JP2013239975A - 音声転送システム及び音声転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信側の通信端末で保持する音声ファイルのリスト情報と、留守番電話サーバに保存される音声ファイルの情報とを確実に整合させる。
【解決手段】音声転送システム1は、留守番電話サーバ10と、着信側通信端末30とを含んで構成される。留守番電話サーバ10は、音声ファイルを蓄積するファイル蓄積部11と、音声ファイルの蓄積を着信側通信端末30に通知する通知部12と、未取得の全音声ファイルを一括して着信側通信端末30に送信するファイル送信部14とを備える。着信側通信端末30は音声ファイルの蓄積を受信した場合にユーザの操作を検知する取得操作検知部32と、ユーザ操作の検地に応じて音声ファイルの送信要求を送信する送信要求部33と、全ての音声ファイルを一括して留守番電話サーバ10から取得するファイル取得部34を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、音声転送システム及び音声転送方法に関するものである。
発呼者から音声メッセージを受信して記憶する留守番電話装置と、留守番電話装置に電話回線で接続されたリモートアクセス装置とを含む電話メッセージシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。この電話メッセージシステムにおいて、留守番電話装置は、音声メッセージとともに、発呼者を特定する識別情報を受信し、この識別情報を音声メッセージに関連付けて記憶する。そして、留守番電話装置は、リモートアクセス装置に対し、留守番電話装置が記憶する全ての音声メッセージに関連付けられた識別情報を送信する。リモートアクセス装置は、人の名前、電話番号、住所等を記憶するデータベースを備えており、リモートアクセス装置は、受信した識別情報に対応する名前及び電話番号を上記のデータベースを用いて検索する。そして、リモートアクセス装置は、受信した識別信号に対応する音声メッセージの一覧に、データベースを用いて検索された名前及び電話番号を付加して表示し、ユーザにいずれかの音声メッセージを選択させる。ユーザによって1つの音声メッセージが指定されると、リモートアクセス装置は、どの音声メッセージが選択されたかを示す情報を留守番電話装置に送信する。留守番電話装置は、リモートアクセス装置で選択された音声メッセージを再生する。リモートアクセス装置のユーザは、留守番電話装置で再生される音声メッセージを、電話回線を通じてリモートアクセス装置側で聞くことができる。
特許第3733138号公報
ところで、近年では、留守番電話サーバが、発呼者から受信した音声を録音して音声ファイルとして保存し、受信側の通信端末が、留守番電話サーバに録音された音声ファイルをダウンロードする音声転送システムが知られている。特許文献1に記載の発明をこのような音声転送システムに適用すると、受信側の通信端末が、留守番電話サーバに保存されている音声ファイルの一覧を表示して受信側の通信端末のユーザに選択させ、受信側の通信端末は、ユーザによって選択された音声ファイルのみを選択してダウンロードする構成となる。
しかしながら、このような音声転送システムには、以下の問題がある。すなわち、受信側の通信端末では、ユーザは、一部の音声ファイルを選択してダウンロード操作を行う。一方、留守番電話サーバでは、ユーザにより選択された一部の音声ファイルを受信側の通信端末に送信する。したがって、受信側の通信端末と留守番電話サーバとの動作の同期が何らかの理由でとれなくなった場合に、受信側の通信端末で保持している音声ファイルのリスト情報と、実際に留守番電話サーバに保存されている音声ファイルの情報との整合性が保たれなくなる場合がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、受信側の通信端末で保持している音声ファイルのリスト情報と、実際に留守番電話サーバに保存されている音声ファイルの情報とを確実に整合させることのできる音声転送システム及び音声転送方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る音声転送システムは、音声ファイルを記憶する留守番電話サーバと、ネットワークを介して前記留守番電話サーバと接続可能とされた通信端末と、を含んで構成される音声転送システムであって、前記留守番電話サーバは、前記留守番電話サーバとネットワークを介して接続可能な発信側端末から音声信号を受信して前記音声信号を録音することにより音声ファイルを生成するか、又は、前記発信側端末から音声ファイルを受信することにより、音声ファイルを蓄積するファイル蓄積手段と、前記ファイル蓄積手段により音声ファイルが蓄積されたことを前記通信端末に通知する通知手段と、前記ファイル蓄積手段により蓄積された音声ファイルの送信要求を前記通信端末から受け付ける送信要求受付手段と、前記送信要求受付手段が音声ファイルの送信要求を受け付けた場合に、前記通信端末によって取得されていない全ての音声ファイルを一括して前記通信端末に送信するファイル送信手段と、を備え、前記通信端末は、前記留守番電話サーバから、前記留守番電話サーバにより音声ファイルが蓄積されたことの通知を受信した場合に、通知を受信したことを表示する表示手段と、前記表示手段が通知を受信したことを表示した場合に、前記留守番電話サーバから音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知する取得操作検知手段と、前記取得操作検知手段が前記通信端末のユーザによる操作を検知した場合に前記留守番電話サーバに音声ファイルの送信要求を送信する送信要求手段と、前記送信要求手段により音声ファイルの送信要求が送信された場合に、前記通信端末が取得していない全ての音声ファイルを一括して前記留守番電話サーバから取得するファイル取得手段と、を備える。
