JP2013237058A - 溶接用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 風の影響を受け難く少ないシールドガスで2本の棒状の被溶接部材例えば2本の鉄筋の端面間への空気の侵入を防止する溶接用治具を提供する。
【解決手段】 2本の棒状の被溶接部材例えば2本の鉄筋を、互いの端面を溶接し得る間隔をあけて突き合わせてアーク溶接により接合する際に用いられる。端面間を含む2本の被溶接部材の端部の外周を治具本体で覆い、治具本体に、端面間をアーク溶接する溶接トーチを挿入する挿入空間を設け、挿入空間を区画形成する治具本体の壁面に、溶接トーチの挿入方向を軸とするガスの渦流を挿入空間内で発生させて端面間への空気の侵入を防止するシールドガスを噴出する噴出口を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、2本の棒状の被溶接部材例えば2本の鉄筋を互いの端面を突き合わせた状態でアーク溶接により接合する際に用いられる溶接用治具に関するものである。
棒状の被溶接部材、例えば、2本の鉄筋を建設現場等において接合することが行われている。この鉄筋の接合(継手)の1つの手段として、2本の鉄筋を互いの端面を突き合わせた状態でアーク溶接により接合するものが知られている。このように2本の鉄筋の接合を行う際には溶接用治具が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。溶接用治具は、2本の鉄筋の端面を所定の間隔をあけて突き合わせ、この端面間を含む2本の鉄筋の端部の外周を覆うもので、溶接用治具内の2本の鉄筋の端面間をアーク溶接する溶接トーチを挿入するための挿入空間を有している。この挿入空間を区画形成する内壁面には、シールドガスの噴出口が設けられており、この噴出口から挿入空間内に噴出されたシールドガスにより2本の鉄筋の端面間に空気が侵入するのを防止し、シールドガス雰囲気下で2本の鉄筋の端面間をアーク溶接により接合しようとしている。
特公平4−20707号公報
ところで、前述の溶接用治具では、挿入空間を区画形成する内壁面が断面矩形状に形成され、2つの長辺内壁面に、シールドガスを噴出する噴出口がそれぞれ設けられている。噴出口は、端面間から遠い箇所に設けられた第1噴出口と、近い箇所に設けられた第2噴出口とからなる。第1噴出口及び第2噴出口は、互いに対向する第1噴出口及び第2噴出口に向けてシールドガスが噴出するように形成されている。第1噴出口からそれぞれ噴出されたシールドガスは、挿入空間の中央で衝突して合体し、挿入空間から外部に噴出するように流れる。第2噴出口からそれぞれ噴出されたシールドガスは、挿入空間の中央で衝突して合体し、挿入空間の内部へとすなわち鉄筋の端面間へと流れる。このように、シールドガスによるガスカーテン(溶接窓からの挿入空間への外気侵入防止)用の第1噴出口と、溶接シールド用の第2噴出口の2種類を設けて、2本の鉄筋の端面間に空気が侵入するのを防止しようとしている。
しかし、鉄筋を接合する場合、建設現場等の室外で行うことが多く、風の影響を受け、例えば、風が強いと、第1噴出口及び第2噴出口からシールドガスを噴出しても空気すなわち酸素が鉄筋の端面間に侵入して鉄筋の接合に影響を及ぼすことがあった。このため、風が吹くと、第1噴出口及び第2噴出口から噴出させるシールドガスのガス量を多くして、鉄筋の端面間に空気が侵入するのを防止していたが、大量のシールドガスが必要になり経済的ではなかった。
本発明が解決しようとする課題は、風の影響を受け難く少ないシールドガスで2本の棒状の被溶接部材例えば2本の鉄筋の端面間への空気の侵入を防止する溶接用治具を提供することにある。
前記課題を解決するため本発明に係る溶接用治具は、2本の棒状の被溶接部材を、互いの端面を溶接し得る間隔をあけて突き合わせてアーク溶接により接合する際に用いられる溶接用治具であって、前記端面間を含む2本の被溶接部材の端部の外周を治具本体で覆い、前記治具本体に、前記端面間をアーク溶接する溶接トーチを挿入する挿入空間を設け、前記挿入空間を区画形成する前記治具本体の内壁面に、前記溶接トーチの挿入方向を軸とするガスの渦流を前記挿入空間内で発生させて前記端面間への空気の侵入を防止するシールドガスを噴出する噴出口を設けたことを特徴とする。
