JP2017025994A - 締結装置 - Google Patents

締結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017025994A
JP2017025994A JP2015143954A JP2015143954A JP2017025994A JP 2017025994 A JP2017025994 A JP 2017025994A JP 2015143954 A JP2015143954 A JP 2015143954A JP 2015143954 A JP2015143954 A JP 2015143954A JP 2017025994 A JP2017025994 A JP 2017025994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
fastened member
fastened
fastening device
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015143954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6512009B2 (ja
Inventor
渡邉 雅之
Masayuki Watanabe
雅之 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015143954A priority Critical patent/JP6512009B2/ja
Publication of JP2017025994A publication Critical patent/JP2017025994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6512009B2 publication Critical patent/JP6512009B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ボルト締結時におけるボルトと被締結部材との供回りを防ぎ、且つ、ボルト締結後におけるボルトの緩みを防ぐ締結装置を提供する。【解決手段】締結装置1は、ボルト2、第1被締結部材10、第2被締結部材20および傾斜部12,25を備える。第1被締結部材10は、ボルト2が挿通する第1孔11を有する。第2被締結部材20は、ボルト2が挿通する第2孔21、および、第1被締結部材10が埋め込まれる凹部23を有する。傾斜部12,25は、ボルト2の径方向外側に位置する第1被締結部材10の外壁、および、その第1被締結部材10の外壁に当接する第2被締結部材20の凹部23の内壁に設けられ、凹部23の開口28側から底面24側へ向けてボルト2側へ傾斜する。これにより、傾斜部12,25を構成する第1被締結部材10の外壁と、第2被締結部材20の凹部23の内壁とが当接する。【選択図】図1

Description

本発明は、ボルトの軸力により被締結部材を締結する締結装置に関する。
従来、ボルトの軸力により被締結部材を締結する締結装置が知られている。
特許文献1に記載された締結装置は、ボルトの軸力によりワッシャと被締結部材と基台とをこの順で締結するものである。この締結装置は、ボルト頭部のワッシャ側をテーパ面とし、ワッシャのボルト頭部側の面をボルト頭部のテーパ面に対応したテーパ溝としている。また、ボルト頭部のテーパ面およびワッシャのテーパ溝にはそれぞれ、ボルトの中心軸から放射状に延びる複数の溝が設けられている。
さらに、この締結装置が備える円盤状のワッシャは、被締結部材に設けられた円筒形の凹部に挿入されている。ワッシャと凹部には、円の中心からずれた位置にボルト孔が設けられている。これにより、この締結装置は、ボルトとワッシャと被締結部材との相対回転を規制し、ボルトの緩みを防いでいる。
特開2014−105862号公報
しかしながら、特許文献1に記載された締結装置は、ボルト頭部にテーパ面と複数の溝を設け、ワッシャにテーパ溝と複数の溝を設けているので、ボルトおよびワッシャの構成が複雑になり、それらの部品コストが大きなものとなる。
また、特許文献1に記載された締結装置は、ワッシャの径方向の外壁と、被締結部材の凹部の径方向の内壁との間に、ワッシャを凹部に挿入するための僅かな隙間が設けられていると考えられる。そのため、ボルト締結時において、その隙間分、ワッシャと被締結部材とが相対回転することが懸念される。
さらに、ボルト締結後において、外部からの振動などにより、ワッシャと被締結部材とが相対回転すると、ボルトとワッシャとが供回りし、被締結部材からボルトが緩むおそれがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ボルト締結時におけるボルトと被締結部材との供回りを防ぎ、且つ、ボルト締結後におけるボルトの緩みを防ぐことの可能な締結装置を提供することを目的とする。
