ところが、従来の収録装置には、以下の問題点がある。すなわち、従来の収録装置では、初期画面が表示されている状態において決定キーが操作されたときに、表示画面が、選択されているチャンネルについての収録時間設定画面に切り替わり、その状態において機能キーが操作されたときに、表示画面が、そのチャンネルについての予約時間設定画面に切り替わる構成が採用されている。この場合、従来の収録装置では、収録時間設定画面を表示させたときに、「シュウロクジカン」との文字列が表示画面内に表示され、予約時間設定画面を表示させたときに、「ヨヤクセッテイ」との文字列が表示画面内に表示される構成が採用されている。しかしながら、収録時間設定画面の表示内容(設定項目)と、予約時間設定画面の表示内容(設定項目)とが似ているため、この種の装置の操作に不慣れな利用者にとっては、上記のような文字列が表示されていたとしても、機能キーの操作によって収録時間設定画面を予約時間設定画面に切り替えることができたか否かを直感的に認識するのが困難となっているという問題点がある。
また、従来の収録装置では、収録時間設定画面または予約時間設定画面を表示させたときに、選択されているチャンネルを表す「No.02」との文字列が表示画面内に表示される構成が採用されている。しかしながら、収録時間設定画面または予約時間設定画面を表示させた状態において、他のチャンネル(一例として、「チャンネル1」)を選択したときには、「No.02」との文字列が「No.01」との文字列に表示替えされるだけで、基本的な表示内容が殆ど変化しない。このため、この種の装置の操作に不慣れな利用者にとっては、選択されているチャンネルを表す文字列が表示されていたとしても、チャンネルの選択操作によって、所望のチャンネルについての設定画面に切り替えることができたか否かを直感的に認識するのが困難となっているという問題点がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、設定画面の切り替えを確実に認識させ得る測定装置、および設定画面の表示方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、動作条件を設定するための設定画面を表示部に表示させる制御部を備えた測定装置であって、前記制御部は、前記動作条件の設定対象および当該動作条件の設定項目種別の少なくとも一方が相違する複数の前記設定画面のうちの指定された1つを前記表示部に表示させた状態において当該1つの設定画面を他の1つの前記設定画面に切り替えるときに、輝度、明度および彩度のうちの少なくとも1つを通常表示状態における常態表示レベルから当該常態表示レベルよりも低レベルの切替え時表示レベルまで低下させた後に当該少なくとも1つを当該常態表示レベルまで上昇させる。
なお、「動作条件の設定対象」とは、「測定対象体」、「測定対象信号」、および「測定処理を実行する測定系」のいずれかを意味する。また、「輝度の変更」とは、動作条件設定画面を表示する表示部(表示器)の明るさを変更することを意味する。具体的には、バックライト式の表示部においては、バックライトの明るさを変更することを意味し、自発光式の表示部においては、発光体の明るさを変更することを意味する。さらに、「明度の変更」とは、表示画面を構成する画像データにおける各画素毎の色情報(画素値)を変更することを意味する。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記制御部が、前記少なくとも1つを前記常態表示レベルから前記切替え時表示レベルまで低下させるとき、および当該少なくとも1つを当該切替え時表示レベルから当該常態表示レベルまで上昇させるときの少なくとも一方において当該少なくとも1つを徐々に変更する。
さらに、請求項3記載の測定装置は、請求項2記載の測定装置において、前記制御部が、前記少なくとも1つが前記切替え時表示レベルまで低下したときに前記1つの設定画面を前記他の1つの設定画面に切り替える。
また、請求項4記載の測定装置は、請求項1から3のいずれかに記載の測定装置において、前記制御部が、前記設定対象および前記設定項目種別の双方が相違する前記設定画面を前記表示部に表示させる。
さらに、請求項5記載の測定装置は、請求項4記載の測定装置において、前記制御部が、前記1つの設定画面と前記設定対象が同一で前記設定項目種別が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときの前記切替え時表示レベルとしての第1の表示レベルと、前記1つの設定画面と前記設定項目種別が同一で前記設定対象が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときの前記切替え時表示レベルとしての第2の表示レベルとを相違させる。
また、請求項6記載の測定装置は、請求項4または5記載の測定装置において、前記制御部が、前記1つの設定画面と前記設定対象が同一で前記設定項目種別が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときに前記少なくとも1つの前記切替え時表示レベルへの変更を開始してから当該少なくとも1つの前記常態表示レベルへの変更を完了するまでの第1の時間と、前記1つの設定画面と前記設定項目種別が同一で前記設定対象が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときに前記少なくとも1つの前記切替え時表示レベルへの変更を開始してから当該少なくとも1つの前記常態表示レベルへの変更を完了するまでの第2の時間とを相違させる。
