JP2000298579A - 簡易初期設定biosシステム及びそれに用いる設定方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

簡易初期設定biosシステム及びそれに用いる設定方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000298579A
JP2000298579A JP11106029A JP10602999A JP2000298579A JP 2000298579 A JP2000298579 A JP 2000298579A JP 11106029 A JP11106029 A JP 11106029A JP 10602999 A JP10602999 A JP 10602999A JP 2000298579 A JP2000298579 A JP 2000298579A
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bios
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秀樹 枝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すばやくセットアップメニューを起動可能な
簡易初期設定BIOSシステムを提供する。 【解決手段】 フラッシュROM2には各初期化処理等
のPOSTフローを完了する毎にキーボード6のキー押
下チェックを行うBIOS及び代表的なBIOSセット
アップ設定パターンが4つ格納されている。CRT5は
BIOSセットアップメニュー立上げ中のメッセージ表
示と、グラフィカルなユーザインタフェースを備えるセ
ットアップ画面を表示する。セットアップメニュー内に
は基本的なセットアップ情報パターンを選択することが
できる設定項目と、使用者のセットアップ設定を複数保
存するためのメニュー項目と、使用者が保存した設定を
フラッシュROM2内に格納されているデフォルト設定
パターンに戻すためのメニュー項目とが設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は簡易初期設定BIO
Sシステム及びそれに用いる設定方法並びにその制御プ
ログラムを記録した記録媒体に関し、特にコンピュータ
サーバシステムのBIOS(Basic Input
Output System)の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステム、特にサー
バ系のシステムにおいては、ディスク(DISK)やメ
モリが大量に積まれている構成をとることが多い。この
ような構成を有するコンピュータサーバシステムのBI
OSは次のように動作する。
【0003】すなわち、電源投入後、BIOSの初期診
断機能であるPOST(立上げ処理)が動作して基本コ
ントロールデバイスの診断をし、すべてのメモリチェッ
クをしてからディスク装置等の存在チェックや初期化を
行い、必要であればBIOSセットアップメニューを立
上げてシステム設定を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンピ
ュータサーバシステムのBIOSでは、装置に接続され
ているコントロールデバイスやメモリ、接続されている
ディスク装置が多く、初期診断機能であるPOSTがセ
ットアップメニュー起動に必要のないコントロールデバ
イス等まで初期化しているので、セットアップメニュー
立上げまでの起動時間が長いという問題がある。
【0005】また、コンピュータサーバシステムのBI
OSでは、BIOSセットアップメニューでの設定項目
が多くかつ複雑であり、装置固有の設定等も存在するこ
とから、使用者には理解しづらいので、コンピュータシ
ステムの性能や機能設定に必要にも関わらず、設定が難
しいという問題がある。
【0006】さらに、コンピュータサーバシステムのB
IOSでは、設定のための手順が煩雑で時間がかかる上
に、設定ミス等による設定し直し等によってさらに時間
がかかり、セットアップメニューで設定を変更させた後
にその設定を反映させるために再起動しなければなら
ず、設定を変更後の動作に問題があった時に簡単に元の
設定に戻すことができず、設定を変更する時と同じ煩雑
な手順を踏まなければならないので、システム設定のた
めの時間が非常に長いという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、すばやくセットアップメニューを起動することが
できる簡易初期設定BIOSシステム及びそれに用いる
設定方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、簡単にセット
アップ設定を行うことができる簡易初期設定BIOSシ
