JP2013233472A - 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スループットの低下を招くことなく、基板に付着した薄膜材料を硬化させることができる薄膜形成方法を提供する。
【解決手段】 ノズルヘッドから紫外線硬化性の薄膜材料の液滴を吐出させて、基板の表面に薄膜材料の液滴を着弾させる。基板に着弾した薄膜材料に、仮硬化用光源から紫外線を照射して、薄膜材料の表層部を硬化させる。液滴の着弾位置を基板の表面上で移動させながら、液滴を着弾させる工程、及び薄膜材料の表層部を硬化させる工程を複数回繰り返した後、表層部が硬化した薄膜材料に、本硬化用光源から紫外線を照射して、薄膜材料からなる薄膜を、その内部まで硬化させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、薄膜材料の液滴を基板に向けて吐出し、基板に付着した薄膜材料に紫外線を照射して硬化させる薄膜形成方法、及び薄膜形成装置に関する。
プリント配線板等の基板のパターン形成面に、薄膜材料、例えばソルダーレジストの液滴を吐出させて薄膜を形成する技術が注目されている。ノズルヘッドに対して基板を移動させながら、形成すべき薄膜パターンの画像データに基づいて、プリント配線板の表面に液滴を着弾させる。これにより、所望のパターンを有する薄膜を形成することができる。フォトリソグラフィにより薄膜パターンを形成する場合に比べて、製造コストの削減を図ることができる。
特開2004−104104号公報
紫外線硬化性の液状薄膜材料の液滴を基板に着弾させると、硬化するまでに液滴が広がってしまう。液滴の広がりを抑制するために、着弾後速やかに紫外線を照射することが好ましい。液滴の着弾後、速やかに紫外線を照射するためには、基板を移動させながら紫外線を照射することになる。ところが、スループットを高めるために、薄膜形成時の基板の移動速度を速くすることが好ましい。基板の移動速度を速くすると、薄膜材料を硬化させるのに十分なエネルギの紫外線を照射することが困難になる。薄膜材料に供給される紫外線エネルギを確保するために、基板の移動速度を遅くすると、スループットが低下してしまう。
本発明の目的は、スループットの低下を招くことなく、基板に付着した薄膜材料を硬化させることができる薄膜形成方法、及び薄膜形成装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
ノズルヘッドから紫外線硬化性の薄膜材料の液滴を吐出させて、基板の表面に前記薄膜材料の液滴を着弾させる工程と、
前記基板に着弾した前記薄膜材料に、仮硬化用光源から紫外線を照射して、前記薄膜材料の表層部を硬化させる工程と、
前記液滴の着弾位置を前記基板の表面上で移動させながら、前記液滴を着弾させる工程、及び前記薄膜材料の表層部を硬化させる工程を複数回繰り返した後、表層部が硬化した前記薄膜材料に、本硬化用光源から紫外線を照射して、前記薄膜材料からなる薄膜を、その内部まで硬化させる工程と
を有する薄膜形成方法が提供される。
本発明の他の観点によると、
薄膜材料の液滴を吐出する複数のノズル穴が設けられたノズルヘッドと、
前記ノズルヘッドに対向する位置に基板を保持し、前記ノズルヘッドに対して、基板面に平行な方向に前記基板を移動させるステージと、
前記ステージに保持された基板に対向し、前記基板に着弾した前記薄膜材料に、該薄膜材料の表層部を硬化させる強度の紫外線を照射する仮硬化用光源と、
前記ステージに保持された前記基板を本硬化部まで搬送する搬送装置と、
前記本硬化部において、前記基板の表面上の前記薄膜材料に、前記仮硬化用光源から放射される紫外線強度より大きな強度の紫外線を照射する本硬化用光源と
を有する薄膜形成装置が提供される。
仮硬化と本硬化とを別々に行うことにより、薄膜材料の液滴を着弾させる工程を、本硬化の処理と独立して行うことができる。これにより、スループットの低下を抑止することができる。
図1は、実施例1による薄膜形成装置の概略図である。 図2は、実施例1による薄膜形成装置の第1のアライメントステーション、第1の薄膜材料吐出ステーション、及び反転ステーションの平面図である。 図3Aは、図2の一点鎖線3А−3Aにおける断面図であり、図3Bは、図3Aの一点鎖線3B−3Bにおける断面図である。 図4Aは、実施例1による薄膜形成装置のノズルヘッドユニットの斜視図であり、図4Bは、ノズルヘッド及び仮硬化用光源の底面図であり、図4Cは、ノズルユニット及び基板の平面図である。 図5A〜図5Dは、実施例1による薄膜形成装置でステージから基板を受け取るときのステージ及び搬送装置の側面図である。 