JP2013238284A - 自在軸継手及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハブの周壁全体を変形させずに軸を軸孔に強固に固定でき且つハブ外周面から風切り音を生じさせない自在軸継手及びその製造方法を提供する。
【解決手段】自在軸継手1は、中間体5の両側に軸Jを装着する軸孔22を中心部に設けた筒状のハブ2R,2Lを備え、ハブ2には、軸孔22まわりの周壁21において軸線方向に挿通する切抜き溝30が軸孔22から外径方向へ延びて外径近くで折り返して終端が周壁21内に留まるように形成され、この切抜き溝30に囲まれた周壁部分により揺動片3が構成され、揺動片3は、ハブ2の周方向にねじ込む軸締結用ボルト4の締付力により軸孔22側へ揺動して軸孔22に軸Jを締結させる構成とし、中間体5は、揺動片3以外の周壁21部分に取り付けられるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間体の両側に軸を装着する軸孔を中心部に設けた筒状のハブを備える自在軸継手及びその製造方法に関する。
図5(a)(b)に示すように、この種の自在軸継手100は、一対のハブ101R,101Lには軸孔122から外径に至るスリ割103が設けられ、スリ割103に直交して軸締結用ボルト104を締め付けてスリ割103の間隔を狭めて軸孔122を縮径させることで軸孔122に軸J1,J2を締結させる。一対のハブ101R,101Lの対向端面には、スペーサ151の両側に配置した中間板バネ152が所定間隔を有して固定ボルト153によって取り付けられ、各ハブ101R,101Lに締結した2軸間での偏角や偏心等を許容してトルク伝達できるようにしている。
特開2002−372068号公報 特開2007−232137号公報
しかしながら、従来の自在軸継手100では、軸締結用ボルト104を締め付けるとハブ101R,101Lの周壁121全体が変形し、これに伴って、中間板バネ152がハブ101R,101Lとの取り付け部分から応力を受けて変形することがあった。そのため、中間板バネ152の本来の柔軟性が十分発揮されず2軸間でのトルク伝達に支障を来たし、中間板バネ152の耐久性を低下させる等の問題があった。また、ハブ101R,101Lの外周面にはスリ割103が施されるため、軸J1,J2の高速回転時にハブ外周面のスリ割103から風切り音が生じ、騒音の要因となることがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、ハブの周壁全体を変形させずに軸を軸孔に強固に固定でき、且つハブ外周面から風切り音を生じさせない新規な構成の自在軸継手及びその製造方法を提供するものである。
本発明に係る自在軸継手は、
中間体の両側に、軸を装着する軸孔を中心部に設けた筒状のハブを備える自在軸継手において、
上記ハブには、軸孔まわりの周壁において軸線方向に挿通する切抜き溝が軸孔から外径方向へ延びて外径近くで折り返して終端が周壁内に留まるように形成され、この切抜き溝に囲まれた周壁部分により揺動片が構成され、
上記揺動片は、ハブの周方向にねじ込む軸締結用ボルトの締付力により軸孔側へ揺動して軸孔に軸を締結させる構成とし、
上記中間体は、揺動片以外の周壁部分に取り付けられるものである。
なお、上記切抜き溝の特定において、「外径近く」とはハブ周壁の径方向中間位置よりも外径側にあることを指す。
上記構成より、軸締結時の軸締結用ボルトの締め付けに際してハブの周壁の一部である揺動片が揺動するだけであり、周壁全体が変形することはない。従って、揺動片以外の周壁部分に中間体を取り付けることで、中間体は、軸締結用ボルトの締め付けに伴ってハブとの取り付け部分から応力を受けて変形することが防止される。また、軸締結用ボルトの締め付けは、揺動片を揺動させるだけであるから軸締結用ボルトの締付トルクが軽く、それでいて軸孔に装着する軸への締結トルクが高く、軸を強固に固定することができる。さらに、上記揺動片を形成するための切抜き溝は、ハブの外周面には施されないから、この切抜き溝が従来の自在軸継手におけるスリ割のような風切り音を生じさせることもない。