これにより、噴出口からシールドガスが噴出されると、溶接トーチの挿入方向を軸とするシールドガスの渦流が挿入空間内に発生して端面間への空気の侵入が防止される。このように、挿入空間内でシールドガスの渦流が発生することで、シールドガスが挿入空間内の隅々まで行きとどくので、空気の排出と侵入を風の影響を受けることなく防止することができる。また、シールドガスの渦流が発生することで、シールドガスが挿入空間内にとどまっている滞留時間が長いので、ガスの使用量を少なくすることができる。従って、風が吹いている場所で使用しても風の影響を受け難く、少ないガス量で空気が被溶接部材の端面間に侵入することが防止される。
この場合において、噴出口を、挿入空間の溶接トーチが挿入される側の外側端部と端面間側の内側端部との間の内壁面に設け、挿入空間を、外側端部よりも噴出口の設置箇所の方が広いとともに、噴出口の設置箇所よりも内側端部の方が広くなるように拡開して形成することができる。また、内壁面が、被溶接部材の軸及び溶接トーチの挿入方向に対してそれぞれ直交する方向に長い断面矩形状の4つの内壁面からなり、4つの内壁面のうち長辺側の2つの長辺内壁面に、溶接トーチの挿入方向に対して直交する方向である幅方向に間隔をあけて噴出口を複数設け、一方の長辺内壁面に設けられた複数の噴出口のうち少なくとも幅方向の中央から一端側までの間に設けられている噴出口を、溶接トーチの挿入方向から見たとき、一方の長辺内壁面に直交する方向に対して一方の長辺内壁面の他端側に傾斜した方向に向けてシールドガスを噴出するように形成し、かつ、他方の長辺内壁面に設けられた複数の噴出口のうち少なくとも幅方向の中央から一方の長辺内壁面の他端と対向する側の一端側までの間に設けられている噴出口を、溶接トーチの挿入方向から見たとき、他方の長辺内壁面に直交する方向に対して他方の長辺内壁面の他端側に傾斜した方向に向けてシールドガスを噴出するように形成することができる。
本発明によれば、風の影響を受け難く少ないシールドガスで2本の棒状の被溶接部材例えば2本の鉄筋の端面間への空気の侵入を防止することができる。
本発明に係る一例の実施形態の溶接用治具の外観を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。なお、(c)の平面図は、(b)の側面図を基にした図である。 本実施形態の一例の溶接用治具の内部を示す図で、(a)は正面断面図、(b)は(a)中のA−A線矢視断面図、(c)は(b)中のB−B線矢視断面図である。 本実施形態の一例の溶接用治具の内部のガス流の状態を示す図で、(a)は正面断面図、(b)は(a)中のC−C線矢視断面図、(c)は(b)中のD−D線矢視断面図である。 本実施形態の一例の溶接用治具がクランプを備えた外観を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
以下、本発明に係る溶接用治具の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、本実施形態の一例の溶接用治具1は、2本の棒状の被溶接部材を、互いの端面を溶接し得る間隔をあけて突き合わせてアーク溶接により接合する際に用いられるものである。被溶接部材としては、特に限定されず、一例として鉄筋コンクリートに用いられる鉄筋が挙げられる。鉄筋としては、鉄筋コンクリートに用いられるものであれば特に限定されず、例えば、半円状突条(節)及び軸方向突条(リブ)の突出部分を有する異形鉄筋等が挙げられる。なお、本実施形態では、棒状の被溶接部材として鉄筋を用いた場合について説明するが、これに限定されるものではない。
