JP2013235935A - 検出装置の製造方法、その検出装置及び検出システム - Google Patents

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Kentaro Fujiyoshi
健太郎 藤吉
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Abstract

【課題】 応答特性の低下を抑制して好適な応答特性を有する検出装置を提供する。
【解決手段】 第1電極122と第2電極126との間に配置された半導体層124と第2電極126との間に配置された不純物半導体層125を含む変換素子12が、基板100の上に複数配置された検出装置の製造方法であって、半導体膜124’と不純物半導体膜123’と導電膜と、をこの順に成膜する成膜工程と、第1電極122の上に導電膜の一部が除去された導電層126’を形成する第1工程と、複数の導電層126’の間を介して第1電極122の上に半導体膜124’の一部が除去された半導体層124と不純物半導体膜123’の一部が除去された不純物半導体層125とを形成する第2工程と、第2工程により形成された不純物半導体層125の端部よりも変換素子12の外側に位置する導電層126’の一部を除去して第2電極126を形成する第3除去と、を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、医療用画像診断装置、非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置などに応用される検出装置の製造方法、その検出装置、及び、検出システムに関するものである。
近年、薄膜半導体製造技術は、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチ素子と、フォトダイオード等の放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、を組み合わせた画素のアレイ(画素アレイ)を有する検出装置にも利用されている。
特許文献1及び2に示す従来の検出装置の画素は、基板の上に配置された第1電極と、第1電極上に設けられた第2電極と、第1電極と第2電極の間に配置された半導体層と、第2電極と半導体層との間に配置された不純物半導体層と、を有する変換素子を有する。第1電極、第2電極、半導体層、及び、不純物半導体層は、それぞれ変換素子毎に分離されており、第2電極は、不純物半導体層が配置された領域よりも内側に配置されている。
特開2004−296654号公報 特開2007−059887号公報
しかしながら、特許文献1及び2の構成では、不純物半導体層に、特に第2電極の周囲の不純物半導体層に、第2電極で被覆されてない未被覆領域が存在することとなる。不純物半導体層は第2電極に比べて比抵抗が非常に高いため、不純物半導体層の全面に第2電極が配置される場合と比べると、不純物半導体層の未被覆領域と接する半導体層の領域に電界が印加されにくくなる。また、半導体層の当該領域に電界が十分に印加されたとしても、半導体層の当該領域で発生した電荷を第2電極に収集するに際して、上記領域で発生した電荷が不純物半導体層を移動する距離が第2電極の直下の領域で発生した電荷に比べて長くなる。それにより、電荷の収集にかかる時間が長くなって電荷の収集速度が低下する。これらにより、不純物半導体層の全面に第2電極が配置される場合と比べると、検出装置の感度や動作速度といった応答特性が低下するおそれがあった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、応答特性の低下を抑制して好適な応答特性を有する検出装置を提供することを目的とする。
本発明の検出装置の製造方法は、基板の上に配置された第1電極と、前記第1電極の上に配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極の間に配置された半導体層と、前記半導体層と前記第2電極との間に配置された不純物半導体層と、を含む変換素子が、前記基板の上に複数配置された検出装置の製造方法であって、複数の前記第1電極の上に、前記半導体層となる半導体膜と、前記不純物半導体層となる不純物半導体膜と、前記第2電極となる導電膜と、をこの順に成膜する成膜工程と、複数の前記第1電極の各々の上に前記導電膜の一部が除去された導電層を形成する第1除去工程と、前記導電膜の反応が前記不純物半導体膜の反応及び前記半導体膜の反応に比べて遅いエッチャントを用いて複数の前記導電層の間を介して前記不純物半導体膜の一部と前記半導体膜の一部とをエッチングにより除去することによって、複数の前記第1電極の各々の上に前記半導体層と前記不純物半導体層とを形成する第2除去工程と、前記第2除去工程により形成された前記不純物半導体層の端部よりも前記変換素子の外側に位置する前記導電層の一部を除去して、前記第2電極を形成する第3除去工程と、を有する。
本発明により、応答特性の低下を抑えることができ、好適な応答特性を有する検出装置を提供できる。