また、請求項7記載の設定画面の表示方法は、測定装置の動作条件を設定するための設定画面を表示部に表示させる設定画面の表示方法であって、前記動作条件の設定対象および当該動作条件の設定項目種別の少なくとも一方が相違する複数の前記設定画面のうちの指定された1つを前記表示部に表示させた状態において当該1つの設定画面を他の1つの前記設定画面に切り替えるときに、輝度、明度および彩度のうちの少なくとも1つを通常表示状態における常態表示レベルから当該常態表示レベルよりも低レベルの切替え時表示レベルまで低下させた後に当該少なくとも1つを当該常態表示レベルまで上昇させる。
また、請求項8記載の設定画面の表示方法は、請求項7記載の設定画面の表示方法において、前記少なくとも1つを前記常態表示レベルから前記切替え時表示レベルまで低下させるとき、および当該少なくとも1つを当該切替え時表示レベルから当該常態表示レベルまで上昇させるときの少なくとも一方において当該少なくとも1つを徐々に変更する。
さらに、請求項9記載の設定画面の表示方法は、請求項8記載の設定画面の表示方法において、前記少なくとも1つが前記切替え時表示レベルまで低下したときに前記1つの設定画面を前記他の1つの設定画面に切り替える。
また、請求項10記載の設定画面の表示方法は、請求項7から9のいずれかに記載の設定画面の表示方法において、前記設定対象および前記設定項目種別の双方が相違する前記各設定画面を前記表示部に表示させる。
さらに、請求項11記載の設定画面の表示方法は、請求項10記載の設定画面の表示方法において、前記1つの設定画面と前記設定対象が同一で前記設定項目種別が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときの前記切替え時表示レベルとしての第1の表示レベルと、前記1つの設定画面と前記設定項目種別が同一で前記設定対象が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときの前記切替え時表示レベルとしての第2の表示レベルとを相違させる。
また、請求項12記載の設定画面の表示方法は、請求項10または11記載の設定画面の表示方法において、前記1つの設定画面と前記設定対象が同一で前記設定項目種別が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときに前記少なくとも1つの前記切替え時表示レベルへの変更を開始してから当該少なくとも1つの前記常態表示レベルへの変更を完了するまでの第1の時間と、前記1つの設定画面と前記設定項目種別が同一で前記設定対象が相違する前記他の1つの設定画面に切り替えるときに前記少なくとも1つの前記切替え時表示レベルへの変更を開始してから当該少なくとも1つの前記常態表示レベルへの変更を完了するまでの第2の時間とを相違させる。
請求項1記載の測定装置および請求項7記載の設定画面の表示方法によれば、動作条件の設定対象および動作条件の設定項目種別の少なくとも一方が相違する複数の設定画面のうちの指定された1つを表示部に表示させた状態において1つの設定画面を他の1つの設定画面に切り替えるときに、輝度、明度および彩度のうちの少なくとも1つを常態表示レベルから切替え時表示レベルまで低下させた後に常態表示レベルまで上昇させることにより、いずれかの設定画面から他のいずれかの設定画面に切り替える操作を行ったときに、上記の少なくとも1つが切替え時表示レベルまで低下した後に常態表示レベルまで上昇するように変化するため、この種の装置の操作に不慣れな利用者に対しても、切替え操作に伴って設定画面が正常に切り替わったことを直感的に認識させることができる。
また、請求項2記載の測定装置および請求項8記載の設定画面の表示方法によれば、上記の少なくとも1つを常態表示レベルから切替え時表示レベルまで低下させるとき、および上記の少なくとも1つを切替え時表示レベルから常態表示レベルまで上昇させるときの少なくとも一方において上記の少なくとも1つを徐々に変更することにより、上記の少なくも1つを常態表示レベルから切替え時表示レベルまで瞬間的に低下させたり、上記の少なくも1つを切替え時表示レベルから常態表示レベルまで瞬間的に上昇させたりするのと比較して、利用者の目にかかる負担が十分に小さくなるため、疲労度を十分に軽減することができる。
さらに、請求項3記載の測定装置および請求項9記載の設定画面の表示方法によれば、上記の少なくとも1つが切替え時表示レベルまで低下したときに上記の1つの設定画面を他の1つの設定画面に切り替えることにより、上記の少なくも1つが切替え時表示レベルまで低下する前に設定画面を切り替えたり、上記の少なくも1つが常態表示レベルまで上昇する前に設定画面を切り替えたりするのと比較して、切替え操作に伴って設定画面が正常に切り替わったことを直感的に認識させつつ、設定画面が切り替わる瞬間の表示画面の視認性を十分に低下させることができる結果、違和感のない自然な切替え表示を実現することができる。
