JP6102235B2 - Bios復旧制御装置及びその復旧制御方法、情報処理装置、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

Bios復旧制御装置及びその復旧制御方法、情報処理装置、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、基本入出力システムの処理を制御する技術分野に関する。
一般的に知られたサーバ装置やパーソナルコンピュータ(Personal_Computer:以降、「PC」と称する)等の電子機器は、起動する際に、当該電子機器に接続されたキーボードやハードディスクドライブ等の周辺機器を制御するところの基本入出力システム(Basis_Input/Output_System:以降、「BIOS」と称する)の処理を実行する。
より具体的に、係る処理としては、例えば、電子機器の電源を投入した(つまり、起動する)際に、周辺機器の検出や初期化処理、POST(Power_On_Self_Test)等が知られている。
また、BIOSにおける各種設定は、例えば、BIOS設定メニュー(以下、「BIOS_SETUP_UTILITY」、単に「BIOS_SETUP」とも記す)を用いて、容易に変更できることが知られている。
ここで、本願出願に先立って存在する関連技術として、特許文献1は、情報処理装置に関する技術を開示する。
より具体的に、特許文献1に開示された情報処理装置は、BIOS記憶部に記憶されているBIOSの設定情報を、BIOS設定メニューにおいて選択された項目の設定情報に書き換える。
さらに、係る装置は、BIOS設定メニューにおいて選択された項目の設定情報と、その設定情報を識別する識別名とを関連付けて保存する。
これにより、係る装置は、BOIS設定メニューに表示される履歴閲覧メニューから識別名を示すリストを表示することができる。
さらに、識別名を示すリストから1つの識別名が選択された場合に、係る装置は、選択された識別名に関連付けられたBIOS設定データを取得すると共に、BIOS用ROM(Read_Only_Memory:以降、「ROM」と称する)のデータを、取得したBIOS設定データに書き換える。
また、ユーザが不用意にBIOS設定データを変更することによりBIOSが正常に処理を実行しない(つまり、立ち上がらない)場合に、係る装置は、電源投入と同時にBIOSの設定情報を変更するためのモードを実行することによって、変更前のBIOS設定データに戻すことができる。
このように、特許文献1に開示された情報処理装置は、ユーザによって所望のBIOSの設定情報が選択されると、その選択した設定情報に基づいて、BIOSの設定情報を所望の状態に戻すことができる。
特許文献2は、BIOSアップデート方法、BIOSアップデート装置及びBIOSアップデートプログラムに関する技術を開示する。
より具体的に、特許文献2に開示されたBIOSアップデート装置は、書き換え可能なROM領域に更新データのみを圧縮して書き込む。
そして、PCを立ち上げる際に、係るアップデート装置は、書き換え不可能なROM領域に確保されている確実な立ち上げが可能な基本BIOSイメージ(データ)を、RAM(Random_Access_Memory:以降、「RAM」と称する)領域に転送する。
さらに、係るアップデート装置は、書き換え可能なROM領域に書き込まれた更新データを、作業メモリ領域に展開すると共に、展開した更新データをRAM領域に転送する。
これにより、特許文献2に開示されたPCは、BIOSのアップデートを実行した際に、RAM領域に格納されたBIOSを使用して立ち上がることができる。
特開2009−271864号公報 特開2011−164759号公報
ところで、近年、サーバ装置等の電子機器では、高性能化や新機能の追加に伴いBIOS設定メニューから設定可能な項目が増加している。そのため、電子機器では、BIOS設定メニューが複雑化する傾向にある。
例えば、ユーザは、サーバ装置の機能を拡張するために、新たな技術を搭載する拡張デバイスを増設する場合がある。このような場合に、既に出荷されたサーバ装置は、新たな技術を搭載する拡張デバイスに対して、BIOSが対応していない場合がある。
また、ユーザは、BIOS設定メニューから容易にBOISの設定を変更することができるため、不用意にBIOSの設定を変更する虞がある。
そのため、BIOS設定メニューを起動することができないタイミングでサーバ装置の動作が停止する場合に、ユーザは、BIOSの設定を変更することができない、または設定を戻すことができない。
このような場合に、一般的に知られた解決方法としては、サーバ装置の筐体を開けると共に、筐体内の電子基板に設けられたストラップスイッチやジャンパスイッチ等を用いて、BIOSの設定をクリアする方法が存在する。
しかしながら、係る解決方法では、サーバ装置が設置されている場所まで出向く必要がる。また、ユーザは、そのサーバ装置の筐体を開けると共に、BIOSの設定をクリアする必要がる。そのため係る解決方法では、運用の継続性を損なうことが問題である。
また、近年のサーバ装置では、例えば、管理端末から通信ネットワーク(以下、単に「ネットワーク」と称する)を介してBIOSの設定を変更可能な機能を有することが知られている。
しかしながら、係る解決方法では、リモート環境においてBIOSの設定をクリアすることができない。
また、特許文献1に開示された技術は、BIOSが正常に起動しない場合に、BIOSの設定情報を変更するモードを実行する。さらに、係る技術は、履歴閲覧メニューから所望の設定情報をユーザが選択すると共に、選択されたBIOS設定データ(つまり、変更前の状態)に戻すことができる。
しかしながら、特許文献1では、ユーザによってBIOSの設定情報を変更するモードを実行する必要がある。さらに、ユーザは、履歴閲覧メニューから所望の設定情報を選択するという手間が掛かる。即ち、特許文献1に開示された技術では、運用の継続性を損なう。
また、特許文献2には、基本BIOSイメージと更新データとを異なるRAM領域に格納することによって、係る更新データの書き込みに失敗した場合に、基本BIOSイメージを使用してPCを起動することが記載されているに留まり、例えば、POSTストール等の動作が続行することができない障害が発生する問題については、何ら述べられていない。
