JP2012194675A - 情報機器及び情報機器への非常アクセス方法 - Google Patents

情報機器及び情報機器への非常アクセス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 情報機器に、プログラムに障害(誤ったOSファイルによる更新、OSの破壊、USBマスストレージの自動起動アプリケーションの障害等)が生じた場合にも、外部機器によって情報機器にアクセスして、プログラムの更新やデータの読出しができる情報機器を提供する。
【解決手段】 プログラムによって動作する情報機器100は、USB外部インターフェース50と、ユーザによる起動操作に応じて起動し、情報機器100が通常状態であるか非常状態であるかを判断するブートローダ10と、通常状態であるときにブートローダ10によって起動される通常OS20と、非常状態であるときにブートローダ10によって起動される非常用OS40とを備え、非常用OS40は、USBインターフェース50を介して接続された外部機器からフラッシュディスクとしてのNAND型フラッシュメモリ60へのアクセスを可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プログラムによって動作する情報機器に関し、特に、外部機器からの非常アクセスが可能な情報機器、及びその情報機器に対して外部機器から非常アクセスを行なう非常アクセス方法に関するものである。
情報機器においてOS(Operation System)等のプログラムが故障した場合には、そのプログラムを更新(復旧)する必要がある。また、更新が不可能な場合のために、情報機器に保存されているデータを読み出すという必要もある。この場合に、情報機器がリムーバブルメモリデバイス(例えばフラッシュメモリカード)のデバイススロットを有しているならば、更新するプログラムを記録したリムーバブルメモリデバイスを情報機器のデバイススロットに差し込み、情報機器をブートさせて、ブート画面表示中の所定の期間に特定の操作を行なうことで、情報機器がリムーバブルメモリデバイス上のプログラムを認識して、それを情報機器内のプログラムメモリフラッシュROM(Read Only Memory)に書き込むことができる。また、情報機器がデータもそのリムーバブルメモリデバイスに保存しているならば、プログラムが故障した場合にもそのリムーバブルメモリデバイスをPC(Personal Computer)等の他の情報機器(以下、「外部機器」という。)で読み出すことでデータを確保することができる。
しかしながら、デバイススロットを設けると、情報機器の構成が複雑になり、また、情報機器の小型化が困難になる。また、リムーバブルメモリデバイスのデバイススロットは備えているものの、データをリムーバブルメモリデバイスに記憶しない情報機器(即ち、正常な運用中にはデバイススロットを使用しない情報機器)において、プログラムの非常更新のみのためにそのようなデバイススロットを設けることは、構成の簡素化及び小型化の観点から非効率である。
一方、USB(Universal Serial Bus)で外部機器と接続でき、USBマスストレージを使用可能な情報機器がある。この情報機器によれば、情報機器内の記憶領域に対して外部機器から書込み及び読出しが可能であり、情報機器は上記のようにリムーバブルメモリデバイスのデバイススロットを備えなくとも外部機器によってプログラムの更新やデータの読出しが可能である。
本発明に関連する先行技術文献として、以下の文献がある。
特開2007−193596号公報 特開2010−128691号公報
しかしながら、USBマスストレージを使用可能な情報機器であっても、誤ったOSファイルによってOSを更新してしまったり、アプリケーションによってOSが破壊されたりして、OSが起動できなくなったりすることがある。そうすると、OSの上で起動するUSBマスストレージは利用できないことになり、外部機器からそのような情報機器へのアクセスができなくなってしまう。また、OSに障害はないとしてもUSBマスストレージの自動起動アプリケーションがUSBの電源を切ったまま動作不能になる障害が発生した場合には、USBマスストレージによっては外部機器からそのような情報機器にアクセスできなくなってしまう。
上記のような状況では、外部機器から情報機器にアクセスできないので、OSやUSBマスストレージの自動起動アプリケーションを外部機器から更新(復旧)することはできず、また、情報機器に保存されたデータを外部機器から読み出すこともできなくなってしまう。