また、請求項4記載の測定装置および請求項10記載の設定画面の表示方法によれば、設定対象および設定項目種別の双方が相違する設定画面を表示部に表示させることにより、1つの設定画面内に、1つの設定対象に関する1つの設定項目種別についての設定項目だけが表示されるため、設定画面の視認性を十分に向上させることができる結果、この種の装置の操作に不慣れな利用者に対しても、動作条件を容易に設定させることができる。
さらに、請求項5記載の測定装置および請求項11記載の設定画面の表示方法によれば、上記の1つの設定画面と設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの設定画面に切り替えるときの切替え時表示レベルとしての第1の表示レベルと、上記の1つの設定画面と設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの設定画面に切り替えるときの切替え時表示レベルとしての第2の表示レベルとを相違させることにより、設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの設定画面に切り替わったのか、或いは、設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの設定画面に切り替わったのかを切替え時表示レベルの相違によって直感的に認識させることができる。
また、請求項6記載の測定装置および請求項12記載の設定画面の表示方法によれば、上記の1つの設定画面と設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの設定画面に切り替えるときに上記の少なくとも1つの切替え時表示レベルへの変更を開始してから上記の少なくとも1つの常態表示レベルへの変更を完了するまでの第1の時間と、上記の1つの設定画面と設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの設定画面に切り替えるときに上記の少なくとも1つの切替え時表示レベルへの変更を開始してから上記の少なくとも1つの常態表示レベルへの変更を完了するまでの第2の時間とを相違させることにより、設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの設定画面に切り替わったのか、或いは、設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの設定画面に切り替わったのかを表示レベルを相違させている時間の相違によって直感的に認識させることができる。
以下、測定装置、および設定画面の表示方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す波形記録装置1は、測定装置の一例であって、測定部2a〜2d、操作部3、表示部4、記憶部5,6および制御部7を備え、後述する設定画面の表示方法に従って各種設定画面を表示部4に切り替えて表示することができるように構成されている。測定部2a〜2dは、制御部7の制御に従い、入力信号Si1〜Si4の電気的パラメータ(電圧値、電流値、抵抗値、周波数および位相など)を別個独立して測定し(所定のサンプリングレートでサンプリングし)、測定データDs1〜Ds4を生成して出力する。なお、以下の説明においては、測定部2aを測定チャンネル1(CH1)ともいい、測定部2bを測定チャンネル2(CH2)ともいい、測定部2cを測定チャンネル3(CH3)ともいい、測定部2dを測定チャンネル4(CH4)ともいう。
操作部3は、波形記録装置1の動作条件の設定操作や、図2に示す動作条件設定画面10A1〜10A4,10B1〜10B4,10C1〜10C4,10D1〜10D4(「複数の設定画面」の一例:以下、区別しないときには、「動作条件設定画面10」ともいう)の切替え操作や各種設定操作を実行するための複数の種操作スイッチ(図示せず)を備え、スイッチ操作に応じた操作信号S1を制御部7に出力する。表示部4は、例えばLCDで構成され、制御部7によって生成された表示データD2に基づき、動作条件設定画面10や測定結果表示用画面(図示せず)などを表示する。この場合、図2に示すように、この波形記録装置1では、測定部2a〜2d(CH1〜CH4)の相違(「測定対象」の相違の一例)、および設定すべき設定項目種別である「動作条件A」〜「動作条件D」の相違の双方に応じて合計16種類の動作条件設定画面10が規定され、各動作条件設定画面10のうちから、操作部3の操作によって指定された動作条件設定画面10を表示部4に表示させる構成が採用されている。
具体的には、動作条件設定画面10A1〜10A4は、測定部2a〜2d(CH1〜CH4)についての「動作条件A」について設定するための設定画面であって、一例として、測定部2a〜2dによる測定処理時における測定レンジについての各種設定項目毎の設定値がそれぞれ表示される(図示せず)。また、動作条件設定画面10B1〜10B4は、測定部2a〜2d(CH1〜CH4)についての「動作条件B」について設定するための設定画面であって、一例として、測定部2a〜2dによる測定処理時におけるスケーリングについての各種設定項目毎の設定値がそれぞれ表示される(図示せず)。さらに、動作条件設定画面10C1〜10C4は、測定部2a〜2d(CH1〜CH4)についての「動作条件C」について設定するための設定画面であって、一例として、測定部2a〜2dによる測定結果の記録についての各種設定項目毎の設定値がそれぞれ表示される(図示せず)。また、動作条件設定画面10D1〜10D4は、測定部2a〜2d(CH1〜CH4)についての「動作条件D」について設定するための設定画面であって、一例として、測定部2a〜2dによる測定結果の表示処理についての各種設定項目毎の設定値がそれぞれ表示される(図示せず)。