本実施形態の一例の溶接用治具1は、2本の鉄筋11の端面11aを所定の間隔(溶接し得る間隔)をあけて突き合わせ、この端面11a間を含む2本の鉄筋11の端部の外周を覆う治具本体1aを有している。治具本体1aは、当て金2とシールドキャップ3とからなる。当て金2は、例えば、銅製で、直方体状のブロックの一面(当接面2a)に断面略半円状に凹ませた溝である凹部21を有する断面略U字状に形成されている。当て金2の当接面2aの凹部21の軸方向(凹部21が延びる方向(第1方向))の長さは、2本の鉄筋11の端面11aを溶接し得る間隔をあけて突き合わせたとき、その端面11a間を含む2本の鉄筋11の端部を覆う寸法から任意に設定される。当て金2の当接面2aの第1方向に直交する方向(第2方向)の長さは、鉄筋11の直径より長い寸法で形成されている。当て金2の残りの長さ(当接面2aに直交する方向(第3方向)の長さ)は、鉄筋11の半径より長い寸法で形成されている。凹部21は、例えば、接合を行う鉄筋11の径より若干大きな径の略半円状に形成されている。凹部21の軸方向の中央部には、円周方向に沿って凹んだ裏あて材4が装着される装着溝22が設けられている。裏あて材4としては、特に限定されず、例えば、従来から溶接用治具1に用いられているセラミック製などのもの等が用いられる。なお、本実施形態では裏あて材4を用いて2本の鉄筋11の接合を行う場合について説明するが、これに限定されず、裏あて材を用いないで2本の鉄筋11の接合を行うようにしてもよい。この場合、装着溝22が不要となる。
当て金2の当接面2aと反対側のクランプ取付面2bには、取付部材51を取り付けるための4つのネジ孔23が設けられている。取付部材51は、第1方向の長さが当て金2の第1方向の長さより例えば約3倍長い寸法で、かつ、第2方向の長さが当て金2の第2方向の長さと略同じ寸法の細長の直方体状に形成されている。取付部材51には、4つの取付穴51aが設けられている。取付部材51の第1方向の中央部を当て金2のクランプ取付面2bに当接させた状態で、例えば、螺合部材である4つのボルト15をそれぞれ取付穴51aを通してネジ孔23に螺合させることで、取付部材51が当て金2に取り付けられるようになっている。取付部材51の当て金2から突出する両側には、それぞれクランプ5が設けられている。
クランプ5としては、接合する2本の鉄筋11の端部の外周にそれぞれ個別に固定されるもので、その構造は特に限定されない。これにより、互いの端面11aを溶接し得る間隔をあけて突き合わせた2本の鉄筋11の端部に2つのクランプ5をそれぞれ固定することで、2本の鉄筋11が互いの端面11aを溶接し得る間隔をあけて突き合わされた状態で位置決めされるとともに、2本の鉄筋11の端部の外周の周方向の略半分が当て金2に覆われ、かつ、当て金2の装着溝22に装着されている裏あて材4に2本の鉄筋11の端部の外周が押し付けられるようになっている。なお、クランプ5は、当て金2に取付部材51を介して取り付けられているが、これに限定されず、当て金2に直接取り付けるようにしてもよい。
シールドキャップ3は、図1〜図3に示すように、例えば、銅製で、当て金2に取り外し可能に取り付けられるものである。シールドキャップ3は、天板部31と脚部32と壁部33とからなる。天板部31は、第1方向の長さが当て金2の第1方向の長さと略同じ寸法で、第2方向の長さが当て金2の第2方向の長さより2つの壁部33の厚さ分足した寸法の矩形平板状に形成されている。天板部31の略中央部には、溶接窓6が設けられている。
溶接窓6は、溶接トーチ12を挿入可能で挿入した溶接トーチ12で2本の鉄筋11の端面11a間をアーク溶接により接合し得る大きさに形成されている。溶接窓6は、溶接トーチ12で鉄筋11の接合を行え得る大きさであればその形状は特に限定されず、例えば、矩形状などの多角形状、楕円形状、小判形状等に形成され、一例としては、図示するように第2方向に長い略矩形状に形成されている。溶接窓6の長手方向の長さは、鉄筋11の直径より長い例えば若干長い寸法で形成されている。溶接窓6の短手方向の長さは、接合する2本の鉄筋11の端面11a間の長さより長い例えば若干長い寸法で形成されている。溶接窓6は、シールドキャップ3を当て金2に取り付けたとき、溶接窓6から2本の鉄筋11の端面11a間及び2本の鉄筋11の端部が目視できるように天板部31に設けられている。天板部31の溶接窓6と第2方向に延びる両縁部との間には、脚部32を取り付けるための取付穴31aが例えば2つずつ合計4つ設けられている。