図6Aは、基板、リフタピン、及び仮硬化用光源の位置関係を示す平面図であり、図6Bは、基板及び仮硬化後の薄膜の断面図であり、図6Cは、基板及び部分硬化後の薄膜の断面図である。 図7A及び図7Bは、反転ステーションの反転ステージ及び本硬化用光源の斜視図である。 図7C及び図7Dは、反転ステーションの反転ステージ及び本硬化用光源の斜視図である。 図7E及び図7Fは、反転ステーションの反転ステージ及び本硬化用光源の斜視図である。 図8は、実施例2による薄膜形成装置の第1の薄膜材料吐出ステーションの平面図である。 図9A〜図9Dは、実施例2による薄膜形成装置で薄膜の部分硬化を行うときの第1の薄膜材料吐出ステーションの平面図である。 図10Aは、実施例3による薄膜形成方法で作製される基板及び薄膜の平面図であり、図10Bは、図10Aの一点鎖線10B−10Bにおける断面図である。 図11A及び図11Bは、実施例4による薄膜形成装置の搬送装置、基板、及びステージの断面図である。 図12A〜図12Dは、実施例5による薄膜形成装置で基板をステージから搬送装置に受け渡すときの基板、ステージ、及び搬送装置の断面図である。 図13A〜図13Eは、実施例6による薄膜形成装置で、本硬化と表裏の反転を同時併行的に行う手順を示す図である。 図14A〜図14Dは、実施例7による薄膜形成装置で、本硬化と表裏の反転を同時併行的に行う例を示す図である。
[実施例1]
図1に、実施例1による薄膜形成装置の概略図を示す。実施例1による薄膜形成装置は、搬入ステーション21、第1のアライメントステーション22、第1の薄膜材料吐出ステーション23、基板反転ステーション24、第2のアライメントステーション25、第
2の薄膜材料吐出ステーション26、及び搬出ステーション27に区分されている。各ステーションは、筐体20内に収容される。
リニアガイド30、及びリニアガイド30に支持された4つのリフタ31〜34が、搬送装置を構成する。搬送装置は、基板40を前段のステーションから後段のステーションに搬送する。基板40は、例えば、両面に配線パターンが形成されたプリント配線板である。制御装置50が、リフタ31〜34の移動、各ステーションの制御を行う。基板40の搬送方向をx軸の正の向きとし、鉛直上方をz軸の正の向きとするxyz直交座標系を定義する。
搬入コンベア35が、筐体20の外部から搬入口36を通して搬入ステーション21内に、基板40を搬入する。搬入ステーション21に搬入された基板40は、リフタ31により第1のアライメントステーション22に搬送される。第1のアライメントステーション22において、基板40の上面に形成されたアライメントマークが検出され、基板40の姿勢及び歪が検知される。第1のアライメントステーション22に搬送された時点で上方を向く面を「第1の面」といい、下方を向く面を「第2の面」ということとする。姿勢及び歪が検知された基板40は、リフタ31により、第1の薄膜材料吐出ステーション23に搬送される。
第1の薄膜材料吐出ステーション23で、形成すべき薄膜パターンの画像データに基づいて、基板40の第1の面に薄膜材料の液滴を着弾させる。これにより、基板40の第1の面に薄膜材料からなる薄膜が形成される。薄膜が形成された基板40が、リフタ32により、反転ステーション24に搬送される。
反転ステーション24では、基板40の表面に形成された薄膜に紫外線を照射することにより、薄膜を硬化させる。さらに、基板40の上下を反転させる。すなわち、薄膜が形成された第1の面が下方を向き、薄膜が形成されていない第2の面が上方を向く。
上下が反転した基板40が、リフタ33により、第2のアライメントステーション25に搬送される。第2のアライメントステーション25で、基板40の第2の面に形成されたアライメントマークを検出することにより、基板40の姿勢及び歪を検知する。姿勢及び歪が検知された基板40は、リフタ33により、第2の薄膜材料吐出ステーション26に搬送される。
第2の薄膜材料吐出ステーション26で、形成すべき薄膜パターンの画像データに基づいて、基板40の第2の面に薄膜材料の液滴を着弾させる。これにより、基板40の第2の面に薄膜材料からなる薄膜が形成される。第2の面に薄膜が形成された基板40が、リフタ34により、搬出ステーション27に搬送される。搬出コンベア37が、搬出口38を通して搬出ステーション27から筐体20の外部に、基板40を搬出する。基板40が搬出コンベア37で搬送されている間に、本硬化用光源51から基板40の第2の面に紫外線が照射される。これにより、基板40の第2の面に形成された薄膜材料の膜が硬化される。
