JP2011185911A - 波形表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うこと。
【解決手段】 測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、前記全波形グラフに対して前記アラームが発生している区間の位置を前記スクロールバーエリアに関連させて表示するアラーム発生位置表示手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御手段が、測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーのスクロールエリア内での相対位置により画面内で表示される画像の全波形グラフにおける位置を示す波形表示装置に関し、特に全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことを実現可能とする波形表示装置に関するものである。
従来から、入力信号を波形観測する波形測定器における波形表示や、収集された波形データをコンピュータに接続された表示装置上で表示する波形表示等では、入力波形の表示に併せてアラーム表示を行うものがある。なお、ここでのアラームとは、波形測定データがある閾値を越えた場合に発生する2値データである。
従来の波形表示装置では、外部の被測定対象から取得した(外部より与えられる)測定データを波形のグラフィック等のように、表示倍率が可変の図形を表示していた。
また従来の波形表示装置は、表示際には、表示範囲の移動にはスクロールバーを用いる、表示倍率の変更には変更用のメニューやポインタを用いる、あるいは一度全体を表示してから表示範囲を選択する等の手法が用いられていた。
ここで、スクロールバーとは、表示領域が限られている画面において、表示すべき全ての情報のどの部分を表示するか、または表示しているかを指示および確認する為のユーザインタフェースである。
一般的なスクロールバーは、その全体サイズが表示すべき全ての情報を示し、バーの長さが全情報に対する現在表示している情報の量を示し、バーの位置が現在表示中の情報の全情報における位置を示している。またスクロールバーを移動させることによってそれらの設定を変更する事が可能であり、結果的に表示される情報がそれに連動し変化する事になる。つまりスクロールバーは、限られた表示領域の中で、期待すべき情報を表示する為に用いられている。
図11は、従来の波形表示装置の一例を示す構成図及びその測定結果を波形グラフで表示した表示例図である。(A)は波形表示装置の構成、(B)は波形グラフの一例である。図11において従来の波形表示装置は、記憶手段11と、演算制御部12と、入力手段13と、表示手段14とを備えている。
記憶手段11は、外部から与えられる測定値及びアラームの有無などに関する情報を記憶し、これらの情報を記憶するデータ格納用のメモリである。また記憶手段11は、演算制御部12が実行する種々のプログラムも記憶する。
演算制御部12は、記憶手段11から読み出した情報とプログラムとに基づいて、表示手段14に種々の情報を表示するための処理を実行する中央処理部(CPU(Central Processing Unit))である。
また、演算制御部12は、測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される「全波形グラフ」を生成する。
入力手段13は、演算制御部12に種々の情報を入力するキーボードやマウスなどである。
表示手段14は、演算制御装置12が出力する種々の情報を表示する装置であり、全波形グラフのうちの一部を画面100に表示する。
全波形グラフおよび画面100、波形表示領域とアラーム表示領域とで構成される。
表示手段14は、波形表示領域に、記憶手段11に記憶された(各チャネルの)測定データが波形描画される。また表示手段14は、複数の波形を表示するときは、当該チャネルに割り当てられた色で表示する。
また、表示手段14は、アラーム表示領域には、アラームが発生している区間(以下アラーム発生区間という)を帯状に表示する。なおアラーム表示は、波形表示と共通の時間軸とし、また各アラーム発生区間は対応の波形と同じ色で塗りつぶされる。
さらに、表示手段14は、画面100の少なくとも1辺にスクロールバーエリア110と、このスクロールバーエリア110内にスクロールバー120とを表示する。
これにより、従来の波形表示装置は、スクロールバー120のスクロールエリア110内での相対位置により、画面100内で表示される画像の全波形グラフにおける位置を示している。
また表示手段14は、スクロールバーエリア110の両端に、スクロールバー120を移動操作させるための矢印キー(左右スクロールボタン)を表示する。
従来の波形表示装置は、画面100中に時間軸が存在し、スクロール−バーや矢印キーを用いて、時間軸上のデータを変更することにより、波形測定データの推移状況をスクロール的な画面更新で表示可能にしている。
たとえば、表示画面上に表示されている波形データの中で、所望とする時刻における波形データを表示させたいときは、スクロールバーをその時刻の位置まで移動させ、所定のデータ表示部に表示させている。
このような波形表示装置に関連する先行技術文献として下記の特許文献1がある。
特開平10−300793号公報
しかしながら、従来の波形表示装置では、スクロールバーは、あくまで全体の中の位置を指定するものであるので、表示している内容が期待すべき情報なのか否かはスクロールバーに連動されて表示される波形データ又は情報を視認し把握するしかなく、所望のデータの表示に時間がかかってしまうという問題点があった。
