JP2013240194A - 誘導機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサレス制御を行なう場合、ロータ10aの回転速度(2次周波数)の推定値が実際の値に近似するまでの期間においては、磁束制御が不安定となり、モータジェネレータ10に過電流が流れたり、制御不能となったりする懸念があること。
【解決手段】磁束オブザーバ48は、2次周波数ω2、1次電圧指令値vd1,vq1、および1次電流id1,iq1を入力とし、2次磁束φd2e,φq2eを算出する。モータジェネレータ10の起動後、所定時間に限って、内燃機関11のクランク軸11aの回転状態を検出するクランク角センサ19の出力値CRに基づき算出される2次周波数ω2bを磁束オブザーバ48の入力とし、その後、2次磁束φd2e,φq2eに基づき算出される2次周波数ω2aに切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、誘導機の電気的な状態量に基づき推定される誘導機の2次周波数を入力とし、誘導機に交流電圧を印加する交流電圧印加手段を操作する誘導機の制御装置に関する。
車載主機として内燃機関とともに回転機を搭載したハイブリッド車において、回転機として同期機を採用したものが周知である。ただし、同期機は、一般に、レアメタルを材料とする永久磁石を備えるため、必要な材料の安定供給が必ずしも保証されない懸念がある。
これに対し、誘導機は、永久磁石を備えないため、上記の懸念はない。
一方、車両においては、搭載スペースの制約等から、回転機のロータの回転状態を検出するセンサを搭載するスペースすら確保が困難となる懸念がある。これに対し、下記特許文献1には、誘導機において速度センサを不要とするセンサレス制御装置が記載されている。
特許第2808709号公報
ただし、センサレス制御を行なう場合、ロータの回転速度(2次周波数)の推定値が実際の値に近似するまでの期間においては、磁束制御が不安定となり、誘導機に過電流が流れたり、制御不能となったりする懸念がある。
本発明は、上記課題を解決する過程でなされたものであり、その目的は、誘導機の電気的な状態量に基づき推定される誘導機の2次周波数を入力とし、誘導機に交流電圧を印加する交流電圧印加手段を操作することで、誘導機の制御量を制御する新たな誘導機の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、内燃機関(11)の回転軸(11a)に回転子(10a)が機械的に連結される誘導機(10)の制御量を制御すべく、前記誘導機に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(INV)の操作信号を生成して前記交流電圧印加手段に出力する操作手段(20)を備え、前記操作手段は、前記誘導機の電気的な状態量に基づき推定される前記誘導機の2次周波数を入力とし、前記操作信号を生成するセンサレス制御手段(48,52)と、前記内燃機関の回転軸の回転速度の検出値を入力とし、前記操作信号を生成する機関速度利用手段(60,62,64)と、前記交流電圧印加手段の出力電圧の操作によって前記誘導機の制御量の制御を開始する場合、前記機関速度利用手段によって生成される前記操作信号を出力して且つ、所定期間が経過することで、前記センサレス制御手段によって生成される前記操作信号の出力に切替える切替手段(66,68)と、を備え、前記センサレス制御手段は、前記誘導機の1次電圧を入力とし、前記誘導機の2次磁束を算出する2次磁束算出手段(48)を備え、前記2次磁束算出手段によって算出された2次磁束を入力として前記操作信号を生成するものであり、前記2次磁束算出手段は、前記機関速度利用手段から前記センサレス制御手段への切り替えに先立って、前記機関速度利用手段によって生成される操作信号に応じた1次電圧を入力として前記2次磁束を算出することを特徴とする。
誘導機の制御量の制御を開始するに際して、センサレス制御手段を用いる場合、2次周波数情報の精度が低いために、制御性が低くなる懸念がある。これに対し、機関速度利用手段を用いる場合には、センサレス制御手段を用いる場合と比較して制御開始初期については、制御性が高くなるものの、制御開始から時間が経過するにつれてセンサレス制御手段と比較して制御性が劣るものとなる。これは、通常、内燃機関の応答性が誘導機の応答性と比較して低いため、内燃機関の回転軸の回転速度の検出精度が誘導機に要求される応答性にとって不満足なものとなるためである。