図2に、実施例1による薄膜形成装置の第1のアライメントステーション22、第1の薄膜材料吐出ステーション23、及び反転ステーション24の平面図を示す。リフタ31、32が、リニアガイド30に案内されてx方向に移動する。第1の薄膜材料吐出ステーション23内に、ステージ55が収容されている。ステージ55は、リニアガイド56に案内されて、x方向と交差する方向(y方向)に移動する。リフタ31が基板40を保持して第1の薄膜材料吐出ステーション23内まで移動し、基板40をステージ55の上に載せる。ステージ55は、基板40を吸着する。
ステージ55が移動する経路の上方に、ノズルヘッドユニット57が配置されている。ノズルヘッドユニット57は、支持部材58により支持されており、ステージ55はノズルヘッドユニット57の下方を通過する。ステージ55がノズルヘッドユニット57の下を通過するとき、形成すべき薄膜パターンの画像データに基づいて、ノズルヘッドユニット57の複数のノズル穴から薄膜材料の液滴を基板40に向けて吐出させる。
リフタ32が、薄膜が形成された基板40を保持して、第1の薄膜材料吐出ステーション23から反転ステーション24まで移動する。反転ステーション24内に、反転ステージ60及び本硬化用光源61が収容されている。反転ステーション24内に移動したリフタ32は、基板40を反転ステージ60の上に載せる。本硬化用光源61から放射された紫外線を、基板40の第1の面に照射することにより、基板40に形成された薄膜を本硬化させる。その後、反転ステージ60を180°回転させることにより、基板40の上下を反転させる。上下が反転した状態で、基板40がリフタ33(図1)により、第2のアライメントステーション25(図1)に搬送される。
図3Aに、図2の一点鎖線3A−3Aにおける断面図を示す。図3Bに、図3Aの一点鎖線3B−3Bにおける断面図を示す。基台70の上に、リニアガイド56を介してYステージ71が支持されている。Yステージ71は、リニアガイド56に案内されてy方向に移動可能である。Yステージ71の上にステージ55が、x方向に移動可能に支持されている。ステージ55の上面に基板40が保持される。Yステージ71のy方向への移動及びステージ55のx方向への移動は、制御装置50(図1)によって制御される。
ノズルヘッドユニット57が、支持部材58によりステージ55の上方に支持されている。ノズルヘッドユニット57は、ステージ55に保持された基板40に、間隙を挟んで対向する。ノズル昇降機構59が、ノズルヘッドユニット57をステージ55に対して昇降させる。ノズル昇降機構59は、制御装置50(図1)により制御される。
図4Aに、ノズルヘッドユニット57の概略斜視図を示す。キャリッジ64に複数(例えば2個)のノズルヘッド65が組み付けられている。ノズルヘッド65の各々に、x方向に配列する複数のノズル穴66が配置されている。制御装置50(図1)からの制御を受けて、ノズル穴66から、紫外線硬化性の薄膜材料の液滴が吐出される。複数のノズルヘッド65は、y方向に配列されている。y方向に関して、ノズルヘッド65の各々の両側に仮硬化用光源68が配置されている。仮硬化用光源68の各々は、x方向に並んだ複数の発光ダイオードを含み、基板40に紫外線を照射する。
図4Bに、ノズルヘッド65及び仮硬化用光源68の底面図を示す。ノズルヘッド65の各々は、x方向に間隔を隔てて配置された2列のノズル列67を含む。ノズル列67の各々は、y方向に配列した複数のノズル穴66を含む。各ノズル列67においては、ノズル穴66がピッチ2Pで配列している。一方のノズル列67のノズル穴66は、他方のノズル列67のノズル穴66に対して、y方向にPだけずれている。1つのノズルヘッド65に着目すると、複数のノズル穴66のy方向のピッチはPに等しくなる。ピッチPは、例えば300dpiの解像度に相当する。
一方のノズルヘッド65は、他方のノズルヘッド65に対して、y方向にP/2だけずれてキャリッジ64(図4A)に組み付けられている。このため、1つのノズルヘッドユニット57(図4A)は、y方向にピッチP/2で配列された複数のノズル穴66を含むことになる。ピッチP/2は、例えば600dpiの分解能に相当する。
図4Cに、複数のノズルヘッド65と、基板40との平面的な位置関係を示す。例えば
、キャリッジ64に、10個のノズルヘッド65が取り付けられている。ノズルヘッド65は、y方向に2個、x方向に5個配列する2行5列の行列状に配置されている。y方向に並ぶ2個のノズルヘッド65によって、x方向の幅Wの領域に、薄膜材料の液滴を着弾させることができる。行列状に配置されたノズルヘッドのx方向のピッチは2Wである。