たとえば、従来の波形表示装置では、アラームが発生している区間における波形データを表示させたい場合、または、予め定められた時間単位に対して測定データ量の多い領域(または少ない領域)を表示させたい場合でも、スクロールバーを移動させて波形データの推移状況をスクロール的な画面更新で表示することにより視認して把握するしかなく、所望のデータの表示に時間がかかってしまうという問題点があった。
さらに、近年では、情報が多様化、複雑化しており、かつ、その量も増加している(たとえば全波形グラフの時間帯が長時間になる)ので、従来の波形表示装置による、スクロールバーを移動させて波形データの推移状況をスクロール的な画面更新で表示することにより視認して把握する方法では、特定するのに必要な時間が大幅に増加しているという問題点があった。
また従来の波形表示装置では、「表示した情報の視認」が前提となっているので、スクロールバーを移動させて波形データの推移状況をスクロール的な画面更新で表示する際には、スクロールバーによって指定された情報は全て同期して表示する必要があり、表示(描画)に必要な時間がかかってしまうという問題点があった。
なお、近年の描画技術の向上により、表示スピードは従来に比べ大幅に改善されているが、情報量も増加しているので表示(描画)に時間がかかってしまうという問題点があった。
また波形グラフの確認作業においては一連の測定データによる全ての波形表示を確認するという確認作業が含まれることがある。この場合、従来の波形表示装置では、スクロールバーの移動による波形データの推移状況をスクロール的な画面更新では、どこまで確認したかを把握できず、画面表示を途中で中止した場合には、改めて最初から画面表示をする必要があるという問題点があった。
またこの場合、どの位置から再び表示確認を開始すればよいのかを検索するにあたっては、スクロールバーを移動させて波形データの推移状況をスクロール的な画面更新で表示し視認把握する方法では、特定に時間がかかってしまうという問題点があった。
本発明は上述の問題点を解決するものであり、その目的は、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことを可能とする波形表示装置を実現することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
前記全波形グラフに対して前記アラームが発生している区間の位置を前記スクロールバーエリアに関連させて表示するアラーム発生位置表示手段を備えたことを特徴とする波形表示装置である。
請求項2記載の発明は、
測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
前記全波形グラフに対して既に波形表示した区間を前記スクロールバーエリアに関連させて表示する既表示区間表示手段を備えたことを特徴とする波形表示装置である。
請求項3記載の発明は、
測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
前記画面に表示される情報量を予め定められた単位時間ごとに算出し、算出された情報量の大小関係を予め定められた色によって前記スクロールバーエリアに関連させて表示する情報量表示手段を備えることを特徴とする波形表示装置である。
請求項4記載の発明は、
測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
前記スクロールバーの長さが変更すると前記画面内で表示される画像の表示倍率を変化させて表示する長さ変更手段を備えることを特徴とする波形表示装置である。
請求項5記載の発明は、
測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
前記画面内に表示されている区間の時刻または前記測定データの識別情報を前記スクロールバーに表示する識別情報表示手段を備えることを特徴とする波形表示装置である。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の波形表示装置において、
前記アラーム発生位置表示手段、前記既表示区間表示手段、前記情報量表示手段、前記長さ変更手段、前記識別情報表示手段のうち少なくともいずれかを備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の波形表示装置において、
前記アラーム発生位置表示手段が前記スクロールバーエリアに関連させて表示する前記全波形グラフにおいて前記アラームが発生している区間、又は、前記既表示区間表示手段が前記スクロールバーエリアに表示する既に波形表示した区間、又は、前記情報量表示手段が前記スクロールバーエリアに表示する前記情報量の大小関係を、他のエリアの表示と色、濃度、マーク、フリッカ、視覚的に異なる表示態様により区別して表示するバー設定手段を備えることを特徴とする。
本発明であれば、アラーム発生位置表示手段が、アラーム発生区間の位置と長さを、スクロールバーエリア上に表示することにより、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる。
すなわち、従来の技術であれば波形グラフのアラーム情報を視認しながらスクロールバーを移動させなくてはならなかったところ、本発明ではアラーム情報が既にスクロールバーのバックグラウンドに何らかの形で表示されているため、その地点(アラーム発生区間)への移動が容易かつ迅速に行える点で有効である。
また、本発明によれば、既表示区間表示手段が、既表示区間の位置と長さを、スクロールバーエリア上に表示することにより、既表示区間と未表示の区間とが区別できるため、画面表示を途中で中止した場合であっても、未表示の区間だけを確認すればよく、表示確認の再開始位置を容易に把握可能で迅速に再開始位置に移動できる点で有効である。