上記発明では、この点に鑑み、切替手段を備えることで、センサレス制御手段と機関速度制御手段とのうち、制御性が高い方を選択的に利用することができる。
なお、本発明にかかる以下の代表的な実施形態に関する概念の拡張については、代表的な実施形態の後の「その他の実施形態」の欄に記載してある。
一実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる誘導機の起動時の処理手順を示す流れ図。 同実施形態の効果を示すタイムチャート。
以下、本発明にかかる誘導機の制御装置をパラレルハイブリッド車における誘導機の制御装置に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示されるモータジェネレータ10は、誘導機である。詳しくは、3相かご型誘導機である。モータジェネレータ10は、車載主機であり、その回転子10aが駆動輪に機械的に連結されている。モータジェネレータ10の回転子10aは、さらに、内燃機関11のクランク軸11aに機械的に連結されている。
モータジェネレータ10は、インバータINVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。インバータINVは、スイッチング素子S¥p,S¥n(¥=u,v,w)の直列接続体を3組備えており、これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。これらスイッチング素子S¥#(¥=u,v,w;#=p,n)として、本実施形態では、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらにはそれぞれ、ダイオードD¥#が逆並列に接続されている。
本実施形態では、モータジェネレータ10やインバータINVの状態を検出する検出手段として、以下のものを備えている。まずモータジェネレータ10のV相およびW相を流れる電流iv,iwを検出する電流センサ14を備えている。また、インバータINVの入力電圧(電源電圧VDC)を検出する電圧センサ16を備えている。
上記各種センサの検出値は、制御装置20に取り込まれる。制御装置20では、これら各種センサの検出値に基づき、インバータINVを操作する操作信号を生成して出力する。ここで、インバータINVのスイッチング素子S¥#を操作する信号が、操作信号g¥#である。
上記制御装置20は、モータジェネレータ10のトルクをトルク指令値Trq*に制御すべく、インバータINVを操作する。図には、トルク指令値Trq*への制御に関する処理をブロック図として示している。以下、これについて説明する。
電流センサ14によって検出された電流iv,iwは、dq変換部22において、dq軸上の電流である1次電流id1,iq1に変換される。ここで、dq座標系は、直交2次元固定座標系である。詳しくは、本実施形態では、d軸を、モータジェネレータ10の固定子のU相の正方向とし、q軸を、これに対し直交する方向とする。
1次電流id1,iq1は、γδ変換部24に入力され、γδ軸上の1次電流iγ1,iδ1に変換される。γδ座標系は、インバータINVの出力電圧ベクトルの回転周波数である電源角周波数(以下、1次周波数ω1)で回転する直交2次元回転座標系である。ちなみに、γδ変換部24による変換処理は、後述する処理によって算出されるインバータINVの出力電圧ベクトルの基本波成分の位相である電源角(以下、1次位相θ1)に基づき行われる。
本実施形態では、トルク指令値Trq*に制御するための制御系を、1次電流iγ1,iδ1を1次電流指令値iγ1*,iδ1*にフィードバック制御する制御系として構成する。この際、トルク指令値Trq*を与えただけでは、1次電流指令値iγ1*,iδ1*を一義的に定めることができない。そこで本実施形態では、δ軸の2次磁束φδ2をゼロに制御することとし、トルク指令値Trq*と、γ軸成分の2次磁束指令値φγ2*とに基づき、1次電流指令値iγ1*,iδ1*を生成する処理を行なう。