ステム及びそれに用いる設定方法並びにその制御プログ
ラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の別の目的は、設定後の装
置動作に不具合が生じた時に手早く確実に設定を元に戻
すことができる簡易初期設定BIOSシステム及びそれ
に用いる設定方法並びにその制御プログラムを記録した
記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による簡易初期設
定BIOSシステムは、電源が投入された時にシステム
の立上げ処理を行うためのプログラムからなるBIOS
(Basic Input Output Syste
m)を含む簡易初期設定BIOSシステムであって、前
記システムの立上げ処理中のキーボードの特定キーの押
下を検出する検出機能と、前記検出機能で前記特定キー
の押下が検出された後に最小限のシステム設定で前記シ
ステムの初期設定を行うためのセットアップメニューを
立上げる機能とを前記BIOSに備えている。
【0011】本発明による他の簡易初期設定BIOSシ
ステムは、上記の構成のほかに、各々異なる初期設定を
示す複数のセットアップ設定パターンを保持する保持手
段を具備し、前記セットアップメニュー立上げ時に前記
保持手段に保持された前記複数のセットアップ設定パタ
ーン各々に対応して前記キーボードに予め設定された複
数の所定キーのうちのいずれかの押下に応じて前記セッ
トアップ設定パターンを設定するよう構成している。
【0012】本発明による別の簡易初期設定BIOSシ
ステムは、上記の構成のほかに、前記キーボードに予め
設定された一定キーの押下に応じて予め設定されたデフ
ォルトのセットアップ設定パターンに書き戻す機能を前
記BIOSに具備している。
【0013】本発明による簡易初期設定BIOSシステ
ムのBIOS設定方法は、電源が投入された時にシステ
ムの立上げ処理を行うためのプログラムからなるBIO
S(Basic Input Output Syst
em)を含む簡易初期設定BIOSシステムのBIOS
設定方法であって、前記システムの立上げ処理中のキー
ボードの特定キーの押下を検出するステップと、前記特
定キーの押下が検出された後に最小限のシステム設定で
前記システムの初期設定を行うためのセットアップメニ
ューを立上げるステップとを前記BIOSに備えてい
る。
【0014】本発明による他の簡易初期設定BIOSシ
ステムのBIOS設定方法は、上記のステップにおい
て、各々異なる初期設定を示す複数のセットアップ設定
パターンを保持する保持手段の前記複数のセットアップ
設定パターン各々に対応して前記キーボードに予め設定
された複数の所定キーのうちのいずれかが前記セットア
ップメニュー立上げ時に押下された時に当該所定キーに
対応する前記セットアップ設定パターンを設定するよう
にしている。
【0015】本発明による別の簡易初期設定BIOSシ
ステムのBIOS設定方法は、上記のステップのほか
に、前記キーボードに予め設定された一定キーの押下に
応じて予め設定されたデフォルトのセットアップ設定パ
ターンに書き戻すステップを前記BIOSに具備してい
る。
【0016】本発明によるBIOS設定制御プログラム
を記録した記録媒体は、電源が投入された時にシステム
の立上げ処理をプロセッサに行わせるためのプログラム
からなるBIOS(Basic Input Outp
ut System)を含む簡易初期設定BIOSシス
テムにおいてBIOS設定制御プログラムを記録した記
録媒体であって、前記BIOS設定制御プログラムは前
記プロセッサに、前記システムの立上げ処理中のキーボ
ードの特定キーの押下を検出させ、前記特定キーの押下
が検出された後に最小限のシステム設定で前記システム
の初期設定を行うためのセットアップメニューを立上げ
させている。
【0017】本発明による他のBIOS設定制御プログ
ラムを記録した記録媒体は、前記BIOS設定制御プロ
グラムは前記プロセッサに、各々異なる初期設定を示す
複数のセットアップ設定パターンを保持する保持手段の
前記複数のセットアップ設定パターン各々に対応して前
記キーボードに予め設定された複数の所定キーのうちの
いずれかが前記セットアップメニュー立上げ時に押下さ
れた時に当該所定キーに対応する前記セットアップ設定
パターンを設定させている。
【0018】本発明による別のBIOS設定制御プログ
ラムを記録した記録媒体は、前記BIOS設定制御プロ
グラムは前記プロセッサに、前記キーボードに予め設定
された一定キーの押下に応じて予め設定されたデフォル
トのセットアップ設定パターンに書き戻させている。
【0019】すなわち、本発明は多くのIO(入出力)
系デバイスリソースを搭載するコンピュータサーバシス
テムにおいて、コンピュータの設定情報変更のためのB
IOS(Basic Input Output Sy
stem)セットアップメニューにおける立上げ動作を
