JP2013238473A - 測定装置および設定値記憶方法 - Google Patents

測定装置および設定値記憶方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動作条件設定作業の完了直後に電源が遮断されたときに正常に動作させ得る動作条件を確実に再設定可能とする。
【解決手段】2つ以上の設定項目について新たな動作条件が設定されたときに(ステップ21)、動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値を特定可能な特定用情報を記憶させる第1処理と、設定値の記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報を記憶させる第2処理とを実行した後に、各動作条件を示す設定値を対応する設定項目に関連付けてそれぞれ記憶させる第3処理と、処理中情報を消去する第4処理とをこの順で実行すると共に、第1処理として、設定項目および設定値の組み合わせを示す識別コードを特定用情報として記憶させるA処理(A記憶処理30における1ステップ)と、設定項目および設定値そのものを特定用情報として記憶させるB処理(B記憶処理40における1ステップ)とのいずれかを実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、設定された各動作条件を示す設定値を対応する設定項目に関連付けて記憶部に記憶させる測定装置および設定値記憶方法に関するものである。
例えば、特開2008−298553号公報には、予め設定された測定条件(動作条件)に従って測定処理を実行して測定結果を表示する構成の波形測定装置が開示されている。この波形測定装置による測定処理に際しては、まず、測定条件を設定する。具体的には、選択手段(ポインティングデバイス、操作パネルおよびタッチパネル等)を操作することにより、表示画面下端部のファンクションメニューに表示されている複数の設定項目のなかから、条件を設定する項目を選択する。この際には、表示処理部におけるダイアログ表示手段が、メニュー記憶部からダイアログの情報を読み出してダイアログメニューを表示画面に表示させる。次いで、選択手段を操作することにより、ダイアログメニューに表示されている複数の設定項目のなかから、条件を設定する項目を選択して任意の条件を選択(入力)する。
この場合、この波形測定装置では、条件の選択操作を行ったときに、設定モード(条件を選択するモード)から選択モード(条件を設定する項目を選択するモード)に切り替わる構成が採用されている。したがって、他の設定項目についての条件を設定する際には、選択手段を操作することにより、ダイアログメニューに表示されている複数の設定項目のなかから任意の項目を選択して条件を選択(入力)する。また、この種の装置では、電源の遮断によって動作条件を示す設定値が失われて、動作条件の設定作業を再び実行する必要が生じることを回避するために、動作条件の設定操作を完了したときに、設定された各条件を示す設定値が対応する設定項目に関連付けられて不揮発性の記憶部に記憶される構成が一般的に採用されている。これにより、設定作業が完了した際に、設定された各動作条件を示す設定値が、対応する設定項目に関連付けられて記憶部にそれぞれ記憶される。
一方、測定処理時には、AD変換器が、上記の設定作業によって記憶部に記憶された各設定値に従い、入力信号をデジタル信号(測定データ)に変換してメモリに格納する。次いで、データ処理部が、メモリから測定データを読み出すと共に、記憶部に記憶されている各設定値に従って測定データをデータ処理する。続いて、表示処理部が、記憶部に記憶されている各設定値に従ってデータ処理部によるデータ処理の結果を表示部の表示画面に表示させる。これにより、入力信号についての波形、解析結果および演算結果などの測定結果が表示部の表示画面に表示される。
特開2008−298553号公報(第4−7頁、第1−8図)
ところが、従来の波形測定装置には、以下の解決すべき問題点が存在する。すなわち、従来の波形測定装置では、AD変換器、データ処理部および表示処理部が、予め設定された動作条件(測定条件)に従って各種の処理を実行して測定結果を表示部に表示させる構成が採用されている。この場合、前述したように、この種の測定装置では、設定された各動作条件を示す設定値が対応する設定項目に関連付けられて不揮発性の記憶部に記憶される構成が採用されている。これにより、この種の測定装置では、所望の測定処理を実行するために必要な動作条件を各設定項目毎にそれぞれ設定する設定作業を一度行うだけで、例えば、電源を遮断した後に再投入した際に同じ設定作業を再び実行することなく、所望の測定処理を実行することが可能となっている。
しかしながら、この種の測定装置においては、例えば、所望の測定処理を実行するのに必要な複数の設定項目についての動作条件の設定完了後に、各動作条件の新たな設定値を記憶部に記憶させている最中に電源が遮断されたときに、記憶部に記憶されている各設定値のうちの一部が、前回の設定作業に際して記憶部に記憶された古い設定値のままとなってしまうことがある。具体的には、一例として、電圧値を測定する測定処理を行って測定結果を表示部に表示させるように設定されている状態において、電流値を測定する測定処理を行って測定結果を表示部に表示させるように複数の設定項目に関して新たな動作条件を設定した際に、設定した各動作条件を示す設定値を記憶部に記憶させている最中に電源が遮断されたときには、記憶部に記憶されている各設定値のうちの一部が電流値の測定を行うための動作条件を示す設定値となり、記憶部に記憶されている各設定値のうちの他の一部が電圧値の測定を行うための動作条件を示す設定値となることがある。
