JP6053379B2 - 検出装置の製造方法、検出装置及び検出システム - Google Patents

検出装置の製造方法、検出装置及び検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP6053379B2
JP6053379B2 JP2012173961A JP2012173961A JP6053379B2 JP 6053379 B2 JP6053379 B2 JP 6053379B2 JP 2012173961 A JP2012173961 A JP 2012173961A JP 2012173961 A JP2012173961 A JP 2012173961A JP 6053379 B2 JP6053379 B2 JP 6053379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
constant potential
potential wiring
connection member
conversion element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012173961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014033138A (ja
Inventor
健太郎 藤吉
健太郎 藤吉
望月 千織
千織 望月
渡辺 実
実 渡辺
啓吾 横山
啓吾 横山
将人 大藤
将人 大藤
潤 川鍋
潤 川鍋
弘 和山
弘 和山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012173961A priority Critical patent/JP6053379B2/ja
Priority to US13/958,270 priority patent/US9293506B2/en
Priority to CN201310335357.0A priority patent/CN103579271A/zh
Publication of JP2014033138A publication Critical patent/JP2014033138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6053379B2 publication Critical patent/JP6053379B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14683Processes or apparatus peculiar to the manufacture or treatment of these devices or parts thereof
    • H01L27/14692Thin film technologies, e.g. amorphous, poly, micro- or nanocrystalline silicon
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers
    • H01L27/14658X-ray, gamma-ray or corpuscular radiation imagers
    • H01L27/14663Indirect radiation imagers, e.g. using luminescent members
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/148Charge coupled imagers
    • H01L27/14806Structural or functional details thereof
    • H01L27/14812Special geometry or disposition of pixel-elements, address lines or gate-electrodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、医療用画像診断装置、非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置などに応用される検出装置の製造方法、その検出装置、及び、検出システムに関するものである。
近年、薄膜半導体製造技術は、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチ素子と光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた検出装置や放射線検出装置に利用されている。また、構造についても、変換素子の開口率を向上させて検出装置の感度を向上させるため、特許文献1に示すようなスイッチ素子の上方に変換素子を配置する積層構造の画素が提案されている。特許文献1では更に、スイッチ素子に電気的に接続される変換素子の電極(以下、個別電極と称する)が画素ごとに分割され、変換素子の半導体層が複数の画素に跨って分離されることなく配置された積層構造の画素が提案されている。
一方、薄膜半導体製造技術を用いた検出装置の製造工程では、異物の混入やプロセスの不具合により、変換素子やTFTに欠陥を有する、欠陥画素がある確率で発生し得る。そこで、特許文献2に示すように、欠陥が生じた画素と信号配線を電気的に分断するため、TFTのドレイン電極又はソース電極と信号配線との接続を切断する、所謂リペアの技術が提案されている。特許文献2では、特にレーザーによりTFTのドレイン電極又はソース電極と信号配線との接続を切断する、所謂レーザーリペアの技術が提案されている。
米国特許公報第5619033号 特開2004−179645号公報
しかしながら、半導体層が画素毎に分離されていない変換素子を有する検出装置に対してリペアを行うと、欠陥画素に隣接する正常な画素と欠陥画素とが半導体層でつながっていため、半導体層を介したキャリアの移動により正常画素に不具合が発生し得る。
そこで、本発明は、上記問題を解決するものであり、半導体層が画素毎に分離されていない変換素子を有する検出装置においてリペアを行っても正常画素に不具合が発生することを抑制することが可能な検出装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の検出装置の製造方法は、基板の上に、複数の信号配線と、前記複数の信号配線に電気的に接続された複数のスイッチ素子と、定電位が供給される定電位配線と、を形成する第1工程と、前記複数のスイッチ素子に電気的に接続され、前記複数のスイッチ素子の上に形成された複数の第1電極と、前記複数の第1電極の上に跨って形成された半導体層と、を含む複数の変換素子を形成し、各々が前記複数のスイッチ素子のうちの1つのスイッチ素子と前記複数の変換素子のうちの1つの変換素子とを含む複数の画素を形成する第2工程と、前記複数の画素のうちの欠陥を有する画素の変換素子の第1電極と前記定電位配線とを電気的に接続する第3工程と、を有する。
本発明の検出装置は、基板の上に配置された複数の画素と複数の信号配線とを含み、前記複数の画素はそれぞれ、前記基板の上に配置されたスイッチ素子と、前記スイッチ素子の上に配置された変換素子と、を含み、前記変換素子は、前記スイッチ素子の上に配置され前記スイッチ素子に電気的に接続された第1電極と、複数の前記第1電極の上に跨って配置された半導体層と、を含み、複数の前記スイッチ素子は、前記複数の信号配線と電気的に接続されている検出装置であって、定電位が供給される定電位配線を更に含み、前記複数の画素のうちの欠陥を有する画素において、前記第1電極と前記定電位配線とが電気的に接続されている。
本発明により、半導体層が画素毎に分離されていない変換素子を有する検出装置においてリペアを行っても正常画素に不具合が発生することを抑制することが可能な検出装置及びその製造方法を提供することができる。
第1の実施形態に係る検出装置の概略的等価回路図、及び、画素の平面模式図である。 第1の実施形態に係る検出装置の1画素の断面模式図である。 第1の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第1の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第2の実施形態に係る検出装置の模式的等価回路図、及び、画素の平面模式図である。 第2の実施形態に係る検出装置の1画素の断面模式図である。 第2の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第3の実施形態に係る検出装置の画素の平面模式図である。 第3の実施形態に係る検出装置の1画素の断面模式図である。 第3の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第3の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第4の実施形態に係る検出装置の画素の平面模式図である。 第4の実施形態に係る検出装置の1画素の断面模式図である。 第4の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第4の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第5の実施形態に係る検出装置の画素の平面模式図である。 第5の実施形態に係る検出装置の1画素の断面模式図である。 検出装置の検出システムへの応用例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1(a)、図1(b)、図2(a)、及び、図2(b)を用いて、本発明の第1の実施形態に係る検出装置を説明する。図1(a)は、第1の実施形態に係る検出装置の概略的等価回路図である。なお、図1(a)では説明の簡便化のため3行3列の等価回路図を用いたが、本発明はそれに限定されるものではなく、検出装置はn行m列(n,mはいずれも2以上の自然数)の画素アレイである変換部3を有する。図1(b)は、1画素の平面模式図であり、簡便化のため、各絶縁層と変換素子の半導体層を省略し変換素子については第1電極122のみを示している。図2(a)は図1(b)の正常な画素のA−A’での断面模式図であり、図2(b)は図1(b)の欠陥画素のB−B’での断面模式図である。なお、図2(a)及び図2(b)では、図1(b)で省略した各絶縁層と変換素子の半導体層も記載する。
