JP2006190061A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を構成する各種デバイスの入出力状態の設定を簡易に行うことのできる情報処理装置およびそのような簡易な設定を可能にする情報処理方法を得ること。
【解決手段】情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ201は、バイオスの設定内容を格納するバイオス設定格納部208を備えている。ドライブ装置205にバイオスの設定内容を記憶したリムーバブルメディアが格納されているときには、この内容を読み出してバイオスを設定する。また、管理者がバイオスを設定した時には、この内容がリムーバブルメディアに格納されるので、これを他のパーソナルコンピュータにセットすることで、同様の内容を移植させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自装置が目的とする制御内容を実行するのに必要な装置各部の入出力状態を設定する機能を持った情報処理装置およびそのような設定を行う情報処理方法に係り、たとえばバイオスの設定や自装置に装着するカードの設定を行う情報処理装置および情報処理方法に関する。
パーソナルコンピュータ等に代表されるプロセッサを備えた情報処理装置の多くは、CPU(中央処理装置)を備え、制御プログラムを実行することによって所望の制御を実現している。このような情報処理装置には、CPUの他にもメモリやハードディスク等の各種デバイスが備えられている。通常、このような情報処理装置にはバイオス(BIOS : Basic Input Output System)と呼ばれる各デバイスの入出力状態を設定するための処理手順が用意されている。
情報処理装置の代表的なものとしてパーソナルコンピュータを例に挙げて説明する。パーソナルコンピュータには、ハードディスクや光ディスク等の各種のハードウェアが接続されている。このようなハードウェアの制御等の基本処理を行う上での設定を行うために、情報処理装置を組み立てたり、その構成を変更した場合にはバイオスのセットアップを行う必要がある。同様に、パーソナルコンピュータのカードスロットに通信用等のカードをオプションとして装着した場合には、このカードについて各種の設定を行う必要がある。
これらの設定は、特別な入出力機器あるいはカード等の装置をパーソナルコンピュータの構成とした場合以外、ユーザ側で変更を行う必要はない。これは、パーソナルコンピュータの電源を投入した時点でユーザの介在なしにその後の処理が問題なく動作するように、装置側の初期設定が行われている場合が通常であるからである。また、パーソナルコンピュータの各種入出力状態の設定を変更するには、パーソナルコンピュータについての高度な知識が必要とされるからである。たとえば、ユーザの知識不足によって、パーソナルコンピュータのOS(オペレーティングシステム)を格納している記憶媒体の種類の設定を間違って行うと、パーソナルコンピュータが正常に起動しなくなる。
また、仮にユーザがパーソナルコンピュータについての専門的な知識を有していたとしても、自分でバイオスの設定を行うと、設定ミスが生じたり、設定漏れが発生する場合がある。更に、バイオスのセットアップ等については、キーボード等の入力装置の操作に連動して多くの項目を設定できるような工夫がされていることが多い。このため、操作に不慣れな場合には、変更を行う箇所をディスプレイに表示することが困難な場合もあり、設定漏れの原因となる。
そこで、設定内容をパターン化して、これらのパターンを予め複数用意しておくことが従来より提案されている(たとえば特許文献1参照)。この第1の提案では、パーソナルコンピュータの記憶媒体に、異なるバイオス設定の内容のパターンが予め複数格納されており、その中から入力装置の操作によって、コンピュータシステムの環境に適合したパターンを選択することができるようになっている。これにより、たとえばキーボードの1つのキーを押下するだけで簡単にバイオスの設定を行うことができ、設定ミスの可能性を低減させることができる。
しかしながら、たとえば設定内容のパターンを作成したときに想定していたものとは異なる入出力機器がパーソナルコンピュータを構成していたような場合には、ユーザが期待する設定パターンが用意されていない場合も起こり得る。すると、この第1の提案では、結局はシステム管理者がその専門的な知識を駆使してバイオス等のセットアップを行う必要があった。
そこで、バイオスのセットアップの各項目の表示を統一することでユーザの操作性の向上を図る提案も行われている(たとえば特許文献2参照)。
特開2000−298579号公報(第0029〜第0031段落、図2) 特開2000−137672号公報(第0015段落、図1)
この第2の提案でも、第1の提案と同様に、パーソナルコンピュータでバイオス等の設定を行う場合には、専門的な知識を持った者がパーソナルコンピュータを1台ずつ処理する必要があり、非効率であることに変わりがない。また、多くのパーソナルコンピュータのバイオス等の設定を行う場合には、人為的な設定ミスを避けることができず、このようなミスを発見するチェック作業が必要になるという問題があった。
以上、パーソナルコンピュータを例に挙げて説明したが、その他の情報処理装置についても同様の問題があった。
そこで本発明の目的は、装置を構成する各種デバイスの入出力状態の設定を簡易に行うことのできる情報処理装置およびそのような簡易な設定を可能にする情報処理方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)自装置が目的とする制御内容を記憶する目的制御内容記憶手段と、(ロ)この目的制御内容記憶手段による制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておく目的制御用入出力状態記憶手段と、(ハ)この目的制御用入出力状態記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、(ニ)この設定内容変更要否判別手段が前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出手段と、(ホ)この既設定入出力状態読出手段によって読み出した既設定入出力状態を前記した各部の入出力状態の設定内容として目的制御用入出力状態記憶手段に格納する設定内容格納手段とを情報処理装置に具備させる。