本発明は、上記の従来の問題に鑑みてなされたものであり、情報機器の構成を複雑にすることなく、また小型化の妨げになることもなく、プログラムに障害(上記の誤ったOSファイルによる更新、OSの破壊、USBマスストレージの自動起動アプリケーションの障害等)が生じた場合にも、外部機器によって情報機器にアクセスして、プログラムの更新やデータの読出しができる情報機器を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の情報機器は、プログラムによって動作する情報機器であって、外部機器に接続するための外部インターフェースと、ユーザによる起動操作に応じて起動し、前記情報機器が通常状態であるか非常状態であるかを判断する第1プログラムを記憶した第1プログラム記憶領域と、前記第1プログラムが通常状態であると判断したときに前記第1プログラムによって起動される第2プログラムを記憶した第2プログラム記憶領域と、前記第1プログラムが非常状態であると判断したときに前記第1プログラムによって起動される第3プログラムを記憶した第3プログラム記憶領域とを備え、前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記情報機器へのアクセスを可能にするプログラムであるという構成を有している。
この構成により、情報機器が非常状態と判断された場合に、第3プログラムが起動されて、外部インターフェースを介して接続された外部機器から情報機器へのアクセスが可能になるので、外部機器によってプログラムの更新やデータの読出しができる。なお、「情報機器へのアクセス」とは、情報機器の記憶領域に対する書込み及び/又は読出しをいう。
また、本発明の情報機器において、前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記第2プログラム記憶領域へのアクセスを可能にするプログラムであってよい。
この構成により、情報機器が通常状態にある場合に起動される第2プログラムに障害がある場合に、外部インターフェースを介して接続された外部機器によって第2プログラムを更新(復旧)することができる。
また、本発明の情報機器は、さらに、データを記憶するデータ記憶領域を備えていてよく、前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記データ記憶領域へのアクセスを可能にするプログラムであってよい。
この構成により、情報機器が非常状態にある場合に、外部インターフェースを介して接続された外部機器によって、データを保存するデータ記憶領域からのデータの読出し、又はデータを保存するデータ記憶領域へのデータの書込みが可能になる。
また、本発明の情報機器は、さらに、前記第2プログラムの上で実行される、前記通常状態において前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器からのアクセスを可能にするための接続アプリケーションを記憶した接続アプリケーション記憶領域を備えていてよく、前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記接続アプリケーション記憶領域へのアクセスを可能にするプログラムであってよい。
この構成により、第2プログラムには異常がないが、第2プログラムによって起動する接続アプリケーションに障害がある場合に、第3プログラムを起動して、外部インターフェースを介して接続された外部機器によって、当該接続アプリケーションを更新(復旧)することができる。
また、本発明の情報機器において、前記第1プログラムは、所定のタイミングでユーザからの非常起動の指示を受けた場合に、前記非常状態であると判断して、前記第3プログラムを起動してよい。
この構成により、ユーザからの非常起動の指示に基づいて、外部インターフェースを介して接続された外部機器から情報機器へのアクセスを可能とすべく第3プログラムを起動させることができる。
また、本発明の情報機器において、前記第1プログラムは、ユーザによる起動操作に応じて起動したときに、前記外部インターフェースに前記外部機器が接続されている場合に、前記非常状態であると判断して、前記第3プログラムを起動してよい。
この構成により、ユーザが第1プログラムの起動操作を行なったときに外部インターフェースに外部機器が接続されていれば、自動的に、外部インターフェースを介して接続された外部機器から情報機器へのアクセスを可能とすべく第3プログラムを起動させることができる。
また、本発明の情報機器は、前記第3プログラムによってのみ、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記情報機器へのアクセスが可能であってよい。
この構成により、情報機器が非常状態になった場合にのみ、外部インターフェースを介して接続された外部機器から情報機器へのアクセスを可能とすることができる。
また、本発明の情報機器において、前記情報機器は、バッテリで駆動する携帯型の情報機器であってよく、前記情報機器は、さらに、情報読取機構を備えていてよく、前記第2プログラムは、少なくとも前記情報読取機構により情報を読み取るためのプログラムを含んでいてよい。
