JP2003316582A - 2重化biosの制御方法と装置 - Google Patents

2重化biosの制御方法と装置

Info

Publication number
JP2003316582A
JP2003316582A JP2002122425A JP2002122425A JP2003316582A JP 2003316582 A JP2003316582 A JP 2003316582A JP 2002122425 A JP2002122425 A JP 2002122425A JP 2002122425 A JP2002122425 A JP 2002122425A JP 2003316582 A JP2003316582 A JP 2003316582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bios
selection
flash memory
information
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002122425A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sato
伸司 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC System Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC System Technologies Ltd filed Critical NEC System Technologies Ltd
Priority to JP2002122425A priority Critical patent/JP2003316582A/ja
Publication of JP2003316582A publication Critical patent/JP2003316582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】BIOSのアップデートに伴いBIOSを書き
換えた時、書き換え失敗等でBIOSが全く動けない状
態でも、コンピュータが立ち上がらない状態を回避する
方法と装置の提供。 【解決手段】コンピュータは、複数のフラッシュROM
16、17に複数のBIOSを有し、コンピュータを起
動する場合に、複数のBIOSの中の何れかのBIOS
を選択するBIOS選択モジュール15を有し、BIO
S選択モジュール手段15は、BIOSの動作の正当性
を判断する手段23と、再起動でBIOSの選択を変更
する手段24、及び、コンピュータを起動するBIOS
を固定的に選択する手段22を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に、基本入出力システムプログラム(BasicInput
Output System :「BIOS」という)を格納する記憶
手段を有する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BIOSは、一般に、コンピュータ起動
時に、中央処理装置(Central Processing Unit:以下
「CPU」という)により実行され、コンピュータのハ
ードウェアの初期化、入出力装置の初期化、オペレーテ
ィングシステム(Operating System:以下「OS」とい
う)のロードを行うシステム固有のプログラムであり、
書き換え可能なフラッシュROM(一括消去可能な電気
的に消去及びプログラム可能なROM、「フラッシュメ
モリ」あるいは、「フラッシュEERROM」ともい
う)に格納される。
【0003】BIOSは、例えば、 ・コンピュータ・BIOS機能の拡張を行う場合、 ・ハードウェア変更に伴ってBIOSの変更が必要な場
合、 ・新規ハードウェア、OSをサポートする場合等に、書
き換えが行われる。
【0004】コンピュータにおいて、BIOSの書き換
えに失敗した場合には、BIOSを格納したフラッシュ
ROMを交換しないと、コンピュータは立ち上がらない
可能性がある。
【0005】また、コンピュータにおいて、ハードウェ
ア変更に伴ってBIOSの書き換えを行う場合には、ハ
ードウェアの変更と、BIOSの書き換えとを同期して
行う必要があり、BIOSを書き換えた後は、ハードウ
ェアを変更するまで、コンピュータの立ち上げは出来な
い。
【0006】BIOSの書き換え失敗によるシステム・
ダウン、あるいは保守・交換によるシステム・オフの時
間の長時間化は、特に、高い稼働率が要求されるサーバ
ーシステムで使用されるコンピュータにとっては、致命
的な問題であり、回避されるべきである。
【0007】この問題を回避するために、従来より様々
な対策が講じられている。BIOSの二重化またはバッ
クアップを行うコンピュータも知られており、例えば特
開平9−330272号公報には、BIOSをフラッシ
ュメモリ内に格納している情報処理装置において、BI
OSを格納したバックアップROMをフラッシュメモリ
とは別に備え、フラッシュメモリと、バックアップRO
Mを切替えることにより、フラッシュメモリを書き替え
る手段を備え、フラッシュメモリ内のBIOSプログラ
ムが破壊しても、バックアップROMによるブートによ
り、フラッシュメモリ内のBIOSプログラムの修復を
行うことができるようにしたBIOS制御方式が開示さ
れている。
【0008】別の刊行物として、例えば特開2001−
109629号公報には、CPUのブートプログラムが
記憶された第1のブートROMと、CPUのブートプロ
グラムが記憶された第2のブートROMと、を有し、電
源オン時、CPUが第1のブートROMから読み出した
ブートプログラムにより正常にブートできたか否かを判
断する判断手段と、CPUが正常にブートできなかった
場合、第2のブートROMからブートプログラムを読み
出すようにした制御方法が開示されている。さらに、例
えば特開平10−149317号公報には、情報処理実
行用のプログラムを格納する第1の格納領域と、復旧用
の第2の記憶領域とを有する書き換え自在なメモリと、
第1の格納領域の書き換え後に、この第1の格納領域か
ら情報処理実行用プログラムを順次読み出して実行する
情報処理手段と、情報処理実行プログラムの実行の正常
性を判定する判定手段と、判定手段が異常を示すとき、
メモリのプログラム読み出し領域を、第1の格納領域か
ら第2の格納領域に切り換えるように指示する切換え指
示手段を備えた情報処理装置が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムは、下
記記載の問題点を有している。すなわち、情報処理装置
では、BIOSデータが正常であるか否かを判断する手
段として、BIOS自身でのチェックサム(check
sum)の計算を使用しており、BIOSが全く動けな
い時には、BIOSデータが正常であるか否かの判断も
出来ない。
【0010】また、BIOSデータが正常であっても、
コンピュータのハードウェアとの組み合わせによる問題
で、立ち上がらない場合には、その異常を検出すること
が出来ない。
【0011】そして、BIOSの書き換え時に発生する
様々な書き換えの失敗により、コンピュータが立ち上が
らない可能性は、相変わらず、残されたままである。
【0012】さらに、ハードウェアの変更に伴いBIO
S変更を行う場合には、ハードウェアの変更に同期して
BIOSの書き換えを行うことが必要とされており、保
守・交換が終了するまでの間は、システムの運用は出来
ない。
【0013】したがって、本発明は上記問題点に鑑みて
創案されたものであって、本発明が解決する課題は、B
IOSの書き換えに伴う、システムの信頼性、運用効
率、保守性を向上する装置、方法を提供することにあ
る。
【0014】より具体的には、本発明は、ハードウェア
変更に伴いBIOS変更を行う場合に、ハードウェアの
変更とBIOSの書き換え同期させる必要性を無くし、
保守・交換時の作業時間を短縮し、システムの保守性を
向上する装置、方法を提供することもその課題としてい
る。
【0015】また本発明は、BIOSの書き換えが失敗