すなわち、トルクフィードバック制御部26では、後述する処理によって推定されるトルクTrqをトルク指令値Trq*にフィードバック御するための操作量として、δ軸成分の1次電流指令値iδ1*を算出する。詳しくは、トルク指令値Trq*とトルクTrqとの差の比例要素および積分要素の出力同士の和として、1次電流指令値iδ1*を算出する。
一方、磁束フィードバック制御部28では、後述する処理によって推定されるγ軸成分の2次磁束φγ2を2次磁束指令値φγ2*にフィードバック制御するための操作量として、γ軸成分の1次電流指令値iγ1*を算出する。詳しくは、2次磁束指令値φγ2*と2次磁束φγ2との差の比例要素および積分要素の出力同士の和として、1次電流指令値iγ1*を算出する。
δ軸電流フィードバック制御部30では、1次電流iδ1を1次電流指令値iδ1*にフィードバック制御するための操作量として、δ軸の1次電圧成分を算出する。詳しくは、1次電流指令値iδ1*と1次電流iδ1との差の比例要素および積分要素の出力同士の和として、δ軸の1次電圧成分を算出する。
また、γ軸電流フィードバック制御部32では、1次電流iγ1を1次電流指令値iγ1*にフィードバック制御するための操作量として、γ軸の1次電圧成分を算出する。詳しくは、1次電流指令値iγ1*と1次電流iγ1との差の比例要素および積分要素の出力同士の和として、γ軸の1次電圧成分を算出する。
γ軸電流フィードバック制御部32の出力値に、非干渉制御部34から出力されるフィードフォワード操作量Δvγ1を加算することで、γ軸の1次電圧指令値vγ1*が算出される。一方、δ軸電流フィードバック制御部30の出力値に、非干渉制御部34から出力されるフィードフォワード操作量Δvδ1を加算することで、δ軸の1次電圧指令値vδ1*が算出される。なお、フィードフォワード操作量Δvγ1,Δvδ1については、周知のため、ここではその説明を省略するが、図中、フィードフォワード操作量Δvγ1,Δvδ1の表現に用いられている記号の定義については、本明細書最後部の備考欄に記載されている。
1次電圧指令値vγ1*,vδ1*は、dq変換部36において、dq軸上の1次電圧指令値vd*1,vq1*に変換される。そして、1次電圧指令値vd*1,vq1*は、uvw変換部38において、U相の電圧指令値vu*、V相の電圧指令値vv*、W相の電圧指令値vw*に変換され、操作信号生成部40に入力される。
操作信号生成部40では、インバータINVの出力電圧を、電圧指令値vu*,vv*,vw*を模擬したものとすべく、インバータINVの操作信号g¥#を生成する処理を行なう。本実施形態では、特に、電圧指令値v¥*(¥=u,v,w)を電源電圧VDCによって規格化した信号と三角波形状のキャリアとの大小比較に基づき生成されるPWM信号に基づき、操作信号g¥#を生成する。
次に、上述した処理を行なう上で必要なパラメータの算出(推定)処理について説明する。
1次電流iγ1,iδ1は、すべり周波数推定部42に入力される。すべり周波数推定部42では、1次電流iγ1,iδ1を入力として、以下の式(c1)に基づき、すべり周波数ωsを推定する。
ωs=iδ1/(iγ1・τ2) …(c1)
上記の式(c1)は、本実施形態の特有の設定を前提としたものである。すなわち、δ軸成分の2次磁束φδ2をゼロに制御することと、トルク指令値Trq*が一定である場合にγ軸成分の2次磁束指令値φγ2*が一定となることとから、トルク指令値Trq*が一定である場合にγ軸の1次電流iγ1が一定であるとみなして算出されるものである。
一方、1次周波数算出部44では、1次位相θ1aの微分演算によって、1次周波数ω1aを算出する。2次周波数算出部46では、1次周波数ω1aからすべり周波数ωsを減算することで、2次周波数ω2aを算出する。
2次磁束算出手段(磁束オブザーバ48)では、1次電流id1,iq1と、1次電圧指令値vd1*,vq1*と、セレクタ66の出力値としての2次周波数ω2とを入力として、2次磁束φd2e,φq2eを推定する。ここで、添え字の「e」は、オブザーバによる推定値であることを示す。磁束オブザーバ48は、最小次元オブザーバである。なお、本実施形態にかかる最小次元オブザーバの導出については、本明細書の最後部の備考欄に与えてある。
一方、1次位相算出部52では、2次磁束φd2e,φq2eに基づき、以下の式(c2)を用いて、1次位相θ1aを算出する。
θ1a=arctan(φq2e/φd2e) …(c2)