上記切抜き溝の終端が切抜き溝幅よりも大きいR状部に繋がっていることが望ましい。このR状部として、例えば、中間体を固定する固定ボルトの逃げ孔が利用される。
これにより、揺動片の揺動に伴う負荷が切抜き溝の終端に集中せず、切抜き溝終端での亀裂を防ぐことができる。
上記切抜き溝は、軸孔から外径方向へ延びる往き溝部が、外径近くで折り返した戻り溝部に対して外径側で接近するように斜め又は曲がって形成されてもよい。
すなわち、上記往き溝部は、直線状に斜め向きに形成されたりU字状等に曲がって形成されて、上記戻り溝部に対して外径側で接近するように形成することも可能である。
これにより、往き溝部が戻り溝部と平行に形成される場合に比べ、揺動片が揺動すると、往き溝部では、揺動片がより斜め方向に移動して溝幅が狭められる。従って、往き溝部の溝幅が狭くても揺動片の揺動範囲が広く確保され、軸の締結を強固に行うことができる。
上記中間体は、ハブに対して揺動片以外の周壁部分における対向端面に所定間隔を有して取り付けられる中間板バネを備えることが望ましい。
これにより、揺動片を除いた周壁部分は、揺動片の揺動に際して変形しないから、中間板バネは、揺動片の揺動に伴う応力の影響を受けない。従って、ハブでの軸締結用ボルトの締め付けに伴って中間板バネが湾曲変形等することがなく、中間板バネの本来の柔軟性が十分発揮され2軸間でのトルク伝達を円滑に行うことができる。しかも、中間板バネの耐久性も向上する。
上記自在軸継手の製造方法として、上記ハブは、1枚のプレートに穴開け加工を施して上記軸孔となる孔部を形成し、その後、溝加工を施して上記切抜き溝を形成することにより上記揺動片を形成することができる。
上記穴開け加工は、ドリル機等で形成することができる。この穴開け加工の際に中間体と固定するための固定ボルト用のネジ孔や固定ボルトの頭部を逃す逃し孔となる孔部も同時に形成してもよい。また、上記溝加工は、ワイヤーカット機やウォータジェット加工機等で形成することができる。
以上のように、本発明に係る自在軸継手によれば、ハブの周壁の一部である揺動片を揺動させて軸孔に軸を締結させる構成とするので、軸締結用ボルトを締め付けても中間体を変形させることがなく、しかも揺動片により軸孔に軸を強固に固定することができる。従って、中間体を介して両側のハブにそれぞれ締結した2軸間でのトルク伝達を円滑に行うことができる。しかも、ハブの外周面には揺動片を形成するための切抜き溝が施されないから、高速回転時に風切り音を生じさせることもない。
実施形態による自在軸継手の構成を示す図であり、同図(a)は左側面図、同図(b)は正面図である。 実施形態による自在軸継手におけるハブの製造方法の一例を説明するための平面図であり、同図(a)は金属プレートに穴開け加工を施した状態を示す図であり、同図(b)は溝加工及び切り取り加工を施した状態を示す図である。 実施形態による自在軸継手の様々な変形例を示す側面図である。 実施形態による自在軸継手の様々な変形例を示す側面図である。 従来の自在軸継手の構成を示す図であり、同図(a)は左側面図、同図(b)は正面図である。
以下に、実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、実施形態の自在軸継手1は、軸J1,J2を締結する一対の第1ハブ2R及び第2ハブ2Lと、これら第1ハブ2R及び第2ハブ2Lの間に配置する中間体5とを備える。
中間体5は、円筒形のスペーサ51と、スペーサ51の両側の端面に配置される中間板バネ52とを備える。スペーサ51は、アルミニウム等の金属やエンジニアリングプラスチック等の樹脂で形成することができ、中心部に軸を挿通可能な貫通孔(図示せず)を有する円筒形状に形成されている。このスペーサ51は、両側の端面にそれぞれ中間板バネ52を介して第1ハブ2Rと第2ハブ2Lとに接続され、第1ハブ2Rと第2ハブ2Lとに締結した2軸間のトルク伝達時におけるねじり剛性を確保する。