本実施形態における検出装置は、基板100の表面上に、行方向及び列方向に配列された複数の画素1を含む変換部3が設けられている。各画素1は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子12と、変換素子12の電荷に応じた電気信号を出力するスイッチ素子であるTFT(薄膜トランジスタ)13と、を含む。変換素子の第2電極126側の表面に、放射線を可視光に波長変換するシンチレータ(不図示)が配置されてもよい。電極配線14は、列方向に配列された複数の変換素子12の第2電極126に共通に電気的に接続する。なお、電極配線14は便宜的に記載しているが、本発明は配線構造を用いた構成に限定されるものではない。配線構造を使用せずに画素アレイ全面に配置された第2電極126のみで電気的な接続を行ってもよい。変換素子12の第1電極122は、後述するTFT13の第2主電極136が電気的に接続する。制御配線15は、行方向に沿って配置された複数のTFT13の制御電極131に共通に電気的に接続し、駆動回路2に電気的に接続する。駆動回路2が列方向に並んで複数配置された制御配線15に駆動パルスを順次に又は同時に供給することにより、行単位で画素からの電気信号が、行方向に並んで配置された複数の信号配線16に並列に出力される。信号配線16は、列方向に配列された複数のTFT13の第1主電極135に共通に電気的に接続し、読出回路4に電気的に接続する。読出回路4は、信号配線16毎に、信号配線16からの電気信号を積分して増幅する積分増幅器5と、積分増幅器5で増幅して出力された電気信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路6を備える。読出回路4は更に、複数のサンプルホールド回路6から並列に出力される電気信号を直列の電気信号に変換するマルチプレクサ7と、出力された電気信号をデジタルデータに変換するA/D変換器8を含む。積分増幅器5の非反転入力端子には電源回路9から基準電位Vrefが供給される。電源回路9は更に、行方向に配列された複数の電極配線14に電気的に接続されており、変換素子12の第2電極126にバイアス電位Vsを供給する。また、所定の定電位が供給される定電位配線17が列方向に沿って配置されている。ここでは、定電位配線17は信号配線16と平行に配置されている。欠陥画素が生じ、変換素子の第1電極122に意図しない電位が印加されてしまう場合に、第1電極122と定電位配線17とを電気的に接続する処理を行うことにより、第1電極122を定電位配線17とに供給される定電位に固定することができる。なお、TFT13の制御電極はゲート電極であり、第1主電極135はソース電極及びドレイン電極の一方であり、第2主電極136はソース電極及びドレイン電極の他方である。
次に、図1(b)及び図2(a)を用いて正常な画素の構成について説明する。本実施形態の検出装置の1つの画素11は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子12と、変換素子12の電荷に応じた電気信号を出力するスイッチ素子であるTFT13とを含む。変換素子12は、PIN型のフォトダイオードを用いている。変換素子12は、ガラス基板等の絶縁性の基板100の上に設けられたTFT13の上に層間絶縁層138を挟んで積層されて配置されている。
TFT13は、基板100の上に、基板側から順に、制御電極131と、絶縁層132と、半導体層133と、半導体層133よりも不純物濃度の高い不純物半導体層134と、第1主電極135と、第2主電極136と、を含む。不純物半導体層134はその一部領域で第1主電極135及び第2主電極136と接しており、その一部領域と接する半導体層133の領域の間の領域が、TFTのチャネルとなる。制御電極131は制御配線15と電気的に接続しており、第1主電極135は信号配線16と電気的に接続しており、第2主電極136は変換素子12の第1電極122と電気的に接続している。また、基板100の上に、定電位配線17及び接続部材18が配置されている。なお、本実施形態では、後述するように、制御電極131、制御配線15、接続部材18は、同じ導電膜から形成されており、制御電極131が制御配線15の一部をなしている。また、本実施形態では、後述するように、第1主電極135、第2主電極136、信号配線16、及び、定電位配線17は、同じ導電膜から形成されており、第1主電極135が信号配線16の一部をなしている。また、図1(d)のように、接続部材18と定電位配線17は、絶縁層132を介して少なくとも一部が重なるように配置されている。本実施形態では、スイッチ素子として非晶質シリコンを主材料とした半導体層133及び不純物半導体層134を用いた逆スタガ型のTFTを用いたが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、多結晶シリコンを主材料としたスタガ型のTFTを用いたり、有機TFT、酸化物TFT等を用いたりすることができる。
保護層137はTFT13、制御配線15、信号配線16、及び、定電位配線17を覆うように配置されている。層間絶縁層138は、複数のTFT13を覆うように、基板100と後述する複数の第1電極122との間に配置されている。保護層137と層間絶縁層138は、コンタクトホールを有している。
変換素子12は、層間絶縁層138の上に、層間絶縁層138側から順に、第1電極122と、第1導電型の不純物半導体層123と、半導体層124と、第2導電型の不純物半導体層125と、第2電極126と、を含む。ここで、第1電極122と第2電極126の間に配置された半導体層124は、真性半導体であることが望ましい。第1電極122と半導体層124との間に配置された第1導電型の不純物半導体層123は、第1導電型の極性を示し、半導体層124及び第2導電型の不純物半導体層125よりも第1導電型の不純物の濃度が高いものである。また、半導体層124と第2電極126との間に配置された第2導電型の不純物半導体層125は、第1導電型と逆の第2導電型の極性を示し、第1導電型の不純物半導体層123及び半導体層124よりも第2導電型の不純物の濃度が高いものである。第1導電型と第2導電型とは互いに異なる極性の導電型であり、例えば第1導電型がn型であれば第2導電型はp型である。変換素子12の第1電極122は、TFT13の第2主電極136と保護層137及び層間絶縁層138に設けられた第1コンタクトホールCH1において電気的に接続している。また、変換素子12の第1電極122は、接続部材18と保護層137及び層間絶縁層138に設けられた第2コンタクトホールCH2において電気的に接続している。第2電極126は後述する電極配線14と電気的に接続している。なお、本実施形態では、非晶質シリコンを主材料とした第1導電型の不純物半導体層123、半導体層124、第2導電型の不純物半導体層125を用いたフォトダイオードを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば非晶質セレンを主材料とした第1導電型の不純物半導体層123、半導体層124、第2導電型の不純物半導体層125を用いた、放射線を直接電荷に変換する素子も用いることができる。変換素子として第1電極122及び第2電極126には、光透過性のITO等の透明導電性酸化物が用いられる。ただし、第1電極122には金属材料を用いてもよい。特に、変換素子12が、光電変換素子と波長変換体とを備えた間接型の変換素子である場合には、波長変換体側の電極である第2電極126には光透過性のITO等の透明導電性酸化物が用いられる。一方、第2電極126よりも波長変換体から遠い第1電極122には、Alからなる光透過性の低い導電体を用いてもよい。
層間絶縁層138の上の複数の第1電極122の間には、無機絶縁材料からなる絶縁部材121が層間絶縁層138に接して配置されている。そして、第1電極122と絶縁部材121とが、層間絶縁層138を覆うように層間絶縁層138の上に配置されている。そのため、不純物半導体層123となる不純物半導体膜を成膜する際に、層間絶縁層138が表面に露出されることが無く、不純物半導体層123への有機絶縁材料の混入が低減できる。また、本実施形態では、不純物半導体層123が、絶縁部材121の上で画素ごとに分離されている。その分離のためのドライエッチング工程の際、絶縁部材121がエッチングストッパー層として働く為、層間絶縁層138がドライエッチングのスピーシーズに晒されることなく、有機絶縁材料による各層への汚染を防止することが可能となる。