こうして算出された1次位相θ1aは、1次周波数算出部44による1次周波数ω1aの算出処理に用いられるとともに、セレクタ68によって選択されることで、1次位相θ1として、γδ変換部24や、dq変換部36等の座標変換処理に用いられる。
トルク推定部56では、2次磁束φd2e,φq2eと、1次電流id1,iq1とを入力とし、以下の式(c3)にてトルクTrqを推定する。
Trq=Pn・M・(iq1・φd2e−id1・φq2e)/L2 …(c3)
なお、上記の式(c3)において、極対数Pn、2次インダクタンスL2および相互インダクタンスMを用いている。このトルクTrqは、トルクフィードバック制御のための制御量となるものである。
上述した処理からわかるように、本実施形態では、モータジェネレータ10の回転速度情報を検出するハードウェア手段による検出値を利用しないセンサレス制御がなされている。この場合、モータジェネレータ10の起動後、2次周波数ω2が実際の周波数に収束するまでの期間にあっては、磁束オブザーバ48の推定精度が特に低いものとなる。そこで本実施形態では、モータジェネレータ10の起動後、所定時間に限って、内燃機関11のクランク軸11aの回転角度を検出するクランク角センサ19の出力値CRに基づき算出される1次位相θ1bを用いてモータジェネレータ10を制御する。
詳しくは、出力値CRは、2次周波数算出部60に入力され、ここで2次周波数ω2bが算出される。2次周波数ω2bは、セレクタ66を介して磁束オブザーバ48の入力となり得る。また、2次周波数ω2bに、加算部62においてすべり周波数ωsが加算されることで、1次周波数ω1bが算出される。1次周波数ω1bは、積分器64に入力され、ここで1次位相θ1bが算出される。1次位相θ1bは、上記起動直後においてセレクタ68によって選択される。
さらに、γ成分の1次電圧指令値vγ1*を開ループ制御で与える開ループ制御部70を備え、セレクタ72によって、γ軸電流フィードバック制御部32の出力値およびフィードフォワード操作量Δvγ1の和と、開ループ制御部70の出力値とのいずれかを選択可能とする。ここで、開ループ制御部70の出力値は、γ成分の1次電圧指令値vγ1*の絶対値を漸増させるものであり、時間tを独立変数とする関数となっている。詳しくは、本実施形態では、1次関数「a・t;aは比例定数」を採用することで、γ成分の1次電圧指令値vγ1*をランプ状に立ち上げる。
図2に、セレクタ66,68,72の切り替え処理の手順を示す。この処理は、制御装置20によって、たとえば所定周期でくり返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、モータジェネレータ10の起動要求が生じたか否かを判断する。そして、ステップS10において肯定判断される場合、ステップS12において、クランク角センサ19の出力値CRを取得する。続くステップS14においては、出力値CRに基づき、2次周波数ω2bを算出する。そして、ステップS18においては、2次周波数ω2bとすべり周波数ωsとを加算することで、1次周波数ω1bを算出する。
続くステップS18においては、1次周波数ω1bの時間積分値として、1次位相θ1bを算出する。また、1次位相θ1を、1次位相θ1bとし、2次周波数ω2を、2次周波数ω2bとする。これらは、セレクタ66,68の選択処理である。さらに、トルク指令値Trq*をゼロとする。この処理は、本実施形態において、ゼロ設定手段を構成する。
加えて、γ軸の1次電圧指令値vγ1*を、開ループ制御部70の出力値とする。これは、セレクタ72の選択処理である。
続くステップS20においては、2次周波数ω2b、1次電圧指令値vd1*,vq1*、1次電流id1,iq1に基づき磁束オブザーバ48によって2次磁束φd2,φq2を算出する。そして、ステップS22においては、2次磁束φd2e,φq2eに基づき1次位相θ1aを算出し、これに基づき2次周波数ω2aを算出する。
続くステップS24においては、ステップS10において肯定判断されてから、所定時間が経過したか否かを判断する。ここで所定時間は、2次周波数ω2aと2次周波数ω2bとの差の絶対値が規定値以下となると想定される時間に設定される。