また、本発明によれば、情報量表示手段が、算出された情報量の大小関係を予め定められた色によってスクロールバーエリアに関連させて画面に表示することにより、全波形グラフにおける情報量の多いデータの位置(一部の波形データの位置)が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる、また、測定値情報のデータ数の量を容易に把握することができる点で有効である。
また、本発明によれば、長さ変更手段が、スクロールバーの長さが変更すると画面内で表示される画像の表示倍率を変化させて表示させることにより、全波形グラフの概観が画面に表示できるため、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる点で有効である。
また、本発明によれば、識別情報表示手段が、画面内に現在表示されている波形データの時間帯情報などの区間情報をスクロールバー上に表示することにより、表示画面上において、表示を所望する時間帯の全波形グラフにおける位置の特定が容易になる。
すなわち、本発明によれば、識別情報表示手段は画面内に表示されている区間の時刻または測定データの識別情報をスクロールバーに表示することにより、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる点で有効である。
また本発明であれば、バー設定手段が、設定対象の表示に係る色、濃度、マーク、フリッカの種別を変更し、視覚的に異なる表示態様により区別して表示することにより、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる。
本発明に係る波形表示装置の一例を示す構成図及びその測定結果を波形グラフで表示した表示例図である。 図1の表示制御手段22aおよびアラーム発生位置表示手段22bが表示する画面200の一例である。 図1の波形表示装置の動作フロー図である。 表示制御手段22aによるスクロールバーの長さ及び位置決定についての動作説明図である。 アラーム発生位置表示手段22bによるスクロールバーエリア210内におけるアラーム発生区間の位置及びサイズの決定の動作説明図である。 図1の表示制御手段22aおよび既表示区間表示手段22cが表示する画面200の一例である。 図1の表示制御手段22aおよび既表示区間表示手段22cが表示する画面200の一例である。 図1の表示制御手段22aおよび長さ変更手段22eが表示する画面200の一例である。 図1の表示制御手段22aおよび識別情報表示手段22fが表示する画面200の一例である。 図1の表示制御手段22aおよびバー設定手段22gが表示する画面200の一例である。 従来の波形表示装置の一例を示す構成図及びその測定結果を波形グラフで表示した表示例図である。
<第1の実施例>
(構成の説明)
図1は、本発明に係る波形表示装置の一例を示す構成図及びその測定結果を波形グラフで表示した表示例図である。
図1において、本発明に係る波形表示装置は、記憶手段21と、演算制御部22と、演算制御部22に種々の情報を入力するキーボードやマウスなどの入力手段23と、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示手段24と、外部の測定装置等とネットワークを介して接続され、測定データを受信する通信手段25を備えている。
記憶手段21は、主に、外部から与えられる測定値(測定データ)及びアラームの有無などに関する情報(アラームデータ)等を記憶し、これらの情報を記憶するデータ格納用のメモリである。また記憶手段21は、演算制御部22が実行する種々のプログラムも記憶する。
演算制御部22は、記憶手段21から読み出した情報とおよびプログラムとに基づいて、表示手段24に種々の情報を表示するための処理を実行する中央処理部(CPU)である。また、演算制御部22は、記憶手段21の各種データに基づいて、測定データの全てを波形描画するとともにアラーム発生状況を共通の時間軸で表示する「全波形グラフ」を生成する。
表示手段24は、演算制御装置22により生成される種々の情報を表示する装置であり、全波形グラフのうちの一部を画面200に表示する。
ここで、演算制御部22は、記憶手段21に格納されているOSなどを起動して、このOS上で格納されたプログラムを読み出し実行することにより各手段または機器全体を制御し、波形表示装置固有の動作を行う。このとき記憶手段21、演算制御部22によって実行されるプログラムやアプリケーションをプログラム格納エリアに展開し、入力されたデータや、プログラムやアプリケーションの実行時に生じる処理結果などのデータをワークエリアに一時的に記憶するものであってもよい。
また、上述の各手段は、演算制御部22が記憶手段21に格納されているOSなどを起動して、このOS上で格納されたプログラムやアプリケーションを読み出し実行することにより制御されるものでもよい。
演算制御部22は、主に表示制御手段22aを備え、アラーム発生位置表示手段22bの機能ブロックを有する。
また、演算制御部22は、既表示区間表示手段22c、情報量表示手段22d、長さ変更手段22e、識別情報表示手段22fのうち少なくともいずれかおよびバー設定手段22gを備えるものでもよく、これらの説明は<第2の実施例>〜<第5の実施例>で説明する。なお、これらの各手段はバスにより相互に接続されるようなそれぞれ独立した機器から構成されるものであってもよい。
(表示制御手段の説明)
表示制御手段22aは、記憶手段21に記憶される外部からの測定データに基づき、「全波形グラフ」を生成し、表示手段24を制御して全波形グラフの一部を画面200に表示する。