本発明の主たる目的は、BIOS起因して動作することができない障害が発生した場合であっても、その障害を速やかに検知すると共に、障害から復旧可能なようにBIOSの設定を変更することが可能なBIOS復旧制御装置等を提供することにある。
上記の課題を達成すべく、本発明に係るBIOS復旧制御装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係るBIOS復旧制御装置は、
制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象のBIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定すると共に、その障害から復旧可能なように前記BIOSの設定情報を変更する復旧手段と、前記BIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とに基づいて、変更履歴情報を生成する変更履歴の保存手段とを有することを特徴とする。
或いは、上記に示すBIOS復旧制御装置を含む情報処理装置によっても、同目的を達成される。
また、同目的を達成すべく、本発明に係るBIOS復旧制御方法は、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係るBIOS復旧制御方法は、
情報処理装置が、制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象のBIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定すると共に、その障害から復旧可能なように前記BIOSの設定情報を変更し、前記BIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とに基づいて、変更履歴情報を生成することを特徴とする。
尚、同目的は、上記の各構成を有するBIOS復旧制御装置及びBIOS復旧制御方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、BIOS起因して動作することができない障害が発生した場合であっても、その障害を速やかに検知すると共に、障害から復旧可能なようにBIOSの設定を変更することができる。
本発明の第1の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1が行う変更履歴の保存処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における変更履歴情報103を概念的に例示する図である。 本発明の第1の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1が行うBIOSにおける設定情報の復旧処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1をBIOS_ROM10に適用した際の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1を情報処理装置におけるBIOS_ROM10に適用した際のBIOSの処理を示すフローチャートである。 本発明に係る各実施形態を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成を例示的に説明するブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1の構成を示すブロック図である。図1において、BIOS復旧制御装置1は、更新制御部2と、SEL検出部3と、差分抽出部4とを有する。
更新制御部2は、制御対象におけるBIOSの設定変更の指示を受付けた場合に、BIOSの変更前の設定情報(以降、説明の便宜上、「第1の設定情報101」と称する)を記憶部5における設定情報格納領域7に格納する。ここで、制御対象とは、サーバ装置等の外部装置である。BIOSの設定変更は、例えば、当該外部装置におけるBIOS設定メニューにおける操作が想定される。
さらに、更新制御部2は、BIOSの変更後の設定情報(以降、説明の便宜上、「第2の設定情報102」と称する)を記憶部5における設定情報格納領域7に格納する。
また、更新制御部2は、設定情報格納領域7に第1の設定情報101と第2の設定情報102とを格納する際に、状態情報格納領域6に、状態情報を設定(セット)する。
更新制御部2は、例えば、電子機器がオペレーティングシステム(Operating_System:以降、「OS」と称する)をロードする(つまり、OSに制御を渡す)際や後述するBIOSにおける設定情報の復旧処理を実行する際に状態情報を初期化(リセット)する。
さらに、更新制御部2は、状態情報格納領域6を参照すると共に、その状態情報格納領域6に状態情報が含まれているか否か(つまり、有無)を確認する。
尚、状態情報とは、例えば、状態情報格納領域6に設定及び初期化することが可能なフラグを採用することができる。その場合に、一例として、更新制御部2は、状態情報格納領域6にフラグ(状態情報)を設定する場合に、「1」とし、係るフラグを初期化する場合に、「0」としてもよい。但し、本実施形態を例に説明する本発明は、これらに限定されない(以下の実施形態においても同様)。
また、例えば、サーバ装置(不図示)におけるBIOSの設定が変更されたことに起因してPOST中にストールした際に、係るサーバ装置は、再起動(リセット)する。サーバ装置が再起動した際に、更新制御部2は、記憶部5における変更履歴格納領域8に格納された変更履歴情報103を取得する(変更履歴情報103については、本実施形態において後述する)。
さらに、更新制御部2は、取得した変更履歴情報103に基づいて、第2の設定情報102を変更する。即ち、更新制御部2は、第2の設定情報102を変更履歴情報103に基づいて、BIOSの変更前の設定に変更する(戻す)。
次に、SEL検出部3は、制御対象のシステムイベントログ(System_Event_Log:以降、「SEL」と略記する)を参照すると共に、係るSELにウオッチドッグタイマ(Watchdog_Timer:以降、「WDT」と略記する)におけるタイムアウトを示す情報が含まれているか否か(つまり、有無)を確認する。