そして、ステップS24において肯定判断される場合、ステップS26において、1次位相θ1を1次位相θ1aとするとともに、2次周波数ω2を2次周波数ω2aとする。さらに、γ軸の1次電圧指令値vγ1*を、γ軸電流フィードバック制御部32の出力値およびフィードフォワード操作量Δvγ1の和に切り替える。なお、ステップS26の処理が完了する場合や、ステップS10において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図3に、本実施形態の効果を示す。図示されるように、モータジェネレータ10の起動直後から1次位相θ1bは周期的な変化をするものの、1次位相θ1aについては周期的な変化となるまでに時間を要する。これは、1次位相θ1aの推定精度が向上するまでに時間を要することを意味する。そして、1次位相θ1aが周期的な変化をするようになり1次位相θ1bに近似するようになることで、制御に用いる1次位相θ1を、1次位相θ1aに切り替える。これにより、起動直後からトルクTrqをトルク指令値Trq*に高精度に追従させることができる。
以下、本実施形態の効果のいくつかを記載する。
(1)モータジェネレータ10の起動後、所定時間に渡ってクランク角センサ19の出力値CRに基づく2次周波数ω2bに基づき算出される1次位相θ1bを用い(機関速度利用手段)、所定時間が経過することで、2次磁束φd2e,φq2eに基づき算出される1次位相θ1a(センサレス制御手段)を用いた。これにより、起動直後、1次位相θ1aや2次周波数ω2aの精度が低い場合に、これよりも精度の高い1次位相θ1bや2次周波数ω2bを用いることができる。また、起動後、所定時間が経過することで、1次位相θ1bや2次周波数ω2bよりも応答性が高い1次位相θ1aや2次周波数ω2aを用いるようにすることで、モータジェネレータ10の制御性を向上させることができる。
ちなみに、1次位相θ1aや2次周波数ω2aの方が1次位相θ1bや2次周波数ω2bよりも応答性が高いのは、内燃機関11の応答性がモータジェネレータ10の応答性と比較して低いために、クランク角センサ19の出力値CRから算出される2次周波数ω2bの分解能がモータジェネレータ10の制御にとっては不足であるためである。こうした状況は、モータジェネレータ10の極数が多くなるほど顕著となる。
(2)起動後所定時間経過以前に、1次電圧指令値id1*,iq1*や、2次周波数ω2bを入力として、磁束オブザーバ48によって2次磁束φd2e,φq2eを算出した。これにより、磁束オブザーバ48による2次磁束φd2e,φq2eの推定精度が向上したタイミングで、センサレス制御に切り替えることができる。
(3)モータジェネレータ10の起動後、所定時間に渡ってトルク指令値Trq*をゼロとした。これにより、モータジェネレータ10のトルクが過度に大きくなる事態を回避することができ、ひいてはドライバビリティの低下を回避することができる。
(4)車載主機としてのモータジェネレータ10に、上記制御を適用した。主機の場合、2次周波数ω2が大きく変動するため、クランク角センサ19の出力値CRから算出される2次周波数ω2bの応答性が、モータジェネレータ10の制御性を維持する上で要求される応答性よりも低くなりやすい。このため、2次周波数ω2aへの切り替え処理の利用価値が特に高い。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「センサレス制御手段について」
a)2次磁束算出手段について
オブザーバとしては、最小次元オブザーバに限らず、たとえば、「適応二次磁束オブザーバを用いた誘導電動機の速度センサレス直接形ベクトル制御:久保田ら、T.IEE Japan Vol 111−D,No11,91」に例示されているように、同一次元オブザーバであってもよい。
また、固定座標系における2次磁束の成分を推定するオブザーバに限らず、たとえば回転座標系における2次磁束の成分を推定するオブザーバであってもよい。
もっとも、オブザーバにも限らない。
b)1次位相算出手段について
1次位相算出部52に限らない。たとえば、1次位相算出部52の出力値を仮の1次位相とし、これを微分したものを積分処理した値と、最終的な1次位相を仮の1次位相にフィードバック制御するための操作量とを加算し、加算値を、最終的な1次位相とするものであってもよい。
「ゼロ設定手段について」
トルク指令値Trq*をゼロとするものに限らない。たとえばトルクフィードバック制御部26を停止させ、1次電流指令値iδ1*をゼロに固定するものであってもよい。