表示制御手段22aが生成する全波形グラフおよび画面200は、波形表示領域とアラーム表示領域とで構成される。
表示制御手段22aは、表示手段24を制御して波形表示領域に、記憶手段21に記憶された(各チャネルの)測定データを波形描画する。
表示制御手段22aは、表示手段24を制御して複数の波形を表示するときには、当該チャネルに割り当てられた色で表示する。
また表示制御手段22aは、表示手段24を制御してアラーム表示領域には、アラーム発生区間を帯状に表示する。なおアラーム表示は、波形表示と共通の時間軸とし、また各アラーム発生区間は対応の波形と同じ色で塗りつぶされる。
さらに、表示制御手段22aは、表示手段24を制御して画面200の少なくとも1辺にスクロールバーエリア210と、このスクロールバーエリア210内に(たとえば透過色で)スクロールバー220とを表示する。
これにより、波形表示装置は、スクロールバー220のバックグラウンドに示されたスクロールバーエリア210上の画像、情報等をユーザーに視認させることができる。すなわちスクロールバーエリア210はスクロールバー220の配置可能領域である。
スクロールバー220のスクロールバーエリア210内での相対位置は、画面200内で表示される画像の全波形グラフにおける位置を示している。
また表示手段24は、スクロールバーエリア210の両端に、スクロールバー220を移動操作させるためのスクロールボタン(矢印キー)を表示する。
表示制御手段22aは、スクロールバーエリア210の(時間軸に対する)長さを記憶手段21に格納される全波形グラフの長さ(全測定データの容量)に対応させて表示する。このとき、スクロールバー200の長手方向の位置と全波形グラフの中で画面200に表示される位置(測定データのデータ格納エリアの位置)とが対応づけられている。
本発明の波形表示装置は、画面200中に時間軸が存在し、スクロール−バーを時間軸に沿って移動させる、矢印キーをクリックする、時間軸上のデータを変更することにより、波形測定データの推移状況をスクロール的な画面更新で表示可能にしている。
たとえば、表示画面上に表示されている波形データの中で、所望とする時刻における波形データを表示させたいときは、スクロールバーをその時刻の位置まで移動させ、所定のデータ表示部に表示させている。
(アラーム発生位置表示手段の説明)
アラーム発生位置表示手段22bは、表示制御手段22aが生成する全波形グラフの時間幅におけるアラーム発生区間の位置と長さを、スクロールバーエリア210上にスクロールバーエリア210と関連させて画面200を表示する。
具体的には、アラーム発生位置表示手段22bは、記憶手段21に記憶されている全波形グラフの表示に基づいて、アラーム発生区間の位置及び長さを取得する。
また、アラーム発生位置表示手段22bは表示手段24を制御して、全波形グラフに占めるアラーム発生区間の位置及び長さを、全波形グラフの時間幅からスクロールバーエリア210の幅(長さ)に縮小した縮小率に基づいて縮小し、スクロールバーエリア210上にアラーム発生区間を帯状に表示する。
なおアラーム表示は、波形表示と共通の時間軸とし、また各アラーム発生区間は対応の波形と同じ色で塗りつぶされる。
図2は、図1の表示制御手段22aおよびアラーム発生位置表示手段22bが表示する画面200の一例である。(A)は画面がアラーム発生区間を表示していない場合、(B)は画面がアラーム発生区間を表示している場合の説明図である。
(A)、(B)において、アラーム発生位置表示手段22bは、表示手段24を制御して、全波形グラフに占めるアラーム発生区間の発生時間帯(T100〜T110、T170〜T190)を、全波形グラフの時間幅からスクロールバーエリア210の幅(長さ)に縮小した縮小率に基づいて縮小し、スクロールバーエリア210上にアラーム発生区間の発生時間帯(t100〜t110、t170〜t190)を帯状に表示する。
(B)に示すように、スクロールバー220がスクロールバーエリア210に表示されるアラーム発生区間の発生時間帯(t170〜t190)上に移動したときは、表示制御手段22aおよびアラーム発生位置表示手段22bは、画面200にはアラーム発生区間を含んだ波形を表示される。
(動作の説明)
このような構成で本発明の波形表示装置は、以下の動作を行なう。図3は図1の波形表示装置の動作フロー図である。
ステップSP101において、表示制御手段22aは、スクロールバーエリア210の(時間軸に対する)長さを記憶手段21に格納されている測定データの容量に対応した長さに決定する。
また表示制御手段22aは、全波形グラフの時間軸方向の長さと表示制御手段22aが表示する画面200の長さとの比率RT100を算出する。
表示制御手段22aは、スクロールバーエリア210とスクロールバー220の比率が比率(縮小率)RT100と略同一となるように、スクロールバー220の長さを決定する。
ステップSP102において、表示制御手段22aは、スクロールバー220の初期位置を決定する。
たとえば、表示制御手段22aは、スクロールバー220は、スクロールバーエリア210のいずれか一方の端点に接する位置を初期位置として決定する。
ステップSP103において、アラーム発生位置表示手段22bは、記憶手段21に記憶されているアラームデータ、全波形グラフの少なくともいずれかを取得し、アラーム発生区間を把握する。
言い換えれば、表示制御手段22aは、全波形グラフの中からアラーム発生区間の位置と長さを特定する。たとえば全波形グラフで表される時間軸のいずれか一方の端点を原点とし、原点からアラーム発生区間までの距離DT100を算出して、その位置および発生期間を把握する。
ステップSP104において、アラーム発生位置表示手段22bは、取得したアラーム発生区間に基づき、スクロールバーエリア210において表示するアラーム発生区間の位置及びサイズを算出する。