上記の例のように、電圧値の測定を行うための動作条件を示す設定値と、電流値の測定を行うための動作条件を示す設定値とが混在して記憶部に記憶された状態では、電圧値の測定処理および電流値の測定処理のいずれに関しても正常に実行することができないだけでなく、混在した設定値の組み合わせによっては、測定装置や測定対象の破損を招くおそれもある。したがって、設定作業の完了直後に利用者の意に反して電源が遮断されたときには、上記のような不都合が生じるのを回避するために、電源を再投入して一連の設定作業を再び実行する必要がある。しかしながら、電源遮断前に行った設定作業において動作条件を設定した設定項目が多数の場合には、いずれかの設定項目に関して動作条件を再設定するのを忘れて、電流値の測定を行う測定処理についての動作条件を示す設定値が記憶されているべきところ、その一部が電圧値の測定を行う測定処理についての動作条件を示す設定値のままとなってしまうことがあるという問題点が存在する。
また、設定作業の完了直後(設定操作の完了直後)に利用者が意図的に電源を遮断した場合には、記憶させるべき設定値の一部に関する記憶が完了していなかったとしても、利用者は、設定した動作条件を示す設定値のすべてが記憶部に正常に記憶されたものと認識している。このため、設定作業の完了直後に利用者が意図的に電源を遮断した場合には、上記のような不都合が生じるのを回避するのが困難であるという問題点もある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、動作条件の設定作業の完了直後に電源が遮断されたときに、測定装置を正常に動作させ得る動作条件を確実に再設定することが可能な測定装置および設定値記憶方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1記載の測定装置は、複数の設定項目毎に設定された動作条件を示す設定値をそれぞれ記憶する記憶部と、いずれかの前記設定項目について新たな動作条件が設定されたときに当該設定された動作条件を示す前記設定値を対応する当該設定項目に関連付けて前記記憶部に記憶させる設定値記憶処理を実行すると共に当該記憶部に記憶させた当該設定値に従って各部を制御する制御部と、当該制御部の制御に従って測定対象についての物理量を測定する測定部とを備えた測定装置であって、前記制御部は、2つ以上の前記設定項目について新たな動作条件がそれぞれ設定されたときに、前記設定値記憶処理として、動作条件が設定された当該設定項目、および設定された各動作条件を示す前記設定値を特定可能な特定用情報を前記記憶部に記憶させる第1処理と、当該設定値記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報を前記記憶部に記憶させる第2処理とを実行した後に、前記設定された各動作条件を示す前記設定値を対応する前記設定項目に関連付けて前記記憶部にそれぞれ記憶させる第3処理と、前記処理中情報を消去する第4処理とをこの順で実行すると共に、前記第1処理として、前記設定項目および前記設定値の組み合わせを示す識別コードを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるA処理と、前記設定項目および前記設定値そのものを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるB処理とのいずれか一方を予め規定された条件に従って選択して実行する。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記制御部は、前記第1処理に際して、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズよりも小さいときに前記A処理を選択して実行し、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズ以上のときに前記B処理を選択して実行する。
さらに、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記制御部は、当該測定装置に電源が投入されたときに前記処理中情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判別し、当該処理中情報が記憶されているときに、前記特定用情報に基づいて動作条件が設定された前記設定項目、および設定された各動作条件を示す前記設定値を特定し、特定した当該設定値を当該設定項目に関連付けて前記記憶部に記憶させる第5処理を実行する。
また、請求項4記載の設定値記憶方法は、複数の設定項目毎に設定された動作条件を示す設定値が記憶部にそれぞれ記憶されると共に、当該記憶部に記憶されている当該設定値に従って測定対象についての物理量を測定する測定部を備えた測定装置において、いずれかの前記設定項目について新たな動作条件が設定されたときに当該設定された動作条件を示す前記設定値を対応する当該設定項目に関連付けて前記記憶部に記憶させる設定値記憶処理を実行する設定値記憶方法であって、2つ以上の前記設定項目について新たな動作条件がそれぞれ設定されたときに、前記設定値記憶処理として、動作条件が設定された当該設定項目、および設定された各動作条件を示す前記設定値を特定可能な特定用情報を前記記憶部に記憶させる第1処理と、当該設定値記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報を前記記憶部に記憶させる第2処理とを実行した後に、前記設定された各動作条件を示す前記設定値を対応する前記設定項目に関連付けて前記記憶部にそれぞれ記憶させる第3処理と、前記処理中情報を消去する第4処理とをこの順で実行すると共に、前記第1処理として、前記設定項目および前記設定値の組み合わせを示す識別コードを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるA処理と、前記設定項目および前記設定値そのものを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるB処理とのいずれか一方を予め規定された条件に従って選択して実行する。