また、この波形記録装置1では、各動作条件設定画面10のうちのいずれかを表示部4に表示させた状態において、操作部3に対する1回のスイッチ操作により、その動作条件設定画面10に対して、図2において上下方向で隣り合う動作条件設定画面10、および左右方向で隣り合う動作条件設定画面10のいずれかに切り替えることができるように構成されている。この場合、上記の「上下方向で隣り合う動作条件設定画面10」には、動作条件設定画面10A1〜10D1に対する動作条件設定画面10A4〜10D4、および動作条件設定画面10A4〜10D4に対する動作条件設定画面10A1〜10D1が含まれる。また、上記の「左右方向で隣り合う動作条件設定画面10」には、動作条件設定画面10A1〜10A4に対する動作条件設定画面10D1〜10D4、および動作条件設定画面10D1〜10D4に対する動作条件設定画面10A1〜10A4が含まれる。
なお、この波形記録装置1では、動作条件設定画面10A1〜10A4のうちのいずれかから動作条件設定画面10B1〜10B4,10D1〜10D4のうちのいずれかに切り替えるとき、動作条件設定画面10B1〜10B4のうちのいずれかから動作条件設定画面10A1〜10A4,10C1〜10C4のうちのいずれかに切り替えるとき、動作条件設定画面10C1〜10C4のうちのいずれかから動作条件設定画面10B1〜10B4,10D1〜10D4のうちのいずれかに切り替えるとき、および動作条件設定画面10D1〜10D4のうちのいずれかから動作条件設定画面10A1〜10A4,10C1〜10C4のうちのいずれかに切り替えるときが、「1つの設定画面と設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの設定画面に切り替えるとき」に相当する。
また、この波形記録装置1では、動作条件設定画面10A1〜10D1のうちのいずれかから動作条件設定画面10A2〜10D2,10A4〜10D4のうちのいずれかに切り替えるとき、動作条件設定画面10A2〜10D2のうちのいずれかから動作条件設定画面10A1〜10D1,10A3〜10D3のうちのいずれかに切り替えるとき、動作条件設定画面10A3〜10D3のうちのいずれかから動作条件設定画面10A2〜10D2,10A4〜10D4のうちのいずれかに切り替えるとき、および動作条件設定画面10A4〜10D4のうちのいずれかから動作条件設定画面10A1〜10D1,10A3〜10D3のうちのいずれかに切り替えるときが、「1つの設定画面と設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの設定画面に切り替えるとき」に相当する。
記憶部5は、制御部7の制御に従い、制御部7の動作プログラムや、上記の動作条件設定画面10を表示させた状態において設定された動作条件についての動作条件データD1を記憶する。記憶部6は、制御部7の制御に従い、測定部2a〜2dから出力された測定データDs1〜Ds4を記憶する。制御部7は、波形記録装置1を総括的に制御する。具体的には、制御部7は、後述するようにして、操作部3から出力される操作信号S1に応じて指定された動作条件設定画面10を表示部4に表示させると共に、その状態において実行される設定操作に応じて動作条件データD1を生成して記憶部5に記憶させる。
この場合、この波形記録装置1では、上記の16種類の動作条件設定画面10のうちの任意の1つを表示部4に表示させた状態において、その1つの動作条件設定画面10を他の15種類の動作条件設定画面10のうちのいずれかに切り替えて表示させるときに、制御部7が動作条件設定画面10全域の明度を通常表示状態における常態表示レベルの明度から、常態表示レベルよりも低レベルの切替え時表示レベルの明度まで徐々に低下させた後に、動作条件設定画面10全域の明度を常態表示レベルまで徐々に上昇(復帰)させる処理を実行する(「輝度、明度および彩度のうちの少なくとも1つ」が「明度」の構成および方法の例)。なお、動作条件設定画面10の表示処理に関しては、後に詳細に説明する。
また、制御部7は、記憶部5に記憶させた動作条件データD1に基づき、測定部2a〜2dを制御して入力信号Si1〜Si4についての測定処理を実行させると共に、測定部2a〜2dから出力される測定データDs1〜Ds4を記憶部6に記憶させる。さらに、制御部7は、動作条件データD1に基づき、記憶部6に記憶させた測定データDs1〜Ds4に基づいて表示データD2を生成して表示部4に出力することにより、測定結果表示画面内に測定結果を表示させる(図示せず)。