本発明の締結装置は、ボルト、第1被締結部材、第2被締結部材および傾斜部を備える。第1被締結部材は、ボルトが挿通する第1孔を有する。第2被締結部材は、ボルトが挿通する第2孔、及び、第1被締結部材が埋め込まれる凹部を有する。傾斜部は、ボルトの径方向外側に位置する第1被締結部材の外壁、及びその第1被締結部材の外壁に当接する第2被締結部材の凹部の内壁に設けられ、凹部の開口側から底面側へ向けてボルト側へ傾斜している。
これにより、ボルトの締結時において、傾斜部を構成する第1被締結部材の外壁と、第2被締結部材の凹部の内壁とが当接し、ボルトの軸力により第1被締結部材と第2被締結部材とが互いに押し合う。そのため、締結装置は、ボルトの締結時において、第1被締結部材と第2被締結部材との相対回転を防ぐことで、ボルトのトルクによりボルトと第1被締結部材とが供回りすることを防ぐことができる。
さらに、ボルト締結後においても、ボルトの軸力により第1被締結部材と第2被締結部材とが互いに押し合う。そのため、外部からの振動などによって第1被締結部材と第2被締結部材とが相対回転することが防がれる。したがって、締結装置は、ボルト締結後におけるボルトの緩みを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態による締結装置の断面図である。 図1のII方向の平面図である。 本発明の第2実施形態による締結装置の断面図である。 図3のIV方向の平面図である。 本発明の第3実施形態による締結装置の断面図である。 比較例の締結装置の断面図である。 図6のVII方向の平面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1および図2に示す。第1実施形態の締結装置1は、ボルト2の軸力により、第1被締結部材10と第2被締結部材20とを締結するものである。第1被締結部材10としてワイヤーハーネスなどが例示され、第2被締結部材20としてトランスミッションなどが例示される。但し、締結装置1が締結する複数の被締結部材10,20はそれらに限るものでなく、締結装置1は種々の被締結部材10,20同士の締結に適用することが可能なものである。
まず、締結装置1の構成について説明する。
図1に示すように、締結装置1が備えるボルト2は、いわゆる汎用品であり、頭部3、その頭部3から延びる軸部4、及び、その軸部4の頭部3とは反対側の端部に設けられたねじ部5を有する。
第1被締結部材10は、ボルト2の軸部4が挿通可能な第1孔11を有する。図2に示すように、第1被締結部材10は、ボルト2の軸方向から見て、矩形状である。なお、第1被締結部材10は、ボルト2の軸方向から見て例えば多角形状または楕円形状など、非円形であればよい。
図1に示すように、第2被締結部材20は、ボルト2の軸部4が挿通可能な第2孔21を有する。第2孔21の内壁には、ボルト2のねじ部5が螺合する雌ねじ22が設けられている。
また、第2被締結部材20は、第1被締結部材10が埋め込まれる凹部23を有する。この凹部23は、ボルト2の軸方向から見て、第1被締結部材10に対応した形状である。
ボルト2の径方向外側に位置する第1被締結部材10の外壁には、第1傾斜部12が設けられている。第1傾斜部12は、凹部23の開口28側から底面24側へ向けてボルト2側へ傾斜している。また、第1傾斜部12は、ボルト2の軸方向から見て、第1被締結部材10の外壁のうちボルト2の軸Oを挟んだ両側に平行に設けられている。なお、図2では、第1被締結部材10における凹部23の底面24側の下面13と第1傾斜部12との境界線を破線αで示している。
第2被締結部材20の凹部23の内壁において第1傾斜部12に対応する位置には、第2傾斜部25が設けられている。第2傾斜部25は、第1傾斜部12とほぼ同一の傾斜角で、凹部23の開口28側から底面24側へ向けてボルト2側へ傾斜している。また、第2傾斜部25も、第1傾斜部12と同様に、ボルト2の軸方向から見て、凹部23の内壁のうちボルト2の軸Oを挟んだ両側に平行に設けられている。なお、図2では、第2被締結部材20における凹部23の底面24と第2傾斜部25との境界線を破線βで示している。
第1傾斜部12と第2傾斜部25により「傾斜部」が構成される。第1傾斜部12と第2傾斜部25とは、仮にそれらの傾斜面に僅かな公差が生じたとしても、面接触、線接触または点接触のいずれかにより当接可能である。なお、第1傾斜部12と第2傾斜部25とが当接した状態で、第1被締結部材10の下面13と、凹部23の底面24との間には所定の空間30が形成されている。
次に、締結装置1の作用について説明する。
図1に示すように、第1被締結部材10の第1孔11から第2被締結部材20の第2孔21へボルト2の軸部4を挿入し、第2孔21に形成された雌ねじ22にボルト2のねじ部5を螺合する。これにより、第1被締結部材10および第2被締結部材20にはボルト2の軸力Fが作用する。このとき、第1傾斜部12と第2傾斜部25とが当接する箇所には、斜面に垂直な力F0が作用する。その力F0は、2つの分力F1,F2に分解することが可能である。このうち、ボルト2の径方向に作用する分力F2は、第1被締結部材10と第2被締結部材20とがボルト2の径方向に互いに押し合う力となる。ここで、上述したように、傾斜部12,25は、ボルト2の軸方向から見て、ボルト2の軸Oを挟んだ両側に平行に設けられている。そのため、第1被締結部材10と第2被締結部材20とが相対回転することが防がれる。したがって、締結装置1は、ボルト2の締結時において、ボルト2と第1被締結部材10とが供回りすることを防ぐことができる。