改善し、基本的なセットアップ設定を簡単に設定する機
能を追加している。
【0020】これによって、本発明の簡易初期設定BI
OSシステムは、BIOSのセットアップを簡易化し、
設定時間に要する時間やBIOSの動作時間を短縮する
ことが可能となるので、システム検査時やシステム導入
時の設定時間を短縮する機能を提供することが可能とな
る。
【0021】より具体的に、本発明の簡易初期設定BI
OSシステムは、標準的なシステムを構成するコンピュ
ータ装置の初期診断や基本標準入出力を提供するBIO
Sと、基本的な装置の設定情報をテーブル化して格納し
ているフラッシュROM(Read Only Mem
ory)と、BIOSのセットアップメニューで変更可
能な装置のコンフィグ情報を格納しているCMOS(C
omplementary Metal Oxide
Semiconductor)と、いくつかのユーザが
設定したセットアップ情報を複数格納できる容量を持つ
システムNVRAM(Non Volatile Ra
ndom Access Memory:不揮発性RA
M)と、標準的な表示装置であるCRT(Cathod
e Ray Tube)と、入力装置であるキーボード
と、OS(OperatingSystem)等を格納
する外部記憶装置であるHDD(Hard DiskD
rrive)とを持つ。
【0022】BIOSはシステム診断処理工程において
入力装置であるキーボードの各キーの押下をチェックす
る機能を有し、押下されたキーコードを判別してそれが
セットアップメニューを立上げを指示するものであれ
ば、最小限のシステム初期化だけを行い、可能な限りす
ぐにBIOSセットアップメニューを立上げる。
【0023】また、BIOSは基本的な数種類のBIO
Sセットアップ設定パターンをNVRAMに格納してお
り、NVRAM情報を参照することで、使用者は装置起
動時もしくはセットアップメニューの中からそのパター
ンを選ぶだけで代表的なBIOS設定コンフィグを行え
る。
【0024】さらに、このNVRAMの設定情報は使用
者が好みの設定を格納しておくことにも使える。NVR
AMは設定情報を複数格納することが可能であることか
ら、使用者は設定の変更によって装置状態に不具合が出
ても、すぐにもとの設定に戻すことが可能である。
【0025】さらにまた、フラッシュROMに出荷時の
デフォルトの設定パターンを格納しており、セットアッ
プメニューの操作によってNVRAMの設定情報をデフ
ォルトに書戻すことも可能である。
【0026】上記のようにして、数種類の代表的なセッ
トアップ設定情報をデフォルトに持つことによって簡易
な設定方法を提供し、手入力によるミスを減らす。ま
た、使用者の変更した設定を外部ツールを使用すること
なく、本体装置のみで、いくつか保存することが可能と
なるので、設定上の不具合でシステムに問題が起きた時
等にすぐに元の設定に戻すことが可能となる。これらに
よって、運用上のシステム設定時間や検査時間の短縮も
可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る簡易初期設定BIOS(Basic Input O
utputSystem)システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【0028】図1において、本発明の一実施例による簡
易初期設定BIOSシステムはBIOSプログラム制御
により動作するプロセッサ1と、BIOSを格納するフ
ラッシュROM(Read Only Memory)
2と、システム起動時に参照されるセットアップ設定情
報を格納しかつ電源オフによって情報の消去されること
のない装置コンフィグ情報格納CMOS(Comple
mentary Metal Oxide Semic
onductor)(以下、CMOSとする)3と、書
換え可能な複数のセットアップ設定情報を格納しかつ電
源オフによって消去されることのないシステム管理情報
格納NVRAM(Non Volatile Rand
om Access Memory:不揮発性RAM)
(以下、NVRAMとする)4と、表示装置であるCR
T(Cathode Ray Tube)5と、入力装
置であるキーボード6と、メインメモリ7と、フロッピ
ディスクを扱うFDD(Floppy Disk Dr
ive)やOS(Operating System)
の格納されたハードディスクドライブ等の外部記憶装置
8とから構成され、それらはバス100によって相互に
接続されている。
【0029】フラッシュROM2には各初期化処理等の
POST(立上げ処理)フローを完了する毎にキーボー
ド6のキー押下チェックを行うBIOS及び代表的なB
IOSセットアップ設定パターンが4つ格納されてい
る。
【0030】CRT5はBIOSセットアップメニュー
立上げ中のメッセージ表示と、グラフィカルなユーザイ