尚、上述した実施形態では、説明の便宜上、一例として、SEL検出部3は、SELを参照する構成を例に説明した。しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されない。
SEL検出部3は、例えば、前回起動した際のSELと今回起動する際のSELとを比較すると共に、比較した結果、2つのSELに差分が有る場合にSELを参照するようにしてもよい。
また、SEL検出部3は、記録された日時が最も新しい(つまり、SEL検出部3がSELを参照する日時に近い日時に記録された)WDTにおけるタイムアウトを示す情報を参照する構成を採用してもよい。
即ち、SEL検出部3が過去に(つまり、SEL検出部3がSELを参照する日時から離れた日時に)記録されたWDTにおけるタイムアウトを参照しなければ、本実施形態を例に説明する本発明は、これらに限定されない(以下、各実施形態においても同様)。
即ち、SEL検出部3は、WDTにおいてタイムアウトが発生した際に記憶されたSELを確認することによって、例えば、サーバ装置等の動作障害の発生有無を速やかに検知(判定)することができる。
さらに、SEL検出部3は、確認結果を更新制御部2に通知する。
尚、SEL検出部3の処理は、一般的に知られたBIOSにおける初期化処理やPOST等の処理を実行する前に実行するようにすればよい。
また、WDTにおける動作自体は、現在では一般的な技術を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する(以下、各実施形態においても同様)。
次に、差分抽出部4は、設定情報格納領域7に格納された第1の設定情報101と第2の設定情報102とに基づいて、2つの設定情報の差分情報を抽出する。
さらに、差分抽出部4は、抽出した係る差分情報に基づいて、変更履歴情報103を生成する。また、差分抽出部4は、生成した変更履歴情報103を変更履歴格納領域8に格納する。
記憶部5は、コンピュータによる読み書きが可能な記憶デバイスである。より具体的に、一例として、記憶部5は、携帯端末装置やサーバ装置等の電子機器に搭載されたフラッシュメモリ(Flash_memory)等の不揮発性記憶素子を採用することができる。但し、本実施形態を例に説明する本発明は、これらに限定されない(以下、各実施形態においても同様)。
記憶部5は、上述した状態情報格納領域6と、設定情報格納領域7及び変更履歴格納領域8とを有する。
尚、上述した実施形態では、説明の便宜上、一例として、状態情報格納領域6と、設定情報格納領域7及び変更履歴格納領域8とは、記憶部5に設ける構成を例に説明した。しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されず、状態情報格納領域6と、設定情報格納領域7及び変更履歴格納領域8とは、1つ以上の異なる記憶デバイスに設ける構成を採用してもよい。
以下、実施形態に係るBIOS復旧制御装置1の動作についてより具体的に説明する。
ここでは、以下の説明において、説明の便宜上、一例として、本実施形態に係るBIOS復旧制御装置1を不図示のサーバ装置に適用した場合について、詳細に説明する。
また、サーバ装置は、一般的に知られたベースボードマネージメントコントローラ(Baseboard_Management_Controller:以降、「BMC」と称する)を搭載することとする。
さらに、サーバ装置は、BMCにおけるWDTによって、障害監視をすることとする。
尚、BMCの技術自体は、現在では一般的な技術を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する(以下、本発明に係る各実施形態においても同様)。
ここでは、以下の説明において、説明の便宜上、例えば、BIOS設定メニューを用いて、BIOSの設定が変更された場合のBIOS復旧制御装置1の動作ついて説明する。
まず、図2に示すフローチャートに沿ってBIOS復旧制御装置1が行う変更履歴の保存処理の動作について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1が行う変更履歴の保存処理の動作を示すフローチャートである。
例えば、サーバ管理者(以降、単に「管理者」と称する)は、所定の操作によってBIOS設定メニューを起動する。さらに、係る管理者は、BIOS設定メニューを操作することによって、BIOSにおける各種設定を変更すると共に、BIOS設定メニューにおける処理を終了する。
ステップS1:
更新制御部2は、BIOS設定メニューから各種設定の変更指示を受け付ける。
即ち、更新制御部2は、BIOS設定メニューから各種設定の変更指示を受付けるのに応じて、変更履歴の保存処理を開始する。
ステップS2:
更新制御部2は、動作している(つまり、各種設定の変更前の)BIOSにおける設定情報(第1の設定情報101)を設定情報格納領域7に格納する。
ステップS3:
更新制御部2は、BIOS設定メニューにおいて変更された(つまり、各種設定の変更後の)BIOSにおける設定情報(第2の設定情報102)を設定情報格納領域7に格納する。
ステップS4:
差分抽出部4は、設定情報格納領域7に格納された第1の設定情報101と第2の設定情報102とに基づいて、第1の設定情報101と第2の設定情報102との設定の差分情報を抽出する。
尚、説明の便宜上、以下の説明において、差分抽出部4が変更履歴格納領域8に格納する「変更履歴情報103−1」、「変更履歴情報103−2」、・・・、「変更履歴情報103−n」を総称して変更履歴情報103と称する(以下、各実施形態においても同様)。
さらに、差分抽出部4は、抽出した差分情報に基づいて、変更履歴情報103を生成する。
ステップS5:
差分抽出部4は、ステップS4において生成した変更履歴情報103を変更履歴格納領域8に格納する。
より具体的に、差分抽出部4は、BIOS設定メニューから各種設定の変更指示を受け付けた順序に「変更履歴情報103−1」、「変更履歴情報103−2」、・・・、「変更履歴情報103−n」と変更履歴格納領域8に格納する。
図3は、本発明の第1の実施形態における変更履歴情報103を概念的に例示する図である。