この構成により、情報読取機構により情報を読み取るためのプログラムに障害があるときに、外部インターフェースを介して接続された外部機器からそのプログラムを更新(復旧)することができる。
また、本発明の情報機器において、前記第2プログラムは、前記情報機器上で実行可能なオペレーティングシステムであってよい。
この構成により、情報機器が通常状態において用いるオペレーションシステムに障害があるときに、外部インターフェースを介して接続された外部機器からそのオペレーションシステムを更新(復旧)することができる。
また、本発明の情報機器において、前記外部インターフェースは、USBインターフェースであってよく、前記第3プログラムは、USBマスストレージドライバとフラッシュディスクアクセスドライバからなってよい。
この構成により、情報機器が非常状態にある場合に、外部インターフェースを介して接続された外部機器によって、当該外部機器の記憶領域ないしは当該外部機器に接続されたUSBメモリの記憶領域にアクセスするかのようにして情報機器の記憶領域にアクセスすることが可能となる。
また、本発明の情報機器への非常アクセス方法は、外部機器に接続するための外部インターフェースを備えた情報機器に対して、前記外部インターフェースに接続された前記外部機器から非常アクセスを行なう、情報機器への非常アクセス方法であって、ユーザによる起動操作に応じて、第1プログラムを実行して、前記情報機器が通常状態であるか非常状態であるかを判断する第1プログラム実行ステップと、前記第1プログラム実行ステップにて通常状態であると判断されたときに、前記第1プログラムによって第2プログラムを実行する第2プログラム実行ステップと、前記第1プログラム実行ステップにて非常状態であると判断されたときに、前記第1プログラムによって第3プログラムを実行する第3プログラム実行ステップとを含み、前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記情報機器へのアクセスを可能にするプログラムである。
この構成により、情報機器が非常状態になった場合に、第3プログラムが起動されて、外部インターフェースを介して接続された外部機器から情報機器へのアクセスが可能になるので、外部機器によってプログラムの更新やデータの読出しができる。
本発明によれば、情報機器のプログラムに障害が生じた場合に、第3プログラムが起動されて、外部インターフェースを介して接続された外部機器から情報機器へのアクセスが可能になるので、外部機器によってプログラムの更新やデータの読出しができる。
本発明の実施の形態における携帯端末のソフトウェア及びハードウェアの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における携帯端末のメモリの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における携帯端末の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態におけるブートローダ、非常用OS、及び通常OSの関係を示す図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の情報機器は、プログラムで動作する任意の情報機器であってよいが、特にその中に重要なデータを保存している情報機器に本発明が好適に適用される。以下では、情報機器が携帯端末である場合を例にとって説明する。
図1は、本発明の実施の形態における情報機器のソフトウェア及びハードウェアの構成を示すブロック図である。図1において、点線の枠101で囲まれた構成は、ソフトウェアによって実現される構成であり、点線の枠102で囲まれた構成は、ハードウェアによって実現される構成である。
携帯端末100は、ブートローダ10、通常OS20、アプリケーション30、非常用OS40、USBインターフェース50、NAND−FROM60、及びユーザ操作部70を備えている。ブートローダ10は、ユーザの起動操作に応じて起動する。ブートローダ10は、ユーザによって携帯端末10に電源が入れられたときに、選択的かつ排他的に通常OS20及び非常用OS40のいずれかを起動する。
通常OS20は、USBマスストレージドライバ21、FDiskドライバ22、及びその他のコンポーネント23を備えている。通常時には、USBマスストレージドライバ21によってUSBインターフェース50が駆動されて、USBインターフェース50を介して接続される外部機器との間でデータの授受を行なう。また、USBマスストレージドライバ21は、FDiskドライバ22を介して、フラッシュディスクとして用いられるNAND−FROM60にデータを書き込み、又はNAND−FROM60からデータを読み出す。
アプリケーション30は、通常OS20上で実行されるアプリケーションである。アプリケーション30には、携帯端末100の用途に応じて様々なアプリケーションがあるが、その中に、USBインターフェース50に外部機器が接続されていることを検出して自動的にUSBマスストレージドライバ21を立ち上げるアプリケーションが含まれる。
