JP2013233317A - X線撮影装置及び医用画像処理装置 - Google Patents

X線撮影装置及び医用画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易かつ安価な構成で診断に有用なX線画像を立体視が可能な3D画像として表示させることである。
【解決手段】実施形態に係るX線撮影装置は、X線画像収集手段、制御系及び表示処理部を備える。X線画像収集手段は、少なくとも1つの撮影系を用いて被検体のX線画像データを収集する。制御系は、前記撮影系を往復移動させることによって互いに異なる3つ以上の方向に対応する複数のX線画像データが収集されるように前記撮影系を制御する。表示処理部は、前記撮影系の移動方向に応じて前記複数のX線画像データを前記複数のX線画像データの収集順序と異なる表示順序に並べて立体視することが可能な画像データを生成する。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、X線撮影装置及び医用画像処理装置に関する。
従来、X線撮影装置を用いて血管等の撮像対象を立体的に視認することが可能なX線診断画像を表示させる技術が提案されている。撮像対象を立体視することが可能な画像を三次元(3D: three dimensional)画像と呼ぶことにすると、3D画像を表示させるためには、左目用の画像と右目用の画像とをそれぞれ個別に左目と右目で視認できるようにすることが必要となる。
X線撮影装置を用いて左目用の画像と右目用の画像をそれぞれ取得する方法としては、画像再構成処理を行う方法の他、実際に左目用の2次元(2D: two dimensional)X線投影像と右目用の2DX線投影像とをそれぞれ収集する方法が挙げられる。左目用のX線投影像と右目用のX線投影像は、複数のX線撮影系を備えたX線撮影装置はもちろん、単一のX線撮影系を備えたX線撮影装置によっても収集することができる。
単一のX線撮影系を備えたX線撮影装置を用いる場合には、X線撮影装置のC型アームを動かすことによってX線撮影系が第1の位置に位置決めされる。そして、X線撮影系を静止させた状態で第1の位置に対応する左目用のX線投影像を撮像することができる。次に、X線撮影装置のC型アームを動かしてX線撮影系を第2の位置に位置決めし、X線撮影系を静止させた状態で第2の位置に対応する右目用のX線投影像を撮像することができる。或いは、右目用のX線投影像を収集した後に、左目用のX線投影像を収集するようにしてもよい。
一方、2つのX線撮影系を備えたX線撮影装置を用いて左目用のX線投影像と右目用のX線投影像を撮影すれば、2つのX線撮影系を適切に位置決めすることによって、左目用のX線投影像と右目用のX線投影像を略同じタイミングで収集することができる。
このようにして収集された左目用のX線投影像と右目用のX線投影像は、2視差画像として3D画像の表示に用いることができる。1組の2視差画像を立体視が可能な3D画像として表示させる方法としては、左目用の画像と右目用の画像とを交互に時分割して表示させ、専用のメガネで見るようにする方法やメガネを使用せずに専用のディスプレイで表示させる方法などが知られている。
特に、2つのX線撮影系を備えたX線撮影装置を用いて左目用のX線投影像と右目用のX線投影像を同じタイミングで収集すれば、被検体の動きの影響が小さく、良好な画質を有する3D画像を表示させることが可能となる。
更に、画像再構成処理によって2視差画像を生成すれば、様々な観察方向から立体視することが可能な3D画像を表示させることができる。
特開平4−166135号公報
しかしながら、複数のX線撮影系を備えたX線撮影装置は構造が複雑であり、かつ高価であるという問題がある。また、画像再構成処理によって立体視が可能な3D画像を生成する場合には、データ処理量が膨大となり、データ処理時間も長くなるという問題がある。
そこで、本発明は、より簡易かつ安価な構成で診断に有用なX線画像を立体視が可能な3D画像として表示させることが可能なX線撮影装置及び医用画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るX線撮影装置は、X線画像収集手段、制御系及び表示処理部を備える。X線画像収集手段は、少なくとも1つの撮影系を用いて被検体のX線画像データを収集する。制御系は、前記撮影系を往復移動させることによって互いに異なる3つ以上の方向に対応する複数のX線画像データが収集されるように前記撮影系を制御する。表示処理部は、前記撮影系の移動方向に応じて前記複数のX線画像データを前記複数のX線画像データの収集順序と異なる表示順序に並べて立体視することが可能な画像データを生成する。
また、本発明の実施形態に係る医用画像処理装置は、画像取得部及び表示処理部を備える。画像取得部は、1つの撮影系を往復移動させることによって収集された互いに異なる3つ以上の方向に対応する複数のX線画像データを取得する。表示処理部は、前記撮影系の移動方向に応じて前記複数のX線画像データを前記複数のX線画像データの収集順序と異なる表示順序に並べて立体視することが可能な画像データを生成する。
本発明の実施形態に係るX線撮影装置及び医用画像処理装置の構成図。 図1に示す制御系による撮影系の制御方法を示す図。 図1に示す表示処理部における表示処理の方法を説明する図。 図1に示す表示処理部におけるX線画像の表示順序の並べ替え処理の方法を説明する図。 循環器用のX線撮影装置においてX線の照射方向を特定するために用いられる座標系を示す図。 乳房用のX線撮影装置におけるX線の照射方向を特定するために用いられる座標系を示す図。 乳房用のX線撮影装置により収集されるX線画像の向き及び立体視用のX線画像の表示方向の一例を示す図。 一般的なX線撮影装置におけるX線の照射方向を特定するために用いられる座標系を示す図。 一般的なX線撮影装置により収集されるX線画像の向き及び立体視用のX線画像の表示方向の一例を示す図。
本発明の実施形態に係るX線撮影装置及び医用画像処理装置について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るX線撮影装置及び医用画像処理装置の構成図である。
X線撮影装置1は、撮影系2、制御系3、データ処理系4、インターフェース部5、入力装置6及び表示装置7を備えている。撮影系2は、X線照射部8、X線検出器9、駆動機構10及び寝台11を有する。制御系3は、高電圧発生装置12及び撮影位置制御装置13を有する。
X線照射部8は、X線管を備え、寝台11にセットされた被検体Oを挟んでX線検出器9と対向配置される。X線照射部8及びX線検出器9は、駆動機構10の駆動によって相対位置を維持しながら被検体Oに対する角度及び相対位置を変えることができる。具体的には、回転機能を備えたC型アームの両端にX線照射部8及びX線検出器9が固定される。そして、X線照射部8は、X線管により被検体Oに向けて所定の角度からX線を照射し、被検体Oを透過したX線をX線検出器9で検出できるように構成される。
また、寝台11の天板の傾斜及び位置を駆動機構10によって調整することができる。従って、X線照射部8及びX線検出器9の被検体Oに対する角度を調整するのみならず、天板の角度を調整することによっても、被検体Oに対するX線の照射方向を変えることができる。
更に、寝台11にセットされた被検体Oの近傍には、必要に応じて被検体Oに造影剤を注入するための造影剤注入装置14が設けられる。
制御系3の高電圧発生装置12は、X線照射部8のX線管に高電圧を印加することによって、所望のエネルギを有するX線を被検体Oに向けて照射させる装置である。撮影位置制御装置13は、駆動機構10に制御信号を出力して制御する装置である。すなわち、X線照射部8及びX線検出器9の回転角度及び位置並びに寝台11の天板の傾斜及び位置は、撮影位置制御装置13から駆動機構10に出力される制御信号によって制御される。
データ処理系4は、A/D(analog to digital)変換器15及びコンピュータ16を有する。コンピュータ16は、プログラムを実行することにより医用画像処理装置16として機能する。すなわち、X線撮影装置1には、医用画像処理装置16が内蔵される。
但し、同様な機能を有する独立した医用画像処理装置を、ネットワークを介してX線撮影装置1に接続するようにしても良い。また、X線撮影装置1に内蔵される医用画像処理装置16又はX線撮影装置1とネットワークを介して接続される医用画像処理装置を構成するために回路を用いてもよい。一方、コンピュータ16をインターフェース部5として機能させるようにしてもよい。
医用画像処理装置16は、X線画像生成部17、X線画像取得部18及び表示処理部19を有する。X線画像生成部17は、X線検出器9からA/D変換器15を通じてデジタル化されたX線検出データを取り込んで、データ処理を行うことによりX線画像データを生成する機能を有する。
従って、X線画像生成部17が撮影系2及び制御系3と協働することにより、X線撮影装置1には撮影系2を用いて被検体OのX線画像データを収集するX線画像収集手段としての機能が備えられる。
X線画像取得部18は、X線画像生成部17において生成されたX線画像データを取得して表示処理部19に与える機能を有する。特に、X線撮影装置1にネットワークを介して接続された独立した医用画像処理装置においては、X線画像生成部17を省略することもできる。この場合には、X線撮影装置1に備えられるX線画像生成部17からネットワークを介してX線画像データを取得する機能がX線画像取得部18に備えられる。
表示処理部19は、X線画像取得部18から左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとを含む複数のX線画像データを取得する機能、取得した複数のX線画像データに基づいて立体視することが可能な画像データを3D画像データとして生成する機能及び生成した3D画像データを表示装置7に表示させる機能を有する。
左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとに基づいて立体視することが可能な3D画像を表示させる方法としては、公知の任意の方法を用いることができる。代表的な方法としては、通常のディスプレイと専用のメガネとを用いる方法及び専用のディスプレイを用いる方法が知られている。
専用のメガネを用いる場合には、左目用の画像と右目用の画像とを一定の時間差で交互に切換表示させる一方、専用のメガネに偏光板としての機能を設ける方法が知られている。この場合には、互いに異なる回転方向の円偏光が左目用の画像と右目用の画像とに付与され、円偏光メガネを用いることによって2視差画像が個別に左右の目で視認される。
或いは、左目用の画像と右目用の画像とを互いに異なる波長帯域の画像として時分割表示させる方法も知られている。この場合には、フィルタを透過して互いに異なる波長帯の光となった左目用の画像と右目用の画像とが波長選択メガネを介して個別に左右の目で視認される。
更に別の方法として、左目用の画像と右目用の画像とを交互に時分割表示し、時分割と同期して左目用のシャッターと右目用のシャッターが開閉するメガネで左目用の画像と右目用の画像とを視認する方法も知られている。
また、逆に専用のメガネから位置情報及び方位情報を出力させ、メガネの位置情報及び方位情報に応じてディスプレイに出力させる画像を切換える方法も知られている。
一方、専用のメガネを用いない方式としては、ディスプレイの表面に位相差を有する位相差板を重畳する方式やディスプレイの解像度と異なるスクリーン線数で凹凸が配置されたフィルムをディスプレイの表面に重畳する方式などが知られている。これらの方式は、空間分割方式とも呼ばれ、位相差板やフィルムによって左目用の画像と右目用の画像とが個別に左目及び右目により視認される。
従って、3D画像の表示方式に応じた構成要素がX線撮影装置1に備えられる。例えば、3D表示のために専用のメガネを用いる場合であれば、専用のメガネ20がコンピュータ16と接続される。また、3D表示のために専用のディスプレイを用いる場合には、表示装置7として3D表示用のディスプレイがコンピュータ16と接続される。そして、表示処理部19は、3D表示に必要な情報を表示装置7及びメガネ20の一方又は双方に入出力できるように構成されている。
一方、制御系3には、立体視に必要な左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを収集するために、単一の撮影系2を制御する機能が備えられる。具体的には、制御系3は、撮影系2を振り子のように往復移動させることによって互いに異なる方向に対応する複数のX線画像データが収集されるように撮影系2を制御する機能を有している。そして、制御系3は、撮影系2の移動範囲及びX線の照射タイミング又は照射位置を任意に可変制御できるように構成されている。
そして、表示処理部19は、1つの撮影系2を移動させて収集された2視差以上の視差を有する複数のX線画像データの収集位置に応じた表示処理を行って3D表示用のX線画像データを生成するように構成される。具体的には、2つの互いに異なる方向に対応する2フレーム分のX線画像データを2視差画像データとして用いれば、1方向から立体視することが可能な1フレーム分の画像データを生成することができる。また、3つ以上の異なる方向に対応する複数フレーム分のX線画像データに基づいて、互いに異なる複数の方向から立体視することが可能な画像データ、つまり見る方向によって見え方が変わる立体視画像データを生成することができる。
図2は、図1に示す制御系3による撮影系2の制御方法を示す図である。
図2に示すように、X線照射部8のX線管8A及びX線検出器9を振り子のように往復移動させ、往路及び復路それぞれにおいて3つ以上の異なる方向に対応する複数のX線画像データを収集することができる。この場合、複数のX線画像データの少なくとも1つが撮影系2の移動中に収集されることとなる。
また、同一の方向に対応するX線画像データがX線管8A及びX線検出器9の往復回数に応じたフレーム数だけ収集される。例えば、図2に示すようにX線管8A及びX線検出器9を2回折り返し、5箇所でデータ収集すれば、13フレームのX線画像データD1, D2, D3, ..., D13 が順次収集される。従って、撮影系2の移動範囲の両端に対応するX線画像データは2フレームとなり、撮影系2の他の位置に対応するX線画像データは3フレームとなる。
但し、撮影系2の移動範囲の両端においてX線画像データを収集しないようにしてもよい。その場合には、全てのX線画像データが撮影系2の移動中に同じフレーム数だけ収集されることとなる。
制御系3により図2に示すように撮影系2を制御すれば、1つの撮影系2を往復移動させることによって収集された互いに異なる3つ以上の方向に対応する複数のX線画像データが画像取得部18において取得される。このため、表示処理部19において、3つ以上の異なる方向に対応する複数のX線画像データに基づいて、立体視することが可能な3D画像データを生成することができる。
図3は、図1に示す表示処理部19における表示処理の方法を説明する図である。
図3において横軸方向は時間を示す。また、図3に示すX線管8A及びX線検出器9の位置は、1フレーム分の立体視画像として表示される複数のX線画像データの収集位置を示す。
図3に示すように、2つの異なる方向に対応する2フレーム分のX線画像データに基づいて立体視することが可能な1フレーム分の画像データを順次生成することによって、互いに異なる複数の方向から立体視することが可能な複数フレーム分の画像データを生成することができる。すなわち、撮影系2を連続的に往復移動させ、新たに収集された画像と過去に収集された画像を2視差画像のペアとして順次更新表示させることができる。
図3に示すような立体視画像の表示制御を行うと、新たな画像が収集される度に立体視画像を構成する画像の1つが更新され、2視差画像のペアが変わることとなる。従って、立体視画像は、順次視点が変化する動画となる。このため、撮影対象が回転して見えることになる。
但し、複数のX線画像データの収集順序でそのまま図3に示すように2フレーム分のX線画像データを順次表示させると、撮影系2の移動方向が反転することから奥行き方向の位置関係が周期的に変わることになる。
そこで、表示処理部19は、撮影系2の移動方向及び回転方向に応じて複数のX線画像データを複数のX線画像データの収集順序と異なる表示順序に並べて立体視することが可能な画像データを生成するように構成される。
図4は、図1に示す表示処理部19におけるX線画像の表示順序の並べ替え処理の方法を説明する図である。
図4において横軸方向は時間を示す。図4に示すように各時刻T1, T2, T3, ..., T13においてX線画像データD1, D2, D3, ..., D13が順次収集される。より具体的には、時刻T1では、撮影系2が静止した状態で右前斜位(RAO: right anterior oblique)方向からX線が照射される。これにより、X線画像データD1が収集される。
次に、撮影系2がRAO方向から左前斜位(LAO: left anterior oblique)方向に向かって移動し、撮影系2の移動中において時刻T2, T3, T4に対応するX線画像データD2, D3, D4が順次収集される。そして、時刻T5では、撮影系2が静止した状態でLAO方向からX線が照射される。これにより、X線画像データD5が収集される。
次に、撮影系2が折返し、LAO方向からRAO方向に向かって移動する。そして、撮影系2の移動中において時刻T6, T7, T8に対応するX線画像データD6, D7, D8が順次収集される。そして、時刻T9では、撮影系2が静止した状態でRAO方向からX線が照射される。これにより、X線画像データD9が収集される。
次に、撮影系2が再び折返し、RAO方向からLAO方向に向かって移動する。そして、撮影系2の移動中において時刻T10, T11, T12に対応するX線画像データD10, D11, D12が順次収集される。更に、最後の時刻T13において、撮影系2が静止した状態でLAO方向からX線が照射される。これにより、X線画像データD13が収集される。
このように撮影系2を往復移動させることによって時系列のX線画像データD1, D2, D3, ..., D13を取得することができる。しかしながら、X線画像データD1, D2, D3, ..., D13を収集順序に並べると、X線画像データD1, D2, D3, ..., D13の位置が折返すことになる。このため、立体視画像として収集順にX線画像データD1, D2, D3, ..., D13を表示させると、奥行き方向の位置関係が変化する結果となる。
そこで、時系列に収集されたX線画像データD1, D2, D3, ..., D13が、撮影系2の移動方向に合わせて並べ替えられる。
具体的には、撮影系2がRAO方向からLAO方向に移動する間に収集された最新フレームのX線画像データを右目用の画像データとして用いる一方、LAO方向からRAO方向に移動する間に収集された最新フレームのX線画像データを左目用の画像データとして用いるという画像データの並べ替え処理が表示処理部19において行われる。すなわち、最新フレームのX線画像データが、撮影系2がRAO方向からLAO方向に移動する間に収集された場合には、最新フレームのX線画像データを右目用の画像データとして用いることができる。一方、最新フレームのX線画像データが、撮影系2がLAO方向からRAO方向に移動する間に収集された場合には、最新フレームのX線画像データを左目用の画像データとして用いることができる。この場合、必然的にRAO方向からLAO方向に移動する間に収集された過去のフレームのX線画像データが左目用の画像データとして用いられる一方、LAO方向からRAO方向に移動する間に収集された過去のフレームのX線画像データが右目用の画像データとして用いられる。
このような表示制御によって撮像系2の移動方向の反転と同期してX線画像の表示順序を変更することができる。そして、並べ替え処理後のX線画像データを左目用の表示画像データ及び右目用の表示画像データとして順次表示装置7に表示させることによって立体視が可能な3D画像を表示させることができる。
尚、図3及び図4に示す例では、隣接する画像が2視差画像のペアとして用いられているが、隣接しない画像を2視差画像のペアとして用いてもよい。2視差画像のペアとして用いられる2つの画像を収集するために照射されるX線の照射方向の角度差は、経験的には1度から3度の範囲に設定することが効果的な立体視を可能にする観点から好適である。従って、2視差画像のペアに対応するX線の照射方向の角度差を2度とすることが最も効果的である。
そこで、対応する撮影系2の回転角度差又は移動間隔が所定の値となる2フレームのX線画像データを右目用の画像データ及び左目用の画像データとして用いることができる。特に、撮影系2の2度の回転角度差に対応する2フレームのX線画像データを右目用の画像データ及び左目用の画像データとして用いることが好適である。
この場合には、最新フレームのX線画像データとペアになるX線画像データが隣接するX線画像データとは限らず、撮影系2の所定の回転角度差又は移動間隔で収集されたX線画像データとなる。これにより、常に2度等の所定の回転角度差を有する2フレームのX線画像データを立体視用に表示させることができる。
ところで撮影系2は折返し点において速度がゼロとなるため速度が一定とはならない。すなわち、撮影系2は加速及び減速を繰返す。また、駆動機構10を構成するC型アームの機械的特性や制御特性によっても撮影系2を等速で往復移動させることはできない。このため、複数のX線画像データが一定の時間間隔で収集されるように制御系3が撮影系2を制御すると、時間的に等間隔でX線が断続的に照射され、撮影系2の位置及び回転角度については不等間隔でX線画像データが収集される。
1秒当たりに収集可能なX線画像データのフレーム数は30フレーム程度である。仮に、30フレーム/秒でX線画像データを収集すると、0.1度から1度程度の角度差で複数のX線画像データが順次収集される。収集される各X線画像データには、付帯情報としてX線の照射角度が付帯されている。そこで、表示処理部19において角度差が2度等の一定の値となる2フレームのX線画像データを立体視用の画像データとして抽出することができる。
これにより、撮影系2の複雑な制御を行うことなく、立体視に必要なX線画像データを取得することが可能となる。
一方、複数のX線画像データが一定の撮影系2の回転角度差又は移動間隔で収集されるように制御系3により撮影系2を制御することもできる。具体的には、撮影系2及びC型アームの角度を制御系3がリアルタイムに検知し、2度おき等の所定の回転角度差になったときにX線を照射する撮影系2の制御を制御系3において行うことができる。
このような撮影系2の制御により、撮影系2の加速及び減速によらず立体視に必要なX線画像データを取得することが可能となる。また、立体視に不要なX線の照射が行われないため、被検体Oの被曝を低減させることができる。加えて、表示処理部19におけるX線画像データの付帯情報に基づく抽出処理も省略することができる。
上述のような撮影系2の制御方法及び立体視画像の表示方法は、図1に示すインターフェース部5を通じて設定することができる。すなわち、ユーザは、入力装置6の操作によってインターフェース部5に撮影系2の制御方法及び立体視画像の表示方法の指定情報を入力することができる。一方、インターフェース部5は、入力された指定情報に従って制御系3に撮影系2の制御情報を、表示処理部19に立体視画像の表示処理条件を、それぞれ出力するように構成されている。
次にX線撮影装置1の動作および作用について説明する。
まず、インターフェース部5が表示装置7に撮像条件の設定画面を表示させる。このため、ユーザは、入力装置6を操作し、撮像条件の設定画面を通じて被検体Oの撮像部位等の立体視画像を撮像するために必要な撮像条件を設定する。この際、データ収集を等時間間隔で行うか或いは等角度間隔で行うか等の撮影系2の動作条件及び2視差画像の回転角度差等の立体視画像の表示条件が設定される。
一方、寝台11の天板に被検体Oがセットされる。また、必要に応じて造影剤注入装置14から被検体Oに造影剤が注入される。そして、入力装置6の操作によってインターフェース部5に撮像の開始が指示されると、インターフェース部5は、撮影系2の動作条件に従って撮影系2の制御情報を制御系3に出力する。一方、インターフェース部5は、立体視画像の表示条件を表示処理部19に通知する。
そうすると、制御系3の撮影位置制御装置13から制御信号が出力され、駆動機構7が駆動する。これにより、X線照射部8及びX線検出器9が往復移動する。一方、制御系3の高電圧発生装置12からX線照射部8のX線管8Aに高電圧が印加される。これにより、X線管8Aから被検体Oの撮像部位にX線が曝射される。そして、被検体Oを透過したX線がX線検出器9で検出される。
次にX線検出器9からX線検出信号がA/D変換器15を介して医用画像処理装置16に出力される。これにより、X線画像生成部17において、デジタル化されたX線検出データが取得される。そして、X線画像生成部17は、X線検出データに対する公知のデータ処理を行うことによってX線画像データを生成する。
X線画像生成部17において生成されたX線画像データは、X線画像取得部18に与えられる。そして、少なくとも3方向以上のX線の照射方向に対応する複数のX線画像データが同様な流れでX線画像取得部18において順次取得される。
次にX線画像取得部18は、複数のX線画像データを表示処理部19に順次与える。そうすると、表示処理部19は、インターフェース部5から取得した立体視画像の表示条件を参照し、X線画像データが一定の時間間隔で収集されている場合には、立体視画像の表示に使用する所定の角度差に対応する最新フレーム及び過去のフレームのX線画像データを特定する。一方、X線画像データが一定の回転角度差で収集されている場合には、最新フレームのX線画像データ及び最新フレームのX線画像データと所定の角度差を有するX線画像データを特定する。
そして、表示処理部19は、2フレームのX線画像データを左目用の表示画像データ及び右目用の表示画像データとして表示装置7に順次表示させる。このとき、表示処理部19は、撮影系2の移動方向に応じて2フレームのX線画像データの表示順序の並べ替え処理を行う。すなわち。撮影系2がRAO方向からLAO方向に移動する間に収集された最新フレームのX線画像データであれば右目用の画像データとして後に表示させる一方、LAO方向からRAO方向に移動する間に収集された最新フレームのX線画像データであれば左目用の画像データとして最初に先に表示させるという画像データの並べ替え処理を行う。
次に、表示処理部19は、左目用の画像データと右目用の画像データとを時分割して表示装置7に順次出力する。このため、ユーザは専用のメガネ20を介して表示装置7に表示されたX線画像の立体視を行うことができる。具体的には、観察方向が時間とともに変わる動画として立体視画像を観察することができる。
つまり以上のようなX線撮影装置1は、1つの撮影系2を振り子のように往復移動させ、3つ以上の回転角度において収集したX線画像データを適切に並び替えて立体視用に表示するようにしたものである。
このため、X線撮影装置1によれば、撮影系2の折返しに伴う奥行感の反転を回避し、常に奥行方向の位置関係が同じ立体視画像を表示させることができる。また、2視差を有する画像が回転して見えるため、立体感覚の把握が容易となる。すなわち、視点方向が変化する立体視画像を表示させ、複数の異なる方向からの立体視が可能となる。
加えて、撮影系2の移動中に順次X線画像データが収集される。このため、単位時間当たりに収集されるX線画像データのフレーム数を、撮影系2を静止させてX線画像データを収集する場合に比べて増加させることができる。この結果、リアルタイム表示が可能となる。また、造影剤を投与する場合には、より多くのX線造影画像を収集することができる。すなわち、造影期間をX線画像データの収集のために有効利用することができる。
また、X線撮影装置1によれば、単一の撮影系2を用いて立体視画像を生成及び表示させることができる。加えて、X線撮影装置1は、立体視画像の生成及び表示のために複雑な画像再構成処理を必要としない。このため、非常に安価かつ簡易な構成及びデータ処理で立体視画像を生成及び表示させることができる。換言すれば、単一の撮影系2を備えたX線撮影装置1であっても、複数の撮影系を備えたX線撮影装置や高度な画像再構成処理を実行するX線撮影装置において生成することが可能な立体視画像に劣らない立体視画像を生成及び表示させることができる。
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
例えば、上述の例では、単一の撮影系を備えたX線撮影装置を用いて立体視が可能な3D画像用の2視差画像を収集する場合について説明したが、複数の撮影系を備えたX線撮影装置においても、複数の撮影系のうちの1つを用いて同様な2視差画像の収集を行うことができる。つまり、少なくとも1つの撮影系を用いて被検体のX線画像データを収集するX線撮影装置を用いて3D画像用の2視差画像を収集することができる。
また、上述の例では、X線撮影装置が循環器用である場合を例に説明したが、他のX線撮影装置においても同様な表示順序の並べ替えを伴う立体視画像の撮影及び表示が可能である。X線撮影装置では、用途毎にX線の照射方向及びX線の照射方向を特定するために慣用される座標系が異なる。
図5は、循環器用のX線撮影装置においてX線の照射方向を特定するために用いられる座標系を示す図である。
図1には、一般的なX線撮影装置1の構成が図示されているが、主として血管の撮像を目的とする循環器用のX線撮影装置の場合には、通常の状態においてX線管8Aが被検体Oの下方に位置する一方、X線検出器9が被検体Oの上方に位置している。従って、X線の照射方向は、図5(A)に示すLAO方向及びRAO方向の間における角度φの他、図5(B)に示す頭部(CRA: cranial方向及び尾部(CAU: caudal)方向の間における角度θによって定義される。この場合には、上述したように、撮影系2をRAO方向からLAO方向に移動した場合に、最新フレームのX線画像が右目用の画像となる。
図6は、乳房用のX線撮影装置におけるX線の照射方向を特定するために用いられる座標系を示す図である。
一方、マモグラフィ(Mammography)装置として用いられる乳房用のX線撮影装置の場合には、通常の状態においてX線管8Aが被検体Oの上方に位置する一方、X線検出器9が被検体Oの下方に位置している。そして、乳房用のX線撮影装置の場合には、図6に示すように撮影系2の回転面上における中心位置を基準とするプラス方向及びマイナス方向によって撮影角度が定義される。
図7は、乳房用のX線撮影装置により収集されるX線画像の向き及び立体視用のX線画像の表示方向の一例を示す図である。
図7(A)に示すように乳房用のX線撮影装置では、右側の乳房が描出されたX線画像及び左側の乳房が描出されたX線画像が順次収集される。収集される各X線画像は、立体視を行わない場合には、一般的に図7(A)に示すように、乳房の内側が下方、外側が上方となるような向きで表示装置に表示される。
従って、立体視画像を表示させる場合には、図7(B)に示すように右側の乳房が描出された左目用と右目用の2視差を有する2フレームのX線画像を表示させるか、或いは、左側の乳房が描出された左目用と右目用の2視差を有する2フレームのX線画像を表示させることが必要である。
そこで、表示処理部19が左側の乳房が描出された2フレーム分のX線画像データ又は右側の乳房が描出された2フレーム分のX線画像データの抽出処理を行うようにすることができる。そして、表示処理部19が、抽出された2フレームのX線画像データの撮影方向に沿った回転処理を行うことによって、図7(B)に示すように立体視に適した向きで左目用と右目用の各X線画像を表示させるようにすることができる。尚、図7(B)に示す例では、右側の乳房が描出された左目用のX線画像と右目用のX線画像とが、内側を左側、外側を右側として同じ向きで表示されている。
図7(B)に示すような表示を行う乳房用のX線撮影装置の場合には、撮影系がマイナス側からプラス側に移動した場合に、最新フレームのX線画像が右目用の画像となる。
図8は、一般的なX線撮影装置におけるX線の照射方向を特定するために用いられる座標系を示す図である。
様々な撮影対象を撮影するための一般的なX線撮影装置の場合には、通常の状態においてX線管8Aが被検体Oの上方に位置する一方、X線検出器9が被検体Oの下方に位置している。そして、図8に示すように撮影系2の回転面上における中心位置を基準とするプラス方向及びマイナス方向によって撮影角度が定義される。
図9は、一般的なX線撮影装置により収集されるX線画像の向き及び立体視用のX線画像の表示方向の一例を示す図である。
一般的なX線撮影装置により収集されるX線画像は、図9(A)に示すように頭部が画像の上側、右手側が画像の左側、左手側が画像の右側、尾部が画像の下側となる向きで表示される。すなわち、人体が正面から見た向きとなるようにX線画像が表示される。
そこで、立体視画像を表示させる場合には、X線画像データを、撮影系の移動方向が左右方向となるように回転して表示させることができる。すなわち、撮影系を頭尾方向に回転させる場合には、図9(B)に示すように頭尾方向が左右方向となるように、左目用と右目用の各X線画像を回転表示させることができる。この場合には、撮影系をプラス側からマイナス側に移動した場合に、最新フレームのX線画像が右目用の画像となる。
以上のように、撮影目的に応じて撮影系を往復させる方向が決定される。従って、表示処理部19が、撮影系2が第1の方向に移動する間に収集された最新フレームのX線画像データを右目用の画像データとして用いる一方、第1の方向と逆方向となる第2の方向に移動する間に収集された最新フレームのX線画像データを左目用の画像データとして用いるように構成すればよい。すなわち、最新フレームのX線画像データが、撮影系2が第1の方向に移動する間に収集された場合には、最新フレームのX線画像データを右目用の画像データとして用いることができる。一方、最新フレームのX線画像データが、撮影系2が第1の方向と逆方向となる第2の方向に移動する間に収集された場合には、最新フレームのX線画像データを左目用の画像データとして用いることができる。そして、第1の方向及び第2の方向は、X線撮影装置の用途に応じて決定することができる。
また、X線撮影装置の用途によっては、表示処理部19が、X線画像データに対して回転表示や反転表示のための座標変換処理を施し、座標変換後におけるX線画像データを立体視用の画像データとして用いることができる。
1 X線撮影装置
2 撮影系
3 制御系
4 データ処理系
5 インターフェース部
6 入力装置
7 表示装置
8 X線照射部
8A X線管
9 X線検出器
10 駆動機構
11 寝台
12 高電圧発生装置
13 撮影位置制御装置
14 造影剤注入装置
15 A/D変換器
16 医用画像処理装置(コンピュータ)
17 X線画像生成部
18 X線画像取得部
19 表示処理部
20 メガネ
O 被検体

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの撮影系を用いて被検体のX線画像データを収集するX線画像収集手段と、
    前記撮影系を往復移動させることによって互いに異なる3つ以上の方向に対応する複数のX線画像データが収集されるように前記撮影系を制御する制御系と、
    前記撮影系の移動方向に応じて前記複数のX線画像データを前記複数のX線画像データの収集順序と異なる表示順序に並べて立体視することが可能な画像データを生成する表示処理部と、
    を備えるX線撮影装置。
  2. 前記表示処理部は、最新フレームのX線画像データが、前記撮影系が第1の方向に移動する間に収集された場合には、前記最新フレームのX線画像データを右目用の画像データとして用いる一方、前記撮影系が前記第1の方向と逆方向となる第2の方向に移動する間に収集された場合には、前記最新フレームのX線画像データを左目用の画像データとして用いるように構成される請求項1記載のX線撮影装置。
  3. 前記表示処理部は、最新フレームのX線画像データが、前記撮影系が右前斜位方向から左前斜位方向に移動する間に収集された場合には、前記最新フレームのX線画像データを右目用の画像データとして用いる一方、前記撮影系が前記左前斜位方向から前記右前斜位方向に移動する間に収集された場合には、前記最新フレームのX線画像データを左目用の画像データとして用いるように構成される請求項1記載のX線撮影装置。
  4. 前記表示処理部は、対応する前記撮影系の回転角度差又は移動間隔が所定の値となる2フレームのX線画像データを右目用の画像データ及び左目用の画像データとして用いるように構成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載のX線撮影装置。
  5. 前記制御系は、複数のX線画像データが前記撮影系の前記回転角度差又は前記移動間隔で収集されるように前記撮影系を制御するように構成される請求項4記載のX線撮影装置。
  6. 前記制御系は、複数のX線画像データが一定の時間間隔で収集されるように前記撮影系を制御するように構成される請求項4記載のX線撮影装置。
  7. 1つの撮影系を往復移動させることによって収集された互いに異なる3つ以上の方向に対応する複数のX線画像データを取得する画像取得部と、
    前記撮影系の移動方向に応じて前記複数のX線画像データを前記複数のX線画像データの収集順序と異なる表示順序に並べて立体視することが可能な画像データを生成する表示処理部と、
    を備える医用画像処理装置。
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