またたとえば、δ軸の2次磁束φδ2をゼロに制御する代わりに、γ軸の2次磁束φγ2をゼロに制御する制御系を構築する場合、トルクは、1次電流iγ1に比例したものとなるため、1次電流指令値iγ1*をゼロに制御するものであってもよい。
もっとも、ゼロ設定手段自体は、必須ではない。
「機関速度利用手段について」
機関の回転軸としては、クランク軸11aに限らず、たとえばクランク軸11aと連動して回転するカム軸(図示略)であってもよい。
たとえば、上記実施形態において、「ゼロ設定手段について」の欄に記載したようにトルクフィードバック制御部26を停止する場合等にあっては、2次磁束算出手段を備える必要がない。
また、開ループ制御手段を備えるものにも限らない。たとえば、上記実施形態において、磁束フィードバック制御部28や、γ軸電流フィードバック制御部32を活用してもよい。ただし、磁束オブザーバ48による2次磁束φd2e,φq2eの推定開始直後においては、推定精度が低いことに鑑みれば、フィードバック制御のゲインを小さくすることが望ましい。
「開ループ制御手段について」
γ軸成分の1次電圧指令値vγ1*の絶対値を漸増させる手法としては、ランプ状に変化させる手法に限らない。たとえば絶対値が時間tの平方根に比例して増加するものであってもよい。
またたとえば、δ軸の2次磁束φδ2をゼロに制御する代わりに、γ軸の2次磁束φγ2をゼロに制御する制御系を構築する場合、d軸成分の1次電圧指令値vδ1*の絶対値を時間とともに増加させるものであってもよい。
「切替手段について」
上記実施形態では、1次周波数ω1aと1次周波数ω1bとの差の絶対値が規定値以下となると想定される長さを有した時間が経過することで、1次位相θ1bから1次位相θ1aに切り替えた(S20)が、これに限らない。たとえば、1次周波数ω1bと1次周波数ω1aとの差の絶対値が規定値以下となる状態が規定時間継続して検出されることを条件に、1次位相θ1bから1次位相θ1aに切り替えてもよい。またたとえば、1次位相θ1aと1次位相θ1bとの差の絶対値が規定値以下となったり、規定値以下となる状態が規定時間継続して検出されたりすることで、1次位相θ1bから1次位相θ1aに切り替えてもよい。さらにたとえば、1次位相θ1aが0〜360°の周期で周期的に変化することが検出されることを条件に、1次位相θ1bから1次位相θ1aに切り替えてもよい。
また、1次位相θ1bから1次位相θ1aに不連続的に切り替えるものに限らない。たとえば、1次位相θ1bと1次位相θ1aとの加重平均処理値を最終的な1次位相θ1として且つ、1次位相θ1bの重み係数を漸減させるとともに、1次位相θ1aの重み係数を漸増させるものであってもよい。
また、1次位相θ1bの算出開始と同時に磁束オブザーバ48によって2次磁束φd2e,φq2eの推定を開始するものに限らない。たとえば、2次周波数ω2bや1次位相θ1bに基づき規定時間に渡ってモータジェネレータ10を制御した後に、2次周波数ω2b、1次電圧指令値vd1*,vq1*、および1次電流id1,iq1を磁束オブザーバ48に入力し、2次磁束φd2e,φq2eの推定を開始してもよい。
さらに、磁束オブザーバ48の入力としての2次周波数ω2を、2次周波数ω2bとするものに限らず、2次周波数ω2aとするものであってもよい。この場合、2次磁束φd2e,φq2eの推定精度が向上するまでに要する時間が伸張する可能性があるものの、センサレス制御への切り替えタイミングを適宜調整することで、上記実施形態に準じた効果を得ることができる。
「操作手段について」
制御量をトルクとするものに限らず、回転速度とするものであってもよい。
「交流電圧印加手段について」
回転機の端子を直流電圧源の正極および負極のそれぞれに接続するスイッチング素子を備える直流交流変換回路(インバータINV)に限らない。たとえば特願2008−30825号に記載されているように、回転機の各端子に接続されるコンバータであってもよい。
「車両について」
パラレルハイブリッド車に限らない。たとえば、シリーズハイブリッド車であってもよい。この場合であっても、内燃機関に連結される発電機として誘導機を採用するなら、本発明の適用が有効である。
<備考>
かご型誘導機の状態方程式は、以下の式(ca),(cb)にて表現される。
Figure 2013240194