より具体的に、変更履歴情報103は、図3に示す1列目にBIOS設定メニューから各種設定の変更指示を受け付けた順序を示す履歴番号と、2列目及び3列目にその受け付けた日時(つまり、日付と時刻)と、4列目に変更するBIOSにおける設定の項目と、5列目に係る設定の項目における変更前の設定値、及び6列目に係る設定の項目における変更後の設定値とが関連付けられた情報を含む。
一例として、図3に示す4行目では、2列目及び3列目にBIOS設定メニューから各種設定の変更指示を受け付けた日付「2012/3/3」と時刻「13:20」とを示す。
さらに、図3に示す4行目では、4列目に変更する項目「Memory_Voltage」を示す。また、5列目には、「Memory_Voltage」を変更する前(変更前)の値「1.5v」を示す。6列目には、「Memory_Voltage」を変更した後(変更後)の値「1.35v」を示す。
ステップS6:
更新制御部2は、状態情報格納領域6にフラグをセットすると共に、サーバ装置を再起動する。即ち、更新制御部2は、処理を終了する。
これにより、例えば、サーバ装置は、自装置を再起動する際に、第2の設定情報102を読み出すことによりBIOS設定メニューにおいて変更した項目の設定値を反映することができる。
次に、本発明の実施形態に係るより具体的なBIOS復旧制御装置1が行うBIOSにおける設定情報の復旧処理の動作について説明する。
以下の説明において、説明の便宜上、一例として、サーバ装置におけるBIOSの設定を変更したことに起因して起動障害が発生した際のBIOS復旧制御装置1が行う動作について、詳細に説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1が行うBIOSにおける設定情報の復旧処理の動作を示すフローチャートである。係るフローチャートに沿ってBIOS復旧制御装置1の動作手順を説明する。
ステップS11:
更新制御部2は、起動の際に読み込まれたBIOSにおける設定情報を第1の設定情報101として設定情報格納領域7に格納する。
即ち、更新制御部2は、起動に際して読み込んだBIOSにおける設定情報(つまり、設定情報格納領域7に格納された第2の設定情報102)を取得すると共に、取得した設定情報(第2の設定情報102)を第1の設定情報101として設定情報格納領域7に格納する。
ステップS12:
更新制御部2は、記憶部5の変更履歴格納領域8から最後に(つまり、変更履歴情報103の中から最も日時が新しい)格納された変更履歴情報103を取得する。
ステップS13:
更新制御部2は、取得した変更履歴情報103に基づいて、記憶部5の設定情報格納領域7に格納された第2の設定情報102を変更する。
即ち、更新制御部2は、取得した変更履歴情報103における「変更前の設定値」に基づいて、記憶部5の設定情報格納領域7に格納された第2の設定情報102を変更する。
これにより、更新制御部2は、第2の設定情報102を変更前の設定値に戻すことができる。
ステップS14:
差分抽出部4は、設定情報格納領域7に格納された第1の設定情報101と第2の設定情報102とに基づいて、第1の設定情報101と第2の設定情報102との設定の差分情報を抽出する。
さらに、差分抽出部4は、抽出した差分情報に基づいて、変更履歴情報103を生成する。
ステップS15:
差分抽出部4は、ステップS14において生成した変更履歴情報103を変更履歴格納領域8に格納する。
ステップS16:
更新制御部2は、状態情報格納領域6にセットされたフラグをリセットすると共に、サーバ装置を再起動する。即ち、更新制御部2は、処理を終了する。
尚、ステップS11乃至ステップS16において説明した処理は、SEL検出部3からSELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報を含むと更新制御部2に通知され、且つ状態情報格納領域6にフラグ(状態情報)がセット(設定)されている(つまり、含まれている)場合に、実行すればよい。
また、例えば、変更履歴格納領域8に格納された変更履歴情報103は、通信ネットワークに接続された管理端末や自装置から参照することが可能な構成を採用してもよい。
その場合に、例えば、管理端末は、変更履歴格納領域8に格納された変更履歴情報103を、通信ネットワークを介して参照する機能を有してもよい。また、BIOS復旧制御装置1は、変更履歴情報103から所望の設定が選択された場合に、選択された設定を反映(つまり、選択した変更履歴情報103に基づいて、第2の設定情報102を変更)してもよい。
このように本実施の形態に係るBIOS復旧制御装置1によれば、BIOS起因して動作することができない障害が発生した場合であっても、その障害を速やかに検知すると共に、障害から復旧可能なようにBIOSの設定を変更することができる。さらに、係るBIOS復旧制御装置1は、障害が発生した原因を容易に解析することができる。
その理由は、BIOS復旧制御装置1は、SEL検出部3によってWDTにおけるタイムアウトの発生を速やかに検知することができる。つまり、BIOS復旧制御装置1は、WDTにおけるタイムアウトが発生し、且つ状態情報格納領域6にフラグがセットされている場合に、BIOS起因して動作することができない障害が発生したと判定する。さらに、BIOS復旧制御装置1は、係る障害が発生したと判定した場合に、変更履歴格納領域8に格納された変更履歴情報103に基づいて、BIOSの設定を変更前に変更(復旧)することができるからである
また、管理者は、変更履歴格納領域8に格納された変更履歴情報103を、例えば、管理端末や自装置から参照することができるからである。
<第2の実施形態>
次に、上述した本発明の第1の実施形態に係るBIOS復旧制御装置1を基本とする第2の実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明する。その際、上述した各実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。
本発明の第2の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1について、図2、図4乃至図6を参照して説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1をBIOS_ROM10に適用した際の構成を示すブロック図である。