基板40をy方向に移動させながら、2つのノズルヘッド65から薄膜材料の液滴を吐出させることにより、x方向の解像度600dpiで薄膜材料の液滴を着弾させることができる。基板40をy方向にP/8ずつずらしながらx方向の走査を4回(2往復)行うことにより、x方向の解像度を2400dpiまで高めることができる。基板40をy方向にWだけ移動させて、同様のx方向の走査を行うことにより、基板40のほぼ全域に薄膜材料の液滴を着弾させることができる。y方向に関する解像度は、基板40のy方向の移動速度と、薄膜材料の液滴を吐出する周期によって決まる。形成する薄膜のパターンの画像データに基づいて、ノズル穴66ごとに、薄膜材料の液滴を吐出させるタイミングを制御することにより、所望のパターンの薄膜を形成することができる。
基板40に付着した薄膜材料は、基板40の移動方向に関してノズルヘッド57よりも下流側に配置された仮硬化用光源68から放射された紫外線によって、仮硬化される。ここで、「仮硬化」とは、薄膜材料の全体が硬化されるのではなく、その表層部のみが硬化されることを意味する。薄膜材料の液滴が基板40に着弾した後、速やかに仮硬化が行われるため、薄膜材料の広がりを抑制することができる。
図5A〜図5D、図6A〜図6Cを参照して、第1の薄膜材料吐出ステーション23から反転ステーション24に基板40を搬送する方法について説明する。
図5Aに示すように、リフタ32が、リニアガイド30にx方向に移動可能に支持されている。さらに、リフタ32はステージ55に対して昇降可能である。リフタ32は、リフタプレート70、複数のリフタピン71、吸着パッド72、部分硬化用光源73を含む。リフタピン71は、リフタプレート70に取り付けられ、リフタプレート70から下方に伸びる。リフタピン71の各々の下端に吸着パッド72が取り付けられている。吸着パッド72が基板40の上面に接触して基板40を吸着することにより、リフタ32が基板40を保持することができる。
リフタピン71の各々の近傍に、部分硬化用光源73が配置されている。部分硬化用光源73は、基板40の上面のうち、吸着パッド72が接触する領域(パッド接触領域)に紫外線を照射する。ステージ55から基板40を搬出する際に、まず、リフタ32をステージ55の上方に移動させる。
図6Aに、リフタプレート70、リフタピン71、部分硬化用光源73の平面位置関係を示す。一例として、基板40は長方形の平面形状を有し、基板40の四隅よりもやや内側に、リフタピン71が配置されている。リフタピン71よりもやや外側に、部分硬化用光源73が配置されている。部分硬化用光源73は、基板40の内側に向かって紫外線を放射する。これにより、吸着パッド72(図5A)が接触するパッド接触領域に、紫外線を照射することができる。
図5Bに示すように、リフタ32を下降させると共に、部分硬化用光源73から基板40に紫外線を照射する。部分硬化用光源73から放射される紫外線は、仮硬化用光源68(図4A、図4B)から放射される紫外線よりも高強度である。
図6Bに、部分硬化用光源73から紫外線を照射する前の基板40の断面図を示す。基板40の上面に薄膜材料からなる薄膜80が形成されている。薄膜80の表層部81は、
仮硬化用光源68(図4A、図4B)からの紫外線照射により硬化している。ただし、薄膜80の内部は未硬化のままである。
図6Cに、部分硬化用光源73によって紫外線が照射された後の基板40の断面図を示す。吸着パッド72が接触するパッド接触領域82内の薄膜83が、その内部まで硬化されている。薄膜の内部まで硬化させることを「本硬化」ということとする。他の領域の薄膜80は、表層部81のみが硬化された状態である。一例として、薄膜材料を本硬化させるためには、エネルギ密度1J/cm程度の紫外線の照射が必要とされる。部分硬化用光源73から放射された紫外線のパワー密度が、基板40の表面において1W/cmである場合、約1秒間の照射を行うことにより、薄膜を本硬化させることができる。
図5Cに示すように、リフタ32をさらに降下させて、吸着パッド72を基板40の上面に接触させる。図6Cに示したように、パッド接触領域82内の薄膜材料83は、内部まで硬化されているため、吸着パッド72が薄膜83に接触しても、薄膜83の変形や薄膜材料の再流動は生じない。リフタピン71及び吸着パッド72の内部に、吸引流路84が形成されている。吸着パッド72が薄膜83に接触した後、吸引流路84を通して基板40を吸引することにより、吸着パッド72に基板40を吸着する。
図5Dに示すように、リフタ32を上昇させる。基板40は、吸着パッド72に吸着されて、リフタ32と共に上昇する。その後、リフタ32を反転ステーション23(図1)まで移動させる。
図7A〜図7Fを参照して、反転ステーション23での反転動作について説明する。回転軸62の先端に反転ステージ60が固定されている。反転ステージ60は、連結部60xと2本の腕部60yとを含む。連結部60xは、x方向に長く、その中点において回転軸62に連結されている。2本の腕部60yは、それぞれ連結部60xの両端からy方向に伸びる。x方向に長い本硬化用光源61が、反転ステージ60の近傍に配置されている。本硬化用光源61には、例えば水銀ランプ、メタルハライドランプ等が用いられる。