この波形記録装置1の使用に際しては、まず、測定部2a〜2d(CH1〜CH4)毎の動作条件を設定する。具体的には、操作部3の所定の操作スイッチを操作することにより、動作条件設定画面10を表示部4に表示させる。この際には、一例として、測定部2a(CH1)についての「動作条件A」を設定するための動作条件設定画面10A1が表示部4に表示される(図示せず)。この場合、この波形記録装置1では、動作条件設定画面10A1を表示させた状態において、操作部3に対する1回のスイッチ操作によって、動作条件設定画面10A2,10A4のいずれか(同種の動作条件で、対象とする測定チャンネルが相違する動作条件設定画面10)、または、動作条件設定画面10B1,10D1のいずれか(同一の測定チャンネルで、動作条件の種類が相違する動作条件設定画面10)に切り替えることが可能となっている。したがって、一例として、測定部2b(CH2)についての「動作条件A」を設定する際には、操作部3を操作して動作条件設定画面10A1を動作条件設定画面10A2に切り替える。
この際に、制御部7は、操作部3からの操作信号S1に応じて、動作条件設定画面の切替え表示処理を実行する。この切替え表示処理では、制御部7は、まず、図3に破線で示すように、操作信号S1が出力された時点ta1において、動作条件設定画面10A1全域の明度を、通常表示状態におけるレベルLa(「常態表示レベル」の一例)から、レベルLaよりも低レベルのレベルLb(「切替え時表示レベルとしての第2の表示レベル」の一例)まで徐々に低下させる。また、制御部7は、動作条件設定画面10A1全域の明度がレベルLbまで低下した時点ta2(明度が最も低下した時点)において、動作条件設定画面10A1に代えて明度がレベルLbの動作条件設定画面10A2を表示部4に表示させた後に(動作条件設定画面10A1を動作条件設定画面10A2に切り替えて表示させた後に)、動作条件設定画面10A2全域の明度をレベルLaまで上昇させる。これにより、動作条件設定画面10A2全域の明度がレベルLaとなった時点ta3において、動作条件設定画面10の切替え表示処理が完了する。
なお、上記のレベルLbは、一例として、レベルLaに対して40%程度低レベルに規定されている。また、この波形記録装置1では、一例として、上記の時点ta1から時点ta2までの時間、および上記の時点ta2から時点ta3までの時間がそれぞれ数十msから1sの間の時間(一例として、0.5s)に規定されている。したがって、動作条件設定画面10A1から動作条件設定画面10A2に切り替えるスイッチ操作を実行した利用者に対して、動作条件設定画面10全域の明度が変化した(低下してから常態表示レベルに復帰した)のを確実に認識させることができる。この後、動作条件設定画面10A2に表示された測定部2b(CH2)についての「動作条件A」の各設定項目を任意の条件に設定操作することにより、制御部7によって設定操作に応じた動作条件データD1が生成されて記憶部5に記憶される。
一方、動作条件設定画面10A2が表示されている状態においては、操作部3に対する1回のスイッチ操作によって、動作条件設定画面10A1,10A3のいずれか(同種の動作条件で、対象とする測定チャンネルが相違する動作条件設定画面10)、または、動作条件設定画面10B2,10D2のいずれか(同一の測定チャンネルで、動作条件の種類が相違する動作条件設定画面10)に切り替えることができる。したがって、一例として、測定部2b(CH2)についての「動作条件B」を設定する際には、操作部3を操作して動作条件設定画面10A2を動作条件設定画面10B2に切り替える。
この際に、制御部7は、操作部3からの操作信号S1に応じて、動作条件設定画面の切替え表示処理を実行する。この切替え表示処理では、制御部7は、まず、図3に実線で示すように、操作信号S1が出力された時点ta1において、動作条件設定画面10A2全域の明度を、レベルLaから、レベルLaよりも低レベルで、かつ前述したレベルLbよりも低レベルのレベルLc(「切替え時表示レベルとしての第1の表示レベル」の一例)まで徐々に低下させる。また、制御部7は、動作条件設定画面10A2全域の明度がレベルLcまで低下した時点ta2(明度が最も低下した時点)において、動作条件設定画面10A2に代えて明度がレベルLcの動作条件設定画面10B2を表示部4に表示させた後に(動作条件設定画面10A2を動作条件設定画面10B2に切り替えて表示させた後に)、動作条件設定画面10B2全域の明度をレベルLaまで上昇させる。これにより、動作条件設定画面10B2全域の明度がレベルLaとなった時点ta3において、動作条件設定画面10の切替え表示処理が完了する。
なお、上記のレベルLcは、一例として、レベルLaに対して80%程度低レベルに規定されている。また、前述したように、上記のレベルLbは、一例として、レベルLaに対して40%程度低レベルに規定されている。したがって、動作条件設定画面10を切り替えるスイッチ操作を実行した利用者に対して、動作条件設定画面10全域の明度が変化した(低下してから常態表示レベルに復帰した)のを確実に認識させることができると共に、動作条件設定画面10A1を動作条件設定画面10A2に切り替えたときよりも、動作条件設定画面10A2を動作条件設定画面10B2に切り替ええたときの方が低いレベルまで明度が低下したことを確実に認識させることができる。この後、動作条件設定画面10B2に表示された測定部2b(CH2)についての「動作条件B」の各設定項目を任意の条件に設定操作することにより、制御部7によって設定操作に応じた動作条件データD1が生成されて記憶部5に記憶される。