図5において、BIOS_ROM10は、大別して、BIOS復旧制御装置1と第1の記憶部11とを有する。
BIOS_ROM10は、コンピュータによる読み書きが可能な記憶デバイスである。BIOS_ROM10は、各種命令やデータをフラッシュ・ROMのような不揮発性メモリに格納する記憶媒体である。
より具体的に、第1の記憶部11は、第1の実施形態において説明した状態情報格納領域6と設定情報格納領域7とを有する。第1の記憶部11は、第1の実施形態において説明した記憶部5に相当する。
次に、BMC20は、第2の記憶部21を有する。より具体的に、第2の記憶部21は、第1の実施形態において説明した記憶部5に相当する。
第2の記憶部21は、変更履歴格納領域8と、さらに、SEL格納領域22とを有する。SEL格納領域22とは、SELを格納する領域である。
SEL検出部3は、SEL格納領域22に格納されたSELを参照すると共に、係るSELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報の有無を確認する。
尚、上述した実施形態では、説明の便宜上、一例として、SEL検出部3は、SEL格納領域22に格納されたSELを参照する構成を例に説明した。しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されず、SEL検出部3は、例えば、SELがSEL格納領域22とは異なる記憶デバイス(不揮発性記憶素子)に格納されている場合に、その記憶デバイスを参照する構成を採用してもよい。
次に、本発明の実施形態に係るより具体的なBIOS復旧制御装置1をサーバ装置等の情報処理装置に適用した際のBIOSの処理について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態におけるBIOS復旧制御装置1を情報処理装置におけるBIOS_ROM10に適用した際のBIOSの処理を示すフローチャートである。係るフローチャートに沿ってBIOSの処理手順を説明する。
例えば、不図示のサーバ装置は、主電源が投入されるのに応じて、以下の処理を実行する。
尚、WDT処理は、ステップS21乃至ステップS29を実行するに際して、所定の時間内にWDTのカウンタがクリアされない場合に、SEL格納領域22にSELを格納すると共に、サーバ装置を再起動することによって、リセットすることとする。
ステップS21:
更新制御部2は、BIOSにおける設定において、復旧処理(図4に示すステップS11乃至ステップS16)の機能が有効か無効かを判定する。
尚、復旧処理の機能を有効、または無効にする設定については、例えば、BIOS設定メニューにその設定を変更する項目(つまり、設定項目)を設けてもよい。また、例えば、管理者は、係る設定項目を変更することによって、容易に復旧処理の機能を有効、または無効にすることができる。
ステップS22において「NO」:
更新制御部2は、復旧処理の機能が有効か無効かを判定した結果、復旧処理の機能が無効に設定されている場合に、処理をステップS29に進める。
ステップS22において「YES」:
更新制御部2は、復旧処理の機能が有効か無効かを判定した結果、復旧処理の機能が有効に設定されている場合に、処理をステップS23に進める。
ステップS23:
SEL検出部3は、SEL格納領域22に格納されたSELを参照すると共に、係るSELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報の有無を確認する。さらに、更新制御部2は、状態情報格納領域6を参照すると共に、状態情報格納領域6にフラグの有無を確認する。
一例として、SEL検出部3は、前回起動した際のSELと今回起動する際のSELとを比較すると共に、比較した結果、2つのSELに差分がある場合に、SEL格納領域22に格納されたSELを参照すると共に、係るSELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報の有無を確認する。
より具体的に、SEL検出部3は、起動した際に、SEL全体のSum、またはChecksumを算出すると共に、第1の記憶部11における算出値格納領域(不図示)にSum、またはChecksumの有無を確認する。
SEL検出部3は、係る算出値格納領域にSum(またはChecksum)の有無を確認した結果、Sum(またはChecksum)が無い場合に、算出したSum、またはChecksumを算出値格納領域に格納する。
一方で、SEL検出部3は、係る算出値格納領域にSum(またはChecksum)の有無を確認した結果、Sum(またはChecksum)が有る場合に、既に格納されたSum(またはChecksum)と、算出したSum(またはChecksum)とを比較する。
SEL検出部3は、比較した結果、既に格納されたSum(またはChecksum)と、算出したSum(またはChecksum)とに差分が無い場合に、SELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報が無いことを更新制御部2に通知する。
一方で、SEL検出部3は、比較した結果、既に格納されたSum(またはChecksum)と、算出したSum(またはChecksum)とに差分が有る場合に、既に格納されたSum(またはChecksum)を算出したSum(またはChecksum)に更新する(例えば、上書きする)。
次に、SEL検出部3は、SEL格納領域22に格納されたSELを参照すると共に、係るSELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報の有無を確認する。
ステップS24において「NO」:
SEL検出部3は、SELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報の有無を確認した結果、タイムアウトを示す情報が無い場合に、その確認結果を更新制御部2に通知する。