脚部32は、第1方向から見たとき、当て金2を上下逆にした逆U字状に形成されている。脚部32の第1方向の長さは、天板部31の溶接窓6と第2方向に延びる縁部との間の長さより短い寸法で形成されている。脚部32の凹部34を有する面(当接面)32aと反対側の取付面32bには、2つのネジ孔35が設けられている。2つの脚部32をそれぞれ取付面32bを天板部31の一方の面の第1方向の両側に接した状態で、例えば、ビス16を天板部31の取付穴31aを通してネジ穴35に螺合させることで、天板部31の一方の面の両側にそれぞれ脚部32が取り付けられて、第2方向から見ると、天板部31と脚部32とでコ字状に形成されている。脚部32の両側面(第3方向に沿った両面)の第3方向の略中央部から取付面32bと反対側の端部との間には、壁部33を取り付けるためのネジ孔36が例えば2つそれぞれ設けられている。
壁部33は、第2方向から見たとき、第3方向に長い矩形平板状に形成されている。壁部33の第3方向の長さは、脚部32の第3方向の長さより長い寸法で形成されている。壁部33の第1方向の長さは、天板部31の第1方向の長さと略同じ寸法で形成されている。壁部33の第3方向に沿った両縁部の近傍には、2つの取付穴がそれぞれ設けられている。2つの壁部33を天板部31と脚部32とでコ字状に形成されている2つの脚部32の両側部に接触させるとともに、壁部33の端面を天板部31の一方の面に接触又は近接させた状態で、例えば、ビス17を壁部33の取付穴37を通して脚部32のネジ穴36に螺合させることで、天板部31と脚部32とでコ字状に形成された両側部の開口部(第2方向の両端の開口部)が壁部33で覆われて、略矩形筒体状のシールドキャップ3が形成されるようになっている。なお、シールドキャップ3は、天板部31と脚部32と壁部33との3つの部材により形成したが、これに限定されず、例えば、天板部31と脚部32と壁部33とが一体的に形成された1つの部材で形成するようにしてもよい。
また、壁部33の幅方向(第1方向)の略中央部であって壁部33を脚部32に取り付けたとき脚部32より突出(延出)する箇所には、シールドキャップ3を当て金2に取り付けるための取付穴38が設けられている。また、シールドキャップ3の2つの脚部32の当接面32aを当て金2の当接面2aに当接させたとき、2つの壁部33の下方が当て金2の第2方向と直交する2つの面の上方を覆い、この当て金2の2つの壁部33の取付穴38に対応する位置には、ネジ孔39がそれぞれ設けられている。これにより、シールドキャップ3の2つの脚部32の当接面32aを当て金2の当接面2aに当接させた状態で、例えば、蝶ボルト18を壁部33の取付穴38を通して当て金2のネジ孔39に螺合させることで、シールドキャップ3が当て金2に取り付けられるようになっている。
シールドキャップ3の脚部32及び壁部33で区画形成される空間及び溶接窓6を区画形成する空間が挿入空間7として形成されている。挿入空間7は、2本の鉄筋11の端面11a間をアーク溶接する溶接トーチ12を挿入して、挿入した溶接トーチ12で2本の鉄筋11の端面11a間をアーク溶接により接合し得る大きさに形成されている。挿入空間7の脚部32及び壁部33で区画形成される空間は、溶接窓6の空間より大きな断面矩形状に形成されている。挿入空間7を区画形成する脚部32の内壁面32cは、トーチ挿入方向である第3方向の中央より溶接窓6側から当接面32a側の端部までの箇所の内壁面32eが凹んだ段に形成されている。この脚部32の段の境32fは、内壁面32cに対して垂直でもよいが傾斜して形成されていることが好ましい。これにより、挿入空間7は、溶接窓6の箇所の空間が一番狭く、脚部32の内壁面32cの段の下側の箇所の空間が一番狭い3段階に形成されている。なお、挿入空間7は、溶接窓6側の外側端部よりも当接面32a側の内側端部の方が広くなって拡開していればその形状は特に限定されず、段階的に広くなっていてもよし、脚部32の内壁面32cが外側端部側から内側端部側にかけて漸次傾斜させて連続的に広くなっていてもよい。