たとえば、表示制御手段22aは、比率(縮小率)RT100に基づいて、全波形グラフにおける原点からアラーム発生区間までの距離DT100を縮小させて、スクロールバーエリア210の端点を原点とするアラーム発生区間までの距離を算出することにより、スクロールバーエリア210において表示するアラーム発生区間の位置及びサイズを算出する。
ステップSP105において、表示制御手段22aは、表示手段24を制御して画面200およびこの画面の1辺にスクロールバーエリア210を表示する。
また表示手段24は、スクロールバーエリア210の両端に、スクロールバー220を移動操作させるための矢印キーを表示する。
ステップSP106において、アラーム発生位置表示手段22bは、アラーム発生区間をスクロールバーエリア210上(たとえばバックグラウンド上)に帯状に表示する。なお表示制御手段22aは、各アラーム発生区間は対応の波形と同じ色で塗りつぶして、アラーム表示を行なう。
ステップSP107において、表示制御手段22aは、スクロールバー220を算出された長さでスクロールバーエリア210上に表示する。
この結果、本発明によれば、アラーム発生位置表示手段22bが、アラーム発生区間の位置と長さを、スクロールバーエリア210上に表示することにより、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる。
すなわち、従来の技術であれば波形グラフのアラーム情報を視認しながらスクロールバーを移動させなくてはならなかったところ、本発明ではアラーム発生区間の位置がスクロールバーのバックグラウンドに何らかの形で表示されているため、アラーム発生区間への移動が容易かつ迅速に行える点で有効である。
(他の動作例)
なお、本発明に係る波形表示装置は、表示制御手段22aがスクロールバー220の長さおよび初期位置を決定する際には、以下のような動作により決定するものでもよい。
図4は、表示制御手段22aによるスクロールバーの長さ及び位置決定についての動作説明図であり、(A)は画面の一例、(B)は動作フローである。
図4において、表示画面(画面200)の長さ(横サイズ)をサイズA、全波形グラフ(全表示情報量)の長さ(横サイズ)をサイズB、スクロールバー220の横の長さをサイズC(一般的な用途では=サイズAとなる)、スクロールバーエリア210の長さ(横サイズ)をサイズD、スクロールバー220の長さ(横サイズ)をサイズE、全波形グラフの左端を原点0としたときの原点0から表示したい情報の先頭までの距離をサイズF、スクロールバーエリア210の左側の端点を原点0´としたときの原点0´からスクロールバー220の先頭までの位置をサイズGとする。
ここでサイズAおよびサイズCは既知であるものとする。
図4(B)において、表示制御手段22aは、以下のような動作によりスクロールバーエリア210の長さおよびスクロールバー220の長さおよび初期位置を決定する。
ステップSP201において、表示制御手段22aは、予め設定された横1ドットあたりの表示情報量と全ての情報量から、実際に全ての情報(全波形グラフ)を表示する為に必要な横サイズを算出し(=全情報量×横1ドットあたりの表示情報量)、サイズBを算出する。
ステップSP202において、表示制御手段22aは、以下の式(1)を用いてサイズDを算出する。
サイズD=サイズC−左スクロールボタン横サイズ−右スクロールボタン横サイズ・・・(1)
ステップSP203において、表示制御手段22aは、算出されたサイズBとサイズAの比率と、算出されたサイズDとサイズEの比率が同一となるように(サイズB:サイズA=サイズD:サイズEとなるように)サイズEを算出する。
これにより表示制御手段22aは、スクロールバー220の長さ(サイズE)を決定できる。
ステップSP204において、表示制御手段22aは、サイズBとサイズFの比率と、サイズDとサイズGの比率とが同一となるように(サイズB:サイズF=サイズD:サイズGとなるように)サイズGを算出する。
これにより表示制御手段22aは、スクロールバー220の初期位置を決定できる。
また、本発明に係る波形表示装置は、アラーム発生位置表示手段22bがスクロールバーエリア210において表示するアラーム発生区間の位置及びサイズを算出する際には、以下のような動作により決定するものでもよい。
図5は、アラーム発生位置表示手段22bによるスクロールバーエリア210内におけるアラーム発生区間の位置及びサイズの決定の動作説明図であり、(A)は画面の一例、(B)は動作フローである。
図5において、全表示情報量(全波形グラフ)の長さ(横サイズ)をサイズA、スクロールバーエリア210の長さ(横サイズ)をサイズB、全波形グラフの左端を原点0としたときの原点0からアラーム発生区間の先頭までの距離をサイズC、スクロールバーエリア210の左端を原点0´としたときの原点0´から相対的なスクロールバー表示領域におけるアラーム発生区間の先頭までの距離をサイズD、アラーム発生区間の長さ(横サイズ)をサイズE、スクロールバーエリア210内におけるアラーム発生区間の長さ(横サイズ)をサイズFとする。ここでサイズAおよびサイズBは既知であるものとする。
図5(B)において、アラーム発生位置表示手段22bは、以下のような動作によりスクロールバーエリア210内におけるアラーム発生区間の位置及びサイズを決定する。
ステップSP301において、アラーム発生位置表示手段22bは、記憶手段21から全波形グラフ、測定データ、アラーム情報等を取得し、アラームが発生しているか否か判定する。アラームが発生していると判定されるとステップSP302に移行する。なお、アラームが発生していないものと判定されると動作を終了する。