更新制御部2は、SEL検出部3からの通知に基づいて、SELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報が無いと判定した場合、または状態情報格納領域6にフラグの有無を確認した結果、状態情報格納領域6にフラグが無い場合に、処理をステップS26に進める。
ステップS24において「YES」:
SEL検出部3は、SELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報の有無を確認した結果、タイムアウトを示す情報が有る場合に、その確認結果を更新制御部2に通知する。
更新制御部2は、SEL検出部3からの通知に基づいて、SELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報が有ると判定する。
さらに、更新制御部2は、状態情報格納領域6にフラグの有無を確認した結果、状態情報格納領域6にフラグが有る場合に、処理をステップS25に進める。
即ち、更新制御部2は、SELにWDTにおけるタイムアウトを示す情報が有り、且つ状態情報格納領域6にフラグが有る場合に、処理をステップS25に進める。
ステップS25:
第1の実施形態において説明した復旧処理(図4に示すステップS11乃至ステップS16)を実行する。
尚、復旧処理は、第1の実施形態において説明した動作と同様である。そのため、重複する説明は省略する。
ステップS26:
更新制御部2は、BIOS設定メニューから各種設定の変更指示の有無(つまり、変更指示を受付けたか否か)を判定する。
ステップS27において「NO」:
更新制御部2は、BIOS設定メニューから各種設定の変更指示の有無を判定した結果、係る変更指示が無い(つまり、係る変更指示を受付けていない)と判定した場合に、処理をステップS29に進める。
ステップS27において「YES」:
更新制御部2は、BIOS設定メニューから各種設定の変更指示の有無を判定した結果、係る変更指示が有る(つまり、係る変更指示を受付けた)と判定した場合に、処理をステップS28に進める。
ステップS28:
第1の実施形態において説明した変更履歴の保存処理(図2に示すステップS1乃至ステップS6)を実行する。
尚、変更履歴の保存処理は、第1の実施形態において説明した動作と同様である。そのため、重複する説明は省略する。
ステップS29:
更新制御部2は、状態情報格納領域6にセットされたフラグをリセットすると共に、処理を終了する。
より具体的に、例えば、サーバ装置は、更新制御部2における処理が終了する際に、OSをロードする(つまり、OSに制御を渡す)。
尚、一般的に知られた初期化処理やPOST等の処理は、上述したステップS21乃至ステップS25の処理後に実行することとする。
このように本実施の形態に係るBIOS復旧制御装置1によれば、上述した第1の実施形態において説明した効果を享受できると共に、また、BIOS復旧制御装置1は、例えば、一般的に知られたサーバ装置等のBIOSとBMCとを有する電子機器に適用して好適である。
さらに、BIOS復旧制御装置1は、BMCの機能を活用することによって、新たに記憶部等のハードウェアを追加することなく実現することができる。そのため、例えば、メーカは、製造コストを低減することができる。
(ハードウェア構成例)
上述した実施形態において図1、図5に示した各部は、ソフトウェアプログラムの機能単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図7を参照して説明する。
図7は、本発明の模範的な実施形態に係るBIOS復旧制御装置を実行可能な情報処理装置300(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図7は、図1に示したBIOS復旧制御装置1、或いは、図5に示したBIOS復旧制御装置1、の全体または一部のBIOS復旧制御装置を実現可能なサーバ等のコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図7に示した情報処理装置300は、CPU(Central_Processing_Unit)301、ROM302、RAM303、ハードディスク304(記憶装置)、並びに外部装置との通信インタフェース(Interface:以降、「I/F」と称する)305、CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記憶媒体307に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ308を備え、これらの構成がバス306(通信線)を介して接続された一般的なコンピュータである。
そして、上述した実施形態を例に説明した本発明は、図7に示した情報処理装置300に対して、その説明において参照したブロック構成図(図1、図5)或いはフローチャート(図2、図4、図6)の機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、そのコンピュータ・プログラムを、当該ハードウェアのCPU301に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能な揮発性の記憶メモリ(RAM303)またはハードディスク304等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、CD−ROM等の各種記憶媒体307を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記憶媒体307によって構成されると捉えることができる。
尚、上述した各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した実施形態及びその実施例により例示的に説明した本発明は、以下には限らない。即ち、
(付記1)
制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象のBIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定すると共に、その障害から復旧可能なように前記BIOSの設定情報を変更する復旧手段と、