第1の実施形態に係る検出装置の1画素あたりの平面模式図及び断面模式図である。 第1の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するためのマスクパターン及び断面模式図である。 第1の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するためのマスクパターン及び断面模式図である。 第1の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するためのマスクパターン及び断面模式図である。 検出装置の模式的等価回路図である。 第2の実施形態に係る検出装置の1画素あたりの断面模式図である。 第2の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 本発明の検出装置を用いた放射線検出システムの概念図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。なお、本願明細書において放射線は、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギーを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども、含まれるものとする。
(第1の実施形態)
先ず、図1(a)〜(c)を用いて本発明の第1の実施形態に係る検出装置の一画素の構成について説明する。図1(a)は1画素あたりの平面模式図である。なお、図1(a)では、簡便化の為、各絶縁層と変換素子の半導体層を省略している。図1(b)は図1(a)のA−A’での断面図であり、図1(c)は図1(a)のB−B’での断面図である。なお、図1(b)及び図1(c)では、図1(a)で省略した各絶縁層と変換素子の半導体層も記載する。
本発明の検出装置における1つの画素11は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子12と、変換素子12の電荷に応じた電気信号を転送するスイッチ素子であるTFT(薄膜トランジスタ)13とを含む。変換素子12しては、光電変換素子と、放射線を光電変換素子が感知可能な波長帯域の光に変換する波長変換体と、を備えた間接型の変換素子や、放射線を直接電荷に変換する直接型の変換素子が好適に用いられる。なお、本実施形態では、光電変換素子の一種であるフォトダイオードとして、アモルファスシリコンを主材料とするPIN型のフォトダイオードを用いている。変換素子12は、ガラス基板等の絶縁性の基板100の上に設けられたTFT13の上にパッシベーション層137及び第1層間絶縁層120を挟んで積層されて配置されている。
TFT13は、基板100の上に、基板側から順に、制御電極131と、ゲート絶縁層132と、半導体層133と、半導体層133よりも不純物濃度の高い不純物半導体層134と、第1主電極135及び第2主電極136と、を含む。制御電極131はTFTのゲート電極であり、第1主電極135はTFTのソース電極及びドレイン電極の一方であり、第2主電極136はTFTのソース電極及びドレイン電極の他方である。不純物半導体層134はその一部領域で第1主電極135及び第2主電極136と接しており、その一部領域と接する半導体層133の領域の間の領域が、TFTのチャネル領域となる。制御電極131は制御配線15と電気的に接続されており、第1主電極135は信号配線16と電気的に接続されており、第2主電極136は変換素子12の第1電極122と電気的に接続されている。なお、本実施形態では第1主電極135と信号配線16とは、同じ導電層で一体的に構成されており、第1主電極135が信号配線16の一部をなしている。また、本実施形態では、制御電極131は制御配線15と同じ導電層で一体的に構成されており、制御電極131が制御配線15の一部をなしている。パッシベーション層137は、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機絶縁材料が用いられ、TFT13、制御配線15、及び信号配線16を覆うように設けられている。本実施形態では、スイッチ素子として非晶質シリコンを主材料とした半導体層133及び不純物半導体層134を用いた逆スタガ型のTFTを用いたが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、多結晶シリコンを主材料としたスタガ型のTFTを用いたり、有機TFT、酸化物TFT等を用いたりすることができる。
第1層間絶縁層120は、複数のTFT13を覆うように、基板100と後述する複数の第1電極122との間に配置されており、コンタクトホールを有している。変換素子12の第1電極122とTFT13の第2主電極136とが、第1層間絶縁層120に設けられたコンタクトホールにおいて、電気的に接続される。第1層間絶縁層120には、変換素子12と、TFT13、制御配線15、及び、信号配線16との間の寄生容量を低減させるために、厚く形成可能な有機絶縁材料が好適に用いられる。
変換素子12は、第1層間絶縁層120の上に、層間絶縁層側から順に、第1電極122と、第1導電型の不純物半導体層123と、半導体層124と、第2導電型の不純物半導体層125と、第2電極126と、を含む。ここで、第1電極122と第2電極126の間に配置された半導体層124は、真性半導体であることが望ましい。第1電極122と半導体層124との間に配置された第1導電型の不純物半導体層123は、第1導電型の極性を示し、半導体層124及び第2導電型の不純物半導体層125よりも第1導電型の不純物の濃度が高いものである。また、半導体層124と第2電極126との間に配置された第2導電型の不純物半導体層125は、第1導電型と逆の第2導電型の極性を示し、第1導電型の不純物半導体層123及び半導体層124よりも第2導電型の不純物の濃度が高いものである。第1導電型と第2導電型とは互いに異なる極性の導電型であり、例えば第1導電型がn型であれば第2導電型はp型である。変換素子12の第2電極126には後述する電極配線14が電気的に接続される。変換素子12の第1電極122は第1層間絶縁層120に設けられたコンタクトホールにおいて、TFT13の第2主電極136と電気的に接続される。なお、本実施形態では、非晶質シリコンを主材料とした第1導電型の不純物半導体層123、半導体層124、第2導電型の不純物半導体層125を用いたフォトダイオードを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば非晶質セレンを主材料とした第1導電型の不純物半導体層123、半導体層124、第2導電型の不純物半導体層125を用いた、放射線を直接電荷に変換する素子も用いることができる。変換素子として第1電極122及び第2電極126には、光透過性のITO等の透明導電性酸化物が用いられる。ただし、第1電極には金属材料を用いてもよい。特に、変換素子12が、光電変換素子と波長変換体とを備えた間接型の変換素子である場合には、波長変換体側の電極である第2電極126には光透過性のITO等の透明導電性酸化物が用いられる。一方、第2電極126よりも波長変換体から遠い第1電極122には、Alからなる光透過性の低い導電体を用いてもよい。本発明では、第2導電型の不純物半導体層125の端部と第2電極126の端部とが、それらの表面と直交する方向において直線をなすように、第2導電型の不純物半導体層125及び第2電極126が配置されている。
第1層間絶縁層120の上の複数の第1電極122の間には、無機絶縁材料からなる絶縁層121が第1層間絶縁層120に接して配置されている。そして、第1電極122と絶縁部材121とが、第1層間絶縁層120を覆うように第1層間絶縁層120の上に配置されている。そのため、不純物半導体層123となる不純物半導体膜を成膜する際に、第1層間絶縁層120が表面に露出されることが無く、不純物半導体層123への有機絶縁材料の混入が低減できる。また、本実施形態では、不純物半導体層123、半導体層124、及び不純物半導体層125が、絶縁部材121の上で画素ごとに分離されている。その分離のためのドライエッチング工程の際、絶縁部材121がエッチングストッパー層として働く為、第1層間絶縁層120がドライエッチングのスピーシーズに晒されることなく、有機絶縁材料による各層への汚染を防止することが可能となる。
そして、変換素子12を覆うように、パッシベーション層127と第2層間絶縁層128が設けられている。パッシベーション層127は、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機絶縁材料が用いられ、変換素子12及び絶縁層121を覆うように設けられている。第2層間絶縁層128は、パッシベーション層127を覆うように、第2電極126と電極配線14の間に配置されている。パッシベーション層127と第2層間絶縁層128は、コンタクトホールを有している。変換素子12の第2電極126と電極配線14とが、パッシベーション層127と第2層間絶縁層128に設けられたコンタクトホールにおいて、電気的に接続される。第2層間絶縁層128には、変換素子12と、電極配線14との間の寄生容量を低減させるために、厚く形成可能な有機絶縁材料が好適に用いられる。
電極配線14は、第2層間絶縁層128の上に配置された透明導電性酸化物からなる第1導電層141と、第1導電層141の上に配置された金属材料からなる第2導電層142と、を含む。第1導電層141は、パッシベーション層127と第2層間絶縁層128に設けられたコンタクトホールにおいて変換素子12の第2電極126と接続される。第2導電層142は、その正射影が隣接する2つの変換素子12の2つの第1電極122の間に位置するように、第1導電層141の上に配置される。
そして、電極配線14を覆うように、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機絶縁材料のパッシベーション層143が設けられている。
次に、図2〜図4を用いて、本発明の第1の実施形態における検出装置の製造方法について説明する。特に第1層間絶縁層120にコンタクトホールを形成する工程からは、マスクパターンとプロセス中の断面図を用いて詳しく説明する。なお、図2の(a),(c),(e)、図3の(a)、図4の(a),(d),(g)は、それぞれ各工程で使用されるフォトマスクのマスクパターンの平面模式図である。また、図2の(b),(d),(f)、図3の(b)〜(d)、図4の(b),(e),(h)は、それぞれ図1(a)のA−A’に対応する位置の各工程における断面模式図である。また、図4の(c),(f),(i)は、それぞれ図1(a)のB−B’に対応する位置の各工程における断面模式図である。
まず、絶縁性の基板100の上に、複数のTFT13が設けられており、複数のTFT13を覆うように保護層137が設けられている。保護層137には、第2主電極136上のフォトダイオードと電気的に接続する部分において、エッチングにより、コンタクトホールが設けられている。そして、図2(b)に示す工程では、TFT13及び保護層137を覆うように、スピナー等の塗布装置を用いて、感光性を有する有機絶縁材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。感光性を有する有機絶縁材料としては、他にもポリイミド樹脂等が使用可能である。そして、図2(a)に示すマスクを用いて、露光、現像処理により、第2主電極136の上にコンタクトホールを有する第1層間絶縁層120を形成する。
次に、図2(d)に示す工程では、第2主電極136及び第1層間絶縁層120を覆うように、スパッタリング法によりITOからなる非晶質な透明導電性酸化物膜等の導電膜を成膜する。そして、図2(c)に示すマスクを用いて、透明導電性酸化物膜の一部をウエットエッチングにより除去し、アニール処理により多結晶化して、変換素子の第1電極122を形成する。
次に、図2(f)に示す工程では、第1層間絶縁層120及び第1電極122を覆うように、窒化シリコン膜等の無機絶縁材料からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。そして、図2(e)に示すマスクを用いて絶縁膜をエッチングして、画素間に絶縁部材121を形成する。この際、第1層間絶縁層120は、絶縁部材121と第1電極122によって、表面が覆われることとなる。
次に、図3(b)に示す工程では、絶縁部材121及び第1電極122を覆うように、第1導電型の不純物半導体膜123’としてリン等の5価の元素を不純物として混入した非晶質シリコン膜をプラズマCVD法により成膜する。次いで、非晶質シリコン膜からなる半導体膜124’と、第2導電型の不純物半導体膜125’としてボロン等の3価の元素を不純物として混入した非晶質シリコン膜と、をプラズマCVD法によりこの順に成膜する。次いで、第2導電型の不純物半導体膜125’を覆うように、スパッタリング法により透明導電性酸化物膜等の導電膜を成膜する。この第1導電型の不純物半導体膜123’から導電膜を成膜する工程を、成膜工程と称する。
次に、図3(a)に示すマスクを用いて透明導電性酸化物の上にレジスト200を形成し、レジスト200を用いて透明導電性酸化物の一部をウエットエッチングにより除去して、導電層126’を形成する。なお、透明導電性酸化物のウエットエッチングでは、例えば、塩酸と硝酸の混合液をエッチャントとして使用することができる。また、透明導電酸化物をドライエッチングする場合には、例えば、エッチャントとしてヨウ化水素ガスを用いることができる。この工程を第1除去工程と称する。
そして、図3(c)に示す工程では、レジスト200を除去せずに用いて、複数の導電層126’の間を介して、第2導電型の不純物半導体膜125’と半導体膜124’と第1導電型の不純物半導体膜123’とをドライエッチングにより一部を除去する。このことにより、1画素ごとに変換素子12を素子分離する。これにより、複数の第1電極122の各々の上に、不純物半導体層125、半導体層124、不純物半導体層123、及び、導電層126’が連続して形成される。ここで、不純物半導体層125は不純物半導体膜125’の一部が除去されたものであり、半導体層124は半導体膜124’の一部が除去されたものであり、不純物半導体層123は不純物半導体膜123’の一部が除去されたものである。そして、導電層126’は導電膜の一部が除去されたものである。この工程を第2除去工程と称する。このドライエッチングによる素子分離は、絶縁部材121の上で行われる。その為、絶縁部材121がエッチングストッパー層として機能し、ドライエッチングのスピーシーズに第1層間絶縁層120が晒されることなく、有機絶縁材料による各層への汚染を防止することが可能となる。ここで、ドライエッチングのエッチャントとしては、フッ素ガスと塩素ガスの混合ガスを用いる。それにより、第1導電型の不純物半導体膜123’等と絶縁部材121とを高い選択比でエッチングできる。また、このようなエッチャントに対する導電層126’の反応は、シリコン系の膜の反応に比べて極めて遅く、導電層126’はシリコン系の膜に比べて除去されにくい。なお、本実施形態では、シリコン系の膜に対してはドライエッチングにより除去を行っているが、本発明はそれに限定されるものではなく、例えば、フッ酸と硝酸を混ぜたフッ硝酸を酢酸で希釈したエッチャントを用いたウエットエッチングで行ってもよい。この場合でも、このようなエッチャントに対する導電層126’の反応は、シリコン系の膜の反応に比べて極めて遅く、導電層126’はシリコン系の膜に比べて除去されにくい。ただし、ドライエッチングの方がウエットエッチングに比べて異方性が高いため、ドライエッチングを用いる方がより好ましい。この際、ドライエッチングであっても、不純物半導体層125及び半導体層124の端部がレジスト200の端部よりも後退してしまうため、不純物半導体層125の端部が導電層126’の端部よりも内側に位置してしまう。このような構成のままでは、後に形成するパッシベーション層127で不純物半導体層125及び半導体層124の端部を覆えない箇所が存在するおそれがあり、変換素子12への不純物や水分の侵入に対する耐性が低下するおそれがある。また、不純物半導体層125の端部が導電層126’の端部よりも変換素子12の内側に位置することを避けるために、第2電極126の形成と不純物半導体層125の形成を別のマスクを用いて別々に行うことも考えられる。しかしながら、マスクのアライメントマージンを鑑みると、第2電極126の形成に使用するマスクによって形成されるレジストの端部を、不純物半導体層125の形成に使用するマスクによってレジストの端部よりも内側に設定せざるを得ない。そのような場合、特許文献1及び2に示す構成となってしまう。
そこで、図3(d)に示す工程では、図3(b)に示す工程で使用されたレジスト200を使用し、不純物半導体層125の端部に一致するように、アッシング処理によりレジスト200の一部のみを除去してレジスト200’とする。アッシング処理は、レジストを気相中でオゾンやプラズマにより灰化(Ashing)することにより除去するものであり、条件によってその除去量(後退量)を予め設定することができる。また、不純物半導体層125が後退してしまう量である不純物半導体層125の後退量も、不純物半導体層125と半導体層124と不純物半導体層123の材質や厚さ、エッチャントや処理時間や温度によって予め設定できる。そのため、不純物半導体層125の後退量にあうようにアッシング処理の条件を設定してレジスト200の端部をアッシング処理して後退させる。ここで、不純物半導体層125の後退量にあうようにレジストの除去量を設定するためのアッシング処理の条件としては、典型的には、アッシング処理時の温度及び/又はアッシング処理時間が挙げられる。また、オゾンアッシングを用いる場合であれば、上記条件に加えて、オゾン濃度を挙げることができる。一方で、プラズマアッシングを用いる場合であれば、上記条件に加えて、プラズマ生成のための各種条件を挙げることができる。このことにより、レジスト200’ の端部と不純物半導体層125の端部とが、不純物半導体層125の表面と直交する方向伸びる同一の直線上に位置するように、レジスト200’を形成することが可能となる。そして、レジスト200’を用いて、不純物半導体層125の端部よりも変換素子12の外側に位置する導電層126’の一部を再度ウエットエッチングにより除去して、第2電極126を形成する。このように第2電極126を2度のウエットエッチングにより形成することにより、不純物半導体層125の端部に一致するように、第2電極126の端部を形成することが可能となる。つまり、不純物半導体層125の端部と第2電極126の端部とが、それらの表面と直交する方向に延びる同一の直線上に位置するように、第2電極126を形成することが可能となる。なお、本実施形態では、ウエットエッチングによる除去により第2電極126の端部を形成する工程について説明したが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、エッチャントとしてヨウ化水素ガスを用いたドライエッチングによって第2電極126の端部を形成する工程を行ってもよい。この工程を第3除去工程と称する。
ただし、プロセスマージンを鑑みると、不純物半導体層125の端部と第2電極126の端部を一致させることは必ずしも容易ではなく、多少ずれてしまうことも起こり得る。そのような場合、本工程により形成された第2電極126の端部が、不純物半導体層125の端部より変換素子12の内側に位置する方が、外側に位置するよりも好ましい。ただし、そのような場合には、以下に示す式を満たすものであれば許容される。第2電極126の端部と不純物半導体層125の端部との間隔をD(μm)、変換素子12の幅をP(μm)、不純物半導体層125のシート抵抗をRs(Ω)、TFT13のオン抵抗をRon(Ω)とする。
4×Rs(D/P)≦ Ron
なお、本実施形態では、レジスト200を除去せずに導電膜と不純物半導体125’等をエッチングする方法を用いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、図3(b)の後レジスト200を除去し、導電層126’をマスクとして、フッ素ガスと塩素ガスの混合ガスを用いたドライエッチングにより不純物半導体125’等をエッチングする。そして、図3(b)に示すように再度レジスト200を形成して、図3(c)に示す工程を行ってもよい。ただし、再度レジスト200を形成する際のプロセスマージンを鑑みると、レジスト200を除去せずに行う方が好ましい。
次に、図4(b)及び図4(c)に示す工程では、変換素子12及び絶縁層121を覆うように、窒化シリコン膜等の無機絶縁材料からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。次に、絶縁膜を覆うように、感光性を有する有機絶縁材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。そして、図4(a)に示すマスクを用いて、図4(c)に示す第2電極126の上にコンタクトホールを有する第2層間絶縁層128及びパッシベーション層127を形成する。
次に、図4(e)及び図4(f)に示す工程では、第2層間絶縁層128及び第2電極126を覆うようにスパッタリング法により透明導電性酸化物を成膜する。次に、図4(d)に示すマスクを用いて透明導電性酸化物をウエットエッチングして、第1導電層141を形成する。
次に、図4(h)及び図4(i)に示す工程では、第1導電層141及び第2層間絶縁層128を覆うようにスパッタリング法によりAl等の金属膜を成膜する。そして、図4(g)に示すマスクを用いて金属膜をウエットエッチングして、第1導電層141の一部の上に第2導電層141を形成する。この工程により、第2導電層142と変換素子12の第2電極126が第1導電層141によって、電気的に接続される。この際、第1導電層141を透明導電性酸化物によって形成することにより、開口率の低下を抑制ことができる。これにより、図4(h)及び図4(i)に示すように、第1導電層141と第2導電層142とからなる電極配線14が形成される。そして、電極配線14第2層間絶縁層128を覆うように、パッシベーション層143を形成し、図1(b)及び図1(c)に示す構成が得られる。
次に、図5を用いて本発明の第1の実施形態に係る検出装置の概略的等価回路を説明する。なお、図5では説明の簡便化のため3行3列の等価回路図を用いたが、本発明はそれに限定されるものではなく、検出装置はn行m列(n,mはいずれも2以上の自然数)の画素アレイを有する。本実施形態における検出装置は、基板100の表面上に、画素1が行方向及び列方向に複数配置された変換部3が設けられている。各画素1は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子12と、変換素子12の電荷に応じた電気信号を出力するTFT13と、を含む。本実施形態では、PIN型のフォトダイオードを変換素子12として用いているため、変換素子の第2電極126側の表面に、放射線を可視光に波長変換するシンチレータ(不図示)が配置されてもよい。電極配線14は、複数の変換素子12の第2電極126に共通に接続される。制御配線15は、行方向に配列された複数のTFT13の制御電極131に共通に接続され、駆動回路2に電気的に接続される。駆動回路2が列方向に複数配列された制御配線15に駆動パルスを順次に又は同時に供給することにより、行単位で画素からの電気信号が、行方向に配列された複数の信号配線16に並列に出力される。信号配線16は、列方向に配列された複数のTFT13の第1主電極135に共通に接続され、読出回路4に電気的に接続される。読出回路4は、信号配線16毎に、信号配線16からの電気信号を積分して増幅する積分増幅器5と、積分増幅器5で増幅して出力された電気信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路6を備える。読出回路4は更に、複数のサンプルホールド回路6から並列に出力される電気信号を直列の電気信号に変換するマルチプレクサ7と、出力された電気信号をデジタルデータに変換するA/D変換器8を含む。積分増幅器5の非反転入力端子には電源回路9から基準電位Vrefが供給される。電源回路9は更に、格子状に配置された電極配線14に電気的に接続されており、変換素子12の第2電極126にバイアス電位Vsを供給する。
以下に、本実施形態の検出装置の動作について説明する。変換素子12の第1電極122にはTFT13を介して基準電位Vrefを与え、第2電極125には、放射線又は可視光によって発生した電子正孔対分離に必要なバイアス電位Vsを与える。この状態で、被検体を透過した放射線又はそれに応じた可視光が変換素子12に入射し、電荷に変換され変換素子12に蓄積される。この電荷に応じた電気信号は、駆動回路2から制御配線15に印加される駆動パルスによりTFT13が導通状態となることで、信号配線16に出力され、読出回路4によりデジタルデータとして外部に読み出される。
(第2の実施形態)
次に、図6(a)〜(b)を用いて本発明の第2の実施形態に係る検出装置の一画素の構成について説明する。図6(a)は図1(a)のA−A’での断面図であり、図6(b)は図1(a)のB−B’での断面図である。
本実施形態では、変換素子12として、第1の実施形態のPIN型のフォトダイオードに替えて、MIS型の光電変換素子を用いている。具体的には、変換素子12は、第1層間絶縁層120の上に、層間絶縁層側から順に、第1電極122と、絶縁層129と、半導体層124と、第1導電型の不純物半導体層130と、第2電極126と、を含む。ここで、第1電極122と半導体層124との間に配置された絶縁層129は、変換素子12毎に分離されておらず、複数の変換素子12に跨って設けられている。そのため、第1の実施形態の絶縁層121を用いていない。
次に、図7(a)及び図7(b)を用いて、第2の実施形態における検出装置の製造方法について説明する。なお、ここでは、第1の実施形態と同じ工程については、説明を省略する。具体的には、図2(b)に示す工程と、図2(d)に示す工程と、図4に示す工程とが、第1の実施形態と共通する工程である。
図2(d)に示す工程に次いで、図7(a)に示す工程では、第1層間絶縁層120及び第1電極122を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁層129をプラズマCVD法により成膜する。次いで、非晶質シリコン膜からなる半導体膜124’と、第1導電型の不純物半導体膜130’としてリン等の5価の元素を不純物として混入した非晶質シリコン膜と、をプラズマCVD法によりこの順に成膜する。次いで、第2導電型の不純物半導体膜130’を覆うように、スパッタリング法により透明導電性酸化物膜等の導電膜を成膜する。この絶縁膜から導電膜を成膜する工程も、成膜工程に相当する。次に、図3(a)に示すマスクを用いてレジスト200を形成し、レジスト200を用いて透明導電性酸化物の一部を第1の実施形態と同様のエッチャントを使用したウエットエッチングにより除去して、導電層126’を形成する。この工程も第1除去工程に相当する。
そして、図7(b)に示す工程では、レジスト200を除去せずに用いて、複数の導電層126’の間を介して、第1導電型の不純物半導体膜130’と半導体膜124’をドライエッチングにより一部を除去する。このことにより、1画素ごとに変換素子12を素子分離する。素子分離された変換素子12には、半導体層124、不純物半導体層130が形成される。この際、絶縁層129はすべてが除去されず、絶縁層129を残存させる。これにより、複数の第1電極122の各々の上に、半導体層124、不純物半導体層130、及び、導電層126’が形成される。ここで、不純物半導体層130は不純物半導体膜130’の一部が除去されたものである。この工程も第2除去工程に相当する。このドライエッチングによる画素分離は、絶縁層129の上で行われる。その為、絶縁層129がエッチングストッパー層として機能し、ドライエッチングのスピーシーズに第1層間絶縁層120が晒されることなく、有機絶縁材料による各層への汚染を防止することが可能となる。ここで、ドライエッチングのエッチャントとしては、第1の実施形態と同様のエッチャントを使用する。この際、ドライエッチングにより不純物半導体層130及び半導体層124の端部がレジスト200の端部よりも後退してしまうため、不純物半導体層130の端部が導電層126’の端部よりも内側に位置してしまう。
次に、図7(c)に示す工程では、図7(a)に示す工程で使用されたレジスト200を使用し、不純物半導体層130の端部に一致するように、アッシング処理によりレジスト200の一部のみを除去してレジスト200’とする。不純物半導体層130が後退してしまう量である不純物半導体層130の後退量も、不純物半導体層130と半導体層124の材質や厚さ、エッチャントや処理時間や温度によって予め設定できる。そのため、第1の実施形態と同様に、不純物半導体層130の後退量にあうようにアッシング処理の条件を設定してレジスト200の端部をアッシング処理して後退させる。このことにより、レジスト200’ の端部と不純物半導体層130の端部とが、不純物半導体層130の表面と直交する方向伸びる同一の直線上に位置するように、レジスト200’を形成することが可能となる。そして、レジスト200’を用いて導電層126’の一部を再度ウエットエッチングにより除去して、第2電極126を形成する。このように第2電極126を2度のウエットエッチングにより形成することにより、不純物半導体層130の端部に一致するように、第2電極126の端部を形成することが可能となる。つまり、不純物半導体層130の端部と第2電極126の端部とが、それらの表面と直交する方向に延びる同一の直線上に位置するように、第2電極126を形成することが可能となる。この工程も第3除去工程に相当する。ただし、プロセスマージンを鑑みると、不純物半導体層125の端部と第2電極126の端部を一致させることは容易ではなく、多少ずれてしまうことも起こり得る。そのような場合、本工程により形成された第2電極126の端部が、不純物半導体層130の端部より変換素子12の内側に位置する方が、外側に位置するよりも好ましい。ただし、そのような場合には、第1の実施形態で説明した式を満たすものであれば許容される。その後、図4に示す工程が行われ、図7(a)及び図7(b)に示す構成が得られる。
(応用実施形態)
次に、図8を用いて、本発明の検出装置を用いた放射線検出システムを説明する。
放射線源であるX線チューブ6050で発生したX線6060は、患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過し、放射線検出装置6040に含まれる変換部3の各変換素子12に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応して変換部3で放射線を電荷に変換して、電気的情報を得る。この情報はデジタルデータに変換され信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなど表示手段となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録手段となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
11 画素
12 変換素子
13 スイッチ素子
14 電極配線
15 制御配線
16 信号配線
100 基板
120 層間絶縁層
122 第1電極
123,130 第1導電型の不純物半導体層
123’、130’ 第1導電型の不純物半導体膜
124 半導体層
124’ 半導体膜
125 第2導電型の不純物半導体層
125’ 第2導電型の不純物半導体膜
126 第2電極
126’ 導電層
127,143 パッシベーション層
128 層間絶縁層
129 絶縁層
200,200’ レジスト

Claims (11)

  1. 基板の上に配置された第1電極と、前記第1電極の上に配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極の間に配置された半導体層と、前記半導体層と前記第2電極との間に配置された不純物半導体層と、を含む変換素子が、前記基板の上に複数配置された検出装置の製造方法であって、
    複数の前記第1電極の上に、前記半導体層となる半導体膜と、前記不純物半導体層となる不純物半導体膜と、前記第2電極となる導電膜と、をこの順に成膜する成膜工程と、
    複数の前記第1電極の各々の上に前記導電膜の一部が除去された導電層を形成する第1除去工程と、
    前記導電膜の反応が前記不純物半導体膜の反応及び前記半導体膜の反応に比べて遅いエッチャントを用いて複数の前記導電層の間を介して前記不純物半導体膜の一部と前記半導体膜の一部とをエッチングにより除去することによって、複数の前記第1電極の各々の上に前記半導体層と前記不純物半導体層とを形成する第2除去工程と、
    前記第2除去工程により形成された前記不純物半導体層の端部よりも前記変換素子の外側に位置する前記導電層の一部を除去して、前記第2電極を形成する第3除去工程と、
    を有する検出装置の製造方法。
  2. 前記第3除去工程は、前記不純物半導体層の端部と前記第2電極の端部とが同一の直線上に位置するように、前記導電層の一部を除去して前記第2電極を形成することを特徴とする請求項1に記載の検出装置の製造方法。
  3. 前記第2除去工程は、前記導電膜の上に設けられたレジストを用いて、前記導電膜に対するエッチングと、前記不純物半導体膜及び前記半導体膜に対するエッチングと、によって行われ、
    前記第3除去工程は、前記レジストの端部が前記不純物半導体層の端部と同一の直線上に位置するように、前記レジストの一部を除去した前記レジストを用いて、前記導電層の一部をエッチングすることによって行われることを特徴とする請求項2に記載の検出装置の製造方法。
  4. 前記第3除去工程は、前記レジストの一部をアッシング処理により除去した前記レジストを用いて、前記導電層の一部をエッチングすることによって行われることを特徴とする請求項3に記載の検出装置の製造方法。
  5. 前記検出装置は、前記変換素子と、前記第1電極に接続された薄膜トランジスタと、を含む画素が、前記基板の上に複数配置されており、
    前記基板の上に配置された前記薄膜トランジスタを覆うように成膜された層間絶縁膜の前記薄膜トランジスタの上にコンタクトホールを設けて第1層間絶縁層を形成する工程と、
    薄膜トランジスタ及び前記第1層間絶縁層を覆うように成膜された導電膜の一部を除去して複数の前記第1電極を形成する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項4に記載の検出装置の製造方法。
  6. 前記不純物半導体層は、前記第1電極と前記半導体層との間に配置された第1導電型の不純物半導体層とは逆の極性の第2導電型の不純物半導体層であり、
    前記第1電極を形成する工程と前記成膜工程との間に、有機絶縁材料からなる前記第1層間絶縁層及び前記第1電極を覆うように成膜された無機絶縁材料からなる絶縁膜の一部を除去して絶縁部材を形成し、前記第1層間絶縁層の表面を前記絶縁部材と前記第1電極とで覆う工程を更に有し、
    前記第2除去工程は、前記絶縁部材の上で行われることを特徴とする請求項5に記載の検出装置の製造方法。
  7. 前記変換素子は、前記第1電極と前記半導体層との間に配置された絶縁層を更に含み、
    前記成膜工程は、複数の前記第1電極の上に、前記絶縁層と、前記半導体層となる半導体膜と、前記不純物半導体層となる不純物半導体膜と、前記第2電極となる導電膜と、をこの順に成膜し、
    前記第2除去工程は、前記導電膜の一部と前記不純物半導体膜の一部と前記半導体膜の一部とを除去し且つ前記絶縁層を残存させ、複数の前記第1電極の各々に前記半導体層と前記不純物半導体層と導電層とを形成することを特徴とする請求項5に記載の検出装置の製造方法。
  8. 前記第3除去工程において、前記第2電極の端部が前記不純物半導体層の端部よりも前記変換素子の内側に位置するように前記第2電極が形成された場合に許容される第2電極126の端部と不純物半導体層125の端部との間隔をD、前記変換素子の幅をP、前記不純物半導体層のシート抵抗をRs、前記薄膜トランジスタのオン抵抗をRonとすると、
    4×Rs(D/P)≦ Ron
    を満たすことを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の検出装置の製造方法。
  9. 前記変換素子を覆うように成膜された層間絶縁膜の前記第2電極の上にコンタクトホールを設けて第2層間絶縁層を形成する工程と、
    前記層間絶縁層及び前記第2電極を覆うように成膜された透明導電性酸化物の一部を除去して第1導電層を形成する工程と、
    前記第1導電層及び前記第2層間絶縁層を覆うように成膜された金属膜の一部を除去して、前記第1導電層の上に第2導電層を形成する工程と、
    を更に有し、
    前記第2導電層は、その正射影が隣接する2つの前記第1電極の間に位置するように、形成されることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の検出装置の製造方法。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の製造方法によって製造されたことを特徴とする検出装置。
  11. 請求項10に記載の検出装置と、
    前記検出装置からの信号を処理する信号処理手段と、
    前記信号処理手段からの信号を表示するための表示手段と、
    前記信号処理手段からの信号を伝送するための伝送処理手段と、
    を具備する検出システム。
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