中間板バネ52は、ステンレス等の金属やプラスチック等からなる薄板を複数枚重ね合わせた板バネで構成され、中心部に円形の開口部(図示せず)が設けられた円環プレート状に形成されている。中間板バネ52は、180度位置の2箇所で固定ボルト53によりワッシャ54を介してスペーサ51の端面に取り付けられ、それより直交した180度位置の2箇所で固定ボルト53によりワッシャ54を介してハブ2R,2Lの端面に取り付けられる。すなわち、中間板バネ52は、第1ハブ2R及び第2ハブ2Lとスペーサ51とのそれぞれに対して所定間隔を有して取り付けられ、板面の直交方向に柔軟に撓むことで、第1ハブ2Rと第2ハブ2Lとに締結した2軸間の偏角や偏心等を許容させる。
第1ハブ2Rと第2ハブ2Lは、同形状に形成されているので、適宜「ハブ2」と称して説明する。ハブ2は、アルミニウム等の金属やエンジニアリングプラスチック等の樹脂で形成することができ、中心部に軸J1,J2を装着する軸孔22が設けられ、全体が円筒形状に形成されている。第1ハブ2Rと第2ハブ2Lのそれぞれの軸孔22は、締結する軸J1,J2の軸径に対応した寸法に形成される。
ハブ2は、軸孔22に軸Jを締結するに際して、軸孔22まわりの周壁21において軸締結用ボルト4の締付力によって軸孔22側へ揺動して軸孔22に軸Jを締結させる揺動片3が設けられている。すなわち、揺動片3は、周壁21において軸孔22から切り込んだコ字状の切抜き溝30を形成し、この切抜き溝30に囲まれた周壁21部分により形成されている。切抜き溝30は、中心線Mと一致して軸孔22から外径方向へ延びて外径近くに至る第1溝部31と、第1溝部31に連続して周方向へ延びる第2溝部32と、第2溝部32に連続して軸孔22側へ折り返し中心線Mと平行に軸孔22近くまで延びる第3溝部33とで形成される。従って、揺動片3は、ハブ2の中心線Mを境にした一方の周壁領域において中心線Mと平行に延びるように切抜き溝30によって切り込まれた周壁21部分から構成される。なお、上記した切抜き溝30の特定において、「外径近く」とはハブ周壁21の径方向中間位置よりも外径側にあることを指し、「軸孔近く」とはハブ周壁21の径方向中間位置よりも軸孔22側にあることを指す。
ハブ2の周壁21には、180度位置の2箇所において中間板バネ52をスペーサ51側に取り付ける固定ボルト53の頭部を逃すための逃し孔23が軸方向に貫通して設けられている。そして、切抜き溝30の終端、すなわち第3溝部33の末端が一方の逃し孔23に接続されている。逃し孔23の大きさは、切抜き溝30の溝幅よりも大きく、切抜き溝30の終端に繋がったR状部を構成する。従って、揺動片3は、切抜き溝30の終端が繋がった逃し孔23と軸孔22との間の周壁21部位を揺動中心として軸孔22側へ揺動可能となり、揺動片3の揺動に伴う負荷が切抜き溝30の終端に集中せず、切抜き溝30終端での亀裂を防ぐことができる。なお、抜き溝30の終端は、逃し孔23等のR状部と繋げずに、周壁21で留めるようにしてもよい。
また、ハブ2の周壁21には、逃し孔23から90度周方向へ移動した位置における180度位置の2箇所において中間板バネ52をハブ2側に取り付ける固定ボルト53用のネジ孔27が軸方向に貫通して設けられている。すなわち、中間板バネ52は、ハブ2の周壁21の端面において揺動片3以外の周壁21部分に取り付けられる。