前記BIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とに基づいて、変更履歴情報を生成する変更履歴の保存手段とを有することを特徴とするBIOS復旧制御装置。
(付記2)
前記復旧手段は、
前記制御対象が起動する際に読み込んだ前記第2の設定情報を前記第1の設定情報として設定情報格納領域に格納すると共に、前記変更履歴情報に基づいて、該第2の設定情報を変更する更新制御手段と、
前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、その差分情報に基づいて前記変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を変更履歴格納領域に格納する差分抽出手段と、
を含むことを特徴とする付記1に記載のBIOS復旧制御装置。
(付記3)
前記変更履歴の保存手段は、
前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを前記設定情報格納領域に格納する前記更新制御手段と、
前記差分抽出手段と、
を含むことを特徴とする付記1および付記2に記載のBIOS復旧制御装置。
(付記4)
前記タイムアウトを示す情報の有無を確認し、その確認結果を前記更新制御手段に通知するSEL検出手段を更に有することを特徴とする付記2または付記3に記載のBIOS復旧制御装置。
(付記5)
前記更新制御手段は、
前記変更履歴の保存手段を実行した際には、状態情報格納領域に前記状態情報を設定し、
前記復旧手段を実行した際、または正常に前記制御対象が動作した際には、前記状態情報格納領域に設定された前記状態情報を初期化する
ことを特徴とする付記1乃至付記3の何れかに記載のBIOS復旧制御装置。
(付記6)
前記SEL検出手段は、
前記制御対象を制御するベースボードマネージメントコントローラを参照することによって、前記タイムアウトを示す情報の有無を確認する
ことを特徴とする付記4に記載のBIOS復旧制御装置。
(付記7)
前記変更履歴情報は、
前記変更指示を受け付けた順序を示す履歴番号と、その受け付けた日時と、変更する前記BIOSにおける設定の項目と、その設定の項目における変更前の設定値と変更後の設定値とが関連付けられた情報を含む
ことを特徴とする付記1乃至付記3の何れかに記載のBIOS復旧制御装置。
(付記8)
前記制御対象であって、前記BIOSと、前記ベースボードマネージメントコントローラと、付記1乃至付記7の何れかに記載されたBIOS復旧制御装置とを備える
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記9)
情報処理装置が、
制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象のBIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定すると共に、その障害から復旧可能なように前記BIOSの設定情報を変更し、
前記BIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とに基づいて、変更履歴情報を生成する
ことを特徴とするBIOS復旧制御方法。
(付記10)
障害から復旧可能なように前記BIOSの設定情報を変更するに際して、前記情報処理装置が、
前記制御対象が起動する際に読み込んだ前記第2の設定情報を前記第1の設定情報として設定情報格納領域に格納すると共に、前記変更履歴情報に基づいて、該第2の設定情報を変更し、
前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、その差分情報に基づいて前記変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を変更履歴格納領域に格納する
ことを特徴とする付記9に記載のBIOS復旧制御方法。
(付記11)
前記変更履歴情報を生成するに際して、前記情報処理装置が、
前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを前記設定情報格納領域に格納し、
該第1の設定情報と該第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、その差分情報に基づいて前記変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を前記変更履歴格納領域に格納することを特徴とする付記9および付記10に記載のBIOS復旧制御方法。
(付記12)
BIOS復旧制御装置の動作制御のためのコンピュータ・プログラムであって、そのコンピュータ・プログラムにより、
制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象のBIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定すると共に、その障害から復旧可能なように前記BIOSの設定情報を変更する機能と、
前記BIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とに基づいて、変更履歴情報を生成する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
(付記13)
障害から復旧可能なように前記BIOSの設定情報を変更するに際して、
前記制御対象が起動する際に読み込んだ前記第2の設定情報を前記第1の設定情報として設定情報格納領域に格納すると共に、前記変更履歴情報に基づいて、該第2の設定情報を変更する機能と、
前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、前記差分情報に基づいて前記変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を変更履歴格納領域に格納する機能と、
を含むことを特徴とする付記12に記載のコンピュータ・プログラム。
(付記14)
前記変更履歴情報を生成するに際して、
前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを前記設定情報格納領域に格納する機能と、