また、ボルト2の締結後においても、ボルト2の軸力Fにより、第1被締結部材10と第2被締結部材20とがボルト2の径方向に互いに押し合う分力F2は維持される。そのため、外部からの振動が第1被締結部材10または第2被締結部材20に伝わる場合でも、第1被締結部材10と第2被締結部材20とが相対回転することが防がれる。したがって、締結装置1は、ボルト2の締結後におけるボルト2の緩みを防ぐことができる。
ここで、比較例による締結装置100について、図6および図7を参照して説明する。
比較例の締結装置100は、第2被締結部材120に凹部が設けられていない。第1被締結部材110は、第2被締結部材120の上面121に載置されている。また、第2被締結部材120は、上面121から突出する凸部122を有する。この凸部122は、ボルト2の径方向外側に位置する第1被締結部材110の外壁112に当接可能である。
第1被締結部材110の第1孔111からボルト2を挿入し、第2被締結部材120の雌ねじ123にボルト2のねじ部5を締結する際、ボルト2のトルクにより第1被締結部材110は第2被締結部材120に対し、図7の矢印Aの方向へ回転しようとする。このとき、第1被締結部材110の外壁112と第2被締結部材120の凸部122とが当接すると、第1被締結部材110と第2被締結部材120との相対回転が防がれる。
しかし、比較例の締結装置100は、第2被締結部材120および凸部122を例えば鋳造などにより成形する場合、凸部122の形状精度または寸法精度が低いものとなることが考えられる。その場合、比較例の締結装置100は、第1被締結部材110と第2被締結部材120との位置決めが困難になるおそれがある。
さらに、比較例の締結装置100は、ボルト2の締結後において、外部からの振動が第1被締結部材110および第2被締結部材120に伝わると、第1被締結部材110は第2被締結部材120に対し、図7の矢印Bの方向へ回転する場合が考えられる。このとき、第1被締結部材110の外壁112が第2被締結部材120の凸部122から矢印Bの方向へ離れると、それと共にボルト2が緩むことが懸念される。
これに対し、第1実施形態の締結装置1は、次の作用効果を奏する。
(1)第1実施形態では、ボルト2の締結時において、第1傾斜部12と第2傾斜部25とが当接し、ボルト2の軸力により第1被締結部材10と第2被締結部材20とが互いに押し合う。そのため、締結装置1は、ボルト2の締結時におけるボルト2と第1被締結部材10との供回りを防ぐことができる。
さらに、ボルト2の締結後においても、締結装置1は、第1被締結部材10と第2被締結部材20との相対回転を防ぎ、ボルト2の緩みを防ぐことができる。
(2)第1実施形態では、傾斜部12,25は、ボルト2の軸方向から見て非円形である。
これにより、第1傾斜部12と第2傾斜部25とは、ボルト2の軸Oからの距離が異なる複数の箇所または連続した箇所で当接する。したがって、締結装置1は、ボルト2の締結時における第1被締結部材10の供回り、及び、ボルト2の締結後におけるボルト2の緩みを防ぐことができる。
(3)第1実施形態では、締結装置1は、第1被締結部材10の下面13と、凹部23の底面24との間に空間30を有する。
これにより、第1傾斜部12と第2傾斜部25とを確実に当接させることが可能である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図3および図4に示す。
第2実施形態の締結装置1が備える第1被締結部材10は、板状部材がプレス加工等により折り曲げられて形成されたものである。第1被締結部材10は、ボルト2の径方向外側に位置する外壁に、ボルト2の軸Oと平行に形成された第1平行部14を有する。第1平行部14は、第1傾斜部12よりも凹部23の底面24側に設けられている。
第2被締結部材20は、凹部23の内壁における第1平行部14に対応する位置に、ボルト2の軸Oと平行に形成された第2平行部26を有する。第2平行部26は、第2傾斜部25よりも凹部23の底面24側に設けられている。
なお、第1被締結部材10において、凹部23の開口28側に位置する第1被締結部材10の上面15は、第1平行部14に対して垂直に形成されている。そのため、第1被締結部材10の第1平行部14と第2被締結部材20の第2平行部26とが当接した状態で、第1被締結部材10の上面15は、ボルト2の軸Oに対して垂直となる。したがって、締結装置1は、第1被締結部材10の上面15と、第2被締結部材20の上面27とを平行にすることが可能である。