図7Bに示すように、リフタ32(図1、図2)から反転ステージ60に基板40を引き渡す。基板40の3つの縁が、それぞれ連結部60x及び腕部60yによって支持される。連結部60x及び腕部60yの上面に、複数の吸引孔が設けられており、基板40が反転ステージ60に吸着される。なお、吸引孔の代わりに、基板40の縁の近傍を押さえて保持する機構を採用してもよい。例えば、ローラで基板40を押さえてもよいし、クランプ機構で基板40を押さえてもよい。
図7Cに示すように、本硬化用光源61をy方向に移動させながら、基板40の表面に紫外線を照射する。これにより、基板40の上面(第1の面)に形成されている薄膜80(図6C)が、内部まで硬化(本硬化)される。本明細書において、反転ステーション24を「本硬化部」という場合がある。基板40の表面に供給される紫外線のエネルギ密度は、仮硬化用光源68(図4A、図4B)により基板40の表面に供給される紫外線のエネルギ密度の約100倍である。例えば、仮硬化用光源68及び本硬化用光源61により基板40の表面に供給される紫外線のエネルギ密度は、それぞれ10mW/cm及び1W/cmである。
図7Dに示すように、回転軸62を180°回転させる。これにより、基板40の上下が反転し、薄膜が付着していない面(第2の面)が上方を向く。図7Eに示すように、リフタ33を下降させる。リフタ33は、リフタ32(図5A)と同様に、リフタピン及び吸着パッド74を含む。吸着パッド74を基板40の第2の面に接触させる。その後、吸着パッド74で基板40を吸着する。図7Fに示すように、反転ステージ60(図7E)
をリフタ33と基板40との間から引き抜く。その後、リフタ33を上昇させ、第2のアライメントステーション25(図1)まで移動させる。
図1に示した第2のアライメントステーション25及び第2の薄膜材料吐出ステーション26における処理は、第1のアライメントステーション22及び第1の薄膜材料吐出ステーション23における処理と同一である。これにより、基板40の第2の面にも薄膜を形成することができる。第2の面に形成された薄膜は、搬出コンベア37で輸送されるときに、本硬化用光源51から放射される紫外線により本硬化される。
実施例1では、図4Cに示した基板40をy方向に移動させながら薄膜材料の液滴を着弾させる工程において、基板40に形成された薄膜の表層部のみを硬化(仮硬化)させる。これにより、基板40の表面に付着した薄膜材料の、面内方向への広がりを抑制することができる。液滴の着弾の直後に、薄膜を本硬化させようとすると、薄膜に供給される十分なエネルギ密度を確保するために、基板40の移動速度を遅くしなければならない。実施例1では、薄膜の表層部のみを硬化させるため、基板40の移動速度を速くすることができる。これにより、スループットの向上を図ることが可能になる。
仮硬化した薄膜に吸着パッド72(図6C)を接触させると、硬化した表層部が破壊され、未硬化の薄膜材料が流れ出す場合がある。実施例1では、吸着パッド72を薄膜に接触させる前に、パッド接触領域82内の薄膜を内部まで硬化させているため、薄膜材料の流出や変形を防止することができる。第2の薄膜材料吐出ステーション26(図1)で、基板40の第2の面に薄膜材料を付着させる前に、本硬化部(反転ステーション)24で、第1の面の全域において薄膜がその内部まで硬化(本硬化)される。第1の薄膜材料吐出ステーション23で薄膜材料の液滴を基板40に着弾させるときの基板40の移動速度は、本硬化部24における本硬化処理とは独立して、最適な値に設定することができる。
[実施例2]
図8に、実施例2による薄膜形成装置の第1の薄膜材料吐出ステーションの平面図を示す。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例1では、部分硬化用光源73(図5A)がリフタ32に取り付けられていたが、実施例2では、部分硬化用光源90が、支持部材58に取り付けられている。すなわち、部分硬化用光源90は、ステージ55の上方に配置され、基板40に対向する。基板40をy方向に移動させたときに、基板40の表面に画定されたパッド接触領域82が、部分硬化用光源90から放射された紫外線の経路内を通過するように、部分硬化用光源90のx方向の位置が調整されている。
次に、図9A〜図9Dを参照して、パッド接触領域82内の薄膜を本硬化させる方法について説明する。