そして、変換素子12を覆うように、パッシベーション層127と層間絶縁層128が設けられている。パッシベーション層127は、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機絶縁材料が用いられ、変換素子12及び絶縁層121を覆うように設けられている。層間絶縁層128は、パッシベーション層127を覆うように、第2電極126と電極配線14の間に配置されている。パッシベーション層127と層間絶縁層128は、コンタクトホールを有している。変換素子12の第2電極126と電極配線14とが、パッシベーション層127と層間絶縁層128に設けられたコンタクトホールにおいて、電気的に接続される。層間絶縁層128には、変換素子12と、電極配線14との間の寄生容量を低減させるために、厚く形成可能な有機絶縁材料が好適に用いられる。
電極配線14は、層間絶縁層128の上に配置された透明導電性酸化物からなる第1導電層141と、第1導電層141の上に配置された金属材料からなる第2導電層142と、を含む。第1導電層141は、パッシベーション層127と層間絶縁層128に設けられたコンタクトホールにおいて変換素子12の第2電極126と接続される。第2導電層142は、その正射影が隣接する2つの変換素子12の2つの第1電極122の間に位置するように、第1導電層141の上に配置される。
そして、電極配線14を覆うように、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機絶縁材料のパッシベーション層143が設けられている。そして、パッシベーション層143を覆うように、有機絶縁材料の平坦化層144が配置され、平坦化層144の上に、放射線を光電変換素子が感知可能な光に変換するシンチレータ200が配置され得る。
次に、図1(b)及び図2(b)を用いて欠陥画素の構成について説明する。なお、ここでは欠陥画素として、変換素子12に異物20が混入したものを例として示す。ただし、本発明の欠陥画素はこれに限定されるものではなく、欠陥画素としてはTFT13の電極間のショートや特性異常に起因するものも挙げられる。
図1(b)及び図2(b)に示すように、欠陥画素においては、第1主電極135と信号配線16との接続を切断するために、第1主電極135が切断領域21を有する。切断領域21により、信号配線16を介して読出回路4に欠陥画素で発生した電気信号が伝わらないようにすることが可能となる。また、切断領域21により、第1電極122は信号配線16と電気的に分離される。ここで、切断領域21は、後述するように、第1主電極135の一部がレーザーの照射によって溶融及び蒸散された領域である。更に、制御電極131と制御配線15との接続を切断するために、制御電極131が切断領域22を有する。ここで、切断領域22は、制御電極131の一部がレーザーの照射によって溶融及び蒸散された領域である。また、切断領域22により、制御配線15に供給される駆動パルスが欠陥画素で発生した電気信号による影響を受けることを抑制することが可能となる。
更に、欠陥画素においては、第1電極122と定電位配線17とを電気的に接続するための接続領域23を有する。本実施形態では、接続領域23は、絶縁層132を介して接続部材18の上に一部が重なるように配置された定電位配線17の接続部材18と重なる領域と接続部材18とがレーザーの照射によって溶着した領域である。これにより、第1電極122は、接続領域23を介して接続部材18と定電位配線17が電気的に接続することにより、定電位配線17と電気的に接続することとなる。定電位配線17と接続部材18の材料はAlなどの低融点金属が好ましい。また、溶融する導電材料が増えるため、定電位配線17は絶縁層132のよりも厚いことが好ましい。レーザーの照射は基板100の上側からでも下側からでも照射することが可能である。図2(b)は基板100の上側からレーザー光を照射した例を示す。
ここで、第1電極122と定電位配線17とが電気的に接続されていない場合に発生し得る問題を以下に説明する。通常、変換素子には放射線又は光を電荷に変換するための電圧が第1電極122と第2電極126の間に与えられる。そのために第1電極122には信号配線16及びTFT13を介して所定の電位が供給され、第2電極126には電極配線14を介して所定の電位とは異なる電位が供給される。一方、欠陥画素では、第1電極122は、信号配線16とも電気的に切断されているため、電気的にフローティング状態となり、徐々に第2電極126に供給される電位と同じ電位となる。そのため、正常な画素の第1電極122と欠陥画素の第1電極122との間で、大きい電位勾配差が生じる。このような状態で、制御配線15に供給される駆動パルスにより、欠陥画素の第1電極122の電位が揺られて意図しない電位となってしまった場合、多量の電荷が電位勾配に従って半導体層124を介して隣接する正常な画素に流れ込むおそれがある。それにより、欠陥画素に隣接する正常な画素から得られる電気信号に、流れ込んだ電荷の影響による電気信号が付加され、正常な電気信号が得られなくなるおそれがある。
上記問題を解決するために、第1電極122と定電位配線17とが電気的に接続されることにより、第1電極122は所望の定電位に固定される。ここで、定電位配線に供給される定電位は、PIN型フォトダイオードに順方向バイアスがかからないようにする必要がある。例えば、第1導電型の不純物半導体層123がn型、第2導電型の不純物半導体層がp型であれば、定電位配線17に供給される定電位を第2電極126に供給するバイアス電位Vs以上の電位に設定する必要がある。また、逆方向バイアスがかかりすぎても、隣接画素との第1電極間の電位差が増加していき、欠陥画素部で電位が不均衡な状態となる。その為、定電位配線に供給される定電位は大きくとも、正常画素において、通常時のダーク電流の10倍以下のダーク電流が流れる電位までに固定するのが望ましい。更には、正常画素の変換素子12の第1電極122の電位変動範囲内にするのが望ましく、正常画素の変換素子に飽和線量の放射線が当たった際の第1電極122の電位から、放射線が当らない際の第1電極122の電位範囲の中に設定するのが望ましい。好ましくは、正常な画素の第1電極122に供給される電位と等しい電位である基準電位Vrefに設定する。また、第1導電型の不純物半導体層123がp型、第2導電型の不純物半導体層がn型であれば、前記の電位の大小関係が逆となる。例えば、フォトダイオードに逆方向バイアスがかからないようにするには、固定電位配線電位をVs電位以下に設定する。また本実施形態では、PIN型のフォトダイオードを用いたが、第1電極、絶縁層、半導体層、不純物半導体層、第2電極が順に設けられたMIS型の光電変換素子で半導体層が画素毎に分離されていない構成でも同様の効果を得ることができる。
また、図2(b)に示すように、変換素子12に異物20が混入したことによる欠陥が生じた場合、異物20の周囲に切断領域24を設けることが望ましい。異物20によって第1電極122と第2電極126とがショートした状態となっているが、異物20によるショートは不安定である。変換素子12の安定化のため、第2電極126の異物20と接する領域をフローティングとして、第1電極122が定電位配線17に接続することが望ましい。ここで、切断領域24は、後述するように、第2電極126の一部がレーザーの照射によって溶融及び蒸散された領域である。
次に、図3〜図4を用いて、第1の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明する。なお、図3(a)〜(f)、図4(a)〜(b)は、図1(b)の正常な画素のA−A’での製造工程における断面模式図であり、図4(c)は、図1(b)の欠陥画素のB−B’での断面模式図である。
まず、図3(a)に示す工程では、絶縁性の基板100の上に、スパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、制御配線15(不図示)、制御電極131、及び、接続部材18を形成する。
次に、図3(b)に示す工程では、制御配線15、制御電極131、及び、接続部材18を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。次いで、非晶質シリコン膜からなる半導体膜と、第1導電型の不純物半導体膜としてリンを不純物として混入した非晶質シリコン膜と、をプラズマCVD法によりこの順に成膜し、ドライエッチングにより半導体層133と不純物半導体層134を形成する。そして、不純物半導体層134を覆うようにスパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、信号配線16、第1主電極135、第2主電極136、及び、定電位配線17を形成する。次に、信号配線16、第1主電極135、第2主電極136、及び、定電位配線17を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。そして、ドライエッチングにより、接続部材18の上の一部領域と、第2主電極136の上の一部領域の絶縁膜が除去され、絶縁層132と保護層136を形成する。図3(a)及び図3(b)に示す工程により、基板100の上に、複数のTFT13と、制御配線15と、信号配線16と、定電位配線17と、接続部材18とが形成される。なお、本実施形態では、図3(a)及び図3(b)に示す工程が本発明の第1工程に相当する。