した場合でもコンピュータを立ち上げ可能とし、ハード
ウェアとの組み合わせにより、コンピュータが立ち上が
らない状態でも、BIOSを切り替えてコンピュータを
立ち上げることを可能にし信頼性を向上する装置、方法
を提供することもその課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題の少なくとも1
つを解決するため本発明の一のアスペクトに係る装置
は、基本入出力システム(「BIOS」という)をそれ
ぞれ記憶する複数の記憶手段と、前記複数の記憶手段に
記憶されるBIOSの中のいずれか一つを選択する選択
手段と、BIOSの切替えを前記選択手段に指示する第
1の制御手段と、予め定められたBIOSを、固定的に
選択するように、前記選択手段に指示する第2の制御手
段と、前記選択手段が、前記第1の制御手段からの指示
と前記第2の制御手段からの指示のいずれかに基づき、
BIOSを選択するかを決定する第3の制御手段と、を
備え、前記選択手段で選択されたBIOSがロードされ
て起動が行われる構成とされている。本発明において、
前記BIOSが正当なものであるか判定する判定手段を
備え、前記第1の制御手段は、前記判定手段で、前記B
IOSが正当でないことが検出された場合に、BIOS
の切替えを、前記選択手段に指示する。
【0017】また本発明の別のアスペクトに係る方法
は、BIOSを少なくとも2つの記憶手段に記憶してい
る情報処理装置の2重化BIOSの制御方法であって、
前記各記憶手段に記憶されるBIOSの中のいずれか一
つを選択する選択手段に対して、BIOSの切替えを指
示する第1のステップと、設定情報に基づき、予め定め
られた特定のBIOSを固定的に選択するように、前記
選択手段に対して、指示する第2のステップと、前記第
1、第2のステップのうちいずれのステップでの指示に
基づき、前記選択手段がBIOSを選択するかを決定す
る第3のステップと、前記決定に従い、前記選択手段
が、前記各記憶手段に記憶されるBIOSの中の一つを
選択する第4のステップと、を有し、前記選択手段で選
択されたBIOSがロードされて起動される。
【0018】[発明の概要]本発明は、BIOSを記憶
する複数の不揮発性の記憶手段と、コンピュータを起動
する場合に、複数のBIOSの中のいずれか1つのBI
OSを選択する手段と、を有し、BIOSを選択する手
段は、BIOSの動作の正当性を判断する手段による判
断に基づき再起動によってBIOSの選択を変更する手
段と、BIOSを、固定的に選択する手段と、を有し、
BIOSを選択する2つの手段のいずれかを有効にする
手段を有する。
【0019】本発明において、コンピュータ内には、複
数のBIOSが存在し、コンピュータを立ち上げる時に
使用するBIOSは、BIOSを選択する手段により決
定される。起動時に選択されたBIOSは、BIOSの
正当性を判断する手段により、その正当性が確認され、
BIOSが正当で無いと判断された場合には、BIOS
の選択を変更する手段が、別のBIOSを選択し、コン
ピュータの再起動を行う。
【0020】また、本発明において、コンピュータを起
動するBIOSを固定的に選択する手段は、毎回同じB
IOSを選択し、コンピュータの起動を行う。
【0021】本発明において、BIOSを選択する手段
は、BIOSを選択する前記2つの手段のうち有効にな
っている選択手段に従って、立ち上げ時に使用するBI
OSを決定する。
【0022】本発明において、BIOSを選択する手段
において、前記2つの手段の何れを有効にするかを選択
する手段は、外部から設定する手段を有し、BIOSの
設定処理、及びBIOS書き換えプログラムで設定され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、その好ましい一実施の形態において、
基本入出力システム(BIOS)をそれぞれ記憶する、
複数の、一括消去型の電気的に消去及び書き換え可能な
読み出し専用メモリ(フラッシュEEPROM、フラッ
シュメモリ、あるいはフラッシュROMという)(図2
の16、17)と、前記複数のフラッシュメモリにそれ
ぞれ記憶されるBIOSの中のいずれか一つを選択する
選択手段(図2の26)と、前記選択手段(図2の2
6)でBIOSを選択する場合に、予め記憶部(図2の
25)に設定されたフラッシュメモリ番号情報(図2の
252)に基づき、予め定められた前記フラッシュメモ
リに格納されているBIOSを、固定的に、選択するよ
うに、前記選択手段(図2の26)に指示する第1の制
御手段(図2の22)と、前記選択手段でBIOSを選
択する場合、ハードウエアの監視手段(図2の23)に
よる監視結果に基づき、BIOSを切替えるように、前
記選択手段(図2の26)に指示する第2の制御手段
(図2の24)と、前記選択手段(図2の26)におい
て、前記第1、第2の制御手段からの指示のいずれを有
効とするかを、予め記憶部(図2の25)に設定されて
いる選択手段情報(図2の251)に基づき、決定する
第3の制御手段(図2の21)とを備え、前記選択手段
(図2の26)は、第3の制御手段(図2の21)から
の決定に基づき、前記第1又は第2の制御手段(図2の
22、23)より指定されたBIOSを選択する制御が
行われる。
【0024】情報処理装置のハードウェアに電源が投入
されると、第3の制御手段(図2の21)は、前記記憶
部(図2の25)に予め格納された選択手段情報(図2
の251)を読み込み(図3のS32)、選択手段信号
を、前記選択手段(図2の26)に出力し(図3のS3
25)、前記第1の制御手段(図2の22)は、前記記憶
部(図2の25)に格納された、フラッシュメモリの番
号情報(図2の252)を読み出し(図3のS32
2)、起動時に使用するBIOSを格納したフラッシュ
メモリを選択するためのフラッシュメモリ選択信号を、
前記選択手段(図2の26)に出力し(図3のS32
6)、前記第2の制御手段(図2の24)は、ハードウ
エア起動時に、監視手段(図2の23)から出力される
切替信号からBIOSを選択し(図3のS323)、選
択したBIOSを格納したフラッシュメモリを選択する
ためのフラッシュメモリ選択信号を、前記選択手段(図
2の26)に出力し(図3のS327)、前記選択手段
(図2の26)は、前記第1の制御手段(図2の22)
から供給されたフラッシュメモリ選択信号と、前記第2
の制御手段(図2の24)より供給されたフラッシュメ
モリ選択信号の中から、前記第3の制御手段(図2の2
1)より供給された選択手段信号を基に、いずれのフラ
ッシュメモリ選択信号を用いるか決定する。
【0025】本発明において、起動するBIOSが決定
された後、対応するフラッシュメモリのBIOSは、前
記選択手段(図2の26)を介して、メモリ(図1の1
2)に転送されて展開されてCPU(図1の11)で実
行され、以前に、BIOSの書き換えに失敗し、BIO
Sがフラッシュメモリに正常に書き込まれていず、BI
OSが全く動作できない場合、あるいは、BIOSはフ
ラッシュメモリに正常に書き込まれているが、ハードウ
ェアとの組み合わせ問題でBIOSが全く動作できない
場合には(図3のS353)、監視制御部(図2の2
3)が、異常を検出し(図3のS355)、前記監視制
御部は、前記第2の制御手段(図2の24)に対し、切
り替え信号を出力するとともに、ハードウェアに対して
リセット信号を出力し、前記監視制御部(図2の24)
から切り替え信号を受信した第2の制御手段は、前記選
択手段に対して、別のBIOSに切り替えるように制御
する。
【0026】本発明の一実施の形態において、表示装置
のBIOSセットアップ画面において、前記記憶部(図
2の25)に格納されている選択手段情報と、フラッシ
ュメモリ番号情報を読み出し表示し、前記BIOSセッ
トアップ画面で変更された選択手段情報とフラッシュメ
モリ番号情報を前記記憶部(図2の25)に書き込む処
理を前記BIOSプログラムが行うようにしてもよい。
【0027】本発明の一実施の形態において、前記BI
OS書込みプログラムが、BIOSの書込み時に、前記
記憶部(図2の25)に格納されている選択手段情報と
フラッシュメモリ番号情報を読み出し、システムの立ち
上げで用いられているBIOSが格納されているフラッ