該第1の設定情報と該第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、その差分情報に基づいて前記変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を前記変更履歴格納領域に格納する機能と、
を含むことを特徴とする付記12および付記13に記載のコンピュータ・プログラム。
本発明は、上述した各実施形態には限定されない。本発明は、パーソナルコンピュータ、サーバ、POS(Point_Of_Sale)システム、複写機、複合機等の基本入出力システムを有する電子機器に適用可能である。
1 BIOS復旧制御装置
2 更新制御部
3 SEL検出部
4 差分抽出部
5 記憶部
6 状態情報格納領域
7 設定情報格納領域
8 変更履歴格納領域
10 BIOS_ROM
11 第1の記憶部
20 BMC
21 第2の記憶部
22 SEL格納領域
101 第1の設定情報
102 第2の設定情報
103 変更履歴情報
300 情報処理装置
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 ハードディスク
305 通信インタフェース
306 バス
307 記憶媒体
308 リーダライタ

Claims (7)

  1. 制御対象のBIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とを設定情報格納領域に格納する更新制御手段と、
    前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、その差分情報に基づいて変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を変更履歴格納領域に格納する差分抽出手段と、を備え、
    前記更新制御手段は、
    前記制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象の前記BIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定し、前記制御対象が起動する際に読み込んだ前記第2の設定情報を前記第1の設定情報として前記設定情報格納領域に格納すると共に、前記変更履歴情報に基づいて、該第2の設定情報を変更することを特徴とするBIOS復旧制御装置。
  2. 前記タイムアウトを示す情報の有無を確認し、その確認結果を前記更新制御手段に通知するSEL検出手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載のBIOS復旧制御装置。
  3. 前記更新制御手段は、
    前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とを前記設定情報格納領域に格納する際に、状態情報格納領域に前記状態情報を設定し、
    前記変更履歴情報に基づいて、前記第2の設定情報を変更する際、または正常に前記制御対象が動作した際には、前記状態情報格納領域に設定された前記状態情報を初期化する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のBIOS復旧制御装置。
  4. 前記SEL検出手段は、
    前記制御対象を制御するベースボードマネージメントコントローラを参照することによって、前記タイムアウトを示す情報の有無を確認する
    ことを特徴とする請求項2に記載のBIOS復旧制御装置。
  5. 制御対象であって、前記制御対象におけるBIOSと、前記制御対象を制御するベースボードマネージメントコントローラと、請求項1乃至請求項4の何れかに記載されたBIOS復旧制御装置とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 情報処理装置が、
    制御対象のBIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とを設定情報格納領域に格納し、
    前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、その差分情報に基づいて変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を変更履歴格納領域に格納し、
    前記制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象の前記BIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定し、前記制御対象が起動する際に読み込んだ前記第2の設定情報を前記第1の設定情報として前記設定情報格納領域に格納すると共に、前記変更履歴情報に基づいて、該第2の設定情報を変更することを特徴とするBIOS復旧制御方法。
  7. BIOS復旧制御装置の動作制御のためのコンピュータ・プログラムであって、そのコンピュータ・プログラムにより、
    制御対象のBIOSにおける設定の変更指示の有無を判定し、前記変更指示が有る場合に、前記BIOSにおける変更前の設定情報を示す第1の設定情報と変更後の設定情報を示す第2の設定情報とを設定情報格納領域に格納する機能と、
    前記第1の設定情報と前記第2の設定情報とに基づいて、これら設定情報の差分情報を抽出し、その差分情報に基づいて変更履歴情報を生成すると共に、その変更履歴情報を変更履歴格納領域に格納する機能と、
    前記制御対象のシステムイベントログに、前記制御対象のウオッチドッグタイマにおけるタイムアウトを示す情報が含まれ、且つ前記制御対象の前記BIOSにおける設定が変更されたことを示す状態情報が含まれる場合に、前記制御対象が動作することができない障害が発生したと判定し、前記制御対象が起動する際に読み込んだ前記第2の設定情報を前記第1の設定情報として前記設定情報格納領域に格納すると共に、前記変更履歴情報に基づいて、該第2の設定情報を変更する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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