すなわち請求項1記載の発明では、自装置が目的としている制御内容を実現する制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容を、目的制御用入出力状態記憶手段から読み出して設定を行う情報処理装置が、目的制御用入出力状態記憶手段に記憶する前記各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別し、設定内容の変更が必要と判別したときには、所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段にアクセスして、これに既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出し、この内容を目的制御用入出力状態記憶手段に格納するようにしている。すなわち、自装置に必要な各部の入出力状態の設定内容が未設定の場合には、外部から装着される既設定入出力状態記憶手段からその内容を読み出して設定することで、各人が手作業で各部の入出力状態の設定を行うことを不必要として、設定の簡略化を図っている。
請求項2記載の発明では、(イ)自装置が目的とする制御内容を記憶する目的制御内容記憶手段と、(ロ)この目的制御内容記憶手段による制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておく目的制御用入出力状態記憶手段と、(ハ)この目的制御用入出力状態記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、(ニ)この設定内容変更要否判別手段が前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき目的制御用入出力状態記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行する格納モード移行手段と、(ホ)この格納モード移行手段によって格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納する入出力状態設定内容格納手段とを情報処理装置に具備させる。
すなわち請求項2記載の発明では、自装置が目的としている制御内容を実現する制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容を、目的制御用入出力状態記憶手段から読み出して設定を行う情報処理装置が、目的制御用入出力状態記憶手段に記憶する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別し、設定内容の変更が必要と判別したときには、目的制御用入出力状態記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行して、特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納することにしている。もちろん、自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に併せて格納することは妨げない。このように、この既設定入出力状態記憶手段に格納された内容を他の情報処理装置で再利用できるようにして、複数の情報処理装置で設定の簡略化を実現している。
請求項3記載の発明では、(イ)自装置のオペレーティングシステムを格納するオペレーティングシステム格納手段と、(ロ)このオペレーティングシステム格納手段に格納されたオペレーティングシステムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくバイオス記憶手段と、(ハ)このバイオス記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、(ニ)この設定内容変更要否判別手段が前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出手段と、(ホ)この既設定入出力状態読出手段によって読み出した既設定入出力状態を前記した各部の入出力状態の設定内容としてバイオス記憶手段に格納する設定内容格納手段とを情報処理装置に具備させる。
すなわち請求項3記載の発明では、自装置のオペレーティングシステムによって制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容を、バイオス記憶手段から読み出して設定を行う情報処理装置が、バイオス記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別し、設定内容の変更が必要と判別したときには、所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段にアクセスして、これに既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出し、この内容をバイオス記憶手段に格納するようにしている。すなわち、自装置に必要な各部の入出力状態の設定内容が未設定の場合には、外部から装着される既設定入出力状態記憶手段からその内容を読み出して設定することで、各人が手作業で各部の入出力状態の設定を行うことを不必要として、設定の簡略化を図っている。
請求項4記載の発明では、(イ)自装置のオペレーティングシステムを格納するオペレーティングシステム格納手段と、(ロ)このオペレーティングシステム格納手段に格納されたオペレーティングシステムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくバイオス記憶手段と、(ハ)このバイオス記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、(ニ)この設定内容変更要否判別手段が前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するときオペレーティングシステム格納手段に対して入出力状態の制御内容を記憶するための格納モードに移行する格納モード移行手段と、(ホ)この格納モード移行手段によって格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の記憶手段に格納する入出力状態制御内容格納手段とを情報処理装置に具備させる。
すなわち請求項4記載の発明では、自装置のオペレーティングシステムによって制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容を、バイオス記憶手段から読み出して設定を行う情報処理装置が、バイオス記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別し、設定内容の変更が必要と判別したときには、バイオス記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行して、特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納することで、この既設定入出力状態記憶手段に格納された内容を他の情報処理装置で再利用できるようにし、これにより複数の情報処理装置で設定の簡略化を実現している。