非常用OS40は、USBマスストレージドライバ41及びファイルアクセス用のFDiskドライバ42を備えている。非常時には、USBマスストレージドライバ41によってUSBインターフェース50が駆動されて、USBインターフェース50を介して接続される外部機器との間でデータの授受を行なう。また、USBマスストレージドライバ41は、FDiskドライバ42を介して、NAND−FROM60にデータを書き込み、又はNAND−FROM60からデータを読み出す。
ブートローダ10は、起動してから所定の時間内にユーザから非常起動の指示があると、通常OS20ではなく非常用OS40を起動する。ユーザは、ユーザ操作部70に対して非常起動の指示をする。ユーザは、例えば、ユーザ操作部70の特定のキーを押下することで非常起動の指示をすることができる。ブートローダ10は、さらに、起動した際にUSBインターフェースに外部機器が接続されているか否かを判断し、外部機器が接続されている場合には、通常OS20ではなく非常用OS40を起動する。ブートローダ10は本発明の第1プログラムに相当し、通常OS20及びその上で実行されるアプリケーション30は本発明の第2プログラムに相当し、非常用OS40は本発明の第3プログラムに相当する。
図2は、本発明の実施の形態における情報機器のメモリの構成を示すブロック図である。上述のように、非常用OS40は、USBマスストレージドライバ41及びフラッシュディスクアクセスドライバとしてのFDiskドライバ42を備えており、即ちUSBマスストレージとファイルアクセスの機能しか備えておらずその容量は非常に小さいので、ランダムアクセス性に優れるRAM(Random Access Memory)に展開される。ブートローダ10及び通常OS20は、NOR型フラッシュメモリ(NOR−FROM)120に展開される。また、フラッシュディスクとして用いられるNAND型フラッシュメモリ(NAND−FROM)60には、この情報機器100で扱うデータ63のほか、非常用OS40のOSイメージファイル61や通常OS20のOSイメージファイル62が記憶される。
ブートローダ10は、NAND型フラッシュメモリ60から非常用OS40のOSイメージファイル61や通常OS20のOSイメージファイル62を読み出し、かつ展開してブート処理に用いる。通常OS20は、通常時にはフラッシュディスクとしてのNAND型フラッシュメモリ60にアクセスして、データ63を含むデータの書込み及び読出しを行なう。外部機器200は、USBマスストレージを使用して通常OS20を介してフラッシュディスクとしてのNAND型フラッシュメモリ60にアクセスできる。外部機器200は、典型的にはPCである。
非常用OS40は、USBマスストレージドライバ41及びFDiskドライバ42を備えており、外部機器200は、非常時には、USBマスストレージを使用して非常用OS40を介してフラッシュディスクとしてのNAND型フラッシュメモリ60にアクセスできる。これにより、NAND型フラッシュメモリ60に記憶された通常OS20のOSイメージファイル62やアプリケーション30を更新することができ、また、NAND型フラッシュメモリ60からデータ63を読み出すことができる。
図2に示すように、本実施の形態の携帯端末100では、ブートローダ10と通常OS20をNOR型フラッシュメモリ120に展開するという既存のソフトウェア構成に手を加えることなく、NAND型フラッシュメモリ60から非常用OS40のOSイメージファイル61を読み出してRAM110に展開するというソフトウェア構成を追加するというシンプルなソフトウェア構成で、プログラムに障害(誤ったOSファイルによる更新、OSの破壊、USBマスストレージの自動起動アプリケーションの障害等)が生じた場合にも、外部機器によって情報機器にアクセスして、プログラムの更新やデータの読出しができるようになる。
また、同じNAND型フラッシュメモリ60に対して通常OS20と非常用OS40という2つのOSがそれぞれアクセスできるので、一方のOSに異常が発生して操作不能となっても、他方のOSでNAND型フラッシュメモリ60にアクセスして、異常が生じたOSを復旧させたり、そこに保存されているデータを読み出したりすることが可能になる。
図3は、本発明の実施の形態におけるブートローダ10、非常用OS40、及び通常OS20の関係を示す図である。ブートローダ10は、通常時には通常OS20を起動し(A1)、非常時には非常用OS40を起動する(A2)。通常OS20が起動した場合には、通常OS20から非常用OS40を更新することが可能である(A3)。また、非常用OS40が起動した場合には、非常用OS40から通常OS20を復旧することが可能である(A4)。