図9Aに示すように、基板40の第1の面の全域に薄膜を形成した後、基板40をy方向に移動させる。図9Bに示すように、パッド接触領域82(図8)が部分硬化用光源90の直下に配置されたとき、部分硬化用光源90からパッド接触領域82内の薄膜に紫外線を照射する。例えば、部分硬化用光源90から放射される紫外線のパワー密度が、基板40の表面において1W/cmであるとき、1秒程度の紫外線の照射を行うことにより、薄膜を本硬化させることができる。
図9Cに示すように、さらに基板40をy方向に移動させ、他のパッド接触領域82が部分硬化用光源90の直下に配置されたとき、部分硬化用光源90からパッド接触領域内の薄膜に紫外線を照射する。図9Dに示すように、基板40を、リフタ32(図2)と受け渡し可能場所まで移動させる。この時点で、パッド接触領域82内の薄膜は本硬化して
いる。
パッド接触領域82内の薄膜のみを本硬化させるため、基板40の全域の薄膜を本硬化させる場合に比べて、本硬化に必要な時間を短くすることができる。このため、基板40が第1の薄膜材料吐出ステーション23に留まる時間を短縮することができる。これにより、本硬化処理に起因するスループットの低下を抑制することができる。
部分硬化用光源90のパワーを大きくすると、薄膜材料を基板40に着弾させるときの移動速度で、基板40が部分硬化用光源90の下方を通過する場合でも、十分な紫外線のエネルギ密度を薄膜に供給できるようになる。この場合には、薄膜材料の液滴の着弾中に、部分硬化用光源90から紫外線を照射して本硬化を行うことが可能である。このとき、本硬化させる領域は、パッド接触領域82のみとしてもよいし、パッド接触領域82を含むy方向に平行な帯状の領域としてもよい。
[実施例3]
図10A及び図10Bを参照して、実施例3による薄膜形成装置、及び薄膜形成方法について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図10Aに、実施例3による方法で薄膜形成の対象となる基板、及び形成される薄膜のパターンの平面図を示す。実施例1では、基板40の表面のほぼ全域に薄膜が形成される。実施例3では、基板40に、複数のプリント配線領域41が画定されており、プリント配線領域41の内部に薄膜が形成される。プリント配線領域41以外の領域には、薄膜が形成されない。複数のプリント配線領域41は、例えばx方向を行方向とし、y方向を列方向とする行列状に配置されている。x方向及びy方向に隣り合う2つのプリント配線領域41の間、及びプリント配線領域41と基板40の縁との間に、薄膜を形成しないストリート42が確保されている。パッド接触領域82が、ストリート42の内部に配置される。
図10Bに、図10Aの一点鎖線10B−10Bにおける断面図を示す。図10Bでは、リフタ33の吸着パッド74を基板40に接触させた状態を示している。基板40の第1の面のプリント配線領域41に薄膜80が形成されている。この時点では、薄膜80は仮硬化された状態であり、本硬化されていない。ストリート42には薄膜80が形成されていない。
リフタ33の吸着パッド74は、ストリート42内のパッド接触領域82(図10A)に接触する。吸着パッド74が薄膜80に接触しないため、薄膜80が仮硬化の状態であっても、リフタ33で基板40を搬送することができる。
[実施例4]
図11A及び図11Bを参照して、実施例4による薄膜形成装置、及び薄膜形成方法について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図11Aに示すように、ステージ55の上に基板40が保持されている。基板40の上面(第1の面)に仮硬化状態の薄膜80が形成されている。リフタ33が、下方に伸びる複数のホールドピン75を有する。ホールドピン75は、支点を中心として開閉する。ホールドピン75が開いた状態では、平面視において、ホールドピン75の先端が基板40の外周線よりも外側に位置する。
図11Bに示すように、ホールドピン75の先端が基板40の端面と同じ高さに位置するまでリフタ33を下降させる。ホールドピン75を閉じ、その先端を基板40の端面に接触させる。ホールドピン75の先端が基板40の端面に接触することにより、基板40がリフタ33に保持される。基板40の端面には薄膜80が形成されていないため、薄膜80が仮硬化の状態であっても、リフタ33で基板40を保持して搬送することができる。
[実施例5]
図12A及び図12Dを参照して、実施例5による薄膜形成装置、及び薄膜形成方法について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図12Aに示すように、ステージ55に基板40が保持されている。基板40の第1の面に、仮硬化状態の薄膜80が形成されている。ステージ55に、リフトピン77が備えられている。ステージ55に基板40が保持された状態では、リフトピン77の先端は、ステージ55の上面(基板保持面)よりも低い位置に退避されている。