さらに、請求項5記載の設定値記憶方法は、請求項4記載の設定値記憶方法において、前記第1処理に際して、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズよりも小さいときに前記A処理を選択して実行し、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズ以上のときに前記B処理を選択して実行する。
請求項1記載の測定装置、および請求項4記載の設定値記憶方法では、2つ以上の設定項目について新たな動作条件がそれぞれ設定されたときに、動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値を特定可能な特定用情報を記憶部に記憶させる第1処理と、設定値記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報を記憶部に記憶させる第2処理とを実行した後に、設定された各動作条件を示す設定値を対応する設定項目に関連付けて記憶部にそれぞれ記憶させる第3処理と、処理中情報を消去する第4処理とをこの順で実行すると共に、第1処理として、設定項目および設定値の組み合わせを示す識別コードを特定用情報として記憶部に記憶させるA処理と、設定項目および設定値そのものを特定用情報として記憶部に記憶させるB処理とのいずれか一方を予め規定された条件に従って選択して実行する。
したがって、請求項1記載の測定装置、および請求項4記載の設定値記憶方法によれば、新たに設定された(変更された)動作条件を示す設定値を記憶部に記憶させている最中に測定装置の電源が遮断されたとしても、第2処理において記憶部に記憶させた処理中情報が消去されずに残っているため、設定値の記憶が正常に完了していないことを確実に検出することができると共に、第1処理としてのA処理またはB処理において記憶部に記憶させた特定用情報に基づき、記憶部に対する記憶処理を正常に完了することができなかった設定値およびその設定項目を容易に特定することができる。これにより、測定装置や測定対象の破損を招くことなく、測定装置を正常に動作させ得る動作条件を確実に再設定することができる。
また、請求項2記載の測定装置、および請求項5記載の設定値記憶方法によれば、第1処理に際して、識別コードのデータサイズが設定項目および設定値そのもののデータサイズよりも小さいときにA処理を選択して実行し、識別コードのデータサイズが設定項目および設定値そのもののデータサイズ以上のときにB処理を選択して実行することにより、記憶部に対する記憶処理を正常に完了することができなかった設定値およびその設定項目を特定するための情報として記憶させる特定用情報のデータサイズが小さいため、そのような情報を記憶させるために大きな記憶領域を必要としない分だけ、測定装置の製造コストを充分に低減することができると共に、第1処理の実行に要する時間を充分に短縮することができる。
さらに、請求項3記載の測定装置によれば、測定装置に電源が投入されたときに処理中情報が記憶部に記憶されているか否かを判別し、処理中情報が記憶されているときに、特定用情報に基づいて動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値を特定し、特定した設定値を設定項目に関連付けて記憶部に記憶させる第5処理を実行することにより、この種の装置の操作に不慣れな利用者であっても、電源を再投入するだけで第5処理が実行されて、測定装置を正常に動作させ得る動作条件を確実かつ容易に設定させることができる。
測定装置1の構成図である。 測定装置1における記憶部6内に規定された各記憶領域A1〜A3について説明するための説明図である。 設定値記憶処理20のフローチャートである。 設定値記憶処理20におけるA記憶処理30のフローチャートである。 設定値記憶処理20におけるB記憶処理40のフローチャートである。 設定値整合処理10のフローチャートである。 設定項目および設定値(動作条件)の一例について説明するための説明図である。
以下、測定装置および設定値記憶方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置1は、測定部2、操作部3、表示部4、制御部5および記憶部6を備えると共にメモリーカード7を装着可能に構成されて、測定部2による測定処理の結果を表示部4に表示させると共に、測定結果を示す測定データDsをメモリーカード7に記録させることができるように構成されている。測定部2は、「測定部」の一例であって、測定対象についての各種物理量(電気的パラメータ:一例として、電流値、電圧値、抵抗値および位相等)を測定可能に構成されている。具体的には、測定部2は、制御部5の制御に従い、入力信号SiをA/D変換処理して測定データDsを生成すると共に、生成した測定データDsを制御部5に出力する。
操作部3は、測定部2による測定処理の条件(測定条件)や表示部4による測定結果の表示条件などの各種動作条件の設定操作を行うための操作スイッチを備え、スイッチ操作に応じた操作信号を制御部5に出力する。表示部4は、制御部5の制御に従い、測定装置1の動作条件を設定するための動作条件設定画面や、測定部2による測定処理の結果を表示するための測定結果表示画面(いずれも図示せず)などを表示する。なお、表示部4を備えた測定装置1を例に挙げて説明するが、外部装置としての表示装置に上記の各種表示画面を表示させる構成を採用することもできる。