また、本発明に係る音声転送方法は、音声ファイルを記憶する留守番電話サーバと、ネットワークを介して前記留守番電話サーバと接続可能とされた通信端末と、を含んで構成される音声転送システムにおいて実行される音声転送方法であって、前記留守番電話サーバが、前記留守番電話サーバとネットワークを介して接続可能な発信側端末から音声信号を受信して前記音声信号を録音することにより音声ファイルを生成するか、又は、前記発信側端末から音声ファイルを受信することにより、音声ファイルを蓄積するファイル蓄積ステップと、前記留守番電話サーバが、前記ファイル蓄積ステップにおいて音声ファイルが蓄積されたことを前記通信端末に通知する通知ステップと、前記通信端末が、前記留守番電話サーバから、前記留守番電話サーバにより音声ファイルが蓄積されたことの通知を受信した場合に、通知を受信したことを表示する表示ステップと、前記通信端末が、前記表示ステップにおいて通知を受信したことを表示した場合に、前記留守番電話サーバから音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知する取得操作検知ステップと、前記通信端末が、前記取得操作検知ステップにおいて前記通信端末のユーザによる操作を検知した場合に前記留守番電話サーバに音声ファイルの送信要求を送信する送信要求ステップと、前記留守番電話サーバが、前記ファイル蓄積ステップにおいて蓄積された音声ファイルの送信要求を前記通信端末から受け付ける送信要求受付ステップと、前記留守番電話サーバが前記送信要求受付ステップにおいて音声ファイルの送信要求を受け付けた場合に、前記通信端末によって取得されていない全ての音声ファイルを一括して前記通信端末に送信するファイル送信ステップと、前記通信端末が、前記送信要求ステップにおいて音声ファイルの送信要求が送信された場合に、前記通信端末が取得していない全ての音声ファイルを一括して前記留守番電話サーバから取得するファイル取得ステップと、を備える。
上記のような本発明に係る音声転送システム及び音声転送方法によれば、前記留守番電話サーバに音声ファイルが蓄積された場合に、音声ファイルが蓄積されたことを留守番電話サーバから通信端末に通知し、通信端末が通知を受けたことを表示する。そして、通信端末がユーザによる指示操作に応じて留守番電話サーバに音声ファイルの送信要求を送信し、留守番電話サーバが送信要求に応じて通信端末が取得していない全ての音声ファイルファイルを一括して送信し、通信端末が全ての音声ファイルを一括して取得する。このため、留守番電話サーバが送信する音声ファイルと通信端末が取得する音声ファイルは常に一致しており、受信側の通信端末で保持している音声ファイルのリスト情報と、実際に留守番電話サーバに保存されている音声ファイルの情報とを確実に整合させることができる。
なお、音声転送システムにおいて、通信端末が備える表示手段は、前記留守番電話サーバにより蓄積された音声ファイルを一覧表示するとともに、前記一覧表示された音声ファイルのうち前記通信端末が取得していない音声ファイルに、前記音声ファイルをまだ取得していない旨の未取得表示及び音声ファイルの取得操作を受け付けるための取得操作受付表示を関連付けて表示し、通信端末が備える取得操作検知手段は、前記表示手段により表示された前記取得操作受付表示に対して前記通信端末のユーザが操作を行ったことを検知することにより、前記留守番電話サーバから前記音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知することが望ましい。
上記の表示手段によって、留守番電話サーバにより蓄積された音声ファイルを一覧表示し、また、一覧表示した音声ファイルのうち通信端末が取得していない音声ファイルに未取得表示がされるため、通信端末のユーザに対して、どの音声ファイルが未取得であるのかをわかりやすく表示することができる。
また、音声転送システムにおいて、通信端末が備える表示手段は、前記留守番電話サーバにより蓄積された音声ファイルのうち前記通信端末が取得していない音声ファイルの数を示す未取得ファイル数表示及び音声ファイルの取得操作を受け付けるための取得操作受付表示を表示し、前記取得操作検知手段は、前記表示手段により表示された前記取得操作受付表示に対して前記通信端末のユーザが操作を行ったことを検知することにより、前記留守番電話サーバから前記音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知することも望ましい。
上記の表示手段によって、通信端末が取得していない音声ファイルの数を表示するため、通信端末のユーザに対して、未取得の音声ファイルの数をわかりやすく表示することができる。
