
上記のようにして図4に示すように上記マスキング材11をセンターピラー12に取り付けた後、熱硬化性メラミン−アルキド樹脂塗料等によってマスキング材11と共に塗装する。
〔実施例2〕
図5に示すように、第2実施例のマスキング材21は、内側にセンターピラー22の本体22Aの嵌合部21Bを形成した断面コの字型の本体21Aと、該本体21Aの両側壁21C,21Cの下縁に沿って形成された該センターピラー22のフランジ22B,22Bを嵌合するフランジ嵌合部21D,21Dと、該フランジ嵌合部21D,21Dから延設された裏当て部21E,21Eと、上部に延設された上当て部21Fとからなり、本体21Aの周囲には長手方向の補強縦リブ21Gと短手方向の補強横リブ21Hとが形成されているが第1実施例の場合と異なり本実施例では長手方向の補強縦リブ21Gが断続されている。
上記マスキング材21は、3層積層シートを真空成形によって上記センターピラー22等の形状と対応する形状に成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABSとPPを質量比40:60で混合してなるポリマーアロイであり、充填材として炭酸カルシウムを5質量%と、カーボンブラックを0.1質量%混合した。
芯層:PPとPEを、質量比80:20で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを20質量%混合した。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.4mmの3層積層シートを得た。
上記マスキング材21は、上記第1実施例のマスキング材11と同様にして、センターピラー22の本体22Aを該マスキング材21の嵌合部21Bに嵌合し、更に該センターピラー22側縁のフランジ22B,22Bを該マスキング材21のフランジ嵌合部21D,21Dに嵌合して仮止めを行い、該マスキング材21の裏当て部21E,21Eを折り返してセンターピラー22の裏当てに当て、該裏当て部21E,21Eを粘着テープやタッカー等で止着して使用する。そして、塗料等によってマスキング材(21)と共にセンターピラー22の周囲を塗装する。
上記第1実施例のマスキング材11は長手方向の補強縦リブ11Gが連続しているから、該補強縦リブ11Gに沿って折れ曲がり易いが、本実施例のマスキング材21は長手方向の補強縦リブ21Gが断続しているから、リブ21Gに沿って折り曲げ剛性が向上する。
〔実施例3〕
図6〜図8に示すように、第3実施例のマスキング材31は、自動車の車体33の塗装において、フロントバンパー34の下側スカート部35に設けられた空気取入れ口36に取付けられる。
上記スカート部35の空気取入れ口36の内側には、縦横の補強桟36A,36Bと、左右一対の支柱36Cとが設けられている。上記マスキング材31には、該補強桟36A,36Bおよび支柱36Cを嵌合するための縦横の嵌合溝32A,32Bおよび嵌合溝32Cが形成されており、前面周縁にはフランジ32Dが形成されており、更に周面には粘着層32Eが形成されている。なお上記補強桟36A,36Bおよび支柱36Cを嵌合する嵌合溝32A,32B,32Cは、マスキング材31を補強するためのリブとしても機能する。
上記マスキング材31の横方向(長手方向)の嵌合溝32Bと、縦方向(短手方向)の嵌合溝32Aの交差点において、横方向の嵌合溝32Bが縦方向の嵌合溝32Aよりも高く形成されているのは、マスキング材31の横方向の剛性を向上せしめるためである。
一方、縦方向の嵌合溝32Cと横方向の嵌合溝32Bの交差点において、縦方向の嵌合溝32Cが横方向の嵌合溝32Bよりも高く形成されているのは、マスキング材31の縦方向の剛性を向上せしめるためである。
上記マスキング材31は、3層積層シートを真空成形によって上記空気取入れ口36等の形状と対応する形状に成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABS樹脂とPPを質量比50:50で混合してなるポリマーアロイであり、充填材として炭酸カルシウムを15質量%と、帯電防止剤を0.05質量%と、酸化防止剤を0.1質量%混合した。
芯層:PPとPEを、質量比70:30で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを5質量%混合した。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.5mmの3層積層シートを得た。
上記マスキング材31は、空気取入れ口36の内側に嵌着され,該空気取入れ口36の補強桟36A,36Bは、マスキング材31の嵌合溝32A,32Bに嵌合され、支柱36Cは、嵌合溝32Cに嵌合される。そして上記マスキング材31は、粘着層32Eによって該空気取入れ口36の内側に固定される。なお粘着層32Eは必ずしも形成しなくてもよい。
上記のようにしてマスキング箇所であるスカート部35の空気取入れ口36にマスキング材31を取付けた上で、車体33を塗装し、該塗装後熱処理によって塗膜を乾燥硬化させる。
〔実施例4〕
図9〜図12に示すように、第4実施例のマスキング材41は、自動車のドア44の窓枠44Aのマスキングに使用される。
上記マスキング材41は、断面L字形の3個の部材41A,41B,41Cからなり、各部材41A,41B,41Cには長手方向の補強用縦リブ41Dと短手方向の補強用横リブ41Eが形成されている。