さらに、第2実施形態では、凹部23の底面24側に位置する第1被締結部材10の下端部16と、凹部23の底面24とは当接している。ボルト2の軸Oを挟んだ第1被締結部材10の両側において、第1被締結部材10の下端部16,16と、第1被締結部材10の上面15との距離γ1、γ2は同一である。また、凹部23の底面24は、ボルト2の軸Oに対して垂直である。そのため、ボルト2の軸Oを挟んだ第1被締結部材10の両側の下端部16,16と、第2被締結部材20における凹部23の底面24とが当接した状態で、第1被締結部材10の上面15はボルト2の軸Oに対して垂直となる。したがって、締結装置1は、第1被締結部材10の上面15と、第2被締結部材20の上面27とを平行にすることが可能である。
なお、第2実施形態では、ボルト2の締結時において、第1被締結部材10の下端部16と、凹部23の底面24とが当接した状態で、第1傾斜部12と第2傾斜部25とが非接触となる場合が想定される。しかし、この場合であっても、第2実施形態では第1被締結部材10が板状部材から形成されているので、ボルト2の軸力により、その板状部材が撓み、第1傾斜部12と第2傾斜部25とが当接する。そのため、締結装置1は、ボルト2の締結時におけるボルト2と被締結部材との供回りを防ぐことができる。さらに、締結装置1は、ボルト2の締結後においても、第1被締結部材10と第2被締結部材20との相対回転を防ぎ、ボルト2の緩みを防ぐことができる。
第2実施形態の締結装置1は、次の作用効果を奏する。
(1)第2実施形態では、第1被締結部材10はボルト2の軸Oと平行に設けられた第1平行部14を有し、第2被締結部材20は第1平行部14に対応する位置でボルト2の軸Oと平行に設けられた第2平行部26を有する。また、第1被締結部材10の上面15は、第1平行部14に対して垂直である。
これにより、第1平行部14と第2平行部26とが当接することにより、第1被締結部材10の上面15が、ボルト2の軸Oに対して垂直となる。したがって、締結装置1は、第1被締結部材10の上面15と、第2被締結部材20の上面27とを平行にすることが可能である。
(2)第2実施形態では、ボルト2の軸Oを挟んだ第1被締結部材10の両側において、第1被締結部材10の下端部16,16と、凹部23の底面24とが当接した状態のとき、第1被締結部材10の上面15は、ボルト2の軸Oに対して垂直である。
これにより、第1被締結部材10の上面15を、ボルト2の軸Oに対して垂直にすることが可能である。
(3)第2実施形態では、第1被締結部材10は、板状部材が折り曲げられて形成されたものである。
第1被締結部材10の下端部16と凹部23の底面24とが当接した場合でも、板状部材が撓むことにより、第1傾斜部12と第2傾斜部25とを当接させることが可能である。
(第3実施形態)
本発明の第2実施形態を図5に示す。
第3実施形態の締結装置1が備える第1被締結部材10は、第1傾斜部12および第1平行部14を有する。第2被締結部材20は、第2傾斜部25および第2平行部26を有する。第1傾斜部12と第2傾斜部25とが当接した状態で、第1被締結部材10の下面13と、凹部23の底面24との間には所定の空間30が形成されている。
第3実施形態においても、第1平行部14と第2平行部26とが当接することで、第1被締結部材10の上面15と、第2被締結部材20の上面27とを平行にすることが可能である。
また、第3実施形態においても、第1傾斜部12と第2傾斜部25とが互いに押し合うので、締結装置1は、ボルト2の締結時におけるボルト2と被締結部材との供回りを防ぎ、ボルト2の締結後におけるボルト2の緩みを防ぐことができる。
(他の実施形態)
(1)上述した実施形態では、第2被締結部材20の第2孔21に形成した雌ねじ22にボルト2のねじ部5を螺合する構成とした。これに対し、他の実施形態では、第2被締結部材20の第2孔21からボルト2のねじ部5を突出させ、そこにナットを取り付ける構成としてもよい。
(2)上述した実施形態では、第1被締結部材10の第1孔11から第2被締結部材20の第2孔21へボルト2を挿入する構成とした。これに対し、他の実施形態では、第2被締結部材20の第2孔21から第1被締結部材10の第1孔11へボルト2を挿入し、第1被締結部材10の上面15でナットを取り付ける構成としてもよい。また、第1被締結部材10の第1孔11に雌ねじを形成し、その雌ねじにボルト2のねじ部5を螺合してもよい。
(3)上述した実施形態では、締結装置1は、頭部3、軸部4及びねじ部5を有するボルト2を使用した。これに対し、他の実施形態では、締結装置1は、軸部4の両端部分にそれぞれ雌ねじが形成されたボルトを使用してもよい。
(4)上述した実施形態では、第1被締結部材10の全体を第2被締結部材20の凹部23に埋め込む構成とした。これに対し、他の実施形態では、第1被締結部材10の少なくとも一部を第2被締結部材20の凹部23に埋め込む構成としてもよい。
このように、本発明は、上述した複数の実施形態に限定されるものではなく、上述した複数の実施形態を組み合わせることに加え、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・締結装置
2 ・・・ボルト
10・・・第1被締結部材
11・・・第1孔
12・・・第1傾斜部(傾斜部)