ステップSP302において、アラーム発生位置表示手段22bは、予め設定された横1ドットあたりの表示情報量と記憶手段21から取得するアラームの情報量から、全波形グラフにおけるアラーム発生区間の長さであるサイズEを算出する。
ステップSP303において、アラーム発生位置表示手段22bは、サイズAと算出されたサイズEの比率と、サイズBとサイズFの比率が同一なるように(サイズA:サイズE=サイズB:サイズFとなるように)サイズFを算出する。
これによりアラーム発生位置表示手段22bは、スクロールバーエリア210内におけるアラーム発生区間の長さ(サイズF)を算出できる。
ステップSP304において、アラーム発生位置表示手段22bは、サイズAと算出されたサイズCの比率と、サイズBとサイズDの比率が同一なるように(サイズA:サイズC=サイズB:サイズDとなるように)サイズDを算出する。
これによりアラーム発生位置表示手段22bは、スクロールバーエリア210内におけるアラーム発生区間の位置を決定できる。
ステップSP305においてアラーム発生位置表示手段22bは、さらに記憶手段21から全波形グラフ、測定データ、アラーム情報等を取得し、アラームが発生しているか否か判定し、アラームが発生していると判定されるとステップSP302に移行する。
<第2の実施例>
本発明に係る波形表示装置は、演算制御部22が、全波形グラフに対して既に波形表示した区間をスクロールバーエリア210上に、スクロールバーエリア210と関連させて画面200を表示する既表示区間表示手段22cを備えるものでもよい。
(既表示区間表示手段の説明)
具体的には、既表示区間表示手段22cは、既に波形表示した区間(時間帯)を記憶手段21に記憶する。すなわち、記憶手段21は、測定データとは別の情報として既に波形表示した区間(以下、既表示区間という)の情報を記憶する。
既表示区間表示手段22cは、表示手段24を制御して記憶手段21に記憶される全波形グラフに占める既表示区間の位置と長さを、全波形グラフの時間幅からスクロールバーエリア210の幅(長さ)に縮小した縮小率に基づいて縮小し、スクロールバーエリア210上に既表示区間を帯状に表示する。
図6は、図1の表示制御手段22aおよび既表示区間表示手段22cが表示する画面200の一例である。
図6において、既表示区間表示手段22cは、表示手段24を制御して、記憶手段21に記憶される全波形グラフに占める既表示区間の時間帯(T100〜T150)を全波形グラフの時間幅からスクロールバーエリア210の幅(長さ)に縮小した縮小率に基づいて縮小し、スクロールバーエリア210上に既表示区間の時間帯(t100〜t150)を帯状(たとえば所定の色彩で着色された帯状)に表示する。
この結果、本発明によれば、既表示区間表示手段22cが、既表示区間の位置と長さを、スクロールバーエリア210上に表示することにより、既表示区間と未表示の区間とが区別できるため、画面表示を途中で中止した場合であっても、未表示の区間だけを確認すればよく、表示確認の再開始位置を容易に把握可能で迅速に再開始位置に移動できる点で有効である。
<第3の実施例>
本発明に係る波形表示装置は、演算制御部22が、全画面200に表示される情報量を予め定められた単位時間ごとに算出し、算出された情報量の大小関係を予め定められた色によってスクロールバーエリア210に関連させて画面200に表示する情報量表示手段22dを備えるものでもよい。
具体的には、情報量表示手段22dは、記憶手段21に記憶される全波形グラフ、測定データの少なくともいずれかに基づき、予め定められた単位時間における画面200に表示される情報量を算出する。情報量表示手段22dは、算出された単位時間における情報量を記憶手段21に記憶する。
また、情報量表示手段22dは、表示手段24を制御して記憶手段21に記憶される単位時間における情報量に基づき、情報量の大小関係に対して予め定められた色を割り当てる。たとえば情報量表示手段22dは、予め定められた情報量の値(または値の範囲)と色彩との関係情報を有し、この関係情報に基づき色を割り当てる。(例:情報量の値が大きければ濃い色を割り当て、情報量の値が小さければ薄い色を割り当てる。)
情報量表示手段22dは、予め定められた閾値を超える情報量の値に対して、予め定められた色を割り当てるものでもよい。
また、情報量表示手段22dは表示手段24を制御し、記憶手段21に記憶される単位時間における情報量とその色彩に基づいて、全波形グラフの時間幅からスクロールバーエリア210の幅(長さ)に縮小した縮小率により情報量に係る当該単位時間を縮小し、当該縮小された単位時間ごとに情報量に対して割り当てられた色でスクロールバーエリア210上に帯状に表示する。
すなわち、情報量表示手段22dは算出された情報量の大小関係を予め定められた色によってスクロールバーエリア210に関連させて画面200に表示する。
図7は、図1の表示制御手段22aおよび情報量表示手段22dcが表示する画面200の一例である。
図7において、情報量表示手段22dは、表示手段24を制御して、記憶手段21に記憶される単位時間における情報量とその色彩に基づいて、縮小された単位時間ごとに情報量に対して割り当てられた色(ここでは、情報量の値が大きければ濃い色を割り当て、情報量の値が小さければ薄い色)で着色してスクロールバーエリア210上に帯状に表示する。
この結果、本発明によれば、情報量表示手段22dが、算出された情報量の大小関係を予め定められた色によってスクロールバーエリア210に関連させて画面200に表示することにより、全波形グラフにおける情報量の多いデータの位置(一部の波形データの位置)が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる、また、測定値情報のデータ数の量を容易に把握することができる点で有効である。
<第4の実施例>
本発明に係る波形表示装置は、演算制御部22が、スクロールバー220の長さが変更すると画面200内で表示される画像の表示倍率を変化させて表示させる長さ変更手段22eを備えるものでもよい。
(長さ変更手段の説明)
長さ変更手段22eは、スクロールバー220の長さが変更すると画面200内で表示される画像の表示倍率を変化させて表示させる。
長さ変更手段22eは、スクロールバー220の一方の端に接して表示開始点を変更するための始点変更ツマミと、他方の端に接して表示終了点を変更するための終点変更ツマミを、表示手段24を制御して表示する。
具体的には、長さ変更手段22eは、始点変更ツマミ又は終点変更ツマミがマウスなどの入力手段23を介して画面上のポインタ、カーソルで指定しドラッグして左方向又は右方向に移動すると、その移動に対応させてスクロールバー220の長さを変化させる。さらに長さ変更手段22eは、スクロールバー220の長さの変化にあわせて、画面200に表示している画像の表示倍率を変化させる。
つまり、長さ変更手段22eにより、始点変更ツマミ又は終点変更ツマミの移動先決定に基づいてスクロールバー220の長さが変化すると同時に、そのスクロールバー220の長さとその相対位置に基づいて画面200の表示範囲と表示倍率が変更され、これに基づいて画面200の表示が変更されることになる。
図8は、図1の表示制御手段22aおよび長さ変更手段22eが表示する画面200の一例である。(A)はスクロールバー220の長さを変更していない場合、(B)はスクロールバー220の長さを変更した場合の説明図である。
(A)で示した表示画面の状態で始点変更ツマミ又は終点変更ツマミがマウスなどの入力手段23を介して画面上のポインタで指定しドラッグして左方向又は右方向に移動されると、長さ変更手段22eは、表示手段24を制御してその移動に対応させてスクロールバー220の長さを変化させる((A)の状態から(B)の状態に移行する)。
(B)において、長さ変更手段22eは、スクロールバー220の長さの変化にあわせて、画面200に表示している画像の表示倍率を変化させる。
つまり、長さ変更手段22eは、入力手段により表示状態から始点変更ツマミが左方向に端部まで移動されスクロールバー220が大きくなると、波形グラフの全体(全波形グラフ)を画面200(ウィンドウ)内に縮小表示する(図8(B))。このときは、始点変更ツマミの移動につれてスクロールバー220の長さが長くなるが、終点変更ツマミは移動しない。
この結果、本発明によれば、長さ変更手段22eが、スクロールバー220の長さが変更すると画面200内で表示される画像の表示倍率を変化させて表示させることにより、全波形グラフの概観が画面に表示できるため、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる点で有効である。
<第5の実施例>
本発明に係る波形表示装置は、演算制御部22が、画面200内に表示されている区間の時刻または測定データの識別情報をスクロールバー220に表示する識別情報表示手段22fを備えるものでもよい。
(識別情報表示手段の説明)
具体的には、識別情報表示手段22fは、記憶手段21に記憶される全波形グラフ、測定データの少なくともいずれかの中から、画面200内に現在表示されている波形データの区間(時間幅)、波形データの識別情報を取得する。
識別情報表示手段22fが取得する区間(時間幅)の例としては2010年2月26日〜2010年3月25日、識別情報の例としては、測定データのデータ番号(11111〜111777)が挙げられる。
なお、これらの区間情報、識別情報は外部の測定装置から受信した測定データに含まれており、予め記憶手段21が記憶している。
また、識別情報表示手段22fは、取得した画面200内に現在表示されている区間(時間幅)、識別情報をスクロールバー220に表示する。
図9は、図1の表示制御手段22aおよび識別情報表示手段22fが表示する画面200の一例である。
図9において、識別情報表示手段22fは、画面200内に現在表示されている波形データの時間幅が2010年2月26日〜2010年3月25日であるときは、スクロールバー220上に「2010年2月26日〜2010年3月25日」などと表示する。
この結果、識別情報表示手段22fが、画面200内に現在表示されている波形データの時間帯情報などの区間情報をスクロールバー220上表示すれば、画面200上において、表示を所望する時間帯の全波形グラフにおける位置の特定が容易になる
すなわち、本発明によれば、識別情報表示手段22fは画面200内に表示されている区間の時刻または測定データの識別情報をスクロールバーに表示することにより、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる点で有効である。
<その他の実施例>
本発明に係る波形表示装置の演算制御部22は、<第1の実施例>〜<第5の実施例>までに示した、表示制御手段22a、アラーム発生位置表示手段22b、既表示区間表示手段22c、情報量表示手段22d、長さ変更手段22e、識別情報表示手段22fのうち少なくともいずれかの機能ブロックを有するものでもよい。さらに演算制御部22は、バー設定手段22gの機能ブロックも有するものでもよい。
これらの各手段はバスにより相互に接続されるようなそれぞれ独立した機器から構成されるものであってもよい。
(バー設定手段の説明)
バー設定手段22gは、アラーム発生位置表示手段22bがスクロールバーエリア210に関連させて表示する全波形グラフにおいてアラーム発生区間、又は、既表示区間表示手段22cがスクロールバーエリア210に表示する既表示区間、又は、情報量表示手段22dがスクロールバーエリア210に表示する情報量の大小関係を、他のエリアの表示と色、濃度、マーク、フリッカ、視覚的に異なる表示態様により区別して表示する。