本発明によれば、受信側の通信端末で保持している音声ファイルのリスト情報と、実際に留守番電話サーバに保存されている音声ファイルの情報とを確実に整合させることができる。
音声転送システムの全体構成を示す図である。 留守番電話サーバ及び通信端末の機能構成を示す図である。 留守番電話サーバ及び通信端末のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態に係る音声転送処理を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る通信端末における画面表示の遷移過程を示す図である。 第2実施形態に係る音声転送処理を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る通信端末における画面表示の遷移過程を示す図である。 第1実施形態に係る音声転送処理の変形例を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る通信端末の変形例における画面表示の遷移過程を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る音声転送処理の変形例を示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る音声転送システム1の全体構成を示す図である。音声転送システム1は、留守番電話サーバ10と、ネットワークNを介して留守番電話サーバ10と接続可能とされた発信側通信端末20(発信側端末)及び着信側通信端末30(通信端末)を含んで構成される。
留守番電話サーバ10は、少なくとも音声ファイルを記憶する機能を有している。発信側通信端末20は、例えば回線交換ルートで留守番電話サーバ10と接続し、留守番電話サーバ10に対して音声信号を送信するか、または、パケット交換ルートで留守番電話サーバ10と接続し、留守番電話サーバ10に対して音声ファイルを送信する。留守番電話サーバ10は、発信側通信端末20から回線交換ルート経由で受信した音声信号を録音して音声ファイルを生成するか、又は、発信側通信端末20からパケット交換ルート経由で音声ファイルを受信することにより、音声ファイルを蓄積する。着信側通信端末30は、後で詳述するように、所定の契機により留守番電話サーバ10から音声ファイルを受信する。なお、発信側通信端末20及び着信側通信端末30は、それぞれ携帯電話機等の携帯型通信端末であってもよいし、固定電話機等の固定型通信端末であってもよい。
次に、図2及び図3を参照して、留守番電話サーバ10及び着信側通信端末30の構成について説明する。図2は、留守番電話サーバ10及び着信側通信端末30の機能構成を示す図である。図3は、留守番電話サーバ10及び着信側通信端末30のハードウェア構成を示す図である。
留守番電話サーバ10は、ファイル蓄積部11(ファイル蓄積手段)と、通知部12(通知手段)と、送信要求受付部13(送信要求受付手段)と、ファイル送信部14(ファイル送信手段)と、を備える。
ファイル蓄積部11は、発信側通信端末20から回線交換ルート経由で受信した音声信号を録音して音声ファイルを生成するか、又は、発信側通信端末20からパケット交換ルート経由で音声ファイルを受信することにより、音声ファイルを蓄積する。
通知部12は、ファイル蓄積部11により音声ファイルが蓄積されたことを着信側通信端末30に通知する。
送信要求受付部13は、ファイル蓄積部11により蓄積された音声ファイルの送信要求を着信側通信端末30から受け付ける。
ファイル送信部14は、送信要求受付部13が音声ファイルの送信要求を受け付けた場合に、着信側通信端末30によって取得されていない全ての音声ファイルを一括して着信側通信端末30に送信する。
なお、図3(a)には、留守番電話サーバ10のハードウェア構成の一例を示す。留守番電話サーバ10は、ハードウェア構成として、CPU10Aと、RAM10Bと、ROM10Cと、入力デバイスであるキーボードやマウス等の入力装置10Dと、外部装置との通信を行う通信装置10Eと、ファイルを記憶するための補助記憶装置10Fと、出力デバイスであるディスプレイやプリンタ等の出力装置10Gとを備え、特別なハードウェア構成を必要とするものではない。前述した留守番電話サーバ10の各機能ブロックの機能は、RAM10B等に所定のプログラムを読み込ませ、CPU10Aの制御の下で入力装置10D、通信装置10E、出力装置10Gを動作させ、補助記憶装置10F等に対しデータの読み書きを行うことで実行される。このような留守番電話サーバ10のハードウェア構成は、後述する第2実施形態でも同様である。
着信側通信端末30は、表示部31(表示手段)と、取得操作検知部32(取得操作検知手段)と、送信要求部33(送信要求手段)と、ファイル取得部34(ファイル取得手段)と、を備える。
表示部31は、留守番電話サーバ10から、留守番電話サーバ10により音声ファイルが蓄積されたことの通知を受信した場合に、通知を受信したことを表示する。より詳細には、表示部31は、留守番電話サーバ10により蓄積された音声ファイルを一覧表示するとともに、一覧表示された音声ファイルのうち着信側通信端末30が取得していない音声ファイルに、この音声ファイルをまだ取得していない旨の未取得表示と、音声ファイルの取得操作を受け付けるための取得操作受付表示とを関連付けて表示する。