次に、図3(c)に示す工程では、TFT13と接続部材18と保護層136とを覆うように、スピナー等の塗布装置を用いて、感光性を有する有機材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。感光性を有する有機材料としては、他にもポリイミド樹脂等が使用可能である。そして、所望のマスクを用いて、露光及び現像処理により、接続部材18の上の一部領域と、第2主電極136の上の一部領域の層間絶縁膜を除去し、第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2を有する層間絶縁層138を形成する。
次に、図3(d)に示す工程では、TFT13と接続部材18と層間絶縁層138とを覆うように、スパッタリング法によりITOからなる非晶質な透明導電性酸化物膜を成膜する。そして、所望のマスクを用いて透明導電性酸化物膜をウエットエッチングし、アニール処理により多結晶化して、第1電極122を形成する。なお、ここでは透明導電性酸化物として、ITOを用いたが、その他、ZnO、SnO、ATO、AZOや、CdIn、MgIn、ZnGa、InGaZnOも好適に用いられる。また、CuAlO等のCuを含むデラフォサイト型などの非晶質状態をとり得る透明導電性酸化物も好適に用いられる。この工程により、第1電極122は所定の接続部材18と電気的に接続されるが、定電位配線17には電気的に接続されていない。なお、所定の接続部材18は、複数の第1電極122のそれぞれに、1対1で対応して設けられた接続部材18である。
次に、図3(e)に示す工程では、層間絶縁層138及び第1電極122を覆うように、窒化シリコン膜や酸化シリコン等の一般的な無機材料からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。そして、所望のマスクを用いて絶縁膜をエッチングして、第1電極122とで層間絶縁層138の表面を覆うように、絶縁部材121を形成する。
次に、図3(f)に示す工程では、絶縁部材121及び第1電極122を覆うように、第1導電型の不純物半導体膜としてリンを不純物として混入した非晶質シリコン膜をプラズマCVD法により成膜する。そして、所望のマスクを用いて絶縁部材121の上の不純物半導体膜の一部をドライエッチングにより除去することにより、第1電極122毎に分離された第1導電型の不純物半導体層123を形成する。このドライエッチングによる除去は、絶縁部材121の上で行われる。そのため、絶縁部材121がエッチングストッパー層として機能し、ドライエッチングのスピーシーズに層間絶縁層138が晒されることなく、有機材料による第1導電型の不純物半導体層123への汚染を防止することが可能となる。
次に、図4(a)に示す工程では、絶縁部材121及び第1導電型の不純物半導体層123を覆うように、非晶質シリコン膜からなる半導体層124をプラズマCVD法により成膜する。次に、半導体層124を覆うようにボロンを不純物として混入した非晶質シリコン膜からなる第2導電型の不純物半導体層125をプラズマCVD法により成膜する。次に、第2導電型の不純物半導体層125を覆うように、スパッタリング法により透明導電性酸化物膜等の導電膜を成膜して、第2電極126を形成する。次に、第2電極126を覆うように、窒化シリコン膜等の無機絶縁材料からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。次に、絶縁膜を覆うように、感光性を有する有機絶縁材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。そして、所望のマスクを用いて、第2電極126の上にコンタクトホールを有する層間絶縁層128及びパッシベーション層127を形成する。なお、本実施形態では、図3(c)〜図4(a)に示す工程が本発明の第2工程に相当する。
次に、図4(b)に示す工程では、層間絶縁層128及び第2電極126を覆うようにスパッタリング法により透明導電性酸化物を成膜する。そして所望のマスクを用いて透明導電性酸化物をウエットエッチングして、第1導電層141を形成する。次に、第1導電層141及び層間絶縁層128を覆うようにスパッタリング法によりAl等の金属膜を成膜する。そして、所望のマスクを用いて金属膜をウエットエッチングして、第1導電層141の一部の上に第2導電層141を形成する。この工程により、第2導電層142と変換素子12の第2電極126が第1導電層141によって、電気的に接続される。この際、第1導電層141を透明導電性酸化物によって形成することにより、開口率の低下を抑制ことができる。これにより、第1導電層141と第2導電層142とからなる電極配線14が形成される。そして、電極配線14第2層間絶縁層128を覆うように、パッシベーション層143を形成する。
次に、図4(c)に示す工程では、制御電極131の一部の領域に対して、基板100の上側から第1の強度(パワー)でレーザーを照射する。それにより、制御電極131の一部の領域とその上方の構成物を溶融及び蒸散した開口を形成することによって、切断領域22を形成する。ここで、レーザーの強度(パワー)は、レーザーの単位面積当たりのエネルギー(エネルギー密度)とレーザーの照射面積とレーザーの照射時間との積により決定するものである。また、第1主電極135の一部の領域に対して、基板100の上側から第1の強度より弱い第2の強度でレーザーを照射し、第1主電極135の一部の領域とその上方の構成物とを溶融及び蒸散した開口を形成することによって、切断領域21を形成する。更に、絶縁層132を介して接続部材18の上に一部が重なるように配置された定電位配線17の、接続部材18と重なる領域に対して、基板100の上側から第1の強度より弱い第3の強度でレーザーを照射する。これにより、定電位配線17の上方の構成物を蒸散した開口を形成し、絶縁層132を蒸散して定電位配線17と接続部材18とを溶着させて接続領域23が形成され、第1電極122が定電位配線17と電気的に接続する。また、第2電極126の異物20の周囲の一部領域に対して、基板100の上側から第2の強度よりも弱い第4の強度でレーザーを照射し、第2電極126の一部の領域とその上方の構成物とを溶融及び蒸散した開口を形成することによって、切断領域24を形成する。その後、各開口を埋めて且つパッシベーション層143を覆うように、有機絶縁材料の平坦化層144を形成し、平坦化層144の上にシンチレータ200を形成する。それにより、図2(a)及び図2(b)に示す装置が得られる。なお、本実施形態では、図4(c)に示す工程が本発明の第3工程に相当する。
(第2の実施形態)
次に、図5(a)を用いて第2の実施形態に係る検出装置の概略的等価回路を説明する。なお、第1の実施形態で説明したものと同じものは同じ番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
図1(a)に示す第1の実施形態では、定電位配線17は、信号配線16と平行に、列方向に沿って配置されている。一方、図5(a)に示す第2の実施形態では、定電位配線17は、制御配線15と平行に、行方向に沿って配置されている。それ以外の構成は第1の実施形態と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
次に、図5(b)、図6(a)、及び、図6(b)を用いて、第2の実施形態に係る検出装置の構成を説明する。図5(b)は、1画素の平面模式図であり、簡便化のため、各絶縁層と変換素子の半導体層を省略し変換素子については第1電極122のみを示している。図6(a)は図5(b)の正常な画素のA−A’での断面模式図であり、図6(b)は図5(b)の欠陥画素のB−B’での断面模式図である。なお、図6(a)及び図6(b)では、図5(b)で省略した各絶縁層と変換素子の半導体層も記載する。なお、第1の実施形態で説明したものと同じものは同じ番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
第1の実施形態では、制御電極131、制御配線15、接続部材18は、同じ導電膜から形成されており、第1主電極135、第2主電極136、信号配線16、及び、定電位配線17は、同じ導電膜から形成されている。また、定電位配線17は、絶縁層132を介して接続部材18に少なくとも一部が重なるように、接続部材18の上に配置されている。そして、欠陥画素は、定電位配線17の接続部材18と重なる領域がレーザーの照射によって接続部材18と溶着した領域である接続領域23を有している。一方、第2の実施形態では、制御電極131、制御配線15、定電位配線17は、同じ導電膜から形成されており、第1主電極135、第2主電極136、信号配線16、及び、接続部材18は、同じ導電膜から形成されている。そして、接続部材18は、絶縁層132を介して定電位配線17に少なくとも一部が重なるように、定電位配線17の上に配置されている。そして、欠陥画素は、接続部材18の定電位配線17と重なる領域がレーザーの照射によって定電位配線17と溶着した領域である接続領域23を有している。それ以外の構成は第1の実施形態と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
次に、図7(a)〜(c)を用いて、第2の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明する。なお、以下では第1の実施形態で説明した製造方法と相違する工程についてのみ説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ工程については、詳細な説明は割愛する。
まず、図7(a)に示す工程では、絶縁性の基板100の上に、スパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、制御配線15(不図示)、制御電極131、及び、定電位配線17を形成する。