図4は、本発明の実施の形態における情報機器の動作を示すフロー図である。携帯端末100がリセット起動されると(ステップS41)、ブートローダ10はブート処理を開始し、そのブート処理における所定の時間内に、ブートローダ10は、ユーザ操作部70に対して、非常起動を指示する特定のキーの操作があったか否かを判断する(ステップS42)。特定のキーの操作があった場合には(ステップS42にてYES)。ブートローダ10は、非常用OS40を起動する処理を行い(ステップS43)、非常用OS40が起動する(ステップS44)。
一方、ブートローダ10によるブート処理における所定の時間内にユーザからの非常起動を指示する特定のキーの操作がなかった場合には(ステップS42にてNO)、ブートローダ10は、通常OS20を更新するか否かを判断する(ステップS45)。通常OS20を更新する場合には(ステップS45にてYES)、ブートローダ10は、OS更新処理を行う(ステップS46)。OS更新処理では、ブートローダ10は、フラッシュディスクとしてのNAND型フラッシュメモリ60に格納されたOSファイルで通常OS20を更新する。次に、ブートローダ10は、OSの更新が成功したか否かを判断する(ステップS47)。OSの更新が成功した場合には(ステップS47にてYES)、通常OS20を起動する処理を行い(ステップS48)、通常OS20が起動する(ステップS49)。
また、ブートローダ10によるブート処理における所定の時間内にユーザからの非常起動を指示する特定のキー操作がなく、かつ通常OS20を更新しない場合には(ステップS42にてNOの後にステップ45にてNO)、ブートローダ10は通常OS20を起動する処理を行い(ステップS48)、通常OS20が起動する(ステップS49)。OS更新処理(ステップS46)を行った後、更新が成功しなかった場合には(ステップS47)、動作不能であるとして、OSを起動することなく処理を終了する。
以下、具体的な事象を上記のフローに当てはめて説明する。まず、OS更新処理(ステップS46)を行った後、更新が成功しなかった場合は(ステップS47)、即ち誤ったOSファイルで更新処理がされた場合であり、この場合には、上述のように動作不能であるとして、OSを起動することなく処理を終了する。この場合には、リセット起動をして(ステップS41)、ブートローダ10によるブート処理における所定の時間内に非常起動を指示する特定のキーの操作をすることにより(ステップS42にてYES)、非常用OS40を起動させる(ステップS43、ステップS44)。そして、正しいOSファイルをフラッシュディスクであるNAND型フラッシュメモリ60に格納しなおす。
その後、再度リセット起動をして(ステップS41)、ブートローダ10によるブート処理における所定の時間内に非常起動を指示する特定のキーの操作をせずに、通常OS20を更新する(ステップS45にてYESの後、ステップS46)。OS更新処理では、上述のように、ブートローダ10は、フラッシュディスクとしてのNAND型フラッシュメモリ60に格納されたOSファイルでOSを更新するが、このときNAND型フラッシュメモリ60に格納されているOSファイルは、すでに正しいOSファイルに置き換わっているので、更新は成功し(ステップS47にてYES)、通常OS20が正常に起動することになる(ステップS48、ステップS49)。
次に、通常OS20が起動(ステップS49)した後に、USBマスストレージの自動起動アプリケーションがUSBの電源を切ったまま動作不能になる障害が発生すると、外部機器200からは、フラッシュディスクであるNAND型フラッシュメモリ60にアクセスができなくなる。そうなると、正しい自動起動アプリケーションを格納しなおすことも、携帯端末100に保存されたデータを取り出すこともできなくなる。
この場合には、リセット起動をして(ステップS41)、ブートローダ10によるブート処理における所定の時間内に非常起動を指示する特定のキーの操作をすることにより(ステップS42にてYES)、非常用OS40を起動させる(ステップS43、ステップS44)。そして、正しい自動起動アプリケーションをフラッシュディスクであるNAND型フラッシュメモリ60に格納しなおし、又は、フラッシュディスクであるNAND型フラッシュメモリ60から外部機器200にデータを読み出す。
その後、再度リセット起動をして(ステップS41)、ブートローダ10によるブート処理における所定の時間内に非常起動を指示する特定のキーの操作をせずに、通常OS20の更新もせずに(ステップS42にてNOの後、ステップS45にてNO)、通常OS20を起動させる(ステップS48、ステップS49)。