ハブ2の周壁21には、揺動片3と交差して周方向に貫通するボルト孔24が設けられている。ボルト孔24は、ハブ2の中心線Mと直交して設けられており、揺動片3を含む側を軸締結用ボルト4を挿通するボルト挿通孔25とし、揺動片3を含まない側を軸締結用ボルト4を螺合するネジ孔26とする。また、ボルト挿通孔25は、ハブ2外周面に開口する入口から揺動片3を含む部分を軸締結用ボルト4の頭部を没入させるザグリ穴としている。従って、このボルト孔24に軸締結用ボルト4を螺着させて締め付けると、揺動片3は、軸締結用ボルト4の頭部に押圧され、切抜き溝30の終端が繋がった逃し孔23と軸孔22との間の周壁21部位を揺動中心として軸孔22側へ揺動して、軸孔22に軸Jを締結させる。
このように、軸締結時の軸締結用ボルト4の締め付けに際してハブ2の周壁21の一部である揺動片3が揺動するだけであり、周壁21全体が変形することはない。中間板バネ52は、揺動片3を除いた周壁21部分に取り付けられており、中間板バネ52を取り付けた周壁21部分は、揺動片3の揺動に際して変形しない。従って、中間板バネ52は、揺動片3の揺動によって何ら応力の影響を受けない。よって、ハブ2での軸締結用ボルト4の締め付けに伴って中間板バネ52が湾曲変形等することがなく、中間板バネ52の本来の柔軟性が十分発揮され2軸間でのトルク伝達を円滑に行うことができる。しかも、中間板バネ52の耐久性も向上する。
また、軸締結用ボルト4の締め付けは、揺動片3を揺動させるだけであるから軸締結用ボルト4の締付トルクが軽く、それでいて軸孔22に装着する軸Jへの締結トルクが高く、軸Jを強固に固定することができる。特に、揺動片3は、ハブ2の中心線Mを境にした一方の周壁21領域に設けられ、他方の周壁21領域側へ押圧して揺動させるから、軸Jへの締結トルクを高くすることができる。
さらに、従来の自在軸継手100(図5参照)では、高速回転時にハブ外周面に施されたスリ割103から風切り音を生じさせることがあったが、揺動片3を形成するための切抜き溝30は、ハブ2の外周面には施されないから、従来の自在軸継手100のような風切り音を切抜き溝30から生じさせることはない。
上記ハブの製造方法として、図2に示すように、1枚の金属プレートPに、まずは複数個のハブ2に対応してドリル機で穴開け加工を施して軸孔22や逃し孔23及びネジ孔27となる孔部6を複数形成する(図2(a)参照)。なお、ネジ孔27に対応する孔部6は、後にタップでネジ溝を形成する。次いで、ワイヤーカット機で軸孔22又は逃し孔(R状部)23となる孔部6を基点にして溝加工7を施して切抜き溝30を形成することより揺動片3を形成する。すなわち、先に孔部6を形成するので、この孔部6を基点にワイヤーカット機のワイヤーを通して容易に且つ低コストに揺動片3を形成することができる。続いてワイヤーカット機でハブ2の周壁21の外形状に対応して切り取り加工8を行う(図2(b)参照)。これにより、1枚の金属プレートPから複数のハブ2の原型を効率よく製造することができる。なお、溝加工7や切り取り加工8は、ウォータジェット加工機やレーザ加工機等で施工してもよい。その後、得られた上記原型に軸締結用ボルト4のボルト孔24を施してハブ2が製造される。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、図3(a)に示すように、ボルト孔24は、揺動片3の部分をネジ孔26とし揺動片3を含まない側をボルト挿通孔25として、軸締結用ボルト4の締め付けにより揺動片3をねじ引きするようにして揺動片3を軸孔22側へ揺動させるようにしてもよい。
また、図3(b)に示すように、ボルト孔24は、揺動片3の背後側に設けたネジ孔26によって構成し、このネジ孔26に軸締結用ボルト4となるホーローセット(イモネジ)41をねじ込んで揺動片3を背後から押圧して軸孔22側へ揺動させるようにしてもよい。
また、図3(b)に示すように、切抜き溝30の第3溝部33は、軸孔22近くで軸孔22の内径と平行に延びる溝部33aを形成して、揺動片3の揺動範囲を広く確保するようにしてもよい。