制御部5は、「制御部」に相当し、測定装置1を総括的に制御する。具体的には、制御部5は、後述するように測定装置1の動作条件を設定する作業が行われたときに、図3に示す設定値記憶処理20を実行して、設定された動作条件を示す設定値dからなる動作条件設定値データD0を記憶部6に記憶させる。また、制御部5は、記憶部6に記憶させた動作条件設定値データD0に従い、測定部2を制御して測定処理を実行させると共に、測定部2から出力された測定データDsをメモリーカード7に記憶させる。さらに、制御部5は、記憶部6に記憶させた動作条件設定値データD0に従い、表示部4を制御して測定データDsに基づく測定結果(測定結果表示画面)を表示させる。また、制御部5は、測定装置1に電源が投入されたときに、図6に示す設定値整合処理10を実行して、上記の設定値記憶処理20による動作条件設定値データD0の記憶処理中に測定装置1の電源が遮断されたときなど(動作条件設定値データD0が不完全な状態で記憶部6に記憶されているとき)に、正常な動作条件設定値データD0を記憶部6に記憶させる。
記憶部6は、「記憶部」の一例であって、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されて、制御部5の制御に従い、動作条件設定値データD0や変更後設定値特定データD1などを記憶する。この場合、図2に示すように、記憶部6には、フラグ記憶領域A1、変更中設定値特定情報記憶領域A2および動作条件設定値データ記憶領域A3などの各種の記憶領域が設けられている。なお、各領域に記憶されるデータの内容や情報が記憶されるタイミングについては、後に詳細に説明する。一方、メモリーカード7は、測定データDs等を記憶可能に構成されている。なお、メモリーカード7に代えて、ハードディスクドライブ(ハードディスク)、光ディスクドライブ(光ディスク)および光磁気ディスクドライブ(光磁気ディスク)などの各種の情報記録媒体に測定データDs等を記録させる構成を採用することができる。
この測定装置1によって入力信号Siについての測定処理を実行する際には、まず、測定条件や測定結果の表示条件などの動作条件を設定する。なお、測定装置1による「設定値記憶方法」についての理解を容易とするために、既に、以下に説明する動作条件の設定作業が行われて、正常に動作し得る動作条件設定値データD0が記憶部6に記憶されているものとする。具体的には、一例として、「測定モード:電圧」、「測定レンジ:ア」、「フィルタ処理の種類:あ」・・「測定結果の表示態様:グラフ」および「測定結果の表示色:白色」などの動作条件(図7に示す例における「識別コード:A01011110201111...」の行に示す設定値の条件)が既に設定されて、そのような動作条件を示す設定値dからなる動作条件設定値データD0が記憶部6に記憶されているものとする。
また、実際の測定装置1では、「測定モード」、「測定レンジ」、「フィルタ処理の種類」、「測定結果の表示態様」および「測定結果の表示色」等の設定項目の他にもさらに多数の設定項目が存在し、これらの各設定項目についても任意の条件を設定して動作させることができるが、理解を容易とするために、上記に例示した設定項目以外の設定項目に関する図示および説明を省略する。さらに、「測定モード」や「測定レンジ」の設定値に関し、理解を容易とするために、「ア」および「あ」や、後述する「イ」、「い」、「A」および「a」等の単純な文字列でこれを表しているが、実際には、各動作条件(設定値)に対応付けられたコードなどが設定値dとして動作条件設定値データD0に記憶されている。同様にして、「測定モード」、「測定結果の表示態様」および「測定結果の表示色」等の設定項目に関しても、設定された条件を示すコードなどが設定値dとして記録されている。
上記の例示のような動作条件が設定されている状態において、例えば、「測定モード:電流」、「測定レンジ:B」、「フィルタ処理の種類:a」・・「測定結果の表示態様:数値」および「測定結果の表示色:赤色」などの動作条件(図7に示す例における「識別コード:B02011110201111...」の行に示す設定値の条件)を新たに設定する際には、操作部3を制御することにより、動作条件設定画面を表示部4に表示させる(図示せず)。この際に、制御部5は、記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3から動作条件設定値データD0を読み出し、その時点において設定されている動作条件(この例では、「電圧」、「ア」、「あ」・・「グラフ」および「白色」等の動作条件)を対応する設定項目の表示部位に表示させる。したがって、利用者は、操作部3を操作することにより、上記の動作条件を任意の動作条件(この例では、「電流」、「B」、「a」・・「数値」および「赤色」等の動作条件)に変更する。
次いで、操作部3の確定スイッチ(図示せず)が操作されたときに(「2つ以上の設定項目について新たな動作条件がそれぞれ設定されたとき」の一例)に、制御部5は、図3に示す設定値記憶処理20を開始する。この設定値記憶処理20では、制御部5は、まず、変更された設定値(新たに設定された設定値)の数が1つであるか否かを判別する(ステップ21)。この際に、本例とは相違するが、例えば、「測定結果の表示色」との設定項目を「白色」から「黄色」に変更しただけの状態で確定スイッチが操作されたときには、制御部5は、変更された設定値が1つだけであると判別し、その設定値dを動作条件設定値データ記憶領域A3内の変更後設定値特定データD1における対応する部位に上書きして(設定値の記憶:ステップ22)、この設定値記憶処理20を終了する。