このように、この波形記録装置1、および波形記録装置1による設定画面の表示方法によれば、動作条件の設定対象(この例では、測定部2a〜2d(CH1〜CH4)の4種類)および動作条件の設定項目種別(この例では、動作条件A〜Dの4種類)の少なくとも一方(この例では、双方)が相違する16種類の動作条件設定画面10のうちの指定された1つを表示部に表示させた状態において、その1つの動作条件設定画面10を他の1つの動作条件設定画面10に切り替えるときに、輝度、明度および彩度のうちの少なくとも1つ(この例では、明度)を常態表示レベルのレベルLaから切替え時表示レベルのレベルLb(または、レベルLc)まで低下させた後にレベルLaまで上昇させることにより、いずれかの動作条件設定画面10から他のいずれかの動作条件設定画面10に切り替える操作を行ったときに、上記の少なくとも1つが切替え時表示レベルまで低下した後に常態表示レベルまで上昇するように変化するため、この種の装置の操作に不慣れな利用者に対しても、切替え操作に伴って動作条件設定画面10が正常に切り替わったことを直感的に認識させることができる。
また、この波形記録装置1、および波形記録装置1による設定画面の表示方法によれば、上記の少なくとも1つ(この例では、明度)をレベルLaからレベルLb(または、レベルLc)まで低下させるとき、および上記の少なくとも1つをレベルLb(または、レベルLc)からレベルLaまで上昇させるときの少なくとも一方(この例では、双方)において上記の少なくとも1つを徐々に変更することにより、上記の少なくも1つを常態表示レベルから切替え時表示レベルまで瞬間的に低下させたり、上記の少なくも1つを切替え時表示レベルから常態表示レベルまで瞬間的に上昇させたりするのと比較して、利用者の目にかかる負担が十分に小さくなるため、疲労度を十分に軽減することができる。
さらに、この波形記録装置1、および波形記録装置1による設定画面の表示方法によれば、上記の少なくとも1つ(この例では、明度)が切替え時表示レベル(この例では、レベルLb、または、レベルLc)まで低下したときに上記の1つの動作条件設定画面10を他の1つの動作条件設定画面10に切り替えることにより、上記の少なくも1つが切替え時表示レベルまで低下する前に動作条件設定画面10を切り替えたり、上記の少なくも1つが常態表示レベルまで上昇する前に動作条件設定画面10を切り替えたりするのと比較して、切替え操作に伴って動作条件設定画面10が正常に切り替わったことを直感的に認識させつつ、動作条件設定画面10が切り替わる瞬間の表示画面の視認性を十分に低下させることができる結果、違和感のない自然な切替え表示を実現することができる。
また、この波形記録装置1、および波形記録装置1による設定画面の表示方法によれば、設定対象および設定項目種別の双方が相違する動作条件設定画面10を表示部4に表示させることにより、1つの動作条件設定画面10内に、1つの設定対象に関する1つの設定項目種別についての設定項目だけが表示されるため、動作条件設定画面10の視認性を十分に向上させることができる結果、この種の装置の操作に不慣れな利用者に対しても、動作条件を容易に設定させることができる。
さらに、この波形記録装置1、および波形記録装置1による設定画面の表示方法によれば、上記の1つの動作条件設定画面10と設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替えるときの切替え時表示レベルとしての第1の表示レベル(この例では、レベルLc)と、上記の1つの動作条件設定画面10と設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替えるときの切替え時表示レベルとしての第2の表示レベル(この例では、レベルLb)とを相違させることにより、設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替わったのか、或いは、設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替わったのかを切替え時表示レベルの相違によって直感的に認識させることができる。
なお、動作条件設定画面10の切替え表示処理に際して、動作条件設定画面10の明度が切替え時表示レベル(この例では、レベルLb、または、レベルLc)まで低下した時点ta2において動作条件設定画面10を切り替える構成および方法を例に挙げて説明したが、動作条件設定画面10を切り替えるタイミングについては、時点ta1〜ta2の間の任意の時点、および時点ta2〜ta3の間の任意の時点とすることができる。このような構成および方法を採用した場合においても、動作条件設定画面10の切り替わりに際して動作条件設定画面10全域の明度がレベルLaからレベルLb(またはレベルLc)まで低下した後に再びレベルLaまで上昇するため、動作条件設定画面10が切り替わったことを利用者に対して確実に認識させることができる。