次に、図7(b)に示す工程では、制御配線15、制御電極131、及び、定電位配線17を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。次いで、非晶質シリコン膜からなる半導体膜と、第1導電型の不純物半導体膜としてリンを不純物として混入した非晶質シリコン膜と、をプラズマCVD法によりこの順に成膜し、ドライエッチングにより半導体層133と不純物半導体層134を形成する。そして、不純物半導体層134を覆うようにスパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、信号配線16、第1主電極135、第2主電極136、及び、接続部材18を形成する。次に、信号配線16、第1主電極135、第2主電極136、及び、接続部材18を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。そして、ドライエッチングにより、接続部材18の上の一部領域と、第2主電極136の上の一部領域の絶縁膜が除去され、絶縁層132と保護層136を形成する。図7(a)及び図7(b)に示す工程により、基板100の上に、複数のTFT13と、制御配線15と、信号配線16と、定電位配線17と、接続部材18とが形成される。なお、本実施形態では、図7(a)及び図7(b)に示す工程が本発明の第1工程に相当する。
次に、図7(c)に示す工程では、TFT13と接続部材18と保護層136とを覆うように、スピナー等の塗布装置を用いて、感光性を有する有機材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。そして、所望のマスクを用いて、露光及び現像処理により、接続部材18の上の一部領域と、第2主電極136の上の一部領域の層間絶縁膜を除去し、第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2を有する層間絶縁層138を形成する。以降の工程は、第1の実施形態で説明した工程と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
(第3の実施形態)
次に、図8、図9(a)、及び、図9(b)を用いて、第3の実施形態に係る検出装置の構成を説明する。図8は、1画素の平面模式図であり、簡便化のため、各絶縁層と変換素子の半導体層を省略し変換素子については第1電極122のみを示している。図9(a)は図8の正常な画素のA−A’での断面模式図であり、図9(b)は図8の欠陥画素のB−B’での断面模式図である。なお、図9(a)及び図9(b)では、図8で省略した各絶縁層と変換素子の半導体層も記載する。なお、先の実施形態で説明したものと同じものは同じ番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
第3の実施形態では、第1主電極135、第2主電極136、信号配線16、定電位配線17、及び接続部材18は、同じ導電膜から形成されている。そして、欠陥画素は、第1電極122の下に位置する接続部材18と定電位配線17とが露出するように設けられた開口と、開口に配置された、接続部材18と定電位配線17とを接続するための導電層25を更に有している。なお、本実施形態では定電位配線17と接続部材18を同じ導電膜から形成したが、本発明はそれに限定されるものではない。第1の実施形態又は第2の実施形態と同様に、定電位配線17又は接続部材18は、制御電極131と同じ導電膜から形成され得る。
次に、図10〜図11を用いて、第3の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明する。なお、図10(a)〜(d)は、図8の正常な画素のA−A’での製造工程における断面模式図であり、図11(a)及び図11(b)は、図8の欠陥画素のB−B’での断面模式図である。なお、以下では第1の実施形態で説明した製造方法と相違する工程についてのみ説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ工程については、詳細な説明は割愛する。
まず、図10(a)に示す工程では、絶縁性の基板100の上に、スパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、制御配線15(不図示)及び制御電極131を形成する。次に、制御配線15、制御電極131、及び、定電位配線17を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜し、絶縁層132を形成する。次いで、非晶質シリコン膜からなる半導体膜と、第1導電型の不純物半導体膜としてリンを不純物として混入した非晶質シリコン膜と、をプラズマCVD法によりこの順に成膜し、ドライエッチングにより半導体層133と不純物半導体層134を形成する。そして、不純物半導体層134を覆うようにスパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、信号配線16、第1主電極135、第2主電極136、定電位配線17、及び、接続部材18を形成する。
次に、図10(b)に示す工程では、信号配線16、第1主電極135、第2主電極136、定電位配線17、及び、接続部材18を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。そして、ドライエッチングにより、接続部材18の上の一部領域と、第2主電極136の上の一部領域の絶縁膜が除去され、保護層136を形成する。図10(a)及び図10(b)に示す工程により、基板100の上に、複数のTFT13と、制御配線15と、信号配線16と、定電位配線17と、接続部材18とが形成される。なお、本実施形態では、図10(a)及び図10(b)に示す工程が本発明の第1工程に相当する。
次に、図10(c)に示す工程では、TFT13と接続部材18と保護層136とを覆うように、スピナー等の塗布装置を用いて、感光性を有する有機材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。そして、所望のマスクを用いて、露光及び現像処理により、接続部材18の上の一部領域と、第2主電極136の上の一部領域の層間絶縁膜を除去し、第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2を有する層間絶縁層138を形成する。
次に、図10(d)に示す工程では、TFT13と接続部材18と層間絶縁層138とを覆うように、スパッタリング法によりITOからなる非晶質な透明導電性酸化物膜を成膜する。そして、所望のマスクを用いて透明導電性酸化物膜をウエットエッチングし、アニール処理により多結晶化して、第1電極122を形成する。この工程により、第1電極122は所定の接続部材18と電気的に接続されるが、定電位配線17には電気的に接続されていない。以降の工程は、第1の実施形態で説明した工程と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
次に、図11(a)及び図11(b)を用いて、欠陥画素における切断領域と接続領域の形成について説明する。なお、以下では第1の実施形態で説明した製造方法と相違する工程についてのみ説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ工程については、詳細な説明は割愛する。
まず、図11(a)に示す工程では、接続部材18の上の一部の領域と定電位配線17の上の一部の領域に対して、基板100の上側から第2強度より弱い第3強度でレーザーを照射する。これにより、接続部材18の上の一部の領域と定電位配線17の上の一部の領域の上方の構成物が蒸散し、接続部材18と定電位配線17とが露出する開口を形成する。切断領域21、切断領域22、及び、切断領域24の形成については、第1の実施形態で説明した方法と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
次に、図11(b)に示す工程では、接続部材18の上の一部の領域と定電位配線17の上の一部の領域の上方の開口に、接続部材18と定電位配線とを電気的に接続するための導電層25を形成する。本実施形態では、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を用いて化合物半導体材料を堆積して、化合物半導体材料からなる導電層25を形成する。ただし、本発明はそれに限定されるものではなく、導電性ペーストを使用して導電層25を形成してもよい。なお、本実施形態では、図11(a)及び図11(b)に示す工程が本発明の第3工程に相当する。以降の工程は、第1の実施形態で説明した工程と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
(第4の実施形態)
次に、図12、図13(a)、及び、図13(b)を用いて、第3の実施形態に係る検出装置の構成を説明する。図12は、1画素の平面模式図であり、簡便化のため、各絶縁層と変換素子の半導体層を省略し変換素子については第1電極122のみを示している。図13(a)は図12の正常な画素のA−A’での断面模式図であり、図13(b)は図12の欠陥画素のB−B’での断面模式図である。なお、図13(a)及び図13(b)では、図12で省略した各絶縁層と変換素子の半導体層も記載する。なお、先の実施形態で説明したものと同じものは同じ番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