請求項5記載の発明では、(イ)自装置のアプリケーションプログラムを格納するアプリケーションプログラム格納手段と、(ロ)このアプリケーションプログラム格納手段に格納されたアプリケーションプログラムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくアプリケーション実行用入出力状態記憶手段と、(ハ)このアプリケーション実行用入出力状態記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、(ニ)この設定内容変更要否判別手段が前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出手段と、(ホ)この既設定入出力状態読出手段によって読み出した既設定入出力状態を前記した各部の入出力状態の設定内容としてアプリケーション実行用入出力状態記憶手段に格納する設定内容格納手段とを情報処理装置に具備させる。
すなわち請求項5記載の発明では、自装置のアプリケーションプログラムによって制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容を、アプリケーション実行用入出力状態記憶手段から読み出して設定を行う情報処理装置が、アプリケーション実行用入出力状態記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別し、設定内容の変更が必要と判別したときには、所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段にアクセスして、これに既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出し、この内容をアプリケーション実行用入出力状態記憶手段に格納するようにしている。すなわち、自装置に必要な各部の入出力状態の設定内容が未設定の場合には、外部から装着される既設定入出力状態記憶手段からその内容を読み出して設定することで、各人が手作業で各部の入出力状態の設定を行うことを不必要として、設定の簡略化を図っている。
請求項6記載の発明では、(イ)自装置のアプリケーションプログラムを格納するアプリケーションプログラム格納手段と、(ロ)このアプリケーションプログラム格納手段に格納されたアプリケーションプログラムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくアプリケーション実行用入出力状態記憶手段と、(ハ)このアプリケーション実行用入出力状態記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、(ニ)この設定内容変更要否判別手段が前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するときアプリケーションプログラム格納手段に対して入出力状態の制御内容を記憶するための格納モードに移行する格納モード移行手段と、(ホ)この格納モード移行手段によって格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の記憶手段に格納する入出力状態制御内容格納手段とを情報処理装置に具備させる。
すなわち請求項6記載の発明では、自装置のアプリケーションプログラムによって制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容を、アプリケーション実行用入出力状態記憶手段から読み出して設定を行う情報処理装置が、アプリケーション実行用入出力状態記憶手段に記憶する前記した各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別し、設定内容の変更が必要と判別したときには、アプリケーション実行用入出力状態記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行して、特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納することで、この既設定入出力状態記憶手段に格納された内容を他の情報処理装置で再利用できるようにし、これにより複数の情報処理装置で設定の簡略化を実現している。
請求項7記載の発明では、(イ)自装置が目的とする制御内容を実行する際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別ステップと、(ロ)この設定内容変更要否判別ステップで前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出ステップと、(ハ)この既設定入出力状態読出ステップによって読み出した既設定入出力状態を前記した各部の入出力状態の設定内容として自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に格納する設定内容格納ステップとを情報処理方法に具備させる。
すなわち請求項7記載の発明では、自装置が目的とする制御内容を実行する際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を設定内容変更要否判別ステップで判別し、前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別したときには、所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出すようにしている。そして、この読み出した既設定入出力状態を前記した各部の入出力状態の設定内容として自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に格納することにして、それ以後の各部の入出力状態の設定を可能にしている。このように、自装置に必要な各部の入出力状態の設定内容が未設定の場合には、外部から装着される既設定入出力状態記憶手段からその内容を読み出して設定することで、各人が手作業で各部の入出力状態の設定を行うことを不必要として、設定の簡略化を図っている。
請求項8記載の発明では、(イ)自装置が目的とする制御内容を実行する際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別ステップと、(ハ)この設定内容変更要否判別ステップで前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行する格納モード移行ステップと、(ハ)この格納モード移行ステップで格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納する入出力状態設定内容格納ステップとを情報処理方法に具備させる。