シュメモリ番号、新たにBIOSを書き込んだフラッシ
ュメモリの番号を表示装置の画面に表示し、その後、変
更された選択手段情報とフラッシュメモリ番号情報を、
前記記憶部(図2の25)に書き込むようにしてもよ
い。
【0028】本発明の別の実施の形態において、前記第
1乃至第3の制御手段が、ファームウエアで構成しても
よい。前記ファームウエアが、前記フラッシュメモリの
BIOSを読み込み、誤り検出を行うことで、BIOS
の正当性を判定する構成としてもよい。
【0029】
【実施例】上記した実施の形態についてさらに詳細に説
明すべく、本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。図1は、本発明の一実施例の情報処理装置
の構成を示す図である。図1において、本実施例におい
ては、CPU11、メモリ12、チップセット13、I
Oコントローラ14は、システムバス18を介してBI
OS選択モジュール15と接続されている。
【0030】BIOS選択モジュール15配下のフラッ
シュROM16及びフラッシュROM17には、BIO
S160、BIOS170がそれぞれ格納されている。
【0031】BIOS160及びBIOS170は、情
報処理装置のハードウェアの起動時に、BIOS選択モ
ジュール15から出力される選択(Selector)
信号により、フラッシュROM16及びフラッシュRO
M17のうちのいずれか一方が選択され、選択されたフ
ラッシュROM中のBIOSが、メモリ12に転送され
メモリ12上に展開される。メモリ12上に展開された
BIOSプログラムは、CPU11により実行され、チ
ップセット13及びIOコントローラ14の初期化を行
い、OSの起動を行う。
【0032】図2は、図1のBIOS選択モジュール1
5の構成の一例を示している。図2を参照すると、BI
OS選択モジュール15は、BIOSセレクタ回路26
と、選択手段制御部21と、BIOS固定設定制御部2
2と、ウオッチドッグ・タイマー(Watch Dog Timer:
「WDT」とも略記される)制御部23と、BIOS切
り替え制御部24と、NVRAN(Non-Volatile RA
M;不揮発性のランダムアクセスメモリ)25とを備え
ている。
【0033】NVRAM25は、有効にするBIOS選
択手段を示す選択手段情報251と、起動時に使用する
BIOSを示すフラッシュROM番号情報252とを記
憶している。
【0034】選択手段制御部21は、NVRAM25に
格納された選択手段情報251を基に、選択手段を決定
する。
【0035】BIOS固定設定制御部22は、NVRA
M25に格納されたフラッシュROM番号情報252を
基に、フラッシュROM16とフラッシュROM17の
うちいずれのBIOSを使用するかを、固定的に決定す
る。
【0036】ウオッチドッグ・タイマー制御部23は、
ハードウェアの起動、及びリセット(Reset)時よ
り、ウオッチドッグ・タイマーによる監視を開始し、タ
イムアウトが発生した場合には、ハードウェアに対する
リセット信号、及び、BIOS切り替え制御部24に対
して、BIOS切り替え信号を出力する。
【0037】BIOS切り替え制御部24は、ウオッチ
ドッグ・タイマー制御部23から出力されたBIOS切
り替え信号から、フラッシュROM16とフラッシュR
OM17のうちいずれのBIOSを用いるかを決定す
る。
【0038】選択手段制御部21は、BIOSセレクタ
回路26が、BIOS固定設定制御部22とBIOS切
り替え制御部24のいずれの選択手段によってBIOS
の選択を行うかを、選択手段信号によって、BIOSセ
レクタ回路26に指示する。BIOSセレクタ回路26
は、BIOS固定設定制御部22、及びBIOS切り替
え制御部24で決定された起動時に使用するBIOSの
情報(フラッシュROM選択信号)に基づき、選択手段
制御部21より入力された選択手段信号を基に、BIO
S固定設定制御部22及びBIOS切り替え制御部24
から出力されるフラッシュROM選択信号のいずれを用
いるかを決定し、フラッシュROM16とフラッシュR
OM17のうち使用が決定されたフラッシュROMに対
するチップイネーブル(Chip Enable)信号をアクティ
ブ状態とし、不使用のフラッシュROMに対するチップ
イネーブル信号をインアクティブとする。
【0039】フラッシュROM16とフラッシュROM
17は、BIOSセレクタ回路26から出力される、ア
クティブ状態とされたチップイネーブル信号によってチ
ップイネーブル状態とされ、有効となるフラッシュRO
Mが決定される。
【0040】ウオッチドッグ・タイマー制御部23は、
ウオッチドッグ・タイマーを有し、公知の回路が用いら
れる。
【0041】図3及び図4は、本発明の一実施例を示す
処理の流れ図である。図1乃至図3を参照して、本発明
の一実施例の処理・動作について説明する。
【0042】情報処理装置のハードウェアに電源が投入
される(図3のS31)。
【0043】図2に示すBIOS選択モジュール15に
おいて、選択手段制御部21は、NVRAM25に格納
された選択手段情報251を読み込み(図3のS32
1)、読み込んだ選択手段情報251に対応する選択手
段信号を、BIOSセレクタ回路26に出力する(図3
のS325)。
【0044】BIOS固定設定制御部22は、NVRA
M25に格納されたフラッシュROM番号情報252を
読み出し(図3のS322)、起動時に使用するBIO
Sを格納したフラッシュROMを選択するためのフラッ
シュROM選択信号を、BIOSセレクタ回路26に出
力する(図3のS326)。
【0045】BIOS切り替え制御部24は、ハードウ
ェア起動時に、ウオッチドッグ・タイマー制御部23か
ら出力されるBIOS切替信号から、BIOSを選択し
(図3のS323)、選択したBIOSを格納したフラ
ッシュROMを選択するためのフラッシュROM選択信
号を、BIOSセレクタ回路26に出力する(図3のS
327)。
【0046】BIOSセレクタ回路26は、BIOS固
定設定制御部22から入力されたフラッシュROM選択
信号と、BIOS切り替え制御部24から入力されたフ
ラッシュROM選択信号の中から、選択手段制御部21
より入力された選択手段信号を基に、何れのフラッシュ
ROM選択信号を用いるか決定し、選択したフラッシュ
ROMに対して、チップイネーブル(Chip Enable)信
号を出力する(図3のS33)。
【0047】また、ウオッチドッグ・タイマー制御部2
3は、ハードウェアへの電源投入と同時に、タイマ監視
を開始する(図3のS324)。
【0048】選択されたフラッシュROMのBIOS
は、メモリ12に転送されて展開され(図3のS3
4)、CPU11により実行され、チップセット13、
IOコントローラ14のポスト(POST)処理(後処
理)を実行する(図3のS35)。
【0049】・以前にBIOSの書き換えに失敗し、B
IOSがフラッシュROMに正常に書き込まれていず、
BIOSが全く動作できない場合、あるいは、 ・BIOSはフラッシュROMに正常に書き込まれてい
るが、ハードウェアとの組み合わせ問題によりBIOS
が全く動作できない場合には(図3のS353)、ウオ
ッチドッグ・タイマー制御部23が、一定時間後に、タ
イムアウトを検出し(図3のS355)、BIOS切り
替え制御部24に対して、BIOS切り替え信号を出力
するとともに、ハードウェアに対してリセット信号を出
力する。
【0050】ウオッチドッグ・タイマー制御部23から
BIOS切り替え信号を受信したBIOS切り替え制御
部24は、BIOSセレクタ回路26に対して、現在出
力しているフラッシュROM選択信号を、別のフラッシ
ュROMを選択するフラッシュROM選択信号に変更
し、選択するフラッシュROMを切り替えるように制御
する(図3のS356)。
【0051】コンピュータ・システムは、リセット信号
により、リセットされ、再度、電源投入処理(図3のS
31)から処理を再開する。
【0052】BIOSは、BIOS自身の動作チェッ
ク、及び、チップセット13、IOコントローラ14の
初期化でエラーを検出した場合には(図3のS35
2)、BIOS自身で、無限ループ処理を行い(図3の
S354)、ウオッチドッグ・タイマー制御部23によ