第4の実施形態では、基板100及びTFT13と第1電極122の間に、複数の層間絶縁層である第1層間絶縁層138aと第2層間絶縁層138bとが配置されている。また、接続部材18は定電位配線17の一部として形成されており、定電位配線17と接続部材18とが第1層間絶縁層138aと第2層間絶縁層138bの間に配置されている。また、定電位が供給される接続部材18の一部がTFT13の半導体層133と第1電極122との間に配置されて、第1電極122に対しての半導体層133のシールドとして機能している。更に、第2主電極136と第1電極122との間に、定電位配線17及び接続部材18と同じ導電膜から形成された、第2主電極136と第1電極122とを電気的に接続するための中間層19が配置されている。中間層19により第2主電極136と第1電極122との間の接続抵抗を低減することが可能となる。そして、欠陥画素は、接続部材18の一部の領域の上に位置する第1電極122の一部の領域がレーザーの照射によって接続部材18と溶着した領域である接続領域23を有している。それ以外の構成は第1の実施形態と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
次に、図14(a)〜(d)、図15を用いて、第4の実施形態に係る検出装置の製造方法を説明する。なお、以下では第1の実施形態で説明した製造方法と相違する工程についてのみ説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ工程については、詳細な説明は割愛する。
まず、図14(a)に示す工程では、絶縁性の基板100の上に、スパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、制御配線15(不図示)及び制御電極131を形成する。次に、制御配線15、制御電極131、及び、定電位配線17を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜し、絶縁層132を形成する。次いで、非晶質シリコン膜からなる半導体膜と、第1導電型の不純物半導体膜としてリンを不純物として混入した非晶質シリコン膜と、をプラズマCVD法によりこの順に成膜し、ドライエッチングにより半導体層133と不純物半導体層134を形成する。そして、不純物半導体層134を覆うようにスパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、信号配線16、第1主電極135、及び、第2主電極136を形成する。次に、信号配線16、第1主電極135、及び、第2主電極136を覆うように、窒化シリコン膜からなる絶縁膜をプラズマCVD法により成膜する。そして、ドライエッチングにより、第2主電極136の上の一部領域の絶縁膜が除去され、保護層136を形成する。これにより、基板100の上に、複数のTFT13と、制御配線15と、信号配線16とが形成される。次に、TFT13と保護層136とを覆うように、スピナー等の塗布装置を用いて、感光性を有する有機材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。そして、所望のマスクを用いて、露光及び現像処理により、第2主電極136の上の一部領域の層間絶縁膜を除去し、第1コンタクトホールCH1を有する第1層間絶縁層138aを形成する。
次に、図14(b)に示す工程では、第2主電極136及び第1層間絶縁層138aを覆うように、スパッタリング法によりAlからなる導電膜を成膜し、導電膜をウエットエッチングして、定電位配線17、接続部材18、及び、中間層19を形成する。
次に、図14(c)に示す工程では、第1層間絶縁層138a、定電位配線17、接続部材18、及び、中間層19を覆うように、スピナー等の塗布装置を用いて、感光性を有する有機材料であるアクリル樹脂を層間絶縁膜として成膜する。そして、所望のマスクを用いて、露光及び現像処理により、中間層19の上の一部領域の層間絶縁膜を除去し、第1コンタクトホールCH1を有する第2層間絶縁層138bを形成する。なお、本実施形態では、図14(a)〜(c)に示す工程が本発明の第1工程に相当する。
次に、図14(d)に示す工程では、中間層19と第2層間絶縁層138bとを覆うように、スパッタリング法によりITOからなる非晶質な透明導電性酸化物膜を成膜する。そして、所望のマスクを用いて透明導電性酸化物膜をウエットエッチングし、アニール処理により多結晶化して、第1電極122を形成する。この工程により、第1電極122は第2主電極136と電気的に接続されるが、定電位配線17には電気的に接続されていない。以降の工程は、第1の実施形態で説明した工程と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
次に、図15を用いて、欠陥画素における切断領域と接続領域の形成について説明する。なお、以下では第1の実施形態で説明した製造方法と相違する工程についてのみ説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ工程については、詳細な説明は割愛する。
接続部材18の一部の領域の上に位置する第1電極122の一部の領域に対して、基板100の上側から第2の強度より弱い第3の強度でレーザーを照射する。これにより、接続部材18の上方の第2層間絶縁層138bを蒸散し、第1電極122と接続部材18とを溶着させて接続領域23が形成され、第1電極122が定電位配線17と電気的に接続することとなる。
(第5の実施形態)
次に、図16、図17(a)、及び、図17(b)を用いて、第5の実施形態に係る検出装置の構成を説明する。図16は、1画素の平面模式図であり、簡便化のため、各絶縁層と変換素子の半導体層を省略し変換素子については第1電極122と第1導電層141と第2導電層142のみを示している。図17(a)は図16の正常な画素のA−A’での断面模式図であり、図17(b)は図16の欠陥画素のB−B’での断面模式図である。なお、図17(a)及び図17(b)では、図16で省略した各絶縁層と変換素子の半導体層も記載する。なお、先の実施形態で説明したものと同じものは同じ番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
第5の実施形態では、電極配線14となる第1導電層141及び第2導電層142を、定電位配線17及び接続部材18として使用している。そして、欠陥画素は、第2電極126と接続する領域を含む電極配線14の一部の領域、当該領域の下方に位置する、第2電極126、第2導電型の不純物半導体層125、半導体層124、及び、第1導電型の不純物半導体層123が開口を有している。この開口は、第3の実施形態と同様に、レーザーの照射によって形成されたものである。また、欠陥画素は、その開口に配置された、電極配線14と第1電極122とを接続するための導電層25を更に有している。この導電層25は、第3の実施形態で説明した方法と同様の方法で形成されたものである。ただし、本実施形態では、導電層25は必須ではなく、電極配線14と第1電極122とを溶着させることによって、第1電極122と電極配線14とを電気的に接続してもよい。それ以外の構成は第1の実施形態と同じであるため、詳細な説明は割愛する。
なお、上記各実施形態では、パッシベーション層127と層間絶縁層128の上に第1導電層141及び第2導電層142からなる電極配線14を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。パッシベーション層127と層間絶縁層128を設けずに、第2導電層142を第2電極126の一部の上に直接設ける形態でもよい。
(応用実施形態)
次に、図18を用いて、検出装置を用いた放射線検出システムを説明する。
放射線源であるX線チューブ6050で発生したX線6060は、患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過し、検出装置6040に含まれる変換部3の各変換素子12に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応して変換部3で放射線を電荷に変換して、電気的情報を得る。この情報はデジタルデータに変換され信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなど表示手段となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録手段となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
1 画素
2 駆動回路
3 変換部
4 読出回路
12 変換素子
13 スイッチ素子
14 電極配線
15 制御配線
16 信号配線
17 定電位配線
18 接続部材
100 基板
122 第1電極
123 第1導電型の不純物半導体層
124 半導体層
125 第2導電型の不純物半導体層
126 第2電極

Claims (15)

  1. 検出装置の製造方法であって、
    基板の上に、複数の信号配線と、前記複数の信号配線に電気的に接続された複数のスイッチ素子と、定電位が供給される定電位配線と、を形成する第1工程と、
    前記定電位配線に電気的に接続されずに前記複数のスイッチ素子に電気的に接続され、前記複数のスイッチ素子の上に形成された複数の第1電極と、前記複数の第1電極の上に跨って形成された半導体層と、を含む複数の変換素子を形成し、各々が前記複数のスイッチ素子のうちの1つのスイッチ素子と前記複数の変換素子のうちの1つの変換素子とを含む複数の画素を形成する第2工程と、