取得操作検知部32は、表示部31が通知を受信したことを表示した場合に、留守番電話サーバ10から音声ファイルを取得することを指示する着信側通信端末30のユーザによる操作を検知する。
送信要求部33は、取得操作検知部32が着信側通信端末30のユーザによる操作を検知した場合に、留守番電話サーバ10に音声ファイルの送信要求を送信する。
ファイル取得部34は、送信要求部33により音声ファイルの送信要求が送信された場合に、着信側通信端末30が取得していない全ての音声ファイルを一括して留守番電話サーバ10から取得する。
なお、図3(b)には、着信側通信端末30のハードウェア構成の一例を示す。着信側通信端末30は、ハードウェア構成として、CPU30Aと、RAM30Bと、ROM30Cと、入力デバイスであるタッチパネルやテンキー等の入力装置30Dと、外部装置との通信を行う通信装置30Eと、出力デバイスであるディスプレイ等の出力装置30Fとを備え、特別なハードウェア構成を必要とするものではない。前述した着信側通信端末30の各機能ブロックの機能は、RAM30B等に所定のプログラムを読み込ませ、CPU30Aの制御の下で入力装置30D、通信装置30E、出力装置30Fを動作させることで実行される。このような着信側通信端末30のハードウェア構成は、後述する第2実施形態でも同様である。なお、以下の説明では、着信側通信端末30がタッチパネルディスプレイを備えるものとして説明を行う。
続いて、図4及び図5を用いて、第1実施形態の音声転送システム1において実行される音声転送方法における処理について説明する。
まず、発信側通信端末20が回線交換ルートにより留守番電話サーバ10に接続し、留守番電話サーバ10に対して音声信号を送信する(ステップS11)。なお、発信側通信端末20は、このステップS11において、回線交換ルートではなくパケット交換ルートにより留守番電話サーバ10に接続し、留守番電話サーバ10に対して音声ファイルを送信してもよい。
次に、留守番電話サーバ10のファイル蓄積部11は、受信した音声信号を録音することにより音声ファイルを生成するか、または受信した音声ファイルを保存することにより、音声ファイルを蓄積する。同時に、留守番電話サーバ10の通知部12は、音声ファイルが蓄積されたことを通知する録音通知SMS(Short Message Service)を生成する(ステップS12:ファイル蓄積ステップ)。
そして、通知部12は、着信側通信端末30に対して録音通知SMSを送信することにより、音声ファイルが蓄積されたことを着信側通信端末30に通知する(ステップS13:通知ステップ)。着信側通信端末30は、この録音通知SMSを受信し(ステップS14)、録音通知SMSを受信した旨の応答を留守番電話サーバ10に返す(ステップS15)。また、着信側通信端末30の表示部31は、録音通知SMSを受信すると、通知を受信したことを表示する。このときの表示画面の例を図5(a)に示す。表示部31は、タッチパネルディスプレイ上の画面35に、留守番電話サーバ10に音声ファイルとして蓄積されている受信音声メッセージを一覧表示する(ステップS16:表示ステップ)。そして、表示部31は、着信側通信端末30が未取得の音声ファイルについては、この音声ファイルをまだ取得していない旨を示す未取得表示35a及び受信ボタン35b(取得操作受付表示)を関連付けて表示する。図5(a)の画面の例では、上から1番目及び3番目の受信音声メッセージが未取得である。なお、表示部31は、着信側通信端末30が受信済みの受信音声メッセージ(例えば図5(a)の上から2番目の受信音声メッセージ)については、受信ボタン35bに代えて再生ボタンを表示する。着信側通信端末30のユーザは、この再生ボタンに対してタッチ操作を行うことにより、タッチ操作の行われた再生ボタンに対応する受信音声メッセージの再生を行うことができる。
次に、取得操作検知部32が、画面35上の受信ボタン35bに対してユーザがタッチ操作を行って、受信ボタン35bを押下したことを検知する(ステップS17:取得操作検知ステップ)。送信要求部33は、取得操作検知部32が受信ボタン35bに対する操作を検知した場合に、留守番電話サーバ10に対して、未取得一括受信画面情報の要求を送信する(ステップS18)。留守番電話サーバ10は、未取得一括受信画面情報の要求を受信すると、着信側通信端末30によって取得されていない未取得の音声ファイルの数である未取得メッセージ数を確認して未取得一括受信画面の情報を生成し(ステップS19)、未取得一括受信画面情報の応答を送信する(ステップS20)。
着信側通信端末30の表示部31は、未取得一括受信画面情報の応答を受信すると、画面35に承諾画面を表示する(ステップS21)。この承諾画面の例を図5(b)に示す。表示部31は、この承諾画面に、着信側通信端末30によってまだ取得されていない音声ファイルの数(ここでは5件)と、この音声ファイルを受信するためのボタンである再生ボタンとを表示する。
そして、着信側通信端末30の取得操作検知部32が、着信側通信端末30のユーザによって再生ボタンに対してタッチ操作がされたことを検知する(ステップS22)。この再生ボタンへのタッチ操作の検知を契機として、着信側通信端末30の送信要求部33は、未取得の音声ファイルの一括受信の要求を留守番電話サーバ10に送信する(ステップS23:送信要求ステップ)。なお、この音声ファイルの一括受信の要求の送信と同時に、着信側通信端末30は、着信側通信端末30が音声ファイルを取得したことを通知する送達通知SMSを、当該音声ファイルの録音を行った発信側通信端末20に対して送信する。発信側通信端末20のユーザは、この送達通知SMSを受信することにより、自分が録音した音声ファイルが無事に着信側通信端末30によって取得されたことを知ることができる。
これに対し、留守番電話サーバ10の送信要求受付部13が、音声ファイルの一括受信の要求を受け付ける(送信要求受付ステップ)。送信要求受付部13が音声ファイルの一括受信の要求を受け付けると、留守番電話サーバ10のファイル送信部14は、着信側通信端末30によってまだ受信されていないメッセージの一括送信処理を開始する(ステップS24:ファイル送信ステップ)。まず、ファイル送信部14は、1件目の音声ファイルを着信側通信端末30に対して送信する(ステップS25)。送信対象となる音声ファイルが複数ある場合には、ファイル送信部14は2件目以降の音声ファイルを同様に送信する。この間、着信側通信端末30では、ファイル送信部14から送信される音声ファイルを順次取得するとともに(ファイル取得ステップ)、表示部31が、画面35に、音声ファイルを取得している旨の受信状況の表示をする(ステップS26)。この受信状況の表示画面の例を図5(c)に示す。この受信状況表示画面には、音声メッセージを取得していることを示す文字メッセージと、全5件の受信対象メッセージのうち1件目を取得していることを示す受信件数表示が含まれる。
そして、ファイル送信部14が最後の音声ファイルを着信側通信端末30に対して送信すると(ステップS27)、着信側通信端末30は、受信した音声ファイルの再生を開始する(ステップS28)。この音声ファイルの再生中の表示画面の例を図5(d)に示す。このときの表示画面には、再生中の音声ファイルが録音された日時と、送信元の電話番号とが含まれる。
以上説明した第1実施形態の音声転送システム及び音声転送方法によれば、留守番電話サーバ10に音声ファイルが蓄積された場合に、音声ファイルが蓄積されたことが留守番電話サーバ10から着信側通信端末30に通知され、通知を受けたことが着信側通信端末30により表示される。そして、着信側通信端末30により、ユーザによる指示操作に応じて留守番電話サーバ10に音声ファイルの送信要求が送信され、留守番電話サーバ10により、送信要求に応じて着信側通信端末30が取得していない全ての音声ファイルが一括して送信され、着信側通信端末30により全ての音声ファイルが一括して取得される。このため、留守番電話サーバ10が送信する音声ファイルと着信側通信端末30が受信する音声ファイルとは常に一致しており、着信側通信端末30で保持している音声ファイルのリスト情報と、実際に留守番電話サーバ10に保存されている音声ファイルの情報との整合性が確実に保たれる。
また、本実施形態の着信側通信端末30の表示部31によれば、留守番電話サーバ10により蓄積された音声ファイルが一覧表示され、また、一覧表示された音声ファイルのうち着信側通信端末30が取得していない音声ファイルに未取得表示がされるため、着信側通信端末30のユーザに対して、どの音声ファイルが未取得であるのかがわかりやすく表示される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る音声転送システムについて説明する。第2実施形態に係る音声転送システム1Bは、第1実施形態に係る音声転送システム1とは、着信側通信端末30Bの表示部31Bが表示する画面の態様が一部異なっている。
表示部31Bは、留守番電話サーバ10により蓄積された音声ファイルのうち、着信側通信端末30Bが取得していない音声ファイルの数を示す未取得ファイル数表示及び音声ファイルの取得操作を受け付けるための取得操作受付表示を表示する。
この音声転送システム1Bによる音声転送処理を、図6及び図7を参照しながら説明する。ステップS41〜ステップS45の処理は、図4を用いて説明した第1実施形態の音声転送システム1における音声転送処理のステップS11〜S15の処理と同様である。
次に、表示部31Bは、ステップS44で録音通知SMSを受信すると、内部で記憶している未取得音声ファイルの件数である未取得件数に1を加算し、加算後の未取得件数を表示する(ステップS46)。このときの表示画面の例を図7(a)に示す。表示部31Bが表示する図7(a)の画面35には、図5(a)の画面35とほぼ同様に、受信した音声ファイルの一覧が含まれる。ただし、表示部31Bは、未取得の音声ファイルに関しては、音声ファイルごとの受信日時及び発信元電話番号を表示しない。表示部31Bは、未取得の音声ファイルがある場合には、未取得の音声ファイルがある旨を示す未取得表示35dとともに、未取得メッセージの件数表示35e(ここでは3件)を表示する。そして、表示部31Bは、未取得表示35d及び件数表示35eに対応する位置に、受信ボタン(取得操作受付表示)35bを表示する。