20・・・第2被締結部材
21・・・第2孔
23・・・凹部
24・・・底面
25・・・第2傾斜部(傾斜部)

Claims (7)

  1. ボルト(2)と、
    前記ボルトが挿通する第1孔(11)を有する第1被締結部材(10)と、
    前記ボルトが挿通する第2孔(21)、及び、前記第1被締結部材が埋め込まれる凹部(23)を有する第2被締結部材(20)と、
    前記ボルトの径方向外側に位置する前記第1被締結部材の外壁、及びその第1被締結部材の外壁に当接する前記第2被締結部材の前記凹部の内壁に設けられ、前記凹部の開口(28)側から底面(24)側へ向けて前記ボルト側へ傾斜する傾斜部(12,25)と、を備えた締結装置。
  2. 前記傾斜部は、
    前記ボルトの径方向外側に位置する前記第1被締結部材の外壁に設けられる第1傾斜部(12)と、
    前記第2被締結部材の前記凹部の内壁において前記第1傾斜部に対応する位置に設けられる第2傾斜部(25)と、を有するものである請求項1に記載の締結装置。
  3. 前記傾斜部は、前記ボルトの軸方向から見て非円形である請求項1または2に記載の締結装置。
  4. 前記ボルトの径方向外側に位置する前記第1被締結部材の外壁において前記ボルトの軸(O)と平行に設けられる第1平行部(14)と、
    前記第2被締結部材の前記凹部の内壁において前記第1平行部に対応する位置に前記ボルトの軸と平行に設けられる第2平行部(26)と、をさらに備え、
    前記凹部の前記開口側に位置する前記第1被締結部材の上面(15)は、前記第1平行部に対して垂直である請求項1から3のいずれか一項に記載の締結装置。
  5. 前記ボルトの軸を挟んだ前記第1被締結部材の両側において、前記凹部の前記底面側に位置する前記第1被締結部材の下端部(16)と、前記凹部の前記底面とが当接した状態のとき、前記第1被締結部材の前記上面は、前記ボルトの軸に対して垂直である請求項4に記載の締結装置。
  6. 前記第1被締結部材は、板状部材が折り曲げられて形成されたものである請求項1から5のいずれか一項に記載の締結装置。
  7. 前記第1被締結部材における前記凹部の前記底面側の下面(13)と、前記凹部の前記底面との間に空間(30)を有するものである請求項1から6のいずれか一項に記載の締結装置。
JP2015143954A 2015-07-21 2015-07-21 締結装置 Expired - Fee Related JP6512009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143954A JP6512009B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143954A JP6512009B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017025994A true JP2017025994A (ja) 2017-02-02
JP6512009B2 JP6512009B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57949375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015143954A Expired - Fee Related JP6512009B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6512009B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019194154A1 (ja) * 2018-04-03 2019-10-10 イーグル工業株式会社 メカニカルシール
CN110685981A (zh) * 2018-07-05 2020-01-14 丰田自动车株式会社 板材彼此的接合结构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5697615U (ja) * 1979-12-25 1981-08-03
JPH109245A (ja) * 1996-03-29 1998-01-13 Dr Ing H C F Porsche Ag 補強締付け部分
JP2000230534A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd ボルト締結構造
JP2007078038A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Seiko Epson Corp スペーサインシュレータおよび固定機構
US20130287519A1 (en) * 2010-10-08 2013-10-31 Wolfgang Weiss Form locking connection with compensation of position errors