図12Bに示すように、リフトピン77を上昇させる。リフトピン77の昇降は、制御装置50(図1)により制御される。基板40がリフトピン77の先端に載せられて上昇し、ステージ55と基板40との間に空洞が形成される。
図12Cに示すように、ロボットアーム78を、ステージ55と基板40との間の空洞に挿入する。図12Dに示すように、リフトピン77を下降させ、基板40をロボットアーム78で支える。その後、ロボットアーム78を動作させて、基板40を反転ステーション24(図1)に搬送する。
実施例5では、基板40の搬送時に、基板40がその下面で支えられる。このため、薄膜80が仮硬化の状態であっても、基板40を保持して搬送することができる。
[実施例6]
図13A〜図13Eに、実施例6による薄膜形成装置において、本硬化と表裏の反転を同時併行的に行う例を示す。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。図13Aに示すように、紫外光源102の両側に一対の半円形のガイド106が設置されている。紫外光源102は両側のガイド106に沿って移動可能である。紫外光源102の移動は制御装置50によって制御される。紫外光源102を出射した紫外光は、表面をZ軸正方向に向けて、反転ステージ60に保持されている基板40の表面に照射される。なお、図13A〜図13Eに示す例においては、紫外光源102は、発散する紫外光を出射する。
図13B〜図13Eに示すように、制御装置50は、回転軸62を回転中心として基板40を、例えば一定の角速度で回転させる。基板40の回転に同期させて、回転中の基板40の表面に所定強度以上の紫外光が照射されるように、紫外光源102をガイド106に沿って一定速度で移動させる。紫外光の照射は、たとえば図13Eに示すように、基板40の裏面がZ軸正方向を向いたときに終了する。
実施例6では、基板40の反転と紫外線照射による薄膜の本硬化が同時に行われる。このため、全体の処理時間を短縮することができる。
[実施例7]
図14A〜図14Dに、実施例7による薄膜形成装置において、本硬化と表裏の反転
を同時併行的に行う例を示す。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。図14A〜図14Dに示す例においては、紫外光源102は、集束する紫外光を出射する。図14Aに示すように、支持部材101の両端に一対のガイド106が設置されている。支持部材101は両端のガイド106に沿って移動可能である。支持部材101の移動は制御装置50によって制御される。
図14A〜図14Dに示すように、制御装置50は、回転軸62を回転中心として基板40を、たとえば一定の角速度で回転させる。基板40の回転に同期させて、支持部材101をガイド106に沿って一定速度で移動させる。さらに、紫外光源102を支持部材101に沿って一定速度で移動させる。基板40の表面がZ軸正方向を向いている状態を図14Aに示し、徐々に回転して、基板40の裏面がZ軸正方向に向く状態を図14Dに示した。紫外光源102は、図14Aに示す状態では、紫外光を基板40のY軸正方向端部に照射する位置にあり、基板40が回転するに従って、図14A〜図14Dに示すように、紫外光を基板40のY軸負方向端部に照射する位置まで移動する。紫外光の照射は、基板40の表面がZ軸正方向を向いたときに開始され、基板40の裏面がZ軸正方向を向いたときに終了する。
実施例7でも、実施例6と同様に、基板40の反転と紫外線照射による薄膜の本硬化が同時に行われる。このため、全体の処理時間を短縮することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
20 筐体
21 搬入ステーション
22 第1のアライメントステーション
23 第1の薄膜材料吐出ステーション
24 基板反転ステーション(本硬化部)
25 第2のアライメントステーション
26 第2の薄膜材料吐出ステーション
27 搬出ステーション
30 リニアガイド
31〜34 リフタ
35 搬入コンベア
36 搬入口
37 搬出コンベア
38 搬出口
40 基板
41 プリント配線領域
42 ストリート
50 制御装置
51 本硬化用光源
55 ステージ
56 リニアガイド
57 ノズルヘッドユニット
58 支持部材
59 ノズル昇降機構
60 反転ステージ
60x 連結部
60y 腕部
61 本硬化用光源
62 回転軸
64 キャリッジ
65 ノズルヘッド
66 ノズル穴
67 ノズル列
68 仮硬化用光源
70 リフタプレート
71 リフタピン
72 吸着パッド
73 部分硬化用光源