なお、本実施形態において、取得済みの音声ファイルについては、発信元の電話番号と、発信元のユーザの名前とが表示される。電話番号からユーザ名への対応付けは、例えば、留守番電話サーバ10に設けられた、電話番号とユーザ名とを記憶するデータベースを用いて行うことができる。この場合には、留守番電話サーバ10は、音声メッセージに発信元の電話番号および発信元のユーザ名のデータを添付して着信側通信端末30に送信する。また、留守番電話サーバ10は音声メッセージに発信元の電話番号のみを添付して着信側通信端末30に送信し、着信側通信端末30側で、着信側通信端末30に保存されている電話帳を用いて発信元の電話番号と発信元のユーザ名を対応付けて図7(a)のように発信元の電話番号と発信元のユーザ名の表示を行うようにしてもよい。
この後のステップS47〜S58の処理は、図4を参照して説明した第1実施形態のステップS17〜S28の処理と同様である。また、ステップS47〜S58の処理において表示部31Bが表示する図7の(b)〜(d)の画面についても、第1実施形態で表示部31が表示した図5の(b)〜(d)の画面と同様である。
以上説明した第2実施形態の音声転送システムによっても、第1実施形態の音声転送システムと同様に、留守番電話サーバ10により着信側通信端末30が取得していない全ての音声ファイルが一括して送信され、着信側通信端末30により全ての音声ファイルが一括して取得される。このため、留守番電話サーバ10が送信する音声ファイルと着信側通信端末30が受信する音声ファイルとは常に一致しており、着信側通信端末30で保持している音声ファイルのリスト情報と、実際に留守番電話サーバ10に保存されている音声ファイルの情報との整合性が確実に保たれる。
さらに、第2実施形態の音声転送システムによれば、表示部31によって、着信側通信端末30が取得していない音声ファイルの数が表示されるため、着信側通信端末30のユーザに、未取得の音声ファイルの数がわかりやすく表示される。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような種々の変形が可能である。
[変形例1]
図8に、本発明の第1実施形態の変形例における音声転送処理のシーケンス図を示す。本変形例における音声転送処理は、図4を用いて説明した第1実施形態とは、未取得音声ファイルを一括して送信する場合に、未取得音声ファイルを1ファイルに集約して送信する点において異なっている。
本変形例における音声転送処理においても、ステップS11〜S23の処理については第1実施形態と同様である。次に、ステップS23で、送信要求受付部13が未取得音声ファイルの一括受信要求を受け付けた後、ファイル送信部14が、未取得音声ファイルを1つのファイルに集約する(ステップS71)。そして、ファイル送信部14は、ステップS71で集約した1つのファイルを着信側通信端末30に対して送信する(ステップS72)。着信側通信端末30のファイル取得部34は、送信された1つのファイルを受信し、この1つのファイルを元の音声ファイルに復元し、復元された音声ファイルを再生する(ステップS73)。
なお、このような変形は、図6を用いて説明した第2実施形態の音声転送処理のうちステップS55〜S58に対しても同様に適用可能であることは言うまでもない。
[変形例2]
上述の第1実施形態において、通信端末が音声ファイルを一括取得するにあたり、音声ファイルを1個受信するごとにユーザに承諾を得るようにしてもよい。図9は、このような変形例における画面表示の遷移過程を示す図である。また、図10は、このような変形例における音声転送処理を示すシーケンス図である。
図10のステップS11〜S17の処理は、図4で説明した第1実施形態の場合と同様であるので、詳細な説明を省略する。なお、ステップS16で、表示部31が表示するメッセージ一覧表示の例を図9(a)に示す。
次に、取得操作検知部32が、画面35上の受信ボタン35bに対してユーザがタッチ操作を行って、受信ボタン35bを押下したことを検知する(ステップS17)。着信側通信端末30は、この受信ボタン35bの押下を検知したことを契機として、音声ファイルの一括受信を開始する。この音声ファイルの一括受信処理について、以下で説明する。
送信要求部33は、取得操作検知部32が受信ボタン35bに対する操作を検知した場合に、留守番電話サーバ10に対して、未取得メッセージ受信画面情報の要求を送信する(ステップS81)。着信側通信端末30は、この受信ボタン35bに対する操作の検知を契機として、音声ファイルの一括受信処理を開始する。留守番電話サーバ10は、未取得メッセージ受信画面情報の要求を受信すると、着信側通信端末30によって取得されていない未取得の音声ファイルを確認して1件目の承諾画面の情報を生成し(ステップS82)、生成された1件目の承諾画面の情報を未取得メッセージ受信画面応答として送信する(ステップS83)。
着信側通信端末30の表示部31は、未取得メッセージ受信画面応答を受信すると、画面35に1件目の承諾画面を表示する(ステップS84)。この1件目の承諾画面の例を図9(b)に示す。本変形例の承諾画面は、図5(b)に示した第1実施形態の承諾画面と比較すると、次の点で異なっている。図5(b)の第1実施形態の承諾画面は、未取得の音声ファイルの件数についての情報を含んでいた。これに対し、本変形例の承諾画面は、音声ファイルの録音された日時(図9(b)の例では、2011年7月25日13時45分)及び音声ファイルの送信者の情報(ここでは、電話番号090xxxxyyyy)を含んでいる。