2つの脚部32の上段側の内壁面である長辺内壁面32dには、シールドガスを噴出する噴出口8がそれぞれ設けられている。噴出口8は、各脚部32の長辺内壁面に第2方向である幅方向に間隔をあけて複数図示例では4つそれぞれ設けられている。各脚部32の噴出口8が設けられている位置の内部には、幅方向に延びるガス供給路81が設けられている。ガス供給路81の一端は、一方の壁部33の貫通穴を介してシールドガスの供給管82に接続されている。シールドガスが、供給管82からガス供給路81を介して噴出口8から挿入空間7内に噴出されるようになっている。シールドガスは、2本の鉄筋11を接合する際に用いられるものであれば特に限定されず、不活性ガスでもよいし、一例として炭酸ガス(COガス)が用いられる。噴出口8は、噴出させたシールドガスにより第3方向である溶接トーチ12の挿入方向を軸とするシールドガスの渦流を挿入空間7内で発生させて2本の鉄筋11の端面11a間への空気の侵入を防止するように形成されている。
噴出口8は、シールドガスの渦流を発生させることができればどのように形成してもよく、例えば、一方の脚部32の長辺内壁面32dに設けられた複数の噴出口8のうち少なくとも幅方向の中央から一端側までの間に設けられている噴出口8が、溶接トーチ12の挿入方向から見たとき、一方の脚部32の長辺内壁面32dに直交する方向に対して一方の脚部32の長辺内壁面32dの他端側に傾斜した方向に向けてシールドガスを噴出するように形成され、他方の脚部32の噴出口8は、一方の脚部32の噴出口8と左右対称に形成されていることが好ましい。つまり、他方の脚部32の長辺内壁面32dに設けられた複数の噴出口8のうち少なくとも幅方向の中央から一端側(一方の長辺内壁面32dの他端と対向する側の一端側)までの間に設けられている噴出口8が、溶接トーチ12の挿入方向から見たとき、他方の脚部32の長辺内壁面32dに直交する方向に対して他方の脚部32の長辺内壁面32dの他端側に傾斜した方向に向けてシールドガスを噴出するように形成されている。すなわち、各脚部32の噴出口8において、脚部32の長辺内壁面32dの幅方向の中央から一端までの半分に位置されている噴出口8が斜めにシールドガスを噴出するように形成されていれば、残りの半分に位置されている噴出口8は、斜めでも長辺内壁面32dに対して直交する方向に真直ぐにシールドガスを噴出するようにしてもよい。具体的には一例として、図示するように、脚部32の長辺内壁面32dの幅方向に間隔をあけて4つの噴出口8が設けられている場合、他端側(他端に一番近い)の噴出口8が長辺内壁面32dに対して直交する方向に真直ぐにシールドガスを噴出し、残りの3つの噴出口8は、斜めにシールドガスを噴出するようにそれぞれ形成されている。
シールドガスを斜めに噴出する際の角度(溶接トーチ12の挿入方向から見たときの角度)は、特に限定されないし、噴出口8毎に同じであっても異なるようにしてもよい。また、噴出口8の噴出方向は、特に限定されず、溶接トーチ12の挿入方向に対して直交する方向でもこの方向から当て金2の方向に傾斜つまり斜め下方でもよく、図示例では、溶接トーチ12の挿入方向に対して直交する方向すなわち真直ぐな方向である。また、噴出口8の径は、同じでも位置によって異なるようにしてもよい。さらに、各脚部32の長辺内壁面32dにおける噴出口8の個数は、特に限定されず、図示するように4つでもその他の数でもよく、また、接合する鉄筋11の径に応じて噴出口8の個数を変えるようにしてもよい。