る、一定時間後のタイムアウト検出を待つ(図3のS3
55)。
【0053】一方、ポスト処理(図3のS35)を正常
に終了した場合、BIOSはOSのブート処理を行う
(図3のS36)。
【0054】OSの起動が正常に終了した時点で、ウオ
ッチドッグ・タイマー制御部23のタイマ監視の停止処
理が行われる(図3のS37)。
【0055】この一連の処理により、NVRAM25の
選択手段情報251に、BIOS切り替え制御部24が
選択したBIOSを使用する設定を行った場合におい
て、システム起動でBIOSが動作できない場合に、ウ
オッチドッグ・タイマー制御部23でのタイムアウトに
よるシステムリセットで、起動時に使用するBIOSを
切り替え、システムの再起動を行うことが可能とされ
る。
【0056】また、NVRAM25の選択手段情報25
1に、BIOS固定設定制御部22で選択するBIOS
を使用する旨を設定をした場合には、NVRAM25に
格納されているフラッシュROM番号252で指定され
たBIOSで、毎回、システムの起動を行うことができ
る。
【0057】次に、図2に示すBIOS選択モジュール
15において、NVRAM25の選択手段情報251と
フラッシュROM番号情報252の設定について図4を
参照して説明する。
【0058】BIOSは、コンピュータの図示されない
表示装置のBIOSセットアップ画面(図4のS41)
において、NVRAM25に格納されている選択手段情
報251と、フラッシュROM番号情報252を読み出
して表示する(S42)。
【0059】BIOSは、BIOSセットアップ画面上
で変更された選択手段情報251とフラッシュROM番
号情報252を、NVRAM25に書き込む(S4
3)。
【0060】同様に、BIOS書込みプログラム(S4
4)は、フラッシュROMへのBIOSの書き込み時、
すなわち、BIOSの更新時(S45)に、NVRAM
25に格納されている選択手段情報251とフラッシュ
ROM番号情報252を読み出し、システムの立ち上げ
で用いられているBIOSが格納されているフラッシュ
ROM番号、新たにBIOSを書き込んだフラッシュR
OMの番号を表示装置の画面に表示する(S46)。
【0061】その後、この画面で変更された選択手段情
報251とフラッシュROM番号情報252を、NVR
AM25に書き込む(S47)。
【0062】この処理により、BIOSセットアップ、
及び、BIOS書込み時に、表示装置の画面上から、N
VRAM25の選択手段情報251とフラッシュROM
番号情報252を設定することが可能になる。
【0063】上記実施例において、図2に示したBIO
S選択モジュール15は、ハードウェアの代わりに、フ
ァームウェアによるプログラム制御によって構成するよ
うにしてもよい。図5は、第2の実施例の構成を示す図
である。図5を参照すると、BIOS選択モジュール1
5Aは、BIOSセレクタ回路54と、プロセッサ5
1、ファームウェア52、サーバマネジメントコントロ
ーラ55と、NVRAM53を備えている。ファームウ
ェア52は、EEPROM等に格納される。
【0064】BIOSセレクタ回路54におけるBIO
Sの選択を、ファームウェア52が、NVRAM53の
情報を基に決定する。すなわち、プロセッサ51は、N
VRAM53の選択手段情報531を読み込み、選択手
段信号をBIOSセレクタ回路54に与え、BIOSセ
レクタ回路54で、使用するBIOSを選択する時、フ
ラッシュROM番号532で指定されるフラッシュRO
Mを固定的に選択するか、あるいは、サーバマネージメ
ントコントローラ55からの管理情報に基づき、BIO
Sの切替を行うかを決定する。
【0065】また、この実施例では、ファームウェア5
2により、フラッシュROM16、17内のBIOSを
読み込み、チェックサム(Checksum)を計算す
ることで、BIOSを、メモリ(図1の12)にロード
する前に、BIOSの正当性をチェックすることが可能
とされている。チェックサムによるエラーを検出した場
合、ファームウェア52は、BIOSセレクタ回路54
に通知する。サーバマネージメントコントローラ(serv
er management controller)55は、サーバの管理制
御を行うコントローラであり、その機能の一部に、図2
のウオッチドッグタイマー制御部23と同等の監視機能
が実装される。すなわち、BIOSストールの発生時等
に、サーバマネージメントコントローラ55では、タイ
ムアウトの発生等により、システムリセットを出力する
とともに、BIOSセレクタ回路54に、別のフラッシ
ュROMを選択するように、フラッシュROM選択信号
の変更を指示する制御を行う。
【0066】なお、上記実施例において、フラッシュR
OMは複数台であってよく、2台に限定されるものでは
ない。またNVRAM25は不揮発性の書き換え可能な
メモリであれば、NVRAMに限定されるものでない。
また、図2に示す実施例において、ウオッチドッグ・タ
イマーは、BIOSの異常をタイムアウトで検出するも
のであるが、BIOSの正常動作、正当性を検証するこ
とができる監視手段であれば、ウオッチドッグ・タイマ
ーに限定されない。以上本発明を上記実施例に即して説
明したが、本発明は上記実施例にのみ限定されるもので
なく、特許請求の範囲の各請求項の範囲内で当業者であ
ればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論
である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
BIOSの書き換え時に発生する問題により、コンピュ
ータが立ち上がらないという問題を回避し、コンピュー
タの信頼性を向上する、という効果を奏する。
【0068】その理由は、本発明においては、BIOS
を記憶する手段を複数備え、BIOSが、正常であるか
否かを判断する手段を、BIOSから切り離すことで、
BIOSの書き換え失敗で、BIOSが全く動作しない
場合、あるいは、BIOSとハードウェアの組み合わせ
問題で、BIOSデータが正常でもコンピュータが全く
正常に立ち上がらない場合でも、BIOSを切り替えて
立ち上げを行うことがを可能としているためである。
【0069】本発明によれば、保守・交換時の作業時間
を短縮し、コンピュータの保守性を向上する、という効
果を奏する。
【0070】その理由は、本発明においては、BIOS
を複数持ち、システムの立ち上げで使用するBIOSを
固定的に選択する手段を備え、ハードウェアの変更に伴
ってBIOS変更を行う場合に、ハードウェアの変更と
BIOSの書き換えを同期させて行うことを不用として
いるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のハードウェア構成を示す図
である。
【図2】本発明の一実施例のBIOS選択モジュール構
成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の処理の流れ図である。
【図4】本発明の一実施例の処理の流れ図である。
【図5】本発明の他の実施例のBIOS選択モジュール
構成を示す図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 メモリ 13 チップセット 14 IOコントローラ 15、15A BIOS選択モジュール 16 フラッシュROM 17 フラッシュROM 160 BIOS 170 BIOS 21 選択手段制御部 22 BIOS固定設定制御部 23 ウオッチドッグ・タイマー制御部 24 BIOS切り替え制御部 25 NVRAM 26 BIOSセレクタ回路 251 選択手段情報 252 フラッシュROM番号 51 プロセッサ 52 ファームウェア 53 NVRAM 531 選択手段情報 532 フラッシュROM番号 54 BIOSセレクタ回路 55 サーバマネジメントコントローラ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本入出力システム(Basic Input Outp
    ut System;「BIOS」という)をそれぞれ記憶する
    複数の記憶手段と、 前記複数の記憶手段に記憶されるBIOSの中のいずれ