すなわち請求項8記載の発明では、自装置が目的とする制御内容を実行する際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を設定内容変更要否判別ステップで判別し、前記した各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別したときには、自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行する。そして、このモードで、特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納することにしている。もちろん、自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に併せて格納することは妨げない。このように特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納することで、この既設定入出力状態記憶手段に格納された内容を他の情報処理装置で再利用できるようにし、これにより複数の情報処理装置で設定の簡略化を実現している。
以上説明したように本発明によれば、自装置が目的としている制御内容を実現する制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別して、変更が必要なときには、すでにこの設定内容を格納した着脱自在の記憶手段からその情報を読み取って自装置に固定的に備えられている前記した所定の記憶手段に格納したり、新たに設定した内容を前記した着脱自在の記憶手段に格納することにしたので、いわゆるコピー作業によって同一の設定内容を複数の情報処理装置で設定し利用することができる。したがって、多くの同一構成の情報処理装置を使用するオフィス等で効率的な設定作業を行うことができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例による情報処理装置としてのパーソナルコンピュータの構成を表わしたものである。このパーソナルコンピュータ201には、装置を構成する各種デバイスの入出力状態の設定を行う基本的な制御内容を規定したバイオス(Basic Input Output System)を格納したバイオス部202が備えられている。また、各種の情報の視覚的な表示を行う液晶ディスプレイ203と、情報の入力を行うためのキーボード204および書き替え可能な記録メディアからデータを入出力するためのドライブ装置205が備えられており、それぞれバイオス部202に接続されている。また、ユーザがパーソナルコンピュータ201を操作するためのオペレーティングシステムとして機能するオペレーティングシステム部206が備えられており、バイオス部202に接続されている。
バイオス部202には、バイオス部202が使用する各種パラメータを設定するための装置部であるバイオス設定装置207と、その設定内容を格納するためのバイオス設定格納部208が備えられている。バイオス設定装置207には、キーボード204に配置された図示しないキーの押下に対応してキーボード204から送られてきたキー情報を一時的に格納するためのキーボードバッファメモリ209が設けられている。また、各種デバイスの機能をチェックするための一連の処理であるポスト(POST:Power-On Self Test)処理を行うポスト処理部210と、ドライブ装置205に挿着された図示しないリムーバブルメディアに格納された内容を判別する記録メディア判別処理部211が備えられている。更に、この記録メディア判別処理部211の判別結果に応じて、ポスト処理部210が実行する処理に対応付けてキーボードバッファメモリ209に送られてくるキー情報を取得する等の処理を行うキー情報制御処理部212と、計時を行うためのタイマ213が備えられている。
パーソナルコンピュータ201は、図示しないCPUと各種プログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)等の記憶媒体を備えており、このCPUが記憶媒体に格納された所定の制御プログラムを実行することによってバイオス設定装置207の各装置部が実現されるようになっている。また、バイオス設定格納部208はバッテリを備えた小容量のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)であり、不揮発性メモリを構成している。また、ドライブ装置205は、フロッピー(登録商標)ディスクドライブである。
バイオス部202は、液晶ディスプレイ203やキーボード204およびドライブ装置205や、CPUやメモリを含むパーソナルコンピュータ201に備えられた各種デバイスを制御する機能を有している。バイオス設定装置207は、パーソナルコンピュータ201に電源が投入される度に、パーソナルコンピュータ201に備えられた各種デバイスを認識するともに各デバイスが正常に入出力処理を行えるかや、これらのデバイスをどのような優先度で使用するか等の入出力状態の設定内容を順にチェックする。ポスト処理部210はポストタスク(Post Task)と呼ばれる処理を順に実行し、各ポストタスクでこのようなデバイスのチェックを1つずつ順に行うようになっており、必要なすべてのポストタスクが終了して各デバイスの入出力状態の設定をすべて終了すると、オペレーティングシステム部206を起動させる。そして、オペレーティングシステム部の起動後は、バイオス部202は、このオペレーティングシステム部206が各デバイスの動作を制御するためのインタフェースとして機能する。
一方、パーソナルコンピュータ201に組み込むデバイスやパーソナルコンピュータ201で使用するオペレーティングシステム部206を変更した場合等、パーソナルコンピュータ201の使用環境に応じてバイオス設定格納部208に格納されたバイオス設定内容を変更する必要が生じることがある。そこで、ポスト処理部210は、ポスト処理を行っている間の所定のタイミングにたとえばデリート(Delete)キー等の予め定めたキー情報がキーボード204から送られてくると、バイオス設定格納部208の内容の変更を受け付けるための処理であるバイオスセットアップ処理に移行するようになっている。
バイオスセットアップ処理が開始されると、バイオスを設定するためのバイオスセットアップメニューが液晶ディスプレイに表示されるようになっている。このバイオスセットアップメニューについては、一般に広く用いられているものと同様のためその図示および説明を省略する。バイオスセットアップ処理は、この図示しないバイオスセットアップメニューに対するキーボード204の操作に対応して実行される。
図2は、バイオスセットアップメニューにおけるキーの押下とポスト処理部で実行する処理内容の対応を表わしたものである。バイオスセットアップメニューには、設定内容の変更が可能な複数の項目についてその項目名が一覧で表示されており、設定の対象として選択中の項目名は表示の色が反転するようになっている。カーソルキーや「Esc」キーによって表示するメニューや項目を移動させる形で任意の項目を選択できる。そして、「−」キーや「+」キーで選択中の項目のパラメータを設定し、「Enter」キーでそのパラメータの決定を行うことができるようになっている。ファンクションキーである「F10」キーが押下されると、設定されたパラメータをバイオス設定格納部208に格納し、バイオスセットアップ処理が終了する。