ンタフェースを備えるセットアップ画面を表示する。セ
ットアップメニュー内には基本的なセットアップ情報パ
ターンを選択することができる設定項目と、使用者のセ
ットアップ設定を複数保存するためのメニュー項目、使
用者が保存した設定をフラッシュROM2内に格納され
ているデフォルト設定パターンに戻すためのメニュー項
目が設けられている。
【0031】図2は本発明の一実施例によるBIOSセ
ットアップ情報設定値格納領域の構成を示す図である。
図2において、BIOSセットアップ情報設定値格納領
域にはキーボード6のファンクションキーF5〜F8が
それぞれ押下された時に読出されるBIOSセットアッ
プ情報の設定値データ「A,B,C,……,YY,Z
Z」、「A’,B’,C’,……,YY’,ZZ’」、
「A’’,B’’,C’’,……,YY’’,Z
Z’’」、「A’’’,B’’’,C’’’,……,Y
Y’’’,ZZ’’’」の格納領域(テーブル#1〜#
4)が設けられている。
【0032】図3は本発明の一実施例によるPOST起
動時のセットアップ起動/セットアップ設定の処理動作
を示すフローチャートであり、図4は本発明の一実施例
によるBIOSセットアップ設定値の参照処理を示すフ
ローチャートであり、図5(1)〜図5(3)は本発明
の一実施例によるセットアップメニューの追加処理を示
すフローチャートである。
【0033】これら図1〜図5を参照して本発明の一実
施例によるBIOSシステムの全体動作について説明す
る。ここで、本実施例では格納できる情報を4つまでと
し、動作分岐用のチェックフラグがNVRAM4の中に
格納されているものとする。
【0034】まず、図3において、電源オン後、BIO
Sのシステム初期診断プログラムであるPOSTタスク
(処理)が動作し(図3ステップS1)、その中でキー
ボード6のいずれかのキーが押下されているかチェック
する(図3ステップS2)。ここで、キーボード6のい
ずれのキーも押下されていなければ、そのまま通常のP
OSTタスクを実行する(図3ステップS14)。
【0035】キーボード6のいずれかのキーが押下され
ていたら、押下されているキーがファンクションキーF
2かどうかをチェックする(図3ステップS3)。ファ
ンクションキーF2でなければ、ファンクションキーF
5〜F8であるかどうかをチェックする(図3ステップ
S6)。
【0036】押下されているキーがファンクションキー
F2であるならば、BIOSはSetup Boot
Flagをセットし(図3ステップS4)、使用者情報
のNVRAM4のテーブルを参照する時に設定されてい
るquick ConfigFlagをクリアし(図3
ステップS5)、通常処理に戻る。
【0037】通常処理ではPOSTタスクと呼ばれる機
能毎の処理フローがあり、ひとつの処理フローが完了す
る毎に、Setup Boot Flagをチェックし
ている(図3ステップS10)。
【0038】このSetup Boot Flagがセ
ットされているかどうかによって、そのPOSTタスク
を実行するかどうかが決められており、Setup B
oot Flagがセットしている時だけ、実行される
POSTタスクの処理を行う(図3ステップS11〜S
13)。つまり、メモリ最小初期化(ステップS1
1)、その他の最小入出力資源の初期化処理(ステップ
S12)、VGA(Video Graphics A
rray)初期化画面表示開始(ステップS13)等が
行われる。
【0039】これによって、最小限のPOSTタスクを
実行するだけで済み、セットアップ起動までの時間も最
小限で済むので、使用者のシステム設定時間を短縮する
ことができる(図3ステップS14)。
【0040】押下されたキーコードがファンクションキ
ーF5〜F8を示すものであるならば(図3ステップS
6)、拡張セットアップ情報であるNVRAM4を参照
するように設定するフラグquick Config
Flagをセットする(図3ステップS7)。
【0041】さらに押下されたキーコードによってNV
RAM4内のセットアップ情報テーブルのベースアドレ
スを設定する(図3ステップS8)。このベースアドレ
スは図2に示すような構成となっており、セットアップ
情報のオフセットとは別に、セットアップ情報テーブル
の先頭のベースアドレスを与えてやるだけで、必要な情
報を参照できるようなアクセス関数になっている。
【0042】続いて、POSTタスクが最初のセットア
ップ情報を参照したかどうかによって、POSTタスク
動作を最初から始め直すかを決定する(図3ステップS
9)。すでにいずれかのセットアップ情報が参照されて
いるようであれば、最初からPOSTタスクを実行し直
す(図3ステップS1)。
【0043】そうでなければ、そのまま処理をすすめ、
ファンクションキーF2が押下されない限り、通常のP
OSTタスク動作を行う(図3ステップS16)。PO
STタスクが終了したら(図3ステップS15)、シス
テムを起動する(図3ステップS17)。
【0044】ファンクションキーF5〜F8が押下され
てから、システム起動までのセットアップ情報は、図4
に示すような処理動作で参照される。すなわち、設定さ
れているベースアドレスを基にセットアップ情報にアク
セスするための実アドレスを計算し(図4ステップS2
1,S22)、quick Config Flagに
よって通常のセットアップ情報テーブルのあるCMOS
3にアクセスするか(図4ステップS24)、拡張セッ
トアップ情報テーブルを複数持つNVRAM4にアクセ
スするか(図4ステップS25)を決定し(図4ステッ
プS23)、セットアップ設定値の参照処理後、元の処
理に戻る(図4ステップS26)。
【0045】尚、NVRAM4に格納されているセット
アップ設定情報テーブルは、図2に示すように、ファン
クションキーF5〜F8に対応して4つあり、それぞれ
完全に動作マージンをとったセーフティーセッティン
グ、最速メモリセッティングに特化したセッティング、
IO(入出力)系デバイスの複数動作に主眼をおいた拡
張セッティング等、出荷時にメーカが格納しておくが、
後述するセットアップ設定にて使用者が設定した情報を
保存しておくためにも使用することができる。
【0046】これらのテーブル値は工場出荷時のデフォ
ルト設定として、フラッシュROM2にも格納されてお
り、使用者のセットアップ設定メニュー操作によって元
に戻すこともできる。上記の処理動作によって、起動中
のキー入力ですばやくセットアップを立上げることが可
能であり、簡易にセットアップ設定を変更することが可
能である。
【0047】次に、図5を参照して、拡張されたセット
アップメニューについて説明する。下記の処理動作はセ
ットアップメニューを起動後のセットアップ設定項目に
付加されたユーザ環境設定メニューについての詳細な動
作を示している。
【0048】まず、図5(1)に示す処理は使用者が設
定したセットアップ設定情報をNVRAM4に格納(保
存)するための処理である。使用者は設定を保存する場
所をファンクションキーF5〜F8に対応する4つのう
ちから選択し(図5ステップS31)、これによって格
納するエリアを計算し(図5ステップS32)、現在の
セットアップ情報テーブル値を格納する(図5ステップ
S33)。その格納後、元の処理に戻る(図5ステップ
S34)。
【0049】図5(2)に示す処理は保存した設定情報
を適用する時の処理である。使用者が適用する設定情報
を選択し(図5ステップS41)、これによってセット
アップ設定情報が格納されているNVRAM4のエント
リアドレスを設定し(図5ステップS42)、NVRA
M4にアクセスするためのフラグquick Conf
ig Flagをセットする(図5ステップS43)。
このセット後、元の処理に戻る(図5ステップS4
4)。
【0050】これによって、使用者がセットアップメニ
ューを使って設定情報を変更する必要が生じた時に、正
常動作していた時のセットアップ情報を保存してから、
変更を加えるという操作をすることで、もしセットアッ
プ情報変更後の動作に不具合が生じたり等、元の設定に
戻したくなったとしても、すぐに保存した情報を用いて
リカバリすることができる。
【0051】図5(3)に示す処理は工場出荷時の設定
情報で、NVRAM4を設定するためのフローである。
使用者がセットアップメニュー内の「格納されているセ
ットアップ情報を全て工場出荷時に戻す」を選択した時
に、NVRAM4のセットアップ設定情報格納エリアの
エントリアドレスを設定し(図5ステップS51)、工
場出荷時のデフォルト設定が格納されているフラッシュ
ROM2の格納データを読出し(図5ステップS5
2)、読込んだ設定値をステップS51で設定したアド
レスを先頭としてNVRAM4に順に書込んでいく(図
5ステップS53)。必要データ分書き終わったら、元
の処理に戻る(図5ステップS54)。
【0052】これによって、使用者がNVRAM4に使
用者固有の設定情報を保存した後、工場出荷時の設定に
戻す必要が出てきた時に、元の設定に戻すことを簡単に
行うことができる。
【0053】このように、キーボード6の所定キーが押
下されたことが検出された時に、必要最小限な初期化処
理のみを実行させてセットアップメニューに動作を移行
することによって、キーボード6の所定キー押下後、す
ばやくセットアップメニューを起動することができる。
【0054】また、代表的なセットアップ設定パターン
を本体(フラッシュROM2やNVRAM4)に格納し
ておくことによって、複雑なセットアップ設定情報をい
ちいち設定することなく、セットアップメニューにてそ
のパターンを選ぶだけでセットアップ設定を行うことが
でき、起動中にある特定のキーを押下するだけで、いく
つかのセットアップ設定情報を切替えて起動することも
できるので、セットアップ設定を簡単に行うことができ
る。
【0055】さらに、使用者が設定したセットアップ情
報を保存、展開する機能を備えることによって、使用者
がセットアップメニューにて設定を行った後に装置動作
に不具合が生じても、手早く確実に設定を元に戻すこと
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の簡易初期設
定BIOSシステムによれば、電源が投入された時にシ
ステムの立上げ処理を行うBIOS(Basic In
putOutput System)を含む簡易初期設
定BIOSシステムにおいて、システムの立上げ処理中
のキーボードの特定キーの押下を検出する検出機能と、
検出機能で特定キーの押下が検出された後に最小限のシ
ステム設定でシステムの初期設定を行うためのセットア
ップメニューを立上げる機能とをBIOSにそなえるこ
とによって、すばやくセットアップメニューを起動する
ことができるという効果がある。
【0057】また、本発明の他の簡易初期設定BIOS
システムによれば、各々異なる初期設定を示す複数のセ
ットアップ設定パターンを保持する保持手段を備え、セ
ットアップメニュー立上げ時に保持手段に保持された複
数のセットアップ設定パターン各々に対応してキーボー
ドに予め設定された複数の所定キーのうちのいずれかの
押下に応じてセットアップ設定パターンを設定すること
によって、簡単にセットアップ設定を行うことができる
という効果がある。
【0058】さらに、本発明の別の簡易初期設定BIO
Sシステムによれば、キーボードに予め設定された一定
キーの押下に応じて予め設定されたデフォルトのセット
アップ設定パターンに書き戻す機能をBIOSに備える
ことによって、設定後の装置動作に不具合が生じた時に
手早く確実に設定を元に戻すことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による簡易初期設定BIOS
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるBIOSセットアップ
情報設定値格納領域の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例によるPOST起動時のセッ
トアップ起動/セットアップ設定の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の一実施例によるBIOSセットアップ
設定値の参照処理を示すフローチャートである。
【図5】(1)〜(3)は本発明の一実施例によるセッ
トアップメニューの追加処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 フラッシュROM 3 装置コンフィグ情報格納CMOS 4 システム管理情報格納NVRAM 5 CRT 6 キーボード 7 メインメモリ 8 外部記憶装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源が投入された時にシステムの立上げ
    処理を行うためのプログラムからなるBIOS(Bas
    ic Input Output System)を含
    む簡易初期設定BIOSシステムであって、前記システ
    ムの立上げ処理中のキーボードの特定キーの押下を検出
    する検出機能と、前記検出機能で前記特定キーの押下が
    検出された後に最小限のシステム設定で前記システムの
    初期設定を行うためのセットアップメニューを立上げる
    機能とを前記BIOSに有することを特徴とする簡易初
    期設定BIOSシステム。
  2. 【請求項2】 各々異なる初期設定を示す複数のセット
    アップ設定パターンを保持する保持手段を含み、前記セ
    ットアップメニュー立上げ時に前記保持手段に保持され
    た前記複数のセットアップ設定パターン各々に対応して
    前記キーボードに予め設定された複数の所定キーのうち
    のいずれかの押下に応じて前記セットアップ設定パター
    ンを設定するよう構成したことを特徴とする請求項1記
    載の簡易初期設定BIOSシステム。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、主なセットアップ設定
    パターンを格納するフラッシュROMであることを特徴
    とする請求項2記載の簡易初期設定BIOSシステム。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は、外部から設定されたセ
    ットアップ設定パターンを格納する読み書き自在な不揮
    発性の記憶手段であることを特徴とする請求項2または
    請求項3記載の簡易初期設定BIOSシステム。
  5. 【請求項5】 前記キーボードに予め設定された一定キ
    ーの押下に応じて予め設定されたデフォルトのセットア
    ップ設定パターンに書き戻す機能を前記BIOSに含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載
    の簡易初期設定BIOSシステム。
  6. 【請求項6】 前記システムの立上げ処理中に前記検出
    機能で検出されたキーに対応するセットアップ設定パタ
    ーンに切替えて起動するよう構成したことを特徴とする
    請求項2から請求項5のいずれか記載の簡易初期設定B
    IOSシステム。
  7. 【請求項7】 電源が投入された時にシステムの立上げ
    処理を行うためのプログラムからなるBIOS(Bas
    ic Input Output System)を含
    む簡易初期設定BIOSシステムのBIOS設定方法で
    あって、前記システムの立上げ処理中のキーボードの特
    定キーの押下を検出するステップと、前記特定キーの押
    下が検出された後に最小限のシステム設定で前記システ
    ムの初期設定を行うためのセットアップメニューを立上
    げるステップとを前記BIOSに有することを特徴とす
    るBIOS設定方法。
  8. 【請求項8】 各々異なる初期設定を示す複数のセット
    アップ設定パターンを保持する保持手段の前記複数のセ
    ットアップ設定パターン各々に対応して前記キーボード
    に予め設定された複数の所定キーのうちのいずれかが前
    記セットアップメニュー立上げ時に押下された時に当該
    所定キーに対応する前記セットアップ設定パターンを設
    定するようにしたことを特徴とする請求項7記載のBI
    OS設定方法。
  9. 【請求項9】 前記保持手段が主なセットアップ設定パ
    ターンを格納するフラッシュROMであることを特徴と
    する請求項8記載のBIOS設定方法。
  10. 【請求項10】 前記保持手段が外部から設定されたセ
    ットアップ設定パターンを格納する読み書き自在な不揮
    発性の記憶手段であることを特徴とする請求項8または
    請求項9記載のBIOS設定方法。
  11. 【請求項11】 前記キーボードに予め設定された一定
    キーの押下に応じて予め設定されたデフォルトのセット
    アップ設定パターンに書き戻すステップを前記BIOS
    に含むことを特徴とする請求項7から請求項10のいず
    れか記載のBIOS設定方法。
  12. 【請求項12】 前記システムの立上げ処理中に検出さ
    れたキーに対応するセットアップ設定パターンに切替え
    て起動するようにしたことを特徴とする請求項8から請
    求項11のいずれか記載のBIOS設定方法。
  13. 【請求項13】 電源が投入された時にシステムの立上
    げ処理をプロセッサに行わせるためのプログラムからな
    るBIOS(Basic Input Output
    System)を含む簡易初期設定BIOSシステムに
    おいてBIOS設定制御プログラムを記録した記録媒体
    であって、前記BIOS設定制御プログラムは前記プロ
    セッサに、前記システムの立上げ処理中のキーボードの
    特定キーの押下を検出させ、前記特定キーの押下が検出
    された後に最小限のシステム設定で前記システムの初期
    設定を行うためのセットアップメニューを立上げさせる
    ことを特徴とするBIOS設定制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記BIOS設定制御プログラムは前
    記プロセッサに、各々異なる初期設定を示す複数のセッ
    トアップ設定パターンを保持する保持手段の前記複数の
    セットアップ設定パターン各々に対応して前記キーボー
    ドに予め設定された複数の所定キーのうちのいずれかが
    前記セットアップメニュー立上げ時に押下された時に当
    該所定キーに対応する前記セットアップ設定パターンを
    設定させることを特徴とする請求項13記載のBIOS
    設定制御プログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記BIOS設定制御プログラムは前
    記プロセッサに、前記キーボードに予め設定された一定
    キーの押下に応じて予め設定されたデフォルトのセット
    アップ設定パターンに書き戻させることを特徴とする請
    求項13または請求項14記載のBIOS設定制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
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