具体的には、バー設定手段22gは、マウスなどの入力手段23を介してスクロールバー220が指定されてクリックされると、スクロールバー220に表示される表示区間またはスクロールバーエリア210内に表示される、アラーム発生区間、既表示区間、情報量の大小関係などの設定対象の色、濃度、マーク、フリッカの種別を設定するためのウィンドウ画面を表示する。
さらにバー設定手段22gは、入力手段23を介して入力される、設定対象への色、濃度、マーク、フリッカの種別に基づいて、各設定対象の表示態様を表示する。すなわち、バー設定手段22gは、入力手段23を介して入力された設定情報に基づき、スクロールバーエリア210およびスクロールバー220に係る表示を視覚的に異なる表示態様により区別して表示する。
図10は、図1の表示制御手段22aおよびバー設定手段22gが表示する画面200の一例である。
図10において、バー設定手段22gは、アラーム発生区間、既表示区間、情報量の大小関係などの設定対象の色、濃度、マーク、フリッカの種別を設定するためのウィンドウ画面を表示し、入力手段23を介して入力された設定情報に基づき、スクロールバーエリア210およびスクロールバー220に係る表示を視覚的に異なる表示態様により区別して表示する。
この結果、本発明によれば、バー設定手段22gが、設定対象の表示に係る色、濃度、マーク、フリッカの種別を変更し、視覚的に異なる表示態様により区別して表示することにより、全波形グラフにおける一部の波形データの位置が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる。
これらのように、本発明に係る波形表示装置は、上述に示す構成とすることにより、全波形グラフにおける情報量の多いデータの位置(一部の波形データの位置)が容易に把握可能で、表示画面上でのデータ検索を迅速に行うことができる、また、測定値情報のデータ数の量を容易に把握することができる点で有効である。
すなわち本発明に係る波形表示装置は、画面表示のために既に確保が必須となっている領域を有効活用した点、スクロールバーが本来持つ機能以外に機能を付加した点を特徴とし、スクロールバーのバックグラウンドに情報の一部を表示し、表示すべき情報の特定を支援する点で有効である。
22 演算制御部
22a 表示制御手段
22b アラーム発生位置表示手段
22c 既表示区間表示手段
22d 情報量表示手段
22e 長さ変更手段
22f 識別情報表示手段
22g バー設定手段

Claims (7)

  1. 測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
    前記全波形グラフに対して前記アラームが発生している区間の位置を前記スクロールバーエリアに表示するアラーム発生位置表示手段を備えたことを特徴とする波形表示装置。
  2. 測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
    前記全波形グラフに対して既に波形表示した区間を前記スクロールバーエリアに表示する既表示区間表示手段を備えたことを特徴とする波形表示装置。
  3. 測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
    前記画面に表示される情報量を予め定められた単位時間ごとに算出し、算出された情報量の大小関係を予め定められた色によって前記スクロールバーエリアに表示する情報量表示手段を備えることを特徴とする波形表示装置。
  4. 表示制御手段が、測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す波形表示装置において、
    前記スクロールバーの長さが変更すると前記画面内で表示される画像の表示倍率を変化させて表示する長さ変更手段を備えることを特徴とする波形表示装置。
  5. 測定データの全てが波形描画されるとともにアラーム発生状況が共通の時間軸で表示される全波形グラフのうちの一部が表示される画面と、前記画面の少なくとも1辺にスクロールバーエリアと、このスクロールバーエリア内にスクロールバーとを表示し、このスクロールバーの前記スクロールエリア内での相対位置により前記画面内で表示される画像の前記全波形グラフにおける位置を示す表示制御手段と、
    前記画面内に表示されている区間の時刻または前記測定データの識別情報を前記スクロールバーに表示する識別情報表示手段を備えることを特徴とする波形表示装置。
  6. 前記アラーム発生位置表示手段、前記既表示区間表示手段、前記情報量表示手段、前記長さ変更手段、前記識別情報表示手段のうち少なくともいずれかを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の波形表示装置。
  7. 前記アラーム発生位置表示手段が前記スクロールバーエリアに関連させて表示する前記全波形グラフにおいて前記アラームが発生している区間、又は、前記既表示区間表示手段が前記スクロールバーエリアに表示する既に波形表示した区間、又は、前記情報量表示手段が前記スクロールバーエリアに表示する前記情報量の大小関係を、他のエリアの表示と色、濃度、マーク、フリッカ、視覚的に異なる表示態様により区別して表示するバー設定手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の波形表示装置。
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