また、動作条件設定画面10の切替え表示処理に際して、スイッチ操作が行われた(操作部3から操作信号S1が出力された)時点ta1から動作条件設定画面10全域の明度を徐々に低下させ、動作条件設定画面10全域の明度が切替え時表示レベルまで低下した時点ta2から動作条件設定画面10全域の明度を徐々に上昇させる構成および方法を例に挙げて説明したが、例えば、図4における左図に示すように、スイッチ操作が行われた(操作部3から操作信号S1が出力された)時点tb1から動作条件設定画面10全域の明度を徐々に低下させ、動作条件設定画面10全域の明度がレベルLb(または、レベルLc)まで低下した時点tb2において、直ちに(徐々に低下させる時間よりも短時間で、つまり瞬間的に)動作条件設定画面10全域の明度を常態表示レベルのレベルLaに上昇させる構成および方法や、図4における右図に示すように、スイッチ操作が行われた(操作部3から操作信号S1が出力された)時点tc1において動作条件設定画面10全域の明度を直ちに(後述する徐々に上昇させる時間よりも短時間で、つまり瞬間的に)レベルLb(またはレベルLc)まで低下させ、時点tc1から時点tc2にかけて動作条件設定画面10全域の明度をレベルLaまで徐々に上昇させる構成および方法を採用することもできる。このような構成および方法を採用した場合においても、動作条件設定画面10の切り替わりに際して動作条件設定画面10全域の明度がレベルLaからレベルLb(またはレベルLc)まで低下した後に再びレベルLaまで上昇するため、動作条件設定画面10が切り替わったことを利用者に対して確実に認識させることができる。
さらに、「第2の表示レベル」としてのレベルLbよりも「第1の表示レベル」としてのレベルLcを低レベルに規定した例について説明したが、「第1の表示レベル」よりも「第2の表示レベル」を低レベルに規定することもできる。また、「第1の表示レベル」としてのレベルLcと、「第2の表示レベル」としてのレベルLbとを相違させることにより、どのような内容の動作条件設定画面10に切り替えたのかを認識させる構成および方法について説明したが、切替え表示処理時における表示レベルの変更方法は、これに限定されない。
例えば、図5に示すように、表示部4に表示されている動作条件設定画面10と設定対象が同一で設定項目種別が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときの表示レベル(一例として、実線で示すレベル)と、表示部4に表示されている動作条件設定画面10と設定項目種別が同一で設定対象が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときの表示レベル(一例として、破線で示すレベル)とを互いに等しいレベルLcに規定すると共に、設定対象が同一で設定項目種別が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときと、設定項目種別が同一で設定対象が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときとで、輝度、明度および彩度のうちの少なくとも1つ(一例として、明度)の切替え時表示レベルへの変更を開始してから上記の少なくとも1つの常態表示レベルへの変更を完了するまでの時間を互いに相違する時間に規定する構成および方法を採用することもできる。
具体的には、設定対象(一例として、測定部2a〜2d(CH1〜CH4))が同一で設定項目種別(一例として、動作条件A〜D)が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときには、操作部3からの操作信号S1が出力された時点td1において、実線で示すように、動作条件設定画面10全域の明度を、通常表示状態におけるレベルLa(「常態表示レベル」の一例)から、レベルLaよりも低レベルのレベルLc(「切替え時表示レベル」の一例)まで徐々に低下させる。また、動作条件設定画面10全域の明度がレベルLcまで低下した時点td2a(明度が最も低下した時点)において、他の動作条件設定画面10をレベルLcの明度で表示部4に表示させた後に(いずれかの動作条件設定画面10を他のいずれかの動作条件設定画面10に切り替えて表示させた後に)、動作条件設定画面10全域の明度をレベルLaまで上昇させる。これにより、動作条件設定画面10全域の明度がレベルLaとなった時点td3aにおいて、動作条件設定画面10の切替え表示処理が完了する。
一方、設定項目種別が同一で設定対象が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときには、操作部3からの操作信号S1が出力された時点td1において、破線で示すように、動作条件設定画面10全域の明度を、通常表示状態におけるレベルLa(「常態表示レベル」の一例)から、レベルLaよりも低レベルのレベルLc(「切替え時表示レベル」の一例)まで徐々に低下させる。また、動作条件設定画面10全域の明度がレベルLcまで低下した時点td2b(明度が最も低下した時点)において、他の動作条件設定画面10をレベルLcの明度で表示部4に表示させた後に(いずれかの動作条件設定画面10を他のいずれかの動作条件設定画面10に切り替えて表示させた後に)、動作条件設定画面10全域の明度をレベルLaまで上昇させる。これにより、動作条件設定画面10全域の明度がレベルLaとなった時点td3bにおいて、動作条件設定画面10の切替え表示処理が完了する。