    前記複数の画素のうちの欠陥を有する画素の変換素子の第1電極と前記定電位配線とを電気的に接続する第3工程と、
    を有する検出装置の製造方法。
  2. 前記第3工程において、前記複数の信号配線のうち前記欠陥を有する画素のスイッチ素子に接続された信号配線と前記欠陥を有する画素のスイッチ素子との間の接続を、レーザーを照射することによって切断することを特徴とする請求項1に記載の検出装置の製造方法。
  3. 前記第1工程において、更に、前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極と前記定電位配線とを電気的に接続するための複数の接続部材を、絶縁層を介して前記定電位配線と少なくとも一部が重なるように形成し、
    前記第2工程において、前記複数の第1電極はそれぞれ前記複数の接続部材のうちの所定の接続部材の上に形成され、且つ、前記所定の接続部材と電気的に接続されており、
    前記第3の工程において、前記複数の接続部材のうち前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極の下に位置する接続部材と前記定電位配線とが重なる位置にレーザーを照射することによって前記絶縁層を蒸散し、前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極と前記定電位配線とを電気的に接続することを特徴とする請求項2に記載の検出装置の製造方法。
  4. 前記第1工程において、前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極と前記定電位配線とを電気的に接続するための複数の接続部材を更に形成し、
    前記第2工程において、前記複数の第1電極はそれぞれ前記複数の接続部材のうちの所定の接続部材の上に形成され、且つ、前記接続部材と電気的に接続されており、
    前記第3工程において、前記複数の接続部材のうち前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極の下に位置する接続部材と前記定電位配線とが露出するように開口を設け、前記開口に前記接続部材と前記定電位配線とを電気的に接続するための導電層を形成することを特徴とする請求項2に記載の検出装置の製造方法。
  5. 前記第1工程において、前記複数の信号配線と前記複数のスイッチ素子を覆う第1層間絶縁層を形成し、前記第1層間絶縁層の上に前記定電位配線と接続された前記複数の接続部材と前記定電位配線とを形成し、前記定電位配線と前記複数の接続部材とを覆う第2層間絶縁層を形成し、
    前記第2工程において、前記複数の第1電極を前記第2層間絶縁層の上に形成し、
    前記第3工程において、前記複数の接続部材のうち前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極の下に位置する接続部材の上からレーザーを照射することによって前記第2層間絶縁層を蒸散し、前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極と前記定電位配線とを電気的に接続することを特徴とする請求項2に記載の検出装置の製造方法。
  6. 前記スイッチ素子は、ゲート電極とソースとドレインとチャネルとを有する薄膜トランジスタであり、前記ソースと前記ドレインのうちの一方は前記第1電極と電気的に接続され、前記ソースと前記ドレインのうちの他方は前記信号配線に接続され、
    前記複数の接続部材のうちの1つの接続部材は、前記1つの接続部材の上に形成された第1電極に電気的に接続された薄膜トランジスタのチャネルの上に形成されることを特徴とする請求項5に記載の検出装置の製造方法。
  7. 前記第3工程の後に、前記欠陥を有する画素の変換素子を含む前記複数の変換素子を覆うパッシベーション層を形成する第4工程を更に有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の検出装置の製造方法。
  8. 前記変換素子は光電変換素子であり、
    前記第4工程の後に、放射線を前記光電変換素子が感知可能な光に変換するシンチレータを、前記パッシベーション層の上に形成する第5工程を更に有することを特徴とする請求項7に記載の検出装置の製造方法。
  9. 基板の上に配置された複数の画素と複数の信号配線とを含み、
    前記複数の画素はそれぞれ、前記基板の上に配置されたスイッチ素子と、前記スイッチ素子の上に配置された変換素子と、を含み、
    前記変換素子は、前記スイッチ素子の上に配置され前記スイッチ素子に電気的に接続された第1電極と、複数の前記第1電極の上に跨って配置された半導体層と、を含み、
    複数の前記スイッチ素子は、前記複数の信号配線と電気的に接続されている検出装置であって、
    定電位が供給される定電位配線を更に含み、
    前記複数の画素のうちの欠陥を有する画素において、前記第1電極と前記定電位配線とが電気的に接続されていることを特徴とする検出装置。
  10. 前記欠陥を有する画素のスイッチ素子と、前記複数の信号配線のうち前記欠陥を有する画素のスイッチ素子と電気的に接続された信号配線と、の間の接続が切断されていることを特徴とする請求項9に記載の検出装置。
  11. 前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極と前記定電位配線とを電気的に接続するための複数の接続部材を更に有し、
    前記複数の接続部材は、絶縁層を介して前記定電位配線と少なくとも一部が重なるように配置され、且つ、前記複数の接続部材のうちの所定の接続部材は複数の前記第1電極のうちの所定の第1電極と電気的に接続されており、
    前記複数の接続部材のうち前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極の下に位置する接続部材と前記定電位配線とが重なる位置において、前記接続部材と前記定電位配線とが電気的に接続していることを特徴とする請求項10に記載の検出装置。
  12. 前記複数の第1電極はそれぞれ前記複数の接続部材のうちの所定の接続部材の上に形成され、且つ、前記所定の接続部材と電気的に接続されており、
    前記複数の接続部材のうち前記欠陥を有する画素の変換素子の第1電極の下に位置する接続部材と前記定電位配線とを露出するように設けられた開口を更に有し、
    前記接続部材と前記定電位配線を接続するための導電層が前記開口に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の検出装置。
  13. 前記複数の信号配線と前記複数のスイッチ素子の上に配置された第1層間絶縁層と、前記第1層間絶縁層の上に配置された第2層間絶縁層と、を更に有し、
    前記定電位配線に接続された前記複数の接続部材及び前記定電位配線は、前記第1層間絶縁層と前記第2層間絶縁層との間に配置されており、
    複数の前記第1電極は、前記第2層間絶縁層の上に配置されており、
    前記欠陥を有する画素において、前記接続部材の上に位置する領域を介して前記接続部材と前記第1電極とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項10に記載の検出装置。
  14. 前記スイッチ素子は、ゲート電極とソースとドレインとチャネルとを有する薄膜トランジスタであり、前記ソースと前記ドレインのうちの一方は前記第1電極と電気的に接続され、前記ソースと前記ドレインのうちの他方は前記信号配線に接続され、
    前記複数の接続部材のうちの1つの接続部材は、前記1つの接続部材の上に配置された第1電極に電気的に接続されたトランジスタのチャネルの上に形成されることを特徴とする請求項13に記載の検出装置。
  15. 請求項9から14のいずれか1項に記載の検出装置と、
    前記検出装置からの信号を処理する信号処理手段と、
    前記信号処理手段からの信号を表示するための表示手段と、
    前記信号処理手段からの信号を伝送するための伝送処理手段と、
    を具備する検出システム。
JP2012173961A 2012-08-06 2012-08-06 検出装置の製造方法、検出装置及び検出システム Active JP6053379B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173961A JP6053379B2 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 検出装置の製造方法、検出装置及び検出システム
US13/958,270 US9293506B2 (en) 2012-08-06 2013-08-02 Detection apparatus, detection system, and method for manufacturing detection apparatus
CN201310335357.0A CN103579271A (zh) 2012-08-06 2013-08-05 检测装置、检测系统和检测装置的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173961A JP6053379B2 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 検出装置の製造方法、検出装置及び検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014033138A JP2014033138A (ja) 2014-02-20