次に、着信側通信端末30の取得操作検知部32が、着信側通信端末30のユーザによって、再生ボタン35eに対して、再生ボタン35eを押下するタッチ操作がされたことを検知する(ステップS85)。この再生ボタン35eへのタッチ操作の検知を契機として、着信側通信端末30の送信要求部33は、1件目の音声ファイルの受信要求を留守番電話サーバ10に送信する(ステップS86)。なお、この1件目の音声ファイルの受信要求の送信と同時に、着信側通信端末30は、着信側通信端末30が音声ファイルを取得したことを通知する送達通知SMSを、1件目の音声ファイルの録音を行った発信側通信端末20に対して送信する。ここで、着信側通信端末30のユーザは、送達通知SMSが発信側通信端末20に対して送信されることを望まない場合には、画面35中の戻るボタン35fを押下する操作を行うことにより、音声ファイルの取得を中止することができる。音声ファイルの取得が中止された場合には、送達通知SMSの発信側通信端末20への送信は行われない。
留守番電話サーバ10の送信要求受付部13が1件目の音声ファイルの受信要求を受け付けると、留守番電話サーバ10は、着信側通信端末30によって取得されていない未取得音声ファイルがなくなるまで、以下のステップS87〜S91の処理を繰り返す。繰り返し行われるステップS87〜S91の処理について、図10では破線で囲んで示している。
送信要求受付部13がN件目の音声ファイルの受信要求を受け付けると、留守番電話サーバ10のファイル送信部14は、N件目の未取得音声ファイルを着信側通信端末30に対して送信する。また、ファイル送信部14は、未取得音声ファイルがまだ残っている場合には、(N+1)件目の承諾画面の情報を送信する(ステップS88)。
ファイル送信部14からN件目の音声ファイルが送信されると、着信側通信端末30のファイル取得部34は、このN件目の音声ファイルを取得する。この間、表示部31は、画面35に、音声ファイルを受信している旨を示す受信状況の表示をする。この受信状況の表示画面の例を図9(c)に示す。そして、音声ファイルの取得が終了すると、着信側通信端末30は、受信したN件目の音声ファイルの再生を開始する。この音声ファイルの再生中の表示画面の例を図9(d)に示す。このときの表示画面には、再生中のN件目の音声ファイルが録音された日時と、送信元の電話番号とが含まれる。
N件目の音声ファイルの再生が終わると、表示部31は、ステップS88で受信した(N+1)件目の承諾画面を画面35に表示する(ステップS89)。この(N+1)件目の承諾画面は、図9(b)に示した1件目の承諾画面と同様である。そして、取得操作検知部32が再生ボタン35eへの押下操作を検知し(ステップS90)、送信要求部33が(N+1)件目の音声ファイルの受信要求を留守番電話サーバ10に送信する(ステップS91)。留守番電話サーバ10は、以上のステップS87〜S91の処理を、未取得音声ファイルがなくなるまで繰り返す。このとき、着信側通信端末30の画面35は、音声ファイルを1件受信するごとに、図9(b)の承諾画面から図9(c)の取得中画面に遷移し、さらに音声ファイルの再生を開始したときに図9(d)の再生中画面へと遷移し、音声ファイルの再生が終了すると、図9(b)の承諾画面に戻る。
最後に、未取得の音声ファイルがなくなると、留守番電話サーバ10のファイル送信部14は、最後の音声ファイルを着信側通信端末30に送信する(ステップS92)。
このような変形例2によれば、着信側通信端末30のユーザは1件ごとに再生ボタン35eの押下操作を行って音声ファイルの承諾を行う。このため、複数の発信者によって音声ファイルの録音が行われた場合において、着信側通信端末30のユーザが送達通知SMSを一部の発信者にのみ送りたいと考えているときに、着信側通信端末30のユーザが送達通知SMSの送信を行うか否かを制御することが可能となる。
以上の変形例2の説明においては、第1実施形態の音声転送処理のうち、図4を参照して説明したステップS18〜S28の処理を、図10を参照して説明したステップS81〜S92の処理に置き換えたものとして説明を行った。しかしながら、第2実施形態についても、同様の変形が可能である。すなわち、図6を参照して説明したステップS48〜S58の処理を、上述のステップS81〜S92の処理に置き換えることが可能である。
1…音声転送システム、10…留守番電話サーバ、11…ファイル蓄積部(ファイル蓄積手段)、12…通知部(通知手段)、13…送信要求受付部(送信要求受付手段)、14…ファイル送信部(ファイル送信手段)、30…着信側通信端末(通信端末)、31…表示部(表示手段)、32…取得操作検知部(取得操作検知手段)、33…送信要求部(送信要求手段)、34…ファイル取得部(ファイル取得手段)、35a,35d…未取得表示、35b…受信ボタン(取得操作受付表示)、N…ネットワーク。

Claims (4)

  1. 音声ファイルを記憶する留守番電話サーバと、ネットワークを介して前記留守番電話サーバと接続可能とされた通信端末と、を含んで構成される音声転送システムであって、
    前記留守番電話サーバは、