上記マスキング材41は、3層積層シートを真空圧空成形によって上記窓枠44A等の形状と対応する形状に成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABS樹脂とPPを質量比60:40で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを5質量%混合した。
芯層:PPとPEを、質量比60:40で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを15質量%混合した。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.2mmの3層積層シートを得た。
上記マスキング材41をドア44の窓枠44Aに取付けるには、図10に示すように該マスキング材41の各部材41A,41B,41Cを窓枠44Aに当接すると共に、各部材41A,41B,41Cの接続部相互を重ね合わせ、粘着テープ42等で該接続部分を上から固定する。
この場合、図11に示すように、各部材41A,41B,41C相互の接続部分において、一方の接続端の横リブ41Eを他方の接続端の横リブ41Eの下側に嵌合し、また図12に示すように各部材41A,41B,41Cの上縁鉤部41Fを該窓枠44Aの上縁に引掛ける。
塗装後は該マスキング材41をドア44の窓枠44Aから剥離する。上記ドア44の窓枠44Aは、マスキング材41で保護されていたため、窓枠22Aには塗料の塗膜は形成されない。
〔実施例5〕
図13〜図17に第5実施例を示す。
自動車のインストゥルメントパネル52は、上部52Aと下部52Bとに分割されている。上記インストゥルメントパネル52の前面には、グローブボックス取付け穴55、オーディオ取付け穴56,57、計器類取付部58、小物入れ取付け部59等が設けられている。
図14に示すように、上記インストゥルメントパネル52は、基材54と、該基材54表面に貼着される表装材(53)とからなる。上記表装材53は、不織布、合成皮革等からなる表皮材53Aと、該表皮材53Aに裏打ちされている不織布、プラスチック発泡体シート等のワディング材53Bとからなる。上記表皮材53Aは所定の色(基色)に着色されており、また上記ワディング材53Bは、その厚みを弾性的に変化させることが可能である。
上記インストゥルメントパネル52の基材54には、上部52Aと下部52Bとの境界に沿って凹溝54Aが設けられており、上記表装材53を該凹溝54Aの部分で該凹溝54A内にきめ込むことによってパーティングラインPLが形成されている。上記表装材53は、きめ込み部分でワディング材53Bが厚みを圧縮され、その弾性復元力によって凹溝54A内に固定されている。
上記インストゥルメントパネル52は、上下共通の表装材53によって化粧されているから上下同色(基色)である。これをこのまま自動車車体に取付けてもよいが、上下異色にするには、図13に示すようなマスキング材51を使用する。該マスキング材51は、インストゥルメントパネル52の上部52Aに適嵌する形状を有し、端縁部には係合フランジ51Aが形成されている。
上記マスキング材51は、図15に示すように該インストゥルメントパネル52の上部52Aに被着され、図16に示すように係合フランジ51AをパーティングラインPLの隙間Sに挿着することによって固定される。
上記マスキング材51の係合フランジ51AをパーティングラインPLの隙間Sに挿着すると、上記表装材53のワディング材53Bが厚みを圧縮され、その弾性復元力によって該係合フランジ51Aが表装材53によって挟圧され、固定される。
上記マスキング材51をインストゥルメントパネル52の上部52Aに取り付けた上で、インストゥルメントパネルの下部52Bをスプレー塗装等で上部52Aとは異色に塗装する。塗装後はマスキング材51を取り外す。このようにして、図17に示すような上下異色のインストゥルメントパネル52が簡単に得られる。
上記マスキング材51は、3層積層シートを圧空成形あるいはプレス成形によって上記インストゥルメントパネル52の上部52A等の形状と対応する形状に成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABS樹脂とPPを質量比20:80で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを10質量%、カーボンブラックを1質量%混合した。
芯層:PPとPEを、質量比65:35で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを5質量%混合した。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.7mmの3層積層シートを得た。
〔実施例6〕
上記実施例1のマスキング材と同形状のマスキング材であり、3層積層シートを真空成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABS樹脂とPPを質量比30:70で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを10質量%、カーボンブラックを0.2質量%混合した。
芯層:PPとPEを、質量比95:5で混合してなるポリマーアロイであり、充填材としてタルクを10質量%混合した。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.4mmの3層積層シートを得た。