一方、2つ以上の設定項目を変更した本例では、制御部5は、変更された「電流」、「B」、「a」・・「数値」および「赤色」等の設定値(実際には、コード列)を各設定項目に対応付けて記憶部6に記憶させるのに要する合計データサイズ(「動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値そのもののデータサイズ」の一例)を特定する(ステップ23)。次いで、制御部5は、特定した合計データサイズと、各種の設定値の組み合わせを識別可能に予め付与された識別コード(「動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値を特定可能な特定用情報」の一例:図7参照)のデータサイズとを比較する(ステップ24)。この際には、識別コード(図7参照)のデータサイズが、ステップ23で特定した合計データサイズよりも小さいと判別して、制御部5は、図4に示すA記憶処理30を開始する。
このA記憶処理30では、制御部5は、まず、上記の識別コード(この例では、「B02011110201111...」とのコード)を変更後設定値特定データD1として記憶部6の変更中設定値特定情報記憶領域A2に記憶させる(「第1処理」としての「A処理」の一例:ステップ31)。次いで、制御部5は、変更処理中フラグA(「設定値記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報」の一例)を記憶部6のフラグ記憶領域A1に記憶させる(フラグのセット:「第2処理」の一例:ステップ32)。
続いて、制御部5は、上記の設定操作によって変更された(設定された)各設定項目の設定値dを記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶されている変更後設定値特定データD1における対応する設定項目の記録部位に上書きする(変更後の設定値の記憶:「第3処理」の一例:ステップ33)。この後、両設定値dの記憶が完了したときに、制御部5は、フラグ記憶領域A1に記憶させた変更処理中フラグAを消去して(「第4処理」の一例:ステップ34)、このA記憶処理30を終了する。これにより、設定値記憶処理20が終了し、設定値記憶処理20の開始に先立って実施された動作条件の設定作業によって新たに設定された動作条件を示す設定値dが記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶された状態となる。この状態において、例えば、操作部3の測定開始スイッチが操作されたときには、制御部5は、記憶部6に記憶されている動作条件設定値データD0に従い、測定部2を制御して測定処理を実行させると共に、表示部4を制御して測定結果を表示させ、かつメモリーカード7に測定データDsを記憶させる。
また、上記の例とは相違し、例えば、「電圧」、「ア」、「あ」・・「グラフ」および「白色」などの動作条件が設定されている状態において、「測定レンジ」および「フィルタ処理の種類」の2つの設定項目について「イ」および「い」との動作条件が設定された後に、操作部3の確定スイッチ(図示せず)が操作されて設定値記憶処理20を開始したときには、制御部5は、識別コード(この例では、図7に示す「A02010000000000...」との識別コード)のデータサイズが、上記のステップ23において特定した合計データサイズ以上であると判別し(ステップ24)、図5に示すB記憶処理40を開始する。
このB記憶処理40では、制御部5は、まず、設定された設定値d(この例では、「イ」および「い」との設定値のコード)を対応する設定項目(この例では、「測定レンジ」および「フィルタ処理の種類」の2つの設定項目)に関連付けて記憶部6の変更中設定値特定情報記憶領域A2に記憶させる(「第1処理」としての「B処理」の一例:ステップ41)。次いで、制御部5は、変更処理中フラグB(「設定値記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報」の他の一例)を記憶部6のフラグ記憶領域A1に記憶させる(フラグのセット:「第2処理」の他の一例:ステップ42)。
続いて、制御部5は、上記の設定操作によって変更された(設定された)各設定項目の設定値dを記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶されている変更後設定値特定データD1における対応する設定項目の記録部位に上書きする(変更後の設定値の記憶:「第3処理」の他の一例:ステップ43)。この後、両設定値dの記憶が完了したときに、制御部5は、フラグ記憶領域A1に記憶させた変更処理中フラグBを消去して(「第4処理」の他の一例:ステップ44)、このB記憶処理40を終了する。これにより、設定値記憶処理20が終了し、設定値記憶処理20の開始に先立って実施された動作条件の設定作業によって新たに設定された動作条件を示す設定値dが記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶された状態となる。この状態において、例えば、操作部3の測定開始スイッチが操作されたときには、制御部5は、記憶部6に記憶されている動作条件設定値データD0に従い、測定部2を制御して測定処理を実行させると共に、表示部4を制御して測定結果を表示させ、かつメモリーカード7に測定データDsを記憶させる。