    か一つを選択する選択手段と、 BIOSの切替えを前記選択手段に指示する第1の制御
    手段と、 予め定められたBIOSを、固定的に選択するように、
    前記選択手段に指示する第2の制御手段と、 前記選択手段が、前記第1の制御手段からの指示と前記
    第2の制御手段からの指示のいずれかに基づき、BIO
    Sを選択するかを決定する第3の制御手段と、 を備え、 前記選択手段で選択されたBIOSがロードされて起動
    が行われる、ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記BIOSが正当なものであるか判定す
    る判定手段を備え、 前記第1の制御手段は、前記判定手段で、前記BIOS
    が正当でないことが検出された場合に、BIOSの切替
    えを、前記選択手段に指示する、ことを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】、前記判定手段において、前記BIOSが
    正当でないことが検出された場合に、システムをリセッ
    トし、再起動する制御を行う、ことを特徴とする請求項
    2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記第2の制御手段は、記憶部に予め記憶
    されている設定情報を参照し、前記第1の設定情報で指
    定されているBIOSを、固定的に選択するように、前
    記選択手段に指示し、 前記記憶部に記憶される前記設定情報を変更する手段を
    備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】前記第3の制御手段は、記憶部に予め記憶
    されている設定情報であって、前記第1の制御手段から
    の指示と前記第2の制御手段からの指示のいずれかを前
    記選択手段で有効とするかを決定する設定情報(「選択
    手段情報」という)を参照して、前記選択手段情報に基
    づき、選択手段信号を、前記選択手段に対して出力し、 前記選択手段は、前記選択手段信号に基づき、前記第1
    の制御手段又は前記第2の制御手段よって指示されたB
    IOSを選択し、 前記記憶部に記憶される選択手段情報を変更する手段を
    備えている、ことを特徴とする請求項1又は4に記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記設定情報は、前記BIOSの設定処
    理、及び、前記BIOSの書き換えプログラムによって
    変更される、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の
    情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記設定情報は、不揮発性のランダムアク
    セスメモリに記憶される、ことを特徴とする請求項4又
    は5に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記BIOSを記憶する記憶手段が、フラ
    ッシュ型の電気的に消去及び書き換え可能な読み出し専
    用メモリよりなる、ことを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれか一に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】基本入出力システム(Basic Input Outp
    ut System;「BIOS」という)をそれぞれ格納す
    る、フラッシュ型の電気的に消去可能及び書き換え可能
    な読み出し専用メモリ(「フラッシュメモリ」という)
    を複数備え、 前記複数のフラッシュメモリに格納されるBIOSのう
    ちの一つを選択するBIOS選択回路と、 記憶部に予め設定されたフラッシュメモリ番号情報に基
    づき、予め定められたフラッシュメモリに格納されてい
    るBIOSを、固定的に、選択するように、前記BIO
    S選択回路に対して、フラッシュメモリ選択信号に出力
    するBIOS固定設定制御手段と、 監視手段により、BIOSが正常動作していないことが
    検出された場合、前記監視手段から出力される切替信号
    を受けて、BIOSを切替えるように、前記BIOS選
    択回路に対して、フラッシュメモリ選択信号に出力する
    BIOS切替制御手段と、 前記記憶部に予め設定された選択手段情報に基づき、前
    記BIOS選択回路において、前記選択手段制御手段と
    前記BIOS切替制御手段からのフラッシュメモリ選択
    信号のいずれかに基づき、使用するBIOSを選択する
    かを決定するための選択手段信号を、前記BIOS選択
    回路に対して、出力する選択手段制御手段と、 を備え、 前記BIOS選択回路は、前記選択手段制御手段からの
    前記選択手段信号に基づき、前記選択手段制御手段又は
    前記BIOS切替制御手段からのフラッシュメモリ選択
    信号で指定されたフラッシュメモリをイネーブル状態と
    して、前記フラッシュメモリのBIOSを選択し、メモ
    リへのロードを行う、ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記情報処理装置の電源投入により、前
    記選択手段制御手段は、前記記憶部に予め格納された選
    択手段情報を読み込み、前記選択手段情報に基づき、前
    記選択手段信号を、前記BIOS選択回路に出力し、 前記BIOS固定設定制御手段は、前記記憶部に格納さ
    れたフラッシュメモリ番号情報を読み出し、起動時に使
    用するBIOSを格納したフラッシュメモリを選択する
    ためのフラッシュメモリ選択信号を、前記BIOS選択
    回路に対して出力し、 前記BIOS切替制御手段は、ハードウエア起動時に、
    前記監視手段から出力される切替信号を受け取った場合
    に、現在選択されているBIOSとは別のBIOSへの
    切替を行うために、選択したBIOSを格納したフラッ
    シュメモリを選択するためのフラッシュメモリ選択信号
    を、前記BIOS選択回路に対して出力し、 前記BIOS選択回路は、前記BIOS固定設定制御手
    段から供給されたフラッシュメモリ選択信号と、前記B
    IOS切替制御手段より供給されたフラッシュメモリ選
    択信号の中から、前記選択手段制御手段より供給された
    前記選択手段信号を基に、いずれのフラッシュメモリ選
    択信号を用いるか決定する、ことを特徴とする請求項9
    記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】起動するBIOSが決定された後、対応
    する前記フラッシュメモリのBIOSは前記BIOS選
    択回路を介してメモリに転送されて展開されてCPUで
    実行され、 BIOSが正常に動作できない場合に、異常を検出した
    前記監視手段は、前記BIOS切替制御手段に対して、
    切替信号を出力するとともに、ハードウェアに対してリ
    セット信号を出力し、 前記監視手段から切替信号を受信した前記BIOS切替
    制御手段は、前記BIOS選択回路に対して、別のBI
    OSに切り替えるように制御する、ことを特徴とする請
    求項9又は10記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】表示装置のBIOSセットアップ画面に
    おいて、前記記憶部に格納されている選択手段情報とフ
    ラッシュメモリ番号情報を読み出し表示し、 前記BIOSセットアップ画面で変更された選択手段情
    報とフラッシュメモリ番号情報を、前記記憶部に書き込
    む処理を、前記BIOSプログラムが行う、ことを特徴
    とする請求項9乃至11のいずれか一に記載の情報処理
    装置。
  13. 【請求項13】前記BIOS書込みプログラムが、BI