たとえば社内ネットワークを構築する場合など、デフォルト以外の同一の設定内容を複数のパーソナルコンピュータのバイオスに施す必要が生じることがある。このような場合、バイオス設定に不慣れな各ユーザが個別に設定を行うとなると設定ミスが多発する恐れがある。システム管理者等のバイオス設定に詳しい者が各パーソナルコンピュータの設定を順に行っていけばより確実だが、作業効率が悪いだけでなく作業者への負担が大きくなり、設定内容は同じであるにもかかわらず誤った入力をしてしまう恐れがある。一方で、バイオス設定メニューを立ち上げるための指示は、適切なタイミングで行わなければならない。たとえば、キーボード204を初期化していない段階ではキー操作による指示は正しく行うことができない。また、ポスト処理で順に実行されるポストタスクはデバイスごとに行われる独立した処理であり、ポストタスクの中にはキーボードバッファメモリ209を一旦クリアしてしまうものもあることから、通常はキーボード204の操作はそのとき実行中のポストタスクに対してのみ有効となっている。たとえば、デリートキーの押下をセットアップ処理の開始の指示として認識するようなポストタスクが開始される前に、デリートキーが押下されて対応するキー情報がキーボードバッファメモリ209に格納されていたとしても、そのポストタスクが到来したときにはそのキー情報は消去されてしまう可能性がある。また、指示を行うべきタイミングに液晶ディスプレイ203にメッセージが表示されたとしても、メッセージが英語であったり表示される時間が短いような場合が多く、バイオス設定に不慣れなユーザにはこれを判別することが難しい。バイオス設定に慣れているユーザであっても、メッセージを見逃す等して指示タイミングを逸してしまうことがある。
逆に言えば、バイオス設定メニューを立ち上げるためのキーとバイオス設定メニューの内容およびキー操作の対応付けが同じであり、正しい設定を行ったときの同じキー操作を適切なタイミングで再現すれば、同じように正しい設定内容をバイオス設定格納部208に格納することができる。そこで、本実施例では、キー情報制御処理部212を設け、適切な設定を実現する場合にキーボード204から出力されるべきキー情報を、ドライブ装置205に挿着されたリムーバブルメディアに格納しておくようにする。そして、同じ内容でのバイオス設定を繰り返すときには、このリムーバブルメディアあるいはその内容をコピーした他のリムーバブルメディアからキー情報を読み出して、あたかもキーボード204からリアルタイムでキー情報が送られてきているかのようにポスト処理部210へ送るようにする。以下、正しい設定を行ったときのキー情報をリムーバブルメディアに格納するための処理、およびこのようにして格納されたキー情報をリムーバブルメディアから読み出してバイオス設定を行う処理について説明する。
まず、記録メディア判別処理部211は、ポスト処理部210によるポスト処理が開始されると、リムーバブルメディアに格納されたキー情報を読み出してポスト処理部210へ送るべきか否かを判別する。この判別は、後に説明するキー情報を含むキー入力情報がドライブ装置205に装着されたリムーバブルメディアに格納されているか否かを判別するキー入力情報有無判別処理によって行われる。キー入力情報が格納されたリムーバブルメディアを、以下、簡易設定用ディスクという。
図3は、記録メディア判別処理部によるキー入力情報有無判別処理の流れを表わしたものである。ポスト処理部210によるポスト処理中に順に実行されるポストタスクには、それぞれ異なるポストコード(Post Code)と呼ばれる識別情報が予め割り当てられている。そして、記録メディア判別処理部211とキー情報制御処理部212は、それぞれポスト処理部210が実行中のポストタスクのポストコードを逐次検出できるようになっている。また、タイマ213は、新たなポストタスクがポスト処理部210で開始されるとこれを検知できるようになっている。記録メディア判別処理部211は、ポスト処理部210によるポスト処理が開始されてドライブ装置205が正常に動作することが確認されたかどうかを、このポストコードによって逐次監視する(ステップS301)。ドライブ装置205の正常な動作が確認されると(Y)、まずドライブ装置205にリムーバブルメディアが挿着されているかどうかを判別し(ステップS302)、挿着されている場合には(Y)、それが簡易設定用ディスクであるか否かの判別を行う(ステップS303)。具体的には、キー入力情報が格納されているか否かを判別する。
ドライブ装置205にリムーバブルメディアが挿着されていない場合には(ステップS302:N)、そのまま処理を終了する(エンド)。リムーバブルメディアが挿着されているものの簡易設定用ディスクではない場合には(ステップS302:Y、ステップS303:N)、バイオス設定をキーボード204の操作によって行うとともに必要に応じてキー情報をキャプチャするための通常設定用の処理の実行をキー情報制御処理部212に指示し(ステップS304)、処理を終了する(エンド)。ここでキャプチャとは、所定の情報を取得して記憶媒体に記録することをいう。簡易設定用ディスクが挿着されている場合には(ステップS302:Y、ステップS303:Y)、バイオス設定を簡易に行うための簡易設定用の処理の実行をキー情報制御処理部212に指示し(ステップS305)、処理を終了する(エンド)。
すなわち、記録メディア判別処理部211はキー情報制御処理部212に対して、簡易設定用ディスクが装着されていればそこからキー入力情報を読み出して簡易設定用の処理を実行することを指示する。そして、それ以外のリムーバブルメディアが装着されていればこれにキー入力情報を新たに書き込むことも可能な通常設定用の処理を実行することを指示し、ドライブ装置205に何も装着されていなければ特に処理の実行を指示しないようになっている。キー情報は、キーボード204の操作に応じてキーボードバッファメモリ209へと入力されるものであり、どこに配置されたキーが押下されたかを示すスキャンコード(Scan Code)と、どの文字に対応するかを示すアスキーコード(Ascii Code)により構成されている。キー情報制御処理部212は、通常設定用の処理の実行が指示されると、このキー情報を任意の期間にキャプチャするようになっている。
この期間は、予め定められたキー情報が入力されると開始し、これと同じあるいは異なる予め定められたキー情報が入力されると終了する。ここでは、「Ctrl」キーと「Alt」キーと「R」キーが同時に押下されるとキャプチャを開始し、「Ctrl」キーと「Alt」キーと「Q」キーが同時に押下されるとキャプチャを終了するように予め設定されているものとする。以下、キャプチャを開始するためのキーを開始用ホットキーといい、キャプチャを終了するためのキーを終了用ホットキーという。