JP6053379B2 true JP6053379B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=50024621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012173961A Active JP6053379B2 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 検出装置の製造方法、検出装置及び検出システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9293506B2 (ja)
JP (1) JP6053379B2 (ja)
CN (1) CN103579271A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9674470B2 (en) 2014-04-11 2017-06-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, method for driving semiconductor device, and method for driving electronic device
KR102022819B1 (ko) 2016-05-31 2019-09-18 소니 세미컨덕터 솔루션즈 가부시키가이샤 촬상 장치 및 촬상 방법, 카메라 모듈, 및 전자 기기
KR102508784B1 (ko) * 2018-06-14 2023-03-09 엘지디스플레이 주식회사 디지털 엑스레이 검출기 및 그 제조 방법
CN109087925B (zh) * 2018-08-09 2020-11-13 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板、x射线平板探测器及x射线探测方法
US11843022B2 (en) * 2020-12-03 2023-12-12 Sharp Kabushiki Kaisha X-ray imaging panel and method of manufacturing X-ray imaging panel
US11916094B2 (en) * 2021-08-02 2024-02-27 Sharp Display Technology Corporation Photoelectric conversion panel and method for manufacturing photoelectric conversion panel
JP7449264B2 (ja) * 2021-08-18 2024-03-13 株式会社東芝 放射線検出器

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5619033A (en) 1995-06-07 1997-04-08 Xerox Corporation Layered solid state photodiode sensor array
JP2001015514A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Canon Inc 半導体装置の製造方法
JP3469143B2 (ja) * 1999-11-02 2003-11-25 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板及びそれを備えた二次元画像検出器
JP2002009272A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Canon Inc 光電変換装置及びそのリペア方法
JP2003332541A (ja) * 2002-05-08 2003-11-21 Canon Inc 撮像装置の製造方法
JP4938961B2 (ja) * 2002-11-13 2012-05-23 キヤノン株式会社 撮像装置、放射線撮像装置及び放射線撮像システム
DE60336291D1 (de) 2002-11-13 2011-04-21 Canon Kk Bildaufnahmevorrichtung, Strahlungsbildaufnahmevorrichtung und Strahlungsbildaufnahmesystem
JP2007104219A (ja) 2005-10-03 2007-04-19 Canon Inc 放射線撮影装置及びその制御方法、放射線撮影システム
JP4498283B2 (ja) 2006-01-30 2010-07-07 キヤノン株式会社 撮像装置、放射線撮像装置及びこれらの製造方法
JP2009141439A (ja) 2007-12-03 2009-06-25 Canon Inc 放射線撮像装置、その駆動方法及びプログラム
JP5398564B2 (ja) * 2010-01-29 2014-01-29 富士フイルム株式会社 放射線検出素子
US9231133B2 (en) * 2010-09-10 2016-01-05 International Business Machines Corporation Nanowires formed by employing solder nanodots
JP2012114166A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Canon Inc 検出装置及び放射線検出システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN103579271A (zh) 2014-02-12
US9293506B2 (en) 2016-03-22
US20140035006A1 (en) 2014-02-06
JP2014033138A (ja) 2014-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6053379B2 (ja) 検出装置の製造方法、検出装置及び検出システム
JP6463136B2 (ja) 放射線検出装置及び放射線検出システム
JP5709709B2 (ja) 検出装置の製造方法、その検出装置及び検出システム
JP5280671B2 (ja) 画像検出器および放射線検出システム
JP5978625B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像表示システムおよびトランジスタ
US9401382B2 (en) Image sensor and manufacturing method thereof
JP5709810B2 (ja) 検出装置の製造方法、その検出装置及び検出システム
US8586399B2 (en) Detection device manufacturing method using impurity semiconductor layer in arrayed pixels
US20130299711A1 (en) Detection device, detection system, and method of manufacturing detection device
US20130264485A1 (en) Method of manufacturing radiation detection apparatus, radiation detection apparatus, and radiation imaging system
JP2013235935A (ja) 検出装置の製造方法、その検出装置及び検出システム
JP2014110352A (ja) 検出装置の製造方法
JP2014236162A (ja) 検出装置、その製造方法及び放射線検出システム
JP2004179645A (ja) 撮像装置、放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP2011159744A (ja) 放射線検出素子
JP2014225527A (ja) 検出装置、及び、検出システム
US9165957B2 (en) Detecting device, detecting system, and manufacturing method of detecting device
JP2013157347A (ja) 撮像装置およびその製造方法ならびに撮像表示システム
US20140339431A1 (en) Detecting apparatus and detecting system
JP2011176274A (ja) 放射線検出素子
JP5996019B2 (ja) 検出装置の製造方法、その検出装置及び検出システム
JP6164924B2 (ja) 検出装置、及び、検出システム
JP2004085383A (ja) 放射線検出装置及びその製造方法
JP2014225526A (ja) 検出装置、及び、検出システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161129

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6053379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151