    OSの書込み時に、前記記憶部に格納されている選択手
    段情報とフラッシュメモリ番号情報を読み出し、システ
    ムの立ち上げで用いられているBIOSが格納されてい
    るフラッシュメモリ番号、新たにBIOSを書き込んだ
    フラッシュメモリの番号を表示装置の画面に表示し、そ
    の後、変更された選択手段情報とフラッシュメモリ番号
    情報を、前記記憶部に書き込む、ことを特徴とする請求
    項9乃至12のいずれか一に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】前記監視手段が、ウオッチドッグタイマ
    ーを備えていることを特徴とする請求項9又は10に記
    載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】前記選択手段制御手段、前記BIOS固
    定設定制御手段、前記BIOS切替制御手段の少なくと
    も1つが、ファームウエアで構成されている、ことを特
    徴とする請求項9記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】前記ファームウエアが、前記フラッシュ
    メモリのBIOSを読み込み、誤り検出を行うことで、
    BIOSの正当性を判定する、ことを特徴とする請求項
    15記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】基本入出力システム(Basic Input Ou
    tput System;「BIOS」という)を少なくとも2つ
    の記憶手段に記憶している情報処理装置の2重化BIO
    Sの制御方法であって、 前記各記憶手段に記憶されるBIOSの中のいずれか一
    つを選択する選択手段に対して、BIOSの切替えを指
    示する第1のステップと、 設定情報に基づき、予め定められた特定のBIOSを固
    定的に選択するように、前記選択手段に対して、指示す
    る第2のステップと、 前記第1、第2のステップのうちのいずれの指示に基づ
    き、前記選択手段がBIOSを選択するかを決定する第
    3のステップと、 前記決定に従い、前記選択手段が、前記各記憶手段に記
    憶されるBIOSの中の一つを選択する第4のステップ
    と、 を有し、 前記選択手段で選択されたBIOSがロードされて起動
    される、ことを特徴とするBIOSの制御方法。
  18. 【請求項18】前記BIOSが正当なものであるか判定
    するステップを有し、前記BIOSが正当でないことが
    検出された場合に、前記第1のステップにおいて、BI
    OSの切替えを、前記選択手段に指示する、ことを特徴
    とする請求項17に記載のBIOSの制御方法。
  19. 【請求項19】、前記BIOSが正当でないことが検出
    された場合に、システムをリセットし、再起動する制御
    を行う、ことを特徴とする請求項18に記載のBIOS
    の制御方法。
  20. 【請求項20】前記第2のステップにおいて、記憶部に
    予め記憶されている設定情報を参照し、前記設定情報で
    指定されているBIOSを、固定的に選択するように、
    前記選択手段に指示し、 前記記憶部に記憶される前記設定情報は、変更自在とさ
    れている、ことを特徴とする請求項17に記載のBIO
    Sの制御方法。
  21. 【請求項21】前記第3のステップでは、記憶部に予め
    記憶されている設定情報であって、前記第1のステップ
    と前記第2のステップからの指示のいずれかを前記選択
    手段で有効とするかを決定する設定情報(「選択手段情
    報」という)に基づき、選択手段信号が、前記選択手段
    に対して出力され、 前記記憶部に記憶される前記選択手段情報は、変更自在
    とされている、ことを特徴とする請求項17又は20に
    記載のBIOSの制御方法。
  22. 【請求項22】前記設定情報は、前記BIOSの設定処
    理、及び、前記BIOSの書き換えプログラムによっ
    て、変更される、ことを特徴とする請求項20又は21
    に記載のBIOSの制御方法。
  23. 【請求項23】基本入出力システム(Basic Input Ou
    tput System;「BIOS」という)を記憶する、フラ
    ッシュ型の電気的に消去可能及び書き換え可能な読み出
    し専用メモリ(「フラッシュメモリ」という)を、複数
    有する情報処理装置のBIOSの制御方法であって、 前記複数のフラッシュメモリに記憶されるBIOS中の
    いずれか一つを選択手段で選択するにあたり、 予め記憶部に設定された情報に基づき、予め定められた
    前記フラッシュメモリに格納されているBIOSを、固
    定的に、選択するように、前記選択手段に通知する第1
    の制御手段からの指示を有効とするか、ハードウエアの
    監視手段による監視結果に基づき、BIOSを切替える
    ように、前記選択手段に通知する第2の制御手段からの
    指示を有効とするかを、第3の制御手段が、予め記憶部
    に設定されている選択手段情報に基づき、決定するステ
    ップを有し、 前記選択手段では、前記ステップでの決定に基づき、前
    記第1又は第2の制御手段より指定されたフラッシュメ
    モリのBIOSを選択するステップと、 前記選択されたBIOSが前記情報処理装置のメモリに
    ロードされ起動される、ことを特徴とするBIOSの制
    御方法。
  24. 【請求項24】前記情報処理装置のハードウェアに電源
    が投入されると、前記第3の制御手段が、前記記憶部に
    予め格納された選択手段情報を読み込み、選択手段信号
    を前記選択手段に出力するステップと、 前記第1の制御手段は、前記記憶部に格納された、フラ
    ッシュメモリの番号情報を読み出し、起動時に使用する
    BIOSを格納したフラッシュメモリを選択するための
    フラッシュメモリ選択信号を、前記選択手段に出力する
    ステップと、 前記第2の制御手段は、ハードウエア起動時に、前記監
    視手段から出力される切替信号を受け取ると、現在選択
    されているBIOSとは別のBIOSを選択し、該選択
    したBIOSを格納したフラッシュメモリを選択するた
    めのフラッシュメモリ選択信号を、前記選択手段に出力
    するステップと、 前記選択手段は、前記第1の制御手段から供給されたフ
    ラッシュメモリ選択信号と、前記第2の制御手段より供
    給されたフラッシュメモリ選択信号の中から、前記第3
    の制御手段より供給された選択手段情報を基に、いずれ
    のフラッシュメモリ選択信号を用いるかを決定するステ
    ップと、 を有する、ことを特徴とする請求項23に記載のBIO
    Sの制御方法。
  25. 【請求項25】起動するBIOSが決定された後、対応
    する前記フラッシュメモリのBIOSが、前記選択手段
    を介して、前記情報処理装置のメモリに転送されて展開
    されてCPUで実行されるステップと、 BIOSが正常に動作できない場合には、前記監視手段
    が、異常を検出し、前記監視手段は、前記第2の制御手
    段に対し、切り替え信号を出力するとともに、ハードウ
    ェアに対してリセット信号を出力するステップと、 前記監視手段から切り替え信号を受信した第2の制御手
    段は、前記選択手段に対して、別のBIOSに切り替え
    るように制御するステップと、 を有する、ことを特徴とする請求項23又は24に記載
    のBIOSの制御方法。
  26. 【請求項26】前記BIOSが、表示装置のBIOSセ
    ットアップ画面において、前記記憶部に格納されている
    選択手段情報と、フラッシュメモリ番号情報を読み出し
    て表示するステップと、 前記BIOSが、前記セットアップ画面で変更された選
    択手段情報とフラッシュメモリ番号情報を前記記憶部に
    書き込むステップと、 を有する、ことを特徴とする請求項23に記載のBIO