なお、上記のフローでは、ブートローダ10は、リセット起動されると(ステップS41)、ブート処理を開始し、そのブート処理における所定の時間内に、ユーザ操作部70に対して、非常起動を指示する特定のキーの操作があったか否かを判断することで(ステップS42)、非常用OS40を起動するか否かを判断したが、ブートローダ10は、リセット起動されて(ステップS41)、ブート処理を開始したときに、USBインターフェース50に外部機器が接続されているか否かを判断し、外部機器が接続されている場合に非常用OS40を起動する(ステップS42にてYES)と判断してもよく、又はユーザによる指示があるか、外部機器が接続されているかのいずれかの条件が満たされた場合に非常用OS40を起動すると判断してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、まず、携帯端末100は、非常時のためにフラッシュメモリカードのためのスロットデバイスを備える必要がなく、従って装置の構成を簡略化でき、また、小型化にも有利となる。
また、本実施の形態の携帯端末100は、誤ったOSファイルによる更新、OSの破壊、USBマスストレージの自動起動アプリケーションの障害等のプログラムに障害が生じた場合にも、非常用OS40を起動させて、USBマスストレージドライバ41及びFDiskドライバ42によって、外部機器からフラッシュディスクとしてのNAND型フラッシュメモリ60へのアクセスを可能にするので、プログラムの更新やデータの読出しができる。
さらに、本実施の形態の携帯端末100は、USBマスストレージの自動起動アプリケーションがUSBの電源を切ったまま動作不能になる障害が発生し、通常OS20のUSBマスストレージ21によっては外部機器からフラッシュディスクであるNAND型フラッシュメモリ60にアクセスできなくなってしまった場合にも、非常用OS40を起動することで、正しい自動起動アプリケーションを外部機器からNAND型フラッシュメモリ60に格納しなおし、又は、NAND型フラッシュメモリ60から外部機器にデータを読み出すことができる。
さらに、本実施の形態の携帯端末100は、既存のソフトウェア構成に手を加える必要がなく、その外側に非常用OS40を付け加えるだけでのシンプルなソフトウェア構成で上記の効果を得られる。しかも、非常用OS40は、USBマスストレージドライバ41及びFDiskドライバ42だけで構成できるので(USBマスストレージとファイルアクセスの機能のみでよいので)、通常OS20よりもはるかに小さいサイズでそれを実現できる。
また、本実施の形態の携帯端末100は、同じNAND型フラッシュメモリ60に対して通常OS20と非常用OS40という2つのOSがそれぞれアクセスできるので、一方のOSに障害が発生して操作不能となっても、他方のOSでNAND型フラッシュメモリ60にアクセスして、障害が生じたOSを復旧させたり、そこに保存されているデータを読み出したりすることが可能になる。そして、このとき、通常OS20においても非常用OS40においてもUSBマスストレージクラスでNAND型フラッシュメモリ60にアクセスするので、OSの復旧やデータの読出しを速やかに行なうことができる。
なお、上記の実施の形態において、通常OS20がUSBマスストレージ21を備えず、非常用OS40が起動した場合にのみ、外部機器から携帯端末100のNAND型フラッシュメモリ60にアクセスができるようにしてもよい。
また、携帯端末100は、バッテリ駆動式の携帯型シンボルスキャナ(例えば、バーコードリーダやRFタグリーダ等)であってよい。この場合、携帯端末100には、シンボルをスキャンするためのハードウェア構成が含まれ、アプリケーション30には、シンボルスキャンのアプリケーションが含まれる。
上記の実施の形態は、情報機器が携帯端末である例を説明したが、情報機器は携帯端末に限られない。
以上のように、本発明は、情報機器のプログラムに障害が生じた場合にも、外部機器によってプログラムの更新やデータの読出しができるという効果を有し、外部機器からの非常アクセスが可能な情報機器等として有用である。
10 ブートローダ
20 通常OS
21 USBマスストレージドライバ
22 FDiskドライバ
23 その他のコンポーネント
30 アプリケーション
40 非常用OS
41 USBマスストレージドライバ
42 FDiskドライバ
50 USBインターフェース
60 NAND型フラッシュメモリ
61 非常用OSのOSイメージファイル
62 通常OSのOSイメージファイル
63 データ
70 ユーザ操作部
100 携帯端末
110 RAM
120 NOR型フラッシュメモリ
200 外部機器

Claims (11)

  1. プログラムによって動作する情報機器であって、
    外部機器に接続するための外部インターフェースと、
    ユーザによる起動操作に応じて起動し、前記情報機器が通常状態であるか非常状態であるかを判断する第1プログラムを記憶した第1プログラム記憶領域と、
    前記第1プログラムが通常状態であると判断したときに前記第1プログラムによって起動される第2プログラムを記憶した第2プログラム記憶領域と、
    前記第1プログラムが非常状態であると判断したときに前記第1プログラムによって起動される第3プログラムを記憶した第3プログラム記憶領域と、