さて、この溶接用治具1を用いて2本の鉄筋11を接合する場合について説明する。まず、当て金2に取付部材51を介して2つのクランプ5を取り付けておくとともに、装着溝22に、2本の鉄筋11の端面11a間(端面11a間の空間)を接合する際に溶接金属が端面11a間から流れ出ないように裏あて材4を装着しておく。2本の鉄筋11を互いの端面11aを溶接し得る間隔をあけて突き合わせた状態にして、これら2本の鉄筋11の端部に2つのクランプ5をそれぞれ固定する。これにより、2本の鉄筋11が互いの端面11aを溶接し得る間隔をあけて突き合わされた状態で位置決めされる(固定される)とともに、2本の鉄筋11の端部の外周の周方向の略半分が当て金2の凹部21に近接されて当て金2で覆われ、かつ、当て金2の装着溝22に装着されている裏あて材4に2本の鉄筋11の端部の外周が押し付けられる。
次に、当て金2の当接面2aに、シールドキャップ3の2つの脚部32の当接面32aを当接させ、当て金2で略半分が覆われている2本の鉄筋11の外周の残りの略半分をシールドキャップ3で覆う。このとき、当て金2の2つの面の上方がシールドキャップ3の2つの壁部33の下方によって覆われ、蝶ボルト18を壁部33の取付穴38を通して当て金2のネジ孔39に螺合させ、シールドキャップ3を当て金2に取り付ける。このように、当て金2にシールドキャップ3を被せて、端面11a間を含む2本の鉄筋11の外周を覆う本実施形態の溶接用治具1が構成される。
そして、シールドガスであるCOガスを供給管82からガス供給路81を介して噴出口8から溶接用治具1の挿入空間7に噴出させる。噴出されたCOガスによって挿入空間7及び2本の鉄筋11の端面11a間が満たされ、2本の鉄筋11の端面11a間への空気の侵入が防止される。このように、噴出口8からCOガスを噴出させながら、溶接トーチ12を溶接窓6から挿入空間7に挿入してアーク溶接により2本の鉄筋11の端面11a間に溶接金属を盛り付けて充填し、2本の鉄筋11の端面11a間をCOガス雰囲気下で接合する。
このとき、噴出口8から噴出されたCOガスは、挿入空間7内で溶接トーチ12の挿入方向を軸とする渦流となり、一部が溶接窓6から外部に流れ、残りが2本の鉄筋11の端面11a間へ流れる。このように、挿入空間7内でCOガスの渦流が形成されると、COガスが真直ぐ噴出されて挿入空間の中央で衝突してCOガスのガス流の勢いが弱くなる場合に比べて、COガスの挿入空間7内でのガス流の勢いが強くCOガスが挿入空間7内の隅々まで行きとどくので、シール性に優れ挿入空間7への空気の排出と侵入を風の影響を受けることなく防止することができる。その結果、2本の鉄筋11の端面11a間への空気の侵入が防止された状態で2本の鉄筋11の接合を行える。また、COガスの渦流が発生することで、COガスが挿入空間7内にとどまっている滞留時間が長いので、COガスの使用量を少なくすることができる。接合後、溶接金属を冷却して凝固させてから蝶ボルト18を緩めてシールドキャップ3を当て金2から取り外し、クランプ5を鉄筋11から開放して当て金2を鉄筋11から取り外すことで、2本の鉄筋11の接合が終了する。
したがって、本実施形態の溶接用治具1は、風の影響を受け難く少ない量のシールドガスで2本の鉄筋11の端面11a間への空気の侵入を防止した状態で、2本の鉄筋11の接合を行うことができる。この鉄筋11の接合は、鉄筋11の種類・節形状・径差によらず鉄筋11の接合を行え、固定された鉄筋11間での接合が可能で、小型・軽量なので携帯性に優れ、高所や狭陰部での施行が可能であるとともに水平筋と垂直筋のいずれにも適用可能で、外観検査と内部検査の両方の実施が可能であるというメリットがある。
また、噴出口8から噴出されたCOガスが挿入空間7内で渦流となって一部が溶接窓6から外部に流れ、残りが2本の鉄筋11の端面11a間へ流れて、溶接窓6からの挿入空間7への外気侵入防止と溶接シールドの2つの作用を奏するので、従来のように、シールドガスによるガスカーテン(溶接窓からの挿入空間への外気侵入防止)用の第1噴出口と、溶接シールド用の第2噴出口の2種類の噴出口を設ける必要がない。その結果、構造が簡単でメンテナンスが容易で、低コスト化を図れる等といったメリットが本実施形態の溶接用治具1にはある。