図4は、キー情報制御処理部によるキー情報制御処理の流れを表わしたものである。キー情報制御処理部212は、図3のステップS304に対応して記録メディア判別処理部211から通常設定用の処理の実行を指示されると(ステップS311:Y)、後に説明する通常設定用キー情報制御処理を実行し(ステップS312)、処理を終えると再びステップS311へ戻って記録メディア判別処理部211からの指示を待機する(リターン)。一方、図3のステップS305に対応して記録メディア判別処理部211から簡易設定用の処理の実行を指示されると(ステップS311:N、ステップS313:Y)、後に説明する簡易設定用キー情報制御処理を実行し(ステップS314)、処理を終えると再びステップS311へ戻って記録メディア判別処理部211からの指示を待機する(リターン)。また、記録メディア判別処理部211から特に指示が無い場合には(ステップS311:N、ステップS313:N)、再びステップS311へ戻って記録メディア判別処理部211からの指示を待機する(リターン)。
図5は、キー情報制御処理部による通常設定用キー情報制御処理の流れを表わしたものであり、図4のステップS312に対応している。キー情報制御処理部212は、前記した開始用ホットキーに対応するキー情報がキーボードバッファメモリ209に入力されるか否かを逐次監視する(ステップS321)。開始用ホットキーが押下されないまま(N)、ポスト処理が終了した場合には(ステップS322:Y)、そのまま処理を終了する(エンド)。開始用ホットキーがキーボード204で押下されてこれに対応するキー情報がキーボードバッファメモリ209に送られてくると(ステップS321:Y)、キーボードバッファメモリ209へと送られてくるキー情報のキャプチャを開始する。
ポスト処理がまだ終了していない場合(ステップS323:N)、キー情報がキーボードバッファメモリ209へ送られてくるか否か、すなわちキー入力を逐次監視し(ステップS324)、キー入力があると(Y)、そのキー情報が前記した終了用ホットキーに対応するキー情報と一致するか否かを判別する(ステップS325)。終了用ホットキー以外のキーに対応するキー情報がキーボードバッファメモリ209から送られてきた場合には(N)、キー情報の記録を継続するので、実行中のポストタスクのポストコードをポスト処理部210から取得するとともに、そのポストタスクが開始されてからの時間(以下、タスク内経過時間という。)をタイマ213から取得する(ステップS326)。
タイマ213は、ポスト処理部210が新たなポストタスクを開始する度に、その開始タイミングで値を初期化して計時を開始し、その時間情報を逐次出力するようになっている。ステップS326では、タイマ213から出力された最新の時間情報をそのとき実行中のポストタスクのタスク内経過時間として取得する。このようにポストコードだけではなくタスク内経過時間をも取得するのは、各ポストタスクでポスト処理部210がキー情報の割り込み処理を正しく認識できるのにある程度の時間を要する場合が多く、適切なタイミングでキー情報の割り込みを再現できるようにするためである。また、ポストタスク内で複数回にキー情報の入力を待機するような場合に適切な入力間隔で再現するためである。
そして、ステップS324で取得したキー情報と、ステップS326で取得したポストコードとタスク内経過時間により構成されるポストタスク情報とをドライブ装置205に送り、挿着されているリムーバブルメディアに記録させる(ステップS327)。記録が正常に行われた場合には(ステップS328:Y)、ステップS323へ戻ってポスト処理が継続している場合には次のキー入力を待機する。
一方、たとえばリムーバブルメディアの空き容量が不足していたり書き込みができない状態にあるなどしてリムーバブルメディアへの記録が正常に行えなかった場合には(ステップS328:N)、その旨を原因と共に液晶ディスプレイ203に表示してユーザに通知し(ステップS329)、処理を終了する(エンド)。
終了用ホットキーに対応するキー情報がキーボードバッファメモリ209から送られてきた場合には(ステップS325:Y)、再びステップS321へ戻ってポスト処理が継続している間、再び開始用ホットキーに対応するキー情報が送られてくるか否かを逐次監視する。すなわち、ポスト処理が継続している間であれば、ユーザは1つあるいは複数に渡る任意の期間にキー情報をキャプチャしてリムーバブルメディアに順に格納させることができるようになっている。また、キー情報のキャプチャを行う期間にポスト処理が終了した場合には(ステップS323:Y)、そのまま処理を終了する(エンド)。このようにして、キー入力情報が書き込まれた簡易設定用ディスクが作成されることになる。なお、開始用ホットキーや終了用ホットキーが入力されたときには、ビープ音を鳴らしたり、キャプチャが開始あるいは終了したことを伝えるメッセージを液晶ディスプレイ203に表示するようにするようにしてもよい。
図6は、図5の処理による簡易設定用ディスクの内容を表わしたものである。簡易設定用ディスク351には、書き込まれた順序が分かる状態で、第1〜第nのキー入力情報3521〜351nが格納されている。第1のキー入力情報3521は、キー情報353とポストタスク情報354によって構成されている。そして、キー情報353は、前記したようにスキャンコード355とアスキーコード356により構成されている。また、ポストタスク情報354は、ポストコード357と、タスク内経過時間358により構成されている。第2〜第nのキー入力情報3522〜351nも同様の構成となっており、これらについての図示および説明を省略する。
図4で説明したように、このような簡易設定用ディスク351がドライブ装置205に挿着されていることが記録メディア判別処理部211によって認識されると、キー情報制御処理部212は簡易設定用キー情報制御処理を行う。
図7は、キー情報制御処理部による簡易設定用キー情報制御処理の流れを表わしたものであり、図4のステップS314に対応している。キー情報制御処理部212は、まずドライブ装置205に挿着された簡易設定用ディスクからキー入力情報352を1つ読み出す。このとき、まだ読み出していないキー入力情報352のうち最も先に書き込みが行われたものを読み出すようにする(ステップS361)。次に、ポスト処理部210が実行中のポストタスクのポストコードを取得し(ステップS362)、ステップS361で読み出したキー入力情報352のポストコード357と一致するか否かを判別する(ステップS363)。
一致する場合には(Y)、タイマ213が出力するそのポストタスクのタスク内経過時間がステップS361で読み出したキー入力情報352のタスク内経過時間に達するのを監視する(ステップS364)。読み出したキー入力情報352のタスク内経過時間358に達すると(Y)、ステップS361で読み出したキー入力情報352のキー情報353をキーボードバッファメモリ209に格納する(ステップS365)。そして、簡易設定用ディスクに次に読み出すべきキー入力情報352が存在する場合には(ステップS366:Y)、ステップS361へ戻って該当するキー入力情報352を読み出す。簡易設定用ディスクに次に読み出すべきキー入力情報352が存在しない場合には(ステップS366:N)、必要な一連のキー入力情報352の読み出しが終了したことになり、処理を終了する(エンド)。
また、ステップS363でポストコード357が一致せず(N)、まだポスト処理が終了していない場合には(ステップS367:N)、その次以降のポストタスクで入力されるべきキー情報である可能性があるため、ステップS362へ戻って実行中のポストタスクのポストコードとの比較を続ける。ステップS363でポストコードが一致しないまま(N)、ポスト処理が終了した場合には(ステップS367:Y)、キー情報の入力が失敗した旨を原因と共に液晶ディスプレイ203に表示してユーザに通知し(ステップS368)、処理を終了する(エンド)。
このようにして、図5に示した通常設定用キー情報制御処理によって、ポスト処理中の一連のキーボード操作をキー入力情報としてリムーバブルメディアに記録することができる。そして、このようにして作成された自装置あるいは他の装置で作成されたリムーバブルメディアに記録された個々のキー入力情報を、図7に示した簡易設定用キー情報制御処理によって適切なタイミングでポスト処理部へと渡し、あたかもリアルタイムでキーボードが操作されているかのようにバイオスの設定を行うことができる。既に説明したように、バイオス設定を開始するための指示は、適切なタイミングで再現されなければならないが、各デバイスの状態や実行されるポストタスクの種類等、状況によって指示を行うべきタイミングが到来するまでの時間は異なる。したがって、情報処理装置の起動時刻からの時間を基に適切に指示を再現することは難しい。本実施例では、各ポストタスクの開始タイミングを基準に同じタスク内経過時間で指示を再現するため、指示タイミングを逸する可能性を低減することができる。
以上説明したように本実施例によれば、ポスト処理中のユーザ操作によって入力された一連の情報を各ポストタスクと対応付けてリムーバブルメディアに記録し、この記録された個々の情報を適切なタイミングでポスト処理部へと渡す。これにより、ポスト処理で1度実行されたユーザ操作による情報の割り込み処理を、あたかもリアルタイムでユーザによって操作されているかのように何度も再現させることができる。また、各ポストタスクが開始されてから入力されるまでの時間も併せて記録するので、再現する際には同じタイミングでポスト処理に渡すことができ、より的確に情報の割り込みを再現することができる。更に、リムーバブルメディアを複製することで、複数のパーソナルコンピュータで並行してキー情報の割り込み処理を再現させることができる。
したがって、たとえばバイオスの設定変更や他社製のオプションカード等のデバイスのためのデバイス制御システムについての設定変更等、ポスト処理中に行われるユーザ操作を、2回目以降は省略することができる。これにより、操作が簡略化され、設定ミスを低減させることが可能となる。また、ユーザ操作を記録する期間を任意に設定できるので、それぞれの状況に応じた内容でバイオス設定を簡易化することができる。
なお、本実施例ではホットキーにより情報をキャプチャする期間を任意に設定できるようにしたが、ポスト処理が行われている期間のすべてに渡ってキャプチャするようにしたり、ポスト処理の特定の処理の開始や終了をキーとしてキャプチャ期間を開始したり終了したりするようにしてもよい。また、情報を記録するための記録媒体をフロッピー(登録商標)ディスクとしたが、DVD(Digital Versatile Disc)やハードディスク、半導体メモリ、その他の各種リムーバブルメディア(記憶媒体)を使用してもよいことは当然である。更に、キー情報制御処理部や記録メディア判別処理部が行う処理を、ポスト処理部が行う処理にソフトウェア的に組み込むようにしてもよいことはもちろんである。
また、実施例では情報処理装置としてパーソナルコンピュータを例に挙げたが、ワークステーション等のようにバイオス等の設定を行うあらゆる情報処理装置に本発明を適用することができることは当然である。
本発明の一実施例によるパーソナルコンピュータを表わした構成図である。 本発明の実施例によるバイオスセットアップメニューにおけるキーの押下とポスト処理部で実行する処理内容の対応を表わした説明図である。 本発明の実施例による記録メディア判別処理部によるキー入力情報有無判別処理の流れを表わした流れ図である。 本発明の実施例によるキー情報制御処理部によるキー情報制御処理の流れを表わした流れ図である。 本発明の実施例によるキー情報制御処理部による通常設定用キー情報制御処理の流れを表わした流れ図である。 本発明の実施例による簡易設定用ディスクの内容を表わした説明図である。 キー情報制御処理部による簡易設定用キー情報制御処理の流れを表わした流れ図である。
符号の説明
201 パーソナルコンピュータ
202 バイオス部
203 液晶ディスプレイ
204 キーボード
205 ドライブ装置
206 オペレーティングシステム部
207 バイオス設定装置
208 バイオス設定格納部
209 キーボードバッファメモリ
210 ポスト処理部
211 記録メディア判別処理部
212 キー情報制御処理部
213 タイマ

Claims (8)

  1. 自装置が目的とする制御内容を記憶する目的制御内容記憶手段と、
    この目的制御内容記憶手段による制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておく目的制御用入出力状態記憶手段と、
    目的制御用入出力状態記憶手段に記憶する前記各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、
    この設定内容変更要否判別手段が前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出手段と、
    この既設定入出力状態読出手段によって読み出した前記既設定入出力状態を前記各部の入出力状態の設定内容として前記目的制御用入出力状態記憶手段に格納する設定内容格納手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 自装置が目的とする制御内容を記憶する目的制御内容記憶手段と、
    この目的制御内容記憶手段による制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておく目的制御用入出力状態記憶手段と、
    目的制御用入出力状態記憶手段に記憶する前記各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、