74 吸着パッド
75 ホールドピン
77 リフトピン
78 ロボットアーム
80 薄膜
81 表層部
82 パッド接触領域
83 パッド接触領域内の薄膜材料
84 吸引流路
90 部分硬化用光源
101 支持部材
102 紫外光源
106 ガイド

Claims (8)

  1. ノズルヘッドから紫外線硬化性の薄膜材料の液滴を吐出させて、基板の表面に前記薄膜材料の液滴を着弾させる工程と、
    前記基板に着弾した前記薄膜材料に、仮硬化用光源から紫外線を照射して、前記薄膜材料の表層部を硬化させる工程と、
    前記液滴の着弾位置を前記基板の表面上で移動させながら、前記液滴を着弾させる工程、及び前記薄膜材料の表層部を硬化させる工程を複数回繰り返した後、表層部が硬化した前記薄膜材料に、本硬化用光源から紫外線を照射して、前記薄膜材料からなる薄膜を、その内部まで硬化させる工程と
    を有する薄膜形成方法。
  2. 前記液滴の着弾位置を前記基板の表面上で移動させながら、前記液滴を着弾させる工程、及び前記薄膜材料の表層部を硬化させる工程を複数回繰り返した後、前記本硬化用光源から紫外線を照射する前に、
    さらに、
    前記基板の表面の一部であるパッド接触領域に付着した前記薄膜材料に、部分硬化用光源から紫外線を照射して、前記パッド接触領域内の前記薄膜を、その内部まで硬化させる工程と、
    前記パッド接触領域内の前記薄膜を、その内部まで硬化させた後、前記パッド接触領域内の前記薄膜の表面に吸着パッドを接触させて、前記基板を前記本硬化用光源の紫外線が照射される領域まで搬送する工程と
    を有する請求項1に記載の薄膜形成方法。
  3. 前記液滴の着弾位置を前記基板の表面上で移動させながら、前記液滴を着弾させる工程、及び前記薄膜材料の表層部を硬化させる工程を複数回繰り返した後、前記本硬化用光源から紫外線を照射する前に、
    前記基板の端面または前記基板の下面に接触して、前記基板を支持し、前記ステージの上から、前記本硬化用光源の紫外線が照射される領域まで搬送する工程を有する請求項1に記載の薄膜形成方法。
  4. 前記液滴の着弾位置を前記基板の表面上で移動させながら、前記液滴を着弾させる工程と、前記薄膜材料の表層部を硬化させる工程とを複数回繰り返す工程において、前記基板の表面のうち前記薄膜材料の液滴を着弾させない非形成領域に前記薄膜材料の液滴を着弾させず、他の領域に、薄膜パターンの画像データに基づいて前記薄膜材料の液滴を着弾させ、
    前記基板の前記非形成領域に接触して、前記基板を支持し、前記ステージの上から、前記本硬化用光源の紫外線が照射される領域まで搬送する工程を有する請求項1に記載の薄膜形成方法。
  5. 薄膜材料の液滴を吐出する複数のノズル穴が設けられたノズルヘッドと、
    前記ノズルヘッドに対向する位置に基板を保持し、前記ノズルヘッドに対して、基板面に平行な方向に前記基板を移動させるステージと、
    前記ステージに保持された基板に対向し、前記基板に着弾した前記薄膜材料に、該薄膜材料の表層部を硬化させる強度の紫外線を照射する仮硬化用光源と、
    前記ステージに保持された前記基板を本硬化部まで搬送する搬送装置と、
    前記本硬化部において、前記基板の表面上の前記薄膜材料に、前記仮硬化用光源から放射される紫外線強度より大きな強度の紫外線を照射する本硬化用光源と
    を有する薄膜形成装置。
  6. 前記搬送装置は、前記基板の上面の一部分であるパッド接触領域に接触して吸着する吸着パッドが設けられ、前記ステージに保持された前記基板に対して昇降可能なリフタを含み、
    さらに、
    前記ステージに保持された状態で、前記基板の前記パッド接触領域内に付着した前記薄膜材料に、前記仮硬化用光源から放射される紫外線の強度よりも大きな強度の紫外線を照射する部分硬化用光源を有する請求項5に記載の薄膜形成装置。
  7. 前記部分硬化用光源は、前記リフタに支持されており、前記リフタが前記ステージに保持された前記基板の上方に位置する状態で、前記基板の前記パッド接触領域に紫外線を照射する請求項6に記載の薄膜形成装置。
  8. 前記ステージによって前記基板が移動するとき、前記パッド接触領域が、前記部分硬化用光源から放射された紫外線の経路内を通過するように前記部分硬化用光源が配置されている請求項6に記載の薄膜形成装置。
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JP2021183332A (ja) * 2020-11-26 2021-12-02 Aiメカテック株式会社 塗布装置

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