なお、上記の例では、時点td1から時点td3bまでの時間が「第1の時間」に相当し、時点td1から時点td3aまでの時間が「第2の時間」に相当する。この場合、この切替え表示処理においては、一例として、上記の時点td1から時点td2aまでの時間、および上記の時点td2aから時点td3aまでの時間がそれぞれ0.5sに規定されると共に、上記の時点td1から時点td2bまでの時間、および上記の時点td2bから時点td3bまでの時間がそれぞれ0.25sに規定されている。したがって、動作条件設定画面10を切り替えるスイッチ操作を実行した利用者に対して、動作条件設定画面10が切り替わるときに動作条件設定画面10全域の明度が、前述したレベルLaからレベルLcまでの低下して再びレベルLaまでの上昇するまでの時間が相違するのを確実に認識させることができる。なお、「第1の時間」よりも「第2の時間」を短時間に規定してもよい。
このように、設定対象(この例では、測定部2a〜2d(CH1〜CH4))が同一で設定項目種別(この例では、動作条件A〜D)が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときに輝度、明度および彩度のうちの少なくとも1つ(一例として、明度)の切替え時表示レベル(この例では、レベルLc)への変更を開始してから上記の少なくとも1つの常態表示レベル(この例では、レベルLa)への変更を完了するまでの第1の時間(この例では、時点td1から時点td3bまでの時間)と、設定項目種別が同一で設定対象が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときに上記の少なくとも1つの切替え時表示レベルへの変更を開始してから上記の少なくとも1つの常態表示レベルへの変更を完了するまでの第2の時間(この例では、時点td1から時点td3aまでの時間)とを相違させることにより、設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替わったのか、或いは、設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替わったのかを表示レベルを相違させている時間の相違によって直感的に認識させることができる。
また、動作条件設定画面10の切り替えに際して設定対象が同一で設定項目種別が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときの第1の表示レベルと設定項目種別が同一で設定対象が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときの第2の表示レベルとを相違させる例、および動作条件設定画面10の切り替えに際して設定対象が同一で設定項目種別が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときに切替え時表示レベルへの変更を開始してから常態表示レベルへの変更を完了するまでの第1の時間と設定項目種別が同一で設定対象が相違する動作条件設定画面10に切り替えるときに切替え時表示レベルへの変更を開始してから常態表示レベルへの変更を完了するまでの第2の時間とを相違させる例の2種類の構成および方法について説明したが、動作条件設定画面10の切り替えに際して上記の第1の表示レベルと第2の表示レベルとを相違させると共に上記の第1の時間と第2の時間とを相違させる構成および方法を採用することもできる。このような構成および方法を採用することにより、切替え時表示レベルへの変更を開始してから常態表示レベルへの変更を完了するまでの時間を変更することなく、上記の第1の表示レベルと第2の表示レベルとを相違させる構成および方法や、切替え時表示レベルを変更することなく、上記の第1の時間と第2の時間とを相違させる構成および方法と比較して、設定対象が同一で設定項目種別が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替わったのか、或いは、設定項目種別が同一で設定対象が相違する他の1つの動作条件設定画面10に切り替わったのかを確実に認識させることができる。
さらに、動作条件設定画面10の切替え表示処理に際して動作条件設定画面10全域の明度を変更する構成および方法を例に挙げて説明したが、動作条件設定画面10の一部(一例として、画面中央部)の明度だけを変更する構成および方法を採用することもできる。さらに、明度を変更する構成および方法に代えて、輝度および彩度のいずれか、または、輝度、明度および彩度のうちのいずれか2つ以上を変更する構成および方法を採用することもできる。このような構成および方法を採用した場合においても、上記の波形記録装置1、および波形記録装置1による設定画面の表示方法による効果と同様の効果を奏することができる。また、常態表示レベルから切替え時表示レベルまで表示レベルを低下させるのに要する時間と、切替え時表示レベルから常態表示レベルまで表示レベルを上昇させるのに要する時間とを同じ時間に規定した構成および方法について説明したが、量時間を互いに相違する時間に規定することもできる。さらに、測定装置としての波形記録装置1を例に挙げて説明したが、測定データDs1〜Ds4等の記録を実行しない測定装置や、測定結果の表示を実行しない測定装置における動作条件設定画面の表示に際して、上記の表示方法と同様の方法を実行する構成を採用することもできる。