    この設定内容変更要否判別手段が前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき前記目的制御用入出力状態記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行する格納モード移行手段と、
    この格納モード移行手段によって格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納する入出力状態設定内容格納手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  3. 自装置のオペレーティングシステムを格納するオペレーティングシステム格納手段と、
    このオペレーティングシステム格納手段に格納されたオペレーティングシステムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくバイオス記憶手段と、
    このバイオス記憶手段に記憶する前記各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、
    この設定内容変更要否判別手段が前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出手段と、
    この既設定入出力状態読出手段によって読み出した前記既設定入出力状態を前記各部の入出力状態の設定内容として前記バイオス記憶手段に格納する設定内容格納手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  4. 自装置のオペレーティングシステムを格納するオペレーティングシステム格納手段と、
    このオペレーティングシステム格納手段に格納されたオペレーティングシステムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくバイオス記憶手段と、
    このバイオス記憶手段に記憶する前記各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、
    この設定内容変更要否判別手段が前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき前記オペレーティングシステム格納手段に対して入出力状態の制御内容を記憶するための格納モードに移行する格納モード移行手段と、
    この格納モード移行手段によって格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の記憶手段に格納する入出力状態制御内容格納手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  5. 自装置のアプリケーションプログラムを格納するアプリケーションプログラム格納手段と、
    このアプリケーションプログラム格納手段に格納されたアプリケーションプログラムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくアプリケーション実行用入出力状態記憶手段と、
    このアプリケーション実行用入出力状態記憶手段に記憶する前記各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、
    この設定内容変更要否判別手段が前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出手段と、
    この既設定入出力状態読出手段によって読み出した前記既設定入出力状態を前記各部の入出力状態の設定内容として前記アプリケーション実行用入出力状態記憶手段に格納する設定内容格納手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  6. 自装置のアプリケーションプログラムを格納するアプリケーションプログラム格納手段と、
    このアプリケーションプログラム格納手段に格納されたアプリケーションプログラムによる制御が行われる際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容をあらかじめ記憶しておくアプリケーション実行用入出力状態記憶手段と、
    このアプリケーション実行用入出力状態記憶手段に記憶する前記各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別手段と、
    この設定内容変更要否判別手段が前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき前記アプリケーションプログラム格納手段に対して入出力状態の制御内容を記憶するための格納モードに移行する格納モード移行手段と、
    この格納モード移行手段によって格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の記憶手段に格納する入出力状態制御内容格納手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  7. 自装置が目的とする制御内容を実行する際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別ステップと、
    この設定内容変更要否判別ステップで前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段から既に設定された内容としての既設定入出力状態を読み出す既設定入出力状態読出ステップと、
    この既設定入出力状態読出ステップによって読み出した前記既設定入出力状態を前記各部の入出力状態の設定内容として自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に格納する設定内容格納ステップ
    とを具備することを特徴とする情報処理方法。
  8. 自装置が目的とする制御内容を実行する際に必要な自装置のこれに関連する各部の入出力状態の設定内容の変更の必要の有無を判別する設定内容変更要否判別ステップと、
    この設定内容変更要否判別ステップで前記各部の入出力状態の設定内容の変更を必要と判別するとき自装置の目的制御用入出力状態記憶手段に対して入出力状態の設定内容を格納するための格納モードに移行する格納モード移行ステップと、
    この格納モード移行ステップで格納モードに移行した状態で特定の入力手段により入力される入出力状態の設定内容を所定の着脱自在の既設定入出力状態記憶手段に格納する入出力状態設定内容格納ステップ
    とを具備することを特徴とする情報処理方法。
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