    Sの制御方法。
  27. 【請求項27】前記BIOS書込みプログラムが、BI
    OSの書込み時に、前記記憶部に格納されている選択手
    段情報とフラッシュメモリ番号情報を読み出し、立ち上
    げで用いられているBIOSが格納されているフラッシ
    ュメモリ番号、新たにBIOSを書き込んだフラッシュ
    メモリ番号を表示装置の画面に表示するステップと、 前記BIOS書込みプログラムが、その後、前記画面
    で、変更された選択手段情報とフラッシュメモリ番号情
    報を前記記憶部に書き込むステップと、 を有する、ことを特徴とする請求項23又は26に記載
    のBIOSの制御方法。
JP2002122425A 2002-04-24 2002-04-24 2重化biosの制御方法と装置 Pending JP2003316582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122425A JP2003316582A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 2重化biosの制御方法と装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122425A JP2003316582A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 2重化biosの制御方法と装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003316582A true JP2003316582A (ja) 2003-11-07

Family

ID=29538045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002122425A Pending JP2003316582A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 2重化biosの制御方法と装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003316582A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251945A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Nec Engineering Ltd 基本入出力制御システム
JP2008165627A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujitsu Ltd 組込装置および制御方法
JP2008226158A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、ソフトウェア更新方法及び画像処理装置
JP2009070224A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 電子機器、電子機器の起動制御方法及び画像形成装置
JP2009205409A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Nec Corp 冗長構成システム、該冗長構成システムに用いられる情報管理方法及び情報管理制御プログラム
JP2009265846A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Toshiba Tec Corp データ処理装置およびその起動方法
JP2010026650A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp 制御装置
JP2011090481A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Hitachi Ltd 情報処理装置及びシステム設定方法
EP2393008A2 (en) 2010-06-02 2011-12-07 Fujitsu Limited Information processing apparatus and driver execution control method
JP2012069565A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及び制御方法
JP2012159966A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Kyocera Document Solutions Inc 情報処理装置
JP2012234580A (ja) * 2012-09-05 2012-11-29 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、正当性検証方法および正当性検証プログラム
WO2013136997A1 (ja) * 2012-03-14 2013-09-19 オムロン株式会社 プログラム制御装置、マザーボードおよび情報処理装置
JP2014115928A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Nec Corp Bios復旧制御装置及びその復旧制御方法、情報処理装置、並びにコンピュータ・プログラム
JP2014170306A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Nec Computertechno Ltd 情報処理装置、起動障害からの自動復旧方法、及び起動障害からの自動復旧プログラム
JP2015512535A (ja) * 2012-03-31 2015-04-27 インテル・コーポレーション システム変更後におけるコンピューティング装置の適切な動作を確認するための方法及びシステム
JP2015122030A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 富士通株式会社 情報処理装置、監視プログラム及び監視方法
JP2016085719A (ja) * 2014-10-22 2016-05-19 技嘉科技股▲ふん▼有限公司Giga−Byte Technology Co.,Ltd. 外部ディスプレイポートを切り替え可能なディスプレイ回路
JP2018022333A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 富士通株式会社 ストレージ制御装置および記憶装置管理プログラム
CN117032813A (zh) * 2023-10-10 2023-11-10 浪潮(山东)计算机科技有限公司 双基本输入输出系统闪存的切换判定方法及装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251945A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Nec Engineering Ltd 基本入出力制御システム
JP2008165627A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujitsu Ltd 組込装置および制御方法
JP2008226158A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、ソフトウェア更新方法及び画像処理装置
JP2009070224A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 電子機器、電子機器の起動制御方法及び画像形成装置
JP2009205409A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Nec Corp 冗長構成システム、該冗長構成システムに用いられる情報管理方法及び情報管理制御プログラム