〔実施例7〕
上記実施例3の自動車のフロントバンパー34の空気取入れ口36をマスキングするためのマスキング材61として、図18に示されるマスキング材61を製造した。
上記マスキング材61には、補強桟36A,36Bおよび支柱36Cを嵌合する嵌合溝32A,32B,32C、表面側に凸な凸曲面部62,62および前面周縁にフランジ32Dが形成されている。該凸曲面部62,62の凸曲面形状によってマスキング材61の長手方向の剛性が向上する。長手方向の剛性を向上させることで、塗装の際マスキング材61に付着した塗料が硬化することによって発生するマスキング材61のソリが原因であるマスキング材61の両端部の浮き上がりが防止される。
上記凸曲面部62,62は、補強桟36A,36Bに嵌合していないが、嵌合溝32A,32B,32Cによってマスキング材61は、空気取入れ口36に充分固定されているので問題はない。
なおこの種のマスキング材61には、一般的にすべての補強桟36A,36Bおよび支柱36Cを嵌合するための嵌合溝32A,32B,32Cが形成されている必要はなく、該マスキング材61を空気取入れ口36に固定出来る程度の嵌合溝32A,32B,32Cが形成されていればよい。更に凸曲面部62,62に代えて凹曲面部としても同様の効果が期待出来る。
上記マスキング材61は、3層積層シートを真空成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABS樹脂とPPを質量比50:50で混合してなるポリマーアロイである。
芯層:PPとPEを、質量比90:10で混合してなるポリマーアロイである。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.3mmの3層積層シートを得た。
〔実施例8〕
上記実施例3の自動車のフロントバンパー34の空気取入れ口36をマスキングするためのマスキング材71として、図19に示されるマスキング材71を製造した。
該マスキング材71には、補強桟36A,36Bおよび支柱36Cを嵌合する嵌合溝32A,32B,32C、縦リブ72と横リブ73および前面周縁にフランジ32Dが形成されている。嵌合溝32A,32B,32Cもリブとして機能するが、この縦リブ72および横リブ73によってマスキング材71の縦横両方向の剛性が更に向上する。
補強としてリブを設ける場合に該リブは、リブに沿った方向には剛性を与えるがリブに直交する方向ではかえってリブの部分で折れ曲がり易くなり、剛性が低下する。しかしリブとリブとの交差点において、一方のリブを他方のリブより高く形成すれば、高く形成されたリブに沿った方向の剛性を向上することが出来る。
本実施例において上記マスキング材71の縦リブ72および横リブ73は、その交差点において横リブ73が縦リブ72よりも高く設定されているので、マスキング材71の長手方向(横方向)の剛性を特に向上させることが出来る。長手方向の剛性を向上させることで、塗装の際マスキング材71に付着した塗料が硬化することによって発生するマスキング材71の反りが原因であるマスキング材71の両端部の浮き上がりが防止される。
上記マスキング材71は、3層積層シートを真空成形して得られたものである。
上記3層積層シートの詳細は以下の通りである。
表層および裏層:ABS樹脂とPPを質量比20:80で混合してなるポリマーアロイである。
芯層:PPとPEを、質量比80:20で混合してなるポリマーアロイである。
上記の各材料をT−ダイから押し出す押出成形により、厚さ0.4mmの3層積層シートを得た。
本発明のマスキング材は、長期保存しても吸湿が少なく、殆んど変形しないので、長尺のマスキング材にあっても分割して成形する必要がなく、一体成形出来るから、型代も最小限にとどまり、製造コストが低減され、また塗装の場合、表面に塗膜が密着して剥離しにくいから、塗膜の剥離小片が周囲に飛散して汚染が発生することも確実に防止され、更に塗料の溶剤によって溶解、膨潤しにくいものであるから、使用中の形状が安定であり、適度な硬さを有するから、マスキング対象となる物品に対する取り付け・取り外し作業が容易であり、特に繰り返しの使用における耐性が高いから、産業上利用可能である。
11,21,31,41,51,61,71 マスキング材

Claims (3)

  1. アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂とポリプロピレンとを質量比で20:80〜60:40の範囲内となるように混合した樹脂混合物からなる表層および裏層と、
    ポリプロピレンとポリエチレンとを質量比で98:2〜60:40の範囲内となるように混合した樹脂混合物からなる芯層と、
    の3層積層シートを所定形状に成形してなる
    ことを特徴とするマスキング材。
  2. 上記表層および上記裏層の厚さはそれぞれ0.01〜0.05mmであって、表層と裏層との厚さは同じかまたは異なっていてもよく、上記3層積層シート全体の厚みは0.2〜0.7mmである
    請求項1記載のマスキング材。
  3. 上記3層積層シートは、真空および/または圧空成形によって所定形状に成形される
    請求項1または請求項2記載のマスキング材。

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