    前記留守番電話サーバとネットワークを介して接続可能な発信側端末から音声信号を受信して前記音声信号を録音することにより音声ファイルを生成するか、又は、前記発信側端末から音声ファイルを受信することにより、音声ファイルを蓄積するファイル蓄積手段と、
    前記ファイル蓄積手段により音声ファイルが蓄積されたことを前記通信端末に通知する通知手段と、
    前記ファイル蓄積手段により蓄積された音声ファイルの送信要求を前記通信端末から受け付ける送信要求受付手段と、
    前記送信要求受付手段が音声ファイルの送信要求を受け付けた場合に、前記通信端末によって取得されていない全ての音声ファイルを一括して前記通信端末に送信するファイル送信手段と、
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記留守番電話サーバから、前記留守番電話サーバにより音声ファイルが蓄積されたことの通知を受信した場合に、通知を受信したことを表示する表示手段と、
    前記表示手段が通知を受信したことを表示した場合に、前記留守番電話サーバから音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知する取得操作検知手段と、
    前記取得操作検知手段が前記通信端末のユーザによる操作を検知した場合に前記留守番電話サーバに音声ファイルの送信要求を送信する送信要求手段と、
    前記送信要求手段により音声ファイルの送信要求が送信された場合に、前記通信端末が取得していない全ての音声ファイルを一括して前記留守番電話サーバから取得するファイル取得手段と、
    を備える
    ことを特徴とする音声転送システム。
  2. 前記表示手段は、
    前記留守番電話サーバにより蓄積された音声ファイルを一覧表示するとともに、前記一覧表示された音声ファイルのうち前記通信端末が取得していない音声ファイルに、前記音声ファイルをまだ取得していない旨の未取得表示及び音声ファイルの取得操作を受け付けるための取得操作受付表示を関連付けて表示し、
    前記取得操作検知手段は、
    前記表示手段により表示された前記取得操作受付表示に対して前記通信端末のユーザが操作を行ったことを検知することにより、前記留守番電話サーバから前記音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声転送システム。
  3. 前記表示手段は、
    前記留守番電話サーバにより蓄積された音声ファイルのうち前記通信端末が取得していない音声ファイルの数を示す未取得ファイル数表示及び音声ファイルの取得操作を受け付けるための取得操作受付表示を表示し、
    前記取得操作検知手段は、
    前記表示手段により表示された前記取得操作受付表示に対して前記通信端末のユーザが操作を行ったことを検知することにより、前記留守番電話サーバから前記音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声転送システム。
  4. 音声ファイルを記憶する留守番電話サーバと、ネットワークを介して前記留守番電話サーバと接続可能とされた通信端末と、を含んで構成される音声転送システムにおいて実行される音声転送方法であって、
    前記留守番電話サーバが、前記留守番電話サーバとネットワークを介して接続可能な発信側端末から音声信号を受信して前記音声信号を録音することにより音声ファイルを生成するか、又は、前記発信側端末から音声ファイルを受信することにより、音声ファイルを蓄積するファイル蓄積ステップと、
    前記留守番電話サーバが、前記ファイル蓄積ステップにおいて音声ファイルが蓄積されたことを前記通信端末に通知する通知ステップと、
    前記通信端末が、前記留守番電話サーバから、前記留守番電話サーバにより音声ファイルが蓄積されたことの通知を受信した場合に、通知を受信したことを表示する表示ステップと、
    前記通信端末が、前記表示ステップにおいて通知を受信したことを表示した場合に、前記留守番電話サーバから音声ファイルを取得することを指示する前記通信端末のユーザによる操作を検知する取得操作検知ステップと、
    前記通信端末が、前記取得操作検知ステップにおいて前記通信端末のユーザによる操作を検知した場合に前記留守番電話サーバに音声ファイルの送信要求を送信する送信要求ステップと、
    前記留守番電話サーバが、前記ファイル蓄積ステップにおいて蓄積された音声ファイルの送信要求を前記通信端末から受け付ける送信要求受付ステップと、
    前記留守番電話サーバが前記送信要求受付ステップにおいて音声ファイルの送信要求を受け付けた場合に、前記通信端末によって取得されていない全ての音声ファイルを一括して前記通信端末に送信するファイル送信ステップと、
    前記通信端末が、前記送信要求ステップにおいて音声ファイルの送信要求が送信された場合に、前記通信端末が取得していない全ての音声ファイルを一括して前記留守番電話サーバから取得するファイル取得ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする音声転送方法。
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