この場合、前述したA記憶処理30におけるステップ33の処理やB記憶処理40におけるステップ43の処理(第3処理)を完了する以前に測定装置1の電源が遮断されたときには、設定値記憶処理20の開始に先立って実施された動作条件の設定作業によって設定された新たな動作条件を示す設定値d(変更後設定値特定データD1)が記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶されずに、前回の設定作業によって設定された動作条件を示す設定値dが動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶された状態となっている。このため、この測定装置1では、電源が投入されたときに、上記のA記憶処理30やB記憶処理40を正常に終了することなく電源が遮断されたか否か、すなわち、記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に正常な変更後設定値特定データD1が記憶されているか否かを確認するために、図6に示す設定値整合処理10を実行する。
この設定値整合処理10では、制御部5は、まず、記憶部6のフラグ記憶領域A1に変更処理中フラグAが記憶されているか否かを確認する(ステップ11)。この際に、A記憶処理30のステップ33を正常に終了したとき(すなわち、記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に正常な変更後設定値特定データD1が記憶された状態となったとき)には、その後のステップ34において変更処理中フラグAが消去されてフラグ記憶領域A1に変更処理中フラグAが存在しない状態となる。また、A記憶処理30が実行されることなくB記憶処理40が実行されたときにも、フラグ記憶領域A1に変更処理中フラグAが存在しない状態となる。このような状態においては、制御部5は、変更処理中フラグAが記憶されていないと判別し、フラグ記憶領域A1に変更処理中フラグBが記憶されているかを確認する(ステップ12)。
この際に、B記憶処理40のステップ43を正常に終了したとき(すなわち、記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に正常な変更後設定値特定データD1が記憶された状態となったとき)には、その後のステップ44において変更処理中フラグBが消去されてフラグ記憶領域A1に変更処理中フラグBが存在しない状態となる。このような状態においては、制御部5は、変更処理中フラグBが記憶されていないと判別し、この設定値整合処理10を終了して、他の電源投入時処理を実施する。
一方、例えば、A記憶処理30のステップ33の処理を実行している最中に測定装置1の電源が遮断されたとき(記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に各種の設定値dが混在した変更後設定値特定データD1が記憶された状態となったとき)には、その後のステップ34の処理が実行されていないことで、フラグ記憶領域A1に変更処理中フラグAが存在したままとなる。したがって、制御部5は、フラグ記憶領域A1に変更処理中フラグAが存在するときに(ステップ11)、変更中設定値特定情報記憶領域A2から変更後設定値特定データD1を読み出す(ステップ13)。次いで、制御部5は、読み出した変更後設定値特定データD1に基づき、記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶させるべき設定値dと、その設定値dの設定項目とをそれぞれ特定する(ステップ14)。
この際には、一例として、「識別コード:B02011110201111...」との変更後設定値特定データD1に基づき、「測定モード:電流」、「測定レンジ:B」、「フィルタ処理の種類:a」・・「測定結果の表示態様:数値」および「測定結果の表示色:赤色」などの動作条件およびその設定項目が特定される。次いで、制御部5は、特定した設定値dを対応する設定項目に関連付けて記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶されている変更後設定値特定データD1に上書きする(設定値の記憶:ステップ15)。なお、この例では、上記のステップ14,15の両処理が「第5処理」に相当する。この後、制御部5は、フラグ記憶領域A1に記憶されている変更処理中フラグAを消去して(ステップ16)、この設定値整合処理10を終了する。これにより、電源の遮断によって記憶部6への記憶が不完全であった一連の設定値dが記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶された状態となる。
また、例えば、B記憶処理40のステップ43の処理を実行している最中に測定装置1の電源が遮断されたとき(記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に各種の設定値dが混在した変更後設定値特定データD1が記憶された状態となったとき)には、その後のステップ44の処理が実行されていないことで、フラグ記憶領域A1に変更処理中フラグBが存在したままとなる。したがって、制御部5は、フラグ記憶領域A1に変更処理中フラグBが存在するときに(ステップ12)、変更中設定値特定情報記憶領域A2に記憶されている設定値dおよびその設定項目に関する情報を読み出す(ステップ17)。この際には、一例として、「測定レンジ:イ」および「フィルタ処理の種類:い」との設定値dおよびその設定項目が読み出される。
次いで、制御部5は、読み出した設定値dを対応する設定項目に関連付けて記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶されている変更後設定値特定データD1に上書きする(設定値の記憶:ステップ18)。なお、この例では、上記のステップ17,18の両処理が「第5処理」に相当する。この後、制御部5は、フラグ記憶領域A1に記憶されている変更処理中フラグBを消去して(ステップ19)、この設定値整合処理10を終了する。これにより、電源の遮断によって記憶部6への記憶が不完全であった一連の設定値dが記憶部6の動作条件設定値データ記憶領域A3に記憶された状態となる。