ただし、1次インダクタンスL1,2次インダクタンスL2、1次抵抗R1,2次抵抗R2,相互インダクタンスMを用いている。
ここで、1次電流ベクトルI1=(id1,iq1)については直接観測できる量であり、2次磁束ベクトルΦ2の推定値を2次磁束ベクトルΦ2eとすると、以下の式(cc)が成立する
Figure 2013240194
ただし、電流の微分演算を回避する上では中間変数x「=Φ2−GI1」を導入することが望ましい。
なお、オブザーバのゲインGは、以下の式(cd),(ce)にて定められる。
Figure 2013240194
ただし、上記においてオブザーバの極の実部−αおよび虚部βを用いている。ここで、「α>0」とすることで、2次磁束ベクトルΦ2eの各成分を真の値に収束させることができる。
10…モータジェネレータ(誘導機の一実施形態)、20…制御装置、48…磁束オブザーバ。

Claims (6)

  1. 内燃機関(11)の回転軸(11a)に回転子(10a)が機械的に連結される誘導機(10)の制御量を制御すべく、前記誘導機に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(INV)の操作信号を生成して前記交流電圧印加手段に出力する操作手段(20)を備え、
    前記操作手段は、
    前記誘導機の電気的な状態量に基づき推定される前記誘導機の2次周波数を入力とし、前記操作信号を生成するセンサレス制御手段(48,52)と、
    前記内燃機関の回転軸の回転速度の検出値を入力とし、前記操作信号を生成する機関速度利用手段(60,62,64)と、
    前記交流電圧印加手段の出力電圧の操作によって前記誘導機の制御量の制御を開始する場合、前記機関速度利用手段によって生成される前記操作信号を出力して且つ、所定期間が経過することで、前記センサレス制御手段によって生成される前記操作信号の出力に切替える切替手段(66,68)と、
    を備え、
    前記センサレス制御手段は、前記誘導機の1次電圧を入力とし、前記誘導機の2次磁束を算出する2次磁束算出手段(48)を備え、前記2次磁束算出手段によって算出された2次磁束を入力として前記操作信号を生成するものであり、
    前記2次磁束算出手段は、前記機関速度利用手段から前記センサレス制御手段への切り替えに先立って、前記機関速度利用手段によって生成される操作信号に応じた1次電圧を入力として前記2次磁束を算出することを特徴とする誘導機の制御装置。
  2. 前記センサレス制御手段は、
    前記2次磁束算出手段によって算出された2次磁束を入力とし、前記誘導機の1次位相を算出する1次位相算出手段(52)と、
    前記1次位相算出手段によって算出された1次位相を入力とし、前記2次磁束算出手段の入力となる前記2次周波数を算出する2次周波数算出手段(44,46)と、
    を備え、
    前記1次位相算出手段によって算出された1次位相に基づき前記操作信号を生成することを特徴とする請求項1記載の誘導機の制御装置。
  3. 前記機関速度利用手段によって前記操作信号を生成する場合、前記操作信号を、前記制御量としての前記誘導機のトルクをゼロに制御するための操作信号とするゼロ設定手段(S18)を備えることを特徴とする請求項1または2記載の誘導機の制御装置。
  4. 前記内燃機関は、車載主機であることを特徴とする請求項3記載の誘導機の制御装置。
  5. 前記機関速度利用手段は、
    前記回転速度の検出値を入力とし、前記誘導機の1次周波数を算出する1次周波数算出手段(60,62)と、
    前記1次周波数算出手段によって算出された1次周波数を積分することで1次位相を算出する積分手段(64)とを備え、
    前記積分手段によって算出された1次位相に基づき前記操作信号を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導機の制御装置。
  6. 前記機関速度利用手段は、前記2次磁束の絶対値を漸増させるように前記1次電圧を開ループ制御する開ループ制御手段(70)を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導機の制御装置。
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