JP2009265846A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Toshiba Tec Corp データ処理装置およびその起動方法
JP2010026650A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp 制御装置
JP2011090481A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Hitachi Ltd 情報処理装置及びシステム設定方法
EP2393008A2 (en) 2010-06-02 2011-12-07 Fujitsu Limited Information processing apparatus and driver execution control method
US8612803B2 (en) 2010-06-02 2013-12-17 Fujitsu Limited Information processing apparatus and driver execution control method
JP2012069565A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及び制御方法
JP2012159966A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Kyocera Document Solutions Inc 情報処理装置
WO2013136997A1 (ja) * 2012-03-14 2013-09-19 オムロン株式会社 プログラム制御装置、マザーボードおよび情報処理装置
JP2015512535A (ja) * 2012-03-31 2015-04-27 インテル・コーポレーション システム変更後におけるコンピューティング装置の適切な動作を確認するための方法及びシステム
US9880862B2 (en) 2012-03-31 2018-01-30 Intel Corporation Method and system for verifying proper operation of a computing device after a system change
JP2012234580A (ja) * 2012-09-05 2012-11-29 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、正当性検証方法および正当性検証プログラム
JP2014115928A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Nec Corp Bios復旧制御装置及びその復旧制御方法、情報処理装置、並びにコンピュータ・プログラム
JP2014170306A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Nec Computertechno Ltd 情報処理装置、起動障害からの自動復旧方法、及び起動障害からの自動復旧プログラム
JP2015122030A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 富士通株式会社 情報処理装置、監視プログラム及び監視方法
JP2016085719A (ja) * 2014-10-22 2016-05-19 技嘉科技股▲ふん▼有限公司Giga−Byte Technology Co.,Ltd. 外部ディスプレイポートを切り替え可能なディスプレイ回路
JP2018022333A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 富士通株式会社 ストレージ制御装置および記憶装置管理プログラム
US10691565B2 (en) 2016-08-03 2020-06-23 Fujitsu Limited Storage control device and storage control method
CN117032813A (zh) * 2023-10-10 2023-11-10 浪潮(山东)计算机科技有限公司 双基本输入输出系统闪存的切换判定方法及装置
CN117032813B (zh) * 2023-10-10 2024-02-09 浪潮(山东)计算机科技有限公司 双基本输入输出系统闪存的切换判定方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003316582A (ja) 2重化biosの制御方法と装置
US8930931B2 (en) Information processing apparatus using updated firmware and system setting method
US7750676B2 (en) Embedded system and control method therefor
US20040158702A1 (en) Redundancy architecture of computer system using a plurality of BIOS programs
JP5564956B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置のファームウェア更新方法
JPH11316687A (ja) 自動リカバリ・システム
US11704197B2 (en) Basic input/output system (BIOS) device management
US20060036832A1 (en) Virtual computer system and firmware updating method in virtual computer system
TW201020779A (en) System for auto-operating backup firmware and method thereof
US7194614B2 (en) Boot swap method for multiple processor computer systems
US10223217B2 (en) Information processing device, method for booting information processing device, and non-transitory recording medium
JP7002358B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置のbios更新方法、及び情報処理装置のbios更新プログラム
JP2004199277A (ja) Biosの冗長管理方法、データ処理装置及びストレージシステム
EP2590072A1 (en) System control device, information processing system, and data migration and restoration method for information processing system
JP5314731B2 (ja) データ処理装置間の基本入出力プログラムの同期化方法及びコンピュータシステム
JP5305473B2 (ja) エラーコード出力装置及びエラーコード出力方法
JP2007122151A (ja) ブート制御装置およびブート制御方法
JP2006251945A (ja) 基本入出力制御システム
JP6021597B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータプログラム
JP2013125493A (ja) コンピュータシステム、待機電力削減方法、及びプログラム
JPH1011293A (ja) 情報処理装置
JP2002049509A (ja) データ処理システム
CN114090107A (zh) 计算机和系统启动方法
JP6959153B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2000293376A (ja) ブートプログラムの切替回路及び切替方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404