このように、この測定装置1、および測定装置1による設定値記憶方法では、2つ以上の設定項目について新たな動作条件がそれぞれ設定されたときに、動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値を特定可能な「特定用情報」を記憶部6に記憶させる「第1処理」と、設定値記憶処理20を実行中である旨を示す「処理中情報(本例では、「変更処理中フラグA,B」のいずれか)」を記憶部6に記憶させる「第2処理(A記憶処理30におけるステップ32、およびB記憶処理40におけるステップ42)」とを実行した後に、設定された各動作条件を示す設定値を対応する設定項目に関連付けて記憶部6にそれぞれ記憶させる「第3処理(A記憶処理30におけるステップ33、およびB記憶処理40におけるステップ43)」と、「処理中情報」を消去する「第4処理(A記憶処理30におけるステップ34、およびB記憶処理40におけるステップ44)」とをこの順で実行すると共に、「第1処理」として、動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値の組み合わせを示す「識別コード(本例では、変更後設定値特定データD1)を「特定用情報」として記憶部6に記憶させる「A処理(A記憶処理30におけるステップ31)」と、動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値そのものを「特定用情報」として記憶部6に記憶させる「B処理(B記憶処理40におけるステップ41)」とのいずれか一方を予め規定された条件に従って選択して実行する。
したがって、この測定装置1、および測定装置1による設定値記憶方法によれば、新たに設定された(変更された)動作条件を示す設定値dを記憶部6に記憶させている最中に測定装置1の電源が遮断されたとしても、A記憶処理30におけるステップ32やB記憶処理40におけるステップ42において記憶部6に記憶させた変更処理中フラグA,Bのいずれかが消去されずに残っているため、設定値dの記憶が正常に完了していないことを確実に検出することができると共に、A記憶処理30におけるステップ31において記憶部6の変更中設定値特定情報記憶領域A2に記憶させた変更後設定値特定データD1(識別コード)や、B記憶処理40におけるステップ41において記憶部6の変更中設定値特定情報記憶領域A2に記憶させた設定値dおよびその設定項目に関する情報に基づき、記憶部6に対する記憶処理を正常に完了することができなかった設定値dおよびその設定項目を容易に特定することができる。これにより、測定装置1や測定対象の破損を招くことなく、測定装置1を正常に動作させ得る動作条件を確実に再設定することができる。
また、この測定装置1、および測定装置1による設定値記憶方法によれば、「第1処理」に際して、変更後設定値特定データD1のデータサイズが設定項目および設定値そのもののデータサイズよりも小さいときにA記憶処理30(ステップ31)を選択して実行し、変更後設定値特定データD1のデータサイズが設定項目および設定値そのもののデータサイズ以上のときにB記憶処理40(ステップ41)を選択して実行することにより、記憶部6に対する記憶処理を正常に完了することができなかった設定値dおよびその設定項目を特定するための情報として記憶させる「特定用情報」のデータサイズが小さいため、そのような情報を記憶させるために大きな記憶領域を必要としない分だけ、測定装置1の製造コストを充分に低減することができると共に、「第1処理」の実行に要する時間を充分に短縮することができる。
さらに、この測定装置1によれば、測定装置1に電源が投入されたときに上記の「処理中情報」が記憶部6に記憶されているか否かを判別し、「処理中情報」が記憶されているときに、上記の「特定用情報」に基づいて動作条件が設定された設定項目、および設定された各動作条件を示す設定値を特定し、特定した設定値を設定項目に関連付けて記憶部6に記憶させる「第5処理(設定値整合処理10におけるステップ14,18のいずれか)を実行することにより、この種の装置の操作に不慣れな利用者であっても、電源を再投入するだけで設定値整合処理10が実行されて、測定装置1を正常に動作させ得る動作条件を確実かつ容易に設定させることができる。
なお、「測定装置」の構成、および「設定値記憶方法」の具体的な手順は、上記の測定装置1の構成、およびその設定値記憶方法の例に限定されない。例えば、識別コードのデータサイズが、設定項目および設定値そのものの合計データサイズよりも小さいときにA記憶処理30を選択して実行し、識別コードのデータサイズが設定項目および設定値そのものの合計データサイズ以上のときにB記憶処理40を選択して実行する例について説明したが、例えば、上記の例における各識別コードの組み合わせ毎に、A記憶処理30およびB記憶処理40のいずれを実行するかを予め定めて記録した判別用データを生成しておき、合計データサイズの特定(設定値記憶処理20におけるステップ23)や、データサイズの比較(ステップ24)の処理を行うことなく、操作部3の確定スイッチが操作される以前の設定作業で新たに設定された設定項目、およびその設定値dの組み合わせに応じて、A記憶処理30およびB記憶処理40のいずれを実行するかを判別用データに基づいて選択して実行する構成・方法を採用することもできる。このような構成・方法を採用した場合においても、上記の測定装置1、およびその設定値記憶方法によって奏される効果と同様の効果を奏することができる。