    を備え、
    前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記情報機器へのアクセスを可能にするプログラムである
    ことを特徴とする情報機器。
  2. 前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記第2プログラム記憶領域へのアクセスを可能にするプログラムである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報機器。
  3. 前記情報機器は、さらに、データを記憶するデータ記憶領域を備え、
    前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記データ記憶領域へのアクセスを可能にするプログラムである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報機器。
  4. 前記情報機器は、さらに、前記第2プログラムの上で実行される、前記通常状態において前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器からのアクセスを可能にするための接続アプリケーションを記憶した接続アプリケーション記憶領域を備え、
    前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記接続アプリケーション記憶領域へのアクセスを可能にするプログラムである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報機器。
  5. 前記第1プログラムは、所定のタイミングでユーザからの非常起動の指示を受けた場合に、前記非常状態であると判断して、前記第3プログラムを起動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報機器。
  6. 前記第1プログラムは、ユーザによる起動操作に応じて起動したときに、前記外部インターフェースに前記外部機器が接続されている場合に、前記非常状態であると判断して、前記第3プログラムを起動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報機器。
  7. 前記第3プログラムによってのみ、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記情報機器へのアクセスが可能であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報機器。
  8. 前記情報機器は、バッテリで駆動する携帯型の情報機器であり、
    前記情報機器は、さらに、情報読取機構を備え、
    前記第2プログラムは、少なくとも前記情報読取機構により情報を読み取るためのプログラムを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の情報機器。
  9. 前記第2プログラムは、前記情報機器上で実行可能なオペレーティングシステムであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の情報機器。
  10. 前記外部インターフェースは、USBインターフェースであり、
    前記第3プログラムは、USBマスストレージドライバとフラッシュディスクアクセスドライバからなる
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の情報機器。
  11. 外部機器に接続するための外部インターフェースを備えた情報機器に対して、前記外部インターフェースに接続された前記外部機器から非常アクセスを行なう、情報機器への非常アクセス方法であって、
    ユーザによる起動操作に応じて、第1プログラムを実行して、前記情報機器が通常状態であるか非常状態であるかを判断する第1プログラム実行ステップと、
    前記第1プログラム実行ステップにて通常状態であると判断されたときに、前記第1プログラムによって第2プログラムを実行する第2プログラム実行ステップと、
    前記第1プログラム実行ステップにて非常状態であると判断されたときに、前記第1プログラムによって第3プログラムを実行する第3プログラム実行ステップと、
    を含み、
    前記第3プログラムは、前記外部インターフェースを介して接続された前記外部機器から前記情報機器へのアクセスを可能にするプログラムである
    ことを特徴とする情報機器への非常アクセス方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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