また、図3(c)に示すように、切抜き溝30において、軸孔22から外径方向へ延びる第1溝部31(往き溝部)は、外径側で第3溝部33(戻り溝部)と接近するように、中心線Mに対して所定角度θで斜めに形成されるようにしてもよい。これによれば、図3(c)下の拡大図部分を参照して、中心線Mの直交方向から軸締結用ボルト4を締め付けると、第1溝部31が中心線Mと平行に形成される場合に比べ、第1溝部31では、揺動片3がより斜め方向に移動して溝幅が狭められるから、第1溝部31の溝幅Wが狭くても移動距離Lが長くなり、揺動片3の揺動範囲が広く確保され、軸Jの締結を強固に行うことができる。また、この場合、第2溝部32を設けず、切抜き溝30をV字状に形成してもよい。なお、第1溝部31(往き溝部)は、外径側で第3溝部33(戻り溝部)と接近するように、U字状等に曲がって形成されても、上記同様の作用効果を奏することができる。
また、図3(d)に示すように、切抜き溝30は、U字状に形成してもよい。すなわち、外径近くで周方向へ延びる第2溝部32を弧状に形成する。これにより、切抜き溝30をコ字状に形成する場合と比べ、揺動片3とハブ外径との間、すなわち第2溝部32とハブ外径との間で周壁21の肉厚を厚く確保することができ、この周壁21部分の強度を確保することができる。
また、図4に示すように、揺動片3は、ハブ2の中心線Mから離れて中心線Mを境に一方の周壁21側に形成してもよいし(図4(a)参照)、中心線Mを跨いで広く形成してもよい(図4(b))。
また、図4(c)に示すように、切抜き溝30の終端の位置は、揺動片3が軸孔22側へ揺動可能な範囲であれば、周壁21の径方向中間位置よりも外径側に配置してもよい。
また、図4(d)に示すように、周壁21において軸孔22を跨いだ対角上の両側にそれぞれ揺動片3を形成して、各揺動片3に対応するボルト孔24に軸締結用ボルト4を締め付けて軸Jを締結する構成としてもよい。
また、中間体5として、スペーサ51を設けずに中間板バネ52だけで構成してもよい。
1 自在軸継手
2,2R,2L ハブ
3 揺動片
4 軸締結用ボルト
5 中間体
21 周壁
22 軸孔
23 逃し孔(R状部)
30 切抜き溝
31 第1溝部
32 第2溝部
33 第3溝部
51 スペーサ
52 中間板バネ
J,J1,J2 軸

Claims (5)

  1. 中間体の両側に、軸を装着する軸孔を中心部に設けた筒状のハブを備える自在軸継手において、
    上記ハブには、軸孔まわりの周壁において軸線方向に挿通する切抜き溝が軸孔から外径方向へ延びて外径近くで折り返して終端が周壁内に留まるように形成され、この切抜き溝に囲まれた周壁部分により揺動片が構成され、
    上記揺動片は、ハブの周方向にねじ込む軸締結用ボルトの締付力により軸孔側へ揺動して軸孔に軸を締結させる構成とし、
    上記中間体は、揺動片以外の周壁部分に取り付けられる自在軸継手。
  2. 請求項1に記載の自在軸継手において、
    上記切抜き溝の終端が切抜き溝幅よりも大きいR状部に繋がっている自在軸継手。
  3. 請求項1又は2に記載の自在軸継手において、
    上記切抜き溝は、軸孔から外径方向へ延びる往き溝部が、外径近くで折り返した戻り溝部に対して外径側で接近するように斜め又は曲がって形成されている自在軸継手。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自在軸継手において、
    上記中間体は、ハブに対して揺動片以外の周壁部分における対向端面に所定間隔を有して取り付けられる中間板バネを備える自在軸継手。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自在軸継手の製造方法であって、
    上記ハブは、1枚のプレートに穴開け加工を施して上記軸孔となる孔部を形成し、その後、溝加工を施して上記切抜き溝を形成することにより上記揺動片を形成する自在軸継手の製造方法。
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