また、A記憶処理30におけるステップ33の処理やB記憶処理40におけるステップ43の処理を完了する以前(ステップ34,44の処理を実行する以前)に電源が遮断されたときに、その後の電源投入時に制御部5が設定値整合処理10を実行して、記憶部6に正常な変更後設定値特定データD1(設定値d)を記憶させる構成を例に挙げて説明したが、設定値整合処理10のような処理に代えて、どのような設定項目のどのような設定値dが正常に記憶されていないかを報知する(一例として、表示部4に表示させる)ことで、利用者に対して、動作条件の設定作業を再び実行させる構成を採用することもできる。さらに、「測定対象についての物理量」として、電流値、電圧値、抵抗値および位相等)を測定可能に構成した測定装置1を例に挙げて説明したが、これらの物理量に代えて(または、これらの物理量に加えて)温度、湿度、輝度(光度)および照度等の各種の「物理量」を測定する構成を採用することもできる。
1 測定装置
2 測定部
3 操作部
4 表示部
5 制御部
6 記憶部
7 メモリーカード
10 設定値整合処理
20 設定値記憶処理
30 A記憶処理
40 B記憶処理
A1 フラグ記憶領域
A2 変更中設定値特定情報記憶領域
A3 動作条件設定値データ記憶領域
d 設定値
D0 動作条件設定値データ
D1 変更後設定値特定データ
Ds 測定データ
Si 入力信号

Claims (5)

  1. 複数の設定項目毎に設定された動作条件を示す設定値をそれぞれ記憶する記憶部と、いずれかの前記設定項目について新たな動作条件が設定されたときに当該設定された動作条件を示す前記設定値を対応する当該設定項目に関連付けて前記記憶部に記憶させる設定値記憶処理を実行すると共に当該記憶部に記憶させた当該設定値に従って各部を制御する制御部と、当該制御部の制御に従って測定対象についての物理量を測定する測定部とを備えた測定装置であって、
    前記制御部は、2つ以上の前記設定項目について新たな動作条件がそれぞれ設定されたときに、前記設定値記憶処理として、動作条件が設定された当該設定項目、および設定された各動作条件を示す前記設定値を特定可能な特定用情報を前記記憶部に記憶させる第1処理と、当該設定値記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報を前記記憶部に記憶させる第2処理とを実行した後に、前記設定された各動作条件を示す前記設定値を対応する前記設定項目に関連付けて前記記憶部にそれぞれ記憶させる第3処理と、前記処理中情報を消去する第4処理とをこの順で実行すると共に、前記第1処理として、前記設定項目および前記設定値の組み合わせを示す識別コードを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるA処理と、前記設定項目および前記設定値そのものを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるB処理とのいずれか一方を予め規定された条件に従って選択して実行する測定装置。
  2. 前記制御部は、前記第1処理に際して、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズよりも小さいときに前記A処理を選択して実行し、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズ以上のときに前記B処理を選択して実行する請求項1記載の測定装置。
  3. 前記制御部は、当該測定装置に電源が投入されたときに前記処理中情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判別し、当該処理中情報が記憶されているときに、前記特定用情報に基づいて動作条件が設定された前記設定項目、および設定された各動作条件を示す前記設定値を特定し、特定した当該設定値を当該設定項目に関連付けて前記記憶部に記憶させる第5処理を実行する請求項1または2記載の測定装置。
  4. 複数の設定項目毎に設定された動作条件を示す設定値が記憶部にそれぞれ記憶されると共に、当該記憶部に記憶されている当該設定値に従って測定対象についての物理量を測定する測定部を備えた測定装置において、いずれかの前記設定項目について新たな動作条件が設定されたときに当該設定された動作条件を示す前記設定値を対応する当該設定項目に関連付けて前記記憶部に記憶させる設定値記憶処理を実行する設定値記憶方法であって、
    2つ以上の前記設定項目について新たな動作条件がそれぞれ設定されたときに、前記設定値記憶処理として、動作条件が設定された当該設定項目、および設定された各動作条件を示す前記設定値を特定可能な特定用情報を前記記憶部に記憶させる第1処理と、当該設定値記憶処理を実行中である旨を示す処理中情報を前記記憶部に記憶させる第2処理とを実行した後に、前記設定された各動作条件を示す前記設定値を対応する前記設定項目に関連付けて前記記憶部にそれぞれ記憶させる第3処理と、前記処理中情報を消去する第4処理とをこの順で実行すると共に、前記第1処理として、前記設定項目および前記設定値の組み合わせを示す識別コードを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるA処理と、前記設定項目および前記設定値そのものを前記特定用情報として前記記憶部に記憶させるB処理とのいずれか一方を予め規定された条件に従って選択して実行する設定値記憶方法。
  5. 前記第1処理に際して、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズよりも小さいときに前記A処理を選択して実行し、前記識別コードのデータサイズが前記設定項目および前記設定値そのもののデータサイズ以上のときに前記B処理を選択して実行する請求項4記載の設定値記憶方法。
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