挿入空間7は、脚部32及び壁部33で区画形成される空間に比べて溶接窓6により区画形成される空間の方が小さく、噴出口8が溶接窓6ではなく脚部32の内壁面32dに設けられていることで、噴出口8から噴出されて形成されるCOガスの渦流が溶接窓6から外部に出難い。このため、挿入空間7内でのCOガスの滞留時間を確実に長くすることができ、シール性に優れ、確実に空気が2本の鉄筋11の端面11a間に侵入することが防止される。また、脚部32の内壁面32cは、噴出口8より溶接トーチ12の挿入方向の当接面32a側が凹んだ段状に形成されて、挿入空間7は当接面32d側が広く形成されていることで、挿入空間7内で形成されたCOガスの渦流が2本の鉄筋11の端面11a間の方向に案内されることになるので、端面11a間のシール性が良好になり、確実に空気が2本の鉄筋11の端面11a間に侵入することが防止される。
各脚部32の噴出口8において、脚部32の内壁面32dの幅方向の中央から一端までの半分に位置されている噴出口8が斜めにCOガスを噴出するように形成されている、例えば、脚部32の内壁面32dの幅方向に間隔をあけて4つの噴出口8が設けられている場合、他端側(他端に一番近い)の噴出口8が内壁面32dに対して直交する方向に真直ぐにCOガスを噴出し、残りの3つの噴出口8は、斜めにCOガスを噴出するようにそれぞれ形成されていることで、2本の鉄筋11の端面11a間への空気の侵入を防止し得るCOガスの渦流を確実に生じさせることができる。
1 溶接用治具
1a 治具本体
2 当て金
3 シールドキャップ
6 溶接窓
7 挿入空間
8 噴出口
11 鉄筋
11a 端面
12 溶接トーチ
31
32d 内壁面
32e 内壁面

Claims (3)

  1. 2本の棒状の被溶接部材を、互いの端面を溶接し得る間隔をあけて突き合わせてアーク溶接により接合する際に用いられる溶接用治具であって、
    前記端面間を含む2本の被溶接部材の端部の外周を治具本体で覆い、
    前記治具本体に、前記端面間をアーク溶接する溶接トーチを挿入する挿入空間を設け、
    前記挿入空間を区画形成する前記治具本体の内壁面に、前記溶接トーチの挿入方向を軸とするガスの渦流を前記挿入空間内で発生させて前記端面間への空気の侵入を防止するシールドガスを噴出する噴出口を設けたことを特徴とする溶接用治具。
  2. 前記噴出口は、前記挿入空間の前記溶接トーチが挿入される側の外側端部と前記端面間側の内側端部との間の内壁面に設けられ、
    前記挿入空間は、前記外側端部よりも前記噴出口の設置箇所の方が広いとともに、前記噴出口の設置箇所よりも前記内側端部の方が広くなるように拡開して形成されている請求項1に記載の溶接用治具。
  3. 前記内壁面は、前記被溶接部材の軸及び前記溶接トーチの挿入方向に対してそれぞれ直交する方向に長い断面矩形状の4つの内壁面からなり、
    前記4つの内壁面のうち長辺側の2つの長辺内壁面に、前記溶接トーチの挿入方向に対して直交する方向である幅方向に間隔をあけて前記噴出口が複数設けられ、
    一方の長辺内壁面に設けられた複数の噴出口のうち少なくとも幅方向の中央から一端側までの間に設けられている噴出口が、前記溶接トーチの挿入方向から見たとき、前記一方の長辺内壁面に直交する方向に対して前記一方の長辺内壁面の他端側に傾斜した方向に向けて前記シールドガスを噴出するように形成され、かつ、他方の長辺内壁面に設けられた複数の噴出口のうち少なくとも幅方向の中央から前記一方の長辺内壁面の他端と対向する側の一端側までの間に設けられている噴出口が、前記溶接トーチの挿入方向から見たとき、前記他方の長辺内壁面に直交する方向に対して前記他方の長辺内壁面の他端側に傾斜した方向に向けて前記シールドガスを噴出するように形成されている請求項1又は2に記載の溶接用治具。
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