JP2014105862A (ja) * 2013-08-01 2014-06-09 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5697615U (ja) * 1979-12-25 1981-08-03
JPH109245A (ja) * 1996-03-29 1998-01-13 Dr Ing H C F Porsche Ag 補強締付け部分
JP2000230534A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd ボルト締結構造
JP2007078038A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Seiko Epson Corp スペーサインシュレータおよび固定機構
US20130287519A1 (en) * 2010-10-08 2013-10-31 Wolfgang Weiss Form locking connection with compensation of position errors
JP2014105862A (ja) * 2013-08-01 2014-06-09 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019194154A1 (ja) * 2018-04-03 2019-10-10 イーグル工業株式会社 メカニカルシール
CN111868423A (zh) * 2018-04-03 2020-10-30 伊格尔工业股份有限公司 机械密封
JPWO2019194154A1 (ja) * 2018-04-03 2021-04-08 イーグル工業株式会社 メカニカルシール
JP7201666B2 (ja) 2018-04-03 2023-01-10 イーグル工業株式会社 メカニカルシール
US11802623B2 (en) 2018-04-03 2023-10-31 Eagle Industry Co., Ltd. Mechanical seal
US11815183B2 (en) 2018-04-03 2023-11-14 Eagle Industry Co., Ltd. Mechanical seal
CN110685981A (zh) * 2018-07-05 2020-01-14 丰田自动车株式会社 板材彼此的接合结构
US11015634B2 (en) 2018-07-05 2021-05-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Plate member joining structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP6512009B2 (ja) 2019-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9982704B2 (en) Fastening device
EP3453900A1 (en) Bolt
WO2018154795A1 (ja) 締結構造
JP6343748B2 (ja) 締結部の逆回転防止構造
KR20150108741A (ko) 프로파일 클램프
JP2014214761A (ja) 締結保持部材及び締結保持構造
JP2012026536A (ja) 取付部材位置決め装置
KR20190113170A (ko) 풀림방지 너트
JP2007092836A (ja) ねじの弛み止め構造
TW201530001A (zh) 螺紋體之防止反轉結構
JP2017025994A (ja) 締結装置
JP2006329415A (ja) ワッシャおよびボルトナット
JP6094347B2 (ja) ボールねじ装置用ロックナット及びボールねじ装置
JP6576901B2 (ja) ボルト・ナットの弛み止め構造
JP4837963B2 (ja) ねじの弛み止め構造
JP3192016U (ja) アイボルト
JP2017106603A (ja) 締結構造
KR20170102498A (ko) 토크를 플라스틱제 케이스로 유도하기 위한 금속제 고정 부재
JP3199619U (ja) 緩み止めナット
JP2014088954A (ja) 任意ロックナット
KR200345713Y1 (ko) 너트 풀림방지구조
KR101555593B1 (ko) 원통형 구조물 섹션체결장치
JP2012057667A (ja) ナット
JP7239318B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP5556997B2 (ja) 摩擦締結具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190325

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6512009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees